36番、織田勝久議員。

川崎市議会 会議録・記録
[平成25年
(抜粋)
第4回定 例会]-[12月25日-08号]-P.488
○副議長(飯 塚正良)
◆36番(織田 勝久)
36番、 織田 勝久議員。
事前に通 告し ました5点に ついて、 3番目に つき ましては時間 があ
れば要望とさ せていた だきたい と思 います。
まず、市政 への考え 方につい て何 点か伺いたい と思いま す。今進 めら れております 、指
定管理を受託 されてい ます事業 者の 保育園の民間 譲渡につ いて、まず お聞 きをいたしま す。
市民委員会へ 報告をさ れました 譲渡 による民営化 のスケジ ュールに より ますと、12月 に保
護者説明会を 行って、 1月上旬 に総 括評価を行い 、さらに 2月中旬 から 事業者募集を 行う
とされている というこ とであり ます 。この総括評 価のやり 方ですと か、 また民間活用 推進
委員会での審 議のあり 方など、 いろ いろ課題があ るという こともあ りま すが、今回は それ
については触 れずに、 民間活用 推進 委員会のあり 方につい ては改め てゆ っくり議論し てい
きたいと思っ ています 。そこで 、こ の対象園の一 つになっ ておりま す宮 崎保育園であ りま
すが、平成17年に定員 を120人か ら150人へと増員 しているに もかかわ らず 、そのときに 給
食調理室など は増築を しなかっ たん ですね。従来 のままの 仕様で現 在も 運用されてい ると
いうことであ ります。 これにつ いて は宮前区の保 健所から 指導があ った と聞きますが 、そ
の内容とその 後の経過 について 、こ ども本部長に 伺います 。
○副議長(飯 塚正良)
こども 本部 長。
◎こども本部 長(岡本 隆)
宮 崎保 育園の調理室 について の御質問 でご ざいますが、 平成
24年度に保健 所が実施 しました 社会 福祉施設等給 食施設の 立入検査 にお きまして、宮 崎保
育園について は結果通 知の備考 欄に 、食数に対し て調理場 が狭いよ うに 感じます、作 業動
線を再確認し 、相互汚 染のない よう に注意してく ださいと の注意喚 起の 記載がござい まし
た。また、現 在の宮崎 保育園の 指定 管理者からも 、保健所 からの注 意喚 起を受け、調 理室
の拡張及び設 備の改善 について 要望 を受けている ところで ございま すの で、関係局と 協議
し、増築等の 対応につ いて検討 して まいりたいと 存じます 。以上で ござ います。
○副議長(飯 塚正良)
◆36番(織田 勝久)
織田議 員。
今の御答 弁で 、これから増 築等の対 応につい て関 係局と検討す ると
のことです。 ただ、本 年度2月 に行 う予定の公募 までに一 定の結論 が出 るのか、これ はい
ろいろ難しい んだろう と思いま す。
次に、去る 11月1日 の市民委 員会 の報告では、 公立保育 園の譲渡 方式 について、建 物の
移管方式につ いて譲渡 価格の競 争が あるとの説明 資料を配 付されて いる わけですね。 この
考え方に変更 はないの か、これ もこ ども本部長に 伺います 。
○副議長(飯 塚正良)
こども 本部 長。
- 1 -
川崎市議会 会議録・記録
◎こども本部 長(岡本 隆)
(抜粋)
譲 渡価 格についての 御質問で ございま すが 、市民委員会 の報
告の中で、園 舎の譲渡 につきま して は不動産鑑定 評価額を 基本とし 、4 分の1の価格 に減
額することと し、あわ せて移管 先法 人の選定の視 点として 、譲渡価 格の 競争を評価項 目の
一つとするこ とを考え ていると ころ でございます 。今後に つきまし ては 、保護者や現 在の
指定管理者に 対し方針 の説明を 行う 中でさまざま な御意見 等をいた だい ておりますの で、
それらを踏ま え、移管 先法人募 集要 項や法人選定 基準を決 定してま いり たいと考えて おり
ます。以上で ございま す。
○副議長(飯 塚正良)
◆36番(織田 勝久)
織田議 員。
今の答弁 では 、今までどお り譲渡価 格の競争 を評 価項目の一つ と考
えているとの 答弁です ね。しか し、12月14日と21日に行われ ました宮 崎保 育園の保護者 と
の説明会では 、譲渡価 格の競争 は行 わないと説明 している んですよ 。そ れで、11月1 日の
市民委員会の 報告では 、10月25日の 庁内の調整会 議でオー ソライズ した 内容でありま すか
ら、オーソラ イズした 結果、市 民委 員会で報告を した、そ の中身が いつ の間にか変わ って
しまっている 、方針が 変わって しま っているとい うことな んですよ 。し かし、今の御 答弁
では変更はな いという ふうにこ ども 本部長はおっ しゃった んですが 、こ れは一体どう なっ
ているんです か。まこ とに不可 思議 であります。 少なくと も、募集 の方 法の内容に変 更が
あるのであれ ば、議会 にも、関 係保 護者にも正確 な情報を 伝えるの は当 たり前のこと と思
いますが、議 会の報告 はどうさ れる んですか。こ ども本部 長、御答 弁く ださい。
○副議長(飯 塚正良)
こども 本部 長。
◎こども本部 長(岡本 隆)
説 明会 等での説明内 容につい ての御質 問だ と思いますけ れど
も、ただいま 御答弁し たとおり 、募 集要項あるい は法人選 定基準に つき ましてはこれ から
決定してまい りますけ れども、 基本 的な方向性に ついては 変更がな いも のと認識して いる
ところでござ います。 以上でご ざい ます。
○副議長(飯 塚正良)
◆36番(織田 勝久)
織田議 員。
譲渡の中 身に ついて考え方 が変わっ ていると いう ことについて 変更
がないと。ち ょっと私 、事前の やり とりも含めて よく理解 できない んで すが、いずれ にし
ても、やはり これは議 会軽視と 言わ ざるを得ない と僕は思 いますよ 。こ のテーマにつ いて
はどうも陳情 等も出て いるよう であ りますから、 市民委員 会で引き 続き 細かく議論し てい
ただきたいと 思ってい ます。
次に、譲渡 による民 設民営化 につ いて協議を行 った保育 施策庁内 推進 本部会議では 、施
設譲渡につい ては、施 設の修繕 、改 築の補助につ いて新た な仕組み が検 討調査事項と なっ
ていましたが 、結論は どうなった のか 、また、その 結論に至っ た理由に つい ても伺います 。
○副議長(飯 塚正良)
こども 本部 長。
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川崎市議会 会議録・記録
◎こども本部 長(岡本 隆)
(抜粋)
施 設の 修繕、改築の 補助につ いての御 質問 でございます が、
譲渡する園舎 に係る必 要な修繕 につ いてでござい ますが、 指定管理 事業 者が行う小破 修繕
の限度額を超 過する修 繕につき まし ては、平成25年度及び 平成26年 度に おいて優先的 に実
施することと しており ます。ま た、 平成27年度以 降に別途 予算措置 を要 する大規模修 繕や
改築等につき ましては 、関係局 と協 議し、実施に ついて検 討してま いり ます。以上で ござ
います。
○副議長(飯 塚正良)
◆36番(織田 勝久)
織田議 員。
今の答弁 で10万円の小破修 繕の限度 額を超え る修 繕については 、本
年度と来年度 に優先的 に実施を する 、また、民営 化がスタ ートする 平成27年度以降に 別途
予算措置を要 する大規 模修繕や 改築 等については 、いずれ 実施につ いて 検討していく とい
う御答弁です ね。しか し、平成25年 度中といいま しても、 もう平成25年 度も間もなく 年度
末というよう な状況の 中でどう いう 形で予算計上 をしてい たのか。 計画 もなくて予算 計上
していたのか どうかも よくわか らな いんですが、 しかし、 これは現 状ど うなるかは未 定だ
ということで あります 。いろい ろ課 題があると私 は認識し ています 。今 回の運営法人 募集
の対象園は、 平成22年 度に指定 管理 者制度を導入 する理由 として、 これ は当時私も議 論さ
せていただき ましたの ではっき り覚 えています。 民営化に 伴い仮設 園舎 用地等の代替 用地
がそもそもな いんだ、 近くの小 学校 に期待ができ ない、周 辺にそう いう 土地がないよ うな
園であったと 。保育園 の接道の 狭隘 や住宅密集等 による工 事ルート の確 保が難しいと ころ
であると。さ らに、近 隣の環境 など 、民営化に伴 う建てか えや増築 工事 等の実施が難 しい
園であるから 、民間譲 渡はなじま ない ので指定管理 を導入す るという 議論 だったんです よ。
このとき民営 化すると いうこと に対 して、指定管 理ではな くて民間 譲渡 をする考え方 はな
いのかという 議論をし たときに 、と にかく指定管 理にこだ わったと 。こ の5つの園は 、そ
ういう経緯の ある園な んですよ 。そ のようなこと で、その 園がいよ いよ 民営化される 、譲
渡されるとい うことで あります が、 そのときの課 題が一体 どうなっ てし まったのか、 そう
いうことがあ ることを まずしっ かり と指摘してい きたいと 思います 。
2月に募集 を始める というの に、 今言いました 譲渡価格 の競争な どの 選定に当たる 評価
項目がいまだ に定まら ないと。 また 、例えば宿河 原保育園 のように 築47年が経過をし て、
国の補助財産 の処分制 限期間の 対象 とならないよ うな園の 老朽化対 策を どうするのか と。
また、さきに 指摘した 宮崎保育 園の給 食調理室を増 築すると 、例えば3,000万円程度の費 用
が見込まれる と言われ ておりま すが 、その増築時 期、また 、増築し てす ぐにこれも老 朽化
に伴う改築を するなど 、場合に よっ ては税金の無 駄遣いと なるよう な心 配はないのか 。さ
らにまた、今 指摘しま したよう に、 そもそも改築 を物理的 に行いに くい 環境の保育園 であ
ることなど、 保護者が 不安にな るの は当たり前の ことなん ですよ。 保護 者の不安を払 拭し
て、保育サー ビスを安 定して供 給す るには、もっ と時間を かけて、 丁寧 に民間譲渡へ の準
備を進める必 要性を強 く感じる わけ です。平成27年度にこ だわる必 要は ないわけです よ。
1年ぐらい延 ばしたっ ていいわ けで すから。そう いうこと も含めて 、や はりサービス の質
を落とさない 、それか ら保護者 にし っかりと説明 をしてい ただく、 それ はぜひお願い して
- 3 -
川崎市議会 会議録・記録
(抜粋)
おきたいと思 います。 いずれ市 民委 員会で陳情審 査が行わ れるよう であ りますので、 さら
に詳細な議論 はそちら のほうに 譲り ますが、くれ ぐれも保 育のサー ビス の質を低下さ せな
いような制度 設計を求 めておき ます 。市長にもぜ ひ要望し ておきた いと 思います。
次に参りま すが、市 政への考 え方 の中で、都市 整備のポ イントと して 交差点の改良 など
による渋滞緩 和の考え 方が示さ れて おります。関 連して伺 います。 本年 3月に都市交 通分
野のマスター プランで ある総合 都市 交通計画が策 定された ことで、 現行 の道路整備プ ログ
ラムがより計 画的に順 調に整備 され るということ を期待し ているわ けで あります。さ て、
現行のプログ ラムでは 、丸子中 山茅 ヶ崎線野川高 津工区で は、平成26年 度までに着手 との
スケジュール となって おります 。特 に野川交差点 の渋滞の 緩和と用 地買 収を伴う交差 点の
改良が大きな 課題とな っていま す。と ころが、これ は青木議 員が質問さ れて おりましたが 、
隣接する蟻山 坂工区の 工期の遅 滞に よる事業着手 のおくれ が懸念さ れて いるわけであ りま
す。この丸子 中山茅ヶ 崎線野川 高津 工区のスケジ ュールに 変更はな いの か、建設緑政 局長
に伺います。
○副議長(飯 塚正良)
建設緑 政局 長。
◎建設緑政局 長(大谷 雄二)
丸子 中山茅ヶ崎線 野川高津 工区につ いて の御質問でご ざい
ますが、本工 区は、市 道尻手黒 川線 と交差する野 川交差点 から矢上 川に かかる野川橋 まで
の延長約85メ ートルの 区間とし てお ります。野川 交差点に つきまし ては 、幹線道路が 交差
しているため 交通渋滞 が生じて おり 、拡幅等の整 備の必要 性は十分 認識 しております こと
から、本工区 を道路整 備プログ ラム において、平 成26年度 までに事 業着 手する工区に 位置
づけたところ でござい ます。し かし ながら、丸子 中山茅ヶ 崎線は、 現在 千年交差点か ら能
満寺交差点ま での蟻山 坂工区が 事業 中でございま して、こ の工区の 進捗 状況等を踏ま え、
野川高津工区 の事業着 手の時期 を検 討してまいり たいと存 じます。 以上 でございます 。
○副議長(飯 塚正良)
◆36番(織田 勝久)
織田議 員。
蟻山坂工 区の 工期によって は、どう も平成29年度 ごろに事業着 手に
なる可能性も あるとい うふうに もお 聞きするとこ ろであり ます。そ こで 、早期に効果 を発
現するために 野川交差 点に的を 絞っ て工夫ができ ないか、 これは要 望し ておきますの で、
よろしく御検 討のほど お願いを いた します。
次に参りま す。鷺沼 駅周辺の まち づくりについ てお伺い をいたし ます 。これは、煙 の滞
留と、また子 どもに対 するやけ ど等 、心配に対し て苦情が 絶えない 鷺沼 駅の喫煙スペ ース
についてであ りますが 、この喫 煙ス ペースの廃止 または移 動につい て、 9月の決算審 査の
質疑の折、喫 煙場所の 設置の是 非や 鷺沼駅周辺の 民間事業 者が保有 する 土地の利活用 も含
めて、宮前区 役所など 関係局や 関係 機関と協議を 重ね、よ りよい環 境整 備に努めると の答
弁をいただい ておりま す。その 後の 対応と進捗に ついて市 民・こど も局 長に伺います 。
○副議長(飯 塚正良)
市民・ こど も局長。
- 4 -
川崎市議会 会議録・記録
◎市民・こど も局長( 加藤順一 )
(抜粋)
鷺沼駅の指定 喫煙場所 について の御 質問でござい ます
が、同指定喫 煙場所に つきまし ては 昨年の移設後 も宮前区 役所など と連 携し、より適 した
候補地への移 設に向け た検討を 重ね てきたところ でござい ます。同 駅周 辺は候補地が 非常
に限られてい る状況が あり、宮 前区 役所を通じ民 間事業者 が保有す る土 地の利活用を 検討
する中で、東 京急行電 鉄株式会 社か ら同社所有地 の貸与が 可能であ ると の回答がござ いま
したことから 、現在移 設に向けた 時期 、工法の調整 などを行 っていると ころ でございます 。
今後につきま しては、 年度内を 目途 として整備を 完了する よう関係 者と の調整を進め てま
いりたいと考 えており ます。以 上で ございます。
○副議長(飯 塚正良)
◆36番(織田 勝久)
織田議 員。
年度内に 移動 できるとのこ とです。 これはぜ ひよ ろしくお願い した
いと思います 。この間 、市民・ こど も局や区役所 などの関 係者の皆 さん が本当によく 対応
してください ました。 改めて感 謝を 申し上げます 。
次に、鷺沼 駅前の信 号設置を 初め 、交通環境改 善の取り 組みにつ いて も質疑を重ね てき
ました。その 後の取り 組みの成 果に ついて、具体 的な信号 設置内容 と設 置時期及び交 通環
境改善の施策 について まちづく り局 長に伺います 。
○副議長(飯 塚正良)
まちづ くり 局長。
◎まちづくり 局長(田 中敬三)
鷺 沼駅前の信号 設置につ いての御 質問 でございます が、
鷺沼駅前広場 におきま しては、 多く の公共交通、 自家用車 が集中し て、 歩行者の安全 性に
課題があるこ とから、 交通管理 者が 駅前広場と駅 前商業施 設間の市 道鷺 沼線の横断歩 道部
に、来年2月 末に信号 機を設置 する と伺っており ます。こ れにあわ せて 、歩行者の乱 横断
を防止するた めの横断 防止柵の 整備 及びバスなど の通行の 円滑化を 図る ための鷺沼駅 前交
差点から駅前 広場方向 への右折 帯の 整備について 、道路管 理者が交 通管 理者等と調整 を進
めているとこ ろでござ います。 以上 でございます 。
○副議長(飯 塚正良)
◆36番(織田 勝久)
織田議 員。
御答弁い ただ きました。こ れは約10年にわた る懸 案でありまし て、
これによって 多少の交 通混雑、 渋滞 の緩和が期待 できると は考える わけ であります。 しか
し、抜本的な 交通環境 の改善は 、駅 前広場の再整 備を行わ なくては なら ないと考えて いる
ところであり ます。総 合都市交 通計 画における鷺 沼駅前整 備の考え 方や 鷺沼駅周辺ま ちづ
くり調査事業 の成果な どに関連 して 、駅前広場整 備などの 駅の特性 を踏 まえた交通結 節機
能の強化の視 点から議 論もまた 続け てまいりまし た。しか し、駅前 広場 は東急電鉄の 所有
地であります ので、東 急電鉄と の連 携なくして、 駅前再整 備を初め 鷺沼 駅周辺のまち づく
りはかなわな いわけで あります 。そ こで、平成24年8月に 発足いた しま した東急電鉄 との
官民連携の取 り組みで あるまち づく り研究会での 議論の経 過につい て伺 います。平成 26年
度に今後のあ り方につ いて一定 の方 向性を取りま とめたい との答弁 をい ただいており ます。
- 5 -
川崎市議会 会議録・記録
(抜粋)
現段階での進 捗状況と その内容 につ いてまちづく り局長に 伺います 。
○副議長(飯 塚正良)
まちづ くり 局長。
◎まちづくり 局長(田 中敬三) 官民 連携のまちづ くりにつ いての御 質問 でございます が、
本市は、東急 電鉄がこ れまで進 めて きた田園都市 線沿線に おいて、 複々 線化事業を初 め、
梶が谷駅や鷺 沼駅周辺 のまちづ くり などについて 協力して 進めてき たと ころでござい ます。
鷺沼駅周辺に つきまし ては、土 地区 画整理事業な どにより 良好な住 宅地 が形成されて まい
りましたが、 時間の経 過に伴い 住民 の高齢化など 、さまざ まな課題 があ らわれてまい りま
した。東急電 鉄とのま ちづくり 研究 会におきまし ては、ま ちの活力 の維 持増進に向け た都
市機能の立地 誘導等に ついて、 国の 動向や他都市 の事例も 参考にし なが ら検討を進め てい
るところでご ざいます 。以上で ござ います。
○副議長(飯 塚正良)
◆36番(織田 勝久)
織田議 員。
御答弁い ただ きましたが、 これは市 長の地元 でも あるわけであ りま
すが、以上の 議論から 鷺沼駅周 辺の 再整備に対す る課題と 考え方に つい て市長に伺い たい
と思います。
○副議長(飯 塚正良)
◎市長(福田 紀彦)
市長。
鷺沼駅周 辺の まちづくりに ついての 御質問で ござ いますけれど も、
宮前区におい て鷺沼駅 周辺は、 行政 の拠点である 宮前平駅 周辺に対 し、 商業の中心と して
重要な拠点で あると認 識してお りま す。この地区 は、拠点 間の連携 、駅 周辺の交通渋 滞、
高齢社会への 対応など の課題を 抱え ているため、 都市のコ ンパクト 化や 公共交通の強 化に
より、商業・ 業務等の 都市機能 を充 実することが 必要であ ると考え てお ります。この ため
私としては、 駅周辺が 魅力ある 利便 性の高い拠点 として、 市民の皆 様の 御意見を伺い なが
ら駅周辺地区 の地権者 との連携 を図 り、誰もが暮 らしやす い持続可 能な まちとなるよ う、
再整備につい ても検討 を進めて まい りたいと考え ておりま す。以上 です 。
○副議長(飯 塚正良)
◆36番(織田 勝久)
織田議 員。
再整備に つい て検討を進め るという 御答弁で あり ましたので、 着実
な進捗のため 、スケジ ュールの 確立 を早急にお願 いいたし たいと思 いま す。
次に参りま す。卸売 市場につ いて です。卸売市 場事業特 別会計に つい て、地方公営 企業
法の適用や事 業管理者 の設置を 含め 、今年度中に 結論を出 すという 答弁 を再三いただ いて
いるわけであ ります。 関係局か ら成 る川崎市卸売 市場機能 強化に向 けた 検討委員会卸 売市
場事業特別会 計分科会 を設置し 、4 月から議論を 続けてい るとのこ とで あります。そ の後
の経過につい て、一体 いつ結論 が出 るのか、地方 公営企業 法の全部 適用 と一部適用の どち
らを選択する のか、ま た、その 理由 について経済 労働局長 に伺いま す。
- 6 -
川崎市議会 会議録・記録
○副議長(飯 塚正良)
(抜粋)
経済労 働局 長。
◎経済労働局 長(伊藤 和良)
地方 公営企業法の 適用につ いての御 質問 でございます が、
卸売市場事業 につきま しては、 地方 公営企業法の 全部また は財務規 定等 を適用するこ とが
可能でござい まして、 全部適用 した 場合、より独 立性が強 くなりま すこ とから、組織 整備
等が必要とな るところ でござい ます 。本市といた しまして は、関係 局か ら成る川崎市 卸売
市場機能強化 に向けた 検討委員 会の 中に卸売市場 事業特別 会計分科 会を 設置し、本市 にお
いて法適用し た場合の 課題や、 全部 適用と一部適 用のメリ ット、デ メリ ットなど、法 適用
について検討 している ところで ござ いまして、年 度内に結 論を出し てま いります。以 上で
ございます。
○副議長(飯 塚正良)
◆36番(織田 勝久)
織田議 員。
また、法 の適 用に当たって は、準備 段階から 固定 資産評価作業 や財
務会計システ ムの構築 などの事 務作 業、移行後に ついても 会計事務 を中 心とした新た な事
務が発生する など、業 務量の増 加に 伴う必要な人 員と予算 などが必 要と 見込まれてお りま
すが、この対 応につい ても伺い ます 。
○副議長(飯 塚正良)
経済労 働局 長。
◎経済労働局 長(伊藤 和良)
地方 公営企業法の 適用の課 題につい ての 御質問でござ いま
すが、地方公 営企業法 の適用に 当た りましては、 移行準備 において 固定 資産評価作業 や財
務会計システ ムの構築 など一定 の事 務作業をする 準備期間 が必要と なり 、また移行後 にお
きましても、 収納、支 払いなど の会 計事務を中心 として新 たな業務 が発 生するなど、 業務
量の増加が見 込まれる ところで ござ います。法適 用を行う 場合には 、必 要な人員、予 算等
について関係 局と調整 してまい りた いと存じます 。以上で ございま す。
○副議長(飯 塚正良)
◆36番(織田 勝久)
織田議 員。
一応御答 弁い ただきました 。ただ、 このテー マは 定例会のたび に質
問させていた だいて、 検討会の 議事 録なども読ま せていた だいてい るん ですが、せっ ぱ詰
まったという か、何と かこれは 真剣 に結論を出し ていくん だという よう な取り組みが 本当
にされている のかどう か、どう もそ の熱意がいま いち伝わ ってこな い議 事録なんです ね。
川崎市卸売市 場基本方 針という もの も平成26年度 中に策定 されると いう ようなことも お聞
きをしていま して、年 内に骨子 をつ くるというこ とであり ますが、 中長 期プランが平 成24
年、平成25年 、ことし で終わる わけ でありますが 、約17億 円の予算 をか けて一体どれ だけ
の費用対効果 があった のか、ど れだ けの事業実績 があった のかとい うよ うなことにつ いて
も、この間議 論させて もらいま した 。これは国へ の交付金 申請を行 う市 場整備の計画 書に
よりますと、例えば水 産でいき ますと 、平成21年度 で取扱量 が4万3,000ト ン、これが平 成
- 7 -
川崎市議会 会議録・記録
(抜粋)
27年度は2万 8,000トン でいいと 。そ もそも農水省 も取扱量 が下がる とい うことを想定 して、
これについて は7年間 で何と65%の 目標値でいい という数 字をつく って 補助金申請を して
いるわけです よ。その65%でい いん だという補助 金申請の 数値が、 既に もう毎年乖離 があ
るという指摘 をしまし た。平成21年 度は2,000ト ン、平成22年度は2,800トン、平成23年度
は何と6,000トン、平成 24年度は 何と これも5,000トンと、65%の計画 目標 でいいという こ
とに対して、 毎年度こ れだけ乖 離が 出ているとい うことで すよ。だ から 、公営企業の 法適
用をしろと申 し上げて いるのは 、や はり独立採算 の当たり 前の感覚 をと にかく事業体 とし
て持ってもら いたいと いうこと を言 っているわけ でありま して、公 営企 業の法適用を する
ことに2年も 3年も4 年もかか って こんなことを やってい たら、そ の前 に本当に取扱 量が
なくなってし まいます よ。だか ら、 そういう意味 での危機 感を、や っぱ り市場は市場 とし
て必要な機能 なわけで すから、 そう いう機能をど ういう形 でこれか ら維 持存続させて いく
のかという視 点をもう ちょっと 真剣 に議論してい ただきた いんです ね。 青果のほうの 卸が
合併したとい うことで 、確かに 1対 1で2になる かという と単に扱 い量 が倍になって いる
わけでもない わけです よ。今は 多少 ロケット効果 があるか もしれな いけ れども、これ がい
つ失速するか もわから ない。そ のよ うなことも含 めて、ま ず法適用 をし っかりやると 。そ
こをしっかり やってい ただきた いと 思いますので 、この議 論につい ては 、また引き続 き取
り扱っていき たいと思 います。
次に参りま す。市バ スダイヤ の改 正について。 柿生線の ダイヤ改 正に ついて、これ は昨
年12月定例会 の質疑に おいて、 平成25年9月をめ どにダイヤ 改正を行 うと の答弁をいた だ
いています。 また、生 田線につ いて は、平成25年 度のダイ ヤ改正で 対応 するとの答弁 をい
ただいていま す。一体 いつ具体 的に ダイヤ改正が 行われる のか、交 通局 長に伺います 。
○副議長(飯 塚正良)
交通局 長。
◎交通局長( 田巻耕一) 柿生線 等3 路線のダイヤ 改正につ いての御 質問 でございます が、
今年度後半の ダイヤ改 正につき まし ては、新城線 、犬蔵線 と生田線 を含 めた柿生線等 3路
線、渡田線、 埠頭線及 び東扇島 循環 線のダイヤ改 正を順次 行う予定 でご ざいます。新 城線
や柿生線等3 路線は全 面的なダ イヤ 改正を実施す ることか ら、運転 手の 乗務計画を変 形労
働時間制に沿 って大幅 に変更す る必 要があるため 、現在詳 細につい て協 議を進めてお り、
その協議が調 った段階 でダイヤ 改正 を行う予定で ございま す。この よう なことから、 新城
線及び柿生線 等3路線 のダイヤ 改正 につきまして は、当初 の予定よ り実 施がおくれて おり
ますが、新城 線につい ては来年 1月 に、柿生線等 3路線に ついては 年度 内にダイヤ改 正を
実施するよう 作業を進 めている とこ ろでございま す。以上 でござい ます 。
○副議長(飯 塚正良)
◆36番(織田 勝久)
織田議 員。
今回のダ イヤ 改正によって 、どのよ うに市民 、利 用者の利便性 の維
持向上が図ら れるのか 伺ってお きま す。柿生線の 満車通過 の現状、 生田 線の蔵敷停留 所の
課題、溝18系 統第三京 浜入口発 の発 車時刻を見直 す課題、 さらに、 余裕 のある運行時 分の
確保をどのよ うに図る のか、ま た、 溝口駅南口発 の深夜便 の増便を 図る のか、あわせ て伺
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川崎市議会 会議録・記録
(抜粋)
います。
○副議長(飯 塚正良)
交通局 長。
◎交通局長( 田巻耕一 )
柿生 線等 3路線のダイ ヤ改正に 伴う利便 性の 向上等につい ての
御質問でござ いますが 、市バス のダ イヤ改正につ きまして は、本年 7月 に策定いたし まし
た川崎市交通 局路線見 直し基本 方針 に基づき、限 られた経 営資源を 再配 分し、市バス ネッ
トワークの維 持充実を 図るため 、路 線を形成して いる系統 ごとに時 間帯 別の需要と供 給を
見きわめて、お客様ニ ーズに対応 した 効率的な路線 への見直 しを行う こと としておりま す。
柿生線等3路 線のダイ ヤ改正に つき ましては、朝 のラッシ ュ時間帯 は溝 口駅南口に向 かう
神木本町から 先の停留 所におき まし て満車通過が 発生して いること や、22時以降の溝 口駅
南口発の系統 におきま しても、 多く のお客様が御 利用され ている状 況に ございますこ とか
ら、主にお客 様の混雑 緩和を目 的と して、朝のラ ッシュ時 間帯や22時以 降の増便等を 中心
に計画してお り、深夜 バスの増 便も 予定している ところで ございま す。 さらに、生01系統
生田線におい て、蔵敷 交番前交差 点を 挟んだ2カ所 の蔵敷停 留所への 停車 を行うととも に、
お客様から御 要望のご ざいまし た溝18系統第三京 浜入口発の 発車時刻 を沿 線企業の終業 時
間に合わせて 見直すこ とにより 、お 客様サービス の向上に 努めてま いり たいと考えて おり
ます。
次に、運行 時分につ いてでご ざい ますが、柿生 線等3路 線は道路 渋滞 や駅ターミナ ル付
近の混雑によ り、朝夕 のラッシ ュ時 間帯を初め、 日中も含 めて数分 のお くれが慢性的 に発
生しておりま すことか ら、見直 す必 要があると認 識してお ります。 した がいまして、 走行
環境の変化や 運行実績 に合わせ た適 正な運行時分 を確保す るよう、 今回 のダイヤ改正 に合
わせて見直し を図って まいりま す。 以上でござい ます。
○副議長(飯 塚正良)
◆36番(織田 勝久)
織田議 員。
今、交通 局長 から御答弁い ただきま したが、 とに かく時分の見 直し
は、やはり現 場のバス が時間ど おり 走るというこ とはもち ろん大事 なの でありますが 、そ
の計画のもと の、しっ かりバス が走 れる環境をつ くってい ただきま せん と、ついつい その
中で無理をす るという ことも出 てき ますので、ぜ ひ時分の 見直しは くれ ぐれもしっか りや
っていただき たい。
それからも う一つ、 きのう岡 村議 員も質問され ておりま したけれ ども 、溝口駅南口 発の
特に深夜バス の問題、 これはも ちろ ん運転士が悪 いんです 。ああい うこ とをやる運転 士は
だめなんです が、ただ 金曜日の 夜の 最終バスとい ったら、 みんな乗 りた いわけですよ 。そ
れに乗りおく れてしま うと便が なく なる、もしく はタクシ ーで帰ら なけ ればいけない わけ
ですから、み んな最後 まで必死 にな って入り口の ところに しがみつ いて いる現状があ るわ
けでしょう。 それを前 から申し 上げ ているのは、 そこに1 人職員を 置い て、しっかり 交通
整理をしてあ げる、そ ういうこ とを しないといず れトラブ ルが起き ます よとずっと言 って
いたわけです よ。です から、運 転士 ももちろんし っかり対 応はしな けれ ばいけないん だけ
れども、深夜 バスの最 終バス等 につ いては市の職 員が、交 通局の職 員が 立って、しっ かり
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川崎市議会 会議録・記録
(抜粋)
交通整理をす るような 配慮も考 えて いただきたい なと思い ますので 、要 望を申し上げ てお
きます。
あと1分半 ほどあり ますので 、そ うしましたら 住宅基本 計画、第 3次 川崎市市営住 宅等
ストック総合 活用計画 について は要 望を申し上げ たいと思 います。 特に 宮前区も含め て市
営住宅が大変 多いわけ で、これ はほ かの議員も指 摘してお りますけ れど も、高齢化率 が大
変顕著なわけ でありま す。防災 の訓 練とか、自治 会の行事 なんかも 顔を 出させていた だく
んですが、毎 年高齢化 が進んで いる というのが本 当にもう 目に見え てわ かるわけで、 参加
者も少なくな ってくる し、実際 その 自治会運営、 また自主 防災を支 える 方たちもどん どん
人数が減って いく、そ のような深 刻な 現状だなと認 識をして います。そ うい うことの中で 、
今せっかく第 3次の住 宅等スト ック 総合活用計画 をやって いただい てい るわけで、そ の中
で長寿命化の 問題と、 あともう 一つ は建てかえを せっかく やってい ただ いているわけ です
ね。ですから 、その建 てかえ、 今あ る市営住宅を 壊して同 じような もの を建てるだけ では
なくて、例え ば私生活 の領域と は別 に共用空間を 設けて、 食事、育 児な どをともにす るよ
うなことを可 能とした コレクテ ィブ ハウジングの ような考 え方を一 つし っかり取り入 れて
いくというこ とはどう なのかと いう 議論をさせて いただき ました。 残念 ながら、まち づく
り局の皆さん 、担当者 の皆さん と議 論がかみ合わ なかった んですが 、こ れは阪神大震 災の
後に兵庫県営 や神戸市 営などで 整備 をされて、評 価につい てはいろ いろ あるようであ りま
すけれども、 ぜひしっ かりその よう な事例も見て いただい て、コレ クテ ィブハウジン グと
いうような考 え方もぜ ひ御検討 して いただきたい と要望い たしまし て、 私の質問を終 わり
ます。
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