リリースノート - NTTデータイントラマート

intra-mart イントラネット・スタートパック
Version7.1
リリース・ノート
第 17 版
2014/1/30
1. はじめに
(1)
イントラネット・スタートパックが動作するには、intra-mart WebPlatform / intra-mart AppFramework Ver.7.1(パッチ 4 以
上), Ver.7.2(パッチ 1 以上) が必要です。
本ドキュメントに記載されていない事項については、intra-mart WebPlatform / intra-mart AppFramework Ver.7.1,
Ver.7.2 の同製品のリリース・ノートを参考下さい。
(2)
弊社の提供するドキュメントに記述の無いものについては、基本的にサポート対象外とさせて頂きますのでご了承下さい。
(3)
本製品に関する、最新の技術情報やパッチ情報は次のサイトをご覧下さい。
Developer Support Site : http://www.intra-mart.jp/developer/
製品最新情報ダウンロードページ : http://www.intra-mart.jp/download/product/index.html
(4)
導入について
 インストールについては『イントラネット・スタートパック Ver.7.1 インストールガイド』を参照して下さい。
 イントラネット・スタートパック Ver.7.0.4 以降からのデータ移行については『移行ガイド』を参照して下さい。
2. バージョンアップ内容
以下にこのバージョンで提供する機能を列挙します。

タイムゾーン対応


タイムゾーン設定が可能になりました。(ユーザ単位に設定可能)
スケジュールの印刷機能

個人スケジュール(日)、個人スケジュール(週)、個人スケジュール(月)にスケジュール印刷用の画面を表示する機
能を追加しました。
3. システム要件
intra-mart イントラネット・スタートパック Ver.7.1 は、以下の製品上で動作します。動作環境については、
以下の製品のリリース・ノートを参照して下さい。

intra-mart WebPlatform / intra-mart AppFramework Ver.7.1(パッチ 4 以上), Ver.7.2(パッチ 1 以上)
※intra-mart WebPlatform / intra-mart AppFramework Ver.7.2 IM-共通マスタ、および IM-Workflow Ver.7.2 には対
応しておりません。
※outlook 用スケジュールインポート・エクスポートでは以下の製品で動作確認を行っております。
Microsoft Office Outlook 2003

サーバ要件
 intra-mart WebPlatform / intra-mart AppFramework Ver.7.1(パッチ 4), Ver7.2(パッチ 1)のサーバ要件に準拠します。
 ブラウザ要件
 以下のブラウザで動作確認を行っております。

Microsoft Internet Explorer 6 SP3 (intra-mart WebPlatform / intra-mart AppFramework Ver7.1 の場合)

Microsoft Internet Explorer 7

Microsoft Internet Explorer 8

Microsoft Internet Explorer 9

Microsoft Internet Explorer 10(10.0.12)(※)

Firefox 3.5

Safari 5.1 (Mac OS X 10.6 Snow Leopard)

Safari (iOS 4.2.1 iPad)
※Microsoft Internet Explorer 10 を利用する場合にはフィルタの設定を追加する必要があります。
詳細は intra-mart WebPlatform / intra-mart AppFramework Ver7.2 リリースノートをご参照ください。
※Microsoft Internet Explorer 10 を利用する場合、イントラネット・スタートパックの動作に関して
制限事項がありますので、併せてご参照ください。
 WebMail の動作確認メールサーバ
 Cyrus IMAP4 server version 2.3.7
 dovecot version 0.99
 モバイル端末
以下の条件を満たす携帯電話に対応しています。
・NTT DoCoMo(FOMA) / au(WAP2.0) / SoftBank(3GC 型)対応機種
・XHTML 対応機種
また、以下の携帯電話シミュレータにて動作を確認しています。
・i モード HTML シミュレータ II Version8.4
※携帯端末の戻るボタンで前の画面に戻ると、キャッシュが表示され、
最新情報が表示されない場合があります。画面上の戻るリンクを
使用して、前の画面に戻って下さい。
※一部の機種で、TEXTAREA に入力した文字列の最後に改行を付けると、
その前の文字(列)が消えたり、他の文字に変換されたりします。
これは機種固有の問題であり、制限事項となります。
本リリースでの具体的な該当箇所は以下になります。
・スケジュール/施設情報:スケジュール登録・更新時の「説明」。
・WebMail:メール送信・返信・転送時の「本文」。
 ワークフロー連携
連携を行うには intra-mart WebPlatform / intra-mart AppFramework Ver.7.1advanced 以上, Ver.7.2advanced 以上が必要となり
ます。
4. 制限事項
(1)
intra-mart イントラネット・スタートパックの制限事項および注意事項
 タグの表記に用いられる記号(>,<,”,&等)及び「‘」(シングルクォート)をデータとして登録すると、
正常に管理者用画面(マスタメンテ画面など)で表示できないなど、動作がおかしくなる場合があります。
 ファイル、フォルダの保存に関しては OS のファイルシステムに依存します。
 ブラウザの推奨文字サイズは「中」です。「中」以外の場合はレイアウトが崩れることがあります。
 データベースに Oracle11g を使用している場合、SELECT 文で WHERE 句の中のリテラルに 2000 バイト以上を
指定するとエラーになってしまうことが確認されています。ISP でユーザ等の検索をする場合には 2000 バイト以内
を指定するようにしてください。
 Windows XP + Windows Internet Explorer 7 環境について
Microsoft 社より、以下の情報が提供されています。
http://support.microsoft.com/kb/932823/
 電子会議室、掲示板、ドキュメント管理、営業日報、WebMail のファイルダウンロードについて
ファイル名を指定してダウンロードした時ファイル名が切れて完全な名称でダウンロードできない場合があります。
これは、Internet Explorer にダウンロードファイル名の長さの制限があるためです。
http://support.microsoft.com/kb/897168/
当事象が発生した場合、サーバからクライアントへ送信するファイル名をエンコーディングする文字コードを
UTF-8 からクライアント環境の文字コードに変更すると事象の発生を回避することができる場合があります。
以下のプログラムが修正の対象となります。修正の詳細については、添付のプログラム(file_download.js)の
250~252 行目を参照して下さい。
■修正プログラム
pages/platform/src/system/product/library/module/file_download.js
※上記ファイル名、行数は、IWP/AFW Ver.7.1 のものです。
 ファイルダウンロード時の挙動は、ブラウザに依存します。現在以下のような現象が発生することが
確認されています。

ファイルダウンロード機能において「開く」を選択した場合にファイルの中身が表示されない場合が
あります。この場合はファイル名のリンクを「右クリック→保存」にてダウンロードすることができます。
また、NoCacheFilter を無効に設定する事で回避可能ですが、NoCacheFilter を無効に設定すると
以下の操作が可能になってしまいます。
例:ブラウザの戻るボタンが有効になる。
NoCacheFilter の使用に関しましては、「intra-mart WebPlatform / intra-mart AppFramework Ver.7.1
Service Platform 設定ガイド」、「intra-mart WebPlatform / intra-mart AppFramework Ver.7.1 Service
Platform 設定ガイド」の「4.3.2.20 ブラウザにページをキャッシュさせないためのフィルタ」を参照ください。
なお、doc/imart/WEB-INF/web.xml 編集後は、以下の操作が必要です。


intra-mart WebPlatform をご利用の場合:Application-Runtime の再起動

intra-mart AppFramework をご利用の場合:Web コンテナへの再デプロイ
ファイルダウンロード機能において IE6.0(下記参照)で Excel ファイル(*.xls)等を直接開いた場合に、ブラウ
ザで JavaScript 実行時エラーが発生する場合があります。
この場合はファイル名のリンクを「右クリック→保存」にてダウンロードすることができます。
上記事象に関して弊社で検証確認を行った結果(2007 年 1 月 31 日現在)
◆正常に動作するブラウザ
Windows XP+sp2 の IE バージョン:6.0.2900.2180.xpsp2_dgr.050301-1519
◆エラーが発生するブラウザ
Windows 2003 の IE バージョン:6.0.3790.0
Windows 2000 の IE バージョン:6.0.2800.1106

ファイルダウンロード機能において、ブラウザで JavaScript 実行時エラーが表示される場合がありますが動作
上問題ありません。

ファイルダウンロード機能において、「0(ゼロ)byte」のファイルをダウンロードするとブラウザで JavaScript 実
行時エラーが発生します。

ファイルダウンロード機能において、ファイル名に「2byte」文字を含むファイルをダウンロードするとブラウザ
によってはファイル名の欄に任意の英数字が表示されます。

ファイルダウンロード機能において、拡張子のないファイルを開くとエラーが発生します。

ファイル名を指定してダウンロードした時ファイル名が切れて完全な名称でダウンロードできない場合があり
ます。
これは、Internet Explorer にダウンロードファイル名の長さの制限があるためです。
http://support.microsoft.com/kb/897168/

Windows XP + Windows Internet Explorer 7 環境についてファイルをダウンロードできないことがあります。
http://support.microsoft.com/kb/932823/

Windows XP SP2 又は SP3 の Windows Internet Explorer 6 環境において、「保存」を選択してファイルのダウ
ンロードが完了した後に空白のウィンドウが閉じられない場合があります。
http://support.microsoft.com/kb/936880/ja(2010/12/14 現在)
 グローバルポータルにスタートパックのポートレットを使用することは出来ません。
 アプリケーションロールがないユーザがスタートパックのポートレットを使用するとポートレットに「URL が不正です」と
表示されます。
 [施設情報] – [施設更新・削除]画面で設定する「施設画像」は、予め以下のディレクトリに画像ファイルを保存してく
ださい。
Storage Service ルート/startpack/fsroot/(ログイングループ ID)/faclt/picture/
なお、このディレクトリは自動生成されません。画像ファイルを保存するときに作成してください。
 キーワード検索をするときに、データベース上でメタ文字として扱われる文字を含むキーワード指定した場合、正しい
結果を得られない場合があります。
 IE6.0 でスケジュール管理の CSV 出力をした場合に正しく出力できない場合があります。
 IE6.0 では「開く、又は保存する」のダイアログが複数回現われることがあります。
 startpack.ini において、STARTPACK_FILE_UPLOAD_SAVE_TYPE=[空欄]にした場合、以下の制限があります。

ドキュメント管理
同一フォルダ内では重複した名前のファイルを保存できない。
(ドキュメント管理はフォルダごとに添付ファイルを保存する仕様です。)

掲示板
同一掲示板種別内では重複した名前のファイルを保存できない。
(掲示板は掲示板種別ごとに添付ファイルを保存する仕様です。)

電子会議室
同一会議室内容では重複した名前のファイルを保存できない。
(電子会議室は電子会議室内容ごとに添付ファイルを保存する仕様です。)

ブログ
同一記事内では重複した名前のファイルを保存できない。
(ブログは記事ごとに添付ファイルを保存する仕様です。)
 グループポータル設定及びユーザポートレット設定において、ひとつのポータル画面に同じポートレットを2つ以上
登録しないようにしてください。
 スケジュール画面に表示されるスケジュールに関連するユーザが 1000 以上(全て別々のユーザ)いる場合、エラーと
なります。
 データベースで SQLServer を使用時に同一組織・グループに 500 ユーザ以上所属させるとスケジュールの表示が行
えなくなる場合があります。
 <施設情報「グループ(週)」>
週の途中で有効期限が切れた場合、有効期間外の予定も表示されます。(有効期間外の予約も登録できます。)
 <ドキュメント管理>
ワークフロー連携において申請中のプロセスをワークフローのプロセス操作で削除すると新規に申請しようとして
も申請画面に該当のドキュメントが表示されません。また登録者本人及び管理者がドキュメント管理画面から該当
ドキュメントを表示すると「このドキュメントは承認中です。」と表示されて編集、削除ボタンともに表示されないため、
申請もできず、承認中状態でデータの更新・削除もできません。
 <ドキュメント管理>
ワークフロー連携で差し戻しや引き戻し処理で申請者タスクに戻った場合に該当ドキュメントの編集・削除ができ
ません。また承認対象ドキュメントを再選択できません。
 <ドキュメント管理>ドキュメント管理のワークフロー連携
削除申請を否認されて削除を取り消したドキュメントを再び削除申請した場合、否認した時のプロセスの詳細画面
では、そのドキュメントを参照できません。
 <個人設定>
スケジュールアクセス権設定 - グループアクセス権設定で、自分に権限を与えられていないユーザも、メンバー
表示順設定画面に表示されます。(スケジュール画面では権限チェックが働きます)
 掲示板/電子会議室/WebMail(送信画面)/ブログ/イベント/アンケートで利用しているテキスト入力部分
(HTML の文字装飾ができる部分)は、tinyMCE を利用しています。
 startpack.ini の MAIL_URL_USE を ON にした場合、Ver.6.1の配信機能により送信されたメール中の URL は、Ver.7.1
では利用できません。
 掲示板/電子会議室/WebMail で情報表示を行う画面では、URL を自動的にリンクとして表示しますが、この URL
として日本語を使用することはできません。
 アクセス権を設定した掲示板/電子会議室/ドキュメント管理の配信設定において、ユーザ検索(グループ)、グルー
プ検索(ツリー表示)が下位組織のみの場合正しく表示できません。
 IE において掲示板/電子会議室/WebMail(送信画面)/ブログ/イベント/アンケートで利用しているテキストデ
コエリア(HTML の文字装飾ができる部分)へ URL 表記を入力した場合にリンク表示されますが、その後 URL 表記を
編集した際に、表記部分を全削除、もしくは表記末尾にてバックスペースを押下しない限り、リンク表示が解除されま
せん。URL 表記で無くなった場合でもリンク表示が解除されません。
 Windows Internet Explorer6,7,8 を使用している場合、掲示板/電子会議室/WebMail(送信画面)/ブログ/イベント/
アンケートで利用しているテキストデコエリア(HTML の文字装飾ができる部分)で文字の入力方向を右から左へ変
更する修飾をした場合(「右から左へ」ボタンをクリック)、全角記号の一部の文字が“□”と表示されます。
 入力超過時のメッセージ
通常、1000 文字入る所へ 1001 文字入力すると、画面上部に「文字数超過です。1000 文字までです」というメッセ
ージが表示されます。しかし、サロゲートペア文字(4byte 文字)が 1 文字含まれていると 1000 文字しか入力してい
なくても「文字数超過です。1000 文字までです」というメッセージが表示されます。(メッセージが実際の入力文字
数と合わなくなります。処理的に何か問題が起こることはございません)
 以下の画面で、一部の文字が”?”(または“□”)と表示されます。

掲示板一覧表示(本文一部表示)

電子会議室一覧表示

営業日報一覧表示

ブログ

イベント一覧表示

アンケート一覧表示
文字列を途中で切り、残りを「・・・」表示する箇所において、切る箇所に JIS2004 のサロゲートペアが存在すると、以
下のように"?"(または“□”)と表示されます。
(例)
○サロゲートペアが無かった場合
あいうえお・・・
○サロゲートペアがある場合
あいうえ?・・・
 xml ファイルの中にサロゲートペアを記入することができません。
 Windows Internet Explorer 6 を使用している場合、掲示板/電子会議室/ドキュメント管理/Webmail/ユーザ検
索等のツリー表示において、レイアウトが崩れてしまうことがあります。現象が発生した場合、再度ツリーを開きなおす
ことによって回避することが出来ます。
 モバイルでスケジュール一覧等を表示する場合、横幅の制限により、すべての情報が表示されない場合があります。
 Safari 利用時に入力項目(テキストボックス)にフォーカスがある状態でエンターキーを押下すると、エラーが表示され
る、または不整合なデータが登録されることがあります。
 メールのエンコードで EUC-JP や UTF-8 を指定して掲示板メール投稿を行った場合、記事としては全文登録されて
いるにもかかわらず、メール投稿内容文の全文を記載した添付ファイルが付加される場合があります。
 有効期間外の種別に対して、掲示板メール投稿を行うことはできません。
 投稿メールを送付するメーラーによっては、記入した本文通りに掲示板へ反映されない場合があります。
 IM-共通マスタをインストールしている場合、IM-共通マスタで会社・組織の全期間インポートを行うと、スタートパック
で設定されている組織のアクセス権がすべて削除されます。
 IM-共通マスタをインストールしている場合、組織・パブリックグループに指定されている公開ゾーン・検索属性設定
がアプリケーション共通マスタへ同期できない属性があるため、ISP のマスタメンテナンス-公開ゾーン・検索属性設
定メニューの各機能の設定に対して、「解除」を指定して運用を行ってください。
 会社・組織インポート時、または画面上で移動・更新・追加・削除実行時に、追加・修正・削除を行った組織に関して
アクセス権の見直しおよび再設定を行ってください。
 Storage Service を配置している OS が UNIX 系 OS でファイルシステムが ext3 である場合、配置できるディレクトリ数
が 32766 となるため、1 ログイングループに対して以下の機能で添付できるファイル数が 32766 までとなります。
 スケジュール
 ToDo
 掲示板
 電子会議室
 ドキュメント管理
 コミュニティ
 ブログ
 営業日報
 スタートパックと連携するワークフローに関して、サブプロセス機能、代理機能は対応しておりません。
 添付ファイルを登録する際に、保存ファイル名として「\」「/」「:」「*」「?」「"」「<」「>」「|」「&」「'」「~」「;」の文字は使用で
きません。
 掲示板または電子会議室の編集画面からメール送信リンクを押下すると文末の改行が追加された状態でメール本
文欄が表示されます。さらに FireFox を使用しておりメール送信形式が text 形式である場合、本文欄の改行が増加
します。
 WebMail 機能よりメールを選択して各機能に連携を行うと、文末に改行が追加された状態で内容が表示されます。
 各機能においてテキストエリア項目の先頭に改行が入力されていた場合、画面遷移等でテキストエリア項目を表示
すると、先頭の改行が削除されて表示される場合があります。
 ブラウザクッキーの制限により、スケジュール一覧画面で大量のユーザを指定してもユーザが表示されない場合があ
ります。
 文字コードに「EUC-JP」、「UTF-8」を指定している場合、マニュアルを表示しページ遷移を行うと文字化けが発生す
る場合があります。
 複数の環境を同一ブラウザで表示・操作することを想定しておりません。
 各検索画面において、「%」や「_」の文字を入力して検索を行うと、正しく結果が出力されない場合があります。
 Windows Internet Explorer 10 を使用した場合、以下の現象が発生する場合があります。
 メール送信画面で縦スクロールバーが複数表示される。
 スケジュール編集画面で、「グループ選択」リンクを押下すると、グループ選択画面が左側メニューに隠れて
表示される。
 スケジュールのグループ画面(日、週いずれも)において、「ユーザ表示順」リンクを押下すると、ユーザ表示
順画面のタイトルが表示されない。
(2)
WebMail の制限事項および注意事項
当アプリケーションは、RFC822 に定義されるテキストメール及び MIME メール(インターネットメールの多目的拡張、
主に RFC2045~RFC2049)に準拠したインターネットメッセージを扱えるように設計されています。よって、それらの基準
に準拠しない受信メールの形式によっては受信に失敗したり、文字化けを起こすことがあります。制限事項は以下の通
りです。
 送信時に、複数の同じ名前のファイルを添付することができません。
 一部の特殊文字で、メール送信できない文字があります。(メール送信画面上の注意事項ボタンを参照)
 画像付きの html メールには対応していません。
 他のメールクライアントソフトで作成されたフォルダは、WebMail 側では削除できないことがあります。(受信サーバが
IMAP4 の場合)
 MIME 形式でない添付ファイル付きメールは、添付ファイルとして識別してダウンロードすることができません。
 RFC2231 形式の添付ファイルを受信した場合、添付ファイルをダウンロードできません。
 プログラムで異常終了またはスクリプトエラーが発生した場合、すぐにメール受信などができない場合があります。しば
らく時間が経過した後、操作を開始してください。
 ブラウザの文字コードセットを自動選択にしていた場合、画面に CSJS エラーが表示される、若しくは意図した動作をし
ないことがあります。この場合、適切な文字コードセットを指定して下さい。
 X-Servlet を使う場合に、アクセス URL が長いと引数の多いリンクを含む画面などでエラーが発生する端末があります。
プロトコル部分を含めて 40 文字程度に収めてください。
 「グループ管理者」が行った変更は、ログイン中にユーザにすぐに反映されません(ユーザの再ログイン時に反映されま
す)。例えば、任意のユーザでログインをした後、別ブラウザにて 「グループ管理者」でログインをして、任意のユーザ
の有効期限を無効な日付に変更しても、任意のユーザは、メニューからページに遷移して、各処理を行うことができま
す。
 機種依存文字を表示するには、imart.xml において client-charset の設定を「Windows-31J」にする必要があります。
client-charset の設定方法に関しましては、IWP の設定マニュアルをご参照下さい。
 POP3 サーバを使用している場合、「CAPA」コマンドをサポートしていないサーバを使用している場合に、「フォルダを
open できない」というエラーが発生する可能性があります。
 IMAP4 サーバにおいて拡張コマンドの「SORT」に対応していない場合は、ソート機能が利用できません。
 IMAP4 サーバが Cyrus 以外の場合、最上位階層のフォルダのソートができません。
 IMAP4 サーバが Cyrus 以外の場合、フォルダを作成直後に、対象フォルダへ未読メールを移動した場合、未読件数が
カウントされません。
 WebMail の送受信等に関するパフォーマンスは、メールサーバの処理能力に依存します。
 WebMail の表示には Ajax を使用しているため、Client によっては描画に時間がかかる恐れがあります。
 WebMail の SMTP 認証で、CRAM-MD5 による SMTP 認証と DIGEST-MD5 による SMTP 認証には対応しておりません。
 旧 Version/Revision で作成したメールの下書きは使用できません。
 数百以上のメールがメールサーバ上にあり、且つ振り分け条件を1つ以上設定すると、受信時のパフォーマンスが著し
く劣化する場合があります。これは、メールサーバ内で直接振り分け条件を検査しているためです。
 Apache の https 環境を利用する場合、一部の IE6 が待ち状態(ブラウザが固まったような状態)になることがあります。こ
の場合は、Apache の設定ファイル(httpd.conf)の設定 KeepAlive を off にして下さい。それでも解決できない場合、さら
に、IE6 の設定「ツール」-「インターネット オプション」-「詳細設定」にて、「HTTP1.1 を使用する」のチェックを外して下
さい(IE の再起動が必要です)。
 IBM JDK を利用する場合、intra-mart WebPlatform/AppFramework をインストールする際に選択する「ウェブブラウザ
へ送信する文字コード」を、「UTF-8」にする必要があります(この設定をしなかった場合、メール送信時にタイトルまた
は本文に日本語(2bytes 文字)を使うと、サーバエラーとなります)。
 IMAP4 サーバで振り分け設定を行った後、振り分け対象のフォルダ名を変更しても、振り分け設定に反映されません。
振り分け対象のフォルダ名を変更した場合、再度振り分け設定でフィルターの設定を行う必要があります。
 未読メール一覧に対して、ソート処理を実行することができません。
 FireFox3.5 を使った場合、受信一覧画面などで右クリックを行うと画面が白くなる場合があります。
 IMAP over SSL(IMAP4S)、POP over SSL(POP3S)には対応していません。
 メール送信時に宛先や Cc 欄に「“半角英数字のユーザ名”<メールアドレス>」のようなメールアドレスを入力して送信し
た場合、受信画面でユーザ名を囲うダブルクォーテーションとスペースが増えて表示されます。
<例>
以下のように宛先を設定してメールを送信します。
宛先: “aoyagi”<[email protected]>
そのメールを受信すると、下記のように宛先欄にはダブルクォーテーションとスペースが増えて表示されます。
宛先: “”aoyagi” ”<[email protected]>
 新着メールポートレットの一覧画面にて、件名に機種依存文字を使用されているメールが存在すると、機種依存文字の
部分が文字化けする場合があります。
 Webmail で単一のメールアカウントを複数のユーザで使用することは想定しておりません。
 宛先検索より同姓同名ユーザを 2 名以上選択し、一方を削除して送信した場合、削除された対象者が判別できないた
め、削除対象である同姓同名ユーザに送信されてしまう可能性があります。この場合、同姓同名ユーザをすべて削除し
てから、改めて宛先検索より再度選択しなおしてください。
 メール送信時に以下のユーザ名は使用できません。
 カンマ「,」を含むユーザ名
 セミコロン「;」を含むユーザ名
 連続したパイプ「||」を含むユーザ名
 ダラー「$」を含むユーザ名
 メールにファイルを添付する際、ファイル名に「%」「^」「[」「]」「`」「{」「}」「"」の文字は使用できません。
(3)
iOS 版 Safari でのイントラネット・スタートパック利用時の制限事項および注意事項
全体
 勤怠管理・旅費精算機能の動作検証は行っておりません。
 各画面のフローティングウィンドウの位置を移動させることが出来ません。
(例)スケジュール グループ(日)画面のカレンダーモジュール、「ユーザ表示順」を
クリックした際に表示されるフローティングウィンドウなど
 各画面の添付ファイルが可能な画面において、添付ファイルを登録することが出来ません。
 掲示板、電子会議室、ブログ、イベント、アンケート、WebMail の HTML エディタの修飾機能を利用することが出来ませ
ん。iOS 版 Safari ではテキストエリアのみでの入力となります。既に修飾されている記事を iOS 版 Safari で編集して更新
を行う際、修飾情報は全て消去されます。
 各画面のフォームのリストボックスがコンボボックスのように表示されますが、リストボックスの選択項目は複数選択が可
能です。
 各画面で表示するデータ数が多いとき、二本指でスクロールする必要がある場合があります。
(例)スケジュール グループ(日)画面の表示ユーザ数が多い場合
WebMail の受信メール一覧画面の表示メール数が多い場合
 Safari のポップアップブロックの設定が ON になっていると新規ウィンドウが開かない画面が一部ございますので新規ウ
ィンドウが開かない時は Safari のポップアップブロックの設定が OFF になっていないかご確認下さい。
スケジュール
 以下の画面ではドラッグ操作での期間指定をすることが出来ません。

スケジュール グループ(日)画面

スケジュール グループ(週)画面

スケジュール 施設(日)画面

スケジュール 施設(週)画面

スケジュール スケジュール新規登録画面

スケジュール スケジュール編集画面

スケジュール 空き状況確認画面
 スケジュールの各一覧画面のスケジュールのツールチップが表示されません。
(Internet Explorer 等のブラウザではスケジュール上のマウスオーバーでツールチップが表示されます。)
 スケジュールデータ インポート/エクスポート画面の機能を利用することが出来ません。
WebMail
 受信メール一覧画面では以下の機能を利用することが出来ません。

メールのドラッグアンドドロップによるメールのフォルダ移動

メールのドラッグアンドドロップによるメール内容の他機能への連携

メールの右クリックによる操作

メールのダブルクリックによるメール詳細表示(全画面表示)
 WebMail の絞り込み検索設定ウィンドウ内の検索期間の終わりを指定するカレンダーモジュールの表示が見切れて利
用することが出来ません。文字入力でのみ入力可能ですのでご注意下さい。
 メール送信画面において、画面下の「添付ファイル追加」の欄が初期表示されません。表示するには二本指でスクロー
ルする必要があります。
 メール保存画面のダウンロードボタンを利用することが出来ません。
その他、iOS 版 Safari での表示・動作に関しては iOS 版 Safari の製品仕様に準拠します。
(4)
その他
 intra-mart WebPlatform / intra-mart AppFramework Ver.7.1, Ver.7.2 の制限事項に準拠します。
 Concept Base および、駅すぱあとには対応していません。
5. 既知の不具合
 マスタメンテナンス-ツリー構成の各マスタメンテナンス画面において、掲示板・電子会議室・ドキュメント管理のカテゴリ・種別
に対して、移動選択画面へ遷移後、リンクにてもとの画面へ戻った際にツリー構成を維持するようにパッチ 7.1.0 にて改修い
たしましたが、記事に対しては、現状ツリー構成が一部閉じた状態で表示されてしまいます。パッチ 7.1.1 以降で対応予定で
す。
 webmail 受信画面にて添付ファイルを掲示板等へ登録する場合、カテゴリや種別を選択し登録されている記事を指定します
が、記事を指定した際に移動リンクが表示されてしまいます。添付ファイルの追加処理には不要な機能ですので、パッチ
7.1.1 以降にて移動リンクを表示しないように対応予定です。
 webmail 受信画面にて未読メール表示一覧を表示後、件名や差出人等の一覧ヘッダ部をクリックすると選択しているメール
フォルダに対してソート処理が実行されますが、ソートの結果、一部のメールしか取得されずメールの全件表示ができない不
具合が確認されています。パッチ 7.1.1 以降で対応予定です。
 スケジュールのグループ週タブまたは施設週タブにおいて、終了時間が 24:00 であるスケジュールをドラッグした場合にドラッ
グしたスケジュールを離すと、そのスケジュールの表示が崩れてしまいます。パッチ 7.1.1 以降で対応予定です。
 テキスト項目に TAB 文字を加えて登録した場合、参照画面にて/t という形式で表示されてしまう場合があります。パッチ
7.1.3 以降にて対応予定です。
 テキスト項目に「¥」を入力した状態で画面を再表示した時、または「¥」を入力して登録したデータを表示する時に、「¥」が
増えた状態で表示されてしまう場合があります。パッチ 7.1.3 以降にて対応予定です。
6. ライセンス表記
 JSONデータとJavaScriptオブジェクトの変換には、json.js(http://www.json.org/js.html)を改良したライブラリを使用していま
す。
 json.js 内で Array、Boolean、Date、Number、Object、String に対して toJSONString()関数を プロトタイプオブジェクトとして
設定しています。その為、for/in ループ文で取得可能なオブジェクト要素一覧に toJSONString() 関数が列挙されます。
取得した要素が自オブジェクトのプロパティかどうかを、hasOwnProperty() 関数等を利用し、 必要に応じて判定してくださ
い。
 textdecoareaには、tinymce(http://tinymce.moxiecode.com/)を使用しています。
 Ajaxコンポーネントとして、dojo(http://dojotoolkit.org/)を使用しています。
7. 著作権および特記事項
intra-mart は株式会社 NTT データ イントラマートの商標です。
Oracle と Java は、Oracle Corporation 及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。文中の
社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。
他の会社名、製品名およびサービス名などはそれぞれ各社の商標または登録商標です。
本製品を使用する場合は、本製品に含まれる各ソフトウェアのライセンスについても同意したものとします。
各ソフトウェアのライセンスについては、同封のライセンスシートをご参照ください。
8. 付録
(1)
サイジングについて

ご注意
あくまでシステム構築例です。そのため intra-mart 用にシステム構築する場合、最小限の目安程度に考えてください。
⇒実際には想定される利用状況を考慮し、サーバ規模/システム構成を検討する必要があります。
イントラネット・スタートパック Ver. 7.0 リリース時点での参考資料となります。

前提条件(重要)

intra-mart イントラネット・スタートパックのみを標準状態で利用する場合を想定しています。
(カスタマイズを加える場合は、案件の業務設計・運用設計により別途サイジングを検討する必要があります)

同時アクセス数(セッション数)はユーザ数の10%~20%として、単純に算出しました。
⇒実際には、想定される利用状況等考慮の上、同時アクセス数(セッション数)を算出する必要があります。

イントラネットで利用する場合を想定しています。
⇒エクストラネットで利用する場合は、アクセス数(セッション数) /セキュリティー対策等に従い、
サーバ規模/システム構成の再検討が必要です。

サイジングはユーザ数ではなく、同時アクセス数が重要な判断材料となります。

性能チェックは Oracle11g にて行っています。

WebMail の送受信等に関するパフォーマンスは、メールサーバの処理能力に依存します。
ユーザ数
⇒
~50ユーザ
想定同時アクセス数
~50ユーザ程度
ユーザ数
~10ユーザ(セッション数)
クライアント
サーバ
WWWサーバ
App-Runtime
DBサーバ
サーバ
種別
製品
必要数
OS
Windows 2003 Server
1
ソフトウェア
Web サーバ(Apache)
WebServerConnector
1
1
Windows 2003 Server
1
WWW サーバ
OS
Application Runtime
intra-mart 関連
OS
DB サーバ
ソフトウェア
Application Runtime
Application Runtime 以外各サービス
1
各1
Windows 2003 Server
1
RDB(Oracle11g™)
1
【サーバ参考スペック】
(1) WWWサーバ
(2) Application Runtime /DBサーバ
CPU: Xeon 3GHz × 1CPU以上
CPU: Xeon 3GHz × 2 CPU 以上
メモリ: 最低 1GB以上
メモリ: 最低1GB以上(推奨2GB以上)

ユーザ数 ⇒ ~100ユーザ
ユーザ数
~100ユーザ程度
想定同時アクセス数
~20ユーザ(セッション数)
クライアント
サーバ
App-Runtime
サービスサーバ
App-Runtime
DBサーバ
WWWサーバ
サーバ
種別
製品
必要数
OS
Windows 2003 Server
1
ソフトウェア
Web サーバ(Apache)
WebServerConnector
1
1
Windows 2003 Server
2
Application Runtime
2
Windows 2003 Server
1
WWW サーバ
OS
Application Runtime
intra-mart 関連
OS
サービスサーバ
intra-mart 関連
OS
DB サーバ
ソフトウェア
Application Runtime 以外各サービス
Server Manager
各1
Windows 2003 Server
1
RDB(Oracle11g™)
1
【サーバ参考スペック】
(1) WWWサーバ
(2) Application Runtimeサーバ
(4)DBサーバ
(3)サービスサーバ
CPU: Xeon 3GHz × 1CPU以上
CPU: Xeon 3GHz × 1~2 CPU 以上
CPU: Xeon 3GHz × 2 CPU 以上
メモリ: 最低 1GB以上
メモリ:最低2GB以上(推奨3GB以上)
メモリ: 最低512MB以上

ユーザ数 ⇒ ~500ユーザ
ユーザ数
~500ユーザ程度
想定同時アクセス数
~100ユーザ(セッション数)
クライアント
サーバ
App-Runtime
サービスサーバ
App-Runtime
DBサーバ
WWWサーバ
サーバ
種別
製品
必要数
OS
Windows 2003 Server
1
ソフトウェア
Web サーバ(Apache)
WebServerConnector
1
1
Windows 2003 Server
4
Application Runtime
4
Windows 2003 Server
1
WWW サーバ
OS
Application Runtime
intra-mart 関連
OS
サービスサーバ
intra-mart 関連
OS
DB サーバ
ソフトウェア
Application Runtime 以外各サービス
Server Manager
各1
Windows 2003 Server
1
RDB(Oracle11g™)
1
【サーバ参考スペック】
(1) WWWサーバ
(2) Application Runtimeサーバ
(4)DBサーバ
(3)サービスサーバ
CPU: Xeon 3GHz × 1CPU以上
CPU: Xeon 3GHz × 1~2 CPU 以上
CPU: Xeon 3GHz × 2 CPU 以上
メモリ: 最低 1GB以上
メモリ:最低2GB以上(推奨3GB以上)
メモリ: 最低512MB以上

ユーザ数 ⇒ ~1000ユーザ
ユーザ数
~1000ユーザ程度
想定同時アクセス数
~200ユーザ(セッション数)
クライアント
Win
App-Runtime×4~6
各サービスサーバ×1
DBサーバ×1
サーバ
種別
製品
必要数
OS
Windows 2003 Server
1
ソフトウェア
Web サーバ(Apache)
WebServerConnector
1
1
Windows 2003 Server
6
Application Runtime
6
Windows 2003 Server
1
WWW サーバ
OS
Application Runtime
intra-mart 関連
OS
サービスサーバ
intra-mart 関連
OS
DB サーバ
ソフトウェア
Application Runtime 以外各サービス
Server Manager
各1
Windows 2003 Server
1
RDB(Oracle11g™)
1
【サーバ参考スペック】
(1) WWWサーバ
(2) Application Runtimeサーバ
(4)DBサーバ
(3)サービスサーバ
CPU: Xeon 3GHz × 1CPU以上
CPU: Xeon 3GHz × 1~2 CPU 以上
CPU: Xeon 3GHz × 2 CPU 以上
メモリ: 最低 1GB以上
メモリ:最低2GB以上(推奨3GB以上)
メモリ: 最低512MB以上
(2)
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