睡 眠 薬

睡 眠 薬
睡 眠 薬
1.Barbiturate系
一般名,構造式
H2C=HCH2C
睡 眠 薬
H3CH2CH2CHC
O
製品名(会社名)
H
N
N
アイオナール
ナトリウム
ONa Ional sodium
(日医工)
CH3 O
セコバルビタール
ナトリウム
Secobarbital sodium
132
剤形
注 200mg/1管
用法・用量
効能・効果
通常, 成人にはセコ 不眠症, 麻酔前投薬,
バルビタールナトリ 全身麻酔の導入, 不
ウムとして, 1回100 安緊張状態の鎮静
~200mg(5%溶液 2
~4mL)を徐々に静
脈内注射するか, 又
は筋肉内注射する.
なお, 年齢, 症状によ
り適宜増減するが,
総量500mg(5%溶液
10mL)を超えないこ
とが望ましい.
一般名,構造式
製品名(会社名)
H3CH2C
(H3C)2HCH2CH 2C
O
N
H
O
アモバルビタール
Amobarbital
アモバルビタール
H3CH2C
H3CH2CH2CHC
O
CH3 O
N
N
H
O-
Ca ++
2
ペントバルビタール
カルシウム
Pentobarbital calcium
ペントバルビタールカルシウム
剤形
イソミタール
末
Isomytal(日本新薬)
ラボナ
Ravona(田辺三菱)
用法・用量
効能・効果
(不眠症)
不眠症, 不安緊張状
アモバルビタールと 態の鎮静
して, 通常成人1日
0.1~0.3gを就寝前
に経口投与する.
なお, 年齢, 症状によ
り適宜増減する.
(その他の用法・用
量は添付文書参照)
錠 50mg (TA 123)(不眠症)
通常, 成人にはペントバ
ルビタールカルシウムと
して1回50~100mgを
就寝前に経口投与する.
なお, 年齢, 症状により
適宜増減する.
(その他の用法・用量は
添付文書参照)
不眠症, 麻酔前投薬,
不安緊張状態の鎮静,
持続睡眠療法におけ
る睡眠調節
133
睡 眠 薬
O
H
N
一般名,構造式
H3CH2C
製品名(会社名)
O
睡 眠 薬
O
H
N
N
H
O
フェノバルビタール
Phenobarbital
フェノバルビタール
フェノバルビタール散 10%
(抗てんかん薬としてはp.82参照)
134
剤形
用法・用量
効能・効果
[経口]
フェノバール
(不眠症)
末
Phenobal(第一三共) 散 10%
フェノバルビタール 不眠症
錠 30mg (
P3) として, 通常成人1 不安緊張状態の鎮静
エリキシル 0.4%
回30~200mgを就 てんかんのけいれん発作
寝前に経口投与する. 強直間代発作(全般けい
れん発作, 大発作)
,焦
なお, 年齢, 症状によ
点発作
り適宜増減する.
ワコビタール
坐 15 , 30 ,
(ジャクソン型発作を含む)
Wakobital
(高田)
50 , 100 mg (その他の用法・用 自律神経発作,精神運
量は添付文書参照) 動発作
ルピアール
Lupial(久光)
坐 25 , 50 ,
100 mg
[坐剤]
(ワコビタール,ル
ピアールのみ)
小児に対して経口投与
が困難な場合の次の目
的に用いる.
・催眠
・不安・緊張状態の鎮静
・熱性けいれんおよびて
んかんのけいれん発作
の改善
2.Urea系化合物
一般名,構造式
H3C
CHCHCONHCONH 2
Br
ブロモバレリル尿素
Bromovalerylurea
剤形
用法・用量
効能・効果
(不眠症)
不眠症
ブロモバレリル尿素と 不安緊張状態の鎮静
して, 通常成人1日1
回0.5~0.8gを就寝前
又は就寝時経口投与す
る.
(不安緊張状態の鎮静)
ブロモバレリル尿素と
して, 1日0.6~1.0g
を3回に分割経口投与
する.
なお, 年齢, 症状によ
り適宜増減する.
ブロモバレリル尿素
135
睡 眠 薬
H3C
製品名(会社名)
ブロバリン
末
Brovarin(日本新薬)
3.Benzodiazepine誘導体
一般名,構造式
製品名(会社名)
CH2CF3
S
N
睡 眠 薬
Cl
N
F
クアゼパム
Quazepam
136
ドラール
Doral
(田辺三菱/吉富)
剤形
用法・用量
効能・効果
不眠症
錠 15mg(SS 515) (不眠症)
20mg(SS 520) 通常, 成人にはクアゼ 麻酔前投薬
パムとして1回20mg
を就寝前に経口投与
する.
なお, 年齢, 症状, 疾
患により適宜増減す
るが, 1日最高量は
30mgとする.
(麻酔前投薬)
手術前夜:通常, 成人
にはクアゼパムとし
て1回15~30mgを就
寝前に経口投与する.
なお, 年齢, 症状, 疾
患により適宜増減す
るが, 1日最高量は
30mgとする.
一般名,構造式
製品名(会社名)
O
H
N
ネルボン
Nelbon(第一三共)
N
O2N
ベンザリン
Benzalin(塩野義)
ニトラゼパム
N
N
Cl
N
N
エスタゾラム
Estazolam
エスタゾラム
ユーロジン
Eurodin(武田)
用法・用量
効能・効果
不眠症
麻酔前投薬
異型小発作群(点頭
てんかん,ミオクロヌ
ス発作,失立発作等)
状により適宜増減する.
細 1%
焦点性発作(焦点性
錠 2mg( 021/2) (抗てんかん薬としては けいれん発作,精神
p.92,麻酔前投薬の用
5mg( 022/5) 法・用量は添付文書参 運動発作,自律神経
10mg( 023/10) 照)
発作等)
散 1%
錠 1mg(
2mg(
本剤の用量は, 年齢, 不眠症
141/1) 症状, 疾患などを考 麻酔前投薬
142/2) 慮して適宜増減する
が, 一般に成人には
次のように投与する.
(不眠症)
1回エスタゾラムとして1~4mgを就寝前
に経口投与する.
(麻酔前投薬の用法・用量は添付文書参照)
137
睡 眠 薬
ニトラゼパム
Nitrazepam
剤形
散 1%
(不眠症)
錠 5mg
通常,成人にはニトラ
(SANKYO 116/5) ゼパムとして1回5~
10mg
10mgを就寝前に経口
(SANKYO 117/10) 投与する.なお,年齢・症
一般名,構造式
製品名(会社名)
CH2CH 2N(CH2CH3)2
O
N
N
Cl
睡 眠 薬
F
フルラゼパム
Flurazepam
ダルメート
Dalmate(共和)
剤形
用法・用量
効能・効果
通常成人1回, 1~2 不眠症
カプセル 15mg
(KW/323/KW323) カプセルを就寝前ま 麻酔前投薬
たは手術前に経口投
与する. ただし, フル
ラゼパム塩酸塩とし
て, 10~30mgとす
る.
なお, 年齢・症状に
より, 適宜増減する.
フルラゼパム塩酸塩
CH3
N
O2N
O
N
ニメタゼパム
Nimetazepam
138
エリミン
錠 3mg
028/3)
Erimin(大日本住友) (
5mg
028/5)
(
通常, 成人には1回ニ 不眠症
メタゼパムとして3
~5mgを就寝前に経
口投与する.
なお年令・症状によ
り適宜増減する.
一般名,構造式
O
H
N
F
O
剤形
用法・用量
効能・効果
睡 眠 薬
N
Br
製品名(会社名)
ハロキサゾラムとし 不眠症
ソメリン
細 1%
て, 通常成人1回5~
Somelin(第一三共) 錠 5mg
(SANKYO 128/5) 10mgを就寝前に経
10mg
口投与する.
(SANKYO 129/10) なお, 年齢, 症状によ
り適宜増減する.
ハロキサゾラム
Haloxazolam
ハロキサゾラム
139
一般名,構造式
製品名(会社名)
H3C
N
N
睡 眠 薬
Cl
N
N
ハルシオン
Halcion
(ファイザー)
Cl
剤形
トリアゾラム
Triazolam
140
錠 0.125mg
(UPJOHN 10)
0.25mg
(UPJOHN 17)
用法・用量
効能・効果
不眠症
(不眠症)
通常成人には1回トリアゾラムとして
麻酔前投薬
0.25mgを就寝前に経口投与する. 高度な不
眠症には0.5mgを投与することができる.
なお, 年齢・症状・疾患などを考慮して適
宜増減するが, 高齢者には1回0.125mg~
0.25mgまでとする.
(麻酔前投薬)
手術前夜:通常成人には1回トリアゾラム
として0.25mgを就寝前に経口投与する. な
お, 年齢・症状・疾患などを考慮し, 必要に
応じ0.5mgを投与することができる.
一般名,構造式
製品名(会社名)
CH3
N
N
F
フルニトラゼパム
Flunitrazepam
サイレース
Silece(エーザイ)
剤形
用法・用量
効能・効果
錠1mg
[経口]
[経口]
(C-11F C-11F/1) 通常成人1回, フル 不眠症
2mg
ニトラゼパムとして, 麻酔前投薬
(C-11H C-11H/2) 0.5~2mgを就寝前 [注射]
注 2mg/1mL/1管
又は手術前に経口投 全身麻酔の導入
与する.
局所麻酔時の鎮静
なお, 年齢・症状に
より適宜増減するが,
高齢者には1回1
mgまでとする.
錠1mg
[注射の用法・用量
( 201 201/1)
は添付文書参照]
2mg
( 202 202/2)
注 2mg/1mL/1管
フルニトラゼパム
141
睡 眠 薬
O2N
O
ロヒプノール
Rohypnol(中外)
一般名,構造式
製品名(会社名)
N
H3C
ドルミカム
Dormicum
(アステラス)
N
睡 眠 薬
Cl
N
F
ミダゾラム
Midazolam
142
用法・用量
(麻酔前投薬)
通常, 成人にはミダゾラム0.08~0.10mg/
kgを手術前30分~1時間に筋肉内に注射す
る.
通常, 修正在胎45週以上(在胎週数+出生
後週数)の小児にはミダゾラム0.08~
0.15mg/kgを手術前30分~1時間に筋肉内
に注射する.
なお,いずれの場合も,患者の年齢,感受
性,全身状態,手術術式,麻酔方法等に応
剤形
じて適宜増減する.
注 10mg/2mL/1管 (その他の用法・用量は添付文書参照)
効能・効果
麻酔前投薬
全身麻酔の導入及び
維持
集中治療における人
工呼吸中の鎮静
歯科・口腔外科領域
における手術及び処
置時の鎮静
一般名,構造式
製品名(会社名)
CH3
O
N
OH
Cl
ロルメタゼパム
Lormetazepam
N
N
Cl
CONHCH(CH3)2
C
N
CH2NHCOCH 2NH2
O
Cl
リルマザホン
Rilmazafone
用法・用量
錠 1mg
(AK 229)
エバミール
Evamyl
(バイエル)
錠 1mg(
リスミー
Rhythmy(塩野義)
)
錠 1mg
(
024/1)
2mg
(
025/2)
効能・効果
ロルメタゼパムとし 不眠症
て, 通常, 成人には1
回1~2mgを就寝前
に経口投与する. な
お, 年齢, 症状により
適宜増減するが, 高
齢者には1回2mgを
超えないこと.
睡 眠 薬
N
Cl
剤形
ロラメット
Loramet
(あすか/武田)
(不眠症)
不眠症
通常, 成人にはリル 麻酔前投薬
マザホン塩酸塩水和
物として1回1~2mg
を就寝前に経口投与
する.
なお, 年齢, 疾患, 症状により適宜増減する
が, 高齢者には1回2mgまでとする.
(麻酔前投薬の用法・用量は添付文書参照)
143
4.Thienodiazepine誘導体
一般名,構造式
製品名(会社名)
H3C
H3CH2C
S
N
N
睡 眠 薬
N
エチゾラム
Etizolam
エチゾラム
エチゾラム細粒
エチゾラム錠
144
N
Cl
デパス
Depas
(田辺三菱/吉富)
剤形
細 1%
錠 0.25mg
(Y DP/025)
0.5mg
(Y DP/0.5)
1mg
(Y DP/1)
用法・用量
(睡眠障害)
通常, 成人にはエチ
ゾラムとして1日1~
3mgを就寝前に1回
経口投与する.
なお, いずれの場合
も年齢, 症状により
適宜増減するが, 高
齢者には, エチゾラ
ムとして1日1.5mg
までとする.
(その他の用法・用
量はp.49を参照)
効能・効果
神経症における不安・
緊張・抑うつ・神経衰
弱症状・睡眠障害
うつ病における不安・
緊張・睡眠障害
心身症(高血圧症,胃・
十二指腸潰瘍)におけ
る身体症候ならびに不
安・緊張・抑うつ・睡
眠障害
統合失調症における睡
眠障害
下記疾患における不
安・緊張・抑うつおよ
び筋緊張
頸椎症, 腰痛症, 筋収
縮性頭痛
一般名,構造式
製品名(会社名)
H3C
Br
S
N
N
Cl
ブロチゾラム
Brotizolam
ブロチゾラム ブロチゾラム錠
用法・用量
効能・効果
グッドミン
Goodmin
(田辺三菱/吉富)
本剤の用量は, 年齢, 不眠症
症状, 疾患などを考 麻酔前投薬
慮して適宜増減する
が, 一般に成人には
次のように投与する.
(不眠症)
1回ブロチゾラムと
して0.25mgを就寝
前に経口投与する.
(麻酔前投薬)
錠 0.25mg
(Y GD)
手術前夜:1回ブロ
チゾラムとして
0.25mgを就寝前に
経口投与する.
麻酔前:1回ブロチ
ゾラムとして0.5mg
を経口投与する.
睡 眠 薬
N
N
剤形
レンドルミン
錠 0.25mg
Lendormin
( /13A 13A)
(日本ベーリンガー) 口崩錠 0.25mg
( /13C 13C)
145
5.その他
一般名,構造式
Cl
ONa
Cl CCH 2 O P
OH
Cl
O
睡 眠 薬
トリクロホスナトリウム
Triclofos sodium
トリクロホスナトリウム
トリクロホスナトリウムシロップ
146
製品名(会社名)
剤形
トリクロリール
シロップ 10%
Tricloryl
(アルフレッサファーマ)
用法・用量
効能・効果
トリクロホスナトリ 不眠症
ウムとして, 通常成 脳波・心電図検査等
人1回1~2g(シロッ における睡眠
プとして10~
20mL)を就寝前又は
検査前に経口投与す
る. 幼小児は年齢に
より適宜減量する.
なお, 患者の年齢及
び状態, 目的等を考
慮して, 20~80mg/
kg(シロップとして
0.2~0.8mL/kg)
を
標準とし, 総量2g(シ
ロップとして20mL)
を超えないようにす
る.
一般名,構造式
N
N
N
OCO N
N CH3
ゾピクロン
Zopiclone
剤形
錠 7.5mg
(RY)
10 mg(ZC)
用法・用量
効能・効果
(不眠症)
不眠症
通常, 成人1回, ゾピ 麻酔前投薬
クロンとして, 7.5~
10mgを就寝前に経
口投与する. なお, 年
齢・症状により適宜
増減するが, 10mgを
超えないこと.
(麻酔前投薬)
通常, 成人1回, ゾピ
クロンとして, 7.5~
10mgを就寝前また
は手術前に経口投与
する. なお, 年齢・症
状・疾患により適宜
増減するが, 10mgを
超えないこと.
睡 眠 薬
N
製品名(会社名)
アモバン
Amoban
(サノフィ/日医工)
Cl
O
147
一般名,構造式
製品名(会社名)
剤形
用法・用量
通常, 成人にはゾル
マイスリー
601)
錠 5mg(
CH3 Myslee
631) ピデム酒石酸塩とし
10 mg(
て1回5~10mgを就
(アステラス/サノフィ)
N
CH3
寝直前に経口投与す
CH2CON
る. なお, 高齢者には
CH3
1回5mgから投与を
開始する. 年齢, 症
状, 疾患により適宜
増減するが, 1日
ゾルピデム
10mgを超えないこ
Zolpidem
ととする.
N
H3C
睡 眠 薬
148
ゾルピデム酒石酸塩
ゾルピデム酒石酸塩錠
効能・効果
不眠症
(統合失調症及び躁
うつ病に伴う不眠症
は除く)
一般名,構造式
製品名(会社名)
ロゼレム
Rozerem(武田)
剤形
錠 8mg(
用法・用量
157)
効能・効果
通常, 成人にはラメ 不眠症における入眠
ルテオンとして1回 困難の改善
8mgを就寝前に経口
投与する.
睡 眠 薬
ラメルテオン
Ramelteon
149
一般名,構造式
製品名(会社名)
Cl
N
睡 眠 薬
O
N
H3C
N
H
N
O
N
エスゾピクロン
Eszopiclone
150
剤形
用法・用量
効能・効果
ルネスタ
錠 1mg( 311/1) 通常, 成人にはエス 不眠症
Lunesta(エーザイ) 2mg( 312/2) ゾピクロンとして1
3mg( 313/3) 回2mgを, 高齢者に
は1回1mgを就寝前
O
に経口投与する. な
お, 症状により適宜
増減するが, 成人で
は1回3mg, 高齢者で
N
は1回2mgを超えな
いこととする.
一般名,構造式
製品名(会社名)
H
N
N
N
O
N
N
N
剤形
用法・用量
効能・効果
錠 15mg( /325) 通常, 成人にはスボ 不眠症
20mg( 335) レキサントとして1
日1回20mgを,高齢
者には1日1回15mg
を就寝直前に経口投
与する.
睡 眠 薬
CI
ベルソムラ
Belsomra(MSD)
CH3
O
H3C
スボレキサント
Suvorexant
151