平成26(2014)年度 事 業 報 告 書 公益財団法人 日本盲導犬協会

平成26(2014)年度
事
業
報
告
書
自
平成26(2014)年 4月 1日
至
平成27(2015)年 3月31日
公益財団法人 日本盲導犬協会
横浜市港北区新吉田町6001-9
TEL:045-590-1595 FAX:045-590-1599
Ⅰ.公益目的事業
1.盲導犬育成事業
(1)視覚障がい者に対する歩行指導及び盲導犬貸与
本年度、41頭の盲導犬を育成し、41ユニットの視覚障がい者に対する歩行指導及び盲
導犬の貸与を実施した。
41ユニットの内訳は、神奈川訓練センター(以下、神奈川センター)15頭15ユニッ
ト、仙台訓練センター(以下、スマイルワン仙台)12頭12ユニット、日本盲導犬総合
センター(以下、富士ハーネス)9頭9ユニット、島根あさひ訓練センター(以下、島根
パピネス)5頭5ユニット。代替が29頭29ユニットで、新規が12頭12ユニットで
あった。
盲導犬使用者
盲導犬
新規
登録番号
卒業年月日
性別
年齢
都道府県
犬名
犬種
日本-666
女
49
神奈川県
アスク
MIXB
B
雄
2014 年 5 月 5 日
新規
日本-667
男
59
島根県
ジェシー
LABR
Y
雌
2014 年 5 月 21 日
代替
日本-668
男
68
宮城県
リボン
LABR
Y
雌
2014 年 5 月 27 日
代替
日本-669
男
42
宮城県
デューク
LABR
B
雄
2014 年 6 月 6 日
新規
日本-670
女
67
新潟県
レーヌ
LABR
Y
雌
2014 年 6 月 12 日
代替
日本-671
男
62
福島県
ホビー
LABR
Y
雄
2014 年 6 月 16 日
代替
日本-672
男
64
静岡県
アイアン
LABR
B
雄
2014 年 7 月 7 日
代替
日本-673
女
39
広島県
ニコル
LABR
B
雌
2014 年 8 月 10 日
新規
日本-674
女
33
神奈川県
レディアン
LABR
Y
雌
2014 年 8 月 26 日
新規
日本-675
女
50
東京都
ベス
LABR
Y
雌
2014 年 8 月 27 日
新規
日本-676
男
51
広島県
ダックス
LABR
B
雄
2014 年 9 月 11 日
代替
日本-677
男
35
東京都
デネブ
LABR
Y
雄
2014 年 10 月 1 日
新規
日本-678
男
71
福島県
ネス
GLDR
G
雄
2014 年 10 月 8 日
代替
日本-679
女
57
秋田県
タイム
LABR
Y
雄
2014 年 10 月 10 日
代替
日本-680
男
64
千葉県
ラミル
LABR
Y
雌
2014 年 10 月 24 日
代替
日本-681
女
55
神奈川県
リルハ
LABR
Y
雌
2014 年 11 月 13 日
新規
日本-682
女
69
新潟県
ウッズ
LABR
Y
雄
2014 年 11 月 13 日
代替
日本-683
女
75
静岡県
ジゼル
LABR
Y
雌
2014 年 11 月 14 日
新規
日本-684
男
56
静岡県
イクション
LABR
B
雄
2014 年 11 月 17 日
代替
日本-685
男
65
岩手県
オリン
LABR
B
雄
2014 年 11 月 21 日
新規
日本-686
男
58
岩手県
ユーゴ
LABR
B
雄
2014 年 11 月 21 日
新規
日本-687
男
31
宮城県
クルー
LABR
Y
雄
2014 年 11 月 26 日
新規
日本-688
女
60
千葉県
ミント
LABR
Y
雄
2014 年 11 月 28 日
代替
日本-689
男
63
島根県
アラン
LABR
Y
雄
2014 年 12 月 1 日
代替
日本-690
女
60
静岡県
ナッピー
LABR
B
雄
2014 年 12 月 7 日
代替
日本-691
女
41
島根県
ティファニー
LABR
Y
雌
2014 年 12 月 19 日
代替
-1-
色
性別
代替
日本-692
女
71
東京都
キャメロン
LABR
B
雌
2014 年 12 月 25 日
代替
日本-693
女
68
長崎県
ヴィーノ
LABR
B
雄
2015 年 1 月 24 日
代替
日本-694
女
49
福岡県
ダリー
LABR
Y
雌
2015 年 1 月 24 日
代替
日本-695
女
73
大分県
イアル
LABR
B
雄
2015 年 1 月 29 日
代替
日本-696
男
72
神奈川県
エアロ
LABR
B
雄
2015 年 1 月 30 日
代替
日本-697
男
66
富山県
ベルタ
LABR
B
雌
2015 年 1 月 29 日
代替
日本-698
女
77
山梨県
エマ
LABR
Y
雌
2015 年 1 月 30 日
代替
日本-699
女
54
山梨県
トーン
LABR
Y
雄
2015 年 2 月 22 日
代替
日本-700
女
58
新潟県
ヨナ
LABR
Y
雌
2015 年 2 月 27 日
代替
日本-701
男
54
神奈川県
ミルク
LABR
B
雌
2015 年 3 月 6 日
代替
日本-702
女
56
東京都
エリン
LABR
Y
雌
2015 年 3 月 6 日
代替
日本-703
女
59
静岡県
インテル
LABR
B
雌
2015 年 3 月 6 日
新規
日本-704
女
64
埼玉県
フルール
LABR
Y
雌
2015 年 3 月 11 日
代替
日本-705
男
60
愛知県
バズ
LABR
B
雄
2015 年 3 月 29 日
代替
日本-706
女
77
岩手県
ララ
LABR
Y
雌
2015 年 3 月 30 日
代替
犬種:LABR はラブラドール・レトリーバー、GLDR はゴールデン・レトリーバー、MIXB はその他の雑種
色:Y はイエロー、B はブラック、G はゴールド
(2)盲導犬の認定
国際盲導犬連盟(以下、IGDF)セミナー東京大会参加のための期間限定認定証の発行
を1ユニットに行った。
(3)犬の飼育及び訓練
①候補犬の訓練
本年度に訓練した候補犬は182頭で内訳は次のとおり。なお、この期間に訓練
に加わった犬は、182頭の内112頭である。
訓練終了犬
訓練過程犬
合
格
犬(盲導犬)
41頭
合
格
犬(繁殖犬)
6頭
キャリアチェンジ犬
60頭
未決定犬
75頭
②繁殖犬の頭数と繁殖状況
本年度に、雌7頭(内:訓練犬(合格犬)6頭、外部購入1頭)を新たに繁殖犬として登
録した。その結果、3月末現在で、雌31頭、雄14頭、計45頭の繁殖犬を保有してい
る。なお、凍結精液は本年度協会内で作成した254本を含め3935本を保有している。
本年度の出産頭数は117頭、他協会などから子犬を7頭譲り受けた。
③パピーウォーキング委託状況
本年度に、新たにパピーウォーカー(以下、PW)に委託した頭数は101頭である。P
Wに対しては、スケジュールなどの共有を目的としたパピーカレンダーを3ヵ月に1回送
付しワクチンや不妊手術、眼底検査の日程などスケジュール管理を計画的に行った。また、
-2-
本年度中より神奈川センターにおいては、より細やかなスケジュール・情報などの共有を
図るため1ヵ月に1回パピーカレンダーを送付している。
④PWに対するしつけ指導
家庭訪問及びしつけ指導は訓練士資格を有している者が中心に対応した。PW家庭訪問は、
神奈川センターで57回、スマイルワン仙台で44回、富士ハーネスで44回、島根パピ
ネスで28回実施した。また、各訓練センターでしつけ指導(パピーレクチャー)を行い、
神奈川センターで42日97回、スマイルワン仙台で28日46回、富士ハーネスで20
日29回、島根パピネスで48日48回開催した。
島根あさひ盲導犬パピープロジェクトは、昨年度と同様6頭実施した。
⑤盲導犬の引退状況
本年度に42頭の盲導犬が引退あるいは早期引き上げをした。
盲導犬使用者
盲導犬
登録番号
引退年月日
性別
都道府県
犬名
犬種
色
性別
日本-479
男
静岡県
ラピス
LABR
Y
雄
2014 年 4 月 25 日
日本-352
男
神奈川県
ダニエル
LABR
Y
雄
2014 年 5 月 7 日
日本-343
男
宮城県
ドロップ
LABR
Y
雌
2014 年 5 月 8 日
日本-651
女
神奈川県
ブォナ
LABR
Y
雌
2014 年 5 月 23 日
日本-486
男
宮城県
ミント
LABR
Y
雄
2014 年 5 月 23 日
日本-328
女
大分県
プラム
LABR
Y
雌
2014 年 6 月 21 日
日本-437
男
静岡県
ユリー
LABR
Y
雌
2014 年 6 月 23 日
日本-359
女
静岡県
ジュノ
LABR
Y
雌
2014 年 6 月 26 日
日本-373
男
東京都
ヴォス
LABR
B
雄
2014 年 6 月 27 日
日本-322
女
東京都
メリッサ
LABR
Y
雌
2014 年 6 月 29 日
日本-458
男
広島県
マーディ
LABR
B
雄
2014 年 8 月 17 日
日本-336
女
兵庫県
ピアザ
LABR
Y
雄
2014 年 8 月 18 日
日本-363
女
秋田県
ソフィー
LABR
Y
雌
2014 年 9 月 14 日
日本-347
男
福島県
ハーツ
LABR
Y
雄
2014 年 9 月 15 日
日本-377
女
埼玉県
ドン
LABR
B
雄
2014 年 10 月 25 日
日本-604
女
新潟県
ユニ
LABR
B
雄
2014 年 10 月 26 日
日本-538
女
香川県
ジーナ
LABR
B
雌
2014 年 10 月 31 日
日本-635
女
東京都
ヴィーノ
LABR
B
雄
2014 年 11 月 11 日
日本-357
男
島根県
ノア
LABR
Y
雄
2014 年 11 月 17 日
日本-524
女
千葉県
ジョジョ
LABR
Y
雄
2014 年 11 月 17 日
日本-387
女
静岡県
エルフ
LABR
Y
雄
2014 年 11 月 17 日
日本-385
男
東京都
ファンタ
LABR
B
雄
2014 年 11 月 25 日
日本-351
女
福岡県
ナイス
LABR
Y
雄
2014 年 12 月 1 日
日本-534
女
山梨県
チャーリー
MIXB
Y
雄
2014 年 12 月 2 日
日本-559
女
島根県
マッチ
LABR
Y
雄
2014 年 12 月 8 日
日本-393
男
福島県
イソップ
LABR
Y
雄
2014 年 12 月 12 日
-3-
備考
日本-618
男
宮城県
クオ
MIXB
Y
雄
2014 年 12 月 15 日
日本-398
男
愛知県
ナイト
MIXB
Y
雄
2014 年 12 月 22 日
日本-399
女
日本-371
男
富山県
アニー
LABR
B
雌
2014 年 12 月 24 日
日本-423
女
長崎県
ウェル
LABR
Y
雌
2015 年 1 月 12 日
日本-348
男
神奈川県
ロッキー
LABR
Y
雄
2015 年 1 月 19 日
N0003
男
奈良県
ヌシュカ
LABR
Y
雌
2015 年 1 月 19 日
日本-642
男
福島県
オレア
LABR
Y
雌
2015 年 2 月 12 日
日本-375
女
新潟県
ビオラ
LABR
Y
雌
2015 年 2 月 15 日
日本-390
女
大阪府
イリア
LABR
Y
雌
2015 年 2 月 18 日
日本-355
女
埼玉県
リッチ
LABR
Y
雌
2015 年 2 月 23 日
日本-356
男
神奈川県
ローズ
LABR
Y
雌
2015 年 2 月 23 日
日本-599
女
東京都
フラン
LABR
B
雌
2015 年 2 月 23 日
日本-422
男
宮城県
セナ
LABR
B
雄
2015 年 2 月 27 日
日本-440
男
神奈川県
ユース
LABR
B
雄
2015 年 3 月 4 日
日本-465
女
岩手県
エヴァ
LABR
Y
雌
2015 年 3 月 9 日
日本-461
男
千葉県
オプティー
LABR
Y
雄
2015 年 3 月 30 日
タンデム
認定盲導犬
⑥犬舎及び医療管理
予防医療として犬舎内医療を定着させ、疾病の早期発見を行った。治療に対しては、原因
究明を徹底するため獣医師と連携し、早期治療に努めた。
PW犬、候補犬に対し、入所時、盲導犬貸与前メディカルチェック、遺伝性疾患のチェッ
クを実施した。定例検査として、眼検査を107頭、股関節検査を103頭に実施した。
⑦協会所有犬一覧
協会所有犬
一覧(平成27 年3月31日現在)
飼育管理
区分
性別
頭数
訓練センター
使用者・ボランティア
神奈川
仙台
富士宮
島根
神奈川
仙台
富士宮
島根
雄
14
0
0
0
0
14
0
0
0
雌
31
0
0
0
0
31
0
0
0
小計
45
0
0
0
0
45
0
0
0
パピー
101
0
0
0
0
65
13
13
10
訓練犬
75
29
22
9
15
0
0
0
0
雄
109
0
0
0
0
44
29
19
17
雌
114
0
0
0
0
63
24
19
8
小計
223
0
0
0
0
107
53
38
25
引退犬
107
0
0
0
0
68
23
10
6
繁殖引退犬
33
0
0
0
0
29
1
2
1
PR 犬
34
4
1
5
3
11
6
1
0
合計
618
33
23
14
18
325
96
64
42
繁殖犬
盲導犬
-4-
(4)盲導犬使用者(以下、ユーザー)に対するフォローアップ(以下、FU)
定期FUは、167人に413回実施。定期FUの充実をはかるため、新規ユーザーには、
「盲導犬新ユニット出発式」として1泊2日で各センター主催にて行った。
問題解決FUは、必要に応じて個別に訪問し、126人に427回実施した。
(5)盲導犬訓練技術・育成技術の向上
盲導犬訓練士のスキルマップを作成し、半期毎年2回のスキル評価を行い、各訓練士の課
題を明確にして各訓練士の技術向上につなげた。
歩行指導員候補生による共同訓練は10ケースであり、全てのケースに盲導犬歩行指導員
がマンツーマン指導を行い、スキル評価し歩行技術の向上につなげた。
より安全で快適な歩行技術の開発として、他犬種、左右持ち替え、バーハンドル、雪道歩
行研究を継続して行った。
強度難聴と光覚の重複障がい者へ盲導犬を貸与した経験を基に、全盲全ろう者の盲導犬使
用の可能性を探る研究を継続して行った。
(6)各種研修会等への参加
東京で行われたIGDFセミナーにおいて職員が発表を行った。
学術研究雑誌「視覚リハビリテーション研究」に職員の論文が掲載された。
(7)施設整備
富士ハーネスに幼犬社会化施設及を設置整備した。
2.盲導犬歩行指導員等育成事業
(1)盲導犬歩行指導員・盲導犬訓練士の認定
認定 NPO 法人全国盲導犬施設連合会が行った盲導犬訓練士等資格認定審査において、盲導
犬歩行指導員審査に盲導犬訓練士2人が合格した。また、盲導犬訓練士審査に訓練士学校
専修科生3人が合格した。
(2)盲導犬訓練士学校における盲導犬訓練士の養成
修学中の9期生(専修科生)5人が3月15日に卒業した。盲導犬訓練士学校は設立当初
の目的を達成したため、9期生の卒業をもって一旦休校とした。
3.調査研究事業
(1)研究協力
東京大学、麻布大学の研究に協力した。
犬の行動・稟性関連の研究(東大1テーマ、麻布大1テーマ)
(2)盲導犬の人工繁殖・育種技術の導入
凍結精液を使った人工妊娠技術を実践した。スキムミルクを使用した凍結精液作成を実践
-5-
した。
4.ユーザーサポート事業
(1)盲導犬歩行についての理解促進
盲導犬希望者に対し、日帰りの盲導犬体験歩行会と1泊2日の盲導犬希望者説明会を各セ
ンターで開催した。
体験歩行会は、神奈川センターで9回、スマイルワン仙台で14回、富士ハーネスで6回、
島根パピネスで10回開催、延べ326人の視覚障がい者等が参加した。
盲導犬説明会は、神奈川センターで7回、スマイルワン仙台で7回、富士ハーネスで7回、
島根パピネスで2回開催、延べ50人の視覚障がい者が参加した。
(2)ユーザーコミュニケーション
盲導犬ユーザー一人ひとりとのコミュニケーションをすすめるため、年 1 回のユーザーか
らの定期報告を実施した。また、233人の盲導犬ユーザーのうち、231人には Face to
Face で、2人には電話にて、全ての方と直接なコミュニケーションを持ち、盲導犬歩行
状況、生活状況を把握した。
(3)視覚障がい者在宅生活指導(白杖歩行訓練等)
神奈川センター、スマイルワン仙台、富士ハーネス、島根パピネスにおいて、計69人に
対し、435コマの訓練を行った。
(4)リハビリテーション相談
在宅指導希望者、短期リハ希望者、地域サポート希望者を含め78人に対し80件の相談
に応じ、面接を実施して必要な助言等を行った。
(5)短期視覚障がい者リハビリテーション
神奈川センター、スマイルワン仙台、島根パピネスにおいて合計7回の短期リハビリテー
ションを実施した。参加者は合計24人で、内リピーターは8人であった。
(6)視覚障がい児キャンプ(短期社会適応訓練)
スマイルワン仙台にて視覚障がい児キャンプを実施した。参加者は合計21人、7家族で、
内リピーターは6家族であった。
(7)各種研修会への参加
京都府で開催された視覚障害リハビリテーション研究発表大会に1人の職員が参加した。
(8)講師派遣
講師派遣の依頼を受け、支援者向けの講習会を福島県で2回、山形県で1回、宮城県で1
回、富山県で1回、計73人に対して実施。当事者向けの講習会は福島県で11回、山形
県で1回、宮城県で0回、広島県で1回、計54人に対して実施した。なお、協会の自主
事業として支援者向け講習会を1回実施した。
-6-
(9)パートナーズの発行
盲導犬ユーザーをはじめとする視覚障がい者への情報提供ツールとして年4回発行した。
5.啓発事業
(1)盲導犬普及啓発街頭活動
多くの市民に実際に盲導犬をみてもらうことで、視覚障がい者と盲導犬(補助犬)の受け
入れの促進と、視覚障がいと盲導犬への理解をはかることを目的とし、盲導犬普及啓発街
頭活動を積極的に展開した。また、盲導犬ユーザー・ボランティアと職員が一致協力して、
各訓練センターが地域に根差した独自の街頭活動を合計573回実施。「 Heart to Heart 」
の精神で積極的に展開した。
①神奈川センター
……191回
②スマイルワン仙台
……200回
③富士ハーネス
……100回
④島根パピネス
……
82回
(2)盲導犬普及商業施設活動
(ⅰ)デパート・スーパーでの「盲導犬ふれあい広場」の開催
商業施設の協力を得て、視覚障がいと盲導犬への理解をはかることを目的とし、商業施
設内において盲導犬普及啓発活動を下記のとおり合計118回実施した。
①神奈川センター
……
64回
②スマイルワン仙台
……
34回
③富士ハーネス
……
10回
④島根パピネス
……
10回
(ⅱ)全国盲導犬施設連合会「全国盲導犬普及キャンペーン」への参加
全国盲導犬施設連合会主催の「全国盲導犬普及キャンペーン」に合計18回対応。
①神奈川センター
…… 17回
②スマイルワン仙台
……
0回
③富士ハーネス
……
1回
④島根パピネス
……
0回
(3)訓練センター外でのイベント・講演・実演等
新学習指導要領「総合的な学習」や、PTAの「家庭教育学級」として小中学校から実演・
講演の依頼や、身体障害者補助犬法の理解促進、社会貢献活動として企業団体からの実
演・講演の依頼に対して合計370回実施。
実演・講演
① 神奈川センター
……133回
② スマイルワン仙台
……
42回
③ 富士ハーネス
……
46回
④ 島根パピネス
……
43回
贈呈式
-7-
①神奈川センター
……
55回
②スマイルワン仙台
……
19回
③富士ハーネス
……
20回
④島根パピネス
……
12回
(4)盲導犬学校キャラバン
次世代を担う子供たちに対して視覚障がいと盲導犬への理解をはかることを目的とし、全
国の小中学校訪問活動を中心とする盲導犬学校キャラバンを実施。総合的な学習の一環と
して合計323校を訪問。
①神奈川センター
……
89回
②スマイルワン仙台
……104回
③富士ハーネス
……
34回
④島根パピネス
……
96回
(5)理解促進イベント
各訓練センターで、盲導犬体験活動を通した啓発イベントを開催した。
① 神奈川センター
神奈川県立こども医療センター(横浜市)、茨城県立こども病院(水戸市)、沖縄県立
南部医療センター・こども医療センター(沖縄県南部)、聖マリアンナ医科大学病院
(川崎市)を訪問し、入院患者に対して計23回、盲導犬とのAAA活動を行った。
身体障害者補助犬法の周知および受入の促進を目的に、企業・団体を中心に合計15
回実施。
②スマイルワン仙台
身体障害者補助犬法の周知および受入の促進を目的に、東北の企業・団体に対し、
補助犬受入セミナーを合計22回実施。接客責任者が受講し、補助犬同伴者への対応
について理解と協力を求めた。
新規ユーザー在住の3市町の首長を訪問し、盲導犬ユーザーの受入れ促進を要請した。
③富士ハーネス
GW期間、夏期休暇期間に特別イベント、12月にキャンドルナイトを開催。また、
大型ショッピングモール、チェーン展開している飲食店を中心に盲導犬受入セミナーを
合計7回実施。
新規ユーザー在住2市での首長を訪問し、盲導犬ユーザーの受入れ促進を要請した。
④島根パピネス
そごう広島店、広島県タクシー協会、広島福祉専門学校をはじめ、中国地方(島根、
広島、岡山県)の企業・団体に対し身体障害者補助犬法の周知および盲導犬受入の
促進を目的に補助犬受入セミナーを合計7回実施。
(6)見学会の開催
各訓練センター内で見学会を次のとおり実施した。
①神奈川センター
見学会
団体見学会
6回(参加者数
298人)
29回(参加者数
679人)
-8-
②スマイルワン仙台
見学会
団体見学会
③富士ハーネス
見学会
0人)
40回(参加者数
1,626人)
通年(参加者数 16,057人)
団体見学会
④島根パピネス
0回(参加者数
264回(参加者数
9,010人)
見学会
10回(参加者数
338人)
団体見学会
31回(参加者数
878人)
(7)広報活動
(ⅰ)会報誌「盲導犬くらぶ」の発行
A4版16ページの会報誌74号~77号まで、合計193,880部、音声CD486
部発行した。
(ⅱ)電子メディアの運営
① ホームページの運営
新たなIT環境に対応するため、HPの全面リニューアルを行った(6月3日オープン)
スマートフォン向け専用ページも開設。
また、IGDFセミナーHPの開発運営を行った。
② メールマガジンの発刊・ツイッター運営
PC版メルマガ7回発刊し読者3,698人、モバイル版は45回発刊し会員は、83
6人、ツイッターフォロアー数4,258人まで増えた。
(ⅲ)情報管理
盲導犬の傷害事件発生に際し、メディア、一般からの問い合わせが多数相次ぎ、
対応を行った(問い合わせ総数メディア:63件、一般:184件)
(ⅳ)メディアへの掲載 総合計
425回
神 奈 川 セ ン タ ー スマイルワン仙台 富士ハーネス 島根パピネス
東京本部
新
聞
28
36
57
42
テレビ
31
13
6
25
WEB
20
0
4
1
その他
111
25
16
10
合
190
74
83
78
計
6.関係団体協力事業
(1)日本盲導犬協会ユーザーの会、ボランティア委員会との協力
ユーザーの会主催の総会、盲導犬歩行ワークショップ開催への支援・協力を行うことによ
り、ユーザーとの協力・連携を深めた。また各センターで慰霊式を開催し、多くの盲導犬
ユーザー、ボランティアの参加を得た。
(2)全国盲導犬施設連合会、全日本盲導犬使用者の会、アジア・ガイドドッグ・ブリーディ
-9-
ング・ネットワーク(以下、AGBN)、その他補助犬団体への協力
①全国盲導犬施設連合会の「運営委員会」「訓練士認定委員会」の委員として、連合会の
運営に貢献した。
②全日本盲導犬使用者の会の総会の開催を支援した。
③AGBN主催のIGDF繁殖セミナーをホスト団体として富士ハーネスで開催した。ま
た、AGBNの実務委員の副幹事として、他の育成団体との情報交換、繁殖協力、IG
DF繁殖セミナーの開催に尽力した。
(3)日本盲人社会福祉施設協議会、日本盲人福祉委員会、日本動物病院福祉協会、視覚障害
リハビリテーション協会、日本身体障害者補助犬学会、日本介助犬協会、聴導犬育成団体、
県市社会福祉協議会等への協力
①日盲社協の評議員、日本介助犬協会の評議員として貢献した。
②日本盲人福祉委員会の災害支援体制検討委員会の委員として貢献した。
③日本介助犬協会の訓練および普及活動に協力した。
④盲導犬育成団体間のみでなく各種団体との連携を深め、広く協力体制を整えることによ
り、福祉事業としての一層の充実と発展を図ることを目的として活動した。
(4)国際盲導犬連盟(IGDF)への協力
①IGDFの理事をとしてIGDFの運営に貢献した。
②2014年5月に東京でIGDFセミナーをホスト団体として開催した。23ヵ国68
訓練施設289人が参加した。
7.その他
(1)ACジャパンの支援による広報
ACジャパンの支援により、2014年7月1日から、テレビ、ラジオ、映画、新聞、雑
誌、駅貼りポスター、吊り広告などの広報媒体で流れた
2015年度の広報支援も決定した
(2)人材育成
自由研究およびQCサークル活動を奨励した。IGDFセミナーでの研究発表に6題が選
ばれ発表した。職員研究発表大会を2015年1月に開催し、9題が発表された。
同行援護従事者研修に職員5人を派遣した。
社会福祉施設職員研修に2人を派遣した。
(3)東日本大震災支援
被災地域から要請のあったリハビリテーションに対しは、在宅訓練として実施した。
- 10 -
Ⅱ.管理・運営
1.理事・監事・評議員の状況
総数(平成27年3月31日現在)
理事、監事、評議員ともに改選年度であった。
理 事…14人、 監 事…3人、 評議員…11人
2.理事会・評議員会・常任理事会の開催状況
(1)理事会の開催状況
開催年月日
平成 26 年 5 月 22 日
平成 26 年 6 月 20 日
現在
出席
数
数
13 人
14 人
11 人
13 人
平成 26 年 10 月 27 日
14 人
12 人
平成 27 年 3 月 20 日
14 人
12 人
議
案
第1号議案
平成 25 年度事業報告及び決算報告の件
第2号議案
評議員候補者承認の件
第3号議案
評議員会
第1号議案
代表理事及び執行理事互選の件
第2号議案
評議員選定委員の選任の件
第3号議案
顧問選任の件
第4号議案
常勤役員の報酬額の件
第1号議案
平成 26 年度
第1号議案
神奈川県より神奈川訓練センター用地購入の件
第2号議案
平成 27 年度事業計画及び予算の件
審議結果
議決
(賛成多数)
開催の件
議決
(賛成多数)
上半期事業及び収支報告の件
議決なし
議決
(賛成多数)
(2)評議員会の開催状況
現在
出席
数
数
平成 26 年 6 月 20 日
13 人
12 人
平成 26 年 10 月 27 日
11 人
8人
開催年月日
議
案
第1号議案
平成 25 年度事業報告及び決算報告の件
第2号議案
理事・監事選任の件
第1号報告
平成 26 年度
上半期事業及び収支報告の件
審議結果
議決
(賛成多数)
議決なし
(3)常任理事会の開催状況
常任理事会を次のとおり開催し、日常業務の執行及び重要業務の協議決定を行った。
平成26年4月15日、5月15日、6月17日、7月4日、8月22日、9月17日、
10月10日、11月17日、12月16日。
平成27年1月15日、2月16日、3月6日。臨時4月17日、4月25日、10月22
日、10月27日。
(4)新中期計画策定委員会の開催状況
新中期3カ年計画策定のため次の通り開催し、新中期計画を策定した。
平成26年7月9日、8月19日、9月11日、9月29日、10月14日、10月22日、
- 11 -
11月6日、11月26日、12月15日。
平成27年2月12日。
3.職員の状況
平成27年3月31日現在の職員の状況は以下の通りである。
センター
東京本部
神奈川センター
部署
総務部
11
5
6
11
総務部
1
2
3
訓練部
8
21
29
ユーザーサポート部
1
1
2
普及推進部
3
4
7
13
28
41
総務部
3
1
4
訓練部
3
5
8
ユーザーサポート部
0
2
2
普及推進部
1
2
3
7
10
17
総務部
2
2
4
訓練部
3
6
9
ユーザーサポート部
0
1
1
普及推進部
2
3
5
7
12
19
総務部
1
0
1
訓練部
3
3
6
ユーザーサポート部
0
0
0
普及推進部
1
1
2
5
4
9
総務部
12
11
23
訓練部
17
35
52
注 1.育休中 4 名および短
ユーザーサポート部
1
4
5
時間パートタイマ 10 人は
普及推進部
7
10
17
含まない。
37
60
97
注 2.センター長は総務部
2
0
2
センター計
センター計
島根パピネス
センター計
職員合計
計
6
センター計
富士ハーネス
女
5
センター計
スマイルワン仙台
男
総計
常勤理事
に含める。
平成26年度事業報告には、「一般社団法人及び一般財団法人に関する法律施行規
則」第34条第3項に規定する附属明細書「事業報告の内容を補足する重要な事項」
は存在しないので作成しない。
公益財団法人 日本盲導犬協会
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