ONYX WHITE PAPER | 2013年8月15日 ONYXチュートリアル: Adobe Illustratorを使ってカットパスをデザインするはじめにこのチュートリアルでは輪郭カットパスでファイルをデザインする方法を紹介します。カットパスはONYXソフトウェアでプリントおよびカットワークフローに使用します。多くのデザインアプリケーションでこれを行うことができます。このドキュメントでは、Adobe Illustratorに焦点を充てていますが、特定の名前、レイヤ順、およびファイルタイプで特色を使用するといった主なステップは、他のベクタアプリケーションにも当てはまります。 ONYXがどのようにカットパスを’検出するかの基本的な概要カットパスは特色名に基づいて検出されます。デフォルトでは、ONYXソフトウェアはプレフィックス（接頭辞）「CutContour」（輪郭カット）で始まる特色を探します。これはQuick SetまたはJob Editorで変更することができます。特色名をカットパスとして処理するために、[カッターパスプレフィックスを使用]で値が一致する必要があります。デフォルト名の「CutContour」（輪郭カット）で、ONYXはその名前で始まる特色を探します。複数の特色はカットパスとして定義することができますが、これらはすべてONYXソフトウェアでリストされているプレフィックスで始まる必要があります。ステップ1 - 特色の作成ここではシールドイメージから始めます。目的はシールドの周りにカットパスを作成することです。ロードしたイメージでカットパスを意味する特色を作成する必要があります。「スウォッチ」ウィンドウに下にある[新規スウォッチ]ボタンをクリックします。「スウォッチのオプション」ウィンドウが開きます。まずカラーに名前が必要となります。このドキュメントの例では、これを「CutContour（輪郭カット）」と呼びます。[カッターパスプレフィックスを使用]で値を開始する必要があるので、名前はどんな名前でもつけることができます。カットパスを作成するためのイメージファイル次に特色のカラータイプを設定します。カラーが作成される時に、カラーは白の三角の中央の黒点によって示されます(　) 。最後に、カットパスを表すカラーを選択します。白以外のカラーならどんな色でも使用できます。 Illustratorで特色を追加 onyxgfx.com/ja/ ステップ2 - カットパスの定義次にカットパスがどこあるかを定義する必要があります。この例で必要な形状は、イメージの形状と同じである”パス”です。イメージとカットパスの間に少しのホワイトスペースもほしいです。外形と[パスのオフセット]が必要となります。新しい形状を作成します。[線（ストローク）]または[塗り]に特色を適用します。最終出力ファイルがEPSの場合は、[線（ストローク）] ではなく[塗り]を使用します。PDFの場合は[線（ストローク）]または[塗り]のいずれかで十分です。ステップ3 – レイヤ順イメージの周りのパスのオフセットは、特色がパスに割り当てられています。イメージにカットパスを追加した後、カットパスオブジェクトを一番上のレイヤもしくはオブジェクト順に移動します。理想的には新規レイヤを作成してこれを一番上のレイヤに移動し、すべてのカットパスオブジェクトを新規レイヤに配置します。カットパスオブジェクトを残りのイメージよりも上に置くと、カットパスの検出時に発生する潜在的な問題を防ぐことができます。カットパスを完了した後、ファイルをPDFまたはEPSとして保存することができます。ステップ4 - カットするためのクイックセットの設定 ONYXソフトウェアで、プリントとカットワークフローに使用するクイックセットを作成します。 RIP-Queueで使用するプリンタをハイライトし、「プリンタの設定」をクリックします。これはサーバをシャットダウンし、どのジョブのリップやプリントもキャンセルします。 [クイックセット]タブで[新規]をクリックします。ここでは[クイックセット名]に「カットワークフロー」と名前をつけます。次に[カッターパスプレフィックスを使用]で値を設定します。これはONYXが特色名で検索するプレフィックス」（接頭辞）となります。このドキュメントの例では「輪郭カット」となります。最後に、輪郭カッターの選択は[Generic]に設定します。選択するカッターマークは、使用するカッターによって異なります。クイックセットのカッターオプション新しいクイックセットを保存するために、クイックセットと「プリンタの設定」で[OK]をクリックします。ステップ5 - ファイルを開くこれでファイルを開く準備ができました。RIP-Queueで「開く」をクリックします。「カットワークフロー」のクイックセットが選択されていることを確認し、ファイルを選びます。「開く」のウィンドウでのクイックセットメニュージョブがプレビューされる際に、カットパスが見当たりません。これはソフトウェアがファイルからパスを取り去り、カットパスの作成にパスを使用することから発生します。イメージの準備ができたら、プリントすることができます。プリントには、バーコードと共にイメージの周りで選択したマークがあります。 CUT-Serverで使用するファイルは、プリント段階の最初に作成されます。カットファイルは自動的にCUT-Serverに表示されます。カットパスなしのONYXでのイメージプレビュー onyxgfx.com/ja/