おおさかカンヴァス推進事業2012年度、出展予定作品一覧

★おおさかカンヴァス推進事業2012 展示・発表(予定)作品
連番
作 家 名
展示場所
作 品 名
作品イメージ図
作品テーマ・作品概要・コンセプト等
輪唱の○(りんしょうのワ)
1
らせん状に組まれた木でできた楽器に、
ボールを転がせて音を出したり、木琴を組
み替えて自分だけの曲を作ったりと、木が
奏でる響きを楽しもうという作品。「かえるの
うた」を基本形とし、時間差でボールを転が
すことで輪唱を楽しむこともできる。木が出
すふくよかで豊かな音が都心の公園でどう
響き渡るのか、耳を澄ませてほしいという作
者の願いが込められている。
水都大
阪フェス
つちやあゆみ 2012会 中之島公園
場・中之
島公園
ビューティフル・リバーアートプロジェクト「打ちっぱなさず」
2
NANIWAZA
(ナニワザ)
グリーンに見立てた川に浮かぶ船に向かっ
て、ゴルフボールを打ちこみホールインワン
を狙おうという参加型作品。川の水質改善
を目指す作者は、ボールを制作するにあた
り、水溶性で水質に配慮した素材を研究。
公園内ではゴルフなどの球技は禁止されて
いることが多いが、今回はおおさかカンヴァ
スのプログラムとして安全性や環境に配慮
した形で特別に実施。川を舞台に池ポチャ
ゴルフを楽しもうという作品である。
中之島公園
護岸部分
中之島ホテル
3
西野達
中之島公園
中之島公園内、バラ園にある公衆トイレの
一部を取り込んでホテルを建設し、宿泊で
きるようにする作品。作者は広場の銅像や
道路照明灯などを囲んでホテルや個室にし
てしまう作品を世界各地で展開し、大きな話
題を集めている。公園の公衆トイレをホテル
に、という異質なものが共存する驚きや意
外性を投げかけるとともに、公共空間をまっ
たくのプライベート空間として経験するとい
う“未知の体感”を提供しようとするプロジェ
クトである。
四十七人のオバチャーン
4
プロジェクト
オバチャーン
大阪が世界に誇るオバチャン―やかましいけ
れど、人情深くて義理堅い、そして最高におもろ
い。そんなオバチャン文化こそ、大阪が守って
いくべき財産と考える作者が企てる、47人のオ
バチャンによるパフォーマンス。井戸端会議に
あめちゃん配り、人生相談などなど、奇抜なスタ
イルに強烈なバイタリティーを持つオバチャンた
ちが我が物顔で大阪の街を闊歩する。行き交う
人々に生きるパワーを与える愛すべきオバチャ
ンに大注目のプロジェクト。
中之島公園内
+周辺会場
グラサンパンダを探せ!!
5
真鍋珠実
中之島公園
作者は今回、最年少応募の小学校6年生。
3年生の時に作ったキャラクター、サングラ
スをかけたパンダを中之島公園内に複数設
置し、スタンプラリーを行う。作者本人がデ
ザインしたシートにスタンプを集めると景品
ももらえる。「中之島に親子で来たり、友達
と来たりした子どもたちにパンダを探しても
らって、”あった!”と言って楽しんでもらえ
たらなぁと思って作品を考えました。」
※作品や展示場所はすべて予定であり、今後変更される場合があります。
連番
作 家 名
展示場所
作 品 名
作品イメージ図
ミン(仮)
6
谷澤紗和子
中之島
中之島図書館
エリア
作品テーマ・作品概要・コンセプト等
大阪にまつわる民話や古典文学を題材に
した大きな切り絵を、中之島図書館に展示
する作品。大阪には文楽や落語で親しまれ
る物語や様々な民話がある。それらの物語
から触発された発想をもとに図像を描き、シ
ルエットを切り出す技法で作品に仕上げる。
作品を展示するのは、優れた近代建築とし
て評価が高い図書館中央部のドーム型
ホール。天上にはめ込まれたステンドグラ
スや大階段を背景に、切り絵が醸し出す光
と影のその場限りの物語が紡ぎだされる。
案内嬢プロジェクト・大阪編(仮)
7
やなぎみわ
アーティストやなぎみわが、1990年代に制
作し、国際的評価を得ている写真作品「案
内嬢」シリーズをもとに新しいプロジェクトを
実施する。
中之島近辺の近代建築を取り込んだ劇中
映像、案内嬢による大阪ならではの話芸
(浪曲や難波節等)を交えたパフォーマンス
を使った、実験的な演劇等を展開する。
大阪市内各所
やなぎみわ演劇プロジェクト「1924 人間機械」2012年
撮影:木村三晴
大きな本~人がまちを読む風景~
千里グッズの会
+大阪大学建
8
築・都市計画論
領域
今年、まちびらきから50周年を迎える千里
ニュータウン。日本初の大規模な計画都市
として、住民や行政、専門家といった多様な
立場の人々が新しい取組みを重ねてきた
地である。このニュータウンの歴史を「大き
な本」に詰め込んで展示、共有していこうと
するプロジェクト。地域の人々や子供たちと
ともに歴史を振り返り、また未来を考える機
会とするためのイベント等も開催予定。
北摂エリア
My Own Osaka(私自身の大阪)
9
m.y.city
作者は日本の大学に留学し、都市計画や
デザインを学んでいる3名のブラジル人研
究生。大阪の観光名所で一般の参加者とと
もに記念写真を撮る行為を通して、人々が
心に描く“風景”について再考しようというプ
ロジェクト。”私自身の大阪”らしい風景とは
何か?名所として陳腐にすら見える風景に
ついて改めて考え、想いおこすことで、自分
を取り巻く都市という環境について新しい視
線を投げ掛けることを試みる。
大阪市内
観光名所ほか
若林100年ブランコ
10 淀川テクニック
東日本大震災の津波で流された仙台若林
区の防風林の松の木を使い、高さ3.5メート
ルのブランコとして組みあげた作品。作者
は昨年の夏、現地に滞在して作品を制作し
た。震災直後に山積みされていた松の倒木
は、現在はすべて片付けられたが、ブランコ
としてその記憶をとどめ、そこに乗り、身を
任せる人々に何かを伝えようとする。
江之子島文化芸術
創造センター
courtesy of YUKARI ART
※作品や展示場所はすべて予定であり、今後変更される場合があります。
★リバイバル作品
連番
作 家 名
展示場所
作 品 名
作品イメージ図
作品テーマ・作品概要・コンセプト等
テレ金
1
金魚部
公衆電話ボックスを巨大な水槽に改造し、
無数の金魚を遊泳させる作品。昨年度のお
おさかカンヴァス作品として、水都おおさか
フェス会場の中之島公園に登場し、大人気
を博した。金魚を一匹たりとも失わないた
め、1日に3度、水槽の水を変えてメンテナ
ンスに努めた金魚部の懸命な姿も注目を浴
びた。金魚すくいや餌用として大量に消費さ
れる金魚のあり方を再考し、金魚の美を改
めて見直そうという作品の再登場に乞うご
期待。
水都大
阪フェス
2012会 中之島公園
場・中之
島公園
イッテキマスNIPPONシリーズ”花子”
2
Yotta Groove
中之島公園
無病息災を祈願して作られたといわれるこ
けしを高さ12mの巨大バルーンに仕立てた
作品。2010年度のおおさかカンヴァスでの
展示は5日間であったが、その圧倒的な存
在感で大きな話題を集めた。もともと温泉
地で売られていたというこけしの歴史に立
ち返り、像の足元には足湯も設けられた。
そのこけしの“花子”が再び帰ってくる。東
北をはじめとする、全国各地のこけしのデ
ザインをもとに構成された“花子”。あれから
2年。大阪の風景を見下ろしながら、今、彼
女は何を願うのだろう。
※作品や展示場所はすべて予定であり、今後変更される場合があります。