カナダ留学を体験して 2013 年 2 月 28 日 小保方 行志朗 ◆ 留学先等について ・場所:カナダ ブリティッシュ・コロンビア州 ラングレー (カナダ西海岸バンクーバーから東へ4.5キロ) ・学校:ブルックスウッド高校<Brookswood Secondary> (生徒総数 約 1100 名) ・期間:2012 年 8 月 23 日~2013 年 7 月 22 日 ◆留学を通して思う事 昨年、高校1年の夏休みからカナダに留学して、すでに約6か月が経ちました。 皆さんは日本の学校生活を楽しんでいるでしょうか? さて皆さんにお聞きします。 留学と聞いて、まず何を思い浮かべますか? 私は小さなころから海外にあこがれていて、高校生になったら絶対に留学したいと思 っていました。 初めは単純な理由です。ただカッコいい、楽しそう、面白そう。 ほとんどの皆さんも同じ発想を持っているのではないでしょうか? これはとても大事なことです。 興味や関心が、まず何事にも大事な原動力になるからです。 ここからは皆さんにお伝えしたい話をします。 まず一番皆さんに言いたいことは、留学したから英語が喋れるという考え方は 大きな勘違いです。当たり前のことかもしれませんが、これが6か月経って感じる現実 です。英語力は年数、時が解決する部分もあるかもしれません。ですが私のように限 られた一年という時間で完璧に英語をマスターすることは不可能に近いのではないで しょうか。だから私も今、本当に自分が、なぜ今まで真剣に英語を勉強してこなかった のかと後悔しています。だからこそ、留学している間は日々の英語の勉強は欠かせな いのです。それでも現時点で思った以上に語学力が伸びていません。 今この文章を読んだ人の中には留学の印象が変わったかもしれません。 厳しいことを言いますが、言葉が通じなければカナダ人と仲良くなれないのです。 留学を楽しいものにはできないのです。これが現実です。 ですが皆さん、考え方を180度変えてみてください。 英語さえ話せれば誰とでも仲良くなれる、もっともっと海外の人と深い関係になれるの です。今まで知らなかったことも、体験できなかったことも、自分の可能性がどんどん 広がります。 私は今、カナダのサッカーチームに所属していてカナダ人や他の国の人々とサッカー をしています。土日には友達とパーティーや映画、ショッピングに行ったりしています。 とても楽しいです。 ですが楽しい留学生活を過ごしたいのなら、それなりの努力や苦労が必要だというこ とを皆さんにわかってもらいたいです。ただ単に楽しい留学はありえません。 私が考えるに留学の意義というのはやはり、今まで自分が考えもしなかった考えや価 値観に出会えることです。又、世界の動き、流れを知り、世界の人々と接していく中で、 自分を今まで以上に大きく、たくましく成長させてくれるものではないでしょうか。 今はインターネット等で世界を近く感じることのできる時代です。 もっともっと自分が挑戦したいことに挑戦できます。何でもできる時代なのです。 だからこそ日々の生活を無駄にせず、踏み出す勇気を持つことです。 常に自分は将来何をしたい、何になりたい、そのために今、何をするべきなのか、 何が必要なのか。みなさんも留学に限らず、少し将来について目を向け、少しでも、 今からでも、行動に移してみてください。 私も常に意識しています。 だからこそ、私はカナダに留学し、英語を必死で勉強しています。 時間はたくさんあるようでないのです。 最後に留学は決して楽なものでもありませんし、誰もが行くことのできるものでもあり ません。ですが機会があるなら是非、世界に興味を向けて、挑戦してもらいたいです。 世界に出ることは、必ず自分にプラスになります。 この場を借りて私を留学させてくれている両親、温かく見守ってくれている恩師、陰な がらサポートしてくれる友人達に感謝したいです。 Where there is a will, there is a way.
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