Drインタビュー「新規開業、その後」 Vol.30 [PDF/737KB/1

連載 第30回
適切な診断・治療を
導き出し実践する臨床医に
2015年5月、千葉県千葉市中央区にオープンされた、旭町診療所。
院長の田邊 惠美子先生に開業の経緯と開業されてからの感想をお伺いしました。
旭町診療所
院 長:田邊 惠美子 先生
開業年月:2015年5月
開業場所:千葉県千葉市中央区
診療科目:皮膚科
医院URL:http://asahicho-clinic.com/
Q1 移転のきっかけは?
実家が大学から至近距離にあることから、大学で医
学教育を担当していた夫が、学生や研修医の診療所実
習の拠点として実家の敷地内に診療所を作り、総合診
療医による地域医療を実践したいということで、診療
所の開設準備がスタートしました。その過程で、すで
に同一区内で約10年間皮膚科クリニック経営の経験の
ある私がまず移転し、経営基盤を確立した後、総合診
療医による診療を準備していくこととしました。
Q2
医師になって本当にやりたいと思っていたことは?
旧家に嫁いで苦労をした母から、女性も資格を持ち
自立した人生を送るべきだと教育されてきました。そ
の選択の中で、医学部に進み臨床医として長く仕事を
続けることが、一番の目標でした。私が考える臨床医
とは、教科書を鵜呑みにせず、常に疾患の成因・発症
機序に視点を置き、最新の情報を集約し、そこから適
切な診断・治療を導き出すことを実践するというもの
でした。
診察室
Q3 移転準備で特に苦労されたことは何ですか?
前のクリニックはビル内のテナントの1室でしたが、
新診療所は鉄筋コンクリート造りのため、完成の約1年
前で建物のイメージができていない時点で、機器類の
配置やコンセントの位置まで細かく決めておく必要が
あったこと、また、移転間際になってからの電話・光
電話などの最終的な設定は特に苦労しました。
Q4 日本光電のコンサルタントの価値は?
財政的な準備、各種医療機器などの選択について、
独自に作成された極めて詳細な比較表を提示してくだ
さり、そのデータをもとに安心して準備を進めること
ができました。また、什器類の選択にあたっては、ショー
ルームの予約・見学同行をしてくださいました。また、
各種届出の具体的なアドバイス、予算提示、引越しに
万全の手配をしていただき,大変助かりました。
Q5 実際に移転をされた感想をお願いします。
日本光電のコンサルタントのおかげで、医療機器の
準備、各種届出、引越しの手配など、ほぼ予定通りであっ
たため、開院日当日から診療以外の部分に労力、時間
をとられることがなく、過去10年間の診療をストレス
フリーで継続することができました。
受付と待合ベンチ
キッズコーナー
カメラマン 平賀 哲 氏
ありが とうございました
5