△ 清 水 一 男 君 ○副議長(岡本徳夫君) 次に、7番 〔7番 ○7番(清水一男君) 清水一男議員の質問を許します。清水議員。 清水一男君登壇〕 前3人、大変子供さんとか、若者、そして旅行とか、温泉とか、本当 に夢のある楽しいお話が多かったわけです。その後、第4番目が至って現実的なお話に戻る ということで、皆さん、お疲れのところ恐縮ですが、いましばらくおつき合いのほどよろし くお願いします。 第1番目です。菊川市の生活排水処理対策ということで、質問します。 本市の公共下水道は、平成1 0年度から、旧菊川地区において計画し、実施してきました。 旧小笠地区においては、現在まで事業化されておりません。 従来、菊川市内で実施してきた生活排水施設の種類は、公共下水道のほかにコミュニティ プラント、農業集落排水施設、合併処理浄化槽等があります。それぞれ特徴があり、どうい う施設を採用するかによって、今後数十年にわたって品質やコスト面で影響を及ぼすことと なります。菊川市で、今後新規に実施する施設としては、公共下水道か合併浄化槽ではない かと思いますが、その選択の基準はどのようなものでしょうか。 新築や単独浄化槽からの切りかえによる合併処理浄化槽も増加していきます。今後の投資 効率を高めるとともに、個人の無駄な出費を阻止するためにも、行政の見解を市民に広く公 表し、また市民の意見、要望も取り上げ、早期に今後の事業を計画されるべきと考えており ます。 次の質問をします。 1、菊川市の今後の生活排水処理施設は、どのようなものか。どのような場所には、どの ような施設が該当するのか。その場合の建設費とか維持費はどの程度必要か。 2、町なかでも人口の少ない地域では、公共下水道は無理、これはコストの点ですね。市 設置型の浄化槽、掛川市がやっておりますが、を実施できないか。 3、小笠地域の下水道計画については、どういう状態にあるのか。以上、お聞きします。 2問目ですが、都市計画への地域の要望ということで質問します。 菊川市としての新たなまちづくりのため、菊川市都市計画マスタープランを作成しました が、このとき地域の代表による地域協議会を設立して協議を行い、地域別構想案を作成しま したが、地域協議会の役割は、それまでで終わり、その後地域別構想案と全体構想案を整理 して、菊川市都市計画マスタープランを作成することになっておりました。都市計画マス タープランは、都市計画に関する中・長期的な方針を示し、策定からおおむね2 0年後を見据 えたまちづくりの方針を定めるものです。今後も継続して地元の意見や要望を出していくべ きと考えます。 特に、用途地域の住民にとっては、都市計画税の利用状況や今後の具体的な事業の内容や 時期等について意見、要望を出し、行政と議論をして実施内容を決めていくべきものと考え ます。 次の質問にお答えください。 1、都市計画に関する地元への実施報告と地元の要望を聞く会を毎年実施すべきと考える が、いかがでしょうか。 2番目、行政と地元、これは用途地域の場合ですが、地元代表との協議のための設立でき ないかを質問させていただきます。 以上、2点、よろしくお願いします。 ○副議長(岡本徳夫君) 清水議員の質問が終わりました。 答弁を求めます。太田市長。 〔市長 ○市長(太田順一君) 太田順一君登壇〕 清水議員の二つの質問にお答えします。 まず最初の生活排水処理対策でございますが、生活排水処理基本計画の基本方針では、市 街地等の人口密集地区等では公共下水道、下水道計画区域外や下水道整備に期間を要する地 域については、合併処理浄化槽という位置づけをしておりますので、引き続き、公共下水道 と合併処理浄化槽の整備を進めてまいります。 現在進めております下水道認可区域762ヘクタールを公共下水道で整備した場合には、人口 2万78 0人、費用につきましては概算として建設事業費217億円、平成50年までの維持管理費 は総額6 0 億円と試算しております。 次に、前後いたしますが、小笠地域の下水道計画についての御質問ですが、生活雑排水の 浄化は、自然環境の保全、生活の快適性保持の観点から重要であるため、当然優先的な課題 であると認識しております。 昨年度策定した環境基本計画では、小笠地区の生活排水処理方針の明確化の検討を進める という位置づけをしておりますので、これに基づいて検討してまいります。 最後に、「市設置型の浄化槽を設置できないか」との御質問ですが、浄化槽の設置につき ましては、市町村設置型と現在菊川市で進めている個人設置型の2種類があります。市町村 設置型は市が設置主体となり、下水道事業債を発行して浄化槽を整備するもので、保守点検 や清掃といった維持管理まで市が実施する事業であります。 掛川市における市町村設置型での事業は、当初農業集落排水事業で整備を計画していた地 区でありましたが、農業集落排水事業の代替施策として、整備期間を5年間として整備を進 めていると聞いております。 菊川市としましては、今後も個人設置型による整備を推進してまいりますが、他の地域に 比べて水質浄化が必要と判断される地域に対し、合併浄化槽の設置を促進するため、一定の 区域を定めて積極的な整備を進めるという方法への転換も考えております。この方法につい ては、その地区選定や対象範囲の決定、設置済みの合併浄化槽に交付した補助金との均衡等 の課題がありますので、今後研究してまいります。 次に、都市計画への地域の要望についての御質問にお答えします。 初めに、都市計画に関する報告会の開催についての御質問ですが、都市計画税の使途状況 など都市計画事業に関する決算状況につきましては、広報きくがわの紙面を媒体として、市 民の皆様に報告をさせていただいているところでありまして、平成2 1年度の決算状況につき ましては、年明けの1月号にて報告させていただくことと考えております。 次に「地元要望を聞く会の実施及び行政と地元代表との協議のための委員会を設立できな いか」の御質問ですが、都市計画事業につきましては、都市計画決定されている都市施設の 具体の整備事業でありますので、都市計画案の策定段階から地元の皆様との協議は行ってま いります。 また、具体の事業の実施段階におきましても、計画決定段階と同様に、地元の皆様と整備 手法や事業着手時期など、さまざまな事項について協議を行った上で事業を推進してまいり ます。したがいまして、今後における都市施設の見直しを含め、必要に応じて地元協議を行 うこととしております。 なお、昨年の第4回定例会において都市計画マスタープランの策定時期について平成2 2年 度内と説明させていただきましたが、本年度実施しております国勢調査の数値を盛り込み策 定したいと考えておりますので、公表時期が平成23年度に入ることを申し添えさせていただ きます。 以上、清水一男議員への答弁といたします。ありがとうございました。 ○副議長(岡本徳夫君) ○7番(清水一男君) 答弁が終わりました。清水議員、再質問ありますか。清水議員。 ありがとうございました。 二、三等、お聞きしたいですが、答弁では、その地域の広さっていいますか、合併浄化槽 を提供する場合と公共下水道にする場合の選択の基準としては、これは具体的には、その件 数とかその地域の具体的なあり方とか、何かもうちょっと詳しい基準というのはないんでし ょうか。 と同時にもう一つは、実際に、この菊川市の中で、今、下水道がつくられてないところを だんだん充当していくわけですけど、その場合には、やっぱり公共下水道か浄化槽しかない と思うんですけども、常識的に考えますとその2つで、しかも小笠地区では、ちょっと経済 性の面も考えると、公共下水道は無理じゃないかというふうに思うんですけども、その辺の 見解をちょっとお聞きしたいのと、実際、一般的なコスト面からいって、公共下水道と最近 の場合ですと合併浄化槽が普通の浄化槽になっているんですが、その場合の個人が払う費用 ですよね、1人平均月幾らとか、または立米単価とかそういうことでもいいんですけど、そ の辺の基準っていいますか、大体の目安があったらお聞きしたい。 私ちょっと、ちょっと古いあれで資料ですけども、1人当たりの建設単価とか、1人当た りの維持管理単価、こういうものを標準的なもの、これ全国平均ですけどちょっと古い資料 ですけども、下水道の場合には1万5 , 96 0円、これ建設費と維持管理費、年間1人当たり。で、 浄化槽の場合は3万6, 7 0 0円、下水道に比べますと浄化槽は2.3倍ぐらいかかっているという のが、ちょっと古いですが、現在でも比率としては同じじゃないかなというふうに思ってお りますけども、行政としては、当局としてはその辺の考え方はどんなもんかちょっとお聞き したい。 ○副議長(岡本徳夫君) 答弁を求めます。石川水道課長。 ○水道課長兼下水道室長(石川睦美君) 水道課長です。下水道等の採用の基準ということで しょうか。 先ほど市長答弁にありましたように、菊川市内では、市街地、用途区域を含む近隣の市街 地を下水道区域、その他の下水道区域であっても、設備がおくれる地区とか、また、それ以 外のところを浄化槽地区ということで定めて、そういうことで事業を進めております。 ただ、今後、下水道、菊川も従来行ってきましたが、その中で、まず都市計画決定をされ るとか、そういう流総計画を菊川の流域計画ですか、そういった中に計画を立てられるとか、 そういうもろもろの措置が必要ということです。 また、次に小笠地区の公共下水道ということですが、これはかつて合併前に検討がされて おります。その中でも、水環境の対策基本構想の策定委員会を立ち上げた折に、これ平成13 年から1 5年でございますが、用途区域を中心に比較的家屋が密集した地区を公共下水道と整 備し、その他の地区は合併浄化槽で整備する計画とされて、それを基本計画として基本構想 が策定されまして、それを今、菊川市の小笠処理区下水道基本構想として策定されておりま す。 次に、コスト面でございますが、コスト面では、下水道と浄化槽のこれは工事費によって も変わってきますが、下水道で排水設備工事が50万でした場合に、それに伴う費用ですが、 補助がありますので、50万から3 0万を引いて4分の1の5万円の補助、また、その下水道を 引き込みますと、受益者負担金が2 0万円かかります。それと、それにその後の維持費としま して、標準世帯で47トン、2カ月で47トン使った場合に5,9 20円ですので、6カ月ということ でその維持費が3万5, 52 0円。工事費は今、工事費と負担金のほうはそれだけかかって、維持 費のほうが3万5 , 5 20 円と。 合併浄化槽の7人槽の場合に、維持管理費ですが、清掃費、保守点検費、また法定検査、薬 剤費、電気代等を含めまして7 万1 , 410 円ということです。7人槽ですと、工事費で113万ほど かかります。補助金等もついておりますが、工事費のほうは補助金、ちょっとわかりません ので1 1 3万ほどで、維持費だけを比べますと3万5 ,5 20円が下水道で、合併浄化槽が7万1, 4 10 円ということですので、下水道のほうが維持管理費が費用が安価で済むということでござい ます。 以上でございます。 ○副議長(岡本徳夫君) ○7番(清水一男君) 清水議員。 ありがとうございました。 今のお話でも、その維持管理費だけを見ても、合併浄化槽は公共下水道の約2倍だという ことで、先ほど私申し上げたのと比率としてはそう変わってないというふうに思いますが。 それと、今ちょっとお聞きした中で、小笠町はどういう格好になるかというのをもうちょ っとお聞きしたいんですが、先ほどのお話では、小笠町の古い方針としては、用途地域にお いては公共下水道というような印象だったんですが、そうなんでしょうか。 で、例えば今、用途地域ですと二千数百戸ですよね、小笠のほう。で、そこだけで公共下 水道をやって、実際製すると思われますか。その辺の見解もちょっとお聞きしたいと思いま す。 ○副議長(岡本徳夫君) 答弁を求めます。高岡市民生活部長。 ○市民生活部長兼小笠支所長(高岡正和君) 市民生活部長です。先ほど、下水道室長が申さ れました小笠地区の計画でございますが、旧小笠町と旧菊川町が合併した折に、それ以前の 旧小笠町におきまして、下水道の概略基本計画というものができておりました。それと合わ せまして、公衆衛生の向上や河川などの公共用水時の水質保全を目指してた、小笠町公共下 水道基本計画を策定をしております。 そういった関係で、合併協議会の中で策定しました新市まちづくり計画を基本とした中で は、当然、新市に引き継ぐ、いろんな計画をということになっておりますので、先ほど市長 のほうの答弁がありましたとおり、環境基本計画の中で策定をしております小笠地区の生活 排水処理方針の明確を今後、検討していきたいということでございます。 ただ、その間におかれましては、当然、公共下水道を事業化していくには、長い年月、時 間がかかります。その間については、合併浄化槽でその間は推進をしていくというそういっ た考え方でございますので、よろしくお願いしたいと思います。 以上です。 ○副議長(岡本徳夫君) ○7番(清水一男君) 清水議員。 ありがとうございます。 そうしますと、現時点でははっきり言えないかもしらんですが、私、申し上げたのは、現 実的に小笠の用途地域における公共下水というのは実現するかどうか、今後も含めてという ことが皆さん、住民にとっても非常に大事なことじゃないかなと思うわけです。 もし、それが難しくって、これは合併浄化槽でやるんだよということになりますと、先ほ どの料金の差からいっても、ちょっと菊川の用途地域と小笠の用途地域では均一化、これは 事業の均一化ということでいろいろやって、そのために用途地域の賦課も税金の賦課も決め たわけですよね、小笠のほう。 しかし、非常に要因として大きい下水道関係について、こういうことが不均一の原因にな らないかどうかということもあわせて検討していただきたい。 掛川が、それを公共の事業として合併浄化槽を公共下水道と同じような扱いでやるとした のは、そういった意味合いもあるのではないのかと、私自身ちょっと思うんですけどもね。 この2倍もする料金を小笠のほうで新たに用途地域になって税金を払っているにもかかわら ず、従来どおりこれからも払っていかなきゃいかんということになりますと、ちょっとその 辺が非常にまた不均一な点になるんじゃないかなというふうに思うもんですから、その辺の 見解についてちょっとお聞きしたいのと。 で、果たして、その方針自体も早くやっぱりある程度のめどを出さないと、それがどんど ん個人個人でもう新しいうちにつくったり、今の合併浄化槽でも古い装置は新しいのに変え たり、そういうのを推進していくときに、後からまた合併浄化槽はやめて公共下水道にしま すから、皆さん協力してくださいといっても、それはやっぱり難しい点になりますので、大 きなその考え方については、広く公表していくべきじゃないかと思うんですが、その辺の見 解について。 ○副議長(岡本徳夫君) 答弁を求めます。高岡市民生活部長。高岡部長。 ○市民生活部長兼小笠支所長(高岡正和君) 市民生活部長です。まず先に方針を早く公表す べきということですが、浄化槽法の改正により、平成13年から合併浄化槽、新築のお宅です が、すべて合併浄化槽という形に今なっており、単独浄化槽というものはありません。 そういった中でも、できるだけ早いうちには、清水議員が言われたように、どういったよ うな方針でいくかというものは検討していきたい、そういうふうに思っております。 もう一点、不均一にならないようにというお話ですが、公共下水道を事業化するものと都 市計画税をかけるものと違いますので、考え方が。都市計画法は都市計画税というのは目的 税でございますので、その中で小笠地区がどういったものに事業をしていくか、メニュー化 していくかというのは、そこの問題でありまして、我々といたしましては、合併浄化槽、公 共下水道の不均一、そういったものは重々説明しながら、市民の方々と事業化するならば、 その研究をお話し合いをしていきたいと、そのように考えております。 以上でございます。 ○副議長(岡本徳夫君) ○7番(清水一男君) 清水議員。 確かに、個々にやっぱり浄化槽、個々のおうちでつくられていくのに、 それは都市計画税を対象とする事業ではないと言われるんですが、それはそうですけどもね。 しかし、一般市民としてはそうはとらえないと思うんです。 特に、掛川でやっている理由が、やっぱりそういう均一化された集落排水なんかをやめて、 それはコスト的に合わないからやめたわけで合併浄化槽にする。しかし、合併浄化槽ですと、 都市、公共下水に比べて料金が非常に高くなるので、それを緩和するための方針として、市 でそういう設備を設けて、公共下水と同じような扱いでやっているというふうにしているん じゃないかと私は想像するわけです。 で、これは菊川市の議会報告会で皆さんにお伝えした資料ですけども、それにも22年度下 水道事業予算7億2, 9 38万円というのがあるんですが、この中で、要するに使用料として受益 者が払う金額が2, 40 0戸で9 , 5 4 9万円。で、それと歳入、それがそれだけじゃ足らんもんです から、分担金とか国庫支出金等いろいろあるんですが、一般会計繰入金で2億7 ,976万円とい うのがあるんですね。 で、歳出のほうは事業費、それから維持管理費、総務費とか交際費ほかといろいろあるわ けですけども、要するに、公共下水道してやっていく場合でも、今の各使用者、受益者から いただいている料金では、多分、半分ぐらいしか実現、金額がないと思うんですね。あとは 国庫補助とか、そして具体的にはその一般会計から繰り出ししないとやっていけないと思う。 ところが、今、先ほどからお話している2つの方法のもう一つ、これは浄化槽に関しては、 もちろん一般会計出すなんていうことは今やっておりませんですね。 設備をつくるときには、補助として条件によって違うんですけども、設備費の2分の1か な、もうちょっと低いですかね、それかその半分、負担していただいているんですが、それ 以降はすべて受益者負担ですよね。 公共下水の場合は、既にそれとは別に個人の負担だけじゃなくて、それと同じ以上、これ、 今はどのくらい費用がかかっているか、また計算しといてほしいんですけどね。先ほど、私、 申し上げた金額よりも戸数が少ないですから、二千数百戸なんていうあれですので、2倍か 3倍ぐらいかかっているんじゃないかと私は思うんですよ。 で、そういう費用は、後々、個人個人の受益者へも振りかかってくるわけで、もうそれ以 上に、一般会計として一般税金としてそれを補っていかなきゃいけないわけなんですよ。 で、そういうことから考えても、これは同じ用途地域におけるそういう対処の仕方として は、浄化槽のほうは自分でやりなさいということでは、やはり均一化されてない、不均一じ ゃないかなという気がするもんですから、その辺を大いに検討していただきたいし、市民に もまた報告していただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いします。 次に、都市計画への地域の要望ということですけども、マスタープランは、2 3年度は入る ということなんですけども、私は当初、マスタープランが都市計画税をこれから始めるとい うときに、ちょうどタイミングよくこういうものをやりますので、その委員を出してくれと いうことで、私はこれから都市計画税を使って、いろんな地域の施設をつくる、そのための ものかと思って、皆さんに大いに宣伝して、たくさんの人に参加してもらったんですが、反 応としては、結果としては、何かその地域のことをこれから具体的に何かやろうなんていう 話は何もなかったよと。 で、これは具体的には、わしら、わしらっていいますか、委員の人たちとは別のところで、 委員は案だけ出して、後は別の機関で決めていくんだよという話でしたので、これについて は、ちょっと予想外でしたですけども、いずれにしても、マスタープランが大きな計画だと 思うんですが、その地域地域に分けて、また再度、具体的な計画を出す前に、検討されると いうお話だったんですけども、大いにそれは、毎年毎年取り上げてもらって、細かいことで も要望を聞いてもらって、できるだけそれを実現していくような方法で協力してもらうとい うことじゃないと、知らん間に、ここをやるときのお金がないから延期するとか、もう何十 年も今までのあれから見ますと、そんなに先の時代になってから、何十年の前のことをやっ たって、もう内容は変わってくるわけですから、それは年次年次でやっていかんにゃいかん し、それ、あくまでもやっぱり地元の要望をもとにしたものでないといけないと思いますけ ども、今の状況では、そういった接点がないと思うんですね。 もう委員を出して、それでもう言いたいことっていいますか、皆さん、意見はいろいろ出 したと思うんですが、それが終わったらもうそれで終わりだよと。で、あと実現するのは、 1 0年先か20年先かわかりませんよと。二十数年先にやりますよというような話をしても、そ の時点では、もう既に変わっていってしまうわけですからね、そうじゃなくて、3年、少な くとも5年とか短いスパンで詰めていかないと、これはやっぱりちゃんとしたもの、効果の 高いものができていかないと思うんです。 その辺なんかのチャンネルをつくったほうがいいと思うし、細かい話で申しわけないんだ けども、用途地域でことしから都市計画税を払うようになったよと、賦課されているよとい うことに対する不満っていうのはかなりあって、皆さんが納得はされたかされないか、とに かく協力するしかない、払うしかないということで払っているっていう前提で考えると、や はり都市計画税を払っている対価っていいますか、それだけの何かをやっぱり市としても考 えてもらわんにゃいかんし、本当にもう払ってもらうようになってから、そしてマスタープ ランもできたから、それやるかやらんかは何十年先の話だよなんていうことでは、やっぱり 済まされないと思うんですね。 その辺のことについての市としての考え方をどういうふうに持っていったらいいのか。や っぱり都市的な施設なり、そういう夢を具体化させるための少なくとも市としての具体的な 何かをやっぱり地元へといいますか、その用途地域にもおいて特にそうなんですが、持って きてもらいたいと思うんですね。 我々は、用途地域だということすら、今まで税金も何も払ってないときには知っている人 は少なかったと思うんです。で、税金を払わざるを得なくなって初めて関心が高くなって、 ああ、そういうものかということで納得した人が多いと思うんです、納得したかどうかはあ れですけども。 であれば、それに相応した何かが、これだけいいことがあるよ、そういうことをやっぱり つくっていかな。それは住民自体がやらないかんという面もあるんだけども、と同時に市と しても、これは長期計画で対応していくしかないんだから、今すぐ何か言ったって、それは 話にならんよでは済まされないと思うんですね。 その辺の考え方をひとつ市長にちょっとお聞きしたいし、じゃあ、どうしたらいいかとい うことも、市のほうともやっぱり一緒になって、地域からも出して、これは何かまとめてい く。 町意向ですか、潮海寺、一緒にやってないんですけども、そういう方法もある。今後、ど うなるかはあれですけども、何かの方法でそれを実現できるようにしていきたいというふう に思うんですが、その辺の考え方をちょっとお聞きしたい。 ○副議長(岡本徳夫君) 答弁を求めます。橋爪都市計画課長。橋爪課長。 ○都市計画課長(橋爪博一君) 都市計画課長でございます。まず初めに、マスタープランの お話でございますけれども、都市計画のマスタープランに関しましては、都市計画、まちづ くりの最も基本的な考え方を示すものであり、長期的な視点からも2 0年後の今回で言います と42 年ごろを目標して設定しております。 中身につきましては、今、策定中ではございますけれども、全体構想がありまして、1 1地 区で協議をしていただいた地域別構想、これはいろいろな意見が実際のところ出ておりまし て、個別な事業内容も当然あります。 しかし、マスタープランの中では、実際にはそういう個別の道路路線をいつごろやるとか、 そういうものをうたうものではございません。で、マスタープランの締めとしましては、そ れを現実的にしていく上で、今後、まちづくりの推進方策という形でまとめ上げていくとい うような今、予定になっております。 したがいまして、個別の実際の事業につきましては、今後、当然、議員おっしゃるように、 地元との協議というのは必要と思っておりますので、具体的な時期とか、例えば同じ都市計 画事業をやるにしても、いろんな事業がございます。 例えば、都市計画の街路事業、区画整理事業、それから公園の事業、それから先ほど言い ました下水の事業、これらについてどういう形でやるのかっていうのは、当然、整備資本を 含めて、例えば街路にしても、街路だけをやるのがいいのか面的に整備をやるのがいいのか、 これも含めて当然、その辺は地元と協議を入っていきたいと思っております。 当然、全体の道路網の計画につきましても、当然、見直しが必要なとこになってくれば、 それはまた地元との協議を行います。 それからもう一点、地元要望という会でございますけども、都市計画事業としてやるべき ものは都市施設でございます。都市計画決定をされている道路とか、区画整理の場合には、 立ち上げのときに都市計画設定をいたします。こういうものは都市計画事業でございます。 したがいまして、例えば、あそこの道路を拡幅したいとか、あの水路を直したいとか、こ ういうのは都市計画事業ではありません。したがいまして、それは個別の例えば単独の事業 でやるとか、こういう要望につきましては、今までどおり、また地元のほうでまた要望、今 で言います建設課のほうに上げておると思いますけれども、そのような形でお願いしたいと。 その中で、用途の中であれば都市計画が担当したり、用途の外であれば建設課が担当した り、そういうような形で整備のほうは優先順位を決めながら考えていきたいというふうに思 っております。 以上でございます。 ○副議長(岡本徳夫君) ○7番(清水一男君) 清水議員、再質問ありますか。清水議員。 もう少しだけちょっとお願いします。地元のほうの要望等についての あれはまた別途お話したいと思います。 それで、実は、都市計画道路ということで掛浜バイパス、これはいろいろ本当に優先的に やっていただいてありがたいんですけども、と同時に、現在の掛浜県道について、これは従 来はどっちかっていうと用途地域のメーンですよね、メーン道路が県道になっていたという ことでありまして、実際はあそこを拡幅するということで、拡幅計画、都市計画で決定した と思うんですが、それからもう2 0 年以上になるんですか、実際にはやっていない。 で、実際は、それが難しいということで、新しいバイパス道路が今、つくっていただいて いるわけですけど、それはそれでいいんですが、であれば、今の道路はそのままでいいかと いうと、そういうわけでもないわけで、やっぱりしっかりした都市施設っていいますか、そ れも用途地域のメーン道路ですから、今後もやっぱり大いに対策してもらわんといかんので すが、とりあえず、拡幅計画についてそれをそのまま残しておくことによって、住民にもそ れだけ負担がかかるわけですね。 それを何か、できる早く撤退する、解消するとかいう方法と、そしてあの道路の整備、特 に歩道もないし、高い低いなんて本当多いわけですね、バリアフリーになっていない。で、 そういったものについての修理とか増設等について、これもやはりその都市計画の事業では ないということでしょうか。ちょっともう一度お願いします。 ○副議長(岡本徳夫君) 答弁を求めます。橋爪都市計画課長。橋爪課長。 ○都市計画課長(橋爪博一君) 都市計画課長でございます。基本的には、都市計画決定して ある道路であれば、都市計画事業に持っていくことは法律上は可能です。 ただし、その事業の内容として、単純に歩道をつけるだけとかそういう事業であれば、な かなか都市計画事業として認められるっていうのは少ないです。 例えば、1 6メーターの道路であれば、一定の区間を16メーターに完全に整備するというよ うな手法であれば、これは都市計画法の中で認可をとるんですけども、やり方によってはで きます。ただ、単純に拡幅だけをするとか、歩道だけを設置するというと、なかなか事業と して県のほうからは認めていただけないという現状もあると思います。 以上です。 ○副議長(岡本徳夫君) ○7番(清水一男君) 清水議員。 もう一つ。今のお話で、拡幅計画が既にあるわけですよね、決定して いるんです。それを解消する方法はありませんでしょうか。 ○副議長(岡本徳夫君) 答弁を求めます。橋爪都市計画課長。 ○都市計画課長(橋爪博一君) 都市計画課長です。その正規の道路幅で一定の区間をやろう となれば、都市計画事業というのも可能ではあると思います。 単純に、今の車道をさわらずに歩道だけを片側つけるとか、そういう型になると。 〔「解消」と呼ぶ者あり〕 ○7番(清水一男君) 解消、解消。今、計画だけあって。 ○都市計画課長(橋爪博一君) 計画をやめるという意味の解消ですか。 ○7番(清水一男君) うん。実際、やることはないと思うんですね、もう。 ○都市計画課長(橋爪博一君) はい。 ○7番(清水一男君) あのバイパスもできるわけですから。事実、それ拡幅できないから、 あそこバイパスつくったって思うんですよ。 ○副議長(岡本徳夫君) 手を挙げて。 ○都市計画課長(橋爪博一君) わかりました。道路網の見直しを含めて、今の現道の掛浜線 だけではなくて、全体の道路網の見直しというのは、必要に応じては、また今後、協議をし ていかなきゃいけないのかなと。 で、これは県の中からも、うちの市に限らず、全体の都市計画道路の見直しというのは、 今後、必要になってくるとことを言われておりますので、これも含めて、また地域の方々と 話をしながら、必要に応じては見直し、ルート変更とかいろんな問題は今後、あると思いま す。 以上です。 ○副議長(岡本徳夫君) ○7番(清水一男君) 清水議員。 最後です。私が申し上げたのは、最近、問題になって出てきていると いうわけではなくて、もうバイパス道路をつくる時点から発生しているわけですよ。 今の道路が、県道が拡幅できないということでバイパス道路をつくったわけですから、だ から、それがそのままでいいっていうことはないと思いまして、それは住民にとってもそれ だけ負担をかけているわけですから、できるだけ早く。 今後も、もし拡幅するという可能性があるんでしたら、もちろんそのまま置いていいんで すけども、そういうことではないと思うので、その点を早急に検討していただきたいと思い ます。 その他いろいろまた申し上げたいことはたくさんありますので、改めて。ありがとうござ いました。 ○副議長(岡本徳夫君) 以上で、7番 清水議員の質問を終了します。 ここで13時まで休憩といたします。 休憩 午前11時59分 再開 午後 1時00分
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