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2013.3.18
T o y o t a
௹িৈ௧ઁਾ
111号
第
N a t i o n a l
C o l l e g e
o f
CONTENTS
23
25
26
27
校長挨拶
50周年記念行事紹介
特集 進化する豊田高専学生寮
コンテスト
こうよう祭
体育祭
学生会だより
学寮だより
学生相談室、教育改善推進室、キャリア教育支援室
図書館だより
活躍する豊田高専生− 学生表彰の皆さん
本科卒業生へのQ&A、卒業する留学生からのメッセージ、
修了生からのメッセージ
新任・退職教職員挨拶
保護者アンケートの報告
平成24年度卒業・修了予定者の就職・進路状況
フォトカレンダー
特
集
進化する
豊田高専学生寮
T e c h n o l o g y
01
02
03
05
07
09
10
11
12
14
15
17
校長挨拶
豊田高専の近 況
今回は、豊田高専の近況についてお知らせします。ま
遠くは神奈川県小田原市や京
ず、新寮についてですが、本広報の特集記事で紹介さ
都市の小中学生からも申し込
れているように、平成25年3月には、新寮が完成しま
みがあり、科学に対する興味
す。詳細は特集記事をお読みいただく事として、それに
を多くの小中学生が持ってい
豊田工業高等専門学校長
01
た か い よ し あ き
髙井 吉明
続く校舎の改修工事のご紹介です。
る事に安心しました。
この工作
平成24年の10月に、補正予算で機械棟・一般棟の
教室に参加した生徒の中に、将来、豊田高専で学び、技
改修工事が認められました。新寮の新築工事が完了した
術者として社会で活躍する人が出る事を期待します。本
ばかりで、また工事が続くものの、本校にとって大変喜
校の学生、そしてOBの皆さんの中で、
このような児童・
ばしい事と思います。今回の改修に関する大きなニュー
生徒を対象とした理科啓発活動に協力したいと思う方
スは一般棟から機械棟に続く廊下の先に階段が新設さ
がおられましたら、是非、
ご一報ください。
れる事です。在校生や卒業された皆さんはご存知かと
今年は、広報第110号でご案内したように、豊田高専
思いますが、
この建物には階段が東西の端にしかなく、
創立50周年記念事業が行われます。日程は11月9日
学生の皆さんは勿論、
オープンキャンパスや懇談会など
(土)と決まり、引き続き、準備を進めています。この事
で来訪される保護者の皆様にも、
ご不便をかけておりま
業のために多くの方から募金を戴き、心より感謝申し上
した。
この階段が新設されれば、建物の中央部分に上下
げます。当初の予定事業の一つであったグラウンド芝生
階への通路ができることとなり、普段の利用は勿論、災
化は予算の都合で断念しましたが、それでも皆様のご
害時にも大変有益であると思います、完成するまでに
協力により、記念誌の刊行、体育館の音響設備整備、記
は、
まだ時間がかかりますが、
どうぞご期待ください。
念モニュメント及び非常時電源として風力・太陽電池発
さて、その他の事項に関しても少しご紹介します。
電システム、
グラウンドLED照明、学生支援基金創設な
長年、私自身理科啓発活動を行っている事は、昨年の
ど色々な事業を展開できるものと期待しております。同
広報第109号においてご紹介しましたが、今年も小中
時に本校を象徴するロゴも募集し、記念式典において
学生対象に、とよた高専わくわく広場「おもしろ科学教
優秀作品の紹介、表彰を予定しております。
室」を1月12日(土)
に開催しました。今年は、本校で開
11月の創立50周年記念式典までには、まだ時間も
催する2回目の「おもしろ科学教室」でしたが、電波を
ありますので、これまで同様、是非とも多くの皆様にご
テーマに簡単な発信・受信ができる工作の他、ロボコン
協力を頂きたいと存じております。どうぞよろしくお願
展示、校内ツアーを楽しんで貰いました。この催しには
いいたします。
Toyota National College of Technology 2013
50 周年記念行事紹介
50 年史記念誌進行状況
平成22年9月に編集委員会が発足、12月に第1回の会議を開き、およその方針が決まりました。翌23
年は、編集委員、編集室員でこの10年の年表を作成し、
また数度の会議を開き、記念誌の原案の作成、そ
の検討に当たりました。昨年2月に各章の執筆責任者も加わって会議を開き、編集方針の検討、執筆要領
の検討、確認をし、執筆に入りました。
記念誌としては『40年史』に続くものですが、体裁としては『30年史』の、文章を主体としたものとし、
50周年であるので、資料編も含め、初年度からの歴史がわかるような内容のものとすることになりました。
昨年夏休みに、ほぼ原稿が出そろい、7月末から編集室員4名で、提出された原稿の内容の確認、表現
の統一などに当たっています。昨年12月に再度、執筆責任者に集まっていただき、編集室員の修正した原
稿の確認をお願いしました。
A4版横書き、全体で400頁ほどになる見込みです。そのうち資料編は80頁ほどです。本年1月
記念誌は、
中には、業者に原稿を渡し、3月から校正に入る予定にしています。口絵には多く写真を入れるつもりですが、
まだ、十分には集まっていません。御依頼することもあると思います。御協力、
よろしくお願いいたします。
創立50周年記念行事の概要
創立50周年記念事業事務局
1 記念式典等の実施
日時:平成25年11月 9日
(土)
会場:記念式典、記念講演会・・JA豊田ふれあいホール(予定)
記念祝賀会・・・名鉄ホテル
2 校内の教育環境整 備
第1、第2体育館音響設備
● 運動場照明設備 ● 風力発電設備
●
5 その他
機械棟・一般学科の校舎改修事業の実施
6 募金について
「創立50周年記念事業」に係る募金は継続して
行っていますので、よろしくお願いいたしま
す。詳細はホームページをご覧ください。
3 記念誌の刊行・記念植樹
4 ロゴマークの作品募集
未来にはばたく「豊田高専」をイメージしたシンボル
マーク的なデザインを募集します。
応募の資格者は、本校の学生、卒業生、修了生及び
教職員です。
詳細はホームページに掲載します。
風力発電設備→
02
特 集 進化する豊田高専学生寮
寮務主事 一般学科 教授
教授
新寮建設と寮の設備整備
ず
き
も と の ぶ
鈴木 基伸
「エアコンの設置」
と
「新寮の建設」
−本年度、本校の学寮
目的補食室(IHコンロ、
(IHコンロ 冷
シャワー室、洗濯室、洋式トイレ、多目的補食室
は、
この2つを柱として環境整備が進んでいます。
蔵庫、電子レンジ、
テレビ)
があります。
エアコンも設置されま
まず、昨年の夏季休業中にエアコンが全棟の居室と補食
すが、既設寮と同様、寮生保護者にリース料と電気代をご負
室に設置されました。教育後援会に10年間のリース契約を
担いただくことになります。全居室には、デスク、ベッド、固定
お願いし、寮生保護者に電気代とリース料を負担していただ
式ロッカー、書棚、物干しワイヤーがあり、有線LANの使用も
く形で、昨年の11月13日より、まずエアコンによる暖房の
可能です。なお、創志寮建設に伴い、栄志寮は、主に3年生の
稼働が開始されました。暖房のためのエアコンは、寮務係で
高学年男子学生が、立志寮には、低学年の女子学生と指導寮
の集中管理の下、平日は7:00∼8:30と17:00∼23:30、
生・班長、および主に3年生の高学年女子学生が生活するこ
土日祝日は、7:00∼23:30の時間帯で使用することにしま
とになります。
した(冷房の使用時間帯や利用方法につきましては、今後検
さて、今年度は、エアコンと新寮以外にも、次のような設備
討していきます)。エアコン設置に伴い、
これまで寮内暖房に
の整備が行われました―男子の浴室の天井改修と脱衣所暖
使用されていたスチームは廃止されました。昨年度までは、
房用配管設置、網戸の修繕、寮内LANのファイヤーウォール
朝の暖房はなく、夜も22:00でスチームが切れましたので、
の更新、栄志寮のスチーム暖房設備の撤去、寮食堂の回転
今回のエアコンの設置により、冬の時期の寮生活がより快適
釜・オーブン・食器洗浄機の修繕、給茶器の更新等。
また、今
になりました。来年度からは、エアコンによる冷房も開始さ
年の春季休業中に、大志寮と立志寮の居室ロッカーを固定式
れ、夏休み前の蒸し暑い期間も寮生諸君は快適に乗り切って
ロッカーに更新します
(固定式ロッカーへの更新は、地震対策
くれるものと思います。
また一方で、寮生には、保護者の皆様
として、昨年度より順次行っており、昨年度は、高志、友志、明
に経済的な負担をかけ過ぎないように、設定温度を守り、節
志と立志の一部のロッカーを固定しました)。
電に努めるように、呼びかけていこうと思います。
創立50周年を迎える来年度、本校の学寮は7棟、寮生数、
本年度、大志寮の北、教職員宿舎駐車場の敷地跡に、4階
約620名という全国の高専の学寮の中でも最大規模の寮と
建の新寮が建設されました)。新寮の名前は、寮生会が寮生と
なります。今後、食堂の収容能力や風呂の問題といったハー
話し合った結果「創志寮(そうしりょう)」
に決まりました。創志
ド面の環境整備に加え、寮生間だけでなく地域住民の皆様と
寮は、男女それぞれ独立した居住スペース
(男子62名、女子
も友好な関係を築いていくためのソフト面での環境を整えて
18名)が確保され、今後の入寮希望者の男女比の変化に対
いくことが求められます。そのためには、学生・教職員の皆さ
応すべく内部改修しやすい設計となっています。全室個室
んはもちろんのこと、保護者の皆様の協力が必要となりま
で、入寮選考を経た4、
5年生の寮生、および留学生とチュー
す。
どうか、
ご支援のほど、
よろしくお願いいたします。
ターが、来年度の4月より生活を始めます。共有部分には、
03
す
Toyota National College of Technology 2013
進 化 する豊 田 高 専 学 生 寮
寮母
よろしくお願いします。
い
ば ら
ぎ
り
つ
こ
伊原木 里津子
平成23年4月1日より新1年生が桜満開の下、入学・入寮
生の人数の多さに驚
話になってから、
とても広い学校で、寮生の人数の多さに驚
された日から寮母としてお世話になっております伊原木里津
きました。
子と申します。
そしていつどこですれ違っても礼儀正しく挨拶をしてくださ
寮母としてのお仕事は初めてで緊張の毎日でしたが、新一
る事、寮の中のルールがしっかりしている事、学業はもちろん
年生も慣れない寮生活に戸惑いながらも先輩方の指導のも
部活動にも熱心で、一年間のスケジュールを見ても学校行事・
と日々成長されていく姿を見て、とても頼もしく感心しまし
定期試験・部活動の試合等をうまくこなしていかれるのは、
た。寮母としての私も、保健室の先生、学生課のスタッフの
日々の規律正しい生活が身についているからだと思います。
方々、宿直の先生、高学年の学生さんに助けていただき最初
元気な学生さんたちからエネルギーをいただきながらお
は勤務時間内に何もアクシデントがありませんようにと願う毎
仕事できることを嬉しく思い、少しでも寮の皆さんのお手伝
日でしたが、今はとても楽しく働かせていただいております。
いができるように頑張りたいと思っています。
毎年春の季節になると高専を横目で見ながら、桜並木を散
よろしくお願いします。
歩して春を満喫していました。優秀な学生さんの集まるレベ
ルの高い学校で少し近寄りがたくも感じていましたが、お世
学生寮指導員
員
学生、教員、職員の皆さん 初めまして。
い わ た た か み ち
岩田 孝道
道
昨年十月一日から当高専の学生課 学生寮指導員として、
三ヶ月目に学生寮の廊下に埃が溜まっていることから、
ていることから 掃
お世話になっております岩田孝道と申します。
除道具の整理整頓状況をチェックしたところ、
ホウキやチリト
当高専に初めて勤務する日に、
まず心がける事として、優秀
リの数が置き場所によってまちまちでした。
な学生と教職員の皆さんに、早く自分を知ってもらうため挨
そこで寮生へ案内したことは、
拶を進んですることを決めました。 学生寮を案内された時感じたことは、棟と棟の間隔が冬の
■ 掃除道具の整理、整頓運動
(ホウキは毛先を床に置かない。吊り方式へ)
時期でも日差しが入る幅にしてあることと、緑で学生寮が囲
(廊下)
ホコリ
(埃)
0
(ゼロ)作戦の実行
■ ロウカ
まれ、四季の移り変わりが直に伝わって来ることです。
運動期間中、一番印象に残ったことは、立志寮で玄関内を
私は、以前トヨタ車の自動車シートを生産する会社で、主に
大型掃除機で掃除していた寮生が、
「この掃除機、吸いが良く
安全衛生管理とトヨタ生産方式による平準化生産の追求を
ないですよ」
と言って来ました。
「フィルターのなか開けたこと
する仕事に就いていました。
ありますか」
と聞くと、
「 吸ったゴミを出すやり方を知りませ
豊田高専での私の仕事の内容は、
ん」
と答えて来ました。モーター部とフィルターを開け、底部
■ 日直教員の補助(寮内巡回、病人、怪我人の看護、
学生の指導補助、生活相談業務)
に集まったゴミを取り出して見せました。
■ 保守、保全業務
小さなアドバイスが、寮生にお役に立てれば良いと思って
■ 学外からの電話対応及び宅配便等の受付配布 います。
ゴミがとれて吸いこみが強くなった掃除機に嬉しそうでした。
■ その他、学生課における業務補助
学生課指導員として一ヶ月目は、寮内の巡回に時間を掛けました。
二ヶ月目から異常な箇所が無いか、注視して巡回しました。
04
ロボコン
課題はセンシング
う え き さとし
機械工学科 講師
上木 諭
A チーム
今年のロボコン地区大会は、10月14日(日)に福井県越前市にあ
る越前市体育館にて開催されました。テーマは「ベスト・ペット」、コン
トローラを用いずにロボットをペットのように振舞わせ、伴走者(学生)
と協力して玉入れを行う競技でした。昨年度同様、選手が試合に参加
する要素を継承し、さらにコントローラを用いないという新しい要素
が加えられた競技でした。
地区大会では、選手宣誓をAチームリーダの岩見君が行い、第1試合
からAチームロボット名「ポチ」は試合を行いました。
「ポチ」はペット型
のロボットの周りに小屋のような装飾を施し、玉を入れる動作の前に小
用したことがないAチームにとっては良い経験となる試合でした。
屋を取り払う、
という装飾を行うロボットでした。重量制限が厳しい中、
最後に、日頃よりロボコン活動に御援助頂いている豊田高専同窓
他のチームが形状や簡単な装飾のみに対して、
こだわりを持った装飾
会、豊田高専後援会に対し心から御礼申し上げるとともに、日頃より
を施しました。歩行機構は昨年度の圧縮空気を用いるものではなく、安
ロボコン活動を温かく見守って下さった保護者のみなさま、地区大会
定した歩行が可能な機構を製作し、玉入れをするための機構もピッチ
当日に御声援を頂きましたOBを初めとしたみなさまに心より御礼申
ングマシーンのような2個の円板を回転させて打ち出す機構のものを
し上げます。髙井吉明校長を初め教職員のみなさまにも日頃のご協
採用し、昨年度と比較してより良いロボットの製作ができました。
力に対し、感謝申し上げます。
試合結果に関してですが、1回戦は相手のロボットが動かなかったた
め、
こちらも玉を入れることはできませんでしたが、判定で勝利致しま
した。2回戦では、短い時間で調整しようとしたことが災いして、動くこ
とができずに敗退致しました。敗戦の原因としては、コントローラに用
いたKinectの赤外線を利用した距離センサが会場の照明により、動作
の安定性を欠いたことでした。
これまでにセンシングの技術をあまり使
ロボコン
東海北陸地区大会での無念の敗退
むろたに
電気・電子システム工学科 助教
ひであき
室谷 英彰
B チーム
今年の高専ロボコン2012東海北陸地区大会は10月14日
(日)
に福
井県越前市の越前市体育館で行われました。今年のテーマは「ベスト・
ペット」でした。様々な種類のペット・ロボットが選手と協力して玉入れを
する競技です。相手チームのブレークショットによってフィールドに散ら
ばったボールを伴走者が拾ってロボットに渡し、ボールを受け取ったロ
ボットは、
9つのゴールにボールを入れるというものでした。
05
本校Bチームのロボットは
「B-sep(ビーセップ)」
です。
1台の親機に2
2012年度ロボコンメンバー 集合写真
台の子機が搭載され、それぞれのロボットをペットである3匹のクマが操
トも移動はしたものの、
ゴールには至りませんでした。
このため、試合は
縦しているというコンセプトのロボットでした。
審査員判定となり、残念ながら福井高専Aチームの勝利となりました。
し
大会当日、B-sepは1回戦3試合目の登場で、対戦相手は福井高専A
かし、試合終了後のデモンストレーションでは親機ロボットがゴールを決
チーム
「Crab Pet(クラブペット)」でした。子機ロボット1台の調整が間
めるシーンを披露することができました。
1回戦は第1試合、第2試合と
に合わず、子機ロボット1台、親機ロボット1台で試合に臨むことになりま
もにゴールは決まっていませんでしたので、当日の初のゴールシーンと
した。
スタート直後、親機ロボットは正常に動作し、
ゴール前に向けて移動
なり、
会場を沸かせることができました。
を開始したものの、子機ロボットが親機ロボットから分離する前に動き出
今回は、地区大会1回戦敗退と非常に悔しさの残る結果となってしま
してしまいました。なんとか、親機ロボットから分離しましたが、子機ロ
いましたが、
ロボットの安定性が評価され、
マブチモータ株式会社より特
ボットが暴走してしまい、伴走者からボールを受け取る前に試合時間終
別賞を受賞しました。来年度は、今年度の悔しさをバネに全国大会への
了となってしまいました。一方で、対戦相手の福井高専Aチームのロボッ
出場はもちろんのこと、全国大会優勝を目指して頑張ってまいります。
Toyota National College of Technology 2013
プロコン
プロコンやるバイ! 元気にするバイ!
く ら も と あ つし
情報工学科 教授
庫本 篤
全国高等専門学校第23回プログラミングコンテスト
(有明大会)が
表題のコピーで2012年10月13・14日に福岡県大牟田市で開催さ
れました。課 題・自由・競 技 部 門 のうち 本 校からは競 技 部 門にコン
ピュータ研究部が参加しました。全61チーム(国内58、国外3)のエン
トリーがあり、豊田高専チーム(2J小川拡・2J山下豊・1J赤川卓也さ
ん)は日頃の勉学とスポーツで鍛えた粘り強さで健闘し、準々決勝進出
の最終結果を得ました。
競技部門テーマ「数えなサイ」は、卓上のオブジェの周辺に無作為に
置かれた大・中・小3種類のサイコロの個数を計数するものでした。計
数は、PC、タブレットPC、デジカメ等を使用して、3方向から観測する
ことにより行う。さらに、目視による計数も許されている。
ここで、サイ
る数取器を採用した計数方法でした。限られた時間と環境の準備段階
コロは重なり合い、またオブジェの陰で見えない部分が多く存在し推
で、PCだけによる計数で精度追及するか、もしくは目視を精度向上の
測の要素が大きい。サイコロの総重量は競技開始直前に開示され、制
補助手段とするかの分岐点で旨く選択、判断した結果と言えます。
限時間内にサイコロの数をより正確に答えることで勝敗を決するとい
「継続は力なり」
と言います。
プロコン参加を続けることは、純粋に技
うものでした。
術はもとよりチームの和や準備過程での様々な隘路を経験することに
我々のチームは、
これまでに何度か競技経験のある強力メンバで臨
なり参加者個人が得るものだけでなく、先輩から後輩に受け継がれる
みましたが、画像処理による自動計数という正攻法が今回のトリッキー
ものも多く、有意義であると考えます。今後とも皆様の温かいご支援を
な課題に敗れた感があります。結果的には、PCプログラムが十分熟れ
お願い申し上げます。
たものなっていなかったとの反省があります。優勝チームは目視によ
デザコン
デザコン2012 in 小山
参考URL : http://www.procon.gr.jp/
ま え だ ひ ろ こ
建築学科 准教授
前田 博子
11月10日(土)、11日(日)に栃木県小山市で行われた全国高専
デザインコンペティションに本校から4チームが3部門に出場しまし
た。構造デザイン部門に環境都市工学科から1チームが、空間デザイ
ン部門に建築学科4年生の2チームが、ものづくりデザイン部門に建
築学科3年生の1チームが本選に臨みました。
ものづくりデザイン部門に参加した建築学科3年生のチーム(黒田
あすかさん、森遥貴さん、杉山侑希さん)が準優勝に相当する「優秀
賞」を見事獲得しました。
ものづくりデザイン部門は「元気にさせる地域特産おもちゃ」
という
テーマで、地域の特産物や地域の文化・技術・ノウハウなどを取り入れ
たモノ、かつ、優れたデザインのおもちゃを提案するという課題でした。
本校受賞作品のタイトルは「願いまして、四目並べ。」で、島根県奥
出雲町の名産である雲州そろばんを元に、新たなおもちゃを提案した
ものです。伝統工芸の文化の継承、子どもから高齢者まで幅広い年齢
を対象としていること、様々な年齢層でのコミュニケーションが図れ
ること、塗料に柿渋を使ったことなど安全性への配慮がなされている
こと、さらに作品としての完成度が高いことが評価されました。
予選通過後本選までの期間、試行錯誤しながら作品をブラッシュ
アップした苦労が見事に実を結んだ3人の顔には、疲労と充実感が溢
れていました。
06
よう
う
こ
kouyousai
祭
教育後援会賞
最優秀賞 4M「等身大ロボットシューティング」
「名ばかりーだー」
より
「人が乗れるロボット」
をテーマにしたこの企画は、初めはごく少
か す や た く じ
機械工学科 4年
粕谷拓司
学科展最優秀賞を頂くことができ、
とても嬉しく思います。陳
人数から成る有志メンバーから始まりました。彼らは時間が少な
腐なことしか言えませんが、手伝ってくれた皆さん、お疲れ様で
い中、予算の(熱心な)申請や物品の発注などとても精力的にこ
した。
それから、ありがとうございました。
なしていました。特にロボットの設計に関しては、ある一人の優秀
な設計者がほぼ全てを担当しました。彼無くしては、学科展最優秀
賞の受賞など有り得なかったことと思います。感謝しています。
今年の4M学科展は慢性的な人手不足の問題を抱えていまし
た。
しかし最終的にはクラスのおよそ半数が参加してくれ、最後
の一週間から前日にかけての追い込みは素晴らしいものだった
と思います。当日はトラブルが頻発しましたが、
シフトに関係なく
常駐するメンバーも多く本当に助かりました。
優秀賞 4E「ピタゴラスイッチほか」
や ま な み
みんなで作る学科展
今回、優秀賞という素晴らしい賞をいただけたことを大変うれ
電気・電子システム工学科 4年
こ う た ろ う
山並航太郎
作ることが出来たことを誇りに思います。
しく思います。
この受賞はクラスのみんなの協力なしでは成し遂
げられなかった業績です。
「みんなで作る学科展」
をクラステー
マに、春から計画は始まり、
たくさんのことをみんなで話し合い、
いろいろなことを考えました。学科展を作っていく中で自分の甘
さや力不足によって、計画のずれや書類等の不手際も発生しま
した。
そんな代表を見捨てずクラス全員が頑張った結果、
受賞で
きた賞です。私はこんな素晴らしい仲間たちと素晴らしい展示を
優秀賞 4A「巨大迷路」
と
光の迷宮
ゆ
う
と
戸田勇登
今回の建築学科の作品展示の目標として、今までの展示と違
りました。
クラス一丸となって作品を作り上げたことによって、物
い、来た人が実際に空間を体験して『楽しめる』
ということを考
を作ることの楽しさを再確認できました。
え、
この巨大迷路を作りました。
しかしただの迷路ではなく、実は
建築学科としての工夫が隠れています。限られた予算内で収め
る為に段ボールを使いましたが、段ボールはそもそも一枚では
大きな空間を作るほどの強度はありません。そこで空間を三角
形にし、
さらにそれをトラス状に連ねることで力を分散しました。
また、建築は生活がしやすいように家を設計しますが、それを逆
手に取ることで動線や視点移動を複雑化し迷いやすい経路を作
07
建築学科 4年
だ
Toyota National College of Technology 2013
同窓会賞
最優秀賞 こうよう祭実行委員会
書ききれなかったんでここで昨年がんばってくれたこうよう祭
関係者にお礼を言います。
「ありがとう!」
環境都市工学科 4年 石川智也
い し か わ
と も な り
今、
この文章を執筆しているのは12月。
これをみなさんが読
やる」
これをモットーに実行委員は頑張っています。さぁ今年も
むのは3月頃。月日が経つのは早いものですね。春うらら。
新しいこうよう祭が始まります。ぜひお楽しみに!
みなさん少し、昨年の文化祭を振り返りましょう。最初に思い
出してほしいのはパンフレット。
フルカラーでそろえちゃったり、
実行委員が撮った写真を載せるコーナーがあったりしました。
次にスーツのイケメンお兄さん達(写真参照)が持っていたカ
メラ。その他に当日参加できない人に対してのインターネット
放送…これはなんとこうよう祭初の試みです。過去の実行委員
さん達が残していった経験からこうよう祭は実はどんどん進化
をしているのです。
「皆さんが楽しんでくれるためならなんでも
優秀賞 2E「リニアモーター猫バス」
や ま し た
どうにかなった
電気・電子システム工学科 2年
ゆ う し ろ う
山下湧志朗
2Eでは序盤から色々作ることを計画していたので、夏休み前
張ってくれた沖田さん、
スカイツリー担当で人を集めるのも上手
から活動を始めました。中盤まではほとんど人が集まらず、1人
かった小田さんには特に感謝します。
で作業した日もありました。それでもこうよう祭当日が近づくと
手伝ってくれる人数が急激に増え、
どうにか展示を間に合わせる
ことができました。特に準備日の会場レイアウトや当日の 接客
は、自分が居なくても大丈夫なほどみんなが頑張ってくれまし
た。他には電気科の先生やロボコンの人にもお世話になりまし
た。ありがとうございました。結果的に、計画していた展示は全
てで きたので良かったです。展示の発案者であり作業も1番頑
優秀賞 2A「世界6都市のジオラマ」
わ た な べ
ジオラマ世界旅行
建築学科 2年
こう へ い
渡辺康平
クラス全員がまさしく一致団結して完成させたジオラマです。
のクラスなら、今年のゲート制作や4年生の学科展も素晴らしい
しかし、僕たちの力だけではこんなに素晴らしいものは作るこ
ものになると思います。
ご期待ください。
とができなかったと思います。制作過程でご協力いただいた先
生方や、
こうよう祭実行委員の皆さん、
また、当日3階の僕たち
の教室まで足を運んでくださった多くの方々にあらためて感謝
します。ありがとうございました。
男子も女子も、通生も寮生も、全員が制作に関わることができ
たのが他のクラスとの違いであり、僕たちのクラスの誇りです。
完成までの道のりは、
このコメント欄ではとても書ききれないほ
どの苦難の連続でした。
しかし、それを乗り越えたクラスです。
こ
08
平成24年度
祭
育
体
開催日時:10月16日(火)9:00∼16:30
プログラム
1 開会式
成 績
学科成績
2 玉入れ
(ファイティング・サークル)
3 F・C
4 女子競技
5 クラス対抗リレー
6 昼休憩・昼企画
優 勝: 電気・電子システム工学科
準優勝: 情報工学科
クラス 優 勝: 電気・電子システム工学科 5年
成 績 (3クラス同点)
環境都市工学科 2年
環境都市工学科 1年
応援合戦
優 勝: 機械工学科
準優勝: 電気・電子システム工学科
7 応援合戦
8 騎馬戦
9 障害物走
10 学科対抗ロンドンリレー2012in豊田
11 棒倒し
12 閉会式
い と う 教員からの講評
09
学生主事補 一般学科 教授
み
ち
お
伊藤 道郎
10月16日、雲ひとつない秋晴れの下、体育祭が開催されました。
競技となりつつある棒倒しも、実行委員の努力もあって大きなトラ
クラス成績では5E、
1C、
2Cが同点で、
3クラスが優勝という珍し
ブルはなかったように思いますが、次の対戦までの準備に時間がか
い結果となりました。体力的には上級生には劣る1、
2年生が優勝し
かり過ぎていたようなので、一工夫必要かと感じました。
たというのは賞賛に値すると思います。各競技も趣向をこらしたも
体育祭で発揮したエネルギーを、普段の学生生活でも大いに発
のが多く、たいへん盛り上がったのではないかと思います。伝統の
揮してください。
Toyota National College of Technology 2013
ԧ ্ Ӣ
だ よ り
平成24年度 役員の退任の挨拶
かわい
会 長
こ う た ろ う
4Ⅰ 河合 弘太郎
今年度は自分を含め新任の執行部員が多く、小さなことでも分からないことばかりでし
た。迷惑をかけたこともあったかと思いますが、1年間ありがとうございました。
た か す
副会長
も え こ
4E 高須 萌子
1年間、学生会の副会長として活動させていただき、様々な経験を得ることができまし
た。
この経験を今後に活かせるよう、一層努力していきたいと思っております。
おおやま
副会長
たけひろ
3E 大山 武浩
至らなかった点も有るかと思いますが、
しっかりと引き継ぎをして次年度は改善できる
ようにします。ありがとうございました。
たけぞの
書 記
ひ ろし
う い
3Ⅰ 竹園 弘
書 記
今回、初めて学生会執行部に携わりました。分から
ないことも多く、
日々大変でしたが、1年間やりきる
ことができました。ありがとうございました。
い のうえ
体育委員長
体育委員長というのは名ばかりの役職。
ホントは影
で万能的に働くいわゆる忍者みたいな、中村主水
みたいなもんです。今年少しでも良い事あったで
しょ?それ俺のおかげと、あなたの努力です。
おおた
こうよう祭会計
こ ば やし
体育会計
こうよう祭会計の太田です。今期、予算審議をし書類
の事務処理をし、かなり多くの経験を得ました。今では
ほとんどの書類を自分の基準で裁くことができるよう
になり、成長を感じています。ありがとうございました。
いけがや
内 務
て つ ろう
5Ⅰ 木村 哲朗
今年度で役員3年目(史上2人目)。今年もいろいろ
ありましたが、無事退任・卒業する事が出来そうで
す。5年間ありがとうございました。
いしかわ
み ほ
3E 小林 美穂
今年度、体育会計をやらせてもらいました。初めて
のことで戸惑うことも多かったです。
しかしさまざま
な行事を通じて貴重な体験をたくさんさせてもら
いました。ありがとうございました。
ゆうき
4Ⅰ 太田 祐樹
き むら
一般会計
1年間お世話になりました。来年度も引き続き、
書記を務めさせていただきます。ありがとうご
ざいました。
しょう た
4C 井上 翔太
ひとみ
2Ⅰ 宇井 瞳
こうよう祭実行委員長
今年度こうよう祭はいかがでしたか?高揚できまし
たか!?
(ごり押し)
これからもこうよう祭は発展して
いきます。
どうか温かくお見守り下さい!
かわい
とも や す
2M 池谷 友康
この1年間の経験を基に、更なる研鑽をしていき
たいです。ありがとうございました。
ともなり
4C 石川 智也
広 報
ち え
2M 河合 千枝
1年間で新しいことをたくさんして充実した時間を
過ごすことができました。失敗もありましたが、その
分成長できたと思っています。来年度も広報をやる
ので経験を活かして頑張りたいです。
平成25年度 役員の新任の挨拶
さかい
会 長
だ い ち
2M 酒井 大地
豊田高専創立50周年という記念となる年に会長を務めさせていただきとても光栄に思
います。精一杯仕事をさせていただきますのでどうぞ宜しくお願い致します。
ま つ お か
副会長
こう す け
3E 松岡 晃佑
みなさん、はじめまして。副会長に就任した松岡晃佑と言います。新旧両役員の方々と協力して、
学校行事の成功・改善をしていきたいと思っていますので、
ご支援よろしくお願いいたします。
こ ん どう
副会長
3E 近藤 さくら
この度、学生会副会長になりました近藤さくらです。初めての学生会で至らない所がある
とは思いますが、楽しい学校生活が送れるように頑張りますのでよろしくお願いします。
う い
書 記
ひとみ
い ちかわ
2Ⅰ 宇井 瞳
書 記
書記を務めさせていただく宇井瞳です。精一杯
頑張るのでよろしくお願いします。
さ わ
体育委員長
ほ っ た
体育会計
体育委員長を務めさせていただく澤祐太です。学生会執行部と
しての仕事は初めてですが、一昨年、去年の体育委員としての反
省を生かし、体育関係の行事を作り上げていきたいと思います。
さ
こうよう祭会計
書記をやらせていただくことになりました。学生会メンバー
の中で最年少ですが、先輩方と協力しながら、行事を成功で
きるよう精一杯頑張ります。1年間よろしくお願いします。
ゆ う た
3E 澤 祐太
さ
き
初めての学生会でまだ何もわからないですが、
こう
よう祭実行委員長と最高のこうよう祭をつくれるよ
うに一生懸命頑張ります!よろしくお願いします。
ながさか
内 務
一般会計
こ う た ろ う
4Ⅰ 河合 弘太郎
学生会執行部2年目の経験者として、
新任の執行部員
へアドバイスをしながら、積極的によりよい学校づくり
に貢献したいと思います。
どうぞよろしくお願いします。
は な き
ゆ う こ
2Ⅰ 堀田 祐子
体育会計をやらせていただきます2年情報堀田です。
初
めてなのでいたらないところもあると思いますが、
一生
懸命やらせていただきますのでよろしくお願いします。
たまき
3C 佐々木 環
か わ い
も え か
1M 市川 萌花
こうよう祭実行委員長
こうよう祭実行委員長に就任しました花木です。前
回のこうよう祭では司会をしていました。今年のこ
うよう祭は50周年!はりきっていきます!
かわい
の ぞ み
3Ⅰ 長坂 望未
学生会役員の内務を務めさせていただきます、3年情報工学科
の長坂望未です。学生会の仕事に携わるのは今回が初めてです
が、精一杯頑張りたいと思いますのでよろしくお願いします。
お う じ ろ う
3A 花木 旺次朗
広 報
ち え
2M 河合 千枝
昨年度に引き続き広報を務めさせていただきます。
昨年度の経験を多いに活かし、
他の役職を支えつつ
頑張りたいと思います。
1年間よろしくお願いします。
10
り
よ
だ
寮
学
旧寮生会
平成24年度 寮生会の挨拶
あきひろ
おくの
寮長代行
4 I 奥野 旭洋 ・・・・ 寮生会おつかれさまでした!
副 寮 長
4 I 大林 真菜 ・・・・ 忘れられない経験です。今までありがとうございました。
副 寮 長
4 I 林 将輝 ・・・・ふー、なんとか乗りきったー。
副 寮 長
4A 七森 誠明 ・・・・ 改めて寮のすばらしさを知った・・・ありがとう!!!
ま な
お お ば やし
まさき
は やし
まさあき
な な もり
新寮生会
平成25年度 寮生会の挨拶
まさき
は やし
寮
4 I 林 将輝 ・・・・ そろそろ遊び人から転職して賢者になります。
長
け ん た ろう
ばん
副 寮 長
4E 伴 健太郎 ・・・・ 最年長として皆に頼ってもらえるようなポジションにな
れるよう頑張ります。
副 寮 長
3E 佐藤 康紀 ・・・・ 全てを出し切ります。
副 寮 長
3C 山本 江利子・・ 帰りたくなる寮をつくります。
副 寮 長
3A 志村 太基 ・・・・めっちゃ頑張ります。
や す のり
さ とう
え り こ
やまもと
たいき
しむら
平成24年度・寮生活アンケート調査結果
平成24年6月に、低学年寮生(1・2年生)
を対象に行ったアンケートの集計結果を、
ポイントを絞ってご紹介します。今
回は、時間軸に対する変化も観察するため、平成22年度および23年度の結果も同時に載せました。
寮生活全般について
勉強時間と睡眠時間について
寮生活全般についての回答結果をグラフ1に示します。今年
度については、全体の95%程度の学生が、問題なく生活でき
ているようです。
ここ数年間で見ても、その傾向は余り変わって
いません。グラフ2には、寮生活での悩みについての回答結果
を示しました。
ここ数年において、悩み事の大雑把なパーセン
テージは変化していません。
ただ、項目⑧の盗難については、平
成22年度から23年度に掛けて減少しており、当時の学寮関係
者の努力の結果が反映されています。
ここ2年間では、項目①
の勉強、⑤の睡眠不足に関する悩みが増えつつあります。
グラフ1:寮生活全般についての感想
グラフ3:寮での学習時間
H24・低学年
H24・低学年
H23・低学年
H23・低学年
H22・低学年
H22・低学年
0%
20%
40%
60%
80%
100%
■ ①楽しい ■ ②まあまあ楽しい ■ ③普通
■ ④少し苦痛 ■ ⑤生活に慣れなくて困っている
グラフ2:寮生活での悩み事
■ ①30分未満 ■ ②30分以上∼1時間未満 ■ ③1時間以上∼2時間未満
■ ④2時間以上∼3時間未満 ■ ⑤3時間以上
H24・低学年
H23・低学年
H22・低学年
Toyota National College of Technology 2013
⑨その他
⑧盗難
⑦進路
⑥いじめ・
いやがらせ
⑤睡眠不足
④異性関係
③友人関係
②健康
11
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%
グラフ4:寮での睡眠時間
■ H22・低学年
■ H23・低学年 ■ H24・低学年
①勉強
80
70
60
50
40
30
20
10
0
先ほど、
グラフ2で関心の高かった勉強と睡眠不足に関連し
て、実際の勉強時間・睡眠時間の調査結果をグラフ3とグラフ
4に示します。
1時間以上勉強できている学生の割合は、
ここ2
年で75%程度と、平成22年度より大きく増加しています。低
学年の学年団の働きかけが一因だと思われます。睡眠時間につ
いて、
ここ2年については70%程度の学生が6時間以上確保
できています。夜更かし → 睡眠不足 → 授業に集中できない
→ 勉強についていけず、勉強が面白くなくなる → 夜更か
し・・・という負のスパイラルに陥らないよう、睡眠と食事をしっ
かりとって、有意義な寮生活・学校生活を送ってほしいですね。
0%
20%
40%
60%
80%
100%
■ ①8時間以上 ■ ②6∼8時間未満 ■ ③4∼6時間未満 ■ ④∼4時間未満
学生相談
室
いじめアンケートから見えてきたこと
いじめアンケ
ト
た か はし
学生相談室長 一般学科 教授
かおる
高橋 薫
平成24年度秋に全クラスで実施したいじめアンケートの集計結果については年明けに
クラス掲示したとおりですが、学生のみなさんはどのように感じたことでしょう。
「いじめを
受けたことがある」
と答えた学生は第1学年が1%ですが、徐々に増し5年生では約6%に
達しています。中学までにいじめを受けたことがあるか、
という問いに対して、約2割の学
生が
「ある」
と答えていることから、高専では減少傾向にあるようですが気の抜けない状況
であることに変わりありません。
また、高専でのいじめの内容に注目すると、言葉によるいじめと暴力行為に大別でき
ます。前者は仲間はずれ
(36%)、無視(33%)、後者は、殴られた(13%)、叩かれた(7%)となっています。
とりわけ暴
力行為については直ちに重大事故につながるものですので、特に早急な対応が必要です。
ここで声を大にして言いた
いことは、被害を受けた人はもちろん、
目撃した人も傍観者に留まらず、勇気を持って知らせてください。その際、誰が
そのような受け皿になるかが問題となります。本アンケートの結果から見ると、
やはり我々教師が相談役として認めて
もらうことは簡単ではないようです。我々は皆さんの相談役になることを切に願っているのですが、みなさんにも好き
嫌いがある。
ですので、最後にひとつ言いたいことは、いじめを受けたり目撃した時に相談できる先生を予め一人見つ
けて欲しい。
そのことをここでお願いしたいと思います。
室
推進
教育改善
教育改善推進室活動の今後を考える
教育改善推進室活
かない
教育改善推進室長 一般学科 教授
やすお
金井 康雄
教育基本法には
「第一章 教育の目的及び理念(教育の目的)
− 教育は、人格の完成を
目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健
康な国民の育成を期して行われなければならない。」
「(教員)
− 第九条 法律に定める学
校の教員は、
自己の崇高な使命を深く自覚し、絶えず研究と修養に励み、その職責の遂行
に努めなければならない。」
とあります。
これら法律の条文を見る限り、学生と関わりを保ち
ながら共に
「人格の向上」
に取り組み、
日々教員は研鑽に努めなければならないことがひしひし(緊緊)と伝わってきま
す。
この学生との関わりを持ちながら共に
「人格の向上」
を目指す上で、学生とのコミュニケ―ション、助言、協働と言っ
た
「学生指導」の重要性が認識されるところです。
昨年、
「文部科学教育通信」
において
「豊田高専の取り組み」
と題して、
キャリア教育支援室および教育改善推進室の
取り組みを紹介しました。そこには、
「教育改善活動をとおしての学生支援」
というテーマで
「近年、学生状況把握や学
生指導の必要性を感じる教員が増え、
・・・学生が学力低下を来す兆候や生活様式などを調査したり、留年する学生の
履修や単位取得傾向などの調査を行い、広く意見交換をしていこうとしている。」
という文面を挟みました。
このこと
が、今後の教育改善推進室の新たな活動として認識されていくものと思われます。
では、少し詳しく説明していくこと
にします。
教育改善推進室では、
「低学年で留年した学生に対する指導」
をテーマの1つとして活動しています。
この活動の一
環として、高学年も含めて調査を行いました。
このアンケートでは、先生方の授業において評価の悪い学生の授業で
の様子や課題状況を集約することで、多くの先生方が感じているそのような学生の授業での傾向を洗い出すことを目
的としています。そして、
このような学生の最も多い傾向について焦点を絞り、要因について調査・検討をし、
できるか
ぎりの支援が組織的にできるよう努力していきたいと考えています。
また、教職員だけでなく保護者の皆さまからのご
意見、
ご感想・情報等も指導教員などを通して収集できればとも考えております。何卒、
ご協力のほど宜しくお願いしま
す。
12
室
支援
育
教
ア
リ
キャ
キャリア教育支援室紹介
キ
リア教育支援室
か ねしげ
キャリア教育支援室長 機械工学科 教授
あきひろ
兼重 明宏
キャリア教育支援室が発足し、本校におけるキャリア教育支援プログラムがスター
トして、2年が経過しました。これまで、広報(107号、109号)において、本校におけ
るキャリア教育は、単に進路指導や就職活動支援の延長ではなく、高専での生活を充
実させ、変化の激しい社会を生き抜くための自己理解や職業理解を進めることで、学
生の皆さんが卒業後に自分の思い描く
「自己」を実現できる能力を養うことを目的と
すること、その目的を達成するためのプログラムを紹介させて頂いています。キャリア教育支援室の業務や支援
プログラムを知って頂いていますでしょうか。キャリア教育支援室では、独自HPを立ち上げ、支援プログラムの
紹介や進路支援情報を提供しています。ここでは、その内容を紹介させて頂きます。平成25年1月初旬現在の
支援室HPでは、図に示した項目があります。
http://career.toyota-ct.ac.jp/groups/career/
「キャリア教育支援室とは?」では、本校におけるキャリア教育支援の目的と支援室の紹介をしています。
「 キャ
リア教育支援プログラム」では、実施しているプログラム内容を紹介し、
「 講座の事前申込み」では、希望者対象
講座の申込みができるようになっています。また、新たな試みとして、
「 同窓生への(進路に関わる)質問受付け」
を開設しましたので、気軽に相談してみて下さい。その他、
「(支援室の)スタッフ紹介」や「求人情報検索(学内限
定)、支援プログラムで配布している
「T-ファイル」資料等をいつでも閲覧できるようになっています。
本校におけるキャリア教育(学生指導)の内容を理解した上でプログラムを受講して頂き、キャリア形成を図っ
て頂ければと思います。キャリア形成の手段としては、
「 自己」の「気づき」が大切であり、
「 小さな目標」でも良い
ので、その目標を達成すること、達成できなかった場合は反省(問題点の洗い出しと振り返りを)することの積み
重ねが大切だと思います。支援室をはじめ教職員は、皆さんの「自己」の実現のためにサポートしていきますの
で、今後も一段のご理解を賜りますようお願い致します。
13
Toyota National College of Technology 2013
館
いまだ
図書館司書
りょうこ
今田 陵子
学校図書館
って敷居が高いですか?学生のみなさん、
いつでもふらりとコンビニ感覚で寄ってみてください。
実は蔵書数約11万冊、
うち2万8千冊の英語多読教育用の本とC
Dは、他にはない充分自慢できる施設なのです。
研究を後押しする資料ばかりではありません。話題の文芸書も、
極力リクエストにお応えしてぞくぞく入荷中。
まちの図書館にも引けをとらない豊富な新聞・雑誌類、絵本も並
んでいます。あなたのお暇を潰してみせます。
2012年1∼1
年
2月の貸出ランキングはこのようになりました。
2月の貸出ランキングはこのよ
月 貸出
キ グは
よ
トリーダー
2012年ベス
●和書上位20冊
ユーキャンの数学検定ステップアップ問題集:2級
数学検定問題集:2級
数学検定過去問題集:2級
基礎物理学演習Ⅰ
ユーキャンの数学検定ステップアップ問題集:準2級
「数検」
新過去問題集:1級・準1級
「数検」新過去問題集:準2級
鬼物語(西尾維新)
恋物語(西尾維新)
数学検定過去問題集:準2級
大学編入試験問題数学徹底演習
フェアリィ・ダンス/ソードアート・オンライン4
(川原礫)
「数検」新過去問題集:2級
ディジタル技術検定試験最新既出問題・解説集:3級
偽物語:上巻(西尾維新)
フェアリィ・ダンス/ソードアート・オンライン3
(川原礫)
アインクラッド/ソードアート・オンライン1
(川原礫)
パパのいうことを聞きなさい!2
(松智洋)
ベクトル・行列・行列式徹底演習
アインクラッド/ソードアート・オンライン2
(川原礫)
●洋書上位10冊
<FRL4> Mystery on the Island
<MMR2> This is London
<FRL4> Go Jimmy Go!
<CER1> Next Door to Love
<ORT7> The Riddle Stone Part2
<MMR2> The House on the Hill
<CER0> What a Lottery!
<CER0> Book Boy
<FRL4> The Shipwreck
<ORT7> The Riddle Stone Part1
専門書、問題集のほか、疲れた頭をリフレッシュさせるライトノベル群もよく借りられています。
読書マラソン
参加者募集中!まずは20冊読破を目標に、本(漫画はダメよ)を手に取ってみませんか。
POPカードにお勧め度と感想メッセージを書き込んだら、1冊=1ポイント進呈。
20、50、100冊分のポイントで、景
品「図書カード」
と交換できます。めざせ100冊!
!
電子ジャーナル
を活用しよう!なんでも揃うのがインターネットの世界ですが、こと研究分野において
は、学術雑誌に発表された研究論文こそが必要な情報です。図書館では研究活動支援のための強力なツールとして、論
文情報データベースと、本文まで電子ファイル化された雑誌「電子ジャーナル」をいくつか契約しています。
一般の検索エンジンからは入れない、便利(つまり高価)なものです。学内での利用に限られますが、積極的に活用し
ましょう。図書館ホームページの「論文を探す」のリンクから覗いてみてください。
URL : http://www.toyota-ct.ac.jp/ jimu/tosyo/
開館時間の
ご案内
月∼金曜日 8:45∼20:00
休 業 期 間 中 月∼金曜日 8:45∼17:00
土曜日 10:00∼16:00
土曜日 休館
詳細はホームページのカレンダーをご覧ください。一般の方も利用できます。
どうぞご利用ください。
授業期間中
14
活躍 する豊田高専生 −学生表彰の皆さん −
໠Æि
高専大会をおえて
か とう
機械工学科 5年
りょうす け
加藤 良祐
8月25日∼26日の2日間の日程で、第47回全国高専体育大
会陸上競技大会が鳥取県のコカコーラウエストパーク陸上競技
場で行われました。この大会では100M、200M、4×400MR
の三種目で二年連続優勝しました。連日36度を越える猛暑の中
での大会となりましたが、選手の体調管理をチームでサポートし
▲ 中央が筆者
たことに加え、同じ東海地区の岐阜高専や鈴鹿高専の応援もたいへん力になり、優勝することができました。
その中で100M決勝は最も心に残るレースでした。
100Mのレース直前は、緊張感に満ちていましたが、頭の中にあるのは、スムーズなフォームのイメージと、
それを実現したい気持ちだけでした。スタート直後は力みなく、芯で全身を動かす感覚がありました。中間疾走
から奈良高専の選手と並走になり、気持ちが高まりました。消耗する終盤少し力みましたが、全身を夢中で動か
して走りきり、僅差で勝つことができました。その瞬間、
「 簡単じゃない」
と思いました。
表彰台の上で伊藤道郎先生の顔を見たとき、
「 本気でやらなきゃ何も得られない」という先生の言葉が浮か
びました。その表彰台の上で、過去の経験のひとつひとつの点を順に辿っていく、ひとつの線を実感しました。
「(先輩の)城田さんを絶対に表彰台に立たせるぞ」と毎日日記に書き、練習に打ち込んだ日々のこと、その
後故障で一年間競技から離れた日々、
トラックにひき戻してくれたまわりの「支え」、いろいろな思いが頭の中
をかけめぐりました。
これで卒業しますが、来年度は専攻科に進学して競技を続けながら、今度は自分が後輩の「支え」になってい
きたいと思います。最後に後輩たちに一言。
自分を信じて、頑張ってください。
ȶȥǴȌȠ
ロボカップに4年間参加して
みずたに
電子機械工学専攻 2年
しょうま
水谷 将馬
この度、栄誉ある学生表彰を賜り、ありがとうございました。H24年度ロボカップの成績はジャパンオープン
で準優勝、世界大会で3位という結果でした。私は世界大会にH21年度から4年間参加しましたが、昨年度、一
昨年度と2年連続4位で、3位入賞にあと一歩及ばず悔しい思いをしました。本年度は私自身にとって参加で
きる最後の大会であり、何としても世界1位を、
と意気込んで臨んだ大会でした。結果として優勝には手が届き
ませんでしたが、過去最高の成績を収めることができました。これまでチームを築いてきた先輩方や現メン
バーの努力を結集し、大会で力を発揮できたことが結果につながったのだと思います。4年間はあっという間
15
Toyota National College of Technology 2013
‫ש‬Æఅ
学生表彰を受けて
おがた
機械工学科 5年
こう へ い
尾形 航平
この度、弓道部として学生表彰を受けました。これは、今年度
の弓道部の東海地区国立高専体育大会3連覇、近畿・東海・北
陸・信越地区高専弓道大会(九高専大会)
2連覇に対していただ
いた賞です。
私は2年生の時から弓道部の幹部として、低学年代表、副主
将そして最後に主将として活動してきました。
1年生の時には
▲ 九高専大会 2 連覇を果たした5年生
前列右から 2 人目が筆者
全国高専選抜弓道大会に同級生3人と共に出場し、それぞれが先輩方に劣らない成績を残したことが強く印象
に残っています。この大会以降、弓道が上手く、強い同級生に囲まれて練習を行えたことが、私を技術的にも精
神的にも大きく成長させてくれました。また、学年が上がるにつれて、同級生それぞれが自分自身の弓道部にお
ける立場を考えるようになりました。自分の態度をもって後輩に何をすべきなのか伝える人、先輩や後輩との
仲をより深めるためにイベントを企画する人など、それぞれが自覚を持って弓道部員として活動できたことが、
部活動の雰囲気を良くし、練習に対する意欲を向上
させ、弓道部を強くした要因なのだと思います。
私は引退しましたが、今の弓道部員も学年を問わ
ず、各々が部員として自分が何をすべきなのかを考え
て活動することが出来れば、より良い部活動となり、
来年度も様々な大会で優勝し、学生表彰を受けるこ
とができると信じています。
最後に、この4年半、私を大きく成長させてくれた
周りの皆さんに感謝したいと思います。ありがとうご
ざいました。
▲ 弓道部一同 前 2 列目右から 5 人目が筆者
に感じましたが、振り返ってみると本当に楽しい毎日で
した。残念ながら世界1位になることはできませんでし
たが、この夢は後輩に託したいと思います。最後になり
ましたが、ロボカップの活動にあたり多大なご支援とご
協力を賜りました同窓会、教育後援会、電気・電子シス
テム工学科の先生方、そして毎日夜遅くまで活動に付
き合って頂きました杉浦先生、渡辺技術専門員に心か
ら感謝の意を表します。ありがとうございました。
が筆者
16
本 科卒業生への
Q1
高専生活で最も印象に
残ったことは何ですか?
Q2
在校生に伝えたい
メッセージをお願いします
Q3
これからの抱負を
聞かせてください
すずき
A
Q1
機械工学科 5年
おさむ
鈴木 理
4年生の時の、
こうよう祭の学科展です。私たちはこの学科展で、人が実際に乗れる小型
ガソリン自動車を製作しました。その中で、私は主に設計を担当しました。
製作は難航しました。当初の構想通りに事は進まず、エンジンの不調や構造の不具合が
度重なりました。さらにそれとは別に、次々に私たちに襲い掛かるレポート課題や製図課題、
そして試験…。そんないくつもの壁を私たちは乗り越えなくてはなりませんでした。
私たちがラッキーだったのは、私たちが最高のチームだったことです。チーム全員が一丸となって一つの目標を
持つことは、本当に素晴らしいことだと感じました。
こうよう祭当日、私たちの学科展は大成功を収めることができました。皆で作った自動車に、大勢のお客様に楽
しんで乗っていただいたときの感動は今でも忘れられません。
A
Q2
皆さん、勉強は嫌いにならないでください。
これまで私は、勉強には常に興味を持って取り組むよう努めてきまし
た。私は試験で高得点を取ることはあまり上手ではありませんでしたが、
「知る」
とか
「わかる」
とかいうことに感動を
覚えた経験はこの5年間で数多くあります。皆さんも興味を持って勉強に取り組むようにすれば、
きっとそんな経験
が出来ると思いますよ!
A
Q3
私が最近力を入れていることは、英語の勉強です。英語は重要であるにも関わらずこれまでおろそかにしてしまっ
たので、その分頑張らなくてはいけません。
まずは実用的なレベルに到達することが目標です。
卒業後、私は化学メーカーに就職します。
ここ豊田高専で学んだことを存分に活かし、そして新しいことはどんどん
吸収していきたいです。今はまだまだ未熟で、学ぶべき事ばかりの私ですが、いつか世のため人のために働けるよう
になりたいです。
こ ん どう
A
Q1
電気・電子システム工学科 5年
ゆうき
近藤 友樹
受験(大学編入試験)です。寮生活やクラスの仲間との活動を通して、高専を十二分に楽
しんできた5年間と言えますが、我武者羅に頑張った、特にこの7か月間は、一生忘れられな
いだろうなと感じます。受験勉強とはいっても、ただ辛いだけの思い出ではありません。むし
ろ楽しかったと思えるのは、共に受験する仲間と情報交換したり、授業後の部活までの時間
を皆で勉強したりできたことです。一つの目標に向かって互いに協力し、励まし合えた雰囲気はとても居心地の良
いものでした。私が結果を残せたのも、そんな仲間の協力があったからだと思っています。私にとっての受験は、
勉強だけでなく高専5年間で積み上げたもの全てが試された機会であり、今後の人生の支えとなる大切な経験と
なりました。
A
Q2
受験する人も就職する人も、1∼3年の間は大いに遊んで良いと思います。仲間と共に楽しむことを常に意識して
ください。低学年で楽しんだ思い出の数だけ、逃げ出したくなったときの心の支えになるでしょう。ただし、勉学を疎
かにしないことは留意して欲しいです。振り返ってみると私にとって遊びも勉強もどちらも重要でした。授業中は寝な
いでその場で理解することを心がけ、寮では宿題と気になる科目を集中的にやるという意識で取り組みました。在校
生の皆さんも、
メリハリを付けて効率よく勉強し、遊ぶ時間を確保することが大切だと思います。
A
Q3
17
来年度は東京大学航空宇宙工学科に編入するので、
これから航空・宇宙全般について一生懸命学ぶつもりです。
NASAとも関わりが深いようなので、
「もしかしたら将来、宇宙ステーションの中で手を振っている」、
なんてことにな
れば嬉しいのですが。
いつか自家用車程度の金額で宇宙へ行ける乗り物を作れたらと考えています。
Toyota National College of Technology 2013
さかい
A
Q1
情報工学科 5年
のぞみ
坂井 希
私は、5年間続けた部活動が一番印象に残っています。私が所属していた女子バレーボール
部
部は毎年部員不足に悩まされてきました。
特に私が部長を務めた昨年後期は部員が5名しか
おらず、
試合もできず練習もままならない状態でした。
しかし、みんな一生懸命にバレーに打ち
お
込んでくれ、
また、顧問の先生のおかげで5人でも練習試合をすることができました。5年間部
活動を続けましたが、5人でバレーに打ち込んだこの半年間が一番充実していたと思います。
今年度になり、1年生が2人入部してくれたおかげで、私は最後の高専大会に出場することが出来ました。結果は2位
と優勝することはできませんでしたが、バレーに一生懸命に取り組めたことは私にとってとてもいい経験になったと
思います。5人になっても、
ついてきてくれた部員やバレーに打ち込める環境をつくってくださった先生方に感謝した
いと思います。
A
Q2
課外活動に積極的に取り組んで欲しいと思います。
この豊田高専には部活動をはじめとする様々な課外活動があ
り
ります。課外活動では、普段接することのない先輩方・他校の学生と交流する機会があり、自分の見解を広めるいい
機
機会だと思います。
また、勉強とは別に何かに一生懸命に取り組んだという経験は社会にでてからでも役に立つと思
うので課外活動に限らず様々なことに挑戦して欲しいと思います。
A
Q3
私はこれから専攻科へ進みます。環境が変わらないため、怠けてしまいそうですが、専攻科に進んだからこそでき
る
ることにどんどん挑戦していきたいと思っています。そして、社会人になるまでに少しでも自分のレベルアップができ
た
たらなと思っています。
さとう
A
Q1
環境都市工学科 5年
たくみ
佐藤 匠
早いもので、私が豊田高専に入学してから5年の歳月が経ちました。そもそも、私が豊田高専の
受
受験を決めたきっかけは、
中学3年のときに参加した豊田高専のオープンキャンパスにあります。
在
在校生の方々の楽しそうで、
かつ生き生きとした光景がとてもまぶしく、自分もいつかはそうなり
たいと感じたのがきっかけでした。
さて、今年度は、私は5年生として、私が高専を希望した当時の先輩方の役目を担う番になりました。私たち5年生が中
心となり、
オープンキャンパスを企画、運営しました。そのとき、
かつて私が見た先輩方のように、私自身も中学生から見て
輝く存在になることを心がけました。
オープンキャンパスでは、私は、中学生やその保護者を対象に、順路の誘導や質問へ
の対応を担当しました。実際に中学生の目にどう映ったかは分りませんが、先生方からは良い評価をいただきました。
A
A
Q2
Q3
「誰かの目標になる」
ことを目標に、
さまざまな活動をしていくことも大事だと思います。
上手くできたかどうかは、
す
ぐ
ぐには分りませんが、
必ず、
周りの誰かが評価してくれます。
私は、
4月からはJR西日本で働く予定です。そのとき、心がけたいことは、
自分自身のためだけでなく、私が高専に
入
入学したきっかけと同じように、後輩から見て輝く存在でありたいです。後輩が、私の仕事をする姿や評判を見たり聞
い
いたり
して、私を目標にして、同じ会社を志望してくれるように頑張っていきたいです。
い のうえ
A
Q1
建築学科 5年
みずき
井上 瑞基
設計製図やコンペの課題のほとんどを、提出日の朝まで行っていたことです。その時は辛
か
かったですが、今では、睡魔や時間との戦いが楽しい思い出になっています。課題を作成する
過
過程において、いたるところで、先生や先輩、友だちに助けてもらいました。そして、
2度もコン
ペに入選しました。
これらの全ては、みんなの支えがあってからこそできたと感じています。私
は、
とても恵まれた環境で、高専生活を過ごすことができました。
A
Q2
私はのんびりしている性格ということもあり、
いつも突然、
その日がテスト前日、
さらに気がついたら、
就職試験を迎
え
えていました。
でも、
そんな私も社会人になります。
これらの壁を乗り越えることができたのも、
みんなに支えてもらえ
た
たためです。
寮生活、
ボランティア活動などを充実したものにできたのは、
みんなで純粋に楽しみ、
その勢いと、
支えが
あったからこそだと思っています。
皆さんも、
できる限り好きなことをやり切って、
毎日を楽しく過ごしてください。
A
Q3
私は社会人になります。知らない土地で初めてのひとり暮らしも始まります。不安でいっぱいですが、不思議とわく
わ
わくするような気持ちも湧いています。
5年前高専生になる前は、不安だけでした。
でも、いまはその頃と違う私です。
社
社会に出ても、今とかわらず、のんびりしすぎて、叱られると思いますが、現に高専で経験したことが活きていること
から、何ごとも経験と思い、私の成長を期待して、
明るく社会人生活を楽しみます。
18
卒 業する留学生からのメッセージ
Socialist Republic of Viet Nam
ヴ
電 気・電子システム工学 科 5年
ー
バ
ン
タ
ン
VU VAN TAN
ベトナムから参りました、
タンと申します。現在電気・
嬉しかったです。
電子システム工学科で勉強しています。豊田高専に来
この3年間で、勉
てからあっという間に3年間が経ちました。最初は不
強においても、
安や心配が多かったですが、先生方に丁寧に教えてい
課外活動においても色々な思い出を作り、有意義な
ただき、
クラスメイトが積極的に交流してくれましたの
寮生活を過ごすことができました。
で、高専での学習や生活に徐々に慣れてきて、不安と
今、毎日クラスの授業を取りながら、卒業研究を楽
心配の代わりに、楽しみが増えてきました。授業では先
しみに取り組んでいます。卒業後、東京大学に進学し、
生に専門知識について詳しく解説していただき、社会
さらに専門知識を身に付けたいと考えています。残り
に対する価値観や人生観などについても教えていた
の短い時間ですが、先生方や友達などの周りの人々に
だきました。
とてもありがたいです。
また工学実験で、
会えるのを大切にしたいと思っています。皆に支えて
習った理論を実際に応用し、理解が一層深くなりまし
いただいて、本当に感謝しています。将来、社会に役に
た。そして、
こうよう祭・体育祭・球技大会などのイベン
立つ研究者になるために、
これからもさらに努力して
トに参加し、特に今年フットサルで優勝できて、本当に
いきたいと思います。
Lao People's Democratic Republic
ワ
情報工学科 5年
19
ム
ア
VAMOUA
私が豊田高専に編入してから、あっという間に3年
れたおかげで、新
が経ちました。
この3年間の高専生活を振り返ってみ
しい 生 活に対す
れば、多くの国の人と楽しく交流でき、充実した日々を
る不安は時間が
過ごすことができたと思います。初めて高専に来たと
あまりかからず
き、日本語の壁があってなかなか授業についていけ
になくなりました。寮生活においては、日本人の友達
ず、
クラスメイトが話していた言葉もあまりわからなく
のみならず、自分と同じ立場で、マレーシア、モンゴ
て不安がいっぱいでした。
しかし、幸運なことに、私は
ル、ベトナムからきた留学生もいて異国の思考につい
頼もしいクラスメイトに囲まれて、いつも喜んで助け
て学ぶことができました。豊田高専での3年間は本当
てもらいました。そして、優しい先生方が多くいらっ
に思いがけない素晴らしい思い出ばかりです。来年度
しゃるので、授業でわからないところがあればいつも
は、私は電気通信大学の情報通信システムコースに進
気軽にチューター、
クラスメイト、先生に聞くことがで
学する予定です。大学では、情報通信の分野における
きました。特に、情報工学科の先生たちは非常に教え
さまざまな通信技術を学び、将来、情報通信技術士と
るのが上手で、質問するときは私が完璧に理解できる
して発展途上国であるラオスの発展に貢献できれば
までいつも丁寧に説明してくれて、本当に自分の生徒
と思います。最後になりましたが、
この3年間でお世話
に勉強を理解してほしいという熱意が大変印象的でし
になった先生方、
クラスメイト、
チューター、
スタッフの
た。それに、
スタッフのみなさんが私を誠実に助けてく
みなさん、
本当に心から感謝いたします。
Toyota National College of Technology 2013
▲ 右側が筆者
Malaysia
ア
ハ
マ
ド
デ
ィ
ニ
ビ
ン
モ
ハ
マ
ド
ダ
ウ
AHMAD DINI BIN MOHD DAUD
環境都市工学科 5年
私は2013年の卒業生として、非常に光栄に思って
事を学んできま
おります。私は2010年にマレーシア工科大学を卒業
した。例えば、本
し、同年の春に日本に来ました。母国で勉強した時に日
学生の研修旅行
本への留学に興味を持ち、先輩から話を聞いて、日本
や留学生交流会
語の勉強を始めました。
マレー語では漢字を使いませ
やこうよう祭などに参加させていただきました。今思
んし、文法的にも日本語と反対なので、最初は日本語
えば、私にとっては本当にいい経験、いい勉強になりま
を覚えるのに苦労しましたが、先生が丁寧に教えてく
した。
また、新留学生歓迎会やスキー体験やバドミント
れたおかけで、徐々に日本語を覚えていくことができ、
ン交流は豊田高専で生活した3年の間で一番楽しい
勉強は楽しかったです。
思い出となりました。
私にとって、
豊田高専で将来のキャリアに役立つ勉強
私は将来母国にある日本の会社で働くために、
まだ
をして、工学技術の全ての専門的な知識と技能を身に
多くのことを学ぶ必要があるので、豊田高専での経験
付けたことは絶好の機会でした。豊田高専は設備や施
を生かして、卒業後は日本の大学に進学しようと思っ
設が整っているため、寮の生活が非常に便利だと思い
ています。
ましたし、
この雰囲気の中で勉強を楽しみました。
また、
豊田高専でお世話になった、チューターの皆様、友
豊田高専は留学生に対して積極的に受け入れる体制が
達の皆様に感謝いたします。
また、豊田高専の教職員
整っており、問題があれば、先生や友達に手伝っても
の皆様、地域の皆様、私を支えてくださったすべての
らったので、
最適の環境で勉強できたと思います。
方々に心から感謝致します。本当にありがとうござい
色々な人と出会い、寮の生活でも、勉強でも色々な
ました。
▲ 右から 2 人目が筆者
Malaysia
モ
機械工学科 5年
ハ
マ
ド
フ
ィ
ル
ダ
ウ
ス
ビ
ン
モ
ハ
マ
ド
ザ
キ
MOHD FIERDOUS BIN MOHD ZAKI
こんにちは、豊田工業高等専門学校、機械工学科、
る学校です。僕は
5年生、
フィルダウスです。
困ったときには、
マレーシアから留学して、そろそろ3年間になりま
クラスの 仲 間や
す。
この3年間に、数え切れない体験をし、勉強を身に
先生方から助けてもらっています。そのため、友達を
つけました。
この貴重な経験を支えにし、
エンジニアに
大事にすることが一番大事だと思います。卒業研究も
なる夢をかなえるようにがんばりたいと思います。僕
とても楽しくて、卒業研究の先生も優しくて、分からな
にとって、高専の生活はとても大切で一生忘れられま
いことがあったら、必ず教えてくださり、
とてもありが
せん。
この3年間で、僕はもっと良い人間に成長するこ
たく思っています。僕は豊田高専に留学する決意をし
とができました。今の僕になれたのは、一人の力だけ
て、
とても良かったと思います。日本の文化や日本人
では絶対できないことだと思います。先生方、友人た
の立派な習慣などを学ぶことができました。豊田高専
ちのおかげで、
ここまでたどりつきました。豊田高専は
は僕にとって、
とても大切な学校で、一生忘れません。
間違いなく、
とても立派な学校です。施設が非常に充
I LOVE TOYOTA KOSEN !
実していて、勉強や研究などをしやすい所です。豊田
高専の環境もすごくさわやかなので、心を落ち着かせ
20
修 了生からのメッセージ
明確な目標設定を
ひらの
電子機械工学専攻 2年
高専に入学してから8年もの歳月が過ぎようとしてい
ます。寮生活での経験や、一生懸命頑張った部活動、
ま
たテストやレポートに追われ勉強に励んだことなど、仲
間と過ごした日々はとても充実した学生生活でした。
その中でも印象に残るのは、
留学と研究です。
2年次
に1年間、
オーストラリアに留学をしました。
この留学経
験を通じて、語学やコミュニケーション能力のみなら
ず、
物事に対する計画性、
環境に対応する適応力などを
学ぶことができました。
また本科と専攻科の3年間、流
体研究室で研究を行いました。
先生の指導のもと、
特別
研究に没頭することができ、昨年は海外での学会発表
も経験させて頂きました。
来年からは、
憧れだった大学院に進みます。
高い意欲
を持って、新たな研究への可能性を見出すことのでき
る技術者になりたいと思います。
そして、
自分の目標を
平野 彰
実現するために、
これからも日々
努力したいと思います。小谷先生
をはじめ機械工学科の先生方、
ま
たお世話になった先生方、
本当にありがとうございまし
りがとう ざ まし
た。
最後に、
私が毎日実践している目標設定について、
後
輩の皆さんに伝えたいと思います。
まず、
紙の中央に自
分の達成したい目標または叶えたい願望などを書き、
それに付け加えいつまでに、
どこで達成すべきなのか
を書いてください。そして上に なぜ その目標の動機
を、下には どのように 目的達成のための手段を、少な
くても5つ以上は並べてください。数値などを用いた
り、
なるべく具体的に書くとよいでしょう。その紙を、必
ず毎日見つめ続けることで、
自分のゴール実現への道
標となるかもしれません。
よかったら、
実践してみては。
なにか目標をもって一生懸命になろう
電子機械工学専攻 2年
高専生活では常にロボット製作に携わってきました。本科
1∼3年次までは全国高専ロボットコンテストに、
4年次から
はロボカップに参加してきました。
ロボコンではBチームで
4年ぶりの全国大会出場を果たし、
ロボカップでは4年間で
国内大会1位や世界大会3位入賞など好成績を挙げること
ができました。チームで一つのロボットを作るにしてもさま
ざまな考え方があり、意見がぶつかり合うことがよくありま
した。それでも協力してロボットを完成させたときは達成感
に浸り、
とても嬉しく思いました。
専攻科生になると本科の卒業研究を含め、
3年間継続し
て研究ができます。
また学会やセミナなどで研究成果を発
表する機会もあり、他大学の教授や学生と意見交換ができ
ました。学外の研究者から刺激を受けたことで自分の視野
あ きら
い ぬかい
け んじ
犬飼 健二
を広げられたように思います。私は
そうした中でもっと自分の研究分野
を深めたいと思い、大学院へ進むこ
とを決めました。
自分の研究分野でトップに立つ研究者とな
り、社会に貢献することが私の夢であり、
目標です。
ロボカップや学会発表などに参加することで私は充実し
た高専生活が過ごせました。在校生の皆さんにも、部活あ
るいは勉強や研究に関するコンテストなど、
イベントに参加
する機会がたくさんあります。そういうものに挑戦する気
持ちをもち、自分の中で何か目標を立て、一所懸命に打ち
込めばきっと充実した高専生活が送れると思います。最後
になりましたが、お世話になった先生方や在校生の皆様、本
当にありがとうございました。
あっという間の高専生活
いわさき
建設工学専攻 2年
岩
ま さし
雅士
私が豊田高専に入学して早くも7年が経ちます。入学した時は長いと感じていた本科での5年
間、
さらに専攻科での2年間もあっという間に過ぎてしまいました。
私が7年間の高専生活で特に
力を入れたのは部活動と研究でした。
本科で5年間所属したハンドボール部では、多くの仲間を得ることができました。先輩やOBの
方々には時には優しく、
時には厳しく指導をしていただきました。
同級生とは共に努力して技術を磨き、
お互いを高め合う
ことができました。後輩のみんなには自分が指導する側の人間として成長できる機会を与えてもらいました。
また、他校
の学生とも試合や練習を通して交流を深めることができ、
貴重な経験となりました。
21
Toyota National College of Technology 2013
挑戦を恐れないで
こ ん どう
情報科学専攻 2年
普通科高校を経て、4年制大学へ進むのと同じ時間
を、私は豊田高専で過ごしました。留学していた期間を
含め、
およそ8年間通った学校を卒業するのは、
愛惜の
念に堪えません。
私は、
現在に至るまで様々な事を経験
させて頂き、成長してきました。そこで、皆さんには、私
の大切にしている2つの事をお伝えしたいと思います。
1つ目は、
「挑戦を恐れない事」
です。高専には、数え
きれないくらいのチャンスが潜んでいます。部活動、
コ
ンテスト、
留学など自身の輝ける場所を見つけて、
果敢
に挑戦してください。
私は、
本科3年の夏から1年間アメ
リカに留学したことにより、
英語を修得し、
帰国後、
留学
していた学内の友人と共に高専英語プレゼンテーショ
ンに参加することができました。
また、
同コンテストで入
賞した仲間と海外での国際交流事業に参加したり、本
校で国際交流のお手伝いをさせて頂くことができまし
た。
1つの挑戦は、
次の挑戦へと繋がります。
小さいこと
でも構わないので、
勇気を持って挑戦してください。
近藤 潤
2つ目は、
「外に飛び出す事」
です。寮生時代、私もよく高専
の 外 側 のことを「 外 界( げか
い)」
と表現しては、世間との壁
を作っていました。
その頃は、
寮内で学友や先輩方と交
流をはかり、
自分なりに楽しく過ごしていました。
しかし、
外に飛び出し、
市内他高校生や他高専の学生との交流
を重ねていくと、
今まで自分の知らなかった世界を見つ
けることができました。私は、他高専の学生と一緒に
なってソフトウェア開発を行ったり、
議論したりすること
によって、新しい価値感や文化を学ぶことができまし
た。
これらは卒業研究、
特別研究にも繋がっています。
本科5年間、専攻科2年間の計7年間というのは、
あっという間に過ぎてしまいます。皆さんには、様々な
事に挑戦して、
退屈しない学校生活を送って頂きたいと
思います。
これまでとこれから
なかた
建設工学専攻 2年
長かった高専生活もようやく終わりを迎えようとして
います。
無事に就職も決まり、あとは修了を待つばかりとなり
ました。
この7年を思い返すと、
本科の5年間よりも、
なぜか専
攻科での2年間の方が長かったように感じます。
専攻科になって変わったことは、部活が無くなったと
いうことです。
自由な時間が増え、
自分のやりたいことが
できるようになりました。特に就職試験の対策には十分
に時間を割くことができ、
以前から興味があった国土交
通省に内定を頂くことができました。4月からは憧れの
地で働くことができるので、精いっぱい頑張りたいと思
います。
最近は視野を広げるために、
意識していろんな方と話
すようにしています。社会人バレーの練習に参加してみ
じゅん
ちなつ
中田 千夏
たり、旧友と遊んでみたり…。人
の話を聞くことによって、
自分に
はない視点や考え方を知ること
ができ、
いろんな面で成長できると思えるからです。
すでに働いている同級生は、社会で荒波にもまれ
日々成長しています。
もう2年のギャップが出来てしまい
ました。
このギャップはとても大きいですが、
この遅れを
少しでも早く取り戻せるように努力していきたいと思い
ます。
学生時代は勉強・部活が中心でしたが、
これからは
社会人として仕事が中心の生活となります。
自分の行動
に責任を持って、
同級生や先輩にあいつも成長したなと
思われるような人になりたいと思います。
最後に、今まで指導してくださった先生方、大好きな
クラスメイト、全ての関わった人に感謝の思いでいっぱ
いです。
本当にありがとうございました。
本科と専攻科の4年間における研究では、
今岡克也先生をはじめ建築学科、
他学科の先生方にご指導いただきました。
調査や
計測でデータがうまく取れなかったときや、
論文作成のときなどの様々な面で先生方にお世話になりました。
また、
同じ研究室の
仲間と協力し合うことで、
4年間の研究を続けていくことができました。
振り返ると他にもたくさんの思い出がありますが、
思えばその一つ一つが自分を成長させてくれるものでした。
私は春から社会人になりますが、高専生活で得た多くの仲間や経験を大切にして、頑張っていきたいと思います。そして、
まわり
の人々への感謝の気持ちも忘れないようにしたいです。
在校生の皆さんも勉強や部活など、
いろいろとあると思いますが、
まわりの人々への感謝の気持ちを忘れずに、
今しかできな
い高専生活を大切に過ごしてください。
22
新任
教職員挨拶
はじめまして
はじめま
まして
た な か 一般学科 助教
け ん さ く
田中 健作
2012年10月より着任しました、一般学科(社会)の田中健作と申します。
由を探るために、幅広い視点から、様々な知識
現在、着任して数ヶ月が経ち、活気ある良い学校だなと実感しています。
を組み合わせて考えます。学生の皆さんには
始業前、寮の前に立てば学生の皆さんの明るく元気いっぱいに挨拶する声
この考え方を習得して、世の中「つながってい
があちこちから聞こえてきます。それは私の1日の元気の源そのものに
る」ことが見えてくるようになってほしいと願っ
なっています。今後は私も学生の皆さんに元気を与えられる挨拶をしてい
ています。
「つながっている」ことを見出す力
けるよう頑張ります。
は、様々な人々、あるいは各々の専門領域が"互いに手を取り合って"未来を
私は経済地理学を専攻し、農村地域に強い関心を持っています。どのよ
築くための礎となるからです。私はそれを可能とする授業づくりに努めま
うにすれば人々はより幸せになれるのでしょうか。人口減少と高齢社会化
すので、学生の皆さんの積極的な授業参加を心よりお待ちしています。
の最先端地域である日本の農村地域に着眼し、
この課題に向き合っていま
最後になりましたが、校内業務等に関して、校長先生はじめ教職員の皆
す。主に、過疎地域の交通問題や農山村の地域振興活動を対象とした研究
様には着任以来いつも温かく見守っていただき、多大なるご支援をいただ
を進めてきました。
いております。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。まだまだ未熟で
授業は社会(地理)を担当しています。平成25年度からは、地理に関連
はございますが、いち早く業務に慣れるよう頑張りますので、今後とも変わ
する「地域と産業」
(専攻科)、
「社会科学特論」
(5年)、
「地理」
(1年)等の授
らぬご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
業で学生の皆さんにお会いできると思います。地理では「なぜそこ」の理
自然に則して
い さ わ 建築学科 助教
こ う い ち
伊澤 康一
平成24年10月から赴任しました。出身は仙台で、上京し大学で博士(工
ギーになり、延いては発電所を減らせる可能
学)の学位取得後、建設会社の技術研究所で研究員として約7年間勤務し
性もあるのです。
ました。地球と人の双方の健康に興味があり、建築学の中でも健康問題を
教育では寺子屋に注目しています。江戸時
扱う建築環境学という分野の研究開発の道を歩んできました。
代の日本は世界に誇れる教育先進国だったよ
3.11以降、建築環境学の重要性が高まっているように思います。冬の暖
うです。数多く残されている錦絵を見ると、学
房の例を挙げてみます。断熱が不十分な建築では、窓や壁から熱が屋外へ
生の多くは思い思いの行動をとっていますが、のびのびと学ぶ様子として
逃げてしまうので、室温を維持するために暖房機器を多く稼働させる必要
肯定的に表現されています。寺子屋では、先生は学生一人ひとりの希望を
があります。一方、適切な断熱が施された建築では、熱が逃げにくいので暖
考え、それにあったカリキュラムを作る個別教育を行なっていました。好き
房機器の稼働は少なくて済みます。また、低断熱(高燃費)建築では、暖房
なことや興味に沿って学ぶことの重要性を示唆しているように思います。
機器によって空気の温度を快適域にしたとしても窓や壁の温度が低いまま
建築環境のデザインも教育も、人が「快」と感じるように自然に則して行
のことが多く、底冷えしますが、高断熱(低燃費)建築では、窓や壁の温度も
なえば自ずと良い方へ運ばれるように直感しています。この直感にした
高く保たれ、そこから放たれる輻射熱が身体を芯から温めるのであたたか
がって教育と研究に取り組んでいきたいと考えています。
さの質は高くなります。つまり、質の高い快適を追及すると自ずと省エネル
よろしくお願いします
み つ た か
川浦 光貴
平成24年10月1日付けにて、名古屋大学から総務課財務係に異動して
ているのだな、
という感慨があります。
まいりました、川浦と申します。
事務処理においても、大学の頃と同じ会計
豊田高専と言うと、テレビで放送されるロボットコンテストが印象にあり、
系という括りではありながらも、異なる部分が
その名前は以前よりよく聞いておりました。しかし、実際の接点は今までな
多く、日々とまどいつつ、所 属する総 務 課 の
く、正直どのようなところか見当もついていない状態でした。また、豊田市と
方々をはじめ、周りの方々に教えていただきな
いうよりも三河地方に来ること自体が初めてであることもあって、仕事のみ
がら取り組んでおります。何事も業務が細分化されており全体の姿が見え
でなく通勤を含め、見るもの聞くもの、いろいろと新鮮に感じております。
にくい大学と比べ、必要とされること、意識することが多く苦労しているの
豊田高専に来てまず、学生の方々が礼儀正しく、挨拶をしてくれることに
が現実ですが、学ぶことが多い毎日です。早く必要な知識・方法等を身につ
驚きました。特に事務職員に対しての挨拶は、あまり大学では見ない光景
け、安定した業務運営に貢献できるよう、努力したいと思います。
です。こちらも改めて、礼儀正しく接することを心がけなければ、と自然と
これから、色々とご迷惑をおかけしてしまうこともあるかも知れません
意識させられます。また、時折聞こえるチャイムの音や、学園祭の準備等で
が、
どうかよろしくお願いいたします。
事務室の外から聞こえてくる学生の方々の大きな声に、やはり学校で働い
23
か わ う ら
財務係
Toyota National College of Technology 2013
退職
説明されないとわからないのであれば、
ば、
説明されてもわからない
な か じ ま 機械工学科 教授
教職員挨拶
ま
さ
き
中島 正貴
表題は、村上春樹の「1Q84」Book2<7月−9月>の中で、主人公川奈
とがいかに中途半端なことであったか思い知
天吾の認知症を患っている父親の口から発せられる言葉である。高専の教
らされている。
「演習教育」には徹しきれず、さ
育現場で学生達に「材料力学」を教えて40年近く、
この言葉は「材料力学」
りとて「考えさせる教育」にも踏み込めず、半端
を理解できないでいる学生達の状態を見事に言い当てている。40年間の
なままであった。
しかし学生諸君には、自分が解
経験で、
「 理解」するというのは自分の主体的行為であって、教えて貰って
のある問題しか解いてこなかったことは承知していて欲しい。いずれ出て
わかるというのは、わかっていることではないと直感が教えてくれる。ここ
行く社会には、解のある問いは少ない。答えがあるなら既に行われている
でいう
「わかる」
というのは、道を訊いて場所を教えて貰い、そこに辿り着け
からである。高専で答えのある問題を解いてきた
(そういう教育を受けてき
たということとは違う。教育を問題が解けるということに特化してしまえば、
た)自分には、説明してさえ貰えれば社会においても解を得てみせるという
道を教える行為とさして違わないであろうが、それは学問を理解することと
根拠なき自信がある。それを根拠のある自信にするためには自分の主体的
は似て非なることではないか。世間では、
こうした「矮小化された学問」がも
努力が必須であり、それでも結果は得られないかもしれない。退職する私
てはやされているように思われる。学ぶ側が考える教育は少なくとも今日
にとって、結局何もわからないままの40年ではあったが、わかろうとする努
の日本では主流でない。このように考えたとき、40年間自分のしてきたこ
力の過程が「教育」なり、
「研究」であったと思っている。
豊田高専二度目の卒業
た け し た
情報工学科 教授
て
つ
お
竹下 鉄夫
昭和56年4月、それまで勤めていた会社を辞し豊田高専の教官になって
です」
とニコニコしながら伝えられました。
以来、早いもので32年が経過し、今春定年退職を迎えることができまし
平成16年度に国立高専が独立行政法人に
た。大病もせずに、無事定年まで勤務できたことに感謝しています。
なった際、教職員は雇用保険に加入することに
会社を辞めた時期1980年代は、折から日本全体がバブルを迎えようと
なり、事務部から「雇用保険の手帳をお持ちの方
するときで、
「好景気の今、民間の会社を退職し、薄給の公務員にどうして転
は、事務部へ提出下さい」
と、連絡があり20数年
職するのか」と多くの人から聞かれました。一番不安を抱えていたのは、前
前の手帳は出てきませんでしたが、赴任した当
の年に結婚したばかりで、11月に出産を控えていた妻でした。最初の給料
時の人事係の顔が思い浮かびました。よもや国立高専職員が公務員でなくな
袋を渡したときの驚きの表情、少し申し訳ない気持ちになりました。それで
ることは、彼も神ならぬ身としては予言することもできなかったのでしょう。
も、寝言に仕事の話をしなくなったと、会社時代の精神的な重圧から解放さ
今でも、当時勤めていた会社は存続しているものの、自分達が開発・設計
れた事は、妻を安心させたようでした。電気の三回生で、電気の卒業生とし
していた製品は別の形態に変わり、業界も様変わりです。会社から教員にな
ては最初の採用でした。その頃、ただ一人の同窓生教官として当時まだ在
るときに恩師は「自分の開発する製品は、いずれ寿命も来るし、その利用者
職していた恩師の先生方には、一方ならぬお世話になりました。昭和45年
にしか恩恵が伝わらない。学生に、自分の魂を伝えていく教育という職業は
に電気科を卒業し、平成25年に定年で二度目の豊田高専卒業を迎えます。
すばらしい」
と、熱っぽく語ってくれました。どれだけ、卒業生の心に、私の魂
着任した当時、会社の勤労課からは、退職に際して「雇用保険」の手帳を
を植え付けることができたのか、いささか自信がありませんが。
新しい職場に提出するようにと手渡されました。早速、高専の人事係に、そ
これからは、空いた時間にバドミントンや社交ダンスやゴルフなどにトラ
の手帳を届けると、
「国家公務員には雇用保険はないので、
この手帳は不要
イし、新しい人生を切り拓いていきたいと思います。
お世話になりました。
は り が い 事務部長
と し ひ こ
針貝 俊彦
筑波大学に採用後、大学入試センター、学位授与機構、長岡技術科学大学、
歴代校長や教職員・学生で長年築き上げてこら
東京農工大学、東京大学、そして、
2年前に豊田高専に着任し、今度3月末日で
れた歴史の中で、私はわずか2年間でしたが、課
定年退職になります。約35年間の勤務となりました。その多くは大学入試と
題であった新寮建設、学寮のエアコン設置、機械
会計事務で、学生と対面しない業務が殆どでした。ただ、最初の筑波大学では
工学科・一般教育棟の改修計画の実行等が実現
開学間もない時期で、課外教育担当として学生と共に伝統を創ろうと、学生
され、また記念事業の準備として校内整備に関
サークル連合のお世話をしたり、
ガマ祭りに参加して御輿を担いで筑波登山、
われたことは大変幸せなことでした。本年11月の記念式典にお越しになられ
寮生と共にヤドカリ
(宿借り)祭、スポーツデーで学生と球技競技をしたりしま
る諸先輩に、本校の現状を喜んで頂けるのではないかと思っています。本校
した。また、学内職員文化作品展の幹事として絵画や写真を出品して楽しみま
は、先生方の熱心な教育・指導のもとに、学寮での集団生活、活発な課外活動
した。最後の勤務地である本校でも、明るく元気な学生に接し、刺激を受けつ
等によって、人間力を身につけた学生を輩出できる誇れる存在であり、日本
つやりがいのある充実した生活を過ごすことができました。昨年秋のこうよう
の大学や社会に無いものだと思います。在校生の皆さん!本分である自ら学
祭では、職員作品展の企画に、陶芸などを出品して楽しませて頂き、思い出
ぶ存在として、多くのことを経験・習得され、人との出会いを大切にして、社会
深いものとなりました。今年、本校は創立50周年という記念すべき年です。
に大きく羽ばたき活躍しほしいと期待しています。大変お世話になりました。
24
教務主事 情報工学科 教授
保護者アンケートの報告
た け し た
て つ お
竹下 鉄夫
毎年こうよう祭をはさむ期間、今年度は11月1日(木)から
今年度も全体として余り変動がありませ
9日(金)までの9日間に、前期の学業成績の報告も兼ねて保
んでした。学年別に見ると、2年の学生生
護者と指導教員との懇談会を実施しました。11月3日(土)、4
活について、
「満足」
と答えた方が昨年の45%から57%に向
日(日)のこうよう祭の当日には、昼休みの時間を利用して、各
上しました。反対に4年については、
「満足」
と答えた方は50%
専門学科の学科説明会を実施しました。
さらに、
こうよう祭後
から41%に低下しました。学校全体で、
「満足」
と
「まあ満足」
の11月5日(月)から9日(金)までの一週間を授業参観の期間
を加えた数は、昨年度が87%だったのに比較して、今年度は
として設定し、保護者の皆様に授業の様子を見て頂けるよう
90%でした。昨年度「やや不満」
「 不満」
と答えた方が17名、
計画しました。
今年度も16名みえました。記号による回答の他、昨年同様自
保護者懇談会に来校された折に記入されたアンケートにつ
由記述欄にも多くのご意見、質問をいただきました。その中で
いて、その集計結果を表とグラフで報告します。
アンケートに
も多かったのは、昨年同様、教育に関することでした。苦手科
答えて頂いた数は、1、2年で140名前後と多く、3、4年は
目の克服、補講や課題に関する件は、学生の授業に関するアン
110名余でした。例年5年は少なく、今年も30名足らずでし
ケートでも、いつも上位にランクされています。日頃から学生
た。総数で539名でした。保護者懇談会の参加者数は、指導
にも、課題の提出期限を守るよう言っております。提出物をき
教員からの報告に基づく集計によれば、1年が200名を越え
ちんと締め切りまでに出すことが、成績向上への第一歩です。
96%の参加率でした。学年の進行に伴い、参加率も下がり
紙幅の関係で、詳細を掲載できませんが、事前に寄せられた
2、3年が共に93%、4年が87%、5年が24%でした。全体で
質問も含め教職員の会議等で報告し、議論すると共に、今後の
は、
約8割の保護者に来校して頂きました。
参考にさせていただきます。保護者、学生の声にも応えていけ
昨年度の集計結果は、広報第109号にて報告しましたが、
るよう、教職員一丸となり教育・指導に当たる所存です。
平成24年度保護者アンケート
(平成24年11月実施)
集計結果
ご子女の学生生活を御覧になって
満足・まあ満足 と答えた理由
(3つまで)
先
輩
・
後
輩
先
生
施
設
指
導
・
教
育
先
輩
・
後
輩
先
生
施
設
I
27
勉
強
寮
生
活
指
導
・
教
育
進
学
・
就
職
経
済
的
負
担
そ
の
他
参
加
し
て
い
な
い
有
意
義
だ
っ
た
そ
の
他
A
B
C
D
E 合計 A B C D E
J
K A B C D E
F
G H
I
J
K
A B C D
第1学年
86
40
8
3
0
137 23 105 80
29
41
11
2
3
2
2
1
0
1
0
1
0
2
1
56
72
2
6
第2学年
83
53
6
2
1
145 45
75
64
46
23 13 21 24 39 15
1
4
0
0
1
0
0
0
0
0
0
2
88
49
0
5
第3学年
89
56
15
6
1
117
21
35
39
21
20
19 21 44 24
3
9
0
0
1
0
0
0
1
0
0
1
66
44
1
4
第4学年
46
53
9
2
1
111
29
31
37
38
22 16 18
15 43 28
2
5
0
0
0
0
1
0
0
2
1
0
52
52
2
4
第5学年
22
6
1
0
0
29
6
10
7
9
3
9
3
8
14
9
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
21
7
0
0
機械工学科
61
37
6
2
0
106 32
50
58
32
12
13
11
9
31
14
2
4
0
0
0
0
1
0
0
1
0
1
67
34
1
4
電気・電子
システム工学科
50
37
10
0
0
97
27
57
51
23
22
3
9
10 22 13
0
0
0
0
1
0
0
0
0
0
0
0
48
45
2
2
情報工学科
47
39
7
2
0
95
17
38
39
22
18
4
21 24 37 18
1
1
0
1
1
0
0
0
0
0
2
0
50
38
1
4
環境都市工学科
56
49
12
5
1
123 28
59
43
23
29 13
12 45 24
3
9
2
1
0
0
1
0
1
1
1
3
68
52
1
2
62
46
4
4
2
118
52
36
43
28 27 13 26 32 18
2
7
0
1
0
0
0
0
1
0
0
0
50
55
0
7
39
13
3
539 539 256 227 143 109 60 73 81 167 87
8
21
2
3
2
0
2
0
2
2
3
4
283 224
5
19
全体
276 208
ご子女の学生生活を御覧になって
満足
ご子女の学生生活を御覧になって
まあ満足
20
G H
12
そ
の
他
アンケート記号
建築学科
F
13
ク
ラ
ス
の
仲
間
経
済
的
負
担
進
学
・
就
職
学科別保護者説明会
必要性が
感じられない
ク
ラ
ス
の
仲
間
部活動・学生会
寮
生
活
部活動・学生会
不満
やや不 満
どちらとも
いえない
まあ満足
満足
勉
強
やや不満足・不満足 と答えた理由
(3つまで)
9
19
13
第5学年
建築学科
第4学年
環境都市工学科
第3学年
情報工学科
第2学年
電気・電子
システム工学科
ご子女の学生生活を御覧になって
どちらともいえない
ご子女の学生生活を御覧になって
やや不満
ご子女の学生生活を御覧になって
不満
第1学年
機械工学科
0%
25
20%
40%
Toyota National College of Technology 2013
60%
80%
100%
0%
20%
40%
60%
80%
100%
卒業生・修了生の進路状況
平成25年3月卒業・修了予定者の就職・進学状況
(平成25年2月28日現在)
機械工学科
電気・電子システム工学科
情報工学科
環境都市工学科
建築学科
●化学工業,石油・石炭製品製造業
旭化成㈱
出光興産㈱
KHネオケム㈱
日東電工㈱
三菱ガス化学㈱
●鉄鋼業,非鉄金属・金属製品製造業
新日鐵住金㈱
●はん用・生産用・業務用機械器具製造業
村田機械㈱
●電気・情報通信機械器具製造業
㈱東芝
㈱東芝社会インフラシステム社
●輸送用機械器具製造業
アイシン・エィ・ダブリュ㈱
曙ブレーキ工業㈱
小島プレス工業㈱
㈱東海理化電機製作所
日本車輌製造㈱
三井造船㈱
三菱自動車エンジニアリング㈱
●電気・ガス・熱供給・水道業
中部電力㈱
●運輸業
JR東海㈱
●サービス業
ムラテックCCS㈱
●はん用・生産用・業務用機械器具製造業
村田機械㈱
●輸送用機械器具製造業
アイシン精機㈱
大岡技研㈱
三菱重工業㈱名古屋航空宇宙システム製作所
●電気・ガス・熱供給・水道業
中部電力㈱(2)
東邦ガス㈱
●情報通信業
アイフォーコム㈱
㈱NHKメディアテクノロジー
㈱NTTPCコミュニケーションズ
パナソニックシステムソリューションズジャパン㈱
●運輸業
中部国際空港施設サービス㈱
●サービス業
㈱NTTファシリティーズ東海
三菱電機ビルテクノサービス㈱
●食料品・飲料製造業
サントリープロダクツ㈱
●電子部品・デバイス・電子回路製造業
ノックス電子㈱
●電気・情報通信機械器具製造業
アイホン㈱
富士通㈱
ブラザー工業㈱
●輸送用機械器具製造業
アイシン精機㈱
日本車輌製造㈱
●情報通信業
アイフォーコム㈱
㈱ダッド
東芝ITサービス㈱
㈱トヨタコミュニケーションシステム
㈱トヨタデジタルクルーズ
●運輸業
中部国際空港情報通信㈱
JR東海㈱
●卸売業
㈱八神製作所
●サービス業
㈱堀場テクノサービス
●建設業
小野田ケミコ㈱
シーエヌ建設㈱
㈱NIPPO
前田道路㈱
●建設設備業
三機工業㈱
●食料品・飲料製造業
サントリープロダクツ㈱
●化学工業,石油・石炭製品製造業
出光興産㈱
●電気・ガス・熱供給・水道業
大阪ガス㈱
関西電力㈱
中部電力㈱(2)
東邦ガス㈱
●情報通信業
㈱NTTネオメイト
●運輸業
JR西日本㈱
●サービス業
㈱葵エンジニアリング
㈱エキスパートパワーシズオカ
●公務員等
安城市役所
春日井市役所
京田辺市役所
高浜市役所
知立市役所
豊川市役所
名古屋市役所
名古屋高速道路公社
●建設業
アイシン開発㈱
㈱イトコー
小原建設㈱
㈱ジャストの家
ダイダン㈱
㈱竹中工務店
●化学工業,石油・石炭製品製造業
出光興産㈱
㈱ユニソン
●はん用・生産用・業務用機械器具製造業
東芝エレベータ㈱
●輸送用機械器具製造業
トヨタテクニカルディベロップメント㈱
●電気・ガス・熱供給・水道業
中部電力
●情報通信業
㈱名古屋東通
●運輸業
JR東海㈱
●サービス業
㈱加藤設計
㈱TAK-QS
●公務員等
小牧市役所
●進学
金沢大学
京都工芸繊維大学
信州大学
徳島大学
豊橋技術科学大学(3)
名古屋工業大学
三重大学
金沢工業大学
豊田工業大学
●進学
岐阜大学(2)
京都工芸繊維大学
京都大学
佐賀大学
筑波大学
電気通信大学
東京大学(2)
東北大学
豊橋技術科学大学(5)
名古屋大学
福井大学
北海道大学
三重大学(2)
宮崎大学
横浜国立大学(2)
●進学
大阪大学
岐阜大学(2)
筑波大学(2)
電気通信大学
東京農工大学
名古屋工業大学
名古屋大学
●進学
岐阜大学(2)
首都大学東京
豊橋技術科学大学(2)
長岡技術科学大学(3)
名古屋工業大学(2)
室蘭工業大学
山梨大学
●進学
京都工芸繊維大学
千葉大学
豊橋技術科学大学(3)
奈良女子大学
三重大学(2)
豊田高専専攻科(8)
豊田高専専攻科(6)
●その他
就職予定(1)
●その他
進学予定(1)
豊田高専専攻科(5)
豊田高専専攻科(4)
豊田高専専攻科(6)
計35名
計43名
電子機械工学専攻
計34名
建設工学専攻
計43名
計28名
情報科学専攻
●はん用・生産用・業務用機械器具製造業
㈱小松製作所
●電子部品・デバイス・電子回路製造業
エヌエスディ㈱
●電気・情報通信機械器具製造業
CKD㈱
㈱明電舎
●輸送用機械器具製造業
日本特殊陶業㈱
プライムアースEVエナジー㈱
●サービス業
サンテクノ㈱
●建設業
㈱大林組
トヨタT&S建設㈱
●サービス業
㈱NTTファシリティーズ東海
●公務員等
国土交通省中部地方整備局
名古屋港管理組合
●食料品・飲料製造業
サントリープロダクツ㈱
●電気・情報通信機械器具製造業
ブラザー工業㈱
㈱デンソークリエイト
デンソーテクノ㈱
●情報通信業
アイシン・コムクルーズ㈱
㈱トヨタコミュニケーションシステム
パナソニックシステムソリューションズジャパン㈱
㈱ファインディックス
●進学
岐阜大学大学院
東京大学大学院
東北大学大学院
名古屋大学大学院
●その他
進路先未定(1)
●進学
名古屋工業大学大学院
計11名
計6名
計9名
( )は人数
26
Photo Album
オープンキャンパス
Calendar
10
OCTOBER
2012
10月 6・7日 オープンキャンパス
10月 10日 交通安全講習会
10月13・14日 全国高専プログラミングコンテスト
10月 14日 ロボットコンテスト地区大会
10月 16日 体育祭
交通安全教育
10月 17日 避難訓練
11
NOVEMBER
2012
11月 3・4日 こうよう祭
11月
4日 東海地区高専体育大会(ラグビー フットボール)
11月10・11日 全国高専デザインコンペティション
11月 21日 学生総会
11月 24日 須賀杯争奪駅伝大会
12
DECEMBER
2012
体育祭
防災訓練
須賀杯
12月4∼6日 後学期中間試験
12月22∼24日 東海地区高専留学生交流会
12月 22日 閉寮
12月 25日 冬季休業開始(∼1月9日)
1
JANUARY
1月
2013
9日 冬季休業終了 開寮
1月
10日 授業再開 学習到達度試験(第3学年)
1月
20日 平成25年度推薦選抜入学試験
2
FEBRUARY
2月
こうよう祭
留学生送別会
2013
4日 後学期授業終了(専攻科)
2月5∼11日 後学期定期試験(専攻科)
2月
7日 留学生送別会
2月14∼21日 後学期定期試験(本科)
2月
24日 平成25年度学力選抜入学試験
東海地区留学生交流会
3
MARCH
3 月 4∼6日 スキー教育(第2学年)
3月
10日 小水力発電アイデアコンテスト
3月
11日 合格者オリエンテーション
3月
21日 卒業式・修了式
3月
22日 学年末休業開始
3月26・27日 交通安全教育合宿研修(第3学年)
3月
31日 学年末休業終了
スキー教育
豊田高専広報第111号 平成25年3月18日発行 豊田工業高等専門学校 広報委員会 http://www.toyota-ct.ac.jp/
27
Toyota National College of Technology 2013