水密型バルクヘッドドア / Watertight bulkhead doors

船舶搭載型ハンドリングシステム
水密型バルクヘッドドア /Watertightbulkheaddoors
MacGREGOR 水密型バルクヘッドドアは、グラビティ型セルフアンローディングシステムを搭載する船舶
に搭載する目的で開発されており、航海中のカーゴホールド間の海水の侵入によるトラブルを最小限にす
るものとなります。
MacGREGORwathertightbulkheaddoorinclosedposition
MacGREGORwathertightbulkheaddoorinitsopenposition
MacGREGOR 水密型バルクヘッド
ドア(WBD)は、最新の IMO の規
則にもとづき、航海中の海水の侵入
によるトラブルに対する安全性を
最大限確保する目的で開発されて
おります。この水密型バルクヘッド
の開発には特許が取得されており、
また実機を用いてその性能が検証
されております。この水密型バルク
ヘッドドアは、ロイド船級協会
(LR)、デット・ノルスケ・ベルタ
ス ( DNV )、 ア メ リ カ 船 級 協 会
( ABS )、 ド イ ツ ロ イ ド 船 級 協 会
(GL)、日本海事協会(NK)の各船
級協会により承認されております。
この水密型バルクヘッドドアは、緊
急の際に、カーゴホールド下のコン
ベアー用トンネル貫通部よりの海
水の侵入を最小限にするものとな
ります。水密型バルクヘッドドア
は、ホールドコンベアー用トンネル
の隔壁開口部各所のタンクトップ
上部に組み付けられます。全てのド
アは船舶の航海中は閉じられ、船体
の安全が確保されます。
水密型バルクヘッドドアは、船舶の
ブリッジより遠隔操作により作動
するように設計する事も可能です。
この水密型バルクヘッドドアは、
MacGREGOR グラビティ型セルフ
アンローディングシステムを搭載
している船舶、M/VHaiWangXing、
M/VTianLongXing、M/VStones、
M/V Rocknes 、 M/V Gypsum
Centennial、M/V Gypsum Integrity
などに搭載されております。
MacGREGOR 水密型バルクヘッドドア
製品概要
水密型バルクヘッドドアは、下記の三つの主要
部より構成されております。
・ 上部ドア(搬送用ベルト上部)
・ 下部セクション(コンベアーベルト部の間)
・ 固定ベース部(リターンベルト下側のドア
フレームと一体化した部位)
この三つのセクションには全て、閉止位置でコ
ンベアーベルトをドアフレームに圧着させるた
めのゴム製シーリングが装着されております。
ドアは、油圧シリンダーにより開閉動作するも
のとなります。
実際の動作では、コンベアーベルトが横方向に
わずかに移動するため、コンベアーベルトの横
両端部を閉止させる自動調整型のシールプレー
トが装備されます。
閉止位置では、上部ドアが搬送用ベルト部方向
に下がり、下部セクション方向に押し付けるも
のとなり、リターンベルトが固定ベース部によ
り封止されるまでドアは作動します。
自動調整型シールプレートは、ベルト両端部に
接触するまで閉止動作を行うものとなります。
閉止動作完了後、全ての動作箇所は、手動レバ
ーによりドアフレームに対して固定されます。
水密型バルクヘッドドアにはセンサーが装備さ
れ、ドアが全開位置にあり、コンベアーを作動
可能である事を検知します。その他のセンサー
は、貨物荷役完了後のドアの閉止位置を検知し
ます。これらセンサーはまた、船舶ブリッジに
装備される操作用パネルにドアの状態を表示す
るものとなります。
1.
上部ドア
2.
下部セクション
3.
ロック用装置
4.
油圧シリンダー
5.
締付用スクリュー、横移動方向
6.
下部締付用プレート
7.
上部締付用プレート
8.
ロック用装置
9.
コンベアーベルト、上部
-
-
全開位置
全閉位置
10. コンベアーベルト、下部
11. 固定ベース部