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GDM 22/2009R
2009 年 5 月 29 日
エアバス初の航空機プログラム、A300 の誕生 40 周年
欧州を代表する航空機メーカー、エアバス(本社:仏トゥールーズ、社長兼 CEO:トム・エンダー
ス)は 5 月 29 日、エアバスの初の航空機プログラムである A300 の共同開発にフランスとドイツが
合意して 40 周年を迎えた。1969 年 5 月 29 日、パリ航空ショーで当時のフランス運輸担当大臣とド
イツの経済担当大臣が調印を行い、欧州で初めて中距離用 2 通路型双発ジェット旅客機の開発が正
式に決定した。
A300 プログラムのローンチはエアバスの歴史上最も記念すべき出来事であり、現在エアバスが掲げ
るビジョンとビジネス戦略の礎を築いた。エアバスのトム・エンダース社長兼最高経営責任者
(CEO)は次のように語っている。「今から 40 年前、ジェット旅客機市場は完全に米国の航空機産
業界によって席巻されており、1969 年 5 月に A300 の開発が決定したことは非常に野心的な挑戦で
あった。エンジニア達の開拓精神とエアバスが追及し続ける革新性と国際的な協力体制を築くこと
によって、我々は世界市場を代表する企業に成長することができ、また、欧州における協力体制の
象徴となった。我々は新しいスローガンとして『New standards. Together』を掲げ、さらなる向
上への努力を惜しまない」
初めての短距離・中距離用 2 通路双発ジェット機である A300 は、旅客市場に革命を起こし、『利
益を生み出す製品』と呼ばれた。ワイドボディによる快適性や低騒音、低燃料消費、低運航コスト
といった、従来長距離用航空機が持つような快適性や性能を全て提供した初めての航空機であった。
この斬新なアイディアに基づき、エアバスは初のファミリー機として A300/A310、それぞれの貨物
機型を開発した。A300/A310 ファミリーは新しい業界標準を確立し、その技術はのちの旅客機にも
採用された。
エアバスは当初 300 機の製造を予測していた A300/A310 ファミリーを、合計で 822 機製造した。80
社以上の顧客に引き渡された A300 は、これまでに 3,000 万時間以上飛行し、1,500 万回以上の離陸
を行っている。現在も 620 機以上が世界中で運航中。
A300 プログラムは欧州の協力体制を築く出発点ともなった。製造作業を分担し、主翼は英国、胴体
はドイツ、コックピットはフランスと各国で製造を行い、仏トゥールーズに最終組立工場が置かれ
た。A300 プログラムが正式にローンチした 18 ヵ月後の 1970 年 12 月 18 日、エアバス・インダスト
リーが、同プログラムのパートナー企業による企業連合として設立された。そのパートナー企業は
SNIAS、ドイチェ・エアバス、ホーカーシドレー、VFW-Fokker。さらに 1971 年 12 月にはスペイン
の CASA、1979 年 1 月にはブリティッシュ・エアロスペースが加わった。
エアバスは 100 座席から 525 座席以上を装備する最新旅客機を製造する航空機メーカー。フランス、
ドイツ、英国、スペインに設計・製造センターを持つ他、日本、米国、中国、中東に現地法人を置
く。本社は仏トゥールーズ。EADS が 100%出資する。
Airbus SAS
AN EADS COMPANY
PRESS OFFICE
1 ROND POINT MAURICE BELLONTE
31707 BLAGNAC FRANCE
PHONE +33 (0)5 61 93 10 00
FAX +33(0)5 61 93 38 36
E-MAIL [email protected]
WEB SITE www.airbus.com
A300/A310 ファミリーの主な出来事
1968 年 12 月 11 日
1969 年 5 月 29 日
1971 年 11 月 9 日
1971 年 11 月 9 日
1971 年 12 月 23 日
1972 年 1 月 14 日
1972 年 1 月 14 日
1972 年 8 月
1972 年 9 月 28 日
1972 年 10 月 28 日
1972 年 12 月 19 日
1973 年 6 月 28 日
1974 年 3 月 15 日
1974 年 5 月 10 日
1974 年 5 月 23 日
1974 年 11 月 25 日
1974 年 12 月 26 日
1975 年 3 月 26 日
1975 年 6 月 1 日
1977 年 5 月 2 日
1978 年 7 月 8 日
1980 年 12 月 11 日
1981 年 10 月 6 日
1982 年 1 月 8 日
1983 年 3 月 11 日
1983 年 3 月 11 日
1983 年 7 月 8 日
1994 年 6 月 23 日
1994 年 9 月 13 日
2007 年 7 月 5 日
A300B プロジェクト発足
A300 の共同開発にフランスとドイツが調印
A300B2 がローンチ
エールフランスが A300B2 を 6 機発注し、エアバス初の顧客に
エアバス・インダストリーにスペインの航空産業が正式に参加
A300B4 がローンチ
イベリア航空が A300B4 を 4 機発注し初の顧客に
GE 製 CF6 50A エンジン搭載の A300B1 初号機ロール・アウト
A300B1 初号機とコンコルドが初公開
トゥールーズにて A300B1 が初飛行
ルフトハンザ ドイツ航空が A300 を 3 機初発注
A300B2 が初飛行
A300B2 がドイツとフランスの航空当局から型式証明を取得
エールフランスに A300B2 の初号機を初引き渡し
エールフランスの A300B2 が商業飛行開始
トランス・ヨーロピアン航空に A300B1 を初引き渡し
航続距離を延ばした A300B4 が初飛行
A300B4 が型式証明を取得
ジャーマンエア(当時)の A300B4 が商業飛行開始
イースタン航空が 4 機の A300B4 をリースし、米国で初の顧客に
A310 がローンチ
デジタル・オートパイロットを搭載した A300 が初飛行
コックピットに 2 人乗務を可能にした A300 が初飛行
2 人乗務が可能な A300 の型式証明取得
ガルーダ・インドネシア航空に初引き渡し
電子飛行計器システム(EFIS)を搭載した A310-200 が型式証明取得
ECAM(Electronic Centralized Aircraft Monitoring)を搭載した
A310-200 が型式証明取得、スイスエアとルフトハンザに初引き渡し
A300-600 が初飛行
エアバス特別貨物輸送機、ベルーガがロールアウト
ベルーガが初飛行
A300/A310 ファミリーの生産終了、フェデックスに最終号機を引き渡し
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* このリリースに関するお問い合わせは下記へ
エアバス・ジャパン株式会社 藤宗 / 野坂
Tel:03-5573-8400 Fax:03-5573-8401
日本語ウェブサイト:www.airbusjapan.com
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