日常生活支援・社会生活支援プログラム実施要綱 (目的) 第1条 被保護

日常生活支援・社会生活支援プログラム実施要綱
(目的)
第1条 被保護者の身体や精神の健康を回復・維持し、自分で自分の健康・生活
管理を行うなど日常生活において自立した生活を送ることができるよう、ま
た、社会的なつながりを回復・維持し、地域社会の一員として充実した生活を
送ることができるよう積極的な指導援助を行うことを目的とする。
(対象者)
第2条 本事業の対象者は、次のとおりとする。
(1) 地域での生活及び服薬・疾病管理等に不安のある高齢者や傷病者
(2) 近隣住民や親族等との交流が希薄で、地域社会との関わりが必要と
考えられる障害者
(3) ひきこもりやうつ等により、自立意欲に欠ける者
(4) 配偶者等からの暴力によって精神的不安を抱える者
(5) 多重債務者であって、債務整理が終わっていない者や、金銭管理能力
に問題があり借金を繰り返す心配のある者
(6) 元ホームレスであって、居宅生活の維持・継続に不安のある者
(7) その他身体的・精神的に不安のある者
(個別支援プログラムの作成)
第3条 ケースワーカーは、家庭訪問等により対象者となりえる者を把握し、プ
ログラムの支援内容を決定する。
2 ケースワーカーは、支援対象者と面接し、現在の支援状況が十分かどうか検
討し、状況に応じて自立生活相談員や女性相談員、関係機関と連携をとりなが
ら支援方針を立てる。
(実施方法)
第4条 ケースワーカーは、訪問日、訪問目的、面接内容、検討事項等のケース記
録を作成し、査察指導員の決裁をとる。問題ケースの場合は、診断会議を開き
処遇を検討する。
2 1ヶ月に1回、支援計画がどの程度達成されたかを評価検討し、査察指導員
とともに、今後の支援内容を再設定する。検討過程についての記録は、今後の
参考にする。
3 ケースワーカーは、被保護者が自分自身で生活の維持や問題解決を十分に
行うことができると判断した場合、プログラムを終結すると同時に、被保護
者にそのことを伝え、以後、定期的に訪問し被保護者に安心感をもってもらえ
るよう関わっていく。
附則
この要綱は、平成18年7月1から施行する。