②CPE制度の概要

②CPE制度の概要
1.CPEの義務
1事業年度( 4 月~翌 3 月)に「必要な単位数」以上を履修するとともに、本会に報告しなけれ
ばなりません。
履修方法は、研修会への参加だけでなく、自己学習なども認められます。
(会則第116条第 3 項)
2.対象者
CPEの事業年度開始日( 4 月 1 日)において会員である方が対象です(監査法人を除く)
。ただし、
会員が本会を退会した場合は、その事業年度の履修結果の申告は要しません。
(CPE規則第 5 条第 3 項)
3.事業年度
CPE制度の事業年度は、毎年 4 月 1 日から翌 3 月31日までです。この事業年度を一つの履修期間
としています。
(CPE規則第 4 条)
※平成26年度:平成26年 4 月 1 日~平成27年 3 月31日
4.申告期限
申告期限は翌事業年度の4月15日です。
当該事業年度( 4 月 1 日~翌 3 月31日)の履修結果を、その翌事業年度の 4 月15日までに研修が
終了した都度速やかに申告しなければなりません。(CPE細則第24条第 3 項)
※平成26年度申告期限:平成27年 4 月15日
5.必要な単位数
必要な単位数は、
毎事業年度、
次の①から③のいずれをも満たす単位数をいいます。
(CPE規則第 6 条)
①当該事業年度を含む直前 3 事業年度の必要単位数の合計数120単位
②当該事業年度に最低20単位
※ただし、必要単位数が軽減された場合において、軽減された後の必要単位数が20単位未満の
ときは、その単位数とする。
③当該事業年度の必須単位数
※当該事業年度に必須研修科目「職業倫理」 2 単位及び「税務」 2 単位、加えて法定監査業務
従事者においては、
「監査の品質及び不正リスク対応」 6 単位
<参考>
当該事業年度がCPEの義務対象となって 1 年目の会員及び 2 年目の会員の必要な単位数は次
のとおりとなります。
<義務対象1年目の会員> 当該事業年度に必須単位数を含む40単位
<義務対象2年目の会員> 1事業年度目及び2事業年度目(当該事業年度)を合計して80単
位(ただし、判定の対象となる事業年度に必須単位数を含む20単
位以上を履修し、申告する必要がある)
6.申告方法
申告方法には次の 2 とおりの方法があります。ただし、①と②は、併用できません。
いずれも研修が終了した都度速やかに申告しなければなりません。
①電子申告・・・CPE協議会が定めるインターネット経由のオンライン申告
②FAX申告・・・CPE協議会が定める所定の用紙により申告
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ただし、①②の申告方法以外に、本会又は会員事務所等が主催する集合研修において、会員が研
修カードを提示して記録された出席記録も、会員から申告された履修結果となります。
(CPE細則第24条第 1 項、第 2 項)
1 CPE制度のご案内
7.研修方法
研修方法には、集合研修、自己学習、著書等執筆、研修会等講師の 4 種類があります。
自己学習のみで40単位まで申告が可能です。また、集合研修と自己学習を組み合わせることも可
能です。研修方法は、ご都合に合わせて自由に選択できます。(CPE細則第 3 条~ 7 条)
8.必須単位数
・全会員(免除の承認を受けた会員を除く)・・・
「職業倫理」 2 単位及び「税務」 2 単位(CPE細
則第21条)
加えて
・法定監査業務に従事する会員・・・・・・・・・
「監査の品質及び不正リスク対応」 6 単位(CPE
細則第22条)
9.免除・軽減
公認会計士法第28条に規定する研修に関する内閣府令第 2 条及び第 3 条の規定に基づき、公認会
計士としての業務を行わない場合又は行わないと見込まれる場合には、研修の免除又は軽減を申請
することができます。前事業年度に研修の免除又は軽減が承認された場合でも、当事業年度以後、
毎事業年度において申請手続が必要です。
(府令第 2 条及び第 3 条、会則第118条、CPE規則第 7 条~第10条、CPE細則第35条~第40条)
※平成26年度の申請期間:平成26年 4 月 1 日~平成26年 8 月31日
10.義務不履行者への措置・懲戒
義務不履行者となった会員は、会則第117条(義務不履行者に対する措置)に基づき懲戒処分等
の検討対象になり、履修し申告した単位数の程度により次の懲戒処分等を受けることとなります。
・履修勧告(CPE規則第14条第四号)
・辞退勧告等(CPE規則第14条第一号~第三号)
・氏名等公示(会則第51条)
・会員権停止 1 年及び行政処分請求(会則第50条第 6 項第一号)
・規律調査会に処分提案書の作成を指示(会則第50条第7項)
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