スポット宣伝(例) 憲法破壊の戦争法案、必ず廃案に! 2015 年5月 29 日 新日本婦人の会中央本部 みなさん、こんにちは。私たちは新日本婦人の会 ○○班(支部)です。女性と子どもの幸せ、 平和や暮らしの向上を願い、全国で草の根で活動している国連 NGO の女性団体です。「憲法改悪反 対、軍国主義復活を阻止します」を会の目的にかかげ、53 年間活動してきました。今日は、戦争法 案反対の宣伝・署名行動を行なっています。みなさんの願いをぜひ署名に託してください。 みなさん。安倍政権はこれまでの自衛隊派兵にかかわる 11 本の法律を 2 本の法律にひとまとめ して、 「国際平和支援法」 「平和安全法制整備法」と呼び、その本質を隠し、強引に国会を通過させ ようとしています。しかしこの間、テレビでも放映されているように、国会の審議のなかで、その 危険なねらいが明らかになっています。これまでは、歯止めがあった米軍への軍事支援を、「いつ でも」「どこでも」「切れ目なく」、自衛隊が世界規模でアメリカの戦争に参加できるようにすると いうもので、憲法9条で「戦争はしない」と決めた日本の国のあり方を丸ごとひっくり返す、まさ に戦争法案です。 <「後方支援」は「軍事行動」> 安倍首相は国会で、 「戦争法案はレッテル貼りだ」と声を荒げ、 「武力行使と一体でない後方支援 を行なう」と言っています。しかし、 「後方支援」という言葉は、国際的には軍事用語で「兵站(へ いたん)」と呼ばれ、武器や弾薬、食糧や水などをはじめ、戦争をすすめる物資を補給する活動と して軍事攻撃の目標となり、戦闘行為へと直結する、「戦争そのもの」です。安倍首相が必死で語 る「武力行使と一体でない後方支援」などの言い分は、世界では通用しません。 <殺し、殺されるが現実に> さらに、中谷(なかたに)防衛大臣は「自衛隊員のリスクが増大することはない」と強弁してい ますが、 「人道復興支援」の名で自衛隊がイラクに派兵された時のことを思い出して下さい。 「非戦 闘地域」に限定されていても、ロケット弾などによる攻撃を 14 回 23 発うけています。イラク、ア フガニスタン派兵では、帰国後、54 人もの自衛官が自殺していたことも明らかになりました。いま 審議されている戦争法案は、さらに「戦闘地域」にも自衛隊を派兵し、米軍へ直接、軍事支援する というもので、自衛隊員が殺され、なんの罪もない市民を殺すことが現実になります。若者たちの 命がまさに、危険にさらされるのです。 <アメリカの戦争に反対したことなし!日本が侵略国に仲間入り> みなさん。安倍首相は「アメリカの戦争に巻き込まれることは絶対にあり得ない」と、アメリカ への戦争支援を否定し、集団的自衛権行使容認は、政府の「自主的判断」で行なうと強調していま す。しかしこれほど危ないものはありません。 日本は、国連に加盟して以来、これまで一度もアメリカの戦争に反対したことがありません。ア メリカが国際法に違反して軍事介入したイラク戦争では、のちに開戦の理由とされたイラクの大量 破壊兵器の保有がねつ造であったことが明らかになりましたが、日本政府は、「理解」するとした ままです。こんなアメリカいいなりの政府が、自主的に正しい判断などできるはずはありません。 みなさん。いま、どの世論調査でも戦争法案に反対が多数です。戦争法の本質が女性・国民に知 られることをなにより恐れているのは安倍政権と戦争推進勢力です。戦後 70 年、憲法 9 条を守り 抜いてきた私たちは、戦争国家づくりを絶対に許しません。みなさん。ごいっしょに「戦争法案と んでもない」 「戦争させない!」 「若者を戦地に送らない」と声をあげ、戦争法案を廃案に追い込み ましょう。ぜひ、みなさんの願いを署名に託してください。 あわせて、新日本婦人の会への入会と週刊「新婦人しんぶん」(カラー・月 400 円)の購読をお 願いし、この場での訴えを終わります。ご清聴・ご協力ありがとうございました。
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