海外レポート海外レポート From 川や谷汲山華厳寺、徳山ダムなど四季を通じて外国人するのは、タイで生活している日本人がほとんどです。観光客が楽しめる場所があります。また、「鮎の塩焼き」、日本の地元名産品を海外で販売するには、「文化、宗「柿」などは是非タイの人たちに知ってもらいたい地元教などの理由で飲食が禁止されているものではないか」名産品です。もっと「インバウンド事業」が活性化でき「どこの国でどういった人々（階層など）にいくらで販売岐阜信用金庫バンコク駐在員事務所するのか」といった市場調査が重要です。さらに、商品ないかと思います。の説明が現地の言葉でないとほとんど買ってもらえな各地方自治体もこうした取組みに力を入れています。いことに留意が必要です。今後は、地方自治体などとも連携をとりながら、バン外国人観光客を日本に誘致する「インバウンド事業」への取組みひでたか所長　産品である赤かぶの漬物の販売を拡大するために親日国であるタイへの進出を決めました。社長はタイ人観光客を高山市に誘致するため、アセアン各国の旅行会 FAIR）の来場者数は約4万6,000人と会場は非常に賑わ入るように営業し、成果をあげつつあります。日本政府観光局（JNTO）の発表によると、平成27年っていました。この話を聞いて海外で地元名産品の販売を促進するの訪日外国人観光客数は、前年比47.1％増の1,973万観光庁「宿泊旅行統計調査」によれば、平成27年には、単に商品の売り込みだけを考えるのではなく、「日 7,000人で、JNTOが統計を取り始めた昭和39年以降、岐阜県、愛知県に宿泊したタイ人の数は、岐阜県本のどのような場所で販売され、どうやってつくられ最大の伸び率となりました。また、東南アジア６ヶ国が 5万4,780人（平成26年 4万2,900人、対前年比ているのか」を説明し、そのうえで「実際にみてもらっ（タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシア、フ＋27.7％）、愛知県が9万5,710人（平成26年 10万て、味を確かめてもらう」といったきめ細かな営業で日 1,400人　対前年比▲5.6％）でした。本をPRして、外国人観光客を日本に誘致する取組みが【資料参照】です。「インバウンド事業」は単にプロモーションに注タイにおける日本の地元名産品の販売についてがりによる航空運賃の低下などが主な要因といえます。また、円安による割安感の定着も、訪日観光客数の増加を後押ししました。力するだけでなく、外国人用観光パンフレットの整備やWi-Fiなどのインターネットサービスの充実が求められます。このように日本に観光に来てもらい、地元名タイにスポットを当ててみると、訪日したタイ人は、こうした日本への旅行ブームが続くなか、日本はタ産品を買ってもらうことは販売拡大につながる有効な前年比21.2％増の79万6,700人となり過去最高を記イにおいて牛肉など地元名産品の販売拡大に力を入れ取組みの一つであると考えます。録しました。その背景には平成25年7月、タイ人観光ています。昨年11月にバンコク市内のホテルで開催さ客への査証免除措置が実施され、観光を理由とした15 れた「中部農水産物・食品輸出商談会 in バンコク」で日以内の滞在であれば、ビザが無くても入国可能となは、昇竜道プロジェクトの愛知、岐阜、長野、石川、ったことが大きな追い風となり、ここ数年は、日本へ富山の各県から25社が地元名産品をPRしました。ま平成28年3月に愛知県のある商工会議所の視察団をの旅行ブームが起きています。昨年11月にバンコク市た、日系デパートでは、毎月のように日本の物産展が受け入れる機会がありましたので、こうしたタイビジこれからのタイビジネスについてネスに関する私の考えを伝えると「既に台湾に対して、【資料】国籍（出身地）別の外国人延べ宿泊者数　（単位：人泊）県別年別日本に観光に来てもらえるようなお願いや取組みをし国・地域別韓国中国香港台湾アメリカタイシンガポールマレーシアインドネシアベトナムフィリピン欧州その他平成27年 719,230 27,080 159,640 87,830 143,010 28,200 54,780 19,010 19,610 10,550 2,360 1,220 62,490 89,850 お話をいただきました。 457,740 21,920 53,940 43,740 122,570 24,220 42,900 12,400 14,370 5,310 940 1,180 24,470 81,540 57.1 23.5 196.0 100.8 16.7 16.4 27.7 53.3 36.5 98.7 151.1 3.4 155.4 10.2 岐阜県、愛知県には歴史、自然にテーマを置いただ平成27年 2,155,290 83,250 1,140,510 102,020 189,450 98,710 95,710 21,160 17,470 44,440 29,140 19,620 45,450 205,650 けでも観光スポットは数多くあります。私の地元でも愛知県平成26年 1,463,330 67,730 499,720 60,310 179,250 113,250 101,400 18,500 31,650 41,210 27,530 21,630 36,040 194,730 47.3 22.9 128.2 69.2 5.7 −12.8 −5.6 14.4 −44.8 7.8 5.8 −9.3 26.1 5.6 ある岐阜県揖斐川町にも木曽三川のひとつである揖斐対前年比（％） ■「中部農水産物・食品輸出商談会 in バンコク」の様子ているが、タイでも同じようなことができないか」との岐阜県平成26年対前年比（％） ■「個人旅行に特化した旅行フェア」（FIT FAIR）の様子必要であると思いました。つまり、「インバウンド事業」ーションや航空路線の拡大、燃油サーチャージの値下外国人延べ宿泊者と考えています。製造販売とドライブインを経営していますが、地元名社を回り、自社が経営するドライブインに観光バスがを超える規模となりました。継続的な訪日旅行プロモさまの海外事業のサポートに全力で取組んでいきたいした。A社は観光地として名高い岐阜県高山市で土産物内で開催された「個人旅行に特化した旅行フェア」（FIT ィリピン、ベトナム）の訪日観光客数が合計で200万人ころをタイの人達に伝えていく活動にも注力し、お客先日、タイに進出したＡ社を訪問する機会がありま外国人観光客を日本に誘致し、販売力アップにつなげる。はじめにれば、タイのマーケットはさらに広がっていくのではコク駐在員事務所長として、岐阜県、愛知県の良いとタイ髙橋英孝たかはし開催されています。しかしながら、実際に商品を購入 ※観光庁「宿泊旅行統計調査」による 12 13