新たなる挑戦と飛躍! - 信越ポリマー株式会社

〒103-0023 東京都中央区日本橋本町4-3-5
TEL : (03)3279-1712
FAX : (03)3246-2529
URL : http://www.shinpoly.co.jp
新たなる挑戦と飛躍!
ビジネスレポート 2003 – 2004
2003.10.第一版30.IM
プロフィール
主要財務データの推移(連結)
信越ポリマーは、1960年に信越化学工業(株)の子会社として設立されて以来、樹脂加工
1993
3月31日終了年度
1994
1995
1996
1997
メーカーとして、塩化ビニル樹脂とシリコーンゴムをキーマテリアルとする専門性の高い加工
技術を駆使し、電子・電気機器関連から建設関連にいたる幅広い分野で数多くの製品を生
み出してきました。携帯電話用キーパッドのラバーコンタクトやLCD(液晶)接続用のインター
コネクター、電子デバイスの自動装着用キャリアテープなどが、いずれも高い競争力を持つ
主力製品となっています。このような多彩な製品の提供と、グローバルなネットワークのもと
での生産・販売活動を通じて、日本はもとより世界の先進顧客企業のパートナーとなって活
躍しています。
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2003
百万円
千米ドル
会計年度
売上高 . . . . . . . . . . . . . . . .
営業利益 . . . . . . . . . . . . . .
当期純利益 . . . . . . . . . . . .
¥ 68,169 ¥ 64,697 ¥ 65,201 ¥ 68,727 ¥ 71,660 ¥ 76,639 ¥ 76,022 ¥ 80,980 ¥ 85,176 ¥ 69,079 ¥71,932
1,847
2,595
1,626
2,555
2,886
3,845
5,514
6,373
5,862
6,161
6,359
1,163
1,709
2,123
2,807
2,947
3,531
747
808
411
755
3,357
$599,433
52,992
27,975
会計年度末
運転資本 . . . . . . . . . . . . . .
株主資本 . . . . . . . . . . . . . .
総資本 . . . . . . . . . . . . . . . .
¥ 6,881 ¥ 8,023 ¥ 8,639 ¥ 8,597 ¥ 8,728 ¥ 10,756 ¥ 11,444 ¥ 14,161 ¥ 14,572 ¥ 15,393 ¥19,616
31,317
32,502
34,091
36,807
39,667
40,840
41,391 43,336
30,241
30,140
30,567
66,361
66,845
72,384
73,106
76,330
85,334
78,203 78,148
68,536
61,355
62,555
$163,467
361,133
651,233
円
1株当たり
当期純利益(調整前). . . . .
当期純利益(調整後). . . . .
配当金 . . . . . . . . . . . . . . . .
会社名
:信越ポリマー株式会社
代表者
:日浦 致
設立
:1960年9月15日
所在地
:東京都中央区日本橋本町4-3-5
主な事業
:塩化ビニル樹脂及びシリコーンゴムを主原料とした製品の製造・販
¥
9.88 ¥
9.84
6.00
米ドル
9.24 ¥ 14.22 ¥ 20.89 ¥ 25.96 ¥ 34.28 ¥ 35.66 ¥ 42.95 ¥
14.14
20.74
25.75
34.00
—
9.20
—
6.00
6.00
6.00
6.00
6.50
7.00
8.00
5.03 ¥
5.01
6.00
9.14 ¥ 40.91
—
40.89
8.00
8.00
%
10.0
7.5
5.0
ROE
事業を展開。
2.5
:116億3,595万円
’93
発行する株式の総数:270,000,000株
発行済株式総数
:82,623,376株
株主数
:9,051名
上場取引所
:東京・市場第一部
主要株主
:信越化学工業株式会社
’94
’95
’96
’97
’98
’99
’00
’01
’02
’03
%
5
4
3
ROA
2
1
日本マスタートラスト信託銀行株式会社
:14社
従業員
:4,342名(連結)
’93
’94
’95
’96
’97
’98
’99
’00
’01
’02
’03
0
注)ROA = 当期利益 ÷ 総資産(前期末と当期末の平均)
億円
25
(2003年3月31日現在)
20
R & D費用
目次
主要財務データの推移(連結) . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
社長メッセージ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
事業セグメント別概要 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
電子・機能部材関連事業 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
半導体・包装資材関連事業 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
建設資材・工事関連事業他 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
環境対策 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
研究開発 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
信越ポリマーグループ会社 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
会社概要 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
0
注)ROE = 当期利益 ÷ 株主資本(前期末と当期末の平均)
ザ チェースマンハッタン バンク エヌ・エイ ロンドン
連結子会社数
0.34
0.34
0.07
注)米ドル表記は、あくまで読者の便宜目的のために表示したものであり、換算レートは、2003年3月末の換算レート1米ドル=120円を使用しています。
売。電子・電気機器関連を中心に、建設関連まで幅広い分野で
資本金
$
%
5
対売上高比率(右軸)
4
15
3
10
2
5
1
0
1
2
4
6
10
12
14
16
18
20
R&D費用(左軸)
’93
’94
’95
’96
’97
’98
’99
’00
’01
’02
’03
0
億円
100
営業活動キャッシュフロー
設備投資
75
設備投資・
営業活動
キャッシュフロー
50
25
’93
’94
’95
’96
’97
’98
’99
’00
’01
’02
’03
0
注)1993年3月期、1994年3月期については、営業キャッシュフロー=当期利益+減価償却費の簡便法を用いています。
1
社長メッセージ
当社にとって2002年度(2002年4月∼2003年3
月)は、前年度の著しい業績不振からの事業建
直しの1年でした。具体的には、「組織改編」、
「生産・販売・物流にわたる幅広い合理化・効率
化」、「新製品・新技術の開発促進」などの諸施
場に向け、次世代の品質と自動化への対応を強化したウ
電子デバイスや半導体関連を中心とした成長分野へ
エーハケース「FOSB MW300G」を発売しました。ウエー
の重点投資を推進する一方、引き続き国内拠点の見
ハメーカーから半導体メーカーへの300mmウエーハ専用
直し・再編成を推進していきます。
輸送容器として注目され、順調な販売が続いています。
4)シックスシグマ活動を通じて経営品質の向上と一層の
また、2003年4月には、樹脂フィルムを帯状のロールに連
顧客満足を追求していくと同時に、資源リサイクルなど
続加工する独自の製造技術を活かした樹脂製鏡「ミラレー
の地球環境保全への取組みを強化します。
ト」を発売しました。ガラス製の鏡より軽量で割れにくく、
策を積極的に推進しました。その結果、2002
2004年度までの4年間の中期経営戦略計画「新KSK」で
かつ加工しやすいため、店舗のショーケース用などとして
年度は厳しいマクロ環境にもかかわらず、利益
目標とする連結純利益70億円との乖離は依然大きいもの
市場が広がると期待しています。
水準がほぼ過去最高に並び、V字業績回復を果
たしました。
代表取締役社長
的には、中国、マレーシア、インドネシアなどにおいて、
日浦 致
の、計画は修正せず、引き続きコストダウンの徹底、拡
海外展開も積極的に進めております。2002年8月に蘇
販、新製品開発、海外展開に注力して売上高と利益の
州信越聚合有限公司にてOA機器用部品の現地生産の
増大を追求してまいります。ただし、国内需要の低迷、
本格化と現地供給を開始、9月には信越聚合物(上海)有
世界経済の不透明感、価格競争の激化などを勘案し、
限公司の上海事務所を開設するなど、中国への進出を
2003年度連結業績については2002年度とほぼ同水準の
特に加速させています。
売上高720億円、経常利益56億円、当期純利益34億
■
業 績
となりました。前期の利益の落ち込みが最も大きかった半
円を見込んでおります。
■ 企業価値の最大化を目指して
今後とも、顧客の価値創造・成長に資するイノベーティブな
2002年度の連結業績は、前期の落ち込みから急回復を
導体・包装資材関連事業でも、半導体市場の急回復を
遂げました。日本の名目GDPがマイナス成長となる中で、
受けてウエーハケースが約30%増、キャリアテープが約
■「新KSK」達成に向けた具体的アクション
製品・サービスを提供することを使命としつつ、経営基盤の
売上高は前期比4.1%増の719億円を達成しました。また、
20%増の売上となったことで、同セグメント営業利益は前
組織面では、2002年4月に7事業本部制から3事業本部
一層の強化および企業価値の一層の向上を目指すとともに、
営業利益は前期の約3.4倍の64億円と、1998年度の過去
期比3.5倍の大幅増となりました。一方、建設資材・工事
制への再編成を実施しました。これにより、各事業本部で
グローバル企業として求められる責任を果たしてまいります。
最高に匹敵する水準となりました。営業利益の増加分45
関連事業他では、塩ビパイプの原料の値上がりと製品市
幅広い情報や知識、技術力の共有と、マーケティング戦
利益配分については、国際化への対応・研究開発投
億円には、労務費削減、生産性向上、そして売上回復
況の低落という厳しい状況の中で、売上が減少したにも
略と販売活動の統合がなされ、競争激化や顧客ニーズの
資などのための内部留保の充実を勘案しつつ、配当の
の効果がほぼ等分に寄与しています。また、経常利益は
かかわらず、拠点、受注方式などの合理化努力により
多様化など急激に変化しつつある市場環境に迅速に対応
継続的増加に注力していきます。
為替差損の影響もありましたが、前期の約2.3倍の55億円、
営業赤字を縮小させることができました。
していくことが可能となります。
当期純利益は約4.5倍の34億円と、共に2000年度に次ぐ
また、コーポレート・ガバナンスおよび経営環境の急激
また、2003年6月には研究開発部門も新体制に移行し
な変化への対応力を強化する観点から、取締役会や経
水準となりました。この結果、売上総利益率は27.1%
(前
■ 経営体質強化に向けた中期的取組み
ました。従来の児玉研究所・商品研究所・研究開発部を
営委員会、常務委員会を通じた経営の透明性の確保と
期比3.8ポイント増)
、営業利益率は8.8%(5.1ポイント増)へ
厳しい環境下でも収益を確保できる強固な経営体質の確立
統合した「研究開発センター」を新設、全社横断的に連
意思決定の迅速化に引き続き努めるとともに、監査役制
と改善し、ROE(株主資本利益率)
も前期の1.8%から
に向け、中期的には以下の4つの取組みを進めていきます。
携しつつ、収益の柱となる新製品の開発を推進します。
度および内部監査委員会によるきめ細かなチェック体制を
7.9%へと大きく回復しました。また、財務体質の強化の
1)情報・通信分野においては、優位性維持のために、
ため、有利子負債残高を約13億円圧縮しました。
事業セグメント別でみると、電子・機能部材関連事業
では、キーパッドの売上が携帯電話市場の回復や自動
車用電装部品向けの増加によって10%近く、また、ロー
ルなどのOA機器部品、シリコーンゴム成形品の売上も
10%超の伸びとなりました。この売上増に合理化効果が
加わったことで、同セグメントの営業利益は前期比2.1倍
「新製品開発の促進及び強化」、「製品供給能力の確
新技術や新製品への取組みでは、2002年度において
は、米バラタッチ・テクノロジー社及び三菱商事(株)
と提
充実させます。同時に、コンプライアンスの徹底への取
組みも積極化させていきます。
2
保」、海外子会社との連携強化による「グローバルな運
テクノロジーを使用した「次
携し、R (Resistive Rubber)
営体制の構築」を推進していきます。
世代型アナログ入力デバイス」を事業化しました。携帯電
株主、顧客、従業員の皆様の、当社への一層のご理
話の操作キー向けに需要を拡大していくには当初予想以
解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
2)汎用製品事業においては、安定収益確保のために、徹
底したコスト削減を図り、事業体質を改善・強化します。
3)
「コア事業の強化」
と
「低採算事業の収支改善」のた
め、メリハリをつけた効率的投資を実施します。具体
上に時間がかかりそうですが、POSシステムやPDA(携帯
情報端末)向けの用途展開も視野に営業活動を推進して
います。また、市場拡大が期待される300mmウエーハ市
代表取締役社長
2
3
社長メッセージ
事業セグメント別概要
●電子・機能部材関連事業
信越ポリマーグループの事業は、電子・機
セグメント別売上高構成(連結)
セグメント別売上高推移(連結)
キーパッド
インターコネクター
当セグメントの2002年度売上は前期比5.9%増の359.5
億円
億円で、全体の50.0%を占めます。携帯電話をはじ
設資材・工事関連他の3セグメントで構成
900
めとする電気・電子機器用コネクターやキーパッド、電
されています。各セグメントとも、独自に開発
800
子写真プリンターで使用されるロールや転写ベルトなど
700
のOA機器用部品、医薬及び半導体市場関連のシリ
600
コーンゴム製品、塩ビコンパウンドなどを扱っています。
500
シリコーンゴム加工を中心とした高度な技術力を背景
能部材関連、半導体・包装資材関連、建
145.9億円
20.3%
した素材や技術を活用し、顧客の細かい
ニーズに応じた高度で多彩な製品やサー
359.5億円
50.0%
ビスを提供しています。2002年度は、全体
213.9億円
29.7%
で719.3億円(前期比4.1%増)の売上を
達成しました。
シリコーンゴム成形品
400
OA機器用各種シリコーンロー
ル
ンロール
に、付加価値の高い製品開発に今後も注力し、各分
野で更なるシェアアップを目指します。
300
200
100
0
電子・機能部材関連事業
’00/3 ’01/3 ’02/3 ’03/3 ’04/3予想
半導体・包装資材関連事業
建設資材・工事関連事業他
●半導体・包装資材関連事業
キャリアテープ
●製品沿革
'60
'65
'70
'75
'80
'85
Auタイプ(車載用)
'90
PBタイプ
(電子手帳用)
TACタイプ
(キーボード用) HGタイプ
(携帯用)
'95
'00
FBタイプ
(携帯電話用)
ウエーハケース
億円で、全体の29.7%を占めます。半導体市場の急
'05
IFタイプ(各種スイッチ用)
回復で、FOSBやFOUPなどの半導体関連容器、キ
キーパッド
Jタイプ
(電卓用) AP-Iタイプ
(携帯電話用)
(リモコン用)
インナータイプ
(電卓用) KTPタイプ
RPタイプ
(半導体実装用)
インターコネクター
SECタイプ
(ワープロ用)
GBタイプ
(携帯電話用他) MTタイプ
(携帯電話用)
Sタイプ
(時計用)
(IC検査用) MGタイプ
ロール
半導電ロール
給紙ロール
高耐久現象ロール
SGロール
SRロール
ブレード
ブレード
パッ
ド
電
パッ
ド
子
センサースイ
ッチ
・
センサースイ
ッチ
機
カテーテル
能
工業用
部
品
関
連
事
業
チューブ
バイオシリコ
シリコセン
培養栓
パフ
パフ
シリコマッ
ト
シリコフォーム
当セグメントの2002年度売上は前期比9.0%増の213.9
ャリアテープなどのエレクトロパック製品の売上が大きく
伸びました。優れた成形技術や品質管理力を背景に、
これら製品への取組みを一層強化していきます。また、
シートフィルム事業では、独自開発のLCS(ラミネート・
ポリマラップ
(業務用)
ミレティンフィルム
カレンダー・システム)技術などを応用させ、「ミレティン
フィルム」など工業用途分野を中心に、新製品開発を
進めます。
クリーニング
・縫製用マッ
ト
高機能コンパウンド
成形材料
キャリアプレート
チップ保持治具プレート
シルエストTPOコンパウンド
ワイパーブレー
ド用ラバー
塩ビコンパウンド
ワイパーブレード用ラバー
3インチ
6インチ 8インチ
300mm
FOUP
ウエーハケース
ペリクルケース
FOSB
半導体搬送容器
精密射出成形品
ポリマボックス
●建設資材・工事関連事業他
耐熱ICトレイ
塩ビパイプ
キャリアテープ
射出成形品
塩ビシート
シート
ポリマラップ
(業務用)
ラップフィルム
カラータイ
PC波板
半
導
ABSシート
体
セプカル
・
半透明導電性シー
ト
インテリア
・
プレート ミレティン・フィルム
包
装
抗菌ポリマラッ
プ ポップラップ
・シート バリバ
塩ビ銘板 ラミネート
関
連
プリ
ント・ホログラム・ニューゴールドタイ 事
鮮度A
マルチラップ
業
キャリアテープ
ポリマラップ
(営業用・家庭用)
カラータイ
億円で、全体の20.3%を占めます。建設資材需要の
低迷が続く厳しい環境下、コストダウンを推進して採算
改善を図りつつ、リフォーム市場の拡大を視野に外装
材などの製品開発に注力していきます。子会社の信
DIGIPAK
越ユニットでは引き続きトイレ、店舗、建装関連の3事
CD用トレイ
パイプ・継手
硬質ビニル電線管/ 硬質塩ビパイプ
塩ビ管 塩ビ排水管
スプレーカンスイパイプ
塩ビパイプ
RRパイプ
ランケイパイプ/ HIパイプ
カシカ
吸湿乾燥剤
ランナークリップ
ランナークリップ
下水道用推進管
情報BOX用管路システム
フッ
トサルゴール/ 楽でっ斜路
下水道用塩ビパイプ
雨水浸透システム
Vホール、
シンエツ塩ビ取付マス
あぜシート
塩ビ波板
ガラスネッ
ト波板 あぜシー
ト
ポリカーボネート波板 波板
フェンス
フェンス
ヒスイバリアHK/HO・AL・HB-O・GL
ガスケッ
ト
インテリアプレート
当セグメントの2002年度売上は前期比5.9%減の145.9
ポリマエース ヒスイライン
建
設
資
材
・
工
事
関
連
事
業
業に特化するとともに、それぞれで保有する技術やノ
サイディング
シリコ−ンシーラント
ウハウを融合することで新たな価値を付加した製品や
サービスの提供を目指します。
インテリアプレー
ト
'60
'65
'70
'75
'80
'85
'90
'95
'00
'05
4
5
事業セグメント別概要
電子・機能部材関連事業
主要製品
キーパッド
(ラバーコンタクト)
インターコネクター
OA機器用部品
業績・ビジネス環境
主要製品
シリコーンゴム成形品
自動車用ワイパー
塩ビコンパウンド
担当事業部
RC事業部
コネクター事業部
機能製品事業部
担当事業部
機能製品事業部
シートフィルム事業部
化成品事業部
■ キーパッド
●ビジネス戦略
2002年度の当セグメントの連結業績は、売上高が前期比5.9%増
当社製品の用途の主力である携帯電話端末が世界的に今後も拡
の359.51億円、営業利益が前期比108.1%増の49.96億円となりま
大基調を続けると予想される上に、電子化に伴い自動車向けにも
した。
用途拡大が期待される一方で、競争も激化してきています。その
キーパッドは、携帯電話市場の回復や自動車生産の好調で売
ような中、パイオニアとしての販売力や欧米中亜の4拠点を通じた
上が大幅に伸びたことから、過去最高益を記録しました。電気・
グローバルなサービス展開力を活かしていくとともに、顧客ニーズ
電子機器用コネクター
(インターコネクター)
も、携帯電話市場の好
に対応した新技術と新製品開発のスピードアップ、品質管理の徹
調を受け、LCD(液晶表示器)接続用及びマイク接続用などの販
底や納期対応の向上などを通じ、顧客の信頼向上に努めます。
売が伸び、売上・利益とも前期並を確保しました。OA機器用部
●製品・技術開発
品では、電子写真プリンター市場の拡大を背景に、現像周りの半
2002年度は、iPAS(高精細デジタル印刷システム)
や、米バラタ
導電ロールが伸び、売上及び収益に大きく貢献しました。新製品
ッチ・テクノロジー社から技術導入したアナログ入力デバイスのほ
では新タイプの現像ロール及びカラープリンター用転写ベルトが大
か、EL(エレクトロ・ルミネッセンス)
を使用した自己発光タイプのフィ
きく伸びました。シリコーンゴム成形品は、住宅・食品業界向けの
ルムボタンなどを開発しました。今後も独自の材料とソフトウェアと
需要は低迷したものの、カテーテルをはじめとしたメディカル製品
を融合させた高機能型製品の新規開発に注力します。
キーパッドの自動組み立て
品・半導体関連製品の活況によって、全体として売上増となりまし
■ インターコネクター
■ OA機器用部品
理技術や性能に優位性のあるカテーテルに引き続き注力します。
た。塩ビコンパウンドは、住宅・自動車・電線の各主要分野におい
●ビジネス戦略
●ビジネス戦略
また、シリコーンを原材料に、独自の材料配合技術を活かして開
て需要が低迷し、売上は減少しましたが、顧客志向の提案型営
台湾・中国からの安価品との価格競争が激化することを予想しま
日系メーカーが圧倒的に強く、販売台数の急激な伸びが見込ま
発した反応接着剤「ポリマエース」については、従来の建築用に
加え、自動車関連分野にも用途拡大を図っていきます。
小型電子チップ部品用キャリアプレートの寸法検査
携帯電話マイク用コネクターの寸法検査
や、セラミックコンデンサー生産工程用キャリアプレートなど電子部
業活動や体質改善努力の成果により、損益は改善しました。
事業戦略
すが、携帯電話の液晶カラー化やカメラ付きなどの機能多様化、
れる電子写真カラープリンターに引き続き注力します。また、国内
小型化・薄型化といった最近の動きに応じた製品の拡販と、半導
市場トップシェアを誇るシリコーン製半導電ロールでは、優れたコー
体実装用のコネクターに注力することによって売上増を目指しま
ティング技術や信越グループの利点を活かした製品開発力とマー
■ 塩ビコンパウンド
す。当社のゴムコネクターは世界市場においてトップシェアを占め
ケティング力を背景に、新規ユーザーの獲得を目指します。
●ビジネス戦略
ておりますが、さらに拡大させることが目標です。金属コネクター
圧力の中、当社の優れた技術力を活用した差別化による付加価
では、携帯電話のLCD接続用やマイク接続用など、高機能製品
販と技術開発を強力に進めていきます。
ザーである自動車業界において当面モデルチェンジが相次ぐこと
値の追求に注力します。また、OA機器関連製品は、シリコーン
に注力し、シェアを伸ばすことを目標に進めています。
●製品・技術開発
は一定の追い風となります。ただ一方で、素材の多様化の中で
ゴム関連技術と他材料の組合せでカラープリンター用製品の開発
●製品・技術開発
当社の優れたコーティング技術及び配合技術を活用した新タイプ
非塩ビ化の流れが加速している上に、価格競争も激化しています。
と売上の拡大に注力します。塩ビコンパウンドでは、収益体質改
シリコーンを中心とした材料・加工・評価技術を得意としており、多
のカラープリンター用現像ロール及び発泡系ロールを2004年に上
そのような中、当社は環境・省エネ・次世代デバイス、ディスプレー
善を図りつつ、機能性TPV(thermoplastic vulcanizates 熱可
ピン化や高周波に対応した半導体実装用コネクターや、携帯電
市すべく、準備を進めています。
などの成長市場を視野に、導電・遮音・断熱・微細加工材の開発
塑性弾性体)
および導電性関連製品群の開発に集中特化します。
話の薄型化に対応したLCD及びマイク接続用コネクターを中心に
製品開発を進めます。
転写ベルトでは、向こう数年間でトップシェア獲得を目指し、拡
塩ビコンパウンドに対する需要は低迷し続けていますが、主力ユー
キーパッドやインターコネクターは、世界的な競争激化・価格下落
に注力していきます。また、最適地生産体制の強化で汎用製品
■ シリコーンゴム成形品
群の採算是正をはかり、収益体質の改善に引き続き努めるととも
●ビジネス戦略
に、顧客のニーズを見据えた提案型ソリューション活動を実践して
世界の自動車生産台数
世界の携帯電話生産台数(当社推計)
世界のカラーレーザー/LEDプリンタ出荷推移
メディカル関連(カテーテル)及び半導体関連(キャリアプレート)
に
いきます。
百万台
百万台
万台
十億円
引き続き注力し、それぞれの世界市場でシェア30%を目指します。
●製品・技術開発
500
100
200
薬価改正でメディカル市場には価格引き下げ圧力がありますが、
当社が優位性を持つ高付加価値配合技術、および混練技術を
製法改善・改革によるコスト削減と販売の効率化で対応します。電
活かした独自開発製品である「ポスミールシリーズ」において、建
子部品・半導体市場も台湾製品の流入などで価格に下降圧力が
設用部材や自動車用内外装材、電線被覆材など幅広い用途へ
強まっていますが、特殊コンデンサー向け製品を含む製品の高付
の応用を図っていきます。また、非塩ビ化への対応として、機能
加価値化や材料コストの削減・生産性の向上などを進めて対応し
性TPV関連製品群、導電製関連製品群の開発に集中特化して
ていきます。
います。さらに、ナノコンポジットにおける配合分散技術、相溶化
●製品・技術開発
技術を事業化する可能性を探っていきます。開発のスピードアップ
LIMS技術やシリコーン配合技術をベースに、ピッチ精度や平面
を図るために、導電性関連製品、高機能TPV等の重要開発課
度の高いキャリアプレートなどの高精度製品の開発に取り組んでい
題を対象に開発・販売・業務・製造要員からなるクロスファンクショナ
60
400
75
150
40
300
50
100
25
50
200
20
100
0
’98
’99
’00
出典:(社)日本自動車工業会
6
’01
’02
0
’98
’99
’00
’01
’02
0
’98
’99
出荷台数(左軸)
’00
’01
’02
出荷金額(右軸)
0
ます。特に、成長が見込まれる小型チップ用のキャリアプレートの
ルチームを編成し、効率的で顧客のニーズを捉えた研究開発活
開発・拡販に重点を置きます。メディカル製品分野では、品質管
動を展開しています。
出典:
(株)
インターウォッチ
7
電子・機能部材関連事業
<製品紹介>
■ 入力デバイス:ラバーコンタクトFBタイプ(EL型)
■ 入力デバイス:ラバーコンタクトスタンダードタイプ(IFM型)
■ チップ保持治具プレート:キャリアプレート
■ シリコーン接着剤:ポリマエース
EL(エレクトロ・ルミネッセンス)
材料技術とラバーコンタクト加工
技術とを組み合わせ、自己発
光タイプのフィルムボタンを開発、
携帯電話のキーパッドへの利用
を見込んでいます。従来のフィ
ルムボタンは電話機内部の光源
の透過でキートップを光らせるも
のでしたが、EL-FBを使用す
ることにより、LED(発光ダイオード)、導光板などが不要になり、携帯
電話の大幅な薄型化が可能になります。また、電力消費量が少ないた
め、バッテリーも長持ちし、省エネに貢献することにもなります。デザイ
ン面でも、ボタンの隅々までムラのない照光が可能で、高価な青色
LEDのような発色もできます。携帯電話のほか、自動車への用途拡大
も視野に入れています。
キー入力操作時の電気的導通
と低ストローク・高クリック感を実
現したIFタイプの単キー形状の
標準品がIFM型です。IFタイ
プ同様、当社が新規独自開発
したメタルドームをゴムキーシー
トに直接接着した一体型であ
るため、部品点数を削減でき、
これを組み込む製品内部の省
スペース化、軽量化、生産工程の効率化が可能となります。また、メ
タルドームにカーボンコーティングすることにより、ホコリなどの異物対策も
可能です。総厚を0.85mmという薄型とし、携帯電話などのキーパッド
に使われています。ハンダ付けが不要なため、環境にやさしいというメ
リットもあります。
シリコーンを原料とし、独自の
配合技術により優れた特性を持
たせた固形状の接着剤です。
幅広い被着体
(金属、エンプラ、
ガラス)
との接着が可能です。
強力な接着性と材料強度に加
え、シリコーンゴムならではの優
れた特性(耐久性・耐候性・耐
熱性)
を発揮します。また、作
業のしやすさを追求して、テープ状、紐状、シート状の3種類を揃え、
さらに、作業環境に合わせ、湿気硬化、温度硬化、2成分タイプ、ノ
ンプライマータイプのグレードを取り揃え、電気・電子部品から建築材料
の接着シールまで幅広い用途向けに使用されています。今後は、鉄道
車両関連、自動車関連分野への応用へと用途拡大を図っています。
■ インターコネクター:RPタイプ(半導体実装用)
■ インターコネクター:MGタイプ(薄型マイク用)
「Shin-Etsuキャリアプレート−
KSP」は小型電子チップ部品の
電極を正確に塗布するために開
発された、金属とシリコーンゴム
の複合成形品です。このプレート
の上には微細な穴が高精度ピッ
チで並んでおり、その平面精度と
共に、ゴム加工精度の限界を超
えた精度を達成しています。更
なる電子チップ部品の小型化と品質向上、低価格化への合理化推進を
目的として、キャリアプレートの精度向上と開発のスピードアップが要求さ
れる中、顧客とのリレーションシップと、医療分野や電子電気分野で培わ
れた、高品質・高精度加工技術が融合して出来た製品がこの「KSP」で
す。このKSPの製造方法として当社の得意とするLIMS成型法を採用し
ました。液状シリコーンゴムを微細にコントロールして射出することにより、
無駄なく高精度の製品が製造できます。また、液状シリコーンゴムは、今
まで通常使われていたミラブルのシリコーンゴムに比べ、非常に低粘度で
流れ性が良好なため、高精度の製品、他材質との複合化にも適してい
ます。
■ ワイパーブレード
■ コンパウンド:ポスミールシリーズ
当社は、撥水ガラス上に形成さ
れた撥水被膜との親和性に優
れ、かつ撥水被膜補修機能を
持つシリコーンゴム材料の開発
に成功しました。この新規開発
材料と当社独自の成形加工技
術を合体させることで、撥水効
果持続力を驚異的に高めた撥
水ガラス専用高機能型シリコー
ンワイパーが誕生しました。撥水効果持続力とともに、撥水ガラス上に
おける安定した動作性と静粛性の面から多くのユーザーに支持されて
います。
ポスミールシリーズは、従来の
熱可塑性樹脂に求められた安
定性・加工性等の基本特性を
保持しつつ、当社独自の配合
技術により新たに高機能性を付
加した成形材料です。これか
らのサッシ気密材に求められる
省エネ効果に必要な高気密性
と、相反するスムーズな開閉性
を兼ね備えた摺動性気密材として最適な材料です。熱・光・圧力・電気
など、成形品に影響を及ぼす外部環境に対し、優れた耐久機能を発
揮し、自動車や建材分野で幅広く利用されています。また、
「ELシリー
ズ」は焼却した際の塩化水素ガスの発生を従来比で5分の1から6分の1
に抑えており、環境対策への配慮も図っています。
半導体実装用として採用されて
いるRPタイプコネクターは、フィ
ルムまたはプラスチックプレート
上に銀系の導電ゴム端子を任
意に配置した圧接型コネクター
です。半導体パッケージの多ピ
ン化、高周波化に対応してお
り、接続するデバイスや基板の
仕様に合わせて、ピッチやピン
配置などの自由な設計が可能です。ハンダ実装が困難な大型デバイス、
基板の接続に最適です。
当社のインターコネクターは携帯
電話をはじめとする移動体通信
機器の液晶モジュール接続や、
マイク及びスピーカーと基板との
接続用にも採用されています。
MG-MICタイプやGB-MICタイプ
は、マイクと基板を接続するホル
ダー一体型の低抵抗コネクター
で、携帯電話の小型化・薄型
化に対応しています。
■ OA機器用シリコーンスポンジローラー
(絶縁タイプ)
■ OA機器用転写ベルト
近年市場が拡大している電子写
真方式のカラープリンターや複
合機に使用されるシームレスの
転写ベルトで、寸法精度、電気
抵抗値、難燃性を考慮した材
料と製法を採用しています。転
写ベルトの需要は、プリンターの
カラー化、高速化の市場要求
を受け、年々増加しています。
電子写真プリンターや複合機の
トナー定着部に使用されるシリ
コーンスポンジローラーです 。
機械の高速化に伴い、使用さ
れるトナーや紙の変化が進む
中、電子写真機器では、より
効率的に紙へトナーを定着させ
ることを追求したロール定着方
式やベルト定着方式などが普及
していますが、当社のシリコーンスポンジローラーは、断熱性などの利
点からベルト定着システムに採用されています。用途に応じ硬度、セル
径をコントロールしています。
8
9
電子・機能部材関連事業
半導体・包装資材関連事業
主要製品
半導体関連容器(ウエーハケース)
エレクトロパック関連製品
(キャリアテープ)
ラップフィルム
担当事業部
精密製品事業部
精密製品事業部
シートフィルム事業部
業績・ビジネス環境
2002年度の当事業セグメントの業績は、売上高が前期比9.0%増
主要製品
CDパッケージ
LCS
プラスチックシート関連製品
担当事業部
シートフィルム事業部
シートフィルム事業部
シートフィルム事業部
■シートフィルム事業
●
● ビジネス戦略
他社にないLCS加工技術(連続プレス技術)や、薄肉製膜加工技
ラップフィルムや塩ビシートの市場の縮小傾向が続く中、生き残りを
術、多層多軸フィルム・シート加工技術などを応用、非食品分野へ
製品・技術開発
かけて製品のコストダウンや組織の簡素化など事業構造の変革を
の新規展開を図ります。これまでに、「ミレティンフィルム」、「ミラレー
精密製品事業では、300mmウエーハ市場の拡大を受けてFOSB
急ぐとともに、提案型営業による需要開拓にも努めます。非食品分
ト」など独自の加飾製品を開発してきましたが、今後は機能性シー
とFOUPが過去最高の売上と利益を達成しました。エレクトロパック
野においては、独自技術を活かした新製品の開発に注力します。
ト及びフィルムの開発にも注力します。
の213.86億円、営業利益が254.5%増の26.36億円でした。
製品も、2000年度のピーク水準には及ばなかったものの、半導体市
場の回復を受けてキャリアテープ、トップテープがともに堅調でした。
<製品紹介>
シートフィルム事業では、消費低迷や包装形態の変化、塩ビシー
ト忌避の流れを背景に業務用ラップや小巻ラップの需要が伸び悩
んだうえ、原材料価格の上昇分の製品への転嫁が困難という厳し
い状況が続きました。
事業戦略
精密製品事業については、資材需要を急拡大するような精密機
器の大型新製品は期待できないものの、電子部品の使用増など
300mmウエーハケース成形
による用途拡大を背景に、安定的な成長が見込まれます。シート
製品・技術開発
フィルム事業では、既存の食品分野に加えて、非食品分野への
●
用途拡大に注力していきます。
プラスチックシートの連続エンボス加工技術を活用し、電子部品・
半導体を対象としたキャリアテープに今後も注力します。また、キャ
リアテープを成形するだけではなく原反やカバーフィルムまでをも製
■ エレクトロパック製品
●
造できる総合的な技術力と信頼性、テープとカバーフィルムのセッ
ビジネス戦略
海外メーカーの台頭により受動部品の価格が下落しており、キャ
トでの提案力・サービス体制でも他社との差別化を図っています。
■FOSB(Front Opening Shipping Box)
■FOUP(Front Opening Unified Pod)
主にウエーハメーカーとデバイス
メーカーとの間の工場間輸送に
使われるもので、当社はSEMI
規 格( M 3 1 )に 準 拠 し た
MW300Gを2002年6月より販売
しています。材料には耐熱性
及び寸法精度などに優れたポリ
カーボネート樹脂を使用してい
ます。また、シーリング機能を
受け持つガスケットを2色成形することで、扱いやすさ、再組立て・洗浄
作業の効率を格段に向上させました。構成部品点数も当社従来品より
3分の1減の6点(業界最少)
となり、自動搬送システムに対応した高い
寸法精度やクリーン度の向上に加え、洗浄・乾燥工程のサイクルタイム
の短縮化なども実現させました。ボックスの内側でウエーハを支えるティー
ス
(溝部)
を強化し、業界に先駆けて一体成形に成功しました。
FOSBのノウハウを応用し、工
程 内 ウエ ー ハ 搬 送 容 器 の
FOUPでも同様の独自組成の
ポリカーボネートを使用し、一
体成形によって部品点数を減ら
したシンプルな設計と、ばらつ
きのない非常に高い寸法精度
を実現させています。最大600
にも及ぶ半導体製造の全工程
で高いクリーン度を保つのは困難ですが、ウエーハをFOUPごと半導体
製造工程に入れ、製造装置と直接ドッキングさせることで、FOUP内部
の局所環境(ミニ・エンバイロメント)
の管理だけで工程内のウエーハの高
クリーン度を維持することが可能になります。
FOSB・FOUPとも、高品質の半導体を輸送・搬送する容器だけに、
クリーン度を保持するための高いシーリング性能が要求され、成形から
組立てまで、すべて厳しく管理されたクリーンルームを備えた専用工場、
新潟ポリマーにて生産されています。
■キャリアテープ
■ミラレート
キャリアテープは電子部品の自
動実装に欠かせない包装材で、
高速自動装着装置への部品供
給に必要となる極めて高レベル
の形状・寸法精度が求められま
す。当社の強みは、デザイン及
び成形技術と材料開発力を活
かし、ユーザーニーズに最も適
したキャリアテープを提案・供給
できることです。プレス成形、真空成形、圧空成形の3種類をカバーして
いるため、デザインの自由度が高く、他社にない形状のテープの製造が
可能です。一般電子部品用の細幅テープから、導電性を必要とする半
導体用の広幅テープまで、あらゆるユーザーニーズに応えられるラインナッ
プを揃えていますが、特に、長いテープに大きく深いポケットを正確なピッ
チで成形することが求められる広幅品について高い技術的優位性を誇り
ます。今後各種用途向けがさらに超広幅化した場合も、浦和ポリマー
栗橋工場では200mm幅まで対応可能な成形機を保有しています。材料
開発面では、樹脂の配合にまでさかのぼった研究開発を進める一方、
生分解性プラスチックを使用したキャリアテープの試作も進めています。
当社独自のLCS(ラミネート・カ
レンダー・システム)
を採用した
樹脂製鏡です。従来品は、
塩ビ
シートと、
あらかじめアルミニウム
を蒸着させたフィルムとを熱と圧
力で張り合わせる多段プレス方
式で製造され、
板状で出荷され
ていました。
しかし、
LCS採用に
より、加工時間が1-2分程度に
短縮され、
熱が均一に伝わるため品質のばらつきがなくなり、
PET、
アクリ
ル、
ABS等塩ビ以外の材質も製造可能となりました。長さやサイズの変更
も可能で、
厚さによってはロール状で出荷することもできます。
さらに、
多段
プレスは常温から圧力をかけるのに対し、
LCSは樹脂が溶融状態になっ
てから圧力をかけるため、
より優れた鏡面性が得られ、
鏡面への印刷適
性や耐擦傷性にも優れています。ガラスよりも軽く、
割れない鏡として、
店
舗内装や玩具、
自動車加飾、
ATM防犯鏡など、
幅広い用途が考えられ
ます。
リアテープ単価にも影響を与えると懸念されます。また、顧客の海
外移転が進展していることも価格競争の激化につながっています。
■ 半導体関連容器
このような中、当社は中国での生産を検討するとともに、更なるコ
● ビジネス戦略
スト低減で収益性の確保を目指します。一方で、新規需要への
300mmウエーハ容器市場は、300mmウエーハ需要の増加に伴い、
迅速な対応、短納期生産体制、用途に応じた材料によるVA提
2002年度の100億円規模から今後急拡大が予測されています。そ
案を進めます。国内ではエレクトロパック製品のシェアは約30%と
の中で当社は、300mm製品(FOSB、FOUP)
に注力することで、
トップメーカーですが、高い品質管理と成形技術、厳選された材
ウエーハ輸送容器全般(150mmから300mm)の世界市場シェア
料を活かした製品を強みとして、シェアの更なる拡大を目指します。
45%を50%に拡大すべく、事業を強化していきます。引き続き品質
管理を徹底させるとともにFOSBとFOUPの両方を量産化、世界中
の300mmユーザーから競合他社以上に多くのフィードバックを的確
半導体市場規模
十億ドル
%
に得られる有利なポジションを生かし、従来製品の改良、新製品
250
250
の投入をいち早く実施することができます。同時に、顧客ニーズに
200
200
150
150
100
100
50
50
きめ細かく応じた豊富なアプリケーションを提供していきます。新潟
ポリマーではFOSB、FOUP合計で月間1.5万個以上(ウエーハ換
算で35万枚以上相当)
の生産能力を有していますが、市場動向に
応じて生産能力を増強することを考えています。
●
製品・技術開発
クリーン環境成形、低汚染材料の開発、デザイン力に優位性を
持つ当社は、低汚染樹脂を利用した容器を中心とした射出成形
技術を用いた300mmウエーハ対象の搬送・輸送容器への取組み
0
10
欧州
’98
USA
’99
’00
アジア
’01
日本
出典:世界半導体市場統計(WSTS)
’02
0
を一層強化し、新機種開発に力を入れます。
対前年比
11
半導体・包装資材関連事業
建設資材・工事関連事業他
主要製品
塩ビパイプ関連製品
プラスチック波板
シリコーンシーラント
担当事業部
建設材料事業部
建設材料事業部
建設材料事業部
主要製品
建築・店舗設計・施工
その他
担当事業部
信越ユニット
(子会社)
サンエース
(子会社)
ター体制への移行も図ります。また、ユーザー
(施主)
やゼネコン、
●製品・技術開発
サブコン
(設備など専門施工業者)へのアプローチ強化のために、
トイレ関連事業では、パネル工法を業界に先駆けて取り入れまし
住宅着工や公共投資の減少に伴う需要の減少に加え、塩ビパイ
2003年7月に市場開発グループを発足させ、建材分野での新製
た。また、それをさらに発展させ、トイレ空間を総合的に考えるト
プは2002年度において原料価格の上昇にも見舞われました。こう
品・用途開発を目指します。
イレ内装システム「TIS」を生み出しました。こうしたパネル化・シス
業績・ビジネス環境
製品の面では、サイディング材に力を入れ、リフォーム市場の開
テム化の成功の背景には、もう一つの事業の柱であるストア関連
確保したものの、セグメント全体の売上高は前期比5.9%減少し、
拓に努めます。塩ビパイプでは大手顧客との取引拡大を目指す一
事業で培われたソフト・ハード両面における豊富な経験と技術力が
145.94億円となりました。しかし、パイプ部門の拠点や、ヤードを
方、外装材では現在の15%シェアを維持します。また顧客面では、
あります。さらに、これらストア関連技術と
「TIS」の考え方を融合、
合理化することで採算性は改善、営業損失は1.09億円縮小し、
流通業(優良なホームセンター)向けに需要拡大を図ります。
大型小売店のバックヤードなどにも使われる極めて汎用性の高い
6.33億円となりました。2003年度には営業赤字をさらに前期比
●製品・技術開発
新パネル工法「PPSS」やトイレ施工を省力化する「シンエツ配管ユ
40%縮小させることを目標としています。
建設資材では、コストを抑えつつ、高品質で新しい機能や用途を
ニット」、「シンエツ・ツーキレスユニット」を開発してきました。
した厳しい環境の中、塩ビパイプや外装材の販売額は前期並を
実現する製品開発に取り組んでいます。具体的には、押出成形
事業戦略
技術を活用して意匠性を付加したエクステリア製品や、リフォーム
TIS施工例
分野開拓を狙った外装材の開発に注力します。
■ 建設材料
●ビジネス戦略
■ 信越ユニット
建築資材業界全体として総需要は低迷していますが、当社では
●ビジネス戦略
コスト競争力の引き上げとともに、提案型の営業を積極化するこ
トイレ、店舗、建装関連の3事業への特化を維持しながら、それ
とで、シェアアップを狙います。顧客ニーズに迅速に対応するた
ぞれの事業で保有する技術やノウハウを融合することで付加価値
めに、EDI( 電子データ交換)、インターネットを利用した受注セン
を増し、多様で高度な顧客ニーズに応えていきます。
波板製造工程の一部、波付成形
<製品紹介>
■ サイディング
集合住宅や倉庫などの外壁リ
フォーム材に注力します。消防
法が改正されれば 新築住宅へ
の活用も可能となることもあり、
日本では今後まだ市場拡大の
可能性の高い分野です。
ポリマパネルは、既存壁材の
上からそのまま施工できるリフォー
ム用外装材です。木目調と石目
調があります。塩ビ樹脂製なので錆びや侵食に強く、また軽量であるた
め既存の壁には負担をかけません。特殊配合により耐衝撃性も抜群です。
酸性雨や潮風にも強いため、塩害地区にも最適です。汚れは水洗いで落
とせますが、塗料と違い色が剥げることがなく、メンテナンスも簡単です。
■ TIS
■ エラストピア
トイレ空間を専門的・総合的に
コーディネートするトイレ関連事
業の中心となるのが、さまざま
な課題にトータルに対応する独
自のトイレ内装システム「TIS」
です。トイレブース、洗面化粧
台、壁、ライニング、ベビーシー
トや手すりなどのトイレ内装アク
セサリーを取り扱うほか、トイレ
施工を省力化する「シンエツ配管ユニット」など、より効率的な工法の開
発などにも積極的に取り組んでいます。
エラストピアは、精神病院の急
性期治療病棟において、患者
の病状に応じて保護室内をフレ
キシブルに変えることのできる、
新しいタイプの保護室です。治
療段階に応じて必要最小限の
行動抑制をし、周囲の音から
出来るだけ遮断する一方、外
部との見通しも適度に応じられ
ます。部屋の雰囲気は隔離室特有の独房的なものではなく、個室的
な配慮が成されています。患者のアメニティ
・セキュリティ
・プライバシーを
高めていくことができる保護室です。
パイプ生産工程
12
13
建設資材・工事関連事業他
環境対策
信越ポリマー 環境基本方針
信越ポリマー グリーン運動
環境保全活動ダイジェスト
■ 基本理念
■ 基本方針
■ 環境省ガイドライン完全準拠の環境会計を実施
信越ポリマーグループは、地球環境保全を経営の最重要課題の
一つと認識し、その求められている社会的責務を果たすこ
とにより、持続可能な発展をめざした循環型経済社会の構
築に積極的に参画します。
グリーン運動は、環境面からの企業体質の強化・改善および
向上を目指す運動であり、これを当社の企業活動として定着
させます。
当社では昨年、環境保全への取り組みに関するコスト情報を初めて
■ 行動方針
1. 環境パフォーマンスの改善・向上
・エネルギー使用量およびCO2排出量削減を推進します。
を整備します。
・ゼロエミッションに向けて、廃棄物排出量削減、再利用、再
2. 省資源、省エネルギー、廃棄物削減、リサイクル、環境汚染
物質の適正管理について、関係する法規制等を遵守すると共
に、技術的、経済的に可能な範囲で、より高い目標を定め、
資源化(リサイクル)
を推進します。
・化学物質の適正管理、PRTR対象物質の排出量および移
動量の削減を推進します。
2002年度より、顧客から当社製品中に欧州指令使用制限物質
(鉛、
ガイドラインに基づき、全ての財務パフォーマンス
(①環境保全コスト、
カドニウム等)
の非含有を証明する分析データ提出を要求されるよう
②環境保全対策に伴う経済効果)
と環境パフォーマンス
(③環境保
になりました。分析センターでは既にICP-AES(誘導プラズマ発光
全効果)
を公表しました。
分光分析装置)
による重金属微量分析技術を確立しており、当初
から顧客要求に的確に対応しています。
■ 廃棄物埋立比率5%未満を達成
『廃棄物排出量=埋立量+単純焼却量+リサイクル量』という関係か
■ 容器包装再商品化委託状況
ら、当社ではリサイクル比率を向上させることで埋立量の最小化を
当社グループは容器包装リサイクル法の下でホームラップ化粧箱、
図っています。その結果、2002年度にはほぼ半数の国内事業所
シーラント容器については利用事業者として、また耐熱お料理ペー
で埋立ゼロを実現し、国内グループ全体で埋立比率5%未満を達
パー、鮮度保持フィルム、イチゴパック、タマゴパック等については
成しました。
製造等事業者として、再商品化義務を負っています。2002年度の
委託数量はプラスチック製容器包装10.2t、紙製容器包装1.8tであ
環境保全の目的とするところを達成します。
2. 環境マネジメントシステムの確立
3. 新製品開発の段階から、調達・生産・使用および廃棄に至る各
段階での環境影響を評価し、環境負荷の低減に努めます。
・全生産事業所においてISO14001 認証を取得し継続的改善
を図ります。
■ 塩ビ廃プラのリサイクルルートを開拓
4. 環境教育等により、全社員に対して環境基本方針の理解と、
3. 社会との環境コミュニケーション
・環境報告書の発行、インターネット・ホームページの活用など
環境意識の向上を図ります。
解品、汚染品、他樹脂複合品等のリサイクルは行われておらず、
理費が高いのが問題でしたが、2002年度の成果として銅製錬工
場におけるサーマルリサイクルのルートを開拓しました。
ます。
・顧客に対して必要な環境・安全情報を提供するための体制
を確立します。
■ 各事業所のグリーン運動2002年度活動実績を
環境報告書に掲載
国内6生産事業所で2002年度に実施した省エネ活動、廃棄物削
減・リサイクル活動、化学物質管理活動のそれぞれについて、目
標値、活動内容、実績値、達成率を一覧表にまとめ、環境報告
を通じて、当社グリーン運動の取組みを適正に社会に伝え
5. 環境保全活動の実施状況について、広く外部に情報を公開し、
り、再商品化委託料金合計は82万円となっています。
塩ビ廃プラは従来からマテリアルリサイクルを行っていますが、熱分
高炉還元剤利用、ガス化処理等を模索してきました。いずれも処
地域社会との共生を図ります。
微量分析技術が威力を発揮
公表しましたが、本年
(環境報告書2003年版)
は環境省の環境会計
■ 行動方針
1. 環境保全活動を効果的・持続的に推進するための組織・体制
■ 顧客グリーン調達にPb、Cd等の
■ グリーンパートナー環境品質認定制度への対応
書2003年版に掲載しました。
欧州指令WEEE&RoHSの成立を背景に、電子電機各社等の大
手顧客が、部品・材料供給会社を環境面でランク付けする、「取引
先選別制度」が始まりました。当社はこの新しいグリーン調達制度
で国内企業をリードするソニー
(株)
の『グリーンパートナー環境品質
認定会社』として認定されました。さらに、日本電気(株)
( NEC)
からもグリーン認定の連絡を受けました。
ISO14001登録証
ソニー
(株)グリーンパートナー 認定証
環境報告書 2003年版
14
15
環境対策
研究開発
2003年6月より、研究開発部門は新体制に移行しました。
基本方針
具体的には、従来の児玉研究所、商品研究所、研究開発部、特許担当
部門を統合し、「研究開発センター」を新設しました。
「Technology Oriented Producer」をキーワードに研究開発センター・事業
全社横断的に既存技術をブラッシュアップするだけではなく、その応用展開を
部門を横断・連携した開発テーマ立案と開発促進を図り、フラッグシップとな
図り、新設された研究開発センターが持つ新たなる素材複合化の技術をも融
り得る開発製品を継続的に生み出すことで、新たな事業の柱を構築していき
合させることで、次の収益の柱となる新製品の開発を目指します。
ます。
研究開発センター組織
行動方針
●
センター室
全社的な開発に対する執念と意識の高揚を図り、活性化を促進します。
センター運営と横断連携窓口を掌ります。
●
開発テーマ毎に研究開発センターと事業部技術開発部門を連携させたプロ
研究開発グループ
ジェクトチーム体制を敷くことでマーケット志向の開発をスピーディーに実現す
技術開発のコア部門として、基盤技術である材料関連の研究開発を深堀りす
る機能的な研究開発を実行します。
るとともに、素材加工メーカーとして、樹脂の加工や複合化、企画・デザイン、評
価技術を駆使し、他社に真似できないオンリーワン製品の提案をしていきます。
●
コア技術
マーケティング チーム
「競争に勝ち残るストーリー」
「実現する条件」
「継続的な優位性」を重要視し
40年以上にわたる樹脂加工メーカーとしての経験・知見に基づく素材配合技
た戦略のもと、マーケットのニーズの探索と掘り起こしを行い、顧客と研究開
術をコアとして、導電性素材をはじめとする機能性樹脂配合技術の展開を先
発部門との窓口としての役割を担います。
端ビジネスのキーワードである精密・微細加工技術の多元的展開へと進展さ
●
知的財産グル−プ
せ、幅広いビジネスシーンにおいて独創的な製品をお届けします。
開発製品の企画立案時から、戦略的知的財産の保護活動を担います。
Shin-Etsu Polymer R&D Center Technology
旧組織
社 長
児 玉 研 究 所
基盤技術
商 品 研 究 所
応用技術
産業分野
(製品分野)
工学技術研究所
研 究 開 発 部
シリコーン&プラスチック素材
所 長 室
特 許 グループ
接着
異樹脂複合
建設・建築
半導体
薄膜成型
導電化
バイオメディカル
包装/運送材料
生分解樹脂
電磁波対策
電磁部品
電子機器 /
実装関連
クリーン環境
高密度積層
自動車
通信・交通
インフラ
市場開発グループ
評価技術
新組織
複合化技術
社 長
研究開発センタ−
素材配合技術
セ ン タ ー 室
精密微細加工
研究開発グループ
マーケティングチーム
知的財産グループ
素材開発
高精細印刷
導電性素材
16
17
研究開発
<国内子会社>
信越ポリマーグループ会社
信越ポリマーグループは、国内7社、海外7社の子
会社を有します。これらのネットワークを通して、
国内外のクライアントに素材配合技術や精密微細
加工技術など、高度な技術を誇る製品を提供して
事業内容、取扱製品
設立
従業員数
資本金(当社出資比率)
1973年12月
454
森田 雄介
キーパッド、コネクター、
医療・工業用シリコーンゴム加工品の生産
キャリアテープの生産
1969年12月
135
伏屋 秀則
ウエーハケースの生産
1974年1月
180
1971年9月
139
1966年7月
86
1972年11月
38
5,000万円
(100%)
3,000万円
(100%)
5,000万円
(100%)
1,500万円
(100%)
7,000万円
(100%)
6,000万円
(100%)
代表者
しなのポリマー
(株)
守屋 巌
浦和ポリマー
(株)
新潟ポリマー
(株)
(株)サンエース
五明 穰
信越ユニット
(株)
志田 啓一郎
ポリマー東日本(株)
平生 眞二
います。
国内子会社
ポリマー東日本(株)
浦和ポリマー
(株)
信越ユニット
(株)
(株)
サンエース
しなのポリマー
(株)
新潟ポリマー
(株)
ポリマー化成品(株)
東北営業所
新潟営業所
長野営業所
ポリマー化成品(株)
本河 文雄
トイレ関連事業、店舗関連事業、
建装関連事業
キーパッド、コネクター、キャリアテープ、
ラップフィルムの販売
キーパッド、コネクター、キャリアテープ、
コンパウンド、包装材料、建設資材等の販売
1975年11月
3,000万円
(100%)
43
名古屋支店
四国営業所
広島営業所
所在地
〒399-0705 長野県塩尻市大字広丘堅石2146-5
〒349-1105 埼玉県北葛飾郡栗橋町小右衛門1333
〒941-0007 新潟県糸魚川市大字大和川715
〒331-0811 埼玉県さいたま市北区吉野町1-406-1
〒331-8620 埼玉県さいたま市北区吉野町1-406-1
〒103-0023 東京都中央区日本橋本町4-3-5信越ビル
〒980-0014 宮城県仙台市青葉区本町2-10-33 第2日本オフィスビル
〒950-0087 新潟県新潟市東大通1-2-23 北陸ビル
〒380-0813 長野県長野市鶴賀緑町1393-3
〒532-0004 大阪府大阪市淀川区西宮原1-8-29
テラサキ第二ビル12階
〒450-0002 愛知県名古屋市中村区名駅4-26-25 名古屋大商ビル7F
〒760-0056 香川県高松市中新町12-1 徳寿ビル4F
〒730-0051 広島県広島市中区大手町2-8-5野村不動産大手町ビル6F
Tel./Fax.
Tel. 0263-54-1010
Fax. 0263-54-1012
Tel. 0480-52-0085
Fax. 0480-52-0044
Tel. 0255-52-5657
Fax. 0255-52-7380
Tel. 048-665-0131
Fax. 048-667-1664
Tel. 048-654-4881
Fax. 048-654-4891
Tel. 03-3279-5100
Fax. 03-3279-5111
Tel. 022-213-2131
Tel. 025-245-0070
Tel. 026-229-6777
Tel. 06-6350-1121
Fax. 06-6350-1288
Tel. 052-586-4121
Tel. 087-831-6870
Tel. 082-243-9965
<海外子会社>
代表者
Shin-Etsu Polymer
America, Inc.
アトランタ支店
事業内容、取扱製品
設立
従業員数
資本金(当社出資比率)
高山 徹
キーパッド、
コネクターの開発・生産・販売
1981年2月
26
700万米ドル
(100%)
Shin-Etsu Polymer México,
S.A. de C.V.
Shin-Etsu Polymer
Europe B.V.
Shin-Etsu Polymer (Malaysia)
Sdn.Bhd.
蘇州信越聚合有限公司
山上 憲之
キーパッドの生産
1996年7月
500
川村 豊
キーパッド、コネクターの生産・販売
1986年6月
130
野間 英之
1988年10月
1500
1993年10月
870
信越聚合物(上海)有限公司
上海事務所
P.T.Shin-Etsu Polymer
Indonesia
小林 直樹
キーパッド、シリコーンゴム成形品、
キャリアテープ、コネクターの生産
キーパッド、コネクター、
シリコーンゴム成形品の生産
キーパッド、コネクター、
キャリアテープの販売
ウエーハケースの生産
3600万ペソ
(当社・Shin-Etsu
Polymer America, Inc.合計100%)
364万ユーロ
(100%)
4000万マレーシアドル
(100%)
1150万米ドル
(83.6%)
30万米ドル
(100%)
500万米ドル
(99.4%)
デトロイト支店
マクアレン倉庫
小野 和政
山口 容
1999年1月
6
1997年11月
61
所在地
5600 Mowry School Road Suite 320
Newark,CA 94560 U.S.A.
3600 Mansell Road Suite #365
Alpharetta, GA 30022 U.S.A.
34405 West 12 Mile Road,0 Suite 243
Farmington Hills,MI 48331 U.S.A.
7801 South Jackson Road
Pharr, TX 78503 U.S.A
Carretera a Matamoros BrechaE-99 Norte Parque Industrial
Reynosa, Cd.Reynosa.Tamaulipas México
Groot Bollerweg 10,
5928 NS Venlo, The Netherlands
Lot 52, Jalan Sepintas 26/13, Kawasan, Perindustrian Hicom,
40000 Shah AIam, Selangor Darul Ehsan, Malaysia
中華人民共和国江蘇省呉江市
芦墟鎮汾湖経済開発区A-10区
中華人民共和国上海市
茂名南路205号瑞金大厦1708室
JL.Permata Raya Lot D-3, Kawasan Industri KIIC,
Karawang 41361 West Java, Indonesia
Tel./Fax.
Tel. +1-510-623-1881
Fax. +1-510-623-1603
Tel. +1-770-645-9276
Fax. +1-770-645-6822
Tel. +1-248-489-1520
Fax. +1-248-489-1530
Tel. +1-956-843-8808
Fax. +1-956-843-2583
Tel. +52-899-958-0410
Fax. +52-899-958-0411
Tel. +31-77-323-6000
Fax. +31-77-323-6001
Tel. +60-3-5191-1161
Fax. +60-3-5191-1181
Tel. +86-512-63-271640
Fax. +86-512-63-272674
Tel. +86-21-6472-7170
Fax. +86-21-6472-7179
Tel. +62-21-890-5417
Fax. +62-21-890-5416
海外子会社
Shin-Etsu Polymer Europe B.V.
蘇州信越聚合有限公司
信越聚合物(上海)有限公司上海事務所
Shin-Etsu Polymer (Malaysia) Sdn.Bhd.
P.T.Shin-Etsu Polymer Indonesia
Shin-Etsu Polymer America, Inc.
Shin-Etsu Polymer México, S.A. de C.V.
18
19
信越ポリマーグループ会社
会社概要
組織図
役 員
略沿革
監 査 グ ル ー プ
代表取締役社長
日浦 致
代表取締役副社長
西川 惠庸
専務取締役
赤澤 宏
人 事 グ ル ー プ
常務取締役
安野 充
経 理 グ ル ー プ
常務取締役
戸張 邦明
取締役
高橋 和靖
環 境 保 安 グ ル ープ
取締役
小崎 啓
分 析 セ ン タ ー
取締役
根井 鴻一
取締役
伏屋 秀則
工学技術グループ
取締役
藤木 弘直
電子デバイス事業本部
常勤監査役
道上 龍男 常勤監査役
小川 哲夫
総 合 企 画 グ ル ープ
総 務 グ ル ー プ
物 流 グ ル ー プ
購 買 グ ル ー プ
情報システムグループ
技 術 グ ル ー プ
渡瀬 昌彦
監査役
波多 健治郎
C
事
業
部
コネクター 事 業 部
株主総会
高機能製品事業本部
取締役会
監査役
R
経営委員会
精密製品事業部
機能製品事業部
塩 ビ 事 業 本 部
シートフィルム事業部
建設材料事業部
化 成 品 事 業 部
(2003年6月27日現在)
監
査
役
監査役会
大
名
福
阪
古
岡
支
屋
支
支
店
店
店
仙 台 営 業 所
中 国 営 業 所
札 幌 営 業 所
長 野 営 業 所
シンガポール支店
香
港
支
店
東
京
工
場
南
陽
工
場
児
玉
工
場
研究開発センター
セ
ン
タ
ー
室
研究開発グループ
マーケティングチーム
知的財産グループ
当社事業所
所在地
本社
大阪支店
名古屋支店
福岡支店
シンガポール支店
香港支店
仙台営業所
中国営業所
札幌営業所
長野営業所
東京工場
南陽工場
児玉工場
20
〒103-0023 東京都中央区日本橋本町4-3-5 信越ビル
〒532-0004 大阪府大阪市淀川区西宮原1-8-29 テラサキ第二ビル
〒450-0002 愛知県名古屋市中村区名駅4-26-25 名古屋大商ビル
〒812-0024 福岡県福岡市博多区綱場町2-2 福岡第一ビル
360 Orchard Road♯12-10 International Building,Singapore 238869
RM1602, 16/F, Tower 6, China Hong Kong City, 33 Canton Road,
Tsim Sha Tsui, Kowloon, Hong Kong
〒980-0014 宮城県仙台市青葉区本町2-10-33 第2日本オフィスビル
〒746-0006 山口県周南市開成町4985
〒060-0807 札幌市北区北7条西6-2-34 キタノビル
〒380-0813 長野市鶴賀緑町1393-3 富士火災長野ビル
〒331-0811 埼玉県さいたま市北区吉野町1-406-1
〒746-0006 山口県周南市開成町4985
〒367-0241 埼玉県児玉郡神川町大字元原字豊原300-5
Tel./Fax.
Tel. 03-3279-1712
Tel. 06-6350-1121
Tel. 052-581-4231
Tel. 092-281-4666
Tel. 65-6735-0007
Tel. 852-2377-9131
Fax. 03-3246-2529
Fax. 06-6350-1288
Fax. 052-581-2921
Fax. 092-281-2543
Fax. 65-6735-0008
Fax. 852-2377-1673
Tel. 022-264-1366
Tel. 0834-63-6247
Tel. 011-757-6733
Tel. 026-229-6777
Tel. 048-652-5963
Tel. 0834-63-0854
Tel. 0495-77-1280
Fax. 022-261-0490
Fax. 0843-64-6330
Fax. 011-757-6685
Fax. 026-229-6888
Fax. 048-651-9122
Fax. 0834-63-7281
Fax. 0495-77-1399
’60. 9 信越化学工業株式会社の全額出資に
より設立/資本金4,500万円
’61. 4 埼玉県さいたま市に東京工場建設 7 資本金を1億5,000万円に増資
’62. 8 資本金を3億円に増資
’63. 6 大阪支店開設/名古屋支店開設/
福岡支店開設
9 皇太子殿下、東京工場に行啓
’64. 2 資本金を5億円に増資
’65. 1 資本金を8億円に増資
2 商品研究所を設置
’66. 7 信越ユニット株式会社設立
’67. 5 資本金を16億円に増資
’68. 1 札幌営業所開設
’69.12 浦和ポリマー株式会社設立
’70. 4 南陽工場新設
’71. 9 株式会社サンエース設立
’72.11 ポリマー東日本株式会社設立
’73.12 しなのポリマー株式会社設立
’74. 1 新潟ポリマー株式会社設立
10 仙台営業所開設
’75.11 ポリマー化成品株式会社設立
’81. 2 資本金を18億円に増資
Shin-Etsu Polymer America, Inc.
設立
’83.12 東証市場第二部に上場
資本金を26億7,000万円に増資
’85. 3 資本金を42億2,700万円に増資 9 東証市場第一部に銘柄指定 東京工場内に研究開発センター棟設置
’86. 6 Shin-Etsu Polymer Europe B.V.
設立
10 信越グループ81社でCIスタート
’88.10 Shin-Etsu Polymer
(Malaysia)Sdn.Bhd. 設立
’89. 3 児玉工場新設
’92. 4 長野営業所開設
’93. 4 シンガポール支店開設
10 蘇州信越聚合有限公司設立
’94. 4 香港支店開設/工学技術研究所設置
’96. 2 Shin-Etsu Polymer America,Inc.
アトランタ支店開設
7 Shin-Etsu Polymer
México,S.A.de C.V.設立
Shin-Etsu Polymer America,Inc.
マクアレン倉庫開設
’97. 11 P.T. Shin-Etsu Polymer
Indonesia 設立
’98. 11 児玉開発センター設置
’99. 1 信越聚合物(上海)有限公司設立
10 Shin-Etsu Polymer America, Inc.
デトロイト支店開設
’01. 5 新経営戦略計画「新KSK」発表
10 蘇州信越聚合有限公司 第2工場完成
Shin-Etsu Polymer(Malaysia)
第2工場第2棟完成
中国営業所開設(国内)
’02. 4 7事業本部制から3事業本部制に機構
改革
児玉研究所設置
’02. 9 信越聚合物(上海)有限公司
上海事務所開設
’03. 6 研究開発センター新体制に