学校法人八戸工業大学 広報 「蒼穹」 第114号 (大学分抜粋)

・任期満了に伴う役員、評議員の選任に関する件
◇9月20日 理事会
・任期満了に伴う理事長の選任に関する件
・任期満了に伴う常務理事の選任に関する件
・会長の選任に関する件
・八戸工業大学電気電子システム専門棟(渡廊下付)耐震補強工事に関する件
◇10月18日 理事会
・学校法人八戸工業大学就業規則改正に関する件
・学校法人八戸工業大学「経費削減策」に関する件
・学校法人八戸工業大学「給与規程」改正に関する件
・学校法人八戸工業大学「退職手当支給規程」改正に関する件
・学校法人八戸工業大学「特任教員に関する規程」改正に関する件
・八戸工業大学「耐震補強工事」に関する件
H. I. T. Communication
CONTENTS
八戸工業大学
p2−3
p4−5
p6−7
p8−9
表 紙 さくら幼稚園 海浜保育(三陸復興国立公園指定「種差海岸」)
裏表紙 さくら幼稚園 年長組 久保田樹里ちゃんの作品
タイトル「おしゃれな くじゃく」
学校法人八戸工業大学 広報
No.114
◇9月2日 理事会・評議員会
114
No.
2013
Autumn
2013
(平成25年) 秋号
を行い、それぞれ原案通り承認された。
Hachinohe Institute of Technology Press SOUKYU
学校法人八戸工業大学は、下記の通り理事会及び評議員会を開催して各案件について審議
[発 行]学校法人八戸工業大学・広報課 〒031−8501 青森県八戸市大字妙字大開88−1 ダイヤルイン案内(0178)
25−3111 FAX(0178)
25−2769
URL 八戸工業大学 http://www.hi-tech.ac.jp 八戸工大一高 http://www.kodai1.ed.jp 八戸工大二高 http://www.kodai2-h.ed.jp さくら幼稚園 http://www.lib.hi-tech.ac.jp/sakura/
理事会・評議員会
Hachinohe
Institute
of
Technology
Press
SOUKYU
工大祭・就職懇談会・卓球部リーグ戦優勝・あお
ぎん賞・コラボレーション企画
EVエコラン競技大会・木匠塾・オープンキャン
パス・高校生のためのイベント・国際会議研究発
表・文化財復元模型・アンケート調査
原子力学会・学生相談室講演会・教職員研修会・
同窓生の集う会・公開講座・資格取得・受賞・入
試日程・行事予定
カラーページ
わくわく!どきどき!さくらようちえん
八戸工業大学第一高等学校
p10−11 体育祭・プチ高校生体験・全国高総体高総文・消
防クラブ・避難訓練・就職試験対策・関東支部同
窓祭・学年行事・玉掛け技能講習・エンジン解剖
体験教室
八戸工業大学第二高等学校
p12−13 日本の次世代リーダー養成塾・各種検定合格・ボ
ランティア活動・ファッション甲子園・全国高総
文・SC強歩・高大連携・美術コース秀作展
さくら幼稚園
p14−15 なかよしさい・卒園児からのメッセ―ジ・ようち
えんってこんなところ・とらんぽりん
p16
理事会・評議員会報告
八戸工業大学
2013
工大祭
(10月12日・
13日)
テーマ
ĶǢǥǮǯǰķ〜新たなる道へ〜
10月12日・13日、第41回八戸工業大学学園祭「工大祭」
が開催された。テーマは、
「FIRST」
。本学は昨年創立
40周年を迎え、このテーマには新たな一歩を踏み出そうと
いう願いが込められた。
今年は入場門がリニューアル。すがすがしい秋日和と
なったキャンパスには模擬店への呼び込みの声や笑い声が
あふれ、訪れた多くの人々は各学科の研究室公開や文化
部の活動を紹介
するコーナーを
巡ったり、運動
部の模擬店をの
ぞいたり、特設
ステージでのパ
フォーマンスや
プロのライブス
テージなどのイ
ベントを楽しん
でいた。
第2回学生と企業との就職懇談会開催
8月28日・29日の両日、本学教養棟大会議室において「第
2回学生と企業との就職懇談会」
(合同企業説明会)が開催
されました。この2日間で、青森県はもとより広島県まで計
66の企業と団体の参加を頂き、延べ95名の学生が直接企業
の担当者から話を聞くことができました。本学の就職内定率
は、9月末現在64.5%と昨年同期ベースで約10ポイント向
上しており、堅調な求人企業数に加えて、学生の頑張りや教
職員一丸となった就職支援対策も好結果に結びついていると
考えています。
今回の就職懇談会で
は、本学の就職支援プ
ログラム等の改善を目
的として、参加した学
生の印象や採用にあ
たって重視する点、こ
れまで卒業生の採用実
績のある企業に卒業
生が身に付けている能
力、身に付けて欲しい能力についてアンケート形式で調査を
行いました。その結果、卒業生が身に付けている能力につい
ては、責任感・倫理感が最も高く、次いでコミュニケーショ
ン能力と課題解決能力となっていました。特に身に付けて欲
しい能力のコミュニケーション能力については、継続的な能
力向上が望まれます。本学では今後もこうした企業からの意
見を参考に、きめ細かい就職支援の体制やプログラムの強化
を進めていきたいと考えています。
学務部次長 阿波 稔(土木建築工学科教授)
002
Hachinohe Institute of Technology Press No.114
卓球部が秋季リーグ戦2連覇達成 !!
8月27日〜29日、花巻
市総合体育館を会場に東
北学生卓球連盟秋季リー
グ戦兼全日本大学総合卓
球選手権大会(個人の部)
予選会が行われた。
本 学 卓 球 部 は、春 季
リーグの準優勝の雪辱と
秋季リーグの2連覇達成
をかけ、練習時間を増やして大会に臨んだ。優勝奪還を狙う本
学は東北福祉大に王手をかけられたが、1・2年生の頑張りで
逆転し5戦全勝で優勝、連覇を成し遂げた。
「故障者をカバー
できる選手がいなかった。そのため選手起用だけでなくオー
ダーにも非常に苦労した。優勝はチームで勝ち取ったもの。選
手達の成長を実感した。
」と語る蛯名昭人監督。
リーグ戦後に行われた予選会のダブルスで柴田祐輔(電気電
子システム学科3年/北海道・駒澤大附属苫小牧高)押切圭介
(システム情報工学科2年/秋田・増田高)組と中村駿介(機
械情報技術学科1年/青森・弘前実業高)相良友樹(機械情報
技術学科1年/北海道・札幌龍谷学園)組、東北学生連盟推薦
の吉野裕規(バイオ環境工学科3年/北海道 ・ 北見柏陽高)松
浦善幸(システム情報工学科3年/福島・小野高)組の3組、
シングルスで相良さんと中村さん、東北学生連盟推薦の吉野さ
んの3選手が予選を通過し、11月13日から尼崎市で開催される
全日本大学総合卓球選手権大会への出場権を獲得した。
「あおぎん賞」受賞
10月1日、青森市の青森国際ホテルで行われた「あおぎん賞」
の表彰式に、栁谷利通理事長と機械情報技術学科の浅川拓克助
手が出席し、表彰を受けた。この賞は、青森銀行が1993年に創
設した賞で、青森県内の産業や地域開発、文化などの振興に貢
献した個人と団体を表彰しているものである。今年創立70周年
を迎える同行は、これまでの「地域貢献分野」のほかに新事業
に取り組む団体を対象とする「地域産業分野」を新たに設け、
本学と八戸市のハード工業がこの分野で初の受賞者となった。
受賞の対象となった本学の事業は、浅川助手が中心となって八
戸市立市民病院救命救急センターと共同で取り組んでいる「移
動型緊急手術室」で、ドクターカーで牽引する箱型トレーラー
を用いた小型の手術室の実用化が、救命率の向上に繋がると期
待されているものである。
本学園では、今回の
受賞を大学のみならず
第一高校、第二高校、
さくら幼稚園を含めた
学園全体の教育活動が
評価されたものとして
真摯に受け止め、頂戴
しました高い評価に甘
んじることなく、更な
る社会の要請に応える
人材の育成に努めて参
ります。
感性デザイン学科のコラボレーション企画
〈潮観荘CGムービー制作〉
感性デザイン学科
では、青森県立美術
館から依頼を受け、
種差海岸を含む地域
が国立公園に指定さ
れたことに合わせて
行われた特別企画展
「種差展」に使用す
るCGムービーを制作した。このCGムービーは、大正から
昭和初期に活躍した鳥瞰図画家吉田初三郎のアトリエ兼別荘
「潮観荘」の再現である。かつて種差海岸に建っていたこの
建物は昭和28年に焼失し、現在は若干の基礎部分しか残って
いない。
建物に関する資料は写真が数十点とスケッチのみで、
建設当時の図面は残されていないという状況であった。過去
に八戸工大一高の村井茂敏教諭がこの建物の模型を製作され
ており、今回はその時のデータをもとに建物モデルを作り上
げた。学生4人との2ヶ月にわたる作業は、資料が少ないた
めに困難を極めたが、最終的には6分間の建物の内外観を巡
るムービーとして完成した。
今回のCGムービーの制作は、感性デザイン学科の授業の
特徴の一つであるCADの知識と技術が活かせる機会とな
り、こうした成果が上げられたことは学科として大変意義の
あることであった。
感性デザイン学科 宮腰 直幸(准教授)
〈ジオラマ制作の現地視察〉
現在、感性デザイン学科では、大豆製品の製造と販売を行っ
ている地元企業太子食品工業㈱からの依頼により、同社の日光
工場に設置するジオラマの制作に取り組んでいる。日光工場に
は、製品の生産ばかりでなく同社の製品を紹介するコーナーが
併設されており、このジオ
ラマは同社の製品の質をア
ピールする上で重要な役割
を果たすことが期待されて
いる。
制作を前に、同学科の学
生らがジオラマのテーマと
なる北海道の大地で育てら
れた大豆であることを表現
するために、北海道美瑛に
ある農場と日光の大豆製品
工場の視察を行うことになり、北海道は8月末に日光は9月上
旬に4名ずつ2組の学生が同地を訪れた。
北海道の視察では、美瑛を中心に富良野、旭川の自然や施設
を見てまわり、畑一面に育つ大豆や美瑛の丘陵の美しさ、大雪
山の雄大さを感じてきた。日光の視察では、工場で大豆製品の
製造の仕組みを学び、名所の華厳の滝や中禅寺湖など日光の自
然に直に触れることで、同社が製造している製品の質の高さを
充分に認識することができた。今後は、視察の成果を構想に生
かし、作業を進めていくことになっている。
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003
八戸工業大学
2013電気自動車エコラン競技大会出場
9月7日・8日、
宮城県柴田郡村田
町のスポーツラン
ド SUGO で「2013
電気自動車エコ
ラ ン 競 技 大 会 in
SUGO」が開催さ
れ、機械情報技術
学科の野田英彦教
授の研究室の学生
らが製作した電気自動車と動力研究部(部長 中川原史康:
機械情報技術学科3年/青森・十和田工高)の電気自動車が
出場した。
この競技は、小型バッテリーを搭載した手作りの電気自動
車で一周3.7km のコースを周回し、2時間以内の周回数を
競うもの。今回は、
あいにくの雨模様の中での開催となった。
参戦したチーム数は、31チーム。試合の結果は、野田研究室
が総合14位だった。大学の部で過去2年連続優勝の動力研究
部は、2周した時点でモーターにトラブルが発生し、止む無
く途中棄権となった。次回の活躍に期待したい。
8 月 23 日 〜29
日、秋田県大仙市
の温泉施設「花葉
館」で催された「角
館木匠塾」に、建
築デザイン研究会
(ADL)のメン
バー10名で参加し
ました。この塾は、
大学生に木に関する文化や技術を学ばせることを目的に開催
されているもので、今年は本学のほか日本大学と秋田県立大
学から参加した総勢60名で作業を行いました。
今回は、リノベーションと修復にチャレンジしました。リ
ノベーションというのは、別の機能のあるものに作り直すと
いう意味で、花葉館から「休憩所が足りない」
「日影のある
場所が欲しい」という要望を受けて、休憩施設として以前造
られたCUBEという作品の側面に屋根のようなものを付
け、新たにベンチ、デッキ、テーブルを作りました。期間中
は雨の日が多く、作業が滞ることもありましたが、三大学で
協力し合い無事完成させることができました。来年もぜひ参
加して木匠塾を盛り上げていきたいと思います。
土木建築工学科2年 扇田 優樹(青森・十和田工高)
角館木匠塾に参加して
大盛況!!オープンキャンパス2013 きっとみつかるキミの未来
「2013年夏のオープンキャンパス」が、7月14日・7月28
日・9月1日の3回にわたって開催された。今年もイベント
の企画や運営を学生らが担当し、工業大学ならではの「学科
体験」
、
学生スタッフとフリートークを楽しむ「学生カフェ」
、
女子学生と本音で語り合う「ガールズトーク」
、学科の特色
を紹介する「学科ギャラリー」などが行われた。キャンパス
は、3日間で500人を超える生徒と保護者で賑わい、終了後
「スタッフの方が優しくて良かった」
「学科体験が楽しかっ
▼
た。
ぜひ入学したいです。
」
など好印象の声が多く寄せられた。
(当日の様子は、本学HP「入試情報 オープンキャンパス」
に掲載)
【お知らせ】春のオープンキャンパスが、来年3月16日に開
催されます。多くの方のご参加をお待ちしております。
高校生のためのイベント盛況(7月〜9月実施分)
⑴7月11日
インターンシップ(青森工高)
⑵7月29日・30日 高校生のためのエンジン解剖体験教室
⑶8月1日・2日 サマーサイエンスプログラム
(八戸工大二高)
⑷8月7日
SSH課題研究(三本木高)
⑸8月9日
オープンキャンパス
(青森県高等学校教育研究会商業部会)
⑹8月19日〜21日 三高スタディものづくり講座(三本木高)
⑺8月21日
チーズ加工実習(百石高)
⑻9月3日〜5日 インターンシップ(八戸工高・南部工高)
004
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⑼9月11日 平成25年度1学年職業人と語る会(八戸北高)
⑽9月19日
高大連携/課題研究
(三沢商高)
⑾9月30日
ラボ・インターンシップ
(八戸北高)
国際会議「ASEM13」で研究発表
大学院工学研究科博士前期課程土木工学専攻
中村 悠人(青森県出身)
9月9日から3日間、韓国の済州島国際コンベンション
センターで開催された国際会議「ASEM13」
(Structural
Engineering & Mechanics)に参加し、発表を行った。
国際会議ということで講演や発表は英語で行われ、私
にとっては初めての経験だった。会議では、
「Hydraulic
experiment on Kesen-Bridge outflow by tsunami」
(和文名:
津波による気仙大橋流出に関する水理実験)について、本学
での研究成果を発表した。内容は、東北地方太平洋沖地震で
発生した津波によって被災した橋梁をモデルに、津波がどの
ように橋梁に作用するのか、また、形を
変えることによってどのように結果が
違ってくるのかを水路実験を行い、その
実験結果や考察をまとめたものである。
今回の最大の課題は英会話能力だった
ので、質疑応答で外国の研究者からの質
問に答えられるのか不安だった。発表の
方は、話すスピードが少し遅かったかもしれないが無事終え
ることができた。今度このような機会に恵まれた時には、今
回の経験を糧に語学力を向上させ積極的に話したいと考えて
いる。
大学院工学研究科博士前期課程土木工学専攻
野添 重晃(青森県出身)
私は、9月7日から12日まで、韓国の済州島で行われた
「ASEM13」
(Structural Engineering & Mechanics)とい
う国際会議に参加した。会場となった済州島の国際コンベン
ションセンターは、
済州島の中でも観光の名所として有名で、
とても大きく立派な建物だった。
今回会議に参加した研究者は約1000人で、様々な分野に
分かれて研究発表が行われた。私は、
「Earthquakes and
Structures」という大きな分野の中のセッションで、地盤中
の断層が地震によって活動した際に地表面にどのような影
響を及ぼすのかについて発表を行った。
発表は練習通りに行うことができたが、
質疑応答で二人の研究者から質問を受
け、質問内容は理解できたのに言葉につ
まってしまい、周りの方から助けてもら
うという少し苦い経験をした。質疑応答
への準備をもっとしてくればよかった
と後悔した。それでも発表後に感じた達成感は大きく有意義
なものだった。特に研究面では、視野が広がったのを感じて
いる。このような場への参加を後押しして下さった研究室の
先生や後輩達に感謝しつつ、今後も研究に励んで行きたい。
津波で流出した「吉田家住宅」の復元模型を製作
土木建築工学
科の月舘敏栄教
授の研究室の4
年生を中心に今
年6月から岩手
県の指定文化財
「吉田家住宅」
の復元模型の製
作に取り組んで
きました。
吉田家は、陸
前高田市の気仙町に1802年に建てられた茅葺き屋根の曲屋
で、地域住民に「大庄屋」という名で親しまれてきた建物で
したが、先の東日本大震災の大津波によって全壊し流出して
しまいました。この模型製作は、地元の震災復興計画の一環
で行われたものです。
復元模型は、建物だけでなく樹木や畑など外構も含めたも
ので、建物の土壁の質感や木材の色褪せが自然に見えるよう
な紙を探したり、特徴のある茅葺き屋根に小箒を使って独特
の厚みを出したり、試行錯誤の連続でした。外構も背後の山
や道路まで再現しました。樹木は敷地内だけで30本以上あ
り、大きさや形もバラバラだったため、写真と見比べながら
1本1本丁寧に作りました。山の斜面は等高線で地層を表現
し、緑色の模型材料で森に見えるようにしました。模型は10
月上旬に完成し、学園祭で披露しました。私たちの活動が復
興に少しでも役立って欲しいと願っています。
土木建築工学科4年 濱道 詩織(青森・八戸工大二高)
災害公営住宅アンケート調査
東日本大震災から2年経ち、八戸市の多賀台団地の集会所
完成をもって、八戸市が計画した災害公営住宅建設がすべて
終了します。私が所属する月舘敏栄研究室では、多賀台団地
をはじめに市内4ヶ所の災害公営住宅に住民が入居したこと
を受け、鳥取大学の浅井秀子准教授と共同で、災害公営住宅
の入居者を対象にアンケート調査(写真)を行いました。目
的は、被災状況と公的支援のあり方を調査し、地域に即した
防災計画に役立てようというものです。
集計結果を見ると、
「入居生活で気になること」という質
問には、
「今後の生活を考えると不安である」
「親しかった近
所の人たちと離れてしまい寂しい」という回答が多く、周囲
の住民や地域との関わりに不安を抱いている住民が多いこと
がわかりました。また、住宅の間取りに関しては、
「部屋数
や広さは十分である」
「風除室・物置があるのがよい」とい
う回答が多かったのですが、ポスト受けの場所や玄関先が階
段になっていることなど、
冬の季節の不安材料を挙げるなど、
支援や住宅に関する課題が明らかになってきました。調査は
集計と分析が終
わった段階です
が、今後八戸地域
の防災計画のお
役に立てるよう、
力を尽くしてい
きたいと思って
います。
大学院工学研究科博士前期課程建築工学専攻
秋山 由衣(青森県出身)
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005
八戸工業大学
本学を会場に「日本原子力学会秋の大会」開催
9月3日〜5日、本学を会場に日本
原子力学会2013年秋の大会が開催さ
れた。全国から原子力技術の研究者 ・
技術者など約1200人が参加し、学内
に設けられた16の会場で764件の技術
論文の発表や討論が活発に行われた。
初日に行われた特別講演「東北の復
興に向けて」では、佐々木郁夫青森県
副知事の挨拶の後、藤田成隆学長が本
学の東北復興への取り組みについて講
演し、続いて JAMSTEC の東恒氏に
よる「 ちきゅう が探る八戸沖の海
底資源」
、首都大学の山崎晴雄氏によ
る「活断層とはなにか−原子力におけ
る活断層の取り扱い−」
、原子力安全
推進協会の落合兼寛氏による「原子炉
プラントの耐震性について(巨大地震
を教訓として)
」と題する講演がなさ
れた。また、福島第一原子力発電所事
故関連・一般公開セッションで、近藤
駿介原子力委員会委員長や更田豊志原
子力規制委員会委員による原子力政策
の在り方や安全確保のための新基準な
ど、原子力の将来を見通す対応などに
ついて討論が行われた。
2005年に続き2回目の開催となっ
た本学での大会は、28名の学生アルバ
イトが運営をサポートし成功裏に終了
した。
第13回八戸工業大学
同窓生の集う会
10月5日、第13回八戸工業大学同
窓生の集う会が、八戸グランドホテル
を会場に開催され、同窓生と教職員を
合わせ約110名が参加した。
今年度は白川直人前会長から福士信
雄新会長(写真)に会長職のバトンが
受け渡されることになり、福士新会長
のもと更なる発展を期し各地から参加
した同窓生らが親睦を深めた。会は終
始和やかな雰囲気の中で行われ、最後
に校歌を斉唱し散会となった。
平成25年度支部活動
北海道支部総会
7月13日/札幌市
関東支部総会
9月14日/東京都
東北支部総会
9月28日/仙台市
10月26日/秋田市
秋田支部総会
北海道支部道南部会総会 12月14日/函館市
学生相談室講演会
9月6日、学生相談室主催の講演会
が本学 AV ホールで開催された。今回
は講師に、青森県発達障害者支援セン
ター発達障害サポートコーチの町田徳
子氏と同就労担当支援員の銭谷誠氏を
迎え、
「発達障害とその対応について」
をテーマに、発
達障害者への理
解と適切な支援
や対応を学ん
だ。
初めに町田氏
が、発達障害とは何かについて解説
し、ADHD(注意欠陥 ・ 多動性障害)
、
PDD(広汎性発達障害)
、LD(学習
障害)の行動特性などを様々な事例を
交えて紹介した。続いて銭谷氏が、発
達障害者への教育現場での対応例や就
労支援の取り組みなどについて解説
し、参加した約60名の教職員は、終始
真剣な表情で聞き入っていた。参加者
からは、
「発達障害への理解が深まっ
た」
「個々の特性を生かした支援をし
ていきたい」
などの感想が寄せられた。
平成25年度教職員研修会
8月6日、学校法人八戸工業大学の
全教職員を対象にした平成25年度の
教職員研修会が、本学教養棟講義室で
開催された。
今年度は、本法人の顧問で公認会計
士・税理士の森谷伊三男氏を講師に迎
え、
「大学再生のためのエンロールメ
ント・マネジメント」をテーマに講演
会が催された。午前と午後の2回に分
けて行われた研修には、栁谷利通理事
長をはじめ法人、大学、第一高校、第
二高校、さくら幼稚園から教職員約
250名が参加し、2時間にわたる講演
に熱心に耳を傾けた。
エンロールメント・マネジメントと
は、入学前から卒業後まで一貫して学
生を支援し満足度を高めるシステム・
006
Hachinohe Institute of Technology Press No.114
支援体制のことであり、森谷顧問はエ
ンロールメント・マネジメントについ
て、アメリカの実例を紹介し、次に日
本の状況や具体的な事例を交えながら
わかりやすく解説した。
最後に質疑応答が行われ、参加した
教職員らはエンロールメント・マネジ
メント手法を理解するとともに現状を
再認識し、今後の仕事への意欲付けに
繋がる研修会となった。
2013八戸工業大学公開講座
(11月以降の講座)
◇あべさとこリサイタル
感性の歌声 2013
日時 11月1日(金)14:30〜16:00
場所 八戸工業大学AVホール
◇環境中の身近な生き物を調べよう
日時 11月9日(土)13:00〜15:00
場所 青森県観光物産館アスパム
(青森市)
◇環境中の身近な水を調べよう
日時 11月17日(日)10:00〜12:00
場所 八戸工業大学バイオ環境工学
科実験室
◇サイエンスカフェ in 秋田
日時 12月1日(日)13:00〜16:00
場所 秋田市にぎわい交流館研修室
(秋田市)
◇親子で作るクリスマスオブジェ
日時 12月7日(土)14:00〜16:30
場所 八戸工業大学感性デザイン学
科工芸実習室
※日程が変更になる場合があります。
詳細は本学HPをご覧下さい。
国語系資格試験合格者
国家検定「2013年度前期技能検定試験」3級
機械保全・機械系保全作業3級(機械情報技術学科)
【4年】大和山勇太(青森・八戸工大一高)小原慎也(岩手・
【3年】荒那由多(青森・
一戸高)畠舘晃平(青森・八戸工高)
八戸工大二高)荒沢勇人(青森・八戸工高)岩村和真(青森・
八戸南高)漆真下陽一(岩手・葛巻高)川口凌(青森・八戸工高)
久保田優樹(青森・八戸工大二高)佐々木裕也(岩手・盛岡北高)
嶋守拓真(青森・八戸工大一高)杉浦大樹(北海道・帯広大谷高)
立原拓実(青森・八戸工大一高)中川原史康(青森・十和田工高)
中川原湧登(青森・八戸西高)野呂健太(青森・八戸工大二高)
畠山雄大(岩手・大船渡東高)林慎也(青森・八戸工大一高)
馬嶋聖(岩手・釜石商工高)柗尾英兒(青森・八戸工大一高)
【2年】
吉田修(北海道・富良野高)吉田耕介(秋田・角館高)
天内薪(青森・木造高)佐々木大介(青森・六戸高)島脇大知(青
【1年】
森・八戸北高)
井澤芳樹(山形・山形明正高)松坂裕人(青
森・八戸東高)
平成25年度
第17回2級リビングスタイリスト資格試験
【合格者】感性デザイン学科:五十嵐七果(2年/青森・鯵ヶ
沢高)宇野春香(2年/青森・八戸東)畑中舞(2年/青森・
八戸東高)姉帯愛莉(1年/岩手・福岡高)蛯名佑惟(1年
/青森・八戸工大一高)田澤葉名子(1年/青森・大湊高)
千葉智美(1年/秋田・秋田明徳館高)野添実咲(1年/青森・
八戸南高)深川馨(1年/青森・八戸工大一高)前田奈々(1
年/青森・木造高)前田梨沙(1年/青森・八戸南高)我妻
しのぶ(1年/青森・むつ工高)和田早紀子(1年/青森・
八戸工大一高)土木建築工学科:菊地麻美(3年/青森・弘
前学院聖愛高)
5月24日、電気電子システム学科の
佐々木崇徳講師が、
「青森県工業技術教
育振興会賞」を受賞した。
表彰を行った㈶青森県工業技術教育
振興会は昭和62年に八戸工業大学内に
設立され、工業技術に関する研究及び高
等教育の振興に貢献することを目的に
様々な事業を実施している。平成24年度に制定されたこの賞
は、工業技術の分野で貢献または活躍が期待される若手の優
秀な研究者、教育者、技術者を表彰するもので、佐々木講師
が初の受賞者2名の一人に選ばれた。
受賞の対象となった佐々木講師の研究テーマは、
「衛星リ
モートセンシング技術による新しい環境解析法の開発」
。
平成26年度入試日程
工学部・感性デザイン学部
クール
АO入試
日本語検定
(2級)浪岡紘豊(感性デザイン学科4年/青森・八戸工大
(3級)福田若菜(電気電子システム学科3年/青森・
一高)
東奥学園高)蛯子大成(電気電子システム学科2年/青森・
田名部高)齋藤師(電気電子システム学科1年/青森・青森
東高)
白戸南緒子
(バイオ環境工学科2年/青森・三本木農高)
伊藤大地(土木建築工学科2年/岩手・花巻南高)千葉明日
(準3級)武美里
香
(感性デザイン学科2年/青森・三沢高)
(電
気電子システム学科3年/青森・青森工高)葛西康世(土木
建築工学科2年/青森・弘前工高)田口健太郎(土木建築工
学科2年/秋田・十和田高)山中裕也(土木建築工学科2年
/青森・青森工高)森岡なるみ(感性デザイン学科3年/青
森・八戸工大二高)宇野春香(感性デザイン学科2年/青森・
八戸東高)根岸莉紗子(感性デザイン学科2年/青森・八戸
工大二高)畑中舞(感性デザイン学科2年/青森・八戸東高)
漢字検定
(2級)三浦慶乃(バイオ環境工学科3年/青森・三沢高)
山田拳輔(バイオ環境工学科2年/青森・田名部高)根岸莉
紗子(感性デザイン学科2年/青森・八戸工大二高)
(準2級)小澤崇(機械情報技術学科年3年/秋田・大館鳳
鳴高)工藤大聖(機械情報技術学科3年/青森・弘前工高)
中村智子(バイオ環境工学科3年/青森・八戸工大二高)齋
藤師(電気電子システム学科1年/青森・青森東高)
佐々木崇徳講師
「青森県工業技術教育振興会賞」受賞
第2クール
第3クール
第4クール
入 試 区 分
エントリーカード受付期間
面 談 日
平成25年11月18日(月)
平成25年12月7日(土)
〜11月27日(水)
平成26年2月3日(月)
平成26年2月21日(金)
〜2月12日
(水)
平成26年3月3日(月)
平成26年3月18日(火)
〜3月11日
(火)
願書受付期間
試 験 日
平成25年11月1日(金)
指定校推薦入試
平成25年11月16日(土)
〜11月6日
(水)
平成25年11月1日(金)
前期
平成25年11月16日
(土)
〜11月6日
(水)
公募制推薦入試
(国公立大併願可)
平成25年12月2日(月)
後期
平成25年12月25日
(水)
〜12月16日(月)
平成26年1月6日(月)
専門高校入試※
平成26年2月4日(火)
〜1月22日
(水)
平成26年1月6日(月)
前期※
平成26年2月4日(火)
〜1月22日
(水)
一般入試
平成26年3月3日(月)
後期
平成26年3月19日(水)
〜3月11日
(火)
平成26年1月6日(月)
前期※
・
〜1月31日
(金)平成26年1月18日(土)
19日(日)の大学入試セ
平成26年2月3日(月)
センター利用入試 中期
ンター試験
〜2月21日
(金)
(本学の個別試験は課さ
平成26年3月3日(月) ない)
後期
〜3月14日
(金)
※学業特待生選考試験を兼ねる
問合せ先
(入試部入試課) Tel:0178-25-8000
(直通)
行事予定
11月〜1月
11月
16(土) 指定校推薦入試・公募制推薦入試前期
23(土) 彩才祭(文化会主催) 〜24日(日)
12月
7(土)
12(木)
21(土)
25(水)
AO入試
第3回学生と企業との就職懇談会 〜13日(金)
冬季休業開始
公募制推薦入試後期
1月
9(木)
18(土)
21(火)
27(月)
28(火)
冬季休業終了
大学入試センター試験 〜19日(日)
後期定期試験 〜28日(火)
編入 ・ 転入学試験 ( 一般後期 )
後期授業終了
Hachinohe Institute of Technology Press No.114
007
・任期満了に伴う役員、評議員の選任に関する件
◇9月20日 理事会
・任期満了に伴う理事長の選任に関する件
・任期満了に伴う常務理事の選任に関する件
・会長の選任に関する件
・八戸工業大学電気電子システム専門棟(渡廊下付)耐震補強工事に関する件
◇10月18日 理事会
・学校法人八戸工業大学就業規則改正に関する件
・学校法人八戸工業大学「経費削減策」に関する件
・学校法人八戸工業大学「給与規程」改正に関する件
・学校法人八戸工業大学「退職手当支給規程」改正に関する件
・学校法人八戸工業大学「特任教員に関する規程」改正に関する件
・八戸工業大学「耐震補強工事」に関する件
H. I. T. Communication
CONTENTS
八戸工業大学
p2−3
p4−5
p6−7
p8−9
表 紙 さくら幼稚園 海浜保育(三陸復興国立公園指定「種差海岸」)
裏表紙 さくら幼稚園 年長組 久保田樹里ちゃんの作品
タイトル「おしゃれな くじゃく」
学校法人八戸工業大学 広報
No.114
◇9月2日 理事会・評議員会
114
No.
2013
Autumn
2013
(平成25年) 秋号
を行い、それぞれ原案通り承認された。
Hachinohe Institute of Technology Press SOUKYU
学校法人八戸工業大学は、下記の通り理事会及び評議員会を開催して各案件について審議
[発 行]学校法人八戸工業大学・広報課 〒031−8501 青森県八戸市大字妙字大開88−1 ダイヤルイン案内(0178)
25−3111 FAX(0178)
25−2769
URL 八戸工業大学 http://www.hi-tech.ac.jp 八戸工大一高 http://www.kodai1.ed.jp 八戸工大二高 http://www.kodai2-h.ed.jp さくら幼稚園 http://www.lib.hi-tech.ac.jp/sakura/
理事会・評議員会
Hachinohe
Institute
of
Technology
Press
SOUKYU
工大祭・就職懇談会・卓球部リーグ戦優勝・あお
ぎん賞・コラボレーション企画
EVエコラン競技大会・木匠塾・オープンキャン
パス・高校生のためのイベント・国際会議研究発
表・文化財復元模型・アンケート調査
原子力学会・学生相談室講演会・教職員研修会・
同窓生の集う会・公開講座・資格取得・受賞・入
試日程・行事予定
カラーページ
わくわく!どきどき!さくらようちえん
八戸工業大学第一高等学校
p10−11 体育祭・プチ高校生体験・全国高総体高総文・消
防クラブ・避難訓練・就職試験対策・関東支部同
窓祭・学年行事・玉掛け技能講習・エンジン解剖
体験教室
八戸工業大学第二高等学校
p12−13 日本の次世代リーダー養成塾・各種検定合格・ボ
ランティア活動・ファッション甲子園・全国高総
文・SC強歩・高大連携・美術コース秀作展
さくら幼稚園
p14−15 なかよしさい・卒園児からのメッセ―ジ・ようち
えんってこんなところ・とらんぽりん
p16
理事会・評議員会報告