APTi NS プリンタ・サーバー プリンタ・サーバー ユーザーズ マニュアル SVS-03 シリーズ 第5版 株式会社アプティ NS Printer Server SVS-03 シリーズ同梱品一覧表 標準モデル(“S”モデル) 機種 ネットワーク接続 プリンタポート 本体サイズ SVS-0310S SVS-0320S SVS-0330S SVS-0340S 10BASE-T 10BASE-T/10BASE-2 Media Type3/1 Media Type3 イーサネット イーサネット トークンリング トークンリング 1 パラレル 2 パラレル 2 パラレル 1 パラレル (プリンタ直結) 1 シリアル 1 シリアル (プリンタ直結) ポケットサイズ 文庫本サイズ 文庫本サイズ ポケットサイズ 付属品 ・ユーザーズマニュアル ○ ○ ○ ○ ・AC 電源アダプタ ○ ○ ○ ○ ・ユーティリティ・ディスク ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ・プリンタ・ケーブル ・保証書 ○ ○ (ユーザー登録はがき) 100BASE-TX 対応モデル 機種 ネットワーク接続 プリンタポート 本体サイズ APTi PowerTyper シリーズ プリンタ用モデル SVS-031 SVS-031 0 e SVS-0320e SVS-0320e SVS-0311S SVS-0341S 100BASE-TX/10BASE-T 100BASE-TX/10BASE-T 10BASE-T Media Type3 イーサネット イーサネット イーサネット トークンリング 1 パラレル 2 パラレル 1 パラレル 1 パラレル (プリンタ直結) 1 シリアル (プリンタ直結) (プリンタ直結) ポケットサイズ 文庫本サイズ ポケットサイズ ポケットサイズ 付属品 ・ユーザーズマニュアル ○ ○ ・AC 電源アダプタ ○ ○ ・ユーティリティ・ディスク ○ ○ ・プリンタ・ケーブル ・保証書 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ (ユーザー登録はがき) 1 ご注意 (1) 本書の内容の一部又は全部を無断転載することは禁じられています。 (2) 本書の内容に関しては将来予告なしに変更することがあります。 (3) 本書の内容は万全を期して作成していますが、万一ご不明な点や、誤り、記載漏れなどお気付き の点がございましたらカスタマーサポートセンターまでご連絡下さい。 (4) お客様が運用された結果につきましては、責任を負いかねることがございますのでご了承下さい。 APTi は株式会社アプティの登録商標です。 Microsoft, Windows は米国マイクロソフト社の商標または登録商標です。 NetWare は米国ノベル社の登録商標です。 UNIX は X/Open カンパニーリミテッドが ライセンスしている米国ならび他の国における登録商標です。 IBM, OS/2, AIX, LAN Server は米国 IBM 社の商標または登録商標です。 その他、本書に記載されている会社名、製品名は各社の商標または登録商標です。 ☆ 2 株式会社アプティ 2002 All Rights Reserved はじめに この度は、APTi NS プリンタ・サーバーをお買い上げ頂きましてありがとうございます。 本マニュアルは、APTi NS プリンタ・サーバーSVS-03 シリーズの リリース 6.00/6.10 用のものです。 それ以後のリリースでも、当社から新たなマニュアルが提供されるまでは、本書が適用されます。 なお、本書内の記述、および、ハードウェアに関しても、予告なく変更を行うことがあります。同 梱ディスケットの README や変更に関する書面が同梱されている場合はそれらも参照してください。 なお、本書内では APTi NS プリンタ・サーバーSVS-03 シリーズは以降 SVS-03 シリーズと表記します。 ご使用についての留意点 製品の価格には、設置・ネットワークへの設定は含まれません。 本製品を使用される場合は、あらかじめ他のネットワーク機器に影響が無い事を確認して下さい。 製品の不良以外で発生する他のネットワーク機器への障害に対する責任は負いかねます。 特に大量に導入される場合は十分なテストを行ってから導入してください。 また、万が一故障の場合には原則として本体交換になります。その場合、シリアル番号が変更にな りますので、ネットワーク OS 等の再設定が必要になります。 クラス A 情報装置 この装置は、情報処理装置等電波障害自主規制協議会(VCCI)の基準に基づくクラス A 情報技術装置で す。この装置を家庭環境で使用すると電波妨害を引き起こすことがあります。この場合には使用者が適切な 対策を講ずるよう要求されることがあります。 3 安全に正しくお使いいただくために 本書には、本製品を安全に正しくお使いいただくために安全表示が記述されています。本書を保管して、必要に 応じて参照してください。 絵表示について 本書および製品への安全表示は、製品を正しくお使いいただいて、あなたや他の人々への危害や財産への損害を 未然に防止するために、次の絵文字を用いています。その表示と意味は次のようになっています。 危険 この表示を無視して誤った取り扱いをすると、人が死亡または 重傷を負う危険が差し迫って生じることが想定されます。 警告 この表示を無視して誤った取り扱いをすると、人が死亡または 重傷を負う可能性が想定されます。 この表示を無視して誤った取り扱いをすると、人が障害を負う 注意 可能性が想定される内容および物的損害のみの発生が想定さ れます。 危険/ 危険/注意ラベルの表示について 本製品の外部または内部に黄色地に黒文字で表示されているラベルは、危険または注意ラベルです。必ず指示に 従ってください。本書に記述されている以外に、危険または注意ラベルによる表示がある場合には、必ずそのラ ベルの表示に従ってください。 危険 z この機器を分解・改造しないで下さい。火災、感電のおそれがあります。 z 表示された電源電圧以外での電圧で使用しないでください。タコ足配線をしないでください。火災、感電の 恐れがあります。 z 電源コードを傷つけたり、破損したり、加工したりしないでください。また、重い物をのせたり、引っ張っ たり、無理に曲げたりすると電源コードを破損し、火災、感電のおそれがあります。 z 万一、発熱していたり、煙がでている、異臭がするなどの異常状態のまま使用すると、火災、感電のおそれ があります。すぐに、AC 電源アダプタをコンセントから必ず抜き、接続しているプリンタの電源スイッチ を切り、NS プリンタ・サーバーをプリンタからはずし、ネットワークケーブルをはずしてください。 z 万一、内部に異物や水等が混入した場合は、すぐに、AC 電源アダプタをコンセントから必ず抜き、接続し ているプリンタの電源スイッチを切り、NS プリンタ・サーバーをプリンタからはずし、ネットワークケーブ ルをはずしてください。そのまま使用しますと、故障、火災、感電の原因となります。 注意 z 本体から AC 電源アダプタのコネクタを抜くときは、コードを引っ張らないでください。コードが傷つき、 火災、感電の原因となることがあります。(必ずコネクタを持って抜いてください。) z 4 湿気やほこりの多い場所に置かないでください。火災、感電の原因となることがあります。 危険 z 電源コード、通信ケーブルからの電流は身体に危険を及ぼします。設置、移動、または装置を接続するとき には、次ページのようにケーブルの接続、取り外しを行ってください。 接続するとき 1. プリンタの電源を切る。 2. プリンタの電源コードをコンセントからはずす。 3. プリンタケーブルを接続または、本体をプリンタに接続する。 4. ネットワークケーブルを接続する。 5. プリンタの電源コードをコンセントに接続する。 6. プリンタの電源を入れる。 7. AC 電源アダプタのコネクターを本体に接続する。 8. AC 電源アダプタをコンセントに接続する。 取り外すとき 1. プリンタの電源を切る。 2. AC 電源アダプタをコンセントからはずす。 3. プリンタの電源コードをコンセントからはずす。 4. AC 電源アダプタのコネクターを本体からはずす。 5. ネットワークケーブルをはずす。 6. プリンタからケーブルまたは本体をはずす。 付属の AC 電源アダプタについて 危険 z 室内でのみ使用してください。 z 表示された電源電圧以外での電圧で使用しないでください。タコ足配線をしないでください。火災、感電の 恐れがあります。 z 濡れた手で AC 電源アダプタを抜き差ししないで下さい。感電の恐れがあり危険です。 z 次のような組み合わせで使用すると、NS プリンタ・サーバーや AC 電源アダプタを壊す恐れがありますので 避けて下さい。 ・ 付属の AC 電源アダプタを他の製品に使用すること。 ・ 付属の AC 電源アダプタ以外の AC 電源アダプタを弊社の NS プリンタ・サーバーに使用すること。 z SVS-0320e に付属している AC 電源アダプタ(P/N 04633)は SVS-0320e/0320H 専用です。 次のような組み合わせで使用すると SVS-0320e/0320H や AC 電源アダプタを壊す恐れがありますので避けて 下さい。 ・SVS-0320e/0320H 用の AC 電源アダプタを他の NS プリンタ・サーバーに使用すること。 ・弊社の他の NS プリンタ・サーバーに付属している AC 電源アダプタを SVS-0320e/0320H に使用すること。 z なお、SVS-0310/0310S/0320S/0330S/0340S/0420s/0121 に付属している AC 電源アダプタ(P/N 04639)は、こ れら7つの製品間で共通に使用出来ます。 5 目次 1. SVS-03 シリーズの概要 ................................................... ................................................... 13 1.1. SVS-03 シリーズの形状 ................................................................ 14 1.2. SVS-03 シリーズへのプリンタの接続 .................................................... 16 1.2.1. プリンタの接続 .............................................................. 16 1.2.2. SVS-0310e のプリンタ接続 ..................................................... 16 1.2.3. SVS-0320e のプリンタ接続 ..................................................... 17 1.3. SVS-03 シリーズ<イーサネットモデル>をネットワークへ接続する................................... 19 1.4. SVS-03 シリーズ<トークンリングモデル>をネットワークへ接続する................................. 19 1.5. SVS-03 シリーズの機能 ................................................................ 20 1.6. SVS-03 シリーズの使用環境 ............................................................ 20 1.6.1. Windows2000 環境では ......................................................... 20 1.6.2. WindowsNT 環境では ........................................................... 20 1.6.3. サーバーを使用しないネットワーク環境では..................................... 20 1.6.4. NetWare 環境では ............................................................. 21 1.6.5. OS/2 環境では ................................................................ 21 1.6.6. UNIX 環境では ................................................................ 21 1.7. SVS-03 シリーズの主な機能 ............................................................ 22 2. Windows2000 での設定方法 ................................................ ................................................ 23 2.1. Windows2000 での設定手順概要 ......................................................... 24 2.2. Windows2000 での設定手順 ............................................................. 25 2.2.1. 設定前処理 .................................................................. 25 2.2.2. 設定ユーティリティ NetPilot のインストール.................................... 25 2.2.3. 設定ユーティリティ NetPilot でIPアドレス設定................................ 26 2.2.4. Windows2000 の設定 .................................................... 28 2.2.5. DHCP、WINS の使用方法 ........................................................ 37 2.3. Windows2000 トラブルシューティング ................................................... 38 2.3.1. NetPilot のインストールが出来ない ............................................ 38 2.3.2. NetPilot が起動しない ........................................................ 38 2.3.3. NetPilot を起動したが SVS-03 シリーズがリストにあらわれない ................... 38 2.3.4. NetPilotでIPアドレスの変更が出来ない ............................... 39 2.3.5. TCP/IP プロトコルでのIPアドレス設定方法 .................................... 39 2.3.6. Windows2000 で印刷できない ................................................... 40 2.3.7. IPアドレスが勝手に変わってしまう........................................... 40 2.3.8. SVS-03 シリーズとの PING ができなくなってしまう ............................... 40 2.3.9. 3270/5250を使用している際の注意事項 ................................. 40 3. WindowsNT での設定方法 .................................................. .................................................. 43 3.1. WindowsNT での設定手順概要 ........................................................... 44 6 3.2. WindowsNT での設定手順................................................................ 45 3.2.1. 設定前処理................................................................... 45 3.2.2. 設定ユーティリティ NetPilot のインストール .................................... 45 3.2.3. 設定ユーティリティ NetPilot でIPアドレス設定 ................................ 46 3.2.4. WindowsNTの設定..................................................... 48 3.2.5. インストール後の各パラメータリスト変更 ....................................... 50 3.2.6. DHCP、WINS の使用方法 ........................................................ 50 3.3. WindowsNT トラブルシューティング...................................................... 51 3.3.1. NetPilot のインストールが出来ない ............................................ 51 3.3.2. NetPilot が起動しない ........................................................ 51 3.3.3. NetPilot を起動したが SVS-03 シリーズがリストにあらわれない ................... 51 3.3.4. NetPilotでIPアドレスの変更が出来ない ............................... 52 3.3.5. TCP/IP プロトコルでのIPアドレス設定方法 .................................... 52 3.3.6. WindowsNT で印刷できない ..................................................... 53 3.3.7. IPアドレスが勝手に変わってしまう ........................................... 53 3.3.8. SVS-03 シリーズとの PING ができなくなってしまう ............................... 53 3.3.9. 3270/5250を使用している際の注意事項 ................................. 53 3.3.10. サーバーからは印刷できるがクライアントから印刷できない ....................... 54 3.3.11. 12 個目の JOB の出力が遅れる .................................................. 54 3.3.12. WindowsNT の印刷関連問題 ..................................................... 55 4. サーバーを使用しない場合の設定方法 ...................................... ...................................... 57 4.1. サーバーを使用しないネットワーク環境とは? ........................................... 58 4.2. サーバーを使用しない Windows95/98/Me での設定手順概要 ................................. 59 4.3. サーバー無しの Windows95/98/Me、TCP/IP 編 ............................................. 60 4.3.1. 設定前処理................................................................... 60 4.3.2. NetPilot 及び PrintMonitor のインストール ..................................... 60 4.3.3. 設定ユーティリティ NetPilot でIPアドレス設定 ................................ 61 4.3.4. サーバー無し Windows95/98/Me の設定(TCP/IPを使用する場合 LPR) ........ 63 4.3.5. サーバー無し Windows95/98/Me の設定(TCP/IPを使用する場合 RAW/TCP) .... 65 4.3.6. インストール後の各パラメータリスト変更 ....................................... 67 4.3.7. DHCP、WINS の使用方法 ........................................................ 67 4.4. サーバー無しの Windows95、98、Me NetBEUI 編 .......................................... 68 4.4.1. 設定前処理................................................................... 68 4.4.2. PrintMonitor のインストール .................................................. 68 4.4.3. サーバー無し Windows95/98/Me の設定(NetBEUI を使用する場合) ................. 69 4.4.4. インストール後の各パラメータリスト変更 ....................................... 71 4.4.5. DHCP、WINS の使用方法 ........................................................ 71 4.5. サーバーを使用しない Windows95/98/Me トラブルシューティング ........................... 72 4.5.1. NetPilot のインストールが出来ない ............................................ 72 4.5.2. NetPilot が起動しない ........................................................ 72 4.5.3. NetPilot を起動したが SVS-03 シリーズがリストにあらわれない ................... 72 7 4.5.4. NetPilotでIPアドレスの変更が出来ない ............................... 73 4.5.5. TCP/IP プロトコルでのIPアドレス設定方法 .................................... 73 4.5.6. PrintMonitor(NetBEUI)を使用して SVS-03 シリーズが出力先ポートにあらわれない ... 74 4.5.7. 3270/5250を使用している際の注意事項 ................................. 74 4.5.8. 3270/5250を使用している際の注意事項2 ............................... 75 4.5.9. IPアドレスが勝手に変わってしまう........................................... 75 4.5.10. SVS-03 シリーズとの PING ができなくなってしまう ............................... 76 5. NetWare での設定方法 .................................................... .................................................... 77 5.1. NetWare 設定手順概要 ................................................................. 78 5.2. キューを使用した従来の印刷方法 ....................................................... 79 5.2.1. 設定手順概要 ................................................................ 79 5.2.2. 設定前処理 .................................................................. 79 5.2.3. 設定ユーティリティ NetPilot のインストール.................................... 79 5.2.4. 設定ユーティリティで NetWare サーバーへのインストール ......................... 81 5.2.5. インストール後の各パラメータリスト変更....................................... 85 5.2.6. NetWare 環境の変更 ........................................................... 86 5.3. IP プロトコルでのキューを使用した印刷方法............................................. 89 5.3.1. 設定手順概要 ................................................................ 89 5.3.2. NetWare アドミニストレータで NetWare サーバの設定 ............................. 89 5.3.3. TCP/IP プロトコルでのIPアドレス設定 ........................................ 90 5.3.4. web ブラウザでのインストール ................................................. 91 5.3.5. インストール後の各パラメータリスト変更....................................... 92 5.4. NDPS を使用した印刷方法 .............................................................. 93 5.4.1. 設定手順概要 ................................................................ 93 5.4.2. 設定前処理 .................................................................. 93 5.4.3. IPX ネットワークでの NDPS 設定方法 ............................................ 94 5.4.4. IP ネットワークでの NDPS 設定 ................................................. 95 5.4.5. インストール後の各パラメータリスト変更....................................... 96 5.5. NetWare トラブルシューティング ....................................................... 97 5.5.1. NetPilot のインストールが出来ない ............................................ 97 5.5.2. NetPilot が起動しない ........................................................ 97 5.5.3. NetPilot を起動したが SVS-03 シリーズがリストにあらわれない ................... 97 5.5.4. NetPilot で SVS-03 シリーズのインストールの最中にエラー発生 ................... 98 5.5.5. 印刷出来ない ................................................................ 98 5.5.6. NetPilot を使用しない SVS-03 シリーズのインストール ........................... 99 5.5.7. テストプリントが出力されない............................................... 100 5.5.8. NetPilot で別の NetWare サーバの接続ができなくなってしまった ................ 100 6. OS/2 での設定方法 ..................................................... ..................................................... 101 6.1. OS/2 での設定手順概要 .............................................................. 102 6.2. OS/2 で TCP/IP を利用しての設定手順 ................................................. 103 6.2.1. 8 設定前処理 ................................................................ 103 6.2.2. 設定ユーティリティ NetPilot のインストール .................................. 103 6.2.3. 設定ユーティリティ NetPilot でIPアドレス設定 .............................. 104 6.2.4. OS/2の設定(TCP/IPを使用する場合) ............................... 105 6.2.5. インストール後の各パラメータリスト変更 ..................................... 106 6.3. OS/2 で NetBIOS を利用しての設定手順................................................. 107 6.3.1. 設定前処理................................................................. 107 6.3.2. 設定ユーティリティ Print Server Manager のインストール ...................... 107 6.3.3. OS/2の設定(NetBIOSを使用する場合) ............................. 108 6.3.4. インストール後の各パラメータリスト変更 ..................................... 109 6.3.5. SVS-03 シリーズを追加する場合 .............................................. 109 6.4. OS/2 トラブルシューティング......................................................... 110 6.4.1. NetPilot/PRMAN(Print Server Manager)がインストール出来ない................. 110 6.4.2. NetPilot/PRMAN(Print Server Manager)が起動しない........................... 110 6.4.3. NetPilot を起動したが SVS-03 シリーズがリストにあらわれない ................. 110 6.4.4. Print Server Manager で SVS-03 シリーズが表示されない ....................... 111 6.4.5. NetPilotでIPアドレスの変更が出来ない ............................. 112 6.4.6. TCP/IP プロトコルでのIPアドレス設定方法 .................................. 112 6.4.7. OS/2(TCP/IP使用時)で印刷できない ............................... 113 6.4.8. OS/2(NetBIOS使用時)で印刷できない ............................. 113 6.4.9. IPアドレスが勝手に変わってしまう ......................................... 113 6.4.10. 3270/5250を使用している際の注意事項 ............................... 114 6.4.11. 印刷ジョブの削除が出来ない................................................. 115 6.4.12. 印刷中のジョブを削除/取消を行った場合、ジョブが詰まる ...................... 115 6.4.13. TCP/IP 印刷で SYS3175 エラーが発生して印刷できない .......................... 115 6.4.14. V4 OS/2 Warp V4 の Lprportd で印刷が出ない ................................. 115 6.4.15. OS/2印刷関連問題....................................................... 116 7. UNIX での設定方法 ..................................................... ..................................................... 119 7.1. UNIX 設定手順概要................................................................... 120 7.1.1. 設定前処理................................................................. 121 7.1.2. SVS-03 シリーズのIPアドレス設定 .......................................... 121 7.1.3. UNIX環境確認........................................................... 122 7.1.4. UNIX の設定 自動(psinstall)インストール .................................... 123 7.1.5. UNIX 手動でのインストール .................................................. 136 7.1.6. インストール後の各パラメータリスト変更 ..................................... 160 8. 設定ユーティリティ NetPilot の使用方法 ................................. ................................. 161 8.1. NetPilot の説明 .................................................................... 162 8.1.1. NetPilot の主な機能 ........................................................ 162 8.1.2. NetPilot の起動条件 ........................................................ 162 8.1.3. 補足説明 .................................................................. 162 8.2. NetPilot のインストール方法......................................................... 163 8.3. NetPilot の起動方法 ................................................................ 163 9 8.4. NetPilot メインウインドウ .......................................................... 164 8.5. NetPilot ネットワークページ「Network」 ............................................. 166 8.5.1. Windows and OS/2 ........................................................... 166 8.5.2. NetWare ................................................................... 166 8.6. NetPilot プロパティページ「Properties」 ............................................ 167 8.6.1. General Properties ......................................................... 167 8.6.2. NetWare Properties ......................................................... 168 8.6.3. Windows and OS/2 Properties ................................................ 169 8.6.4. TCP/IP Properties .......................................................... 170 8.6.5. Logical Printers Properties ................................................ 171 8.6.6. LPT1 Properties ............................................................ 172 8.6.7. FTP ........................................................................ 173 8.6.8. SNMP Properties ............................................................ 174 8.7. NetPilot プリンタ管理 .............................................................. 175 8.7.1. プリンターグループのセットアップ ........................................... 175 8.7.2. プリンタステータスの状況 ................................................... 176 8.7.3. 監視ウインドウの設定 ...................................................... 176 8.8. NetPilot アップグレードページ「Upgrade」 ........................................... 177 8.8.1. NetPilot アップグレード方法 ................................................ 177 8.9. NetPilot サマリーページ「Summary」 ................................................. 179 8.9.1. General Summary ........................................................... 179 8.9.2. LPT1 Summary .............................................................. 179 9. Web ブラウザでの使用方法 .............................................. .............................................. 181 9.1. SVS-03 シリーズの Web 機能 .......................................................... 182 9.1.1. SVS-03 シリーズの Web 機能概要 .............................................. 182 9.1.2. SVS-03 シリーズにIPアドレスセット ........................................ 182 9.1.3. SVS-03 シリーズに Web ブラウザでアクセスする方法 ............................ 182 9.1.4. SVS-03 シリーズホームページ ................................................ 183 10. 9.1.5. ユーザー・モードから利用可能なサービス..................................... 184 9.1.6. 管理者モードから利用可能なサービス......................................... 186 ネットワーク管理 .................................................. .................................................. 191 10.1. SNMP によるネットワーク管理 .................................................... 192 10.1.1. MIBⅡの設定方法 ........................................................ 192 10.1.2. プライベートMIBファイル................................................. 192 11. 10.2. Telnet によるネットワークの管理 ................................................ 193 10.3. FTP によるネットワーク管理 ..................................................... 194 10.4. HTTP によるネットワーク管理 .................................................... 195 10.5. NetPilot によるネットワーク管理 ................................................ 196 TEST ボタン................................ ボタン ........................................................ ........................................................ 197 11.1. TEST ボタンによる印刷 .......................................................... 198 11.1.1. テストページ印刷 .......................................................... 198 10 11.1.2. パラメータリスト印刷....................................................... 198 11.2. 12. TEST ボタンによるパラメータリセット............................................. 198 パラメータリスト .................................................. .................................................. 199 12.1. パラメータリスト一覧 ........................................................... 200 12.2. パラメータ詳細説明 ............................................................. 206 12.3. パラメータ変更方法 ............................................................. 211 12.3.1. FTP でのパラメータ変更 ..................................................... 211 12.3.2. HTTP でのパラメータ変更 .................................................... 211 12.3.3. NetPilot でのパラメータ変更 ................................................ 211 12.3.4. パラメータ推奨値と設定方法................................................. 212 13. 14. 高度な機能 ........................................................ ........................................................ 221 13.1. 論理プリンタ ................................................................... 222 13.2. キャラクタセットの変換(Char-Set Conversion) .................................... 223 13.3. 印刷ジョブ前後の文字列送信(Control Strings) .................................... 223 13.4. 文字列の置換(String SubStitution) .............................................. 224 13.5. 16 進ダンプモード(Hex Dump Mode) ............................................... 224 13.6. FTPでのファームウエアアップグレード方法 ..................................... 225 仕様 .............................................................. .............................................................. 227 14.1. サポートするシステム ........................................................... 228 14.2. サポートするプロトコル ......................................................... 228 14.3. 論理接続 ....................................................................... 229 14.4. ネットワーク接続 ............................................................... 229 14.5. プリンタポート ................................................................. 229 14.6. フロントパネル ................................................................. 230 14.7. 電源........................................................................... 230 14.8. 寸法(単位:cm) ................................................................. 230 14.9. 重量........................................................................... 230 14.10. 環境........................................................................... 230 14.11. 承認........................................................................... 231 11 12 1. SVS-03 シリーズの概要 1. SVS-03 シリーズの概要 SVS-03 シリーズはイーサネット/ファーストイーサーネット環境用とトークンリング環境用の独立筐体 型のネットワークプリントサーバーです。この SVS-03 シリーズをプリンタに設置する事により、ご使用 のプリンタをネットワーク内のどこにでも接続し、すべてのネットワークユーザーが共有プリンタリソー スにアクセス出来るようになります。SVS-03 シリーズは最新のテクノロジーを使用しているため、高度な TCP/IP のサポートと印刷の柔軟 性を提供します。NDS を含 む NetWare 、多くの UNIX システム 、 Windows95/98/Me、WindowsNT/2000、OS/2 を同時にサポートします。 1.1. SVS-03 シリーズの形状 SVS-0310S/0310e SVS-0310S /0310e SVS- SVS-0311S TEST ボタン POWER ランプ PACKET ランプ SVS- SVS-0320S SVS- SVS-0330S 14 SVS- SVS-0320e 1. SVS-03 シリーズの概要 SVS- SVS-0340S SVS- SVS-0341S テストボタン テストボタンは以下の操作に使用します。 z テストページを印刷して、プリンタとの接続を確認します。 z SVS-03 シリーズのすべての設定値を示すパラメータリストを印刷します。 。 z SVS-03 シリーズのパラメータを出荷時のデフォルト設定値にリセットします。 パラメータの印刷とリセットについての詳細は、11.テストボタン、12.パラメータリストを参照してくださ い リング速度スイッチ(SVS リング速度スイッチ(SVS- (SVS-0330S/ 0330S/0340S/ 0340S/0341S) ネットワークの速度に合わせて設定します。 ネットワークランプ このランプは点滅してネットワークアクティビティを示します。 電源ランプ このランプは通常電力が供給されている間は点灯しています。点灯しない、あるいは点滅する場合は、SVS-03 シリーズの本体か電源に障害が発生しています。 15 1. SVS-03 シリーズの概要 1.2. SVS-03 シリーズへのプリンタの接続 1.2.1. プリンタの接続 1. プリンタのスイッチを切ります。 2. SVS-03 シリーズをプリンタのパラレルポートに直接接続するか、プリンタケーブルを使用して接続します。 接続のテスト 1. 外部電源を SVS-03 シリーズに接続します。電力が供給されて自己診断を行う間ランプが点滅します。 ネットワークランプの点滅が終了して消えた状態になったら完了です。SVS-0311S/0341S は PowerTyper の パラレルポート横の 5V 端子にコネクタを接続して下さい。 2. プリンタのスイッチを入れます。 3. SVS-03 シリーズのテストボタンを押してテストページを印刷します。 これが問題なく印刷されたら接続のテストは終了です。 注 1: SVS-03 シリーズは、高速セントロニクス通信をサポートしています。この機能はデフォルトで有効にな っていますが、これにより、接続するプリンタによってプリンタにデータが送信されているのにも関わらず印刷 しない現象や、文字化けなどが発生する場合があります。その場合は、パラメータの一部を変更して、この機能 を無効にする事により回避する事ができます。変更箇所は SVS-03 シリーズの内部パラメータで、Centronics Interface Timing を HISPEED から IBM_PC に変更します。 詳しい操作方法は、12.3.4 パラメータ推奨値と設定方法をご参照下さい。 IBM5588-H02、5584-H02/GO2、APTi PowerLaserE840、また、Canon 製プリンタを使用する際にこの現象が発生す る可能性があります。その他のプリンタでこの現象が発生した場合も、この変更を行って下さい。 注 2: フォント内蔵していないタイプのプリンタではテストプリントは出力されません。 富士ゼロックスの LaserWind シリーズはこれに当たります。 1.2.2. SVS-0310e のプリンタ接続 NS プリンタサーバーSVS-0310e は、従来の SVS-03 シリーズと以下の点で注意が必要です。 (1) IBM 5577/5579 プリンタ、IBM 558x プリンタ、APTi PowerLaser E740/E780/E840 及び APTi PowerTyper M6x3/M7x3 へ接続して使用される場合、プリンタ側のパラレルポートのインタフェースモード設定に よっては印刷されません。回避策として、次頁の表に記載されたいずれかの値(プリンタによって異 なります)を設定してください。 16 1. SVS-03 シリーズの概要 ●レーザープリンタ プリンタ インタフェースモード IBM 5584-K14 コンバージド IBM 5586-H02 コンバージド IBM 5587-K02 コンバージド IBM 5589-K20 コンバージド 上記以外の IBM 558x IBM ニホンゴ(コンバージド) APTi PowerLaser E740 コンバージド APTi PowerLaser E780 コンバージド APTi PowerLaser E840 コンバージド ● インパクトプリンタ プリンタ インタフェースモード IBM 5577-S02 コンバージド IBM 5577-T02 コンバージド IBM 5579-K02 コンバージド APTi PowerTyper M603 コンバージド APTi PowerTyper M603B コンバージド APTi PowerTyper M613S コンバージド APTi PowerTyper M613SB コンバージド APTi PowerTyper M623HB コンバージド APTi PowerTyper M643 コンバージド APTi PowerTyper M643B コンバージド APTi PowerTyper M703 コンバージド APTi PowerTyper M703B コンバージド ※プリンタファームウェア V1.33 以前 (M6x3/M7x3) 、 V1.50 以前(5577-S02/T02)、 V2.50 以前 (5579-K02) の場合、インタフェースモード設定は未サポートのため上記設定変更は不要です。 併せて SVS-0310e の内部パラメータ L1_CENTR は、IBM_PC に設定してください。 (2) SVS-0310e の電源を OFF/ON した時、プリンタに対してリセットがかかりません。 SVS-0310e の電源を OFF/ON した時は、プリンタの電源も OFF/ON することを推奨いたします。 1.2.3. SVS-0320e のプリンタ接続 NS プリンタサーバーSVS-0320e は、従来の SVS-03 シリーズと以下の点で注意が必要です。 (1) SVS-0320e の出力ポート(LPT1、LPT2)は、従来の SVS-03 シリーズと逆の配置となっています。 (2) IBM 5577/5579 プリンタ、IBM 558x プリンタ、APTi PowerLaser E740/E780/E840 及び APTi PowerTyper M6x3/M7x3 へ接続して使用する場合、プリンタ側のパラレルポートのインタフェースモード設定に 17 1. SVS-03 シリーズの概要 よっては印刷されません。回避策として、以下の表に記載されたいずれかの値(プリンタによって 異なります)を設定してください。 ●レーザープリンタ プリンタ インタフェースモード IBM 5584-K14 コンバージド IBM 5586-H02 コンバージド IBM 5587-K02 コンバージド IBM 5589-K20 コンバージド 上記以外の IBM 558x IBM ニホンゴ(コンバージド) APTi PowerLaser E740 コンバージド APTi PowerLaser E780 コンバージド APTi PowerLaser E840 コンバージド ● インパクトプリンタ プリンタ インタフェースモード IBM 5577-S02 コンバージド IBM 5577-T02 コンバージド IBM 5579-K02 コンバージド APTi PowerTyper M603 コンバージド APTi PowerTyper M603B コンバージド APTi PowerTyper M613S コンバージド APTi PowerTyper M613SB コンバージド APTi PowerTyper M623HB コンバージド APTi PowerTyper M643 コンバージド APTi PowerTyper M643B コンバージド APTi PowerTyper M703 コンバージド APTi PowerTyper M703B コンバージド ※プリンタファームウェア V1.33 以前 (M6x3/M7x3) 、 V1.50 以前(5577-S02/T02)、 V2.50 以前 (5579-K02) の場合、インタフェースモード設定は未サポートのため上記設定変更は不要です。 併せて SVS-0320e の内部パラメータ L1_CENTR と L2_CENTR は、IBM_PC に設定してください。 (3) SVS-0320e の電源を OFF/ON した時、プリンタに対してはリセットがかかりません。 SVS-0320e の電源を OFF/ON した時は、プリンタの電源も OFF/ON することを推奨いたします。 18 1. SVS-03 シリーズの概要 1.3. SVS-03 シリーズ< リーズ<イーサネットモデル> イーサネットモデル>をネットワークへ接続する SVS-0310S/0311S/0310e/0320S/0320e は SVS-03 シリーズのイーサネットモデルです。そのネットワークへの接 続手順を以下に示します。 1. プリンタのスイッチを切り、SVS-03 シリーズの外部電源をはずします。(SVS-0311S は 5V 端子のコネクタを 外します。) 2. プリンタ・サーバーのシリアル番号を記録します。ネットワークの設定時にこの番号が必要になります。 3. ツイストペアケーブルか 10BASE-2(Thin)ケーブルを SVS-03 シリーズに接続します(SVS-0310e/0320e は 100M/10M を自動認識します)。 4. プリンタのスイッチを入れ、プリンタ・サーバーに外部電源を接続します(SVS-0311S は PowerTyper にコネ クタを接続します)。 5. SVS-03 シリーズがネットワークに正しく接続された場合は、パケットランプ又はネットワークランプが点 滅します。 6. 本マニュアルにしたがってインストールを始めることで、SVS-03 シリーズが正しくネットワークに接続さ れていることが確認できます。 注1:プリンタ・サーバーは、それぞれシリアル番号と同じ固有のイーサネット アドレスを持っています。こ れを必要に応じて変更するためには、NetPilot、もしくは HTTP を使用する標準的な Web ブラウザを使用します。 注2:SVS-0310e/0320e は、100M/10M を自動認識しますので、イーサネットのスピードを意識することなくネット ワークへの接続が可能になります。 注3:SVS-0310e/0320e のネットワークケーブルには、ツイストペアカテゴリ5ケーブルを使用してください。 1.4. SVS-03 シリーズ< シリーズ<トークンリングモデル> トークンリングモデル>をネットワークへ接続する SVS-0330S/0340S/0341S は SVS-03 シリーズのトークンリングモデルです。そのネットワークへの接続手順を以 下に示します。 【注意!】プリンタ・サーバーの電源が入っている間は、ネットワークケーブルの接続や切り離しをしてはいけま せん。 1. プリンタのスイッチを切り、SVS-03 シリーズの外部電源をはずします。(SVS-0341S は PowerTyper 5V 端子 のコネクタを外します。) 2. プリンタ・サーバーのシリアル番号を記録します。ネットワークの設定時にこの番号が必要になります。 3. ネットワークのリングの速度に合わせてリング速度スイッチを 4 または 16 に合わせます。 4. STP(Media Type1)ケーブルか UTP(Media Type 3)ケーブルを SVS-03 シリーズに接続します。 5. プリンタのスイッチを入れ、SVS-03 シリーズに外部電源を接続します(SVS-0341S は PowerTyper の 5V 端子 にコネクタを接続します)。 6. これで、本マニュアルにしたがってプリンタ・サーバーをネットワークにインストールすることができます。 選んだ方法でインストールを始めることで、正しくネットワークに接続されていることが確認できます。 注:SVS-0330S/0340S/0341S プリンタ・サーバーは、それぞれシリアル番号と同じ固有のノードアドレスを持っ 19 1. SVS-03 シリーズの概要 ています。これを必要に応じて変更するためには、NetPilot、もしくは標準的な Web ブラウザを使用します。 16M ビットネットワークでは、標準的な UTP ケーブルを使用しないことをお勧めします。Media TypeⅢのスクリ ーンケーブルかフォイルケーブルを選択した方がよいでしょう。 1.5. SVS-03 シリーズの機能 SVS-03 シリーズの機能としては大きく分けて2つあります。マルチプロトコルからの印刷を実現す るプリントサーバー機能とプリンタの状況を取得してネットワーク管理者やユーザーに教えるプリ ンタ管理機能です。 プリントサーバー機能とは、SVS-03 シリーズが、自分宛の印刷のためのパケットを受信し、プリン タ に 送 る 機 能 で す 。 な お パ ケ ッ ト の 種 類 と し て は 複 数 の 異 な る プ ロ ト コ ル (IPX/SPX 、 NetBIOS/NetBEUI、TCP/IP)をサポートしておりますので、NetWare、LAN Server、Windows NT/2000 が動作する各種パソコン、UNIX ワークステーションの各ネットワークシステム中で、また、その混 在するネットワーク中で、どのプロトコルのマシンからでも自由にアクセスすることができます。 プリンタ管理機能とは、SVS-03 シリーズが接続しているプリンタの状況を取得し、このプリンタ状 況を WWW ブラウザ、Telnet、FTP、SNMP マネージャ、Netpilot(付属ユーティリティ)などで取得す る事が出来る機能です。 1.6. SVS-03 シリーズの使用環境 1.6.1. Windows2000 環境では Windows2000 環境では、 標準 TCP/IP 印刷サービスを使用した lpr 印刷が可能です。 Windows2000 Server で共有設定をすることにより、クライアントから出力できます。 1.6.2. WindowsNT 環境では Windows NT 環境では、 TCP/IP を使用した印刷と NetBEUI を使用した印刷が可能です。 NetBEUI を使用する場合、付属の Print Monitor を使用して印刷する事が可能です。ただし、NetBEUI で の印刷で使用する Print Monitor は、V3.03 以降で WindowsNT 3.5x に対応しておりません。 TCP/IP を使用する場合、Windows NT の LPD 印刷の機能を使用して印刷する事が可能です。 Windows NT Server で共有設定をすることにより、クライアントから出力できます。 1.6.3. サーバーを使用しないネットワーク環境では ネットワークの中にはサーバーを使用しない環境があります。Windows95 ピア・ツー・ピア、OS/2 ピ ア接続、Windows NT ピア・ツー・ピア接続などがサーバーを使用しないネットワーク接続となります が SVS-03 シリーズはこのような環境でも印刷する事が可能です。 サーバーを使用しない OS/2 では、 TCP/IP を使用した印刷と NetBIOS を使用した印刷が可能です。 サーバーを使用しない Windows NT では、TCP/IP を使用した印刷と NetBEUI を使用した印刷が可能です。 20 1. SVS-03 シリーズの概要 ただし、Print MonitorV3.03 以降は WindowsNT 3.5x に対応しておりません。 サーバーを使用しない Windows95、Windows98、WindowsMe では、TCP/IP を使用した印刷と NetBEUI を 使用した印刷が可能です。 1.6.4. NetWare 環境では 設定ユーティリティ NetPilot を使用して、SVS-03 シリーズを NetWare 環境にインストールして統合し ます。SVS-03 シリーズは、プリンタ・サーバーモードとリモートプリンタモードの 2 つのモードで動 作可能です。NetWare 5 での NDPS(Novell Distributed Print Services)や PureIP にも対応してい ます。 SVS-03 シリーズは、NetWare 3.1x だけでなく、NetWare 4.1x の NDS 印刷機能とバインダリエミュレー ションの両方を同時にサポートします。 SVS-03 シリーズは、プリンタ・サーバーモードでは NetWare プリンタ・サーバーをエミュレートしま す。一方、リモートプリンタモードでは、RPRINTER または NPRINTER を実行しているワークステーショ ンをエミュレートします。バインダリと NDS モードの両方で、PSERVER と NPRINTER の両方に対応する 論理プリンタがサポートされます。 1.6.5. OS/2 環境では OS/2 環境では、TCP/IP を使用した印刷と NetBIOS を使用した印刷が可能です。 NetBIOS を使用する場合、付属の Print Server Manager を使用して、セットアップの操作を実行でき ます。SVS-03 シリーズは、付属の Print Server Manager を使用して OS/2 のスプールシステムに統合 します。SVS-03 シリーズに接続されているプリンタは、ファイルサーバーに直接接続されているよう に動作し、ネットワーク上のどのクライアントからも使用できます。 TCP/IP を使用する場合、TCP/IP for OS/2 または Warp の LPRPORTD を使用して、TCP/IP プロトコルで 接続することもできます。WAN 接続している環境では TCP/IP 接続をお勧めします。 OS/2 LAN Server/Warp Server を使用している場合、Server の共有指定をする事により、クライアン トから出力できます。 1.6.6. UNIX 環境では SVS-03 シリーズは、システムに統合されているものとして動作可能です。SVS-03 シリーズと接続され ているプリンタは、ホストのプリンタスプーラに直接接続されているように動作します。システムに統 合するには、psinstall を使用します。SVS-03 シリーズをインタラクティブモードで実行し、ホスト のドキュメントを印刷することもできます。 複数のプロトコルと印刷方法を選択できます。印刷方法は、お使いのシステムと実際の必要性に合わせ て選択できます。UNIX では、 LPD、FTP、PROS A、PROS B の 4 つの印刷方法がサポートされます。 SVS-03 シリーズは、TCP/IP プロトコル一式をサポートしているホストであればすべてサポートします。 21 1. SVS-03 シリーズの概要 1.7. SVS-03 シリーズの主な機能 信頼性: 信頼性: SVS-03 シリーズのハードウェアは、高い性能と信頼性を提供します。電子回路は、32 ビット RISC プ ロセッサとネットワークコントローラを統合した ETRAX チップを基本として構成されています。 柔軟性: 柔軟性: SVS-03 シリーズは、NetWare、Windows 95/98/Me、Windows NT、Windows2000、OS/2、UNIX などを同時 にサポートし、TCP/IP 環境では 5 つの異なる印刷方法をサポートします。 速度: 速度: ETRAX チップは LAN 製品用に特別に開発されたもので、スループットは、最高 500KByte/秒と高速です。 簡単なインストール及び設定変更: 簡単なインストール及び設定変更: 簡単な操作で SVS-03 シリーズをインストールでき、ワークグループでの高速な印刷を実現できます。 インストールソフトウェアの NetPilot には、インストールを簡単に行うためのウィザードが組み込ま れています。また、UNIX ワークステーションでは、psinstall スクリプトを使用して、SVS-03 シリー ズをネットワークにインストールできます。Netpilot や Web ブラウザや ftp を使って、設定パラメー タを変更する事が可能です。 セキュリティ: セキュリティ: すべてのユーザーに対するパスワードを設定して、ログインとプリンタアクセスの両方について制限で きます(FTP を使った場合)。NetWare 環境では暗号化パスワードに対応しています。 Web ブラウザ及び Netpilot からのアクセスはパスワードで制限できます。 状態監視: 状態監視: Web ブラウザ、SNMP マネージャ、Telnet、付属の NetPilot ソフトウェアで、プリンタのステータスを 監視できます。 将来のサポート: 将来のサポート: SVS-03 シリーズは、フラッシュ ROM を更新できるため、将来機能が改善された場合でも利用できます。 これにより、より新しいソフトウェアに更新して機能を拡張する事ができます。更新の操作はネットワ ーク経由で簡単に行うことができます。 弊社の Web サイトにその時点での最新のソフトウェアが常に掲載されており、無償でダウンロードする 事が可能です。。 22 2. Windows2000 での設定方法 2.Windows2000 での設定方法 2.1. Windows2000 での設定手順概要 Windows2000 環境では、Windows2000 をインストールすると標準でインストールされる「標準 TCP/IP 印刷サービ ス」を使用して印刷します。Windows2000 からの印刷では、LPR 印刷、RAW/TCP 印刷、IPP 印刷(SVS-0310e/0320e のみ)に対応しています。SVS-03 シリーズに同梱されているユーティリティについて、Windows2000 環境で設定 ユーティリティ NetPilot は使用可能ですが、ピア・ツー・ピア印刷ユーティリティの PrintMonitor は対応して おりません。 本マニュアルの 1.2、1.3、1.4 章を参照し SVS-03 シリーズをプリンタ及びネットワークに接続する 付属ユーティリティーNetPilot のインストール 付属ユーティリティーNetPilot で TCP/IP アドレス設定(*1) Windows2000 の設定 SVS-03 シリーズのその他パラメータの設定 SVS-03 シリーズのリセット *1:Netpilot を使用する場合は、NetBEUI プロトコが必要です。TCP/IP プロトコルのみで設定する場合は、 2.3.5.TCP/IP プロトコルでの IP アドレスの設定方法を参照して設定してください。 24 2.Windows2000 での設定方法 2.2. Windows2000 での設定手順 2.2.1. 設定前処理 ① 1.2、1.3、1.4 章を参照し、SVS-03 シリーズをプリンタおよびネットワークへの接続を行って下さい。 ② Windows マシンを用意して下さい。設定ユーティリティ(NetPilot)をインストールします。(すでに SVS-03 シリーズにIPアドレスを設定している場合は NetPilot は必要ありません) ③ 設定ユーティリティ(1)のディスケットを用意して下さい。 2.2.2. ① 設定ユーティリティ NetPilot のインストール 設定前処理で用意した Windows のディスケットドライブに設定ユーティリティ(1)のディスケットを 挿入します。(この例ではドライブA:) ② エクスプローラなどからディスケット内の A:\WINDOWS\SETUP.EXE を実行します。 ③ Welcome!パネルが表れますのでインストールを継続する 場合は「Next」、中止する場合は「Cancel」を押して下 さい。 ④ インストール方法を選択します。Typical と Custom があ りますがここでは必ず 必ず Custom を選択して下さい。 Typical でインストールするとディレクトリが選択できません。 ⑤ イ ン ス ト ー ル プ ロ グ ラ ム の 確 認 パ ネ ル ( Previously Installed Components)が表示されますので「Next」を 押して下さい。 ⑥ インストールするプログラムを選択します。NetPilot の みをチェックして下さい。Print Monitor は、NetBEUI や TCP/IP で使用するサーバーを使用しない直接印刷のユー ティリティです。ここでは使用しませんのでチェックを はずして下さい。NetPilot だけをチェックした状態で 「Next」を押して下さい。 ⑦ プログラムのインストール先ディレクトリを指定します。 必要に応じて「Browse」ボタンでディレクトリを変更し て下さい。その後、「Next」を押して下さい。 ⑧ スタートメニューに登録される名前を指定します。必要に応じて変更し、「Next」ボタンを押して下さ い。 ⑨ インストール確認パネル(Ready to Install!)で「Install」を押すとインストールが開始されます。 ⑩ Installation completed Successfully! パネルが表示されるとインストールは完了です。「Close」 を押して終了して下さい。 25 2.Windows2000 での設定方法 2.2.3. 設定ユーティリティ NetPilot でIPアドレス設定 ① NetPilot は、SVS-03 シリーズの設定変更を可能にするユーティリティです。詳細機能については本書の NetPilot の項目を参照して下さい。本作業中では参照する必要はありません。 ② 2.2.2 でインストールした NetPilot を使用し て SVS-03 シリーズのIPアドレスの変更をし ます。Windows の「タスクバー」の「スタート」 の「プログラム」に起動すると NetPilot のメ インウインドウが立ち上がります。サーバーに インストールしたい SVS-03 シリーズを右側の リストより選択するとツールバーアイコンボ タンの「Install」が選択可能になりますので 「Install」ボタンを押します。(注:リスト される名前は SVS-03 シリーズのノードアドレ スの下6桁の頭に”PS”が付いたものです)もしリストに表示されない場合、 「View」メニューの「Refresh」 を実行して下さい。必要であれば左側の「Units」フォルダの中の「New Units」フォルダを選択して下 さい) ③ インストールオプションパネルが表れますので「with Current configuration」を選択して「OK」ボタンを押 して下さい。 ④ 選択した SVS-03 シリーズがリストから消えます。左側 の「Units」フォルダの中の「Network Print Servers」 フォルダを選択して下さい。この中に先ほどインストー ルしたプリントサーバーがありますので、それを選択し てください。「Properties」アイコンボタンが選択可能 になりますので「 Properties 」アイコンボタンを押します。 ⑤ SVS-03 シリーズのパラメータ変更パネルが表示 されますので TCP/IP タグを選択すると右のよ うなパネルが表示されます。ここで IP Address、 Subnet Mask、Default Router などを指定しま す。DHCP、BOOTP、RARP などの IP アドレス自動 設定のプロトコルを使用しない場合は DHCP、 BOOTP、RARP のチェックボックスを外して IP Address、Subnet Mask、Default Router を指定 してして「OK」ボタンを押せばIPアドレスの 設定完了です。最後に SVS-03 シリーズの電源を OFF/ONしてください。(注意 (注意: (注意:DHCP がチ ェックされ DHCP サーバーが存在すると IP アドレスが自動的に変更されてしまいます。)DHCP アドレスが自動的に変更されてしまいます。)DHCP を使用 して IP アドレスを管理する場合は、2.2.5.DHCP アドレスを管理する場合は、2.2.5.DHCP、 2.2.5.DHCP 、WINS の使用方法をお読みください。 ⑥ 2.3.5.TCP/IP プロトコルでのIPアドレス設定方法でもIPアドレスの設定が可能です。参照して下さ い。 26 2.Windows2000 での設定方法 ⑦ 12.3.4 パラメータ推奨値と設定方法を参照して、SVS-03 シリーズのパラメータを推奨値に設定してくだ さい。 注意:この変更作業は必ず実行してください。 注意:この変更作業は必ず実行してください。 27 2.Windows2000 での設定方法 2.2.4. Windows2000 Windows2000 の設定 2.2.4.1. TCP/IP プロトコルの導入 【ご注意】既に「インターネットプロトコル(TCP/IP)」が組み込まれている場合、以下の操作は必要あり ません。 ① Windows2000 に Administrator (または同等権限のユーザー)でログインします。 ② 「スタート」→「設定」→「ネットワークとダイヤルアップ接続」→「ローカルエリア接続」を実行し ます。 ③ 「プロパティ」をクリックし、「インストール」をク リックしてください。「ネットワークコンポーネント の種類の選択」画面が表示されますので、「プロトコ ル」を選択して、「追加」をクリックしてください。 「ネットワークプロトコルの選択」画面が表示されま すので一覧から「インターネットプロトコル (TCP/IP)」を選択して「OK 」をクリックすると必 要なファイルがコピーされ、「インターネットプロト コル(TCP/IP)」が組み込まれます。 ④ 右図のように「インターネットプロトコル(TCP/IP)」 を選択し、「プロパティ」をクリックして、使用する 環境に適した IP アドレス等の設定を行ってください。 ⑤ SVS-03 シリーズと TCP/IP を使用して通信ができるこ とを確認してください。 28 2.Windows2000 での設定方法 2.2.4.2. Windows 2000 上でのプリンタキューの作成 – 上でのプリンタキューの作成 LPR 編 ① スタートメニューより、「設定」→「プリンタ」を選択します。「プリンタの追加」をダブルクリック します。 ② 「プリンタの追加ウィザード」が表示されますので、「次へ」をクリックしてください。 ③ 「ローカルプリンタ」を選択し、「次へ」をクリックしま す。「プラグアンドプレイプリンタを自動的に検出してイ ンストールする」にはチェックを入れないでください。 ④ 新しいポートの作成で「Standard TCP/IP Port」を選択 し、「次へ」をクリックします。 ⑤ 「標準 TCP/IP プリンターポートの追加ウィザード」が表示されますので、「次へ」をクリックしてくだ さい。 ⑥ SVS-03 シリーズに設定した IP アドレスを入力し、 「次へ」 をクリックしてください。ポート名は、ユニークなもの に限ります。デフォルトでは、「IP_入力した IP アドレ ス」が入ります。 ⑦ ポートの追加で IP アドレスを入力すると、その IP アド レスにアクセスし、プリンターの情報を取得する機能が 用意されていますが、SVS-03 シリーズはこの機能をサポ ートしていませんので「カスタム」を選択し、「設定」 をクリックしてください。 29 2.Windows2000 での設定方法 ⑧ 「設定」をクリックすると、「標準 TCP/IP ポートモニター の構成」のデフォルト値が右図のように表示されますので、 設定を変更します。 ⑨ プロトコル:RAW→LPR、キュー名:pr1 に変更してください。 「LPR バイトカウントを有効にする」にチェックし、 「OK」 をクリックしてください。「LPR バイトカウントを有効にす る」にチェックした場合のみサポートします。( (3ポート 形式の SVS-03 シリーズをご使用の場合は、プリンタがプ リントサーバの LPT1:に接続されている場合は LPT1: に接続されている場合は pr1 を、プ リンタがプリントサーバの LPT2:に接続されている場合 LPT2: に接続されている場合 は pr2 を、プリンタがプリントサーバの COM ポートに接続 されている場合は pr3 を入力してください。) を入力してください。) 【ご注意】“SNMP ステータスを有効にする”機能には対応し ていませんので、チェックしないでください。 ⑩ 「標準 TCP/IP プリンターポートの追加ウィザードの完 了」画面が表示されます。設定を行った内容が表示さ れますので間違いない事を確認して、「完了」をクリ ックしてください。 ⑪ 「プリンターの追加ウィザード」が表示されますので、 SVS-03 シリーズに接続しているプリンターのドライ バーを選択し「次へ」をクリックします。 30 2.Windows2000 での設定方法 ⑫ 任意のプリンター名を設定し、通常使用するプリンタ ーに設定する場合は「はい」を選択して「次へ」をク リックします。 ⑬ プリンターの共有設定を行う画面が表示されますの で、必要に応じて設定して「次へ」をクリックしてく ださい。 ⑭ テストページの印刷画面が表示されますので、テストページ印刷を行う場合は「はい」にチェックをし て、「次へ」をクリックしてください。 ⑮ 正常にプリンターが作成された場合は、次のような画 面が表示されますので「完了」をクリックしてくださ い。これでプリンターの作成は終了です。 31 2.Windows2000 での設定方法 2.2.4.3. Windows 2000 上でのプリンタキューの作成 – 上でのプリンタキューの作成 RAW/TCP 編 ① スタートメニューより、「設定」→「プリンタ」を選択します。「プリンタの追加」をダブルクリック します。 ② 「プリンタの追加ウィザード」が表示されますので、「次へ」をクリックしてください。 ③ 「ローカルプリンタ」を選択し、「次へ」をクリックしま す。「プラグアンドプレイプリンタを自動的に検出してイ ンストールする」にはチェックを入れないでください。 ④ 新しいポートの作成で「Standard TCP/IP Port」を選択 し、「次へ」をクリックします。 ⑤ 「標準 TCP/IP プリンターポートの追加ウィザード」が表示されますので、「次へ」をクリックしてく ださい。 ⑥ SVS-03 シリーズに設定した IP アドレスを入力し、「次へ」 をクリックしてください。ポート名は、同一なものがない ものに限ります。デフォルトでは、「IP_入力した IP アド レス」が入ります。 ⑦ ポートの追加で IP アドレスを入力すると、その IP アド レスにアクセスし、プリンターの情報を取得する機能が 用意されていますが、SVS-03 シリーズはこの機能をサポ ートしていませんので「カスタム」を選択し、「設定」 をクリックしてください。 32 2.Windows2000 での設定方法 ⑧ 「設定」をクリックすると、「標準 TCP/IP ポートモニタ ーの構成」のデフォルト値が右図のように表示されますの で、設定を変更します。 ⑨ プロトコル:RAW→LPR、キュー名:9900 に変更してくださ い。(3ポート形式の SVS-03 シリーズをご使用の場合は、 プリンタがプリントサーバの LPT1:に接続されている場 LPT1: に接続されている場 合は 9900 を、プリンタがプリントサーバの LPT2:に接続 LPT2: に接続 されている場合は 9902 を、プリンタがプリントサーバの COM ポートに接続されている場合は 9901 を入力してくだ さい。) さい。) 【ご注意】“SNMP ステータスを有効にする”機能には対応し ていませんので、チェックしないでください。 ⑩ 「標準 TCP/IP プリンターポートの追加ウィザードの 完了」画面が表示されます。設定を行った内容が表示 されますので間違いないか確認して、「完了」をクリ ックしてください。 ⑪ 「プリンターの追加ウィザード」が表示されますので、 SVS-03 シリーズに接続しているプリンターのドライバ ーを選択し「次へ」をクリックします。 33 2.Windows2000 での設定方法 ⑫ 任意のプリンター名を設定し、通常使用するプリン ターに設定する場合は「はい」を選択して「次へ」 をクリックします。 ⑬ プリンターの共有設定を行う画面が表示されます ので、必要に応じて設定して「次へ」をクリックし てください。 ⑭ テストページの印刷画面が表示されますので、テストページ印刷を行う場合は「はい」にチェックをし て、「次へ」をクリックしてください。 ⑮ 正常にプリンターが作成された場合は、次のような 画面が表示されますので「完了」をクリックしてく ださい。これでプリンターの作成は終了です。 34 2.Windows2000 での設定方法 2.2.4.4. Windows 2000 上でのプリンタキューの作成 – 上でのプリンタキューの作成 IPP 編 SVS-03 シリーズの SVS-0310e/0320e は、ファームウェア・バージョン 6.10 以降で IPP(Internet Printing Protocol)によるインターネットを経由した印刷を可能とします。IPP により、インターネット接続可能なユ ーザはインターネットに接続された任意のプリンタへ印刷データを送ることができます。IPP はプラットフォ ームに依存しないプロトコルで、TCP/IP に対応するすべての LAN や WAN で使用することができます。分かり 易く言えば、ユーザーは FAX や電子メールの代わりに、通常のネットワーク印刷と同様のカラーオプション などを利用して、リモート印刷することができます。 設定は以下の手順で行います。 ①[スタート]メニューから[設定]-[プリンタ]を選択します。 ②[プリンタの追加]をダブルクリックし、[プリンタの追加ウィザード]を開始します。 ③ローカルプリンタまたはネットワークプリンタを追加する画面が表示されます。[ネットワークプリンタ] を選択し、[次へ]をクリックします。 ④[インターネットまたはイントラネット上のプリンタに接続します]オプションを選択し、[URL]フィー ルドに送信先のアドレスを入力します。[次へ]をクリックします。 注意1: 注意1:631は 631 はIPPのポート番号です。 IPP のポート番号です。 注意2: 注意2 :SVS-0320e/0330Sなどの3ポート形式の SVS-0320e/0330S などの3ポート形式のSVS-03 などの3ポート形式の SVS-03シリーズをご使用の場合は、 SVS-03 シリーズをご使用の場合は、SVS シリーズをご使用の場合は、SVSの SVS のLPT1:に接続さ LPT1: に接続さ れた場合はLPT1 COM1を入力 を入力 れた場合は LPT1を、 LPT1 を、SVS を、 SVSの SVS の LPT2:に接続された場合は LPT2: に接続された場合はLPT2 に接続された場合はLPT2を、 LPT2 を、COM を、COMポートに接続された場合は COM ポートに接続された場合はCOM1 ポートに接続された場合は COM1 1ポート形式のSVS-03 SVS-03シリーズの場合はプリンタが何台あっても必ず シリーズの場合はプリンタが何台あっても必ずLPT1 LPT1にして下さい にして下さい) してください。1ポート形式の SVS-03 シリーズの場合はプリンタが何台あっても必ず LPT1 にして下さい ) ⑤お使いのコンピュータに送信先のプリンタのドライバがない場合、メッセージが表示されます。[OK] をクリックしてドライバをインストールしてください。 ⑥送信先のプリンタに対応する、製造元とプリンタの種類を選択します。[OK]をクリックします。 35 2.Windows2000 での設定方法 ⑦インストールしているプリンタを通常使うプリンタとして使用するか、選択してください。[次へ]をク リックしてプリンタの追加ウィザードを完了します。 ⑧各アプリケーションから[印刷]を選択すると、追加したプリンタが[プリンタの選択]フィールドで選 択可能となっています。 ⑨IPPを利用した印刷が可能となりました。追加したプリンタを選択し、[OK]ボタンをクリックしてくださ い。 36 2.Windows2000 での設定方法 2.2.5. DHCP、 DHCP、WINS の使用方法 DHCP マネージャで IP アドレスを管理したい場合は、TCP/IP タグの中の DHCP チェックボックスを選択します。 このチェックボックスがチェックされていると、 SVS-03 シリーズの起動時に、IP アドレスが自動的に、かつ 一時的に割り当てることが可能です。サポートできる DHCP サーバは WindowsNT、Windows2000 の DHCP サーバ のみです。SVS-03 シリーズは Windows95 の様に””WINS の解決に DHCP を使う” を使う”のような使い方ができません。 名前を解決するには、同一セグメント上に存在する WindowsNT、Windows2000 の WINS サーバーを使用する方 法しかありませんので WINS サーバーが無い場合は DHCP は使用せずに Manual で設定してください。その際 DHCP のチェックボックスは外してください。(WINS の設定は Windows and OS/2 のパネルで行います) のチェックボックスは外してください。 注意:同一セグメント内に DHCP サーバーが2つ以上ある場合も DHCP は使用できません。 注意 (1) DHCP サーバーと WINS サーバーで IP アドレスを管理する場合 TCP/IP タグの中の DHCP チェックボックスをチェックして、Windows and OS/2 タグの WINS の設定部分を設 定します。まず WINS のチェックボックスをチェックしてください。Primary WINS Server にプライマリ WINS サーバーの IP アドレスを入力し、Secondary Secondary WINS Server にセカンダリ WINS サーバーの IP アドレスを入 力して、必要であれば、Scope Scope ID の部分にコンピュータのスコープ識別子を入力します。TCP/IP インター ネットワーク上のコンピュータ間で通信するには、TCP/IP ネットワーク上のすべてのコンピュータが同じス コープ ID を持たなければなりません。通常このスコープ ID は空白のままにしておきます。その他の DHCP、 WINS の仕様については WindowsNT、Windows2000 のマニュアルを参照してください。 SVS-03 シリーズの Host 名は、PS_NAME というパラメータ値で示されます。WINS では 15 バイト長までのホス ト名をサポートします。もしホスト名が 15 バイトより長いときは、SVS-03 シリーズは WINS サーバへ登録の 際、15 バイト長へホスト名を短くします。WINS サーバーに登録されたホスト名を使用して SVS-03 シリーズ へアクセスすることができます。 37 2.Windows2000 での設定方法 2.3. Windows2000 トラブルシューティング Windows2000 トラブルシューティングは Windows2000 環境で SVS-03 シリーズに対して不具合が発生した場合に お役立てください。不具合の内容を各項目内から探して実行して下さい。各不具合の中で①②③と番号がついた 項目に分かれています。この番号はチェックを行う順番です。①から順番に確認して下さい。①を実行してもだ めな場合は②を実行するといった順番で進んで下さい。 2.3.1. NetPilot のインストールが出来ない ① インストール先のハードディスク残容量は、十分ですか?、NetPilot をインストールするには約 1.6Mbyte の容量を必要とします。もう一度残容量をチェックして下さい。 ② ディスケットが壊れている可能性があります。ディスケットを書込可能にして CHKDSK してください。 ③ 設定ユーティリティ(1)と(2)のディスクをハードディスクにコピーして実行してみてください。 2.3.2. NetPilot が起動しない ① 正しくインストールされていますか?、 インストールパスの NETPILOT ディレクトリの中に NETPILOT.EXE, NETPILOT.HLP, NETPILOT.INI がある事を確認して下さい。無い場合はインストールをやり直して下さい。 ② NetPilot は Windows プラットフォームの環境でないと実行出来ません。 インストールした環境は Windows プラットフォームですか? ③ Windows2000 の場合、ネットワークのプロパティを確認します。プロトコルとして NetBEUI がインストー ルされている事を確認して下さい。インストールされていない場合は、NetPilot が起動できる環境では ありません。IPアドレスは ARP コマンドでも設定可能ですので 2.3.5.TCP/IP .3.5.TCP/IP プロトコルでのIPアド レス設定方法を参照して下さい。 レス設定方法 2.3.3. NetPilot を起動したが SVS-03 シリーズがリストにあらわれない シリーズがリストにあらわれない ① SVS-03 シリーズに接続したケーブルは正しく接続されていますか?、接続を確認してもう一度 NetPilot を起動してみてください。接続したらHUBのランプが点灯します。 ② NetPilot の View メニューの中の Refresh を数回実行して下さい。 ③ NetPilot はプロトコルとして NetWare か NetBEUI が実行可能状態でないと SVS-03 シリーズとアクセスで きません。NetPilot をインストールしたマシンのネットワークプロパティで NetBEUI が可能になってい るか確認して下さい。 ④ NetPilot のバージョンを調べて下さい。バージョン 2.64 以上ですか?確認して下さい。 ⑤ SVS-03 シリーズのテストスイッチを押してテスト印刷して下さい。テストスイッチを押すとランプが5 回点滅してプリンタのデータランプがつきます。テスト印刷が出来ない場合は SVS-03 シリーズの故障が 考えられます。(内蔵フォントを持たないプリンタはテストプリントを使用できません) ⑥ SVS-03 シリーズの NetBEUI 部分の設定が Enabled になっていない場合が考えられます。テストスイッチ を押してテスト印刷して下さい。テスト印刷された内容は、NetBEUI Enabled になっていますか?、もし なっていない場合は、 NetBEUI Enabled にするために SVS-03 シリーズのパラメータリセットを行います。 リセットが済んだら SVS-03 シリーズの電源を入れ直してもう一度、NetPilot を立ち上げてみてください。 38 2.Windows2000 での設定方法 (内蔵フォントを持たないタイプのプリンタではテストプリントできません。) ⑦ SVS-03 シリーズの NETWORK LED ランプを確認します。SVS-03 シリーズの電源を入れた後、 NETWORK LED ランプが一秒ぐらいついた後、5回点滅します。ランプがつかなかったり、つきっぱなしになっている場 合は、ケーブルの不良か SVS-03 シリーズの故障が考えられます。 ⑧ 以上の事を実行してもだめな場合、NetPilot を使用しないで SVS-03 シリーズの設定する必要があります。 2.3.4. NetPilot でIPアドレスの変更が出来ないを参照してください。(3270/5250 などの SNA 使用時 でIPアドレスの変更が出来ない は 2.3.9.3270/5250 を使用している際の注意事項を参照して下さい) 2.3.4. ① NetPilotでIPアドレスの変更が出来ない NetPilot で TCP/IP の IP アドレスの変更が出来ない場合は TCP/IP の ARP コマンドによる変更が可能で す。2 2.3.5.TCP/IP プロトコルでのIPアドレス設定方法を参照して下さい。 プロトコルでのIPアドレス設定方法 2.3.5. TCP/IP プロトコルでのIPアドレス設定方法 ① SVS-03 シリーズの電源を OFF/ON します。 ② Windows 2000 のスタートメニューから「プログラム」-「コマンド プロンプト」をクリックします。 ③ 自分以外のPCに PING を行います。(この作業は必ず行って下さい) ④ arp コマンドで SVS-03 シリーズの IP アドレスを設定します。 IP アドレス設定 C:\users\default> arp -s 192.1.1.41 00-40-8c-10-6a-16 (a) (b) (a) これから設定しようとする SVS-03 シリーズの IP アドレス (b) SVS-03 シリーズの MAC アドレス(本体裏面に記載) 注意1:arp コマンドを出す前に、必ず自分自身以外の通信可能な PC 等に ping を行なって通信確認を行 注意1 なって下さい。(Windows 2000 の問題で、この操作を行なわないと、arp が発行されません。) 注意2:arp を発行する Windows 2000 と SVS-03 シリーズは同じセグメントに接続する必要があります。 注意2 Arp を発行する場合は、 同じセグメントの PC を使用して下さい。 注意3:IP アドレスを決定する際、サブネットマスクにご注意下さい。サブネットマスクによってマス 注意3 クされた IP アドレスを使用されますと、通信ができません。 ⑤ SVS-03 シリーズの電源を OFF/ON します。 ⑥ IP アドレス確認(C:\users\default> C:\users\default> ping 192.1.1.41) 192.1.1.41 ⑦ ARP テーブルの削除(C:\users\default> C:\users\default> arp –d 192.1.1.41) 192.1.1.41 (192.1.1.41 は arp で設定した IP アドレスです。arp –d はホストのキャッシュメモリに保存された IP アドレスと MAC アドレスの静的な関係情報を解除します。このコマンドを実行しないとマッピングが静的 になりホストに恒久的に保存されてしまいます。) ⑧ 通信ができない場合は、 SVS-03 シリーズの電源を OFF/ON した後にもう一度設定を行なって下さい。ま た、 他の端末に ping が可能かも確認して下さい。 ARP での設定ができない場合、 SVS-03 シリーズの Default Router のパラメータや Subnet Mask のパラメータが設定されている可能性があります。この場合は初期 値にしても変わりません。NetPilot を使用して IP アドレスの設定を実行してください。 注意: 注意:Default Router や Subnet Mask は、別途 Web ブラウザか NetPilot で必ず設定してください。 39 2.Windows2000 での設定方法 2.3.6. Windows2000 で印刷できない ① PING コマンドで SVS-03 シリーズにアクセス可能か?、だめな場合は NetPilot やテストプリントなどで IP アドレス、サブネットマスク、デフォルトルータを確認して下さい。 ② LPR コマンドを使用してプリンタに直接データを送ります。 SVS-03 シリーズの IP アドレスを 192.1.2.100 としたら以下のようにコマンドを送ります。 LPR -S192.1.2.100 -PPR1 C:\??????.TXT (LPR /?でコマンドの送り方がでます) ??????.TXT の中身は印刷されましたか?されない場合、 SVS-03 シリーズの電源を OFF/ON して下さい。 ③ LPR コマンドで印刷可能なのに、Windows2000 の中の LPR Port 使用時だけ印刷不可の場合は、Windows2000 の TCP/IP 印刷サービスがおかしい可能性があります。Windows2000 を立ち上げ直してみて下さい。 ④ Print Monitor 内の LPR ポートを使用しての印刷は出来ません。Windows2000 標準の LPR port を使用し て印刷設定を行って下さい。 2.3.7. ① IPアドレスが勝手に変わってしまう SVS-03 シリーズは BOOTP、DHCP、RARP に対応しており DHCP、BOOTP、RARP などのサーバーが起動されて いると IP アドレスが変更されることがあります。NetPilot などで SVS-03 シリーズのパラメータを変更 して、BOOTP、DHCP、RARP を使用不可にして下さい。 2.3.8. ① SVS-03 シリーズとの PING ができなくなってしまう ARP コマンドで TCP/IP の IP アドレスを設定した後、Default Router や Subnet Mask を設定しないと、 アクセスできなくなる事があります。Windows2000 で Subnet Mask や Default Router を設定している場 合は SVS-03 シリーズも必ず Default Router Subnet Mask を設定してください。 ② ARP コマンドで TCP/IP の IP アドレスを設定した場合は、ARP –d のコマンドで ARP テーブルの削除を実 行してください。 ③ SVS-03 シリーズのテストボタンを押してテストページを出力して IP アドレスを確認してください。 2.3.9. ① 3270/5250を使用している際の注意事項 3270/5250 などの SNA 使用時は NetPilot を使用しての設定変更や Print Monitor での印刷が出来ない事 があります。これは SVS-03 シリーズのフレームタイプが違うため起こる現象です。SVS-03 シリーズのフ レームタイプを変更すれば NetPilot を使用しての設定変更や Print Monitor での印刷が可能になります。 ② ③ 2.3.5.TCP/IP でのIPアドレス設定方法を参照しながら SVS-03 シリーズのIPアドレスを変更し、P Cから PING が可能な状態にします。 ftp コマンドを利用して SVS-03 シリーズにログインし、パラメータ設定ファイルである config ファイル を get します。(ここでは例として IP アドレスが 192.36.253.80 の場合として実行されています) % ftp 192.36.253.80 Connected to 192.36.253.80 220 PS560 FTP Printer Server V5.20 Aug 02 1996 ready Name (192.36.253.80:root) : root 331 User name ok, need password Password : pass <パスワードは表示されません> パスワードは表示されません> 230 User logged in ftp> get config 200 PORT command successful. 150 Opening data connection for config (192, 36, 253, 1, 5, 215)(0 bytes), (mode ascii). 226 Transfer complete. local : config remote : config 40 2.Windows2000 での設定方法 8404 bytes received in 0.098 seconds(84 Kbytes/s) ftp> quit 221 Goodbye. (太字が実際に入力するコマンドです。) ④ テキストエディタで config ファイルを編集します。(--- NetBIOS/NetBEUI MENU の中) NB_FR_TYPE. : FR_AUTO (FR_AUTO, FR_802_2, FR_DIX) この行を NB_FR_TYPE. : FR_802_2 (FR_AUTO, FR_802_2, FR_DIX このように編集し直します 注:テキストエディタの中には、元の形式とは異なる形式でファイルを保存してしまうものがあります。 不適切な形式の config ファイルを SVS-03 シリーズに put しようとすると、put している間に SVS-03 シリーズのリセットがかかってしまう等の問題が起きます。例えば、PC DOS 上の E エディタや、MS-DOS の EDIT で、この問題は起きます。Windows 2000 / 95 では、メモ帳を利用して config ファイルを編集 して下さい。 ⑤ ftp コマンドを利用して SVS-03 シリーズにログインし、config ファイルを put します。 % ftp 192.36.253.80 Connected to 192.36.253.80. 220 PS560 FTP Printer Server V5.20 Aug 02 1996 ready Name (192.36.253.80 : root) : root 331 User name ok, need password Password : pass <パスワードは表示されません> パスワードは表示されません> 230 user logged in ftp> put config CONFIG 200 PORT command successful. 150 Opening data connection for CONFIG(192, 36, 253, 1, 5, 220)(0 bytes), (mode ascii). 226 Transfer complete. local : config remote : CONFIG 8404 bytes sent in 0.027 seconds(3e+02 Kbytes/s) ftp> quit 注意:config ファイルを小文字で put した場合、SVS-03 シリーズの電源を入れ直すと元の設定に戻っ てしまいます。 SVS-03 シリーズの電源を入れ直した後も変更を有効にしたい場合は、大文字の CONFIG という名前で put します。 ⑥ SVS-03 シリーズの電源を入れ直します。以上で完了です。なお NetPilot でのアクセスが可能な場合、 NetPilot の「Properties」の「Windows and OS/2」タグの Frame Type を FR_802_2 に変更してから「OK」 ボタンを押す事で変更する事もできます。 41 2.Windows2000 での設定方法 42 3. WindowsNT での設定方法 3.WindowsNT での設定方法 3.1. WindowsNT での設定手順概要 WindowsNT 環境では、TCP/IP 及び NetBEUI プロトコルで印刷できます。TCP/IP では WindowsNT が標準でサポー トしている TCP/IP 印刷機能を利用して印刷します。NetBEUI では付属されている Print Monitor ユーティリテ ィを使用します。WindowsNT Server のある環境では、WindowsNT Server 上で TCP/IP 印刷機能でプリンタを作成 し共有する事をお勧めします。(NetBEUI プロトコルで印刷したい場合は4.サーバーを使用しない場合の設定 の項目を参照して下さい。ただし、Print MonitorV3.03 以降は WindowsNT 3.5x に対応しておりませんので、本 章の設定方法にそって設定してください。) 本マニュアルの 1.2、1.3、1.4 章を参照し SVS-03 シリーズをプリンタ及びネットワークに接続する 付属ユーティリティーNetPilot のインストール 付属ユーティリティーNetPilot で TCP/IP アドレス設定(*1) WindowsNT の設定 SVS-03 シリーズのその他パラメータの設定 SVS-03 シリーズのリセット *1:Netpilot を使用する場合は、NetBEUI プロトコが必要です。TCP/IP プロトコルのみで設定する場合は、 3.3.5.TCP/IP プロトコルでの IP アドレスの設定方法を参照して設定してください。 44 3.WindowsNT での設定方法 3.2. WindowsNT での設定手順 3.2.1. 設定前処理 ① 1.2、1.3、1.4 章を参照し、SVS-03 シリーズをプリンタおよびネットワークへの接続を行って下さい。 ② WindowsNT を用意して下さい。設定ユーティリティ(NetPilot)をインストールします。(もうすでに SVS-03 シリーズにIPアドレスを設定している場合は NetPilot は必要ありません) ③ 設定ユーティリティ(1)のディスケットを用意して下さい。 3.2.2. 設定ユーティリティ NetPilot のインストール ① 設定前処理で用意した WindowsNT のディスケットドライブに設定ユーティリティ(1)のディスケット を挿入します。(この例ではドライブA:) ② ファイルマネージャもしくはエクスプローラからディスケット内の A:\WINDOWS\SETUP.EXE を実行しま す。 ③ Welcome!パネルが表れますのでインストールを継続する場合 は「Next」、中止する場合は「Cancel」を押して下さい。 ④ インストール方法を選択します。Typical と Custom がありま すがここでは必ず 必ず Custom を選択して下さい。Typical でイン ストールするとディレクトリが選択できません。 ⑤ イ ン ス ト ー ル プ ロ グ ラ ム の 確 認 パ ネ ル ( Previously Installed Components)が表示されますので「Next」を押し て下さい。 ⑥ インストールするプログラムを選択します。NetPilot のみを チェックして下さい。Print Monitor は、NetBEUI や TCP/IP で使用するサーバーを使用しない直接印刷のユーティリティ です。ここでは使用しませんのでチェックをはずして下さい。 NetPilot だけをチェックした状態で「Next」を押して下さい。 ⑦ プログラムのインストール先ディレクトリを指定します。必 要に応じて「Browse」ボタンでディレクトリを変更して下さ い。その後、「Next」を押して下さい。 ⑧ スタートメニューに登録される名前を指定します。必要に応 じて変更し、「Next」ボタンを押して下さい。 ⑨ インストール確認パネル(Ready to Install!)で「Install」を押すとインストールが開始されます。 ⑩ Installation completed Successfully! パネルが表示されるとインストールは完了です。「Close」を 押して終了して下さい。 45 3.WindowsNT での設定方法 3.2.3. 設定ユーティリティ NetPilot でIPアドレス設定 ① NetPilot は、SVS-03 シリーズの設定変更を可能にするユーティリティです。詳細機能については本書の NetPilot の項目を参照して下さい。本作業中では参照する必要はありません。 ② 3.2.2 でインストールした NetPilot を使用し て SVS-03 シリーズのIPアドレスの変更をし ます。WindowsNT の「タスクバー」の「スター ト」の「プログラム」に起動すると NetPilot のメインウインドウが立ち上がります。サーバ ーにインストールしたい SVS-03 シリーズを右 側のリストより選択するとツールバーアイコ ンボタンの「Install」が選択可能になります ので「Install」ボタンを押します。(注:リ ストされる名前は SVS-03 シリーズのノードア ドレスの下6桁の頭に”PS”が付いたものです)もしリストに表示されない場合、「View」メニューの 「Refresh」を実行して下さい。必要であれば左側の「Units」フォルダの中の「New Units」フォルダを 選択して下さい) ③ インストールオプションパネルが表れますので「with Current configuration」を選択して「OK」ボタンを押 して下さい。 ④ 選択した SVS-03 シリーズがリストから消えます。左側 の「Units」フォルダの中の「Network Print Servers」 フォルダを選択して下さい。この中に先ほどインストー ルしたプリントサーバーがありますので、それを選択し てください。「Properties」アイコンボタンが選択可 能になりますので「 Properties 」アイコンボタンを押します。 ⑤ SVS-03 シリーズのパラメータ変更パネルが 表示されますので TCP/IP タグを選択すると 右のようなパネルが表示されます。 ここで IP Address、Subnet Mask、Default Router な どを指定します。DHCP、BOOTP、RARP などの IP アドレス自動設定のプロトコルを使用し ない場合は DHCP、BOOTP、RARP のチェックボ ックスを外して IP Address、Subnet Mask、 Default Router を指定してして「OK」ボタ ンを押せばIPアドレスの設定完了です。最 後に SVS-03 シリーズの電源をOFF/ON してください。(注意 (注意: (注意:DHCP がチェックさ れ DHCP サーバーが存在すると IP アドレスが自動的に変更されてしまいます。)DHCP アドレスが自動的に変更されてしまいます。)DHCP を使用して IP アドレスを管理する場合は、3.2.6.DHCP アドレスを管理する場合は、3.2.6.DHCP、 3.2.6.DHCP 、WINS の使用方法をお読みください。 ⑥ 3.3.5.TCP/IP プロトコルでのIPアドレス設定方法でもIPアドレスの設定が可能ですご参照下さい。 46 3.WindowsNT での設定方法 ⑦ 12.3.4 パラメータ推奨値と設定方法を参照して、SVS-03 シリーズのパラメータを推奨値に設定してくだ さい。 注意:この変更作業は必ず実行してください。 注意:この変更作業は必ず実行してください。 47 3.WindowsNT での設定方法 3.2.4. WindowsNTの設定 3.2.4.1. TCP/IP 印刷が導入されているかの確認 ① Windows NT 画面上の「マイ コンピュータ」を開き、「コントロールパネル」の「ネットワーク」アイコン をダブルクリックします。 ② 表示されたダイアログボックスの上部に「サービス」のタブがあるので、クリックします。 ③ 「ネットワークサービス」(WindowsNT 3.5x の場合は組み込まれているネットワークソフトウエア)に 「Microsoft TCP/IP 印刷」が表示されていれば、「 「 3.2.4.4 WindowsNT 上でのプリントキューの作成」に 上でのプリントキューの作成」 進んで下さい。表示されていない場合は、Windows NT に TCP/IP 機能と TCP/IP 印刷機能をインストール します。WindowsNT 4.0 の場合、「 「3.2.4.2.TCP/IP プロトコルの確認とその導入」を実行して下さい。 プロトコルの確認とその導入」 WindowsNT 3.5x の場合は以下の注意を実行して下さい。 (注意:WindowsNT 3.5x の場合は「ソフトウエアの追加」をクリックして TCP/IP 印刷機能をインストー ルします。「TCP/IP プロトコル及び関連コンポーネント」を選択して「接続ユーティリティ」、「TCP/IP ネットワーク印刷サポート」、「FTP サーバーサービス」、「簡易 TCP/IP サービス」をインストールし てその際に IP アドレスおよびサブネットマスクを設定して下さい。その後「 「 3.2.4.4 WindowsNT 上での プリントキューの作成」の注意:WindowsNT 3.5x の場合に進んで下さい。) プリントキューの作成」 3.2.4.2. TCP/IP プロトコルの確認とその導入 ① ネットワークプロパティに「プロトコル」のタブがあるので、クリックします。「ネットワークプロト コル」の欄の下に「TCP/IP プロトコル」が表示されていれば、「 「 3.2.4.3. 3.2.4.3.Microsoft TCP/IP 印刷の導 入」に進んで下さい。表示されていない場合は、「追加...」をクリックして、「TCP/IP プロトコル」を選 入」 択して、「OK」をクリックします。 ② ダイアローグボックスに「ネットワーク上に DHCP サーバーがある場合は、動的に IP アドレスを提供するように TCP/IP を構成することができます。不明な場合は、システム管理者に問い合わせてください。DHCP を使用しま すか?」と、表示された場合は、「いいえ」を選択してください。もし、 DHCP を使用する場合はネット ワーク管理者と、ご相談下さい。 ③ 「いくつかの Windows NT ファイルをコピーする必要があります。」と表示されたら、Windows NT セットアップ CD ファイルの存在する場所を確認して、「続行」をクリックします。 ④ 「Microsoft TCP/IP のプロパティ」というダイアローグボックスが表示されますので、その際に使用 NT 端 末の IP アドレスおよびサブネットマスクを設定します。「少なくとも1つのアダプタカードに、空のプライマリ WINS アドレスがあります。続行しますか?」と表示された場合は、「はい」をクリックします。 ⑤ Windows NT のファイルがコピーされた後、「ネットワークプロトコル」の欄に「TCP/IP プロトコル」が追加 されたのを確認します。 3.2.4.3. Microsoft TCP/IP 印刷の導入 ① 「サービス」のタブをクリックして、「ネットワークサービス」の欄の下にある、「追加...」をクリ ックして、「Microsoft TCP/IP 印刷」を選択して、「OK」をクリックします。 ② 「いくつかの Windows NT ファイルをコピーする必要があります。」と表示されたら、Windows NT のセットアップ CD の存在する場所を確認して、「続行」をクリックします。 ③ 48 Windows NT のファイルがコピーされた後、「ネットワークサービス」の欄に「Microsoft TCP/IP 印刷」 3.WindowsNT での設定方法 が追加されたのを確認して、「閉じる」をクリックします。 ④ 「新しい設定を有効にするには、コンピュータを再起動する必要があります。今すぐコンピュータを再起動しますか。」 と表示されたら、「はい」を選択して、PCをリセットしてください。 3.2.4.4. Windows NT 上でのプリンタキューの作成 ① 「マイコンピュータ」の「プリンタ」の「プリンタの追加」をダブル クリックします。 ② 「プリンタの追加ウィザード」で「このコンピュータ」を選択して、「次へ」をクリックします。 ③ 「利用可能なポート」の画面の下に「ポートの追加...」があるので、それをクリックします。 ④ 「プリンタポート」のダイアローグボックスが表 示されるので、「LPR Port」を選択して、「新しい ポート...」をクリックします。 ⑤ 「LPR 互換プリンタの追加」という表示の下に「1pd を提供しているサーバーの名前またはアドレス」に SVS-03 シリーズの IP アドレスを入力します。「サ ーバーのプリンタ名またはプリンタ キュー名」 に”PR1”と入力して、「OK」をクリックします。 ( 注意: 注意:SVS-0320S/0320e/0330S などの3ポ ート形式の SVS-03 シリーズをご使用の場合 は、SVS の LPT1:に接続された場合は LPT1: に接続された場合は PR1 を、 SVS の LPT2:に接続された場合は LPT2: に接続された場合は PR2 を、COM ポートに接続された場合は PR3 を入力して ください。1ポート形式の SVS-03 シリーズの場合はプリンタが何台あっても必ず PR1 にして下さい) にして下さい) 「プリンタポート」のダイアローグボックスに戻るので、「閉じる」をクリックします。 ⑥ 先ほど指定した、IP アドレスとプリンタポートが「PR1 : ???.???.???.???」の形式で「利用可能なポ ート」の欄に表示されるので、確認して「次へ」をクリックします。 ⑦ 「製造元:」と「プリンタ:」の欄が表示されるので、ご使用のプリンタを選択して、「次へ」をク リックします。 ⑧ 「プリンタ名」を尋ねられるので、プリンタ名は、任意のものを入力します。 ⑨ 「ネットワーク上のほかのユーザーとこのプリンタを共有するか....」と表示されるので、「共有する」を選択 して下さい。「共有名:」は、任意のものを入力します。「次へ」をクリックします。 ⑩ ⑪ 「テストページを印刷しますか?」は、任意のものを選択します。「完了」をクリックします。 以上でプリンタの設定は終了しました。3.2.5 インストール後のパラメータリスト変更に進んでくださ い。 (注意 注意:WindowsNT 3.5x の場合は、「プリントマネージャ」の「プリンタの作成」を選択し、印刷先は「そ 注意 の他」を指定した後の「LPR Port」を選択してOKボタンをおします。「LPR 互換プリンタの追加」で「1pd を提供しているサーバーの名前またはアドレス」に SVS-03 シリーズの IP アドレスを入力します。「サーバ ーのプリンタ名またはプリンタ キュー名」に”PR1”か”PR2”か”PR3”と入力(上記の⑤での注意を参照)して、 「OK」をクリックします。 (注意 注意:Windows NT と SVS-03 シリーズは TCP/IP で接続されますが、Windows NT とクライアント間の通信 注意 プロトコルは TCP/IP である必要はありません。) 49 3.WindowsNT での設定方法 3.2.5. インストール後の各パラメータリスト変更 ここでは SVS-03 シリーズの各パラメータを変更して安定した印刷ができるように修正します。パラメータの推 奨値と設定方法は、12.3.4 パラメータ推奨値と設定方法を参照してください。(注意 (注意:この変更作業は必ず実 (注意:この変更作業は必ず実 行してください。)作業が終了したら SVS-03 シリーズの電源を OFF/ON してください。 行してください。) 3.2.6. DHCP、 DHCP、WINS の使用方法 DHCP マネージャで IP アドレスを管理したい場合は、TCP/IP タグの中の DHCP チェックボックスを選択します。 このチェックボックスがチェックされていると、 SVS-03 シリーズの起動時に、IP アドレスが自動的に、かつ一 時的に割り当てることが可能です。サポートできる DHCP サーバは WindowsNT、Windows2000 の DHCP サーバのみで す。SVS-03 シリーズは Windows95 の様に””WINS の解決に DHCP を使う” を使う”のような使い方ができません。名前を解決 するには、同一セグメント上に存在する WindowsNT、Windows2000 の WINS サーバーを使用する方法しかありませ んので WINS サーバーが無い場合は DHCP は使用せずに Manual で設定してください。その際 DHCP のチェック ボックスは外してください。(WINS の設定は Windows and OS/2 のパネルで行います)注意 注意:同一セグメント内 ボックスは外してください。 注意 に DHCP サーバーが2つ以上ある場合も DHCP は使用できません。 (1)DHCP サーバーと WINS サーバーで IP アドレスを管理する場合 TCP/IP タグの中の DHCP チェックボックスをチェックして、Windows and OS/2 タグの WINS の設定部分を設 定します。まず WINS のチェックボックスをチェックしてください。Primary WINS Server にプライマリ WINS サーバーの IP アドレスを入力し、Secondary Secondary WINS Server にセカンダリ WINS サーバーの IP アドレスを入 力して、必要であれば、Scope Scope ID の部分にコンピュータのスコープ識別子を入力します。TCP/IP インター ネットワーク上のコンピュータ間で通信するには、TCP/IP ネットワーク上のすべてのコンピュータが同じス コープ ID を持たなければなりません。通常このスコープ ID は空白のままにしておきます。その他の DHCP、 WINS の仕様については WindowsNT、Windows2000 のマニュアルを参照してください。 SVS-03 シリーズの Host 名は、PS_NAME というパラメータ値で示されます。WINS では 15 バイト長までのホス ト名をサポートします。もしホスト名が 15 バイトより長いならば、SVS-03 シリーズは WINS サーバへ登録の 際、15 バイト長へホスト名を短くします。WINS サーバーに登録されたホスト名を使用して SVS-03 シリーズ へアクセスすることができます。 50 3.WindowsNT での設定方法 3.3. WindowsNT トラブルシューティング WindowsNT トラブルシューティングは WindowsNT 環境で SVS-03 シリーズに対して不具合が発生した場合にお役 立てください。不具合の内容を各項目内から探して実行して下さい。各不具合の中で①②③と番号がついた項目 に分かれています。この番号はチェックを行う順番です。①から順番に確認して下さい。①を実行してもだめな 場合は②を実行するといった順番で進んで下さい。 3.3.1. ① NetPilot のインストールが出来ない インストール先のハードディスク残容量は、十分ですか?、NetPilot をインストールするには約 1.6Mbyte の容量を必要とします。もう一度残容量をチェックして下さい。 ② ディスケットが壊れている可能性があります。ディスケットを書込可能にして CHKDSK してください。 ③ 設定ユーティリティ(1)と(2)のディスクをハードディスクにコピーして実行してみてください。 3.3.2. ① NetPilot が起動しない 正しくインストールされていますか?、 インストールパスの NETPILOT ディレクトリの中に NETPILOT.EXE, NETPILOT.HLP, NETPILOT.INI がある事を確認して下さい。無い場合はインストールをやり直して下さい。 ② NetPilot は Windows プラットフォーム(Windows3.1, Windows95, WindowsNT)の環境でないと実行出来 ません。インストールした環境は Windows プラットフォームですか? ③ WindowsNT の場合、ネットワークのプロパティを確認します。プロトコルとして NetBEUI がインストー ルされている事を確認して下さい。インストールされていない場合は、NetPilot が起動できる環境では ありません。IPアドレスは ARP コマンドでも設定可能ですので 3.3.5. TCP/IP プロトコルでのIP アドレス設定方法を参照して下さい。 アドレス設定方法 3.3.3. ① NetPilot を起動したが SVS-03 シリーズがリストにあらわれない SVS-03 シリーズに接続したケーブルは正しく接続されていますか?、接続を確認してもう一度 NetPilot を起動してみてください。接続したらHUBのランプが点灯します。 ② NetPilot の View メニューの中の Refresh を数回実行して下さい。 ③ NetPilot はプロトコルとして NetWare か NetBEUI が実行可能状態でないと SVS-03 シリーズとアクセス できません。NetPilot をインストールしたマシンのネットワークプロパティで NetBEUI が可能になって いるか確認して下さい。 ④ NetPilot のバージョンを調べて下さい。バージョン 2.64 以上ですか?確認してくださいして下さい。 ⑤ SVS-03 シリーズのテストスイッチを押してテスト印刷して下さい。テストスイッチを押すとランプが5 回点滅してプリンタのデータランプがつきます。テスト印刷が出来ない場合は SVS-03 シリーズの故障が 考えられます。(内蔵フォントを持たないプリンタはテストプリントを使用できません) ⑥ SVS-03 シリーズの NetBEUI 部分の設定が Enabled になっていない場合が考えられます。テストスイッチ を押してテスト印刷して下さい。テスト印刷された内容は、NetBEUI Enabled になっていますか?、も しなっていない場合は、 NetBEUI Enabled にするために SVS-03 シリーズのパラメータリセットを行い ます。リセットが済んだら SVS-03 シリーズの電源を入れ直してもう一度、NetPilot を立ち上げて見て 51 3.WindowsNT での設定方法 ください。(内蔵フォントを持たないタイプのプリンタはテストプリントはできません。) ⑦ SVS-03 シリーズの NETWORK LED ランプを確認します。SVS-03 シリーズの電源を入れた後、 NETWORK LED ランプが一秒ぐらいついた後、5回点滅します。ランプがつかなかったり、つきっぱなしになっている 場合は、ケーブルの不良か SVS-03 シリーズの故障が考えられます。 ⑧ 以上の事を実行してもだめな場合、NetPilot を使用しないで SVS-03 シリーズの設定する必要がありま す。3.3.4. 3.3.4. NetPilot でIPアドレスの変更が出来ないを参照してください。(3270/5250 などの SNA でIPアドレスの変更が出来ない 使用時は 3.3.9.3270/5250 を使用している際の注意事項を参照して下さい) 3.3.4. ① NetPilotでIPアドレスの変更が出来ない NetPilot で TCP/IP の IP アドレスの変更が出来ない場合は TCP/IP の ARP コマンドによる変更が可能で す。3.3.5.TCP/IP 3.3.5.TCP/IP プロトコルでのIPアドレス設定方法を参照して下さい。 プロトコルでのIPアドレス設定方法 3.3.5. TCP/IP プロトコルでのIPアドレス設定方法 ① SVS-03 シリーズの電源を OFF/ON します。 ② Windows NT のスタートメニューから「プログラム」-「コマンド プロンプト」をクリックします。 ③ 自分以外のPCに PING を行います。(この作業は必ず行って下さい) ④ arp コマンドで SVS-03 シリーズの IP アドレスを設定します。 IP アドレス設定 C:\users\default> arp -s 192.1.1.41 00-40-8c-10-6a-16 (a) (b) (a) これから設定しようとする SVS-03 シリーズの IP アドレス (b) SVS-03 シリーズの MAC アドレス(本体裏面に記載) 注意1:arp コマンドを出す前に、必ず自分自身以外の通信可能な PC 等に ping を行なって通信確認を 注意1 行なって下さい。(Windows NT の問題で、この操作を行なわないと、arp が発行されません。) 注意2:arp を発行する Windows NT と SVS-03 シリーズは同じセグメントに接続する必要があります。 注意2 Arp を発行する場合は、 同じセグメントの PC を使用して下さい。 注意3:IP アドレスを決定する際、サブネットマスクにご注意下さい。サブネットマスクによってマス 注意3 クされた IP アドレスを使用されますと、通信ができません。 ⑤ SVS-03 シリーズの電源を OFF/ON します。 ⑥ IP アドレス確認(C:\users\default> C:\users\default> ping 192.1.1.41) 192.1.1.41 ⑦ ARP テーブルの削除(C:\users\default> C:\users\default> arp –d 192.1.1.41) 192.1.1.41 (192.1.1.41 は arp で設定した IP アドレスです。arp –d はホストのキャッシュメモリに保存された IP アドレスと MAC アドレスの静的な関係情報を解除します。このコマンドを実行しないとマッピングが静 的になりホストに恒久的に保存されてしまいます。) ⑧ 通信ができない場合は、 SVS-03 シリーズの電源を OFF/ON した後にもう一度設定を行なって下さい。ま た、 他の端末に ping が可能かも確認して下さい。 ARP での設定ができない場合、 SVS-03 シリーズの Default Router のパラメータや Subnet Mask のパラメータが設定されている可能性があります。この場合は初期 値にしても変わりません。NetPilot を使用して IP アドレスの設定を実行してください。 注意: 注意:Default Router や Subnet Mask は、別途 Web ブラウザか NetPilot で必ず設定してください。 52 3.WindowsNT での設定方法 3.3.6. ① WindowsNT で印刷できない PING コマンドで SVS-03 シリーズにアクセス可能か?、だめな場合は NetPilot やテストプリントなどで IP アドレス、サブネットマスク、デフォルトルータを確認して下さい。 ② LPR コマンドを使用してプリンタに直接データを送ります。 SVS-03 シリーズの IP アドレスを 192.1.2.100 としたら以下のようにコマンドを送ります。 LPR -S192.1.2.100 -PPR1 C:\??????.TXT (LPR /?でコマンドの送り方がでます) ??????.TXT の中身は印刷されましたか?されない場合、 SVS-03 シリーズの電源を OFF/ON して下さい。 ③ LPR コマンドで印刷可能なのに、NT の中の LPR Port 使用時だけ印刷不可の場合は、WindowsNT の TCP/IP 印刷サービスがおかしい可能性があります。WindowsNT を立ち上げ直してみて下さい。 ④ サーバーからは印刷できるがクライアントから印刷できない場合は 3.3.11.サーバーからは印刷できる がクライアントから印刷できないを参照して下さい。 ⑤ Print Monitor 内の LPR ポートを使用しての印刷は出来ません。WindowsNT 標準の LPR port を使用して 印刷設定を行って下さい。 3.3.7. IPアドレスが勝手に変わってしまう ① SVS-03 シリーズは BOOTP、DHCP、RARP に対応しており DHCP、BOOTP、RARP などのサーバーが起動してい ると IP アドレスを変更する事があります。NetPilot などで SVS-03 シリーズの BOOTP、DHCP、RARP を使 用不可に変更して下さい。 3.3.8. SVS-03 シリーズとの PING ができなくなってしまう ① ARP コマンドで TCP/IP の IP アドレスを設定した後、Default Router や Subnet Mask を設定しないと、 アクセスできなくなる事があります。WindowsNT で Subnet Mask や Default Router を設定している場合 は SVS-03 シリーズも必ず Default Router Subnet Mask を設定してください。 ② ARP コマンドで TCP/IP の IP アドレスを設定した場合は、ARP –d のコマンドで ARP テーブルの削除を実 行してください。 ③ SVS-03 シリーズのテストボタンを押してテストページを出力して IP アドレスを確認してください。 3.3.9. 3270/5250を使用している際の注意事項 ① 3270/5250 などの SNA 使用時は NetPilot を使用しての設定変更や Print Monitor での印刷が出来ない事 があります。これは SVS-03 シリーズのフレームタイプが違うため起こる現象です。SVS-03 シリーズのフ レームタイプを変更すれば NetPilot を使用しての設定変更や Print Monitor での印刷が可能になります。 ② 3.3.5.TCP/IP でのIPアドレス設定方法を参照しながら SVS-03 シリーズのIPアドレスを変更し、PC から PING が可能な状態にします。 ③ ftp コマンドを利用して SVS-03 シリーズにログインし、パラメータ設定ファイルである config ファイル を get します。(ここでは例として IP アドレスが 192.36.253.80 の場合として実行されています) % ftp 192.36.253.80 Connected to 192.36.253.80 220 PS560 FTP Printer Server V5.20 Aug 02 1996 ready Name (192.36.253.80:root) : root 331 User name ok, need password Password : pass <パスワードは表示されません> パスワードは表示されません> 230 User logged in ftp> get config 200 PORT command successful. 53 3.WindowsNT での設定方法 150 Opening data connection for config (192, 36, 253, 1, 5, 215)(0 bytes), (mode ascii). 226 Transfer complete. local : config remote : config 8404 bytes received in 0.098 seconds(84 Kbytes/s) ftp> quit 221 Goodbye. (太字が実際に入力するコマンドです。) ④ テキストエディタで config ファイルを編集します。(--- NetBIOS/NetBEUI MENU の中) NB_FR_TYPE. : FR_AUTO (FR_AUTO, FR_802_2, FR_DIX) この行を NB_FR_TYPE. : FR_802_2 (FR_AUTO, FR_802_2, FR_DIX このように編集し直します 注:テキストエディタの中には、元の形式とは異なる形式でファイルを保存してしまうものがあります。 不適切な形式の config ファイルを SVS-03 シリーズに put しようとすると、put している間に SVS-03 シ リーズのリセットがかかってしまう等の問題が起きます。例えば、PC DOS 上の E エディタや、MS-DOS の EDIT で、この問題は起きます。Windows NT / 95 では、メモ帳を利用して config ファイルを編集して下 さい。 ⑤ ftp コマンドを利用して SVS-03 シリーズにログインし、config ファイルを put します。 % ftp 192.36.253.80 Connected to 192.36.253.80. 220 PS560 FTP Printer Server V5.20 Aug 02 1996 ready Name (192.36.253.80 : root) : root 331 User name ok, need password Password : pass <パスワードは表示されません> パスワードは表示されません> 230 user logged in ftp> put config CONFIG 200 PORT command successful. 150 Opening data connection for CONFIG(192, 36, 253, 1, 5, 220)(0 bytes), (mode ascii). 226 Transfer complete. local : config remote : CONFIG 8404 bytes sent in 0.027 seconds(3e+02 Kbytes/s) ftp> quit 注意:config ファイルを小文字で put した場合、SVS-03 シリーズの電源を入れ直すと元の設定に戻って しまいます。 SVS-03 シリーズの電源を入れ直した後も変更を有効にしたい場合は、大文字の CONFIG という名前で put します。 ⑥ SVS-03 シリーズの電源を入れ直します。以上で完了です。なお NetPilot でのアクセスが可能な場合、 NetPilot の「Properties」の「Windows and OS/2」タグの Frame Type を FR_802_2 に変更してから「OK」 ボタンを押す事で変更する事もできます。 3.3.10. サーバーからは印刷できるがクライアントから印刷できない ① WindowsNT 3.51 をご使用の場合、WindowsNT 3.51 の不具合で、プリンタを共有した場合一般ユーザーが 印刷を行うとエラーが発生し印刷できない事があります。この不具合はスプールディレクトリのアクセ ス権がの初期設定が読み取り専用になっているため起こる問題です。この問題は NTFS でフォーマットさ れている場合に起こる問題です。②を実行して下さい。 ② まず WindowsNT 3.51 のファイルマネージャを起動しスプールファイルが格納されているディレクトリ (初期状態では”%SystemRoot\system32\spool\PRINTERS”)の Eveyone のアクセス権を RX(読み取り)か ら RWXD(変更)に変更する。 ③ この情報はマイクロソフトのホームページからも取得可能です 3.3.11. 12 個目の JOB の出力が遅れる 12 個めの JOB の印刷が遅れるという現象が発生する場合があります。この問題は、Windows NT が LPR で使 54 3.WindowsNT での設定方法 用するポートが RFC1179 に準拠しており、利用できるポートに制限がある事が原因です。レジストリを変更 するか最新のサービスパックを適用することで回避することができます。詳しくは下記の Microsoft 社の技 術情報をご覧ください。 (1)LPD プリンタの印刷速度が遅い、または失敗する http://www.microsoft.com/japan/support/kb/articles/J041/1/86.htm (2)Windows NT 4.0 SP3 での LPR 印刷について http://www.microsoft.com/japan/support/kb/articles/J031/7/25.htm 3.3.12. WindowsNT の印刷関連問題 下記の問題はマイクロソフトのホームページのサポート情報で提供されている情報です HTTP で情報取得す る事ができますのでご参照ください。(http://www.microsoft.com/japan/support/) ① プリント中の SPOOLSS.EXE アプリケーション エラー(文書番号 J040437) ② 印刷キューにある文書のプロパティを変更できない(文書番号 J040357) ③ Win95 プリントジョブ が Windows NT プリント キューから消える(文書番号: J040348) ④ Windows 95 クライアントが、プリントキュー一覧を表示できない(文書番号: J040346) ⑤ NT 4.0 で Windows 95 のプリンタ ドライバを共有する方法(文書番号: J040345) ⑥ スプーラがディスクに空き容量が無くなったことを通知しない(文書番号: J040094) ⑦ 印刷 ウィザードにプリンタが表示されない(文書番号: J032125) ⑧ LPR ポートでの印刷時のイベント 2007 エラー(文書番号: J032122) ⑨ エラー メッセージ: 規定のプリンタが設定できません(文書番号:J032108) ⑩ TCP/IP および LMHOSTS ファイルを使用したドメインブラウジング(文書番号: J030016) ⑪ 文書が印刷されず、エラー メッセージも表示されない(文書番号: J027487) ⑫ 管理者以外から印刷をしたときに印刷ジョブが削除されない(文書番号: J032126) ⑬ WindowsNT4.0 SP3 での LPR 印刷について(11 の TCP/IP ポートの使用制限)(文書番号: J031725 ) 55 3.WindowsNT での設定方法 56 4. サーバーを使用しない場合の設定方法 4.サーバーを使用しない場合の設定方法 4.1. サーバーを使用しないネットワーク環境とは? ネットワークの中にはサーバーを使用しない環境があります。Windows95 ビア・ツー・ピア、OS/2 ピア接続、 Windows NT ピア・ツー・ピア接続などがサーバーを使用しないネットワーク接続となりますが SVS-03 シリー ズはこのような環境でも印刷する事が可能です。 ① OS/2ピア接続の場合 OS/2ピア接続で SVS-03 シリーズに直接印刷したい場合は6 6.OS/2での設定方法を参照して下さい。 OS/2での設定方法 ただしOS/2ピア接続で同一セグメント上に PRMAN(Print Server Manager)を導入する場合は5台以下 を目安にして下さい。OS/2ピア接続で10台以上存在する場合や大量印刷を行う場合はOS/2 WarpServer を導入してプリンタを作成して共有化する事をお勧めします。 ② WindowsNT Workstation ピア・ツー ピア・ツー・ピア接続の場合 ・ツー・ピア接続の場合 WindowsNT Workstation を使用して直接印刷をしたい場合は、3.WindowsNT 3.WindowsNT での設定方法を参照して下さ での設定方法 い。ただし WindowsNT と SVS-03 シリーズ間のプロトコルを NetBEUI にしたい場合は、付属ユーティリテ ィの Print Monitor を導入する事によって実現可能になります。(ただし、 (ただし、Print (ただし、Print MonitorV3.03 以降は、 WindowsNT 3.5x に対応しておりません。3.WindowsNT に対応しておりません。3.WindowsNT での設定方法にそって設定してください。)本項 での設定方法にそって設定してください。) 目以下を参照して下さい、Windows95 ピア・ツー・ピア接続の場合に則って記述されていますが WindowsNT Warkstation の場合でも使用できます。 Windows NT Workstation ピア・ツー・ピア接続で同一セグメン ト上に Print Monitor を導入する場合は10台以下を目安にして下さい。 Windows NT Workstation ピア・ ツー・ピア接続で10台以上存在する場合や大量印刷を行う場合は WindowsNT Server を導入してプリン タを作成して共有化する事をお勧めします。 ③ Windows95/98/Me Windows95/98/Me ピア・ツー ピア・ツー・ピア接続の場合 ・ツー・ピア接続の場合 Windows95/98/Me を使用して直接印刷をしたい場合は、本項目以下を参照して下さい。付属ユーティリテ ィの Print Monitor を導入する事によって実現可能になります。本項目以下を参照して下さい。 Print Monitor は NetBEUI 及び TCP/IP での印刷が可能です。Windows95/98/Me ピア・ツー・ピア接続で同一セグ メント上に Print Monitor を導入する場合は10台以下を目安にして下さい。 Windows95/98/Me ピア・ツ ー・ピア接続で10台以上存在する場合や大量印刷を行う場合は WindowsNT Server を導入してプリンタ を作成して共有化する事をお勧めします。 58 4.サーバーを使用しない場合の設定方法 4.2. サーバーを使用しない Windows95/98/Me での設定手順概要 サーバーを使用しない Windows95/98/Me 環境では、TCP/IP 及び NetBEUI プロトコルで直接印刷できます。 付属 されている PrintMonitor ユーティリティを導入する事により可能になります。(注意:NetBEUI を利用しての Windows95/98/Me の設定は WindowsNT の場合にも使用できます) TCP/IPを利用しての Windows95/98/Me Windows95/98/Me 設定手順概要 本 マ ニ ュ ア ル の 1.2、 1.3、 1.4 章 を 参 照 し SVS-03 シ リ ー ズ を プ リ ン タ 及 び ネ ッ ト ワ ー ク に 接 続 す る 付 属 ユ ー テ ィ リ テ ィ ー NetPilot/PrintMonitor の イ ン ス ト ー ル 付 属 ユ ー テ ィ リ テ ィ ー NetPilot で TCP/IP ア ド レ ス 設 定 SVS-03 シ リ ー ズ の そ の 他 パ ラ メ ー タ の 変 更 Windows95/98/Me の 設 定 NetBEUI を利用しての Windows95/98/Me Windows95/98/Me 設定手順概要 本マニュアルの 1.2、1.3、1.4 章を参照し SVS-03 シリーズをプリンタ及びネットワークに接続する 付属ユーティリティーPrint Monitor のインストール その他パラメータの変更 Windows95/98/Me の設定 59 4.サーバーを使用しない場合の設定方法 4.3. サーバー無しの Windows95/98/Me、 、TCP/IP 編 4.3.1. 設定前処理 ① 設置ガイドに則って SVS-03 シリーズのプリンタへの接続とネットワークへの接続を行って下さい。 ② NetBEUI のプロトコルが使用可能な Windows95/98/Me を用意して下さい。 設定ユーティリティ NetPilot 及び Print Monitor をインストールします。 ③ 設定ユーティリティ(1)のディスケットを用意して下さい。 4.3.2. ① NetPilot 及び PrintMonitor のインストール 設定前処理で用意した Windows95/98/Me のディスケットドライブに設定ユーティリティ(1)のディ スケットを挿入します。(この例ではドライブA:) ② エクスプローラなどからディスケット内の A:\WINDOWS\SETUP.EXE を実行します。 ③ Welcome!パネルが表れますのでインストールを継続する 場合は「Next」、中止する場合は「Cancel」を押して下さ い。 ④ インストール方法を選択します。Typical と Custom があり ますがここでは必ず 必ず Custom を選択して下さい。Typical でインストールするとディレクトリが選択できません。 ⑤ イ ン ス ト ー ル プ ロ グ ラ ム の 確 認 パ ネ ル ( Previously Installed Components)が表示されますので「Next」を押 して下さい ⑥ インストールするプログラムを選択します。NetPilot 及び Print Monitor をチェックして下さい。 NetPilot/Print Monitor 両方をチェックした状態で「Next」を押して下さ い。 ⑦ プログラムのインストール先ディレクトリを指定します。 必要に応じて「Browse」ボタンでディレクトリを変更して 下さい。その後、「Next」を押して下さい。 ⑧ スタートメニューに登録される名前を指定します。必要に 応じて変更し、「Next」ボタンを押して下さい。 ⑨ インストール確認パネル(Ready to Install!)で「Install」を押すとインストールが開始されます。 ⑩ Installation completed Successfully! パネルが表示されるとインストールは完了です。「Close」 を押して終了して下さい。 60 4.サーバーを使用しない場合の設定方法 4.3.3. 設定ユーティリティ NetPilot でIPアドレス設定 ① NetPilot は、SVS-03 シリーズの SVS-03 シリーズの設定変更を可能にするユーティリティです。本書の 8.設定ユーティリティ NetPilot の項目を参照して下さい。本作業中では参照する必要はありません。 ② インストールした NetPilot を使用して SVS-03 シリーズのIPアドレスの変更をします。 Windows95 のスタートメニューの中の「Print Server Utility」の NetPilot グループから NetPilot を起動して下さい。メインウインド ウが立ち上がります。サーバーにインストール したい SVS-03 シリーズを右側のリストより選 択するとツールバーアイコンボタンの 「 Install 」 が 選 択 可 能 に な り ま す の で 「Install」ボタンを押します。(注:リスト される名前は SVS-03 シリーズのノードアドレスの下6桁の頭に”PS”が付いたものです)もしリストに表 示されない場合、「View」メニューの「Refresh」を実行して下さい。必要であれば左側の「Units」フ ォルダの中の「New Units」フォルダを選択して下さい) ③ インストールオプションパネルが表れますので「with Current Configuration」を選択して「OK」ボタンを押 して下さい。 ④ 選択した SVS-03 シリーズがリストから消えます。左側 の「Units」フォルダの中の「Network Print Servers」 フォルダを選択して下さい。この中に先ほどインストー ルしたプリントサーバーがありますので、それを選択し てください。「Properties」アイコンボタンが選択可能になりますので「 Properties 」アイコンボタ ンを押します。 ⑤ SVS-03 シリーズのパラメータ変更パネルが 表示されますので TCP/IP タグを選択する と右のようなパネルが表示されます。ここ で IP Address、Subnet Mask、Default Router などを指定します。DHCP、BOOTP、RARP な どの IP アドレス自動設定のプロトコルを使 用しない場合は DHCP、BOOTP、RARP のチェ ックボックスを外して IP Address、Subnet Mask、Default Router を指定してして「OK」 ボタンを押せばIPアドレスの設定完了で す。最後に SVS-03 シリーズの電源をOFF /ONしてください。(注意 (注意: (注意:DHCP がチェ ックされ DHCP サーバーが存在すると IP アドレスが自動的に変更されてしまいます。)DHCP アドレスが自動的に変更されてしまいます。)DHCP を使用し て IP アドレスを管理する場合は、4.3.7.DHCP アドレスを管理する場合は、4.3.7.DHCP、 4.3.7.DHCP 、WINS の使用方法をお読みください。 ⑥ 4.5.5.TCP/IP プロトコルでのIPアドレス設定方法でもIPアドレスの設定が可能です。 61 4.サーバーを使用しない場合の設定方法 ⑦ 12.3.4 パラメータ推奨値と設定方法を参照して、SVS-03 シリーズのパラメータを推奨値に設定してくだ さい。 注意:この変更作業は必ず実行してください。 注意:この変更作業は必ず実行してください。 62 4.サーバーを使用しない場合の設定方法 4.3.4. 場合 サーバー無し Windows95/98/Me Windows95/98/Me の設定(TCP/IPを使用する の設定(TCP/IPを使用する LPR) LPR) ① Windows95 でTCP/IPが使用可能な状態にする。(PING で SVS-03 シリーズにアクセス可能状態にす る) ② Windows95 のプリンタの追加でプリンタを作成する。(この際、 印刷先のポートは LPT1:にして下さい) ③ 作成したプリンタの出力先ポートの情報を変更します。作成し たプリンタのプロパティを開いて「詳細」タグを押して下さい。 (プロパティパネルは設定したいプリンタの上にマウスを選 択して右クリックポップアップメニューで選択します) ④ プロパティパネルで「ポートの追加ボタン」を押すとポートの 追加パネルが表示されます。「その他」のラジオボタンを選択 し追加するポートの種類の中にある「Print Server Port」を 選択してOKボタンを押して下さい。 「Add Print Server port」 が表示されます。 ⑤ 「Add Print Server port」から LPR{TCP/IP}を選択して「O K」ボタンを押して下さい。 「Add Print Server LPR Port パネルが表示されますので「Host name or IP address of the print Server」に SVS-03 シリー ズのIPアドレスを、「Logical Printer name」に”PR1”を入 力して「OK」ボタンを押して下さい。 注意1:Print 注意1:Print Monitor V2.03 以降では、下(Logical Printer) Printer ) の欄に初期値として LPT1 と表示されますが、必ず PR1 と設 定してください。 注意2: 注意2: SVS-0320S/0320e/0330S などの3ポート形式の SVS-03 シリーズをご使用の場合は、SVS シリーズをご使用の場合は、 SVS の LPT1:に接続された場合は LPT1: に接続された場合は PR1 を、SVS を、SVS の LPT2:に接続された場合は LPT2: に接続された場合は PR2 を、COM を、COM ポートに接続された場 合は PR3 を入力してください。1ポート形式の SVS-03 シリーズの場合はプリンタが何台あっても必ず PR1 にして下さい) にして下さい) 63 4.サーバーを使用しない場合の設定方法 ⑥ プリンタのプロパティパネルに戻ります。以上で設定終了 です。4.3.6 インストール後のパラメータリスト変更に進 んでください。 ⑦ この LPR の印刷先のポートは、エラー時のポップアップメ ッセージ表示/非表示と、プリンターがエラーが発生してい る 場 合 の Timeout 時 間 を 設 定 で き ま す 。 作 成 し た 「PR1@???.???.???.???(Print Server Port)」を選択して 「 ポ ー ト の 設 定 」 ボ タ ン を 押 す と 、 [Configure Print Server LPR(TCP/IP) Ports]パネルが表示されますのでこ のパネルで設定して下さい ⑧ Print Monitor を削除する場合、 Windows95 のスタートメ ニューの中の「Print Server Utility」の PrintMonitor グループから Uninstall Print Server Monitor を実行し て下さい。メインパネルで[Automatic]を選択して実行す る と PrintMonitor 関 連 の フ ァ イ ル 、 デ ィ レ ク ト リ 、 PrintMonitor 関連印刷先ポートの全てを削除します。 64 4.サーバーを使用しない場合の設定方法 4.3.5. サーバー無し Windows95/98/Me Windows95/98/Me の設定(TCP/IPを使用する の設定(TCP/IPを使用する 場合 RAW/TCP 場合 RAW/TCP) RAW/TCP) SVS-03 シリーズ本体ファームウェア V6.00 以降で RAWTCP に対応しています。 ①Windows95 でTCP/IPが使用可能な状態にする。(PING で SVS-03 シリーズにアクセス可能状態にする) ② Windows95 のプリンタの追加でプリンタを作成する。(この 際、印刷先のポートは LPT1:にして下さい) ③ 作成したプリンタの出力先ポートの情報を変更します。作成 したプリンタのプロパティを開いて「詳細」タグを押して下さ い。(プロパティパネルは設定したいプリンタの上にマウスを 選択して右クリックポップアップメニューで選択できます) ④ プロパティパネルで「ポートの追加ボタン」を押すとポート の追加パネルが表示されます。「その他」のラジオボタンを選 択し追加するポートの種類の中にある「Print Server Port」を 選択してOKボタンを押して下さい。「Add Print Server port」 が表示されます。 ⑤ 「Add Print Server port」から RAW{TCP/IP}を選択して「O K」ボタンを押して下さい。 ⑥ 「Add Print Server RAW Port パネルが表示されますので「Host name or IP address of the print Server」に SVS-03 シリーズ のIPアドレスを、「Port number」に”9900”を入力して「OK」 ボタンを押して下さい。 注意: 注意: SVS-0320S/0320e/0330S などの3ポート形式の SVS-03 シリーズをご使用の場合は、SVS シリーズをご使用の場合は、SVS の LPT1:に接続された場合は LPT1: に接続された場合は 9900 を、SVS を、SVS の LPT2:に接続された場合は LPT2: に接続された場合は 9902 を、COM を、COM ポートに接続された場合は 9901 を入力してく ださい。1ポート形式の SVS-03 シリーズの場合はプリンタが何台あっても必ず 9900 にして下さい) にして下さい) 65 4.サーバーを使用しない場合の設定方法 ⑦ プリンタのプロパティパネルに戻ります。以上で設定終 了です。4.3.6 インストール後のパラメータリスト変更に進 んでください。 ⑧ この LPR の印刷先のポートは、エラー時のポップアップ メッセージ表示/非表示と、プリンターがエラーが発生して い る 場 合 の Timeout 時 間 を 設 定 で き ま す 。 作 成 し た 「PR1@???.???.???.???(Print Server Port)」を選択して 「 ポ ー ト の 設 定 」 ボ タ ン を 押 す と 、 [Configure Print Server LPR(TCP/IP) Ports]パネルが表示されますのでこのパネルで設定して下さい ⑨ Print Monitor を削除する場合、 Windows95/98/Me のス タ ー ト メ ニ ュ ー の 中 の 「 Print Server Utility 」 の PrintMonitor グ ル ー プ か ら Uninstall Print Server Monitor を実行して下さい。メインパネルで[Automatic] を選択して実行すると PrintMonitor 関連のファイル、ディ レクトリ、PrintMonitor 関連印刷先ポートの全てを削除し ます。 66 4.サーバーを使用しない場合の設定方法 4.3.6. インストール後の各パラメータリスト変更 ここでは SVS-03 シリーズの各パラメータを変更して安定した印刷ができるように修正します。パラメータの推 奨値と設定方法は、12.3.4 パラメータ推奨値と設定方法を参照してください。(注意 (注意:この変更作業は必ず実 (注意:この変更作業は必ず実 行してください。)作業が終了したら SVS-03 シリーズの電源を OFF/ON してください。 行してください。) 4.3.7. DHCP、 DHCP、WINS の使用方法 DHCP マネージャで IP アドレスを管理したい場合は、TCP/IP タグの中の DHCP チェックボックスを選択します。 このチェックボックスがチェックされていると、 SVS-03 シリーズの起動時に、IP アドレスが自動的に、かつ一 時的に割り当てることが可能です。サポートできる DHCP サーバは WindowsNT、Windows2000 の DHCP サーバのみで す。SVS-03 シリーズは Windows95 の様に””WINS の解決に DHCP を使う” を使う”のような使い方ができません。名前を解決 するには、同一セグメント上に存在する WindowsNT、Windows2000 の WINS サーバーを使用する方法しかありませ んので WINS サーバーが無い場合は DHCP は使用せずに Manual で設定してください。その際 DHCP のチェック ボックスは外してください。(WINS の設定は Windows and OS/2 のパネルで行います)注意 注意:同一セグメント内 ボックスは外してください。 注意 に DHCP サーバーが2つ以上ある場合も DHCP は使用できません。 (2) DHCP サーバーと WINS サーバーで IP アドレスを管理する場合 TCP/IP タグの中の DHCP チェックボックスをチェックして、Windows and OS/2 タグの WINS の設定部分を設 定します。まず WINS のチェックボックスをチェックしてください。Primary WINS Server にプライマリ WINS サーバーの IP アドレスを入力し、Secondary Secondary WINS Server にセカンダリ WINS サーバーの IP アドレスを入 力して、必要であれば、Scope Scope ID の部分にコンピュータのスコープ識別子を入力します。TCP/IP インター ネットワーク上のコンピュータ間で通信するには、TCP/IP ネットワーク上のすべてのコンピュータが同じス コープ ID を持たなければなりません。通常このスコープ ID は空白のままにしておきます。その他の DHCP、 WINS の仕様については WindowsNT、Windows2000 のマニュアルを参照してください。 SVS-03 シリーズの Host 名は、PS_NAME というパラメータ値で示されます。WINS では 15 バイト長までのホス ト名をサポートします。もしホスト名が 15 バイトより長いならば、SVS-03 シリーズは WINS サーバへ登録の 際、15 バイト長へホスト名を短くします。WINS サーバーに登録されたホスト名を使用して SVS-03 シリーズ へアクセスすることができます。 67 4.サーバーを使用しない場合の設定方法 4.4. サーバー無しの Windows95、 、98、 、Me NetBEUI 編 4.4.1. 設定前処理 ① 設置ガイドに則って SVS-03 シリーズのプリンタへの接続とネットワークへの接続を行って下さい。 ② NetBEUI のプロトコルが使用可能な Windows95/98/Me を用意して下さい。設定ユーティリティ Print Monitor をインストールします。 ③ 設定ユーティリティ(1)のディスケットを用意して下さい。 4.4.2. ① PrintMonitor のインストール 設定前処理で用意した Windows95/98/Me のディスケットドライブに設定ユーティリティ(1)のディ スケットを挿入します。(この例ではドライブA:) ② エクスプローラなどからディスケット内の SETUP.EXE を実行します。 ③ Welcome!パネルが表れますのでインストールを継続する場 合は「Next」、中止する場合は「Cancel」を押して下さい。 ④ インストール方法を選択します。Typical と Custom があり ますがここでは必ず 必ず Custom を選択して下さい。Typical で インストールするとディレクトリが選択できません。 ⑤ イ ン ス ト ー ル プ ロ グ ラ ム の 確 認 パ ネ ル ( Previously Installed Components)が表示されますので「Next」を押 して下さい ⑥ インストールするプログラムを選択します。Print Monitor をチェックして下さい。 Print Monitor をチェックした状 態で「Next」を押して下さい。 ⑦ プログラムのインストール先ディレクトリを指定します。 必要に応じて「Browse」ボタンでディレクトリを変更して 下さい。その後、「Next」を押して下さい。 ⑧ スタートメニューに登録される名前を指定します。必要に 応じて変更し、「Next」ボタンを押して下さい。 ⑨ インストール確認パネル(Ready to Install!)で「Install」 を押すとインストールが開始されます。 ⑩ Installation completed Successfully! パネルが表示されるとインストールは完了です。「Close」 を押して終了して下さい。 68 4.サーバーを使用しない場合の設定方法 4.4.3. サーバー無し Windows95/98/Me Windows95/98/Me の設定( の設定(NetBEUI を使用する場合) ① Windows95 で NetBEUI が使用可能な状態にする。 ② Windows95 のプリンタの追加でプリンタを作成する。(この際、印刷先のポートは LPT1:にして下さい) ③ 作成したプリンタの出力先ポートの情報を変更します。作 成したプリンタのプロパティを開いて「詳細」タグを押し て下さい。(プロパティパネルは設定したいプリンタの上 にマウスを選択して右クリックポップアップメニューで選 択できます) ④ 現在印刷先のポートのプルダウンメニューを押します。ネ ットワークに接続されている SVS-03 シリーズのアドレス が表示されているので選択して「更新」ボタンを押す。以 上で設定は終了です。4.4.4 インストール後のパラメータ リスト変更に進んでください。PrintMonitor は Windows95 起動時、自動的に印刷先のポートに SVS-03 シリーズを追加 します。新しい SVS-03 シリーズをネットワークに追加した 場合、Windows95 を立ち上げ直して下さい。 ( 注意: 注意 : SVS-0320S/0320e/0330S などの3ポート形式の SVS-03 シリーズをご使用の場合は、SVS-03 シリーズをご使用の場合は、 SVS-03 シリーズの LPT1: は PS??????.LP1 、 SVS-03 シ リ ー ズ の LPT2: は PS??????.LP2、 PS??????.LP2 、SVS-03 シリーズの COM ポートは PS??????.LP3 で表示されます。1ポート形式の SVS-03 シリーズの場合は、PS??????.LP1 シリーズの場合は、PS??????.LP1 で表示されます。?????? で表示されます。??????はシリアル番号 ?????? はシリアル番号( はシリアル番号(MAC アドレス)の下 6 桁) ⑤ この印刷先のポートは、エラー時のポップアップメッセー ジ表示/非表示と、プリンターがエラーが発生している場合 の Timeout 時 間 を 設 定 で き ま す 。 作 成 さ れ た 「PS??????.LP1(Print Server Port)」を選択して「ポー トの設 定」 ボタン を押 すと、 [Configure Print Server NetBIOS/NetBEUI Ports]パネルが表示されますのでこのパネルで設定して下さい。 ⑥ Print Monitor を削除する場合、 Windows95/98/Me のスタ ー ト メ ニ ュ ー の 中 の 「 Print Server Utility 」 の PrintMonitor グ ル ー プ か ら Uninstall Print Server Monitor を実行して下さい。メインパネルで[Automatic]を 選択して実行すると PrintMonitor 関連のファイル、ディレクトリ、PrintMonitor 関連印刷先ポートの全 てを削除します。 69 4.サーバーを使用しない場合の設定方法 ⑦ WindowsNT で PrintMonitor を使用する場合プロパティパ ネルで「ポートの追加」ボタンを押すとプリンターポート パネルが表示されます。利用可能なポートの中の「Print Server Port」を選択して「新しいポート」ボタンを押し て下さい。「Add Print Server port」が表示されます。 ⑧ 「Add Print Server port」から NetBIOS/NetBEUI を選択 して「OK」ボタンを押して下さい。 ⑨ 「Add Print Server NetBIOS/NetBEUI Port パネルにネッ トワークに接続されている SVS-03 シリーズのアドレスが 表示されているので選択して「OK」ボタンを押して下さ い。( ( 注意: 注意:SVS-0320S/0320e/0330S などの3ポート形式 の SVS-03 シリーズをご使用の場合は、SVS-03 シリーズをご使用の場合は、SVS-03 シリーズ の LPT1:は PS??????.LP1、 、SVS-03 シリーズの LPT2:は LPT1: は PS??????.LP1 LPT2: は PS??????.LP2 、 SVS-03 シ リ ー ズ の COM ポ ー ト は PS??????.LP3 で表示されます。1ポート形式の SVS-03 シリーズの場合は、PS??????.LP1 シリーズの場合は、PS??????.LP1 で表示されます。?????? で表示されます。??????はシリアル番号 ?????? はシリアル番号( はシリアル番号(MAC アドレス)の下 6 桁) ⑩ プリンタのプロパティパネルに戻ります。以上で設定終了 です。4.4.4 インストール後のパラメータリスト変更に進 んでください。 70 4.サーバーを使用しない場合の設定方法 4.4.4. インストール後の各パラメータリスト変更 ここでは SVS-03 シリーズの各パラメータを変更して安定した印刷ができるように修正します。パラメータの推 奨値と設定方法は、12.3.4 パラメータ推奨値と設定方法を参照してください。(注意 (注意:この変更作業は必ず実 (注意:この変更作業は必ず実 行してください。)作業が終了したら SVS-03 シリーズの電源を OFF/ON してください。 行してください。) 4.4.5. DHCP、 DHCP、WINS の使用方法 DHCP マネージャで IP アドレスを管理したい場合は、TCP/IP タグの中の DHCP チェックボックスを選択します。 このチェックボックスがチェックされていると、 SVS-03 シリーズの起動時に、IP アドレスが自動的に、かつ一 時的に割り当てることが可能です。サポートできる DHCP サーバは WindowsNT、Windows2000 の DHCP サーバのみで す。SVS-03 シリーズは Windows95 の様に””WINS の解決に DHCP を使う” を使う”のような使い方ができません。名前を解決 するには、同一セグメント上に存在する WindowsNT、Windows2000 の WINS サーバーを使用する方法しかありませ んので WINS サーバーが無い場合は DHCP は使用せずに Manual で設定してください。その際 DHCP のチェック ボックスは外してください。(WINS の設定は Windows and OS/2 のパネルで行います)注意 注意:同一セグメント内 ボックスは外してください。 注意 に DHCP サーバーが2つ以上ある場合も DHCP は使用できません。 (3) DHCP サーバーと WINS サーバーで IP アドレスを管理する場合 TCP/IP タグの中の DHCP チェックボックスをチェックして、Windows and OS/2 タグの WINS の設定部分を設 定します。まず WINS のチェックボックスをチェックしてください。Primary WINS Server にプライマリ WINS サーバーの IP アドレスを入力し、Secondary Secondary WINS Server にセカンダリ WINS サーバーの IP アドレスを入 力して、必要であれば、Scope Scope ID の部分にコンピュータのスコープ識別子を入力します。TCP/IP インター ネットワーク上のコンピュータ間で通信するには、TCP/IP ネットワーク上のすべてのコンピュータが同じス コープ ID を持たなければなりません。通常このスコープ ID は空白のままにしておきます。その他の DHCP、 WINS の仕様については WindowsNT、Windows2000 のマニュアルを参照してください。 SVS-03 シリーズの Host 名は、PS_NAME というパラメータ値で示されます。WINS では 15 バイト長までのホス ト名をサポートします。もしホスト名が 15 バイトより長いならば、SVS-03 シリーズは WINS サーバへ登録の 際、15 バイト長へホスト名を短くします。WINS サーバーに登録されたホスト名を使用して SVS-03 シリーズ へアクセスすることができます。 71 4.サーバーを使用しない場合の設定方法 4.5. サーバーを使用しない Windows95/98/Me トラブルシューティン グ サーバーを使用しない Windows95/98/Me トラブルシューティングは Windows95/98/Me 環境で SVS-03 シリーズに 対して不具合が発生した場合にお役立てください。不具合の内容を各項目内から探して実行して下さい。各不具 合の中で①②③と番号がついた項目に分かれています。この番号はチェックを行う順番です。①から順番に確認 して下さい。①を実行してもだめな場合は②を実行するといった順番で進んで下さい。 4.5.1. ① NetPilot のインストールが出来ない インストール先のハードディスク残容量は、十分ですか?、NetPilot をインストールするには約 1.6Mbyte の容量を必要とします。もう一度残容量をチェックして下さい。 ② ディスケットが壊れている可能性があります。ディスケットを書き込み可能にして CHKDSK して下さい。 ③ 設定ユーティリティ(1)と(2)のディスクをハードディスクにコピーして実行してみてください。 4.5.2. ① NetPilot が起動しない 正しくインストールされていますか?、 インストールパスの NETPILOT ディレクトリの中に NETPILOT.EXE, NETPILOT.HLP, NETPILOT.INI がある事を確認して下さい。無い場合はインストールをやり直して下さい。 ② NetPilot は Windows プラットフォーム(Windows95/98/Me, WindowsNT)の環境でないと実行出来ません。 インストールした環境は Windows プラットフォームですか? ③ Windows95/98/Me の場合、ネットワークのプロパティを確認します。プロトコルとして NetBEUI がイン ストールされている事を確認して下さい。インストールされていない場合は、NetPilot が起動できる環 境ではありません。IPアドレスは ARP コマンドでも設定可能ですので 4.5.5.TCP/IP .5.5.TCP/IP プロトコルでの IPアドレス設定方法を参照して下さい。 IPアドレス設定方法 4.5.3. ① NetPilot を起動したが SVS-03 シリーズがリストにあらわれない SVS-03 シリーズに接続したケーブルは正しく接続されていますか?、接続を確認してもう一度 NetPilot を起動してみてください。接続したらHUBのランプが点灯します。 ② NetPilot の View メニューの中の Refresh を数回実行して下さい。 ③ NetPilot はプロトコルとして NetWare か NetBEUI が実行可能状態でないと SVS-03 シリーズとアクセス できません。NetPilot をインストールしたマシンのネットワークプロパティで NetBEUI が可能になって いるか確認して下さい。 ④ NetPilot のバージョンを調べて下さい。バージョン 2.64 以上ですか?確認してくださいして下さい。 ⑤ SVS-03 シリーズのテストスイッチを押してテスト印刷して下さい。テストスイッチを押すとランプが5 回点滅してプリンタのデータランプがつきます。テスト印刷が出来ない場合は SVS-03 シリーズの故障が 考えられます。 ⑥ SVS-03 シリーズの Microsoft Networks and LAN Server/Lan Manager 部分の設定が Enabled になって いない場合が考えられます。テストスイッチを押してテスト印刷して下さい。テスト印刷された内容は、 Microsoft Networks and LAN Server/Lan Manager Enabled になっていますか?、もしなっていない場 72 4.サーバーを使用しない場合の設定方法 合は、 Microsoft Networks and LAN Server/Lan Manager Enabled にするために SVS-03 シリーズのパ ラメータリセットを行います。リセットが済んだら SVS-03 シリーズの電源を入れ直してもう一度、 NetPilot を立ち上げて見てください。 ⑦ SVS-03 シリーズのテスト印刷の内容をもう一度確認してください。Microsoft Networks and LAN Server/Lan Manager 部分の Printer name(PS??????.LP1 など)が表示されていますか、表示されていな い場合は、SVS-03 シリーズのパラメータリセットを実行してください。 ⑧ SVS-03 シリーズの NETWORK LED ランプを確認します。 SVS-03 シリーズの電源を入れた後、 NETWORK LED ランプが一秒ぐらいついた後、5回点滅します。この動きではなくランプがつかなかったり、つきっぱ なしになっている場合は、SVS-03 シリーズの故障です。 ⑨ 以上の事を実行してもだめな場合、NetPilot を使用しないで SVS-03 シリーズの設定する必要がありま す。4 4.5.4. NetPilotでIPアドレスの変更が出来ないを参照してください。(3270/5250 など NetPilotでIPアドレスの変更が出来ない の SNA 使用時は 4.5.7.3270/5250 を使用している際の注意事項を参照して下さい) 4.5.4. ① NetPilotでIPアドレスの変更が出来ない NetPilot でTCP/IPのIPアドレスの変更が出来ない場合は ARP による変更が可能です。 4.5.5.TCP/IP プロトコルでのIPアドレス設定方法を参照して下さい。 プロトコルでのIPアドレス設定方法 4.5.5. ① TCP/IP プロトコルでのIPアドレス設定方法 SVS-03 シリーズの電源を OFF/ON します。 ② Windows NT のスタートメニューから「プログラム」-「コマンド プロンプト」をクリックします。 ③ 自分以外のPCに PING を行います。(この作業は必ず行って下さい) ④ arp コマンドで SVS-03 シリーズの IP アドレスを設定します。 (1) IP アドレス設定 C:\users\default> arp -s 192.1.1.41 00-40-8c-10-6a-16 (a) (b) (a) これから設定しようとする SVS-03 シリーズの IP アドレス (b) SVS-03 シリーズのイーサネット アドレス(本体裏面に記載) 注意1:arp コマンドを出す前に、必ず自分自身以外の通信可能な PC 等に ping を行なって通信確認を 注意1 行なって下さい。(Windows の問題で、この操作を行なわないと、arp が発行されません。) 注意2:arp を発行する Windows95/98/Me と SVS-03 シリーズは同じセグメントに接続する必要がありま 注意2 す。もし、運用時に違うセグメントに設置する場合は、 SVS-03 シリーズと同じセグメントの PC を使用 して arp を行なって下さい。 注意3:IP アドレスを決定する際、サブネットマスクにご注意下さい。サブネットマスクによってマス 注意3 クされた IP アドレスを使用されますと、通信ができません。 ⑤ SVS-03 シリーズの電源を OFF/ON します。 ⑥ IP アドレス確認(C:\users\default> C:\users\default> ping 192.1.1.41) 192.1.1.41 ⑦ ARP テーブルの削除(C:\users\default> C:\users\default> arp –d 192.1.1.41) 192.1.1.41 (192.1.1.41 は arp で設定した IP アドレスです。arp –d はホストのキャッシュメモリに保存された IP アドレスと MAC アドレスの静的な関係情報を解除します。このコマンドを実行しないとマッピングが静 的になりホストに恒久的に保存されてしまいます。) 73 4.サーバーを使用しない場合の設定方法 ⑧ 通信ができない場合は、 SVS-03 シリーズの電源を OFF/ON した後にもう一度設定を行なって下さい。ま た、 他の端末に ping が可能かも確認して下さい。 ARP での設定ができない場合、 SVS-03 シリーズの Default Router のパラメータや Subnet Mask のパラメータが設定されている可能性があります。この場合は初期 値にしても変わりません。NetPilot を使用して IP アドレスの設定を実行してください。 注意: 注意:Default Router や Subnet Mask は、別途 Web ブラウザか NetPilot で必ず設定してください。 4.5.6. PrintMonitor(NetBEUI)を使用して PrintMonitor(NetBEUI)を使用して SVS-03 シリーズが出力先ポー トにあらわれない ① SVS-03 シリーズのテストスイッチによるテストプリントを実行して下さい。以下の様に NetBEUI 部分の プロトコルが使用可能状態(enable)になっているかを確認して下さい disable の場合は NetBEUI が使用 不可です SVS-03 シリーズのパラメータリセットが FTP などを利用して enable に変えて下さい。 「Microsoft Networks and LAN Server/LAN Manager: enabled」 enabled」 ② 「Microsoft Networks and LAN Server/LAN Manager: enabled」の下の行に 「Printer name: PS??????.LP1」の様に PS??????.LP1 の名前が入っていますかここが空欄の場合、SVS-03 シリーズが出力先ポートに表示されません。NetPilot を利用して名前を付けて下さい。(NetPilot で Network ボタンを押して[Windows and OS/2]のタグのところで名前の変更が出来ます) ③ Windows95/98/Me のネットワークのプロトコルを確認して下さい。NetBEUI が使用可能になっています か?、使用可能では無い場合、NetBEUI のプロトコルを Windows95/98/Me に追加して下さい。 ④ NetPilot をインストールして SVS-03 シリーズがリストに表示されるかを確認して下さい。 ⑤ 3270/5250 などの SNA を使用している場合は、4 4.5.7 .5.7. 3270/5250を使用している際の注意事項 をお読みください。 ⑥ 一度 SVS-03 シリーズの電源をOFF/ONして Windows95/98/Me を立ち上げ直して下さい。これでも だめな場合、NetBEUI で PrintMonitor が使用出来ません。TCP/IP での Windows95/98/Me 直接印刷をお試 しください。 4.5.7. 3270/5250を使用している際の注意事項 ① 3270/5250 などの SNA 使用時は NetPilot を使用しての設定変更や Print Monitor での印刷が出来ない事 があります。これは SVS-03 シリーズのフレームタイプが違うため起こる現象です。SVS-03 シリーズのフ レームタイプを変更すれば NetPilot を使用しての設定変更や Print Monitor での印刷が可能になります。 ② 4.5.5.TCP/IP プロトコルでのIPアドレス設定方法を参照しながら SVS-03 シリーズのIPアドレスを 変更し、PCから PING が可能な状態にします。 ③ ftp コマンドを利用して SVS-03 シリーズにログインし、パラメータ設定ファイルである config ファイル を get します。(ここでは SVS-03 シリーズの IP アドレスを 192.36.253.80 とします。) % ftp 192.36.253.80 Connected to 192.36.253.80 220 PS560 FTP Printer Server V5.20 Aug 02 1996 ready Name (192.36.253.80:root) : root 331 User name ok, need password Password : pass <パスワードは表示されません> パスワードは表示されません> 230 User logged in ftp> get config 200 PORT command successful. 150 Opening data connection for config (192, 36, 253, 1, 5, 215)(0 bytes), (mode ascii). 74 4.サーバーを使用しない場合の設定方法 226 Transfer complete. local : config remote : config 8404 bytes received in 0.098 seconds(84 Kbytes/s) ftp> quit 221 Goodbye. (太字が実際に入力するコマンドです。) ④ テキストエディタで config ファイルを編集します。(--- NetBIOS/NetBEUI MENU の中) NB_FR_TYPE. : FR_AUTO (FR_AUTO, FR_802_2, FR_DIX) この行を NB_FR_TYPE. : FR_802_2 (FR_AUTO, FR_802_2, FR_DIX このように編集し直します 注:テキストエディタの中には、元の形式とは異なる形式でファイルを保存してしまうものがあります。 不適切な形式の config ファイルを SVS-03 シリーズに put しようとすると、put している間に SVS-03 シ リーズのリセットがかかってしまう等の問題が起きます。例えば、PC DOS 上の E エディタや、MS-DOS の EDIT で、この問題は起きます。Windows NT / 95 では、メモ帳を利用して config ファイルを編集して下 さい。 ⑤ ftp コマンドを利用して SVS-03 シリーズにログインし、config ファイルを put します。 % ftp 192.36.253.80 Connected to 192.36.253.80. 220 PS560 FTP Printer Server V5.20 Aug 02 1996 ready Name (192.36.253.80 : root) : root 331 User name ok, need password Password : pass <パスワードは表示されません> パスワードは表示されません> 230 user logged in ftp> put config CONFIG 200 PORT command successful. 150 Opening data connection for CONFIG(192, 36, 253, 1, 5, 220)(0 bytes), (mode ascii). 226 Transfer complete. local : config remote : CONFIG 8404 bytes sent in 0.027 seconds(3e+02 Kbytes/s) ftp> quit 注:config ファイルを小文字で put した場合、SVS-03 シリーズの電源を入れ直すと元の設定に戻ってし まいます。 SVS-03 シリーズの電源を入れ直した後も変更を有効にしたい場合は、大文字の CONFIG と いう名前で put します。 ⑥ SVS-03 シリーズの電源を入れ直します。以上で完了です。なお NetPilot でのアクセスが可能な場合、 NetPilot の「Properties」の「Windows and OS/2」タグの Frame Type を FR_802_2 に変更してから「OK」 ボタンを押す事で変更する事もできます。 4.5.8. 3270/5250を使用している際の注意事項2 ① IBM パ ー ソ ナ ル ・ コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン ズ な ど の 5250/3270 の プ リ ン タ セ ッ シ ョ ン の 出 力 先 を PrintMonitor の接続されている Windows95 のプリントキューにするときは PrintMonitor と SVS-03 シリ ーズの接続を TCP/IP にしてください。 ② PrintMonitor と SVS-03 シリーズの間を NETBEUI で接続した場合、5250/3270 のプリンタセッションか らの出力をサポートしません。 ③ SVS-03 シリーズが 10 台以上ある環境では、サーバー経由の印刷に変更してください。SVS-03 シリーズ が 10 台以上ある環境で PrintMonitor を使用するとトラフィックが増大し印刷に影響を与える場合があり ます。 4.5.9. IPアドレスが勝手に変わってしまう ① SVS-03 シリーズは BOOTP、DHCP、RARP に対応しており DHCP、BOOTP、RARP などのサーバーが起動してい 75 4.サーバーを使用しない場合の設定方法 ると IP アドレスを変更する事があります。NetPilot などで SVS-03 シリーズの BOOTP、DHCP、RARP を使 用不可に変更して下さい。 4.5.10. SVS-03 シリーズとの PING ができなくなってしまう ① ARP コマンドで TCP/IP の IP アドレスを設定した後、Default Router や Subnet Mask を設定しないと、 アクセスできなくなる事があります。WindowsNT で Subnet Mask や Default Router を設定している場合 は SVS-03 シリーズも必ず Default Router Subnet Mask を設定してください。 ② ARP コマンドで TCP/IP の IP アドレスを設定した場合は、ARP –d のコマンドで ARP テーブルの削除を実 行してください。 ③ SVS-03 シリーズのテストボタンを押してテストページを出力して IP アドレスを確認してください。 76 5. NetWare での設定方法 5.NetWare での設定方法 5.1. NetWare 設定手順概要 NetWare で SVS-03 シリーズをインストールする場合、設置する環境でどのプロトコルが使用されてお り、どの印刷方法で印刷するか、あらかじめ決定する必要があります。以下の表より適当なインスト ール方法を選択し、インストールを進めてください。 印刷方法 伝送プロトコル アクション キューを使用した従来 IPX/SPX 5.2 キューを使用した従来の印刷方法をご参照くださ キューを使用した従来の印刷方法 の印刷 い。 Pure IP 5.3 IP プロトコルでのキューを使用した印刷方法をご プロトコルでのキューを使用した印刷方法 参照ください。 NDPS TCP/IP IPX/SPX 78 5.4 NDPS を使用した印刷方法をご参照ください。 を使用した印刷方法 5.NetWare での設定方法 5.2. キューを使用した従来の印刷方法 5.2.1. 設定手順概要 NetWare で SVS-03 シリーズを設定する場合、付属ユーティリティ NetPilot が必要です。なお設定作業 には admin(supervisor)同等権限が必要ですので、必ず admin 同等権限でログインしているクライアン トで操作を行ってください。NetPilot は NetWare のサーバー上にプリントキュー及びプリントサーバ ーを作成して接続するまで自動的に行います。設定手順にそって NetWare での設定を行って下さい。以 下に設定手順の概要を示します。 1.2 章を参照し SVS-03 シリーズをプリンタに接続する 1.3 章を参照し SVS-03 シリーズをプリンタをネットワークに接続する 付属ユーティリティーNetPilot をクライアント PC にインストール 付属ユーティリティーNetPilot で NetWare Server に設定 SVS-03 シリーズのその他パラメータの設定 クライアントより印刷 5.2.2. 設定前処理 ① 1.2、1.3 章を参照し、SVS-03 シリーズをプリンタおよびネットワークへの接続を行って下さい。 ② SVS-03 シリーズを接続したい NetWare NDS ツリー(サーバー)に admin(supervisor)同等権限でログ インしているクライアント(Windows95/NT)を用意して下さい。このクライアントに設定ユーティリテ ィ(NetPilot)をインストールします。 ③ 設定ユーティリティ(1)のディスケットを用意して下さい。 5.2.3. 設定ユーティリティ NetPilot のインストール ① 設定前処理で用意した admin 権限でログインしたクライアントのディスケットドライブに設定ユーティ リティ(1)のディスケットを挿入します。(この例ではドライブA:) ② ファイルマネージャもしくはエクスプローラからディスケット内の A:\WINDOWS\SETUP.EXE を実行。 79 5.NetWare での設定方法 ③ Welcome!パネルが表れますのでインストールを継続する場合 は「Next」、中止する場合は「Cancel」を押して下さい。 ④ インストール方法を選択します。Typical と Custom がありま すがここでは必ず 必ず Custom を選択して下さい。Typical でイン ストールすると NetPilot がインストールされません。 ⑤ インストールプログラムの確認パネル(Previously Installed Components)が表示されますので「Next」を押して下さい。 ⑥ インストールするプログラムを選択します。NetPilot のみを チェックして下さい。Print Monitor は、NetBEUI や TCP/IP で 使用する為の,サーバーを使用しない直接印刷のユーティリテ ィです。ここでは使用しませんのでチェックを必ずはずして下 さい。NetPilot NetPilot だけをチェックした状態で「Next」を押して だけをチェックした状態で 下さい。 ⑦ プログラムのインストール先ディレクトリを指定します。必要 に応じて「Browse」ボタンでディレクトリを変更して下さい。 その後、「Next」を押して下さい。 ⑧ スタートメニューに登録される名前を指定します。必要に応じて変更し、「Next」ボタンを押して下さ い。 ⑨ インストール確認パネル(Ready to Install!)で「Install」を押すとインストールが開始されます。 ⑩ 画面の指示に従って、設定ユーティリティ(2)(DISK2)をディスケットドライブに挿入し Enter を押し てください。 ⑪ Installation completed Successfully! パネルが表示されるとインストールは完了です。「Close」を 押して終了して下さい。 80 5.NetWare での設定方法 5.2.4. 設定ユーティリティで NetWare サーバーへのインストール ① NetPilot は、SVS-03 シリーズの NetWare Server への自動インストール及び SVS-03 シリーズの設定変 更を可能にするユーティリティです。詳細機能については本書の「設定ユーティリティ Netpilot の使 用方法」の項目を参照して下さい。本作業中では参照する必要はありません。 ② 5.2.2 でインストールした NetPilot を使用して SVS-03 シリーズを NetWare サーバーにインストールし ます。Windows95/NT の「タスクバー」の「スタート」の「プログラム」に登録されている NetPilot を 起動します。(Windows3.1 の場合は登録した名前のグループの中に NetPilot がありますのでそれを起動 して下さい) ③ 起動すると NetPilot のメインウインドウ が立ち上がります。サーバーにインストー ルしたい SVS-03 シリーズを右側のリスト より選択するとツールバーアイコンボタ ンの「Install」が選択可能になりますの で「Install」ボタンを押します。(注: リストされる名前は SVS-03 シリーズのノ ードアドレスの下6桁の頭に”PS”が付い たものです)もしリストに表示されない場 合、「View」メニューの「Refresh」を実 行して下さい。 ④ インストールオプションパネルが表れますので「with Installation Wizard」を選択します。「with Installation Wizard」は、選択した SVS-03 シリーズを初めてサーバー に 登 録 す る 場 合 に 使 用 し ま す 。 「 with current configuration」は、SVS-03 シリーズのコンフィグレーシ ョンだけを変更したい場合に使用します。本作業では 「with Installation Wizard」を選択して「OK」ボタンを 押して下さい。 ⑤ SVS-03 シリーズの名前設定パネルが表示 されますので設定したい名前を入力する かもしくはデフォルトのまま「Next」ボタ ンを押します(注意 注意:この名前はユーザー 注意 が SVS-03 シリーズを見分けるのに使用し ます。出来るだけデフォルトの名前を使用 して下さい。設定後「file」メニューの 「Rename」で名前を変更する事もできま す。) 81 5.NetWare での設定方法 ⑥ ネットワーク環境の選択パネルが表示され ますので使用するプロトコルをチェックし ます。この SVS-03 シリーズを NetWare でも TCP/IP でも NetBEUI(Windows and OS/2)で も使用したい場合は全てのチェックボック スをチェックしてください。ここではネット ワーク負荷の低減のため不要なプロトコル のチェックは外しておく事をお勧めします。 プロトコルをチェックし終えたら「Next」ボ タンを押して下さい。 ⑦ NetWare の設定パネルが表示されますので NetWare NDS で登録する場合は「In The NDS tree」を選択してください。NetWare3.1x の場合やバインダリで登録する場合は「On a bindery File Server」を選択し登録したい サーバーを「Select a NetWare File Server for queues」から選択してください。選択 したら「Next」ボタンを押します。 *各パラメータ説明 In the NDS tree: On a bindery File Server Select a NetWare File Server for your queues: このオプションは NetWare NDS 環境でのみ選択可能です。このオプションを選択した場 合、次のウィザードで NDS tree に SVS-03 シリーズを登録する必要があります。 NetWare 3.1x 環境ではこのオプションを選択します。また、NetWare 4.1x 環境下で bindery サービスを利用する場合も、このオプションを選択します。 Bindery サービスを選択した場合、このオプションを設定する必要があります。ドロッ プダウンリストを使用してプリントキューを作成するファイルサーバーを選択します。 ここで選択したファイルサーバーにまだログインしていない場合は「Next >」ボタンを クリックした時に、「ログイン」ダイアログが表示され、選択したファイルサーバーに ログインするように求められます。このログイン機能は使用しないでください。NetWare のインストール作業は必ずログインしてから行ってください。 ⑧ NetWare NDS ネットワーク環境設定パネルが 表示されます。(bindery サービスを選んだ 場合はこのパネルは表示されませんので省 略して次に進んで下さい)SVS-03 シリーズ を置く Context、SVS-03 シリーズがログイン す る NDS Tree 、 プ リ ン ト キ ュ ー を 置 く Context ・ ボ リ ュ ー ム を そ れ ぞ れ 設 定 し 「Next」ボタンを押して下さい。 82 5.NetWare での設定方法 *各パラメータの説明 Print Server context: SVS-03 シリーズを置く context を入力します。「Browse...」ボタンをクリッ クして context を選択することも可能です。 SVS-03 シリーズがログインする NDS Tree を選択します。 Login NDS Tree: (この NDS Tree 上のアカウントを1つ消費します。) Queue context: プリントキューを置く context を入力します。「Browse...」ボタンをクリ ックして context を選択することも可能です。 Queue volume: プリントキューを置くボリューム を入力します。「Browse...」ボタンをク リックしてボリュームを選択することも可能です。 ⑨ NetWare プリントキューの設定パネルが表示さ れますので SVS-03 シリーズを設定したいキュー の名前を入力し「Next」ボタンを押して下さい。 設定した名前が NetWare サーバーに作成されま す。(SVS-0320S/0320e/0330S のように複数のポ ートがあるタイプは、図のように各ポートに接続 する複数のプリントキューを作成します。) ⑩ TCP/IP設定パネルが表示されます。(使用 プロトコルの設定パネルでTCP/IPのチェ ックボックスをチェックしなかった場合はこの パネルは表示されません省略して次に進んで下 さい)ここで IP アドレス、サブネットマスク、 デフォルトルータ等の設定をします。、この設 定は後からも設定可能です。基本的には DHCP、 BOOTP、 RARP のチェックボックスを外して Manual のチェックボックスをチェックして IP Address、 Subnet Mask、Default Router を登録して Next ボタンを押してください。DHCP、BOOTP、RARP などの IP アドレス自動設定のプロトコルは各プロトコルで使用制限がありますので使用する場合は以下の各パラ メータの説明を読んで注意して使用してください。 *各パラメータの説明 BOOTP: BOOTP サーバで IP アドレスを管理している環境の場合は、このチェックボックスを選択 すると、SVS-03 シリーズの起動時に、IP アドレスが自動的に設定されます。従って、 対応する各フィールドは手動では設定することができなくなります。通常はチェックボ ックスを外す事をお勧めします。 RARP: このチェックボックスを選択すると、RARP が有効になります。この機能は BOOTP 同様、 IP アドレスが自動更新されます。RARP を有効にした場合、IP アドレスは手動では設定 することができなくなります。通常はチェックボックスを外す事をお勧めします。 通常はチェックボックスを外す事をお勧めします。 DHCP: DHCP マネージャで IP アドレスを管理している環境の場合は、このチェックボックスを 選択すると、 SVS-03 シリーズの起動時に、IP アドレスが自動的に、かつ一時的に割り 当てることが可能です。サポートできる DHCP サーバは WindowsNT の DHCP サーバのみで す。SVS-03 シリーズは Windows95 の様に”WINS の解決に DHCP を使う”のような使い方が できません。名前を解決するには、同一セグメント上に存在する WindowsNT の WINS サ ーバーを使用するしか方法がありませんので WINS サーバーが無い場合、DHCP は使用せ ずに Manual で設定してください。その際 DHCP のチェックボックスは外してください。 (WINS の設定は Windows and OS/2 のパネルで行います)注意:同一セグメント内に DHCP サーバーが2つ以上ある場合も DHCP は使用できません。 Manual: BOOTP、RARP、DHCP による IP アドレスの管理を行っていない場合、または望ましくない 83 5.NetWare での設定方法 場合はこのオプションを選択します。このオプションを有効にした場合は、IP アドレス、 サブネットマスク、デフォルト・ルータを入力します。通常はこの方法で 通常はこの方法で IP アドレス を設定してください。この場合は、BOOTP,RARP,DHCP を設定してください。この場合は、BOOTP,RARP,DHCP のチェックボックスを外してく ださい。 IP Address: SVS-03 シリーズに設定する IP アドレスを入力します。このアドレスは他 のネットワー ク機器と重複しないようにしなければなりません。 Subnet 例えば、Class C のサブネットマスクは 255.255.255.0 になります。デフォルトの値 Mask: 「0.0.0.0」を設定した場合、サブネットマスクは自動的に設定されます。 Default デフォルト・ルータの IP アドレスを入力します。デフォルトの値「0.0.0.0」 を設定した Router: 場合、ルータを越えた通信はできなくなります。 ⑪ NetBEUI(Windows and OS/2)環境での設定パネル が表示されます。(使用プロトコルの設定パネ ルで Windows and OS/2 のチェックボックスをチ ェックしなかった場合はこのパネルは表示され ません省略して次に進んで下さい)ここで NetBEUI で接続する場合の SVS-03 シリーズの名 前を入力し「Next」ボタンを押します。出来る だけデフォルトの名前を使用して下さい。WINS は WindowsNT の WINS サーバーにホスト名と IP アドレスを自動的に登録する場合に設定します。 WINS サーバーを使用して WINS の解決を行う場合は WINS サーバーの IP アドレスを入力してください。WINS を使用しない場合は WINS のチェックボックスを外し て「Next」ボタンを押してください。 Printer on LPT1: PrintMonitor(Windows)や PRMAN(OS/2)で接続する場合に各ソフトウエアで (LPT2:,COM1) 表示されるプリンタ名です。デフォルトのまま使用することを推奨します。 WINS WindowsNT の WINS サーバーで WINS の解決をしていてこの SVS-03 シリーズの ホスト名(デフォルトは PS+下6桁の MAC アドレス)と IP アドレスを WINS サ ーバーに登録したい場合、このチェックボックスを有効にします。DHCP を使 用しない場合はチェックボックスを外してください。 Primary WINS Server WINS サーバーのアドレスを入力してください。 Secondary WINS Server WINS サーバーのアドレスを入力してください。 ⑫ パスワードの設定とテストページの出力パネル が表示されます。必要であればパスワードを入 力、テストプリントの出力先を選択して 「Finish」ボタンを押します。 84 5.NetWare での設定方法 *各パラメータの説明(前ページのパネル) Configuration SVS-03 シリーズの設定ファイルにパスワードを設定し、アクセスを 制限することが Password: できます(オプション)。パスワードを設定した場合、「Property」ページ、また は「Network」ウィンドウにアクセスする前に、パスワードを入力する必要がありま す。パスワードは「Property」ページを使用して変更することができます。 パスワードを忘れた場合は SVS-03 シリーズを工場出荷時の設定に戻す以外に解除す る方法はありません。また、再度インストールする場合は、以前設定したパラメー タ等はすべて削除されます。 注意:パスワードを設定しても、ユーザー権限で「Property」ページ、「Network」 ウィンドウは見ることができます。ユーザー権限で「Property」ページ、「Network」 ウィンドウを見せ ないようにするためには、「General Property」ページ の「Users」オプションを使用します。 また、このパスワードは WWW ブラウザからアクセスする際にも必要になります。 Print Test 「Finish」ボタンをクリックすると、NetWare 環境で選択したプリンタを経由してテ Page: ストページを出力しようとします。このテストにより NetWare 環境でのインストー ルが正しく行なえたかどうか確かめることができます。また、テストページの出力 結果で設定した内容を確認することができます。 ⑬ Installation completed パネルが表示されてインストールは終了です。「OK」ボタンを押して終了して テストプリントが出力されているか確認して下さい。インストールした SVS-03 シリーズはメインパネル の「Network Print Servers」フォルダに移動します。「Network Print Servers」フォルダを確認して 下さい。この作業が終了したら次のインストール後の各パラメータリスト変更に進んでください。 ⑭ インストールが失敗した場合は NetWare トラブルシューティングを参照して下さい。この SVS-03 シリー ズを複数のサーバーから使用したい場合などの処理を行いたい場合は 5.2.6 NetWare 環境の変更を参照 して下さい。 5.2.5. インストール後の各パラメータリスト変更 ここでは SVS-03 シリーズの各パラメータを変更して安定した印刷ができるように修正します。パラメータの推 奨値と設定方法は、12.3.4 パラメータ推奨値と設定方法を参照してください。(注意 (注意:この変更作業は必ず実 (注意:この変更作業は必ず実 行してください。)作業が終了したら SVS-03 シリーズの電源を OFF/ON してください。 行してください。) 85 5.NetWare での設定方法 5.2.6. NetWare 環境の変更 5.2.6.1. 別のプリントキューに SVS-03 シリーズを接続するには シリーズを接続するには ① NetPilot を立ち上げてメインウインドウの中の「Units」フォルダの「Network Print Servers」フォル ダの中のインストール済み SVS-03 シリーズを表示します。 ② 接続したい SVS-03 シリーズを選択してツールバ ーの「Network」ボタンまたは右クリックメニュー で「Network」を選択すると Network ウインドウが 表示されます。「NetWare」のタブを選択すると右 の様に現在接続 SVS-03 シリーズにしているプリ ントキューが表示されます。 ③ SVS-03 シリーズ・ポートの(LPT1)を選択して下 さい。(注意:SVS-0420S をご使用の場合は LPT1 ポートにプリンタを接続している場合は LPT1 を、 LPT2 ポートに接続している場合は LPT2 を、シリ アルポートに接続している場合は COM1 を選択し てください。PR1-PR8 は論理プリンタ機能を使用 可能にします。ただし、NetWare 環境で使用する 場合は、論理プリンタ機能はまず必要ないでしょう。また、PR4-PR8 は絶対に選ばないでください。詳し くは、「14.1 論理プリンタ」の章を参照してください。) *各ボタン説明 [Connect] [Disconnect] [Show Remote] SVS-03 シリーズのポートにプリントキューを接続するためのパネルを開きます。 SVS-03 シリーズのポートから選択したプリントキューの接続を解除します。 リモートプリンタモードで動作している SVS-03 シリーズが接続している NetWare プ リンタの場所を表示します。「Network」ウィンドウを開くたびに、いくつかのリモ ートプリンタ(NetWare プリントサーバー)がプリンタポート、プリントキューとは 離れてウィンドウの下に表示されます。リモートプリンタとの接続を確認するため に、このボタンと後述する「Delete」ボタンは必ず使用します。 [Delete リモートプリンタモードで動作しているプリンタを削除します。プリントキュー、 Remote] SVS-03 シリーズ・オブジェクト、プリンタ・オブジェクトが NetWare ファイルサー バーから手動(NetPilot を使わずに)で削除された場合に限り、「Show」ボタンを 使用した後に「Delete」ボタンをクリックすることができます。 [Banner Type] バナーページの出力形式を Text、PostScript のいずれかに設定します。「Banner Type」ボタンをクリックする前に、LPT1、LPT2、COM1 のいずれかを選択します。 Context: NDS Tree の中のプリンタ・オブジェクトの場所を選択します。 Preferred NDS SVS-03 シリーズがログインする NDS Tree を選択します。 Tree Change... 「Change」ボタンをクリックすることでファイルサーバー(NDS Tree)を変更する ことができます。 86 5.NetWare での設定方法 ④ 「Connect..」ボタンを押して「Connect NetWare Print Queues」パネルを表示させます。 ⑤ 「Resources」プルダウンからプリントキューを作成した いサーバーを選択します。 ⑥ 「Create Queue」ボタンで新しくプリントキューを作成し た後、作成したプリントキューを選択します。(既存のプ リントキューに SVS-03 シリーズ・ポートを接続したい場 合は「Create Queue」の処理は必要ありません。「Delete Queue」はキューを削除します。) ⑦ 「Print Server Mode」のラジオボタンを選択して「OK」 ボタンを押すと「Network Environments」ウインドウに戻 ります。 (注意 注意: 注意:リモートプリンタモードで使用する場合は「NetWare Print Server」フィールドの右側の「Browse」ボタンを クリックしリストの中から接続させたい NetWare プリン トサーバーを選択し Printer Number を Automatic か Manual(バインダリの場合は 0-16、NDS の場合は 0-256) で設定し OK を押した後 Netpilot を終了してください。 その後 NetWare プリントサーバーを再起動した後に SVS03 シ リ ー ズ を 立 ち 上 げ 直 す と 、 SVS-03 シ リ ー ズ が NetWare プリントサーバーに接続します。) 5.2.6.2. プリントサーバーモードとリモートプリンタモード プリントサーバーモードでの SVS-03 シリーズはファイルサーバーにログインし、プリントジョブが無いかプリ ントキューを繰り返しポーリングします。この場合、SVS-03 シリーズは NetWare プリントサーバー(PSERVER.EXE を実行しているワークステーション)をエミュレートします。このモードでは印刷が高速であり(通常 1200~ 4000Kbps)ネットワークの負荷も小さくなるため推奨されるモードです。 リモートプリンタモードでの SVS-03 シリーズはファイルサーバー上で実行されている NetWare プログラムの PSERVER.NLM に接続されるか、または PSERVER.EXE を実行している専用ワークステーションに接続します。その 後ファイルサーバーから自動的にプリントジョブを受け取ります。この場合 SVS-03 シリーズは、RPRINTER や NPRINTER(NetWare リモートプリンタソフトウエア)を実行しているワークステーションをエミュレートします。 このモードは印刷が低速(通常 160~560Kbps)でネットワークの負荷が大きくなるため、あまり推奨できません。 ただし、プリントサーバーモードで接続する場合は SVS-03 シリーズ 1 台につき 1 つのユーザーライセンスが必 要ですが、リモートプリンタモードで接続する場合は NetWare のユーザーライセンスはカウントされません。従 いまして、リモートプリンタモードは NetWare のユーザーライセンス数が大きな問題となる小規模なネットワー クにのみ推奨されるモードです。 87 5.NetWare での設定方法 5.2.6.3. Novell ユーティリティによる設定 SVS-03 シリーズを NetWare 環境にインストールしたあとも、NetPilot を使用していつでも設定を変更できます。 また、Novell の NetWare アドミニストレータや PCONSOLE などを使用して管理することもできます。 NetWare アドミニストレータの役に立つ機能について、以下で詳しく説明します。 ① プリンタの状態 以下に示す「NetWare」ダイアログの「プ リンタステータス」メニューに、SVS-03 シリーズのプリンタ・サーバーがサービ スを提供している、アクティブなプリン トジョブのステータスが表示されます。 表示されるアクティブなジョブの詳細は、 プリントキュー、プリントジョブの説明、 印刷するファイルのサイズ、ジョブが終 了した割合(%)などです。NetWare アドミ ニストレータでは、このメニューからプ リントジョブを中止または一時停止する こともできます。 ② 通知 NetWare アドミニストレータを使用して、SVS-03 シリーズに接続されているプリンタのステータスメッセ ージの通知を有効、または無効にすることができます。たとえば、ビジー状態、オフライン状態、用紙切 れ、紙づまりなどです。プリントジョブの所有者や特定の管理者を、通知を受けるユーザーのリストに追 加、または削除することができます。 ③ プリントレイアウト インストールされている SVS-03 シリー ズのプリンタ・サーバーと、それに関連す るプリントキューは、任意の NetWare 組 織ユニットとして表示できます。要約情 報をチェックしたいプリンタを右クリッ クするだけで、その情報が表示されます。 88 5.NetWare での設定方法 5.3. IP プロトコルでのキューを使用した印刷方法 5.3.1. 設定手順概要 キューを使用した印刷方法では、PureIP プロトコルでの印刷にも対応しています。ただし、NDS による方法のみ サポートしています。PureIP による印刷は NetWare5 以降でサポートされています。 1.2 章を参照し SVS-03 シリーズをプリンタに接続する 1.3 または 1.4 章を参照し SVS-03 シリーズをプリンタをネットワークに接続する NetWare アドミニストレータで NetWare サーバの設定 TCP/IP プロトコルでの IP アドレス設定 Web ブラウザで SVS-03 シリーズの設定 SVS-03 シリーズのその他パラメータの設定 クライアントより印刷 5.3.2. NetWare アドミニストレータで NetWare サーバの設定 PureIP 環境では、NetWare アドミニストレータを使用してプリンタ、プリントサーバ、キューのオブ ジェクトを作成し、それぞれを関連付けておく必要があります。 89 5.NetWare での設定方法 5.3.3. TCP/IP プロトコルでのIPアドレス設定 以下の作業は、SVS-03 シリーズと設定を行う PC が同一セグメント内にあることを前提としています。 ① SVS-03 シリーズの電源を OFF/ON します。 ② Windows のスタートメニューから「プログラム」-「コマンド プロンプト」をクリックします。 ③ 自分以外のPCに PING を行います。(この作業は必ず行って下さい) ④ arp コマンドで SVS-03 シリーズの IP アドレスを設定します。 IP アドレス設定 C:\users\default> arp -s 10.1.4.66 00-40-8c-1b-30-0a (a) (b) (a) これから設定しようとする SVS-03 シリーズの IP アドレス (b) SVS-03 シリーズの MAC アドレス(本体裏面に記載) 注意1:arp コマンドを出す前に、必ず自分自身以外の通信可能な PC 等に ping を行なって通信確認を行 注意1 なって下さい。(Windows の問題で、この操作を行なわないと、arp が発行されません。) 注意2:arp を発行する Windows と SVS-03 シリーズは同じセグメントに接続する必要があります。Arp 注意2 を発行する場合は、 同じセグメントの PC を使用して下さい。 注意3:IP アドレスを決定する際、サブネットマスクにご注意下さい。サブネットマスクによってマス 注意3 クされた IP アドレスを使用されますと、通信ができません。 ⑤ SVS-03 シリーズの電源を OFF/ON します。 ⑥ IP アドレス確認(C:\users\default> C:\users\default> ping 10.1.4.66 10.1.4.66) 66 ⑦ ARP テーブルの削除(C:\users\default> C:\users\default> arp –d 10.1.4.66) 10.1.4.66 (10.1.4.66 は arp で設定した IP アドレスです。arp –d はホストのキャッシュメモリに保存された IP アドレスと MAC アドレスの静的な関係情報を解除します。このコマンドを実行しないとマッピングが静的 になりホストに恒久的に保存されてしまいます。) ⑧ 通信ができない場合は、 SVS-03 シリーズの電源を OFF/ON した後にもう一度設定を行なって下さい。ま た、 他の端末に ping が可能かも確認して下さい。 ARP での設定ができない場合、 SVS-03 シリーズの Default Router のパラメータや Subnet Mask のパラメータが設定されている可能性があります。この場合は工場 出荷値に戻して、再度③から実行してください。 注意: 注意:Default Router や Subnet Mask は、別途 Web ブラウザか NetPilot で必ず設定してください。 90 5.NetWare での設定方法 5.3.4. web ブラウザでのインストール ① 各種ブラウザの URL を入力する部分へ SVS-03 シリーズの IP アドレスを入力します。 ② 表示された SVS-03 シリーズのホームページの Configuration ボタンをクリックします。 ③ NetWare のリンクをクリックすると下記の画面になります。 ④ PSERVER NDS のパラメータへツリーとコンテキストの含まれるプリントサーバ名を PSERVER NDS へ下記 のように設定します。 例 TREE:NW_TREE NBGPS.2ND_DEV この例では、プリントサーバ名は NBGPS でコンテキストは 2ND_DEV です。ログインするツリーは NW_TREE です。 91 5.NetWare での設定方法 重要! 1. 設置環境で IPX と IP どちらのプロトコルも有効であり、そのネットワークの伝送プロトコ ルとして SVS-03 シリーズのパラメータが DUAL_STACK(デフォルト値)と設定されているな らば、IPX で伝送されます。IP プロトコルを必ず使用するために web ブラウザを使用してパ ラメータ NetWare Transport Protocol の値を DUAL_STACK から IP_ONLY へ変更する必要が あります。 2. SVS-03 シリーズが IP プロトコルを使用してファイルサーバにログインするために、指定さ れたツリーの存在するファイルサーバ上で RCONAG6.NLM がロードされていなければなりま せん。 5.3.5. インストール後の各パラメータリスト変更 ここでは SVS-03 シリーズの各パラメータを変更して安定した印刷ができるように修正します。パラメータの推 奨値と設定方法は、12.3.4 パラメータ推奨値と設定方法を参照してください。(注意 (注意:この変更作業は必ず実 (注意:この変更作業は必ず実 行してください。)作業が終了したら SVS-03 シリーズの電源を OFF/ON してください。 行してください。) 92 5.NetWare での設定方法 5.4. NDPS を使用した印刷方法 5.4.1. 設定手順概要 SVS-03 シリーズは、印刷とプリンタ管理のためのノベル社の新世代アーキテクチャーである Novell Distributed Print Services(NDPS)をサポートしています。NDPS は Pure IP(TCP/IP)か IPX/SPX で動作可 能です。 NDPS は NetWare4.11 以降からサポートされていますが、 SVS-03 シリーズがサポートするのは NetWare5 以降のものからです。また、Pure IP(TCP/IP)は NetWare5 以降でサポートされた機能です。 1.2 章を参照し SVS-03 シリーズをプリンタに接続する 1.3 または 1.4 章を参照し SVS-03 シリーズをネットワークに接続する Web ブラウザで SVS-03 シリーズの設定 NetWare アドミニストレータで NetWare サーバの設定(パブリックアクセスの場合は不要) SVS-03 シリーズのその他パラメータの設定 クライアントより印刷 5.4.2. 設定前処理 ① SVS-03 シリーズがインストールされる前に、NetWare ファイル・サーバーに NDPS と NDPS ゲートウェイ がインストールされていることを確認してください。 ② SVS-03 シリーズは、Novell NDPS Gateway が IP ネットワークで印刷されるために使用されている間、 IPX プロトコルの使われているネットワークでは NDPS 印刷のために HP NDPS Gateway をサポートして います。プリンタ・ゲートウェイのソフトウェアは NDPS ソフトウェアに含まれており、NDPS と共に自 動的にインストールされます。 ③ NDPS、Novell NDPS Gateway についての詳しいことは、ノベル社と HP 社のドキュメントをご参照して ください。 93 5.NetWare での設定方法 5.4.3. IPX ネットワークでの NDPS 設定方法 接続するプリンタのインストール方法を、パブリックプリンタとするかコントロールプリンタとするか 選択する必要があります。NDPS を使用して SVS-03 シリーズをインストールするために下記手順に従って ください。 5.4.3.1. パブリックアクセス ① NetWare アドミニストレータのメインブラウザで、該当するプリンタエージェントを制御したい NDPS マ ネージャオブジェクトをダブルクリックします。 ② 使用したい NDPS マネージャオブジェクトの[識別]ウィンドウで、[プリンタエージェントリスト]ボ タンをクリックします。プリンタエージェントリスト]ダイアログが表示されます。 ③ [新規]を選択します。[プリンタエージェントの作成]ダイアログが表示されます。 ④ [NDPS プリンタ名]フィールドに選択した名前を入力します。 ⑤ [ゲートウェイタイプ]フィールドで、[Hewlett-Packard IP/IPX プリンタゲートウェイ]を選択して、 [OK]をクリックします。 ⑥ プロンプトが表示されたら、NDPS マネージャをロードします。[プリンタエージェント用の HP プリンタ ゲートウェイの環境設定]ダイアログが表示されます。 ⑦ 使用するプロトコルを、IPX に設定します。 ⑧ プリンタとプリンタエージェントが表す特定のプリンタのプリンタタイプを選択して、[OK]をクリッ クします。目的のプリンタがプリンタリストに表示されなかったら、そのアドレスをそのページに手動 で入力します。 ⑨ SVS-03 シリーズをネットワークへ接続してください。 ⑩ NetPilot を使用して SVS-03 シリーズのパラメータ HP_JETADMIN を YES に設定してください。パラメー タ HP_JETADMIN は、SVS-03 シリーズと HP NDPS Gateway の間で通信を可能にするために必ず YES に 設定しなければなりません。 右図のように NetPilot の Properties 中の General タグの中で設定可能で す。NetPilot のインストール方法は 5.2.3 設定ユ ーティリティ NetPilot のインストールを参照して ください。 HP NDPS Gateway はすぐに SVS-03 シリーズを みつけ、接続された各々のプリンタのために自 動的にパブリックプリンタを作成します。すべてのユーザーはパブリックプリンタへアクセスでき ます。 5.4.3.2. コントロールアクセス ① ブローカーが実行されており、NDPS マネージャオブジェクトがすでに作成されていることを確認します。 ② NetWare アドミニストレータで、NDPS プリンタオブジェクトが入るコンテナを選択します。 94 5.NetWare での設定方法 ③ [オブジェクト]メニューから、[作成]を選択します。[新しいオブジェクトクラス]ダイアログが 表示されます。 ④ [NDPS Printer]を選択します。[NDPS プリンタの作成]ダイアログが表示されます。 ⑤ [NDPS プリンタ名]フィールドに選択した名前を入力します。 ⑥ [プリンタエージェントのソース]フィールドで、[新規プリンタエージェントを作成する]を選択し てから[作成]を選択します。[プリンタエージェントの作成]ダイアログが表示されます。 ⑦ プリンタエージェント名 (デフォルトは作成中の新しいプリンタの名前) を確認して、それを割り当て る NDPS マネージャを選択するためにブラウズします。 ⑧[ゲートウェイタイプ]フィールドで、[Hewlett-Packard IP/IPX プリンタゲートウェイ]を選択して、 [OK]をクリックします。 ⑨ プロンプトが表示されたら、NDPS マネージャをロードします。[プリンタエージェント用の HP プリンタ ゲートウェイの環境設定]ダイアログが表示されます。 ⑩ 使用するプロトコルとして、IPX を選択します。デフォルトは IPX です。 ⑪ プリンタとプリンタエージェントが表す特定のプリンタのプリンタタイプを選択して、[OK]を押しま す。希望するプリンタがリストに表示されない場合は、手動でそのアドレスを入力することもできます。 ポートは、0、1、2、3 のいずれかです。 ⑫ プロンプトが表示されたら、各オペレーティングシステムのプリンタドライバを選択します。 ⑬ SVS-03 シリーズをネットワークへ接続してください。 ⑭ NetPilot を使用して SVS-03 シリーズのパラメータ HP_JETADMIN を YES に設定してください。パラメー タ HP_JETADMIN は、SVS-03 シリーズと HP NDPS Gateway の間で通信を可能にするために必ず YES に設定 しなければなりません。設定方法は、5.4.3.1 の⑩をご参照してください。 ⑮ NetWare アドミニストレータを使用して、ディレクトリの中に NDPS プリンタのオブジェクトを作成して ください。接続するプリンタそれぞれに対応する NDPS プリンタのオブジェクトを作成します。ディレク トリー・オブジェクトとして、それらへのアクセスはコントロールされます。 5.4.4. IP ネットワークでの NDPS 設定 ① SVS-03 シリーズへ IP アドレスが割当てられている必要があります。IP アドレスの割当て方法は、5.3.3 TCP/IP プロトコルでの IP アドレス設定をご参照ください。 ② NetWare アドミニストレータを起動します。もし使用可能な NDPS マネージャー・オブジェクトがないな らば、NDPS マネージャー・オブジェクトを作成します。 ③ NetWare アドミニストレータでプリンタ・オブジェクトを作成します。インストールされたプリンタは、 NDPS マネージャーの中に現れるでしょう。 NDPS マネージャー・オブジェクトやプリンタ・オブジェクトの作成方法の詳細は、ノベル社のドキュ メントをご参照ください。 注意 1. プリンタ・オブジェクトの作成中に SVS-03 シリーズの IP アドレスを指定しなければなりません。 2. プリンタ・オブジェクトを作成中にプリンタポートの入力を促された場合、プリンタポートとして LPT1 か LPT2 か COM1 を入力してください。 95 5.NetWare での設定方法 5.4.5. インストール後の各パラメータリスト変更 ここでは SVS-03 シリーズの各パラメータを変更して安定した印刷ができるように修正します。パラメータの推 奨値と設定方法は、12.3.4 パラメータ推奨値と設定方法を参照してください。(注意 (注意:この変更作業は必ず実 (注意:この変更作業は必ず実 行してください。)作業が終了したら SVS-03 シリーズの電源を OFF/ON してください。 行してください。) 96 5.NetWare での設定方法 5.5. NetWare トラブルシューティング NetWare トラブルシューティングは NetWare 環境で SVS-03 シリーズに対して不具合が発生した場合にお役立て ください。不具合の内容を各項目内から探して実行して下さい。各不具合の中で①②③と番号がついた項目に分 かれています。この番号はチェックを行う順番です。①から順番に確認して下さい。①を実行してもだめな場合 は②を実行するといった順番で進んで下さい。なおこのトラブルシューティングを実行する場合は NetWare サー バーの管理者の権限が必要です。 5.5.1. ① NetPilot のインストールが出来ない インストール先のハードディスク残容量は、十分ですか?、NetPilot をインストールするには約 1.6Mbyte の容量を必要とします。もう一度残容量をチェックして下さい。 ② ディスケットが壊れている可能性があります。ディスケットを書き込み可能にして CHKDSK してください。 ③ 設定ユーティリティ(1)と(2)のディスクをハードディスクにコピーして実行してみてください。 5.5.2. ① NetPilot が起動しない 正しくインストールされていますか?、インストールパス(デフォルトでは C:\Program Files\Print Server Utility)の NETPILOT ディレクトリの中に NETPILOT.EXE, NETPILOT.HLP, NETPILOT.INI がある 事を確認して下さい。無い場合はインストールをやり直して下さい。 ② NetPilot は Windows プラットフォーム(Windows3.1, Windows95, WindowsNT)の環境でないと実行出来 ません。インストールした環境は Windows プラットフォームですか? ③ Windows95 の場合、ネットワークのプロパティを確認します。クライアントとして Novell NetWare Client 32 または NetWare ネットワーククライアントがインストールされている事を確認して、プロトコルとし て IPX/SPX 互換プロトコルがインストールされている事を確認して下さい。インストールされていない 場合は、NetPilot が起動できる環境ではありません。NetWare にログイン出来る環境にして下さい。 ④ NetWare 環境で NetPilot を起動するには、ネットワーク管理者権限で NetWare 環境にログインしている 必要があります。NetWare へのログインはお済みですか?、まだログインしていない場合はログインし て下さい。 ⑤ IPX を透過可能なWAN環境で NetPilot をご使用になる場合、NetPilot が立ち上がるまで 5 分程度 時間がかかる場合があります。 5.5.3. ① NetPilot を起動したが SVS-03 シリーズがリストにあらわれない シリーズがリストにあらわれない SVS-03 シリーズに接続したケーブルは正しく接続されていますか?、接続を確認してもう一度 NetPilot を起動してみてください。接続するとHUBのランプが点灯します。 ② NetPilot の View メニューの中の Refresh を数回実行して下さい。それでもあらわれない場合は次項目 (③)を確認して下さい。 ③ NetPilot はプロトコルとして NetWare か NetBEUI が実行可能状態でないと SVS-03 シリーズとアクセス できません。NetPilot をインストールしたマシンがネットワーク管理者権限で NetWare 環境にログイン しているか確認して下さい。 97 5.NetWare での設定方法 ④ NetPilot は V2.64 をお使いですか。SVS-03 シリーズのバージョンが 6.00 以上では Netpilot V2.64 以上 でないと使用できません。 ⑤ SVS-03 シリーズのテストスイッチを押してテスト印刷して下さい。テストスイッチを押すとランプが5 回点滅してプリンタのデータランプがつきます。テスト印刷が出来ない場合は SVS-03 シリーズの故障が 考えられます。(フォント内蔵していないタイプのプリンタではテストプリントは出力されませんので ご注意ください。) ⑥ NetWare 部分の設定が Enabled になっていない場合が考えられます。テストスイッチを押してテスト印 刷して下さい。テスト印刷された内容は、NetWare Enabled になっていますか?、もしなっていない場 合は、 NetWare Enabled にするために SVS-03 シリーズのパラメータリセットを行います。リセットが 済んだら SVS-03 シリーズの電源を入れ直してもう一度 NetPilot を立ち上げて見てください。(フォン ト内蔵していないタイプのプリンタではテストプリントは出力されませんのでご注意ください。) ⑦ SVS-03 シリーズの NETWORK LED ランプを確認します。 SVS-03 シリーズの電源を入れた後、 NETWORK LED ランプが一秒ぐらいついた後、5回点滅します。この動きではなくランプがつかなかったり、つきっぱ なしになっている場合は、ケ-ブルの不良や SVS-03 シリーズの故障が考えられます。 5.5.4. ① NetPilot で SVS-03 シリーズのインストールの最中にエラー発生 シリーズのインストールの最中にエラー発生 ログインしているユーザーがネットワーク管理者権限を持っていないとプリントキューの作成が出来な いため、途中でエラーが発生します。ネットワーク管理者権限(SUPERVISOER や ADMIN)でログインし直し てから行って下さい。 ② エラーが発生した場合インストールをやり直す必要があります。 NetPilot の中の UNINSTALL で UNINSTALL してからもう一度インストール作業を行って下さい。 UNINSTALL すると全ての設定が初期化されます。 ③ テストプリントした内容も確認して下さい。SVS-02 シリーズは NetPilot でインストール作業をする事 が出来ません。 ④ PC を立ち上げ直した後、NetPilot のインストールをする。 5.5.5. ① 印刷出来ない SVS-03 シリーズのテストスイッチを押してテスト印刷して下さい。テスト印刷が出来ない場合は SVS-03 シリーズの故障が考えられます。販売店に確認して下さい。(内蔵フォントを持たないプリンタはテス トプリントを使用できません) ② テスト印刷の内容を確認します。 NetWare Enabled になっていますか?、もしなっていない場合は、 SVS-03 シリーズのパラメータリセットを行います。リセットが済んだら SVS-03 シリーズの電源を入れ 直してもう一度、NetPilot を立ち上げて SVS-03 シリーズのインストールをやり直します。(内蔵フォ ントを持たないプリンタはテストプリントを使用できません) ③ SVS-03 シリーズの NETWORK LED ランプを確認します。 SVS-03 シリーズの電源を入れた後、 NETWORK LED ランプが一秒ぐらいついた後、5回点滅します。この動きではなくランプがつかなかったり、つきっぱ なしになっている場合は、SVS-03 シリーズの故障です。 ④ PCONSOLE を使用して作成したプリントキュー現接続サーバに SVS-03 シリーズが存在する事を確認しま す。PCONSOLE を立ち上げてプリントキューの情報を選択してプリントキューのリストの中から作成され たプリントキューを選択して改行キーを押しますプリントキュー情報が表示されますので現接続サーバ を選択して改行をおして現接続サーバを確認して下さい。現接続サーバが空欄の場合は、接続が失敗し 98 5.NetWare での設定方法 ています。以下の作業を実行または確認して下さい ⑤ まず SVS-03 シリーズの電源を入れ直したあともう一度現接続サーバを確認して下さい。 ⑥ ログインユーザー数を確認してください。ログインユーザー数が MAX になっている場合は、SVS-03 シリ ーズが NetWare サーバにログイン出来ないため印刷できません。NetWare のユーザー数を増やす事をお 勧めします。NetWare3.1x の場合は、Not-logged-in もユーザー数としてカウントされます。 ⑦ SVS-03 シリーズのフレームタイプを NetWare のサーバーのフレームタイプに合わせます。NetPilot を立 ち上げてインストールした SVS-03 シリーズを選択してプロパティを押して NetWare のタグ選択して下さ い。[IEEE [IEEE 802.3][IEEE 802.2][Ethernet2][SNAP]の内 NetWare サーバで使用しているフレームタイプ 802.2][Ethernet2][SNAP] だけをチェックしてOKボタンを押して SVS-03 シリーズの設定を変更して SVS-03 シリーズを立ち上げ 直して下さい。(8.6.2 参照) ⑧ これら作業を行ってもだめな場合、もう一度 SVS-03 シリーズのインストール作業をやり直して下さい。 5.5.6. NetPilot を使用しない SVS-03 シリーズのインストール シリーズのインストール [今インストールする SVS-03 シリーズのMACアドレスを 00A07A000001 とし、キューを作成する NetWare サ ーバの名前を GENESIS とします] ① SVS-03 シリーズを TCP/IP で接続出来るようにします。 ② 付録Aパラメータリストの TCP/IP を参照して CONFIG ファイルを取得して編集します。CONFIG ファイル の中の”----NETWARE NEMU“の中に PSERVER_BINDERY1:の項目がありますので ”PSERVER_BINDERY1. : GENESIS”の様に NetWare サーバの名前を記述します。その後 CONFIG ファイルをセーブして付録Aパラメ ータリストの CONFIG ファイルを PUT コマンドでダウンロードします。その後 SVS-03 シリーズの電源を 入れ直して下さい。 ③ PCONSOLE を立ち上げます ④ プリントサーバ情報を選択して改行キーを押して下さい。プリントサーバが一覧されます。 ⑤ Insert キーを押して新プリントサーバ名:のところで ”PS000001” を入力して改行キーを押します。この PS000001 はMACアドレスの下6桁の頭に PS を加えた名前です。 ⑥ PS000001 が作成されたので、それを選択して改行キーを押すとプリントサーバ情報が表示されます。 ⑦ プリントサーバ構成を選択してプリントサーバ構成メニューをだしてプリンタの構成を選択します。 ⑧ 構成完了プリンタが表示されますので “インストールされていません 0”を選んで改行キーを押します。 ⑨ “プリンタ0構成”パネルで名前”プリンタ 0”となっている部分を”PS000001_LPT1”に変更し、タイプを ” リモートパラレル、LPT1” に変更します。その後、ESC キーを押して設定を保存する YES で改行キーを押 します。 ⑩ プリントサーバを作成したら次はプリントキューを作成します。利用可能な項目まで ESC キーで戻って、 プリントキューを選択して改行キーを押して下さい。 ⑪ プリントキューのリストが表示されている部分で Insert キーを押して ”新プリントキュー名:” の部分 で ”PS000001_LPT1_Q”と入力して改行キーを押して下さい。このプリントキュー名は自由です。 ⑫ 作成したプリントキュー”PS000001_LPT1_Q”を選択して改行キーを押して下さい。 ⑬ プリントキュー情報が表示されますのでキューサーバを選択して改行キーを押して下さい。 ⑭ キューサーバ上で Insert キーを押してキューサーバ候補パネルを表示させ作成したキューサーバ PS000001 を選択して改行キーを押して下さい。 ⑮ 利用可能な項目まで ESC キーで戻ってプリントサーバ情報の中の PS000001 を選択して改行キーを押しま 99 5.NetWare での設定方法 す。プリントサーバ構成で改行キーを押してプリンタ通知リストを選択改行して定義済みのプリンタの 中で PS000001_LPT1 を選んで改行します。(通知名:ジョブ所有者、通知タイプ:未定義)になっている 事を確認してなっていなければ加えて下さい。次にプリンタでサービスされているキューを選択改行し て定義済みのプリンタの中で PS000001_LPT1 を選んで改行します。( フ ァ イ ル サ ー ハ ゙ :GENESIS, キ ュ ー : PS000001_LPT1_Q, 優先順位:1) になっている事を確認してなっていなければ加えて下さい。 ⑯ これで設定終了です。PCONSOLE を EXIT して、SVS-03 シリーズの電源を入れ直して下さい。 5.5.7. テストプリントが出力されない ① 内蔵フォントを持たないプリンタはテストプリントを使用できません。 ② SVS-03 シリーズのネットワークインジケータ(LED)は、点滅していますか?SVS-03 シリーズのスイ ッチを入れた後LEDがつきっぱなしになったり、ずっと消えていたりするとケーブルの不良や故障の 可能性があります。 5.5.8. ① NetPilot で別の NetWare サーバの接続ができなくなってしまった NetPilot で Network ボタンを押しても NetWare のタグが表示できない場合の原因は、2通りのことが考 えられます。一つは、以前に NetPilot で設定したマシンと違うマシンで設定しようとしている場合。も う一つは、NDS でログインして設定した情報をバインダリでログインしたマシンで設定変更しようとした 場合です。どうしても設定をやり直したい場合は NetPilot を UNINSTALL して、もう一度インストールし、 SVS-03 シリーズを出荷値に戻すしか方法がありません。 ② まずは、NetPilot を UNINSTALL します。 ③ SVS-03 シリーズを出荷値に戻します。(TEST ボタンの項目を参照してください) ④ NetPilot をインストールします。 ⑤ 設定ユーティリティで NetWare サーバーへのインストールの項目を参照し NetPilot での接続をやり直す。 100 6. OS/2 での設定方法 6.OS/2 での設定方法 6.1. OS/2 での設定手順概要 OS/2 環境では、TCP/IP 及び NetBIOS/NetBEUI プロトコルで印刷できます。TCP/IP では OS/2 が標準でサポート している TCP/IP の LPRPORTD を利用して印刷します。NetBIOS/NetBEUI では付属されている PRMAN ユーティリテ ィを使用します。 TCP/IPを利用してのOS/2設定手順概要 本 マ ニ ュ ア ル の 1.2、 1.3、 1.4 章 を 参 照 し SVS-03 シ リ ー ズ を プ リ ン タ 及 び ネ ッ ト ワ ー ク に 接 続 す る 付 属 ユ ー テ ィ リ テ ィ ー NetPilot の イ ン ス ト ー ル 付 属 ユ ー テ ィ リ テ ィ ー NetPilot で TCP/IP ア ド レ ス 設 定 OS/2 の 設 定 SVS-03 シ リ ー ズ の リ セ ッ ト *1:Netpilot を使用する場合は、NetBEUI/NetBIOS プロトコが必要です。TCP/IP プロトコルのみで設定する 場合は、6.4.6.TCP/IP プロトコルでの IP アドレスの設定方法で設定してください。 NetBIOS を利用してのOS/2設定手順概要 本 マ ニ ュ ア ル の 1.2、 1.3、 1.4 章 を 参 照 し SVS-03 シ リ ー ズ を プ リ ン タ 及 び ネ ッ ト ワ ー ク に 接 続 す る 付属ユーティリティーPRMANのインストール OS/2 の 設 定 SVS-03 シ リ ー ズ の リ セ ッ ト 102 6.OS/2 での設定方法 6.2. OS/2 で TCP/IP を利用しての設定手順 6.2.1. 設定前処理 ① 設置ガイドに則って SVS-03 シリーズのプリンタへの接続とネットワークへの接続を行って下さい。 ② OS/2 を用意して下さい。設定ユーティリティ(NetPilot)をインストールします。(もうすでに SVS-03 シリーズにIPアドレスを設定している場合は NetPilot は必要ありません) ③ ARP コマンドで IP アドレスを設定する場合は NetPilot は必要ありません。6.4.6.TCP/IP プロトコル での IP アドレス設定方法を参照してください。 ④ 設定ユーティリティ(1)のディスケットを用意して下さい。 6.2.2. 設定ユーティリティ NetPilot のインストール ① ARP で IP アドレスを設定する場合は NetPilot をインストールする必要はありません。 ② 設定前処理で用意した OS/2 のディスケットドライブに設定ユーティリティ(1)のディスケットを挿 入します。(この例ではドライブA:) ③ WIN-OS2 のファイルマネージャからディスケット内の A:\WINDOWS\SETUP.EXE を実行します。 ④ Welcome!パネルが表れますのでインストールを継続する 場合は「Next」、中止する場合は「Cancel」を押して下さ い。 ⑤ インストール方法を選択します。Typical と Custom があり ますがここでは必ず 必ず Custom を選択して下さい。Typical でインストールするとディレクトリが選択できません。 ⑥ イ ン ス ト ー ル プ ロ グ ラ ム の 確 認 パ ネ ル ( Previously Installed Components)が表示されますので「Next」を押 して下さい ⑦ インストールするプログラムを選択します。NetPilot のみ をチェックして下さい。Print Monitor は、NetBEUI や TCP/IP で使用するサーバーを使用しない直接印刷のユー ティリティです。ここでは使用しませんのでチェックをは ずして下さい。NetPilot だけをチェックした状態で「Next」 を押して下さい。 ⑧ プログラムのインストール先ディレクトリを指定します。 必要に応じて「Browse」ボタンでディレクトリを変更して 下さい。その後、「Next」を押して下さい。 ⑨ スタートメニューに登録される名前を指定します。必要に 応じて変更し、「Next」ボタンを押して下さい。 ⑩ インストール確認パネル(Ready to Install!)で「Install」を押すとインストールが開始されます。 ⑪ Installation completed Successfully! パネルが表示されるとインストールは完了です。「Close」 を押して終了して下さい。 103 6.OS/2 での設定方法 6.2.3. 設定ユーティリティ NetPilot でIPアドレス設定 ① NetPilot は、SVS-03 シリーズの SVS-03 シリーズの設定変更を可能にするユーティリティです。本書の 7.設定ユーティリティ NetPilot の項目を参照して下さい。本作業中では参照する必要はありません。 ② 6.2.2 でインストールした NetPilot を使用 して SVS-03 シリーズのIPアドレスの変更 をします。Win-OS2 の NetPilot グループか ら NetPilot を起動して下さい。メインウイ ンドウが立ち上がります。サーバーにインス トールしたい SVS-03 シリーズを右側のリス トより選択するとツールバーアイコンボタ ンの「Install」が選択可能になりますので 「Install」ボタンを押します。(注:リス トされる名前は SVS-03 シリーズのノードア ドレスの下6桁の頭に”PS”が付いたものです)もしリストに表示されない場合、「View」メニューの 「Refresh」を実行して下さい。必要であれば左側の「Units」フォルダの中の「New Units」フォルダを 選択して下さい) ③ イ ン ス ト ー ル オ プ シ ョ ン パ ネ ル が 表 れ ま す の で 「 with Current configuration」を選択して「OK」ボタンを押して下 さい。 ④ 選択した SVS-03 シリーズがリストから消えます。左側の 「Units」フォルダの中の「Network Print Servers」フォル ダを選択して下さい。この中に先ほどインストールしたプリ ントサーバーがありますので、それを選択してください。 「Properties」アイコンボタンが選択可能になりますので「 Properties 」アイコンボタンを押します。 ⑤ SVS-03 シリーズのパラメータ変更パネルが 表示されますので TCP/IP タグを選択すると 右のようなパネルが表示されます。ここで IP Address、Subnet Mask、Default Router な どを指定して DHCP、BOOTP、RARP のチェック ボックスを外して「OK」ボタンを押せばIP アドレスの設定完了です。最後に SVS-03 シ リーズの電源をOFF/ONしてください。 (注意: (注意:DHCP がチェックされ DHCP サーバ ーが存在すると IP アドレスが自動的に変更 されてしまいます。DHCP されてしまいます。DHCP を使用して IP ア ドレスを管理する場合は、3.2.6.DHCP、 3.2.6.DHCP 、WINS の使用方法をお読みください。) ⑥ 6.4.6.TCP/IP プロトコルでのIPアドレス設定方法でもIPアドレスの設定が可能です。 104 6.OS/2 での設定方法 6.2.4. OS/2の設定(TCP/IPを使用する場合) OS/2の設定(TCP/IPを使用する場合) ① OS/2でTCP/IPが使用可能な状態にする。 (PING で SVS-03 シリーズにアクセス可能状態にする) ② OS/2のTCP/IP設定で LPRPORTD を自動起動する様にする。 ③ 必要であればOS/2のプリンタテンプレートを使用してプリンタを作成してプリンタドライバを導入 します。(はじめは出力ポートとして LPT1 を選択します) ④ 設定するプリントキューの上にマウスを移動し右ボタンをクリックし「設定」を クリックして設定画面をオープンして下さい。 ⑤ 「出力ポート」をクリックします。 ⑥ 出力ポートに LPD アイコンが作成されている ので設定する LPD をダブルクリックして下さ い。 ⑦ LPD 設定画面が表示されるので [LPD Server]へ SVS-03 シリーズの IP アドレ ス [LPD Printer]へ”PR1” を記述して「OK」ボタンを押して下さい。 ( 注意: 注意:SVS-0320S/0320e/0330S などの3ポ ート形式の SVS-03 シリーズをご使用の場 合は、SVS 合は、SVS の LPT1:に接続された場合は LPT1: に接続された場合は PR1 を、SVS の LPT2:に接続された場合は LPT2: に接続された場合は PR2 を、 COM ポートに接続された場合は PR3 を入力 してください。1ポート形式の SVS-03 シリーズの場合はプリンタが何台あっても必ず PR1 にして下さ い) ⑧ LAN Server/Warp Server のマニュアルを参照しプリントキューの共有設定を行って下さい。 ⑨ 6.2.5 インストール後のパラメータリスト変更を実行してください。 105 6.OS/2 での設定方法 6.2.5. インストール後の各パラメータリスト変更 ここでは SVS-03 シリーズの各パラメータを変更して安定した印刷ができるように修正します。パラメータの推 奨値と設定方法は、12.3.4 パラメータ推奨値と設定方法を参照してください。(注意 (注意:この変更作業は必ず実 (注意:この変更作業は必ず実 行してください。)作業が終了したら SVS-03 シリーズの電源を OFF/ON してください。 行してください。) 106 6.OS/2 での設定方法 6.3. OS/2 で NetBIOS を利用しての設定手順 6.3.1. 設定前処理 ① 設置ガイドに則って SVS-03 シリーズのプリンタへの接続とネットワークへの接続を行って下さい。 ② LAN Server が起動している OS/2 を用意して下さい。設定ユーティリティ(Print Server Manager)をイ ンストールします。 ③ 設定ユーティリティ(1)のディスケットを用意して下さい。 ④ SVS-03 シリーズのテストボタンを押してテストプリントを実行して下さい。 6.3.2. ① 設定ユーティリティ Print Server Manager のインストール 設定前処理で用意した OS/2 のディスケットドライブに設定ユーティリティ(1)のディスケットを挿 入します。(この例ではドライブA:) ② コマンドプロンプト(全画面または窓)を立ち上げてください。 ③ ドライブをA:、ディレクトリを”OS2”に移動した後、INSTALL.EXE を実行します。 [C:\]A: [A:\]cd OS2 [A:\OS2]install ④ 自動的に Print Server Manager が立ち上がり右の様な画面が 表示されます。 ⑤ 約30秒から1分後に、右のようにネットワークに接続され ている SVS-03 シリーズが PS+シリアルNo下6桁+LP1 の形式 でリストアップされるので設定するものをクリックして反転 させ「Install」ボタンを押して下さい。 (注意:リストアップされるポート名は、SVS-03 シリーズの テストスイッチで出力した内容で確認できます。以下の部分 の”Printer name”がリストアップされるポート名です。) LanServer/LanManager: enabled Printer name: PS??????.LP1 Port: LPT1 PS??????.LP2 Port: LPT2 PS??????.LP3 Port: COM1 ??????は本体のシリアル番号下6桁です。 ( 注意: 注意:SVS-0320S/0320e/0330S などの3ポート形式の SVS-03 シリーズをご使用の場合は、SVS-03 シリーズをご使用の場合は、SVS-03 シリーズの LPT1:は LPT1: は PS??????.LP1、 PS??????.LP1 、SVS-03 シリーズの LPT2:は LPT2: は PS??????.LP2、 PS??????.LP2 、SVS-03 シリーズの COM ポ ー ト は PS??????.LP3 で 表 示 さ れ ま す 。 1 ポ ー ト 形 式 の SVS-03 シ リ ー ズ の 場 合 は 、 PS??????.LP1 で表示されます。) で表示されます。) 107 6.OS/2 での設定方法 Print Server Manager のメインパネル に戻り、選択して Install したポートが リストされます。接続された SVS-03 シ リーズがリストアップされない場合は SVS-03 シリーズがネットワークに接続 されているか確認して下さい。ネットワ ーク上の SVS-03 シリーズは全てリスト アップされます。SVS-03 シリーズ以外のものが存在してもほとんどの場合問題ありません。 インストールすると右図の様に Print Server Manager の画面上にポートが表示され接続されているプ リンタが印刷可能状態であれば”OK”が表示されます。”Off Line”または”Out of paper”の場合はプリン タをチェックして下さい。 ⑥ 以上で Print Server Manager のインストールは終了です。次にOS/2の設定を行って下さい。 (注意:一度インストールした SVS-03 シリーズをネットワークから取り外した場合ステータスが” シリーズをネットワークから取り外した場合ステータスが”No Response” Response ”のポートが残ります。このポートを残しておくとネットワークのパフォーマンスが低下す る場合がありますので必ず” る場合がありますので必ず”No Response” Response ”のポートは REMOVE して下さい。) 6.3.3. OS/2の設定(NetBIOSを使用する場合) OS/2の設定(NetBIOSを使用する場合) ① 必要であればOS/2のプリンタテンプレートを使用してプリンタを作成してプリンタドライバを導入 します。(はじめは出力ポートとして LPT1 を選択します) ② 設定するプリントキューの上にマウスを移動し右ボタンをクリックし「設定」をク リックして設定画面をオープンして下さい。 ③ 「出力ポート」をクリックします。 ④ 出力ポートの中に[PIPE\PS??????.LP1]が作 成されているのでクリックします。 PS??????.LP1 の 名 前 は Print Server Manager ユーティリティでインストールした 名前と同一です。 ⑤ LAN Server/Warp Server のマニュアルを参 照しプリントキューの共有設定を行って下さい。 ⑥ リクエスターより設定したプリントキューへテスト印刷を行って下さい。 108 6.OS/2 での設定方法 ⑦ LAN Server の Startup.cmd の編集を行います。Print Server Manager をインストールした際、Startup.cmd に”PRMAN.EXE”を追加するを「YES」にした場合でも以下のように編集して下さい。 NET START SERVER @EXIT SET PRMAN=C:\PRMAN 変更前 START C:\PRMAN\PRMAN.EXE -M NET START SERVER SET PRMAN=C:\PRMAN START C:\PRMAN\PRMAN.EXE -M 変更後 @EXIT ⑧ PRMAN.EXE は -M オプションを指定すれば最小化の状態で起動されます。以上で導入作業は終了です。イ ンストール後のパラメータリスト変更を実行してください。 6.3.4. インストール後の各パラメータリスト変更 ここでは SVS-03 シリーズの各パラメータを変更して安定した印刷ができるように修正します。パラメータの推 奨値と設定方法は、12.3.4 パラメータ推奨値と設定方法を参照してください。(注意 (注意:この変更作業は必ず実 (注意:この変更作業は必ず実 行してください。)作業が終了したら SVS-03 シリーズの電源を OFF/ON してください。 行してください。) 6.3.5. SVS-03 シリーズを追加する場合 SVS-03 シリーズを追加する場合はネットワークに接続 して SVS-03 シリーズの電源を入れて下さいしばらくそ のまま待ち(3-5分程度) Print Server Manager の 画面の「Install」をクリックして下さい。接続された SVS-03 シリーズがリストアップされるのでインストー ルしてください。OS/2 のプリンタの出力ポートにインストールしたポートが”\\PIPE\PS??????.LP1”の形で 追加されます。うまくリストアップされない場合は Print Server Manager をクローズし、OS/2 プロンプト より [C:\]set prman=c:\prman [C:\]start c:\prman\prman を入力して Print Server Manager を立ち上げ直して下さい。 109 6.OS/2 での設定方法 6.4. OS/2 トラブルシューティング OS/2 トラブルシューティングは OS/2 環境で SVS-03 シリーズに対して不具合が発生した場合にお役立てください。 不具合の内容を各項目内から探して実行して下さい。各不具合の中で①②③と番号がついた項目に分かれていま す。この番号はチェックを行う順番です。①から順番に確認して下さい。①を実行してもだめな場合は②を実行 するといった順番で進んで下さい。 6.4.1. NetPilot/PRMAN(Print Server Manager)がインストール出来ない Manager)がインストール出来ない ① インストール先のハードディスク残容量は、十分ですか? もう一度残容量をチェックして下さい。 ② ディスケットが壊れている可能性があります。ディスケットを書き込み可能にして CHKDSK してください。 ③ NetPilot は Windows プラットフォームで(NetBIOS/NetWare)が実行可能な場合にインストール可能です。 何らかの原因で WIN-OS2 からのインストールが出来ない場合は、MPTS で使用プロトコルを確認しだめな 場合は Windows3.1,95,NT などの環境にインストール出来るか確認して下さい。PRMAN はOS/2で NetBIOS が実行可能な場合にインストール可能です。 MPTS で使用プロトコルを確認してください。 ④ 設定ユーティリティ(1)と(2)のディスクをハードディスクにコピーして実行してみてください。 6.4.2. ① NetPilot/PRMAN(Print Server Manager)が起動しない Manager)が起動しない 正しくインストールされていますか?、NetPilot はインストールパスの NETPILOT ディレクトリの中に NETPILOT.EXE, NETPILOT.HLP, NETPILOT.INI がある事を確認して下さい。無い場合はインストールをや り直して下さい。PRMAN(Print Server Manager)はデフォルト C:\PRMAN の中に PRMAN.EXE, PRMAN.HLP, PRMAN.INI がある事を確認して下さい。 ② NetPilot は Windows プラットフォーム(Windows3.1, Windows95, WindowsNT,WIN-OS2)の環境でないと 実行出来ません。PRMAN(Print Server Manager)は OS/2 でないと使用できません。 ③ OS/2 の場合、MPTS などで。プロトコルとして NetBIOS がインストールされている事を確認して下さい。 インストールされていない場合は、NetPilot/PRMAN(Print Server Manager)が起動できる環境ではあり ません。IPアドレスを変更するには ARP コマンドでも設定可能ですので 6.4.6.TCP/IP .4.6.TCP/IP プロトコルで のIPアドレス設定方法を参照して下さい。 のIPアドレス設定方法 6.4.3. ① NetPilot を起動したが SVS-03 シリーズがリストにあらわれない SVS-03 シリーズに接続したケーブルは正しく接続されていますか?、接続を確認してもう一度 NetPilot を起動してみてください。接続したらHUBのランプが点灯します。 ② NetPilot の View メニューの中の Refresh を数回実行して下さい。 ③ NetPilot はプロトコルとして NetWare か NetBIOS が実行可能状態でないと SVS-03 シリーズとアクセス できません。NetPilot をインストールしたマシンの MPTS で NetBIOS が可能になっているか確認して下 さい。 ④ NetPilot のバージョンを調べて下さい。バージョン 2.64 以上ですか?確認して下さい。 ⑤ SVS-03 シリーズのテストスイッチを押してテスト印刷して下さい。テストスイッチを押すとランプが5 回点滅して、SVS-03 シリーズの主な設定内容を含んだテスト・ページをプリンタに印刷します。テスト 110 6.OS/2 での設定方法 印刷が出来ない場合は SVS-03 シリーズの故障が考えられます。 ⑥ SVS-03 シリーズの NetBEUI 部分の設定が Enabled になっていない場合が考えられます。テストスイッチ を押してテスト印刷して下さい。テスト印刷された内容は、NetBEUI Enabled になっていますか?、も しなっていない場合は、 NetBEUI Enabled にするために SVS-03 シリーズのパラメータリセットを行い ます。リセットが済んだら SVS-03 シリーズの電源を入れ直してもう一度、NetPilot を立ち上げて見て ください。 ⑦ SVS-03 シリーズの NETWORK LED ランプを確認します。 SVS-03 シリーズの電源を入れた後、 NETWORK LED ランプが一秒ぐらいついた後、5回点滅します。ランプがつかなかったり、つきっぱなしになっている 場合は、SVS-03 シリーズの故障です。 ⑧ 以上の事を実行してもだめな場合、NetPilot を使用しないで SVS-03 シリーズの設定する必要がありま す。6 6.4.5. NetPilotでIPアドレスの変更が出来ないを参照してください。(3270/5250 など NetPilotでIPアドレスの変更が出来ない の SNA 使用時は 6.4.10.3270/5250 を使用している際の注意事項を参照して下さい) 6.4.4. ① Print Server Manager で SVS-03 シリーズが表示されない SVS-03 シリーズに接続したケーブルは正しく接続されていますか?、接続を確認してください、接続し たらHUBのランプが点灯します。 ② PRMAN(Print Server Manager)の Status メニューの中の Refresh を数回実行して下さい。 ③ PRMAN(Print Server Manager)はプロトコルとして NetBIOS が実行可能状態でないと SVS-03 シリーズと アクセスできません。 PRMAN(Print Server Manager)をインストールしたマシンの MPTS で NetBIOS が可 能になっているか確認して下さい。 ④ SVS-03 シリーズのテストスイッチを押してテスト印刷して下さい。テストスイッチを押すとランプが5 回点滅してプリンタのデータランプがつきます。テスト印刷が出来ない場合は SVS-03 シリーズの故障が 考えられます。 SVS-03 シリーズの Microsoft Networks and LAN Server/Lan Manager 部分の設定が Enabled になっていない場合が考えられます。テストスイッチを押してテスト印刷して下さい。テスト印刷され た内容は、NetBEUI Enabled になっていますか?、もしなっていない場合は、 Microsoft Networks and LAN Server/Lan Manager を Enabled にするために SVS-03 シリーズのパラメータリセットを行います。 リセットが済んだら SVS-03 シリーズの電源を入れ直してもう一度、 PRMAN(Print Server Manager)を 立ち上げなおしてください。立ち上げ直すには、まず PRMAN(Print Server Manager)をクローズし、次 に以下のコマンドを実行して PRMAN(Print Server Manager)を立ち上げてください。 [C:\]set prman=c:\prman [C:\]start c:\prman\prman ⑤ SVS-03 シリーズの NETWORK LED ランプを確認します。 SVS-03 シリーズの電源を入れた後、 NETWORK LED ランプが一秒ぐらいついた後、5回点滅します。この動きではなくランプがつかなかったり、つきっぱ なしになっている場合は、SVS-03 シリーズの故障です。 ⑥ SVS-03 シリーズのテスト印刷の内容をもう一度確認してください。Microsoft Networks and LAN Server/Lan Manager 部分の Printer name(PS??????.LP1 など)が表示されていますか、表示されていな い場合は、SVS-03 シリーズのパラメータリセットを実行してください。 ⑦ 5250/3270 などの SNA 使用 時は PRMAN(Print Server Manager) で 表示出来 ない場 合があ ります 。 6.4.10 .4.10.3270/5250 を使用している際の注意事項を参照して下さい。 を使用している際の注意事項 111 6.OS/2 での設定方法 6.4.5. ① NetPilotでIPアドレスの変更が出来ない Netpilot は WindowsNT/95 もしくは Win-OS/2 の環境で動作し、IPX/SPX または NetBIOS/NetBEUI プロト コルで SVS-03 シリーズと通信します。これらのプロトコルが有効になっているかご確認下さい。 ② NetPilot でTCP/IPのIPアドレスの変更が出来ない場合は ARP による変更が可能です。6.4.6. 6.4.6. TCP/IP プロトコルでのIPアドレス設定方法を参照して下さい。 プロトコルでのIPアドレス設定方法 6.4.6. ① TCP/IP プロトコルでのIPアドレス設定方法 SVS-03 シリーズの電源を OFF/ON します。 ② OS/2ウインドウ表示でプロンプトを表示します。 ③ arp コマンドで SVS-03 シリーズの IP アドレスを設定します。 (1) IP アドレス設定 C:\users\default> arp -s 192.1.1.41 00:40:8c:10:6a:16 (a) (b) (a) これから設定しようとする SVS-03 シリーズの IP アドレス (b) SVS-03 シリーズのイーサネット アドレス(本体裏面に記載) 注意1:arp を発行するOS/2と SVS-03 シリーズは同じセグメントに接続する必要があります。もし、 注意1 運用時に違うセグメントに設置する場合は、 SVS-03 シリーズと同じセグメントの PC を使用して arp を 行なって下さい。 注意2:IP アドレスを決定する際、サブネットマスクにご注意下さい。サブネットマスクによってマス 注意2 クされた IP アドレスを使用されますと、通信ができません。 ④ SVS-03 シリーズの電源を OFF/ON します。 ⑤ (3) IP アドレス確認 C:\users\default> ping 192.1.1.41 ⑥ 通信ができない場合は、 SVS-03 シリーズの電源を OFF/ON した後にもう一度設定を行なって下さい。ま た、他の端末に ping が可能かも確認して下さい。それでも設定出来ない場合は、Netpilot Netpilot を使用して 行って下さい。 注意: 注意:Default Router や Subnet Mask は、別途 Web ブラウザか NetPilot で必ず設定してください。 112 6.OS/2 での設定方法 6.4.7. ① OS/2(TCP/IP使用時)で印刷できない OS/2(TCP/IP使用時)で印刷できない PING コマンドで SVS-03 シリーズにアクセス可能か?、だめな場合は NetPilot やテストプリントなどで IP アドレス、サブネットマスク、デフォルトルータと TCP/IP が Enable になっているかを確認してくだ さい。またケーブルも確認して下さい。(PagePro15 を使用する場合はテストプリントは使用できませ ん) ② LPR コマンドを使用してプリンタに直接データを送ります。 SVS-03 シリーズの IP アドレスを 192.1.2.100 としたら以下のようにコマンドを送ります。 LPR -S192.1.2.100 -PPR1 C:\??????.TXT (LPR /?でコマンドの送り方がでます) ??????.TXT の中身は印刷されましたか?されない場合、 SVS-03 シリーズの電源を OFF/ON して下さい。 ③ LPR コマンドで印刷可能なのに、OS/2内の中の LPRPORTD 使用時だけ印刷不可の場合は、OS/2 の LPRPORTD おかしい可能性があります。LPRPORTD を立ち上げ直してみて下さい。(LPRPORTD は自動起動 している場合、Ctrl+ESC でウインドウリストが表示されますので LPRPORTD.EXE をクローズしてOS/ 2ウインドウ表示プロンプトから LPRPORTD を実行すると再起動されます。) ④ その他不具合は 6.4.11 .4.11.~6.4.14 .4.14 の説明を参照して下さい。 ⑤ LPRPORTD.EXE はパイプを使用しているため OS/2 とのパイプがハングアップしている可能性がある場合 OS/2を立ち上げ直して下さい。 6.4.8. ① OS/2(NetBIOS使用 OS/2(NetBIOS使用時)で印刷できない (NetBIOS使用時)で印刷できない PRMAN(Print Server Manager)のステータスを確認します。CTRL+ESC で Print Server Manager を表示 させ出力したいプリンタのステータスがOKになっている事を確認して下さい。もしOKになっていな い場合はプリンタを立ち上げ直して下さい。 ② プリンタを立ち上げ直してOKにならない場合は PRMAN(Print Server Manager)を立ち上げ直します。 まず PRMAN(Print Server Manager)をクローズして下さい。次に以下のコマンドを実行して PRMAN(Print Server Manager)を立ち上げてください。 [C:\]set prman=c:\prman [C:\]start c:\prman\prman ③ 3270/5250 などを使用している場合は Print Server Manager のインストールでリストに表示されない場 合があります。6 6.4.10 .4.10.3270/5250を使用している際の注意事項を参照してください。 3270/5250を使用している際の注意事項 ④ その他不具合は 6.4.11 .4.11.~6.4.14 .4.14 の説明を参照して下さい。 ⑤ OS/2を立ち上げ直して下さい。 6.4.9. IPアドレスが勝手に変わってしまう SVS-03 シリーズは BOOTP、DHCP に対応しており DHCP、BOOTP 対応ソフトウエアは時におりクライアントの IP ア ドレスを変更する事があります。NetPilot などで SVS-03 シリーズの BOOTP、DHCP を使用不可に変更して下さい。 113 6.OS/2 での設定方法 6.4.10. 3270/5250を使用している際の注意事項 ① 3270/5250 などの SNA 使用時は NetPilot を使用しての設定変更や Print Monitor/Print Server Manager でのリストアップが出来ない事があります。これは SVS-03 シリーズのフレームタイプが違うため起こる 現象です。SVS-03 シリーズのフレームタイプを変更すれば NetPilot を使用しての設定変更や Print Monitor/Print Server Manager での印刷が可能になります。 ② 4.4.6.ARP コマンドでのIPアドレス設定方法を参照しながら SVS-03 シリーズのIPアドレスを変更し、 PCから PING が可能な状態にします。 ③ ftp コマンドを利用して SVS-03 シリーズにログインし、パラメータ設定ファイルである config ファイル を get します。(ここでは例として IP アドレスが 192.36.253.80 の場合として実行されています) % ftp 192.36.253.80 Connected to 192.36.253.80 220 PS560 FTP Printer Server V5.20 Aug 02 1996 ready Name (192.36.253.80:root) : root 331 User name ok, need password Password : pass <パスワードは表示されません> パスワードは表示されません> 230 User logged in ftp> get config 200 PORT command successful. 150 Opening data connection for config (192, 36, 253, 1, 5, 215)(0 bytes), (mode ascii). 226 Transfer complete. local : config remote : config 8404 bytes received in 0.098 seconds(84 Kbytes/s) ftp> quit 221 Goodbye. (太字が実際に入力するコマンドです。) ④ テキストエディタで config ファイルを編集します。(--- NetBIOS/NetBEUI MENU の中) NB_FR_TYPE. : FR_AUTO (FR_AUTO, FR_802_2, FR_DIX) この行を NB_FR_TYPE. : FR_802_2 (FR_AUTO, FR_802_2, FR_DIX このように編集し直します 注意:テキストエディタの中には、元の形式とは異なる形式でファイルを保存してしまうものがありま 注意 す。不適切な形式の config ファイルを SVS-03 シリーズに put しようとすると、put している間に SVS03 シリーズのリセットがかかってしまう等の問題が起きます。例えば、PC DOS 上の E エディタや、MSDOS の EDIT で、この問題は起きます。Windows NT / 95 では、メモ帳を利用して config ファイルを編集 して下さい。 ⑤ ftp コマンドを利用して SVS-03 シリーズにログインし、config ファイルを put します。 % ftp 192.36.253.80 Connected to 192.36.253.80. 220 PS560 FTP Printer Server V5.20 Aug 02 1996 ready Name (192.36.253.80 : root) : root 331 User name ok, need password Password : pass <パスワードは表示されません> パスワードは表示されません> 230 user logged in ftp> put config CONFIG 200 PORT command successful. 150 Opening data connection for CONFIG(192, 36, 253, 1, 5, 220)(0 bytes), (mode ascii). 226 Transfer complete. local : config remote : CONFIG 8404 bytes sent in 0.027 seconds(3e+02 Kbytes/s) ftp> quit 注意:config ファイルを小文字で put した場合、SVS-03 シリーズの電源を入れ直すと元の設定に戻って しまいます。 SVS-03 シリーズの電源を入れ直した後も変更を有効にしたい場合は、大文字の CONFIG という名前で put します。 ⑥ SVS-03 シリーズの電源を入れ直します。以上で完了です。なお NetPilot でのアクセスが可能な場合、 114 6.OS/2 での設定方法 NetPilot の「Properties」の「Windows and OS/2」タグの Frame Type を FR_802_2 に変更してから「OK」 ボタンを押す事で変更する事もできます。 6.4.11. 印刷ジョブの削除が出来ない SVS-03 シリーズは電源がOFFの時プリントジョブを削除する事が出来ません。 SVS-03 シリーズの電源を 入れるか Print Server Manager をクローズすれば削除出来るようになります。Print Server Manager をク ローズすると全てのネットワークプリンタが使用できなくなりますので注意してクローズして下さい。 6.4.12. 印刷中のジョブを削除/ 印刷中のジョブを削除/取消を行った場合、ジョブが詰まる ① 印刷中のジョブを削除/取消を行った場合、プリントジョブがキューの中に詰る場合があります。その場合 は以下の作業を実行して下さい。 ② SVS-03 シリーズの電源を入れ直す。だめなら③を実行 ③ PRMAN(Print Server Manager)または LPRPORTD.EXE の立ち上げ直し、だめなら④を実行 ④ OS/2の立ち上げ直し ⑤ 6.4.13.TCP/IP 印刷で SYS3175 エラーが発生して印刷できない 6.4.14 OS/2 印刷関連問題も参照して下さ い。 6.4.13. TCP/IP 印刷で SYS3175 エラーが発生して印刷できない ① OS/2 の LPRPORTD(Ver2.0)の問題で SYS3175 エラーが発生して印刷できない事があります。この場合は IBM より PTF を入手して適応して以下の作業を行って下さい。ただしこの PTF を適応すると LPRPORTD での印刷 が遅くなる事があります。 ② IBM より PTF IC12662、IC14352、を入手して適応する ③ Queue の出力ポートの LPD Server 設定をIPアドレスではなく、HOST 名で設定する。(OS/2 上の HOSTS フ ァイルに SVS-03 シリーズのIPアドレスを設定する必要があります。) ④ LPRPORTD.EXE 実行時、-N パラメータを追加する。 ⑤ このほかにもIBMより修正モジュールが出ている場合がありますので最新の修正モジュールを適用して 下さい。 6.4.14. V4 OS/2 Warp V4 の Lprportd で印刷が出ない (CSD 等全く適用されていない状態の)OS/2WarpV4 のLprportd でご使用になる場合、MPTSおよびLPRPORTD に 以下のレベルのものが適用されていないと正常に印刷できません。(以下は2000/11/09 現在の情報です) Lprportd :IC18841 ftp://ftp.software.ibm.com/ps/products/tcpip/fixes/v4.0os2/latest/apps/lprfiles.exe MPTS :WRJ8423 ftp://ftp.software.ibm.com/ps/products/mpts/fixes/japanese/wrj8423_conv/ TCP/IP V3.0/V3.1 用最新モジュール(2000/11/09 現在) TCP/IP ver3.0 用 ftp://ftp.software.ibm.com/ps/products/tcpip/fixes/v3.0os2/latest/print/内のファイル 115 6.OS/2 での設定方法 TCP/IP ver3.1 用 ftp://ftp.software.ibm.com/ps/products/tcpip/fixes/v3.1os2/latest/print/内のファイル 6.4.15. OS/2印刷関連問題 以下に、98/6/18 現在の日本 IBM から提供されている OS/2 の印刷関係の CSD 情報を記述します。なお、CSD の適 応は現在使用しているOS/2のバージョンによって異なりますので CSD 適応には十分に注意して下さい。 WX00002 PJ19696 :PC720 上で印刷オペレーションを行うと、Trap-6 やシステム・ハングを生じることがある。 WX00002 PJ20295 :セパレーター・ファイルを使用するとトラップする。 WX00002 PJ20296 :5584 で A3 横のイメージが正しく印刷されない。 WX00903 PJ17192, PJ17190, PJ18217 : WIN-OS/2 で A ドライブから印刷すると複数のジョブがスプールされる。 WX00903 PJ19995, PJ20118 :IBMNULL プリンター・ドライバー(prde_GetValFromText + da) でトラップする。 WX00903 PJ20212 :平成明朝フォントの印刷が正しくない。 WX00903 PJ20295 : セパレーター・ファイルを使用すると IBMPG55P プリンター・ドライバーでトラップする。 WX00903 PJ21729 : 複数のスプーラーからプリントしているとスプーラーがハングすることがある。 WX03005 APAR= PJ23549「ジョブの属性」ボタンを押すとシステムがハングする。 WX03005 APAR= PJ23804 プリントのパフォーマンスが非常に悪い。 WX03005 APAR= PJ24149 ゴミ・データがプリントされる。 WX03005 APAR= PJ24315 スプーラーの印刷優先順位を構成できない。 XR_W008 APAR= PJ16452 印刷時、又はフォントを使用/変更すると PMMERGE.DLL の 1BD6C675 で SYS3175 が出る。 XR_W008 APAR= PJ17344 ジョブが印刷を行っている時にポートに直接印刷すると、メッセージ SYS1799 が出る。 XR_W008 APAR= PJ17557WARP の PM アプリケーションでシステム・セマフォがポストされない (クリアされている)ことがある。またそれにより PM アプリケーションで名前付きパイプ がハングする。 XR_W008 APAR= PJ18771 プリンター・オブジェクトを削除するとトラップ E が発生する。 XR_W010 APAR= PJ19447 セパレーター・ページに正しい時刻が印刷されない。 XR_W010 印刷時に、PMMERGE.DLL (FM_CREATEPSEUDOFONT)の 0004:0006C855 で 1BD6C855 での SYS3175 が出る。 XR_W010 APAR= PJ24262 名前付きパイプ・バッファーの一部が失われる。 XR_W011 APAR= PJ17192HPV11 - ドライブ A: から印刷すると、複数の印刷ジョブが生成されてしまう。 XR_W011 APAR= PJ20042HPV11 - ジョブが印刷を行っている時にポートに直接印刷すると、 メッセージ SYS1799 が出る。 XR_W011 APAR= PJ20044FPV11 - ジョブが印刷を行っている時にポートに直接印刷すると、 メッセージ SYS1799 が出る。 XR_W012 APAR= PJ20497 印刷のための座標がプレゼンテーション・スペースに収まらない場合、 DISPLAY.DLL でトラップする。 XR_W015 APAR= PJ20247IBMNULL.DRV が原因で印刷ジョブの最後の行が繰り返し印刷される。 XR_W016 APAR= PJ18449LPT1X のように 1 で開始されたプリンター・ポートを削除できない。 XR_W021 APAR= PJ22470 別名フォルダーでプリンターを削除し再作成した後、メッセージ SYS2070 が出る。 XR_W030 APAR= PJ24315 出力ジョブ用の優先順位設定が機能しない。このジョブは省略時値 50 をもっている。 XR_W030 APAR= PJ24477 プリント・サーバーがプリントを停止する。 116 6.OS/2 での設定方法 XR_W030 APAR= PJ24262 名前付きパイプ・バッファーの一部が失われる。 117 6.OS/2 での設定方法 118 7. UNIX での設定方法 7.UNIX での設定方法 7.1. UNIX 設定手順概要 本マニュアルの 1.2、1.3、1.4 章を参照し SVS-03 シリーズをプリンタ及びネットワークに接続する プリントサーバー・カードにIPアドレスセット(arp コマンド) psinstall ファイル取得(get コマンド) プリントキューの作成 インストール後のパラメータリスト変更 120 7.UNIX での設定方法 7.1.1. 設定前処理 ① 1.2、1.3、1.4 章を参照し SVS-03 シリーズのプリンタへの接続とネットワークへの接続を行って下さい。 ② root の権限でログインした UNIX を用意して下さい。 ③ SVS-03 シリーズに12桁のシリアル番号シールが貼ってあります。この番号は SVS-03 シリーズのMACア ドレスです。ノートに書き写すかして覚えておいて下さい。(SVS-03 シリーズのテストプリントでもこの 番号を取得する事ができます) ④ SVS-03 シリーズのテストプリントを実行して下さい。TCP/IPのパラメータが以下のようになってい るか確認して下さい。もし Default router、Net mask に値が入っている場合は、ARP コマンドでのIPア ドレスの変更が出来ません。NetPilot などのユーティリティでのIPアドレス設定をして下さい。 (NetPilot でのIPアドレス設定については 4.3.3.設定ユーティリティ NetPilot でIPアドレス設定を 参照して下さい。) Internet Address Default router Net mask 0.0.0.0 <automatic router sensing> 注意:Default router が 0.0.0.0、Net Mask が 0.0.0.0 の時、automatic router sensing になります。 7.1.2. SVS-03 シリーズのIPアドレス設定 ① ネットワーク管理者から使用されていないIPアドレスを取得します(ここでは、192.1.2.152 とします) ② IPアドレスとホスト名をホストテーブルに追加します。/etc/hosts ファイルに以下のように SVS-03 シリ ーズのIPアドレスを登録します。(ここでは salesdept という名前で登録します) <Internet address> 192.1.2.152 <host name> salesdept ③ 必要であればデータベースの更新をします。Yellow Pages(YP)や Network Information Services(NIS)等 のデータベースをシステムで使用している場合は、以下のコマンド入力でほとんどの場合が更新できます。 cd /var/yp make ④ 設定前処理で確認した SVS-03 シリーズの12桁のシリアル番号がいまここで 00A07A0013E3 だとし②で HOSTS ファイルに登録した名前を salesdept として以下のように ARP コマンドを発行します。 arp -s salesdept 00:A0:7A:00:13:E3 temp ping salesdept ping コマンドが成功したらIPアドレスの変更は完了です。 (注意:arp コマンドのパラメータ入力は UNIX のシステムによって異なる場合があります。AIX トークン リング環境の場合、arp -s 802.5 <Host Name> <Node Address> temp と入力し、AIX イーサネット環境で は、 arp -s ether <Host Name> <Node Address> temp と入力します。また BSD 系 UNIX の場合は、<Host Name> と<Node Address>の入力する順番が逆になることがあります。) (arp コマンドでの変更がうまくいかない場合は、NetPilot による変更(4 4.3.3.設定ユーティリティ .3.3. 設定ユーティリティ NetPilot でIPアドレス設定)も可能です) でIPアドレス設定 121 7.UNIX での設定方法 7.1.3. UNIX環境確認 SVS-03 シリーズは UNIX 上にインストールするためのプログラム psinstall スクリプトを持っています。これ を使用すると簡単に UNIX 環境に SVS-03 シリーズをインストールできます。psinstall スクリプトがサポート する UNIX 環境は以下の通りです。使用環境が以下の UNIX に無い場合は、7 7.1.5.UNIX 手動でのインストール を参照して下さい。使用している UNIX 環境が以下に存在する場合は、7 7.1.4.UNIX の設定 自動(psinstall) 自動(psinstall) インストールを参照して下さい。 インストール ・ SunOS 4.X(Solaris 1.X) ・ SunOS 5.X(Solaris 2.X) ・ AIX(IBM RS/6000、BULL DPX 20) ・ HP-UX(HP 9000) ・ BOS(BULL DPX 2) ・ DEC OSF/1(Digital Equipment、DEC) ・ ULTRIX(Digital Equipment、DEC) ・ IRIX(Silicon Graphics、SGI) ・ SCO UNIX(Santa Cruz Operation、SCO) ・ FreeBSD(BSD 系 UNIX) ・一般的な BSD 系 UNIX ・一般的な System V(Release 3、4)系 UNIX psinatall は NS Printer Server 設定ユーティリティ(1)の UNIX ディレクトリにも入っています。 ( 注 意 : UNIX で の 設 定 方 法 で 記 述 さ れ る ”PR1” PR1 ” は 、 SVS-03 シ リ ー ズ の プ リ ン タ 名 で す 。 SVS0320S/0320e/0330S などの3ポート形式の SVS-03 シリーズをご使用の場合は、SVS シリーズをご使用の場合は、SVS の LPT1:に接続された LPT1: に接続された 場合は PR1 を、SVS を、SVS の LPT2:に接続された場合は LPT2: に接続された場合は PR2 を、COM を、COM ポートに接続された場合は PR3 を入力してく ださい。1ポート形式の SVS-03 シリーズの場合はプリンタが何台あっても必ず PR1 にして下さい) にして下さい) 122 7.UNIX での設定方法 7.1.4. UNIX の設定 自動(psinstall) 自動(psinstall)インストール (psinstall)インストール psinstall スクリプトは、SVS-03 シリーズを UNIX 上にインストールするためのプログラムです。実行中は、 インタラプトキー(通常は、Ctrl+C キー)で強制終了できます。最初に、ご使用のシステムに関する問い合 わせ、続いて個々のプリンタの設定に関する問い合わせが行われます。実際に UNIX の設定を変更する前に、 最終的な確認が行われます。また、インストールのログは、/tmp/ps_プロセス番号_log というファイルに保 存されます。 まず、ftp コマンドを利用して SVS-03 シリーズにログインし、psinstall スクリプトを get します。 % ftp salesdept Connected to salesdept. 220 Print Server FTP Printer Server V5.20 Aug 02 1996 ready. Name (salesdept:root): root 331 User name ok, need password Password: pass(パスワードは表示されません) 230 User logged in ftp> get psinstall 200 PORT command successful. 150 Opening data connection for psinstall (192,36,253,1,5,226) (0 bytes), (mode ascii). 226 Transfer complete. local: psinstall remote: psinstall 53831 bytes received in 3 seconds (18 Kbytes/s) ftp> quit 221 Goodbye. 以下のように、psinstall スクリプトを実行します(%は、コマンドプロンプトです): % sh psinstall 後の作業は、以降のページを参照して下さい。 BSD 系 UNIX の場合は 7.1.4.1. BSD 系 UNIX の設定(自動)を System V 系 UNIX の場合は、7.1.4.2. System V 系 UNIX の設定(自動)を参照してインストールを行って下 さい。 123 7.UNIX での設定方法 7.1.4.1. BSD 系 UNIX の設定(自動) の設定(自動) 以下は、実際に英語版 SunOS 4.1.4(Solaris 1.1.2)上で psinstall スクリプトを実行した例です。 ============================================================================== psinstall, version 1.8.3 Mar 31 1998. Welcome to the Print server installation program for TCP/IP under UNIX. This program will lead you through a procedure to install Print servers on your system. You can stop this program with the interrupt key at any time, and an installation log will be saved to a file. psinstall requiers that your Print server's IP address is defined. Before installation of each printer you will be able to accept or reject the installation. ============================================================================== Do you want to continue [yn] ? (default y): 作業を続ける場合は「y」キー、終了する場合は「n」キーを押し、改行キーを押します。このような問い合 わせに対し、デフォルトの値が用意されている場合があります。ここでは、y がデフォルトの値です。デフォ ルトの値でよい場合は、単に改行キーを押して下さい。 ============================================================================== psinstall An installation log will be saved in the file /tmp/ps_プロセス番号_log ----------------------------------------------------------------------------Your system is identified as being a SunOS 4 (SUN BSD, Solaris 1.x) Is this correct [yn] ? (default y): ここでは、使用しているシステムが SunOS 4(BSD 系 SunOS、Solaris 1.X)システムと識別されました。正し ければ「y」キー、間違っていれば「n」キーを入力します。 ============================================================================== Select a print method from the list below. The recommended basic print method is LPD, for more advanced functionality and status feedback use PROS. 1.........LPD 2.........FTP 3.........PROS B 4.........PROS A Enter choice [1-4] (default 1): 印刷方法を指定します。SunOS 4.X の場合にお勧めする印刷方法は、LPD LPD です。(LPD を強く推奨) Enter the host name of your Print server:salesdept 設定する SVS-03 シリーズのホスト名を指定します。ここでは、salesdept とします。 If you want to print using LPT1 with the default parameter values, choose logical printer '1' for straight-through printing. Choose '5' for printing with UNIX New Line to CR+LF conversion. Enter logical printer number [1-8] (default 1): 論理プリンタ番号を指定します。デフォルトのパラメータ設定で入力データをそのまま印刷する場合は「1」 を選択し、UNIX の改行(LF)を DOS の改行(CR+LF)に変換して印刷する場合は「5」を選択します。 Enter printer name (default salesdept-pr): プリンタ名を指定します。この名前は、lpr コマンドの「-P」オプションに指定するものです。 124 7.UNIX での設定方法 Enter spool directory name (default /var/spool/lpd/salesdept-pr): スプールディレクトリ名を指定します。スプールディレクトリは、個々のプリンタで異なる場所を利用する 必要があります。複数のプリンタで同じスプールディレクトリを共有すると、印刷ジョブが消える等の問題 が発生する原因にもなります。 Enter log file name (default /var/spool/lpd/salesdept-pr/log): ログファイル名を指定します。複数のプリンタで同じログファイルを共有しても構いませんが、問題が起き た際の解決を容易にするためにも、個々のプリンタで異なるファイルを利用した方が良いでしょう。 Enter printcap file name (default /etc/printcap): printcap ファイル名を指定します。通常は、/etc/printcap ファイルです。 LPD の場合の作業( の場合の作業(for BSD UNIX 自動) ------------------------------- Printer setup ---------------------------------Print server host name: salesdept Logical printer: pr1 Printer name: salesdept-pr Spool directory: /var/spool/lpd/salesdept-pr Log file: /var/spool/lpd/salesdept-pr/log Printcap file: /etc/printcap The printcap file will be modified The spool directory will be created The log file will be created -------------------------------------------------------------------------------Do you want to install this printer [yn] ? (default y): 以上の問い合わせに対し、デフォルトの値を選択した場合の最終確認の画面です。ここでは、以降で printcap が変更され、スプールディレクトリ、ログファイルが作成されます。この問い合わせに対して「y」を入力す ると、実際にインストール作業が始まり、ご使用のシステムの設定が変更されます。 FTP の場合の作業( の場合の作業(for BSD UNIX 自動) Enter FTP filter directory: (default /usr/local/lib/ps): FTP フィルタを置くディレクトリを指定します。 ------------------------------- Printer setup ---------------------------------Print server host name: salesdept Logical printer: pr1 Printer name: salesdept-pr Spool directory: /var/spool/lpd/salesdept-pr Log file: /var/spool/lpd/salesdept-pr/log Printcap file: /etc/printcap FTP filter directory: /usr/local/lib/ps The printcap file will be modified The spool directory will be created The log file will be created The FTP filter directory will be created. -------------------------------------------------------------------------------Do you want to install this printer [yn] ? (default y): 125 7.UNIX での設定方法 以上の問い合わせに対し、デフォルトの値を選択した場合の最終確認の画面です。ここでは、以降で printcap が変更され、スプールディレクトリ、ログファイル、FTP フィルタディレクトリが作成されます。この問い合 わせに対して「y」を入力すると、実際にインストール作業が始まり、お使いのシステムの設定が変更されま す。 PROS B の場合の作業( の場合の作業(for BSD UNIX 自動) Enter PROS filter directory: (default /usr/local/lib/ps): PROS フィルタを置くディレクトリを指定します。 Is PROS filter input or output? [io] (default o): PROS フィルタを入力フィルタ(if)として利用する場合は「i」、出力フィルタ(of)として利用する場合は「o」 を指定します。 通常、PROS フィルタは、出力フィルタとして利用します。出力フィルタは、表紙ページ、ファイル間の改ペ ージ文字を処理可能です。各印刷ジョブに対するユーザ名とホスト名を SVS-03 シリーズのアカウントリスト に表示させたい場合は、PROS フィルタを入力フィルタとして利用します。 ------------------------------- Printer setup ---------------------------------Print server host name: salesdept Logical printer: pr1 Printer name: salesdept-pr Spool directory: /var/spool/lpd/salesdept-pr Log file: /var/spool/lpd/salesdept-pr/log Printcap file: /etc/printcap PROS filter directory: /usr/local/lib/ps PROS filter is output filter The printcap file will be modified The spool directory will be created The log file will be created The PROS filter directory will be created. -------------------------------------------------------------------------------Do you want to install this printer [yn] ? (default y): 以上の問い合わせに対し、デフォルトの値を選択した場合の最終確認の画面です。ここでは、以降で printcap が変更され、スプールディレクトリ、ログファイル、PROS フィルタディレクトリが作成されます。この問い 合わせに対して「y」を入力すると、実際にインストール作業が始まり、お使いのシステムの設定が変更され ます。 PROS A の場合の作業( の場合の作業(for BSD UNIX 自動) Enter PROS daemon directory (default /usr/local/lib/ps): PROS デーモンを置くディレクトリを指定します。 Enter PROS daemon pipe: (default /dev/salesdept.pr1): PROS デーモンのための名前付パイプを指定します。 Enter PROS log file: (default /usr/local/lib/ps/prosd-log): PROS のためのログファイルを指定します。複数の PROS デーモンで同じログファイルを共有しても構いません が、問題が起きた際の解決を容易にするためにも、個々の PROS デーモンで異なるファイルを利用した方が良 いでしょう。 126 7.UNIX での設定方法 Compile the PROS daemon [yn] ? (default y): PROS デーモンをコンパイルするかどうかを指定します。PROS デーモンのソースプログラムはプログラミング 言語 C で記述されています。使用しているシステム上に C コンパイラがない場合は、PROS A の方法を利用で きません。以降で何らかの理由により PROS デーモンのコンパイルに失敗した場合は、再度 psinstall スクリ プトを実行し、この問い合わせに「n」を入力し、後で PROS デーモンを手作業でコンパイルして下さい。そ れ以外は「y」を入力します。 Start the PROS daemon [yn] ? (default y): PROS デーモンを起動するかどうかを指定します。上で、PROS デーモンの自動コンパイルを指定した場合、ま た、すでに PROS デーモンをコンパイル済みの場合は「y」を入力します。それ以外は「n」を入力し、後で PROS デーモンを手作業で起動して下さい。UNIX のブート時に PROS デーモンを自動的に起動するには、システム上 の/etc/rc.local 等のファイルを変更する必要があります。 ------------------------------- Printer setup ---------------------------------Print server host name: salesdept Logical printer: pr1 Printer name: salesdept-pr Spool directory: /var/spool/lpd/salesdept-pr Log file: /var/spool/lpd/salesdept-pr/log Printcap file: /etc/printcap PROS daemon directory: /usr/local/lib/ps PROS daemon pipe: /dev/salesdept.pr1 PROS daemon log file: /usr/local/lib/ps/prosd-log The printcap file will be modified The spool directory will be created The log file will be created The PROS daemon directory will be created The PROS daemon pipe will be created The PROS daemon log file will be created The PROS daemon will be compiled The PROS daemon will be started -------------------------------------------------------------------------------Do you want to install this printer [yn] ? (default y): 以上の問い合わせに対し、デフォルトの値を選択した場合の最終確認の画面です。ここでは、以降で printcap が変更され、スプールディレクトリ、ログファイル、PROS デーモンディレクトリ、PROS デーモンパイプ、PROS デーモンログファイルが作成されます。また、PROS デーモンがコンパイルされ、起動されます。この問い合 わせに対して「y」を入力すると、実際にインストール作業が始まり、お使いのシステムの設定が変更されま す。 LPD、 LPD、FTP、 FTP、PROS B、 B、PROS A で共通の作業( で共通の作業(for BSD UNIX 自動) 以上の設定に矛盾がないかどうかを検査し、矛盾がなければインストール作業が始まります。何か回復可能 な(ファイル名、ディレクトリ名等の)重複が発見された場合は、確認が行われます。回復不可能な矛盾が発 見された場合は、最初から設定をやり直すことになります。 Checking setup, wait ... No conflicts found Setup check done. Installing printer salesdept-pr... ... Installation of printer salesdept-pr done. Do you want a test printout [yn] ? (default y): n 127 7.UNIX での設定方法 プリンタのインストール後、テスト印刷を行うかどうかの問い合わせが行われます。問い合わせに対して「y」 を入力するとインストールのログファイルが印刷されます。このファイルは単なる ASCII テキストですから、 一般的な PostScript プリンタには印刷できません。また、改ページ文字も含まれていませんので、LIPS プリ ンタ等のページプリンタに印刷した場合は、完全に印刷データがプリンタ側のバッファに格納されたことを 確認した後、紙の強制排出を行って下さい。ESC/P、PC-201H 等のプリンタには正常に印刷できます。 Do you want to install more printers [yn] ? (default n): プリンタのインストール作業を終了する場合は n、続けて他のプリンタをインストールする場合は「y」を入 力します。 An installation log is saved in the file /tmp/ps_プロセス番号_log. 以上でインストール作業は完了です。インストールのログは、/tmp/ps_プロセス番号_log というファイルに 保存されます。 LPD、 LPD、FTP、 FTP、PROS B、 B、PROS A それぞれの場合のログファイルのサンプルを以下に示します。 LPD の場合( の場合(for BSD UNIX 自動) ===================== Print server installation log ====================== Installing printer salesdept-pr. saved file /etc/printcap in file /tmp/プロセス番号_saved_pcap. Modifying printcap file /etc/printcap, installed following printcap entry: salesdept-pr| Network printer on Print server salesdept:\ :lp=:\ :sd=/var/spool/lpd/salesdept-pr:\ :lf=/var/spool/lpd/salesdept-pr/log:\ :rm=salesdept:\ :rp=pr1: Created spool directory /var/spool/lpd/salesdept-pr. Created log file /var/spool/lpd/salesdept-pr/log. Installation of printer salesdept-pr done. FTP の場合( の場合(for BSD UNIX 自動) ===================== Print server installation log ====================== Installing printer salesdept-pr. saved file /etc/printcap in file /tmp/プロセス番号_saved_pcap. Modifying printcap file /etc/printcap, installed following printcap entry: salesdept-pr| Network printer on Print server salesdept using FTP:\ :lp=/var/spool/lpd/salesdept-pr/null:\ :sd=/var/spool/lpd/salesdept-pr:\ :lf=/var/spool/lpd/salesdept-pr/log:\ :of=/usr/local/lib/ps/ftp_salesdept-pr:\ :ff=\r\f:\ :sh: Created spool directory /var/spool/lpd/salesdept-pr. Created dummy device /var/spool/lpd/salesdept-pr/null. Created log file /var/spool/lpd/salesdept-pr/log. Placed ftp_salesdept-pr in directory /usr/local/lib/ps. Installation of printer salesdept-pr done. 128 7.UNIX での設定方法 PROS B の場合( の場合(for BSD UNIX 自動) ===================== Print server installation log ====================== Installing printer salesdept-pr. saved file /etc/printcap in file /tmp/プロセス番号_saved_pcap. Modifying printcap file /etc/printcap, installed following printcap entry: salesdept-pr| Network printer on Print server salesdept using PROS B:\ :lp=/var/spool/lpd/salesdept-pr/null:\ :sd=/var/spool/lpd/salesdept-pr:\ :lf=/var/spool/lpd/salesdept-pr/log:\ :of=/usr/local/lib/ps/pros_salesdept-pr:\ :ff=\r\f:\ :sh: Created spool directory /var/spool/lpd/salesdept-pr. Created dummy device /var/spool/lpd/salesdept-pr/null. Created log file /var/spool/lpd/salesdept-pr/log. Compiled pros_salesdept-pr in directory /usr/local/lib/ps. Installation of printer salesdept-pr done. PROS A の場合( の場合(for BSD UNIX 自動) ===================== Print server installation log ====================== Installing printer salesdept-pr. saved file /etc/printcap in file /tmp/プロセス番号_saved_pcap. Modifying printcap file /etc/printcap, installed following printcap entry: salesdept-pr| Network printer on Print server salesdept using PROS A:\ :lp=/dev/salesdept.pr1:\ :sd=/var/spool/lpd/salesdept-pr:\ :lf=/var/spool/lpd/salesdept-pr/log:\ ::\ :sh: Created spool directory /var/spool/lpd/salesdept-pr. Created log file /var/spool/lpd/salesdept-pr/log. Created pros daemon log file /usr/local/lib/ps/prosd-log. Made prosd pipe /dev/salesdept.pr1. Started prosd for device /dev/salesdept.pr1. 129 7.UNIX での設定方法 7.1.4.2. System V 系 UNIX の設定(自動) の設定(自動) 以下は、実際に日本語版 Solaris 2.4(SunOS 5.4)上で psinstall スクリプトを実行した例です。Solaris 2.4 では、PROS A の方法はサポートされません。また、Solaris 2.4 は System V 系 UNIX ですが、LPD の方法がサ ポートされます。 ============================================================================== psinstall, version 1.8.2 Oct 11, 1995. Welcome to the Print server installation program for TCP/IP under UNIX. This program will lead you through a procedure to install Print servers on your system. You can stop this program with the interrupt key at any time, and an installation log will be saved to a file. psinstall requiers that your Print server's IP address is defined. Before installation of each printer you will be able to accept or reject the installation. ============================================================================== Do you want to continue [yn] ? (default y): 作業を続ける場合は「y」、終了する場合は「n」を押し、改行キーを押します。このような問い合わせに対 し、デフォルトの値が用意されている場合があります。ここでは「y」がデフォルトの値です。デフォルトの 値でよい場合は、単に改行キーを押して下さい。 -----------------------------------------------------------------------------psinstall An installation log will be saved in the file /tmp/ps_プロセス番号_log -----------------------------------------------------------------------------Your system is identified as being a SunOS 5 (SUN SYS V, Solaris 2.x) Is this correct [yn] ? (default y): ここでは、使用しているシステムが SunOS 5(System V 系 SunOS、Solaris 2.X)システムと識別されました。 正しければ「y」、間違っていれば「n」を入力します。 Select a print method from the list below. The recommended basic print method is LPD, for more advanced functionality and status feedback use PROS. 1.........LPD 2.........FTP 3.........PROS B Enter choice [1-3] (default 1): 印刷方法を指定します。SunOS 5.X の場合にお勧めする印刷方法は、LPD LPD です。(強く推奨) Enter the host name of your Print server: salesdept 設定する SVS-03 シリーズのホスト名を指定します。ここでは、salesdept とします。 If you want to print using LPT1 with the default parameter values, choose logical printer '1' for straight-through printing. Choose '5' for printing with UNIX New Line to CR+LF conversion. Enter logical printer number [1-8] (default 1): 論理プリンタ番号を指定します。デフォルトのパラメータ設定で入力データをそのまま印刷する場合は「1」 を選択し、UNIX の改行(LF)を DOS の改行(CR+LF)に変換して印刷する場合は「5」を選択します。 130 7.UNIX での設定方法 Enter printer name (default salesdept_pr): プリンタ名を指定します。この名前は、lp コマンドの「-d」オプションに指定するものです。 LPD の場合の作業( の場合の作業(for System V UNIX 自動) ------------------------------- Printer setup ---------------------------------Print server host name: salesdept Logical printer: pr1 Printer name: salesdept_pr -------------------------------------------------------------------------------Do you want to install this printer [yn] ? (default y): 以上の問い合わせに対し、デフォルトの値を選択した場合の最終確認の画面です。この問い合わせに対して 「y」を入力すると、実際にインストール作業が始まり、ご使用のシステムの設定が変更されます。 FTP の場合の作業( の場合の作業(for System V UNIX 自動) Enter FTP filter directory: (default /usr/local/lib/ps): FTP フィルタを置くディレクトリを指定します。 ------------------------------- Printer setup ---------------------------------Print server host name: salesdept Logical printer: pr1 Printer name: salesdept_pr FTP filter directory: /usr/local/lib/ps The FTP filter directory will be created. -------------------------------------------------------------------------------Do you want to install this printer [yn] ? (default y): 以上の問い合わせに対し、デフォルトの値を選択した場合の最終確認の画面です。ここでは、以降で FTP フ ィルタディレクトリが作成されます。この問い合わせに対して「y」を入力すると、実際にインストール作業 が始まり、お使いのシステムの設定が変更されます。 PROS B の場合の作業( の場合の作業(for System V UNIX 自動) Enter PROS filter directory: (default /usr/local/lib/ps): PROS フィルタを置くディレクトリを指定します。 ------------------------------- Printer setup ---------------------------------Print server host name: salesdept Logical printer: pr1 Printer name: salesdept_pr PROS filter directory: /usr/local/lib/ps The PROS filter directory will be created. -------------------------------------------------------------------------------Do you want to install this printer [yn] ? (default y): 以上の問い合わせに対し、デフォルトの値を選択した場合の最終確認の画面です。ここでは、以降で PROS フ ィルタディレクトリが作成されます。この問い合わせに対して「y」を入力すると、実際にインストール作業 が始まり、お使いのシステムの設定が変更されます。 131 7.UNIX での設定方法 LPD、 LPD、FTP、 FTP、PROS B で共通の作業( で共通の作業(for System V UNIX 自動) Checking setup, wait ... No conflicts found Setup check done. Installing printer salesdept_pr... destination "salesdept_pr" now accepting requests printer "salesdept_pr" now enabled Installation of printer salesdept_pr done. Do you want a test printout [yn] ? (default y): n 以上の設定に矛盾がないかどうかを検査し、矛盾がなければインストール作業が始まります。何か回復可能 な(ファイル名、ディレクトリ名等の)重複が発見された場合は、確認が行われます。回復不可能な矛盾が発 見された場合は、最初から設定をやり直すことになります。 プリンタのインストール後、テスト印刷を行うかどうかの問い合わせが行われます。インストールのログフ ァイルが印刷されます。このファイルは単なる ASCII テキストです。 Do you want to install more printers [yn] ? (default n): プリンタのインストール作業を終了する場合は n、続けて他のプリンタをインストールする場合は「y」を入 力します。 An installation log is saved in the file /tmp/ps_プロセス番号_log. 以上でインストール作業は完了です。インストールのログは、/tmp/ps_プロセス番号_log というファイルに 保存されます。 132 7.UNIX での設定方法 LPD、 LPD、FTP、 FTP、PROS B それぞれの場合のログファイル、lpstat それぞれの場合のログファイル、lpstat コマンドの出力のサンプルを以下に示します。 LPD の場合( の場合(for System V UNIX 自動) ===================== Print server installation log ====================== Installing printer salesdept_pr. "salesdept" has been added. used lpsystem to add(modify) an entry for salesdept in /etc/lp/Systems installed salesdept_pr with lpadmin using remote system name salesdept and remote printer name pr1 Installation of printer salesdept_pr done. % lpstat -t scheduler is running no system default destination system for salesdept_pr: salesdept (as printer pr1) salesdept_pr accepting requests since Fri Dec 1 13:21:36 JST 1995 printer salesdept_pr is idle. enabled since Fri Dec 1 13:21:36 JST 1995. available. % lpstat -l -p printer salesdept_pr is idle. enabled since Fri Dec 1 13:21:36 JST 1995. available. Content types: any Printer types: unknown Description: Users allowed: (all) Forms allowed: (none) Banner not required Character sets: (none) Default pitch: Default page size: 133 7.UNIX での設定方法 FTP の場合( の場合(for System V UNIX 自動) ===================== Print server installation log ====================== Installing printer salesdept_pr. Created directory /usr/local/lib/ps. Placed ftp_salesdept_pr in directory /usr/local/lib/ps. installed salesdept_pr with lpadmin using interface /usr/local/lib/ps/ftp_salesdept_pr. device used is /dev/null (dummy device). Installation of printer salesdept_pr done. % lpstat -t scheduler is running no system default destination device for salesdept_pr: /dev/null salesdept_pr accepting requests since Fri Dec 1 13:37:24 JST 1995 printer salesdept_pr is idle. enabled since Fri Dec 1 13:37:25 JST 1995. available. % lpstat -l -p printer salesdept_pr is idle. enabled since Fri Dec 1 13:37:25 JST 1995. available. Form mounted: Content types: simple Printer types: unknown Description: Connection: direct Interface: /usr/local/lib/ps/ftp_salesdept_pr On fault: write to root once After fault: continue Users allowed: (all) Forms allowed: (none) Banner required Character sets: (none) Default pitch: Default page size: Default port settings: 134 7.UNIX での設定方法 PROS B の場合( の場合(for System V UNIX 自動) ===================== print server installation log ====================== Installing printer salesdept_pr. Created directory /usr/local/lib/ps. Compiled pros_salesdept_pr in directory /usr/local/lib/ps. installed salesdept_pr with lpadmin using interface /usr/local/lib/ps/pros_salesdept_pr. device used is /dev/null (dummy device). Installation of printer salesdept_pr done. % lpstat -t scheduler is running no system default destination device for salesdept_pr: /dev/null salesdept_pr accepting requests since Fri Dec 1 21:04:17 JST 1995 printer salesdept_pr is idle. enabled since Fri Dec 1 21:04:18 JST 1995. available. % lpstat -l -p printer salesdept_pr is idle. enabled since Fri Dec 1 21:04:18 JST 1995. available. Form mounted: Content types: simple Printer types: unknown Description: Connection: direct Interface: /usr/local/lib/ps/pros_salesdept_pr On fault: write to root once After fault: continue Users allowed: (all) Forms allowed: (none) Banner required Character sets: (none) Default pitch: Default page size: Default port settings: 135 7.UNIX での設定方法 7.1.5. UNIX 手動でのインストール 以下の場合に、手作業でインストールを行って下さい: 1.psinstall スクリプトがサポートしていない UNIX を設定する場合 2. psinstall スクリプトの実行が何かの原因で失敗した場合 3. 自分自身で OS の設定を変更したい場合 以降「 「6.1.5.1.BSD 系 UNIX の設定」では英語版 SunOS 4.1.4(Solaris 1.1.2)、「 「6.1.5.2.System V 系 UNIX の設定」 の設定」では日本語版 の設定」 Solaris 2.4(SunOS 5.4)を例にしています。使用するファイル名、ディレクトリ名、 ホスト名、プリンタ名等はサンプルですので、使用する環境に合わせて適当に変更して下さい。また、行頭 の%はコマンドプロンプトです。Solaris 2.4 では、PROS A の方法はサポートされません。また、Solaris 2.4 は System V 系 UNIX ですが LPD の方法がサポートされています。ただし、以下の System V 系 UNIX に関する 部分では、一般的な System V 系 UNIX を対象に、PROS A、PROS B、FTP を利用する方法を説明します。 136 7.UNIX での設定方法 7.1.5.1. BSD 系 UNIX の設定(手動) の設定(手動) PROS デーモンを利用する方法(PROS デーモンを利用する方法(PROS A)[for BSD UNIX 手動] 手動] 1. PROS デーモンを置くディレクトリを作成し、そこに cd します。 % mkdir /usr/local/lib/ps % cd /usr/local/lib/ps 2. ftp コマンドで SVS-03 シリーズにログインし、npipe ディレクトリから makefile、prosd.c ファイルを get します。 % ftp salesdept Connected to salesdept. 220 Print Server FTP Printer Server V5.20 Aug 02 1996 ready. Name (salesdept:root): root 331 User name ok, need password Password: pass (パスワードは表示されません) 230 User logged in ftp> cd npipe 250 CWD command successful. ftp> get makefile 200 PORT command successful. 150 Opening data connection for makefile (192,36,253,1,18,65) (0 bytes), (mode ascii). 226 Transfer complete. local: makefile remote: makefile 1055 bytes received in 0.18 seconds (5.7 Kbytes/s) ftp> get prosd.c 200 PORT command successful. 150 Opening data connection for prosd.c (192,36,253,1,18,66) (0 bytes), (mode ascii). 226 Transfer complete. local: prosd.c remote: prosd.c 9767 bytes received in 0.74 seconds (13 Kbytes/s) ftp> quit 221 Goodbye. 3.必要ならば makefile を編集します。通常は、デフォルトのままでよいはずです。 4. make します。 % make 5. 名前付パイプを作成します。名前付パイプには/dev/box.pr といった名前を付けることをお勧めします。ここ で、box は SVS-03 シリーズのホスト名、pr は使用する論理プリンタ名です。 % mknod /dev/salesdept.pr1 p 6. システムのブート時に PROS デーモンを自動的に起動するように、システムのスタートアップファイル (/etc/rc.local 等)に、以下のような設定を追加します。 prosd host dev box pr pass 2> log 1>&2 & プリンタをシリアルインタフェースを利用して接続した場合に、プリンタから返るフィードバックデータを 通常のログファイルとは別のファイルに保存したい場合は、以下のようにします。 137 7.UNIX での設定方法 prosd host dev box pr pass 2> log >> pfb & prosd: PROS デーモンのフルパス名。 host:PROS デーモンを起動する UNIX ホスト名。 dev: 名前付パイプのフルパス名。 box: SVS-03 シリーズのホスト名。 pr: SVS-03 シリーズの論理プリンタ名。(名前は:pr1) pass:PROS プロトコルのパスワード(デフォルトでは netprinter)。 log: ログファイルのフルパス名。 pfb: フィードバックデータファイルのフルパス名。 実際には、PROS デーモンを起動する UNIX ホスト名を unix00 とした場合、 /usr/local/lib/ps/prosd unix00 /dev/salesdept.pr1 salesdept pr1 netprinter 2> /var/adm/salesdept_log 1>&2 & または、 /usr/local/lib/ps/prosd unix00 /var/adm/salesdept_pfb & /dev/salesdept.pr1 salesdept pr1 netprinter 2> /var/adm/salesdept_log >> のようにします(途中で改行せずに、一行に記述して下さい)。 7. Bourne shell を起動します。 % sh 8. 以下のようなコマンドを実行し、PROS デーモンを起動します。(nohup の後の prosd、host 等の引数の指定方 法は、上記、6 の項を参照して下さい)。 % nohup prosd host dev box pr pass 2> log 1>&2 & プリンタをシリアルインタフェースを利用して接続した場合に、プリンタから返るフィードバックデータを 通常のログファイルとは別のファイルに保存したい場合は、以下のようにします。 % nohup prosd host dev box pr pass 2> log >> pfb & 9. 以下のようなコマンドを実行し、PROS デーモンをテストします。 % cat ファイル > /dev/salesdept.pr1 ファイルにはお使いのプリンタに出力可能な形式のファイルを指定して下さい。プリンタ、また、出力する ファイルにより、この時点の設定では正常に印刷されない場合もあります。 10.スプールディレクトリを作成します。 % mkdir /var/spool/salesdept-pr 11. /etc/printcap に新しいプリンタのエントリを追加します。 138 7.UNIX での設定方法 salesdept-pr:\ :lp=/dev/salesdept.pr1:\ :sd=/var/spool/salesdept-pr: 注:Ultrix では、出力フィルタを利用していない場合、ダミーの出力フィルタを設定する必要があるかもし れません。DEC 社によれば、xf と呼ばれるスルーなフィルタが利用できます。この場合、printcap ファイル に以下のようなエントリを追加して下さい。 salesdept-pr:\ :lp=/dev/salesdept.pr1:\ :of=xf:\ :sd=/var/spool/salesdept-pr: 12. lpd を再起動させます。二度、lpc コマンドを実行して下さい。 % lpc restart salesdept-pr % lpc restart salesdept-pr 13.プリンタをテストするため、以下のコマンドを実行します。 % lpr -Psalesdept-pr ファイル ファイルには、お使いのプリンタに出力可能な形式のファイルを指定して下さい。プリンタまたは出力する ファイルにより、この時点の設定では正常に印刷されない場合もあります。 追加したいプリンタのエントリごとに前述の手順 5~13 を繰り返して下さい。その際は、作成するエントリ ごとに異なるプリンタ名、プリンタデバイス(名前付パイプ)名、スプールディレクトリ名を指定して下さい。 注:PROS デーモンをシステムから除去するには、「ps -auxww | grep prosd」のようなコマンドで対応する プロセス番号を取得し、「kill -9 プロセス番号」コマンドを実行して稼働中の PROS デーモンを停止させま す。また、スタートアップファイルから PROS デーモンを起動する設定を削除します。 PROS フィルタを利用する方法(PROS フィルタを利用する方法(PROS B) [for BSD UNIX 手動] 手動] 1. PROS フィルタを置くディレクトリを作成し、そこに cd します。 % mkdir /usr/local/lib/ps % cd /usr/local/lib/ps 139 7.UNIX での設定方法 2. ftp コマンドで SVS-03 シリーズにログインし、bsd ディレクトリから makepros、printcap.pro、prosbsd.c ファイルを get します。 % ftp salesdept Connected to salesdept. 220 Print Server FTP Printer Server V5.20 Aug 02 1996 ready. Name (salesdept:root): root 331 User name ok, need password Password: pass (パスワードは表示されません) 230 User logged in ftp> cd bsd 250 CWD command successful. ftp> get makepros 200 PORT command successful. 150 Opening data connection for makepros (192,36,253,1,18,85) (0 bytes),(mode ascii). 226 Transfer complete. local: makepros remote: makepros 2158 bytes received in 0.18 seconds (11 Kbytes/s) ftp> get printcap.pro 200 PORT command successful. 150 Opening data connection for printcap.pro (192,36,253,1,18,86) (0 bytes), (mode ascii). 226 Transfer complete. local: printcap.pro remote: printcap.pro 1111 bytes received in 0.2 seconds (5.5 Kbytes/s) ftp> get prosbsd.c 200 PORT command successful. 150 Opening data connection for prosbsd.c (192,36,253,1,18,87) (0 bytes), (modeascii). 226 Transfer complete. local: prosbsd.c remote: prosbsd.c 7942 bytes received in 0.74 seconds (10 Kbytes/s) ftp> quit 221 Goodbye. 3. makepros を編集します。 HOSTNAME=some_host 現在、設定を行っている UNIX ホスト名を指定します。 BOXNAME=some_print_server SVS-03 シリーズのホスト名を指定します。 LOGPR=pr1 使用する SVS-03 シリーズの論理プリンタ名を指定します。(名前は pr1) OUTPUT_FILTER_NAME=prosbsd makepros を変更し、異なる設定の PROS フィルタを複数作成する場合は、それぞれの PROS フィルタごとに異 なるフィルタ名を指定します。 140 7.UNIX での設定方法 CRLFEXP= デフォルトでは空欄です。LF(UNIX の改行)を CR+LF(DOS の改行)に置換する機能を PROS フィルタに持たせる 場合は、以下のように指定します。 CRLFEXP=-DCRLFEXP FEEDBACK_FILE_NAME= デフォルトでは空欄です。プリンタをシリアルインタフェースを利用して接続した場合に、プリンタから返 るフィードバックデータを保存するファイルのフルパス名を指定できます。 4. makepros を実行します。 % sh makepros 5. 以下のコマンドを実行し、PROS フィルタをテストします。コマンド名は、3 において makepros の 43 行目で 指定した名前です。 % ./prosbsd < ファイル ファイルには、お使いのプリンタに出力可能な形式のファイルを指定して下さい。プリンタ、また、出力す るファイルにより、この時点の設定では正常に印刷されない場合もあります。 6. ログファイルとスプールディレクトリを作成します。そして、スプールディレクトリの下に空のファイルを 作成します。 % touch /var/adm/salesdept_log % mkdir /var/spool/salesdept-pr % touch /var/spool/salesdept-pr/null 7. printcap.pro を編集します。 PRINTERNAME:\ プリンタ名を指定します。 :lp=/usr/spool/SPOOLDIRECTORY/null:\ スプールディレクトリのフルパス名を指定します。 :ff=\r\f:sh:lf=/usr/adm/ERRORLOG:\ 141 7.UNIX での設定方法 ログファイルのフルパス名を指定します。 :of=/FILTERPATH/prosbsd:\ PROS フィルタのフルパス名を指定します。 :sd=/usr/spool/SPOOLDIRECTORY: スプールディレクトリのフルパス名を指定します。 8. /etc/printcap に新しいプリンタのエントリを追加します。 % cat printcap.pro >> /etc/printcap 9. lpd を再起動させます。二度、lpc コマンドを実行して下さい。 % lpc restart salesdept-pr % lpc restart salesdept-pr 10.プリンタをテストするため、以下のコマンドを実行します。 % lpr -Psalesdept-pr ファイル ファイルには、お使いのプリンタに出力可能な形式のファイルを指定して下さい。プリンタ、また、出力す るファイルにより、この時点の設定では正常に印刷されない場合もあります。 追加したいプリンタのエントリごとに前述の手順 3~10 を繰り返して下さい。その際は、作成するエントリ ごとに異なるプリンタ名、スプールディレクトリ名、ログファイル名、出力フィルタ(PROS フィルタ)名を指 定して下さい。 注:通常、prosbsd は、出力フィルタ(of)として利用します。出力フィルタは、表紙ページ、ファイル間の改 ページ文字を処理可能です。各印刷ジョブに対するユーザ名とホスト名を SVS-03 シリーズのアカウントリス トに表示させたい場合は、prosbsd を入力フィルタ(if)として利用します。 FTP を利用する方法[for を利用する方法[for BSD UNIX 手動] 手動] 1.「mkdir」コマンドで FTP フィルタを置くディレクトリを作成し「cd」コマンドでカレントディレクトリをそ こに移動します。 % mkdir /usr/local/lib/ps % cd /usr/local/lib/ps 142 7.UNIX での設定方法 2. ftp コマンドで SVS-03 シリーズにログインし、bsd ディレクトリから ftp_bsd、printcap.ftp ファイルを get します。 % ftp salesdept Connected to salesdept. 220 Print Server FTP Printer Server V5.20 Aug 02 1996 ready. Name (salesdept:root): root 331 User name ok, need password Password: pass (パスワードは表示されません) 230 User logged in ftp> cd bsd 250 CWD command successful. ftp> get ftp_bsd 200 PORT command successful. 150 Opening data connection for ftp_bsd (192,36,253,1,18,92) (0 bytes), (mode ascii). 226 Transfer complete. local: ftp_bsd remote: ftp_bsd 1253 bytes received in 0.21 seconds (5.9 Kbytes/s) ftp> get printcap.ftp 200 PORT command successful. 150 Opening data connection for printcap.ftp (192,36,253,1,18,93) (0 bytes), (mode ascii). 226 Transfer complete. local: printcap.ftp remote: printcap.ftp 1094 bytes received in 0.12 seconds (8.9 Kbytes/s) ftp> quit 221 Goodbye. 3. ftp_bsd を編集します。 internet_address=192.36.253.80 SVS-03 シリーズの IP アドレス(ホスト名でも可)を指定します。 logical_printer=pr1 使用する SVS-03 シリーズの論理プリンタ名を指定します。(名前は pr1) ftp_path=/usr/ucb/ftp ftp コマンドのフルパス名を指定します。コマンドの置き場所は、which コマンドで分かるはずです。 4. 以下のコマンドを実行し、FTP フィルタを実行可能にします。 % chmod +x ftp_bsd 5. 以下のコマンドを実行し、FTP フィルタをテストします。 % ./ftp_bsd < ファイル ファイルには、お使いのプリンタに出力可能な形式のファイルを指定して下さい。プリンタ、また、出力す 143 7.UNIX での設定方法 るファイルにより、この時点の設定では正常に印刷されない場合もあります。 6. ログファイルとスプールディレクトリを作成します。そして、スプールディレクトリの下に空のファイルを 作成します。 % touch /var/adm/salesdept_log % mkdir /var/spool/salesdept-pr % touch /var/spool/salesdept-pr/null 7. printcap.ftp を編集します。 PRINTERNAME: \ プリンタ名を指定します。 :lp=/usr/spool/SPOOLDIRECTORY/null:\ スプールディレクトリのフルパス名を指定します。 :ff=\r\f:sh:lf=/usr/adm/ERRORLOG:\ ログファイルのフルパス名を指定します。 :of=/FILTERPATH/ftp_bsd: FTP フィルタのフルパス名を指定します。ftp_bsd を変更し、異なる設定の FTP フィルタを複数作成する場合 は、それぞれの FTP フィルタごとに異なるフィルタ名を指定します。 :sd=/usr/spool/SPOOLDIRECTORY: スプールディレクトリのフルパス名を指定します。 8. /etc/printcap に新しいプリンタのエントリを追加します。 % cat printcap.ftp >> /etc/printcap 9. lpd を再起動させます。2度、lpc コマンドを実行して下さい。 % lpc restart salesdept-pr 10.プリンタをテストするため、以下のコマンドを実行します。 % lpr -Psalesdept-pr ファイル 144 7.UNIX での設定方法 ファイルには、お使いのプリンタに出力可能な形式のファイルを指定して下さい。プリンタ、また、出力す るファイルにより、この時点の設定では正常に印刷されない場合もあります。 追加したいプリンタのエントリごとに前述の手順 3~10 を繰り返して下さい。その際は、作成するエントリ ごとに異なるプリンタ名、スプールディレクトリ名、ログファイル名、出力フィルタ(FTP フィルタ)名を指定 して下さい。 LPD を利用する方法[for を利用する方法[for BSD UNIX 手動] 手動] 1. 「mkdir」コマンドで作業ディレクトリを作成し「cd」コマンドでカレントディレクトリをそこに移動します。 % mkdir /usr/local/lib/ps % cd /usr/local/lib/ps 2. ftp コマンドで SVS-03 シリーズにログインし、bsd ディレクトリから printcap.lpd ファイルを get します。 % ftp salesdept Connected to salesdept. 220 Print Server FTP Printer Server V5.20 Aug 02 1996 ready. Name (salesdept:root): root 331 User name ok, need password Password: pass (パスワードは表示されません) 230 User logged in ftp> cd bsd 250 CWD command successful. ftp> get printcap.lpd 200 PORT command successful. 150 Opening data connection for printcap.lpd (192,36,253,1,18,98) (0 bytes), (mode ascii). 226 Transfer complete. local: printcap.lpd remote: printcap.lpd 1073 bytes received in 0.21 seconds (5.1 Kbytes/s) ftp> quit 221 Goodbye. 3. ログファイルとスプールディレクトリを作成します。 % touch /var/adm/salesdept_log % mkdir /var/spool/salesdept-pr 4. printcap.lpd を編集します。 PRINTERNAME:\ プリンタ名を指定します。 :lf=/usr/adm/ERRORLOG:\ ログファイルのフルパス名を指定します。 145 7.UNIX での設定方法 :rm=PSNAME:\ SVS-03 シリーズのホスト名を指定します。 :rp=pr1:\ 使用する SVS-03 シリーズの論理プリンタ名を指定します。 (名前は pr1) :sd=/usr/spool/SPOOLDIRECTORY: スプールディレクトリのフルパス名を指定します。 5. /etc/printcap に新しいプリンタのエントリを追加します。 % cat printcap.lpd >> /etc/printcap 6. lpd を再起動させます。2度、lpc コマンドを実行して下さい。 % lpc restart salesdept-pr % lpc restart salesdept-pr 7. プリンタをテストするため、以下のコマンドを実行します。 % lpr -Psalesdept-pr ファイル ファイルには、お使いのプリンタに出力可能な形式のファイルを指定して下さい。プリンタ、また、出力す るファイルにより、この時点の設定では正常に印刷されない場合もあります。 追加したいプリンタのエントリごとに前述の手順 3~7 を繰り返して下さい。その際は、作成するエントリご とに異なるプリンタ名、ログファイル名、リモートプリンタ(SVS-03 シリーズの論理プリンタ)名、スプール ディレクトリ名を指定して下さい。 146 7.UNIX での設定方法 7.1.5.2. System V 系 UNIX の設定(手動) の設定(手動) PROS デーモンを利用する方法(PROS デーモンを利用する方法(PROS A)[for System V 手動] 手動] 1. 「mkdir」コマンドで PROS デーモンを置くディレクトリを作成し「cd」コマンドでカレントディレクトリを そこに移動します。 % mkdir /usr/local/lib/ps % cd /usr/local/lib/ps 2. ftp コマンドで SVS-03 シリーズにログインし、npipe ディレクトリから makefile、prosd.c ファイルを get します。 % ftp salesdept Connected to salesdept. 220 Print Server FTP Printer Server V5.20 Aug 02 1996 ready. Name (salesdept:root): root 331 User name ok, need password Password: pass (パスワードは表示されません) 230 User logged in ftp> cd npipe 250 CWD command successful. ftp> get makefile 200 PORT command successful. 150 Opening data connection for makefile (192,36,253,1,18,65) (0 bytes), (mode ascii). 226 Transfer complete. local: makefile remote: makefile 1055 bytes received in 0.18 seconds (5.7 Kbytes/s) ftp> get prosd.c 200 PORT command successful. 150 Opening data connection for prosd.c (192,36,253,1,18,66) (0 bytes), (mode ascii). 226 Transfer complete. local: prosd.c remote: prosd.c 9767 bytes received in 0.74 seconds (13 Kbytes/s) ftp> quit 221 Goodbye. 3. makefile を編集します。 L1_OPTIONS= L2_OPTIONS= デフォルトでは両方とも空欄です。片方だけ設定します。どちらを設定するかは、お使いのコンパイラの仕 様によります。まず、最初に、両方とも空欄のままで make を実行してみて下さい。リンクエラーが起きる場 合は、以下のように設定し、再度、make を実行してみて下さい。 L2_OPTIONS=-lsocket まだリンクエラーが起きる場合は、以下のように設定し、make してみて下さい。 L2_OPTIONS=-lsocket -lnsl 147 7.UNIX での設定方法 それでもリンクエラーが起きる場合は、今度は L1_OPTIONS の方を上記のように設定し、make してみて下さい。 どうしてもリンクエラーが起きる場合は、お使いのシステムのマニュアルを参照し、BSD 系 UNIX のソケット 通信のライブラリ名を上記オプションに指定し、make を実行して下さい。 LEAVE_PIPE_OPEN= デフォルトでは空欄です。システムによっては、以下のような設定が必要になります。AT&T SVR4 の場合、ま た、HP-UX 上で「EaseSpool」を利用している場合は、この設定を行って下さい。 LEAVE_PIPE_OPEN=-DALWAYS_OPEN 4. make します。 % make 5. 名前付パイプを作成します。名前付パイプには/dev/box.pr といった名前を付けることをお勧めします。ここ で、box は SVS-03 シリーズのホスト名、pr は使用する論理プリンタ名です。 % mknod /dev/salesdept.pr1 p 6. 以下のコマンドを実行し、名前付パイプのアクセス権を変更します。 % chown lp /dev/salesdept.pr1 % chmod 600 /dev/salesdept.pr1 7. システムのブート時に PROS デーモンを自動的に起動するように、システムのスタートアップファイル (/etc/inittab)に、以下のような設定を追加します。 ax::respawn:prosd host dev box pr pass 2> log 1>&2 プリンタをシリアルインタフェースを利用して接続した場合に、プリンタから返るフィードバックデータを 通常のログファイルとは別のファイルに保存したい場合は、以下のようにします。 ax::respawn:prosd host dev box pr pass 2> log >> pfb prosd: PROS デーモンのフルパス名。 host:PROS デーモンを起動する UNIX ホスト名。 dev: 名前付パイプのフルパス名。 box: SVS-03 シリーズのホスト名。 pr: SVS-03 シリーズの論理プリンタ名。(名前は pr1) pass:PROS プロトコルのパスワード(デフォルトでは netprinter)。 log: ログファイルのフルパス名。 pfb: フィードバックデータファイルのフルパス名。 実際には、PROS デーモンを起動する UNIX ホスト名を unix00 とした場合、 ax::respawn:/usr/local/lib/ps/prosd unix00 /dev/salesdept.pr1 salesdept pr1 netprinter 2> /var/adm/salesdept_log 1>&2 または、 148 7.UNIX での設定方法 ax::respawn:/usr/local/lib/ps/prosd unix00 /dev/salesdept.pr1 salesdept pr1 netprinter 2> /var/adm/salesdept_log >> /var/adm/salesdept_pfb のようにします(途中で改行せずに、一行に記述して下さい)。 注:あるシステムでは、システム起動時に/etc/inittab が再生成され、追加した設定が消されてしまう場合 があります。この問題は、/etc/conf/init.d ディレクトリ下に、設定を追加したファイルを置くことにより 解決できます。そのファイル名は、どのような名前でも構いません。 % telinit q 以下のコマンドを実行し、実際にデーモンを起動します。 8. Bourne shell を起動します。 % sh % SHELL=/bin/sh % export SHELL 9. 以下のようなコマンドを実行し、PROS デーモンをテストします。 % cat ファイル > /dev/salesdept.pr1 ファイルには、お使いのプリンタに出力可能な形式のファイルを指定して下さい。プリンタ、また、出力す るファイルにより、この時点の設定では正常に印刷されない場合もあります。 10.以下のコマンドを実行し、LP プリンタサービスを終了させます。 % /usr/lib/lpshut 11.以下のコマンドを実行し、新しいシステムプリンタを作成します。 % /usr/lib/lpadmin -p salesdept_pr -mstandard-v/dev/salesdept.pr1 注:lpadmin コマンドの仕様はシステムにより異なる場合があります。HP-UX 等では、-p、-m、-v 等のパラメー タと次の引数の間に空白を置いてはいけません。 12.以下のコマンドを実行し、LP プリンタサービスを再開させます。 % /usr/lib/lpsched 13.以下のコマンドを実行し、印刷ジョブの要求を受け付け可能にします。 % /usr/lib/accept salesdept_pr 149 7.UNIX での設定方法 14.以下のコマンドを実行し、プリンタを使用可能にします。 % /usr/bin/enable salesdept_pr 15.プリンタをテストするため、以下のコマンドを実行します。 % lp -d salesdept_pr ファイル ファイルには、お使いのプリンタに出力可能な形式のファイルを指定して下さい。プリンタ、また、出力す るファイルにより、この時点の設定では正常に印刷されない場合もあります。 追加したいプリンタのエントリごとに前述の手順 5~15 を繰り返して下さい。その際は、作成するエントリ ごとに異なるプリンタ名、プリンタデバイス(名前付パイプ)名を指定して下さい。 注:PROS デーモンをシステムから除去するには、/etc/inittab の中で PROS デーモンを起動する行の respawn の部分を off に変更し、「telinit q」コマンドを実行します。その後、この行を削除します。 PROS インタフェースプログラムを利用する方法(PROS インタフェースプログラムを利用する方法(PROS B) [for System V 手動] 手動] 1. 「mkdir」コマンドで PROS インタフェースプログラムを置くディレクトリを作成し「cd」コマンドでカレン トディレクトリをそこにそこに移動します。 % mkdir /usr/local/lib/ps % cd /usr/local/lib/ps 2. ftp コマンドで SVS-03 シリーズにログインし、sysv ディレクトリから makepros、prossysv.c ファイルを get します。 % ftp salesdept Connected to salesdept. 220 Print Server FTP Printer Server V5.20 Aug 02 1996 ready. Name (salesdept:root): root 331 User name ok, need password Password: pass (パスワードは表示されません) 230 User logged in ftp> cd sysv 250 CWD command successful. ftp> get makepros 200 PORT command successful. 150 Opening data connection for makepros (192,36,253,1,19,90) (0 bytes), (mode ascii). 226 Transfer complete. local: makepros remote: makepros 1884 bytes received in 0.18 seconds (10 Kbytes/s) ftp> get prossysv.c 200 PORT command successful. 150 Opening data connection for prossysv.c (192,36,253,1,19,91) (0 bytes), (mode ascii). 226 Transfer complete. local: prossysv.c remote: prossysv.c 9355 bytes received in 0.74 seconds (12 Kbytes/s) ftp> quit 221 Goodbye. 3. makepros を編集します。 HOSTNAME=some_host 現在、設定を行っている UNIX ホスト名を指定します。 150 7.UNIX での設定方法 BOXNAME=some_print_server SVS-03 シリーズのホスト名を指定します。 LOGPR=pr1 使用する SVS-03 シリーズの論理プリンタ名を指定します。(名前は pr1) L1_OPTIONS= L2_OPTIONS="-lsocket" 片方だけ設定します。どちらを設定するかは、お使いのコンパイラの仕様によります。まず最初に、このま まで「sh makepros」を実行してみて下さい。リンクエラーが起きる場合は以下のように設定し、再度「sh makepros」を実行して下さい。 L2_OPTIONS="-lsocket -lnsl" それでもリンクエラーが起きる場合は、今度は L1_OPTIONS の方を上記のように設定し「sh makepros」して みて下さい。 どうしてもリンクエラーが起きる場合は、お使いのシステムのマニュアルを参照し、BSD 系 UNIX のソケット 通信のライブラリ名を上記オプションに指定し、「sh makepros」を実行して下さい。 INTERFACE_PROGRAM_NAME=prossysv makepros を変更し、異なる設定の PROS インタフェースプログラムを複数作成する場合は、それぞれの PROS インタフェースプログラムごとに異なるプログラム名を指定します。 4. makepros を実行します。 % sh makepros 5. 以下のコマンドを実行し、PROS インタフェースプログラムをテストします。コマンド名は、2a において makepros の 51 行目で指定した名前です。 % ./prossysv x x x 1 x ファイル System V 系 UNIX のインタフェースプログラムには、6 個の引数が必要ですが、PROS インタフェースプログラ ムは、第 4 引数(コピーの数)と第 6 引数(実際に出力するファイル名)を解釈し、その他の引数を無視します。 無視される引数には、上記のようにダミーの x を指定して下さい。 ファイルには、お使いのプリンタに出力可能な形式のファイルを指定して下さい。プリンタ、また、出力す るファイルにより、この時点の設定では正常に印刷されない場合もあります。 6. Bourne shell を起動します。 % sh % SHELL=/bin/sh % export SHELL 151 7.UNIX での設定方法 7. 以下のコマンドを実行し、LP プリンタサービスを終了させます。 % /usr/lib/lpshut 8. 以下のコマンドを実行し、新しいシステムプリンタを作成します。 % /usr/lib/lpadmin -p salesdept_pr -i prossysv -v /dev/null 注:lpadmin コマンドの仕様はシステムにより異なる場合があります。HP-UX 等では、-p、-i、-v 等のパラメ ータと次の引数の間に空白を置いてはいけません。プリンタをシリアルインタフェースを利用して接続した 場合に、プリンタから返るフィードバックデータを保存したい場合は、以下のようにします。 % /usr/lib/lpadmin -p salesdept_pr-iprossysv-v/var/adm/salesdept_pfb 9. 以下のコマンドを実行し、LP プリンタサービスを再開させます。 % /usr/lib/lpsched 10.以下のコマンドを実行し、印刷ジョブの要求を受け付け可能にします。 % /usr/lib/accept salesdept_pr 11.以下のコマンドを実行し、プリンタを使用可能にします。 % /usr/bin/enable salesdept_pr 12.プリンタをテストするため、以下のコマンドを実行します。 % lp -d salesdept_pr ファイル ファイルには、お使いのプリンタに出力可能な形式のファイルを指定して下さい。プリンタまたは出力する ファイルにより、この時点の設定では正常に印刷されない場合もあります。追加したいプリンタのエントリ ごとに前述の手順 3~12 を繰り返して下さい。その際は、作成するエントリごとに異なるプリンタ名、イン タフェースプログラム(PROS インタフェースプログラム)名、フィードバックデータファイル名を指定して下 さい。 152 7.UNIX での設定方法 FTP を利用する方法[for を利用する方法[for System V 手動] 手動] 1. 「mkdir」コマンドで FTP インタフェースプログラムを置くディレクトリを作成し、「cd」コマンドでカレン トディレクトリをそこに移動します。 % mkdir /usr/local/lib/ps % cd /usr/local/lib/ps 2.ftp コマンドで SVS-03 シリーズにログインし、sysv ディレクトリから ftp_sysv ファイルを get します。 % ftp salesdept Connected to salesdept. 220 Print Server FTP Printer Server V5.20 Aug 02 1996 ready. Name (salesdept:root): root 331 User name ok, need password Password: pass (パスワードは表示されません) 230 User logged in ftp> cd sysv 250 CWD command successful. ftp> get ftp_sysv 200 PORT command successful. 150 Opening data connection for ftp_sysv (192,36,253,1,19,98) (0 bytes), (mode ascii). 226 Transfer complete. local: ftp_sysv remote: ftp_sysv 1470 bytes received in 0.22 seconds (6.4 Kbytes/s) ftp> quit 221 Goodbye. 3. ftp_sysv を編集します。 internet_address=192.36.253.80 SVS-03 シリーズの IP アドレス(ホスト名でも可)を指定します。 logical_printer=pr1 使用する SVS-03 シリーズの論理プリンタ名を指定します。(名前は pr1) ftp_path=/usr/bin/ftp ftp コマンドのフルパス名を指定します。コマンドの置き場所は、which コマンドで分かるはずです。 4. 以下のコマンドを実行し、FTP インタフェースプログラムを実行可能にします。 % chmod +x ftp_sysv 5. 以下のコマンドを実行し、FTP インタフェースプログラムをテストします。 % ./ftp_sysv x x x 1 x ファイル System V 系 UNIX のインタフェースプログラムには、6 個の引数が必要ですが、FTP インタフェースプログラ ムは、第 4 引数(コピーの数)と第 6 引数(実際に出力するファイル名)を解釈し、その他の引数を無視します。 無視される引数には、上記のようにダミーの「x」を指定して下さい。 153 7.UNIX での設定方法 ファイルには、お使いのプリンタに出力可能な形式のファイルを指定して下さい。プリンタ、また、出力す るファイルにより、この時点の設定では正常に印刷されない場合もあります。 6. Bourne shell を起動します。 % sh % SHELL=/bin/sh % export SHELL 7. 以下のコマンドを実行し、LP プリンタサービスを終了させます。 % /usr/lib/lpshut 8. 以下のコマンドを実行し、新しいシステムプリンタを作成します。 % /usr/lib/lpadmin -p salesdept_pr -i ftp_sysv -v /dev/null 注:lpadmin コマンドの仕様はシステムにより異なる場合があります。HP-UX 等では、-p、-i、-v 等のパラメ ータと次の引数の間に空白を置いてはいけません。 % /usr/lib/lpsched 9. 以下のコマンドを実行し、LP プリンタサービスを再開させます。 10.以下のコマンドを実行し、印刷ジョブの要求を受け付け可能にします。 % /usr/lib/accept salesdept_pr 11.以下のコマンドを実行し、プリンタを使用可能にします。 % /usr/bin/enable salesdept_pr 12.プリンタをテストするため、以下のコマンドを実行します。 % lp -d salesdept_pr ファイル ファイルには、お使いのプリンタに出力可能な形式のファイルを指定して下さい。プリンタ、また、出力す るファイルにより、この時点の設定では正常に印刷されない場合もあります。 追加したいプリンタのエントリごとに前述の手順 3~12 を繰り返して下さい。その際は、作成するエントリ ごとに異なるプリンタ名、インタフェースプログラム(FTP インタフェースプログラム)名を指定して下さい。 154 7.UNIX での設定方法 7.1.5.3. AIX の設定(手動) の設定(手動) PROS を利用する方法 [for AIX 手動] 手動] 1. SVS-03 シリーズに関連するソフトウェアを置くディレクトリを「mkdir」コマンドで作成し「cd」コマンドで カレントディレクトリをそこに移動します。 % mkdir /usr/lpd/ps % cd /usr/lpd/ps 2. ftp コマンドで SVS-03 シリーズにログインし、aix ディレクトリから makefile、pros_piobe、prosaix.c フ ァイルを get します。 % ftp salesdept Connected to salesdept. 220 Print Server FTP Printer Server V5.20 Aug 02 1996 ready. Name (salesdept:root): root 331 User name ok, need password Password: pass (パスワードは表示されません) 230 User logged in ftp> cd aix 250 CWD command successful. ftp> get makefile 200 PORT command successful. 150 Opening data connection for makefile (192,36,253,1,4,99) (0 bytes), (mode ascii). 226 Transfer complete. local: makefile remote: makefile 247 bytes received in 0.22 seconds (1.1 Kbytes/s) ftp> get pros_piobe 200 PORT command successful. 150 Opening data connection for pros_piobe (192,36,253,1,4,101) (0 bytes), (mode ascii). 226 Transfer complete. local: pros_piobe remote: pros_piobe 1922 bytes received in 0.22 seconds (8.5 Kbytes/s) ftp> get prosaix.c 200 PORT command successful. 150 Opening data connection for prosaix.c (192,36,253,1,4,102) (0 bytes), (mode ascii). 226 Transfer complete. local: prosaix.c remote: prosaix.c 7383 bytes received in 0.72 seconds (10 Kbytes/s) ftp> quit 221 Goodbye. 3. make します。 % make 4. pros_piobe を編集します。 internet_address=192.36.253.80 SVS-03 シリーズの IP アドレス(ホスト名でも可)を指定します。 logical_printer=pr1 155 7.UNIX での設定方法 使用する SVS-03 シリーズの論理プリンタ名を指定します。(名前は pr1) pros_path=/usr/lpd/ps/prosaix 3 で作成した prosaix のフルパス名を指定します。 hostname=some_host 現在、設定を行っている UNIX ホスト名を指定します。 logfile=/tmp/salesdeptlog ログファイルのフルパス名を指定します。ログをファイルに記録する代わりにユーザにメールで通知したい 場合は、行頭に#を置いてコメントにします。 注:たいていの UNIX システムでは、/tmp ディレクトリの下のファイルはシステム立ち上がり時に消去されて しまいます。 backfile=/dev/null プリンタをシリアルインタフェースを利用して接続した場合にプリンタから返るフィードバックデータを保 存したい場合は、そのファイルのフルパス名を指定します。 5. 以下のコマンドを実行し、PROS バックエンド・プログラムを実行可能にします。 % chmod +x pros_piobe 6. pros_piobe でログファイルを利用する指定を行なった場合は、そのファイルを作成し、アクセス権を変更し ます。 % touch /tmp/salesdeptlog % chmod 666 /tmp/salesdeptlog 7. 以下のコマンドを実行し、待ち行列(プリントキュー)に対する装置を作成します(待ち行列と装置は異なる名 前を利用できますが、以下では同じ名前「salesdeptq」を利用することにします)。 % ln /dev/null /dev/salesdeptq 156 7.UNIX での設定方法 8. 以下のコマンドを実行し、SMIT を立ち上げます。 % smit mkvirprt 9. 以下の一連の作業を行います。 1)「Printer or plotter attached to host」オプションを選択します。 2)「Enter device name」の問い合わせに対し、装置名を入力します。 3)プリンタのタイプを選択します。適切なプリンタタイプが分からない場合は、プリンタの購入先にお問い 合わせ下さい。 4)「Header pages」,「Trailer pages」オプションを指定します。 5)待ち行列名を入力します。 6)この待ち行列をデフォルト待ち行列にするかどうかを指定します。 以上で仮想プリンタがインストールされ、SMIT が終了します。 10.以下のコマンドを実行し、再び SMIT を立ち上げます。 % smit chquedev 11.以下の一連の作業を行います。 1)待ち行列と装置を選択します。 2)オプション画面が表示されます。「バックエンド・プログラムのパス名」に対し、5 で実行可能にした PROS バックエンド・プログラムのフルパス名を指定します。 3)改行キーを押します。 以上でバックエンド・プログラムが設定され、SMIT が終了します。 12.プリンタをテストするため、以下のコマンドを実行します。 % qprt -Psalesdeptq ファイル 追加したいプリンタのエントリごとに前述の手順 4~12 を繰り返して下さい。その際は、作成するエントリ ごとに異なる待ち行列名、バックエンド・プログラム(PROS バックエンド・プログラム)名、ログファイル名、 装置名を指定して下さい。 FTP を利用する方法 [for AIX 手動] 手動] 1. 「mkdir」コマンドで SVS-03 シリーズに関連するソフトウェアを置くディレクトリを作成し、「cd」コマン ドでカレントディレクトリをそこに移動します。 % mkdir /usr/lpd/ps % cd /usr/lpd/ps 157 7.UNIX での設定方法 2. ftp コマンドで SVS-03 シリーズにログインし、aix ディレクトリから ftp_piobe ファイルを get します。 % ftp salesdept Connected to salesdept. 220 Print Server FTP Printer Server V5.20 Aug 02 1996 ready. Name (salesdept:root): root 331 User name ok, need password Password: pass (パスワードは表示されません) 230 User logged in ftp> cd aix 250 CWD command successful. ftp> get ftp_piobe 200 PORT command successful . 150 Opening data connection for ftp_piobe (192,36,253,1,4,107) (0 bytes), (mode ascii). 226 Transfer complete. local: ftp_piobe remote: ftp_piobe 1516 bytes received in 0.2 seconds (7.5 Kbytes/s) ftp> quit 221 Goodbye. 3. ftp_piobe を編集します。 internet_address=192.36.253.80 SVS-03 シリーズの IP アドレス(ホスト名でも可)を指定します。 logical_printer=pr1 使用する SVS-03 シリーズの論理プリンタ名を指定します。 (名前は pr1) ftp_path=/usr/ucb/ftp ftp コマンドのフルパス名を指定します。コマンドの置き場所は、which コマンドで分かるはずです。 4. 以下のコマンドを実行し、FTP バックエンド・プログラムを実行可能にします。 % chmod +x ftp_piobe 5. 以下のコマンドを実行し、待ち行列(プリントキュー)に対する装置を作成します(待ち行列と装置は異なる名 前を利用できますが、以下では同じ名前「salesdeptq」を利用することにします)。 % ln /dev/null /dev/salesdeptq 6. 以下のコマンドを実行し、SMIT を立ち上げます。 % smit mkvirprt 7. 以下の一連の作業を行います。 158 7.UNIX での設定方法 1)「Printer or plotter attached to host」オプションを選択します。 2)「Enter device name」の問い合わせに対し、装置名を入力します。 3)プリンタのタイプを選択します。適切なプリンタタイプが分からない場合は、プリンタの購入先にお問い 合わせ下さい。 4)「Header pages」、「Trailer pages」オプションを指定します。 5)待ち行列名を入力します。 6)この待ち行列をデフォルト待ち行列にするかどうかを指定します。 以上で仮想プリンタがインストールされ、SMIT が終了します。 8. 以下のコマンドを実行し、再び SMIT を立ち上げます。 % smit chquedev 9. 以下の一連の作業を行います。 1)待ち行列と装置を選択します。 2)オプション画面が表示されます。「バックエンド・プログラムのパス名」に対し、4 で実行可能にした FTP バックエンド・プログラムのフルパス名を指定します。 3)改行キーを押します。 以上でバックエンド・プログラムが設定され、SMIT が終了します。 % qprt -Psalesdeptq ファイル 10.プリンタをテストするため、以下のコマンドを実行します。 追加したいプリンタのエントリごとに前述の手順 3~10 を繰り返して下さい。その際は、作成するエントリ ごとに異なる待ち行列名、バックエンド・プログラム(FTP バックエンド・プログラム)名、装置名を指定して 下さい。 LPD を利用する方法 (for AIX) 1. 以下のコマンドを実行し、SMIT を立ち上げます。 % smit mkrque 2. 以下の一連の作業を行います(以下では、待ち行列と装置は同じ名前「salesdeptrq」を利用することにします)。 1)「追加する待ち行列の名前」: 待ち行列名を入力します。 2)「遠隔ジョブの宛先ホスト」: SVS-03 シリーズのホスト名を指定します。 3)「待ち行列状況出力用の SHORT FORM FILTER があるパス名」: /usr/lpd/bsdshort を指定します。 4)「待ち行列状況出力用の LONG FORM FILTER があるパス名」: /usr/lpd/bsdlong を指定します。 5)「遠隔印刷装置の待ち行列の名前」: 使用する SVS-03 シリーズの論理プリンタ名を指定します。 (名前は pr1) 6)「追加する装置の名前」: 装置名を入力します。 7) 改行キーを押します。 以上で遠隔待ち行列がインストールされ、SMIT が終了します。 159 7.UNIX での設定方法 3. プリンタをテストするため、以下のコマンドを実行します。 % qprt -Psalesdeptrq ファイル 追加したいプリンタのエントリごとに上記の手順 1 を繰り返して下さい。その際は、作成するエントリごと に異なる待ち行列名、装置名を指定して下さい。 7.1.6. インストール後の各パラメータリスト変更 ここでは SVS-03 シリーズの各パラメータを変更して安定した印刷ができるように修正します。パラメータの推 奨値と設定方法は、12.3.4 パラメータ推奨値と設定方法を参照してください。(注意 (注意:この変更作業は必ず実 (注意:この変更作業は必ず実 行してください。)作業が終了したら SVS-03 シリーズの電源を OFF/ON してください。 行してください。) 160 8. 設定ユーティリティ NetPilot の使用方法 8.設定ユーティリティ NetPilot の使用方法 8.1. NetPilot の説明 8.1.1. NetPilot の主な機能 ① SVS-03 シリーズを NetWare へインストールするのを簡単にします。 (5.NetWare での設定方法で説明してあります) ② SVS-03 シリーズのパラメータを変更する事が出来ます。 (IPアドレスの設定などがこれにあたります) ③ プリンターのステータスを監視する事が出来ます。 ④ SVS-03 シリーズのファームウエアをバージョンアップ出来ます。(NetWare の場合) 8.1.2. NetPilot の起動条件 ① Windows 環境(Windows95、Windows98、WindowsMe、WindowsNT、Windows2000、WIN-OS2) ② IPX または NetBEUI/NetBIOS が組み込まれている 8.1.3. 補足説明 ① この NetPilot で変更可能なパラメータは Web ブラウザや FTP を使用しても変更可能です。9.Web ブラウザ ーでの使用方法、または 12.3.1.FTP でのパラメータ変更を参照して下さい。 162 8.設定ユーティリティ NetPilot の使用方法 8.2. NetPilot のインストール方法 ① ディスケットドライブに設定ユーティリティ(1)のディスケットを挿入します。(この例ではドライ ブA:) ② ファイルマネージャもしくはエクスプローラからディスケット内の A:\WINDOWS\SETUP.EXE を実行しま す。 ③ Welcome!パネルが表れますのでインストールを継続する場合は「Next」、中止する場合は「Cancel」 を押して下さい。 ④ インストール方法を選択します。Typical と Custom があ りますが ここでは 必 ず Custom を 選択して 下さい 。 Typical でインストールするとディレクトリが選択でき ません。 ⑤ イン ス トー ル プロ グ ラム の 確認 パ ネル ( Previously Installed Components)が表示されますので「Next」を 押して下さい ⑥ インストールするプログラムを選択します。NetPilot NetPilot のみをチェックして下さい。Print Monitor は、NetBEUI のみ や TCP/IP で使用するサーバーを使用しない直接印刷の ユーティリティです。使用方法は 4.サーバーを使用しな い場合の設定方法を参照して下さい。ここでは使用しま せんのでチェックをはずして下さい。NetPilot だけをチ ェックした状態で「Next」を押して下さい。 ⑦ プログラムのインストール先ディレクトリを指定しま す。必要に応じて「Browse」ボタンでディレクトリを変 更して下さい。その後、「Next」を押して下さい。 ⑧ スタートメニューに登録される名前を指定します。必要 に応じて変更し、「Next」ボタンを押して下さい。 ⑨ インストール確認パネル(Ready to Install!)で「Install」を押すとインストールが開始されます。 ⑩ Installation completed Successfully! パネルが表示されるとインストールは完了です。「Close」 を押して終了して下さい。 8.3. NetPilot の起動方法 Windows95 の場合、スタートメニュー「Print Server Utility」の NetPilot グループから NetPilot を選択して 下さい。NetPilot のメインウインドウが立ち上がります。 (グループ名を変更した場合は「Print Server Utility」 の名前が変わります) 163 8.設定ユーティリティ NetPilot の使用方法 8.4. NetPilot メインウインドウ NetPilot を立ち上げるとメインウインド ウが立ち上がります。ここではネットワー クに接続されたすべての SVS-03 シリーズ が表示されます。左側の「Units」フォル ダ内の「New Units」フォルダにはまだイ ンストールしていない SVS-03 シリーズが 入り、「Network Print Servers」フォル ダにはすでにインストールした SVS-03 シ リーズが入ります。 ① はじめに行う作業としては、変更したい SVS-03 シリーズを選択 して「Install」ボタンを押して「Installation option」パネ ルを表示させます ② 必ず「with current configuration」を選んで「OK」ボタンを 必ず 押して下さい。SVS-03 シリーズが「Network Print Servers」 フォルダに移動します。「Network Print Servers」フォルダを クリックして SVS-03 シリーズをクリックすると「Properties」 などのいろいろな機能が選択出来るようになります。 (注意:「with installation Wizard」は主に NetWare の場合に使用します。使用方法は 5.NetWare での 使用方法を参照して下さい。) ③ 使用可能な各メニューの処理は以下の表を参照して下さい。 ④ NetPilot を使って設定可能な項目は以下の通りです 8.5.NetPilot ネットワークページ「Network」 8.6.NetPilot プロパティページ「Properties」 8.7.NetPilot プリンタ管理「New Group」「Add Printer」「Monitor」 8.8.NetPilot アップグレードページ「Upgrade」 8.9.NetPilot サマリーページ「Summary」 ここで説明されない NetPilot のページについては 12.パラメータリストやヘルプを参照して下さい。 164 8.設定ユーティリティ NetPilot の使用方法 File メニュー Print Jobs Summary Printer Information New Print Server Group Add Printer Server New Printer Group Add Printer Monitor Rename Restart Remove Delete Exit Setup メニュー Network Properties Install Uninstall Upgrade Edit Parameter List View メニュー Toolbar Status Bar Select All Sorting Refresh Refresh Auto 最後の 10 ジョブの状態を表示する「Print Jobs」ウインドウを開きます。 選択した SVS-03 シリーズの情報を表示します。 サポートされません Units のフォルダの中に自分が管理する Print Server のグループを作成します。 New Print Server Group の中に自分が管理する Print Server を登録します。 「Monitoring Printers」フォルダに「Printer Group」を追加します。 選択した「 Printer Group」にプリンタを追加します。 選択した「 Printer Group」を「Monitoring」ウインドウに表示します。 選択した SVS-03 シリーズの名前を変更します。 選択した SVS-03 シリーズの再起動処理を行ないます。 (電源の OFF/ON と同じです。) 「Printer Monitoring Group」から選択した SVS-03 シリーズを削除します。 選択した「Printer Monitoring Group」を削除します。 削除する「Printer Monitoring Group」は空でなければなりません。削除するグ ループ内の各プリンタを選択し、空になるまで「remove」オプションで削除し、そ れから「Group」アイコンを選択し、「Delete」オプションで削除します。 「NetPilot」を終了します。変更し、保存されたパラメータは失われません。 選択した SVS-03 シリーズの各ネットワーク環境内での設定を変更します。」 選択した SVS-03 シリーズの設定を変更します。 選択した SVS-03 シリーズのインストールを開始します。事前に他の方法で設定 したパラメータの値は「Installation Wizard」の中で反映されます。 選択した SVS-03 シリーズの全てのパラメータの設定を工場出荷時の状態に戻し ます。また、Netware 環境下ではプリントキューとの接続も解除します。(リモ ートプリントキューを除く)SVS-03 シリーズは「New Units」フォルダに移動し ます。「Uninstall」オプション実行後、再インストールせずに元の状態に戻す ことはできません。 新しい SVS-03 シリーズ・ソフトウェア(バージョン)を使用して 1 つまたはい くつかの SVS-03 シリーズのアップグレードを行ないます。(NetWare のみ) SVS-03 シリーズのパラメータリストを取得します。 Toolbar を表示・非表示。(アイコンボタン) Main Window の一番下のフィールドにオンライン・ガイドを表示・非表示。 右側のウインドウに表示中のすべての SVS-03 シリーズを選択します。 右側に表示中の SVS-03 シリーズを名前かモデルでソートします。 ネットワーク中の SVS-03 シリーズをすぐに検索します。 「Update」ダイアログを表示し、以下の項目について検索する間隔を設定するこ とができます。 1. ネットワーク中の SVS-03 シリーズを検索します。 NetPilot はその SVS-03 シリーズのタイプ、および既にインストールされている かどうかに関する情報を収集します。この情報は Main window の更新に使用され ます。 2. プリンタの状態の監視。 165 8.設定ユーティリティ NetPilot の使用方法 8.5. NetPilot ネットワークページ「 」 ネットワークページ「Network」 8.5.1. Windows and OS/2 Windows で使用する Print Monitor や OS/2 で使用する Print Server Manager が認識する名前を変更する事 が可能です。ここのリストが空欄の場合、Print Monitor や Print Server Manager からアクセスする事が出 来ません。ただし名前を変えた場合、付属ユーティリティが使用できなくなるときがあります。 各ボタンの説明 Delete: Add: 8.5.2. 既存のプリンタ名を削除します。ウィンドウの中のプリンタをクリックし、「Delete」 ボタンをクリックします。 新しいプリンタを利用可能にします。 1. 適当なプリンタ名を入力します。 2.ドロップダウン・リストの中から、プリンタの接続されたポート(LPT1)、または論 理プリンタ(PR1~PR8)を選択します。 3. このプリンタを利用可能なプリンタのリストに追加するために「Add」ボタンをク リックします。 NetWare 5.2.6.NetWare 環境の変更を参照して下さい。 166 8.設定ユーティリティ NetPilot の使用方法 8.6. NetPilot プロパティページ「 」 プロパティページ「Properties」 8.6.1. General Properties *各パラメータの説明 Node Address: 工場出荷時の状態では SVS-03 シリーズのシリアル番号と同じ 12 桁の英数字が設定され ています。 Configuration SVS-03 シリーズの設定ファイルにパスワードを設定し、アクセスを制限することができ Password: ます(オプション)。パスワードを設定した場合、 「Property」ページ、または「Network」 ウィンドウにアクセスする前に、パスワードを入力する必要があります*1。必要なら ばこのパスワードは変更することができます。 パスワードを忘れた場合は SVS-03 シリーズを工場出荷時の設定に戻す以外に解除する 方法はありません。また、再度インストールする場合は、以前設定したパラメータ等は すべて削除されます。 注意:パスワードを設定しても、ユーザー権限で「Property」ページ、「Network」ウィ ンドウは見ることができます。ユーザー権限で「Property」ページ、「Network」ウィ ンドウを見せないようにするためには、このページの「Users」オプションを使用します。 Internal SVS-03 シリーズのテストボタンを使用してテストページを印刷させることができます。 Printout このパラメータではテストページの出力先を指定することができます。 Destination: Bsse URL: WWW ブラウザで SVS-03 シリーズにアクセスした場合に Product Information を選択する とここで設定した URL にジャンプします。 HP JetAdmin HP JetAdmin を使用する場合、YES に設定してください。NetWare 環境で、HP NDPS Gateway Support: を使用して印刷する場合も YES に設定してください。 167 8.設定ユーティリティ NetPilot の使用方法 8.6.2. NetWare Properties *各パラメータ説明 NetWare: Transport Protocol: Frame Types Enables: Job Check Delay: Conf.Check Delay: NCP Burst Mode: 168 このチェックをはずすことにより NetWare 環境での使用を不可に できます。これにより、ネットワークの負荷の低減を促し、他のプロトコルの パフォーマンスを増大させることができます。 伝送プロトコルを指定します。DUAL_STACK のときは、IPX、IP どちらもサポー トしますが、IPX を優先します。 フレームタイプを選択することにより、その環境に適した設定を行なうことが できます。 SVS-03 シリーズがプリントキューをチェックする間隔を設定します。 設定できる値は1~255です。 (NDS モード専用)このパラメータは SVS-03 シリーズが NDS tree を検索する ことにより、SVS-03 シリーズの設定を更新する間隔を設定します。 このチェックを付けると Burst 転送モードに対応することができます。このモ ードだと転送スピードが速くなります。 8.設定ユーティリティ NetPilot の使用方法 8.6.3. Windows and OS/2 Properties *各パラメータ説明 Windows このチェックボックスのチェックをはずすことにより、NetBIOS/NetBEUI プロトコル and OS/2: を使用しての Windows および OS/2 環境で使用できないようにすることができます。 このことによりネットワークの負荷の低減、他のプロトコルのパフォーマンスを増大 させることができます。 Frame Type: FR_Auto を選択した場合は SVS-03 シリーズ起動時にネットワーク上で FR_802_2、 FR_DIX のどちらのタイプが使用されているかを調べ、設定します。使用環境内に 3270/5250 などの SNA のプロトコルも使用している場合、FR_802_2 に変更しなければ印 刷できない場合があります。 WINS WindowsNT の WINS サーバーで WINS の解決をしていてこの SVS-03 シリーズのホスト名 (デフォルトは PS+下6桁の MAC アドレス)と IP アドレスを WINS サーバーに登録した い場合、このチェックボックスを有効にします。WINS サーバーが無い場合はこのチェ ックボックスを外してください。 Registered WINS サーバーに対して WINS の解決に成功すると、登録した名前を反映します。 WINS Name Primary WINS プライマリ WINS サーバーの IP アドレスを入力してください Server Secondary WINS セカンダリ WINS サーバーの IP アドレス入力してください Server Scope ID 必要であれば、 Scope ID の部分にコンピュータのスコープ識別子を入力します。 TCP/IP インターネットワーク上のコンピュータ間で通信するには、TCP/IP ネットワーク上の すべてのコンピュータが同じスコープ ID を持たなければなりません。通常このスコー プ ID は空白のままにしておきます。その他の WINS の仕様については WindowsNT のマ ニュアルを参照してください。 169 8.設定ユーティリティ NetPilot の使用方法 8.6.4. TCP/IP Properties *各パラメータの説明 TCP/IP: このチェックボックスのチェックをはずすことにより TCP/IP 環境で使用できな いようにすることができます。このことによりネットワークの負荷の低減、他の プロトコルのパフォーマンスを増大させることができます。 IP Address: SVS-03 シリーズに設定する IP アドレスを入力します。このアドレスは他のネット ワーク機器と重複してはいけません。 Subnet Mask: サブネットマスクを入力します。 例えば、Class C のサブネットマスクは 255.255.255.0 になります。デフォルトの 値「0.0.0.0」を設定した場合、サブネットマスクは自動的に設定されます。 Default Router: デフォルト・ルーターの IP アドレスを入力します。デフォルトの値「0.0.0.0」を 設定した場合、デフォルト・ルーターは設定されません。 PROS Protocol PROS プロトコルが使用するパスワードを変更することができます。デフォルトの Password: パスワードを変更する場合は、ホスト上の PROS ドライバのパスワードにも同じパ スワードを設定しなければなりません。 PROS Port Number: PROS ポート番号を設定します。 Enable RARP RARP、BOOTP、DHCP の有効・無効を設定します。SVS-03 シリーズは Windows95 の様 requests に””WINS の解決に DHCP を使う” を使う”のような使い方ができません。名前を解決するに Enable BOOTP は、同一セグメント上に存在する WindowsNT の WINS サーバーを使用するしか方 requests 法がありませんので WINS サーバーが無い場合は DHCP は使用せずに Manual で設 Enable DHCP 定してください。その際 DHCP のチェックボックスは外してください。 LPD banner: LPD バナーページの有効・無効を設定します。 170 8.設定ユーティリティ NetPilot の使用方法 8.6.5. Logical Printers Properties *各パラメータの説明 Logical PR1~PR8 までの内、どの論理プリンタの設定を行なうかを選択します。他のパラメータ Printer: はすべてここで選択した論理プリンタの設定を変更していることになります。 論理プリンタについては「13.高度な機能」を参照してください。 13.1.Logical printers 論理プリンタ(Logical Printers) Filters: ウィンドウの中に表示されている利用可能なフィルタを選択します。 フィルタを選択すると、右側のリストの中にそのフィルタで必要な値を設定することが できるようになります。 各フィルタの利用方法については「13.高度な機能」等を参照して下さい。 13.2.Char-Set Conversion キャラクタセットの変換 13.3.Control String 印刷ジョブ前後の文字列送信 13.4.String Substitution 文字列の置換 13.5.Hex Dump Mode 16 進ダンプモード Postscript 機能はサポートしません。 171 8.設定ユーティリティ NetPilot の使用方法 8.6.6. LPT1 Properties *各パラメータの説明 Printer Port: SVS-03 シリーズの持っているプリンターポートを表示します。 Busy Status プリンタが busy 信号を送る間、プリントサーバーは設定された秒数だけ待ち、そ Time-out: の後 busy status を返します。設定できる値は 0~255 です。0 を指定すると busy status を返さなくなります。 Centronics 今現在 SVS-03 シリーズとプリンタとのセントロニクスインタフェースのタイミン Interface グをあらわします。IBM_PC、STDRD、FAST、HISPEED の 4 つの種類があります。必ず Timing: IBM_PC にセットしてください。使用している SVS-03 シリーズが 3 ポートタイプの 場合は LPT1:、LPT2 両方とも IBM_PC にセットしてください。 Printer ご使用のプリンタが PJL をサポートしたプリンタの時、効果のあるパラメータで Management Info: す。 ご使用のプリンタが PJL をサポートしていない場合は Disable にしてください。 Print Test Page: 接続されたプリンタに SVS-03 シリーズのテスト印刷を実行するボタンです。SVS03 シリーズの TEST スイッチでテストプリントした場合と同様です。 172 8.設定ユーティリティ NetPilot の使用方法 8.6.7. Users: FTP FTP で SVS-03 シリーズにアクセスした場合にアクセスできるユーザーを登録します。 Users パラメータに何も設定しない場合は、誰もが FTP でにアクセスすることが可能で す。Users パラメータにユーザーを設定した場合は、そのユーザーだけが FTP でアクセ ス可能になります。 Add...アクセス権を設定したいユーザーを登録します。同時に FTP 経由で印刷する際の 論理プリンタのアクセス権の設定もします。 Modify...変更したいユーザーを選択し「Modify...」ボタンを押します。 Delete...削除したいユーザーを選択し「Delete」ボタンを押します。 173 8.設定ユーティリティ NetPilot の使用方法 8.6.8. SNMP Properties *各パラメータの説明 Read-only writeCommunity と rootPwd 以外の SNMP オブジェクトに読み出し専用にアクセスす Community Name: るコミュニティーを指定します。readCommunity SNMP オブジェクトに相当します。 デフォルトは public です。 Read-Write SNMP オブジェクトへの読出し書込みアクセスを持っているコミュニティーが読み Community Name: 出し専用のオブジェクトを除外することを指定します。writeCommunity SNMP オブ ジェクトに相当します。デフォルトは pass です。 Trap Internet SNMP Trap が送られる IP アドレスを指定します。TrapAddress SNMP オブジェクト Address: に相当します。デフォルトは 0.0.0.0 です。0.0.0.0 に指定されたとき、SNMP Trap は無効になります。 Trap Community SNMP Trap のためのコミュニティーを指定します。trapCommunity SNMP オブジェク Name: トに相当します。デフォルトは public です。 System Name: システム名設定します。 Authentication SNMP Authentication( 認 証 失 敗 ) Trap を 可 能 に す る か 不 能 に し ま す 。 Failuer Traps snmpenableAuthenTraps(MIB-II)SNMP オブジェクトに相当します。 Printer Traps SNMP Printer Trap を可能にするか不能にします。snmpenablePrinterTraps(MIBII)SNMP オブジェクトに相当します。 174 8.設定ユーティリティ NetPilot の使用方法 8.7. NetPilot プリンタ管理 「NetPilot」を利用してプリンタグループを作成し、プリンタの監視を行う事が出来ます。 8.7.1. プリンターグループのセットアップ ① 「Monitoring Printers」フォルダをクリ ックします。 ② 「File」メニューの「New Printer group」 を選択するかツールバーの「New Group」 ボタンを押します。 ③ 「New Printer Group」ダイアログが表示されますのでプリンターグル ープの名前(自由)を入れて「OK」ボタンを押します。 ④ ③で作成したプリンターグループが作成されましたのでそれをクリック します。 ⑤ ツールバーの「Add Printer」をクリックします。 ⑥ 「Add Printer」ダイアログが表示されますので監視したい SVS-03 シリーズのポートを選択します。(SVS-03 シリーズの+をクリック するとポートが表示されます) ⑦ 選択した SVS-03 シリーズのポートの名前を変更する場合は、名前 を変更してから「Add」ボタンを押します。 ⑧ 他に監視したいプリンタが無い場合は「Close」を押します。 ⑨ 作成したプリンタグループをダブルクリックすると監視するプリ ンタが表示されます。以上で終了です。監視したいプリンターを加 えたい場合は、上記の処理を繰り返して下さい。 175 8.設定ユーティリティ NetPilot の使用方法 8.7.2. プリンタステータスの状況 プリンタステータスはアイコンと色で状況を判断する事が出来ます。 *色とパラレル状態 緑色 黄色 赤 灰色 8.7.3. Ready(NO ERROR)または busy(通常の表示) Off Line Out of Paper プリンタ接続なし 監視ウインドウの設定 ① 監視したいプリンタグループのフォルダをクリックします ② ツールバーの「Monitor」ボタンをクリックします。 ③ プリンタグループをモニターするウインドウ が表示されます。このウインドウはアイコン化 したときもプリンタの状態を色で示します。 ④「Group」メニューの「Add Printer」「Remove」 で監視したいプリンタを加えたり、削除したり 出来ます。ここでの処理はプリンタグループに 反映されます。 176 8.設定ユーティリティ NetPilot の使用方法 8.8. NetPilot アップグレードページ「 」 アップグレードページ「Upgrade」 「NetPilot」 を利用して SVS-03 シリーズのファームウエアのアップグレードが出来ます。 この機能は、 NetWare を使用している場合だけ使う事が出来ます。他のプロトコルをご使用の場合はTCP/IPのFTPを利用 してアップグレードする事も可能です。13.高度な機能を参照して下さい。なおファームウエアのアップグレ ードはネットワークで行うためアップグレード中でケーブルがぬけたり、プリンタ、PCの電源がOFFに ならないよう注意して下さい。現在の最新のファームウエアはアプティのホームページでダウンロード出来 ます。(http://www.apti.co.jp) 8.8.1. NetPilot アップグレード方法 ① アプティのホームページからアップグレード可能 なファームウエアをダウンロードして下さい。 ② NetPilot のツールバーから「Upgrade」ボタンを 押すと「Upgrade Wizard」が立ち上がります。続 けるには「Next>」ボタンを押して下さい。 ③ 「Browse」ボタンを押してダウンロードしたファ ームウエアファイルを選択して「OK」ボタンを押 して下さい右の様にファイルが選択され Description にファームウエアファイルの情報が 表示されます。 ④ 情報を確認したら「Next>」ボタンを押して下さい 177 8.設定ユーティリティ NetPilot の使用方法 ⑤ 「Don’t Display Units 」チェックボックスのチ ェックを外して下さい。「Not to be upgraded」 リストボックスにアップグレード可能な SVS-03 シリーズがリストされ「To be upgraded」リスト ボックスにアップグレードを行う SVS-03 シリー ズがリストされます。アップグレードしたい SVS-03 シリーズを「Not to be upgraded」の中 から選択して「<-Add」ボタンで「To be upgraded 」 の中に移動して下さい。移動し終わったら 「Next>」ボタンを押して下さい。 ⑥ 右のような確認パネルが表示されますのでOK ならば「Finish」ボタンを押して下さい。 ⑦ アップグレード中のパネルが表示されます。途中 でアップグレードを中止する事も出来ますが出 来ればエラーの場合のみ「Cancel」でこの画面を EXITして下さい。 ⑧ 右のような成功メッセージが表示されたらアッ プグレード成功です。 ⑨ NetPilot でのアップグレードが失敗した場合は 12.6.FTP でのファームウエアアップグレード方法を参照して FTP で のファームウエアアップグレードを実行してください。 178 8.設定ユーティリティ NetPilot の使用方法 8.9. NetPilot サマリーページ「 」 サマリーページ「Summary」 「NetPilot」でツールバーから「Summary」ボタンを押すと SVS-03 シリーズのバージョン、MACアドレス、 プリンタ状態を確認できます。 8.9.1. General Summary Sirial number はこの選択した SVS-03 シリーズのMAC またはノードアドレスです。 8.9.2. LPT1 Summary 接続されたプリンタの状態を表示します。エラーの詳しい 情報は、8.7.2.プリンタステータスの状況を参照して下さ い。 179 8.設定ユーティリティ NetPilot の使用方法 180 9. Web ブラウザでの使用方法 9.Web ブラウザでの使用方法 9.1. SVS-03 シリーズの Web 機能 9.1.1. SVS-03 シリーズの Web 機能概要 SVS-03 シリーズはHTTPプロトコルに対応しています。したがって Netscape やインターネット エクプロ ーラなどの標準的な Web ブラウザで簡単に SVS-03 シリーズにアクセスする事が可能です。SVS-03 シリーズの パラメータの変更、プリンタのステータス取得、過去10個のプリントジョブ情報取得など SVS-03 シリーズ における豊富な作業をこの Web ブラウザ上で行う事ができます。 9.1.2. SVS-03 シリーズにIPアドレスセット ①SVS-03 シリーズのIPアドレスをセットする必要があります。もう既に SVS-03 シリーズにIPアドレスを セットした場合はここでの準備は必要ありませんが、まだセットしていない場合、5.5.5. 5.5.5.TCP/IP 5.5.5.TCP/IP プロトコル でのIPアドレス設定方法か、5.3.2. 5.3.2.及び でのIPアドレス設定方法 5.3.2.及び 5.3.3.設定ユーティリティ 5.3.3.設定ユーティリティ NetPilot でのIPアドレス設定方法 を参照しIPアドレスをセットして下さい。 9.1.3. SVS-03 シリーズに Web ブラウザでアクセスする方法 ①各種 Web ブラウザ製品でURLを入力する部分がありますのでそこに http://IPアドレスを入力するだ けで終了です。以下はインターネットエクスプローラで 10.1.4.187 のIPアドレスをもつ SVS-03 シリーズ にアクセスする場合です。 アクセスすると SVS-03 シリーズのホームページが表示されます。 182 9.Web ブラウザでの使用方法 9.1.4. SVS-03 シリーズホームページ SVS-03 シリーズにアクセスした場合最初に表示されるホームページです。ここから各ボタンを押す事により 各機能に飛ぶ事が出来ます。 SVS-03シリーズのWebインターフェースは、ユーザーモード(User)および管理者モード(Admin)の2つのオ ペレーション・モードに分かれています。 User ユーザー・モードでは、パラメータの細かい設定を行うことはできません。ユーザー・モードでは、 管理者権限を持たないユーザーが、印刷JOBやプリンタのプロパティを確認するためのモードです。プリン ト・サーバーの設定を変更する場合、管理者モードに入らなければなりません。 Admin 管理者モードでは、プリント・サーバーのすべてのパラメータにアクセスし、自由に設定を変更する ことができます。管理者モードはネットワーク管理者のためのモードで、権限のないユーザーによるプリン ト・サーバーのパラメータ変更を防ぐために、パスワードで保護されています。 注意: パラメータROOT_PWDの設定がデフォルトパスワードのpassから変更されていない場合、管理者モードに対す るパスワード保護は実行されません。 管理者モードに入るためには、[Admin]ボタンをクリックします。管理者のパスワードがpass以外に設定さ れている場合、ユーザー名としてrootとパスワードを入力しなければなりません。パスワードpassは、SVS03シリーズのデフォルト・パスワードです。 183 9.Web ブラウザでの使用方法 9.1.5. ユーザー・モードから利用可能なサービス ユーザー・モードから利用可能なサービス 以下のサービスは、ユーザー・モードから利用可能です。 [Printer Overview]ページには、SVS-03シリーズの一般的な設定が表示されます。定義さ れている場合は、プリントサーバの名前や位置が表示されます。 設定ウィザードを実行してSVS-03シリーズの基本的な設定を行うことができます。 プリンタアイコンをクリックすると、接続されているプリンタの概要が表示されます。接続されているプリ ンタのステータスや、対応する機能が表示されます。表示される情報は、プリンタの種類によって異なりま す。このページからテストページを印刷することもできます。 Configuration Wizardはデフォルト・セッティングを確認することと数種類のパラメータを設定する方法を ガイドします。Configuration Wizardを完了すれば、プリント・サーバーはプリンタやネットワーク環境に 合わせて正確に設定されます。 184 9.Web ブラウザでの使用方法 [Print Jobs]ページでは、印刷されたバイト数、プリントJOBを実行したユーザー情報等を含 む、現在のプリントJOBのステータスが表示されます。また、ユーザー、プロトコル、ファイルサイズなどを 含むプリントJOBを、最新から20個のログを参照することができます。接続されているプリンタの利用時間を もとに、プリンタの利用方法をコントロールすることが可能です。 [General Help]ページでは、SVS-03シリーズとWebユーザー・インタフェースの基本的な情報 が表示されます。 185 9.Web ブラウザでの使用方法 9.1.6. 管理者モードから利用可能なサービス 以下のサービスが管理者モードで利用可能です。 [This Printer Server]ページでは、プリントサーバ名、ノードアドレス、パスワード、 ベースURLなどを含む、SVS-03シリーズの一般的なパラメータ設定の確認および変更が行えます。また、8つ の論理プリンタの設定変更も行えます。SVS-03シリーズの再起動やパラメータを工場出荷値へリセットする ような管理作業も行えます。 プリンタアイコンをクリックすると、接続されているプリンタの概要が表示されます。このページでは、接 続されているプリンタのステータスや機能が表示されます。表示される情報は、プリンタの種類によって異 なります。このページからテストページを印刷することもできます。 General Settingsでは、下記のような設定ができます。 186 9.Web ブラウザでの使用方法 Logical Printer Settingsでは下記のような情報参照・設定ができます。 [Print Jobs] ページでは、印刷されたバイト数、プリントJOBを実行したユーザー情報 等を含む、現在のプリントJOBのステータスが表示されます。また、ユーザー、プロトコル、ファイルサイズ などを含むプリントJOBを、最新から20個のログを参照することができます。接続されているプリンタの利用 時間をもとに、プリンタの利用方法をコントロールすることが可能です。進行中の印刷JOBを削除したければ、 このページのdeleteボタンで削除できます。 187 9.Web ブラウザでの使用方法 [Network Settings]ページでは、SVS-03シリーズとのネットワークトラフィックをコントロー ルするすべてのパラメータを設定することができます。対応するネットワークプロトコルの有効・無効の切 り替えや、パラメータ設定の調整が行えます。 Detailed Viewをクリックすると下記の設定が行えます。 警告! ネットワークに関連する設定は、ネットワーク管理者が行うようにしてくだい。 188 9.Web ブラウザでの使用方法 [Support]ページでは、インストールおよび印刷に関する問題解決に役立つ情報を提供し ます。問題が速やかに解決しない場合は、サーバーレポートを利用してください。サーバーレポートには、 SVS-03シリーズの設定、接続されているプリンタ、および現在のネットワーク設定などの情報が含まれてお り、問題解決に役立ちます。 [Statistics]ページでは、SVS-03シリーズとのネットワークトラフィックに関する情報、 またSVS-03シリーズに接続されているサーバや関連するサービスについての情報が表示されます。 189 9.Web ブラウザでの使用方法 [Help Contents]ページでは、SVS-03シリーズの内部Webページから行える設定・管理につ いて表示します。さまざまな環境でSVS-03シリーズをインストールする手順や、ファームウェアのアップグ レードの手順について説明します。[Index]ボタンをクリックすると、オンラインヘルプへの項目ごとのリ ンクが表示されます。(弊社Webサーバーが対応していないため、このページの機能は使用することができま せん。) 190 10. ネットワーク管理 10.ネットワーク管理 10.1. SNMP によるネットワーク管理 SVS-03 シリーズSNMP機能を搭載しています。SNMP-MIBⅡに準拠しているため設置場所、設置階、 管理者などの登録は、もとよりプラーベートMIBからプリンタの詳細ステータスを取得する事が可能です。 プライベートMIBのMIBファイルは一般公開していますので SVS-03 シリーズから簡単に取得できます。 SNMPを使用するとプリンタだけでなくルータ、クライアント、サーバーなどのネットワークデバイスを 一元管理出来るためとても便利です。 10.1.1. MIBⅡの設定方法 ① HTTP か NetPilot で設定出来ます。SNMPの項目部分にアクセスして各項目にデータを入れてセーブし て下さい。ここではトラップの設定も可能です。 ② MIBⅡでセットした情報はSNMPマネージャ(OpenView など)でアクセスした場合の指標になります。 MIBⅡの各項目は NetPilot のヘルプを参照して下さい。 10.1.2. プライベートMIBファイル ① MIBファイルを SVS-03 シリーズから取得します。 FTP で SVS-03 シリーズにログインします(ユーザー:root / パスワード:pass) “cd snmp”コマンドで snmp ディレクトリに移動します。 “get private.mib”コマンドで private.mib ファイルを取得します ② SNMPマネージャに private.mib ファイルをロードします。 ③ Private.mib ファイルは NS Printer Server 設定ユーティリティ(1)の SNMP ディレクトリ内にも入って います。 192 10.ネットワーク管理 10.2. Telnet によるネットワークの管理 Telnet からプリンタの詳細ステータスが取得できます。 ① Telnet で SVS-03 シリーズのIPアドレスにアクセスします。 ② (ユーザー:root / パスワード:pass)でログインします。 ③ “status”コマンドを入れるとプリンタのステータスが表示されます。 プリンタのステータスの詳細情報については 8.7.2 プリンタステータスの状況を参照して下さい。 プリンタステータスの状況 telnet にはその他のコマンドもあります。“help”コマンドを入力するとコマンドの種類と説明が表示され ます。 193 10.ネットワーク管理 10.3. FTP によるネットワーク管理 ftp からプリンタの詳細ステータスが取得できます。 ① ftp で SVS-03 シリーズのIPアドレスにアクセスします。 ② (ユーザー:root / パスワード:pass)でログインします。 ③ “get status”コマンドを入れると status ファイルを取得できます。 ④ ftp を抜けて status ファイルを見ると text でステータス情報が取得出来たのが確認できます。 プリンタのステータスの詳細情報については 7.7.2 プリンタステータスの状況を参照して下さい。 プリンタステータスの状況 ftp 内でのその他のコマンド get config :パラメータファイルの取得(config ファイル) put config CONFIG :パラメータファイルのセーブ(編集した config ファイルをカードにセーブする) get account :過去10個の印刷ジョブ履歴ファイル取得 194 ftp でのパラメータ変更方法としてはは 12.3FTP でのパラメータリスト変更を参照してください。 でのパラメータ変更方法 10.ネットワーク管理 10.4. HTTP によるネットワーク管理 Web ブラウザでプリンタのステータスが取得できます。 この機能の説明は 9.Web ブラウザでの使用方法を参照して下さい。 195 10.ネットワーク管理 10.5. NetPilot によるネットワーク管理 NetPilot でプリンタの詳細ステータスが取得できます。 この機能の説明は 8.7.NetPilot プリンタ管理を参照して下さい。 196 11. TEST ボタン 11.TEST ボタン 11.1. TEST ボタンによる印刷 SVS-03 シリーズは簡単な動作確認のためテストページをプリンタに出力する機能があります。1.1SVS-03 シ リーズの形状を参照しTESTボタンの操作をして下さい。ただし ASCII 文字を印刷するためフォントを持 たないプリンタではこの機能は使用できません。 11.1.1. テストページ印刷 ① TESTボタンを1回押す。 ネットワークランプが点灯するまで押して下さい ② テストページが印刷されます(IPアドレスに確認などの時、便利です) 11.1.2. パラメータリスト印刷 ① TESTボタンを一回押す。 ② ネットワークランプが点灯している間にもう一回TESTボタンを押す。 ③ パラメータリストが印刷されます。(パラメータを確認するとき便利です) パラメータリストについては 12.パラメータリストを参照してください。 11.2. TEST ボタンによるパラメータリセット ① TEST ボタンによって SVS-03 シリーズのパラメータを出荷値に戻す事が可能です。(ただし IP アドレスな どは出荷値に戻せません) ② SVS-03 シリーズの電源を切ってネットワークケーブルを外します。 ③ TESTボタンを押したまま SVS-03 シリーズの電源をいれます。ネットワークランプが1秒ほどの間隔で 点滅するまでTESTボタンを押したままにして下さい。 ④ TESTボタンを離してネットワークランプが5回点滅するのを待ちます。 ⑤ 再びネットワークランプを押し、ネットワークランプが点灯したままになるまでTESTボタンを押した ままにします。 ⑥ ネットワークランプが点灯したままになったら SVS-03 シリーズの電源を入れ直して終了です。 198 12. パラメータリスト 12.パラメータリスト 12.1. パラメータリスト一覧 SVS-03 シリーズのパラメータは、FTP, HTTP, NetPilot, TEST プリントで取得できます。 各パラメータの詳細説明は 12.2 のパラメータ詳細説明を参照して下さい。 パラメータのなかで YES か NO で設定されているところは YES か NO しか入りません。変更したい場合は、YES か NO を入れて下さい。それ以外の部分は()の中から設定するパラメータを選び先頭におきます。残りは数 値やテキストを入れる部分です。本書を読んで変更して下さい。 General MENU NODE_ADDR. PS_NAME. ROOT_PWD. USERS. BASE URL. AXIS_PRINT_SY STEM: HP JETADMIN DEF_OUT S_ROUTE. SYS_LOC. SYS_CONT. TCP/IP MENU TCP_ENB. INT_ADDR. DEF_ROUT. NET_MASK. PROS_PWD PROS_PRT. LPD_BANN. DHCP_ENB. BOOTP_ENB. RARP_ENB. WINS ENB WINS ADDR1 WINS ADDR2 SCOPE ID DNS_ENB. DNS_ADDR1. DNS_ADDR2. DOMAIN_NAME. SLP_SCOPE_LIS T. RTN_OPT. RTEL_PR1. RTEL_PR2. RTEL_PR3. RTEL_PR4. RTEL_PR5. RTEL_PR6. RTEL_PR7. RTEL_PR8. SNMP MENU 200 : 00 40 8C 10 00 86 : PS100086 : pass : : www.apti.co.jp :YES 物理アドレス(再起動が必要) プリントサーバ名(100086はシリアル番号の下6桁) rootのパスワード ユーザ認証とプリンタアクセス ディフォルトのURLアドレス(SVS-0310/0311は除く) AXISプリント・システムの有効・無効 : AOTO SENSE(AUTO SENSE, YES, NO) : PR1(PR1,PR2,PR3,PR4,PR5 PR6, PR7, PR8, LPT1, COM1, LPT2) : auto : : サポートしません(NOに設定してください) : : : : : : : : : : : : : : : : : : : YES 0.0.0.0 0 0 0 0 0 0 0 0 netprinter 35 OFF (OFF, AUTO, LIST) YES YES YES YES 0.0.0.0 0.0.0.0 DEFAULT TCP/IPプロトコルの有効・無効 インターネットアドレス デフォルトルータアドレス(ルータがない場合は0.0.0.0) ネットマスク(例:クラスCの場合は255.255.255.0、自動検知の場合0.0.0.0) PROSプロトコルのパスワード PROS TCPポート番号 LPDバナーページの有効・無効 DHCPプロトコルの有効・無効 BOOTPプロトコルの有効・無効 RARPプロトコルの有効・無効 WINSの有効・無効 プライマリWINSサーバーのIPアドレス セカンダリWINSサーバーのIPアドレス 必要であれば、Scope IDの部分にコンピュータのスコープ識別子 DNSの有効・無効 プライマリDNSサーバーのIPアドレス セカンダリDNSサーバーのIPアドレス DNSに登録されるSVS-03シリーズの名前 SLPスコープの名前 : : : : : : : : : YES 0 0 0 0 0 0 0 0 Reverse Telnetオプションの有効・無効 PR1 Reverse Telnet TCPポート番号(無効の場合は0) PR2 Reverse Telnet TCPポート番号(無効の場合は0) PR3 Reverse Telnet TCPポート番号(無効の場合は0) PR4 Reverse Telnet TCPポート番号(無効の場合は0) PR5 Reverse Telnet TCPポート番号(無効の場合は0) PR6 Reverse Telnet TCPポート番号(無効の場合は0) PR7 Reverse Telnet TCPポート番号(無効の場合は0) PR8 Reverse Telnet TCPポート番号(無効の場合は0) YES 0.0.0.0 0.0.0.0 TESTボタンで印刷する時のディフォルトポートを選択 トークンリングのソースルーティングモード(Tokenタイプのみ) システムの位置 システムのコンタクト 12.パラメータリスト READ_COM. WRT_COM. TRAPADDR. TRAP_COM. SYS_NAME. SNMP_AUT. TRAP_PRT. : : : : : : : public pass 0 0 0 0 public DISABLE (DISABLE, ENABLE) DISABLE (DISABLE, ENABLE) NETWARE MENU NETW_ENB. NETW_TRANSPORT _PROTOCOL. JOB_CHECK_DELAY. CONF_CHECK_DELAY FR_802_3. FR_ETH_2. FR_802_2. FR_SNAP. NCP_BURST_MODE PSERVER_NDS. PSERVER_BINDERY1. PSERVER_BINDERY2. PSERVER_BINDERY3. PSERVER_BINDERY4. PSERVER_BINDERY5. PSERVER_BINDERY6. PSERVER_BINDERY7. PSERVER_BINDERY8. PSERVER_BINDERY9. PSERVER_BINDERY10. PSERVER_BINDERY11. PSERVER_BINDERY12. PSERVER_BINDERY13. PSERVER_BINDERY14. PSERVER_BINDERY15. PSERVER_BINDERY16. NPRINTER1. NPRINTER2. NPRINTER3. NPRINTER4. NPRINTER5. NPRINTER6. NPRINTER7. NPRINTER8. NetBIOS/NetBEUI LSLM_ENB. NB_FR_TYPE. LPRINT_1. LLOGIC_1. LPRINT_2. LLOGIC_2. LPRINT_3. LLOGIC_3. LPRINT_4. LLOGIC_4. LPRINT_5. 読み取り専用コミュニティ名 読み書き可能コミュニティ名 SNMPトラップのインターネットアドレス SNMPトラップのコミュニティ名 システムの名前 認証失敗トラップの有効・無効 プリンタトラップの有効・無効 : YES : DUAL_STACK NetWareプロトコルの有効・無効 伝送プロトコル : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : プリントサーバキューのポーリング間隔 自動設定チェックの間隔 IEEE 802.3フレームタイプの有効・無効 EthernetIIフレームタイプの有効・無効 IEEE 802.2フレームタイプの有効・無効 SNAPフレームタイプの有効・無効 NetWaveバーストモードの有効・無効(再起動が必要) ファイルサーバとプリントサーバ名(コンテキスト含む) バインダリファイルサーバ名 バインダリファイルサーバ名 バインダリファイルサーバ名 バインダリファイルサーバ名 バインダリファイルサーバ名 バインダリファイルサーバ名 バインダリファイルサーバ名 バインダリファイルサーバ名 バインダリファイルサーバ名 バインダリファイルサーバ名 バインダリファイルサーバ名 バインダリファイルサーバ名 バインダリファイルサーバ名 バインダリファイルサーバ名 バインダリファイルサーバ名 バインダリファイルサーバ名 プリントサーバ名、スロット プリントサーバ名、スロット プリントサーバ名、スロット プリントサーバ名、スロット プリントサーバ名、スロット プリントサーバ名、スロット プリントサーバ名、スロット プリントサーバ名、スロット 5 60 YES YES YES YES YES MENU : YES : FR_AUTO (FR_AUTO, FR_802_2, FR_DIX) : PS100086.LP1 : PR1 (PR1, PR2, PR3, PR4, PR5, PR6, PR7, PR8, LPT1, COM1, : PS100086.LP2 : PR2 (PR1, PR2, PR3, PR4, PR5, PR6, PR7, PR8, LPT1, COM1, : PS100086.CM1 : PR3 (PR1, PR2, PR3, PR4, PR5, PR6, PR7, PR8, LPT1, COM1, : : PR4 (PR1, PR2, PR3, PR4, PR5, PR6, PR7, PR8, LPT1, COM1, : NetBIOS/NetBEUIプロトコル有/無効 フレームタイプ(再起動が必要) プリンタ1の名前(100086はシリアル番号の下6桁) プリンタ1の論理プリンタ LPT2) プリンタ2の名前 プリンタ2の論理プリンタ LPT2) プリンタ3の名前 プリンタ3の論理プリンタ LPT2) プリンタ4の名前 プリンタ4の論理プリンタ LPT2) プリンタ5の名前 201 12.パラメータリスト LLOGIC_5. LPRINT_6. LLOGIC_6. LPRINT_7. LLOGIC_7. LPRINT_8. LLOGIC_8. : PR5 (PR1, PR2, PR3, PR4, PR5, PR6, PR7, PR8, LPT1, COM1, LPT2) プリンタ5の論理プリンタ : プリンタ6の名前 : PR6 (PR1, PR2, PR3, PR4, プリンタ6の論理プリンタ PR5, PR6, PR7, PR8, LPT1, COM1, LPT2) : プリンタ7の名前 : PR7 (PR1, PR2, PR3, PR4, プリンタ7の論理プリンタ PR5, PR6, PR7, PR8, LPT1, COM1, LPT2) : プリンタ8の名前 : PR8 (PR1, PR2, PR3, PR4, ……) プリンタ8の論理プリンタ APPLETALK MENU ATLK_ENB. : YES ATK_ZONE. : ZONER_EN. : YES ATK_FONT. : DEFAULT (DEFAULT, 35N, ALL) BINARY. : NO APRINT_1. : PS100086_LPT1 ATYPE_1. : LaserWriter ALOGIC_1. : PR1 (PR1, PR2, PR3, PR4, PR5, PR6, PR7, PR8, LPT1, COM1, LPT2) BINARY_TYPE_1 : TBCP (TBCP, BCP) AppleTalkプロトコルの有効・無効 AppleTalkゾーン HPゾーナの有効・無効 PostScriptフォントセット バイナリ転送の有効・無効 プリンタ1の名前(100086はシリアル番号の下6桁) プリンタ1のタイプ プリンタ1の論理プリンタ APRINT_2. ATYPE_2. ALOGIC_2. バイナリ転送が有効な場合に使用される バイナリ通信プロトコルのタイプ プリンタ2の名前 プリンタ2のタイプ プリンタ2の論理プリンタ APRINT_3 ATYPE_3 ALOGIC_3. バイナリ転送が有効な場合に使用される バイナリ通信プロトコルのタイプ プリンタ3の名前 プリンタ3のタイプ プリンタ3の論理プリンタ : PS100086_LPT1 : : PR2 (PR1, PR2, PR3, PR4, PR5, PR6, PR7, PR8, LPT1, COM1, LPT2) BINARY_TYPE_2 : TBCP (TBCP, BCP) : : : PR3 (PR1, PR2, PR3, PR4, PR5, PR6, PR7, : PR8, LPT1, COM1, LPT2) BINARY_TYPE_3 : TBCP (TBCP, BCP) PRINTER1 MENU PR1_OUT : LPT1(NONE, LPT1,COM1,LPT2) PR1_SCND : PR1(PR1,PR2,PR3,PR4,PR5,PR6,PR7,PR8,LPT1, LPT2,COM1) PR1_WAIT. : YES PR1_IN : AUTO(AUTO,NONE,COM1) PR1_BEF. : PR1_STR. : PR1_CSET. : NONE (NONE, ISO>IBM, 7UK>IBM, 7SW>IBM, 7GE>IBM, 7FR>IBM, 7ND>IBM, DEC>IBM) PR1_FILT. : NONE (NONE, POSTSCR, AUTO_PS) PR1_AFT. : PR1_DUMP. : NO PR1_SIZE. : A4 (A4, LETTER, LEGAL, EXECUT) PR1_ORNT. : PORTR (PORTR, LANDS, R_PORTR, R_LANDS) PR1_FORM. : 66 0 100 60 30 50 PR1_FONT. : PRINTER2 MENU PR2_OUT : LPT2(NONE, LPT1,COM1,LPT2) PR2_SCND : PR2(PR1,PR2,PR3,PR4,PR5,PR6,PR7,PR8,LPT1, LPT2,COM1) PR2_WAIT. : YES PR2_IN : AUTO(AUTO,NONE,COM1) 202 バイナリ転送が有効な場合に使用される バイナリ通信プロトコルのタイプ PR1物理プリンタポート PR1第二候補プリンタ PR1ビジー時に待つ・待たない PR1の読み取りポート PR1でのプリントジョブ前の文字列 PR1の文字列置換 PR1による文字セット変換 PR1によるプリンタ言語変換 PR1でのプリントジョブ後の文字列 PR1の16進ダンプモード PR1のPostScriptページサイズ PR1のPostScriptページ方向 PR1のPostScriptページフォーマット (LPP、CPL、CPI、LPI、LM、TM) PR1のPostScriptフォント(指定なしはCourier) PR2物理プリンタポート PR2第二候補プリンタ PR2ビジー時に待つ・待たない PR2の読み取りポート 12.パラメータリスト PR2_BEF. PR2_STR. PR2_CSET. PR2_FILT. PR2_AFT. PR2_DUMP. PR2_SIZE. PR2_ORNT. PR2_FORM. : : : NONE (NONE, ISO>IBM, 7UK>IBM, 7SW>IBM, 7GE>IBM, 7FR>IBM, 7ND>IBM, DEC>IBM) : NONE (NONE, POSTSCR, AUTO_PS) : : NO : A4 (A4, LETTER, LEGAL, EXECUT) : PORTR (PORTR, LANDS, R_PORTR, R_LANDS) : 66 0 100 60 30 50 PR2_FONT. : PRINTER3 MENU PR3_OUT : COM1(NONE, LPT1,COM1,LPT2) PR3_SCND : PR3(PR1,PR2,PR3,PR4,PR5,PR6,PR7,PR8,LPT1, LPT2,COM1) PR3_WAIT. : YES PR3_IN : AUTO(AUTO,NONE,COM1) PR3_BEF. : PR3_STR. : PR3_CSET. : NONE (NONE, ISO>IBM, 7UK>IBM, 7SW>IBM, 7GE>IBM, 7FR>IBM, 7ND>IBM, DEC>IBM) PR3_FILT. : NONE (NONE, POSTSCR, AUTO_PS) PR3_AFT. : PR3_DUMP. : NO PR3_SIZE. : A4 (A4, LETTER, LEGAL, EXECUT) PR3_ORNT. : PORTR (PORTR, LANDS, R_PORTR, R_LANDS) PR3_FORM. : 66 0 100 60 30 50 PR3_FONT. PR2によるプリンタ言語変換 PR2でのプリントジョブ後の文字列 PR2の16進ダンプモード PR2のPostScriptページサイズ PR2のPostScriptページ方向 PR2のPostScriptページフォーマット (LPP、CPL、CPI、LPI、LM、TM) PR1のPostScriptフォント(指定なしはCourier) PR3物理プリンタポート PR3第二候補プリンタ PR3ビジー時に待つ・待たない PR3の読み取りポート PR3でのプリントジョブ前の文字列 PR3の文字列置換 PR3による文字セット変換 PR3によるプリンタ言語変換 PR3でのプリントジョブ後の文字列 PR3の16進ダンプモード PR3のPostScriptページサイズ PR3のPostScriptページ方向 PR3のPostScriptページフォーマット (LPP、CPL、CPI、LPI、LM、TM) : PRINTER4 MENU PR4_OUT : COM1(NONE, LPT1,COM1,LPT2) PR4_SCND : PR4(PR1,PR2,PR3,PR4,PR5,PR6,PR7,PR8,LPT1, LPT2,COM1) PR4_WAIT. : YES PR4_IN : AUTO(AUTO,NONE,COM1) PR4_BEF. : PR4_STR. : PR4_CSET. : NONE (NONE, ISO>IBM, 7UK>IBM, 7SW>IBM, 7GE>IBM, 7FR>IBM, 7ND>IBM, DEC>IBM) PR4_FILT. : NONE (NONE, POSTSCR, AUTO_PS) PR4_AFT. : PR4_DUMP. : NO PR4_SIZE. : A4 (A4, LETTER, LEGAL, EXECUT) PR4_ORNT. : PORTR (PORTR, LANDS, R_PORTR, R_LANDS) PR4_FORM. : 66 0 100 60 30 50 PR4_FONT. PR2でのプリントジョブ前の文字列 PR2の文字列置換 PR2による文字セット変換 : PRINTER5 MENU PR5_OUT : LPT1(NONE, LPT1,COM1,LPT2) PR5_SCND : PR5(PR1,PR2,PR3,PR4,PR5,PR6,PR7,PR8,LPT1, LPT2,COM1) PR5_WAIT. : YES PR5_IN : AUTO(AUTO,NONE,COM1) PR5_BEF. : PR5_STR. : 010A020D0A PR5_CSET. : NONE (NONE, ISO>IBM, 7UK>IBM, 7SW>IBM, 7GE>IBM, 7FR>IBM, 7ND>IBM, DEC>IBM) PR5_FILT. : NONE (NONE, POSTSCR, AUTO_PS) PR4物理プリンタポート PR4第二候補プリンタ PR4ビジー時に待つ・待たない PR4の読み取りポート PR4でのプリントジョブ前の文字列 PR4の文字列置換 PR4による文字セット変換 PR4によるプリンタ言語変換 PR4でのプリントジョブ後の文字列 PR4の16進ダンプモード PR4のPostScriptページサイズ PR4のPostScriptページ方向 PR4のPostScriptページフォーマット (LPP、CPL、CPI、LPI、LM、TM) PR4のPostScriptフォント(指定のない場合はCourier) PR5物理プリンタポート PR5第二候補プリンタ PR5ビジー時に待つ・待たない PR5の読み取りポート PR5でのプリントジョブ前の文字列 PR5の文字列置換 PR5による文字セット変換 PR5によるプリンタ言語変換 203 12.パラメータリスト PR5_AFT. PR5_DUMP. PR5_SIZE. PR5_ORNT. PR5_FORM. : : : : : PR5_FONT. : NO A4 (A4, LETTER, LEGAL, EXECUT) PORTR (PORTR, LANDS, R_PORTR, R_LANDS) 66 0 100 60 30 50 PRINTER6 MENU PR6_OUT : LPT2(NONE, LPT1,COM1,LPT2) PR6_SCND : PR6(PR1,PR2,PR3,PR4,PR5,PR6,PR7,PR8,LPT1, LPT2,COM1) PR6_WAIT. : YES PR6_IN : AUTO(AUTO,NONE,COM1) PR6_BEF. : PR6_STR. : 010A020D0A PR6_CSET. : NONE (NONE, ISO>IBM, 7UK>IBM, 7SW>IBM, 7GE>IBM, 7FR>IBM, 7ND>IBM, DEC>IBM) PR6_FILT. : NONE (NONE, POSTSCR, AUTO_PS) PR6_AFT. : PR6_DUMP. : NO PR6_SIZE. : A4 (A4, LETTER, LEGAL, EXECUT) PR6_ORNT. : PORTR (PORTR, LANDS, R_PORTR, R_LANDS) PR6_FORM. : 66 0 100 60 30 50 PR6_FONT. : PRINTER7 MENU PR7_OUT : COM1(NONE, LPT1,COM1,LPT2) PR7_SCND : PR7(PR1,PR2,PR3,PR4,PR5,PR6,PR7,PR8,LPT1, LPT2,COM1) PR7_WAIT. : YES PR7_IN : AUTO(AUTO,NONE,COM1) PR7_BEF. : PR7_STR. : 010A020D0A PR7_CSET. : NONE (NONE, ISO>IBM, 7UK>IBM, 7SW>IBM, 7GE>IBM, 7FR>IBM, 7ND>IBM, DEC>IBM) PR7_FILT. : NONE (NONE, POSTSCR, AUTO_PS) PR7_AFT. : PR7_DUMP. : NO PR7_SIZE. : A4 (A4, LETTER, LEGAL, EXECUT) PR7_ORNT. : PORTR (PORTR, LANDS, R_PORTR, R_LANDS) PR7_FORM. : 66 0 100 60 30 50 PR7_FONT. : PRINTER8 MENU PR8_OUT : COM1(NONE, LPT1,COM1,LPT2) PR8_SCND : PR8(PR1,PR2,PR3,PR4,PR5,PR6,PR7,PR8,LPT1, LPT2,COM1) PR8_WAIT. : YES PR8_IN : AUTO(AUTO,NONE,COM1) PR8_BEF. : PR8_STR. : 010A020D0A PR8_CSET. : NONE (NONE, ISO>IBM, 7UK>IBM, 7SW>IBM, 7GE>IBM, 7FR>IBM, 7ND>IBM, DEC>IBM) PR8_FILT. : POSTSCR (NONE, POSTSCR, AUTO_PS) PR8_AFT. : PR8_DUMP. : NO PR8_SIZE. : A4 (A4, LETTER, LEGAL, EXECUT) PR8_ORNT. : PORTR (PORTR, LANDS, R_PORTR, R_LANDS) PR8_FORM. : 66 0 100 60 30 50 PR8_FONT. : 204 PR5でのプリントジョブ後の文字列 PR5の16進ダンプモード PR5のPostScriptページサイズ PR5のPostScriptページ方向 PR5のPostScriptページフォーマット (LPP、CPL、CPI、LPI、LM、TM) PR5のPostScriptフォント(指定のない場合はCourier) PR6物理プリンタポート PR6第二候補プリンタ PR6ビジー時に待つ・待たない PR6の読み取りポート PR6でのプリントジョブ前の文字列 PR6の文字列置換 PR6による文字セット変換 PR6によるプリンタ言語変換 PR6でのプリントジョブ後の文字列 PR6の16進ダンプモード PR6のPostScriptページサイズ PR6のPostScriptページ方向 PR6のPostScriptページフォーマット(LPP、CPL、CPI、LPI、LM、TM) PR6のPostScriptフォント(指定のない場合はCourier) PR7物理プリンタポート PR7第二候補プリンタ PR7ビジー時に待つ・待たない PR7の読み取りポート PR7でのプリントジョブ前の文字列 PR7の文字列置換 PR7による文字セット変換 PR7によるプリンタ言語変換 PR7でのプリントジョブ後の文字列 PR7の16進ダンプモード PR7のPostScriptページサイズ PR7のPostScriptページ方向 PR7のPostScriptページフォーマット(LPP、CPL、CPI、LPI、LM、TM) PR7のPostScriptフォント(指定のない場合はCourier) PR8物理プリンタポート PR8第二候補プリンタ PR8ビジー時に待つ・待たない PR8の読み取りポート PR8でのプリントジョブ前の文字列 PR8の文字列置換 PR8による文字セット変換 PR8によるプリンタ言語変換 PR8でのプリントジョブ後の文字列 PR8の16進ダンプモード PR8のPostScriptページサイズ PR8のPostScriptページ方向 PR8のPostScriptページフォーマット(LPP、CPL、CPI、LPI、LM、TM) PR8のPostScriptフォント(指定のない場合はCourier) 12.パラメータリスト LPT1 MENU L1_CENTR. L1_BSYTM. L1_MGM_INFO. L1_COMMENT. : HISPEED(IBM_PC, STNDRD, FAST, HISPEED) : 60 : AUTO (DISABLE, AUTO) : LPT1セントロニクスインタフェースのタイミング LPT1のビジー状態タイムアウト(0の場合はビジー状態を報告しない) LPT1にステータスを返す(PJLをサポートする場合のみ) コメント COM1プリンタのフィードバック遅延 COM1のフロー制御 C1_BAUDR C1_STOPB C1_PARIT C1_NBITS C1_BSYTM C1_MGM_INFO : 3 : RBUST-BOTH(NONE,XON/XOFF,ROBUST,RDY/BSY, BOTH,ROBUST-BOTH) : 9600(300,600,1200,,,,,57600,115200) : 2(1,2) : NONE(NONE,ODD,EVEN) : 8(7,8) : 60 : AUTO (DISABLE, AUTO) COM1のボーレート COM1のストップビット COM1のパリティ COM1のワード長 COM1のビジータイムアウト(0は報告しない) COM1にステータスを返す(PJLをサポートする場合のみ) LPT2 MENU L2_CENTR. L2_BSYTM. L2_MGM_INFO. L2_COMMENT. : HISPEED(IBM_PC, STNDRD, FAST, HISPEED) : 60 : AUTO (DISABLE, AUTO) : LPT2セントロニクスインタフェースのタイミング LPT2のビジー状態タイムアウト(0の場合はビジー状態を報告しない) LPT2にステータスを返す(PJLをサポートする場合のみ) コメント COM1 MENU C1_READT C1_HNDST 205 12.パラメータリスト 12.2. パラメータ詳細説明 ここではすべてのパラメータの詳細説明をしているわけではありません。 --- General MENU NODE_ADDR : 00 40 8C 01 05 54 (イーサネット用) NODE_ADDR : 00 05 5E 51 05 54 (トークンリング用) SVS-03 シリーズのノードアドレスです。基本的には編集することはできません。ネットワーク上の全てのネットワーク機器は、唯一で 固有のノードアドレスを持っています。ノードアドレスは、2 桁の 16 進数の数字をコロンで区切って表します。この場合は、イーサ ネットでは 00:A0:7A:01:05:54、トークンリングでは 00:05:5E:51:05:54 です。ノードアドレス中の英文字は、大文字、小文字を区別 しません。00:A0:7A ないし 00:05:5E は、製造会社を表します。01:05:54 等は、そのシリアル番号です。 S_ROUTE : AUTO (トークンリング用) Token Ring Souce Routing Information のモードを変更します。<OFF> にすると SVS-03 シリーズから発信されるパケットは Souce Routing Information がなくなるため、Souce Routing Bridge を越えられなくなります。Souce Routing Bridge を越えて通信する場 合<AUTO>にしておいてください。 ROOT_PWD : pass root のパスワードです。これを知らないと、ftp を利用した config ファイルの編集ができません。SVS-03 シリーズの root のデフォル トパスワードは全て同じです。もしこのパラメータが空欄ですと、全てのユーザのパスワードチェックをしなくなります。 USERS : FTP プロトコルを利用した印刷の際に、ユーザのログインに制限を与える場合に設定します。書式は、以下の通りです: u:<ユーザ名 1>:p:<パスワード 1>:a:<アクセスコード 1>:u:<ユーザ名 2>:... アクセスコードは、次のように、ユーザへの論理プリンタ割り当てを示すコードで、16 進数 1 バイトで記述します: ビット 0(16 進表示で 01): 論理プリンタ 1 の割り当て ビット 1(16 進表示で 02): 論理プリンタ 2 の割り当て ビット 2(16 進表示で 04): 論理プリンタ 3 の割り当て ... 例えば、このコードが「39」なら、そのユーザは、論理プリンタ 1、4、5、6 にアクセスできるという意味です。 もし、このアクセスコードが書かれていないと、そのユーザは、どのプリンタでも使って良いことになります。 デフォルトのように、このパラメータが空欄になっていると、誰もが無制限に SVS-03 シリーズにログインすることができ、プリンタ も全て自由に使うことができます。また、ユーザ名を指定してパスワードを指定しないと、そのユーザはパスワード無しということに なります。また、root アクセスは、このパラメータで指定しなくても構いません。ROOT_PWD で指定します。 HP_JETADMIN: サポートしません。絶対に YES にしないでください。 DEF_OUT : PR1 (PR1 PR2 PR3 PR4 PR5 PR6 PR7 PR8 LPT1 LPT2 COM1) パラメータリストやテストプリント、read.me ファイル等の印刷ジョブが、どの論理プリンタに送られるかを決めるパラメータです。 --- TCPIP MENU TCP_ENB : YES TCP/IP プロトコルを利用した印刷を使用可能/不可にするためのパラメータです。 INT_ADDR : 192 36 253 80 SVS-03 シリーズの IP アドレス(インターネットアドレス)です。IP アドレスは、10 進数の数字をピリオドで区切って表します。この場 合には、192.36.253.80 です。デフォルトは 0.0.0.0 です。ただし、デフォルトの IP アドレスが 0.0.0.0 以外で出荷される製品もあ ります。製品のデフォルトの IP アドレスが 0.0.0.0 のものは、機器製造時のファームウェアバージョンが 5.43、5.53、5.54 または 5.55 以降のものです。一方、製品のデフォルトの IP アドレスが 0.0.0.0 以外のものは、それ以外のファームウェアバージョン(V5.43 未満) で機器製造された後、ファームウェアが書き換えられたものです。 DEF_ROUT : 0 0 0 0 デフォルトルータ(ネットワーク中で SVS-03 シリーズに最も近い有効なルータ)のインターネットアドレスです。ローカルネットワー ク内でのアドレスの無い情報は、全てデフォルトルータに送られます。ルータが存在しない場合は、0.0.0.0 を指定します。複雑な構 成のネットワークでデフォルトルータを指定したい時は、このパラメータを設定して下さい。書き換えたら、 SVS-03 シリーズの電源 を入れ直して下さい。 NET_MASK : 0 0 0 0 206 12.パラメータリスト ネットマスクの指定です。インタネットアドレスと同様、これもピリオドで区切って表します。このパラメータは、ルータを通してパ ケットを送る時のマスクとして使います。0.0.0.0 は、ネットワーク中に働いているルータが 1 つもないことを示します。この場合、 ネットマスクは自動認識されます。クラス C ネットワークでは、このネットマスクは、通常、255.255.255.0 です。このパラメータを 書き換えたら、 SVS-03 シリーズの電源を入れ直して下さい。 PROS_PWD : netprinter PROS プロトコル(独自のプリンタ指向プロトコル)用のパスワードです。通常は、書き換えたりしません。変更した時は、PROS デーモ ンを利用する場合は、デーモンを立ちあげる際の該当する引数の方も変更します。PROS フィルタを利用する場合は、フィルタをコンパ イルする際に、ソースコードの該当する箇所を変更します。 PROS_PRT : 35 PROS プロトコル用の TCP ポート番号です。特に変更する必要はないと思われますが、変更する時は、他のプロトコルが使っていない番 号を選び、PROS デーモン、PROS フィルタをコンパイルする際にソースコードの該当する箇所を変更します。このパラメータを書き換 えたら、 SVS-03 シリーズの電源を入れ直して下さい。 LPD_BANN : NO YES に設定すると、LPD プロトコルを利用する際に、バナー頁を印刷ジョブの最後に付加することができます。 DHCP_ENB : YES SVS-03 シリーズのアドレスは、DHCP プロトコルを利用して設定することも可能です。DHCP マネージャで IP アドレスを管理したい場合 は、この DHCP_ENB を YES にします。DHCP_ENB が YES だと、 SVS-03 シリーズの起動時に、IP アドレスが自動的に、かつ一時的に割り当 てることが可能です。サポートできる DHCP サーバは WindowsNT の DHCP サーバのみです。SVS-03 シリーズは Windows95 の様に”WINS の 解決に DHCP を使う”のような使い方ができません。名前を解決するには、同一セグメント上に存在する WindowsNT の WINS サーバーを使 用するしか方法がありませんので WINS サーバーが無い場合は DHCP は使用せずに Manual で設定してください。その際 DHCP のチェック ボックスは外してください。(WINS の設定は WINS_ENB で行います)注意:同一セグメント内に DHCP サーバーが2つ以上ある場合も DHCP は使用できません。 BOOTP_ENB : YES SVS-03 シリーズのアドレスは、BOOTP プロトコルを利用して設定することも可能です。UNIX 側の設定は、お使いの UNIX 付属のマニュ アルを参照して下さい。このパラメータを NO に設定すると、SVS-03 シリーズの起動時に BOOTP プロトコルのブロードキャストを行な わないようになります。 RARP_ENB : YES SVS-03 シリーズの IP アドレスは、RARP プロトコルを利用して設定することも可能です。UNIX 側の設定は、お使いの UNIX 付属のマニ ュアルを参照して下さい。このパラメータを NO に設定すると、SVS-03 シリーズの起動時に RARP プロトコルのブロードキャストを行な わないようになります。 WINS_ENB : YES DHCP サーバーと WINS サーバーで IP アドレスを管理する場合は、DHCP_ENB を YES にして、WINS_ENB を YES にします。WINS_ADDR1 にプ ライマリ WINS サーバーの IP アドレスを入力し、WINS_ADDR2 にセカンダリ WINS サーバーの IP アドレスを入力して、必要であれば、 NBT_SCOPE_ID の部分にコンピュータのスコープ識別子を入力します。TCP/IP インターネットワーク上のコンピュータ間で通信するに は、TCP/IP ネットワーク上のすべてのコンピュータが同じスコープ ID を持たなければなりません。通常このスコープ ID は空白のまま にしておきます。その他の DHCP、WINS の仕様については WindowsNT のマニュアルを参照してください。 WINS_ADDR1: プライマリ WINS サーバーの IP アドレス WINS_ADDR2 セカンダリ WINS サーバーの IP アドレス NBT_SCOPE_ID: コンピュータのスコープ識別子を入力します。TCP/IP インターネットワーク上のコンピュータ間で通信するには、TCP/IP ネットワー ク上のすべてのコンピュータが同じスコープ ID を持たなければなりません。通常このスコープ ID は空白のままにしておきます。 RTN_OPT : YES Reverse Telnet のエミュレーションタイプを指定するパラメータです。YES に設定すると、Telnet IAC コードに翻訳されます。NO に すると、バイナリコードに変換されます。 RTEL_PR1~RTEL_PR8 Reverse Telnet の TCP ポート番号です。使用しない場合は、0 に設定します。 --- SNMP MENU READ_COM : public writeCommunity を除く全ての SNMP オブジェクトに対する読み出し専用アクセス権を持つコミュニティの名前です。SNMP オブジェクト の readCommunity に対応します。 WRT_COM : pass 読み書き可能なコミュニティの名前です。 207 12.パラメータリスト TRAPADDR : 0 0 0 0 SNMP トラップを送るインターネットアドレスです。0.0.0.0 は、全てのトラップを使用不可能にします。SNMP オブジェクトの trapAddress に対応します。 TRAP_COM : public 全ての SNMP トラップにおいて利用するコミュニティ名です。SNMP オブジェクトの trapCommunity に対応します。 SYS_CONT : SNMP オブジェクトの sysContact に対応します。 SYS_NAME : SNMP オブジェクトの sysName に対応します。 SYS_LOC : SNMP オブジェクトの sysLocation に対応します。 SNMP_AUT : DISABLE authenticationFailure ト ラ ッ プ を 使 用 す る か ど う か の 設 定 で す 。 SNMP オ ブ ジ ェ ク ト の enableAuthenTraps(APTI MIB) と snmpEnableAuthenTraps(MIB-II)に対応します。 TRAP_PRT : DISABLE trapPrinter トラップを使用するかどうかの設定です。SNMP オブジェクト enablePrinterTraps に対応します。 --- NETWARE MENU NETW_ENB : YES NetWare プロトコルを利用した印刷を可能にするかどうかの設定です。NetWare を利用する時は、YES に設定します。No にした場合、 設定ユーティリティソフト NetPilot と SVS-03 シリーズの間で利用される IPX ベースのプロトコルも使用不可能になります。 PS_NAME : PS000554 プリントサーバ名です。SVS-03 シリーズがファイルサーバにログインする時に使います。デフォルトでは、「PSnnnnnn」(nnnnnn は、 SVS-03 シリーズのノードアドレス番号の下6桁)です。このパラメータを書き換えたら、 SVS-03 シリーズの電源を入れ直して下さい。 JOB_CHECK_DELAY : 5 NetWare におけるキューのポーリングの間隔です。単位は秒です。 CONF_CHECK_DELAY : 300 自動構成チェックの間隔です。単位は秒です。 FR_802_3 : YES IEEE 802.3 フレームタイプを使用可能にするかどうかの設定です。このパラメータ設定は、NetWare で利用されるフレームタイプにの み影響を与えます。TCP/IP については、関係ありません。 FR_ETH_2 : YES Ethernet-II フレームタイプを使用可能にするかどうかの設定です。FR_802_3 の説明を参照して下さい。 FR_802_2 : YES IEEE 802.2 フレームタイプを使用可能にするかどうかの設定です。FR_802_3 の説明を参照して下さい。 FR_SNAP : YES SNAP フレームタイプを使用可能にするかどうかの設定です。FR_802_3 の説明を参照して下さい。 NCP_BURST_MODE. : YES NetWare3.12J 以降サポートされた NCP パケットバーストプロトコルに対応します。NetWare3.12J 以降でのご使用の場合は、YES にする と、転送スピードが速くなります。 PSERVER_NDS : FSERVER1 UNICODE:410050003....47000000 NetWare4.1J の NDS モードで接続する際に使用します。ここは、NetPilot によってのみ編集可能です。 PSERVER_BINDERY1. ~ PSERVER_BINDERY16. : FSERVER NetWare4.1J のバインダリモードで接続する時や、NetWare3.1xJ で接続する時に、ファイルサーバー名を入力します。入力は必須です。 NPRINTER1. ~ NPRINTER8. :PSERVER1 0 NetWare4.1J の NPRINTER モードで使用する時や、NetWare3.1xJ の RPRINTER モードで使用する時に、プリントサーバー名、スロット名 を入力します。(プリントサーバー名は PS_NAME ではなく、PCONSOLE で作成したプリントサーバー名です。) --- NetBIOS/NetBEUI MENU LSLM_ENB : YES NetBIOS/NetBEUI プロトコルを利用した印刷を使用可能/不可にするためのパラメータです。 208 12.パラメータリスト NB_FR_TYPE. : FR_AUTO (FR_AUTO、FR_802_2、FR_DIX) NetBIOS/NetBEUI プロトコルで使用するフレームタイプを指定します。 FR_AUTO はフレームタイプを自動検出します。 LPRINT_1 : PS100086.LP1 プリンタ 1 の名前です(100086 は、ノードアドレス番号の下 6 桁の数字です)。 LLOGIC_1 : LPT1 プリンタ 1 の論理プリンタです。 LPRINT_2, LLOGIC_2 ~ LPRINT_8, LLOGIC_8 プリンタ 2,3,4,5,6,7,8 に対する設定です。 --- PRINTER1 MENU PR1_WAIT : YES YES にしておくと、PR1 が使用中の場合、SVS-03 シリーズは、プリンタが空くまでホストを待たせます。この値が NO で、しかも PR1 が 使用中なら、SVS-03 シリーズは、ホストに BUSY シグナルを送ります。 PR1_BEF : 常に、印刷ジョブの前に送付される 16 進表示の文字列です。プリンタがマルチベンダー対応で、複数のエミュレーションを行なえる 場合のエミュレーションを切り替えるコマンド文字列の指定、プリンタの設定値をもとに戻すコマンド等の指定を行ないます。 PR1_STR : 文字列の置き換えをするパラメータです。これは、プリンタコマンド等、文字列を検索して置換したい場合に役に立ちます。 書式は、 <旧文字列のバイト数> <旧文字列> <新文字列のバイト数> <新文字列>です。ただし、バイト数は、1 から 255 までの間です。 このパラメータの表記は、16 進表示です。20 対までの置換を同じ書式で指定することができます。各数値は、スペースで区切ります。 また、config ファイル中で何行にも分けて書くことができます。 ただし、このパラメータを大量に使うと、SVS-03 シリーズのパフォーマンスが悪くなります。 PR1_CSET : NONE (NONE ISO>IBM 7UK>IBM 7SW>IBM 7GE>IBM 7FR>IBM 7ND>IBM DEC>IBM) キャラクタセットの変換用です。NONE は、バイナリコード、つまり、変換を行いません。ISO>IBM は、ISO 8859-2 から IBM PC のキャ ラクタセット 2、7UK>IBM は、7bit UK English ASCII から IBM PC セット 2、7SW>IBM は、7bit Swedish ASCII から IBM PC セット 2、 7GE>IBM は、7bit German ASCII から IBM PC セット 2、7FR>IBM は、7bit French ASCII から IBM PC セット 2、7ND>IBM は、7bit Nor./Danish ASCII から IBM PC セット 2、DEC>IBM は、DEC から IBM PC セット 2 への変換を行います。 PR1_FILT : NONE (NONE POSTSCR AUTO_PS) このフィルタは、ASCII データから PostScript データへの変換を可能にします。NONE は、無変換、POSTSCR は、ASCII から PostScript へ変換、AUTO_PS は、データを識別して ASCII データなら PostScript に変換し、PostScript ならそのまま無変換で通します。 このフィルタは英語のみ使用可能です。(日本語は使用できません) この設定は、プリンタがポストスクリプト対応の場合以外には使用できません。 ここでは、パラメータ自体の説明を記述しましたが基本的にはサポートしませんので必ず NONE にしてください。 PR1_AFT : 常に、印刷ジョブの後で送られる 16 進コードです。物理プリンタが複数のエミュレーションを行える場合にデフォルトのエミュレー ションに戻す文字列を指定したり、印刷ジョブを終了させる文字列を指定したり、あるいは、フォームフィードを送らないと紙送りを 行わない物理プリンタに対してフォームフィードの指定を行います。 PR1_DUMP : NO デバッグ等の理由で、印刷データを ASCII キャラクタよりも 16 進コードで印刷したいような場合に使います。YES に設定すると、16 進ダンプモードでの印刷になります。PR1_FORM も参照して下さい。 PR1_SIZE : A4 (A4 LETTER LEGAL EXECUT) 紙のサイズや位置を指定します。ASCII から PostScript へのフィルタである PR1_FILT が使うパラメータです。A4 は、European サイズ A4(210x297 ミリ)、LETTER は、Letter サイズ(8.5x11 インチ)、LEGAL は、Legal サイズ(8.5x14 インチ)、EXECUT は、Executive サイ ズ(7.25x10.5 インチ)です。 ここでは、パラメータ自体の説明を記述しましたが基本的にはサポートしません。 PR1_ORNT : PORTR (PORTR LANDS R_PORTR R_LANDS) 印字方向を指定します。ASCII から PostScript へのフィルタである PR1_FILT が使うパラメータです。PORTR は、通常の Portrait、LANDS は、通常の Landscape、R_PORTR は、天地が逆の Portrait、R_LANDS は、天地が逆の Landscape です。 ここでは、パラメータ自体の説明を記述しましたが基本的にはサポートしません。 PR1_FORM : 66 0 100 60 30 50 ASCII から PostScript へのフィルタ PR1_FILT が使うフォーマットを指定します。1 バイト目は、1 頁の行数(デフォルト 66)、2 バイト 目は、1 行の文字数(デフォルト 0、つまり、折り返し無し)、3 バイト目は、CPI(文字数/インチ、単位:100=10.0CPI(デフォルト))、4 バイト目は、LPI(行数/インチ、単位:100=10.0LPI(デフォルト 6.0LPI))、5 バイト目は、左オフセット(単位:100=10 ミリ(デフォル ト 3.0 ミリ))、6 バイト目は、上オフセット(単位:100=10 ミリ(デフォルト 5.0 ミリ))です。1 バイト目は、16 進ダンプの時でも有効 209 12.パラメータリスト です。パラメータ PR1_DUMP を参照して下さい。 ここでは、パラメータ自体の説明を記述しましたが基本的にはサポートしません。 PR1_FONT : PostScript のフォント名です。もし、何も指定が無ければ、デフォルトで固定長フォント Courier が選択されます。 PR1_FILT, PR1_SIZE, PR1_ORNT, PR1_FORM, PR1_FONT のパラメータは、プリンタが、ポストスクリプト対応の場合以外には使用でき ません。 ここでは、パラメータ自体の説明を記述しましたが基本的にはサポートしません。 --- PRINTER2 MENU ~ PRINTER8 MENU 論理プリンタ PR2 から PR8 の設定です。論理プリンタ 1(PR1)のパラメータの項を参照して下さい。 --- OUTPUT MENU L1_CENTR : HIGH_SPEED (IBM_PC STNDRD FAST HIGH_SPEED) プリンタ内部の SVS-03 シリーズとプリンタ・コントローラの間のインターフェースの通信速度を設定します。IBM_PC, STNDRD, FAST, HIGH_SPEED の順で高速になります。このパラメータは必ず IBM_PC で使用してください。 L1_BSYTM : 60 プリンタが使用中だった時の、LPT1 用許容待ち時間です。単位は、秒です。 210 12.パラメータリスト 12.3. パラメータ変更方法 12.3.1. 1. FTP でのパラメータ変更 SVS-03 シリーズにログインします。コマンドは: ftp <ホスト名>、ユーザ ID には "root"、パスワード には、"pass"を使って下さい。 2. "root", "pass" は必ず、英半角小文字で入力してください。 3. config ファイルをアップロードします。コマンドは: "get config"です。 4. テキストエディタで config ファイルを編集します。(NOTEPAD がお勧めです) 5. config ファイルをダウンロードします。コマンドは: "put config CONFIG" 6. 2 番目の "CONFIG"は必ず大文字で入力してください。 7. SVS-03 シリーズの電源を入れなおして終了です。 12.3.2. HTTP でのパラメータ変更 9.Web ブラウザでの使用方法を参照して下さい。 12.3.3. NetPilot でのパラメータ変更 8.設定ユーティリティ NetPilot の使用方法を参照して下さい。 211 12.パラメータリスト 12.3.4. パラメータ推奨値と設定方法 SVS-03 シリーズはネットワークプロトコルの自動認識およびプリンタの高速インターフェースが標準設定と なっているため、導入がうまくいかない場合があります。その場合は、プロトコル状況やプリンタとのイン ターフェースの設定が明確な場合を除き、SVS-03 シリーズを以下のように設定の上ご使用ください。ここで は、NetPilot と web ブラウザで設定する方法をご案内します。 12.3.4.1. NetPilot で設定する場合 以下のパラメータを設定ユーティリティ NetPilot で推奨値に設定する手順です。 Properties パラメータ名 工場出荷値 推奨値 General HP JetAdmin Supports AUTO_SENSE NO TCP/IP IP address 0.0.0.0 (注1) Subnet Mask 0.0.0.0 (注1) Default Router 0.0.0.0 (注1) Enable DHCP requests チェック チェックを外す Enable BOOTP requests チェック チェックを外す Enable RARP requests チェック チェックを外す WINS チェック チェックを外す Frame Type FR_AUTO FR_802_2 Centronics Interface Timing(LPT1) HISPEED IBM_PC Printer Management Info(LPT1) Auto DISABLE Centronics Interface Timing(LPT2) AUTO IBM_PC Printer Management Info(LPT2) Auto DISABLE AppleTalk チェック チェックを外す Windows and OS/2 LPT1 LPT2 Apple Talk (注1)ネットワーク管理者から指定された値を設定してください。1台ずつ設定すべき値が異なるので注 意してください。 ① Windows のスタートメニューの中の「Print Server Utility」の NetPilot グループから NetPilot を起 動して下さい。 ② メインウインドウが立ち上がります。左側 の「Units」フォルダ中の「Network Print Servers」フォルダのなかに設定しようとす る SVS-03 シリーズがある場合、⑦へ進んで ください。 (注:リストされる名前は SVS-03 シリーズのノードアドレスの下6桁の頭に “PS”が付いたものです) 212 12.パラメータリスト ③ 「Units」フォルダ中の「New Units」フォルダのなかに設定しようとする SVS-03 シリーズがある場合、 SVS-03 シリーズをマウスの左ボタンで選択し、ツールバーの install アイコンボタンを押します。もし リストに表示されない場合、「View」メニューの「Refresh」を実行して下さい。または、NetPilot を 再起動してください。 ④ インストールオプションパネルが現れますので、 「with current configuration」を選択して「OK」ボタン を押してください。 ⑤ Install された SVS-03 シリーズがリストから消えま す。左側の「Units」フォルダの中の「Network Print Servers」フォルダを選択して下さい。この中に先ほ どインストールしたプリントサーバーがありますの で(注)、それを選択してください。「Properties」アイコンボタンが選択可能になりますので 「 Properties 」アイコンボタンを押します。 ⑥ SVS-03 シリーズのパラメータ変更パネル が表示されます。 表示されている General タグの中から HP JetAdmin Supports の値 を NO へ変更します。続いて TCP/IP の設 定をするために、TCP/IP タグを開きます。 (タグを変更する際、値を変更した部分 が SVS-03 シリーズへセーブされます) ⑧ TCP/IP タグでは、右のようなパネルが表 示されます。ここで IP Address、Subnet Mask、Default Router にネットワーク管 ネットワーク管 理者が指定した値 理者が指定した値を設定します。DHCP、 が指定した値 BOOTP、RARP のチェックボックスを外し ます。次の設定をするために、「Windows and OS/2」タグを開きます。 213 12.パラメータリスト ⑨ 「Windows and OS/2」タグでは、Frame Type に FR_802_2 を設定します。WINS のチェッ クボックスを外します。次の設定をするた めに、「LPT1」タグを開きます。 ⑩ 「 LPT1 」 タ グ で は 、 Centronics Interface Timing に IBM_PC を設定します。Printer Management Info は、Disable を選択します。 LPT2 を設定するために、「LPT2」タグを開き ます。1 ポートタイプの機器の場合、LPT2 は 設定変更不要です。 ⑪ 「 LPT2 」 タ グ で は 、 Centronics Interface Timing に IBM_PC を設定します。Printer Management Info は、Disable を選択します。 AppleTalk を設定するために、「AppleTalk」 タグを開きます。 214 12.パラメータリスト ⑫ 「Apple Talk」タグでは、Apple Talk のチェ ックを外します。パラメータの変更が終了 したので、OK ボタンを押してパラメータ変 更パネルを閉じます。(設定変更分が SVS03 シリーズへセーブされます。) ⑬ 以上で設定終了です。SVS-03 シリーズの電 源を OFF/ON してください。 12.3.4.2. Web ブラウザで設定する場合 以下のパラメータを設定ユーティリティ web ブラウザで推奨値に設定する手順です。 LINK1 LINK2 パラメータ名 工場出荷値 推奨値 ThisPrintServer GeneralSettings HP YES NO ->General JetAdmin Supports GeneralSettings Printer HISPEED IBM_PC ->LPT1 Port Speed(LPT1) Auto DISABLE AUTO IBM_PC Auto DISABLE IP address 0.0.0.0 (注1) Subnet Mask 0.0.0.0 (注1) Default Router 0.0.0.0 (注1) DHCP Enabled YES NO BOOTP Enabled YES NO RARP Enabled YES NO WINS Enabled YES NO Frame Type FR_AUTO FR_802_2 AppleTalk Enabled チェック チェックを外 Printer Information(LPT1) GeneralSettings Printer ->LPT2 Port Speed(LPT2) Printer Information(LPT2) NetworkSettings DetailedView ->TCP/IP DetailedView ->Windows and OS/2 Apple Talk す (注1)ネットワーク管理者から指定された値を設定してください。 215 12.パラメータリスト ① 各種 Web ブラウザ製品でURLを入力する部分がありますのでそこに http://IPアドレスを入力して ください。 ② アクセスすると SVS-03 シリーズのホームページが表示されます。 ③ admin ボタンをクリックし、管理者モードに入ります。 ④ ThisPrintServer ボタンをクリックした後、表示された GeneralSettings ボタンをクリックしてくださ い。 216 12.パラメータリスト ⑤ GeneralSettings ウィンドウが表示されますので、General タグの中から HP JetAdmin Supports の値を NO へ変更します。続いて LPT1 の設定をするために、LPT1 タグを開きます。 ⑥ 「LPT1」タグでは、Printer Port Speed に IBM_PC を設定します。Printer Management Info は、Disable を選択します。LPT2 を設定するために、「LPT2」タグを開きます。1 ポートタイプの機器の場合、LPT2 は設定変更不要です。 217 12.パラメータリスト ⑦ 「LPT2」タグでは、Printer Port Speed に IBM_PC を設定します。Printer Management Info は、Disable を選択します。 ⑧ GeneralSettings ウィンドウでの変更内容をセーブするために OK ボタンを押してください。 218 12.パラメータリスト ⑨ NetworkSettings ボタンをクリックした後、表示された DetailedView ボタンをクリックしてください。 TCP/IP タグでは、以下のようなウィンドウが表示されます。ここで IP Address、Subnet Mask、Default Router にネットワーク管理者 ネットワーク管理者が指定した値 を No へ変更しま ネットワーク管理者が指定した値を設定します。DHCP、BOOTP、RARP、WINS が指定した値 す。次の設定をするために、「Windows and OS/2」タグを開きます。 ⑩ 「Windows and OS/2」タグでは、 Frame Type に FR_802_2 を設定します。 次の設定をするために、 「Macintosh」 タグを開きます。 219 12.パラメータリスト ⑪ 「Macintosh」タグでは、Apple Talk のチェックを外します。 ⑫ NetworkSettings ウィンドウでの変更内容をセーブするために OK ボタンを押してください。 ⑬ 以上で設定終了です。SVS-03 シリーズの電源を OFF/ON してください。 220 13. 高度な機能 13.高度な機能 13.1. 論理プリンタ NetPilot の Properties の Logical Printers タグの Logical Printer で設定、変更出来ます。SVS-03 シリー ズの最も強力な機能の 1 つが、この論理プリンタの概念です。論理プリンタとは、ネットワークと物理的な プリンタとの間に設定された仮想的なプリンタです。この機能を使うことで、たとえ物理的にはプリンタが 1 台しかなくても、8 つまでの論理プリンタに各々別々の属性を与えて、時に応じて使い分けることができます。 以下の属性が、各論理プリンタで独立に定義可能です: ・出力する物理プリンタポートの指定 ・キャラクタセットの変換の指定 ・印刷ジョブ前後の文字列送信の指定 ・文字列の置換の指定 ・16 進ダンプモードの指定 次の表は論理プリンタのデフォルト設定です。 論理プリンタ PR1 PR2 PR3 PR4 PR5 PR6 PR7 PR8 属性 無変換 無変換 無変換 無変換 LF を CR+LF に変換 LF を CR+LF に変換 LF を CR+LF に変換 LF を CR+LF に変換 プリンタポート LPT1 LPT2 COM1 COM1 LPT1 LPT2 COM1 COM1 * 「LF を CR+LF に変換」とは、UNIX の改行(New Line)から、キャリッジリターン+ラインフィードへの自動 変換を意味します。 * 各論理プリンタの設定は、config ファイル中の該当パラメータ(PRINTER1~PRINTER8)を編集することで 容易に行うことができます。 222 13.高度な機能 13.2. キャラクタセットの変換(Char-Set Conversion) キャラクタセットの変換 NetPilot の Properties の Logical Printers タグの Char-Set Conversion で設定、変更出来ます。Character Set Conversion の内容の詳細については 11.パラメータリストの PR1_CSET を参照してください。 多種のホストが混在するネットワーク環境での問題の 1 つは、異機種のホスト同士が異なるキャラクタセッ トを使っていることです。この結果、各種言語セットによって異なるキャラクタ(例えば、a、u 等)が正しく プリントできないことがあるわけです。 この問題は、SVS-03 シリーズの論理プリンタ機能を使うことで、容易に解決できます。つまり、ある論理プ リンタの属性にキャラクタセットの変換を指定し、次に、問題のホストからの出力は、常にその論理プリン タに送るように指定するわけです。 変換フィルタは、多種から選べます。なお、フィルタからの出力は、常に IBM PC の Set2 になっているので、 プリンタ側の設定は、それに合わせておく必要があります。 13.3. 印刷ジョブ前後の文字列送信(Control Strings) 印刷ジョブ前後の文字列送信 NetPilot の Properties の Logical Printers タグの Control Strings で設定変更出来ます。 ここでは、各印刷ジョブの前後にプリンタ制御コマンド等の文字列を送信する方法について解説します。こ の指定は、各論理プリンタで独立に行うことができます。全ての文字列は、16 進数値で記述します。(注意: この機能はフォントを待たないプリンタでは使用できません) 例 1: PAGES 対応のレーザープリンタを使用し、論理プリンタ 2 の PR2 を第1給紙カセット、PR3 を第2給紙カセッ トからの用紙を選択するようにするとします。 PAGES の用紙トレイ選択コマンド(16 進で x'1B 7E 46 00 05 00 00 ・・)を使用して、印刷ジョブの最初 にこれらのコマンドを付加するように設定できます。この次の設定を config ファイルに加えます。(NetPilot で指定する場合、下記の PR?_BEF が String Before Job, PR?_AFT が String After Job をあらわします) PR2_BEF : 1B7E4600050000000000 PR3_BEF : 1B7E4600050000020000 223 13.高度な機能 13.4. 文字列の置換(String SubStitution) 文字列の置換 NetPilot の Properties の Logical Printers タグの String SubStitution で設定、変更出来ます。 ここでは、印刷データ中の文字列を検索して置換する機能について解説します。代表的な例は、プリンタ制 御コマンドの置換です。各論理プリンタに 20 までの置換文字列を定義することができます。 全ての文字列は、16 進数値で表記します。各組み合わせと置換文字列は、頭にカウントバイトをつけなけれ ばなりません。付録 A のパラメータ#086、PR1 用文字列置換の記述を参照して下さい。(注意:この機能はフ ォントを持たないプリンタでは使用できません) 例 1:論理プリンタ PR1 で、UNIX の改行(16 進 0A)を DOS の改行(16 進 0D 0A)に自動的に置換するよう指定す るには、config ファイルのパラメータを下記のように編集します。 PR1_STR : 010A020D0A (NetPilot で変更する場合は ADD ボタンを押してから Replace に“0A”、With に“0D 0A”を入力して OK ボ タンを押します。) 例 2:論理プリンタ PR2 で、UNIX の改行(New Line: 16 進 0A)を DOS の改行(New Line:16 進 0D 0A)に自動置換 し、さらに、プリンタコマンド ECG1(16 進 1B 47 31)を ECY(16 進 1B 59)に置換するよう指定するには、config ファイルのパラメータを下のように編集します: PR2_STR : 010A020D0A031B4731021B59 (NetPilot で変更する場合は ADD ボタンを押してから Replace に“0A”、With に“0D 0A”を入力して OK ボ タンを押します。次に同じように ADD ボタンを押してから Replace に“1B 47 31”、With に“1B 59”を入力 して OK ボタンを押します。) ただし、あまり文字列置換を多用しますと、SVS-03 シリーズの実行速度を下げてしまいますので、御注意下 さい。 13.5. 16 進ダンプモード(Hex Dump Mode) 進ダンプモード NetPilot の Properties の Logical Printers タグの Hex Dump Mode で設定出来ます。 このモードが有効になっていると、印刷データはキャラクタではなく 16 進数値で印刷されます。プリンタ制 御コマンドも同じく 16 進数値で出てきます。デバッグの際に役立つ機能です。(NetPilot で指定する場合、 Enabled チェックボックスをチェックします。)(注意:この機能はフォントを持たないプリンタでは使用でき ません) 224 13.高度な機能 13.6. FTPでのファームウエアアップグレード方法 ファームウエアのアップグレードは注意して行って下さい。ネットワークで行うため途中で電源が切れたり ケーブルが切断されるとファームウエアを壊してしまう場合があります。必ずプリンタは使用しない状態で 行って下さい。なおアップグレードには時間がかかります(2分以上)。FTPからメッセージが戻ってこ ないからといって Break でFTPを抜けないで下さい。また、ルーター越えの(遠隔地への)ftp は行わない でください。ftp 接続が途中で切断され、故障の原因となります。 ① アプティのホームページから最新のファームウエアをダウンロードします。(http://www.apti.co.jp) ② ダウンロードしたファイルは自己解凍形式で圧縮されています。ファイルを実行することで解凍されます。 ここでは解凍後のファームウエアファイルを 310S_610.BIN とします。 ③ Windows マシンで DOS プロンプトを開き、解凍したファイル(ここでは 310S_610.BIN)が存在するディレ クトリをカレントディレクトリにします。 ④ SVS-03 シリーズのIPアドレスを 192.1.50.51 とした場合、以下の様に ftp でユーザーID:root、パス ワード:pass でログインします。 C:\>ftp 192.1.50.51 User(192.1.50.51):root root Password:pass pass ftp> ⑤ ftp でログインしたら bin コマンドでタイプを変更します。 ftp>bin 200 TYPE set to I ftp> ⑥ put コマンドでファームウエアファイルをPUTします。 ftp>put 310S_610.BIN FLASH (注意 FLASH は大文字で入力して下さい) 時間がかかります。 ⑦ 成功のメッセージが表示されれば書き換え終了です。 ftp> quit ⑧ 3 分程度待ってから SNA プリンタ・サーバの電源を OFF/ON してください。 また、AC アダプタのコネクタを引き抜いて、10 秒程度時間を置いて差し込むようにしてください。遵守し ない場合、どちらも故障の原因となります。 225 13.高度な機能 226 14. 仕様 14.仕様 14.1. サポートするシステム Novell NetWare: バージョン 3.11J、3.12J、4.1J、4.11J、5.0J の、NDS およびバインダリエミュレーションを両方とも サポートします。バージョン 5 の NDPS、PureIP もサポートしています。最高 16 台のファイルサーバー と、96 個のプリントキューを処理できます。 ユーザーメッセージもサポートします。 印刷方法:RPRINTER/NPRINTER、PSERVER Microsoft LAN Manager: OS/2 バージョン 1.3 以降の上で実行する LAN Manager2.0c 以降 IBM LAN Server: OS/2 バージョン J2.1、J2.11、J3.0、J3.01、J4.0 の上で実行する LAN Server J3.0、J4.0、Warp Server V4 Microsoft Windows: Windows NT バージョン 3.5、3.51、4.0、Windows2000、Windows95、98、Me UNIX: TCP/IP プロトコル一式をサポートするすべてのコンピュータ。以下のシステムを含みます。 BSD システム: BSD4.2、4.3、4.4、SunOS 4(Solaris 1.x)、DEC Ultrix など System V システム: R3、R4、AT&T、Interactive、SCO、SunOS 5(Solaris 2.x)、HP-UX、IBM AIX、Silicon Graphics IRIX、 DEC Alpha OSF/1 WWW: Netscape Navigator 2.x,3.0 と Microsoft Internet Explorer 3.0、もしくはこれらの互換ブラウザ 14.2. サポートするプロトコル NetWare: IPX、SAP、RIP、SPX、LIP、および NCP(NDS による拡張)、IP Windows および OS/2: NetBIOS/NetBEUI TCP/IP: LPD、FTP、Telnet、ReverseTelnet、PROS、BOOTP、ARP、RARP、DHCP、ICMP、IP、TCP、UDP、HTTP、SNMP 228 14.仕様 14.3. 論理接続 SVS-0310S/0311S/0310e/0320S/0320e サポートするプロトコルの、 任意の組み合わせの同時実行。 IEEE802.2、 IEEE802.3、 SNAP および Ethernet Ⅱフレームタイプの同時使用。 SVS-0330S/0340S/0341S サポートするプロトコルの任意の組み合わせの同時実行。IEEE802.2 と IEEE802.5(16Mbps 用 Early Token リリースもサポート)フレームタイプの同時使用。 14.4. ネットワーク接続 SVS-0310S/0311S イーサネット 10base-T(Twisted Pair) SVS-0320S イーサネット 10base2(Thin)および 10base-T(Twisted Pair) SVS-0310e/0320e イーサネット FAST Ethernet 100base-Tx 及び Ethernet 10Base-T。100Base-Tx/10Base-T は自動認識 SVS-0340S/0341S Media Type 3/RJ45/UTP。4Mbps と 16Mbps のトークンリングネットワークをサポート。 SVS-0330S Media Type 1/DB9/STP および Type 3/RJ45/UTP。4Mbps と 16Mbps のトークンリングネットワークをサ ポート。 14.5. プリンタポート SVS-0310S/0311S/0310e/0340S/0341S 高速パラレルポート(36 ピンのセントロニクスコネクタで IEEE1284 準拠)1つ。 SVS-0320S/0320e/0330S 高速パラレルポート(36 ピンのセントロニクスコネクタで IEEE1284 準拠)2つ。 シリアルポート(RS-232C,9 ピン,D-SUB,XON/XOFF または RTS/CTS,データレート最高 115,200Baud) 229 14.仕様 14.6. フロントパネル 2つの LED ランプ :電源及びネットワーク 押しボタン :テストプリントアウト及びパラメータを出荷値に戻すためのボタン トークンリング速度用スライドスイッチ(SVS-0330S/0340S/0341S のみ) 14.7. 電源 入力: 100V AC, 50/60Hz(±5%) 出力: 12V AC, 500mA (SVS-0310S/0310e/0320S/0330S/0340S) 12V AC, 800mA (SVS-0320e) 5V 170mA (0311S/0341S)[APTi PowerTyper 5V 端子より供給] 14.8. 寸法(単位 寸法 単位: 単位:cm) SVS-0320S :2.5(高さ)×17.5(幅)×12(奥行) SVS-0320e :2.5(高さ)×15.5(幅)×12(奥行) SVS-0330S :2.5(高さ)×16.0(幅)×12(奥行) SVS-0310S/0311S/0310e/0340S/0341S :2.9(高さ)×5.5(幅)×10(奥行) 14.9. 重量 SVS-0320S/0330S :260g SVS-0320e :390g SVS-0310S/0311S/0310e/0340S/0341S :150g 14.10. 環境 温度 :5~40℃ 湿度 :10~95%、結露しないこと 230 14.仕様 14.11. 承認 EMC :VCCI-A 安全性 :電機用品取締法甲種 *すべての仕様は予告なしに変更されることがあります。 231 SVS-03 シリーズに対するお問い合わせ先は以下の窓口にご相談下さい。 カスタマー・サポート・センター TEL:0120-28-3933 (土日祭日を除く 9:00-11:45 13:00-17:00) FAX:0120-28-3977 (24 時間受付) APTi NS プリンタ・サーバー ユーザーズマニュアル SVS-03 シリーズ 第 5 版 2002 年 9 月 P/N 06474
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