NEW RANGE ROVER取扱説明書 (15.7MB)

NRROHv2/JAP(3.3) 02.4.24 2:45 PM ページ 2
Owner’s Handbook
取扱説明書
RANGE ROVER
取扱説明書
取扱説明書
この取扱説明書はレンジローバーを対象にしています。ハンドブック セット を構成する他の文
書類とともに、レンジ ローバーを所有し、運転 する上で、最大の歓び を引き出すために欠 かせ
ない情報を提供しています。
使いやすさを考えて、取 扱説明書は複数の章 で構成されています。 各章ごとに車両のさ まざま
な側面を取り上げております。詳しい内容は、次ページの目次をご覧ください。お車を運転する
前に、それぞれの章に 目を通し、お客様のレン ジローバーについ て、できるだけ多くの予 備知
識を吸収してお くことをお勧めし ます。予備知識が 豊かであればある ほど、実際に運転席 に座
り、ステアリング ホイールを握ったときにより大きな満足感を味わっていただけます。
重要事項
車両の仕様は、各国の規制やモデルにより異なる場合があります。本書に記載されている内容が
お客様の車と若干異なる場合もありますので、ご了承ください。
ランドローバーの方針は、絶えず製品の改良をし続けることであり、そのため予告なく車両の仕様を変更する場合が
ありますので、ご了承ください。本書の内容については十分に注意を払い、万全を期しておりますが、万一、本書の
内容に誤りがあったり、不正確だったりしたために生じた損失、破損、身体の傷害などを引き起こした場合につきま
しては、本書製作者または正規ディーラーは一切責任を負いませんので、ご了承ください。ただし、メーカーまたは
正規ディーラーの過失により生じた傷害につきましては、この限りではありません。
ii
目次
目 次
はじめに . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . iv
オフロード走行
オフロード走行. . . . . . . . . . . . . . . . . 137
走行テクニック. . . . . . . . . . . . . . . . . 142
装置と計器類
装置と計器類 . . . . . . . . . .
ロック . . . . . . . . . . . . . . .
シート . . . . . . . . . . . . . . .
シートベルト . . . . . . . . . .
チャイルド シート . . . . . .
SRS エアバッグ . . . . . . .
ステアリング コラム . . . .
ドア ミラー . . . . . . . . . . .
計器類 . . . . . . . . . . . . . . .
トリップ コンピューター.
メッセージ センター . . . .
警告灯 . . . . . . . . . . . . . . .
警告音 . . . . . . . . . . . . . . .
照明と方向指示器 . . . . . .
ワイパーとウォッシャー .
ホーン . . . . . . . . . . . . . . .
パワー ウィンドウ . . . . . .
サンルーフ * . . . . . . . . . .
ヒーターと換気 . . . . . . . .
室内装備 . . . . . . . . . . . . .
荷室カバー . . . . . . . . . . .
携帯電話 . . . . . . . . . . . . .
オーディオ システム . . . .
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. 14
. 22
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. 37
. 38
. 40
. 42
. 43
. 50
. 53
. 54
. 58
. 61
. 62
. 64
. 66
. 75
. 86
. 88
. 89
点検整備
点検整備 . . . . . . . . . . .
ボンネットの開け方 . .
エンジン ルーム . . . . .
エンジン オイル . . . . .
冷却システム . . . . . . .
ブレーキ . . . . . . . . . . .
パワー ステアリング . .
ウォッシャー . . . . . . .
ワイパー ブレード . . .
バッテリー . . . . . . . . .
タイヤ . . . . . . . . . . . .
車の清掃とお手入れ . .
パーツとアクセサリー.
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161
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165
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170
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198
204
緊急時の情報
タイヤ交換 . . . . . . . . .
緊急時のエンジン始動.
非常時のけん引. . . . . .
ヒューズ . . . . . . . . . . .
電球の交換 . . . . . . . . .
運転操作
エンジンの始動と走行 . . . . . . .
触媒コンバーター . . . . . . . . . .
燃料供給システム . . . . . . . . . .
パーク ディスタンス
コントロール * . . . . . . . . . . .
オートマチック ギアボックス .
トランスファ ギアボックス . . .
クルーズ コントロール * . . . . .
ブレーキ . . . . . . . . . . . . . . . . .
ダイナミック スタビリティー
コントロールと
トラクション コントロール .
ヒル ディセント コントロール.
電子制御エア サスペンション .
けん引 . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
荷物の積載 . . . . . . . . . . . . . . .
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テクニカル データ
. . . . . . 93
. . . . . . 99
. . . . 101
テクニカル データ . . . . . . . . . . . . . . 219
サービス データ . . . . . . . . . . . . . . . . 228
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104
106
112
114
116
さく引 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 231
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120
122
124
128
133
iii
はじめに
運転の前に
はじめに
注意
警告
指示に従わないと、傷害を受ける可能
性があるもの
レンジローバーは、地上高を高めに設
定してあり、したがって通常の乗用車
に比べて重心 が高い位置 にあります。
¡ その他の表示
そのため、ハンドリング特性も通常の
乗用車とは異なります。この種の車両
お車に関することや、その他のアドバイスは
下記の表示を使って記載しています。
の運転 経験 が浅 い方 は特 に慎重 に運
転を する よう 心が け、とり わけ オフ
アドバイス
ロードを走行するときや、滑りやすい
路面で の急 なス テア リン グ操作 は慎
車のために守っていただきたいこと
(車 が故障・破 損する のを防ぐ ための
重に行ってください。
アドバイス、異常事態の処置方法を記
載しています)
本書で使用している記号について
知識
この取扱説明書では、お客様に注意を促すた
め、以下のような記号を使用しています。
知っておいていただきたいこと/
¡ 安全に関する表示
知っておくと便利なこと
運転者 や他の 人が 傷害を 受ける 可能 性のあ
ることを、下記の 表示で記載し てあります。
これらは重要ですので、しっかりお読みくだ
この リサ イク ル記 号が表 示さ れて い
る部分には、環境に不必要な悪影響を
及ぼさないために、安全に処理する必要のあ
さい。
る部品、消耗品に関して記載されています。
危険
この記号が表示されている部分は、ラ
ンド ロー バー 正規 ディー ラー にて 調
整ま たは解 除や 再設定 の可能 な機 能であ る
指示に従わないと、死亡または重要な
傷害に至るもの
ことを示しています。
*
警告
この記号 付きの 機能およ び装備品 は、
オプション装備か、または装備できるモデル
が限られていることを示します。
指示に従わないと、死亡または重要な
傷害を受ける可能性があるもの
iv
はじめに
安全に関する表示
新車を購入された時
この取扱説明書では、お客様の安全に関する
全ての オー ナーと ドライ バー に最適 な運転
警告が記載されています。この警告が表示さ
れている部分は、乗員の怪我や車両に重大な
をしていただくように、次の小冊子が車に添
付されています。
損傷を与えることを防ぐため、必ず守ってい
ただかなければならない手順や、細心の注意
1. 取扱説 明書:いまお読みになっている
この取扱説明書に は、レンジローバー
を払う必要のある事項が記載されています。
の一般的な説明を はじめ、サービス上
の注意事項、日常のメンテナンスの方
法等、大切なことが記載されています。
2. メンテナンス ノート : メンテナンス
VIN(車両識別番号)
ノートには、ランドローバーが提供す
る保証の詳しい説明、知っておくと便
この番号はお車ごとに異なっており、これを
手がかりに車両の重要な情報(仕様)を知る
ことができます。また、この番号はお車の前
利なアドバイスが記載されています。
中でも、点検整備に関する部分は重要
面 ガラス 左下 隅の見 える位 置およ び右 側フ
ロント サスペン ション タワーの前面に記載
で、必要な整備項目のほか、初回無料
点 検な ら びに 定期 点検 整備 の記 録簿
されています。
が含まれています。定期的に点検整備
を お 受け にな っ た場 合、ラ ンド ロー
バー正規ディーラーによる署名、押印
によって実施内容を証明します。
3. ディーラー ネットワーク : 全国のラ
ン ドロ ー バー を取 り扱 って いる 正規
デ ィー ラ ーお よび サー ビス 協力 工場
が記載されています。旅先などでお困
りの際は、最寄りのランドローバー正
規 ディ ー ラー およ びサ ービ ス協 力工
場にご相談ください。
4. オーディオ システム取扱説明書:オー
デ ィオ の 機能 およ び操 作方 法を 説明
しています。
5. ナビゲーション システム取扱説明書:
ナ ビゲ ー ショ ンの 機能 およ び操 作方
法を説明しています。
v
はじめに
車両に貼られている警告ラベル
緊急時の対処
このマ ーク付 きのラ ベルが 貼られ
アドバイス
ている部分では、手を触れたり、調
整作業を行う前に、必ず取扱説明書
の該当箇所をよくお読みください。
以下は、故障時の基本的な安全規則で
す。覚えておいてください。
このマ ーク付 きのラ ベルが 貼られ
走行中に故障が起きた場合
ている部分は、高電圧のかかるイグ
ニッション システ ムに関連する箇
¡ 交通の安全および 交通事情に配慮
しながら、速やかに 車両を安全な
退避場所に 移動しま す。高速道路
所で あるこ とを 示し てい ます。イ
グニッション スイ ッチをオンにし
で故障が起きた 場合は、路肩に車
両を退避させます。
たまま、これらの構成部品に手を触れること
は絶対にお止めください。
¡ 非常点滅表示灯を作動させます。
¡ できれば、車両後方 からある程度
離れた後続車から 良く見える位置
に、非常停止表示板(三角表示板)
SRS エアバッグ /
チャイルド シート ラベル
を設置します。
SRS エ アバッ グと チャイ ルド シート に関
する詳しい情報は、当取扱説明書の関連セク
¡ 後続 の 車 両に よ る 追突 事 故 に備
え、乗員を最寄りの ドアから路上
に誘導し、道路際に避難させます。
ションをご覧ください。
vi
Point 1 お出かけの前に
安全・快適ドライブの 6 ポイント
点検を忘れずに。〈メンテナンス ノート参照〉
●
●
●
安全・快適にお使いいただくために、点検要領に従って必ず点検しましょう。
普段と違う点に気付いたら、
ランドローバー正規ディーラーで点検を受けてく
ださい。
(音、におい、ブレーキ液の不足、地面に油のあとが残っている時…)
走行中も車の状態に気を配り、いつもと違う音やにおい、運転感覚などを感じ
たら早めに点検しましょう。
シートベルトを正しく着用。〈22 ページ参照〉
●
●
運転する人はもちろん、同乗する人にも着用させましょう。
シートに深く腰かけ、背もたれは必要以上に倒さないでください。
vii
Point 1 お出かけの前に
●
腰骨のできるだけ低い位置に着用してください。
ベルトにねじれがないか確かめてください。
●
ベルトが首、あご、顔などに当たらないようにしてください。
●
一本のベルトを二人以上で使用しないでください。
●
viii
viii
Point 1 お出かけの前に
燃料の入った容器やスプレー缶などはのせないで。
●
引火、爆発の恐れがあります。
運転のさまたげになるものには注意を。
●
●
運転者の足もとに、物を置かないでください。
フロアマットが、ペダルに引っかからないように注意してください。
●
ブレーキやアクセルのペダル操作が、確実にできない恐れがあります。
ix
Point 1 お出かけの前に
●
手荷物はシートの高さを越えないようにしましょう。
●
後方視界をさまたげたり、急ブレーキの時などに荷物が飛び出す恐れがあ
ります。
排気ガスには十分に気をつけて。
●
●
●
x
排気ガスには無色・無臭で有害な一酸化炭素が含まれているため、吸い込むと
一酸化炭素中毒の恐れがあります。
車庫や屋内などの換気の悪いところでは、
エンジンをかけたままにしないでく
ださい。
●
車内に排気ガスが侵入し一酸化炭素中毒の恐れがあります。
排気管に穴や亀裂があったり、
排気音の異常に気付いたらランドローバー正規
ディーラーで点検を受けてください。
●
排気管の腐食による穴や損傷による亀裂があると車内に排気ガスが侵入す
る恐れがあります。
x
Point 2 お子様のために
ドア、ウィンドウ、サンルーフ、シート等の操作は必ず大人が。
●
●
●
手、足、首などをはさまないよう、気をつけてください。
必要に応じて後席ウィンドウ ロック スイッチを作動させてください。
走行中、一時停止の時など、窓から手や頭、物などを出さないよう、注意して
ください。
●
思わぬ障害物で事故の恐れがあります。
車から離れる時は、お子様も一緒に連れて。
●
お子様だけを車内に残さないでください。
●
炎天下の車内は、命にかかわるほど高温になります。
●
お子様のいたずらにより車の発進、火災などの思わぬ事故につながる恐れ
があります。
お子様にもシートベルトを。〈27 ページ参照〉
お子様にもシートベルトを着用させるか、
チャイルド シートなどをお使いくだ
さい。お子様を抱いていても、衝突した時などに支えることができず危険です。
● お子様の首やあごにシートベルトがあたる場合や、腰骨にかからない場合は
チャイルド シートなどを使用してください。
シートベルトをそのまま使うと衝突の時に胸部などに強い圧迫を受ける恐れが
あります。
※ 2000 年 4 月 1 日施行された道路交通法の改正により、6 歳未満のお子様
にはチャイルド シートの着用が義務化されました。
●
xi
Point 3 状況に適した運転を
●
●
●
走行中ステアリング ホイールの中に手を入れて、スイッチを操作しないでく
ださい。
●
ステアリング操作のさまたげになり大変危険です。
走行中はエンジンを止めないでください。
●
ブレーキ倍力装置が作用しないため、ブレーキのききが悪くなります。
●
パワー ステアリングのパワー装置が働かなくなり、ステアリング操作が重
くなります。
走行中はキーをスイッチから外したり、
「0」位置にしないでください。
●
ステアリングがロックされ、かじとり操作ができず大変危険です。
長い下り坂では
●
●
1)
エンジン ブレーキを。
ブレーキ ペダルを踏み続けて走行するとブレーキが過熱して、ききが悪くな
ることがあります。
長い下り坂では走行速度に合わせ、
「2」を使って、エンジン ブレーキを併用し
てください。エンジン ブレーキを最大限にかける必要がある時には、
「1」を使
用してください。オフロード走行中は、HDCを常時選択しておくことをお奨め
します。<122 ∼ 123 ページ参照>
1)
エンジン ブレーキとは、走行中アクセル ペダルを戻した時にかかる制動力で、
低速ギアほどよくききます。
2
xii
xii
Point 3 状況に適した運転を
雨天時の走行には注意を。
●
●
雨天時やぬれた道路では、
路面が滑りやすくなっておりタイヤのグリップ力が
低下するため、通常より注意深い運転が必要です。
●
急加速、急ブレーキや急なステアリング操作を避け、スピードを落として
安全に心がけてください。
1)ハイドロプレーニング現象を起こ
わだちなどの水のたまりやすい場所では、
しやすくなります。
1)
ハイドロプレーニング現象とは、路面が水でおおわれているところを高速で走
行しようとした時に、タイヤと路面の間に水の膜ができ、タイヤが浮いた状態
になることをいいます。このような状態になると、ステアリング操作やブレー
キがきかなくなり、非常に危険です。
xiii
Point 3 状況に適した運転を
水たまりに入ったあとはブレーキのきき具合を確認。
●
●
水たまり走行後や洗車後は、ブレーキ ペダルを軽く踏んできき具合を確認し
てください。
●
ぬれたブレーキはききが悪かったり、ぬれていない片側だけがきいてステ
アリングをとられることがあります。
ブレーキのききが悪い時は、前後の車に十分注意しながら低速で走行し、ブ
レーキのききが回復するまで、繰り返しブレーキ ペダルを踏んでください。
横風の強い日は。
●
xiv
横風を受け、車が横に流されるような時は、ステアリングをしっかり握り、ス
ピードを除々に下げて進路を立て直してください。
●
トンネルの出口、橋、土手の上、山を削った切り通し、大型トラックを追
い越したり、追い越されたりする時などには、特に横風が発生しやすいの
で十分注意してください。
xiv
Point 3 状況に適した運転を
霧が出た時は。
●
霧が出た時は、視界が悪くなりますので、前照灯を早めに点灯します。前照灯
は必ず下向きにし、中央線、ガードレールや前の車の尾灯などをめやすにし
て、速度を落として運転してください。
走行中異常があったら。
●
警告灯が点灯したら、ただちに安全な場所に停車し処置をしてください。
〈50 ∼ 52 ページ参照〉
●
点灯したまま走行を続けると、思わぬ事故のもとになったり、エンジンな
どを損傷する恐れがあります。
(!)
xv
Point 3 状況に適した運転を
走行中異常があったら。
●
●
走行中にタイヤがパンクやバースト(破裂)してもあわてずに、ステアリング
をしっかり握り、徐々にブレーキをかけてスピードを落とし、安全な場所に停
車してください。
●
急ブレーキや急なステアリング操作は車のコントロールを失うことがあり
危険です。
床下に強い衝撃を受けた時は、ただちに車を止めて、ブレーキ液や燃料の漏
れ、各部に損傷がないかを確認してください。
●
ブレーキ液や燃料の漏れ、損傷などにより思わぬ事故につながる恐れがあ
ります。
車両故障時における安全確保
●
可能な限り道路の安全と交通事情に合わせて、
車両を路側等に寄せて車の流れ
から外してください。
高速道路で故障が発生した場合、路側帯に止めてください。
●
非常点滅表示灯を点灯させてください。
●
可能ならば停止表示板または発炎筒を、
故障車があることを他の車両に知らせ
るのに十分な距離に置いてください。
●
他の車両がお客様の車両に衝突されても安全な距離に同乗者を避難させてくだ
さい。その際、路肩に最も近いドアから、降車するようにしてください。
xvi
xvi
Point 3 状況に適した運転を
走行中異常があったら。
●
路上で故障した時は、車を路肩に寄せ非常点滅表示灯を点灯させます。
●
踏切など緊急を要する時は、発炎筒を使用します(助手席足元にあり
ます)。
発炎筒に記載されている事項(使用法/発炎時間/有効期限等)をあらか
じめ確認しておいてください。
▲
発炎筒
「発炎筒」使用上の注意
お子様には触らせないでください。
使用中に身体に向けないでください。ヤケドの恐れがあります。
ガソリンなど可燃物のそばで使用しないでください。引火の恐れがあります。
トンネル内では、使用しないでください。視界を悪くするので危険です。
非常点滅表示灯を使用してください。
●
●
●
●
●
高速道路や自動車専用道路では停止表示義務がありますので、停止表示板
などの停止表示器材を置いてください。
xvii
Point 4 オートマチック車の扱いには
オートマチック車は、その特性や操作上の注意をよく理解することが大切です。
「オートマチック ギアボックス」の項もあわせてお読みください(106 ∼ 111
ページ参照)。
オートマチック車の特性を正しく理解。
クリープ現象とは
●
エンジンがかかっている時、シフト レバーが「P」、「N」以外に入っている
と、動力がつながった状態になり、アクセル ペダルを踏まなくても車がゆっ
くりと動き出します。これをクリープ現象といいます。
キックダウンとは
●
「D」で走行中にアクセル ペダルをいっぱい踏み込むと、自動的に低速ギアに
切り換わり、エンジンの回転数が上がって、力強い加速を得ることができま
す。これをキックダウンといいます。
ブレーキは右足で。
●
ブレーキ ペダルは右足で踏む習慣をつけましょう。
●
不慣れな左足では、適切なブレーキ操作ができません。
エンジンをかける前に。
●
xviii
ペダルの踏みまちがいのないよう、
右足でペダルの位置を確認しておきましょう。
xviii
Point 4 オートマチック車の扱いには
エンジンをかける時。
●
正しい運転姿勢をとりましょう。
●
●
車外や運転席以外からエンジンをかけないでください。
安全のため、シフトレバーは駆動輪が固定される「P」でエンジンをかけま
しょう。
P
スタートする時。
●
思いちがいを防ぐため、シフトレバーの位置を目で確認しましょう。
●
発進時のシフトレバーの操作は、右足でブレーキ ペダルをしっかり踏み、車
が動かないようにして行いましょう。
●
アクセル ペダルを踏んだまま、シフトレバーを操作しないでください。
●
急発進して思わぬ事故のもとになります。
●
エンジン始動直後は、自動的にエンジンの回転が上がり、クリープ現象が強
くなりますので、ブレーキペダルはしっかり踏んでいてください。
●
エアコン作動時も同じです。
xix
Point 4 オートマチック車の扱いには
走行している時。
●
走行中は、シフトレバーを「N」にしないでください。
●
エンジン ブレーキが全くきかず、思わぬ事故のもとになります。
N
●
上り坂で、速度を保とうとしてアクセルペダルを踏み込んだ時、キックダウン
により、急にエンジン回転が上がり、思ったより速度が出てしまうことがあり
ます。
アクセルペダルは、慎重に操作してください。
また、すべりやすい路面やカーブでは、急激なアクセルペダル操作は避けて下
さい。
●
下り坂では、エンジンブレーキも使いましょう。
●
フットブレーキを使いすぎると、ブレーキが過熱して、ブレーキのききが
悪くなる恐れがあります。
停車している時。
●
車が動かないようにブレーキペダルをしっかりと踏み、必要に応じて駐車ブレー
キをかけましょう。
●
停車中の空ぶかしは、やめましょう。
●
xx
万一、シフトレバーが「P」、
「N」以外の時、思わぬ急発進のもとになりま
す。
xx
Point 4 オートマチック車の扱いには
駐車する時。
●
駐車する時は、シフトレバーを「P」に入れ、エンジンを止めましょう。
●
万一、シフトレバーを「P」、
「N」以外に入れていると、クリープ現象で車
が動き出したり、乗り込む時に、誤ってアクセルペダルを踏み込んで急発
進したりする恐れがあります。
ほかに気をつけたいこと。
●
後退したあとは、すぐ「R」から「N」にもどす習慣をつけましょう。
●
●
前進から後退、後退から前進する時は車を完全に止め、ブレーキペダルを踏
んだままシフトレバーを操作してください。
●
●
ちょっと後退した時など、
「R」に入れたことを忘れてしまうことがあります。
車が完全に止まらないうちにレバーを操作すると、トランスミッション破
損の恐れがあります。
車が完全に止まらないうちに、
「P」に入れないでください。
●
急停止して危険であるばかりでなく、トランスミッション破損のもとにな
ります。
xxi
Point 5 駐車や停車はしっかりと確実に
可燃物には注意を。
●
枯草や紙、油、木材など燃えやすいものがあるところには、駐停車しないでく
ださい。
●
排気管や排気ガスの熱により、着火する恐れがあります。
植込みなどにも注意して。
●
xxii
植込みなどの近くに駐停車する時には、排気ガスがあたらないように、車の向
きを決めましょう。
xxii
Point 5 駐車や停車はしっかりと確実に
仮眠する時はエンジンを止める。
●
エンジンを必ず止めてください。
●
無意識にシフトレバーを動かしたり、
アクセル ペダルを踏み込んだりして、
思わぬ事故を起こす恐れがあります。
また、無意識にアクセル ペダルを踏み続けたりした場合、オーバーヒート
などを起こしたり、エンジンや排気管などの異常過熱による火災事故が発
生する恐れがあります。
さらに風向や周囲の状況等によっては、車内に排気ガスが侵入し一酸化炭
素中毒の恐れもあります。
Key off
車から離れる時には施錠を。
●
●
●
必ず駐車ブレーキをかけ、エンジンを止め、ドアを施錠してください。
車内の見えるところに、貴重品などを置かないようにしましょう。
お子様も連れていきましょう。
xxiii
Point 5 駐車や停車はしっかりと確実に
車の移動はエンジンをかけて。
●
車を移動する時は、必ずエンジンをかけてください。
●
下り坂を利用した移動などは、思わぬ事故を招くことがあります。
坂道での駐車は。
●
駐車ブレーキをかけ、ギアを必ずパーキング「P」に入れてください。
さらに、タイヤに輪止めすると効果があります。長時間駐車する場合は、必ず
輪止めをするようにしてください。
P
xxiv
xxiv
Point 6 こういうことにも気をつけて
タバコの吸いがらは火を消して。
●
●
タバコ、マッチなどは、確実に火を消してから灰皿に捨て、灰皿は必ず閉めて
ください。
灰皿の中に吸いがらをため過ぎたり、
燃えやすいものを入れたりしないでくだ
さい。
アクセサリーの取り付けには注意を。
●
ガラス面にアクセサリーなどを取り付けないでください。
●
運転をさまたげたり、吸盤がレンズのはたらきをして火災を起こしたり、
思わぬ事故のもとになります。
xxv
Point 6 こういうことにも気をつけて
車内にライターや炭酸飲料缶などを放置しないで。
●
炎天下での駐車などで車内温度が上昇すると、ライターなどの可燃物は自
然発火したり、缶などは破裂したりする恐れがあります。
ラジエーター キャップに気をつけて。
●
エンジン冷却水が熱い時は、ラジエーター キャップを外さないでください。
●
蒸気や熱湯が吹き出し危険です。
ステアリング ホイールをいっぱいに回した状態をつづけない。
●
xxvi
ステアリングをいっぱいに回した状態から、
さらに回そうとする力をかけつづ
けないでください。
●
パワー ステアリング ポンプがオイル潤滑不良を起こし、損傷することが
あります。
xxvi
Point 6 こういうことにも気をつけて
改造はしない。
●
メーカー純正部品以外の、車の性能や機能に適さない部品を、使用しないでく
ださい。
●
適正な性能や機能を発揮しなかったり、思わぬ事故のもとになったりする
ことがあります。
●
ランドローバーが国土交通省に届け出をした部品以外のものを装着すると、
違反になることがあります。
●
ホイールは、専用品をご使用ください。
●
専用品以外のホイールを使うと、走行装置やブレーキ装置に支障をきたす
ことがあります。
ランドローバー正規ディーラーにご相談ください。
無線装置や自動車電話などの取り付けの際には、必ずランドローバー正規
ディーラーにご相談ください。
●
装置や取り付け方法が適切でない場合は、電子機器部品に悪影響をおよぼ
すことがあります。
●
xxvii
Point 6 こういうことにも気をつけて
●
各SRSエアバッグ ユニット収納部(ステアリング ホイールのセンター パッ
ド、助手席側ダッシュボード、前席シート左右の背もたれ外側、フロント ピ
ラーからルーフ内張りにかけて)には、ステッカー類やアクセサリー等を取り
付けないでください。ステアリング ホイールやシートの交換も行わないでく
ださい。
また、前面ガラスにアクセサリーなどを取り付けたり、ルームミラーにワイド
ミラーを取り付けたりしないでください。
●
SRS エアバッグが正常に機能しなくなります。
●
作動時にこれらの物が飛ぶことがあり危険です。
●
次の場合は、必ずランドローバー正規ディーラーにご相談ください。
① ステアリングまわりの修理
② センター コンソール付近の修理
③ オーディオ等用品の修理
④ ダッシュボード周辺の板金塗装および修理
⑤ 計器パネルまわりの修理
⑥ シートの修理
⑦ フロント ピラー、ルーフ内張りの修理
▲
ステッカー
芳香剤
▲
ステッカー
▲
xxviii
xxviii
Point 6 こういうことにも気をつけて
発進する時は、まわりの状況に十分注意して。
●
車のまわりには運転席から見えないところ(死角)があります。発進する時は
子どもや障害物など車のまわりの状況に十分注意してください。
●
駐車後に発進する時は、車の安全確認を十分に行ってください。
●
後退する時に十分な視界が得られない場合は、
車から降りて後方を確認してく
ださい。
●
バックミラーでは確認しきれない死角(車の直後など)があります。
xxix
Point 6 こういうことにも気をつけて
●
xxx
信号待ちなどの停車後に発進する時は、つねにまわりの状況に目を配り、安全
確認を十分に行ってください。
xxx
装置と計器類
装置と計器類
装置と計器類
ダッシュボード. . . . . . . . . . . . . . . . . . . 3
計器パネル . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 4
ロック
キーおよびハンドセット . . . . .
ロック システム . . . . . . . . . . .
エンジン始動阻止システム . . .
リモート ハンドセットの電池 .
チャイルド ロック . . . . . . . . .
テールゲート . . . . . . . . . . . . .
.
.
.
.
.
.
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.
.
.
.
.
..
..
..
..
..
..
.
.
.
.
.
.
.. 5
.. 6
. 10
. 10
. 11
. 12
シート
電動式前席シート . . . . . . . . . .
折りたたみ式アーム レスト . . .
運転席シート メモリー機能 * .
後席シートを折りたたむ . . . . .
ヒーター付きシート * . . . . . . .
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
..
..
..
..
..
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
14
18
19
20
21
シートベルト
シートベルトの安全な着用方法 .
シートベルト . . . . . . . . . . . . . .
シートベルト プリテンショナー
シートベルトのお手入れ . . . . . .
.
.
.
.
..
..
..
..
.
.
.
.
.
.
.
.
22
23
24
26
チャイルド シート
チャイルド シート . . . . . . . . . . . . . . . 27
ISOFIX チャイルド シート . . . . . . . . . 28
SRS エアバッグ
SRS エアバッグ. . . . . . . . . . . . . . . . . 30
SRS エアバッグの仕組み . . . . . . . . . . 32
整備情報 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 35
ステアリング コラム
ステアリング ホイールの調整 . . . . . . . 37
1
ドア ミラー
ドア ミラー . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 38
ヒーターと換気
換気 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
オート エアコン . . . . . . . . . . . . . .
一般的な注意事項 . . . . . . . . . . . . .
シート ヒーター *. . . . . . . . . . . . .
ステアリング ホイール ヒーター *
計器類
計器パネル . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 40
トリップ コンピューター
トリップ コンピューターの
機能 / 選択. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 42
メッセージ センター
メイン メッセージ センター . . . . .
警告 /
インフォメーション メッセージ .
整備メッセージ センター . . . . . . .
ギア位置ディスプレイ. . . . . . . . . .
室内装備
室内灯と読書灯 . . . . . . . . . . . .
減光室内照明 . . . . . . . . . . . . . .
グローブ ボックス照明灯 . . . . .
アプローチ ライト . . . . . . . . . .
時計 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
シガー ライター . . . . . . . . . . . .
灰皿 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
シート下の収納ボックス . . . . . .
補助電源ソケット . . . . . . . . . . .
サングラス ホルダー . . . . . . . .
カップ ホルダー . . . . . . . . . . . .
センター コンソール ボックス .
サン バイザー
バニティ ミラー照明灯 * . . . .
ルーム ミラー. . . . . . . . . . . . . .
グローブ ボックス . . . . . . . . . .
荷物固定ポイント . . . . . . . . . . .
荷室アクセス ハッチ . . . . . . . .
荷室の収納エリア . . . . . . . . . . .
. . . 43
. . . 44
. . . 49
. . . 49
警告灯
計器パネル . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 50
警告音
警告音 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 53
照明と方向指示器
メイン照明スイッチ . . . . . . . . . . .
方向指示器 . . . . . . . . . . . . . . . . . .
フォグ ランプ . . . . . . . . . . . . . . . .
非常点滅表示灯 . . . . . . . . . . . . . . .
計器パネル照明ディマー スイッチ .
ワイパーとウォッシャー
操作 . . . . . . . . . . . . . . . . . .
前面ガラス ワイパー . . . . . .
前面ガラス ウォッシャー . .
前照灯ウォッシャーおよび
ワイパー * . . . . . . . . . . . .
後面ガラス ワイパーおよび
ウォッシャー . . . . . . . . . .
..
..
..
..
..
.
.
.
.
.
54
55
56
57
57
..
..
..
..
..
.
.
.
.
.
66
69
72
73
74
.
.
.
.
.
.
.
.
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.
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.
.
.
.
.
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..
..
..
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
75
75
75
76
76
77
77
78
79
80
80
82
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
..
..
..
..
..
..
.
.
.
.
.
.
83
83
83
84
84
85
荷室カバー
荷室カバー . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 86
. . . . . . . . 58
. . . . . . . . 58
. . . . . . . . 59
携帯電話
携帯電話 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 88
オーディオ システム
ラジオ アンテナ . . . . . . . . . . . . . . . . . 89
オーディオ リモート
コントロール * . . . . . . . . . . . . . . . . 89
オーディオ システム . . . . . . . . . . . . . 90
. . . . . . . . 60
. . . . . . . . 60
ホーン
ホーン . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 61
パワー ウィンドウ
パワー ウィンドウ . . . . . . . . . . . . . . . 62
サンルーフ *
サンルーフ作動 * . . . . . . . . . . . . . . . . 64
2
装置と計器類
ダッシュボード
装置と計器類
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
km/h
INFO
4
1
5
2
km/h
6
3
FM
TONE
SELECT
AM
MODE
MENU
DSC
DSC
12
17 18
13
15
16
14
19
20 21 22
H3990
1. パワー ウィンドウ / ミ ラー /
11. ヒーター / エ アコンのコントロール
12. オートマチック ギア シフト レバー
アクセス モード スイッチ
2. ワイパー / ウォッシャー スイッチ
3. オーディオ リモコン スイッチ *
13. トランスファ ギア スイッチ
14. ヒル ディセント コントロール スイッチ
4. ホーン スイッチ
5. 計器パネル
15. イグニッション スイッチ
16. 駐車ブレーキ
6. パッシング スイッチと方向指示器
7. エア サスペンション スイッチ
17. クルーズ コントロール スイッチ
18. ステアリング コラム調整レバー
8. ドア ロック スイッチ
9. オーディオ システム /
19. ボンネット リリース レバー
20. ライト スイッチ
ナビゲーション システム *
10. 非常点滅表示灯スイッチ
*
21. フォグ ランプ スイッチ
22. 計器パネル照明ディマー スイッチ
知識
細部の仕様および装置 / 計器類の位置は、各国の規制やモデルにより異なる場合があり
ます。
3
装置と計器類
計器パネル
1
2
3
4
1/2
1/1
km/h
10
H3816
9
8
1. 燃料計
7
6
5
6. ギア シフトレバー位置表示
イグニッション スイッチをオフにする
と指針は目 盛りの 0 まで戻り ますが、
現在の ギア シ フトレ バー位 置を表 示
します。ロー レンジが選択されたとき
イグニッション スイッチを「II」の位置
にすると、指針は燃料残量を示します。
も表示されます。マニュアル モードで
は、現在のギア位置が表示されます。
2. スピードメーター
走行速度を 1 時間あたりの走行キロ数
7. メッセージ センター
車両のシステ ムからの警告と イン
(km/h)で表示します。
フォ メー ショ ンの メ ッセ ージ が表 示
されます(「メイ ン メッセージ セン
3. タコメーター
ター」43 ページ)
。
1 分間当たりのエンジン回転数(×
1000)を表示します。
8. オドメーター / トリップ メーター
4. 水温計
冷 却水 温度 が通 常 の作 動温 度に 達す
積算 走行 距離 と区 間 走行 距離 を表 示
します。
ると、指針は赤い部分と青い部分の中
央付近を指します。
9. オイル サービス / 点検表示
イグニ ッショ ン スイ ッチを オンに し
5. システム点検スイッチ
イグニッション スイッチをオフにした
た後、次回のオイル サービスまたは点
検時 期ま での おお よ その 走行 距離 を
表示します。
状態で押し続け ると、システムに不具
合がないか点検します。
10. トリップ メーター リセット ボタン
押すと トリッ プ メー ターが ゼロに リ
セットされます。
知識
ここでは計 器パネルの 構成を簡単に 紹介してい ます。各計器の 詳しい説明 については、
「計器パネル」40 ページを参照してください。
4
ロック
キーおよびハンドセット
ロック
お車には、すべてのロックを操作できる一体
注意
型キーが付いた 2 個のリモート ハンドセッ
トおよびエマージェンシー キーが 1 個付属
エマージ ェンシー キーおよ びスペア
して います。エマ ージェン シー キー でドア
を 解錠し たり エンジ ンを始 動する こと はで
のハン ドセット キーは、安 全な場所
に保管してください。車内には放置し
きますが、リモコン機能はありません。
ないように注意してください。
知識
エ マージ ェンシ ー キー は長期 間使用
することはできません。
お車に付属しているキーには、盗難防止シス
テ ムが プログ ラム されて いま す。これ らの
キ ーは、再 プログ ラム するこ とは でき ませ
ん。また、お客様のお車に合わせてプログラ
ムされたキーでなければ、エンジンを始動す
ることはできません。キーを紛失した、ある
い は 故 障 し た 場 合、ラ ン ド ロ ー バ ー 正 規
デ ィーラ ーを 通じて のみ代 替品を 入手 でき
ます。
知識
ラ ンドロー バー正規 ディー ラーには、
代替キーは在庫していません。代替品
が必要な場合、お客様のお車の盗難防
止 シス テム に 連動 させ るた めの プロ
グラム処理を実施し、販売店に配送す
る時間を必要とします。
キーを紛失された場合は、ランドローバー正
規 ディ ーラー にご 連絡く ださ い。紛失 した
キー を使って不正な 操作が行われ ないよう、
紛失したキーのみを無効にできます。キーを
発見された場合は、同様にランドローバー正
規 ディー ラー で再度 キーを 有効に する こと
ができます。
5
ロック
リモート ハンドセットの使い方
ロック システム
3
1
2
H4273
ハン ドセッ トは 車両に 向けて 操作 する必 要
H4274
があります。ただし、特定の距離以内で操作
してく ださい。リモコン 信号の到達範 囲は、
お客様 のお車 には 精巧な エンジ ン始 動阻止
システムが装備されています。さらに様々な
ハン ドセッ ト内 の電池 の消耗 状態 により 変
化します。また物理的要因により到達範囲が
ロック機能が付いています。最大限の安全性
を確保し、不便を最小限にとどめるため、こ
制限 される こと があり ますの で注 意して 下
さい。安全のため、車から離れた場所から解
の項をすみずみまでよくお読みになり、これ
らのシ ステム を十 分にご 理解い ただ きます
除することはお勧めできません。
ようお願いいたします。
ハンドセットのボタン
ハンドセ ットの 2 個のボ タンは下記の よう
に使用します。
1. ロック ボタン:このボタンを押すと、
すべて のドア(お よびテー ルゲー ト)
にスーパーロックをかけます。
押し続けると、レイジー ロックが作動
します(「レイジー ロックの作動 / 解
除」9 ページ を参照)。
6
ロック
2. アンロック ボタン:このボタンを押す
キーでの解錠
と、すべてのドア(およびテールゲー
ト)を解錠します。
ハンドセットでの施錠後:
運転席ドアの鍵穴にキーを差し込んで車両前
押し続けると、レイジー ロックを解除
します(「レイジー ロックの作動 / 解
方に回すと、
すべてのドア(およびテールゲー
ト)が解錠されます。
除」9 ページを参照)。
3. ハンドセット表示灯:ボタンを押すた
びに作動確認のため点滅します。
スーパーロック
注意
施錠
安全 のた め、車内 に人 がい る場 合に
ロック ボタン(ランドローバーのマーク)を
1 回押す、または運転席ドアの鍵穴にキーを
は、ハンドセットまたはキーでロック
をかけないでください。車内からドア
差し込んで車両後方に回すと、すべてのドア
(およびテールゲート)を施錠します。
を開けられないため、緊急時に脱出で
きなくなります。
¡ すべ てのドア(およびテールゲート)が
ロ ックされま す(「スーパーロ ック」7
ページ参照)。
ハンドセットまたはキーを使って車を施錠す
¡ エンジン始動阻止システムが作動します。
ると自動的にスーパーロックが作動します。
ルーム ミラー下部の警告灯が約 10 秒間点
灯します(この警告灯点灯中はアンロック ボ
スーパー ロックが作 動すると車 内ドア ハン
ドルを 使っ てドア を開け るこ とはで きませ
ん。これにより、ウィンドウを割って内側か
タンを押してもドアは解錠されません)。
らドア ハン ドルを引 いて車内に 侵入するこ
とを防ぎます。
運転席ドアが 完全に閉まっ ていない状態 で、
ハンドセ ットのロ ック ボタ ンを押す と、閉
リモート ハンドセットでの解錠
ア ンロック ボタン(横線 のマーク)を 押す
と、すべてのドア(およびテールゲート)を
まっているドアはすべて施錠されますが、運
転席ドアは施錠されません。その後運転席ド
解錠します。
アを閉めたとき、運転席ドアを施錠するため
に、もう一度施錠し直さなければなりません。
室内灯が点灯します。
7
ロック
警告灯
知識
ロックをか けるとルー ム ミラー下 側の警告
灯が約 10 秒間点灯します。
ハンドセットやキーの操作によりすで
に スー パー ロッ クが 作動 し てい る場
合、スイッチでロックを解錠すること
はできません。
車内側ドア ハンドルとドア ロック ボタン
H3920
車内ロック スイッチ
H3976
各ドアに用意されている ドア ロック ボタン
を押すと、車内からドアを個別に施錠するこ
とができます。
各ドアのロックを個別に解錠する場合は、下記
のようにドア ハンドルを操作してください。
¡ ドア ハンドルを1 回引くと解錠されます。
¡ ドア ハンドルをもう 1 度引くと、ドアが
H3969
開きます。
この機能は、運転者が車内ですべてのドアを
施錠(解 錠)でき るセキ ュリ ティ 機能 です
車内ロ ック スイ ッチを押 すと、すべての ド
ア ロック ボタンは自動的に下が るかまたは
(運転中または停車中)。スイッチを押すと施
錠、または解錠されます。
上がります。
8
ロック
レイジー ロックの作動 / 解除
レイジー ロックの作動
1. す べ て のド ア、ボ ンネ ッ ト、テ ール
ゲ ート が 確実 に閉 まっ てい るこ とを
注意
確認してください。
パ ワー ウィ ン ドウ を閉 じる とき に、
誤 って 指な どを挟 んで けが をす る恐
2. す べて の ウィ ンド ウと サン ルー フが
閉 じるま でロッ ク ボタ ンを押 し続け
ます(または運転席ドアの鍵穴にキー
れがありますので、必ず以下の注意事
項を守ってください。
を差し込んで、車両前方に回したまま
保持します)。
レイジー ロックを作動させる前に、す
べ ての 開い ている ウィ ンド ウや サン
知識
ル ーフ が閉 まる際 に障 害に なる もの
がないかどうか確認してください。
途中で手を離すと、ウィンドウやサン
ルーフの動きが中断してしまいます。
ウィンドウを開閉するときは、お子様
が ウィンド ウ ガラスに 触れてい ない
ことを確認してください。
レイジーロックの解除
成 人の同乗 者全員 に、パワー ウ ィン
1. ウ ィン ドウ と サン ルー フが 全開 位置
に なるまでリモート ハ ンドセットの
ド ウの 操作 を覚 えて もら い、パワ ー
ウ ィン ドウ がとき には 危険 であ るこ
アンロック ボタンを押し続けます(ま
た は運 転席 ド アの 鍵穴 にキ ーを 差し
とを理解してもらってください。
込んで、車両後方に回したまま保持し
ます)。
知識
レ イジー ロック 機能の 操作が リモー
ト ハンドセットで行えず、キーを使用
2. ウ ィン ド ウや サン ルー フが お好 みに
応 じ て開 いた ら、ボ タン を 離し ます
しなくてはならない地域もあります。
(キーを中立位置に戻して抜きます)。
この 機 能 はラ ン ド ロー バ ー 正規
ディ ーラー で選 択ま たは 非選 択の設
定が行えます。
レイジー ロッ クによって、リモート ハンド
セ ットを 使っ て施錠 と同時 にウィ ンド ウや
サンルーフを閉じることができます。
9
ロック
エンジン始動阻止システム
リモート ハンドセットの電池
エンジ ン始動 阻止 システ ムは重 要な 役割を
アドバイス
果たす盗難防止システムです。たとえ、利用
者がドア ロ ックをか け忘れた 場合でも、車
ハ ンド セッ ト の電 子回 路は 精密 部品
です。衝撃を加える、水で濡らす、高
両を盗難から守ります。エンジン始動阻止シ
ステムは、標準装備されているハンドセット
温や湿気のある場所に放置する、直射
日光にさらす、溶剤やワックス、研磨
キーをイグ ニッション スイッチに 差し込ま
ない限り、エンジンを始動できないようにし
剤 を付着さ せるとい った状 況を避け、
慎重にお取り扱いください。
て車両を盗難から守るシステムで、下記の条
件を満たすと自動的に作動します。
¡ 車両がハンドセットまたはキーにより
ハン ドセッ トの 使用状 態によ って も異な り
ますが、電 池の寿命 は約 3 年です。以 下の
施錠されたとき。
¡ イグニッション スイッチをオフにして
よう な症状 が現 れたと きは電 池を 交換す る
必要があります。
運転席 ドアを 開けて から 3 秒経 過した
とき。
¡ メッセージ センターに
¡ イグニッション スイッチからキーを
「KEY BATTERY LOW」メッセー ジが
抜いたとき。
表示されたとき。
¡ 信号の到達距離が徐々 に短くなり、初期
知識
の性能が得られなくなったとき。
正しい ハンド セット キーを イグニ ッ
ション スイッチに差し込み、「I」の位
電池を交換するときは、必ず CR2016 を使
用してください。
置にすると、エンジン始動阻止状態は
自動的に解除されます。
ハンドセットの電池交換
1. ハンドセットの裏面を上にして、ハン
ドセ ット 後部 の溝 に 小型 のマ イナ ス
ドライバを差し込んで、ネジカバーを
こじ開けてください。
2. 2 個のネジを外して、ハンドセットの
裏面を慎重に外してください。
3. 内部 の回 路基 板や 電 池の 接触 面に 小
型ド ライ バー を触 れ なさ せな いよ う
に注意をしながら、電池を取り出しま
す(図を参照)。
10
ロック
4. 電池の極性が正しいこと(「+」が上
チャイルド ロック
向き)を確認し、新品の電池を入れて
くだ さい。手や 指の 脂分(指紋 など)
が付着すると、電池の寿命に悪影響を
及ぼします。できるだけ電池の平面部
には触れないように注意し、電池を交
換するときは、表面の脂分を拭き取っ
てください。
H3804
リア ドアのロック レバーを下げると、チャ
イルド ロックがかかります。
チャイルド ロックをかけると、後席の車内ハ
ンドルを使ってドアを開くことができなくな
ります。これにより、走行中に誤ってドアを
開けてしまうことを防ぐことができます。
H3832
ハンドセットの裏面を取り付け、ネジをしっ
かりと締め、ネジカバーをその上からきつく
押し付けます。以上でハンドセットは使用で
きる状態になります。
11
ロック
下側テールゲートを開ける
テールゲート
テールゲートを開ける
H3930
H3929
上側テールゲートを開けた状態で、下側テー
ル ゲー ト の上 側 に 付い て いる リ リー ス ス
すべて のドア を解 錠して 上側テ ール ゲート
の下端についているスイッチを押し、テール
イッチ(図を参照)押します。その後、テー
ルゲートを開きます。
ゲートを持ち上げて開けます。
H3935
運転席 のみ 解錠 されて いる 場合は、テ ール
ゲート リリース ボタン(上図)を押します。
12
ロック
緊急手動操作
下側テールゲート
上側テールゲート
H4052
バッテリーの接続が外されているか、放電し
ているときは、テールゲートは以下のように
手動で開けることができます。
H4233
¡ リア荷室カバーを折りたたみます(「荷室
カ バーを車内から折りた たむ」87 ペー
上側テールゲートを開けたままの状態で、2
ジを参照)。
個の隠れているレバーを押し下げます。レ
バーは片側ずつでも、両側一緒でも動かせ
¡ 荷室 から、プラスチックのツマミ(図を
ます。
参照)引き出します。
¡ ツマ ミを引っ張って、上側テールゲート
を開けます。
¡ 上側テールゲートを持ち上げます。
13
シート
シートの前後方向の調整
電動式前席シート
シート
警告
走行中 にシ ート を調 整し ないで くだ
さい。ステアリ ング操作を 誤ったり、
けがをしたりする恐れがあります。
シート調整スイッチは、シート台座のドア側
に取り付けられています。
前席シ ートは 運転 操作に 支障を きた さない
程度後方に調整してください。ステアリング
ホイー ルを 握っ たとき に、軽く ひじが 曲が
り、背もたれはできるだけ立てた状態が理想
的な位置です。
正しい姿勢がとれ、車の操作に支障がないこ
とを確認してください。シート位置をあまり
前方に近づけすぎると、エアバッグが膨張し
たときにけがをする恐れがあります。シート
位置は正しく調整してください。
H3850
シートがお好みの位置になるまで、スイッチ
を押しながら前後に動かしてください。
14
シート
背もたれの調整
シート クッションの高さ調整
(運転席のみ)
H3847
H3848
お好みの背もたれの角度になるまで、スイッ
スイ ッチ後 部を 上また は下 に押 して、クッ
ションを上下させてください。
チを前後にひねってください。
警告
前 席シ ート の背も たれ を極 端に 寝か
せた状態で走行しないでください。背
も たれ を 直立(垂 直)の 状態 から 約
25 度寝かせた状態にすると、最適な
シ ート ベル ト効果 を発 揮さ せる こと
ができます。
15
シート
シート クッションの角度調整
ランバー サポートの調整
H3851
スイッチを前後に押して、腰部のサポート具
合を調整してください。スイッチを上下に押
すと、背もたれの上下のサポート具合を調整
できます。
H3849
シート クッ ションがお 好みの位置 になるよ
う、スイッチ前部をひねって角度を変えてく
ださい。スイッチの前部と後部は独立して作
動します。スイッチの前部はクッション前部
の角度、後部はクッションの高さを調整でき
ます。
16
シート
ヘッド レストの調整
ヘッド レストを上下させて、高さを調整して
ください。ボタン(矢印)を押してヘッドレ
ストを押し下げると、一番下まで下がります。
警告
ヘッド レ ストは角度 も調整で きます。後頭
部に当た るようにヘ ッド レスト を傾けてく
ヘ ッド レス トは、クッ ション部 分が
後頭部の中央(首ではありません)に
ださい。
当たる位置に調整してください。
ヘッド レ ストを取り 外すとき は、左側の取
ヘ ッド レスト は後頭部 を支える ため
り付け部 のボタン を押し、ヘッ ド レストを
引っぱり上げてください。
の装備です(首の部分を支えるための
ものではありません)。事故の際に頭
ヘッド レ スト調整ス イッチが、シ ート台座
のドア 側に 取り付 けられ てい る仕様 もあり
部 が急 激に 後方に 傾く こと を防 ぐ目
的で装備されています。必ず正しい高
ます。
さに調整してください。
警告
乗員のい るシート のヘッド レストを
取り外して走行しないでください。事
故の 際に深 刻な けが をす る恐 れがあ
H3790
ります。
ヘッ ド レスト は、事故や急 停止のと きに頭
部 が後方 に傾 くこと を防ぐ 目的で 装備 され
てい ます。ヘッド レストを 最適に調 整する
ことで、首や頭部のけがの危険をかなり減ら
すことができます。
17
シート
後席
折りたたみ式アーム レスト
前席
H3937
アーム レストを 使用する 場合は、中央後 席
シート のヘッド レ スト下にあ るキャッ チを
押し ます。アーム レストを 引き下げ、ヘ ッ
ド レストを開けると、カップ ホ ルダーにな
ります(詳細は「カップ ホルダー」80 ペー
H3791
ジを参照してください)。
アーム レス トを必要 としない 場合は、背も
たれに沿って垂直方向に折りたたみ、使用す
知識
る場合は水平方向に倒します。
中央 後席に乗 員が座っ ている 場合は、
アーム レストはご使用になれません。
各アーム レ ストの高 さおよび 角度は、アー
ム レスト先 端部のノブ を回して調 整するこ
とができます。ノブを時計回りに回すとアー
ム レストが 上がり、反時 計回りに 回すと下
がります(図を参照)。
18
シート
運転席シート メモリー機能 *
1
2
3
H4039
図は「コントゥア シート」モデル
3 つの異なる運転席シートの位置(ミラー、
アドバイス
ステアリ ング ホイー ルの位置 も同様)を記
憶できます。ボタンを押すだけで、それぞれ
シート メモリ ー機能 を作動 させる 前
に、シート周辺に障害物や乗員がいな
の運転者に合 った 3 タイプの シート位置を
記憶できます。
いことを確認してください。
1. メモリー ボタン
メモリー プリセットの設定
2. メモリー プリセット ボタン
シート、ドア ミラー、ステアリング コラム
3. シート調整スイッチ(詳細は「電動式
前席シート」14 ペー ジを参照してく
をお 好みの 位置 に調整 して くだ さい。メモ
リー ボタン(1)を押し、メモリー機能(ス
ださい)。
イッチ表示灯が点灯)を作動させます。次に、
お好みの番号のプリセット ボタン(2)を押
知識
し、シート / ドア ミラー / ステアリング ホ
イール位置の設定を記憶させます。プリセッ
ミラ ー調整に関する詳 細は、「ドア ミ
ラー」38 ページ、ステアリング ホイー
ト ボタンを押す前にもう一度メモリー ボタ
ンを押すと、メモリー機能をキャンセルしま
ルの調整は「ステアリング ホイールの
調整」37 ページを参照してください。
す(スイッチ表示灯が消灯します)。
19
シート
メモリー機能 が作動してか ら約 7 秒以内に
後席シートを折りたたむ
プリセッ ト ボタンが 押されな いと、作動が
キャンセルされます(スイッチ表示灯が消灯
します)。
記憶させたシート位置を呼び出す
運転席ドアを開け、お好みの位置に設定した
プリセット ボタンを押し続けるとシート、
ド
ア ミラー、ステアリング コラムは自動的に
設定した位置に移動します。
知識
メモ リー 設定 を呼 び出 し 中に シー ト
の移動を止めたいときは、シート調整
スイッチを押してください。
レイジー シート
*
ハンドセットでドアを解錠すると、そのイグ
ニッ シ ョン キ ーが 最 後に 使 わ れた と きの
シート位置に調整します。それぞれのハンド
セットには、各運転者の設定したシート位置
を記憶することができます。また、運転席ド
アが開 いてい ても シート を調整 でき るよう
プログラムされています。
H3818
この 機 能 はラ ン ド ロー バ ー 正規
ディー ラー で選 択ま たは 非選択 の設
定が行えます。
警告
非常に危険ですから、走行中はシートの
高さや角度を調整しないでください。
分割式 後席シ ート の片方 または 両方 を折り
たたむことによって、シート後部の荷室を広
くすることができます。
20
シート
1. 両側のヘッド レストがいっぱいまで下
背もたれがなかなか動かない場合は、無理に
ろされ、アーム レストが格納されてい
ることを確認してください。
起こそうとしないでください。背もたれが起
こせない 場合は、シー ト クッショ ンの固定
部が床 のキ ャッチ にしっ かり とかみ 合って
いないことを示しています(シートが床に確
2. 背もたれをたたむには、拡大図で示すレ
バーを前方に引いて、背もたれをシート
実に固定されていないと、背もたれをを起こ
すことができない仕組みになっています)。
クッション上に倒してください。
3. シート クッションを上に持ち上げると、
シート ク ッションを 確実に固 定すれば、背
もたれを起こして、所定の位置に固定するこ
シートは図のように前方へ完全にたた
むことができます。
とができます(背もたれが正しく固定される
と、リリース レバーの 赤色マーク が見えな
くなります)。
シートの起こし方
警告
シートを起こしたら、走行前にラッチ
機構を点検し、シートを前後に動かし
てみて、ラッチがしっかりかみ合って
いることを確認してください。
ヒーター付きシート *
前席およ び後席シー ト ヒーター の操作方法
について は、「シート ヒー ター *」73 ペー
ジを参照してください。
H3841
リリース レバー(図を参照)を後方へ引き、
シート全体を床側に押し戻してください。床
側の キャッチ がシート ク ッションの 固定部
にかみ合います。次に背もたれを起こしてく
ださい。
21
シートベルト
シートベルトの安全な着用方法
シートベルト
警告
前席および後席のシートベルトは、大人の方(または体格的に大人の方)が着用すること
を前提として設計されています。必ずおひとりで、1 組のシートベルトをご使用ください。
その上で、以下の注意事項を守ってください。
¡ 短距離のドライブでも、全乗員がシートベルトを正しく着用していることを確認して
ください。
¡ シートベルトは、ベルトがたるまないように着用してください。また走行中にシート
ベルトをたるませておくことは、絶対におやめください。シートベルトによる乗員拘
束効果を正しく発揮させるために、ベルトはできるだけ身体に密着するように長さを
調整してください。
¡ 腰部のベルトは、必ず腰骨にかかるように位置を調整し、腹部にかからないように注
意してください。肩掛けベルトは首にかからないように注意して、肩から胸部にかけ
てベルトが斜めになるように調整してください。
¡ 事故などで強い衝撃を受けたときに着用していたベルト、あるいはベルト表面がほつ
れているものは、必ずシートベルト一式を交換してください。
¡ 万一の事故の際に、荷物が車内に散乱したり、それによって乗員がけがをする恐れが
ありますので、大きな荷物をシートに積んで運ぶときは、できるだけシートベルトを
使用して荷物を固定してください。
¡ ベルトがねじれていたり、ベルトの動きがさまたげられたままでシートベルトを着用
しないでください。
¡ 前席シートの背もたれを極端に寝かせた状態で走行しないでください。背もたれを直
立(垂直)の状態から約 25 度寝かせた状態にすると、最適なシートベルト効果を発
揮させることができます。
¡ 万一の際にベルト ロックが外れる恐れがありますのでシートベルトのバックルに異
物(特にお菓子のかすや飲み物)が入り込まないよう注意してください。
SRS エアバッグ シス テムは、シートベルト の乗員拘束効率を 補助するための装置 であ
り、シートベルトの代 わりに機能する ものではありませ ん。乗車中は、必ず全員が シー
トベルトを着用してください。
シートベルトは正 しく着用してくだ さい。正しく着用して いないと、万一の事故の 際に
生命の危険やけがをする危険性が高まります。
22
シートベルト
シートベルト
警告
警告
シートベ ルトは骨 格部(腰骨、胸骨、
肩部)にかかることを前提に設計され
ていますので、ベルト着用時はシート
万 一の 事故 による けが を最 小限 に抑
えるために、シートベルトは正しく着
用してください。下記の手順、および
の背 もたれ をで きる だけ 立て た状態
(垂直に近い状態)にしてください。前
シ ート ベル トの安 全な 着用 方法 に記
載 され てい る注意 事項 をよ くお 読み
席シ ートの 乗員 が背 もた れを 倒した
状態では走行しないでください。
ください。
シートベルトの外し方
シートベルトの着用の仕方
シートベ ルト バック ルの赤いボ タンを押し
てください。
H3900
前席シート、後席シートのすべてに巻き上げ
式シートベルトが装備されています。
警告
ベルトがねじれないように注意しなが
ら、シートベルトを肩から胸にかけて
しっかりと引き寄せ、先端部の金属プ
レートをバックルに差し込んでくださ
い。
「カチッ」と音がすれば、シートベ
ルトは確実にロックされています。
23
シートベルト
上部アンカーの高さ調整
シートベルト プリテンショナー
注意
シ ート ベル ト プ リテ ンシ ョ ナー は、
SRS エア バッ グ シ ステ ムと 併用 す
ることで、激しい正面衝突の際の乗員
拘束 効果 をい っそ う高め るこ とが で
きます(「SRS エアバッグの仕組み」
32 ページを参照)。プリテンショナー
が作動すると、自動的に前席シートの
シー トベ ルト を一 定の長 さだ け引 き
込みます。これにより、腰部および肩
H3803
部のベルトのたるみを取り除き、激し
い正 面衝 突の 際に 乗員が 前に 移動 す
注意
ることを軽減します。
前席と外側後席のシートベルト上部の
アンカーの高さを調整することにより、
シー トベルト プ リテンシ ョナーに 不
具合があると、計器パネルの SRS エ
アバッグ警告灯が点灯します。
着用時の快適さと安全性を同時に実現
できます。ボタン(黒い矢印)を押して
キャッチを外し、上下に動かしてアン
カーの高さを調整します。安全のため、
プリテンショナーが作動した後であっ
ても、シートベルト自体は通常の乗員
シートベルト上部が必ず肩と首の間を
通るように着用してください。
拘束システムとしての機能を維持しま
す。お車が走行可能な状態のときは、必
ずシートベルトを着用してください。
発進前に、シ ートベ ルト アン カーが
確実に ロッ クさ れて いる ことを 確認
してください。
知識
後席中 央シ ート の乗 員も 可能な 限り
座る位置を調整し、ベルトが首にかか
らないように注意しながら、肩から腰
シー トベル ト プリ テンシ ョナー は側
面からの衝突や後方からの追突、ある
部へと斜めに渡してください。
い は軽 度の 正面 衝突 時に は作 動 しま
せん。
24
シートベルト
整備情報
警告
警告
シートベルト プリテンショナーは、
一
度しか作動しませんので、作動後は必
ず ラン ドロ ーバー 正規 ディ ーラ ーに
エアバッ グ システ ムの誤作 動の原因
となったり、不慮のけがをする恐れが
交換をご依頼ください。作動したプリ
テン ショナーを 交換しないで いると、
ありますので、プリテンショナーおよ
び SRS エ アバ ッ グに 関連 する 部品
前席 SRS エアバ ッグ システ ムの保
護効果が十分に得られません。
の修理、交換、改造、変更は絶対にお
やめください。またプリテンショナー
万一、前面を衝突したときは、必ずラ
ンドローバー正規ディーラーでシート
およ び SRS エ ア バッ グ付 近の 配線
には、絶対に手を加えないで下さい。
ベルトとプリテンショナーの点検を受
け、必要であれば交換してください。
新車登録 日(または プ リテンショ ナーを交
安全のため、前席シートとシートベル
ト の取 り外 しや 交換 は、必ず ラン ド
換した日)から 15 年が経過した場合、プリ
テンシ ョナ ーに関 連する 特定 の部品 をラン
ロ ーバ ー正 規ディ ーラ ーに ご依 頼く
ださい。
ドロー バー 正規デ ィーラ ーに て交換 する必
要があり ます(メンテ ナンス ノー トに記載
の「シートベルト プリテンショナーの交換」
を参照)。
注意
下記 のよ うな 場合 には、必 ずラ ンド
ロー バー正 規デ ィー ラー にご 連絡く
ださい。
¡ エアバッグが作動したとき
¡ プリテンショナーが作動したとき
¡ プリテンショナーが作動していな
くても、車の前面または側面に損
傷を受けたとき
25
シートベルト
巻き上げ式シートベルトのテスト
シートベルトのお手入れ
アドバイス
警告
¡ シートベルトを 着用し、バックル
シートベルトにほつれや切りきず、摩
に最も近い位置で ベルトを強く引
き、バックルが確実 に固定されて
耗している部分がないかどうか、定期
的に点検してください。またシートベ
いることを確認してください。
ルトとボディの固定部やベルト調整箇
所の損傷には特に注意してください。
¡ シートベルトを 外し、ベルトを最
後ま で 引 き 出 し て く ださ い。ス
ムーズに引き出せ ることを確認し
ベルトを漂白したり、染めたりするこ
とは絶対におやめください。またベル
たら、ベルトを最後 まで巻き取ら
せてください。
トに研磨剤やオイル、化学薬品が付着
しないように注意してください(「内
¡ ベルトを半分ほど引き出し、先端の
装のお手入れ」175 ページを参照)
。
金属プレートを持って、
強く一気に
前方へ引いてください。このとき、
シートベルト ロック機構が自動的
に働いてベルトがロックされ、それ
以上ベルトを引 き出せなくなる こ
とをを確認してください。
こ れら のテ ス トを 実施 して シー トベ
ルトに不具合があった場合には、ただ
ち にラ ンド ロ ーバ ー正 規デ ィー ラー
に点検修理をご依頼ください。
警告
ベルトがほつれてきた場合や、車両に大
きな衝撃が加わった場合は、必ずシート
ベルト一式を交換してください。
26
チャイルド シート
チャイルド シート
チャイルド シート
注意
お車に装備されたシートベルトは、大
人 や体 格の 大きな お子 様に 適し た設
計となっています。安全のため、幼児
助手席側 B ピラ ーに貼られて いる上記シン
ボル マー クは、助手席 に後ろ向き タイプの
や小さなお子様は、年齢、体格に合っ
た チャイル ド シートに 座らせて くだ
チャイル ド シートを 使用しない よう警告す
るも のです。後 ろ向 きタイ プの チャ イルド
さい。お客様のお車への使用を認定さ
れたチャイルド シートは、
ランドロー
シートを使用すると、エアバッグが作動した
ときに、お子様が重大なけがを負う恐れがあ
バ ー正 規デ ィーラ ーで お求 めに なれ
ます。
ります。
チ ャイルド シート は必ず、お客 様の
お 車へ の使 用を認 定さ れて いる もの
危険
を選び、メーカーの取付説明書の記載
内容に従ってください。
後ろ向き タイプの チャイル ド シート
を助手席に 取り付けない でください。
エアバッグが作動したときに、お子様
安全のため、幼児や小さなお子様は必
ず後席に座らせてください。やむを得
が重大なけがを負う、または命にかか
わる恐れがあります。
ず、お子様を前席に座らせなければな
らない場合には、シートをできるだけ
後 ろに 移動 させ て、前向 きタ イプ の
チ ャイルド シ ートに座 らせてく ださ
い。後ろ向きタイプのチャイルド シー
トは使用しないでください。エアバッ
グが膨張した際に、シートに衝撃が加
わり、お子様に重大なけがを負わせる
可能性があります。
体重グループ
チャイルド シートの梱包に表示
シート位置
助手席
後席外側
後席中央
X
U
X
0+ = 体重 13 kg 未満(0 ∼ 18 ヶ月)
X
U
X
I = 体重 9 - 18 kg(9 ヶ月∼ 4 歳)
UF
U
X
II および III = 15 - 36 kg(4 ∼ 12 歳)
U
U
X
0 = 体重 10 kg 未満(0 ∼ 9 ヶ月)
U
=
該当する体重グループを認可している「汎用型」のチャイルドシートを使用できます。
UF =
該当する体重グループを認可している前向き取り付け「汎用型」のチャイルドシートを使用できます。
X
この装備位置は該当の体重グループのお子様には適切ではありません。
=
27
チャイルド シート
ISOFIX チャイルド シート
H4229
後席の外側シートには、ISOFIX チャイルド
シー トを取 り付 けるた めの固 定バ ーが装 備
されています。
H4228
警告
地域や国によっては、国際標準化機構(ISO)
の規格に適合し、お客様の車両への使用を認
後席 中央 のシ ート に ISOFIX チャ イ
ルド シ ートを取 り付けな いでくだ さ
い。装 備 さ れ て い る 固 定 バ ー は、
定されている ISOFIX チャイ ルド シートを
入手することができます。ISOFIX チャイル
ド シートを 取り付け るために は、チャイル
ド シート側 の金具と連 結させるた めの固定
ISOFIX チ ャイル ド シ ートを 後席 中
央の シー トに 取り 付ける よう には 設
専用バーが、車両側に装備されている必要が
あります。
計されていません。
28
チャイルド シート
ISOFIX チャイルド シートを取り付ける
ISOFIX チ ャイ ルド シ ートは、後 席の 外側
シートにのみ取り付けることができます。後
席 シート のフ レーム 部分に 装備さ れて いる
固定バー(図の矢印)は、外側シートでのみ
ISOFIX チ ャイル ド シー トを確 実に固 定す
ることができます。固定バーの位置は前ペー
ジの図に示されています。
さ ら に、後 席シ ー ト の裏 側 に 2 個の 固 定
バーが取り付けられており(前ページ右図)
、
チャ イルド シー トを固定 ストラップ で固定
するのに使用します。
注意
ISOFIX チ ャイ ルド シ ート を取 り付
ける際は、常にメーカーの取付説明書
の記載内容に従ってください。
取り付けが終了したら、ご使用になる
前に、取り付け状態を点検されること
を お勧めし ます。チャ イルド シ ート
を 前後 左右 にゆ すり、ぐ らつ きが な
く、しっかり固定されていることを確
認してください。
警告
チ ャイルド シ ートがし っかり固 定さ
れていないと、衝突または急ブレーキ
時に、お子様が重大なけがを負う恐れ
があります。
29
SRS エアバッグ
SRS エアバッグ
H3932
SRS エアバッグ
知識
SRS エアバッグ システム(補助的乗員拘束
システ ム)は、フロント ツイン、フ ロント
サイド & ヘッド エアバッグ、またリア ヘッ
サイ ド エア バッグ と前席 エアバ ッグ
の作動(膨張と収縮)は瞬時に完了し
ド エアバッグが装備されています。
ます。そのため、2 次衝撃に対する保
護効果はありません。ヘッド エアバッ
グは、前席エアバッグよりゆっくり収
縮するので、2 次衝撃に対する保護効
警告
果があります。
SRS エアバッグ は、衝突の際にシー
トベル トの 乗員 拘束 効果 を補助 する
ための装置であり、シートベルトの代
警告
わりに機能するものではありません。
乗員 がエアバ ッグ ユニッ ト収納部 付
近 に足、ひ ざ等 の身 体を 接近 させ た
エアバ ッグは 乗員 が正し い乗車 姿勢 で座っ
ており、シートベルトを正しく着用している
り、ユニット収納部にアクセサリーな
どの 器物 等を 設置 するな どし てエ ア
ことを前提として、正面衝突時に前席乗員の
胸と顔を、側面衝突時には身体の側面を保護
バッ グの 作動 をさ またげ ない よう 注
意してください。
するための補助的な装置です。
ヘッド エア バッグは、衝 突の際に 前席と後
席外側 の乗員 の側 頭部を より確 実に 保護す
る装置です。
30
SRS エアバッグ
シート位置
警告
エアバ ッグ が膨張 したと きの 不慮の けがを
最小限に抑えるために、乗車中は必ずシート
ルーフ ライニング、フロント ピラー、
ベルトを着用してください。さらに、運転者
および助 手席の乗員 がフロント エアバッグ
B ピ ラー トリ ム、前 席ド ア トリ ム
(アーム レストの上)、エアバッグ収
収納部から適切な距離を保つよう、それぞれ
のシート位置を調整してください。また、前
納 部の カバ ーとそ の付 近に アク セサ
リー類を取り付けないでください。エ
席シートと後席外側シートの乗員は、上体お
よび頭 と車 両側面 の間に 障害 物がな いこと
アバッグの作動をさまたげたり、膨張
時 に車 内に 散乱し てけ がの 原因 とな
を確認し、サ イド エア バッグと前 席後席の
ヘッド エア バッグの 膨張がさま たげられな
ります。
いようにしてください。
危険
注意
エ アバ ッグ を確実 に作 動で きる よう
エア バッグ が膨 張し たと きの 不慮の
にするため、エアバッグ収納部と乗員
と の間 に作 動をさ また げる よう な器
けがを最小限に抑えるために、乗車中
は必 ずシー トベ ルト を着 用し てくだ
物を置かないでください。以下に示す
例のような状態は、エアバッグの作動
さい。さらに、運転者および助手席の
乗員がフ ロント エ アバッグ 収納部か
をさまたげたり、最悪の場合は人命を
危 険に さら すこと にな る恐 れが あり
ら適切な距離を保つよう、それぞれの
シー ト位 置を 調整 して くだ さい。ま
ますのでご注意ください。
¡ エアバッグ収納部、ルーフ ライニ
た、前席シートと後席外側シートの乗
員は、上体および頭と車両側面の間に
ング、フロント ピラー、B ピラー
トリ ム、前席ドアの内側などにア
障害物がないことを確認し、サイド エ
アバ ッ グ と 前 席後 席 の ヘ ッド エア
クセサリー類を取り付ける
バッ グの膨 張が さま たげ られ ないよ
うにしてください。
¡ 手荷 物や器物をエアバッグ収納部
の上に載せる
万一の 事故 の際に 最適な 保護 効果を 得るた
¡ 足、ひ ざ、その他の身体の部分を
め、エアバッグは一気に膨張させる必要があ
ります。
エア バッグ収納部に載せたり、極
端に接近させる
乗員が極端に エアバッグに接 近していると、
エアバ ッグ が作動 したと きに 顔など にけが
¡ 頭部、 腕、その他の身体の部分を
サ イド エア バッグ の収 納部 に載
をする恐れがあります。
せたり、極端に接近させる
¡ 衣類をルーフのハンドルに掛ける
31
SRS エアバッグ
エアバッグの膨張
SRS エアバッグの仕組み
エアバッグ コントロール ユニットは、衝突
の際の 加速度 また は減速 度をモ ニタ ーして
おり、衝突時にエアバッグを作動させる必要
があるかどうかを決定します。
衝突による車室 の速度変化の 程度に応じて、
SRS エアバッグが作 動します。衝突時の状
況(車速、衝突した角度、対象物の種類や寸
法など)が異なると、この速度変化に大きく
影響を及ぼします。
H3985
知識
知識
SRS エア バッグ は、後面衝突、軽 度
エアバッグは、シートベルトの拘束力
の正面衝突、側面衝突ならびに横転事
故で は作 動し ない よう に 設計 され て
を 補助 する 必要 があ る場 合に の み作
動します。
います。また、急制動時あるいは悪路
走行 によ る振 動な どで も 作動 しな い
よう設計されています。
激しい正面衝突の場合には、運転席と助手席
両方のフロント エアバッグが作動します。
激
しい側面衝突の場合には、衝突した側のサイ
ド エアバッグとヘッド エアバッ グのみ作動
したがって、外見的に車両が大きく損傷して
いても エアバ ッグ が作動 しない 場合 もあれ
ば、逆にあまり変形の度合いが少ないのにエ
します。しかし、衝突状況によっては、片側
のサイ ド エアバッ グと前席の 両方のフ ロン
アバッグが作動する場合もあります。
ト エア バッグが同 時に作動す る場合も あり
ます。また、1 次 衝突に続いて 2 次衝 突が
起きた場合、フロントとサイドのエアバッグ
が別々に作動することもあります。
注意
エアバッグの膨張により、顔に擦り傷
などを作ることがあります。そのよう
なけがを最小限に抑えるため、前席乗
員は 乗車 中必 ずシ ートベ ルト を着 用
し、正 しい 着座 姿 勢で、で き るだ け
シートを後方に下げてください。
32
SRS エアバッグ
エアバッグは瞬時にかなりの力で膨張し、そ
サイド エアバッグ
の際大きな音とかなりの衝撃があります。膨
張 するエ アバ ッグに よるク ッショ ン効 果と
シ ートベ ルト による 乗員拘 束効果 の相 乗作
用により、乗員の身体が前方に投げ出される
ことを防ぎ、これにより頭部や上半身にけが
を負う可能性を軽減しています。
エアバッグが膨張する際、細かな粉状の物質
が 発生 します が、これ は異状 では あり ませ
ん。ただしこの粉状物質は皮膚に刺激を与え
る恐れがあります。したがって、もしも眼や
切り傷、擦り傷などにこの粉が付着した場合
は、水で完全に洗い流してください。フロン
ト エア バッ グと サイ ド エ アバ ッグ は作 動
後、すぐに収縮を始めます(ヘッド エアバッ
グはゆっくりと収縮します)。そのため、衝
撃 時には 乗員 を受け 止める クッシ ョン とし
H3984
て働き、作動後は運転者の前方視界をさまた
げないようにしています。
注意
知識
上体 と車両 側面 の間 に障 害物 がない
ことを 確認し、サイ ド エア バッグの
作動後のエアバッグ構成部品は、熱を
膨張 がさま たげ られ ない よう にして
ください。
持っている場合があります。しばらく
は部品に触れないでください。
サイド エア バッグは 胸部を保護 するための
装置で、激しい側面衝突のときのみ作動しま
す。正面衝突や後面衝突のときには作動しま
せん。
激しい側面衝突の場合には、衝撃を受けた側
のサイド エ アバッグ がドアから 瞬時に膨張
して前 席の 乗員と 車両側 面の 間のク ッショ
ンとなります。衝撃を受けていない側のサイ
ド エアバッグは作動しません。
33
SRS エアバッグ
ヘッド エアバッグ
SRS エアバッグ警告灯
注意
注意
ヘッド エ アバッグ を正常に 作動させ
るために、ル ーフ ラ イニング とフロ
計器パネルの SRS エアバッグ警告灯
は、エア バッグ シ ステム の不具合 を
ント ピラー トリムは損傷がなく、正
しく取 り付 けら れて いな ければ いけ
知らせます。下記の症状が見られる場
合は、ランドローバー正規ディーラー
ません。損傷があったり、取り付け方
がお かし いと 感じ たら、必 ずラ ンド
にて、SRS エ アバッグの点検を 受け
てください。
ローバ ー正 規デ ィー ラー でにご 相談
ください。
¡ イグニッション スイッチを「II」の
位置にし ても、警告灯 が全く点灯
しない。
ヘッド エア バッグは頭 部を保護す るための
¡ イグニッション スイッチを「II」の
装置で、激しい衝 突のときのみ 作動します。
正面衝 突や後 面衝 突のみ のとき には 作動し
位置にし、約 4 秒が経過しても警
告灯が消灯しない。
ません。
¡ エンジン始動後、ま たは走行中に
ヘッド エアバッグ ユニットは、ルーフ ライ
警告灯が点灯する。
ニングとフロント ピラー トリムの内側のド
アの上に取り付けられています。激しい側面
衝突の際、ルーフ ライニングとフロント ピ
ラー トリム の内側から 飛び出して 膨張しま
す。ヘッド エ アバッグ は、他のエ アバッグ
よりゆっくり収縮するので、2 次衝撃に対す
る頭部の保護効果があります。
34
SRS エアバッグ
整備情報
アドバイス
SRS エアバッグ システムの構成部品
は 電気 や物 理 的な 干 渉(力や 振動 な
注意
エ アバッグ シ ステムの 誤作動の 原因
ど)に敏感です。いずれの作用によっ
ても、システムが損傷し、エアバッグ
となったり、不慮のけがをする恐れが
あり ますので、SRS エアバ ッグに関
の故障や誤作動の原因となります。
安全のため、下記の作業は必ずランド
連する部品の修理、交換、改造、変更
は絶 対におやめくだ さい。また SRS
ロ ーバ ー正 規デ ィー ラー にご 依 頼く
ださい。
エアバッグ付近の配線には、絶対に手
を加えないで下さい。
¡ ステアリング ホイール、ステアリ
ング コラム、ドア トリム、ルーフ
下 記の よう な場 合に は、必ず ラン ド
ロ ーバ ー正 規ディ ーラ ーに ご連 絡く
ライニング、計器パネル、ダッシュ
ボー ドを含む SRS エア バッグ付
ださい。
近の配 線類、または構成 部品の取
り外しまたは修理。
¡ エアバッグが作動したとき。
¡ エ ア バッ グ が作 動 して い なく て
¡ 自動車電話、無線機、カー オーディ
も、車の 前面または側面に損傷を
オなどの電装品の取り付け。
受けたとき。
¡ 車両フ ロント部また は側部(バン
¡ エアバッグ ユニットのカバー部分
パーお よびシャシー を含む)の改
に損 傷や亀裂の痕跡が見られると
き。
造。
¡ 車両フ ロント部または 側部へのア
クセサリー装着
新車登録日(または SRS エアバッグ システ
ム を交換 した日)か ら 15 年が 経過し た場
合、エ アバッグ シ ステムに 関連する 特定の
部 品をラ ンド ローバ ー正規 ディー ラー にて
交換する必要があります(メンテナンス ノー
ト に記載の「エ アバッグ ユニット 交換」を
参照)。
35
SRS エアバッグ
車両を売却または廃車される場合
アドバイス
お車を売却なさるときは、必ず次の所
有者に SRS エアバッグ装備車である
ことを伝えてください。またエアバッ
グ ユ ニット の交換 時期が メンテ ナン
ス ノ ートに 記載さ れてい ること も伝
えてください。
未作動のエアバッグは、放置すると非
常に 危険です。廃 車され る場合 には、
安全な環 境で有資格者に よりエア
バッ グ を強 制作 動さ せな けれ ばな り
ませ ん。エアバッ グに関 する作 業は、
どの よ うな こと でも ラン ドロ ーバ ー
正規ディーラーにご相談ください。
36
ステアリング コラム
ステアリング ホイールの調整
ステアリング コラム
知識
運転席 シート メモリ ー機能 を装備 し
た車の場合、3 つの異なるステアリン
警告
グ コラムの位 置を、シート メモ リー
に記憶させることができます。これに
非常に危険ですから、走行中にステア
リ ング ホイー ルの位置 を調整し ない
でください。
より、ボタンを押すだけで、運転者に
最適な ステア リング ホイー ル位置 を
呼び出すことができます。詳細は「運
転席シート メモリー機能 *」19 ペー
ジ を参照してください。
ステアリング ホイールの位置を下/ 後に調整
してある場合イグニッション キーを抜くと、
車に乗 り降 りしや すいよ うに ステア リング
ホイールが上/前に移動します。次にイグニッ
ショ ン キ ーを 差し 込む とス テア リ ング ホ
イールは記憶されている位置に戻ります。
H3897
調 整レ バーを 上下 前後 4 方 向に 操作 して、
ステ アリング ホ イールを 最適な運転 姿勢に
なる位置に調整することができます。
必 ず停 車して から、レ バーを 上下 に動 かし
て、ス テアリング ホイール の高さを 調整し
てください。
レバ ーを前後 に動かし て、ステアリ ング ホ
イールと上体との距離を調整してください。
ステアリング ホイールの位置を設定すると、
設定 時に使用 していたイ グニッショ ン キー
にそ のステア リング ホイ ールの位置 が記憶
されます。それぞれのキーに異なったステア
リン グ ホイール の位置設 定を記憶さ せるこ
とで、それぞれの運転者に最適な位置に簡単
に調整することを可能にしています。
37
ドア ミラー
ドア ミラー
ドアミラー
知識
知識
運転 席シー ト メモ リー機 能を装 備し
た車の場合、3 つの異なるドア ミラー
ドア ミラーに映る像は、実際よりも遠
くに感じることがあります。
の位置を、シート メモリーに記憶させ
ることができます。ボタンを押すだけ
で、運転者に最適なドア ミラー位置を
呼び出すことができます。詳細は 「運
転席シート メモリー機能 *」19 ペー
ジ を参照してください。
ドア ミラーの調整
1
ミラーの格納
ドア ミ ラーは、衝 撃を受け ると、前方ま た
2
は後 方に折 りた たまれ るよう に設 計され て
います。また、狭い路地の通り抜けや駐車の
際に折りたたむことができます。
H3869
¡ スイッチ(2)を 左または右に動かして、
調整したい側のドア ミラーを選択します。
¡ イグニッション スイッチを「II」の位置
にし て くだ さい。ミ ラ ー調 整ス イ ッチ
(1)を希望する方向に押して、鏡面部を
H3926
上下左右に調整してください。
ドア ミラーにはヒーターが内蔵されており、
手動操作 : お車によっては、ドア ミラーの格
納を手 動で行えます。ミ ラーを手で押 して、
鏡面に 付着し た氷 や曇り を除去 する ことが
できます。イグ ニッション ス イッチを「II」
後方に折りたたみます。ミラーを手前に引く
と、通常の位置(格納されていない状態)に
の位置にすると、外気温に応じて、自動的に
ミラーに内蔵されたヒーターが作動します。
戻ります。
38
ドア ミラー
自動防眩機能
ドア ミラ ーには、自動 防眩機能が 装備され
ています。鏡面の反射率を制御して、夜間に
後続車のライトで目がくらむのを防ぎます。
リバース連動ミラー機能 *
運転席シ ート メモリ ー機能が装 備されてい
る車には、ギアをリバースに入れると左側の
ドア ミラー が自動的 に下を向く という機能
があらかじめ設定されています。この機能に
は、ミラー調整スイッチ(前ページの 2)が
助手席 側に セット されて いる ときの み作動
します。
H4003
電動操作 : ミラー格納ボタン(図の矢印)を
1 回押すと、ミラーが後方に折りたたまれま
す。もう一度押すと、ミラーは元の位置に戻
ります。
注意
車速が 10 km/h を超える場合は、ミ
ラーを折りたたむことはできません。
何らかの原因で、左右のミラーが連動しない
(片方 が格納位置で 止まってしま った等)と
きは、正しく同調するまでスイッチを何度か
操作してください。
39
計器類
計器パネル
計器類
1
2
3
4
1/2
1/1
km/h
H3816
10
9
8
7
1. 燃料計
6
5
アドバイス
イグニッシ ョン スイッ チをオフの 位置にす
ると、指針は 0 に 戻ります。イグ ニッショ
エンジン ミスファイヤ(失火)が発生
し、触媒コンバーターを損傷する恐れ
ン スイッチを「II」の位置にすると、燃料タ
ンク内の燃料の量を表示します。給油後、指
がありますので、燃料がほとんど残っ
て いな い状 態 では 走行 しな いで くだ
針はすばやく上昇し、燃料タンク内の燃料量
を表示します。
さい。
タンク内 の燃料 残量が 12 リットル になる
と、燃料計内の燃料残量警告灯が黄色に点灯
2. スピードメーター
します。警告灯が点灯した場合は、できるだ
け早く給油を行ってください。
走行速度を 1 時間あたりの走行キロ数
(km/h)で表示します。
計器パネル のフューエ ル ポンプの シンボル
に見える小さな矢印は、給油口が車のどちら
3. タコメーター
側にある かを示して います。ガソ リン スタ
ンドで給油する際に、車の給油口がどちら側
1 分間当たりのエンジン回転数(× 1000)
を表示します。通常の走行ではエンジンの燃
費効率は、エンジン回転数が 2000 ∼ 3000
にあるのか確認するのに便利です。
rpm のときに最適となります。
40
計器類
4. 水温計
6. ギア位置ディスプレイ
エ ンジン 冷却 水の温 度が通 常の作 動温 度に
達すると、指針は目盛りの赤と青の枠の中央
現在のシフト レバーの位置と、ロー レンジ
が選択されている場合はロー レンジ マーク
付 近を 指しま す(正確 な位置 は気 候条 件に
よって異なります)。
を表示しま す。詳細は、
「ギア位 置ディスプ
レイ」49 ページを参照してください。
水 温計の 指針 が赤色 のマー クまで 達し た場
合は、冷却水の温度が非常に高くなっている
7. メイン メッセージ センター
ことを示します。万が一、指針が赤色のマー
クに達し、水温計内の赤色の警告灯が点灯し
車両の シス テムか らの警 告と インフ ォメー
ショ ンのメ ッセ ージが 表示 され ます。メッ
た場合、エンジンを損傷する恐れがあります
(この ような場合、エン ジンへの負荷 を最小
セージ とメ ッセー ジの意 味に ついて の詳細
は、
「メイン メッセージ センター」43 ペー
限に 抑えるた め、エアコン システム が停止
し、エンジンの出力性能が低下することがあ
ジを参照してください。
ります)。
8. オドメーターおよびトリップ メーター
イグニッション スイッチを「II」の位置にす
で きるだけ早く安全な場所に停車し、エン
ると、ディスプレイに積算走行距離と区間走
行距離が表示されます。仕様によってはマイ
ジ ンを停止させ、冷却します。不具合が続
く 場合は、それ以上走行を続けずに、ラン
ルまた はキ ロメー トルの 表示 切り替 えを行
うことができます。マイル/キロメートルの
ド ローバー正規ディーラーに点検をご依頼
ください。
単位を切 り替える には、トリッ プ メーター
のリセット ボタンを 2 秒以上押し続けてく
5. システム点検スイッチ
ださい。
イグ ニッショ ン キーを差 し込まずに スイッ
チを押し続けると、システムに不具合がない
9. オイル点検ディスプレイ
か点検します。不具合があると、スイッチか
ら指 を離すま で、メッセー ジ センタ ーに順
次のオ イル 点検時 期まで の残 りの距 離を表
示し ます。詳 細 は、「整備 メッ セ ージ セン
ター」49 ページを参照してください。
に不具合が表示されます。不具合がない場合
は、「CHECK CONTROL OK」(点検完了)
が表示されます。詳細は、「メイン メッセー
ジ センター」43 ページ を参照 してく ださ
10. トリップ メーター リセット ボタン
い。走 行中やイグ ニッショ ン スイッ チがオ
フのときでも、メッセージが表示される場合
トリッ プ メー ター リ セット ボタン を短く
押すと、トリップ メーターの表示が 0 に戻
があります。
ります。
41
トリップ コンピューター
イグニッション スイッチを「II」の位置にす
トリップ コンピューターの
機能 / 選択
トリップコンピューター
ると、トリ ップ コン ピュータ ーの計算値 が
表示され、方向指示器レバーの端にあるボタ
ンを押すごとに表示項目が変わります。表示
値の項目は以下のとおりです。
¡ 現在の時刻
¡ 平均燃費 1
¡ 平均燃費 2
¡ 残燃料による走行可能距離
¡ 速度警告(リミット)
¡ 目的地までの残距離
¡ 予定到着時間
¡ 平均速度
H4076
¡ 現在の日付
トリップ コ ンピュー ターは、計器 パネルの
メッセー ジ センタ ーに、燃料消 費量、走行
¡ ストップウォッチ
時間、走行距離など、運転者に役立つ情報を
表示します。
表示項目の選択や順番は、自由に決めること
ができます。詳細は、別冊の「オーディオ シ
ステム」取扱説明書を参照してください。
42
メッセージ センター
重大警告メッセージ
メイン メッセージ センター
メッセージ センター
警告音 とと もに重 大警告 メッ セージ が表示
され、メッセージの両端にある矢印が点滅し
ます。重大警告メッセージは、イグニッショ
ン スイッチがオンになっている間表示され、
故障が発生している間表示され続けます。
これらの警告が表示された場合は、ただちに
ランド ロー バー正 規ディ ーラ ーへご 相談く
ださい。
1
2
3
警告 / インフォメーション メッセージ
重大警 告メ ッセー ジほど 重大 ではあ りませ
んが、できるだけ早い機会に対処する必要が
あります。メッ セージが表示 されるごとに、
4
警告音が鳴ります。
H3820
これらの警告が表示された場合は、ただちに
1. デジタル オドメーター
メッ セージ の内 容に従 って くだ さい。警告
メッセージは約 20 秒間表示されます。他の
積算走行距離を表示します。
2. トリップ メーター
警告メッセージが保留されている場合は、表
示時間は約 2 秒間に短縮されます。
区間走行 距離をマイルま たはキロ
メートルで表示します。
インフォ メーショ ン メッセー ジは随時、イ
グニッション スイッチのオン / オフにかか
3. 外気温度表示
わらず表示されます。メッセージが運転者の
対処を要求した場合は、できるだけ早い機会
4. 警告 /インフォメーション メッセージ
表示
に対処してください。
メッ セージ セン ターに警 告とインフ ォメー
ション メッセージが表示されます。メッセー
ジにはそれぞれ優先順位があり、以下のカテ
ゴリーに分類されています。
故障が検知されたり、イグニッション スイッ
チをオフにした場合、メッセージが表示され
ます。また、システム点検スイッチを押すと、
キー を抜いてから 3 分間はメッセー ジが表
示されます。
43
メッセージ センター
警告 / インフォメーション メッセージ
警告メッセージとインフォメーション メッセージは、優先順位にしたがっ て表示され、重大警
告メッセージが最優 先されます。重大警告メ ッセージの場合は、メ ッセージの両端にあ る矢印
が点滅します。重大警告 メッセージが表示さ れた場合は、できるだ け早い機会に対処し てくだ
さい。
メッセージ
ACCESS MAX 40KM/H
AIR SUSP.INACTIVE
+ MAX 60 km/h
(交互に表示)
メッセージの意味
作業事項
クロール モードが選択されてい ま
す。
車高がクロール モー ドになってい
る、または標 準モード に戻る途 中
の場合、車速が 40 km/h を 超え
ないように走行してください。
エ ア サスペ ンシ ョン シス テム が
故 障し、一時的 に作動を 停止し ま
した。
慎重に運転し、エア サ スペンショ
ン システムの機能が 低下している
ことに気 を付けて ください。メ ッ
セージ が 25 分 以上続 く場 合は、
ただち にラ ンド ローバ ー正 規
ディーラー で点検修 理を受け てく
ださい。
APPLY HANDBRAKE
シフト レバーが「P」
(パーキング) 駐車ブレーキ をかけるか、4 輪を
位 置 にあ り、ト ラン ス フ ァ ギ ア 接地した状 態でけん 引されて いる
ボ ックスはニ ュートラ ルが選択 さ 場合はイグニッション スイッチを
れ、イグニッ ション スイッチは オ 「I」か「II」の位置にしてください。
フ になって いるが、駐車 ブレー キ
がかかっていません。
CHECK BRAKE FLUID
ブ レ ー キ液 の レ ベ ルが 低 す ぎ ま
す。
できるだけ 早く安全 な場所に 停車
し、ブレーキ 液を上限 まで補充 し
てくださ い。液漏れ がない か、ラ
ンドローバ ー正規デ ィーラー で点
検してください。
CHECK BRAKE PADS
ブレーキ パッドが摩耗限界域に 達
しています。
慎重に運 転し、ランド ローバー 正
規ディーラ ーにでき るだけ早 い機
会にご相談ください。
CHECK CONTROL OK
車 両診断シス テムによ る診断の 結 作業の必要はありません。
果、故障は検知されませんでした。
CHECK COOLANT LEVEL
エ ンジン冷却 水のレベ ルが低す ぎ
ます。
不凍液と水 を正しい 割合で混 ぜた
エンジン 冷却水を、で きるだけ 早
い機会に上 限まで補 充してく ださ
い。不具合が 続く場 合は、ラン ド
ローバー正 規ディー ラーにご 相談
ください。
CHECK DIP BEAM LIGHT
下 向きビーム の電球ま たは電気 回
路に不具合があります。
電球 を 点 検、交 換 す る か ラ ン ド
ローバー正 規ディー ラーにご 相談
ください。
44
メッセージ センター
メッセージ
メッセージの意味
作業事項
CHECK ENGINE OIL LEV
エンジン オイルのレベルが最低値
に近くなっています。
でき るだけ早 く安全な場 所に停車
し、エンジン オイルを正常なレベ
ルまで補充してください。
CHECK FRONT FOGLIGHT
フロ ント フォ グ ラン プの電 球ま
た は 電気 回 路 に不 具 合 が あり ま
す。
電 球 を 点 検、交 換 す る か ラン ド
ロー バー正規 ディーラー にご相談
ください。
CHECK FRONT LIGHT
フロント ライトの 1 個以上に不具
合があります。
不具合のあるフ ロント ライトを点
検し、切 れた電 球を交換 してくだ
さい。フロント ライトの不具合が
続く 場合は、ラ ンドロー バー正規
ディ ーラーで 点検修理を 受けてく
ださい。
CHECK FUEL TANK CAP*
(一部の国と地域のみ)
給油口 キャップ がしっか りはまっ
ていません。
キャ ップを 点検し、しっ かり締め
て取り付けてください。
CHECK MAINBEAM LIGHT
上向き ビームの 電球また は電気回
路に不具合があります。
電 球 を 点 検、交 換 す る か ラン ド
ロー バー正規 ディーラー にご相談
ください。
CHECK NUMPLATE LIGHT
ナン バー プレ ート ラ ンプの 電球
または 電気回路 に不具合 がありま
す。
電 球 を 点 検、交 換 す る か ラン ド
ロー バー正規 ディーラー にご相談
ください。
CHECK REAR FOGLIGHT
リア フ ォグ ラン プの 電球ま たは
電気回路に不具合があります。
電 球 を 点 検、交 換 す る か ラン ド
ロー バー正規 ディーラー にご相談
ください。
CHECK REAR LIGHT
リア ライトの 1 個以上に不具合が
あります。
不 具合 の ある リア ラ イ トを 点検
し、切れ た電球 を交換し てくださ
い。リア ライトの不具合が続く場
合は、ラ ンドロ ーバー正 規ディー
ラ ー で 点検 修 理 を受 け て く ださ
い。
CHECK REVERSE LIGHT
リバース ランプの電球または電気
回路に不具合があります。
電 球 を 点 検、交 換 す る か ラン ド
ロー バー正規 ディーラー にご相談
ください。
CHECK SIDE LIGHT
車幅灯 の電球ま たは電気 回路に不
具合があります。
電 球 を 点 検、交 換 す る か ラン ド
ロー バー正規 ディーラー にご相談
ください。
CHECK TAIL LIGHT
尾灯の 電球また は電気回 路に不具
合があります。
電 球 を 点 検、交 換 す る か ラン ド
ロー バー正規 ディーラー にご相談
ください。
CHECK TRAILER LIGHT
トレーラー ランプの電球または電
気回路に不具合があります。
電 球 を 点 検、交 換 す る か ラン ド
ロー バー正規 ディーラー にご相談
ください。
45
メッセージ センター
メッセージ
メッセージの意味
作業事項
COOLANT TEMPERATURE
冷却水の温度が高すぎます。
できるだけ 早く安全 な場所に 停車
し、エンジン を停止 させ、クー ル
ダウンさ せてくだ さい。できる だ
け早い機会 にランド ローバー 正規
ディーラーにご相談ください。
DOOR OPEN
ド アが開い ています(車 を発進 さ
せたときに表示されます)。
できるだけ 早く安全 な場所に 停車
し、ドアを閉めてください。
DSC INACTIVE
DSC シス テムで 故障 が検 知さ れ
ました。
そのまま走 行するこ とは可能 です
が、慎重に運転してください。でき
るだけ早い 機会にラ ンドロー バー
正規ディーラーにご相談ください。
EEPROM LCMC
照 明 ス イッ チ に 不 具合 が あ り ま
す。
できるだけ 早い機会 にランド ロー
バー正規デ ィーラー にご相談 くだ
さい。
ENGINE FAILSAFE PROG
エ ンジン電子 装置で故 障が検知 さ
れました。
そのまま走 行するこ とは可能 です
が、エンジン 回転数と パワーを 落
としてください。慎重に運転し、ラ
ンドローバ ー正規デ ィーラー にで
きるだけ早 い機会に ご相談く ださ
い。エンストを起こしやすくなり、
エンジンの 始動が困 難になり ます
のでご注意ください。
EXTERNAL TEMP X™C/F
外気温度が 3™ C 以下です。
すべてが凍 りやすい 状態にあ ると
いうこと です。運転前 にデフ ロス
ターを作動 させて除 霜してく ださ
い。また、路面が凍っているかもし
れませんので注意してください。
FASTEN SEAT BELTS
運 転席または 助手席の シートベ ル
トが正しく着用されていません。
シー ト ベ ル ト を 着 用 し、確 実 に
ロックしてください。
FUEL INJECT.SYSTEM
燃 料噴射シス テムで故 障が検知 さ
れました。
ランドロー バー正規 ディーラ ーで
点検修理を受けてください。
HDC INACTIVE
ヒル ディセント コントロール
(HDC)システ ムに 故障が あり ま
す。
斜面の走行はおやめください。でき
るだけ早い 機会にラ ンドロー バー
正規ディーラーにご相談ください。
HDC TEMP.NOT AVAIL.
ヒル ディセント コントロール
(HDC)システムが過熱し、一時的
に作動を停止しました。
システム が冷却さ れるまで(メ ッ
セージが消えるまで)
、斜面の走行
はおやめください。
HEADLIGHT DELAY
前 照灯遅延 が選択さ れまし た。前
照灯は自動的に消灯します。
作業の必要はありません。
HIGH RANGE
トランスフ ァ ギアボックスでハ イ
レンジが選択されました。
ハイ レンジにする必 要がない場合
は、ロー レンジを選択 してくださ
い。
46
メッセージ センター
メッセージ
メッセージの意味
作業事項
KEY BATTERY LOW
ハンドセット キーの電池が充電不
足です。
ハンドセット キーの電池を交換し
てください。
KEY IN IGNITION LOCK
イグニッション スイッチにキーが
差し 込まれた ままで、運転 席ドア
が開いています。
キーをイグニッ ション スイッチか
ら抜いてください。
LIGHTS ON
イグニッション スイッチからキー
が抜 かれたが、ラ イトはつ けっぱ
なしです。
ライ トを点灯 する必要が ない場合
は、照明 スイッ チをオフ にしてく
ださい。
LOW RANGE
トランスファ ギアボックスで、
ロー レンジが選択されました。
ロー レンジにする必要がない場合
は、ハイ レンジを選択してくださ
い。
LOW SCREEN WASH
ウォッ シャー液 のレベル が低すぎ
ます。
で きる だけ早 い機 会に ウォッ
シャー液を補充してください。
MANUAL MODE
ギアボックスがマニュアル モード
になっています。
マニュアル モードにする必要がな
い場合は、オート マチック モード
に切り替えてください。
NO HDC, SLOW DOWN
車速がヒル ディセント コントロー
ル(HDC)作動可能域(0 ∼ 35
km/h)を超えている、または HDC
作動可 能域を超 える車速 で走行中
に HDC が選択されました。
35 km/h 以下 まで減 速し てから
HDC を使 用ま たは選 択し てくだ
さい。
OFFROAD MAX 50KM/H
車高がオフロード モードで、車速
が 45 km/h を超えています。
オフロード モードで 50 km/h を
超え て走行 しないで ください。そ
うし ないと、車 高は標準 モードに
戻ります。
RELEASE HANDBRAKE
駐車 ブレーキ がかかっ ていて、走
行ギアが選択されています。
駐 車 ブ レー キ を 解除 し て く ださ
い。
SELECT NEUTRAL
ギアボ ックスを ニュート ラル位置
にせずに、ギア レンジを切り替え
ようとしています。
メイン ギアボックスでニュートラ
ルを選択してください。
SLOW DOWN
現在 の車速で は速すぎ て、トラン
スファ ギアボックスのレンジを切
り替えることができません。
レン ジを切 り替える 前に、規定の
速 度 ま で車 速 を 落と し て く ださ
い。
SPEED LIMIT
お客様 が設定し た最大制 限速度を
超えています。
制限 速度以内 になるまで 車速を落
としてください。
SPORT MODE
ギアボックスがスポーツ モードで
す。
スポーツ モードにする必要がない
場合は、オートマ チック モードに
切り替えてください。
47
メッセージ センター
メッセージ
メッセージの意味
作業事項
STOP!ENGINE OILPRESS
エンジン オイル圧が低すぎます。
できるだけ 早く安全 な場所に 停車
し、エンジンを停止してください。
オイル レベルを点 検し、必要であ
れば補充します。オイル レベルに
問題がな い場合は、走 行前にラ ン
ドローバー 正規ディ ーラーに ご相
談ください。
TAILGATE OPEN
車 を発進させ たときに テールゲ ー
トが開いています。
できるだけ 早く安全 な場所に 停車
し、テールゲ ートを閉 めてくだ さ
い。
TRAILER MODE
け ん引中にサ スペンシ ョンの高 さ
変 更の要求 が出され ました。高 さ
は変わりません。
けん引中 には、サスペ ンション の
高さを変 えないで ください。車 高
は標準モー ドのまま でなけれ ばい
けません。
TRANS FAILSAFE PROG
ギ アボックス で故障が 発生しま し
た。
エンジンの 回転数が 上がりす ぎな
いよう慎 重に運転 し、できるだ け
早い 機 会 にラ ン ド ロ ーバ ー 正 規
ディーラーにご相談ください。
TRANSFERBOX NEUTRAL
トランスファ ギアボックスがニュ
ートラルの位置になりました。
トランスフ ァをニュ ートラル にす
る必要がない場合は、ヒューズ 37
を取り外してください。
TRANSMISS'N OVERHEAT
ギアボック ス オイル温度が高す ぎ
ます。
メッセー ジが続く 場合は、でき る
だけ早く 安全な場 所に停車 し、ギ
アボック スを冷却 させます。メ ッ
セー ジが 再び 表示 され た場 合は、
ランドロー バー正規 ディーラ ーに
ご相談ください。
48
メッセージ センター
整備メッセージ センター
知識
各整備が完了したら、ランドローバー
正規ディーラーによって積算走行距離
ディスプレイがリセットされ、次回整
備時期までの距離計算が始まります。
ギア位置ディスプレイ
H3821
イグニ ッション スイッチを「I」の位置にす
ると、積算走行距離ディスプレイ(上のメイ
ン メッセージ セン ター図中の矢印)に次回
オ イル交 換時 期まで の残り 距離が 表示 され
ます。約 4 秒後、ディス プレイは積 算距離
表示に戻ります。
交換 までの残 り距離は、エ ンジン マ ネージ
メン ト システ ムで計算 されます。走 行の仕
方や状況に応じて数値を調整し、いつ頃交換
H3822
が必要か測定します。
オイ ル交換と点検の 両方とも必要 な場合は、
現在のシフト レバーの位置(「P」
「R」
「N」
「D」
)と、ロー レンジが選択されている場合
ディスプレイに「OIL SERVICE」
(オイル交
換)または「INSPECTION」(点検)の文字
はロー レンジ マークを表示します。さらに、
ギアボックスがマニュアル モードの場合は、
が表示されます。両方のメッセージがディス
プレイに表示された場合は、ランドローバー
選択さ れてい るギア を表示 します(「5」、
「4」
、「3」
、「2」
、「1」
)。
正 規ディ ーラ ーで必 要な点 検整備 を受 けて
ください。
ロー レ ンジ マー ク(ディス プレイ の右上)
は、トランス ファ ギア ボックスを 切り替え
る間点滅 し、ロー レン ジに切り替 わると点
灯し続けます。レンジの変更は、メイン メッ
セージ センターでも確認できます。
49
警告灯
計器パネル
警告灯
1/2
1/1
km/h
H3819
警告灯の位置および仕様は、各国の規制やモ
デルによって異なる場合があります。
油圧低下警告灯(赤色)
イグニッション スイッチを「II」
の位置にすると、システ ムの作
動確認のため点灯し、エ ンジン
リア フォグ ランプ表示灯(黄色)
リア フォグ ランプ スイッチを
を始動すると消灯します。エンジン始動後も
点灯や点滅を続ける場合、または走行中に点
オンにすると点灯します。
灯する場合は、できるだけ早く安全な場所に
停車し、エンジンをただちに停止してくださ
フロント フォグ ランプ(緑色)
フロント フォグ ランプ スイッ
チをオンにすると点灯します。
い。それ 以上 走行 を続 けず に、ラン ドロ ー
バー 正規デ ィー ラーで 点検修 理を 受けて く
ださい。この警告灯が点灯した場合は、必ず
オイル レベルを点検してください。
バッテリー充電警告灯(赤色)
イグニッション スイッチを「II」
の位置 にすると、システムの作
動 確認 のため いっ たん点 灯し、
エンジン チェック警告灯(黄色)
イグニッション スイッチを「II」
エンジンが始動すると消灯します。エンジン
始動後も消灯しない、あるいは走行中に点灯
の位置にすると、システ ムの作
動確認のため点灯し、エ ンジン
する場合は、バッテリー充電システムに故障
が発生していることを示しています。ただち
を始動すると消灯します。それ以外のときに
この警告灯が点灯した場合は、エンジンが故
にラン ドロー バー 正規デ ィーラ ーで 点検修
理を受けてください。
障していることを示しています。走行中にこ
の警告灯が点灯、または点滅した場合は減速
して、た だち にラ ンドロ ーバ ー正規 ディ ー
ラーで点検を受けてください。
50
警告灯
駐車ブレーキ システム警告灯(赤色)
バー正 規デ ィーラ ーで点 検修 理を受 けてく
ださい。
イグ ニッ ショ ン ス イッ チを オ
ンにすると、シス テムの作動確
エマージェン シー ブレーキ アシ スト
認のため約 3 秒間 点灯します。
イグニッション スイッチが「II 」の位置にあ
システム(EBA)警告灯(黄色)
この警告灯は、ブレーキ システ
る状態で、駐車ブレーキをかけた場合にも点
灯します。
ム警 告灯と同じマークで、同じ
位置 に表示されます。イグニッ
駐車ブレーキが完全に解除すると、警告灯は
消 灯し ます。走行 中に 警告灯 が点 灯し た場
ション スイッチを「II」の位置にするとシス
テム作動確認のため短時間点灯します(警告
合、駐 車ブレーキ システム に故障が 発生し
ています。ランドローバー正規ディーラーで
灯は、黄色 - 赤色 - 黄色の順に点灯します)。
始動後も警告灯が黄色で点灯、または走行中
点検修理を受けてください。
に警 告灯が 点灯 した場 合は、エ マー ジェン
シー ブレーキ アシスト システム(EBA)に
ブレーキ システム警告灯(赤色)
こ の 警 告 灯は、エ マ ー ジ ェ ン
シー ブレーキ アシスト システ
故障が発生しています。できるだけ早く安全
な場所にゆっくりと停車し、運転を再開する
ム(EBA)警告灯と同じマーク
で、同じ位置に表示されます。イグニッショ
前にラ ンド ローバ ー正規 ディ ーラー で点検
修理を受けてください。
ン ス イッチをオ ンにする とシステム 作動確
認のため短時間点灯します(警告灯は、黄色
電子制御ア ンチロック ブ レーキ シス テム
(ABS)警告灯(黄色)
- 赤色 - 黄色の順に点灯します)。
イグニッション スイッチを「II」
の位 置にするとシステムの作動
イグニッション スイッチを「II 」の位置にす
ると、まもなく警告灯が消灯します。警告灯
が 消え なかっ たり、走 行中に 点灯 した 場合
確認 のため点灯します。警告灯
が消 えなか った り、走行中 に点 灯し た場合
は、ブ レーキ シス テムに故 障が発生 してい
ます。できるだけ早く安全な場所にゆっくり
は、ABS システムに故障が発生しています。
過度 のブレ ーキ の使用 を避 け、慎重 に運転
と 停車 し、運転を 再開 する前 にラ ンド ロー
バ ー正規 ディ ーラー で点検 修理を 受け てく
し、ただちにランドローバー正規ディーラー
で点検修理を受けてください。
ださい。
SRS エアバッグ システム警告灯(赤色)
警 告灯 の点灯 とと もに、「CHECK BRAKE
イグニッション スイッチを「II」
PADS」
(ブレーキ パッドを点検してくださ
い)または「CHECK BRAKE FLUID」
(ブ
の位 置にするとシステムの作動
確認 のためいったん点灯し、約
レーキ液を点検してください)のメッセージ
が表示されます。
「CHECK BRAKE FLUID」
4 秒後に消灯します。それ以外のときに警告
灯が点灯した場合は、システムに故障が発生
が表示された場合は、ブレーキ液レベルを点
検 し、必要 なと きは 補充 して くださ い。ブ
して います。た だち にラン ドロ ーバ ー正規
ディーラーで点検修理を受けてください。
レ ーキ液 レベ ルが適 正でも なお警 告灯 が消
え ない 場合 は、走行 を中 止し、ラ ンド ロー
51
警告灯
クルーズ コントロール作動警告灯(緑色)*
ヒル ディセント コントロール(HDC)情報
警告灯(緑色)
ク ルー ズ コ ント ロー ルが 作動
中に点灯します。
イグニッション スイッチを「II」
の位置にすると、システ ムの作
動確 認 の ため 短 時 間点 灯 し ま
シートベルト警告灯(赤色)
イグニッション スイッチを「II」
す。また、HDC を作動させた状 態でも点灯
します。
の 位 置 にす る と 警告 灯 が 点灯
し、運転者 がシートベルトを着
HDC が選択され、車速が作動域の 35 km/h
以内で走行している場合、警告灯は点灯し続
用しているかどうかに関係なく、約 6 秒後に
消灯します。仕様によっては、警告灯の点灯
けます。
と同時に警 告音が鳴り ます(「警告音」53
ページを参照)。
HDC が選択され、車速が作動許容範囲を超え
て走 行す ると警 告灯が 点滅 し、
「NO HDC SLOW DOWN」
(HDC 作動不可 - 速度を落と
注意
してください)のメッセージが表示されます。
また、HDC が「フェード アウト」中も警告
仕様に よっ ては 運転 者の シート ベル
トが正 しく 着用 され るま で警告 音が
灯は点滅します(詳細は「HDC フェード ア
ウト」123 ページを参照)
。
鳴り続けます。
HDC シ ステ ムに 故障が 発生 する と、HDC
は「フェ ード アウ ト」を起こし た後に選 択
ダイナミック スタビリティー コントロール
(DSC)警告灯(黄色)
が解除されるか、突然解除されます(故障の
種類と、HDC が作動状態であ るかどうかに
イグニッション スイッチを「II」
の位置 にすると、システムの作
よります)。緑色の警告灯が消灯し、メッセー
ジ センターに「HDC INACTIVE」
(HDC 非
動確認のため点灯します。また、
DSC ス イッチ が押され、DSC の 作動が解
作動)のメッセージが表示されます。
除されたときも点灯します(ただし、トラク
ション コントロールは作動しています)。
前照灯上向きビーム表示灯(青色)
前照 灯 を 上向 き ビ ーム に す る
と、表示灯が点灯します。
DSC システム が作動 状態に なると 点滅し、
システ ム作動 の必 要がな くなる まで 点滅し
方向指示器表示灯(緑色)
続けます。
方向指示器表示灯は、左 または
警告灯が点灯し続け、DSC スイッチを押し
右の方向指示器と連動し て点滅
します。どちらか一方の 方向指
ても消灯しない場合は、システムに故障が発
生 し て い ます。 シス テ ム に 故 障 が あ る と
示灯が作動しない場合は、該当する側の方向
指示器表示灯が点灯しなかったり、点滅速度
DSC は作動 しません。慎重に運転し、ただ
ちにラ ンドロ ーバ ー正規 ディー ラー で点検
が通常よりも速くなります。
修理を受けてください。
非常点滅表示灯を作動させた場合は、左右の
方向指示器表示灯が同時に点滅します。
52
警告音
警告音
警告音
イグニッション キー抜き忘れ
輸出地域によって警告音は異なります。
キーをイ グニッショ ン スイッチ に差し込ん
だまま運転席ドアを開くと、警告音が連続し
て鳴ります。警告音はドアを閉めるか、キー
をイグニ ッション ス イッチから 抜くと鳴り
ライト消し忘れ
止みます。
イグ ニッショ ン スイッチ をオフにし た後も
イグニッション キー抜き忘れ警告は、
メ イン照 明ス イッチ がオン になっ てい る場
合、運転席ドアを開けると警告音が 2 回鳴り
ラン ドロー バー 正規 ディ ーラ ーで作
動または解除の設定が行えます。
ます。
シートベルト締め忘れ
電子制御エア サスペンション警告
イグニッ ション スイ ッチがオン になったと
車 速が現 在の 車高に おける 許容範 囲の 限界
値に達すると、警告音が鳴ります。
きに運 転者 がシー トベル トを 着用し ていな
いと、警告音が 1 秒間隔で鳴ります。警告音
はシートベルト警告灯と連動して作動し、約
6 秒後に鳴り止みます。
ダイナミッ ク ス タビリティー コントロール
(DSC)警告
DSC システムの故障が検 知されると警告音
が 1 回鳴り、DSC 警告灯が点灯します。そ
外気温度警告
外気 温度が 3 ™C 以 下に下 がる と警 告音が
の まま慎 重に 走行を 続ける ことは 可能 です
が、できるだけ早い機会にランドローバー正
鳴り、メッセ ージ セン ターに警告 メッセー
ジが表示されます。デフロスターを作動させ
規ディーラーで点検修理を受けてください。
るなどして除霜を行い、路面が凍っていない
か注意してください。
53
照明と方向指示器
この 間、必要であ れば、イグニ ッショ ン ス
メイン照明スイッチ
照明と方向指示器
イッ チかメ イン 照明ス イッチ を一 度オン に
してからオフに切り替えると、消灯遅延機能
を中止できます。
こ の機 能 は ラン ド ロ ーバ ー 正 規
ディ ーラ ーで 無効 にする こと がで き
ます。また前照灯遅延時間は、お好みの時間
に調節できます。
1
2
前照 灯の上 向き ビーム と下向 きビー ムの
切り換え
3
H3867
H3892
1. 消灯
レバーを前方に押すと、前照灯が上向きビー
2. 車幅灯、尾灯、計器パネル照明灯が
点灯
ムに切り替わります(青色の警告灯が点灯し
ます)。レバーをステアリング ホイールに向
3. 前照灯が点灯
かって引くと、前照灯が下向きビームに切り
替わります。
前照灯消灯遅延機能
パッシ ング シグ ナル(上向き ビームを短 く
点滅させて合図すること)を出すときは、レ
駐車後、短時間だけ前照灯を点灯したいとき
は、メイン照明スイッチを「前照灯」も位置
バーを ステアリン グ ホイール 側に軽く 引い
て、すぐに放します。
にしたまま イグニッシ ョン スイッ チをオフ
にします(メッセージ センターに「LIGHTS
ON」が表示されます)。それからメイン照明
スイッチをオフにすると、前照灯は、運転席
のドアを閉めてから約 40 秒間点灯し続け、
その後自動的に消灯します。
54
照明と方向指示器
駐車時点灯機能
方向指示器
駐車するときに、必要に応じて、左右どちら
か の車幅 灯と 尾灯を 低出力 でつけ っぱ なし
にしておくことができます。
イグニッション スイッチを「0」の位置にし
て、レバーをいっぱいに上げると右側の車幅
灯と尾灯が点灯し、いっぱいに下げると左側
が点灯します。イグニッション キーを抜き、
車両を普通に施錠してください。照明は点灯
したままになります。
H3891
左に曲がると きはレバーをい っぱいに下げ、
知識
右に曲 がる ときは レバー をい っぱい に上げ
てください(計器パネル内の該当する側の方
低 出 力で 点灯 し 続け るの で、バ ッテ
リ ー切 れを 心 配す る必 要は あり ませ
向指示器表示灯が連動して点滅します)。車
線変更など短時間の合図には、方向指示器レ
んが、あまり長い時間の使用はおやめ
ください。
バーを 上ま たは下 に軽く 止ま る位置 まで押
してください。
55
照明と方向指示器
リア フォグ ランプ
フォグ ランプ
フォグ ラン プは視界が 著しく悪い 時のみ使
スイッチを押して点灯 / 消灯し
ます。リア フォグ ラ ンプ点 灯
用してください。視界の良好な時に使用する
と、他のドライバーの迷惑になります。
中は、スイッチの表示灯 が点灯
します。リア フォグ ランプは、イグニッショ
ン スイッチが「II」の位置にあり、前照灯ま
たはフロント フォグ ランプを点 灯させてい
るときに限って点灯します。前照灯またはフ
ロ ント フォ グ ラ ン プを 消灯 す るか、イ グ
ニッ ショ ン スイ ッチ を「0」の位 置にす る
と、リア フォグ ランプも自動的 に消灯しま
す(次回リア フォグ ランプを点 灯させると
きは、スイッチを再度押す必要があります)。
フォグ ランプは、視界が著しく悪いときにの
み使用してください。視界の良好なときに使
用すると、他のドライバーの迷惑になります。
H3888
フロント フォグ ランプ
スイッチを押して点灯/消灯しま
す(フォグ ランプ点灯中は計器
パネルの表示灯が点灯します)。
フロント フォグ ランプは、イグニッション
スイッチが「II」の位置 にあり、車幅灯また
は前照 灯を点 灯さ せてい るとき に限 って点
灯します。車幅灯を消灯するかイグニッショ
ン スイッチを「0」の位置にすると、フロン
ト フォグ ランプは自動的に消灯します。次
回フォグ ランプを点灯させるときは、スイッ
チを再度押す必要があります。
視界が良好になったら、すぐにスイッチをオ
フにしてください。
56
照明と方向指示器
非常点滅表示灯
計器パネル照明ディマー スイッチ
インスト ルメン ト パネル(計 器類)の照明
を、明るくしたり、暗くしたり、調整します。
H3968
ボタンを押すと作動 / 解除します。すべての
方向指示器が同時に点滅します。お車が他の
交通の邪魔になる恐れがあるとき、または危
険な状況にあるような緊急の場合にだけ、他
の 道路利 用者 への警 告の目 的で使 用し てく
ださい。走行を再開するときは、必ずスイッ
チをオフにしてください。
57
ワイパーとウォッシャー
操作
前面ガラス ワイパー
ワイパーとウォッシャー
ワイパーとウォッシャーは、イグニッション
3
スイッチが「I」または「II」の位置にあると
きのみ作動します。
2
1
アドバイス
¡ ガ ラ ス表面 が 乾燥し て いる状 態
で ワ イパー を 作動さ せ ないで く
ださい。
¡ 寒冷時 や炎天下では、ワ イパーを
作 動さ せる 前に ワイ パー ブレ ー
H3893
ドが凍 り付いていない か、ガラス
面に張り 付いていないか を確認し
間欠遅延モード
てください。
レバーを 1 の位置まで上げます。
¡ 特に冬 期は、ワイパーの 拭き取り
標準速作動
面やア ーム部分、ブレー ド周辺の
雪や氷を 取り除いてから 作動させ
レバーを 2 の位置まで上げます。
てください。
高速作動
レバーを 3 の位置まで上げます。
一回作動
レバーを下げて、すぐに放してください。
知識
レバ ーを下げ たまま押 さえて いると、
レ バー を放 すま でワ イパ ーは 標 準速
度で作動します。
58
ワイパーとウォッシャー
間欠可変遅延モード
前面ガラス ウォッシャー
H3895
H3894
レバー を「1」の位 置にして、スイッチを時
計 回りに 回す と間欠 作動時 の周 期が短 くな
レバーを ステアリン グ ホイール 側へ引いて
ください(最低 0.5 秒間)。レバーを引き続
けると、前面 ガラス ウ ォッシャー と連動し
り、反時計回りに回すと周期が長くなります。
てワイパーが作動します。レバーを放した後
も、ワイパーはさらに 3 回作動します。
車速感応ワイパー
ワイパー作動の周期は、車速に応じて自動的
に調整されます。車速が速くなると、それに
応じてワイパーの周期も短くなり、視界を良
好に保ちます。この操作は自動で行われるの
で、運転者が操作することはできません。
H4056
この機能は、ランドローバー正規ディ
ーラーで解除することができます。
レバー端のボタンを押しても、ウォッシャー
減速機能
は作動します。
ワ イパー を作 動させ たまま 車両を 停止 させ
る とワイ パー の周期 は自動 的に長 くな りま
す。ワイパーが高速作動に設定されていると
きは、標準速作動に切り替えます。標準速作
動に設定されているときは、間欠作動に切り
替えます。車両が動き出すと、自動的にもと
の設定速度に戻ります。
59
ワイパーとウォッシャー
後面ガラス ワイパー
前照灯ウォッシャーおよび
ワイパー *
イグニッシ ョン スイッ チがオンに なってい
て前照灯が点灯しているとき、前照灯ウォッ
シャーは前 面ガラス ウ ォッシャー と連動し
て以下のように自動的に作動します。
前面ガラス ウォッシャ ーが最初に 作動する
とき、前照灯ワ イパーが 4 回 作動し、前照
灯ウォッシャ ーはそのうち の始めの 2 回の
H3896
作動時に連動して作動します。その後は、前
面ガラス ウォッシャーを 5 回作動させるご
レバーを前方に 1 段階押すと、レバーを元の
とに 1 回、前照灯ウ ォッシャー とワイパー
がそれぞれ作動します(最後に前照灯ウォッ
間欠作動の遅延時間は、運転者が設定するこ
位置に戻すまでワイパーは間欠作動します。
とができます。ワイパーをオンにしてからオ
フにし、お好みの時間(0 ∼ 30 秒)オフの
シャーとワイ パーが作動し てから 3 分以上
経過している場合)。
ままにし、その後、ワイパーを再びオンにし
てください。ワイパーをオフにした後すぐに
オンにすると、ワイパーは連続して作動しま
す。初期 設定さ れた遅 延時 間は 10.5 秒 で
後面ガラス ワイパーおよび
ウォッシャー
す。イグニ ッション スイッチ がオフにさ れ
るかワイパーが 10 秒以上オ フにされると、
後面ガラス ウォッシャーおよびワイパー
遅延時間は初期設定値に戻ります。
知識
後面ガラス ワイ パーをオンにすると、
リバース ギアにシフトしたときに、自
動的に連続(間欠ではない)で作動し
ます。
H4077
レバーを前 方に 1 段階押し て、さらにもう
1 段階前に押し続けると、押している間、後
面ガラスウォッシャーが作動し続けます。こ
のとき 同時に ワイ パーも 連動し て作 動しま
す。レバーを放した後も、ワイパーはさらに
3 回作動して停止します。
60
ホーン
ホーン
ホーン
H4090
ステアリング ホイールのパッド上にある、
左
右 2 個のホーン スイッチのどちらかを押し
てください。
61
パワー ウィンドウ
パワー ウィンドウの使用方法
パワー ウィンドウ
パワーウィンドウ
パ ワー ウィ ンド ウ は、イグ ニッ シ ョン ス
イッチが「I」または「II」の位置にあるとき
2
1
に操 作できま す。また、イグニ ッショ ン ス
イッチを「0」の位置にしてから 16 分間は
4
3
(その間に前席ドアを開けなければ)、パワー
ウィンドウを作動させることができます。
スイ ッチの 上側 を軽く 押し続 ける とウィ ン
ドウが下降し、上側を軽く引き続けると上昇
5
します。スイッチから手を放すと、ウィンド
ウの動作は停止します。
警告
H3871
パ ワー ウィ ンド ウを 閉じ る とき に、
誤って指、その他の体の部分を挟んで
運転席ドアの各スイッチは、以下のドアに対
けがをする恐れがあります。常に以下
の点に注意してください。
応しています。
1. 前席右側ウィンドウ
2. 前席左側ウィンドウ
お子様を後席に乗せる場合には、後席
ウィンドウ ロック スイッチ を作動さ
3. 後席右側ウィンドウ
せてください。
4. 後席左側ウィンドウ
ウィンドウを開閉するときは、お子様
5. 後席ウィンドウ ロック スイッチ
がウ ィン ドウ ガラ スに触 れて いな い
ことを確認してください。
知識
大人 の同乗者 全員に、パ ワー ウィ ン
ド ウの 操作 を覚 えて もら い、パワ ー
後席左右のウィンドウは、後席ドアに
ウィ ンド ウが とき には危 険で ある こ
とを理解してもらってください。
装備されたパ ワー ウィンドウ ス イッ
チで 操作 す るこ と もで きま す。た だ
し、後席ウィンド ウ ロック スイ ッチ
が作 動し て いる と きは、後 席側 の ス
不意 に飛 んで くる 破片や 木の 枝な ど
でけがをする恐れがありますので、走
イッチでは操作できません。
行中は危険ですから、ウィンドウ開口
部か ら頭 や手 など を出さ ない でく だ
さい。
お車 から 離れ ると きはイ グニ ッシ ョ
ン キーを抜いてください。
62
パワー ウィンドウ
ワンタッチ作動
スイッチの上側を強めに押して、すぐに放す
と、1 回 の操作で運転 席ドア ウィン ドウが
全開位置まで開きます。ウィンドウの動作を
止めたい場合は、スイッチの上側を軽く押し
てください。
1 回 の操作で運転 席ドア ウィンド ウを閉じ
た いと きは、スイ ッチ の上側 を強 めに 引い
て、すぐに放してください。ウィンドウの動
作を止めたい場合は、スイッチの上側を軽く
引いてください。
ワンタッチ作動中にウィンドウの動作を止め
たい場合は、ウィンドウが作動している向き
と反対方向にスイッチを操作してください。
後席ウィンドウ ロック スイッチ
ボ タン を 押す と、後席 ド ア ウ ィン ドウ ス
イッチがロックされ、後席ドアのパワー ウィ
ンド ウ スイッチ でウィン ドウを開閉 するこ
とができなくなります(スイッチ内の表示灯
が点灯します)。再度スイッチを押すと、ロッ
クが解除されます。
アンチ トラップ(挟み込み防止)機構
アンチ トラッ プ セ ンサーが、ウィンドウ上
昇中に障害物を感知すると、ウィンドウの上
昇 を停止し ます。これは、パ ワー ウィ ンド
ウを閉めるときに、誤って身体の一部などの
挟み込みを防止するための安全機構です。障
害 となる もの を取り 除いて からウ ィン ドウ
を閉めてください。
何らかの理由で、挟み込み防止機能を解除し
たい場合は、ウィンドウが完全に上昇するま
でパワー ウィン ドウ スイッチを引き続けて
ください。
63
サンルーフ *
アンチ トラップ(挟み込み防止)機構
サンルーフ作動 *
サンルーフ*
サン ルーフ が閉 じると きに何 かを 挟み込 む
と、作動を停止し、わずかに開きます。これ
は、サンルーフを閉めるときに、誤って身体
の一 部など の挟 み込み を防止 する ための 安
全機構です。障害となるものを取り除いてか
らサンルーフを閉めてください。
警告
サンルーフが閉じるときに、誤って指
や手、その他の身体の部分を挟んでけ
H3801
がをする恐れがあります。必ず以下の
注意事項を守ってください。
電動サン ルーフは、イグ ニッショ ン スイッ
¡ サンルーフを開閉 するときは、開
チが「I」または「II」の位置にあるときに操
作できま す。また、イグ ニッショ ン スイッ
口部付近に障害とな るものがない
チをオフにしてから 16 分間は(その間に前
席ドアを開けなければ)、電動サンルーフを
¡ 大人の同乗者全員に 電動サンルー
ことを確認してください。
フの操作を覚えて もらい、電動サ
ンルーフの誤った 操作が、ときに
作動させることができます。
は危険を招くことも あることを理
解してもらってください。
¡ チルト アップ(上昇):スイッチの中央
部を押すと、サンルーフの後端が自動的
に完全なチルト位置まで上昇します。
¡ 走行中は危険です から、サンルー
¡ サンルーフを開く:スイッチを 1 段階後
フ開口部から頭や手 などを出さな
方に押すと、サンルーフは指を離すまで
いでください。不意 に飛んでくる
破片や木の枝など により、けがを
後方にスライドします。もう 1 段階後方
に押してから指を放すと、サンルーフは
する恐れがあります。
全開位置まで開きます。
¡ お車から全員が離 れるときは、必
ずサンルーフを閉じてください。
¡ サンルーフを閉じる:サンルーフが開い
た状態、またはチルト位置にある状態で
スイッ チを 1 段 階前 方に押 すと、サン
ルーフは指を放すまで閉じます。
サンルーフを開けて走行する
もう 1 段 階前方 に押して から指 を離す
サンルーフを開けて走行する際に、風が入リ
と、サンルーフは完全に閉じます。
過ぎる場合は、ダッシュボードの吹き出し口
を開け、風量調節ダイヤルで風量を上げてく
ださい。エアコンは作動させないでください。
64
サンルーフ *
サンルーフ ブラインド
緊急手動操作
H3925
サン ルーフ ブラ インドは 引いて開閉 してく
ださい。
知識
サ ンルー フ ブラ インド は手動 で開閉
できますが、サンルーフが開くときは
自動的に格納され、チルト アップする
ときはわずかに開きます。
電源遮断後の処置
バ ッテリ ーの 放電や バッテ リーの 取外 しな
どで 車の電源が一時 的に遮断され た場合は、
H4048
サ ンルー フの 再設定 を以下 のとお り行 って
ください。
電気系統の故障や、サンルーフが通常どおり
に閉まらない場合は、以下のようにしてサン
¡ 電源 復帰後、サンルーフを完全にチルト
アップします。
ルーフを手動で閉じることができます。
¡ チルト位置のまま、スイッチを約 20 秒
¡ 適当な工具を使ってカバー(サンルーフ
間押し続けます。
の前方)をこじ開けると、サンルーフの
駆動機構があります。
こ れで通 常ど おりに サンル ーフを 操作 する
ことができます。
¡ 車載工具キットに付属のアレン キー(6
角棒レンチ)を駆動機構の開口部に差し
込んでください。
¡ アレン キー(6 角棒レンチ)を回してサ
ンルーフを閉めてください。
65
ヒーターと換気
換気
ヒーターと換気
H3975
ヒーターと換気システムは、前面ガラスの前
方にあ る吸気 口グ リルか ら車内 に取 り入れ
た外気または温風を供給します。
アドバイス
落ち葉、雪、氷などで吸気口グリルが
塞がれていないか注意してください。
吹き出し口は、前面ガラス、胸元、足元用が
あります。それぞれの吹き出し口の位置は上
図のとおりです。吹き出し口に供給される空
気の温度はヒーターによって制御されます。
冷暖房、換気の操作方法は次ページ以降をご
覧ください。
66
ヒーターと換気
胸元への吹き出し口(中央)
胸元への吹き出し口(両端)
H3978
ダイヤルを左(緑色のインジケーター)に回
すと 吹き 出し 口が開 き、右(白色 のイ ンジ
H3979
ケーター)に回すと閉じます。吹き出し口中
央のツマミを上下左右に動かすと、送風の向
各 吹き出 し口 はダイ ヤルを 回して 開閉 する
ことができます。緑色のインジケーターのほ
きを調整できます。
うへ回すと吹き出し口が開き、白色のインジ
ケーターのほうへ回すと閉じます。吹き出し
両端の吹き出し口の送風温度は、エアコン シ
ステムの温度設定で調節されます。
口中央のツマミを上下左右に動かすと、送風
の向きを調整できます。
最適な換気 を実現し、作動音 を抑えるため、
エア配 分選 択スイ ッチを 胸元 への吹 き出し
口に設定している場合は、胸元への吹き出し
胸元への吹き出し口の送風温度は、別々に調
節することができます。ダイヤルを左(赤色
口を全開にしてください。
ゾーンのある方向)に回すと温風になり、右
(青色 ゾーンのある 方向)に回すと冷 風にな
ります。
最適 な換気を実現 し、作動音を抑え るため、
エ ア配分 選択 スイッ チを胸 元への 吹き 出し
口に設定している場合は、胸元への吹き出し
口を全開にしてください。
67
ヒーターと換気
後席吹き出し口のダイヤル
H3980
左側のダイヤルで風量を調節します。ダイヤ
ルを上に回すと風量が上がります。右側のダ
イヤル で温 度を 調節し ます。ダ イヤル を上
(赤色ゾーンの ある方向)に回す と温風にな
り、下(青色ゾーンのある方向)に回すと冷
風になります。
68
ヒーターと換気
オート エアコン
2
5
20
1
22
18
10
16
6
5
24
20
26
18
16
28
2
22
24
26
3
28
11
H3952
9
8
7
4
エア コン シス テムは、自動 温度制御 とエア
エア配分と風量調節は、自動設定を無視して
配分制御の機能が内蔵されており、厳しい気
候 条件で あっ ても車 内温度 を常に 最適 な状
個別に調節 することがで きます。その場合、
「AUTO」スイッチの該当す る表示灯が消灯
します(まるいランプは風量調節で、細長い
ランプはエア配分です)。
「AUTO」をもう一
態に保ちます。
エアコンの各スイッチは、お客様の好みに応
度押すと自動設定に復帰します。
じて 調整でき ますが、オー ト モード をご使
用になると、簡単な操作で最適な車内環境を
知識
つくり出すことができます。
エア 配分 およ び風 量 を個 別に 調節 し
た場合、システムが設定された温度に
1. オート モード スイッチ
調整できない、または維持できない場
合があります。
¡ 自 動作動させ る場合は「AUTO」(1)
を押 してください(スイッチの表示灯
が点灯します)。
2. 前席シート ヒーター
¡ 温 度調節ダ イヤル(5)を回 し、設定
*
ス イッ チを 1 回押 すと高 温で
作動 し、もう一度押すと低温で
温度を選択してください。
¡ その 他の設定は自動温度調節システム
作 動 し ま す。前 席 お よ び 後席
シート ヒー ターの詳 しい操作方 法について
が行います。
は、「シート ヒ ーター *」73 ペ ージを参照
してください。
オート モードでは、冷房、エア配分、風量、
内気循環は自動調節され、快適な室内環境を
作り出し、維持します。
69
ヒーターと換気
3. デフロスト モード スイッチ
5. 温度調節ダイヤル
前面ガ ラスが曇ったり氷着した
場合は、ス イッチを押して自動
ダイヤルを回すと、車内の該当する側(左側
スイッチは車内左側に、右側スイッチは車内
デフロ ストプログラムを起動さ
せてください。システムは以下の方法によっ
右側に対応しています)の設定温度を変更す
ることができます。
て、ただちに前面ガラスの曇りや霜を除去し
ます。
28™ C 以上および 16™C 未満の温度は、設
定することができません。
¡ 風量と温度を最大に設定します。
ダイヤルまわりに表示されている温度は、該
当する側の設定温度のみであり、車内で測定
¡ 前面ガラスにのみエアを送ります。
された実際の温度ではありません。
¡ 後席への送風を解除します。
知識
¡ 内気循環機能の作動を解除します。
このモー ドでは、さらに 後面ガラ ス デフロ
スターおよ び前面ガラ ス デフロス ターがオ
助 手席 側と 運転 席側 の設 定温 度 の差
が± 5™C 以上ある場合は、助手席側
ンにな りま す(すで に各デ フロ スター のス
イッチをオンにしている場合は、作動サイク
の 温度 を設 定温 度に 調整 する こ とは
できません。
ルが再開されます)。
スイッチをもう一度押すと(または「AUTO」
6. 風量調節ダイヤル
やエア 配分選 択ス イッチ のどれ かを 選択す
ると)、システムはデフロスト モードを解除
ダイ ヤルを 時計 回りに 回すと 吹き 出し口 か
らの風量が増し、反時計回りに回すと風量が
してオート モードに復帰します。
減ります。
4. 急速冷房スイッチ
7. エア配分選択スイッチ
車内 が暑すぎるとき(直射日光
お好 みのエ ア配 分のス イッチ を押 して選 択
を受け る場所に駐車していた場
合な ど)に急 速冷房スイッチを
してください。再度押すと解除されます。
押すと、急速に室内を冷やすことができます。
急速冷房が作動すると、自動的に冷房と内気
足元の吹き出し口
循環を作動させ、風量は最大となり、胸元へ
の吹き出し口にエアを配分します。急速冷房
胸元への吹き出し口
にすると、現在の温度設定は無視されます。
前面 ガラスお よびサイ ド ウィンド ウ
吹き出し口
2 つ 以上の スイッ チを同時 に選択 するこ と
もできます。
70
ヒーターと換気
8. 冷房スイッチ
アドバイス
エ ンジ ン を 始動 さ せ てか ら ス
イッチを押す と、手動で冷房を
内気 循環機能 を長時間 作動さ せると、
作動できま す。すでに(手動か
自動で)冷房が入っているときにスイッチを
ウィンドウが曇ることがあります。
押すと、冷房のスイッチはオフになります。
10. 前面ガラス デフロスター スイッチ
9. 内気循環スイッチ
スイ ッチを押すと、前面ガラス
デフ ロスターが作動し、表示灯
内気循環機能は 車外からの空気
の流入を防ぎ、車 内の空気を循
環させる場合 に使用します。こ
が点灯します。
れ は他の 車か らの排 気ガス の流入 を防 ぐ場
合に有効です。
11. 後面ガラス デフロスター スイッチ
スイ ッチを押すと、後面ガラス
知識
デフ ロスターが作動し、表示灯
が点灯します。
仕様によっては、ステアリング ホイー
ル にリ モコ ン 内気 循環 スイ ッチ が装
備されています。このスイッチは、オ
アドバイス
後面ガラス内側を擦ったり、ひっかい
ン / オフ機能のみのスイッチなので、
自 動内 気循 環 機能 は内 蔵さ れて いま
た りし ない よ うに し てく ださ い。ま
た、熱線部分にステッカーを貼らない
せん。
でください。
スイ ッチを 1 回押す と、自動内気循 環機能
を作動させます。この機能は、センサーが室
内の空気が汚れていることを感知すると、自
動的に内気循環機能を作動させるもので、渋
滞のときなどに、排気ガスが車内に侵入する
のを防ぐことができます。
もう一度スイッチを押すと、内気循環機能を
連続で作動させます。
さらにもう一度スイッチを押すと、内気循環
機能を解除します。
内気 循環機能 は、エアコン システム の除湿
およ び冷却性能にも 大きな影響を 与えます。
した がって、オー ト モード では内気 循環機
能を 自動調整 すること により、エア コン シ
ステムの最適な性能を実現します。
71
ヒーターと換気
一般的な注意事項
¡ 作動効率を最適にするために、すべての
吹き出 し口(後席 の吹き 出し口 も含む)
が開いていることを確認してください。
¡ 自動温度制御システムを効率的に機能さ
せるために、すべてのウィンドウ(およ
びサンルーフ)を閉め、前面ガラス前方
の吸気口グリルに氷雪や落ち葉などの異
物がないことを確認してください。
¡ 湿度が極端に高い場合、エアコン システ
ムのスイッチをオンにしたとき、前面ガ
ラスが少し曇ることがあります。これは、
自動車用のエアコンでは普通に発生する
現象です。これは故障ではなく、エアコ
ン システムが作動を始めて、数秒後には
曇りはなくなります。
¡ エアコン コンプレッサーは、エンジンが
作動していなければ作動しません。
¡ 除湿の過程で発生した水は、車両下側の
排出チューブを通して車外に排出されま
す。このため、停車中の場合、路上に水
がたまる場合がありますが、心配する必
要はありません。
72
ヒーターと換気
イグニッション スイッチがオンのとき、
シー
シート ヒーター *
ト クッションと背もたれを 2 段階の温度で
暖めることができます。
¡ スイッチを 1 回押すと、高温で作動しま
す(表示灯が 2 つとも点灯)
。
¡ スイッチを 2 回押すと、低温で作動しま
す(表示灯が 1 つ消灯)
。
¡ スイッチを 3 回押すと、ヒーターを手動
でオフにすることができます(表示灯が
2 つとも消灯)。
シート ヒ ーターは自 動制御さ れており、あ
H4036
らかじ め設 定され ている 基準 温度を 維持す
るため、断続的に作動します。スイッチの表
前席シート ヒーター
示灯は、ヒーターを手動でオフにするか、イ
グニッシ ョン スイッ チをオフに するまで点
灯し続けます。
アドバイス
シ ート ヒ ータ ー をご 使用 に なる と、
バッテリーが著しく消耗します。その
ため、シート ヒーターはエンジン作動
時のみ使用するようにしてください。
H4037
後席シート ヒーター
73
ヒーターと換気
ステアリング ホイール ヒーター *
H4093
スイッチ を押して、ステ アリング ホイール
ヒーター エレメントを作動させてください。
ヒーターは自動制御されており、あらかじめ
設定されている基準温度を維持するため、断
続的に作動します(スイッチがオンの場合)
。
もう一度スイッチを押すと、ヒーターは手動
で解除されます。
知識
内気 循環 リモ コン 機能 や ステ アリ ン
グ ホイール ヒー ターが装備され てな
い車の場合、この部分にスイッチはあ
りません。
74
室内装備
し続けてください。自動点灯機能を復帰させ
室内灯と読書灯
室内装備
たいと きは 一度押 して点 灯さ せてか ら再び
押して消灯させてください。
居場所お知らせ機能
2
混雑し た駐 車場で 停めた お車 を探し ている
ときに、リモート ハンドセットのロック ボ
タンを押 すと、室内灯が 8 秒間点灯し、お
3
1
車の場所を知らせてくれます。
3
2
読書灯の操作
読書灯スイッチ(2)を押して、読書灯をオ
ンまたはオフにします。バッテリー上がりを
H3798
フロント室内灯と読書灯
予防するため、16 分が経過すると読書灯は
消灯します。
車両 のドア ロ ックを解 錠するか、イ グニッ
ショ ン スイッチをオフ(車幅 灯が 30 秒間
点灯)にするか、いずれかのドアまたはテー
ルドアを開くと、室内灯が点灯します。すべ
て のドアと テール ドアを 閉じて 20 秒 が経
減光室内照明
メイン 照明 スイッ チを車 幅灯 または 前照灯
に回すと、室内灯は LED(3)から減光した
過す るか、イグニ ッション スイッチ をオン
にすると室内灯は消灯します。
暗めの光 を供給し、同 時にドア ポ ケットと
ドア ハン ドルの照明 灯も点灯 します。照明
走行後、車両を施錠するか、すべてのドアと
テールドアを閉めると、室内灯は次第に暗く
の明るさは、計器パネル照明ディマー スイッ
チで調節できます。
なって消灯します。
減光した室内照明を使うと、走行中に運転者
の視界をさまたげる心配がありません。
知識
バッテリー上がりを予防するため、ド
ア またはテ ールドア が開い ていても、
16 分 が経過すると室内灯は自動的に
消灯します。
グローブ ボックス照明灯
グローブ ボックス照明灯は、グローブ ボッ
クスを開くと自動的に点灯し、閉じると消灯
手 動で室 内灯 をオン または オフに した いと
きは、1 のスイッチを押してください。
します。バッテ リー上がりを 予防するため、
グローブ ボックスが開いていても、16 分が
ド アを開 ける ときな どに自 動点灯 機能 を解
除した い場合は、1 のスイッ チを 3 秒間押
経過すると照明灯は自動的に消灯します。
75
室内装備
アプローチ ライト
まずナ ビゲーショ ン ディスプ レイのメ イン
それぞれのドア ミラーの底部にアプローチ ラ
メニューにアクセスし、以下の手順で時刻を
設定します。
イトが装備されていて、車が解錠されると 20
秒間点灯し、ドア付近の足元を照らします。
1. スイッチをひねって「Set」
(設定)を
選択し、スイッチを押します。
2. もう一度スイッチ をひねって、
「Set」
(設定)メニューから「Clock」
(時計)
時計
を選択します。
時刻設定
(ナビゲーション装備車) *
3. 「Clock」
(時計)の段の「set」
(設定)
を選択します。
1
4. 現在 の時 刻設 定が デ ィス プレ イに 表
MENU
On-board computer
Television
GPS-navigation
DSP
Telephone
Code
示され、「分」表 示の 下に緑 色の線 が
現れます。スイッチをひねって分を合
わせ、スイッチを押して入力します。
5. 緑色の線が「時」表示の下に移ります。
Monitor off
Set
30/07/2001
Monday
TMC
14:10
スイ ッ チを ひね っ て時 を合 わ せ、ス
イッチを押して入力します。
2
SET
SW 3 - 1 / 10
Language
Distance
Consumpt.
Temp
Clock
Memo
Date
Audio+OBC
30/07/2001
GB
Km
1/100km
o
C
24 h
on
dd.mm
on
Monday
F
miles
mph
oF
12 h
off
mm.dd
off
TMC
6. ナビゲーション システム ディスプレ
イの時刻が変更され、ダッシュボード
Km/l
set
のア ナロ グ時 計が 自 動的 に新 しい 時
刻に調整されます。
set
14:10
3
SET
SW 3 - 1 / 10
Language
Distance
Consumpt.
Temp
Clock
Memo
Date
Audio+OBC
30/07/2001
4
GB
Km
1/100km
o
C
24 h
on
dd.mm
on
Monday
TIME
12 : 55 AM
5
F
miles
mph
oF
12 h
off
mm.dd
off
TMC
Km/l
時計の使い方
set
アナ ログ時 計の 内部照 明灯は 常に 点灯し て
set
14:10
います。また、夜間に車幅灯を点灯すると自
動的 に減 光し ます。明る さが 弱まる 度合 い
6
は、計器パ ネル照明 ディマー スイッチで 調
節できます。
TIME
5 : 55 PM
H4088
76
室内装備
シガー ライター
灰皿
注意
火災を起こす恐れがありますので、灰
皿に はたば この 吸い 殻以 外の 紙くず
や燃 えやす いも のを 入れ ない でくだ
さい。
前席用灰皿
灰皿カバーの上部を押すと、灰皿が開きます
(上図右)。灰皿を取り外すときは、カバーを
完全 に開き、両 端の つまみ を持 って 灰皿を
引っ張り上げます(左下の図の矢印)。灰皿
のふたをつまみ上げないでください。
H4075
イグ ニッショ ン スイッチ をオンにし た状態
で、ライターを押し込むと加熱されます。適
温に なると自動的に 手前に出てき ますので、
引き出してご使用ください。
¡ シガー ライターは必ずツマミの部分だけ
を持つようにしてください。
¡ ラン ドローバー認定品を除いて、シガー
ラ イター ソケッ トか らアク セサリ ー類
の電源をとらないでください。
77
室内装備
後席用灰皿
シート下の収納ボックス
H4183
シート下の収納ボックスは、助手席シートの
下にあります。キャッチ(図を参照)を押し
ながら、ふたを開けてください。
H3982
知識
後席用 灰皿は 後席 ドアに 取り付 けら れてい
収納ボックスには、救急セットを入れ
ます。上図の矢印のように引っ張ってくださ
い。灰皿を空にしたいときは、灰皿を開けて
ることができます。
内側部分を取り出します。
後席シガ ー ライター は、前席シー トの間の
センター コンソール ボックス後部に取り付
けられて います。後席シ ガー ライ ターの使
い方は前席シガー ライターと同じです。
78
室内装備
補助電源ソケット
H3877
荷室電源ソケット
もう 1 つの電源ソケットは、荷室の右側にあ
ります。
H3928
電源ソケットの使い方
センター コンソール ボックスの
電源ソケット
ランドローバー認定アクセサリーの電源とし
て使用できます。容量は最大 180 W です。
補助電源ソケットは、前席シートの間のセン
バッテリー上がりを防止するため、補助電源
を長時間使用する場合は、必ずエンジンをか
ター コンソール ボックスの中にあります。
けてください。
アドバイス
車両の電気システムが損傷を受ける恐
れがありますので、補助電源ソケット
には、ランドローバー認定品以外のア
クセサリーを接続しないでください。
79
室内装備
サングラス ホルダー
カップ ホルダー
警告
運転 者は 運転 中に 飲み物 を飲 んだ り
カッ プ ホルダー を使用し ないでく だ
さい。
格納 式カップ ホルダ ーは、使わな い
ときはしまっておいてください。
カッ プ ホルダー に不適 切な容器 を入
れないでください。室内に投げ出され、
事故や 急なステア リング操作 の際に、
思わぬけがをする恐れがあります。
蓋の ない 容器 に入 った飲 み物 をカ ッ
プ ホル ダーに入 れたまま 走行しな い
でくだ さい。熱い飲み 物がこぼ れて、
やけど をする恐れ があります 。また、
H3800
内装、カーペット、電装品を損傷する
恐れもあります。
図の矢印部分を押して開きます。
柔ら かい 材質 の容 器のみ を使 用し て
ください。ガラス、陶器、硬質プラス
チッ クな どの カッ プはご 使用 にな ら
ないでください。事故や急なステアリ
ング操作の際に、それによりけがをす
る恐れがあります。缶ジュースなどの
密封されたままの容器も、硬いのでけ
がをする恐れがあります。
80
室内装備
運転席カップ ホルダー
助手席カップ ホルダー
H3863
黒い矢印 部分を押 すと開き ます。カップ ホ
ルダーを開けると、ホルダーの一部が図のよ
うに動き、容器のサイズに合わせて調節でき
ます。カップ ホルダーを押すと閉じます。
H3864
カバーの上部を押すと開きます(図を参照)
。
カバ ーを前に 倒すとカッ プ ホルダー が現れ
ます。キャッチ(下図の黒い矢印)を押して
カッ プ ホルダ ー固定具 をスライド させ、容
器のサイズに合う位置に調節してください。
注意
カップ ホルダ ーをセンター コンソー
ルに収納する前に、必ず固定具を完全
に閉じてください。
81
室内装備
後席カップ ホルダー
センター コンソール ボックス
H3936
アーム レストを下ろし、リリース キャッチ
を押し下げると、ダブル カップ ホルダーが
現れます(中 央シートの ヘッド レ ストの裏
に取り付けられています)。
H3927
センター コンソール ボックス のふたは、コ
ンソー ル ボックス 前部のキャ ッチを引 き上
げて開いてください。
H3977
キャッ チを押し 下げ、センタ ー コンソー ル
ボックスのふたを持ち上げると、小物入れが
あります。
82
室内装備
サン バイザー バニティ ミラー
照明灯 *
グローブ ボックス
H3797
サン バイザー を下げてバニティ ミラーのカ
バーを開くと、照明灯が点灯します。カバー
を閉じると消灯します。バッテリー上がりを
防ぐため、カバーが開いていても、16 分が
経過すると照明灯は自動的に消灯します。
ルーム ミラー
自動防眩ミラー
H3973
リリース ボタン(図 の矢印)を押 すと開き
ます。
イグニッション キーでグローブ ボックスを
施錠するとより安全です。
H3921
自動 防眩ミラ ーは、イグニ ッション スイッ
チ を「II」の位 置にす ると 常に作 動し ます。
自動防眩ミラーの作動中は、光センサー(矢
印)が光を感知し、夜間走行時にミラーに映
る 後続車 の前 照灯の まぶし さを自 動的 に緩
和します。
83
室内装備
荷物固定ポイント
荷室アクセス ハッチ
H4185
荷室の床面に は荷物の固定 ポイントが 4 ヶ
所用意されています。大きな荷物を積むとき
H4049
に、積載物を確実に固定するためにご利用く
ださい。ランドローバーは、荷物の固定用に
アクセ ス ハッチ は荷室の 右側にあり、中 に
三角 表示板、荷室 ヒューズ ボックス、緊 急
一連の推奨アクセサリーを提供しています。
給油口フラップ リリースが入っています。
キャッチを引き上げ(上図)、ハッチを引っ
張って取り外してください。
警告
ハッチを取り付ける際は、走行を始める前に
事故や 緊急 回避 動作 の際 に乗員 がけ
がを する 恐れ があ りま すの で、オン
しっ かり正 しく 取り付 けられ てい るか確 認
してください。
ロード / オフロードを問わず、器具や
工具、荷物類を固定しないままで走行
しないでください。
84
室内装備
荷室の収納エリア
H4232
隠し小物入れ
取り外し可能収納ボックス *
荷 室の左 側に 小さい カバー 付きの 小物 入れ
があり、見えない場所に小物を収納すること
荷室の 右側 床下に 取り外 し可 能収納 ボック
スがあります。つまみを引っ張ってカバーを
ができます。つまみを引っ張ってカバーを外
してください。
外してください。上に引き出して収納ボック
スを取り外してください。
カバーを取り付ける際は、右側の端から取り
付けてください。
知識
デタ ッチ ャブ ルけ ん 引バ ーが 装備 さ
れて い る車 には、取 り 外し 可 能収 納
ボックスがなく、代わりにけん引バー
収納エリアがあります。
85
荷室カバー
荷室カバーの取り外し
荷室カバー
荷室カバー
H3971
カバーを折りたたんだ状態で、カバー全体を
後方へ引いて位置決めピンから外し、注意深
く車両から取り外してください。
荷室カバーを取り付けるときは、上記の逆の
手順で行ってください。
注意
H3970
荷室カバーの上に、散乱しやすい小物類
を置かないでください。運転者の視界の
カバー の後端 部中 央を強 めの力 で下 と前に
さまたげとなるほか、急制動時や事故の
際に、けがをする原因となります。
押し(上図矢印)、持ち上げて前方に折りた
たんでください。
事故や 急なステアリ ング操作の 際に、
運転 者と 助手 席乗 員がけ がを する 恐
れがありますので、荷室カバー下にあ
る器物、荷物、工具などは必ずしっか
りと固定してください。
荷室カバーは、必ず所定の位置に固定
しておくようにしてください。
86
荷室カバー
荷室カバーを車内から折りたたむ
H4051
荷 室カバ ーを 車内か ら折り たたむ 必要 があ
る とき は(緊 急テ ール ゲ ート リリ ース レ
バーを使うときなど)、後席ヘッド レストを
外し、荷室に手が届きやすいようにしてくだ
さい。後席から、カバーの後端部中央を下方
に強く押して(上図矢印)、後席のほうに引
いてください。カバーは下図のように折りた
たむことができます。
87
携帯電話
安全のために
携帯電話
携帯電話
警告
注意
アンテナ付 きの電話(携帯 電話など)
運転 中に 携帯 電話 を使用 する こと は
法律で禁じられています。電話を使用
を車内で使用しないでください。
するときは、必ず安全な場所に停車し
てからにしてください。また運転中は
快適性、安全性、経済性を最大限に確保する
ため、お車には多くの電子機器が搭載されて
必ず 電話 の電 源を 切って おい てく だ
さい。
います。無許可の移動通信機器を車内でご使
用になると、これらの車載電子機器に悪影響
を及ぼす恐れがあります。こうした装置をご
使用になる場合、必ず車外アンテナをご使用
ください。電子システムへの影響が大幅に低
減されます。
自動車 電話ま たは 他の電 気装置 を車 両に取
り付けるときは、安全のため以下の注意事項
を厳守してください。
¡ 車外取り付け用のアンテナに添付されて
いる取付キットのみをご使用ください。
¡ 必ず正規の取り付け方法を遵守してくだ
さい。
¡ アンテナ付きの電話(携帯電話など)を
車内で使用しないでください。電話の電
磁場が車両の電子機器に干渉し、誤動作
を起こす恐れがあります。
88
オーディオ システム
ラジオ アンテナ
カセットまたは CD 再生中にスイッチを押す
アンテナは、左 側後席サイド ウィンドウ ガ
ラスの表面にプリントされています。
と、演奏中の次の曲に飛びます。スイッチを
繰り返し押すと、数曲先の頭出しができます。
こ のアン テナ はメン テナン スを行 うこ とは
2. ボリューム スイッチ(音量大)
できません。そのため、ガラスの車内側を硬
い 物で 傷付け たり、研 磨剤を 含ん だク リー
押すと音量が大きくなります。
ナ ーなど を使 って損 傷しな いよう 注意 して
ください。
3. ボリューム スイッチ(音量小)
オーディオ システム
押すと音量が小さくなります。
4. 放送局 / トラック選択スイッチ( 戻り)
スイッチを押すと、前の周波数の放送局を選
オーディオ リモート コントロール *
択します。
カセット または CD 再生 中にスイ ッチを押
1
2
すと、演奏中の曲の頭に戻ります。スイッチ
を繰り返し押すと、数曲前に戻ります。
3
5. ラジオ
4
スイッチを押すと、ラジオから電話に切り替
5
わります(設定車のみ)。
H4092
1. 放送局 / トラック選択スイッチ(送り)
スイッチを押すと、次の周波数の放送局を選
択します。
89
オーディオ システム
オーディオ システム
オーディオ システム
お車に標準装備されているオーディオ システ
ムの詳しい使用方法は、別冊の「オーディオ
システム」取扱説明書を参照してください。
CD チェンジャー(装着車のみ) *
CD オ ート チェ ンジャー はグロー ブボック
スに設置され ています。詳しい 使用方法は、
別冊の「オー ディオ シ ステム」取 扱説明書
を参照してください。
注意
運転中 に CD マ ガジン の挿入 や取り
出しはしないでください。
90
運転操作
運転操作
エンジンの始動と走行
ステアリング ロック . . . .
イグニッション スイッチ
エンジン始動 . . . . . . . . .
走行 . . . . . . . . . . . . . . . .
燃費 . . . . . . . . . . . . . . . .
補助動力装置 . . . . . . . . .
排出ガス浄化装置 . . . . . .
.
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93
93
94
96
97
98
98
触媒コンバーター
触媒コンバーター . . . . . . . . . . . . . . . . 99
燃料供給システム
ガソリンスタンドでの安全確保 .
燃料給油口 . . . . . . . . . . . . . . . .
燃料の種類 . . . . . . . . . . . . . . . .
給油 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
燃料切れ . . . . . . . . . . . . . . . . . .
給油口フラップ緊急リリース . .
.
.
.
.
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.
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.
.
101
102
102
103
103
103
パーク ディスタンス コントロール *
パーク ディスタンス コントロール
(PDC)の使い方 * . . . . . . . . . . . . 104
91
オートマチック ギアボックス
シフト レバー . . . . . . . . . . . . . .
シフト レバー . . . . . . . . . . . . . .
コマンドシフトによる
マニュアル操作 . . . . . . . . . . .
オートマチック ギアボックスの
使用. . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
自動選択モード . . . . . . . . . . . . .
. . . . 106
. . . . 106
. . . . 109
. . . . 110
. . . . 111
トランスファ ギアボックス
トランスファ ギアボックス
スイッチ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 112
トランスファ ギアボックスの使用 . . . 112
クルーズ コントロール *
クルーズ コントロール . . . . . . . . . . . 114
ブレーキ
ブレーキ システム . . .
アンチロック ブレーキ
(ABS). . . . . . . . . .
駐車ブレーキ . . . . . . .
. . . . . . . . . . . 116
システム
. . . . . . . . . . . 117
. . . . . . . . . . . 119
ダイナミック スタビリティー コントロール
とトラクション コントロール
ダイナミック スタビリティー
コントロール(DSC). . . . . . . . . . 120
電子制御トラクション コントロール
(ETC). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 121
ヒル ディセント コントロール
ヒル ディセント コントロール . . . . . 122
電子制御エア サスペンション
電子制御エア サスペンション
(EAS). . . . . . . . . . . . . . . .
手動操作 . . . . . . . . . . . . . . . .
ハイウェイ モード . . . . . . . .
オフロード モード . . . . . . . .
アクセス モード . . . . . . . . . .
..
..
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..
..
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
..
..
..
..
..
124
124
125
126
126
けん引
けん引 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 128
けん引バーの取り付け. . . . . . . . . . . . 130
荷物の積載
荷物固定ポイント . . . . . . . . . . . . . . . 133
ルーフ ラック * . . . . . . . . . . . . . . . . . 133
92
エンジンの始動と走行
ステアリング ロック
エンジンの始動と走行
運転操作
注意
キーを 抜き取る 前に、シフ ト レバー
を必ず「P」位置にします。
ステア リング ロ ックが かかると、ス
テアリング 操作ができな くなります。
絶対 に走行 中に キー を抜 かな いでく
ださい。
抜き取っ たキーを イグニッ ション ス
イッ チの近 くに 放置 しな いで くださ
い。放置したままだと、ステアリング
が繰り返し ロックされる ことになり、
車両 のバッ テリ ー消 耗の 原因 となり
ます。
イグニッション スイッチ
イグニッション スイッチは、イグニッション
キーの位置に応じて、次の操作が行えます。
H3924
イ グ ニッ シ ョン ス イッ チ と ステ ア リン グ
ロッ クは、駐車ブ レーキ前 方のセン ター コ
ンソールにあります。
「0」の位置
¡ キーを抜くと、ステアリング ロックがか
かります。
¡ 車幅灯、前照灯、非常点滅表示灯を含む、
ステアリング ロックを解除する
ほとんどの照明灯を点灯させることがで
きます。
キー をイグニ ッション ス イッチに差 し込み
ます。
¡ 運転席ドアを開けると、シート スイッチ
とシート メモリー機能が作動します。
ステアリングをロックする
キー をイグニ ッション ス イッチから 抜き取
ります。
93
エンジンの始動と走行
「I」の位置
エンジン始動
¡ ステアリング ロックが解除されます。
警告
¡ ステアリング ホイールを調整し、ドライ
ビング ポジシ ョンを 設定 するこ とがで
きます。
排気ガスには、微量ながら有害な一酸
化炭素が含まれており、吸引すると意
識不明になったり、最悪の場合、命に
¡ 時計、オーディオ システム、シガー ラ
イターを使用できます。
かかわる恐れがあります。密閉された
屋内(ガレージなど)では、決してエ
「 II 」の位置
ンジンを始動したり、始動したまま放
置しないでください。
¡ すべての計器類、表示灯/警告灯および電
気回路が作動します。
「 III 」の位置
最初 にエ ンジ ンを始 動し、運 転を始 める 前
に、必ず「触媒コンバーター」99 ページに
記載されている内容をよくお読みになり、そ
¡ エンジンが始動します。エンジンがクラ
ンキングを始めたら直ちにキーを離して
くださ い(キーは「II」の 位置に 戻りま
す)。エンジンは、始動するまで自動的に
の働きを理解しておいてください。
クラ ン キン グし 続 けま す。スタ ー ター
モーター作動中は、いくつかの電装品が
などに、ス ターターを長 く作動し続け ると、
未燃焼の燃料が排出され、触媒コンバーター
使用できなくなります。
を損傷する場合があります。
とくに、エンジンがなかなか始動しないとき
1. 駐車ブレーキがかかっており、シフト
知識
レバ ーが「P」また は「N」の位置 に
あることを確認してください。
シフト レバー を「P] または「N」の
位置にしないと、エンジンを始動でき
2. エア コン を含 むす べ ての 不要 な電 装
品のスイッチをオフにしてください。
ません。
3. イグニッション スイッチを「II」の位
置にし、次に「III」の位置にしてスター
ター モーターを作動させます。エンジ
ン始動中はアクセル ペダルを踏み込ま
ないでください。また、エンジンがク
ランキングを始めたらすぐに手を放し
てください(エンジンが始動するまで、
自動的にクランキングし続けます)
。
94
エンジンの始動と走行
うまくエンジンがかからないときは、いった
んイグ ニッション スイッチを「I」の位置に
戻してからやり直してください。
「II」の位置
注意
からエンジンをかけることはできません。
シフト レバーを「P」または「N」か
ら走行 位置に入 れる前 に、フット ブ
レーキを踏み込んでください。
知識
バッテリー充電警告灯、油圧低下警告灯
は、エンジン始動後すぐに消灯します。
寒冷時には
気温が非常に低いときは、油圧低下警告灯が
消灯 するまでに数秒 かかることが あります。
同様に、エンジンが始動するまでの時間が長
くなります。気温が –30™C 程になると、エ
ン ジンが始 動する までに 30 秒近くス ター
ター モーターを 作動させ る必要があ る場合
もあります。このようなときは、あらかじめ
不 要な電 装品 のスイ ッチを 全てオ フに して
おいてください。
エンジン始動後
エン ジン始動 後も駐車ブ レーキとフ ット ブ
レー キは必ず かけたま まにし、アク セル ペ
ダルを踏み込まないように注意しながら、シ
フト レバーを「P」または「N」の位置から
走行位置に移動させてください。そうしない
と、シフト レバーを走行位置(「D」または
「R」)に入れたと同時に車両が急に動き出し
てしまいます。特にエンジンが冷えている状
態のときは、通常よりも高い回転数でアイド
リングをすることになるため、この操作は非
常に重要です。
95
エンジンの始動と走行
計器類と表示灯 / 警告灯
走行
運転を始める前に、計器類と表示灯/警告灯
の機能を十分に理解してください(「計器パ
注意
ネル」40 ページを参照)
。
車両の安定性
アドバイス
レンジ ロー バー は地 上高 を高め に設
定してあり、したがって通常の乗用車
赤色の警告灯は特に重要であり、点灯
し てい ると き は何 らか の故 障が 発生
に比べて重心 が高い位置 にあるので、
多様なオフロード走行が可能です。地
していることを示しています。赤色の
警 告灯 が点 灯 した 場合 はす ぐに 安全
上高が高いと視界が広くなり、運転者
がより 容易 に前 方の 障害 物など を予
な場所に停車させて、運転を再開する
前 にラ ンド ロ ーバ ー正 規デ ィー ラー
測す るこ とが でき ます。レ ンジ ロー
バーは 一般 的な 乗用 車と 同じ速 度で
に連絡して状況を説明し、アドバイス
を求めてください。
コーナ リン グす るよ うに は設計 され
てい ませ ん。こ れは、車 高の 低 いス
ポーツ カー がオ フロ ード で満足 のい
く性能を発揮 できないの と同じです。
この種 の車 両の 運転 経験 が浅い 方は
特に慎 重に 運転 する よう 心がけ てく
暖機運転
ださい。同タイプの他の車両同様、レ
ンジロ ーバ ーも 運転 操作 を誤る と制
機させるためにアイドリングしないでくだ
さい。
暖機運転は必要ありません。エンジンを暖
御不能に陥ったり、最悪の場合、車両
が横転する場合があります。
不必要な燃料消費を避けるため、エンジン始
動後はすぐに走行を開始してください。ただ
しエ ンジン が通 常の作 動温度 に達 するま で
は、急加速をしたりエンジンに過大な負荷を
車高
レンジローバーの車高は、通常の乗用
かけるような運転は避けてください。エンジ
ンに損傷を与える可能性があります。
車よりも高くなっています。常にこの
車高を意識して、低い入り口を通る前
には頭 上ス ペー スを 確認 してく ださ
い。特に、車両 にルー フ ラッ クを装
着し てい たり、サ ンル ーフ がチ ルト
アップしている場合は、車両が通過で
きる高 さで ある かを 確認 するこ とが
重要です。
96
エンジンの始動と走行
慣らし運転
燃費
装置本来の性能を発揮させ、また装置自体の
耐用期間を確保するために、適度な慣らし運
燃料消費量 は、主に 2 つの要因 の影響を受
けます。
転が必要です。
¡ 車両のメンテナンスの状態
特にエンジン、ギアボックス、ブレーキ、タ
¡ 車両の運転方法(走行スタイル)
イ ヤには「慣らし運 転」の期間が必 要です。
最初の 800 km を走行するまでは、以下の注
最適 な燃費 を維 持す るため に、ラン ドロー
意事項に従って、慣らし運転をしてください。
バーが指定する定期点検スケジュールに従っ
て、定期的に点検整備を実施してください。
¡ 最高車速は 100 km/h 以下、エンジン回
転 数は 3000 rpm 以下に 抑えてくださ
い。アクセルをできるだけ踏み込まずに運
エア クリ ー ナー エレ メ ント(目 詰ま りな
ど)、タイヤ空気圧、ホイール アライメント
転するようにし、慣らし運転完了後、徐々
にエンジン回転数を上げてください。
などの状態の良否は、燃費に大きく影響を与
えます。しかし、それ以上に重要なのは運転
者の走行スタイルです。以下のヒントを参考
に、燃費を意識した運転を心がけてください。
¡ 慣らし 運転中はアクセルをいっぱいに踏
むことを避け、ギア ポジションに関係な
¡ 不必要な短距離の走行、発進/停止を頻繁
く、エン ジンに負荷をかけないように心
がけ てください。慣らし運転中のスポー
に繰り返すような走行を避ける。
ツ モードのご使用はお勧めできません。
¡ 急発進を避け、発進時のアクセル操 作は
¡ 緊急 時を除き、急発進や急制動を行わな
ゆっくりと滑らかに行うように心がける。
いでください。
¡ 必要以上に長い間、低速ギアで走行しな
い(マニュアル モード時)
。
¡ ゆっくりと減速するように心がけ、でき
るだけ急制動をしない。
¡ あらかじめ前方の障害物などを予測しな
がら運転し、前方の状況によって早めに
速度を調整する。
97
エンジンの始動と走行
補助動力装置
排出ガス浄化装置
注意
注意
1個のホイールのみを載せて使用する
排気ガスには、微量ながら有害な一酸
方式の、ローラー式発電機のような補
助動力 装置 はご 使用 にな らない でく
化炭素が含まれており、多量に吸引す
ると意識不明になったり、命にかかわ
ださい。ギア ボック ス ディフ ァレン
シャルを損傷する恐れがあります。
る恐れがあります。
¡ 排気ガスを吸い込ま ないように注
意してください。
¡ 換気装置のな い密閉された場所で
は、エンジンを作動させたり、エン
ジンをかけた まま放置したりしな
いでください。またテールドアを開
けたままで走行しないでください。
¡ 絶対に排気システム を改造しない
でください。
¡ 排気ガスの漏れを 発見したら、す
ぐ にラ ン ドロ ー バー 正 規デ ィ ー
ラーで修理してください。
¡ 車 内で 排 気ガ ス の臭 い がす る 場
合、直ちに原因を 突き止め、適切
な処置を講じてください。
大気汚染防止のため、ランドローバーの車両
には 排出ガ ス浄 化装置 および 燃料 蒸発ガ ス
浄化装置が装備されています。
排出 ガス浄 化装 置の取 り外し や改 造を行 う
ことは法律で禁止されており、これに違反し
た場合は処罰の対象となります。違法な改造
を行うと、車両の所有者、改造を行ったメカ
ニックともに法律によって罰せられます。
ランドローバー正規ディーラーには、お客様
のお車の排気ガス浄化装置を適切に調整、修
理のできるスタッフ、設備が整っていますの
で、是非ご利用ください。
98
触媒コンバーター
触媒コンバーター
走行
大気汚染防止のため、排気システムには触媒
¡ エンジンが通常作動温度に達し ているに
コンバーターが装備されており、排気ガス中
の 有害物 質を 減少さ せて環 境にで きる だけ
もかかわらず、エンジン ミスファイヤ(失
触媒コンバーター
火)の発生を検知した場合や、走行中にエ
ンジン出力が低下したと思える ような場
害を与えないようにしています。
合は、触媒コンバーターの損傷を避けるた
め低速で走行し、最寄りのランドローバー
アドバイス
正規ディーラーに点検をご依頼ください。
触媒コンバーターは、不適切な燃料を
使用したり、取り扱いを誤ると容易に
¡ 燃料切れに近い状態では決して走行しな
損傷します。触媒コンバーターの損傷
を防 ぐた め、以 下の 注 意事 項を 必 ず
いで くださ い。エン ジン ミ スフ ァイヤ
(失火)が起こり、触媒を損傷する恐れが
あります。
守ってください。
¡ 余分なオイルが燃焼していると(排気管
から青い煙が出ます)触媒を損傷するこ
とにつ ながり ます。この ような ときは、
ランドローバー正規ディーラーにご相談
ください。
燃料
必ず推奨燃料をご使用ください。
¡ オフロードを走行するときは、ボディ下
に強い衝撃を与えるような運転をしない
でください。触媒コンバーターを損傷す
る恐れがあります。
エンジン始動
¡ 始動に 2、3 回失敗したら、スターター
¡ エンジンに過大な負荷をかけたり、エン
を休ませてください(そうしないと、未
燃焼の燃料が排気システムに流れ、触媒
ジンの回転数限界域(タコメーターの赤
色ゾーン)を使用しないように注意して
ください。
に悪影響を及ぼす恐れがあります)。ミ
ス ファイヤ(失火)を解消 するために、
¡ 走行中、ギアを走行位置に入れた状態で、
ア クセル ペダルを踏み込ん ではいけま
せん。ランドローバー正規ディーラーに
イグ ニッシ ョン ス イッチ をオフ にしな
いでください。
ご相談ください。
¡ エン ジンにミスファイヤ(失火)が発生
注意
して いる疑いがある場合は、始動操作を
しないでください。ミスファイヤ(失火)
排気システムの温度は非常に高くなり
を 解消す るた めにア クセル ペダル を踏
み込 まないでください。このようなとき
ます。枯れ草や落ち葉、紙屑などの燃
えやすいものが排気システムに接触す
は、す ぐ にラ ン ドロ ーバ ー 正規 ディ ー
ラーにご相談ください。
る可能性のある場所には駐車しないで
ください。空気 が乾燥し ている場 合、
¡ 押し がけや、けん引によりエンジンを始
火災が発生する恐れがあります。
動させようとしないでください。
99
触媒コンバーター
お車のメンテナンス
¡ エンジンにミスファイヤ(失火)が発生
すると、エンジン性能が低下したり、イ
グニッ ショ ン スイッ チを オフに しても
エンジンが回転し続ける現象が起きたり
して、触媒コンバーターに重大な損傷を
与える恐れがあります。また専門知識の
ない方がエンジンに手を加えたりするこ
とはおやめください。お車本来の性能を
維持するために、メンテナンス ノートに
記載された点検実施内容に基づいて、ラ
ンドローバー正規ディーラーで定期的に
点検整備を受けて下さい。
¡ エンジンの点火プラグや点火ケーブルを
外した まま スター ター モ ーター を回さ
ないでください。また点火プラグに追加
するようなアクセサリーなどは使用しな
いでください。
100
燃料供給システム
¡ 急激にフューエル キャップを開けないで
ガソリンスタンドでの安全確保
燃料供給システム
ください。気温が高いとき などに、燃料
タンク内の圧力が上がって燃料補給 口部
注意
か ら 燃料 が 吹 き 返 す 恐れ が あ り ま す。
フューエル キャップから蒸気が出ていた
ガソ リンの蒸発 ガスは引火し やすく、
り、
“シュー”という音がする場合は、そ
れが止むのを 待ってからフューエ ル
特 に密 閉し た場所 では 非常 に爆 発性
が高くなります。
キャップをゆっくり開けてください。
¡ 給油中、再び車内のシートに戻らないで
給油時は必ず以下のことに注意してください。
¡ エンジンを停止する。
ください(座ることで再帯電することが
あります)。
¡ 給油口に他の人を近づけないでください。
¡ 携帯電話の電源を切る。
¡ 燃料補給後はフューエル キャップを“カ
¡ 付近で喫煙したり、 裸火を近づけない。
チッ”と音がするまで右に回し、確実に
閉っていることを確認してください。
¡ 燃料をこぼさない。
¡ 燃料をあふれさせない。
¡ フューエル キャップは純正品以外は使用
しないでください。
¡ 給油時に、燃料を車にこぼさないように
セルフガソリンスタンドでの安全確保
してください。塗装面を侵す恐れがあり
¡ エンジンは必ず止めてください。
ます。
¡ 給油時に気化した燃料を吸わないように
¡ 車のドア、窓は閉めてください。
注意してください。
¡ タバコ を吸うなど火気を近づけないでく
¡ ガソリンスタンド内に掲示されている注
ださい。
意事項を守ってください。
¡ フューエル キャップを開ける前に車体ま
たは 給油機などの金属部分に触れて身体
の 静電気除去を行ってください。身体に
静 電気を帯びていると、放電による火花
で 燃料に引火する場合があり、やけどを
する恐れがあります。
¡ 必ず キャップのツマミ部分を持ち、ゆっ
くり左に回して開けてください。
¡ フューエル リッド、フューエル キャッ
プを 開けるなど給油操作は必ず、お一人
で行 ってください(複数で行うと静電気
が除去できない場合があります)。
101
燃料供給システム
燃料給油口
燃料の種類
アドバイス
注意
有鉛ガソリンを使用すると、触媒装置
に重大な損傷を与えます。
燃料タ ンク 内の 残圧 が完 全に開 放さ
れるまで、給油口のキャップは外さな
いでください。
ガソリン エンジン
¡ オクタン価 95 RON の無鉛ガソリンを
使用してください 。もし 95 RON 無鉛
ガソリンが入手できな い場合は、オクタ
ン 価 91 ま での 無鉛ガ ソリ ンな ら使 用
可能です。
市販されているガソリンのオクタン価(RON)
や種類(有鉛 / 無鉛)は、国によって異なり
ます。たとえば、ヨーロッパのほとんどの国
ではオクタン価 95 RON の無鉛ガソリンが
容易に手に入りますが、有鉛ガソリンや低オ
クタン価の燃料しか入手できない国および地
域もあります。推奨されているオクタン価は
最低限の要求値であり、安全に走行するには
H3805
この値以上のガソリンを使用してください。
給油口 は車両 後部 右側フ ェンダ ーに ありま
出荷時には、輸出先の地域で一般に市販され
す。車両全体が解錠された状態で(すべての
ドアとテールゲート)、給油口フラップの右
ている燃料に合わせてエンジンを調整してい
ます。したがって、他の国用に輸出された車
側を押すと開きます(図を参照)。
両や、旅行先の国でお車を使用される場合は、
燃料とエンジンの仕様の不適合が生じる可能
キャップを左に慎重に回して、燃料タンクの
圧力を 抜い てく ださい。圧 力が 解放さ れる
と、安全にキャップを取り外すことができま
性があります。燃料の適合性について、ご不
明な点がございましたら、ランドローバー正
す。給油するときは、給油口キャップを給油
口フラ ップ裏 につ いてい るソケ ット に差し
規ディーラーにお問い合わせください。
込んでください(図を参照)。
オクタン価の低いガソリンを使用すると、継
キャップを閉めるときは、給油口キャップの
続的な「ノ ッキング」
(エン ジンから発 生す
るカ リカ リ音)を 引き起 こす ことが あり ま
ラチェットがカチッと音がするまで、右に回
して締め付けてください。
す。最悪の場合は、エンジンを損傷する恐れ
があります。
102
燃料供給システム
推 奨され てい るオク タン価 の燃料 を使 用し
燃料切れ
ている場合、または平地で一定速度で走行し
て いる間 でも 深刻な ノッキ ングが 確認 され
燃料が空の状 態でエンジンを 作動させると、
エンジン ミスファイヤ(失火)が起こり、触
媒コンバータ ーを損傷する恐 れがあります。
る場合は、ランドローバー正規ディーラーに
ご相談ください。
燃料タ ンク が空に なるま で走 行を続 けない
でください。
知識
加 速中や坂 道を登っ ている ときには、
軽 いエ ンジ ン のノ ッキ ング があ る場
合もありますが、問題ありません。
給油口フラップ緊急リリース
給油
注意
燃料タンクには、規定量以上燃料を給
油しないでください。傾斜地に駐車し
たとき、直射日光を受けたり外気温度
が 上昇 して 燃料が 膨張 した とき など
に、燃料があふれる恐れがあります。
ガソリンスタンドの給油ノズルには、燃料の
吹きこぼれを防ぐため、自動給油停止用セン
H4050
サ ーが 装備さ れて います。ゆ っく りと 給油
し、給油ノズルが自動的に止まったら給油を
車両のバッテリーの接続が外れていたり、放
電してしまった場合は、給油口フラップを手
止 めて くださ い。気候 や気温 条件 によ って
は、タンク内の燃料が膨張してあふれだす恐
動で開くことができます。荷室アクセス ハッ
チを開けます(「荷室アクセス ハ ッチ」84
れがありますので、それ以上給油しないでく
ださい。
ページを参照)。緑のリリース ハンドルを引
くと(図を参照)
、給油口フラップが開きます。
103
パーク ディスタンス コントロール *
パーク デ ィスタンス コン トロール(PDC)
パーク ディスタンス コントロール
(PDC)の使い方 *
パークディスタンス コントロール*
は、駐車場や避けるべき障害物がある場所に
駐車するときに、運転者を補助するシステム
です。
前後のバ ンパーにそれ ぞれ 4 個の超音 波セ
ンサーが取り付けられています。
フロント バンパーの 4 個のセンサーと、リ
ア バンパーの角にある 2 個のセンサーの検
知可能 範囲は、約 0.6 メ ートルです 。リア
バンパー 中央にある 2 個 のセンサーの 検知
可能範囲は、約 1.50 メートルです。
注意
センサーに泥、雪が付着したり、表面
が氷 結し たり しな いよう 注意 して く
ださい。センサーの表面がそういった
もので覆われると、センサーの性能が
損なわれます。洗車するときは、至近
距離 から 高圧 の水 をかけ ない でく だ
さい。
H3934
注意
パーク ディスタンス コントロールは
駐車操 作を 補助 する 装置 にすぎ ませ
ん。センサーが検知できない障害物も
あります(例えば、細い柱、細くて小
さいもの、地面すれすれの高さの小さ
なもの、濃い色のもの、反射しない表
面のものなど)。
104
パーク ディスタンス コントロール *
PDC を起動する
PDC(パーク デ ィスタンス コン トロール)
は、ギアをリバース(「R」
)に入れると自動
的に 作動しま す。イグニッ ション ス イッチ
を オン にする と、スイ ッチの ラン プが 点灯
注意
確認音 は、途中でイ グニッ ション ス
イッチをオフにした場合を除いて、最
初に PDC が選択されたとき(ギアを
し、1 秒後に短い確認音が鳴ります。
「R」位置 に入れ るか、ス イッ チを押
す)のみ鳴ります。
PDC 作動中 に長く高いトーン音が鳴り、ス
イッチのランプが点滅している場合は、シス
テム の不具 合が 検知さ れて いま す。ランド
ローバー正規ディーラーにご相談ください。
PDC の作動
障害物との距離は、断続的なトーン音(フロ
ント センサーは高い音、リア センサーは低
い音)で認識でされます。車両が障害物に近
づくにつれ、トーン音が高くなります。
センサーと障害物との距離 が約 0.30 m よ
り短くなると、連続音に変わります。
H3933
また PDC は、ダッシュボード中央のスイッ
チ(図を参照)を押して手動で作動させるこ
とが できます(スイッ チのランプが 点灯し、
短い確認音が鳴ります)。もう一度スイッチ
を 押すと、PDC シ ステム が解 除され ます。
スイッチで PDC を切った場合、もう一度ス
イッ チを押す か、イグニッ ション ス イッチ
をいったんオフにしてオンにしないと、自動
的には作動しません。
105
PDC は、車速が 30 km/h を超えたり、50
m 以 上進んだ りして自 動的に解除 される場
合を除いて、作動し続けます。
オートマチック ギアボックス
シフト レバー
シフト レバー
オートマチックギアボックス
シフト レバー リリース ボタン
ギアボックス内にはロック機構があり、前進
ギア 位置 から誤 って「P」
(パ ーキン グ)や
「R」
(リバース)を選択できな いように設計
されています。
「P」、
「R」にシフトする時、および
「P」、
「R」位置から他の位置へシフト
するときは、シフト レバー リリース
ボタン(図を参照)を押しながらレ
バーを移動させてください。
知識
イグニッション スイッチが「II」の位置
にあり、ブレーキ ペダルを踏み込んだ
状態でなければ、シフト レバーを走行
ギア位置に動かすことはできません。
H3917
コマンドシフト ギアボックスでは、ギア シ
フトを する 時に、オ ートマ チッ ク操作 とマ
ニュア ル操作 のい ずれか を選択 する ことが
注意
できます。
車両走行中にシフト レバーを「P」ま
たは「R」の位置に入れないでください。
また同様に後退中は、前進ギア位置に
入れないでください。
オートマチック操作
コマンド シフト ギア ボックス は、基本的に
はオート マチック ギ アボック スです。エン
ギア ボック スの摩 耗を 防ぐた め「R」
位置 と前 進ギ ア位 置の間 でシ フト す
ジン始動 後は、普通のオ ートマチ ック ギア
ボックス 同様、シフト レ バーを前 後に移動
る際は、エンジン回転数をできるだけ
低くしてください。
させて、目的のギア位置を選択します。
キー を抜く前 に、シフト レバーは 必
ず「P」の位置に入れてください。
106
オートマチック ギアボックス
シフト レバーの位置
「D」ドライブ
選択中のギア位置は、シフト レバー下のディ
ス プレ イのほ か、計器 パネル 内の デジ タル
通常走行時は この位置を使用 してください。
車速やアクセル ペダルの踏み加減に応じて、
ディスプレイにも表示されます。
前進 5 段階を自動的に変速します。
「P」パーク
この位置を選択すると、ギアボックスが機械
的にロックされ、車両が動きだすのを防ぎま
す。エンジンを停止する前には、必ずあらか
じ めこ の位置 にシ フトし てく ださ い。ギア
ボックスの損傷を防ぐため、必ず車両が完全
に止まったことを確認し、駐車ブレーキを引
いてから「P」を選択してください。
「P」を選択する、または「P」の位置から他
の位 置に切り 換えると きは、必ずシ フト レ
バー リリース ボタンを押してください。
「R」リバース
車両 が停止し たことを 確認し、ブレ ーキ ペ
ダルを踏み込んでから、
「R」を選択してくだ
さ い。シフ ト レ バー を「R」に入 れる とき
は、必ずシフト レバー リリース ボタンを押
します。
シフト レバーが「R」位置にあるときは、ヒ
ル ディセント コン トロールを選択すること
ができます( 「ヒル ディセント コントロー
ル」122 ページを参照)
。
「N」ニュートラル
停 車中に しば らくの 間エン ジンを アイ ドリ
ングする必要のある場合には、
「N」を選択し
ます。
「N」位置ではギアボックスはロックさ
れません。したがって、
「N」を選択している
ときは必ず駐車ブレーキをかけてください。
「N」から「R」に切 り換える時は、必ずシフ
ト レバー リリース ボタンを押してください。
107
オートマチック ギアボックス
スポーツ モード
スポーツ モードを選択す るには、シフト レ
バーを横方向(「D」位置から左方向、図参
照)に動かしてください。選択すると、ギア
ボックス メッセージ センターに「SPORT」
の文字が表示され(約 6 秒間)、シフト レ
バー下 のディス プレイ(図を参 照)の LED
(発 光ダ イオ ー ド)が点 灯し、メ イ ン メ ッ
セージ センターに「SPORT MODE」の文
字が 6 秒間表示されます。
つでも行うことができます。
NG
A
R
R
E
R
スポー ツ モード を解除す るには、レバー を
「D」の位置に戻してください。この操作はい
O E
V
M
S
P
R
N
D
M
S
N
D
H4190
スポーツ モ ードでも、通 常の走行 モードと
同様に ギア は自 動的に 変速 されま す。しか
し、スポーツ モードを 選択する と、通常よ
りも低 いギア を多 用する ことに より ホイー
ルに伝 えら れる パワー が増 します。そ の結
果、より長い時間低いギアに入っているため
に、中速 度域 の性能 が向 上し ます。ま たス
ポーツ モードでは、「キックダウン」の性能
が向上します。
108
オートマチック ギアボックス
3. シフト レバーを前方(+)に 1 回動
コマンドシフトによる
マニュアル操作
かすと、ギアボックスは 1 段上のギア
位置に切り換わり、レバーを後方(−)
に 引く と 1段 下の ギア 位置 に切 り換
わります。希望するギアが選択される
まで、レバーを前方または後方に何度
か操作してください。選択されたギア
は、計器パネルのデジタル ディスプレ
イに表示されます(図を参照)。
の位置に戻してください。これで通常
のオートマチック モードに戻ります。
NG
A
R
R
E
R
4. マニュアル モードを解除するには、シ
フ ト レバーを横 方向に移動 させ「D」
O E
V
注意
M
S
P
R
N
D
マニュ アル モー ドでも、加 速力を高
める「キックダウン」が使えます。詳
細は「キックダウ ン」111 ページを
参照してください。
H4188
コマンドシフト ギアボックスは、
通常のオー
トマ チック モー ドのほか にマニュア ル操作
す る こと が で きま す。こ れは 急 加 速時 や、
コー ナーおよ び下り坂で のエンジン ブレー
ハイ レンジでのコマンドシフトの使い方
キ時に特に有効です。
トランスファ ギアボックスがハイ レンジで
マニュア ル モードを 選択した ときは、発進
シフ ト レバーを 前または 後ろに動か すだけ
時は必ず「1」の位置に入れてください。そ
の後は通常のギア チェンジが可能です。
で、5 段階の各ギアを選択することができま
す。操作は以下のように行ってください。
1. 「D」
(ドライブ)を選択し、シフト レ
バーを横方向(車両進行方向に向かっ
ロー レンジでのコマンドシフトの使い方
て 左方 向)に 動 かし ま す(ス ポー ツ
モードの選択と同じです)。
2. その時点の車速とアクセル ペダルの踏
み加減に合ったギアが自動的に選択さ
トランスファ ギアボックスがロー レンジで
マニュ アル モード を選択 した ときは、「1」
「2」
「3」いずれの 位置からでも 車両を発進
させることができます。これは、オフロード
走行中 にお けるト ラクシ ョン 向上に 特に有
れます。
効で す。詳し くは この 取扱説 明書 の「オフ
ロード走行」の項を参照してください。
109
オートマチック ギアボックス
¡ エンジンを作動させ、い ずれかの走行ギ
オートマチック ギアボックスの
使用
アを選択した状態で、停 車し続けないで
ください(長時間アイド リングするとき
ここではコ マンドシフ ト ギアボッ クスの扱
は必ず「N」位置にしてください)
。
い方に つい て、重要 な情報 を記 載して いま
す。特にオートマチック車の運転に不慣れな
アドバイス
方は、ここに記載された内容をよくお読みに
なり、内容を理解してください。
オートマチック車で、押しがけやけん
引 によ るエ ン ジン 始動 を試 みな いで
ください。
始動
エンジン を始動する ときは、シフ ト レバー
が「P」
(パーク)また は「N」
(ニ ュートラ
ル)の位置にある ことを確認し てください。
「D」またはスポーツ モードでの走行
これ以 外の位 置で はエン ジンを 始動 できま
せん。
走行中 ギアボッ クスは、アク セル ペダル の
位置と車速、および道路の勾配( 上り、下り、
平坦)に応じて最適なギア調整されます。
¡ エンジンを始動する前に駐車ブレーキを
かけ、フット ブレーキを踏み込んでくだ
さい。
ギア チェンジ速度
¡ エンジン始動後もブレーキ ペダルを踏み
込んだまま、シフト レバーを希望のギア
ポジションにいれてください(フット ブ
「D」位置で走行中は、アクセル ペダ ルの踏
み加減 に応じてギ ア チェンジ のタイミ ング
が変化します。アクセルを軽く踏んでいると
レー キを 踏まな いと、シフ ト レ バーを
「P」から動かすことはできません)。
¡ 「D」または「P」の位置にシフトする際、
あるいはギア位置にかかわらず停車中は
むやみにアクセルを吹かさないで、エン
ジン回転数を通常のアイドリング回転数
きは低 速でギア チェンジ され、大きく踏 み
込むと、より強力な加速力を得るために普通
より高い速度でギア チェンジを行います。
車
速に応 じてアクセ ル ペダルを 適度に踏 み込
むと、ギアがシフトダウンし、さらに強い加
速力が得られます。
に維持してください。
慣れて くると、アク セル ペダ ルの踏み加 減
に応じ て、さまざま な車速で ギア チェン ジ
¡ 発進するまでは、必ずフット ブレーキを
踏み 込 んで おい て くだ さい。オ ー トマ
チック車の特性として、アクセル ペダル
を行えるようになります。
を踏まなくても若干の前進力 / 後退力が
発生すること(クリープ現象)がありま
すので注意してください。
110
オートマチック ギアボックス
キックダウン
自動選択モード
追い越しをするために加速したいときは、ア
クセ ル ペダルを いっぱい まで一気に 踏み込
ギアボックス制御システムにより、走行状態
に合 わ せて 自 動 的に 以 下の ギ ア チ ェ ンジ
モードが選択されます。
んでください(これを「キックダウン」とい
います)。アクセル ペダルを通してギアが切
知識
り替わったのが感じられるはずです。使用中
のギアから低いギアに切り替わり、一定の速
度に 達するまで強め の加速力が得 られます。
アク セル ペダ ルをゆる めると、通常 のギア
チェ ンジ(アクセ ル ペダル の踏み加 減と車
速に応じたギア チェンジ)に戻ります。
以下の自動選択モードは、運転者が選
択することはできません。またスポー
ツ モー ドが選 択され ている ときは 作
動しません。
知識
登り坂 / けん引走行 / 高地モード
車速に応じてアク セル ペダルを適度 に
登り坂 やト レーラ ーをけ ん引 して走 行する
踏み込むと、ギアがシフトダウンします。
ときに、頻繁 にギア チ ェンジが行 われると
動力を損失することになります。この損失を
抑えるた め、自動的に 適切なギ ア チェンジ
パターンが選択されます。高地で走行する場
マニュアル コマンドシフト モードでの
「キックダウン」
合も、エンジン の駆動力を増 大させるため、
このパターンが選択されます。
マニュアル コマ ンドシフト モードでキック
ダウンを行うと、キックダウンがマニュアル
ギ ア選 択に優 先し、強 い加速 力が 得ら れま
す。トランスフ ァ ギアボックスがハイ レン
下り坂モード
マニ ュア ル コ マン ドシ フト モー ドで 走行
ジか ロー レン ジかによ り、キックダ ウンの
作動特性は異なります。
中、下り坂で エンジン ブレーキに 最適なギ
アを選択したら、あとはシフト レバーを「D」
ハイ レンジでマ ニュアル モードが選択され
ると、キックダウンした場合、ギアは少なく
位置に入れることができます。ギアボックス
は、坂道を下 り終える までマニ ュアル モー
とも 2 段ダウン シフトします(例:「5」か
ら「3」
)。ロー レンジの場合は 1 段だけダ
ドで選択されたギアを維持し、下り切った時
点で自動的に「D」位置にシフトされます。
ウンシフトします(例:「5」から「4」)。
冷却水高温モード
外気温が高く、かつエンジンへの負荷が非常
に大きいような過酷な走行条件では、エンジ
ンおよびギアボックスが過熱する可能性があ
駐車
停車後は、ブレーキ ペダルをゆるめる前に、
まず 駐車ブレ ーキをか け、シフト レ バーを
「P」の位 置にして、その後ブレ ーキ ペダル
を戻してエンジ ンを停止してください。
「P」
位置に入れないとキーは抜けません。
111
ります。こうした条件下でもギアボックスが
正常に作動し続けられるように、一定の温度
に達すると、ギアボックスの冷却を助けるよ
うなギア チェンジ パターンが選択されます。
トランスファ ギアボックス
ロー レンジ(L)
トランスファ ギアボックス
スイッチ
トランスファギアボックス
ロー レ ンジのギ アは、トレー ラーを連結 し
た状態で後退させたり、石が転がっているよ
うな川床を走行する場合など、低速での走行
が必要 な場合にのみ ご使用くださ い。また、
ハイ レ ンジで走行 を続けられ ないよう な過
酷なオ フロード の場合に も、ロー レンジ を
使用し てくださ い。舗装路で はロー レン ジ
を使用しないでください。
トランスファ ギアボックスの使用
車両に は電子制御 トランス ファ ギアボ ック
スが装 備されて います。トラ ンスファ ギ ア
ボックス スイ ッチの操作には、2 つ の方法
があります。経験の浅い方にお勧めする「停
車中操作」と経験豊富な方のための「走行中
操作」です。
H3939
停車中操作
トランス ファ ギアボ ックスは、ギ アをハイ
車両 を停 止さ せ、エンジ ンを かけた 状態 で
レンジまた はロー レン ジのいずれ かに切り
換える際に使用します。
フ ット ブレ ーキ を かけ、シ フト レ バー を
「N」
(ニュートラル)位置に入れてください。
その後、トランスファ ギアボ ックス スイッ
チ(図の矢印)を手前に引いてください。ス
イッチは手を放すと、元の位置に戻ります。
ハイ レンジ(H)
ハイ レンジ のギアは、一 般の道路 を走行す
る場合にご使用ください。また、オフロード
でも、乾燥し、勾配のない路面ではご使用に
なれます。
112
トランスファ ギアボックス
走行中のハイ レンジからロー レンジへの
走行中のロー レンジからハイ レンジへの
切り換え
切り換え
車速を 16 km/h 以下に減速させ「 N」
車速 48 km/h 以下で「N」
(ニュートラル)
(ニュ ートラル)にシ フトし、トラン スファ
ギア ボックス ス イッチを 手前に引い てくだ
にシフトし、トランスファ ギアボックス ス
イッチを手前に引いてください(手を放すと
さい(手を放すと前方位置に戻ります)。レ
ンジが切り 換わる間、シフト レバー ディス
前方位置に戻ります)。レンジが切り換わる
間、シフト レバー ディスプレイのロー レン
プレ イのロー レ ンジ表示 ランプが点 滅しま
す。レンジ切り換えが終わると、表示ランプ
ジ表示ランプが点滅します。レンジ切り換え
が終わると、表示ランプが消え、警告チャイ
が 点灯 し続 け、警告 チャ イム が鳴り 、メッ
セージ センターに「LOW RANGE(ロー レ
ムが 鳴り、メ ッセ ージ セン ター に「HIGH
RANGE(ハイ レンジ)」の文字が数秒間表
ンジ)」の文字が数秒間表示されます。「D」
(ドラ イブ)位置に入 れます。レンジ 切り換
示されます。「D」
(ドライブ)位置に入れま
す。レンジ切り換えが完了するまでの間、シ
えが完了するまでの間、シフト インターロッ
クは機能により、ギアは変速されません。
フト イン ターロック 機能によ り、ギアは変
速されません。
注意
注意
レンジ切り換えを行うときに車速が速
すぎると、警告チャイムが鳴り、メッ
レンジ切り換えを行うときに車速が速
すぎると、警告チャイムが鳴り、メッ
セ ー ジ セ ン ター に「SLOW DOWN
(速度落とせ)
」の文字が表示されます。
セー ジ セン タ ーに「SLOW DOWN
(速度落とせ)
」の文字が表示されます。
車速 3 km/h 以 下で走行 中は、停車
中と同じ操作でレンジ切り換えを
行って ください(フ ット ブ レーキを
踏み込み、
「N」位置を選択してからト
ランスファ ギアボックス スイッチを
動かす)。この操作を行わないと、イ
ンタ ー ロ ッ ク 機能 に よ り シフ ト レ
バーが「N」位置でロックされます。
113
クルーズ コントロール *
クルーズ コントロール
クルーズコントロール *
注意
2
クル ーズ コント ロールを 使用する と
3
きは、以下の注意事項を必ず守ってく
ださい。
¡ 後退ギア(「R」)で走行しながら、
4
ク ルーズ コン トロ ールを 使用 し
ないでください。
1
¡ クルーズ コントロールは、定速走
行が困難な状況では 使用しないで
ください。
¡ クルーズ コントロールは、曲がり
くねった道や滑りやすい路面、起伏
が激しい道や 砂地などのオフロー
ドでは使用しないでください。
¡ クルーズ コントロールが作動して
いる ときに「スポーツ」モードを
使用することはお勧めできません。
H4091
¡ クルーズ コントロールを使用しな
クルーズ コントロールは、アクセル ペダル
を操作 しなく ても 一定の 車速を 保っ て走行
いときは、クルーズ コントロール
メイン スイッチを必ずオフにして
を続けることができる機能です。特に高速道
路走行時、または長時間一定速度を維持でき
ください。
ロー レンジで の走行 中に、クルー ズ
るドライブなどには便利です。
コン トロ ール を使 用する こと はで き
ません。
クルーズ コントロール システムには、4 個
のスイッチがあります。
1. メイン スイッチ
(オン / 一時停止 / オフ)
2. 復帰スイッチ
3. 加速 / メモリー スイッチ
4. 減速 / メモリー スイッチ
114
クルーズ コントロール *
クルーズ コントロールの使い方
設定速度を上げるには
「+」スイッチを押し続けると、アクセル操作
をしなくても自動的に加速します。希望の速
1. メイン スイッチ(1)を押してくださ
い(計 器パ ネル の 警告 灯 が点 灯し ま
度に達したら、スイッチを放してください。
す)。
「+」スイッチを 短く押す操作 を繰り返すこ
2. 好み の 巡航 速度 にな るま で加 速し て
くだ さい。た だし、ク ルー ズ コ ント
ロール システムは、最低 30 km/h 以
とでも、設定速 度を上げるこ とができます。
この場合、ス イッチを 1 回 押すと、車速が
上の 速 度で 走行 して いな けれ ば作 動
しません。
1 km/h 上がります。
3. 「+」スイッチ(3)または「−」スイッ
チ(4)を押す と、その時点の 速度が
クルーズ コントロールの解除
システムに記憶されます。その後はク
ルー ズ コン トロー ルが設 定され た車
シフト レバーを「N」位置にする、ブレーキ
ペダルを踏み込む、HDC または DSC を作
速を維持しますので、アクセル ペダル
を操作する必要はありません。
動させる などの場 合、クルーズ コ ントロー
ルは自動的に解除されます。また、メイン ス
イッチ(1)を 1 回押すことでも、解除でき
ます。
クル ーズ コント ロールが 作動してい る状態
で も、アクセル ペダルを 踏むと、通常 の加
速ができます。アクセル ペダルを放せば、最
初に設定した速度に戻ります。
クルーズ コントロー ルを解除 した後で、解
除前の車速に戻って走行したいときは、復帰
スイッチ(2)を押してください。
設定速度を下げるには
「−」スイッチ(4)を押し続けると、アクセ
クルーズ コ ントロー ルのシステ ムをオフに
ル操作をしなくても自動的に減速します。希
望の速度に達したら、スイッチを放してくだ
する には、まず メイ ン スイ ッチ(1)を 1
回押してクルーズ コントロールを解除し、
次
さい。「 +」スイッチを 押すと、新た な速度
が 設定され ます(ただし、ク ルーズ コ ント
に 計器 パ ネ ル 内 の 警告 灯 が 消 え る ま でス
イッチを押し続けてください。
ロ ールは 30 km/h 以下の 車速 では作 動し
ませんので注意してください)。
知識
「−」スイ ッチを短く押 す操作を繰り 返すこ
とで も、設定速度を下 げることがで きます。
この 場合、スイッ チを 1 回押す と、車速が
1 km/h 下がります。
クルーズ コントロール メイン スイッ
チまた はイグ ニッシ ョン ス イッチ の
いずれかをオフにすると、クルーズ コ
ント ロー ルで 設定 し た車 速は キャ ン
セルされます。
115
ブレーキ
ブレーキ システム
お車 本来の 性能 と安全 性を長 期間 にわた り
走行安全性を確保するため、油圧ブレーキ シ
最適 な状 態に 保つた め、定期 的にブ レー キ
パッドの摩耗点検を行い、必要に応じて交換
ブレーキ
ステムは 2 系統に分けられています。万一、
どちらか一方の回路が故障しても、もう一方
してください。
の回路が機能します。しかしながら、ブレー
キが故 障し た場 合は、でき るだ け速度 を抑
注意
え、最寄りのディーラーまでの走行にとどめ
てくださ い。この場合は ブレーキ ペダルを
走行 中にブレ ーキ ペダル に足を乗 せ
踏むと きに通 常よ りも大 きな力 が必 要にな
り、停止距離が長くなりますので、十分に注
たままにしないでください。ブレーキ
部品が過熱して、制動力が著しく低下
意を払って運転してください。
したり、異状摩耗の原因になります。
ブレ ーキ サーボ の補助が 働かなく な
サーボ アシスタンス(真空式倍力装置)
りますので、エンジンを停止した状態
では決して走行しないでください。エ
ブレーキ シ ステムは、サ ーボによ って踏力
を補助していますが、この機能はエンジン作
ンジンが停止しているときは、ブレー
キ機 能は働き ますが、ブ レーキ ペ ダ
動時にの み機能しま す。サーボ ア シスタン
スなしで安全に停止させるには、通常よりも
ルを いつ もよ り強 く踏む 必要 があ り
ます。
大きなブレーキ踏力が必要となり、結果とし
て停止距離が長くなります。必ず以下の注意
事項を守ってください。
走行 中にブレ ーキ システ ム警告灯 が
点灯した場合、周囲の交通に十分注意
¡ 絶対にエンジンを停止したままで走行し
しながら、速やかに安全な場所に停車
してください。それ以上走行を続けず
ないでください。
¡ エンジンを停止した状態で他車にけん引
に、ランドローバー正規ディーラーに
点検をご依頼ください。停止するとき
してもらうときは、十分に注意してくだ
さい。
には、で きるだけ ブレー キ ペダル を
繰り 返し て踏 まな いよう にし てく だ
¡ 走行中に何らかの理由でエンジンが停止
した場合、周囲の交通に十分注意しなが
さい。サーボ内に残っている補助力を
使い切ってしまいます。
ら、速やかに安全な場所に停車してくだ
さい。停止するときには、できるだけブ
レーキ ペダル を繰り 返し 踏まな いよう
にしてください。サーボ内に残っている
路面が濡れているとき
補助力を使い切ってしまいます。
ブレーキ パッド
水たまりや激しい雨の中での走行は、ブレー
キの 効き が悪 くなり ます。こ のよう なと き
新品のブレーキ パッド(およびライニング)
は、慣らし運転が必要です。最初の 800 km
は、周囲の安全を確かめて、前後の車間距離
を十分とった上で、ブレーキを数回軽く踏ん
を走行するまでは、急ブレーキをかけないよ
うに心がけてください。
でブ レーキ 摺動 面に付 着した 水分 を取り 除
いてください。
116
ブレーキ
一般道路上で、緊急時などに急制動をかける
アンチロック ブレーキ システム
(ABS)
必要があ る場合に は、ブレーキ ペ ダルを踏
み込んでくださ い。ABS システムは、常に
各ホイールの回転速度をモニターし、個々の
ホイー ルが その時 々で得 られ る駆動 力に応
注意
じて最 適な ブレー キ圧に 調整 してホ イール
のロックを防止します。
ABS は、極端に短い距離での制動、高
速でのコーナリング、ハイドロプレー
ニング現象(タイヤと路面の間に薄い
ブレーキ ペダルを短く繰り返し踏む操作(ポ
ンピング)はしない でください。ABS の作
水 の層 が生 じて適 切な 摩擦 抵抗 が得
られなくなる現象)などの物理的な限
動が中断されて、かえって制動距離が長くな
ります。
界を克服することはできません。
ABS 装備車であっても、運転者自身
や 他の 道路 利用者 の安 全を 脅か すよ
う な危 険な 運転は 絶対 にお やめ くだ
注意
さ い。い か な る 場 合 も運 転 者 に は、
刻々と変化する路面状況、天候、交通
ブレーキ ペダルの下にフロア マット
を追加したり、ブレーキ操作の障害に
状況に常に気を配りながら、安全な走
行をする責任があります。
なる もの を置 かな いで くだ さい。ブ
レーキ ペ ダルの動 きのさま たげにな
運転者は、常に前方の路面状況に注意
することを怠らないでください。また
り、正し く踏 み込 めな いば かり でな
く、必要な制動力を発揮させることが
ABS 装備車と非装備車では、ブレー
キ ペ ダルの感 触や反応 が異なる こと
できなくなる恐れがあります。
を理解しておいてください。
外し などで 車両 の電 源が 一時 的に遮
断 さ れ た 場 合、電 源 が 復 帰 し て も
バッ テリー の放 電や バッ テリ ーの取
ABS は機能を停 止しています。短距
離を走らせるか、停車させた状態でエ
ABS は、制動中のホイール ロックを防ぎま
す。そのため、運転者はステアリング操作に
ンジン を止めず に、ステア リング ホ
イー ルをま ず左 右ど ちら かい っぱい
より車両のコントロールを維持できます。
通常の制動状態(路面との摩擦力が十分にあ
り、ホイールをロックさせずに減速できる状
態)で は、ABS は作 動し ませ ん。しか し、
制 動力が タイ ヤと路 面間の 摩擦力 を上 回る
ような 状況では、ABS が自動的 に作動しま
す。ABS の作動中は、ブレーキ ペダルに小
刻みな振動を感じます。
117
に回し、次に反対側いっぱいまで回す
と、ABS 機能を再 開します。システ
ムが機能を再開 すると、ABS 警告灯
は消灯します。
ブレーキ
ABS 警告灯
る現象です。このような場合、一瞬ブレー
キをゆるめ、わずかに車 輪を回転させて
もう一度ブレーキをかけると、ABS によ
ABS シ ス テム に故 障 が発 生す
ると、黄色の ABS 警告灯が点灯
る制御が働きます。
します。そ の場 合、ブレー キを
強く踏み込んだり、ABS まかせの運転をし
¡ オフ ロード 走行にお 出かけ になる前 に、
ないよう注意してく ださい。ABS 警告灯に
関する詳 細は「エマージ ェンシー ブレーキ
この取扱説明書の「オ フロード走行」の
部分をよくお読みにな り、しっかりと内
アシスト システム(EBA)警告灯(黄色)」
51 ページを参照。
容を理解しておくようにしてください。
コーナーリング ブレーキ コントロール
オフロード走行
(CBC)
ABS はオフロード走行 でも効果的に作動す
コ ー ナー リ ン グ ブレ ー キ コン ト ロ ー ル
るよう に設 計さ れてい ます が、路面状 況に
よって は ABS を 全面 的に 信頼 しては いけ
(CBC)は、ABS のさら に進歩 したシス テ
ムで、高速でのコーナリングや車線変更時に
ない場 合があ るこ とも覚 えてお いて くださ
い。通常、ABS はホイール が滑り始めてか
ブレーキをかけた場合、車両の安定性と操舵
性を維持します。
ら作動 すると いう 事実を 忘れな いで くださ
い。オフロード走行のような困難な状況下で
は、運 転 者 の 操 作ミ ス や 経 験 不 足 ま で を
ABS でカバーすることはできません。
エマージ ェンシー ブレー キ アシスト
(EBA)
以下の注意事項を必ず守ってください。
ブレ ーキ ペダ ルが 急激 に踏み 込ま れる と、
EBA は自 動的に 制動 力を最 大に まで上 げ、
¡ 粉雪、砂、砂利などで覆われたやわらか
く、ホイールが深く沈み込むような路面
や悪路では、ABS 装備車の方が制動時の
可能 な限り 短い 制動距 離で車 両を 停止さ せ
るよう 補助しま す。ブレーキ ペダルをゆ っ
安定性やステアリングの操作性は改善さ
れるものの、ABS 非装備車よりも制動距
くり、ただし、両フロント ホイールに ABS
を作 動させ るだ けのブ レーキ 圧が かかる よ
離が長くなる場合があります。こういっ
た状況では、ABS 非装備車ではホイール
うに踏ん だ場合、EBA は自動的に制動 力を
増加させ、すべての ABS が最適に作動する
がロックして、タイヤの前面に押し出さ
れる雪や砂がくさび状に固まり、車を止
よう調整します。
めるのを助けるためです。
¡ 路面の摩擦力が小さい急勾配の下り坂な
てくだ さい。ブレー キ ペダル から足を離 す
と、EBA の作動は停止します。
どで停車すると、ホイールがロックした
まま車両が滑り出してしまう恐れがあり
EBA システムに故 障が発生すると、黄 色の
ブレーキ警告灯が点灯します。警告灯が点灯
ます。これは ABS が事前にホイールが
回転している状態を検知していないため
した 場合 は、でき るだけ 早い 機会に ラン ド
ローバー正規ディーラーにご相談ください。
制動中 は、必ずブレ ーキ ペダ ルを踏み続 け
に、走行中ではないと判断したため起こ
118
ブレーキ
電子制御ブレーキ ディストリビューション
ブレーキ ペダルを慎 重に離す と、車がわず
システム(EBD)
お客 様のお車 には電子制 御ブレー キ ディス
かに動いて「P」位置に入ります。これによ
りギア ボッ クスの パーキ ング 用のツ メが完
トリ ビューション システム(EBD)が装備
されており、前後のブレーキ力配分を制御し、
全にかみ合ったことを確認します。この作業
は、ロー レン ジが選択 されている 場合は特
あらゆる負荷条件下で最大限の制動効率を維
持します。
に重要です。
例えば積荷が軽い場合、EBD はリア ブレー
キの制動力を減少させ、車両の安定性を維持
注意
します。逆に、けん引時や重量のある荷物を
積ん でいる場 合は、リア ブ レーキの 制動力
緊急 時に駐 車ブ レー キを 減速 または
を最大に高めます。
停止させる のにお使いに なる場合は、
レバ ーを強 く引 き上 げす ぎな いでく
EBD シス テムに故障が発生 すると、赤色の
ださい。常にレバーのボタンを押し続
けてください。
ブレーキ警告灯が点灯します。警告灯が点灯
し続け、停車中も消灯しない場合、システム
駐車 ブレー キを 必要 以上 に強 く引き
上げすぎると、リア ホイールにブレー
に故障が発生しています。安全な場所にでき
る 限 り 早 く 停 車 し、ラ ン ド ロ ー バ ー 正 規
キがかかりすぎ、横滑りの原因となり
ます。
ディーラーにご相談ください。
車両が泥や水に浸かった場合、駐車ブ
レー キが十 分に 機能 しな いこ とがあ
ります(「オフロード走行」参照)。
駐車ブレーキ
駐車ブレーキをかけるときは、レバーをいっ
ぱいに引き上げてください(駐車ブレーキ警
告灯が点灯します)。
知識
駐車ブ レーキ をかけ てもブ レー キ ラ
ンプは点灯しません。
解除するときは、レバーを少し引き上げなが
ら、ボタンを押してレバーをいっぱいに下げ
てください(駐車ブレーキ警告灯が消灯しま
す)。
駐車する場合は、必ず駐車ブレーキをいっぱ
いに引いてください。
坂道に駐車する場合は、駐車ブレーキだけで
なく 、車が動かな いように シフト レ バーを
「P」
(パーキング)位置に入れてください。
119
ダイナミック スタビリティー コントロールとトラクション コントロール
の運 転特性 が変 わるこ とがあ るの で注意 し
ダイナミック スタビリティー
コントロール(DSC)
ダイナミックスタビリティー コントロールとトラクションコントロール
てください。
注意
DSC の作動を解除する
ダイナミック スタビリティー コント
通常 の運 転状況 では DSC を 作動状 態に し
ておくことをお勧めします。
ロール(DSC)は運 転者 の判 断ミス
を補うものではありません。どんな運
ただし、以下のような前輪の摩擦力を最大に
したい場合は、DSC の作動を解除 したほう
転状況 でも 適切 な運 転を するの は運
転者の責任です。危険とは DSC シス
がよい場合もあります。
テムだけでは補いきれないものです。
¡ くぼみや、柔らかい地面 から脱出すると
き
DSC は、厳しい 運転状況においても、走行
中の安定性を維持します。このシステムは加
¡ 雪深い地面や、柔らかい 地面から発進す
るとき
速時や始動時 に、動的安定性を 制御します。
さらに、アンダーステアリングやオーバース
¡ 深い砂地での走行
テアリ ングの よう な不安 定な走 行状 態を検
知して、エンジン出力を制御したり、ホイー
¡ 深く長いわだちのある路面の走行
ルごとにブレーキをかけたりして、車体を安
定させま す。ブレーキ ペ ダルを踏 み込むと
¡ 深いぬかるみでの走行
きに、作動音が聞こえることがあります。エ
ンジンが始動すると、システムは作動できる
DSC の作動を解除するには、ダッシュボード
上の DSC スイッチを押してください(DSC
状態になります。
警告灯は点灯し続けます)
。DSC の作動を解
除して もトラク ション コン トロールは 作動
し続けます。
警告灯
イグニッション スイッチを「II」
の位置 に回すと、システムの動
注意
DSC の作動 を解除したまま 走行する
作確認 のために警告灯が点灯し
ます。エンジンを始動すると消灯します。
と、ブレーキによけいな負荷がかかっ
てしまいます。できる限り DSC スイッ
DSC が働いて エンジン出力と制動力が制御
されると、警告灯が点滅します。
チをオンにして走行してください。
エンジン始動時に警告灯が消灯しない、また
は走行中に点灯する場合、システムに故障が
発生したか、DSC が手動で解除されたかの
どちらかです。そのまま走行を続けることは
可能ですが、厳しい運転状況においてはお車
120
ダイナミック スタビリティー コントロールとトラクション コントロール
DSC を再作動させる
DSC を再び作動させる には、ダッシュボー
ド上の DSC スイッチを押してください。エ
ンジンを 始動させると、DSC は自動的に作
動します。
注意
バ ッテ リー の放電 やバ ッテ リー の取
外 しな どで 車両の 電源 が一 時的 に遮
断 され た場合、DSC 警告灯 と ABS
警告灯が点灯し続け、システムが作動
し ていな いこと を知ら せます。DSC
システムを再び作動させるには、カー
ブで短距離を走らせるか、停車した状
態でエンジンを止めずに、ステアリン
グ ホ イールを まず左右 どちらか いっ
ぱいに回し、次に反対側いっぱいまで
回してください。システムが再作動す
ると警告灯は消灯します。
電子制御トラクション
コントロール(ETC)
電子 制御トラ クション コ ントロール は一輪
以上が空転して、他で十分なグリップがある
よ うな状 況に 駆動力 が得ら れるよ うに する
ことを目的としています。システムは、DSC
システ ムと連動して作動し ます。ETC シス
テムは、空転しているホイールがグリップ力
を 回復す るま でその ホイー ルに自 動的 にブ
レーキをかけ、その他のホイールに駆動力を
分配 します。ブレ ーキ ペダ ルを踏み 込むと
きに、作動音が聞こえることがあります。
121
ヒル ディセント コントロール
せ)の文字が表示され、スイッチから手を放
ヒル ディセント コントロール
ヒルディセント コントロール
すと HDC 警告灯は消灯します。
HDC 選択を解除するには、再 度スイッチを
手 前 に引 き ま す(警告 灯 は 消灯 し ま す)。
HDC が作動中に HDC を解除すると、警告
灯が 点滅 し、シス テムは 徐々 に作動 を解 除
(フェード アウト)します。その結果、車速
は徐々に上がっていきます。
ロー レンジで選択された場合、HDC は よ
り積極的に車速を制御します。急勾配の坂
道を下るときにはロー レンジを使用してく
ださい。
注意
ハイ レ ンジで、車速 が 60 km/h を
超える場合、HDC は自動 的に解除さ
れます(警告灯は消灯します)。また、
H4096
ヒル ディセント コ ントロール(HDC)は、
ABS と連動して、オフロード走行時の、特
イグニッション スイッチが 6 時間以
上オフになっていた場 合も、HDC は
自動的に解除されます。
に急勾配を下る場合の操縦性を確保します。
HDC を選択する
ヒル ディセント コントロールの作動
HDC は、トランスファ ギアボックスがロー
レンジに入っているときは、いつでも選択で
HDC は、ギアボックスが「コマンドシフト」
モードや、「R」
(リバース)「D」
(ドライブ)
位置に入っていても使用できます。シフト レ
きますが、ハイ レンジのときは、車速が 35
km/h 未満の場合に限ります。計器パネルの
バーが「D」位置に入っている場合、最適な
ギアを自動的に選択します。
HDC「情報」警告灯は、HDC が完全に選択
されると点灯します。
急な坂 道を下る ときなど、エ ンジン ブレ ー
キだ けでは 十分 に減速 できな いこ とがあ り
スイッチ(矢印)を手前に引くと、HDC が
選択されます。
ます。あらか じめ HDC を選択してお けば、
このような場合、HDC は選択 されたギアと
HDC が 選択 され ても 走 行速 度が 速す ぎる
と、メッ セ ー ジ セ ン ター に「NO HDC -
アクセ ル ペダルの 踏み込み量 に対応す る車
速を維持しながら、必要に応じて自動的にブ
SLOWDOWN」
(HDC 作動せず - 速度落と
レーキをかけます。
122
ヒル ディセント コントロール
オフロード走行中に常時 HDC を選択したま
HDC フェード アウト
まにしておけば、自動的に HDC が作動しま
す。HDC の作動中であっても、ABS および
HDC のフェ ード アウトが 起きると、HDC
による ブレ ーキ制 御の頻 度が 徐々に 減少し
トラ クション コ ントロー ルは通常と 同様に
機能し、必要に応じて走行をサポートします。
ます。この場合、坂を下る際の車速は徐々に
増してい きます。フェ ード アウト が終わる
まで、HDC 情報表示灯が点滅します。下り
坂が終 わる と HDC は完 全に作 動を 停止し
知識
HDC 選択時でも、ギア チェンジは通
ます。
常通りに行えます。
必要に応じて(たとえば、勾配の角度が急に
なだらかになった場合など)意図的に HDC
をフェード アウトさせることもできます。
そ
HDC 作動中 にブレ ーキ ペ ダル を踏み 込む
と、HDC は一時的に解除され、通常のブレー
のためには、システム作動中に HDC を解除
します。
キ操作が可能です(このときブレーキ ペダル
から小刻みな振動を感じることがあります)。
ブレーキ ペダルを開放すると、HDC が減速
状態で再作動します。
HDC に故障が発生するか、あるいは過酷な
条件下 でブ レーキ 温度が 規定 の限界 値を超
えた場合、HDC は自動的にフェード アウト
します。
過酷な条件下 では、HDC システムが長時間
作動することによって、ブレーキ温度が規定
の限界値を超えてしまうことがあります。
その場合、メッセージ センターに「HDC
警告灯
TEMP. NOT AVAIL.」
(HDC 高 温作 動 不
能)の文字が表示されます。その後 HDC は
HDC 情報表示灯( 緑色)
HDC 情報表 示灯は、イ グニッ
ショ ン スイッチを「II」の位置
フ ェード ア ウト(警告 灯が点 滅)し、一時
的に作動不能となります。ブレーキ温度が規
にするか HDC を選択すると、システムの作
動確認のため短時間点灯します。
定の限界値内に戻ると、メッセージ センター
の警告メッセ ージは消え、HDC は要求に応
HDC が選択され、作動基準が適合すると表
示灯が点灯します。
じて再作動します。
HDC シス テ ム に 故障 が 検 知 さ れた 場 合、
HDC が作動しているときに表示灯が点滅す
る場 合、HDC の 正 常 な 機能 が 停 止 して、
「HDC INACTIVE」(HDC 作動 不能)の 文
字がディスプ レイに表示されます。HDC が
HDC「フェード アウト」が起こる場合があ
ります。
使用できないときは、急斜面を下らないでく
ださい。故障が検知された場合、お早めにラ
ン ドロー バー 正規デ ィーラ ーへご 相談 くだ
さい。
123
電子制御エア サスペンション
電子制御エア サスペンション
(EAS)
手動操作
電子制御エアサスペンション
エンジン作動中、電子制御エア サスペンショ
ン(EAS)は自動的に作動し、車両の積載量
に関係なく車高を維持したり、水平に維持し
たりします。
積載量の増加(トレーラーをけん引する場合
など)によって車 高が低くなる と、EAS シ
ステム は自動 的に スプリ ングへ の空 気圧を
増加させ、追加重量や車両の位置変化を補正
します。同様に、車両から積荷が取り除かれ
2
1
て車高が高くなると、システムは空気圧を減
少させて車高を元の状態に戻します。
3
H3943
お車には電子制御エア サス ペンション シス
テム(EAS)が装備されていて、
「ア クセス
モード」を 含む 4 種類の車 高を選択す るこ
とがで きます。この設定 を選ぶことに より、
全高 と地上 高を 運転状 況に応 じて 上下さ せ
ることができます。
¡ オフロード モード
¡ 標準モード
¡ ハイウェイ モード
(運転者は選択できません)
¡ アクセス モード
それぞれの車高設定については、この項の関
連ページを参照してください。
124
電子制御エア サスペンション
EAS を作動させる前に
アクセス モード スイッチ
すべてのドアが閉まっていないと、車高調整
を 選択し ても 車高は 変化し ません ので 注意
スイッチを押すと、乗り降りや荷物の積み降
ろしに最適な高さに車高を下げます。詳細に
してください。
ついては、「ア クセス モー ド」126 ページ
をお読みください。
注意
ハイウェイ モード
頻 繁に 車高 を変 える と、コン プレ ッ
高速 で走行中、サスペンション
は 自動 的に ハイ ウェ イ モ ード
サ ーが オー バーヒ ート を起 こす 原因
となります。オーバーヒートした場合
の車 高まで下がり、高速道路走
行での乗り心地や操縦性が向上します。ハイ
は、数分たってコンプレッサーが冷え
てか ら、EAS は 完全に作動可 能にな
ウェイ モ ードの車高 設定は、標準 車高設定
より約 25 mm 下です。
ります。
電子 制御 エア サス ペン ショ ン シ ステ ムが
100 km/h 以上の車速を 30 秒以上検知す
1. 車高調整スイッチ
ると、自動的 にハイウ ェイ モード に調整さ
れます。
ス イッチ を時 計方向 または 反時計 方向 にひ
ねると、車高が設定された高さに上昇または
下降します。
電子 制御 エア サス ペン ショ ン シ ステ ムが
70 km/h 以下 の車速を 1 分以上 検知する
2. 車高表示パネル
と、自動的に車高が標準モードの位置まで上
がります。ハ イウェイ モードのま ま停止し
現在車高が選択されている車高モードの表示
灯が 点灯します。新し い車高を選 択すると、
現 在の車 高モ ードの 表示灯 が点 灯した まま
に、新しい 車高の表示 灯が点滅を 始めます。
この点滅は、車高の変更が完了すると点灯に
変わ り、以前の車高の 表示灯は消 灯します。
新しい車高を選択したときに現在の車高表示
灯が点滅した場合、車高は変更されません。
ても、車高は必ずしも上がりません。
ハイウェイ モードのときに抑制スイッチを押
すと、車速が落ちても、標準モードの車高に
自動的には戻りません。抑制スイッチをしば
らく押し続けると、ハイウェイ モードは解除
され、通常の車高自動調整機能が回復します。
ハイウェ イ モードの 選択は完全 に自動で行
われており、運転者が手動で選択することは
3. 抑制スイッチ
スイッチを押すと、抑制モードが選択されま
す(オフロード モードでは作動しません)。
できません。
スイッチの表示灯が点灯します。これによっ
て 自動ま たは 手動で の車高 調整を 抑制 しま
イウェイ モ ードから 標準モード に手動で切
り換えることができます。車速 25 km/h 以
す。もう一度スイッチを押すと、抑制モード
が解除されます。
下で走 行中 に車高 調整ス イッ チを反 時計方
向にひね ると、車高は アクセス モ ードの位
車高調整スイッチを時計方向にひねると、ハ
置まで下がります。
125
電子制御エア サスペンション
オフロ ード モード を選択して も車速が 速い
オフロード モード
場合、標準モード表示灯が点滅し、要求が実
行さ れな かっ たこと を知 らせま す。車速 を
オ フロ ード モー ドは 低速 で走
行中に、車 高を上げて地上高を
確保することができます。
50 km/h 以下 に 落と し てか ら、再度 オ フ
ロード モードを選択してください。
注意
注意
舗装道 路を 走行 する 場合 やサス ペン
ション が標 準車 高よ りも 下げら れて
抑制ス イッチがオン になってい ると、
オフロード モードを選択できません。
いる場合 は、オフロ ード モー ドを選
択しないでください。車高や車両の位
また 逆に、オフロ ード モ ードのと き
に抑 制モ ード を選 択する こと もで き
置が不意に変化することにより、経験
の浅い 運転 者が 車両 のコ ントロ ール
ません。
を失ったり、車両の負荷 / 重量のバラ
ンスが崩れる恐れがあります。
アクセス モード
けん引中 にオフロ ード モー ドを選択
しないでください。
アク セス モー ドは 標準 モー ド
より 45 mm 低い車高で、乗り
降りや荷物の積み降ろし を容易
オフロー ド モードを 選択する ときは、まず
にします。
車速が 50 km/h 以下であることを確認し、
次に車 高調整 スイ ッチを 時計方 向に ひねり
ます。車高は標 準モード より 50 mm 上が
り、車高表示パネルに「オフロード」の表示
灯が点灯します。
知識
前軸は 後軸に くら べ 10 mm 高く な
ります。
オフロード モードの車高は、
車高調整スイッ
チで 標準モ ード が選 択さ れる か車 速が 50
km/h を超えるまで維持されます。
H4001
アクセ ス モード は、どの車高 位置からで も
選択できます。標準モードやハイウェイ モー
ドの ときに 車高 調整ス イッチ を反 時計方 向
126
電子制御エア サスペンション
にひねる、ある いは運転席ドア スイッチ パ
クロール モード
ネルのアクセス モード スイッチ(図の矢印)
を押すと、アクセス モードが選択されます。
高さ制 限の ある場 所を走 行し なけれ ばなら
ない場合 は、以下の手 順でクロ ール モード
車速が 80 km/h 以下に落ちると、アクセス
モード車高を選択することができます。アク
を選択してください。
¡ アクセス モードを選択し、走行中の場合
セス モード表 示灯が点 滅し始めま すが、車
速 が 25 km/h 以下 に落ち るま で車高 はア
は車両 を停止 させま す。そうし ないと、
アクセス モードが実行されません。
クセ ス モード 位置へ下 がりません 。アクセ
ス モー ドを選択してから 65 秒 以内に車両
¡ 抑制スイッチを押してください。
が停止しない、または車速が 80 km/h を超
えた場合、アクセス モード要求は中止され、
表示 灯の点滅が止 まります。必要で あれば、
再度アクセス モードを選択してください。
注意
車高がアクセス モードの位置に下がり
始める前(すなわち車 速が 25 km/h
以下になる前)に抑制スイッチを押す
注意
と、アクセス モード要求 が中止され、
標準モードの車高に戻ります。
ア クセス モード のとき に車 速が 30
km/h を 超えると、EAS は自 動的に
クロー ル モー ドの ときに 車速が 40
km/h を超えると、クロール モードは
標準モードの車高に戻ります。
中止され、標準モードの車高に戻りま
す。このとき車両が高さ制限のある場
ア ク セス モ ード が 選択 さ れ てい て 車速 が
80 km/h を超えると、標準モード表示灯が
所を走行している場合、車に深刻な損
傷を与える恐れがあります。
点滅し、要求が実行されなかったことをお知
らせします。
アク セス モード の選択は サスペンシ ョンへ
のス トレスを 避けるため に、走行中(低速)
に行ってください。やむを得ない状況により、
車両 を停止中 にアクセス モードを選 択しな
ければならない場合は、シフト レバーを「N」
(ニュートラル)に入れ、駐車ブレーキをかけ
てください。サスペンションから振動を伴っ
た作動音が聞こえることがあります。
127
これで車 両はクロ ール モード となり、車速
が 40 km/h を 超えな い限 り、すべ ての手
動、自動による車高の変更が抑制されます。
車速が 30 km/h を超えると、警告チャイム
が鳴り、メッ セージ セ ンターに車 速を落と
すよう警告するメッセージが表示されます。
けん引
けん引
H3770
けん引
車両とトレーラーのバランスの確保
ランドローバー エンジンの優れたトルク特性
安定性を最大限に確保するため、けん引する
車両と トレーラー はバラン ス レベルが とれ
により、最大限に積載した場合でも、車両を
停止状態から滑らかに発進させ、また坂道や
てい るこ とが 大切 です。言 い換 える と、ト
レーラーが地面に対して水平で、けん引ヒッ
悪路におけるギア チェンジ回数を低減させる
ことができます。
トレーラー重量が 2000 kg
チと トレー ラー のけん 引バー が同 じ高さ に
なっていなければなりません(上図参照)。こ
を超える場合でも、まずロー レンジにし、動
き出したら ハイ レンジ に移行す ることに よ
り、滑らかに走行することが可能です。
のことは、2 軸式トレーラーをけん引する際
に特に重要です。
けん引 ソケ ット が使用 され ると、サス ペン
¡ トレーラーは、積荷を積 載した状態で地
ション は自動 的に 車高を 標準モ ード になり
ます。重いトレーラーをけん引している場合
面に対して水平になっ ている必要があり
ます。
でも、車両のバランスや乗り心地を損なわず
に作動するよう設計されています。
¡ けん引バーのヒッチ ポイントの高さは、
荷物を積載した車両に 連結した車両に連
結したときにトレーラ ーが水平になるよ
アドバイス
う設定する必要があります。
けん引用アクセサリーは、必ずランド
注意事項
ローバー認定品をご使用ください。
¡ ト レー ラー の積 載重 量を 計 算す ると き
お車 に 重大 な損 傷を 招く 恐れ があ り
には、積み荷の重量にトレーラーの重量
ますので、トレーラーをけん引すると
きに、車両前後の緊急用けん引フック
を 加え るこ とを 忘れ ない よ うご 注意 く
ださい。
を使用しないでください。
¡ 推奨されるトレーラーのノーズ ウェイト
に車両の積載エリ アと後席シートの乗員
車両とトレーラー / キ ャンピング カーが安
定して走行できるように荷物を積載し、バラ
を加えた重 量は、決して最 大後軸荷重を
超えてはなりません(「けん引重量」223
ンスをとることは運転者の責任です。トレー
ラーの けん 引の 準備を する ときは、ト レー
ページを参照)
。
¡ 積 み荷 をけ ん引 車両 とト レ ーラ ーに 分
ラー メーカ ーの指示事 項を遵守す るととも
に、以下の注意事項を守ってください。
けて積む場合は、一般にけん引する車両
に多くの積み荷を積載した方が、連結車
128
けん引
両 の 安定 性が 向 上し ます。しか しな が
車両重量
ら、車両総重量と後軸荷重の制限を越え
ることは許されませんし、トレーラーが
車両に積載限度(車両総重量の限界値)まで
積載するときは、空車重量と荷重の配分に注
水 平姿 勢 を保 つよ うに 注意 する 必要 も
あります。
意して、軸荷重が許容値を超えないように注
意してください。最大軸荷重および車両総重
¡ けん引 に関する規定は国によって異なり
量を超 えな いよう に積載 重量 を管理 するの
は運転者の責任です。
ます。け ん引重量と速度制限に関する国
別規 定を順守してください(詳細は関連
する国 別の自動車関連公的機関にお問い
アドバイス
合わせください)。車両の最大許容けん引
重 量は、車両 の設計 上の上 限値で あり、
各国 / 地域の制限には準拠していません
(「けん引重量」 223 ページを参照)
。
安全のため、車両総重量、最大後軸荷
重、最大許容けん引重量、けん引バー
重量(いわゆるノーズ ウェイト)を超
えないようにしてください。
知識
トレーラー ソケット
け ん 引 時 の最 高 速 度 は 100 km/h
エンジンが作動しているときは、トレーラー
ソケットからの出力は 5 A(アンペア)を超
です。
えないようにしてください。
ギアの選択
5 A(アンペア)以上必要な場合は、13 ピ
ギ アボッ クス のオー バーヒ ートを 防止 する
ン アクセサリー キットを、ランドローバー
正規 ディー ラー でお求 めく ださ い。出力が
ため、重いトレーラーを 32 km/h 未満の速
度でハイ レンジ でメイン ギアボックスを使
15 A( アンペア)に増加します。
用し てけん引するこ とはお勧めで きません。
ロー レンジを使用してください。
けん引時の必須点検項目
タイヤの空気圧 :
けん引する車両 後部の空気圧を 20 kPa ∼ 30 kPa 増加させて ください。また、
トレーラー /キャンピング カーのタイヤ 空気圧が推奨値にあ ることを確認してく
ださい。
積載 :
トレーラーの積み荷はしっかりと固定し、床面に低く平らに積むようにし、可能な
らばトレーラーの車軸のすぐ上かすぐ近くに載せてください。けん引車両の最大軸
荷重および車両総重量を超えないようにしてください。
ノーズ ウェイト :
最大車両総 重量積載時、ノーズ ウェイトは 150 kg 以下でなければな りません。
ノーズ ウェイトがさらに必要な場合は(最大 250 kg)
、最大車両総重量と最大後
軸荷重を超えないよう、車両積載量を調整してください。詳細は「けん引重量」223
ページをお読みください。
ヒッチの高さ :
エンジン作動中のけん引車両に接続したとき、キャンピング カー/トレーラーが水
平になるよう調整する必要があります。
129
けん引
けん引バーの取り付け
お車に取り付けられるけん引バーは 2 種類あります。 以降のページに、それぞれのけん引バー
の脱着手順を記載してあります。
ドロップ プレート式けん引バー
*
3
4
B
2
1
A
H3901
1. け ん引 バ ー取 り 付け 口か ら、プ ラス
チックの保護カバー(Land Rover の
ドロップ プレートの高さ調整
けん引バーとドロップ プレート(B)を固定
ロゴ付き)を取り外します。
している 2 個のボルト( A)を外します。
2. けん引バー セットを取り付け口に差し
けん引バ ーを他の 2 ヶ所 の高さ設定位 置の
込みます。
どちらかに合わせ、2 個のボルトで固定しま
す。ボルトを規定のトルク値 170 Nm で締
3. 車 両側 取り 付け 口 の穴 とけ ん引 バー
め付けます。
セ ット の穴 を通 る よう に固 定用 の棒
を差し込み、固定してください。
注意
4. 固定ピンのまっすぐな部分を、固定用
バーに差し込みます。
けん引バーを取り外すときは、上記の逆の手
順で行いま す。けん引バーを取 り外したら、
けん引するときは、常に固定ピンが固
定用 の棒 にし っか り固定 され てい る
ことを確認してください。
必ず保護ケースに入れ、走行中に車内を移動
することがないようにしてください。車両の
絶対に、けん引バーが車内で移動する
けん引バー取り付け口にプラスチック保護カ
バーを取り付けるのを忘れないでください。
ことがないようにしてください。急ブ
レーキや事故の際に、不意に飛んでき
てけがをする恐れがあります。
ドロッ プ プレー ト式けん 引バーは、バッ グ
に収納し、荷室の荷物固定ポイントに結び付
けて固定してください。
130
けん引
デタッチャブルけん引バー
*
1
3
4
2
H4078
デタッチャブルけん引バーは、荷室アクセス
知識
ハッチ下の右側に収納できます。
けん引バー使用中は、保護カバーをけん
1. 荷室アクセス ハッチを開け、ベルクロ
引バー収納スペースに収納できます。
を外して、けん引バーを取り出してく
ださい。
2. プ ラス チッ ク 保護 カバ ー を、けん 引
バー 取 り付 け口 から 取り 外し てく だ
さい。
131
けん引
必ず、けん引バーがロック解除位置にあるよ
けん引バーを慎重に引き下げ、ツマミのキー
うにしてください。これはツマミの赤色の印
がけん 引バー 本体 の緑色 の線に 合っ ている
穴に保護カバーを取り付けます。荷室の収納
スペ ースに けん 引バー をベル クロ でしっ か
ことで確認できます(図 4 の矢印)
。緑色の
印が緑 色の 線と 合って いる 場合は、以 下の
り固定してください。赤いプラスチック保護
カバ ーをけ ん引 バー取 り付け 口に 必ず取 り
「けん引バーを 取り外す」に記載 されている
けん引 バーの ロッ ク解除 手順を お読 みくだ
付けてください。
さい。けん引バーはロックが解除されていな
いと、取り付けることはできません。
3. けん引バー ボルトを取り付け口に差し
込み、けん引バーがロックされるまで押
し込んでください。けん引バーがロック
されると、ツマミの緑色の印がけん 引
バーの緑色の線と合わさります。
4. キーを反時計方向に回して、ツマミを
ロックしてください。その後、キーを
抜き、保護カバーをツマミのキー穴に
取り付けます。
注意
キーはなくさないよう、けん引バー収
納スペースに収納してください。
けん引バーを取り外す
ツマミのキー穴 から保護カバ ーを取り外し、
キーを差し込み、時計方向に回します。
ツマミを使って、けん引バーのロックを解除
します。ツマミを引き出し、カチッと音がす
るまで時計方向に回します。ツマミの赤色の
印が、緑色の線と合っているはずです。けん
引バーのロックが解除されました。
132
荷物の積載
荷物固定ポイント
ルーフ ラック *
荷物の積載
ルーフ ラック システムは、ランドローバー
認定品をご使用ください。お客様のお車に使
用が認め られてい るルーフ ラ ック、お客様
の目的に 合ったルー フ ラックの 種類につい
ての詳細は、ランドローバー正規ディーラー
にご相談ください。
注意
ルーフ ラ ックを 使用す るときは、以
下の注意事項を必ず守ってください。
¡ ランドローバー認定ルーフ ラック
に積載できる最大 積載重量は、オ
ンロード走行時で 100 kg、オフ
H4185
ロード走行時で 50 kg です。上記
の積載重量には、ルーフ ラック シ
荷室の床面には、荷物の固定ポイントが 4 ヶ
所用意されています。大きな荷物を積むとき
に、積載物を確実に固定するためにご利用く
ステムの重量も含まれます。
¡ お客様のお車用に設計されたルー
ださい。ランドローバーは、荷物の固定用に
一連の推奨アクセサリーを提供しています。
フ ラックのみ をご使用ください。
疑問点がございましたら、ランド
ローバー正規ディーラーにご相談
ください。
注意
¡ ルーフ ラックに荷物を積載すると、
事 故や 緊急 回避動 作の 際に 乗員 がけ
が をす る恐 れが あり ます ので、オ ン
車両の安定性に影響が出ます。特に
カーブを曲がるときや 横風を受け
たときは危険な場合があります。
ロー ド / オフロー ド走行にか かわら
ず、器具、工具、荷物類を固定しない
¡ 荷物は両端に分散させて、ルーフ
ままで走行しないでください。
ラッ ク シ ステム の前 方に 重量が
かかるように積載してください。
¡ 荷物がルーフ ラックからはみ出さ
ないように、しっかりと固定さ れ
ているか確認してください。
133
荷物の積載
注意
¡ 走行を開始した後も、50 km を
走行するごとに、ルーフ ラックと
荷物に異常がないか点検してくだ
さい。
¡ ルーフ ラックに荷物を積載した状
態でオフロードを走行することは
お勧めできません。オフロード走
行時にルーフ ラックに荷物を積載
する必要がある場合 は、斜面の横
断を始める前にルーフ上の荷物を
すべて下ろしてください。
134
オフロード走行
オフロード走行
オフロード走行
走行する前に . . . . . . . . . . .
オフロード走行の
基本的なテクニック . . . . .
オフロード走行後 . . . . . . . .
点検の必要性 . . . . . . . . . . .
フロント ビブ スポイラーの
取り外し . . . . . . . . . . . . .
. . . . . . . 137
. . . . . . . 137
. . . . . . . 140
. . . . . . . 140
. . . . . . . 141
走行テクニック
柔らかい地面や乾いた砂地の走行
滑りやすい路面の走行
(氷、雪、泥、濡れた草). . . . .
でこぼこ道での走行 . . . . . . . . . .
急斜面を登る . . . . . . . . . . . . . . .
急斜面を下る . . . . . . . . . . . . . . .
斜面を横切る . . . . . . . . . . . . . . .
V 字形の谷をまたいでの走行 . . .
わだちのある路面の走行 . . . . . . .
尾根を横切る . . . . . . . . . . . . . . .
溝を横切る . . . . . . . . . . . . . . . . .
渡河走行 . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
135
. . . 142
..
..
..
..
..
..
..
..
..
..
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
142
142
143
144
145
145
145
146
146
147
136
オフロード走行
走行する前に
オフロード走行
アドバイス
オフロード走行にお出かけになる前に、オフ
ロード走行の経験の浅い方は、この車両の操
縦 方法、特に トラン スファ ギ ア スイ ッチ、
¡ 誤って走行中に紛失しないよう、オ
フ ロード 走行 をする 前に、け ん引
ヒル ディセント コントロール(HDC)の扱
いに精通するとともに、以下数ページにわた
フ ック カバ ーと フロ ント スポ イ
ラ ーを取 り外す ことを お勧め しま
る オフロ ード 走行テ クニッ クにつ いて の説
明 をじっ くり とお読 みにな ること が極 めて
す(「けん引フック」194 ページ
を参照)。
重要です。
¡ 損傷を避け、デパーチャー アング
ルを向上させるため、けん引装置は
取り外し、しまっておくことをお勧
めします。
「けん引バーの取り付け」
警告
130 ページ を参照してください。
オフロード走行には危険が伴います。
¡ 不 要な危 険は 冒さな いよう にし、
常に 緊急事態に備えておいてくだ
さい。
オフロード走行の
基本的なテクニック
¡ お客 様ご自身と車両および同乗者
ここで説明するのは、オフロード走行の基礎
に 及 ぶ危 険 を最 小 限に す るた め
に、こ こ で お 勧め す る 走行 テ ク
となる基本テクニックです。オフロード走行
中にリカバリーなどの、オフロード走行中に
ニックを身につけてください。
遭遇す るさ まざま な状況 に対 処する ための
具体的なテクニックは、ここでは取り上げて
いません。
アドバイス
頻繁にオフロード走行をする場合は、できる
¡ オフロード走行中に限らず、どんな
だけ多くの追加情報を集め、実地経験を積む
ことを強く推奨します。
ときでも、安全のため必ずシートベ
ルトを着用してください。
¡ 燃料が少ないときは、オフロード走
注意
行をしないでください。地面の激し
い起伏や急勾配などでは、エンジン
オフ ロード 走行 にお 出か けに なる前
に燃料が供給できないことがあり、
触媒コ ンバー ターに 重大な 損傷を
に、ホイールおよびタイヤの状態を点
検し、タイヤ空気圧が適正であること
引き起こす恐れがあります。
を確認し てください。タ イヤの摩耗、
不適 切な タイ ヤ空 気圧 は、車両 の性
能、安定性、安全性に悪影響を及ぼし
ます。
137
オフロード走行
ギアの選択
斜面を下っているときは(前進ギア、
「R」ギ
オートマチック車はシフト レバーを「D」の
位置にしておけば、たいていのオフロード条
アとも)、HDC とエンジン ブレーキだけで
も十分 車の制御 が可能で、フ ット ブレー キ
件にお いてギ アボ ックス が適切 なギ アを自
動的に選択します。ギア選択でもっと自在に
を踏 まない 方が 良いこ とを念 頭に 入れて お
いてください。
車両をコントロールしたい場合は、マニュア
ル「コマンドシフト」モードをお勧めします。
可能な限りハイ レンジ ギアを使用し、難し
い条件の地 形を走行す る場合に のみロー レ
加速
ンジを選択するようにしてください。
ください。急加速をするとホイールが空転し
て、不要に トラクシ ョン コン トロールの 作
アクセ ル ペダルを 踏むときは 慎重に行 って
動を招くことになったり、最悪の場合は車両
のコントロールを失う恐れもあります。
制動
可能な限り、最適なギアを選択し、HDC に
よって、車速をコ ントロールし てください。
走行前の路面状態の点検
ブレーキ ペ ダルはでき るだけ踏ま ないよう
にします。事実、適切なギアを選択し、HDC
を作動させていれば、ブレーキをかける必要
はほとんど生じません。
注意
HDC の作動中にブレ ーキ ペダルを踏むと、
一時的に HDC がキャンセルされ、通常通り
ブレーキ が作動しま す。その後ブ レーキ ペ
ダルから足を放すと、HDC が減速して再作
難しい 条件の地形を 走行すると きは、
事前 にコ ース を歩 いて路 面を 点検 し
ておくようにしてください。これによ
り、予期できないトラブルを未然に防
止することができます。
動します。
エンジン ブレーキの使用
急な斜面を下る際は、斜面の手前で少なくと
も車両 の全長 分の 余裕を 残して いっ たん停
車し、ロー レンジにシフトしてから HDC を
選択し てく ださ い。トラン スミ ッショ ンを
ロー ギアに制限するマニュアル コマンドシ
フトを使 うと、エンジン ブレーキ 力がアッ
プします。斜 面によっ て、ロー レ ンジにシ
フトしてか ら「1」または「2」を 選択して
ください。
138
オフロード走行
ステアリング
ボディ 下面 に当た りそう な障 害物を 見つけ
たときは、必ず回避してください。
電子制御エア サスペンション
オフロー ド モードを 選択する と、アプロー
チ / デパーチャー アングルと地上高が増加
しま す(「電 子 制 御 エア サス ペ ン シ ョン
(EAS)
」124 ページを参照)。
トラクションを失ったとき
アドバイス
トラク ション(路面 のグリッ プ)を失
い、車両が動けなくなった場合には、以
H3876
下の注意点を守ってください。
注意
¡ 障害物がある場合は、無理に乗り越
親指をホイールの中に入れて、ステア
リ ング ホイー ルを握ら ないでく ださ
えようとせずに、できれば取り除い
てください。
い。わだ ちや石を 踏んだとき などに、
急 激にステ アリング ホ イールが 回転
¡ タ イヤの 溝に入 り込ん だ石や ゴミ
を取り除いてください。
して 親指を負傷 する恐れがあ ります。
起伏の激しい地面を横切るときは、必
¡ 車両を可能な限り後退させ、助走速
度 を上げ てから アプロ ーチし てみ
ず ホイ ール の外側 を握 るよ うに 心が
けてください(図を参照)。
てください。
¡ 木 の枝や 麻袋な どをタ イヤの 前に
置くと、タイヤのグリップが回復す
ることがあります。
最低地上高
サスペンション構成部品の下側、およびフロ
ント バンパーと リア バンパー下の地上高を
確保するよう注意してください。他にも地面
と 接触す る恐 れのあ る構成 部品が あり ます
CD チェンジャー *
アドバイス
ので、ボディ下面を地面に接触させないよう
に注意しながら走行してください。
険し いコース を走行中 は、CD を 演奏
と りわけ 地上 高に注 意しな ければ なら ない
場面は、急勾配を下りきったとき、深いわだ
しなが ら走行しな いでくださ い。車両
か ら 伝 わ る 激 し い 衝 撃 の た め、CD
ちを走行するとき、傾斜が急に変化する場所
などです。
チェ ンジ ャー の動 きが さま たげら れ、
音飛びを起こします。
139
オフロード走行
オフロード走行後
点検の必要性
過酷 な条 件の オフロ ード(特 に埃っ ぽい 場
アドバイス
所、泥の中、湿地など)を走行したとき、ま
たは渡河走行を行った場合には、通常の走行
公道に戻る前、ま たは 40 km/h を超
える車 速で走行す る前に、次の注 意点
をし ている とき よりも 点検回 数を 増やす 必
要があります。
「日常点検」151 ページをよ
を守ってください。
くお 読み の上、ラ ンドロ ーバ ー正規 ディ ー
ラーにご相談ください。
¡ ホイ ールと タイヤ に付着 した泥 を
よく落とし、損傷を受けていないか
を点検してください。
塩水に浸かったり、砂浜を走行した後は、車
両下周 りの部品や 露出して いるボディ パネ
¡ ホイ ールと タイヤ をきれ いな状 態
ルなどを流水で洗い流してください。これに
より、外装を保護することができます。
にしておかないと、ホイール、タイ
ヤ、ブレー キ システム、サス ペン
ショ ン構成 部品な どを損 傷する 恐
れがあります。
¡ ブレーキ ディスクとキャリパーを
点検し、ブレーキ性能に影響しかね
ない石や砂を取り除いてください。
¡ ボディの下側、特にサスペンション
エア スプ リングとダンパー に損傷
がないか点検します。
¡ 塗装、保護コーティングが損傷した
ときは、できるだけ早い機会にラン
ドロ ーバー 正規デ ィーラ ーにご 相
談ください。
車 両を 損 傷 して い る疑 い が ある と き
は、ランド ローバー正 規ディーラ ーに
点検をご依頼ください。
140
オフロード走行
フロント ビブ スポイラーの
取り外し
オフロード走行性能を向上させるため、フロ
ント ビブ スポイラ ーを取り外すことができ
ま す。また、取 り外 すこ とに よっ てス ポイ
ラーの損傷も防げます。
3
2
4
2
H4219
1
3. 片側のスポイラーで、3 組のボルトと
ワッシャー、バンパーに固定している
1 組の スク リュ ーと ワッ シャー を取
り外します。ボルト、スクリュー、ワッ
シ ャー を なく さな いよ うに 保管 して
ください。
H4218
4. 片側のスポイラーを、横方向に滑らせ
1. けん引フック カバーを取り外します
て取り外します。
(「け ん引 フ ック」194 ペ ー ジを 参
照)。
もう片側のスポ イラーで、3 と 4 を繰り返
します。
2. ホイール アーチの内側から、ホイール
アー チ ライ ナーと スポイ ラーを 固定
スポイラーを取り付けるときは、上記の逆の
して い るボ ルト とワ ッシ ャー を外 し
ま す。反対 側で も 同じ 作 業を 行い ま
手順で行います。
す。ボルトとワッシャーをなくさない
ように保管してください。
しっか り固 定して 収納し たこ とを確 認して
ください。事故やとっさの回避操作時に飛び
スポイラ ーとけん引 フック カバ ーを車両に
出してくる恐れがあります。
141
走行テクニック
¡ ホイールが砂にはまっ た場合には、エア
柔らかい地面や乾いた砂地の走行
走行テクニック
バッグ形ジャッキまた はオフロード車用
の ハイリ フト ジ ャッキ を使っ て車両 を
柔らかい砂地では、できるだけ車両を止めな
いよう に動か し続 けるこ とを心 がけ てくだ
さい。こうした地面では、ホイールに思いの
持ち上げ、ホイールの下 に砂を入れて車
両を地面の高さまで戻 してください。そ
ほか大きな抵抗が加わりますので、わずかな
失速でも、それがきっかけとなって車両がス
れでも再発進できない ときは、ホイール
の下に砂袋または梯子 を敷き込み、脱出
タック(立ち往生)してしまいます。
を試みてください。
DSC の作動を解除し
(「ダイナミック スタビ
リティー コントロール(DSC)」120 ペー
ジを参照)
、「D」
(ドライブ)を選んで、硬い
路面に出るまで、そのギアを維持してくださ
い。このような地形を走行する場合、通常は
ロー レン ジ ギアの ご使用 をお勧 めします。
ロー レンジ ギアを使用すると、悪路でも車
滑りやすい路面の走行
(氷、雪、泥、濡れた草)
¡ ロー レンジの「D」(ドライブ)を選択し
てください。
両を加速することができ、再発進できなくな
る危険性が減少します。
¡ アクセルの踏み込み量 は最小限にしてく
ださい。
¡ 常に低速で走行するよ うにし、ブレーキ
柔らかい地面、砂地、傾斜地での停車
はなるべく使わず、急ハ ンドル操作も避
けてください。
このような地面で停車するときは、次の点に
注意してください。
¡ 斜面(上り坂)や柔らかい地面、砂地で
の発進は非常に難しいものです。停車す
るときは、必ず固くて平坦な地面の場所
でこぼこ道での走行
を選ぶか、傾斜地では谷側にフロントを
向けるようにしてください。
凸凹のある荒れた道路は、時には通常の走行
方法で通り抜けることもできますが、凸凹が
¡ ホイールの 空転を避ける ため、「D」
(ド
激しい 道では、ブレ ーキ ペダ ルを頻繁に 使
用しないよう心がけ、トランスファ ギアボッ
ライブ)の位置を選択し、アクセル ペダ
クスを ロー レンジ に入れて低 速で安定 した
走行を維持してください。
ルの踏み込み量は必要最小限にしてくだ
さい。
¡ 車が前進しなくなったと きは、むやみに
アクセル ペダルを踏み込まないように注
意してください。アクセルを開けすぎる
と砂地に深くはまってし まいます。この
ような場合はタイヤの周りの砂をかきわ
け、ボディが砂地に接していないことを
確認してから、再発進を試みてください。
142
走行テクニック
2. 必 要に 応 じて エン ジン を再 始動 させ
急斜面を登る
ます。
3. シフト レバーを「N」
(ニュートラル)、
警告
ロー レンジ、「R」
(リバース)の順に
入れます。
必ず以下の手順を守ってください。そ
うしないと、車両が転倒する恐れがあ
ります。
4. ヒル ディセント コントロール(HDC)
を作動させます。
斜 面を 走行す ると きは、必ず 斜面 に対 して
5. 駐車ブレーキを解除してください。次
にブレーキ ペダルを徐々にゆるめ、エ
まっすぐに登るようにしてください。斜めに
登ると横滑りをしやすくなります。
ン ジン ブ レーキ と HDC で速 度をコ
ントロールしながら、バックで坂を下
ります。
通常 、急な斜面を 登るとき にはロー レンジ
で、コ マンドシ フトで「3」か「4」を 選択
6. 障 害物 を 避け るた め停 車す る必 要が
してください。障害物を回避するために、坂
をバックで下るときは、HDC を作動させて
ある場合を除き、坂を下っている途中
で ブレー キ ペダ ルを踏 まない でくだ
ください。地面がゆるい場合や滑りやすい場
合は、DSC の作動を解除し、できるだけ高
さい。わずかに踏み込むだけでも前輪
がロックし、ステアリングが不安定に
いギアであらかじめ十分に加速し、勢いをつ
けて一気に登るようにします。ただし、こぶ
なります。
7. 車両が滑り始めたら、アクセルを少し
の 多い斜 面を 登ると きに車 速を上 げす ぎる
と、ホイールが浮き上がり、安定性を失うこ
だけ踏んで加速させ、タイヤのグリッ
プを回復させます。
とがあります。そうした場合は、車速を少し
落としてみてください。車両が停止しそうに
なったときに一瞬アクセル ペダルをゆるめ、
ト ラクシ ョン を回復 させて 走行を 続け ると
いう方法もあります。
坂の下の平地まで下り切り、危険がないよう
だったら、前回よりも車速を上げてもう一度
登坂走行を試みてください。ただし、この場
合も無用な危険を冒す必要はありません。斜
面の登坂があまりに難しいときは、迂回ルー
トを探してください。
警告
警告
斜面を登りきれなかったときに、斜面
の 途中 で方 向転換 する こと は避 けて
ください。次の手順に従って、斜面の
下まで車両を後退させてください。
坂をバックで下るときは、必ずエンジ
ンを作動させ、シ フト レバーを「R」
(リバース)に 入れてく ださい。そう
しないと、HDC が働かず、エンジン
1. フット ブレーキと駐車ブレーキの両方
ブレーキも効きません。
を使って車両を停止させます。
143
走行テクニック
¡ 車両が滑り始めたら、路 面グリップの限
急斜面を下る
界です。選択されたギア に対応する最低
速度を、それ以上維持す ることは困難で
す。このような場合は、方 向安定性を維
持 す る の に十 分 な 速 度 に達 す る ま で、
HDC が 自動的に加速 するのにまか せま
す。アクセルやブレー キを使ったり、ギ
ア チ ェ ン ジを 行 っ て はい け ま せ ん。
HDC は、それが可能な状況になれば、た
だちに再び車速を減速させます。
¡ 斜面を下り始めたら、メイン ギアボック
スで「D」を選択してください。HDC は
作動し続け、それまでマニュアル モード
H3855
で選択していたギア位 置が傾斜を下り切
るまで維持されます。
警告
¡ 平地まで下ったら、ギア ボックスは次の
必ず以下の手順を守ってください。そ
状況に 適した「D」位置を自動的に 選択
うしないと、車両が転倒する恐れがあ
ります。
します。
¡ 車両を減速させ、トランスファ ギアボッ
クスでロー レンジを選択します。
¡ トランスミッションをマニュアル コマン
ドシフト モードに切り換えた場合、斜面
の手前で、少なくとも車両の全長分の余
裕を残していったん停車 し、斜面のきつ
さに応じてギアを「1」か「2」にシフト
ダウンします。
¡ ヒル ディセント コントロール(HDC)
を作動させます。
¡ 障害物を避けるため停車する必要がある
場合 を 除き、坂 を下 っ てい る途 中 でブ
レーキ ペダルを踏まない でください。エ
ンジン ブレーキと HDC が車速をコント
ロール し、前輪が 回転し ている かぎり、
車両は完璧にコントロールすることがで
きます。
144
走行テクニック
¡ 後席の同乗者はできるだけ山側に座らせ
斜面を横切る
てください。非常に状況が厳しい場合は、
安全 に走 行 でき る場 所に たど り着 くま
で、同乗者には車両から降りてもらって
ください。
V 字形の谷をまたいでの走行
ここでは最大限の注意が必要です。左右いず
れかの車輪を V 字型の谷の片 側の壁に上げ
H3856
た状態で走行すると、反対側の壁に車両側面
が接触し、身動きがとれなくなることがあり
警告
ますので注意してください。
必ず以下の手順を守ってください。そ
うしないと、車両が転倒する恐れがあ
ります。
わだちのある路面の走行
できる だけ わだち に沿っ て走 行する ように
します。その 間はステ アリング ホ イールを
軽く握り、勝手 に回転しない ようにします。
斜面を横切る前に、必ず次の注意事項を確認
してください。
深いわだちの場合、DSC は作動させないほ
うがいいでしょう。
¡ 地面 がしっかりしていて、滑りにくいこ
とを確認します。
特に路面が濡れているときに、ステアリング
ホイールを勝手に回転させると、車両がわだ
¡ 谷側の 車輪がくぼみに落ちないように注
意し てください。また、山側の車輪が岩
や木 の根などに乗り上げて、車両の傾き
ちに 沿 って 直進 し てい る よう に 見え ても、
(路面が濡れて いるためにトラ クションが失
が急に 増したりしないように注意してく
ださい。
われ)、それと気づかないうちに前輪が左右
どちら かい っぱい を向い てい るとい うこと
¡ 同乗者 の体重が均等に配分されているこ
と、ルーフ ラックに荷物が積まれていな
もあり得ます。そのような状態で平坦な路面
に戻ったとき、またはタイヤが乾いた路面に
いこ と、すべての荷物ができるだけ低い
位置で 確実に固定されていることを確認
乗った瞬間にトラクションが回復し、車両が
急に横を向く恐れがあります。
しま す。荷重が急に移動すると、車両が
横転する恐れがあります。
145
走行テクニック
尾根を横切る
溝を横切る
H3858
溝に対して斜めに入るようにすれば、たとえ
H3857
尾根に 対し て直 角に入 り、左右 の前輪 がそ
1 つのホイ ールが溝に落ちて も、残る 3 つ
のホ イール は常 に地面 との接 触を 維持で き
ろって尾根を越えるように走行します。尾根
に対して斜めに入ると、先に稜線を越えた前
ます。溝に対して直角にはいると、左右の前
輪が同 時に溝に 落ち、ボディ やフロン ト バ
輪と、その対角にある後輪が同時に宙に浮い
てしまう恐れがあります。
ンパ ーが溝 の向 かい側 の壁に ぶつ かって 身
動きできなくなる恐れがあります。過酷な地
形の ため車 両が 身動き できな くな ったと き
は、電子 制御エア サスペン ションを「オ フ
ロー ド モード」に 選択し、地上 と車両腹 部
とのすき間を増やすと、脱出に役立つことが
あります。
146
走行テクニック
渡河走行
アドバイス
日常 的に 深い 水路 を走 行す る場合 は、
ランド ローバー正規 ディーラー にご相
談ください。
渡河走行の後にすること
H3859
¡ 少しの間走行して、フット ブレーキが完
全に作動することを確かめてください。
アドバイス
¡ ブレーキが完全に乾くまでは、停車してい
走行 可能 な水 深は 50 cm ま でです。
常に 走 行 可能 水 深を 超 え るよ う な場
る間は、駐車ブレーキだけに頼らず、シフ
ト レバーを「P」位置に入れておきます。
合、渡河走行はお勧めできません。
¡ ラジエーター グリルから防水シートを取
時間の長短 にかかわら ず、水位がドア
り外します。
シルを超え るような状況 で車両を停止
すると、電気系 統に深刻な 損傷を招く
¡ 泥水の中を走行した後は、オーバーヒー
恐れがあります。
トの原因になる コンデンサーとラジ
エー ター に詰 ま った 泥や 木の 葉を 取り
除きます。
渡河 走行を始 める前に、電 子制御エ ア サス
ペ ンション が「オフロー ド モード」に なっ
¡ 日常的に深い水路を走行する場合は、す
ているか確認してください。
べてのオイルに水が混入していないか点
検してください。オイルに水が混入する
水深が 50 cm を超える場合は、次の注意事
項を守ってください。
と、オイルが白濁します。さらに、エア
フィ ルター エレメ ントに 水が入 ってい
¡ ラジエーター グリルの前に防水シートを
ないかを点検し、濡れている場合は交換
してください。必要に応じて、ランドロー
取 り付け、エンジ ンへの浸水とラジエー
ターへの泥詰まりを防止します。
バー正規ディーラーにご相談ください。
¡ 水底 の沈泥に障害物がなく、車両の重量
¡ 頻繁に塩水に進入する場合は、ボディ下
を支 え、十分なトラクションが得られる
周り の部品 と露出 してい るボデ ィ パネ
ルを入念に真水で洗ってください。
だけの 固さがあることをあらかじめ確認
しておきます。
アドバイス
¡ エンジ ンの空気吸入口が水中に没しない
ことを確認します。
頻繁に水路走行をする車両、深い水路を
走行する車両については、
点検頻度を増
¡ ゆっ くり進入し、車両前面に波が立つ程
度の速度まで上げ、その速度を保ちます。
ドアは必ず完全に閉めておいてください。
147
やす必要があります。
ランドローバー正
規ディーラーにご相談ください。
走行テクニック
148
点検整備
点検整備
点検整備
定期点検 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 151
日常点検 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 151
ガレージ内での安全について . . . . . . 152
排出ガス浄化装置 . . . . . . . . . . . . . . . 154
シャシー ダイナモ(台上試験機)による
走行シミュレーション テスト . . . . 154
ボンネットの開け方
ボンネットの開け方 . . . . . . . . . . . . . 155
エンジン ルーム
ガソリン エンジン . . . . . . . . . . . . . . 156
エンジン オイル
点検と補充 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 157
冷却システム
エンジン冷却水の点検と補充 . . . . . . 159
不凍液 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 160
ブレーキ
ブレーキ液 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 161
パワー ステアリング
パワー ステアリング液 . . . . . . . . . . . 163
149
ウォッシャー
ウォッシャー液の補充. . . . . . . . . . . . 165
ウォッシャー ノズル . . . . . . . . . . . . . 166
前照灯ウォッシャー * . . . . . . . . . . . . 166
ワイパー ブレード
ワイパー ブレードの交換 . . . . . . . . . 167
バッテリー
バッテリーの安全性 . . . . . . . . . . . . . 168
バッテリーのメンテナンス . . . . . . . . 168
タイヤ
タイヤのお手入れ . . . . . . . . . . . . . . . 170
スノー チェーン . . . . . . . . . . . . . . . . 172
車の清掃とお手入れ
洗車 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 173
内装のお手入れ . . . . . . . . . . . . . . . . . 175
パーツとアクセサリー
パーツとアクセサリー. . . . . . . . . . . . 176
アフター セールス サービス . . . . . . . 177
150
点検整備
点検整備
定期点検
日常点検
お車の信頼性と性能を末永く維持するために
これま でに 述べた ような 専門 的な定 期点検
は、定期的に点検整備を行うことが重要です。
整備に加え、よりに日常的に、かつ簡単に行
える日常点検項目があります。こうした点検
お車の点検整備は、原則的に使用者がご自分
は、後述の説明を参考にして、使用者がご自
身で行えます。
の責任において実施するものであり、通常ご
自身で行うべき点検整備、オイル交換、定期
点検、ブレーキ液およびエンジン冷却水の交
換は、必要な時期に必ず実行してください。
いずれ かの 液レベ ルが著 しく または 急激に
減少しているとき、またはタイヤが偏摩耗し
てい るとき は、すぐ にラン ドロ ーバ ー正規
ディーラーにご連絡ください。
お車の定期点検に関する項目は、メンテナン
ス ノ ートに記 載されて います。点検 整備作
業 の多く は専 門的知 識や専 門機器 を必 要と
します。ランドローバー正規ディーラーにご
毎日の点検
¡ 照明灯、ホーン、方向指示器、ワイパー、
依頼ください。
ウォッシャー、表示灯 / 警告灯の作動
メンテナンス ノート
¡ シート ベルトとブレーキの作動
メンテナンス ノートには、お車に実施した点
検整備の記録簿があり、すべての点検履歴を
¡ 車両下に液漏れを示す痕跡がないかどう
かの点検
記録しておくことができます。メンテナンス
ノ ート にはそ の他 に、ランド ロー バー 正規
週ごとの点検
¡ エンジン オイル レベル
ディーラーで実施するブレーキ液交換、エア
バッ グ ユニット の交換に 関する情報 も記録
¡ エンジン冷却水レベル
されます。
¡ ブレーキ液レベル
オイ ル交換および定 期点検が終了 した後は、
¡ パワー ステアリング液レベル
必 ず 記 録 簿 にラ ン ド ロ ー バ ー 正規 デ ィ ー
ラ ーの担 当者 名の記 入とス タンプ があ るこ
¡ ウィンドウ ウォッシャー液レベル
¡ タイヤの空気圧と状態
とを確認してください。
(外観、傷、摩耗状態など)
¡ エアコンの作動 *
ブレーキ液 / ブレーキ部品の交換
ブレーキ液は、走行距離にかかわらず 3 年ご
とに交換しなければなりません。
アドバイス
長時 間に わた り高 速走 行す る場合 は、
エンジン冷却水の交換
こま めにエ ンジン オイル レベル を点
検してください。
エンジン冷却水(不凍液入り冷却水)は走行
距離 にかかわらず 4 年 ごとに交換 しなけれ
ば なり ません。ラ ンド ローバ ー正 規デ ィー
ラーでは、定期点検時に冷却水を交換します。
各オイル / 液の仕様と容量については「潤滑
剤とフルード」219 ペ ージの項を参照して
ください。
151
点検整備
特殊な使用環境
ガレージ内での安全について
アドバイス
警告
特殊な使用環境
極めて過 酷な条件で 日常的にお車 を使
用する 場合には、必要 な点検整備 項目
エンジン冷却ファンは、イグニッショ
ン ス イッチを オフに した後も、数 分
間そ のま ま作 動し 続ける こと があ り
につい て、よりいっそ うこまめに 注意
を払ってください。
ます。エンジン温度が高くなっている
場合 は、イグニッ ション スイッチ を
たとえば、深い水路を走行する場合は、
車両の安 全性と信頼 性にかかわる 機能
オフにした後で、エンジン冷却ファン
が回転し始める場合もあります。この
が正し く作動する ことを、日常点 検の
一環とし て確認して いただく必要 があ
ような場合、冷却ファンは最長 10 分
間作 動し続け ます。エン ジン ルー ム
ります。
過酷な走行条件とは以下のとおりです。
内の作業を行う場合には、エンジン冷
却フ ァン 付近 に近 づかな いよ うに 注
¡ 短い距離(8 km 以下)の繰り返し
意してください。
走行、発進、停止が多い走行、長時
ご自 身で 点検 整備 を実施 する 必要 が
ある場合には、必ず以下の安全上の注
間にわたるアイドリング運転
¡ 埃や砂の多い場所での走行
意事項を守ってください。
¡ 荒地、泥道の走行、水路走行
¡ 手、工具、衣類などを エンジン周
りの駆動ベルトやプ ーリに近づけ
ないでください。
¡ 酷暑地での走行
¡ トレ ーラー けん引 または 山道で の
¡ 走行直後は、エンジ ンが完全に冷
走行
えるまで、排気シス テムや冷却シ
詳しく は、ランドロー バー正規デ ィー
ラーにご相談ください。
ステムの構成部品に 手を触れない
でください。
¡ エンジン作動中、ま たはイグニッ
シ ョン ス イッ チが オンに なっ て
いる時は、電気配線 や電気部品に
触れないでください。
¡ 排気ガスには微量な がら人体に有
害な物質が含まれ ており、危険で
すから換気の悪い場 所では絶対に
エンジンを作動させ たままにしな
いでください。
152
点検整備
有毒な液体について
警告
警告
¡ 絶対 に車載のジャッキだけで車を
リフ トアップしたまま、車の下で
作業をしないでください。
自動 車に使 われ てい る液 体類 には有
毒な物質を含むものがあります。絶対
¡ 火花や裸火をエンジン ルームに近
にこれらを口に含んだり、傷口に付着
させ たりし ない よう に注 意し てくだ
づけないようにしてください。
¡ で き る限 り 作業 用 の防 護 服や 耐
さい。ここでいう液体類とは、バッテ
リー液、不凍液(エンジン冷却水)、ブ
熱 性 の保 護 手袋 を 着用 し てく だ
レーキ液、パワー ステアリング液、ガ
ソリン、エ ンジン オイル、ウ ィンド
さい。
¡ エンジン ルーム内の作業をする前
ウ ウォッシャー液などです。
に、金属製のリスト バンドや腕時
計、貴金属類を外してください。
安全のため、必ず製品の容器やラベルに記載
されている指示に従ってください。
¡ 絶 対 に 工 具 や 金 属 性 の 部 品 を、
バ ッテ リー ケーブ ルや ター ミナ
ルに 接触させないように注意して
ください。
使用済みエンジン オイル
適 切な 自動 車整備 士の 資格 を持 つ人
を除いて、状況のいかんを問わず燃料
供給システムを分解したり、交換しな
警告
いでください。適切な知識、技能を持
た ずに これ らのシ ステ ムに 手を 加え
エンジン オイルが 皮膚に付 着したま
ま長時間放置すると、皮膚炎や皮膚癌
ると、燃料漏れを誘発し、火災を招く
恐れがあります。
などの重い 皮膚病の原因 となります。
エンジン オイルに 触れた後 は念入り
に洗い流してください。
下水、用水路、土壌を汚染することは
違法行為です。使用済みオイル、有毒
化学物質を含む液体を処分するときは、その
ための 施設 を持つ 認定廃 棄物 処理場 または
業者に委託してください。
153
点検整備
排出ガス浄化装置
シャシー ダイナモ(台上試験機)に
よる走行シミュレーション テスト
警告
お車には、日本の法規に適合するよう
お車には、アンチ ロック ブレーキ システム
(ABS)とパーマネント4WD が装備されて
いますので、シャシー ダイナ モ テストはラ
ンド ローバ ー正 規ディ ーラー のテ スト実 施
手順、安全手続きに精通した有資格メカニッ
設計さ れた 排気 ガス およ び燃料 蒸発
ガス浄 化装 置が 取り 付け られて いま
クによって実施される必要があります。詳し
くは、ランドローバー正規ディーラーにお問
す。ご自身で、あるいは正規の資格の
ない修 理業 者に よる これ ら装置 の交
い合わせください。
換、改造および変更は違法行為にあた
り、処罰の対象となりますので、ご注
意ください。
また絶 対に エン ジン の設 定を変 更し
ないでください。レンジローバーのエ
ンジンは、厳しい排出ガス規制に適合
するように精 密に設定さ れています。
エンジ ンの 設定 をむ やみ に変更 する
と、排気ガス中の有害成分量やエンジ
ン性能、燃料消費量に悪影響を及ぼす
恐れがあります。またエンジンの作動
温度制御が正常に機能しなくなり、触
媒コン バー ター や車 両を 損傷す る原
因となります。
154
ボンネットの開け方
ボンネットの閉め方
ボンネットの開け方
ボンネットの開け方
警告
ボンネットが完全にロックされていな
い(セーフティ キャッチだけがかかっ
た)状態で走行しないでください。
ボンネットを閉めた後で、ボンネットの前端
部を持ち上げてみて、ロックが完全にかかっ
ていることを確認してください。まったく動
かなければ、きちんとロックされています。
H3902
1. 車内の運転席側にあるボンネット リリ
ース レバー(上図を参照)を引きます。
2. ボンネット セーフティ キャッチ レバ
ー(下図)を押し上げて、ボンネット
を上げます。
155
エンジン ルーム
ガソリン エンジン
エンジンルーム
1
2
3
4
5
6
H3906
1. ブレーキ液リザーブ タンク
警告
2. エンジン オイル注入口
3. ウォッシャー液リザーブ タンク
エンジン ルームの作業を行う時には、
前述 のガ レー ジ内 での安 全に 記載 さ
4. エンジン オイル レベル ゲージ
れた 安全 上の 注意 事項を 必ず 守っ て
ください。
5. パワー ステアリング液リザーブ
タンク
6. 冷却水リザーブ タンク
156
エンジン オイル
エンジン オイル
点検と補充
オイルの仕様
エンジン オイルのレベルは、少なくとも走行
車を使 用す る気候 条件に 適し たオイ ルを使
用することが大切です。正しい仕様は「潤滑
400 km に 1 回は次の手順で点検してくだ
さい。点検 は水平な場 所に停車し た状態で、
エンジンが冷えているときに行います。
剤とフルード」219 ペ ージの項に記載され
てい ます。疑問 な点 はラン ドロ ーバ ー正規
ディー ラー または 指定工 場に お問い 合わせ
ください。
知識
エンジンが熱いと きにオイル レベル を
点 検する必 要がある 場合は、イグニ ッ
ションをオフにしてからオイルがオイル
パンに戻るまで 5 分間待ってください。
エンジンを始動させないでください。
レベル ゲージの点検による補充の目安
¡ 下限マ ークよりも上限マークの方に近い
とき は、オイルを補充する必要はありま
せん。
¡ 上限マ ークよりも下限マークに近いとき
は、オイルを 0.5 リットル補充してくだ
さい。
¡ 下限マ ーク位置にあるかそれ以下のとき
は、オイルを 1 リットル補充し、さらに
5 分後にオイル レベルを再点検します。
157
エンジン オイル
ガソリン エンジン
H3960
H3961
1. レベル ゲージを抜き取り、ブレードに
付いているオイルを拭き取ります。
2. もう一度ゆっくりとレベル ゲージを挿
入、抜き取ります。ブレードに付着し
たオイルでレベ ルを点検します。この
とき、オイル レベルは必ず下限マーク
より上になければなりません。
3. オイルを補充するときは、オイル注入
口のキャップを取り外し、オイルがレ
ベ ル ゲー ジの上 限マー クと下 限マー
クの中間にくるまで補充します。
エンジン オイルを入れすぎないよう
に注意してください。
158
冷却システム
冷 却シ ス テ ム が 完 全に 冷 え る 前 に 注 入口
エンジン冷却水の点検と補充
冷却システム
キ ャ ッ プ を 開 け る 必 要 が あ る 場 合 に は、
キャップをゆっくりとゆるめ、冷却システム
警告
内の圧 力を 徐々に 逃して から キャッ プを外
します。
エン ジン冷却シ ステムが熱い うちは、
絶 対に 冷却 水タン クの 注入 口キ ャッ
プを外さないでください。高温の蒸気
ま たは 熱く なった 冷却 水が 吹き 出し
て、火傷を負うことがあります。
キャップをゆっくりとゆるめ、冷却シ
ス テム 内部 の圧力 を少 しず つ逃 がし
てからキャップを外してください。
エ ンジ ン冷 却水が 入っ てい ない 状態
で 絶対 にエ ンジン を作 動さ せな いで
ください。
冷 却水 に含 まれて いる 不凍 液は 塗装
面に損傷を与えます。冷却水をこぼし
た場合は、ただちに吸水性の高い布で
吸 い取 り、水で 薄め た自 動車 用洗 剤
(カー シャンプ ーなど)で洗い 流して
ください。
塩 水は けっ して補 充し ない でく ださ
い。水道水に塩分が含まれる土地を旅
H3908
するときも、補充用にいつも真水(雨
水か蒸留水)を携帯するように心掛け
不凍液と冷却水を 1:1(50%)の割合で混
合した溶液を補充してください。図のように
てください。
フロー トが 注入口 よりわ ずか に突き 出した
ら補充は完了です。エンジン冷却水を入れす
発火する恐れがありますので、まだ熱
い エン ジン 本体に 不凍 液を こぼ さな
いように注意してください。
ぎないように注意してください。
冷却水を上限(MAX)まで補充した後は、必
エン ジン冷却 水リザーブ タンク内の 冷却水
ずしっかりとキャップを閉めてください。
レベルは、少なくとも週ごとに点検してくだ
さい(長距離走行時や過酷な走行条件でご使
エンジ ン冷 却水レ ベルが 短期 間に著 しく低
下する場合には、冷却回路の漏れ、またはエ
ンジン オー バーヒー トの恐れが ありますの
用なさる場合は、さらに頻繁に点検する必要
があります)。点検するときは、エンジンを
停止 して冷却システ ムが冷えてい る状態で、
水平な場所に停車して行ってください。
159
で、最寄りのランドローバー正規ディーラー
に点検を依頼してください。
冷却システム
推奨エンジン冷却水
不凍液
水と Texaco AFC クーラントを 1:1 の割
合で混合した溶液を使用してください。入手
警告
できない場合は、必ず水と他の珪酸系 / 非燐
酸系防 錆剤入りエ チレン グリ コール系 不凍
不凍液は有毒で、誤って口にすると命
液(メタノールを含有しないもの)を 1:1
で混合した溶液を使用してください。
にかかわることがあります。補充後の
容器はしっかりと蓋を閉じ、幼児の手
の届か ない とこ ろに 保管 してく ださ
い。万一誤って飲んでしまったと思わ
緊急の場合で、しかも推奨タイプの不凍液が
入手できない場合には、冷却システムの上限
れる場合には、ただちに医師の指示を
仰いでください。
まで水道水を補充できますが、凍結時の膨張
分だ け水量 を減 らすの を忘れ ない でくだ さ
い。また上 記仕様と異な る配合の不凍 液を、
補充または注入しないでください。ご不明な
不凍液 が皮 膚や 目に 付着 しない よう
に注意してください。万一付着した場
点が ござ いま したら、ラ ンド ローバ ー正 規
ディーラーにお問い合わせください。
合は、ただちに大量の流水で洗い流し
てください。
不凍液には防腐剤が含まれています。冷却水
の不凍液濃度は、年間を通じて 50% ± 5%
を維持するようにしてください(寒冷期のみ
に限らず)エンジン冷却水の防錆効果を維持
するため、不凍 液の濃度は 1 年 ごとに点検
し、走行 80,000 km または 48ヶ月ごと
(いずれか早い 時期)冷却水を完 全に交換し
てください。これを怠ると、ラジエーターま
たはエ ンジン 構成 部品に 錆が発 生す る恐れ
があります。
濃度 50 %、温度 20™C の不凍液の比重は
1.075 で、–36 ™C までの凍結防止効果が
あります。
160
ブレーキ
点検
ブレーキ液
ブレーキ
ブレーキ 液リザー ブ タンクの レベルは、ブ
レーキ パッ ドが摩耗 するに従い 徐々に低下
警告
しますの で、時々点検 し、
「MIN」マークよ
りも下 がら ないよ うに必 要に 応じて 補充し
ブレーキ液には、極めて有毒な物質
てください。ブレーキ液が多量に減っている
場合は、漏れが原因になっていることが多い
が含まれています。補充後の容器は
しっかりと蓋を閉じ、幼児の手の届
た め 車 を 運 転 せ ず、ラ ン ド ロー バ ー 正 規
ディーラーにご相談ください。
かないところに保管してください。
万一誤って飲んでしまったと思われ
る場合は、ただちに医師の指示を仰
いでください。
アドバイス
ブレーキ ペダルの踏みしろが極端に増
ブ レー キ液 が皮膚 や目 に付 着し ない
ように注意してください。万一付着し
えたと き、あるいはブ レーキ液レ ベル
が短期 間に著しく 低下したと きは、最
た場合は、ただちに多量の流水で洗い
流してください。
寄りの ランドローバ ー正規ディ ーラー
にご相談ください。
発火する恐れがありますので、まだ熱
い エン ジン 本体に ブレ ーキ 液を こぼ
ブレーキ液レベルの点検は、平地に車両を停
止して行ってください。また少なくとも週に
さないように注意してください。
アドバイス
1 回の 割合で 液レベ ルを点検 してく ださい
(長距離走行時 や過酷な走行条 件でご使用な
さる場合は、さらに頻繁に点検する必要があ
ります)。ブレーキ液レベルを点検するとき
ブレーキ 液レベル が「MIN」マーク以
下になって いるときは、補 充するまで
は、リザーブ タンクの 側面から目 視によっ
て行います。このとき、注入口キャップを開
絶対に走行しないでください。
ける必要はありません。
ブレ ー キ 液は 塗 装面 に 損 傷を 与 えま
す。ブレーキ 液をこぼ した場合は、た
だちに吸水 性の高い布 で吸い取り、水
で薄 め た 自 動 車用 洗 剤(カ ー シ ャン
プーなど)で洗い流してください。
161
ブレーキ
補充
MAX
MIN
注入口 キャッ プは 開ける 前にキ ャッ プとそ
の周囲 の汚 れを 拭き取 って、ブ レーキ 液リ
ザーブ タン ク内に汚れ が入らない ようにし
てください。キャップを回して外し、リザー
ブ タンクの「 MAX」マークまで補充してく
ださい。
必ず密 閉され た容 器に入 った新 品の ブレー
キ液を使用してください(密閉されていない
容器に入ったものや、古いブレーキ液、一度
抜き取ったブレ ーキ液は湿気 を含んでおり、
ブレーキ性能に悪影響を及ぼすため、絶対に
使用しないでください)。ブレーキ液を入れ
すぎないように注意してください。
ブレーキ液は 36 ヵ月ごと、または 60,000
km 走行ご と(いずれか早い時期)に交換す
る必要があります。
162
パワー ステアリング
点検と補充
パワー ステアリング液
パワー ステアリング
パワー ステ アリング 液レベルの 点検と補充
は、必ずエンジンを停止して、冷却システム
警告
が冷えてい るときに行 ってください。ま た、
必ず前輪を直進方向にしてからエンジンを停
パ ワー ステ アリン グ液には、極 めて
止し、その後で液レベルを点検してください。
有毒な物質が含まれています。補充後
の容器はしっかりと蓋を閉じ、幼児の
手 の届 かな いとこ ろに 保管 して くだ
さい。万一誤って飲んでしまったと思
われる場合は、ただちに医師の指示を
仰いでください。
パ ワー ステア リング液 が皮膚や 目に
付着 しないよう に注意してく ださい。
万一付着した場合は、ただちに多量の
流水で洗い流してください。
発火する恐れがありますので、まだ熱
い エンジン 本体にパ ワー ステア リン
グ 液を こぼ さない よう に注 意し てく
ださい。
アドバイス
パワー ステアリング液は塗装面に損傷
H3967
を与えます。パワー ステアリング液を
こぼした場 合は、ただちに 吸水性の高
注入口キャップは汚れを拭き取り、パワー ス
テアリン グ液リザー ブ タンク内 に汚れが入
らな いよう にし ます。注入 口キ ャッ プを開
い布で吸い 取り、水で薄め た自動車用
洗剤(カーシ ャンプー など)で洗い流
け、布でレ ベル ゲー ジを拭き 取ります。も
う一度 ゆっ くりと 注入口 キャ ップを 閉めて
してください。
から開け ます。レベル ゲージに付 着した液
でレベル を点検し ます。パワー ス テアリン
グ液 が レベ ル ゲー ジ の 上限 マ ーク と 下限
マークの間にくるように補充します。レベル
ゲージ の上 限マー クを超 えな いよう にして
ください。
163
パワー ステアリング
注意
パワー ス テアリン グ液が下 限マーク
よりも低下している場合は、エンジン
を始動しないでください。液量が少な
いまま使用していると、ステアリング
の油圧 ポン プを 損傷 する 恐れが あり
ます。
緊急操作
パワー ステ アリング液 レベルが著 しく低下
した、あるいは急激に損失した場合には、ラ
ンドロ ーバー 正規 ディー ラーに 点検 をご依
頼ください。
時間を かけて 徐々 に液レ ベルが 低下 してい
る場合に は、推奨パワー ステアリ ング液を
タンクの上限マークまで補充すれば、点検の
ため 最 寄 り の ラ ン ドロ ー バ ー 正 規 ディ ー
ラーまで走行することは可能です。
パワー ステ アリング液 が下限マー クよりも
低下している場合は、エンジンを始動する前
に上限マー クまで推奨 パワー ステ アリング
液を補充してください。液量が少ないまま使
用していると、ステアリングの油圧ポンプを
損傷する恐れがあります。
164
ウォッシャー
ウォッシャー液の補充
ウォッシャー
アドバイス
ウォ ッシャー 液リザー ブ タンク には、
不凍液 や酢と水を混 ぜた溶液を 入れな
いでく ださい。不凍液 は塗装面を 損傷
し、酢はウ ォッシャー 液ポンプを 損傷
する原因となります。
ボディ パネルにウォッシャー液が付着
すると、変 色すること があります ので
十分に 注意してく ださい。特に原 液ま
たは高 濃度のウォッ シャー液を 扱うと
きは、こぼ さないよう に注意して くだ
H3909
さい。万一こぼしてしまった場合は、た
だちに水で洗い流してください。
ウォ ッシャー 液リザー ブ タンクは 、前面ガ
ラ ス ウ ォッ シ ャ ー ノズ ル と 後 面ガ ラ ス
ウォ ッシャー ノズル、前照 灯ウォッ シャー
ノズル
* にウォッシャー液を供給します。
少なくとも週に 1 度は、タンク内のレベルを
点検 し、水とスク リーン ウ ォッシャ ー剤を
混合した液を補充してください。補充する前
に、別 の容 器を使 って 規定量 の水 とウ ォッ
シャー液を混ぜてから補充してください。凍
結 防 止 のた め、認 定 の スク リ ー ン ウ ォ ッ
シャー剤を使用してください。
定期的にウォッシャーを作動させ、ノズルが
詰まっていないか、噴射の向きが正しいかを
点検してください。
警告
一 部の ウォ ッシャ ー液 には 引火 性が
あり、高濃度または原液のまま使用す
る 場合 は、特に 引火 しや すく なり ま
す。ウォッシャー液に裸火や火花を近
づけないように注意してください。
165
ウォッシャー
ウォッシャー ノズル
前照灯ウォッシャー *
ウォッシャ ー ノズルは 工場出荷時 に調整済
ウォッ シャー ノズ ルは工場出 荷時に調 整済
みです。通常は調整の必要はありません。調
整が必要になった場合には、ノズル先端に針
みです。通常は調整の必要はありません。
を挿入し、慎重に ノズルの向き を動かして、
前面ガ ラスの 中心 に向か って直 接噴 射され
アドバイス
凍 結防 止 のた め、ウ ォッ シャ ー リ
ザ ーブ タン クに は認 定の スク リ ー
るように合わせてください。
ン ウォ ッシ ャー 剤を 使用 する よ う
にしてください。
H3910
後面 ガラ ス ウ ォ ッシ ャー ノ ズル は、ワイ
パー アーム に組み込 まれてい るため、調整
の必要はありません。
ノズルが詰まった場合には、針かワイヤを細
くねじったもの をノズル先端 に差し込んで、
異物を取り除いてください。
166
ワイパー ブレード
後面ガラスのワイパー ブレード
ワイパー ブレードの交換
ワイパー ブレード
前面ガラスのワイパー ブレード
LO
CK
LO
CK
H3912
前面 ガラスか らワイパー アームを起 こして
ください。ロック タブ(図参照)をアンロッ
H3913
ク位置に押して、ブレードを外してください。
交 換用ブ レー ドの取 付けは これと 逆の 順序
ワイパー を作動さ せ、ワイパー ア ームがほ
ぼ垂直 の位 置に来 たとき にイ グニッ ション
で行 ってくだ さい。ワイパ ー アーム を倒す
前に、ブレードがしっかりとロックされてい
をオフ にし てワイ パーを その 位置で 停止さ
せます。ワイ パー アー ムを後面ガ ラスから
ることを確認してください。
いっぱいに起こし、ブレードを縦向きにしま
す。タブ(図の矢印)を押してブレードをゆ
必ず 純正品と 同じ仕様の ワイパー ブ レード
を取り付けてください。
るめ、そのままスライドさせてワイパー アー
ムから取り外します。ブレードを外したアー
グリース、シリコン、ガソリン系の成分がブ
ムは、慎重にガラス面まで戻しておきます。
レードに付着すると、ブレードの拭払性能が
損な われます。ワ イパー ブ レードは ぬるま
交換用 ブレ ードの 中央に ある 開口部 とワイ
湯に石鹸水を混ぜた溶液で洗浄し、定期的に
状態を点検してください。
パー アー ム先端部の 位置を合 わせ、カチッ
とロッ クさ れるま でブレ ード を押し 込んで
ください。
ブレードのゴムが硬化していたり、亀裂が見
られるとき、あるいはワイパーを作動させた
と きにガ ラス 面に線 状の跡 や拭き 残し が生
じる ようにな ったら、ワイ パー ブレ ードを
前照灯のワイパー ブレード
交換してください。
*
前照灯のワイパー ブレードとワイパー アー
ムは一体型ユニットです。交換の際は、ラン
前面 ガラスは 推奨ガラス クリーナー で清掃
ドロー バー 正規デ ィーラ ーに ご依頼 くださ
い。
し、ワ イパー ブレ ードを交 換する前 は特に
念入りに清掃してください。
167
バッテリー
バッテリーの安全性
バッテリーのメンテナンス
バッテリー
バッテリーはメンテナン ス フリー タイプで
す。バッテリー液を補充する必要はありませ
ん。バッテリーの上部にはバッテリーの状態
警告
を点検するための点検窓(図の矢印)があり
ます。バッテリーの状態を点検するため、定
バッテ リー には 強い 腐食 性と毒 性を
持つ希硫酸が充填されています。万一
漏れて いる バッ テリ ー液 に触れ てし
期 的に こ の点 検窓 か ら確 認 して くだ さ い。
バッ テリー の状 態は以 下の色 別で 判断で き
まったときは、以下の指示に従って対
処してください。
ます。
¡ 緑色:バッテリーの充電状態は良好
¡ 衣服また は皮膚に付 着したとき:
¡ 暗色(黒に近い状態も含む):充電の必要
バッテリー液が付着している衣服
をただちに脱ぎ、多量の流水で皮
膚を洗い流し、すぐに医師の指示
あり
¡ 透明(または薄い黄色):バッテリー交換
を仰いでください。
の 必要あ り この 状態で バッテ リーを 充
¡ 目に入ったとき:ただちにきれい
電したり、他車からの救 援始動を試みな
いでください。
な水で 15 分以上洗い流し、すぐ
に医師の指示を仰いでください。
誤ってバッテリー液を飲んだとき:迅
速に対 処し ない と命 にか かわる こと
があります。すぐに医師の指示を仰い
でください。
通常の状態でも、バッテリーからは爆
発性のある水素ガスが発生します。エ
ンジン ル ーム内に 火花や裸 火を近づ
けないでください。
安全のた め、エンジ ン ルーム 内の作
業をするときは、金属製のリストバン
ドや腕時計、貴金属類は外してくださ
い。バッテリー端子や接続ケーブルに
工具や 金属 製部 品が 接触 しない よう
に注意してください。
H3997
168
バッテリー
知識
必 要に応じて、点 検窓がはっ きりと見
える ようにバッ テリー上部を 清掃して
ください。
点 検 窓 か ら 見え る 色 が 透 明 ま たは 黄 色 に
なっていたら、念のためドライバーの柄の部
分などで点検窓を軽くたたき、気泡を散らし
てく ださい。それでも 色が変化しな い場合、
バッテリーを交換する必要があります。
バッテリーの充電、取り外しと交換
バッテリーの充電、交換の際は、必ずランド
ローバー正規ディーラーにご依頼ください。
169
タイヤ
空気圧の点検は、一般の舗装道路を走行する
タイヤのお手入れ
タイヤ
ときは 少なくとも週 に 1 度、オフロー ド走
行をするときは毎日行ってください。
警告
損傷し てい るタ イヤ で走 行する のは
空気 圧の点検 は、スペア タ イヤも含 め、タ
イヤが冷えてから行ってください。たとえ 2
非常に危険です。いずれかのタイヤに
損傷、著しい摩耗が見られたり、空気
km 程度の短距離を走行しただけでも、タイ
ヤは暖まり、空気圧に影響が出ますので注意
圧が不 適正 な状 態の まま 走行し ない
でください。
が必要です。
タイヤが暖まると、空気圧は自然に高くなり
ます。タイヤが暖まっているときに(しばら
く走行した後に)、空気圧を点検する必要が
運転す る際 は、常に タイヤ の状 態に気 を配
り、タイヤ の溝 やタ イヤ側 面を まめに 点検
し、変形(隆起)、切り傷、摩耗がないか確
ある場合には、冷えているときに比べ空気圧
が 30 kPa ∼ 40 kPa 高くなることに注意
認してください。
タイヤの損傷は通常、次のような原因で発生
してください。このような場合、規定空気圧
に合 わせる ため に空気 圧を下 げな いよう に
します。
注意してください。
¡ タイヤを縁石にぶつける
注意
¡ 空気圧不足または空気圧過剰のタイヤで
走行する
直射 日光 を受 けて いる場 所に 駐車 し
た後や、外気温度が高い日に走行した
後で空気圧を点検する場合は、規定空
アドバイス
タイヤには、できるだけオイル、グリー
ス、燃料、その 他の液類 を付着さ せな
気圧 より 高く なっ ていて もタ イヤ 空
気圧を 下げようとし ないでくだ さい。
いようにしてください。
このような条件のときは、車両を日陰
に移動し、タイヤが冷えてから空気圧
を点検してください。
タイヤ空気圧
タイヤの空気圧が適正でないと、タイヤの寿
命、乗り心地、燃費、操縦性のすべてに悪影
冷え た状 態の タイヤ 規定 空気圧 は、巻末 の
「ホイールとタイヤ」222 ページを参照して
ください。
響を及ぼします。
空気圧不足のタイヤは摩耗が早くなり、操縦
性や燃費に悪影響を及ぼすばかりでなく、タ
イヤを損傷する可能性が高くなります。また
タイヤの空気圧が高すぎると、乗り心地が悪
化し、偏摩耗するために、タイヤを損傷する
可能性が高くなります。
170
タイヤ
タイヤの摩耗
バルブ
タイヤ の空 気注入 バルブ に異 物が入 るのを
防ぐため、バルブのキャップは必ずしっかり
と閉めてください。タイヤ空気圧を点検する
ときは、バルブから漏れがないか点検してく
ださい(シューという音がしていたら漏れて
います)。
タイヤのパンク
お車には チューブレ ス タイヤが 装着されて
います。万一鋭 利なものが突 き刺さっても、
そのままタイヤの中に留まっていれば、空気
漏れを起こすことはありません。タイヤに何
か異物 が刺 さって いるこ とに 気付い た場合
H3831
は、周囲の交通に注意しながら、慎重に減速
し、スペアタイヤに交換してください。
新車購入時に装着されているタイヤには、走
行面(トレッド)に摩耗インジケーターが埋
め込まれています。タイヤの溝の深さが 1.6
mm になると、トレッド面のインジケーター
この種 の刺 し傷は タイヤ の空 気圧を 徐々に
低下させる原因となります。こうした事情か
が、ト レッ ド面の 溝を 横切る 線と して 現わ
れ、摩耗限界に達していることを示します。
ら、タイヤ空気圧はこまめに点検するよう推
奨しています。パンクまたは損傷したタイヤ
は、でき るだけ 早く 正常な 状態 に修 理する
か、または交換してください。パンクしたタ
安全のため、タイヤ摩耗インジケーターの線
が現われたら、ただちにタイヤを交換してく
イヤで走行を続けるのことは、危険ですから
絶対におやめください。
ださい。
タイヤの溝の深さは、定期的に(点検時また
はそれよりも頻繁に)点検してください。
タイヤの溝の 深さが 1.6 mm に達する前に
タイヤの交換
必ず交換してください。摩耗限界まで達した
タ イヤを 装着 したま まで走 行しな いで くだ
ホイールとタイヤは、車の操縦特性を考慮し
て決められています。安全のため、タイヤを
交換する際は、本書の巻末にある「ホイール
さい。車両と乗員の安全を脅かす原因となり
ます。
とタイヤ」222 ペー ジ)の項に記載されて
いる仕様と同 じタイヤを使用 してください。
アドバイス
また、タイヤを購入する際は、念のため各タ
イヤの側面に刻印されている定格負荷、定格
オフロード走行後は、
タイヤにこぶや膨
らみがなく、
タイヤ内部の繊維層が露出
速度等を確認し、新車購入時に装着されてい
たタイ ヤと 同じか どうか を確 認して くださ
していないことを確認してください。
171
タイヤ
い。タイヤに関するあらゆるご相談は、最寄
¡ 前輪:お車に 235/65 R18 タイヤが装
りのラ ンドロ ーバ ー正規 ディー ラー にお問
い合わせください。
着されている場合を除き、スノー チェー
ンは前輪に装着しないでください。
¡ 後輪:本書の巻末にあ る「ホイールとタ
イヤ」222 ページ の項に記 載されて い
注意
る仕様のホイールとタ イヤを装着してい
るときは、後輪にスノー チェーンを装着
4 輪とも、必ず同じメーカー製で同一
仕様のラ ジアル タ イヤを装 着してく
することができます。
¡ スノー チェーンを後輪だけに装着するか、
ださい。バイ アス タ イヤは装 着しな
いでください。前後輪でサイズの違う
4 輪すべてに装着するかに関係なく、必ず
ランドローバー認定スノー チェーンをご
タイヤ を装 着し て走 行す ると火 災の
恐れがあります。前輪のタイヤを後輪
使用ください。ランドローバー認定スノー
チェーンは、レンジローバーに合わせて、
のタイヤに入れ換えないでください。
車両の他の構 成部品に損傷を与えないよ
うに設計されています。認定スノー チェー
お車には、チ ューブ レス タイ ヤ専用
の ホ イ ー ル が 装 着 さ れ て い ま す。
チュー ブ付 きタ イヤ は装 着しな いで
ンの詳細については、ランドローバー正規
ディーラーにお問い合わせください。
ください。
¡ スノー チェーンの装着および保持に関す
ランド ロー バー 純正 品以 外のホ イー
る注意事項 を守り、常に路 面状況に合わ
ルは使用しないでください。純正仕様
のホイ ール とタ イヤ はオ フロー ド走
せ た 制 限 速 度 を 遵 守 し て く だ さ い。
チェーン装着時は 50 km/h 以上の速度
行にも オン ロー ド走 行に も使用 でき
るように設計されており、車両の操縦
で走行しないでください。
¡ スノー チェーンは必ず両輪に装着してく
性にき わめ て大 きな 影響 を及ぼ しま
す。工場出荷時に装着されていたもの
ださい。
と仕様 の異 なる ホイ ール は装着 しな
いでください。
¡ 積雪のない路面に出た 場合は、タイヤの
損傷を防止するため、す ぐにチェーンを
外してください。
ホイールやタイヤを交換した後は、必
ずホイー ル バラン ス調整を 行ってく
ださい。
注意
スノー チェーン
認定 されてい ないスノ ー チェーン を
装着することはおやめください。タイ
スノー チェ ーンは、積雪 のある舗 装道路を
走行することを目的に設計されています。オ
ヤ、ホ イ ール、サ ス ペン シ ョ ン、ブ
レー キ システム の構成部 品などに 損
フロー ドで の使 用はお 勧め できま せん。ス
ノー チェー ンを装着 するとき は、必ず以下
傷を与え、その結果、車両のボディも
損傷することがあります。
の注意事項を守ってください。
172
車の清掃とお手入れ
ボディ下回りの清掃
洗車
車の清掃とお手入れ
ボディ下周り部品には、凍結防止用に路面に
撒かれる腐食性物質(塩など)が付着します。
それを放置 しておくと、腐食 が進行します。
時折、ホースを使ってボディ下周りを水で洗
い流してください。特に泥や汚れが堆積しや
すい場所(ホ イール ア ーチやパネ ル接合部
など)は入念に洗ってください。
オフロ ード 走行や 渡河走 行で 泥や塩 水をか
ぶった後は、ボディ下周りの部品とその他の
露出し てい る部品 をホー スの 水でて いねい
H3854
に洗い流してください。
アドバイス
ホースを使用して洗車する場合は、ボンネッ
一部の高圧 洗浄機は、高圧 の水流がド
アや ウ ィ ンド ウ など の シ ール を 貫通
ト上の空気取り入れ口、およびホイール開口
部から のブ レーキ 構成部 品に 直接水 をかけ
し、ゴム製シー ルやロック 機構を損傷
することあ ります。ボンネ ット上の空
ないでくだ さい。また、ドアや ウィンドウ、
サンル ーフ のシー ル部に ホー スで直 接水を
気取り入 れ口、ボディ、サ ンルーフの
シール部な ど、損傷を受け やすい部分
かけ な い でく だ さい。強 い 水 流に よ って、
シール部を貫通する恐れがあります。
に直接水流 を当てないよ うに注意して
ください。
ボディ 下回 りに損 傷や腐 蝕が 見つか った場
合は、できるだけ早い機会にランドローバー
正規ディーラーに点検をご依頼ください。
車体は、スポンジなどを使用して、自動車用
洗剤(カーシャンプーなど)を水またはぬる
ま湯 と適量混合した 溶液で洗って ください。
洗車後はきれいな水で洗剤を洗い流し、セー
タール跡の除去
ム革で水分を拭き取ってください。
塗装面 に付 いたタ ールの 跡や 頑固な 油汚れ
は、アルコールなどを使って取り除いてくだ
¡ 熱湯は使わないでください。
さい。汚れを落とした後はすぐに石鹸水でア
ルコールを洗い流してください。
¡ 家庭用 の界面活性剤入り洗剤や食器洗い
用液体洗剤は使わないでください。
¡ 炎天下 の直射日光の当たる場所で洗車し
ないでください。
173
車の清掃とお手入れ
車体の保護
窓ガラスとミラー
洗車後は、塗装面に傷が付いていないか点検
してください。車体表面の飛び石の跡、割れ、
後面ガ ラス内側 の熱線部 分(後面ガラ ス デ
フロスター)を損傷しないように、柔らかい
深いか き傷は 速や かに補 修する 必要 があり
ます。金属の地肌が露出していると、その部
布を使っ て後面ガラス を清掃してくだ さい。
この熱線部分は損傷しやすいので、硬いもの
分はすぐに腐食し、放置しておくと多額の費
用をかけて補修する必要が生じます。お客様
でこすったり、研磨剤入りクリーナーで清掃
しないでください。
の車体外側のパネルの一部には、通常スチー
ルのよ うには 腐蝕 しない アルミ ニウ ムが使
用されています。しかしながら、損傷が見つ
かった場合に は、ただちに修理 が必要です。
塗装の 小さ な欠 けや浅 いか き傷は、ラ ンド
ロー バ ー 正 規 デ ィ ーラ ー よ り 入 手 可能 な
タッチア ップ ペイン トで補修 できます。傷
が大きい場合は、専門的な補修が必要ですの
で、す ぐ に 最 寄 りの ラ ン ド ロ ー バ ー 正 規
ディーラーにご相談ください。
塗装のつや出し
塗装面は、次のような特性を持つ認定つや出
し剤で時々お手入れをしてください。
塗装面 を損傷 せず に表面 の汚れ を落 とすた
めには、粒子の細かい研磨剤入り製品を使用
してください。
ひっかき傷を補 修して目立た なくするには、
コンパウンドを塗布してください。
ワックスをかけると、塗装面の上に保護膜を
作ることができます。
アドバイス
つや出し 剤を塗装さ れていない部 分に
使用し ないでくだ さい、つや出し 剤の
粒子が仕 上げ表面に 染み込んでし まい
ます。
174
特にミラ ーは壊れやす くなっています ので、
石鹸水で洗い流してください。研磨剤入りク
リー ナーや 金属 製スク レーパ ーは 使用し な
いでください。
車の清掃とお手入れ
内装のお手入れ
計器パネル、時計、オーディオ システム
プラスチック素材
乾いた布で拭くだけにしてください。洗剤や
スプレーは使用しないでください。
プラスチック表面や布製表皮部分は、薄めた
内装用クリーナーを使って清掃し、最後に柔
らかい布で拭いてください。
シート ベルト
アドバイス
ベルトを引き出し、ぬるま湯に中性洗剤を溶
ダッシュボ ードに装着さ れている部品
(エア吹き出し口など)には、つや出し
かした 溶液 を含ま せた布 で汚 れを落 として
ください。清掃後は自然乾燥させ、完全に乾
をしないで ください。光の 乱反射を抑
えるため、これ らの部品は もともとつ
くまでは、巻き戻さないでください。完全に
乾くまでの間、お車の使用も見合わせてくだ
や消し処理されています。
さい。
エアバッグ ユニットのカバー
レザー
SRS エ アバッ グ ユ ニット に損 傷を 与えな
いように するため、ス テアリン グ ホイール
レザーシー ト、レザー ステアリング ホイー
ル、レ ザー トリ ムは、薄めて いない内 装用
のセンタ ー パッドと ダッシュボ ードの助手
席エアバッグ収納部の清掃は、水で薄めた内
洗 剤で、湿 らせた 布を 使って 拭い てく ださ
い。5 分おいてから、次に水で湿らせた布で
装用ク リー ナーの 溶液を 少量 含ませ た布で
軽く拭く程度にとどめてください。
拭きますが、濡らしすぎないでください。そ
の後、清潔で糸屑のでない布で乾拭きし、つ
エアバ ッグ 収納部 付近に 液体 をこぼ さない
でください。また、ガソリン、合成洗剤、家
やを出してください。
ガソリン、合成洗剤、家具用クリームやつや
具用ク リー ムやつ や出し 剤を 使用し ないで
ください。
出し剤を使用しないでください。
カーペットと布地
ナ イロン 製内 装用の クリー ナーを 薄め たも
のを使って汚れを落としてください。内装用
クリーナーを使う前に、まず目立たない場所
で試し拭きをしてください。
175
パーツとアクセサリー
アク セサリ ー全 製品の カタロ グや 詳しい 説
パーツとアクセサリー
パーツとアクセサリー
明が 必要 な場 合には、最 寄り のラン ドロ ー
バー正規ディーラーにお申し付けください。
警告
ランドローバーが認定していない
電装品
パーツやアク セサリーを 装着したり、
認定さ れて いな い変 更ま たは改 造を
しないでください。本来の性能を損ね
る危険性があり、お車や乗員の安全に
注意
影響を及ぼ す恐れがあ ります。また、
こうした改造により、お車の保証条件
電気 シス テム や燃 料供給 シス テム を
分解したり、これらシステムへの直接
作業 を伴 うパ ーツ やアク セサ リー の
が無効になります。
取り付けは非常に危険です。
レン ジ ロ ー バ ー は さま ざ ま な 条 件 のオ フ
ロード走行に 対応できるよ うに設計、製造、
テスト され てい ます。オフ ロー ド走行 時に
は、操縦関連の構成部品に非常に大きな負担
アク セサリ ー類 を装着 する前 に必 ずラン ド
ローバー正規ディーラーにご相談ください。
が加わることもあります。このため、交換用
パーツとアクセサリーも、新車購入時に装着
ラン ドロー バー が認定 してい ない パーツ や
アクセサリーを装着することにより、本来の
されて いる構 成部 品と同 一の厳 しい 基準に
従って開発、テストが実行され、お車の信頼
性能 を損 ねる 危険性 があ り、お車の 保証 期
間、保証条件が無効になることがあります。
性、安全性と性能を末永く維持できるよう配
慮されています。
パーツやアクセサリーを取り付ける前に、ラ
ン ド ロ ーバ ー 正 規 デ ィ ー ラー ま た は 指 定
レンジ ローバ ー本 来のす ばらし い性 能をさ
らに向上 させる目的 で、ランドロ ーバー グ
サー ビス工 場に パーツ やアク セサ リーの 適
合性、取り付け方法および使用法についてご
ルー プ が 認 定 し た 各種 パ ー ツ と ア クセ サ
リーを取りそろえております。お車をより多
相談ください。
様な目的のために、より便利に、より安全に
お使いいただけるようご活用ください。
ランドローバーの純正部品は、標準装備品と
同じ規 格に 従っ て製造 され ており、ラ ンド
ローバー グ ループの設 計部門が認 定した唯
一の部品です。ひとつひとつの部品が、開発、
組立て と同じ 技術 陣によ って細 部ま で検査
されています。ランドローバー純正パーツと
アクセサリー には、走行距離数 に関係なく、
12 ヵ月の保証が適用されます。
176
パーツとアクセサリー
アフター セールス サービス
部品販売は、お車の信頼性と安全性、性能を
維持する上で、極めて重要です。
ランドローバー グループは世界の 100ヵ国
以 上で純 正部 品を提 供する フラン チャ イズ
を展開し、日本においてもコンピュータによ
る迅速な発注システムを整えております。
ランドローバー正規ディーラーでは、ランド
ローバーの安全性と耐久性、性能に関する厳
しい基準に適合し、豊富な認定パーツおよび
アクセサリーをご用意しております。
海外調達
市販のパーツは、取り付けると違法になる場
合があります。
海外からアクセサリーを調達するときは、日
本 の法的 基準 に適合 するか どうか を確 認し
てください。
177
パーツとアクセサリー
178
緊急時の情報
緊急時の情報
タイヤ交換
工具キット . . . . . . . . . . .
タイヤ交換の安全性 . . . .
スペア タイヤの取り外し
タイヤ交換 . . . . . . . . . . .
.
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181
182
184
186
緊急時のエンジン始動
バッテリー上がりの際の
エンジン始動 . . . . . . . . . .
ブースター ケーブルの使用 .
救援される場合. . . . . . . . . .
救援する場合 . . . . . . . . . . .
..
..
..
..
.
.
.
.
.
.
.
.
..
..
..
..
.
.
.
.
189
190
191
192
非常時のけん引
けん引フック . . . . . . . . . . . . . . . . . . 194
非常時のけん引. . . . . . . . . . . . . . . . . 195
トレーラーまたは陸送車への固定 . . . 197
ヒューズ
ヒューズ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 198
車室内ヒューズ ボックス . . . . . . . . . 199
荷室のヒューズ ボックス . . . . . . . . . 203
179
電球の交換
電球の交換 . . . . . . . . . . . . . . . . .
前照灯上向きビーム(ハロゲン).
前照灯下向きビーム(ハロゲン).
フロント方向指示灯 . . . . . . . . . .
リア ランプ ユニット(尾灯、
方向指示灯、フォグ ランプ). .
後退灯 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
ナンバー プレート ランプ . . . . . .
側面方向指示灯 . . . . . . . . . . . . . .
フロント フォグ ランプ . . . . . . .
ドア / パドル / 下部足元ランプ . .
グローブ ボックス照明灯 . . . . . .
上部足元ランプ . . . . . . . . . . . . . .
荷室灯 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
テールゲート ランプ . . . . . . . . . .
マップ ランプ . . . . . . . . . . . . . . .
バニティ ミラー照明灯 . . . . . . . .
.
.
.
.
..
..
..
..
204
205
206
207
.
.
.
.
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.
.
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.
.
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..
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..
..
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..
..
..
208
209
210
210
211
212
212
213
213
214
214
215
180
タイヤ交換
工具キット
タイヤ交換
緊急時の情報
6
1
2
7
3
4
5
H3829
8
タ イヤ交 換用 の工具 キット は荷室 アク セス
ハッ チの下の スペア タイ ヤの収納場 所に収
ジャッキの取り扱い
納されています。
を掃除してグリースを塗布し、腐蝕を防いで
ください。
ジャッキは時折点検し、可動部(特にネジ山)
1. タイヤ交換用ジャッキ
2. スペア タイヤ アクセス支持用ステー
使用していないとき、ジャッキは必ず折りた
たんでください。
3. ホイール ナット レンチ
4. 輪止め
アドバイス
5. 工具袋
タイヤ交換が終了したら、工具、輪止
6. テールゲート ヒンジ止め *
め、ジャッキ、スペア タイヤを常にそ
れ ぞれ の収 納場 所に 戻す よう に して
7. スペア タイヤ固定ボルト
8. スペア タイヤ リフト ストラップ
ハンドル *
ください。
181
タイヤ交換
輪止めの使用
タイヤ交換の安全性
タイヤ交換をするときは、できれば主要幹線
道路を離れ、通行の邪魔にならない安全な場
所を選んで停車してください。タイヤ交換中
注意
は、必ず乗員全員を車から降ろし、往来から
離れた安全な場所で待機してもらいます。
車を持ち上げる前に、必ずホイールを
2ヶ所輪止めで止めてください。
知識
タイ ヤ交 換を する とき は 後続 車に 注
意を 促す た め、非常 点 滅灯 を作 動 さ
せ、さらに非常停止表示板 * を後続車
から 良く 見え る位 置に 設 置し てく だ
さい。
タイヤを交換する前に、前輪を直進方向に向
け、駐車ブレ ーキをか け、シフト レバーを
「P」の位置に入れ、トラ ンスファ ギアボッ
クスを「L」
(ロー)の位置に入れてください。
イグニッシ ョン スイッ チをオフ にしてキー
を抜き取り、ステ アリングをロ ックします。
その上で、
以下の注意事項を守ってください。
H3823
可能 であれ ば車 両を水 平な場 所に 停止さ せ
¡ ジャッキは堅くて水平な地面に置いてく
て、取り外すホイールの対角線上で反対側に
あるタイヤの前後に輪止めをしてください。
ださい。柔らかい地面、鉄格子、マンホー
ルのふたなどの上には絶対に置かないで
やむ を得ず 傾斜 のある 場所で ジャ ッキを 使
う必要があるときは、必ず取り外すホイール
ください。ジャッキが安定しなくなる恐
れがありますので、ジャッキと地面の間
の対 角線上 にあ るタイ ヤの谷 側に 輪止め を
してください。
には何も挟まないでください。
輪止めは、
「 工具キット」181 ページに記
載のスペア タイヤ収納場所に収納されてい
¡ 車内に乗員を乗せたままで、またはキャ
ンピン グ カー やトレ ーラ ーを連 結した
ままで絶対にジャッキを使用しないでく
ます。
ださい。
182
タイヤ交換
非常停止表示板の使用
H4054
非常 停止表示 板は荷室ア クセス ハッ チの裏
側 に備 え付け られ ていま す。荷室 アク セス
ハ ッチ の開け 方に ついて は「荷室 アク セス
ハッチ」84 ページを参照してください。
荷 室アクセ ス ハッチ を開けた ら、タブ(図
の矢 印)を押して セーフテ ィ ストラ ップを
ゆるめ、非常停止表示板ケースを取り外しま
す。ケースを開けて非常停止表示板を取り出
H4055
します。
折りたたまれ ている金属製 の 4 本の足を広
げてから、三角形になるように組み立てます
(図を参照)。三角形の頂点をスタッドで固定
します(図を参照)。
非常停 止表 示板を 後続車 から 良く見 える位
置に設置します。
183
タイヤ交換
スペア タイヤの取り外し
スペア タイヤの収納場所を開けるには、まず
フル サイズ スペア タイヤ
荷室カバーを前方に押し上げて折りたたみま
す(詳細は「荷室カバー」86 ページを参照)。
注意
テールゲートを開けた状態で
1. スペア タイヤ アクセス ハッチのハン
ホイールはたいへん重いものです。ホ
イールを持ち上げるとき、特に荷室か
ドルを持ち上げ、ハッチを開けます。
らスペア タイヤを 取り外す ときは十
分注意してください。
2. ハッチの下から支持ステーを外し、ス
ペア タ イヤ収 納場所 の横に ある穴 に
ステーの端部を挿入し(図の黒矢印)、
アクセ ス ハッ チを持 ち上げ た状態 で
固定します。
タイ ヤ交 換用 ジャ ッ キを 固定 して い
るス ト ラッ プを ゆ るめ、ジ ャッ キ と
1
テールゲート ヒ ンジ ストップを 取り
外しま す。輪止 めとホ イー ル ナッ ト
レンチを取り外します(「工具キット」
181 ページを参照)。
3. スペア タイヤ固定ボルトのウィング
ナットをゆるめ、スペア タイヤ固定ボ
ルトを取り外します。ロア テールゲー
トを閉じます。
2
H3824
184
タイヤ交換
3
5
4
H3826
H3825
4. スペア タイヤ リフト ストラップ ハ
5. スペア タイヤがロア テールゲートの
ンド ルを持 ち上げ てロア テール ゲー
トの最上部に取り付け(図 4)、ハンド
上まで持ち上がったら、ヒンジ ストッ
プを取り付け、テールゲートが閉まる
ルの 2 個の突出部をテールゲート最上
部の 開 口部 にし っか りと はめ 込 みま
のを防ぎます。スペア タイヤを荷室か
ら下ろします。
す。ハンドルが正しく取り付けられる
とテールゲートのロックが自動的に外
れます。テールゲートを開けます。ス
ペア タイヤ リフト ストラップによっ
て、スペア タイ ヤがロア テー ルゲー
トまで自動的に持ち上がります。
185
タイヤ交換
タイヤ交換
ジャッキを取り付ける位置
警告
車載ジ ャッ キだ けで 車両 を支え る場
合、絶対に車の下に入って作業をしな
いで くだ さい。車 載の ジャ ッキ はホ
イール 交換 用と して のみ ご使用 くだ
さい。
H3828
リア ジャッキ アップ ポイント
注意
不慮 の事 故を やけ がを最 小限 にす る
ため、必 ずジャッ キ レバ ーにジャ ッ
キ ハン ドルをつ なげて使 用してく だ
さい。
H3827
アドバイス
フロント ジャッキ アップ ポイント
決め られたジャッ キ アップ ポイント
ジャッキは常にジャッキ アップ ポイントと
ほぼ平行な位置に置いてください。ジャッキ
以 外に ジャ ッ キを 取り 付け て使 用し
ないでください。車両に損傷を与える
原因になります。
は固くて水平な地面に置いてください。
ジャッキの 頭部が前ま たは後ろ のシル トリ
ムのくぼ みにはまる ように、リア タイヤの
すぐ前また はフロント タイヤのす ぐ後ろに
ジャッキを置いてください。
186
タイヤ交換
ジャッキ操作
タイヤ交換
1. 車両を持ち上げる前に、ホイール ナッ
ト レ ンチを使用して 各ホイール ナッ
トを反時計回りに半回転ゆるめます。
2. タ イヤ が 地面 から 離れ るま で車 両を
持ち上げます。
3. ホイール ナットを外し、紛失しないよ
う 1ヶ所にまとめておきます。
4. ホイールを取り外します。
アドバイス
ホイー ル表面を損傷す ることがあ
ります ので、ホイールを 地面に置
くとき は、表面を上向き にしてお
いてください。
5. アロイ ホイール装着車の場合、推奨固
着・かじり防止剤をホイール マウント
H4110
ボアに少量塗布します。こうすること
で、ホイールとマウント ボアの固着・
ジャッキを ジャッキ アップ ポイントの真下
に設 置し、ジャッ キ ハンド ルを取り 付けま
か じり を 最小 限に 抑え るこ とが でき
ます。
す。ジ ャッキ ハン ドルを時 計回りに 回して
ジャッキを上げ、ジャッキの支持部をジャッ
ブレーキ システム構成部品とホイール
のマウ ント面には、固着・かじり防 止
キ ポイントにきちんとはめ込みます。ジャッ
キ の底部 が地 面にし っかり 接触し てい るこ
剤を付着させないように注 意してくだ
さい。
とを確認してください。
緊 急時 に この 処理 を行 うの が難 しけ
れば、とりあえず省略してかまいませ
んが、その後できるだけ早い機会にホ
イールを取り外し、固着・かじり防止
処理を行ってください。
187
タイヤ交換
6. スペア タイヤを取り付け、
ホイール ナ
9. 適当 な先 のと がっ て いな い工 具を 使
ットを軽く締め、ナットが奥まで締め
込まれていることを確認しま す。タイ
用して、交換したホイールのセンター
キャップ を軽く 押して取 り外しま す。
ヤが地面から浮いている間はナットを
完全には締め付けないでください。
センタ ー キャ ップを 新しく 取り付 け
たホイールに手で取り付けます。使用
した工具、輪止め、ジャッキ、交換し
たタ イヤ をそ れぞ れ の収 納場 所に 戻
アドバイス
します。
タ イヤ を装 着 する 場合 は、ハ ブと ホ
アドバイス
イー ル との 接触 面に 錆等 がな くき れ
いな 状 態で ある こと を確 認し てく だ
フル サイズ スペア タイヤの収納
手順については、取 り外し手順を
さい。錆や泥が堆積しているとホイー
ル ナットがゆるむ原因となります。
逆に行ってください。
7. 車 両の 下側 と周 囲 に障 害物 がな いこ
と を 確 認 し て か ら、車 両 を 下 ろ し、
ジャッキと輪止めを取り外します。
8. 対角線の順にホイール ナットをすべて
完全に締め付けます。ホイール ナット
10. 運転前にトランスファ ギアボックスを
「H」
(ハイ レンジ)に変更してくださ
い。
11. 最後 にタ イヤ の空 気 圧を 点検 して く
ださ い(「ホ イー ル とタ イヤ 」222
ページの項参照)。
レンチに足をの せて締め付けたり、エ
クステンション バーを使って過度に締
め付けないでください。ホイール ナッ
トに過大な負荷が加わる恐れがありま
す。で きる だ け早 い 機会 に ホイ ール
ナット締め付けトルクを確認してくだ
さい(数値は「ホイールとタイヤ」222
ページの項参照)
。
188
緊急時のエンジン始動
バッテリー上がりの際の
エンジン始動
緊急時のエンジン始動
警告
バッテリーが上がったときは、救援用バッテ
エン ジンの 回転 部分 の近 くで 作業す
リ ーまた は救 援車両 のバッ テリー をブ ース
ター ケーブル( ジャンプ ケーブル)で接続
るときは十分に注意してください。
して、救援始動をすることができます。この
手 順はバ ッテ リーの 充電手 順とは 異な りま
救援車両のバッテリーを使用する場合は、互
いのバッテリ ーが近づくよ うに 2 台の車両
す。バッテリーを車両に接続したままで充電
しないでください。
押しがけや、けん引によるエンジン始動はお
やめください。
を停車させてください。このとき、車両同士
が接触しないように注意してください。
両方の車両とも駐車ブレーキをかけ、ギアを
「P」位置に入れます。
2 台ともイグニッ ション スイッチおよび電
装品のスイッチをすべてオフにして、以下の
警告
接続手順に従ってください。
通 常の 使用 条件 にお いて も、バッ テ
リ ーか らは 爆発性 のあ る水 素ガ スが
発生しています。水素ガスは引火する
と一気に爆発し、最悪の場合は大けが
をすることもあります。エンジン ルー
ム付近には、火花や裸火を近づけない
でください。
バ ッテ リー 内の電 解液 が凍 結し てい
ると思われるときは、エンジンを始動
しないでください。
救 援車 両と 救援を 受け る車 両の バッ
テリー電圧が同じ(12V)ことを確認
し、使 用するブ ースタ ー ケーブ ルに
12V 用絶縁クリップが付 いているこ
とを確認してください。
放電したからといって、バッテリーの
接続を外さないでください。
プラス(+)端子とマイナス(−)端
子 を接 続し ない でく ださ い。ブー ス
ター ケーブ ルは、エンジン ルーム内
の すべ ての 可動部 分か ら十 分に 離し
てください。
189
緊急時のエンジン始動
ブースター ケーブルの接続
ブースター ケーブルの使用
ブース ター ケーブ ルの接続ポ イントは マイ
ナス(−)とプラス(+)の両方とも、エン
ジン ル ーム内のバ ッテリーか ら離れた 場所
にあります。これらの接続ポイントはブース
ター を使用 して の始動 をより 安全 に行う た
めに取り付けられています。
プラス(+)の接続ポイントは左側の図に示
されています。カバーで保護されており、不
慮の接触や汚染から保護されています。ブー
スター ケーブルを 接続する前 にカバー を開
けてください。
マイナス(−)の接続ポイントはストラット
ハウスに取り付けられた特殊ナットです(図
を参照)。
ブース ター ケー ブルを接 続するとき は、常
にこれらの接続ポイントを使用し、エンジン
H3915
警告
ルー ム内の すべ ての可 動部分 から 十分に 離
してください。
常に指 定の 接続 ポイ ント を使用 して
ください。
ブースタ ー ケーブ ルをバッ テリーの
プラス(+)端子へ接続しないでくだ
さい。プラス端子には衝突の際に安全
予防措置としてバッテリーの接続を遮
断する点火 装置が装備 されていま す。
ブースター ケーブルをプラス 端子に
接触させないでください。不慮の火災
を起こし、怪我や死亡事故を引き起こ
し、お車を損傷する恐れがあります。
ブースタ ー ケーブ ルは確実 に接続し
てください。何らかの原因でクリップ
が滑ったり、接続ポイントから引き離
されたりすると、放電により火花が発
生し、火災や爆発を引き起こす恐れが
あります。
190
緊急時のエンジン始動
救援される場合
救援始 動は 必ず以 下の手 順に 従って 行って
ブースター ケーブルの接続
ください。
1. 赤色のブースター ケーブルの一端を、
+
救援車両のプラス(+)端子またはプ
ラス(+)接続ポイントに接続します。
2. 赤色のブースター ケーブルのもう一端
をレンジローバーのエンジン ルーム内
のプ ラス(+)接続ポイ ント(図を 参
照)に接続します。
3. 黒色のブースター ケーブルの一端を救
援車両のバッテリーのマイナス(−)端
子また はマイナス(−)接続ポイン ト
に接続します。
+
+
4. 黒色のブースター ケーブルのもう一端
をレンジローバーのエンジン ルーム内
+
のマ イナス(−)接続ポ イント(図を
参照)に接続します。
アドバイス
警告
H3993
ブースター ケーブルを使用する 前に、
ブースタ ー ケーブ ルは確実 に接続し
てください。何らかの原因でクリップ
必ず「バッテリー上がりの際のエンジ
ン始動」189 ページお よび「ブー ス
が滑った り、接続ポイン ト / バッテ
リー端子か ら引き離され たりすると、
ター ケーブルの使用 」190 ページに
記載 され てい る内 容を よ く読 んで 理
放電により火花が発生し、火災や爆発
を引き起こす恐れがあります。
解しておいてください。
警告
ブースター ケーブルが 2 台の車両のエンジ
ンの可 動部 分から 十分に 離れ ている ことを
確認 した後 に、救援 車両の エン ジン を始動
黒 色のブー スター ケー ブルを放 電し
たバッテリーのマイナス(−)端子に
し、数分間アイドリングさせます。
接続しないでください。常にマイナス
(−)の接 続ポイン トをご使用 くださ
次にバ ッテ リーが 放電し てい る車両 のエン
ジンを始動します。両方の車両のエンジンが
正常に作動したら 2 分間アイドリングさせ、
い。ご不明な点がありましたら、ラン
ド ロー バー 正規デ ィー ラー にお 問い
その後に救援車両のエンジンを停止します。
合わせください。
191
緊急時のエンジン始動
ブースター ケーブルを外し終わるまでは、
救
救援する場合
援され た車両 の電 装品の スイッ チを オンに
しないでください。
ブースター ケーブルの接続
+
ブースタ ー ケーブル の接続を 外す場合、必
ず接続 したと きと 逆の順 序で外 して くださ
い。最初にレン ジローバー のマイナス(−)
接続ポ イント から 黒色ケ ーブル の接 続を外
してください。
バッテ リー上 がり によっ て車両 電源 が一時
遮断されていた場合、ABS と DSC が作動
しません(各警告灯が点灯します)。これら
の機能は、短い距離を走行するか、車両は停
止し、エンジンは作動させた状態でハンドル
をまず左右どちらかいっぱいに回し、次に反
対側い っぱい まで 回すこ とによ って 再び作
+
+
動させることができます。ABS および DSC
警告灯はシステムが作動すると消灯します。
+
H3995
アドバイス
ブース ター ケーブルを使用する前に、
必ず「バッテリー上がりの際のエンジ
ン 始動」189 ペ ージお よび「ブース
タ ー ケー ブルの 使用」190 ページ)
に 記載 され て いる 内容 をよ く読 んで
理解しておいてください。
警告
黒色 のブース ター ケーブ ルを放電 し
たバッテリーのマイナス(−)端子に
接続しないでください。ご不明な点が
あ りま した ら、ラン ドロ ーバ ー正 規
ディーラーにお問い合わせください。
192
緊急時のエンジン始動
救 援始動 は必 ず以下 の手順 に従っ て行 って
ブースター ケーブルが 2 台の車両のエンジ
ください。
ンの可 動部 分から 十分に 離れ ている ことを
確認 した後 に、救援 車両の エン ジン を始動
1. 赤色のブースター ケーブルの一端を、
救援車両のプラス(+)端子またはプ
ラス(+)接続ポイントに接続します。
し、数分間アイドリングします。
次に、バッテリーが放電している車両のエン
ジンを始動します。両方の車両のエンジンが
正常に作動したら、2 分間アイドリングさせ、
2. 赤色のブースター ケーブルのもう一端
を救 援 され る車 両の 放電 し たバ ッテ
その後に救援車両のエンジンを停止します。
リーのプラス(+)接続ポイント(装着
されている場合)
または放電したバッテ
ブースター ケーブルを外し終わるまでは、
被
リーのプラス(+)端子に接続します。
3. 黒色のブースター ケーブルの一端を
バッテリーのマイナス(−)接続ポイ
ント(図を参照)に接続します。
救援車 両の 電装品 のスイ ッチ をオン にしな
いでください。
ブースタ ー ケーブル の接続を 外す場合、必
ず接続 した ときと 逆の順 序で 外して くださ
い。最初に救援 される車両 のマイナス(−)
接続ポ イン トから 黒色の ケー ブルの 接続を
4. 黒色のブースター ケーブルのもう一端
を救援される車両の マイナス(−)接
外してください。
続ポイント(装着されている場合)ま
たは良好なアース ポイント(エンジン
のマウント部やその他も塗装されてい
ない金属部)に接続します。このとき
のアース ポイントは、救援される車両
のバッテリーから少なくとも 0.5m 離
れており、燃料ラインおよびブレーキ
ラインから十分に離れた場所を選んで
ください。
警告
ブ ースター ケ ーブルは 確実に接 続し
てください。何らかの原因でクリップ
が滑 ったり、接続 ポイント / バッテ
リー 端子から引 き離されたり すると、
放電により火花が発生し、火災や爆発
を引き起こす恐れがあります。
193
非常時のけん引
フロント
けん引フック
非常時のけん引
フロン ト スポイラ ーの取り外 し可能パ ネル
の下にあるけん引フックは、4 輪を接地した
状態 でけん 引し てもら うだけ の目 的のた め
に用意されています。
オフロ ード ドラ イブの前 には、誤って紛 失
しな いよう にパ ネルを スポイ ラー から取 り
外してください。
パネ ルを 外す: 両 手で、けん 引フ ックの カ
バーの両 側をつまんで 取り外してくだ さい。
カバ ーを戻 すと きはし っかり と押 しこん で
ください。
リア
H3899
車両のリアには、けん引フックが付いていま
す。これらのフックは他車をけん引するのに
アドバイス
も、また、他車にけん引してもらうためにも
使用することができます。
車両 の 前後 に用 意さ れて いる けん 引
フックは、非常時のけん引にのみ使用
する目的で設計されています。絶対に
トレ ーラー やキャ ンピン グ カー のけ
ん引には使用しないでください。
194
非常時のけん引
2. 駐車ブレーキをかけ、イグニッション
非常時のけん引
キーを挿入し、「II」の位置にしてくだ
さい。
車両をけん引する場合、たいていの専門業者
は 故障車 両を トレー ラーに 積んで 回収 しま
す。もし 4 輪とも接地した状態 でけん引す
3. シフト レバーを「N」
(ニュートラル)
の位置に入れてください。
る必要がある場合には、以下の手順を守って
ください。
4. イグニッション スイッチを「0」の位
置に入れてください。
4 輪とも接地した状態でのけん引
5. ヒューズ(5A) を車内ヒューズ ボッ
クスの 37 位置に差し込んでください
注意
(「車 室 内ヒ ュ ーズ ボ ック ス」199
ページを参照)。
もし 4 輪とも接地した状態 でけん引
する必要がある場合には、以下の手順
を守ってください。手順を守らない場
6. イグニッション スイッチを「II」位置
にします。トランスファ ギアボックス
合、車両が不意に動いたり、不測の状
態に陥ることがあります。
は 自動 的 にニ ュー トラ ルを 選択 しま
す。メッセージ センターに
「TRANSFER NEUTRAL」と 表示さ
れるまで待ってください。
け ん引 され る車両 の駐 車ブ レー キを
か け、以下の手 順でト ランスフ ァ ギ
7. シフト レバーを「P」
(パーキング)の
位置に入れてください。
ア ボッ クス をニュ ート ラル の位 置に
してください。
8. イグニッション スイッチを「I」の位
置にします(
「0」の位置にしないでく
アドバイス
ださい)。
お客様のお車はパーマネント 4 輪駆動
アドバイス
で、ステアリング ロックが装備されて
います。お車の損傷を防ぐため、以下
トランスファ ギアボックスはニュ
ートラルに入り、ステアリン グ ホ
の手順を守ってください。
イグニッシ ョン スイッ チを「I」また
イールのロックは解除されます。
4 輪 を接地した状態 でけん引され
は「II」の位置に 入れたま ま長時間 放
置するとバッテリーが放電します。
てい る間、この 状態を維 持してく
ださい。
1. けん 引 アタ ッチ メン トを 回収 車両 後
部と 被 回収 車両 前部 のけ ん引 フッ ク
に確実に取り付けてください(「けん
9. 必要であれば、イグニッション スイッ
チ を「II」の位 置にし て、制動灯、方
引フック」194 ページ を参照)
。
向指示灯を点灯させてください(「車
室内ヒューズ ボックス」199 ページ
を参照)。
195
非常時のけん引
10. 駐 車ブ レー キを 解 除し てか らけ ん引
4 輪とも接地した状態でけん引した後
してください。
けん引 後にトラ ンスファ ギ アボックス を締
結するために、以下の手順を行ってください。
1. 駐車ブレーキをかけ、メイン ギアボッ
クスで「N」
( ニュートラル)が選択さ
注意
れていることを確認してください。
絶対に走行中にキーを抜いたり、イグ
ニッション スイッチを「0」位置にし
ないでください。
2. イグニッション スイッチを「0」位置
にします。
3. ヒュ ーズ を車 内ヒ ュ ーズ ボッ クス の
37 位置から取り外してください。
知識
4. イグニッション スイッチを「II」位置に
エンジンが作動していないときは、ブ
します。トランスファ ギアボックスが
締結され、「TRANSFER NEUTRAL」
レーキ 倍力装 置やパ ワー ス テアリ ン
グ ポン プが 作動し ません 。したが っ
の表示がメッセージ センターから消え
ます。トランスフ ァ ギアボッ クス ス
て、ブレー キ ペ ダルや ステ アリン グ
ホイールの操作に、通常よりも大きな
イッチを操作して、ハイ レンジまたは
ロー レンジを選んでください。
力が必要となります。また制動距離も
通常よりも長くなります。
5. メイン ギアボックスで「P」
(パーキン
グ)を選びます。
アドバイス
6. イグニッション スイッチを「0」にし
てください。
上記の条件を満たしていれば、車両は
時速 80 km/h 以下で 6 時間までけん
引することが可能です。
何らかの理由で(バッテリーを接続す
るのが安全でない場合など)トランス
ファ ギアボ ックス がニュ ートラ ルに
入 ら ない 場 合 で も、車両 は 時 速 30
km/h で 3 時間までけん引することが
可能です。
メイ ン ギア ボック スがニ ュート ラル
に 入ら ない と きは、い か なる 状況 で
あっ て も車 両を けん 引し ない でく だ
さい。
196
非常時のけん引
トレーラーまたは陸送車への固定
H3986
ボディ下側の車両フロント(前輪の前方)と
車両リア(後輪の後方)に固定箇所がありま
す。トレーラー固定具を車両のほかの部品に
固定しないでください。
アドバイス
フロ ント およ びリ アの 固 定箇 所は 固
定するためにのみ使用し、けん引には
使用しないでください。
車両をトレーラーに載せ、電装品が作
動する 場合、電 子制御 エア サ スペ ン
ション(EAS)をア クセス モード に
設定しなければなりません。この作業
は車 両を トレ ーラ ーに 固 定す る前 に
行ってください。
197
ヒューズ
ヒューズ
ヒューズ
ヒューズは単純な回路遮断器で、電気回路に
過大な負荷がかかるのを防ぎ、車両の電装品
を保護しています。
ヒュー ズが保 護し ている 電装品 が作 動しな
くなった場合、たいていはその電装品の回路
を保護 してい るヒ ューズ が切れ てい るはず
です。
ヒューズは容量別に色分けされています。
ヒューズの色
紫色
3 アンペア
黄褐色
5 アンペア
茶色
7.5 アンペア
赤色
10 アンペア
青色
15 アンペア
黄色
20 アンペア
白色
25 アンペア
緑色
30 アンペア
オレンジ色
40 アンペア
H4071
ヒュ ーズ取 り外 し用の ピンセ ット がグロ ー
ブボックス(図の矢印)に備え付けられてい
ヒューズの点検と交換
ヒュー ズを 取り 外すと きは、必 ずイグ ニッ
ま す。取 り 外 す に は、不 具 合 が 疑 わ れ る
ヒュ ーズの 頭に 取り外 し用の 頭を 押し込 ん
ション スイッチを「0」の位置に回し、関係
する電気回路のスイッチをオフにします。
で(図のように)、引き抜きます。ヒューズ
が切れていれば、ヒューズ内の細いワイヤー
アドバイス
が断線しているはずですので、その場合は交
換する必要があります。
交換ヒューズは必ず同一定格、同一タ
イプのものを使用します。ヒューズを
交換する前に、ヒューズ切れの原因を
ヒューズを交換するときは、必ず元のヒュー
ズと同じ定格値(容量)のものを使用してく
確認します。原因が不明な場合は、ラ
ンド ロ ーバ ー正 規デ ィー ラー に点 検
ださい。ヒューズを交換してもすぐに切れて
しまう場合、何か別の故障原因が考えられま
をご依頼ください。
すので、ランドローバー正規ディーラーに点
検をご依頼ください。
198
ヒューズ
車室内ヒューズ ボックス
1
H3919
車室内ヒュ ーズ ボックスはグローブ ボック
ス内にあります。ヒューズ ボックスを開くに
は、まず グローブ ボックス を開けて くださ
い。次にヒューズ ボックス上部にある 2 個
のタブ(1)を押し ながら、カバーを取り外
してください。図の黒い矢印ははヒューズ取
り外し用の道具の収納場所を示しています。
アドバイス
ヒュー ズ ボッ クス内 にはい くつか の
交換 用 ヒ ュ ー ズ が入 っ て い ま す
(ヒューズ ボックスのラベルを ご覧く
ださい)。
H4058
ヒ ュ ー ズ ボ ッ ク ス カバ ー の ラ ベル に は、
ヒ ューズ が保 護する 電気回 路とヒ ュー ズの
容量、お よびその位置 が表示されて います。
また本項にもヒューズのリストがあります。
199
5
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
41
42
43
44
45
46
47
48
49
50
51
52
53
54
55
56
57
58
59
60
1
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
ヒューズ
ヒューズ一覧表
ヒューズ
番号
定格
(アンペア)
1
5
計器類
2
5
熱線リア ウィンドウ
リア エアコン ブロワー
ヒーター付きシート − 後席 *
トレーラー ソケット
3
−
−
4
5
ライト
5
7.5
6
5
7
−
−
8
5
オンボード コンピューター
オーディオ システム
電話 *
9
5
制動灯
ランプ モジュール
スピード コントロール
10
15
ホーン
11
30
集中ドア ロッキング
ドア ミラー
フロント パワー ウィンドウ
12
10
エアコンディショナー
ヒーター付きシート − 前席 *
13
5
アンチロック ブレーキ システム
ダイナミック スタビリティ コントロール
トランスミッション
14
−
−
15
5
集中ドア ロッキング
診断
フロント パワー ウィンドウ
16
−
−
17
5
ドア ミラー
室内灯
18
10
エンジン始動阻止システム
19
−
−
保護される回路
エンジン マネージメント / 診断
ルーム ミラー
パーク ディスタンス コントロール *
200
ヒューズ
ヒューズ
番号
定格
(アンペア)
20
30
保護される回路
運転席
ステアリング コラム
21
30
助手席
22
7.5
電話 *
23
15
ステアリング コラム
24
30
集中ドア ロック
ドア ミラー
フロント パワー ウィンドウ
25
5
エンジン始動阻止システム
26
30
前面ガラス ワイパー
27
20
グローブ ボックス ランプ
室内灯
前面ガラス ウォッシャー
28
30
前照灯ウォッシャー *
29
10
ヒーター付きステアリング ホイール *
30
15
電子制御ダンパー コントロール
31
5
エンジン マネージメント
エンジン始動阻止システム
32
−
−
33
5
トランスミッション
34
7.5
35
5
アンチロック ブレーキ システム
ダイナミック スタビリティ コントロール
36
−
−
37
5
トランスファ ニュートラル − 4 輪接地けん引時に挿入
38
−
−
39
5
エンジン始動阻止システム
40
5
CD チェンジャー
41
5
後面ガラス ウォッシャー / ワイパー
42
5
バニティ ミラー ライト
43
5
アラーム
44
5
SRS エアバッグ(取り外し禁止)
45
5
計器類
エアコンディショナー
暖房用送風ファン
201
*
*
ヒューズ
ヒューズ
番号
定格
(アンペア)
46
5
47
30
デフロスター付き前面ガラス ウォッシャー
前面ガラス デフロスター
48
−
−
49
30
ナビゲーション システム *
オンボード コンピューター *
オンボード モニター *、
オーディオ システム
50
−
−
51
10
アンチロック ブレーキ システム
ダイナミック スタビリティ コントロール
燃料ポンプ
エア ポンプ
52
25
ヒーター付きシート − 前席 *
53
30
エンジン マネージメント
54
15
トランスミッション
55
30
アンチロック ブレーキ システム、
ダイナミック スタビリティ コントロール
56
−
−
57
15
エア サスペンション
58
20
サンルーフ
59
−
−
60
30
集中ドア ロック
リア パワー ウィンドウ
保護される回路
計器類
202
ヒューズ
荷室のヒューズ ボックス
71 74 76 77 79 80 81 82 84 85 86 87 88
H4053
荷 室 のヒ ュ ーズ ボ ック ス は 荷室 ア クセ ス
ここに記載されているヒューズ以外のヒュー
ハ ッチ奥 の荷 室右側 に取り 付けら れて いま
す。ハンドルを引き上げて荷室カバーを開け
ジブル リンクやリレー(ヒューズ ボック ス
カバー裏面に MF(1-3)、R(1-10)と表
てください(「荷室アクセス ハッチ」
84 ペー
ジを参照)。
示されているもの)は取り外したり、交換し
たりしないでください。これらに関する故障
は、すべて専門の資格を持つ技術者にお任せ
ください。
ヒューズ一覧表
ヒューズ番号
定格(アンペア)
71
20
保護される回路
シガー ライター / ソケット
72
−
−
73
−
−
74
15
トレーラー ソケット
75
−
−
76
20
トレーラー ソケット
77
20
補助電源ソケット(荷室)
78
−
−
79
30
後面ガラス デフロスター
80
20
後面ガラス ウォッシャー / ワイパー
81
20
ヒーター付き後席シート
82
15
リア エアコン ブロワー
83
−
−
84
5
リモート ハンドセット
85
25
燃料ポンプ
86
10
集中ドア ロック システム、テールゲート
87
50
トレーラー ソケット
88
50
トレーラー ソケット
89
−
−
203
*
電球の交換
電球の交換
電球の交換
知識
走行を開始する前に、すべての外部照明等の
作動状態を点検してください。
地域によっては、電球不良時のための
交 換用 電球 を携 帯す るこ とが 法 律で
アドバイス
定められています。交換電球キットは
ラ ンド ロー バー 正規 ディ ーラ ー でご
電球を交換するときは、ショートによ
る回路の損傷を避けるため、イグニッ
購入になれます。
ション スイッチをオフにし、交換する
照明 灯 のス イッ チも オフ にし てく だ
さい。必ず同一タイプ、同一仕様の電
球と交換してください。
ハロゲン電球
ハロゲ ン電球は、前照灯 の下向き / 上 向き
ビーム、補助走行灯、フロ ント フォグ ラン
プに使用されています。電球のガラス面には
手を触れないように注意して、必ず布などで
交換電球一覧表
アドバイス
持つようにしてください。必要であれば、清
潔な 布にメ チル アルコ ールを 含ま せて汚 れ
電球は必ず定格電圧 12 V 用をご使用
ください。
電球
55(H7)
前照灯上向きビーム
55(H7)
フロント方向指示灯
フロント フォグ ランプ
側面方向指示灯
後退灯
リア フォグ ランプ
キセノン ランプ ユニット
ワット
前照灯下向きビーム(ハロゲン)
フロント車幅灯
を拭き取ってください。
*
車両によっては、キセノン下向きビーム ヘッ
ドランプ ユニットが取り付けられています。
キセノ ン ランプ は、とりわけ 厳しい天候 や
運転条件において優れた視界を提供します。
5
21
55(H7)
キセノ ン ランプ の寿命は、従 来の電球や ハ
ロゲン電 球に比べかな り長くなってい ます。
5
6(H6)
しかしながら、ガスと点灯に必要な気体の金
属を 発火さ せる ために 高電圧 が必 要なた め
21
尾灯
5
ナンバー プレート ランプ
5
大怪我につながることがあります。キセノン
ラン プの交 換お よび点 検整備 はラ ンドロ ー
ドア / バドル ランプ
5
バー正規ディーラーにご相談ください。
室内灯
6
荷室 / 足元ランプ
5
荷室 / テールゲート ランプ
6
グローブ ボックス灯
5
バニティ ミラー灯
使 用済 みキセ ノン ラ ンプ ユニッ ト
には水銀が含まれているため、人体に
有害で、健康に悪影響を及ぼす恐れがありま
す。キセノ ン ライト の廃棄に ついてはラ ン
ドロ ーバー 正規 ディー ラーに お問 い合わ せ
1.2
ください。
204
電球の交換
発光ダイオード(LED)
車室内の装置や計器類、ディスプレイなどに
は光源として、カバーの裏に、発光ダイオー
ド(LED)が使用されています。これらの発
光ダ イオードは従来 のレーザーと 似ており、
「1 級発光 ダイオード」に分類されます。発
光ダイオードの交換は、ランドローバー正規
ディーラーにご相談ください。
注意
長時間、カバーを取り外したり、光源
を 直接 見た りする こと はお やめ くだ
さい。目の虹彩に異常がおこります。
H3879
コネクタ の接続を 外し、スプリ ング クリッ
プを外してください。電球を抜き取ってくだ
さい。
前照灯上向きビーム(ハロゲン)
アドバイス
指 が電 球の ガラ ス面 に触 れな い よう
にしてください。必要であれば、清潔
な 布に メチ ルア ルコ ール を含 ま せて
汚れを拭き取ってください。
H3878
エンジン ルームの内側からタブ(黒い矢印)
を押して、カバーを開けてください。
205
電球の交換
前照灯下向きビーム(ハロゲン)
アドバイス
指 が電 球の ガ ラス 面に 触れ ない よう
にしてください。必要であれば、清潔
な 布に メチ ル アル コー ルを 含ま せて
汚れを拭き取ってください。
H3880
エンジン ルームの内側からタブ(黒い矢印)
を押して、カバーを開けてください。
H3881
コネクタの接続を外して、スプリング クリッ
プを外してください(図を参照)。電球を抜
き取ってください。
206
電球の交換
電球の交換
フロント方向指示灯
ランプ ユニットの取り外し
H3812
2 個の電球のうちの上の電球が方向指示灯、
下の電球が車幅灯です。取り外し手順は両電
球とも同様です。
ランプ ユ ニットをフ ェンダー から外し、電
球ホルダーを 90™ 反時計回りに回して取り
外します。電球をひねって取り外します。
ランプ ユニットの取り付け
ランプ ユ ニットを取 り付ける 場合、ランプ
ユニットを押しこむ前に、2 個の小さい突起
の位 置をあ わせ ます。こう する こと によっ
H3811
て、固定ボルト がツマミに正 しく並びます。
ナットを締め(時計方向に回す)、ユニット
エン ジン ルーム の内側か らナットを ゆるめ
(反時計回り)、ランプ ユニットを取り外し
を所定の位置に固定します。
てください(図を参照)。ナットには安全ス
トラップが取り付けられており、ナットがエ
ンジン ルームに落ちるのを防いでいます。
ランプ ユニットを押さえて、2 個の位置決
めピン(矢印)を外して、車両ボディからラ
ンプ ユニットを取り外してください。
207
電球の交換
リア ランプ ユニット(尾灯、
方向指示灯、フォグ ランプ)
1
2
3
H3814
2 個 のタブ(図の矢印)を同時に押してラ
ン プ ユ ニットをレンズ ア ッセンブリから
取り外します。電球をひねり、取り外して
ください。
電球は以下のように並んでいます。
H3813
1. リア方向指示灯電球
テールゲートを全開にし、車両外側から 2 個
2. 尾灯電球
の固定ネジを外します(図を参照)。車両横
から、適当な工具を使ってユニットを注意深
3. リア フォグ ランプ電球
くこじり出します。
塗装を傷つけな いように注意 してください。
アドバイス
使用する工具は布で覆い、弱い一定の力がか
かるようにしてこじり出してください。過度
お 客様 のお 車 に装 備さ れて いる 制動
灯と ハイマウント ス トップ ランプは
の力をかけな いでください。ご 不明な点は、
最寄り のラン ドロ ーバー 正規デ ィー ラーま
LED(発 光ダイ オード)ラン プです。
交 換 の 際 は、ラ ン ド ロ ー バ ー 正 規
でご相談ください。
ディーラーにご相談ください。
208
電球の交換
後退灯
H3807
電球ホルダーを反時計方向に回して、ランプ
ユニットから引き抜きます。次に電球を回し
てホルダーから外します。
アドバイス
指 が電 球の ガラ ス面 に触 れな い よう
にしてください。必要であれば、清潔
な 布に メチ ルア ルコ ール を含 ま せて
汚れを拭き取ってください。
H3806
後退灯はロ ア テ ールゲートのリア ナンバー
プレート両側に取り付けられています。
アッ パ テール ゲートを 上げて、ネジ を取り
外し(図を参照)、テールゲートからランプ
ユニットを取り外します。
209
電球の交換
ナンバー プレート ランプ
側面方向指示灯
H3815
H3983
側面 方向指 示灯 のレン ズを左 側に 押しな が
ら、ランプ ユニット を手前に 引いてフェ ン
ダーから外してください。電球ホルダーを回
アッパ テー ルゲート を開け、適当 な工具を
使用して、テールゲートからレンズをこじり
出してください(図を参照)。電球を引き抜
してラ ンプ ユニ ットから 取り外し、電球 を
ソケットから抜き取ってください。
いてください。
210
電球の交換
フロント フォグ ランプ
H3809
2 個のキャッチ(上図の黒矢印)を押して、
バルブ ホルダーをレンズ アッセンブリから
ねじって引き抜いてください。ホルダーから
H3808
電球を引き出して取り外してください。
適当 な工具を 使って、フォ グ ランプ を囲ん
交換電球を取り付ける前に、バルブ取り付け
でい るパネル をフロント バンパーか らこじ
り出してください。3 個の固定ネジを取り外
フラン ジの 平坦部 とタブ を確 認して くださ
い。タブによ ってラン プ ユニット 内の適正
し、ラ ンプ ユニ ットをゆ るめます。ユ ニッ
トをフロント バンパーから取り外します。
な 位置 に 電 球 を 位 置さ せ る こ と が 可 能に
なっています。
アドバイス
指 が電 球の ガラ ス面 に触 れな い よう
にしてください。必要であれば、清潔
な 布に メチ ルア ルコ ール を含 ま せて
汚れを拭き取ってください。
211
電球の交換
ドア / パドル / 下部足元ランプ
グローブ ボックス照明灯
H4081
ドアを開け、レンズの前端部の下に小型のマ
イナス スクリュー ドライバーを挿入し、ラ
ンプ ユニッ トをドアか らこじり出 してくだ
さい。電球を抜き取ってください。
H4082
小型の マイナス ド ライバーを レンズ側 部の
凹部(図 を参照)に 挿入し、グ ローブ ボ ッ
クスから慎重にこじり出してください。電球
をクリップから取り外してください。
212
電球の交換
上部足元ランプ
荷室灯
H3884
小型のマイ ナス スクリュー ドライバーをラ
ンプ ユニット 側部の下 に挿入し、ユ ニット
を足元部から慎重にこじり出します。
H3810
電球ホルダーをひねって取り外し、次に電球
を引き抜きます。
小型のマ イナス ドラ イバーをレ ンズ側部の
凹部に挿 入し、ランプ ユニットか ら慎重に
こじり出してください(図を参照)。
金属プレートを右側にスライドさせ、ランプ
ユニットから取り外します(図を参照)。電
球を引き出してください。
213
電球の交換
テールゲート ランプ
マップ ランプ
H4081
小型のマイナス スクリュー ドライバーを挿
H3883
入し、ライト ユ ニットか らレンズ を慎重に
こじり出し、次に電球を引き抜きます。電球
小型のマイナス スクリュー ドラ イバーをレ
を引き出してください。
ンズ側部にある凹部に挿入し(図のように)
、
ライト ユニットからレンズをこじり出し、次
に電球をクリップから引き抜きます。電球ホ
ルダーを反時計方向に回して、ランプ ユニッ
トから外し、次に電球を回してホルダーから
外します。
214
電球の交換
バニティ ミラー照明灯
H3882
バニティ ミラーのカバーを開け、小型のマイ
ナス スクリュー ドライバーをテコに(挿入図
を 参照)、ランプ ユニ ットか らレン ズとミ
ラーをこじり出します。電球を引き出してく
ださい。
215
電球の交換
216
テクニカル データ
テクニカル データ
217
テクニカル データ
潤滑剤とフルード . .
容量 . . . . . . . . . . . .
エンジン . . . . . . . . .
電気系統 . . . . . . . . .
ステアリング . . . . .
ホイールとタイヤ . .
車両重量 . . . . . . . . .
けん引重量 . . . . . .
寸法 . . . . . . . . . . . .
けん引バー寸法. . . .
燃料消費率 . . . . . . .
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219
220
220
221
221
222
223
223
224
225
227
サービス データ
型式 . . . . . . . . .
かじ取り装置 . .
制動装置 . . . . . .
走行装置 . . . . . .
動力伝達装置 . .
電気装置 . . . . . .
原動機 . . . . . . .
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228
228
228
228
229
229
229
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..
..
218
テクニカル データ
潤滑剤とフルード
テクニカル データ
様々な気候条件における推薦オイル
エンジン オイル
以下に準拠している 5W/30、5W/40、5W/50、10W/30、10W/40、10W/50 または
10W/60 オイルを使用してください。ACEA A1 および気候条件に適合する粘度のもの。
知識
ACEA A2 オイルも適合しています。
メイン ギアボックス
交換不用 Esso ATF LT71141 を使用してください。
代替品は使用しないでください。
トランスファ ギアボックス
Burmah-Castrol BOT26FMB 1 75W-90 synthetic − 代替品は使用しないでください。
ディファレンシャル
Castrol SAF-XO Final Drive Lubricant 75W/90 または API GL5 に準拠しているもの。
パワー ステアリング
Texaco Cold Climate PAS フルード 14315
ブレーキ フルード
最低沸点が 260™ C で、FMVSS 116 DOT4 に準拠しているもの。
前面ガラス ウォッシャー
ウォッシャー液
エンジン冷却システム
Texaco AFC クーラントを使用。入手できない場合は、他の珪酸系 / 非燐酸系防錆剤入りエチ
レン グ リコール系不凍液(メ タノールを含有し ないもの)を必ず使 用してください。 –36™C
までの凍結防止のため、不凍液と水を 1 :1 でお使いください。
エアコン コンプレッサー オイル
デンソー ND-8、または Unipart ND-8
慣性リール シート ベルト
潤滑剤は使用しないでください。これらの構成部品は、製造時に寿命分だけ注油されています。
219
テクニカル データ
容量
以下に示すオイル容量は近似値ですので、目安としてご参照してください。
オイルは全て、適切なレベルゲージまたはレベル プラグで設定するようにしてください。
燃料タンク
100 リットル
エンジン オイル(およびフィルター)交換時
8.9 リットル
オートマチック(メイン)ギアボックス
6.0 リットル
トランスファ ギアボックス
0.95 リットル
フロント ディファレンシャル
0.75 リットル
リア ディファレンシャル
1.0 リットル
ウォッシャー液リザーブ タンク
5.0 リットル
冷却システム(交換時)
13 リットル
エンジン
V8 ガソリン
燃料
無鉛 95 RON
排気量
4398 cm 3
点火順序
1-5-4-8-6-3-7-2
ボア
92.0 mm
ストローク
82.7 mm
気筒数
8
圧縮比
10:1
点火プラグ
NGK BKR6EQUP
点火プラグ ギャップ
調整不能
220
テクニカル データ
電気系統
バッテリーのタイプ
メンテナンス フリー タイプ
バッテリー定格容量
110 Ah
電圧と極性
12V、マイナス(−)側アース
充電システム
オルタネーター
ステアリング
ステアリング ホイール最大回転数
3.4
最小回転直径
11.4 m
キャンバ角
0 ™10’± 20’
キャスタ角
6 ™40’± 30’
キング ピン傾き
11 ™45’± 30’
フロント ホイール トーアウト
0™ ± 1
221
テクニカル データ
ホイールとタイヤ
ホイールのサイズとタイプ
タイプ
サイズ
アロイ ホイール
7.5J × 18
ホイール ナット締付けトルク
140 Nm
ホイール データ
ホイール サイズ
オフセット
PCD
7.5J × 18"
53
120
8.0J × 19"
57
120
タイヤ仕様
ホイール サイズ
タイヤ
7.5J × 18
255/60 R18 H - All terrain tyre
タイヤ空気圧
負荷条件
通常走行時
最大車両総重量積載時
タイヤ空気圧
(kPa)
フロント
230
リア
250
フロント
250
リア
300
222
テクニカル データ
車両重量
車両重量(空車時)
前軸重
1230 kg
後軸重
1190 kg
車両重量
2420 kg
乗員定員
5人
車両総重量(積車時)
前軸重
1235 kg
後軸重
1460 kg
車両総重量
2695 kg
けん引重量
最大許容けん引重量
オン ロード
オフ ロード
ブレーキ非装着トレーラー
750 kg
500 kg
オーバーラン ブレーキ装着トレーラー
3500 kg
1000 kg
ルーフ ラック荷重(ルーフ ラックの重量を含む)
100 kg
100 kg
アドバイス
全ての数値は規 制の対象となり ます。けん引規制 に適合している かどうかは、
ドライバーご自身の責任でご確認ください。
223
テクニカル データ
寸法
B
C
G
D
E
F
A
H3769
A
全幅
1955 mm
B
全高
1865 mm
E
ホイールベース
2880 mm
F
全長
4950 mm
トレッド
- フロント
- リア
1630 mm
1625 mm
オフ ロード性能
C
アプローチ アングル
35™
D
最大ブレークオーバー アングル
30™
G
デパーチャー アングル(けん引バーなし)
29™
224
テクニカル データ
けん引バー寸法
N
O
G
H
E
I
P
Q
A
B
L/M
F
C
K
J
D
H4186
A
B
C
D
ホイール中心からトウボール中心
1235 mm
バンパーの後端からトウボールの中心まで
(トウボール オーバーハング)
外側アタッチメント ポイント中心からトウボール中心まで
リア内側アタッチメント ポイント中心からトウボール中心まで
(水平)
40 mm
253 mm
714 mm
E
リア内側アタッチメント ポイントからトウボール中心まで(垂直)
153 mm
F
内側アタッチメント中心からトウボール中心まで(水平)
286 mm
225
テクニカル データ
G
内側アタッチメント中心からトウボール中心まで(垂直)
138 mm
H
外側 No.1 および No.2 アタッチメント中心からトウボール中心
まで
236 mm
I
外側 No.3 および No.4 アタッチメント中心からトウボール中心
まで
184 mm
J
内側アタッチメント中心からトウボール中心まで
428 mm
K
内側アタッチメント中心から外側アタッチメント中心まで
33 mm
L
リア内側アタッチメント間の距離
1092 mm
M
内側アタッチメント間の距離
1092 mm
N
外側 No. 1 アタッチメント間の距離
1231 mm
O
外側 No. 2 アタッチメント間の距離
953 mm
P
外側 No. 3 アタッチメント間の距離
940 mm
Q
外側 No. 4 アタッチメント間の距離
1244 mm
226
テクニカル データ
燃料消費率
以下に示された燃料消費値率は、標準テスト要領(99/116/EC 指令の新 EC テスト要領)を
用いて計算され、1996 年の乗用車燃料消費(改訂)命令に準拠しています。通常の走行にお
ける 車両の実際の燃料消 費率は、運転技術、道路 と交通条件、環境要因、車 両の負荷と条件に
より、テスト要領で得られた数値とは異なることがあります。
燃料消費率
市街地
郊外
混合
km/R
km/R
km/ R
4.5
7.9
6.2
市街地走行
市街で のテスト走行はエ ンジンが冷えた状態 から始動して、一連の 加速、減速、定速運転とエ
ンジン アイ ドリングで構成されています。テスト 走行中の最高速度は 50 km/h、平均速度は
19 km/h です。
郊外での走行
郊外で のテスト走行は市街 地テストの直後に実施 されます。テストのほぼ 半分は定速走行で構
成され、残りは一連 の加速、減速、エンジン アイドリングで構成されています。テスト走行中
の最高速度は 120 km/h、平均速度は 63 km/h です。このテストは 7 km 以上の距離で実施
されます。
市街地 / 郊外走行の混合
市街地 / 郊外走行の混合テストでは、市街地と郊外テスト走行の両方のテスト結果における走
行距離の違いを考慮した平均値になっています。
知識
これらの値は、従前要求されていた 1983 年の乗用車燃料消費規則の ECE/EEC 要領に
基づいて作成された値と比較することはできません。テスト要領が変更されたため、同
一車両が両方のテストを受けたとしても、市街地走行での数値は違ったものになります。
227
サービス データ
型式
サービスデータ
4.4 リッター ガソリン車 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . GH-LM44
かじ取り装置
ステアリング
遊び
遊びは直進状態にてホイール外周で . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 20 ∼ 30 mm
ホイール アライメント
トーイン . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 0 ™ ± 1
キャンバー . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 0 ™10’± 20’
キャスター . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 6 ™40’± 30’
制動装置
ブレーキ ペダル
遊び . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 1 ∼ 5 mm
床板とのすき間
踏力 40 kg で踏込時床板とのすき間 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 80 mm 以上
ブレーキのきき具合
左右和 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 検査時軸重の 10 % 以上(後軸)
左右差 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 検査軸重の 8 % 以下
総和 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 検査時車両重量の 50 % 以上
駐車ブレーキ レバー
引きしろ
操作力 20 kg の時 引きしろ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 3 ノッチ
駐車ブレーキのきき具合
制動力 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 検査時車両重量の 20 % 以上
リザーバー タンク
液量 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 液面レベルの「MAX」と「MIN」の間にあること
パッドの摩耗
使用限度 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 前輪 3.0 mm
後輪 3.0 mm
ディスクの摩耗
使用限度 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 前輪 28.4 mm
後輪 10.4 mm
走行装置
タイヤ サイズ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 255/60 R18
228
サービス データ
タイヤの空気圧
前輪 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 2.3 kgf/cm 2
後輪 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 2.5 kgf/cm 2
タイヤの荷重値 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 1120 kg
最大荷重空気圧 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 250 kPa
タイヤの溝の深さ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 残溝 1.6 mm
ホイール
ホイール ナットの締付トルク . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 140 Nm
ホイール サイズ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 7.5J × 18
ホイール ベアリングの締付トルク . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 420 Nm
アドバイス
運転による温度の上昇で、タイヤの空気圧は約 20 kPa ほど高くなりますので、タイヤ
空気圧を調べる場合は、タイヤが冷えてから実施してください。直射日光や高温の場所に
駐車していた場合は、タイヤ空気圧を下げずに、車を日陰に移動し、タイヤが冷えるのを
待って点検を行うようにしてください。
動力伝達装置
トランスミッション
油量 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . レベル ゲージの上限と下限の間にあること
ディファレンシャル
油量 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . フィラー ボルト穴下面と同一レベルにあること
電気装置
点火装置
プラグ ギャップ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 無調整
点火時期 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 自動調整
バッテリー
液量 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . メンテナンス フリー タイプ
※インジケーターを定期的に確認すること(「バッテリー」の項参照)。
原動機
潤滑装置
油量 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . レベル ゲージの上限と下限の間にあること
冷却装置
冷却水量 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . リザーバー タンクの上限と下限の間にあること
229
サービス データ
230
さく引
さく引
ウォッシャー
前面ガラス
操作 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 59
ウォッシャー ノズル
前面ガラス . . . . . . . . . . . . . . . . 166
I
ISOFIX チャイルド シート . . . . . . . . . 28
S
SRS エアバッグ
安全性 . . . . . . . . .
位置 . . . . . . . . . . .
警告灯 . . . . . . . . .
サイド エアバッグ
整備 . . . . . . . . . . .
操作 . . . . . . . . . . .
注意事項 . . . . . . .
売却または廃車 . .
ヘッド エアバッグ
膨張 . . . . . . . . . . .
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30
30
34
33
35
32
35
36
34
32
え
エア コンディショナー . . . . . . . . . .
エア サスペンション
アクセス モード . . . . . . . . . . . .
オフロード モード . . . . . . . . . . .
クロール モード . . . . . . . . . . . .
ハイウェイ モード . . . . . . . . . . .
エア サスペンション(EAS). . . . . .
エア配分選択スイッチ . . . . . . . . . . .
エアバッグ
清掃 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
エマージェンシー ブレーキ アシスト
(EBA). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
エンジン
エンジン ルーム . . . . . . . . . . . .
始動 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
暖機運転 . . . . . . . . . . . . . . . . . .
データ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
慣らし運転 . . . . . . . . . . . . . . . .
エンジン オイル
仕様 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
点検と補充 . . . . . . . . . . . . . . . .
廃棄処分
(使用済みエンジン オイル). . .
エンジン冷却水
交換 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
点検と補充 . . . . . . . . . . . . . . . .
V
VIN(車両識別番号) . . . . . . . . . . . . . . v
あ
アース ポイント . . . . . . . . . . . . . . . 190
アーム レスト
前席 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 18
リア . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 18
アクセサリー . . . . . . . . . . . . . . . . . 176
アクセス モード . . . . . . . . . . . . . . . 126
足元ランプ
電球の交換 . . . . . . . . . . . 212, 213
アプローチ ライト . . . . . . . . . . . . . . . 76
アラーム . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 6
安全に関する表示 . . . . . . . . . . . . . . . . . v
アンチロック ブレーキ システム
(ABS) . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 117
アンテナ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 89
. 69
126
126
127
125
124
. 70
175
118
156
. 94
. 96
220
. 97
157
157
153
151
159
お
オイル(エンジン)
仕様 . . . . . . . . . . . . . . . 157,
点検と補充 . . . . . . . . . . . . . . . .
オーディオ システム . . . . . . . . . . . .
オーディオ リモート コントロール .
オートマチック ギアボックス . . . . .
始動 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
自動選択モード . . . . . . . . . . . . .
お手入れ(内装) . . . . . . . . . . . . . . .
オドメーター(積算走行距離) . . . . .
い
イグニッション スイッチ . . . . . . . . . . 93
一般データ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 219
インフォメーション ラベル . . . . . . . . . vi
う
ウィンドウ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 62
231
219
157
. 90
. 89
106
110
111
175
. 41
さく引
オフロード サスペンション
コントロール . . . . . . . . . . . . . . . .
オフロード走行 . . . . . . . . . . 118,
V 字形の谷をまたいでの走行 . . .
エア サスペンション . . . . . . . . .
エンジン ブレーキ . . . . . . . . . . .
尾根を横切る . . . . . . . . . . . . . . .
オフロード走行後 . . . . . . . . . . .
加速 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
ギアの選択 . . . . . . . . . . . . . . . . .
急斜面(下る) . . . . . . . . . . . . . .
急斜面(登る) . . . . . . . . . . . . . .
最低地上高 . . . . . . . . . . . . . . . . .
斜面を横切る . . . . . . . . . . . . . . .
ステアリング . . . . . . . . . . . . . . .
滑りやすい路面 . . . . . . . . . . . . .
制動 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
テクニック . . . . . . . . . . . . . . . . .
でこぼこ道 . . . . . . . . . . . . . . . . .
点検の必要性 . . . . . . . . . . . . . . .
渡河走行 . . . . . . . . . . . . . . . . . .
渡河走行の後にすること . . . . . .
トラクションを失ったとき . . . . .
フロント ビブ スポイラーの
取り外し . . . . . . . . . . . . . . . . .
溝を横切る . . . . . . . . . . . . . . . . .
柔らかい地面や
乾いた砂地の走行 . . . . . . . . . .
路面状態の点検 . . . . . . . . . . . . .
わだち . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
温度調節ダイヤル . . . . . . . . . . . . . .
寒冷時には
エンジン始動 . . . . . . . . . . . . . . . . 95
124
137
145
139
138
146
140
138
138
144
143
139
145
139
142
138
137
142
140
147
147
139
き
ギア位置ディスプレイ . . . . . . .
ギア選択
キックダウン . . . . . . . . . . .
コマンドシフトによる
マニュアル操作 . . . . . . .
スポーツ モード . . . . . . . .
ギアボックス
オイルの仕様 . . . . . . . . . . .
オートマチック操作 . . . . .
自動選択モード . . . . . . . . .
トランスファ ギアボックス
キー . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
キー / ハンドセット ナンバー .
キセノン ランプ ユニット . . . .
キックダウン . . . . . . . . . . . . . .
給油口フラップ緊急リリース . .
緊急時のエンジン始動 . . . . . . .
. . . . 111
. . . . 109
. . . . 108
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
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..
..
..
..
..
..
..
219
106
111
112
.. 5
.. 5
204
111
103
189
く
141
146
クーラント液
仕様 . . . . . . . . . . . . .
クルーズ コントロール . .
グローブ ボックス . . . . . .
グローブ ボックス照明灯
操作 . . . . . . . . . . . . .
電球の交換 . . . . . . . .
142
138
145
. 70
か
カーペット(清掃). . . . . . . . . .
ガソリンスタンドでの安全確保
カップ ホルダー . . . . . . . . . . . .
運転席 . . . . . . . . . . . . . . . .
後席 . . . . . . . . . . . . . . . . . .
助手席 . . . . . . . . . . . . . . . .
下部足元ランプ
電球の交換 . . . . . . . . . . . . .
ガラス デフロスター スイッチ
後面 . . . . . . . . . . . . . . . . . .
前面 . . . . . . . . . . . . . . . . . .
ガレージ内での安全について . .
換気 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
間欠可変遅延モード . . . . . . . . .
. . . . . 49
. . . . . . . . 219
. . . . . . . . 114
. . . . . . . . . 83
. . . . . . . . . 75
. . . . . . . . 212
け
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
..
..
..
..
..
..
175
101
. 80
. 81
. 82
. 81
計器パネル . . . . . . . . . . . . . . . . .
計器類 . . . . . . . . . . . . . . . . . .
警告灯 . . . . . . . . . . . . . . . . . .
清掃 . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
計器パネル照明ディマー スイッチ
計器パネル照明灯
操作 . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
計器類
水温計 . . . . . . . . . . . . . . . . . .
スピードメーター . . . . . . . . .
タコメーター . . . . . . . . . . . . .
燃料計 . . . . . . . . . . . . . . . . . .
警告音 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
. . . . 212
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
..
..
..
..
..
. 71
. 71
152
. 66
. 59
232
..
..
..
..
..
.. 4
. 40
. 50
175
. 57
. . . 54
..
..
..
..
..
.
.
.
.
.
41
40
40
40
53
さく引
警告灯 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 8
SRS エアバッグ . . . . . . . . . . . . . 34
SRS エアバッグ システム . . . . . . 51
エマージェンシー ブレーキ
アシスト システム(EBA) . . . . 51
エンジン チェック . . . . . . . . . . . . 50
クルーズ コントロール作動 . . . . . 52
シートベルト . . . . . . . . . . . . . . . . 52
前照灯上向きビーム . . . . . . . . . . . 52
ダイナミック スタビリティー
コントロール(DSC) . . . . . . . . 52
駐車ブレーキ システム . . . . . . . . . 51
電子制御アンチロック ブレーキ
システム(ABS).. . . . . . . . . . . 51
バッテリー充電 . . . . . . . . . . . . . . 50
ヒル ディセント コントロール
(HDC)情報 . . . . . . . . . . . . . . . 52
ブレーキ システム . . . . . . . . . . . . 51
フロント フォグ ランプ . . . . . . . . 50
方向指示器 . . . . . . . . . . . . . . . . . . 52
油圧低下 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 50
リア フォグ ランプ . . . . . . . . . . . . 50
警告ラベル . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . vi
携帯電話 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 88
けん引 . . . . . . . . . . . . . . . . . 128, 195
けん引バー寸法 . . . . . . . . . . . . 225
固定箇所 . . . . . . . . . . . . . . . . . 197
重量 . . . . . . . . . . . . . . . . 129, 223
デタッチャブルけん引バー . . . . 131
トレーラー ソケット . . . . . . . . 129
ドロップ プレート式
けん引バー . . . . . . . . . . . . . . 130
けん引重量 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 223
ノーズ ウエイト . . . . . . . . . . . . 223
けん引バー . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 130
寸法 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 225
デタッチャブルけん引バー . . . . 131
取り付け . . . . . . . . . . . . . . . . . 130
ドロップ プレート式けん引バー 130
けん引バーにかかる荷重
(ノーズウエイト) . . . . . . . . . . . . 223
けん引フック . . . . . . . . . . . . . . . . . 194
後退灯
電球の交換 . . . . . . .
後面ガラス ウォッシャー
後面ガラス ワイパー . . .
コーナーリング ブレーキ
コントロール . . . . . . .
固定箇所 . . . . . . . . . . . .
固定ポイント(荷物). . .
コマンドシフト操作 . . . .
コマンドシフトによる
マニュアル操作 . . . . . .
小物入れ . . . . . . . . . . . .
. . . . . . . . . 209
. . . . . . . . . . 60
. . . . . . . . . . 60
.
.
.
.
.
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..
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.
.
.
.
.
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.
..
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..
..
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.
.
.
118
197
. 84
109
. . . . . . . . . 109
. . . . . . . . . . 85
さ
サービス データ . . . . . . . . . . . . . .
サーボ アシスタンス(ブレーキ) . .
最低地上高 . . . . . . . . . . . . . . . . . .
サイド エアバッグ . . . . . . . . . . . . .
サン バイザー . . . . . . . . . . . . . . . .
サングラス ホルダー . . . . . . . . . . .
サンルーフ
緊急操作 . . . . . . . . . . . . . . . . .
電動操作 . . . . . . . . . . . . . . . . .
ブラインド . . . . . . . . . . . . . . .
.
.
.
.
.
.
228
116
139
. 33
. 83
. 80
. . 65
. . 64
. . 65
し
シート
遠隔作動 . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
後席 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
シート メモリー機能 . . . . . . . . . .
手動によるヘッド レストの調整 . .
前席(電動). . . . . . . . . . . . . . . . .
チャイルド シート . . . . . . . . . . . .
電動によるクッションの角度調整 .
電動による背もたれの調整 . . . . . .
電動による
シートの前後方向の調整 . . . . . .
電動による高さ調整 . . . . . . . . . . .
電動による
ランバー サポートの調整 . . . . .
ヒーター付き . . . . . . . . . . . . . . . .
シート位置 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
シート下の収納ボックス . . . . . . . . . .
シート ヒーター
後席 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
前席 . . . . . . . . . . . . . . . . . . 69,
こ
工具キット . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 181
後席シート . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 20
折りたたみ方 . . . . . . . . . . . . . . . . 20
233
20
20
19
17
14
27
16
15
14
15
16
21
31
78
73
73
さく引
シートベルト
安全性 . . . . . . . . . . . . . . . . . .
お手入れ . . . . . . . . . . . . . . . .
清掃 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
操作 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
チャイルド シート . . . . . . . . .
調整 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
テスト . . . . . . . . . . . . . . . . . .
プリテンショナー . . . . . . . . .
シートベルト プリテンショナー
整備 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
シート メモリー . . . . . . . . . . . . . .
シガー ライター . . . . . . . . . . . . . .
軸荷重 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
システム点検スイッチ . . . . . . . . .
室内灯
操作 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
始動 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
エンジン . . . . . . . . . . . . . . . .
寒冷時には . . . . . . . . . . . . . . .
緊急 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
触媒 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
暖機運転 . . . . . . . . . . . . . . . .
始動阻止 . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
シフト レバー . . . . . . . . . . . . . . .
位置 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
シフト レバー リリース ボタン . .
車高 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
シャシー ダイナモ(台上試験機) .
車速感応ワイパー . . . . . . . . . . . .
ジャッキ(タイヤ交換) . . . . . . . .
ジャッキ操作 . . . . . . . . . . . . . . . .
ジャッキを取り付ける位置 . . . . . .
車幅灯
操作 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
電球の交換 . . . . . . . . . . . . . . .
車両識別番号(VIN) . . . . . . . . . .
車両重量 . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
ジャンプ ケーブル . . . . . . . . . . . .
ジャンプ スタート
救援される場合 . . . . . . . . . . .
救援する場合 . . . . . . . . . . . . .
収納
サングラス . . . . . . . . . . . . . . .
シート下 . . . . . . . . . . . . . . . .
荷室 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
..
..
..
..
..
..
..
..
. 22
. 26
175
. 23
. 27
. 24
. 26
. 24
..
..
..
..
..
. 25
. 19
. 77
223
. 41
..
..
..
..
..
..
..
..
..
..
..
..
..
..
..
..
..
. 75
110
. 94
. 95
189
. 99
. 96
. 10
106
107
106
. 96
154
. 59
181
187
186
..
..
..
..
..
. 54
207
.. v
223
190
収納エリア . . . . . . . . . . . .
収納ボックス . . . . . . . . . . .
シート下 . . . . . . . . . . .
重量(車両) . . . . . . . . . . .
潤滑剤
仕様 . . . . . . . . . . . . . .
上部足元ランプ
電球の交換 . . . . . . . . .
照明
前照灯消灯遅延機能 . .
駐車時 . . . . . . . . . . . . .
照明(外部)
車幅灯 . . . . . . . . . . . . .
前照灯 . . . . . . . . . . . . .
非常点滅表示灯 . . . . . .
尾灯 . . . . . . . . . . . . . .
フロント フォグ ランプ
方向指示器 . . . . . . . . .
リア フォグ ランプ . . .
照明(室内)
グローブ ボックス . . . .
室内灯 . . . . . . . . . . . . .
読書灯 . . . . . . . . . . . . .
触媒コンバーター . . . . . . .
.
.
.
.
..
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..
..
.
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.
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.
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.
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..
..
..
..
. 85
. 85
. 78
223
. . . . . . . 219
. . . . . . . 213
. . . . . . . . 54
. . . . . . . . 55
.
.
.
.
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.
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54
54
57
54
56
55
56
.
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.
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.
.
.
.
.
..
..
..
..
.
.
.
.
75
75
75
99
す
水温計 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
スーパーロック . . . . . . . . . . . . . . . .
スタビリティー コントロール . . . . .
ステアリング コラム
ロック . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
ステアリング データ . . . . . . . . . . . .
ステアリング ホイール
調整 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
ヒーター . . . . . . . . . . . . . . . . . .
ステアリング ホイール ヒーター . . .
スノー チェーン . . . . . . . . . . . . . . .
スピードメーター . . . . . . . . . . . . . .
スポイラー
取り外し(フロント). . . . . . . . .
スポーツ モード . . . . . . . . . 108,
寸法
けん引バー . . . . . . . . . . . . . . . .
車両(外側) . . . . . . . . . . . . . . .
. . 191
. . 192
. . . 80
. . . 78
. . . 85
234
. 41
.. 7
120
. 93
221
. 37
. 74
. 74
172
. 40
141
110
225
224
さく引
パンク . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
摩耗インジケータ . . . . . . . . . . .
タイヤ交換 . . . . . . . . . . . . . 182,
工具キット . . . . . . . . . . . . . . . .
ジャッキ操作 . . . . . . . . . . . . . . .
ジャッキを取り付ける位置 . . . . .
非常停止表示板 . . . . . . . . . . . . .
輪止め . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
タイヤ摩耗 . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
タコメーター . . . . . . . . . . . . . . . . . .
ダッシュボード . . . . . . . . . . . . . . . .
暖機運転
エンジン . . . . . . . . . . . . . . . . . .
せ
清掃(外部) . . . . . . . . . . . . . . . . . .
整備メッセージ センター . . . . . . . .
施錠 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
前 / 後面ガラス ウォッシャー . . . . .
ウォッシャー液の補充 . . . . . . .
補充 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
前面ガラス ウォッシャー
液仕様 . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
洗車(車体) . . . . . . . . . . . . . . . . . .
前照灯
消灯遅延機能 . . . . . . . . . . . . . .
操作 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
電球の交換 . . . . . . . . . . . . . . . .
ワイパー ブレードの交換 . . . . .
前照灯上向きビーム
電球の交換 . . . . . . . . . . . . . . . .
前照灯ウォッシャー . . . . . . . . . . . .
前照灯ウォッシャーおよびワイパー
前照灯下向きビーム
電球の交換 . . . . . . . . . . . . . . . .
センター コンソール ボックス . . . .
前面ガラス ウォッシャー
操作 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
前面ガラス ワイパー . . . . . . . . . . .
間欠可変遅延モード . . . . . . . . .
173
. . 49
. .. 6
165
165
165
219
173
. . 54
. . 54
205
167
.
.
.
.
チャイルド シート .
ISOFIX . . . . . .
チャイルド ロック .
駐車時点灯機能 . . .
駐車ブレーキ . . . . .
205
166
. . 60
206
. . 82
.
.
.
.
.
.
.
.
.
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.
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.
..
..
..
..
..
.
.
.
.
.
. 27
. 28
. 11
. 55
119
て
定期点検 . . . . . . . . . . . . . . . .
テールゲート
開ける . . . . . . . . . . . . . . .
緊急の開け方 . . . . . . . . . .
テールゲート ランプ
電球の交換 . . . . . . . . . . .
テクニカル データ . . . . . . . . .
デタッチャブルけん引バー . . .
電球の交換 . . . . . . . . . . . . . .
足元ランプ . . . . . . . . . . .
下部足元ランプ . . . . . . . .
キセノン ランプ . . . . . . .
グローブ ボックス照明灯 .
後退灯 . . . . . . . . . . . . . . .
車幅灯 . . . . . . . . . . . . . . .
上部足元ランプ . . . . . . . .
前照灯上向きビーム . . . . .
前照灯下向きビーム . . . . .
側面方向指示灯 . . . . . . . .
テール ランプ . . . . . . . . .
テールゲート ランプ . . . .
ドア ランプ . . . . . . . . . . .
ナンバー プレート ランプ
荷室灯 . . . . . . . . . . . . . . .
. . 59
. . 58
. . 59
96 , 99
. . . 110
. . . 154
. . . 223
. . . . 210
た
ダイナミック スタビリティー
コントロール . . . . . . . . . . . . . . . .
タイヤ
お手入れ . . . . . . . . . . . . . . . . .
空気圧 . . . . . . . . . . . . . . 170,
空気注入バルブ . . . . . . . . . . . .
交換 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
仕様 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
スノー チェーン . . . . . . . . . . . .
. 96
ち
そ
走行 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
スポーツ モード . . . . . . . .
走行シミュレーション テスト .
総重量 . . . . . . . . . . . . . . . . . .
側面方向指示灯
電球の交換 . . . . . . . . . . . .
171
171
187
181
187
186
183
182
171
. 40
.. 3
120
170
222
171
171
222
172
235
. . . . . 151
. . . . . . 12
. . . . . . 13
.
.
.
.
.
.
.
.
.
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.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
214
219
131
204
213
212
204
212
209
207
213
205
206
210
208
214
212
210
213
さく引
パドル ランプ . . . . . . . . . . . . . .
バニティ ミラー照明灯 . . . . . . .
ハロゲン電球 . . . . . . . . . . . . . . .
フロント フォグ ランプ . . . . . . .
方向指示灯 . . . . . . . . . . . . . . . . .
マップ ランプ . . . . . . . . . . . . . .
リア フォグ ランプ . . . . . . . . . .
リア方向指示灯 . . . . . . . . . . . . .
点検スイッチ . . . . . . . . . . . . . . . . . .
点検整備
ガレージ内での安全について . . .
週ごとの点検 . . . . . . . . . . . . . . .
定期点検 . . . . . . . . . . . . . . . . . .
特殊な使用環境 . . . . . . . . . . . . .
日常点検 . . . . . . . . . . . . . . . . . .
排出ガス浄化装置 . . . . . . . . . . .
毎日の点検 . . . . . . . . . . . . . . . . .
有毒な液体について . . . . . . . . . .
電源ソケット . . . . . . . . . . . . . . . . . .
電子制御エア サスペンション
(EAS) . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
電子制御トラクション コントロール
電子制御ブレーキ
ディストリビューション システム
(EBD) . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
電装品 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
電話 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
212
215
204
211
207
214
208
208
. 41
トランスファ ギアボックス . . . . . . .
操作 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
ハイ レンジ . . . . . . . . . . . . . . . .
ロー レンジ . . . . . . . . . . . . . . . .
トランスミッション
スポーツ モード . . . . . . . . . . . .
トリップ コンピューター . . . . . . . .
トリップ メーター . . . . . . . . . . . . . .
トリップ メーター リセット ボタン .
トレーラーまたは陸送車への固定 . .
ドロップ プレート式けん引バー . . .
152
151
151
152
151
154
151
153
. 79
.
.
.
.
..
..
..
..
.
.
.
.
.
.
.
.
..
..
..
..
内気循環スイッチ . . . . . .
内装(お手入れ) . . . . . . .
慣らし運転 . . . . . . . . . . .
ナンバー プレート ランプ
電球の交換 . . . . . . . .
荷室アクセス ハッチ . . . .
荷室カバー . . . . . . . . . . .
荷室灯
電球の交換 . . . . . . . .
荷室のヒューズ ボックス
日常点検 . . . . . . . . . . . . .
荷物固定ポイント . . . . . .
荷物の積載
荷物固定ポイント . . .
ルーフ ラック . . . . . .
119
176
. 88
. 8
38
38
38
燃費 . . . . . . . . .
燃料
安全性 . . . . .
空のタンク .
経済性 . . . . .
仕様 . . . . . .
消費率 . . . . .
タンク容量 .
燃費 . . . . . .
燃料給油口 .
燃料切れ . . .
補給 . . . . . .
燃料計 . . . . . . . .
. .. . . .. . . 8
. .. . . .. . . 6
. . . . . . . 147
..
..
..
..
..
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
..
..
..
..
..
. . . . . . . . 210
. . . . . . . . . 84
. . . . . . . . . 86
.
.
.
.
.
.
.
.
..
..
..
..
. . ..
. . ..
. . ..
84,
213
203
151
133
. . . . . . . . 133
. . . . . . . . 133
ね
. . . . . . . 212
.
.
.
.
.
. . . . . . . . . 71
. . . . . . . . 175
. . . . . . . . . 97
に
124
121
.
.
.
.
108
. 42
. 41
. 41
197
130
な
と
ドア ハンドル
車内側 . . . . . . . . . . . . .
ドア ミラー . . . . . . . . . . . .
折りたたみ . . . . . . . . . .
調整 . . . . . . . . . . . . . . .
ドア ランプ
電球の交換 . . . . . . . . . .
ドア ロック ボタン
車内側 . . . . . . . . . . . . .
盗難防止アラーム . . . . . . .
渡河走行 . . . . . . . . . . . . . .
読書灯
操作 . . . . . . . . . . . . . . .
時計 . . . . . . . . . . . . . . . . . .
時刻設定 . . . . . . . . . . .
塗装のつや出し(車体) . . .
トラクション コントロール
112
112
112
112
. 75
. 76
. 76
174
121
236
. . . . . . . . . . . . . . . . 97
.
.
.
.
.
.
.
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.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
..
..
..
..
..
..
..
..
..
..
..
101
103
. 97
102
227
220
. 97
102
103
103
. 40
さく引
ヒューズ ボックス メイン
(車室内). . . . . . . . . . . . . . . . . . .
ヒューズ メイン ヒューズ ボックス
表示板
非常停止 . . . . . . . . . . . . . . . . .
ヒル ディセント コントロール
(HDC)
HDC 情報表示灯 / 故障警告灯 .
操作 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
は
パーキング エイド . . . . . . . . . . . . . 104
パーク ディスタンス コントロール
(PDC) . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 104
パーツとアクセサリー . . . . . . . . . . 176
ハイ レンジ ギア . . . . . . . . . . . . . . 112
灰皿 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 77
後席 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 78
前席 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 77
排出ガス浄化装置 . . . . . . . . . . 98 , 154
発光ダイオード(LED) . . . . . . . . . 205
バッテリー
安全性 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 168
ジャンプ スタート . . . . . . . . . . 189
充電 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 169
仕様 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 221
取り外しと交換 . . . . . . . . . . . . 169
メンテナンス . . . . . . . . . . . . . . 168
パドル ランプ
電球の交換 . . . . . . . . . . . . . . . . 212
バニティ ミラー(照明灯) . . . . . . . . . 83
バニティ ミラー照明灯
電球の交換 . . . . . . . . . . . . . . . . 215
ハロゲン電球 . . . . . . . . . . . . . . . . . 204
パワー ウィンドウ . . . . . . . . . . . . . . . 62
パワー ステアリング
緊急操作 . . . . . . . . . . . . . . . . . 163
パワー ステアリング液
仕様 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 219
点検と補充 . . . . . . . . . . . . . . . . 163
ハンドセット
交換 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 5
操作 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 6
電池交換 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 10
.
.
.
.
..
..
..
..
.
.
.
.
.
.
.
.
..
..
..
..
.
.
.
.
.
.
.
.
..
..
..
..
. 123
. 122
ブースター ケーブル . . . . . . . . . . . .
接続ポイント . . . . . . . . . . . . . . .
ブースター始動
救援される場合 . . . . . . . . . . . . .
救援する場合 . . . . . . . . . . . . . . .
風量調節ダイヤル . . . . . . . . . . . . . .
フォグ ランプ
電球の交換 . . . . . . . . . . . . . . . .
フォグ ランプ(リア)
操作 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
吹き出し口 . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
後席 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
不凍液 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
プリテンショナー . . . . . . . . . . . . . .
整備 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
フルード
仕様 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
ブレーキ
アンチロック ブレーキ システム
(ABS). . . . . . . . . . . . . . . . . .
エマージェンシー ブレーキ
アシスト(EBA) . . . . . . . . . .
オフロード走行 . . . . . . . . . . . . .
警告灯(ABS) . . . . . . . . . . . . .
コーナーリング コントロール . .
サーボ アシスタンス . . . . . . . . .
駐車ブレーキ . . . . . . . . . . . . . . .
電子制御ブレーキ
ディストリビューション
システム(EBD) . . . . . . . . . .
ブレーキ システム . . . . . . . . . . .
ブレーキ パッド . . . . . . . . . . . .
ブレーキ液の点検と補充 . . . . . .
ブレーキ フルード
仕様 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
. . . . . . . 194, 195
. . . . . . . . . . . . 183
. . . . . . . . . . . . . . 57
.
.
.
.
. 183
ふ
ひ
非常時のけん引 . . .
非常停止表示板 . . .
非常点滅表示灯 . . .
尾灯
操作 . . . . . . . . .
電球の交換 . . . .
ヒューズ . . . . . . . .
荷室 . . . . . . . . .
ヒューズ ボックス
荷室 . . . . . . . . .
. 199
. 199
. . 54
208
198
203
. . . . . . . . . . . . 203
237
190
190
191
192
. 70
208
. 56
. 67
. 68
160
. 24
. 25
219
117
118
118
118
118
116
119
119
116
116
161
219
さく引
ブレーキ液
交換 . . . . . . . . . . . .
仕様 . . . . . . . . . . . .
点検と補充 . . . . . . .
フロント フォグ ランプ
操作 . . . . . . . . . . . .
電球の交換 . . . . . . .
メッセージ . . . . . . . . . . .
メッセージ センター
インフォメーション .
ギア位置ディスプレイ
警告メッセージ . . . . .
重大警告 . . . . . . . . . .
整備 . . . . . . . . . . . . .
メイン . . . . . . . . . . . .
メンテナンス ノート . . . .
. . . . . . . . . . 151
. . . . . . . . . . 162
. . . . . . . . . . 161
. . . . . . . . . . . 56
. . . . . . . . . . 211
へ
ヘッド エアバッグ . . . . . . . . . . . . . . . 34
ヘッド レスト
手動調整 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 17
ゆ
ほ
よ
ホイール
サイズとタイプ .
方向指示器
操作 . . . . . . . . . .
方向指示灯
電球の交換 . . . . .
フロント
電球の交換 . .
リア
電球の交換 . .
ホーン . . . . . . . . . . .
補助電源ソケット . .
補助動力装置 . . . . . .
ボディ下回りの清掃 .
ボンネットの開け方 .
. . . . . . . . . 43
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. 44
. 49
. 44
. 44
. 49
. 43
151
有毒な液体について . . . . . . . . . . . . 153
容量 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 220
. . . . . . . . . . . . 222
ら
. . . . . . . . . . . . . 55
ライト
アプローチ . . . . . . . . . . . .
ラジオ アンテナ . . . . . . . . . . .
ラジオ / カセット プレーヤー .
CD チェンジャー . . . . . . .
アンテナ . . . . . . . . . . . . . .
リモート コントロール . . .
ラベル . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
ランバー サポートの調整 . . . .
. . . . . . 207, 208
. . . . . . . . . . . . 207
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208
. 61
. 79
. 98
173
155
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.
76
89
90
90
89
89
. vi
16
り
リア フォグ ランプ
電球の交換 . . . . . . . . . . . . . . . . 208
リモート ハンドセットの電池 . . . . . . 10
ま
マップ ランプ
電球の交換 . . . . . . . . . . . . . . . . . 214
る
ルーフ ラック . . . . . . . . . . . . . . . . . 133
ルーム ミラー . . . . . . . . . . . . . . . . . . 83
み
ミラー(車内) . . . . . . . . . . . . . . . . . . 83
ミラー(外側)
清掃 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 174
れ
冷却システム . . .
冷却水
仕様 . . . . . .
レイジー シート
冷房スイッチ . . .
む
胸元への吹き出し口 . . . . . . . . . . . . . . 67
め
メイン ヒューズ ボックス . . . . . . . . 199
238
. . . . . . . . . . . . . . . 159
. . . . . . . . . . . . . . . 160
. . . . . . . . . . . . . . . . 20
. . . . . . . . . . . . . . . . 71
さく引
ろ
ロー レンジ ギア . . . . . . . . . . . . . . 112
ロック . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 11
ロック スイッチ(車内). . . . . . . . . . . . 8
わ
ワイパー ブレードの交換
後面ガラス . . . . . . . .
前照灯 . . . . . . . . . . .
前面ガラス . . . . . . . .
輪止め . . . . . . . . . . . . . .
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167
167
167
167
182
239
メ モ
240
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241
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