64 - 秋田県

64
№
14年1月
平成
秋田県精神保健福祉センター
仙北郡協和町上淀川字五百刈田352
〒019−2413 TEL018−892−3773
日 精 看 に つ い て
›日本精神看護技術協会
秋田県支部支部長
社団法人日本精神科看護技術協会は、我が国唯一
工 藤 正 志
の精神科看護の専門職能団体であり、精神科看護に
従事している者の専門的技術の向上及び人格の陶治
に努めるとともに精神科看護の充実向上、精神障害
者の社会復帰の促進及び精神保健思想の普及に努め
祉法改正実施の問題と秋田県精神科救急医療体制の
ることにより、国民の健康と福祉の増進に寄与する
課題」と題したシンポジウムを開催し、より人権に
事を目的として設立されました。全都道府県に支部
配慮した適正な精神科看護の構築を目指し学びの輪
を置き、会員数は今年1
0月3
1日現在で3
9,0
1
7人、
を広げています。
また今年は、次の時代を担う中・高校生に精神障
秋田県におきましては現在2
7の医療施設等から7
4
1
名の会員が協会の目的に賛同し活動を行っています。 害者と医療について正しい理解と関心を持ってもら
協会の事業としては、各種学会・研修会の開催、
うため、精神科病棟における「ふれあい看護体験」
精神保健法施行の日にちなんで7月1日を「こころ
を初めて実施しました。参加当初は未知の世界に戸
の看護の日」と名付け市民フォーラムや、こころの
惑いも見られましたが、患者さん達と交流を深める
悩み電話相談等を実施し精神保健福祉思想の普及啓
中で「患者さんに対し 怖い というイメージがな
発に努めています。その他精神科医療・看護に関わ
くなりました。 怖い と思うことが患者さんを差
る情報収集、調査報告、出版事業など活動は多岐に
別している気にさえなりました。
」という声が聴か
わたっています。
れました。
こうした協会の活動を受け、秋田県支部でもまた
根強い偏見や無理解と闘っていくためには、まず
患者さんの一番近いところにいる医療従事者として、 私達医療者が開かれ変わっていかなければならない
その専門性を高め患者さんの社会復帰に少しでも貢
と再認識させられました。
今後とも会員とともに学びの輪を広げ、患者さん
献すべく各種研修を重ねてきました。
平成1
1年の精神保健福祉法改正時には「隔離・拘
束に関する研修会」を、平成1
2年には「精神保健福
の最も身近なライフサポーターとして力を尽くして
いきたいと思います。
−1−
こころ
の健康
その3
語ることの治療効果について
アルコール・薬物など依存問題を生きた当事者が、一般
市民、高校生とその保護者、教師、保護司に語りかける
秋田県精神保健福祉センター
人
見
功
はじめに
函館に渡った。その後も、思いつけばハイヤーパ
薬物依存の当事者は、公衆の面前で恥を覚悟で自
ワーの導きと信じて、すぐに行動した。車に所帯道
分の過去を語る。仲間のために使命感で語り続ける
具を積んで旭川に向かった。そのようにしてMAC
ことが、癒しと活力を生み、回復を維持する。それ
を拡大して今日がある。ダルクの創始者、能代市生
を聞く人も癒され、薬物依存に陥る危険を予防でき
まれの近藤恒夫氏、茨城ダルクの岩井喜代仁氏はも
る。語ることの効果である。
ともとマックにいたが、クスリ依存の施設なら別に
ダルクを開くことを勧めた。
1 日本MAC代表の川上俊彦氏が、秋田MACの
開設後間もない1
1月、アディクション問題を考え
2 茨城ダルク代表の岩井喜代仁氏が、1
2月、県内
る市民の集いで語った:
5つの高等学校の健康講話で語った:
1
3年の服役、1
1回の入院でもアルコールに勝てな
岩井氏は、生徒たちに語りかけた。
「おじさんは、
かった。親戚をたらいまわしにされて育った。なぜ、 あなたたちに薬物を使うなとはいわない。使うも使
片親がいないのか、片手に火傷を負ったのか、カソ
わないも、あなたたちの自由。しかしその責任はと
リックの神父に、あなたがたを休ませてあげますと
らなくちゃいけない。
」と語り始めた。学校の先生
いわれ、
「ふざけんじゃあない、神がいたら、平等
を含めて、世の大人たちは、
「シンナーや覚醒剤に
であるはず」と神を受け入れられず、教会の帰りに
はまっている友人を知ったら、やめるように忠告す
酒を飲んだ。包丁を腹に当て、壁に突っ込んでいっ
る勇気を持ちましょう」という。それはとても危な
たが、包丁が折れて助かった。
いことだ。シンナー依存は伝染病だ。友だちは「1
それからを、
「釣り銭の人生として」
(川上氏の口
回一緒にやってくれたら、やめていい」といって誘
癖)
、マックの1
2ステップの方法に従い、朝6時に
う。
「シンナーや覚醒剤にはまっている友人がいた
起き、1
1時に寝て、依存症の仲間の話を聞き続けた。 ら、見捨てて、逃げる勇気を持ちましょう」と教え
仲間の悩みを悩んでいたら、不思議と自分の悩みが
てほしい。講演後、ある女子高生が「常識と違う意
解決した。仲間がハイヤーパワー、霊的な存在と感
見に驚かされた、見捨てるなんて冷たいことはでき
じられた。日本マックの代表となった。会合で、た
ない」と感想を述べたことを、次の講演の5分前に
てまえを語った仲間が、終わると本音で悪口をいう
告げた。見事に手直しされて、魂を揺さぶる講演が
のを知った。失望して、代表の座を降りた。ちり紙
なされた。
交換をしたが、知人に顔を合わせるのを恥じて路地
① 同行の女性を、
「恥を語ることが、回復には必
に隠れた。焼き鳥屋に転じて、貧しさ故に、金儲け
要です」と容赦なく呼び出すと、質問形式で、好
に執着した。庭にチューリップの咲く白い家に住み、
きな人に誘われるといかに断れないか、女子生徒
これが幸せだ、社会復帰だと思った。しかし学歴も
の感性に訴えて伝えた。
「1
6歳の時、好きな人に
なくアル中の男の成功はこの位、社会の要職にはつ
すすめられてタバコを始め・・1
9歳で覚醒剤を体
けない。
「ぬかみそのキュウリはもとにはもどらな
験し、3回精神病院に入院しました・・」
。
い」
(川上氏の口癖)
。何かが違う。もう一度、仲間
② 薬物依存症は、ひとりぼっちにならないと立ち
の支えとなりたいと願った。再びMACに迎えられ、
−2−
直れないことを、自分史を通して訴えた。中学卒
業の日、おじさんに「責任とるなら、自分の好き
の詳細は、後日報告する。講演会に参加した人々の
なことをしていいんだ!」と確かめた。1
6歳でタ
感性は、柔軟でとらわれがなく、すばらしいもので
バコを吸い、6回の補導後、寺で精神修養の指導
あった。ストレスに耐えられない人は、タバコ・ア
をされた機会に毎日喧嘩した。2
1名が従ってきて
ルコール・薬物に依存してしまう。その人たちが何
暴走族の頭となった。1
8歳で好きな女の子と所帯
回失敗しても、懐深く人生をやり直す場を提供し続
を持つとき、ワルのため職がなく、ヤクザにスカ
けるのが、ダルクなど回復者施設である。薬物依存
ウトされた。礼儀作法をたたきこまれ、2
3歳で8
0
の実態は見えにくいが、身近なシンナーは予想以上
名の組長となった。全身刺青をしてC型肝炎に感
に危険な薬物である等。当事者の生の声は、心に残
染。2
5歳で覚醒剤の売人となった。客の一人、近
るものが深く、もっと多くの人に聞いてもらいた
藤恒夫氏に「なにがヤクザだ、なにが売人だ、ク
かったと感じたようである。
スリも使えねえで」とののしられた。プライドが
傷つき、自分なら1回くらいと思ったが、1
7年間
3 秋田臨港地区保護司会は、1
4年1月、自主研修
使うことになった。2
7歳から指2本詰め、3
3歳で
会で藤岡市のダルク紹介ビデオを見た:
ヤクザを破門された。この間に、妻に去られ、子
保護司会では、シンナー依存者の指導に困難を感
にも見捨てられた。一介の売人として全国を放浪。 じて、その対応策を模索する研修会を持った。研修
羽田空港で覚醒剤所持で逮捕された。執行猶予が
会の最初にビデオを見てもらった。ビデオに登場し
ついて6ヶ月の拘留で出所した。気がつけば山の
た9人のメンバーは、各自の依存の開始年齢、きっ
湧き水でクスリを溶かし注射していた。枯れ葉の
かけ、薬物の種類、服役や入院歴、ダルクにたどり
下から虫が襲ってきた。夢中で殺虫剤を噴霧した。 つく経緯など、自分史を語り、要所で近藤恒夫氏が
「ヤクザで売人だ、社会のためにならないから死
解説していた。クリと名乗る2
6歳の青年は、中1で
ね」と声が聞こえて、首を吊ろうとした。クスリ
友人の兄からマリファナを教えられた。高2までの
が使えなくなると思うと死ぬこともできず、ダル
成績は良く、サーフィンのローカルコンテストで優
クにたどりついた。
勝し、全国大会の準決勝までいった。高卒で、覚醒
③ ダルク創設以来、7
0
0名の仲間の2
1名が自殺や
剤、シンナーを使いながら働き調子が良かった。薬
事故死をした。去年から今年までに、秋田の青年
物依存で精神分裂病を発症する者がいる。彼も、1
8
を含み7名が亡くなった。その死に様を淡々と
〜1
9歳で本格的な薬物依存症になると同時に発症し
語った。1人は追跡妄想に襲われ、スーパーのト
た。一生、治療薬を飲み続けなければならない。共
イレで、自分の心臓を包丁で一突きした。シン
同生活をする仲間は優しい。病気のために動きの鈍
ナーをやると距離感がわからなくなる。1
8歳のバ
い彼に、誰一人文句をいわなかった。シンナー依存
イク少年は、止まっているダンプの尻に突っ込ん
の開始年齢は中学2〜3年、1
4〜1
5歳。これが今や
でいった。警察から、二重にしたゴミ袋を6つ
1
2〜1
3歳に下がってきている。覚醒剤、大麻も含め、
持ってこいと連絡された。バラバラの体を車に積
本格的な薬物依存症、習慣的使用者になるのは、わ
んで帰る途中泣けてきた。
「5
0男の俺が生きてい
ずか3年後で平均1
8.
3歳。それが今や1
6〜1
7歳に下
て、なぜ1
8の子がこんな死に方を・・・、俺がか
がってきている。この情報は、保護司にとって、指
わってやりたかった・・・・」
。
導効果があがらない実態を裏付ける示唆となり、強
④ 覚醒剤より怖いのがシンナー。シンナーは有機
い感銘を与えた。警察の移動交番の啓発内容に含め
溶剤であり、神経繊維のまわりの脂肪分を溶かす
たいという意見も聞かれた。1
4〜1
5歳でクスリを始
ので、脳が空洞になっていく。シンナーやってる
めて、2
8歳。家族、職、全てを失い、サラ金にも見
子は、勉強が入らず、知恵遅れの状態になる。早
限られ、クスリも買えなくなる。追跡妄想に恐怖し、
めにやめれば回復するが。1
4歳で使い始め、2
5歳
治るためなら何でもすると思って、ようやくダルク
で脳は7
0歳、精神年齢は1
4歳のまま。
にたどりつくが、その1割が自殺か事故死をする。
この1
4年の依存期間を、少しでも短くして、回復を
当センターでは、学校、保健所等の協力を得て、
早めたいというのが、近藤氏の願いでもあった。
講演の前と後に薬物使用に関する調査を行った。そ
−3−
散 歩 道
開放型痴呆病棟での新しい試み
開放型痴呆病棟が開設された平成1
3年6月から1
1
事であると実感しました。今後、積極的に患者家族
月までに入院精査した7
8名の患者の内訳を表1に示
を支援する家族の会などを作るとともに、痴呆老人
します。アルツハイマー病が圧倒的に多いのですが、 のための介護施設などとの連携なども考慮しながら、
前頭側頭葉変性症、レビー小体を伴う痴呆、皮質基
痴呆症患者に対しての幅広い支援ネットワークを築
底核変性症などの非アルツハイマー型変性性痴呆患
ければと考えています。
者も少なからず存在します。
(秋田県立リハビリテーション・
記憶障害を主徴とするアルツハイマー病、行動障
精神医療センターリハビリテーション科
害を主徴とする前頭側頭葉変性症、幻視やパーキン
下村辰雄)
ソニズムを主徴とするレビー小体を伴う痴呆では、
それぞれの疾患に必要な介護やリハビリテーション
の内容も異なります。このことを考慮しながら、
種々のリハビリテ−ションやケアなど痴呆症に対す
る総合的な取り組みを行っています。
表1 平成1
3年6月から1
1月までに
入院精査した7
8名の患者の内訳
疾
実際に行っているアプローチは、認知リハビリ
患
名
人 数
アルツハイマー病
3
4
テーションの一環として精神作業療法、看護スタッ
脳血管性痴呆
1
2
フを中心とした病棟内でのレクリエーションや見当
前頭側頭葉変性症
9
識訓練、日常生活動作訓練、屋外散歩などの屋外レ
レビー小体を伴う痴呆
3
クリエーション、心理療法士を中心とした回想法な
皮質基底核変性症
1
どで、さらに必要に応じて理学療法や言語療法を併
進行性核上性麻痺
1
用しています。
健忘症候群
5
患者の屋外レクリエーションの一環として、患者
家族とともに梨狩りなどを行い、患者家族の介護に
関する苦労や工夫の交換の場を持つことは極めて大
Wernicke-Korsakov Syndrome
その他
3
合
野外リクリエーション(梨狩り)
−4−
1
0
計
7
8
メディカル
コーナー
適応障害─解析と実際
その3
秋田大学附属病院心療センター
増
前回まで神経症圏内の話をしてきましたが、今回
田
豊
ということです。
はいわゆる精神病の話をしてみたいと思います。私
かれこれ1
0数年前、私が医者になって一番不安に
は適応という概念を手にいれてから、そううつ病や
思っていたことは「治る」とはどういうことなのか
精神分裂病もこの概念で解析できないかと考えてき
ということでした。今はそれに答えられるように思
ました。
います。
「治る」ということは「適応する」という
ことであると。これを言った時「適応」という言葉
は重くかつ深くなります。精神科のみならず医師の
1)そううつ病
まずそううつ病についてお話ししましょう。そう
仕事は結局「適応」へのお手伝いであり、のみなら
状態が過剰適応でありうつ状態が適応障害の終末像
ず、医療福祉に求められるものは与えられた環境の
であると考えれば、そううつ病患者には、適応行動
中で、今ここで、いかに快を増大させうるかである
量を調節する物質の量の過大な変動があるのかもし
ことと認識しております。不老長寿だの飛躍的な認
れません。私はこれをマウスの行動モデルにおいて
知能力の増大だなどと、魅力的で捨てがたいテーマ
解析してみました。驚くべきことに、これらは脳内
はありますが、これらは私の生の内ではおそらく消
物質ではなく血中に存在する比較的ありふれた物質
化できない問題でしょう。結局、私は「適応」概念
でした。ヒトについても解析していますが同じよう
を手にいれることで私自身に適応しているのです。
な物質がみつかりそうです。
哲学的になりそうです。哲学は依存になります。昔
の私はそうでした。ここらでやめましょう。御精読
ありがとうございました。
2)分裂症
分裂症については幻覚妄想は異適応と考えて解析
しきましたが、ここでも特異的ながら血中に存在す
る物質を同定できる可能性がでてきました。大昔、
精神病の体液説というのがあったのですが体液とい
う点では温故知新です。
3)まとめ 〜「治る」
さて、まとめましょう。これまで適応と適応障害
についてお話ししてきましたが、概要を示すだけで
もまだまだ充分ではありません。治療については一
切触れませんでした(これが私の飯の種ですから)
。
しかしながら、このシリーズに原稿を書くことに
よって私の精神科医としての立場が明確になってき
たと思っております。すなわち、これは、患者さん
に対し今ここで何をしてあげられるかにつきている
−5−
お知らせコーナー
当センター主催研修会の開催予定
□平成13年度「秋田県精神障害者ホームヘルパー養成講習会」
日時:平成14年2月14日(木)〜15日(金)
会場:2月14日 秋田県生涯学習センター 2月15日 みずほ苑
対象:県内訪問介護事業所に所属するホームヘルパー等
□「家族関係と現代社会を考える市民公開講座―アルコール関連問題啓発事業―」
〜次世代の子どもたちを健康に育てるため、
家族関係のあり方について考えてみませんか?〜
日時:平成14年2月21日(木) 午後1時30分〜4時30分
会場:秋田県生涯学習センター3階講堂
内容:講演1
「ゆれる現代家族〜家族は安全か?」
東北会病院副院長(精神科医) 石川
達 先生
講演2
「心の痛みからの出発〜虐待から子どもを守る」
キャップネット・みやぎ
鈴木 敏博 氏
□平成13年度「新しい地域参加を考える研修会〜先進地大阪府から学ぶ」
日時:平成14年3月5日(火) 午後1時30分〜3時30分
会場:県庁第二庁舎8階大会議室
内容:講演
「精神障害者を支える地域づくりをめざして
〜大阪府における新たな事業から学ぶ〜」
大阪府立こころの健康総合センター企画室
鹿野
関連報告 県内の病院と地域の取り組み
「心の健康地域連絡会の取り組み」(仮題)
勉
氏
秋田県家族会連合会関連の研修会等のご案内
□平成13年度「家族相談員研修会〜家族相談員養成紹介事業〜」
日時:平成14年度2月13日(水) 午前10時30分〜午後4時30分
会場:心身障害者総合福祉センター3階 会議室A・B(社会福祉会館内の右手)
内容:講話と演習 全国精神障害者家族会連合会 相談室長
良田かおり 氏
問い合わせ/連絡先
編集後記
秋田県精神保健福祉センター 電話018−892−3773
□平成1
4年度の当センター業務は、市町村による精神保健福祉業務の推進に並行する形で大幅に拡大されます。平
成1
3年度は、その準備に追われる時期であったと思います。
□それと同時に、ボランティア関係、薬物関係など、固められる部分は、年度内に固めておきたいという思い入れ
が、スタッフにありました。文字通り、走ることで得た成果を、
「精神保健だより」を含む広報活動を繰り返す
ことで、市民活動に浸透して定着していく努力をしてきました。その努力は、実際の広報の成果以上に、スタッ
フが歩んだ道のりを確認する効果が大きかったと考えます。新年度には編集担当者が交代になりますが、今後と
も「精神保健だより」を活用していただきたいと願っています(人見)。
−6−