着色アリピレス油剤, 日本農薬㈱, 517-13(M07-39), 2013/2/4 改訂 1/3 作成日: 2007 年 11 月 2 日 改訂日(V.3):2013 年 2 月 4 日 製品安全データシート 1.製品及び会社情報 製品名: 用 途: 着色アリピレス油剤 白アリ防除剤 MSDS番号:517-13(M07-39) 会社名: 住 所: 担当部門: 日本農薬株式会社 〒104-8386 東京都中央区京橋 1 丁目 19 番 8 号 京橋OMビル 環境安全部 TEL. 03-6361-1426, FAX. 03-6361-1451 e-mail: [email protected] 緊急連絡電話番号:(平日) 03-6361-1426 (環境安全部) (休日、夜間) 04-2929-8961 (ALSOK) 2.組成,成分情報 単一製品・混合物の区分:混合物 有効成分化学名(一般名): ・2‐メチル‐1,1’‐ビフェニル‐3‐イルメチル=(Z)‐3‐(2‐クロロ‐3,3,3‐トリフ ルオロ‐1‐プロペニル)‐2,2‐ジメチルシクロプロパンカルボキシラート (一般名 ビフェントリン) ・3‐ヨード‐2‐プロピニルブチルカーバメート (一般名 IPBC) 成分及び含有量: 成 分 ビフェントリン 含有量 0.05% IPBC 1.0% <その他> 界面活性剤・溶剤・着色剤等 残 3.危険有害性の要約 有害性: 環境影響: CAS No. 安衛法 No. 化審法 No. 82657-04-3 - (4)-1701 化管法第ニ種指定化学物質、化審法指定化学物質 55406-53-6 - (2)-3456 - - - 眼、皮膚に対して刺激性がある。 水生生物に対して影響がある。 物理的及び化学的危険性:加熱すると引火しやすい(消防法/引火性液体/第四類第三石油 類)。 分類の名称: 該当しない。 4.応急措置 眼に入った場合: 直ちに清浄な流水で 15 分以上洗浄する。眼球、眼瞼の隅々まで水がよく 行きわたるように洗う。医師の診療を受ける。 皮膚に付着した場合: 汚染された着衣、靴等を速やかに脱がせ、付着部を多量の水と石鹸でよ く洗浄する。異常が現れた場合には、医師の診療を受ける。 吸入した場合: 被災者を速やかに空気の新鮮な場所に移す。異常が現れた場合には、直 ちに医師の診療を受ける。 着色アリピレス油剤, 日本農薬㈱, 517-13(M07-39), 2013/2/4 改訂 2/3 飲み込んだ場合: 口の中をすすぎ、カップ1~2杯の水を飲ませる。直ちに医師の診療を 受ける。意識がないときには口から何も与えてはならない。 5.火災時の措置 周辺火災: 消火時の注意: 消火剤: 速やかに安全な場所へ移す。不可能な場合は容器周辺に散水し冷却する。 消火活動には適切な保護具(自給式空気呼吸器等)を着用し、風上から作 業する。高温により発生するガス、ヒューム、煙等を吸い込まないよう に注意する。消火水が下水や河川等の水系に流れ込まないように適切な 処置をとる。 粉末、泡沫、炭酸ガス、乾燥砂、霧状水 6.漏出時の措置 付近の人を風上に避難させ、漏出現場への立ち入りを禁止する。付近の着火源となるも のを取り除く。適切な保護具(保護衣、保護メガネ、保護マスク等)を着用して、眼や皮膚 に触れたり、ガスやミストを吸い込まないようにする。漏出物を土、砂、ウエス等に吸収 させ、密封できる容器に回収する。その後、汚染された場所を水で洗う。漏出物や洗浄水 等が河川、下水等に流出し、環境へ影響を与えないように措置する。 7.取扱い及び保管上の注意 取扱い: 局所排気装置を設置し、換気のよい場所で行う。適切な保護具を着用し、 ガスやミストを吸い込んだり、眼、皮膚に触れないようにする。着火源 となるものの付近では取扱いをしてはならない。作業後は、すみやかに 眼、手、顔を洗い、うがいをする。 自動車や壁の塗装面に影響を与える恐れがある。 保管: 換気のよい冷暗所に保管する。食物、飼料等と離し、無関係者、子供の 手の届かない危険物倉庫に施錠して保管する。 8.暴露防止及び保護措置 設備対策: 局所排気装置を設ける。取扱い作業場の近くに洗眼、洗面、うがい、安 全シャワー設備を設置する。 個人保護具: 状況に応じた適切な保護具を着用する。 防毒マスク(有機ガス用)、保護メガネ、ゴーグル、保護面、保護衣(不浸 透性、静電防止服)、エプロン、ゴム手袋(耐油性) 9.物理的及び化学的性質 外観: 赤橙色液体 比重: 0.81(20℃) pH: データ無し。 引火点: 110℃ 10.安定性及び反応性 安定性: 危険な反応: 有害な分解物: 通常の取扱い条件下では安定。 知られていない。 燃焼すると有害なガス(HCl,HF,HI,CO,NOx 等)が発生する可能性がある。 11.有害性情報 本剤のデータはないので、着色剤を含有しない製品(他の成分量が同一)のデータを参考の ため以下に示す。 ♂ >5,000 急性経口毒性: ラットLD50値(mg/kg) 着色アリピレス油剤, 日本農薬㈱, 517-13(M07-39), 2013/2/4 改訂 急性経皮毒性: 眼刺激性: 皮膚刺激性: 皮膚感作性: 3/3 ♂ >2,000 ラットLD50値(mg/kg) ウサギ 軽度の刺激性あり。 ウサギ 軽微の刺激性あり。 モルモット データ無し。 12.環境影響情報 水生生物に対する影響 ニジマス LC50値/96hr 0.00015 mg/L(ビフェントリン原体) ミジンコ LC50値/48hr 0.00016 mg/L(ビフェントリン原体) 13.廃棄上の注意 法、条例等に従って安全に処理する。残液や洗浄液を下水等水系に捨ててはならない。 産業廃棄物処理業者に委託して適切に処理する。 14.輸送上の注意 容器に異常の無いことを確かめ、転倒、落下しないように積載する。 15.適用法令 消防法:危険物(引火性液体、第四類第三石油類) 労働安全衛生法 通知対象物(法57条の2):該当しない。 化学物質排出把握管理促進法:該当しない(第二種指定化学物質を含有するが、含有量が 1% 以下)。 16.その他の情報 本デ-タシ-トの記載内容は、この製品の取扱い時の安全性に関する参考情報であり、安 全性や品質の保証をなすものではありません。またヒトに対する危険、有害性の評価は、 必ずしも充分ではありませんので、取扱いには充分注意を払って下さい。
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