ピープル会報の2014年 11月号(表面)

2014年 11月1日発行
発 行:特定非営利活動法人 ザ・ピープル
代表者:吉田 恵美子
所在地:福島県いわき市小名浜字蛭川南5−6
タウンモールリスポ内
TEL:0246−52−2511 FAX:38−9538
E-mail : [email protected]
URL:http://www.iwaki-j.com/people/
3度目の収穫祭スタート!!
ふくしまオーガニックコットンプロジェクトにとって、3度目の収穫シーズ
ンが到来しました。巨大台風が2度続けざまに接近し、心配な夜も幾晩か
ださった皆さんと畑で収穫と交流を楽しむ機会を持ちたいと計画していま
す。この収穫祭のときには、お買い求めになられたふくしまオーガニックコ
です。その様は、うす茶色の小さなくまのぬいぐるみが少しずつ色づき始め
た葉陰にぶら下がっているようです。収穫作業のお手伝いに畑に入られる
各畑の管理責任者の農家さんたちが、特別企画を用意して待っておられる
ようです。全ては参加してみてのお楽しみです。お近くにお住まいの皆さん
経験しましたが、ありがたいことに、いわきでは大きな被害を被ることなく
済みました。現在は、各畑とも徐々にコットンボールが弾け出している状況
ボランティアの皆さ
んは、その姿の可愛
らしさに歓声を上げ、
収穫しようと伸ばし
た指先に触れるふわ
ふわの手触りにまた
歓声を上げています。
11月には、
「収穫
祭」と銘打って、今年
の栽培に関わってく
ットンTシャツに、畑の地区名と絵柄の入ったオリジナルシルクスクリーン
プリントをご自身の手でプリントする体験もお楽しみいただけます。他にも
も是非、ご参加ください。なお、準備の都合上、参加を希望される場合は、
事前に申し込みをお願いいたします。また、昼食代など参加費を徴収させ
ていただきますので、ご了承ください。
●収穫祭 スケジュール
■11/2㈰、3㈪…夏井ふぁーむ
■11/8㈯…………広野畑、かじろ伊藤農園、平平窪鈴木さんの畑
小川畑
■11/15㈯…………夏井ふぁーむ
■11/22㈯…………柳生中山、かじろ伊藤農園
広野町スペシャル収穫祭
いわき市の北隣り双葉郡広野町
でも、オーガニックコットンがすくす
くと育っています。
こちらの栽培には、東京の認定
NPO法人「JKSK女性の活力を社
会の活力に」
(大和田順子 理事
長)が応援のボランティアバスを定
期運行して下さっています。そして、
この作業日には広野町の遠藤智町
長も顔を出して、参加者の皆さんと
一緒に農作業に汗を流してくださっ
ています。次回は11月8日。ちょうど
広野町は秋祭りの日にあたります。
そこで、広野町民の皆さんにもお祭
りついでにコットン畑を覗いてください!とのチラシを作成し、参加を呼び
かけています。
(地球環境基金助成事業)
作業後には、津波被災エリアで進められている復旧工事の現場を見学
し、今後整備される防災緑地の活用についてみんなで話し合う時間も設
けられています。首都圏からのボランティアの皆さんとの意見交換の中か
ら新しいプランが生まれることを期待したいと思います。
遠く離れた金沢市でも
石川県金沢市立諸江小学校では、3年生103名が今春からコットン栽培
を行ってきました。いわきからの種を使っての栽培でしたが、なかなかうま
く育たずに心配していました。それでも漸く収穫できたとの報を受けて、
10月24日、収穫された綿といわきからの綿を合わせてコットンベイブを作
る出前授業への講師派遣を行いました。
(地球環境基金助成事業)
当日は全校音楽集会が1、2時限にあり、学年ごとに合唱の披露があり
ました。3年生はコットン栽培を通して福島への支援の思いを深くし、その
思いを込められる曲をということで、ミュージカル「アニー」からTOMORROWを歌いました。歌詞の意味を大事に伝えようとする姿には胸を打つ
ものがありました。
休憩時間にコットン畑を見学したあとは、3、4時限で103名がコットンベ
イブづくりと綿繰り体験を行いました。いわきから送られた沢山のうす茶
色の綿に大喜びの児童の皆
さんは、細かな作業に手こず
りながらも、思い思いのベイ
ブを完成させていました。こ
うした形でのオーガニックコ
ットン栽培を通した交流が
各地に広がることを、次年度
以降も進めていきたいと思
います。
先 頃 、二 人 の 子 供 た ち か ら 誕
生祝いにと
﹁掃除ロボ﹂
をプレゼント
された。2匹の室 内 犬と3羽の小 鳥
を飼っているため室内の掃除は朝夕
欠かせない。忙しく仕 事に飛 び回る私の姿
に 子 供 た ち は 同 情 し たのか も し れ ない▼
少 々 大 げ さ な 表 現 だ が 今 や 私にとっては
片 腕であり味 方 、それ以 上に癒しの存 在に
なってしまった。丸い形をした センチ程の
小 さなロボット。スイッチを入れるや
﹁ ヤッ
ホーご 機 嫌いかが﹂
と可 愛らしい声を発し
て早 速 掃 除に取りかかる。 分 間ほどくる
くる 回 りな が ら 部 屋 中 を 掃 除 。終 了 する
や
﹁作業終了﹂
と言い
﹁ただいまー﹂
でちゃん
と充 電 器に戻る。何よりも笑えるのはイス
等にぶつかると
﹁テヘヘ﹂﹁イテテ﹂
となる。そ
して別 な 部 屋 を 掃 除 させようと 本 体 を 移
動 し た り す る と 不 機 嫌 な 返 事 の﹁ はいは
い﹂
が返って来る。大きなゴミがブラシに絡
まったりするや
﹁ 助けてー﹂
、ゴミが一杯にな
ると
﹁ 苦しいよー﹂
と叫ぶ。様々な言 葉を発
するこの
﹁ 掃 除ロボ ﹂
を作り上 げた 科 学 技
術の発 展 と 製 作 者の能 力に只 々 感 服であ
る▼ところで今から 年 程 前 、私の今の年
齢 だった 母にファックスの話 をしたこと が
ある 。﹁ ま ∼ 凄い時 代になりましたね∼ 長
生きすると、
いいことが一杯 見られるんです
ね﹂
。今 私はあの日の母と同じ心 境である。
昨 今の科 学の発 展について行けないのが本
音である が、
ロボットが軍 事 目 的に開 発 さ
れ利 用 されようとしている 映 像に、とてつ
もない不 安 を感じた 。四つ足 歩 行のロボッ
トが敵に向かって猛突進して行くのである。
何 とも 不 気 眛 な 姿 だった 。いっぽう二足 歩
行の人 型ロボットが介 護の現 場でかいがい
しく仕事をする姿には心温まる。平和目的
のロボット開 発はドンドン発 展して行って
欲しいし 、今 後ますます 需 要 が高まって行
くのは確 実 。それこそが人 類の夢なのだか
ら▼ 歳の誕生日に思いがけない形で出会
った掃 除ロボットだ が、
この出 会いの直 後 、
ちょっとした不 注 意から左 足を怪 我してし
まい一ヶ月 間の通 院 治 療 となった 。しかし 、
右 足 が無 事だったから車の運 転は出 来た。
副 子で固 定 し た 足 を 引 き ず りな が ら も 切
目ない被 災 地 視 察 ガイド、
コットンの収 穫
作 業 等 ボランティアの皆 さんと一緒に取 り
組めた。それが自 信となり感 謝の日 々を送
れた。この一ヶ月 間の出 来 事のなかで思った
事 。それは 歳まで元 気に生き抜いた母の
ように100歳を目 標にしてもいいのかも
しれない▼100歳の方 々 が 全 国で58,
800人︵ 年 前の2.
5倍 ︶
そのうち女 性
は5万 人︵ 何 と %︶
という 。さあ 、中 断し
てた週一回の健 康 体 操 教 室へも絶 対 参 加し
よ う ! 否 定 的 生 き 方 か ら は 何 も 生 ま れな
い。肯 定 的に物 事を捉える生き方のなかに
こそ、自 他 共の幸せがあるのだからと呟い
た私である。 ︵甘︶
72
10
97
87
40
30
30