次世代IT基盤構築のための研究開発:「e-サイエンス実現のためのシステム統合・連携ソフトウェアの研究開発」 研究コミュニティ形成のための 資源連携技術に関する研究の概要 (RENKEI* Project) 2011年6月13日 研究代表者 国立情報学研究所 リサーチグリッド研究開発センター 特任教授 三浦 謙一 *RENKEI: Resources Linkage for e-Science 1 背景と目的 e-サイエンス 計算機やデータ、ユーザ等からなる研究コミュニティを柔軟 に形成することにより実現する新たな科学技術研究手法 e-サイエンスの実現 単一のグリッドによる研究基盤とコミュニティの形成から さらに発展の段階へ 運用形態の異なる資源間の連携が新たに必要。 研究室レベルの資源と情報基盤センターレベルの資源の連携 異種グリッドミドルウェア間の連携 目的 研究室の資源(LLS)、情報基盤センターの高性能資源群(NIS)、異 種グリッドミドルウェア上で提供される計算、データ、データベース 等を柔軟に共有・連携させ、仮想研究コミュニティを形成しかつ運用 するための基盤技術を確立する。 NIS:National Infrastructure Systems, LLS:Laboratory Level Systems 2 次世代計算研究環境としての展開 理研 次世代スパコン 計算環境(H24) HPCインフラ/ コンソーシアム グリッド研究会 / グリッド作業部会 情報基盤センター群 グリッド 実証評価環境 分野別研究コミュニティ (エンドユーザ) 理研との共同研究 NIS レベルグリッド e-サイエンス プロジェクト 研究室レベル クラスター 分野別研究機関 グリッド 国際連携 (OGF-PGI,EGEE,Teragrid etc.) 学内計算資源 3 e-サイエンス実現のためのシステム統合・連携ソフトウェアの研究開発 計算アプリケーションユーザ サブテーマ(1) 計算連携 目的:研究室レベル・情報基盤セン ターレベル間でのシームレスなジョ ブ実行技術に関する研究 計算/データグリッド アプリケーションユーザ サブテーマ(2) データ共有 目的:研究室レベル・情報基盤セン ターレベル間,異種グリッド環境下 でのデータ共有技術に関する研究 アプリケーション開発者 サブテーマ(4) アプリケーションインタフェース 目的:異種グリッド環境下でのアプリケーション 開発者向けインタフェースに関する研究 DB DB DB グリッドミドルウェア 海外との インターオペレーション 研究室 情報基盤センター群 DB 情報基盤センターユーザ グリッドミドルウェア サブテーマ(5) 実証評価・ユーザ連携 目的:実証評価基盤の構築,情報基盤 センターおよびエンドユーザと連携した 実証評価 NII CSI委託事業 サブテーマ(3) データベース連携 目的:異種データベースの連携・統 合,ユーザ認証情報の管理技術に 関する研究 データベースユーザ 5 実施体制 研究代表者 国情研 三浦謙一 (1)計算連携技術に関する研究 (3)データベース連携技術に 関する研究 国情研 ・合田 憲人 開発 玉川大学 ・宇佐見仁英 ニーズ フィードバック ア プ リ ケ | シ ョ ン 研 究 者 層 開発 富士通 ・金澤宏幸 (2)データ共有技術に関する研究 大阪大学 ・松田秀雄 開発 情報基 盤セン ター群 テスト ベッド インフラ 産総研 ・関口智嗣 (4)マルチグリッドミドルウエア 開発 環境下でのAPIに関する研究 KEK ・佐々木節 筑波大学 ・建部修見 フィードバック 研究協力 支援 RENKEI POP (5)実証評価・ユーザ連携 東京工業大学 ・松岡聡 国情研 運用支援組織 (GOC) 6 国際標準への取り組み Open Grid Forum(OGF)への貢献と準拠 - JSDL - HPCBP - GLUE2.0 - RNS - OGSA-DAI - SAGA 国際連携 - TeraGrid (XSEDE) - EGI/EMI (g-Lite,UNICORE,ARC) 研究発表(プロジェクト全体像) 7 1. Kento Aida, “Grid in Cyber Science Infrastructure, International Symposium on Grid Computing 2009 (ISGC 2009), 2009 2. Kenichi Miura, “RENKEI Project: Resource Allocation Technologies for e-Science Communities - Beyond NAREGI 1.0 –”, (Invited Talk), National Energy Resource Supercomputer Center (NERSC), Berkeley, CA, USA, May 4, 2009 3. Kenichi Miura, “NAREGI Grid Middleware Version 1 and Beyond”, Panel Discussion, TeraGrid Conference, Arlington VA, USA, June 23, 2009 4. Kento Aida, “Middleware Enabling More Resource Federation for e-Science”, Korea-Japan EScience Symposium 2009, 2009 5. Kenichi Miura, “Toward Cyber Science Infrastructure - NAREGI Grid Middleware and Beyond”, (Keynote Speech), IEEE International Conference on e-Science , Oxford, U.K., Dec. 10, 2009 6. 情報処理学会誌特集記事:“e-サイエンス基盤構築のためのミドルウェア 技術”, 情報処理,Vol51,No.2, 2010年 7.Kenichi Miura, “Toward Cyber Science Infrastructure - NAREGI 8.Grid Middleware and Beyond”, (Keynote Speech), International Symposium on Grid Computing (ISGC2010), Taipei, Taiwan, March 9, 2010 9.Kento Aida, “RENKEI: Middleware Enabling Resource Federation for e-Science”, International Symposium on Grid Computing 2009 (ISGC 2010), 2010 10.Cyber Science Infrastructure in Japan - NAREGI Grid Middleware Version 1 and Beyond - Kenichi Miura, HPC2010 International Advanced Workshop, Cetraro, Italy, June 21-25, 2010 平成22-23年度実証研究環境 LLS(一ツ橋) VO名:renkei LLS(玉川大) KEK(RENKEI‐POP) Porta l WFT AHS SAGA Client GT4 Titech GridVM TSUBAME 実行アプリ: 1,2,3,4,5 Porta l SS GFS D ISNAS ISCDAS UMS HPCBP pdg2022 実行アプリ: 1,2,3,4,5 GT4 GridVM 実行アプリ:4,5 LSU Teragrid Virginia NII AHS KEK NII(RENKEI‐POP) アプリ 1.OpenFORM 2.Minem 3.Lattice GAS 4.放射線 5.性能測定用ジョブ Porta l WFT 実行アプリ:4,5 Jülich HPCBP XSEDE HPCBP UNICORE 実行アプリ:2,5 実行アプリ:2,5 Resources Linkage for e-Science omputation hared Files ulti-Grid API ataBase estBed
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