ここ - 麻布学園

麻布学園
図書館だより
No.55 2012. 11. 14. 麻布学園図書館部
目次
加藤陽子著
﹃それでも、日本人は﹁戦争﹂を選んだ﹄
校長
氷上
信廣
美術館へ行こう!
ブリューゲル
中世の香り
人類根源の問い﹁我々は何者か﹂ ゴーギャン
理
山賀
科
進
ブックフェア〝美術館へ行こう!〟について
図書館
∧特集∨
﹁君は思想を見ていない。君が見ているのは
人間だ﹂
社会科
山岡
幹郎
アンチ美術展︵
︶
数学科
すぐそばに美術館がある
芸術科
﹃古代ローマ帝国の遺産﹄
体育科
〝美術館〟の本
島
宏明
相羽
琢也
池澤
芳夫
図書館
﹃マリー ア
= ントワネットの画家
ヴィジェ・ルブラン︱華麗なる宮廷を
描いた女性画家たち﹄
芸術科
本間
貞史
25
チベットの思い出
︱平山郁夫﹁西蔵布達拉宮﹂に寄せて︱
国語科
鈴木
弘一郎
大竹
史弘
4
美術館に行く動機づけ
芸術科
17
2
21
22
26
24
27
28
30
?!
国民に説得するための正当化の論理にはいか
すく語られている。とりわけ、各々の戦争を
いて、その起因、結果、影響などが分かりや
本書では、太平洋戦争に至る近代日本が、
ほぼ十年おきに経験してきた様々な戦争につ
のか﹂、そして、﹁日本は、太平洋戦争をどう
いるのに、どうして日本は戦争に踏み切った
カには圧倒的な戦力差があることは分かって
案が論じられたのはなぜか﹂、﹁日本とアメリ
﹁ 第 一 次 大 戦 後、 国 内 で た く さ ん の 国 家 改 造
日 本 の 国 内 で ど の よ う な 変 化 が 生 じ た か ﹂、
動かされたときに初めて生ずるものなのだと
のだろうか、という﹃問い﹄に深く心を衝き
の悲惨さに学ぶことなく戦争は繰り返された
が行ってしまったのか、なぜ第一次世界大戦
なぜ三一〇万もの人が犠牲となる戦争を日本
なかに生きる自分という人間が、たとえば、
の見方というのは、いきおい、国家や社会の
加藤陽子著 ﹃それでも、日本人は﹁戦争﹂を選んだ﹄
なるものがあったのか、その分析は、著者の
終わらせようとしていたのか、日本の最終目
校長
氷上
信廣
深 い 学 殖 と 豊 富 な デ ー タ ー に 裏 付 け ら れ て、
派や福沢︵諭吉︶が、日清戦争にもろ手を挙
を縛った、過去のトラウマとは何か﹂
、
﹁民権
のか﹂
、
﹁ベトナム戦争に深入りしたアメリカ
する相手に対してどういった作用をもたらす
しなければならなかったのか﹂
、
﹁戦争は敵対
治という有名な演説を、追悼の言葉として発
なぜ、人民の、人民による、人民のための政
に 質 問 す る。 い わ く、﹁ リ ン カ ー ン 大 統 領 は
著者は、栄光学園の歴史研究部の生徒たち
を相手に講義を進めていく。途中、生徒たち
ければならない、そのような面倒な環境です
家や社会のなかで呼吸をしつつ生きていかな
﹁歴史という学問は、分析をする主体であ
る自分という人間自体が、その対象となる国
はどのようものを指すのか。著者は言う。
歴史的なものの見方をさせてくれる問い︶と
くれている。それにしても、適切な問い︵=
ということが、いかに大切なことかを教えて
歴史を学ぶ際に、まず、適切な問いを立てる
い問いばかりである。つまりこれらの問いは、
り一遍の暗記勉強では、答えの出しようがな
的 は 何 だ っ た の か ﹂・・・ ど れ も こ れ も、 通
府の駐米国大使であった胡適︵こてき︶とい
ど紹介しておきたい。一人は、中国、国民政
﹁歴史
さ て、 本 書 の 中 で 紹 介 さ れ て い て、
的にものを見ることのできた﹂人物を二人ほ
のの見方を身につけてほしいと読めるのであ
き、それは何よりも、若いうちに歴史的なも
︶と願うと
勉強してもらいたい﹂
︵﹁はじめに﹂
著者が、﹁若い人々には理系も文系も区別
なく、必死になって歴史、とくに近現代史を
私には思えるのです。
﹂
の切実さによって導かれてくるものなのだと
思います。つまり悩める人間が発する
﹃問い﹄
すこぶる説得的である。
げて賛成したのはなぜか﹂
、
﹁日露戦争は、日
すめられます。となりますと、歴史的なもの
る。
清戦争のほぼ十倍の戦死者を出した。
戦争後、
−2−
こようとしないアメリカとソ連を巻き込むた
けるのが必至とみて、当時、中国に関わって
を唱える。胡適は、日本が中国に戦争を仕掛
る前、一九三五年に﹁日本切腹、中国介錯論﹂
う人の発言である。胡適は、日中戦争が始ま
葉が印象的であった。
ている。﹁おわりに﹂にあった次のような言
何かについて、若い人々と共に考えようとし
現在に生きるわれわれが歴史を学ぶ意味とは
歴史を読み解くとはどういうことか、つまり、
そして、ついに日本民族は、切腹せざるを得
メ リ カ、 ソ 連 の 利 益 と 衝 突 し、 戦 争 に な る。
中国が負け続けているうちに、日本は必ずア
三年間負け続けるべきだ、というのである。
は日本との戦争を正面から引き受けて、二、
るにあたっては、これまた無意識に過去と現
事例からの類推を行い、さらに未来を予測す
価や判断を下す際、これまた無意識に過去の
るものです。また現在の社会状況に対する評
の時々の評価や判断を無意識ながら下してい
﹁私たちは日々の時間を生きながら、自分
の身のまわりで起きていることについて、そ
めに、中国の覚悟を主張する。それは、中国
なくなる。その時中国は介錯者として、その
在の事例との対比を行っています。
若い諸君、近い将来、切実な判断を迫られ
るときが必ず来る。歴史を必死に学んで、ファ
わたくしは思います。﹂
いるかどうかが決定的に大事なことなのだと
どれだけ豊かに蓄積されファイリングされて
そのようなときに、類推され想起され対比
される歴史的な事例が、若い人々の頭や心に
首を刎ねることになる、というのである。驚
くべし、歴史は胡適の言うように進んだわけ
である。
もう一人は、日本海軍の、水野廣徳︵みず
のひろのり︶
。一九二〇年代に、日本は戦争
する資格がない、と言ったのである。現代の
物資の貧弱、技術の低劣、その他の理由で持
イルの中身を充実させよう。著者にならって、
戦争は必ず持久戦、経済戦になるが、日本は、
久戦、経済戦に絶えられない。つまり戦争す
そう言いたくなった。
加藤陽子著
二〇〇九
朝日出版社︵二〇
一〇年・小林秀雄賞受賞︶
﹃それでも、日本人は﹁戦争﹂を選んだ﹄
︵終︶
る資格がないと、軍人である水野が言ったの
である。周知のごとく、水野の説は顧みられ
ることはなく、
日本は戦争への道を突き進み、
破綻した。
それにしても、著者は、近代日本における
戦争の話をしているようで、より根源的に、
−3−
特集 ブックフェア“美術館へ行こう!”
“美術館へ行こう!”について
図書館(鳥居明久)
今年度のブックフェアは例年とは趣が変わって、
テーマが“美術館へ行こう!”となり、
「図書館だより」
の発行もいつもの 3 学期とは違って、芸術の秋ということで 11 月になりました。7 月の「衣錦尚褧」
にも書きましたが、例年とはちょっと違ったブックフェアとなったのには、それなりの理由があります
ので、再度そのことを記しておきます。
今年の春に、麻布学園の元理事長で、慶應大学名誉教授であった故田中亮三氏(2010 年 7 月逝去)
の奥様から、故田中理事長の元にあったさまざまな美術展、展覧会の図録・カタログを麻布学園に寄贈
していただきました。その数は約 450 冊で、実にバラエティーに富んだものでした。誰でも知ってい
るような古今東西の有名画家展、一般にはあまり知られていないだろう画家の展覧会、ルーヴル美術館
やエルミタージュ美術館などの所蔵展、日本の美術館所蔵展、絵画だけでなく、版画、工芸、写真など
のいろいろなジャンルの展覧会、エジプト展といった文明・文化展の図録・カタログなどがありました。
展覧会の図録・カタログは、一般の書籍とは違って、その時その場所でなければ手に入れにくいもので
すので、麻布学園図書館にとっては貴重なコレクションとなりました。
このコレクションを生徒諸君に大いに知らせて、美術展などのさまざまな図録・カタログを手にとっ
て、それが行われた美術館、展覧会を観に行った気分になってもらうとともに、美術館や展覧会に出か
けてみてくださいという意味を込めて、“美術館へ行こう!”というテーマとなったわけです。幸いに
して、学校の近くの六本木ヒルズには、森美術館や森アーツセンターギャラリーがあるし、ちょっと足
を伸ばせば、国立新美術館、サントリー美術館もあります(この 3 つの美術館については、
「六本木アー
ト・トライアングル(略称あとろ)」ということで、森美術館、国立新美術館、サントリー美術館で開
催中の展覧会チケットの半券で他の 2 館の観覧料が割引になるお得な相互割引
「あとろ割」があります)。
なお、田中元理事長は、1953 年(昭和 28 年)に学園を卒業後、慶應大学大学院文学部英文学専攻
を修了された後、ケンブリッジ大学に留学され、英文学、言語学を専攻されました。英文学、言語学の
他に、英国の建築、とくにカントリー・ハウスに魅せられ、ケンブリッジ大学建築・美術史部の研究員
として、英国建築史の第一人者デイヴィッド・ワトキン博士に師事され、カントリー・ハウスを研究さ
れた方です。図書館には、ご著書の『英国貴族の館』(講談社)、『英国貴族の邸宅』(小学館)、『図説英
国貴族の暮らし』
(河出書房新社)
、『イギリスの近代化遺産』(小学館)がありますので、この機会にぜ
ひ手にとってみてください。
以下に、故田中理事長の奥様からご寄贈いただいた図録・カタログのリストを示しておきます。
−4−
麻布学園元理事長・故田中亮三氏の奥様からご寄贈いただいた
さまざまな美術展などの図録・カタログのリスト
以下のリストは、それぞれの図録・カタログに付けられた請求記号の違いによって 6 つに区分して
ありますので、その請求記号について、リストの一番初めに載っている「建築家グンナール・アスプル
ンド/癒しのランドスケープ/松下電工汐留ミュージアム/松下電工汐留ミュージアム/ 2006.2 /
T523.3-FP-A」を例にとって、説明しておきます。
請求記号はどれも「T」で始まっていますが、
「T」は故田中理事長の「TANAKA」の「T」です。
「T」
の次の数字は、図録・カタログの内容を十進分類法によって示した数字です。「建築家グンナール・ア
スプルンド」とあるように、ヨーロッパの建築(家)についての図録・カタログなので「523.3」となっ
ています。
次の「FP」が、寄贈していただいた図録・カタログを区分するためのアルファベットによる記号で、
「F」は「FOREIGN」の「F」で、
「P」は「PERSONAL」の「P」で、つまり外国(洋の東洋を問わず、
日本人以外)の芸術家個人についての展覧会の図録・カタログであることを意味しています(1 人でな
くても 2、3 人までは「P」としてあります)
。
「FP」の他に、
「FT」、
「FM」、
「JP」、
「JT」、
「JM」となっ
ていて、全部で6区分になっています。
「FT」の「T」は「THEME」で、美術館や展覧会主催者が特
定のテーマによって企画したものを意味します。
「FM」の「M」は「MUSEUM」で、その美術館が所
蔵する作品についての展覧会を意味します。「JP」
、
「JT」、
「JM」については、
「J」が「JAPAN」の「J」
で、日本および日本人を意味して、それぞれの「P」
、「T」、「M」については、「F」の場合と同様です。
最後の「A」の部分は、著者、編者、監修者、発行者・所などの頭文字で、上記の例では、グンナール・
アスプルンドの「A」です。
それでは、寄贈された図録・カタログを以下に紹介します。なお、それぞれの図録・カタログについ
ては、タイトル、サブタイトル(記載がない場合や人名になっていることもあります)、編著者・監修
者など、発行者・所、発行年、請求記号の順で示されています。
その 1 「FP」について
*建築家グンナール・アスプルンド/癒しのランドスケープ/松下電工汐留ミュージアム/松下電工汐留ミュージア
ム/ 2006.2 / T523.3-FP-A
*ル・コルビュジエ 1996-1997 / Le Corbusier /新見隆ほか/毎日新聞社/ 1996 / T523-FP-C
*ヴァレリオ・ルジャティ/ Valerio Olgiati at the Museum /保坂健二朗/東京国立近代美術館/ 2011.11 / T523-FP-O
*アンドレ・ドラン/ Andre Derain /大森達次ほか/谷口事務所/ 1995 / T708.7-FP-D
*マックス・エルンスト/彫刻・絵画・写真―シュルレアリスムの宇宙/東京ステーションギャラリー/東京ステーショ
ンギャラリー/ 2000 / T708.7-FP-E
*李禹煥 余白の芸術/ LEE UFAN: The Art of Margins /横浜美術館学芸部/横浜美術館/ 2005 / T708.7-FP-L
*ロートレック展/パリ、美しき時代を生きて/冨田章/毎日新聞社/ 2007 / T708.7-FP-L
*トゥールーズ=ロートレック展/ Toulouse=Lautrec /高橋明也/三菱一号館美術館/ 2011.1 / T708.7-FP-L
*没後 100 年トゥールーズ=ロートレック展/ Toulouse=Lautrec / Daniele Devynck /東武美術館/ 2000 / T708.7-FP-L
*リチャード・ロング/山行水行/リチャード・ロングほか/淡交社/ 1996.2 / T708.7-FP-L
*アンリ・マティス/ Matisse et ses modeles /東武美術館ほか/ホワイト PR / 2000 / T708.7-FP-M
*アルフォンス・ミュシャ「生涯と芸術」展/ Alphonse Mucha: His Life & Art /島田紀夫/東京新聞/ 1995 / T708.7-FP-M
*ピカソ回顧展/ルートヴィヒ・コレクション/奈良県立美術館ほか/ホワイト PR / 1997 / T708.7-FP-P
*ルオー財団秘蔵ユビュ/知られざるルオーの素顔/後藤新治/汐留ミュージアム/ 2010 / T708.7-FP-R
−5−
*ロダン+カリエール/毎日新聞社事業本部/毎日新聞社/ 2006 / T708.7-FP-R
*パリ市立近代美術館所蔵ルオー展/ uvre de Georges Rouault dans les collections du Musee d'Art Moderne de la Ville
de Paris / Danielle Molinari /「パリ市立近代美術館所蔵ルオー展」カタログ委員会/ 1998 / T708.7-FP-R
*ルオーとマティス/ ROUAULT MATISSE Correspondances /ブレーントラスト/「ルオーとマティス」
展カタログ委員
会/ 2008 / T708.7-FP-R
* Georges Rouault and Marie Laurencin: Dancers in Paris /ルオーとローランサン:パリの踊り子たち/汐留ミュージ
アム/汐留ミュージアム/ 2006.4 / T708.7-FP-R
*ルオーとグロテスク/ Georges Rouault: Grotesque /後藤新治/松下電工汐留ミュージアム/ 2007.5 / T708.7-FP-R
*マン・レイ展/ Man Ray: Unconcerned But Not Indifferent /福のり子/日本経済新聞社/ 2010 / T708.7-FP-R
*グェッリーノ・トラモンティ展/イタリア・ファエンツァが育んだ色の魔術師/東京国立近代美術館ほか/ NHK プ
ラネット中部/ 2011 / T708.7-FP-T
*ハインリッヒ・フォーゲラー展/ Heinrich Vogeler /松田重昭ほか/東日本鉄道文化財団/ 2000 / T708.7-FP-V
*レオナルド・ダ・ヴィンチ/天才の実像/ Paolo Galluzzi /朝日新聞社/ 2007 / T708.7-FP-V
*レオナルド・ダ・ヴィンチ 白貂を抱く貴婦人/チャルトリスキ・コレクション展/京都市美術館/ブレーントラ
スト/ 2001 / T708.8-FP-V
*イ・ブル : 私からあなたへ、私たちだけに/イ・ブル/平凡社/ 2012.2 / T710.8-FP-L
*イサム・ノグチ/世界とつながる彫刻展/横浜美術館ほか/横浜美術館/ 2006 / T710-FP-N
*カミーユ・クローデル/ Camille Claudel / Reine-Marie Paris ほか/アプトインターナショナル/ 1996 / T712.3-FP-C
* George Seagal
(ジョージ・シーガル展)
/ George Seagal: Recent 15 Years /一彰子ほか/セゾン美術館/ 1996 / T712.5-FP-S
*アネット・メサジェ/聖と俗の使者たち/森美術館/森美術館/ 2008.8 / T719-FP-M
*陳進展/台湾の女性日本画家 生誕 100 年記念/渋谷区立松濤美術館/渋谷区立松濤美術館/ 2006 / T721-FP-Ch
*台湾の心・台湾の情 江明賢/廖修平・江明賢二人展/渋谷区立松濤美術館/渋谷区立松濤美術館/ 2009.4 / T722.2-FP-Ko
*台湾の心・台湾の情 廖修平/廖修平・江明賢二人展/渋谷区立松濤美術館/渋谷区立松濤美術館/ 2009.4 / T722.2-FP-Ry
*アンカー展/ Albert Anker / Therese Bhattacharya-Stettler / Bunkamura / 2007 / T723.3-FP-A
*没後 50 年ボナール展/ Pierre Bonnard /栗田秀法ほか/愛知県美術館/ 1997 / T723.3-FP-B
*シャガールのシャガール/ Les Chagall de Chagall /北海道立近代美術館ほか/朝日新聞社/ 1989 / T723.3-FP-C
*終わりなき記憶の旅 デ・キリコ展/ Giorgio de Chirico A Metaphysical Life / Maurizio Fagiolo dell'Arco ほか/日
本経済新聞社/ 2000 / T723.3-FP-C
*シャガール展/ Marc Chagall /姫路市立美術館ほか/シャガール展実行委員会/ 1992 / T723.3-FP-C
*マルク・シャガール展/ポンピドーセンター&シャガール家秘蔵作品/河合晴生ほか/日本テレビ放送網/ 2002 / T723.3-FP-C
*ラファエル・コラン/ Raphael Collin /三浦篤/西日本新聞社/ 1999 / T723.3-FP-C
*フランチェスコ・クレメンテ/浮遊する身体・夢想する自我/セゾン美術館/セゾン美術館/ 1994 / T723.3-FP-C
*コロー/光と追憶の変奏曲/コロー/読売新聞東京本社/ 2008 / T723.3-FP-C
*ポエムの色彩ベルナール・カトラン展/吉井画廊ほか/毎日新聞社/ 1994 / T723.3-FP-C
*シャガール展/ Marc Chagall and Jewish Mysticism / Phyllis Tuchman ほか/谷口事務所/ 2007 / T723.3-FP-C
*ダリ展/サルバドール・ダリ美術館
(米国・フロリダ)所蔵作品および招待作品による/千足伸行/ NTV ヨーロッパ
/ 1999 / T723.3-FP-D
*デュフィ展/よろこびの画家デュフィに捧ぐ/ニューオータニ美術館/ホテルニューオータニ/ 1995 / T723.3-FP-D
*ラウル・デュフィ展/海と音楽 そしてパリの情景/ Fanny Guillon-Laffaille ほか/中日新聞社/ 1994 / T723.3-FP-D
*ドガ展/ Degas / Philippe Saunier ほか/横浜美術館/ 2010 / T723.3-FP-D
*ソニア・ドローネ展/ SONIA DELAUNAY: La Moderne /うらわ美術館ほか/読売新聞社/ 2002 / T723.3-FP-D
* Fantin-Latour 1836-1904 /ファンタン=ラトゥール展カタログ/宇都宮美術館/宇都宮美術館/ 1998 / T723.3-FP-F
*ゴーギャン展/ Paul Gauguin /東京国立近代美術館/ NHK / 2009 / T723.3-FP-G
*ゴッホ展/オランダ・クレラー=ミュラー美術館所蔵/圀府寺司/日本テレビ放送網/ 1995 / T723.3-FP-G
*没後 120 年ゴッホ展/ Van Gogh: The Adventure of becoming an artist / Chris Stolwijk ほか/東京新聞/ 2010 / T723.3-FP-G
*ゴッホ展/孤高の画家の原風景/東京国立近代美術館ほか/ NHK / 2005 / T723.3-FP-G
*プラド美術館所蔵ゴヤ/光と影/ゴヤ/読売新聞東京本社/ 2011 / T723.3-FP-G
*ヴィルヘルム・ハンマースホイ/静かなる詩情/佐藤直樹ほか/日本経済新聞社/ 2008 / T723.3-FP-H
*フェルナン・クノップフ展/ Fernand Khnopff /木島俊介/東京新聞/ 1990 / T723.3-FP-K
*生誕 100 年記念キスリング展/ KISKLING /千足伸行/毎日新聞社/ 1991 / T723.3-FP-K
*クレー家秘蔵パウル・クレー展/ Klee aus der Sammlung der Familie; Die Zeit der Reife /千足伸行/中日新聞社/
1995 / T723.3-FP-K
−6−
*パウル・クレー/おわらないアトリエ/ Wolfgang Kersten /日本経済新聞社/ 2011 / T723.3-FP-K
*カンディンスキーと青騎士/レンバッハハウス美術館所蔵/三菱一号館美術館ほか/東京新聞/ 2010 / T723.3-FP-K
*カンディンスキー&ミュンター 1901-1917 / Wassily Kandinsky & Gabriele Munter 1901-1917 /宮城県美術館ほか/
東京新聞/ 1996 / T723.3-FP-K
*マリー=アントワネットの画家ヴィジェ・ルブラン/華麗なる宮廷を描いた女性画家たち/大野芳材/三菱一号館
美術館/ 2011 / T723.3-FP-L
*イタリアの光/クロード・ロランと理想風景/幸福輝ほか/国立西洋美術館/ 1998 / T723.3-FP-L
*レジェ展/ Fernand Leger /木島俊介ほか/東京新聞/ 1994 / T723.3-FP-L
*大回顧展モネ/印象派の巨匠、その遺産/ Serge Lemoine ほか/読売新聞東京本社/ 2007 / T723.3-FP-M
*ギュスターヴ・モロー/ Gustave Moreau /国立西洋美術館/ NHK / 1995 / T723.3-FP-M
*ギュスターヴ・モロー/ Gustave Moreau /木島俊介/東京新聞/ 2005 / T723.3-FP-M
*モンドリアン展/ MONDRIAN / Hans Janssen ほか/東京新聞/ 1998 / T723.3-FP-M
*ルネ・マグリット展/ Rene Magritte /東京国立近代美術館/東京新聞/ 1988 / T723.3-FP-M
*マグリット展/ Rene Magritte /木島俊介ほか/中日新聞社/ 2002 / T723.3-FP-M
*ミロ展:1918-1945 / Joan Miro: 1918-1945 /村上博哉/中日新聞社/ 2002 / T723.3-FP-M
*ムンク展/ Edvard Munch: The Decorative Projects /国立西洋美術館ほか/東京新聞/ 2007 / T723.3-FP-M
*ムンク展/ Edvard Munch /世田谷美術館/世田谷美術館/ 1997 / T723.3-FP-M
*モディリアーニ展/ Exposition Amedeo Modigliani au Japon 1992-93 /匠秀夫/毎日新聞社/ 1992 / T723.3-FP-M
*モディリアーニと妻ジャンヌの物語展/ Modgliani et Hebuterne, le couple tragique / Marc Restellini ほか/東京新
聞/ 2007 / T723.3-FP-M
*モディリアーニ展/ MODIGLIANI et le primitivisme /国立新美術館/日本経済新聞社/ 2008 / T723.3-FP-M
*モネ展/ MONET /石橋財団ブリジストン美術館ほか/中日新聞社/ 1994 / T723.3-FP-M
*アンリ・ミショーひとのかたち/東京国立近代美術館/平凡社/ 2007.7 / T723.3-FP-M
*ピカソ展/ Pablo Picasso /深谷克典ほか/名古屋市美術館/ 1998 / T723.3-FP-P
*ピカソ:愛と苦悩/
「ゲルニカ」
への道/ Gerard Regnier ほか/東武美術館/ 1995 / T723.3-FP-P
*巨匠ピカソ 愛と創造の軌跡/魂のポートレート/ Anne Baldassari /朝日新聞社/ 2008 / T723.3-FP-P
*甘美なる聖母の画家ペルジーノ展/ "Perugino / il divin pittore" /京谷啓徳/アートプランニング・レイ/ 2007 / T723.3-FP-P
*パスキン展/愛とさすらいの旅路/朝日新聞文化企画局大阪企画部/朝日新聞社/ 1999 / T723.3-FP-P
*パリ・国立ピカソ美術館所蔵ピカソ展/ Pablo Picasso: Les Collections du Musee National PICASSO /本江邦夫/産
経新聞社/ 1999 / T723.3-FP-P
*ピカソ子供の世界 カタログ/国立西洋美術館/読売新聞社/ 2000 / T723.3-FP-P-01
*ピカソ子供の世界 別冊/研究論文篇/国立西洋美術館/読売新聞社/ 2000 / T723.3-FP-P-02
*ルノワール 伝統と革新/ RENOIR: Tradition and Innovation /国立国際美術館ほか/読売新聞大阪本社/ 2010 / T723.3-FP-R
*ルソーの見た夢、ルソーに見る夢/アンリ・ルソーと素朴派、ルソーに魅せられた日本人美術家たち/世田谷美術
館ほか/東京新聞/ 2006 / T723.3-FP-R
*ユベール・ベール/時間の庭/陳岡めぐみ/国立西洋美術館/ 2012 / T723.3-FP-R
*オディロン・ルドン展/ Odilon Redon /群馬県立近代美術館/アートライフ/ 2001 / T723.3-FP-R
* RENOIR: From Outsider to Old Master 1870-1892 /ルノワール:異端児から巨匠への道 1870-1892 /ブリヂストン美
術館ほか/中日新聞社/ 2001 / T723.3-FP-R
*ルオーと風景/パリ、自然、詩情のヴィジョン/ジョルジュ・ルオー/求龍堂/ 2011.4 / T723.3-FP-R
*ニコラ・ド・スタール展/ Nicholas de Stael / Jean-Louis Prat ほか/東京新聞/ 1993 / T723.3-FP-S
*エゴン・シーレ/ "Egon Schiele: Aus der Sammlung Leopold / Wien" /木島俊介/東京新聞/ 1991 / T723.3-FP-S
*シスレー展/ Exposition Alfred Sisley /千足伸行/アート・ライフ/ 2000 / T723.3-FP-S
*ユトリロ展/ Maurice Utrillo 1904-1951 /中村隆夫/アート・ライフ/ 2002 / T723.3-FP-U
*ユトリロとヴァラドン展/ Exposition Utrillo et Valadon /千足伸行/アート・ライフ/ 2000 / T723.3-FP-U
*生誕 120 年記念ヴラマンク展/ Exposition de Maurice de Vlaminck / Maithe Valles-Bled /毎日新聞社/ 1996 / T723.3-FP-V
*没後 50 年モーリス・ド・ブラマンク展/ 50e anniversaire de la disparition de Maurice Vlaminck / Maithe Valles-Bled /
IS ART / 2008 / T723.3-FP-V
*アルフレッド・ウォリス/ Alfred Wallis: Artist & Mariner. /東京都庭園美術館ほか/東京新聞/ 2007 / T723.3-FP-W
*ウィリアム・ケントリッジ―歩きながら歴史を考える/そしてドローイングは動き始めた……/河本信治/京都国
立近代美術館/ 2010 / T723.4-FP-K
*エドワード・ホッパー展/ Edward Hopper /早川博明/アプトインターナショナル/ 2000 / T723.5-FP-H
−7−
*生誕 100 年ジャクソン・ポロック展/ Jackson Pollock: A Centennial Retrospective /愛知県美術館ほか/読売新聞東
京本社/ 2011 / T723.5-FP-P
*アンドリュー・ワイエス/創造への道程
(みち)
/高橋秀治ほか/愛知県美術館/ 2008 / T723.5-FP-W
*エミリー・ウングワレー展/アボリジニが生んだ天才画家/ Benita Tunks ほか/読売新聞東京本社/ 2008 / T723.7-FP-K
*グランヴィル/ 19 世紀フランス幻想版画/グランヴィル/求龍堂/ 2011.3 / T730.8-FP-G
* The Prints of Roy Lichtenstein Cosomos of His Art /リキテンスタイン版画の宇宙 1948-1997 展/広本伸幸/
「リキ
テンスタイン−版画の宇宙−展」
実行委員会/ 1998 / T730.8-FP-L
*ロートレック展/ Toulouse-Lautrec /大森達次/谷口事務所/ 1996 / T730.8-FP-L
*フランスの浮世絵師アンリ・リヴィエール展/オルセー美術館、フランス国立図書館所蔵/山口県立萩美術館ほか
/ NHK サービスセンター/ 2009 / T730.8-FP-R
*生誕 120 周年記念ジョルジュ・ルオー名作版画展/ l'uvre grave de ROUAULT /中村隆夫/ Bunkamura / 1992 / T730.8-FP-R
*ベルギー王立図書館蔵ブリューゲル版画の世界/ The World of Bruegel in Black and White from the Collection of the
Royal Library of Belgium / Godelieve Denhaene ほか/ Bunkamura / 2010 / T730-FP-B
*スパーエッシャー展/ある特異な版画家の軌跡/ Bunkamura ザ・ミュージアムほか/日本テレビ放送網/ 2006 / T731-FP-E
*アルブレヒト・デューラー版画 素描展/宗教・肖像・自然/アルブレヒト・デューラー/国立西洋美術館/ c2010 / T733-FP-D
*黙示録 デューラーからルドンへ/ APOCALYPSE from Durer to Redon /熊澤弘ほか/東京藝術大学美術館/ 2010 / T733-FP-D
*アンソール版画展/ James Ensor, graveur /福満葉子/マンゴスティン/ 2001 / T735-FP-E
*ゴヤ:版画にみる時代と独創/ Goya:Artista de su tiempo y artista unico /ゴヤ/読売新聞社/ 1999 / T735-FP-G
*レンブラント/光の探求 闇の誘惑/レンブラント/日本テレビ放送網/ 2011 / T735-FP-R
*アンリ・カルティエ・ブレッソン/知られざる全貌/東京国立近代美術館ほか/日本経済新聞社/ 2007 / T748-FP-C
*ジョルジュ・ルース展/幾何学的形態の中の緊張/東京都庭園美術館/東京都庭園美術館/ 2001 / T748-FP-R
* Leo Rubinfien: Wounded Cities /レオ・ルビンファイン:傷ついた街/増田玲ほか/東京国立近代美術館/ 2011 / T748-FP-R
* FELIX THIOLLIER
( フェリックス・ティオリエ写真展)/いま蘇る 19 世紀末ピクトリアリズムの写真家/ Martine
Dancer-Moures ほか/アプトインターナショナル/ 2010 / T748-FP-T
*カルロ・ザウリ展/イタリア現代陶芸の巨匠/松原龍一ほか/京都国立近代美術館/ 2007 / T751.3-FP-Z
その2 「FT」について
*クントゥル・ワシ神殿の発掘/アンデス最古の黄金芸術/大貫良夫ほか/日本経済新聞社/ 2000 / T202.5-FT-A
*ドイツ・ヒルデスハイム博物館所蔵古代エジプト展/永遠の美/吉村作治/古代エジプト展事務局/ 2002 / T202.5-FT-E
*トリノ・エジプト展/イタリアが愛した美の遺産/近藤二郎/朝日新聞社/ 2009 / T202.5-FT-E
*黄金のエジプト王朝展/ナイルが伝える悠久の遺産 国立カイロ博物館所蔵/吉村作治/セゾン美術館/ 1990 / T202.5-FT-E
*古代エジプト展/カイロ博物館秘蔵 3000 年の世界を行く/桜井清彦ほか/西武美術館/ 1983 / T202.5-FT-E
*大英博物館 古代エジプト展/永遠の美と生命/鈴木まどか/朝日新聞社/ 1999 / T202.5-FT-E
*ルーヴル美術館所蔵 古代エジプト展/名古屋市博物館ほか/ NHK プロモーション/ 2005 / T202.5-FT-E
*ツタンカーメン展/衣奈多喜男ほか/朝日新聞社/ 1965 / T202.5-FT-E
*古代オリエント・ギリシャ展/ドイツ民主共和国ベルリン国立博物館所蔵/日本経済新聞社/日本経済新聞社/
1973 / T202.5-FT-O
*ポンペイ展/世界遺産古代ローマ文明の奇跡/日本テレビ放送網ほか/日本テレビ放送網/ 2010 / T202.5-FT-P
*世界遺産ポンペイ展/青柳正規/朝日新聞社/ 2001 / T202.5-FT-P
*ポンペイの壁画展/ 2000 年の眠りから甦る古代ローマの美/横浜美術館/「ポンペイの壁画展」日本展実行委員会
/ 1997 / T202.5-FT-P
*ポンペイの輝き/古代ローマ都市最後の日/青柳正規/朝日新聞社/ 2006 / T202.5-FT-P
*ペルシャ文明展/煌めく 7000 年の至宝/大津忠彦ほか/朝日新聞社/ 2006 / T202.5-FT-P
*古代ローマ帝国の遺産/青柳正規ほか/東京新聞/ 2009 / T202.5-FT-R
*ドイツ・デザイン展/「メイド・イン・ジャーマニー」の 80 年/シュテファン・オット/ドイツ・デザイン・カウ
ンシル/ 2006 / T501.8-FT-Do
*パリ国立オペラ座衣装展/東京都庭園美術館/読売新聞社/ 1997 / T593-FT-O
*チェ・ウラム/ Choe U-Ram /金善姫ほか/森美術館/ 2006.3 / T706.9-FT-Mo004
*ジョン・ウッド&ポール・ハリソン/ John Wood & Paul Harrison /近藤健一ほか/森美術館/ 2007.2 / T706.9-FT-Mo005
*サスキア・オルドウォーバース/ Saskia Olde Wolbers /椿玲子ほか/森美術館/ 2008.4 / T706.9-FT-Mo007
*荒木珠奈/ Araki Tamana /荒木夏実/森美術館/ 2008.8 / T706.9-FT-Mo008
−8−
*テレルヴォ・カルレイネン+オリヴァー・コフタ=カルレイネン/ Tellervo Kalleinen and Oliver Kochta-Kalleinen
/片岡真実/森美術館/ 2009.11 / T706.9-FT-Mo010
*ツァン・キンワー
(曾建華)
/ Tsang Kin-Wah /荒木夏実/森美術館/ 2011.1 / T706.9-FT-Mo015
*ホー・ツーニェン
(何子彦)
/ Ho Tzu Nyen /椿玲子/森美術館/ 2012.2 / T706.9-FT-Mo016
*アヴァンギャルド・チャイナ/〈中国当代美術〉
二十年/中井康之ほか/国立国際美術館/ 2008 / T708.7-FT-A
*アフリカ・リミックス/多様化するアフリカの現代美術/シモン・ンジャミ ディレクション/森美術館/ 2006.5 / T708.7-FT-A
*アール・デコの世界/ファッションを中心として/石山彰ほか/毎日新聞社/ 1993 / T708.7-FT-A
*ベルギー象徴主義の巨匠展/ Les Idealistes: Le Symbolisme en Belgique autour de Jean Delville /高知県立美術館ほ
か/ホワイト PR / 1996 / T708.7-FT-B
*バイエラーのまなざし:印象派から現代へ・美の系譜 100 年/ "The Exhibition from Swiss Private Collections /
coordinated by ERNST BYELER / Basel" /北海道立近代美術館ほか/日本テレビ放送網/ 1996 / T708.7-FT-B
*バルビゾン派から印象派展/ボイマンス=ファン・ブーニンゲン美術館所蔵/千足伸行/読売新聞社/ 1995 / T708.7-FT-B
*大英博物館古代ギリシャ展/究極の身体、完全なる美/芳賀京子/朝日新聞社/ 2011 / T708.7-FT-Da
*エコール・ド・ニース 1950-1995 展/中村隆夫ほか/プレスキット/ 1995 / T708.7-FT-E
*フェデリーコ・ダ・モンテフェルトロとグッビオの書斎/ Umanesimo e Rinascimento Nell'Appennino Centrale / S.I.L.
Appennino Centrale / S.I.L. Appennino Centrale /不明/ T708.7-FT-F
* Lights of Flanders
(フランダースの光)/ Images of a Beautiful Belgian Village / Robert Hoozee ほか/毎日新聞社/
2010 / T708.7-FT-F
* 19 世紀フランス美術の光彩/パリの人間模様/神奈川県立近代美術館/毎日新聞社/ 1994 / T708.7-FT-F
*フランス印象派とその流れ/グラスゴー美術館所蔵/千足伸行/国際芸術文化振興会/ 1994 / T708.7-FT-G
*イタリア美術 1945-1995 /見えるものと見えないもの/拝戸雅彦ほか/愛知県美術館/ 1997 / T708.7-FT-I
* 1874 年 パリ/
[第 1 回印象派展]とその時代/国立西洋美術館/読売新聞社/ 1994 / T708.7-FT-I
*イタリア・ルネサンス/宮廷と都市の文化/高梨光正/日本経済新聞社/ 2001 / T708.7-FT-I
*イスラム美術展宮殿とモスクの至宝/ Palace and Mosque: Islamic Art from the Victoria and Albert Museum / Tim
Stanley ほか/ V&A パブリケーションズ/ 2005 / T708.7-FT-I
*チャロー!インディア/インド美術の新時代/三木あき子ほか/森美術館/ 2008.11 / T708.7-FT-I
*ロシア皇帝の至宝展/世界遺産クレムリンの奇跡/ I. A. ボガツカヤほか/ロシア皇帝の至宝展実行委員会/ 2007.3 / T708.7-FT-K
*キキとモンパルナス/ KIKI: Reine de Montparnasse / Marc Restellini /アート・ライフ/ 1998 / T708.7-FT-K
*北の光/北欧の印象派展/ Gerhard Kaufmann ほか/ホワイト PR / 1993 / T708.7-FT-Ki
*ロートレック・コネクション/ Toulouse-Lautrec et son cercle / Bunkamura ザ・ミュージアム/東京新聞/ 2009 / T708.7-FT-L
*マネとモダン・パリ/ Manet et le Paris moderne /高橋明也ほか/三菱一号館美術館/ 2010 / T708.7-FT-M
*モンマルトルとモンパルナスの画家たち展/“洗濯船”と“蜂の巣”に集った 20 世紀美術の巨匠たちの青春/総合
美術研究所/展覧会実行委員会/ 1994 / T708.7-FT-M
*英国美術の現在史/ターナー賞の歩み/森美術館/淡交社/ 2008.5 / T708.7-FT-Mo
*シュルレアリスム展/パリ、ポンピドゥセンター所蔵作品による/国立新美術館ほか/読売新聞社/ 2011 / T708.7-FT-P
*ピカソと写真展/ PICASSO et la photographie /朝日新聞社文化企画局/朝日新聞社文化企画局/ 1998 / T708.7-FT-P
*日仏交流 150 周年記念芸術都市パリの 100 年展/ルノワール・セザンヌ・ユトリロの生きた街 1830-1930 年/井出
洋一郎ほか/毎日放送/ 2008 / T708.7-FT-P
*異邦人たちのパリ 1900-2005 /国立新美術館開館記念ポンピドー・センター所蔵作品展/ Jean-Paul Ameline /朝日
新聞社/ 2007 / T708.7-FT-P
*パルマ/イタリア美術、もう一つの都/高梨光正/読売新聞東京本社/ 2007 / T708.7-FT-P
*パリのカフェと画家たち/ "A Paris / Cafes d'artistes et leurs legendes: Montmartre / Montparnasse / et SaintGermain-des-Pres" /読売新聞社文化事業部/読売新聞社/ 1999 / T708.7-FT-Pa
*スイス・ピリッツ/山に魅せられた画家たち/ Bunkamura ザ・ミュージアム/ Bunkamura / 2005 / T708.7-FT-S
*世紀末ヨーロッパ象徴派展/ Symbolisme en Europe / Bunkamura ザ・ミュージアムほか/東京新聞/ 1996 / T708.7-FT-S
*特別展スリランカ/輝く島の美に出会う/東京国立博物館ほか/読売新聞社/ 2008 / T708.7-FT-S
*聖なるかたち/後期ゴシックの木彫と板絵/河口公生ほか/国立西洋美術館/ 1994 / T708.7-FT-Se
*上海―近代の美術/大阪市立美術館ほか/美術館連絡協議会/ 2007.9 / T708.7-FT-Sh
*イタリア・トスカーナ金の宝飾/エトルリアからルネサンスまで/加藤周一ほか/アレッツォ産業経済振興財団/
1991 / T708.7-FT-T
*転換期の作法/ポーランド、チェコ、スロヴァキア、ハンガリーの現代美術/ Jaroslaw Suchan ほか/国立国際美
術館/ 2005 / T708.7-FT-Te
−9−
*東京―ベルリン ベルリン―東京展/森美術館/森美術館/ 2006.1 / T708.7-FT-To
* 20 世紀イタリア美術/東京都現代美術館/東京都現代美術館/ c2001 / T708.7-FT-To
*レボリューション:美術の 60 年代ウォーホルからボイスまで/ Revolution: Art of the Sixties from Warhol to Beuys
/東京都現代美術館/東京都現代美術館/ 1995 / T708.7-FT-To
*印象派はこうして生まれた/アカデミズムからクールベ、マネ、モネ、ルノワール/東武美術館/東武美術館/
1996 / T708.7-FT-To
*トプカプ宮殿の至宝展 オスマン帝国と時代を彩った女性たち/トルコ・イスタンブール歴史紀行/鈴木董/朝日
新聞社/ 2007 / T708.7-FT-To
*ウルビーノのヴィーナス/古代からルネサンス、美の女神の系譜/ファブリツィオ・パオルッチほか/読売新聞東
京本社/ 2008 / T708.7-FT-U
*馬 華麗なる友/馬と人間の美術史/パリ市プッティ・パレ美術館/テレビ東京/ 1999 / T708.7-FT-U
*ヴェルサイユ展/ Fastes de Versailles / Christian Baulez ほか/日本経済新聞社/ 2002 / T708.7-FT-V
*フェルメール「牛乳を注ぐ女」とオランダ風俗画展/アムステルダム国立美術館所蔵/中村俊春/東京新聞/
2007 / T708.7-FT-V
*ナポレオンとヴェルサイユ展/ Napoleon et Versailles / Claire Constans ほか/日本経済新聞社/ 2005 / T708.7-FT-V
*世界遺産ヴェネツィア展/魅惑の芸術−千年の都/東京都江戸東京博物館ほか/東映/ 2011 / T708.7-FT-V
*笑い展/現代アートにみる
「おかしみ」
の事情/片岡真実/森美術館/ 2007.1 / T708.7-FT-Wa
*イタリア彫刻の 20 世紀/ La Scultura Italiana del XX secolo /茨城県立近代美術館ほか/「イタリア彫刻の 20 世紀」
展実行委員会/ 2001 / T712.3-FT-I
*エキレキリ・エブル・アート展/色のシンフォニー/渋谷区立松濤美術館/渋谷区立松濤美術館/ 2010 / T720-FT-E
*エモーショナル・ドローイング/保坂健二朗ほか/東京国立近代美術館/ 2008 / T723-FT-E
*顔 絵画を突き動かすもの/東京国立近代美術館/東京国立近代美術館/ 2000 / T723-FT-Ka
*モネとジヴェルニーの画家たち/アメリカ印象派の始まり/ Katherine M. Bourguignon ほか/西日本新聞社/ 2010 / T723-FT-M
*麗しの女性たち展/ Women of Fashion: French and American Images of Leisure 1880-1920 /島田紀夫/アートライフ
/ 1994 / T723-FT-U
*アジアのキュビズム/境界なき対話/東京国立近代美術館ほか/東京国立近代美術館/ 2005 / T723.2-FT-A
*ブーダンとオンフルールの画家たち/ Boudin et les peintres a Honfleur /木島俊介/東京新聞/ 1996 / T723.3-FT-B
*バーンズ・コレクション展/ Great French Paintings from the Barnes Foundation /高橋明也/読売新聞社/ 1994 / T723.3-FT-B
*モネと印象派/ボストン美術館展/木島俊介/ Bunkamura / 1992 / T723.3-FT-B
*バロック・ロココの絵画/リール市美術館所蔵 ヴェネツィア派からゴヤまで/横浜美術館学芸部/朝日新聞社/
1993 / T723.3-FT-B
*光と闇 華麗なるバロック絵画展/リングリング美術館とボブ・ジョーンズ大学コレクションによる/中村俊春/
東京新聞/ 1997 / T723.3-FT-B
*バルビゾン派の画家たち展/ブルックリン美術館所蔵/井出洋一郎/毎日新聞社/ 1998 / T723.3-FT-B
*コートルード・コレクション展/ Courtauld Collection /千足伸行/日本経済新聞社/ 1997 / T723.3-FT-C
*セザンヌ主義/父と呼ばれる画家への礼讃/横浜美術館ほか/横浜美術館/ 2008 / T723.3-FT-C
*印象派とヨーロッパ近代絵画展/ Masterpieces of Impressionism & European Modernism from the Columbus Museum of
Art /中村隆夫/谷口事務所/ 1993 / T723.3-FT-C
*描かれた馬たち/ペガサスからサラブレッドまで/ Bunkamura ザ・ミュージアム/テレビ東京/ 2000 / T723.3-FT-E
*フォーヴィスムと日本近代洋画/ Fauvism and Modern Japanese Painting /国立近代美術館ほか/東京新聞/ 1992 / T723.3-FT-F
*フランスの肖像/ L'Art du portrait aux XIXe et XXe siecle en France /宇根元了ほか/日本アドヴィザー/ 1994 / T723.3-FT-F
*ファッション in アート展/ Fashion in Art /島田紀夫/神戸新聞社/ 1998 / T723.3-FT-F
*黄金期フランドル絵画の巨匠たち/ Masterpieces of Flanders' Golden Age /森洋子/読売新聞社/ 2001 / T723.3-FT-F
*フランス絵画の 19 世紀/三浦篤/日本経済新聞社/ 2009 / T723.3-FT-F
*冬の国/ムンクとノルウェー絵画/佐藤節子/国立西洋美術館/ 1993 / T723.3-FT-Fu
*[ゴーギャンとポン=タヴァン派]展/ Gauguin et l'Ecole de Pont-Aven /東京新聞/東京新聞/ 1993 / T723.3-FT-G
*ゴッホと風景画/国立ゴッホ美術館、国立メスダッハ美術館所蔵品による/千足伸行/安田火災美術財団/ 1995 / T723.3-FT-G
*芸術と自然/ Le Sentiment de la Nature dans l'art occidental /小池寿子/東京新聞/ 1993 / T723.3-FT-Ge
*印象派・後期印象派展/ Impressionist and Post-Impressionist Masterpieces from Swiss Private Collections /セゾン美
術館ほか/東京新聞/ 1995 / T723.3-FT-I
* Loder Cllection
(ローダー・コレクション) 1 /ターナー・コンスタンブルを中心とした風景画家たち/郡山市立美
術館/郡山市立美術館/ 1993.1 / T723.3-FT-L1
− 10 −
* Loder Cllection
(ローダー・コレクション) 2 /ウィリアム・ブレイクとロマン派/郡山市立美術館/郡山市立美術
館/ 1993.9 / T723.3-FT-L2
*モディリアーニとその時代/ Modigliani et son epoque, Paris 1910-20 /千足伸行/アート・ライフ/ 1997 / T723.3-FT-M
*モネ、ルノワールと印象派の風景/ "Monet / Renoir / and the Impressionist Landscape" /名古屋ボストン美術館/
名古屋ボストン美術館/ 1999 / T723.3-FT-M
*モネ、ルノワールと印象派の画家たち/ "Monet / Renoir et les Impressionnistes" / Rainner Budde ほか/ホワイト PR
/ 1998 / T723.3-FT-M
*イタリアの印象派マッキアイオーリ/ "The Macchiaioli / Italian Masters of Realism" / Francesca Dini /読売新聞社
/ 2009 / T723.3-FT-M
*メルツバッハー・コレクション展/千足伸行/東京新聞/ 2001 / T723.3-FT-M
*コーポレート・アート・コレクション展/モネ、ルノワールからピカソまで/阿部信雄/テモアン/ 1997 / T723.3-FT-Na
*フランス印象派風景絵画/ "Les lumieres de L'impressionnisme: Musee du Petit Palais / Geneve・La Collection Corboud" /
Rainer Budde /ホワイト PR / 1993 / T723.3-FT-P
*ピサロ展/印象派の巨匠とピサロ家の画家たち/千足伸行/読売新聞社/ 1998 / T723.3-FT-P
* ロ ー コ レ ク シ ョ ン:西洋絵画 500 年の巨匠たち展/ Masterpieces from the Rau Collection: from Fra Angelico to
Bonnard /千足伸行ほか/アート・ライフ/ 1999 / T723.3-FT-R
*ルーベンスとその時代展/ウィーン美術大学絵画館所蔵/河合晴生ほか/毎日新聞社/ 2000 / T723.3-FT-R
*レンブラント 彼と師と弟子たち展/ Rembrandt: his Teachers and his Pupils / Bunkamura ザ・ミュージアム/東京
新聞/ 1992 / T723.3-FT-R
*語りかける風景/ストラスブール美術館所蔵/宮澤政男ほか/印象社/ 2010 / T723.3-FT-S
* ITALIAN STILL LIFE PAINTING
(イタリア静物画展)/シルヴァーノ・ローディ・コレクション/井関正昭 / 総合/現
代彫刻センター/ 2001 / T723.3-FT-S
*印象派とフランス近代絵画の系譜/ Development of 19th Century French Art /島田紀夫/印象派とフランス近代絵
画の系譜実行委員会/ 1994 / T723.3-FT-Sh
*カルメン・コレクション展/風景画の輝き 印象派を中心に/読売新聞社文化事業部ほか/読売新聞社/ 1998 / T723.3-FT-T
*フェルメール展/光の天才画家とデルフトの巨匠たち/ランダムハウス講談社ほか/ TBS / 2008 / T723.3-FT-V
*フェルメールからのラブレター展/ Communication: Visualizing the Human Connection in the Age of Vermeer /千足
伸行/朝日放送/ 2011 / T723.3-FT-V
*フェルメール《地理学者》とオランダ・フランドル絵画展/シュテーデル美術館所蔵/ Bunkamura ザ・ミュージアム
ほか/読売新聞社/ 2011 / T723.3-FT-V
* 20 世紀絵画の新大陸:ニューヨーク・スクール/ポロック、デ・クーニング…そして現在/東京都現代美術館ほか
/読売新聞社/ 1997 / T723.5-FT-Ni
*モダン・アート/アメリカン/珠玉のフィリップス・コレクション/ Susan Behrends Frank ほか/読売新聞東京本
社/ 2011 / T723.5-FT-P
*フランス近世素描展/パリ国立美術学校所蔵ポラコヴィッツ・コレクション/高橋明也/国立西洋美術館/ 1992 / T725-FT-F
*イギリス絵本の世界/ The World of English Picture Books / Douglas Martin ほか/光琳社出版/ 1998 / T726.6-FT-I
*ポスター芸術の革命ロシア・アヴァンギャルド展/ステンベルク兄弟を中心に/東京都庭園美術館/東京都歴史文
化財団/ 2001 / T727.6-FT-R
*ホイッスラーからウォーホールまで/ From Whistler to Warhol: A Century of American Printmaking /大森達次ほか
/谷口事務所/ 1999 / T730-FT-Ho
*イタリア・ルネサンスの版画/チューリヒ工科大学版画素描館の収蔵作品による/渡辺晋輔ほか/国立西洋美術館
/ 2007 / T730.8-FT-I
*キアロスクーロ/フリッツ・ルフト・コレクションの所蔵作品による/幸福輝ほか/国立西洋美術館/ 2005 / T733-FT-C
*ドイツ陶芸の 100 年/アール・ヌーヴォーから現代作家まで/金子賢治ほか/朝日新聞社/ 2000 / T751.3-FT-Do
*マイセン磁器の 300 年/国立マイセン磁器美術館所蔵/池田まゆみほか/ NHK プロモーション/ 2011 / T751.3-FT-M
*ジェマイユ展/東武美術館ほか/東武美術館/ 1998 / T751.5-FT-G
その3 「FM」について
*カポディモンテ美術館展/ルネサンスからバロックまで/渡辺晋輔/ TBS テレビ/ 2010 / T708.7-FM-C
* GUGGENHEIM COLLECTION(グッゲンハイム美術館名品展)/ピカソからポロックまで/ソロモン・R.・グッゲンハ
イム美術館/ソロモン・R.・グッゲンハイム美術館/ 1991 / T708.7-FM-G
− 11 −
*エルミタージュ美術館栄光の名画展/ラファエロからピカソまで/奈良県立美術館/奈良県/ 1990 / T708.7-FM-H
*ルーヴル美術館展/古代ギリシア芸術・神々の遺産/薩摩雅登ほか/日本テレビ放送網/ 2006 / T708.7-FM-L
*ルーヴル美術館展/フランス宮廷の美/ Marc Bascou ほか/朝日新聞社/ 2008 / T708.7-FM-L
*ルーヴル美術館特別展/肖像表現の展開/国立西洋美術館/朝日新聞社/ 1991 / T708.7-FM-L
*モデルニテ―パリ・近代の誕生:オルセー美術館展/ La MODERNITE: Collection du Musee d'Orsay /高橋明也ほか
/日本経済新聞社/ 1996 / T708.7-FM-O
*オルセー美術館展/パリのアール・ヌーヴォー/世田谷美術館ほか/読売新聞東京本社/ 2009 / T708.7-FM-O
* オ ル セ ー 美 術 館 展:19 世 紀 芸 術 家 た ち の 楽 園 / Musee d'Orsay: Paradis d'artistes au XIXeme siecle / Caroline
Mathieu ほか/日本経済新聞社/ 2006 / T708.7-FM-O
*国立ロシア美術館展/東京富士美術館ほか/産経新聞社/ 2007 / T708.7-FM-R
*大正シック展/ホノルル美術館所蔵品より/ホノルル美術館東洋美術部 / 企画/国際アート/ 2007 / T708.7-FM-Ta
* Masterpieces from the Collection of the Kunstmuseum Winterthur /スイス発 知られざるヨーロピアン ・ モダンの殿
堂ザ・コレクション・ヴィンタートゥール/宇都宮美術館ほか/読売新聞社/ 2010 / T708.7-FM-W
*ベルリン国立美術館展/古代芸術の顔/中山典夫/朝日新聞社東京本社企画第 1 部/ 1990 / T714-FM-B
*ミルウォーキー美術館所蔵 20 世紀美術の巨匠たち/ 20th-Century Masters from the Milwaukee Art Museum /阿部 信雄/「ミルウォーキー美術館所蔵 20 世紀美術の巨匠たち」展カタログ委員会/ 1994 / T723-FM-M
*ボイマンス美術館展/ The Boymans Masterpieces Exhibition /セゾン美術館/セゾン美術館/ 1993 / T723.3-FM-B
*ボイマンス美術館展/バベルの塔をめぐって/セゾン美術館/セゾン美術館/ 1993 / T723.3-FM-B
*ベルギー王立美術館展/読売新聞東京本社文化事業部/読売新聞東京本社/ 2006 / T723.3-FM-B
*ボルゲーゼ美術館展/ Galleria Borghese / Claudio Massimo Strinati ほか/ NHK / 2009 / T723.3-FM-B
*ウィンスロップ・コレクション/フォッグ美術館所蔵 19 世紀イギリス・フランス絵画/喜多崎親ほか/東京新聞/
2002 / T723.3-FM-F
*南仏プロヴァンスの女神たち/グラネ美術館展/ Denis Coutagne /ホワイト PR / 1999 / T723.3-FM-G
*エルミタージュ美術館展/フランス バロック・ロココ絵画/エルミタージュ美術館展実行委員会/エルミタージュ
美術館展実行委員会/ 1994 / T723.3-FM-H
*エルミタージュ美術館展/ 19-20 世紀フランス絵画/エルミタージュ美術館展実行委員会/エルミタージュ美術館
展実行委員会/ 1995 / T723.3-FM-H
*エルミタージュ美術館展/ 16-19 世紀スペイン絵画/エルミタージュ美術館展実行委員会/エルミタージュ美術館
展実行委員会/ 1996 / T723.3-FM-H
*エルミタージュ美術館展/ 17 世紀オランダ・フランドル絵画/エルミタージュ美術館展実行委員会/エルミター
ジュ美術館展実行委員会/ 1992 / T723.3-FM-H
*大エルミタージュ美術館展/いま甦る巨匠たち 400 年の記憶/千足伸行/日本テレビ放送網/ 2006 / T723.3-FM-H
*アイルランド国立美術館名品展/ Titian to Delacroix: Master European Paintings from The National gallery fo Ireland
/千足伸行/東京新聞/ 1993 / T723.3-FM-I
*ルーヴル美術館展/ 19 世紀フランス絵画 新古典主義からロマン主義へ/ルーヴル美術館ほか/日本テレビ放送網
/ 2005 / T723.3-FM-L
*ルーヴル美術館展/ 17 世紀ヨーロッパ絵画/国立西洋美術館ほか/日本テレビ放送網/ 2009 / T723.3-FM-L
* 18 世紀フランス絵画のきらめきルーヴル美術館展/ロココから新古典派へ/大野芳材/読売新聞社/ 1997 / T723.3-FM-L
*ルーヴル美術館 200 年展/ Exposition du Bicentenaire du Musee du Louvre /横浜美術館ほか/日本経済新聞社/
1993 / T723.3-FM-L
*メトロポリタン美術館展/ピカソとエコール・ド・パリ/木島俊介/読売新聞東京本社/ 2002 / T723.3-FM-M
*オルレアン美術館展/ロココからエコール・ド・パリまで/オルレアン美術館ほか/読売新聞社/ 1999 / T723.3-FM-O
*パリ・オランジェリー美術館展/ジャン・ヴァルテル&ポール・ギョームコレクション/木島俊介/ NTV / 1998 / T723.3-FM-O
*オルセー美術館展 2010
「ポスト印象派」/ Post-impressionnisme: 115 chefs-d'uvre de la collection du Musee d'Orsay /
国立新美術館ほか/日本経済新聞社/ 2010 / T723.3-FM-O
*プーシキン美術館展/シチューキン・モロゾフ・コレクション/三浦篤/朝日新聞社/ 2005 / T723.3-FM-P
*プラハ国立美術館展/ルーベンスとブリューゲルの時代/ Bunkamura ザ・ミュージアムほか/ホワイトインターナ
ショナル/ 2007 / T723.3-FM-P
*パリ市近代美術館展/ De Picasso a Soulages: un choix dans les collection du Museed'Art Moderne de la Paris /千足 伸行/アート・ライフ/ 1999 / T723.3-FM-P
*フィラデルフィア美術館展/印象派と 20 世紀の美術/井出洋一郎ほか/読売新聞東京本社/ 2007 / T723.3-FM-P
*スウェーデン国立美術館展/ Collection of the Nationalmuseum, Stockholm /世田谷美術館/毎日新聞社/ 1988 / T723.3-FM-S
− 12 −
*スコットランド国立美術館展/ Masterpieces from The National Galleries of Scotland /谷哲夫ほか/毎日新聞社/
2005 / T723.3-FM-S
*忘れえぬロシア/国立トレチャコフ美術館展/宮澤政男ほか/アートインプレッション/ 2009 / T723.3-FM-T
*ウフィツィ美術館自画像コレクション/巨匠たちの「秘めた素顔」1664-2010 /小佐野重利ほか/朝日新聞社/
2010 / T723.3-FM-U
*ワシントン・ナショナル・ギャラリー展/印象派・ポスト印象派奇跡のコレクション/日本テレビ放送網ほか/日
本テレビ放送網/ 2011 / T723.3-FM-W
*ウィーン美術史美術館所蔵 静物画の秘密展/ Stillleben aus der Gemaldegalerie des Kunsthistorischen Museums Wien
/国立新美術館ほか/東京新聞/ 2008 / T723.3-FM-W
*ワシントン・ナショナル・ギャラリー展/ Masterpieces from The National Gallery of Art, Washington /読売新聞社
文化事業部ほか/読売新聞社/ 1999 / T723.3-FM-W
その4 「JP」について
*渡辺力/リビング・デザインの革新/東京国立近代美術館/東京国立近代美術館/ 2006 / T501.8-JP-Wa
*柳宗理/生活のなかのデザイン/柳宗理/東京国立近代美術館/ 2007 / T501.8-JP-Ya
*黒川紀章展/機械の時代から生命の時代へ/東通エィジェンシー/黒川紀章展実行委員会/ 2007 / T521.6-JP-Ku
*吉村順三建築展/建築家吉村順三の作品とその世界/新建築社/新建築社/ 2005 / T521.6-JP-Yo
*藤田嗣治展 LEONARD FOUJITA /生誕 120 年 パリを魅了した異邦人/尾崎正明ほか/ NHK / 2006 / T708.7-JP-Fu
*藤島武二展/ブリヂストン美術館開館 50 周年記念/貝塚健ほか/石橋財団ブリヂストン美術館/ 2002 / T708.7-JP-Fu
*船越桂 夏の邸宅/アール・デコ空間と彫刻、
ドローイング、
版画/東京都庭園美術館/東京都庭園美術館/ 2008 / T708.7-JP-Fu
*仏教伝来の道 平山郁夫と文化財保護/文化財保護法制定 60 周年記念/東京国立博物館ほか/ NHK / 2011.1 / T708.7-JP-Hi
*池田満寿夫展 MASUO IKEDA /北海道立近代美術館ほか/産経新聞社/ 2000 / T708.7-JP-I
*イケムラレイコうつりゆくもの/中村麗子ほか/東京国立近代美術館/ 2011.8 / T708.7-JP-I
*小松均展/大自然の魂を描く 孤高の画仙人/田中日佐夫/東日本鉄道文化財団/ 1996 / T708.7-JP-Ko
*宮崎進展/よろこびの歌を唄いたい
(I want to sing songs of joy)
/横浜美術館学芸部/横浜美術館/ 2002 / T708.7-JP-Mi
*中村宏 図画事件 1953-2007 /東京都現代美術館/東京新聞/ 2007 / T708.7-JP-Na
*野田裕示/絵画のかたち 絵画の姿/国立新美術館/国立新美術館/ 2012 / T708.7-JP-No
*世田谷時代 1946-1954 の岡本太郎/戦後復興期の再出発と同時代人たちとの交流 2/世田谷美術館/世田谷美術
館/ 2007 / T708.7-JP-O
* OSCAR OIWA: The dreams of a Sleeping World
(大岩オスカール:夢みる世界)
/東京都現代美術館ほか/美術館連絡
協議会/ 2008 / T708.7-JP-O
*生誕 100 年 岡本太郎展/東京国立近代美術館/ NHK プロモーション/ 2011 / T708.7-JP-O
*幻想のコレクション芝川照吉/劉生、達吉、柏亭らを支えたもう一つの美術史/渋谷区立松濤美術館/渋谷区立松
濤美術館/ 2005 / T708.7-JP-Sh
*宇治山哲平展/絵に遊び、絵に想う/東京都庭園美術館/東京都庭園美術館/ 2006 / T708.7-JP-U
*宇治山哲平展/絵に遊び、絵に想う/東京都庭園美術館/東京都庭園美術館/ 2006 / T708.7-JP-U
*冒険王・横尾忠則! TADANORI YOKOO BE ADVENTUROUSRES! /高田直裕
(世田谷美術館学芸員)ほか/国書刊行
会/ 2008 / T708.7-JP-Yo
*小谷元彦幽体の知覚/ 1997-2010 /小谷元彦/美術出版社/ 2010.12 / T710.8-JP-O
*堀内正和/渋谷区立松濤美術館開館 5 周年記念特別展/渋谷区立松濤美術館/渋谷区立松濤美術館/ 1986 / T712.1-JP-Ho
*特別陳列 脇田愛二郎/渋谷区立松濤美術館/渋谷区立松濤美術館/ 1986 / T712.1-JP-Wa
* TOKUO TEZUKA /退任記念 手塚登久夫展/東京藝術大学美術学部/東京藝術大学大学美術館/ 2005.1 / T714-JP-Te
*ある造形家の足跡 : 佐藤忠良展/彫刻から素描・絵本原画まで :1940-2009 /佐藤忠良/世田谷美術館/ 2010 / T715-JP-Sa
*河口龍夫展 1 /言葉・時間・生命/大谷省吾ほか/東京国立近代美術館/ 2009 / T719-JP-Ka
*川俣正<通路>/川俣正/美術出版社/ 2008.2 / T719-JP-Ka
*野村仁/変化する相 - 時・場・身体/野村仁/国立美術館国立新美術館/ 2009 / T719-JP-No
*靉光展/生誕 100 年/大谷省吾ほか/毎日新聞社/ 2007 / T720.8-JP-A
*けとばし山のおてんば画家大道あや展/生誕 100 年記念/谷亜紀ほか/中日新聞社/ 2008 / T720.8-JP-Da
*稲垣仲静・稔次郎兄弟展/京都国立近代美術館ほか/京都国立近代美術館ほか/ 2010 / T721-JP-I
*画文集 彩画歳詞/岩澤重夫 / 著/白石画廊/ 1993.11 / T721-JP-I
*森田曠平展/横浜美術館学芸部/横浜美術館/ 1998 / T721-JP-Mo
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*荒井孝展/福島文靖ほか/宇都宮美術館/ 2011 / T721.9-JP-A
*平山郁夫/祈りの旅路/尾 正明ほか/読売新聞東京本社/ 2007 / T721.9-JP-Hi
*東山魁夷展/生誕 100 年/尾崎正明ほか/日本経済新聞社/ 2008 / T721.9-JP-Hi
*東山魁夷展/パリ展帰国記念/日本経済新聞社/日本経済新聞社/ 2000 / T721.9-JP-Hi
*熱き挑戦/片岡球子の全像展/横浜美術館学芸部/横浜美術館/ 2000 / T721.9-JP-Ka
*加山又造展/東京国立近代美術館/日本経済新聞社/ 1998 / T721.9-JP-Ka
*加山又造屏風絵展/朝日新聞東京本社/朝日新聞東京本社/ 1994 / T721.9-JP-Ka
*中村岳陵展/回顧展 没後 30 年/中村渓男ほか/朝日新聞社/ 1999 / T721.9-JP-Na
*日本画壇の風雲児 中村正義/新たなる全貌/名古屋市美術館/中日新聞社/ 2011 / T721.9-JP-Na
*小倉遊亀展 Yuki Ogura:A Retrospective /東京国立近代美術館ほか/朝日新聞社ほか/ 2002 / T721.9-JP-O
*田中一村の世界/孤高・異端の日本画家/ NHK 出版/ NHK 出版/ 1995 / T721.9-JP-Ta
*髙山辰雄展/画業 70 年記念/尾崎正明/日本経済新聞社/ 2000 / T721.9-JP-Ta
*横山大観展/東武美術館/東武美術館/ 1994 / T721.9-JP-Yo
*没後 50 年 横山大観/新たなる伝説へ/国立新美術館ほか/国立新美術館/ 2008 / T721.9-JP-Yo
*横山操展/東京国立近代美術館/毎日新聞社/ 1999 / T721.9-JP-Yo
*高野コレクション浅井忠/東京国立博物館所蔵 没後 100 年記念図録/山梨絵美子/ NHK プロモーション/
2005 / T723.1-JP-A
*麻生三郎展/大谷省吾/東京国立近代美術館/ 2010 / T723.1-JP-A
*海老原喜之助展/その生涯と作品/鹿児島市立美術館ほか/鹿児島市立美術館/ 1990.9 / T723.1-JP-E
*福沢一郎展/生誕 90 年 時代を飛翔する画想/群馬県立近代美術館ほか/群馬県立近代美術館/ 1988 / T723.1-JP-Fu
*長谷川利行/歿後 60 年/神奈川県立近代美術館ほか/東京新聞/ 2000 / T723.1-JP-Ha
*岩田幸枝画集/ Sachie Iwata /岩田幸枝/ 2006.12 / T723.1-JP-I
*池口史子展/静寂の次/渋谷区立松濤美術館/渋谷区立松濤美術館/ 2008 / T723.1-JP-I
*特別展 石垣栄太郎/渋谷区立松濤美術館/渋谷区立松濤美術館/ 1988 / T723.1-JP-I
*清原啓一/遊鶏の賦/渋谷区立松濤美術館/渋谷区立松濤美術館/ 2007 / T723.1-JP-Ki
*清原啓一/遊鶏の賦/渋谷区立松濤美術館/渋谷区立松濤美術館/ 2007 / T723.1-JP-Ki
*小磯良平展/偉大な業績をしのぶ/神戸市立小磯記念美術館ほか/読売新聞社/ 1997 / T723.1-JP-Ko
*大正の鬼才河野通勢/新発見作品を中心に/土方明司ほか/美術館連絡協議会/ 2008 / T723.1-JP-Ko
*特別展 小堀四郎/渋谷区立松濤美術館/渋谷区立松濤美術館/ 1986 / T723.1-JP-Ko
*特別展 久保守/渋谷区立松濤美術館/渋谷区立松濤美術館/ 1997 / T723.1-JP-Ku
*松井叔生 近作展/松井叔生/美工出版/ 1999.11 / T723.1-JP-Ma
*特別展 前田寛治/渋谷区立松濤美術館/渋谷区立松濤美術館/ 1988 / T723.1-JP-Ma
*ガランスの悦楽 没後 90 年 村山槐多/渋谷区立松濤美術館/渋谷区立松濤美術館/ 2009 / T723.1-JP-Mu
*没後 50 年水彩画の革新者 中西利雄展/茨城県近代美術館/茨城県近代美術館/ 1997 / T723.1-JP-Na
*中西夏之新作展/絵画の鎖・光の森/光田由里/渋谷区立松濤美術館/ 2008 / T723.1-JP-Na
*中西夏之展/白く、強い、目前、へ/東京都現代美術館/東京都現代美術館/ 1997 / T723.1-JP-Na
*岡鹿之助展/生誕 100 年記念/東京国立近代美術館ほか/日本経済新聞社/ 1998 / T723.1-JP-O
*岡田菊惠 画業 60 年のあゆみ/色彩と空間/渋谷区立松濤美術館/渋谷区立松濤美術館/ 2010 / T723.1-JP-O
*佐伯祐三展/日本経済新聞社/日本経済新聞社/ 1997 / T723.1-JP-Sa
*須田国太郎展/須田国太郎/京都国立近代美術館/ 2005 / T723.1-JP-Su
*牛島憲之 至高なる静謐/開館 30 周年記念特別展/味岡義人/渋谷区立松濤美術館/ 2011 / T723.1-JP-U
*和田義彦展/ドラマとポエジーの画家/三重県立美術館/読売新聞社/ 2005 / T723.1-JP-Wa
*横尾忠則 森羅万象/ Tadanori Yokoo All Things in the Universe /南雄介(東京都現代美術館)
ほか/美術出版社/
2002 / T723.1-JP-Yo
*吉原治良展/生誕 100 年記念/大阪市立近代美術館建設準備室/朝日新聞社/ 2005 / T723.1-JP-Yo
*秋岡芳夫展/モノへの思想と関係のデザイン/降旗千賀子/目黒区美術館/ 2011.1 / T727-JP-A
*早川良雄/“顔”と“形状”/東京国立近代美術館/東京国立近代美術館/ 2010 / T727-JP-Ha
*版画家 池田満寿夫の世界展/黒田コレクションから/東京都美術館ほか/日本経済新聞社/ 2002 / T730-JP-I
*吹田文明展/ Fumiaki Fukita: Woodcut Print Exhibition /村上由美ほか/世田谷美術館/ 2006 / T733-JP-Fu
*今純三・和次郎とエッチング作家協会/採集する風景/銅版画と考現学の出会い/渋谷区立松濤美術館/渋谷区立
松濤美術館/ 2001 / T735-JP-Ko
*志村博がシルクスクリーンと映像で綴る 「遙かなるグランチェスター・メドー」/ケンブリッジ大学創立 800 年記
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念/勝井三雄ほか/渋谷区立松濤美術館/ 2010 / T737-JP-Sh
*安齋重男の“私・写・録”1970-2006 /国立新美術館/国立新美術館/ 2007 / T748-JP-A
*岩井敏写真展 マスケラの夢/ヴェネツィア/渋谷区立松濤美術館/渋谷区立松濤美術館/ 2008 / T748-JP-I
*魚住誠一写真展ブロムオイルの美学/ SEIICHI UOZUMI 1920's-1930's /渋谷区立松濤美術館/渋谷区立松濤美術館/
2010 / T748-JP-U
*栄木正敏のセラミック・デザイン/リズム & ウェーブ/東京国立近代美術館/東京国立近代美術館/ 2011 / T751.1-JP-Sa
* '85 竹中浩/竹中浩/壺中居/ 1985 / T751.1-JP-Ta
*ガラス 高橋禎彦展/ Takahashi Yoshihiko goes to the Glass /東京国立近代美術館/東京国立近代美術館/
2011 / T751.5-JP-Ta
*畠山耕治展/青銅の意識/諸山正則 / 著/株式会社高島屋/ 2005 / T756-JP-Ha
その5 「JT」について
*あかり / 光 / アート/松下電工汐留ミュージアム/松下電工汐留ミュージアム/ 2007.12 / T383.9-JT-A
*建築がうまれるとき/ペーター・メルクリと青木淳/保坂健二朗/東京国立近代美術館/ 2008 / T520-JT-Ke
*建築はどこにあるの?/ 7 つのインスタレーション/三輪健仁ほか/東京国立近代美術館/ 2010 / T521-JT-Ke
*メタボリズムの未来都市/戦後日本・今甦る復興の夢とビジョン/広瀬麻美ほか/新建築社/ 2011.9 / T523.1-JT-Me
*アーティスト・ファイル 2010 現代の作家たち ファイル 018 /福田尚代/国立新美術館/国立新美術館/ 2010 / T706.9-JT-Ko018
*アーティスト・ファイル 2010 現代の作家たち ファイル 019 /石田尚志/国立新美術館/国立新美術館/ 2010 / T706.9-JT-Ko019
*アーティスト・ファイル 2010 現代の作家たち ファイル 020 /桑久保徹/国立新美術館/国立新美術館/ 2010 / T706.9-JT-Ko020
*アーティスト・ファイル 2010 現代の作家たち ファイル 021 / Aernout Mik /国立新美術館/国立新美術館/
2010 / T706.9-JT-Ko021
*アーティスト・ファイル 2010 現代の作家たち ファイル 022 /南野馨/国立新美術館/国立新美術館/ 2010 / T706.9-JT-Ko022
*アーティスト・ファイル 2010 現代の作家たち ファイル 023 / O Jun /国立新美術館/国立新美術館/ 2010 / T706.9-JT-Ko023
*アーティスト・ファイル 2010 現代の作家たち ファイル 024 /斎藤ちさと/国立新美術館/国立新美術館/ 2010 / T706.9-JT-Ko024
* DOMANI・明日展 2010 /未来を担う美術家たち〈文化庁芸術家在外研修の成果〉/アート・ベンチャー・オフィス・
ショウ/文化庁/ 2010.12 / T708.7-JT-Bu
*ヘミングウェイが愛した街/ Paris est une fete: les annees 1920 /中村隆夫/毎日放送/ 2007 / T708.7-JT-H
*迷宮美術館/コレクター砂盃富男が見た 20 世紀美術/群馬県立近代美術館ほか/群馬県立近代美術館/ 2006 / T708.7-JT-I
*「北大路魯山人と岡本家の人びと」展/川崎市岡本太郎美術館/川崎市岡本太郎美術館/ 2005.1 / T708.7-JT-Ki
*陰影礼讃/国立美術館コレクションによる/国立新美術館ほか/国立美術館/ 2010 / T708.7-JT-Ko
*医学と芸術/生命と愛の未来を探る ダ・ヴィンチ、応挙、デミアン・ハースト/森美術館/平凡社/ 2009.12 / T708.7-JT-Mo
*「六本木クロッシング 2007:未来への躍動」展/荒木夏実ほか/森美術館/ 2007 / T708.7-JT-Mo
*万華鏡の視覚/ティッセン・ボルネミッサ現代美術財団コレクションより/荒木夏実ほか/森美術館/ 2009.4 / T708.7-JT-Mo
*日展 100 年/ The 100th Anniversary of NITTEN /国立新美術館ほか/日本経済新聞社/ 2007 / T708.7-JT-Ni
*日本の美術館名品展/美連協 25 周年記念/東京都美術館/美術館連絡協議会/ 2009 / T708.7-JT-Ni
*屋上庭園/関直子ほか著/東京都現代美術館/ 2008 / T708.7-JT-O
*パラオ ふたつの人生/鬼才・中島敦と日本のゴーギャン・土方久功展/橋本善八ほか/世田谷美術館/ 2007 / T708.7-JT-Pa
*プリミティヴィズムの系譜/収蔵品を中心として/世田谷美術館/世田谷美術館/ 1993 / T708.7-JT-Se
*渋谷ユートピア 1900-1945 /開館 30 周年記念特別展/渋谷区立松濤美術館/渋谷区立松濤美術館/ 2011 / T708.7-JT-Sh
*スキン+ボーンズ/ 1980 年代以降の建築とファッション/国立新美術館/国立新美術館/ 2007 / T708.7-JT-Su
*区長賞創設 30 周年記念 台東区コレクション展/台東区文化産業観光部 文化振興課/台東区文化産業観光部文化
振興課/ 2012.8 / T708.7-JT-Ta
* DOCUMENTS 2001-2002 / Ceramics Glass Metal Graduation Works 2001-2002 /多摩美術大学工芸学科/多摩美術大
学/ 2002 / T708.7-JT-Ta
*庭園植物記/東京都庭園美術館/東京都庭園美術館/ 2005 / T708.7-JT-Te
* MOT アニュアル 2007 /等身大の約束/米崎清実ほか/東京都現代美術館/ 2007 / T708.7-JT-To
* MOT アニュアル 2008 /解きほぐすとき/西川美穂子/東京都現代美術館/ 2008 / T708.7-JT-To
*開館 30 周年記念展 2 工芸の力/ 21 世紀の展望/東京国立近代美術館/東京国立近代美術館/ 2007 / T708.7-JT-To
*異界の風景 Views of IKAI 2009 /東京藝大油画科の現在と美術資料/
「異界の風景」展 実行委員会/東京藝術大学
/ 2009.1 / T708.7-JT-To
*日本の美術 1964 / 1964:A TURNING POINT IN JAPANESE ART /東京都現代美術館/東京都現代美術館/ 1996 / T708.7-JT-To
− 15 −
*揺らぐ近代 日本画と洋画のはざまに/東京国立近代美術館/東京国立近代美術館/ 2006 / T708.7-JT-To
* Art of our time /高松宮殿下記念世界文化賞/上野の森美術館/上野の森美術館/ 2008 / T708.7-JT-U
*野外彫刻の祭典/ 20 世紀の巨匠たち/東京都現代美術館/日本経済新聞社/ 1996 / T710.8-JT-Ya
*日本彫刻の近代/東京国立近代美術館企画/淡交社/ 2007.8 / T712.1-JT-Ni
*藝大生の自画像/四八〇〇点の卒業制作/河邑厚徳/日本放送出版協会/ 2007.8 / T720.2-JT-Ge
* No Border 「日本画」
から 「日本画」
へ/ MOT アニュアル 2006 /加藤弘子ほか/東京都現代美術館/ 2006 / T721.9-JT-N
*「現代日本絵画の展望」展/松田重昭ほか/東日本鉄道文化財団/ 1999 / T723.1-JT-Ge
*白樺派と美術 The Art of Shirakaba Group /武者小路実篤、岸田劉生と仲間たち/読売新聞文化事業部/読売新聞
社/ 1999 / T723.1-JT-Sh
*パリへ 洋画家たち百年の夢/新関公子/新関公子/ 2007 / T723.1-JT-Sh
*現代絵画の展望 24 の時の瞳/東京ステーションギャラリー/東日本鉄道文化財団/ 2011 / T723.1-JT-To
*ぬぐ絵画 日本ヌード 1880-1945 /蔵屋美香/東京国立近代美術館/ 2011.11 / T723.1-JT-To
*近代洋画の巨匠大家展/ヨーロッパ・日本の代表作家による/東急百貨店/東急百貨店/ 1987 / T723-JT-Ki
*特別展 現代日本の水彩表現/にじみ ぼかし 重ね 線/渋谷区立松濤美術館/渋谷区立松濤美術館/ 2002 / T724.4-JT-Sh
*特別展 大正・昭和の水彩画/蒼原会の画家を中心に/渋谷区立松濤美術館/渋谷区立松濤美術館/ 1995 / T724.4-JT-Sh
* 20 世紀版画の軌跡展/丸井コレクション ピカソ、マティス、ウォーホル、ホックニー…/千足伸行/安田火災美
術財団/ 2001 / T730.8-JT-Ma
*特別展 松濤美術館 現代の版画 1987 /渋谷区立松濤美術館/渋谷区立松濤美術館/ 1987 / T730-JT-Sh
*世界現代ガラス展/北海道立近代美術館/朝日新聞社/ 1994 / T751.5-JT-Ho
*イタリアのガラス 1930-1970 /北海道立近代美術館/北海道新聞社/ 1998 / T751.5-JT-I
*近代日本のガラス工芸/明治初期から現代まで…/東京国立近代美術館/東京国立近代美術館/ 1982 / T751.5-JT-Ki
*栄光のヴェネチアン・グラス展/水の都の炎の芸術/アン・シュヴァリエほか/リエージュ市立考古学装飾美術博
物館/ 1999 / T751.5-JT-V
*あこがれのヴェネチアン・グラス/時を超え、海を越えて/サントリー美術館/サントリー美術館/ 2011 / T751.5-JT-V
*和ガラス/粋なうつわ、遊びのかたち/サントリー美術館/サントリー美術館/ 2010 / T751.5-JT-Wa
*江戸の幟旗/庶民の願い・絵師の技/渋谷区立松濤美術館/渋谷区立松濤美術館/ 2009.7 / T753.2-JT-E
*ジュエリーの今/変貌のオブジェ/東京国立近代美術館/東京国立近代美術館/ 2006 / T755.3-JT-Ju
その6 「JM」について
*西武美術館・セゾン美術館の活動/ 1975-1999 /セゾン美術館・制作/セゾン美術館/ 1999 / T706.9-JM-Se
*ルドンとその周辺―夢みる世紀末/岐阜県美術館所蔵/山本敦子ほか/中日新聞社/ 2011 / T708.7-JM-Gi
* 20 世紀美術探検/アーティストたちの三つの冒険物語/国立新美術館/国立新美術館/ 2007 / T708.7-JM-Ko
*三菱が夢見た美術館/岩崎家と三菱ゆかりのコレクション/阿佐美淑子ほか/三菱一号館美術館/ 2010.8 / T708.7-JM-Mi
* NHK 日曜美術館 30 年展/名品と映像でたどる、とっておきの美術案内/ NHK / NHK / 2006 / T708.7-JM-N
*モダン・パラダイス/大原美術館+東京国立近代美術館 東西名画の饗宴/中村和雄ほか/日本経済新聞社/
2006 / T720-JM-O
− 16 −
阿部謹也の本を読むと、中世ヨーロッパ庶
民の息づかいが伝わってくる。権力の継承を
になるのがピーター・ブリューゲル
︵1525
メルンの笛吹き男
伝説とその世界﹄︵197
4年、平凡社︶という本があり、たぶんこれ
時代の街の雰囲気はもちろん、遊郭の雰囲気
﹁ 文 化 史 ﹂ と は い え な い と 思 う。 つ ま り 江 戸
ば少しは我慢できるのだが、とてもこれでは
﹃遊女の文化史 ハレの女たち﹄︵1987年、
中公新書︶で、これが﹁遊女の文学史﹂なら
正反対の本が、佐伯順子︵1961年∼︶の
ういうものだと思う。文化史と銘打ちながら
マ?︶とは一線を画している。文化史とはこ
立場、彼が学んでのちに在籍したケンブリッ
し、唯一の神だけとするユニテリアンという
ニュートンが異端︵正統的な三位一体を否定
界 で の 異 端 の 匂 い を 感 じ た。 の ち に、 あ の
に惹かれていて、この絵からはキリスト教世
の 絵、 と く に﹁ 快 楽 の 園︵ 悦 楽 の 園 ︶﹂ に 興
ムス・ボス︵1450年ころ∼1516年︶
ただ、私がブリューゲルの絵を見始めたの
はまったく違う動機で、もともとはヒエロニ
/1530年∼1569年︶だと思う。
を読んで、私は中世ヨーロッパ史というか、
すら伝わってこないのだ。まあ、歴史研究者
ジ大学のトリニティ・カレッジ︵三位一体大
詳述する歴史︵端的な例がNHKの大河ドラ
その時代に生きた庶民の生活というか、もう
と文学研究者の視点の違いがあるので、やむ
学︶の立脚点とは正反対だったらしいことも
ブリューゲル
中世の香り
少しいうと中世庶民の思い・考え方に興味を
を得ないかもしれない。私は、宮沢賢治︵1
知って少し嬉しかった︶
、そのつながりでブ
ニに示した、﹁地理と歴史の辞典﹂のように、
期形︶に出てくるブルカニロ博士がジョバン
ニウスの誘惑﹂や﹁大きな魚は小さな魚を食
象に残ったブリューゲルの絵は、﹁聖アント
リューゲルという順だった。だから最初に印
阿部謹也︵1935年∼︶の出世作に﹃ハー
理科︵地学 ︶ 山賀
進
持ったと思う。そして、こういう歴史の記述
896年∼1933年︶の﹃銀河鉄道の夜﹄︵初
は小樽商科大学で教授になったばかりの新進
その時代時代の人たちの息吹、そして彼らの
世界観がわかるようなものがあるといいなと
た。実際、ブリューゲルはその他の版画でも
う﹂のようなボスを連想されるような絵だっ
でも仲がよかったらしい。また、網野善彦の
が阿部謹也だとすると、本人がそう意図した
ともかく、現在から過去を振り返り、文字
によって中世ヨーロッパの香りを復元したの
に残っているものはあまりない。たとえば、
てしまったりする。だから正直いって、印象
くに外国の街に行くと、思わず美術館に入っ
− 17 −
味があり︵高校生の頃からさまざまな﹁異端﹂
の仕方もあることを知った。当時の阿部謹也
年近い昔のことに
気鋭の学者だった︵のちに母校の一橋大に移
なってしまった。彼の本は、日本史では網野
思っている。理系の本でこれに成功している
ボスのキャラクタを︵勝手に?︶使ったりし
る︶。振り返ると、もう
善彦︵1924年∼2004年︶みたいな感
かもしれないのは、山本義隆︵1941年∼︶
ている。
じで︵彼の最初のヒット作は﹃無縁・公界・
世 紀 文 化 革 命 ﹄︵ 2 0 0 7 年、 み す ず
の﹃
東大生時代の活動や人脈は、それはそれで大
かどうかは別として、当時の一般社会の雰囲
私はとくに芸術系に関心があるわけではな
い︵ 自 然 系 の 方 が 好 き だ ︶。 し か し 旅 行、 と
変に興味深いものがあるが、ここでは関係な
いので割愛する。
いま絶大な人気があるらしいフェルメールの
書房︶などの一連の科学史だろう。
16
気を、その時代の画家として絵で伝えたこと
始めたのかはわからないが、二人は実生活上
平凡社︶
︶
、どちらが先に﹁庶民史﹂の研究を
楽︱︱日本中世の自由と平和﹄
︵1978年、
40
ツハウス美術館︵それほど混んではいなかっ
グに行ったときに、何気なく入ったマウリッ
﹁真珠の耳飾りの少女﹂も、オランダのハー
展示場所を目指した。
かったので、これだけを目的にまずこの絵の
ンのプラド美術館では限られた時間しかな
この展覧会は﹁版画展﹂なので、カタログ
には少し暗い印象の版画しか載せられていな
いが、同じような構図で色がつけられたもの
服や食べ物の感じもよくわかるし、ハレの日
︵ 彩 色 画 ︶ も あ る。 色 が つ け ら れ て い る と、
ばかりではなく日常生活まで、
当時の庶民︵農
た︶で実物をゆっくり見たはずだが、まった
写真で実際に見たことを確認する始末だった
民︶たちの楽しい雰囲気も伝わってくる。図
書館にはブリューゲルの画集︵やブリューゲ
− 18 −
ルの絵が載っている画集︶が何冊かあるので、
こちらも見てほしい。
野外の農民の婚礼の踊り(版画)
︵外国の美術館は写真撮影OKのところが多
い ︶。 だ が、 ボ ス の﹁ 快 楽 の 園 ﹂ は、 ス ペ イ
/読売新聞
Bunkamura
社︶では、﹁第Ⅵ章
民衆文化や民話への共感﹂
にまとめられているようなものである。
画展﹄︵2010年、
寄贈された美術展カタログ﹃ブリューゲル版
たとえば、今回故田中元理事長のご遺族から
た 違 う 目 で ブ リ ュ ー ゲ ル を 見 る よ う に な る。
閑話休題。その後、上記のように中世ヨー
ロッパの庶民に興味を持つようになると、ま
大きな魚は小さな魚を食う(ブリューゲル)
く印象に残っておらず、あとで自分で撮った
快楽の園(ボス)
人類根源の問い
を彷彿させるような鮮やかな色ではないとい
に想像を膨らませている、﹁南洋の楽園の島﹂
のまま︵139・1㎝×374・6㎝の大作︶
味もあったし、なによりも本物をその大きさ
変えたが︶ゴーギャンに敬意を表すという意
て実物を見て、この展覧会は行っておいてよ
で見てみたいという気があったからだ。そし
うことだけだが。
しかし唯一の例外、彼の絵で気になるのは、
﹁我々はどこから来たのか
我々は何者か
我々はどこへ行くのか﹂だ。まずその題名に
︵ 2 0 0 9 年、 国 立 近 代 美 術 館 / N H K ︶ の
端的に表したものだと思う。そしてこれは、
類個々人みんなが持っている根源的な問いを
は何者か
我々はどこへ行くのか﹂は、ゴー
ギャン個人の苦悩の表現のみならず、我々人
かったと思った。
絵の題名、﹁我々はどこから来たのか
我々
カタログに、ゴーギャン自身が語ったこの絵
惹かれる。絵そのものの解説は、故田中元理
を描いた動機、さらに専門家によるこの絵の
﹁自分はどう生きるか﹂という問いかけにも
事 長 の ご 遺 族 が 寄 贈 さ れ た﹃ ゴ ー ギ ャ ン 展 ﹄
部分部分の解説もあるので、興味があればこ
なっているはずだ。
かつては﹁神話・宗教﹂がこの答えだったは
これを自覚している科学者は多い︶
。つまり、
上 の カ タ ロ グ ば か り か、 ク リ ア フ ァ イ ル や
興 福 寺 の﹁ 阿 修 羅 ﹂ は 見 に 行 か な か っ た ︶、
時期に上野の国立博物館で公開された奈良・
催された﹁ゴーギャン展﹂には行って︵同じ
あまり美術展などには動かない私も、20
09年の秋、竹橋の東京国立近代美術館で開
だが、科学はその答えを見いだすことがで
確認する、その試行錯誤が科学だと思う。
全歴史を組み立る、その中での人類の位置を
地球、物質と生命の仕組みを解読して宇宙の
なってしまう。確たる証拠に基づいて宇宙と
を許さない﹁神話・宗教﹂では満足できなく
せっかくのタヒチというイメージにそぐわな
い気がするからだ。とはいっても、私はタヒ
チには行ったことがないので、こちらが勝手
− 19 −
のカタログを参照して欲しい。このカタログ
では説明されていない部分、暗い後ろの方に
を乗り出した犬などにも、きっとゴーギャン
ずだが、いったん﹁神話・宗教﹂に疑問を持
すべての科学は結局、この問いにいかに答
えるかを動機にしているのだと思う︵実際、
はいろいろな意味と思いをこめていたのだろ
ぼんやりと描かれた部分、絵の右に半身だけ
う。
﹁我々は何者かTシャツ﹂などのゴーギャン・
ち出すと、もうそれは無謬という建前で批判
グッズまで買ってしまった。腰の重い私が出
きるだろうか。拙著﹃地球について まだわ
かっていないこと﹄のまえがきで、私は、
﹁科
﹁我々は何者か﹂
ゴーギャン
ゴーギャン︵1848年∼1903年︶の
絵はあまり好きではない。それは、タヒチを
かけたのは、自分のホームページのある部分
学の発展を振り返ってみると、何かがわかっ
理科
山賀
進
描いたものも、
くすんだ色使いになっていて、
にこの題名を拝借しているので︵少し順序は
野外の農民の婚礼の踊り(油彩画)
疑問は大きく深くなって、真理はますます遠
しょうか。それとも、追えば追うほど新しい
はカメ︵真理︶にだんだん近づいているので
レスとカメのように、アキレス︵われわれ︶
このように見えます。そうであるなら、アキ
だったと思います。つまり無限の追いかけっ
れがまたさらなる疑問を生むという繰り返し
い疑問を生む、そしてそれが解決すると、そ
たとすると、そのわかったことがさらに新し
れはきっとさらなる新しい疑問を生むものだ
クエネルギーの正体がわかったとしても、そ
ろう。そして、もし将来、ダークマターやダー
てい﹁我々は何者か﹂の答えは出てこないだ
だ完全にわかっているわけではない︶、とう
のわかっているものだけでは︵これだってま
かってきたということでもある。たった4%
からないことがこれだけ多いということはわ
明だということだ。でも、逆に考えれば、わ
︵暗黒︶﹂とは、要するにまだまったく正体不
でもこれまでの人類の歴史のなかで、学者
だ け で は な く、 学 者 を 支 え た 技 術 者・ 職 人、
と思う。
ざかっていくのでしょうか。
﹂と書いた。
発の重大事故のときによく使われた
﹁未曾有﹂
さらに彼らを支えた生産者・流通者、さらに
2011年3月 日の東北地方太平洋沖地
震、それによって引き起こされた福島第一原
﹁想定外﹂という言葉は、まだまだ私たちは
社会を構成し、歴史を作ってきた名もない多
くの人たちによって、ほんの少しだけかもし
いろいろなことを知らなすぎるという事実を
自覚したものだと思う︵ものであってもらい
れないが、わかってきたこともある。この﹁わ
いかに多いかということは、よくわかってき
可能性が高い。だが、わかっていないことが
道はまだまだ遠い。遠いどころどころか、
人類には到達が許されていないゴールである
自覚を忘れないでいたいと思う。もう、私に
ては、本当はまだ我々は何も知らないという
織︶が学校だと思う。そこで教える立場とし
した﹁知﹂を、効率的に後世に伝える場︵組
かったこと﹂、つまり人類がこれまでに蓄積
た。例えば、この宇宙に占めている通常の物
は残り少ない期間ではあるが。
たい︶
。
質︵クォーク︵さらには﹁ひも﹂かもしれな
%が
い︶を最小構成要素とする物質︶の割合はわ
ず か に 4 % で し か な い こ と、 残 り の
%がダークエネルギー︵暗黒エネルギー︶
ダ ー ク マ タ ー︵ 暗 黒 物 質 ︶、 さ ら に 残 り の
26
− 20 −
11
であるということがわかってきた。
﹁ダーク
70
我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか(1897 年/ 1898 年)
﹁君は思想を見ていない。
君が見ているのは人間だ﹂
社会科
山岡
幹郎
を問うているかを言葉にすることはないよう
拗な問いが含まれているようにも見える。何
のぞかせてはいるが、すべての視線に強く執
イトルで括られているのだが、しかし、果た
かんでいる。それが﹁傷ついた街﹂というタ
た人々の表情にはおしなべて不安や疑念が浮
興味深いのは、ルビンファインのかなり強
引とも思える方法である。確かに、彼が撮っ
ついた街﹂
と題された一連の作品群になった。
に思われるが、個体としての人は、こんなふ
してそんな括り方があるのだろうか。それは
すべての写真に視線が写し込まれていること
うに周囲に視線を送ることで世界に対峙して
正当な方法なのか。ニューヨークの路上で不
だ。そこに微笑みはない。不安や疑念が顔を
いるのだという印象がある。
ら秋にかけてのことだ。田中先生が逝去され
街︵ Wounded Cities
︶﹂ が 竹 橋 の 東 京 国 立 近
代美術館で開催されたのは2011年の夏か
の人々の写真を撮った。図録に添えられた長
ファインは、翌年から6年間、世界各地で街
2001年9月 日、ニューヨークの貿易
センタービルの倒壊を間近で経験したルビン
クや東京だけでなく、カラチ、ロンドン、テ
あった都市というだけのことで、ニューヨー
る 女 性 を 一 括 り に 出 来 る の か。 テ ロ 事 件 の
ちしながらナーバスな視線を前方に投げてい
安げにしている女性と、東京の街角で信号待
たのはその前の年だから、先生がこの写真展
い文章のなかで、ルビンファインは次のよう
レオ・ルビンファインの写真展﹁傷ついた
をご覧になることはなかったはずだ。それは
﹁君は人間を見ていない。君が見ているのは
そうした疑問を抱く人にきっと言うだろう。
めるのは不当ではないか。ルビンファインは、
の表情を﹁傷ついた街﹂というテーマでまと
ブエノスアイレス等々で撮影された老若男女
ル ア ビ ブ、 マ ニ ラ、 マ ド リ ー ド、 ナ イ ロ ビ、
に書いている。
くにいられるように感じたためである﹂
﹁ 私 は、 徹 底 し て﹃ 写 真 的 ﹄ に 行 動 す る こ
とを自分自身に求めた。そうすれば真実の近
悲しいことのように思うが、ご自身が手にさ
れることのなかった図録をめぐって文章を書
いても、先生はにこにこ笑われて許してくだ
*
さるようにも感じる。
ルビンファインの写真展﹁傷ついた街﹂は、
ルビンファインは、思想的文脈ではなく写
真的文脈で世界を見ていくことを選んでいる
思想だ﹂。
の だ。 そ の 写 真 的 文 脈 が 何 か は、 論 じ 難 い。
点のストリートスナップの人物写真群で構
に行動する﹂ことで、自分を立て直そうとし
論じるとすれば、当然言葉で論じることにな
た と 言 え る。﹁ 君 は 思 想 を 見 て い な い。 君 が
るが、言葉で論じれば、そこはもう思想の領
事件とその後の世界の急激な動きにルビン
ファインは大きく混乱するが、彼は﹁﹃写真的﹄
する。カメラを見ている人もいるが、別の方
見ているのは人間だ﹂とエジプトの友人から
都市の人々が登場
向をむいたり、なかには顔を伏せ気味にした
評されたことが同じ文章に紹介されている
カ国、
人もいる。人々は撮影に備えてポーズをとっ
成されている。
ているわけではない。街での出会い頭、写真
が、ルビンファインは、どこまでも
に自分をシフトさせることで状況
に行動する﹂は含蓄のある言葉だ。
域である。ルビンファインがいう﹁﹃写真的﹄
家は人々の動きの一瞬をカメラに収めてい
見ること
人間を
る。路上で束の間の孤独にいる人の表情をき
を凌ごうとしたと考えられる。その結果が﹁傷
20
− 21 −
11
わどく撮っているのだ。共通しているのは、
17
35
美術館に行く動機づけ
芸術科
大竹
史弘
美術館に行く機会が少ない人に向けて、今
回少し変わった展覧会に行ったので紹介した
いと思う。東京都現代美術館にて﹁館長庵野
学部映像計画学科︵現映像学科︶に在籍時、
自主制作作品の中で﹁ウルトラマン﹂を演じ
るほどの特撮マニアであり、﹁新世紀エヴァ
ンゲリオン﹂でも﹁ウルトラマン﹂の影響が
各所にみられる︵活動限界時間や光の巨人、
身長設定など︶。特撮博物館の展示では、﹁ウ
ルトラマン﹂などの特撮で使われた縮尺模型
スケールの東京タ
や着ぐるみ、当時の特殊美術係倉庫の再現、
特撮スタジオでの1/
ワーを含む荒廃した町があった。
エヴァンゲリオン﹂は1995年にTV放送
と言うべき人が館長となっている。﹁新世紀
が、﹁新世紀エヴァンゲリオン﹂の生みの親
の名前でピンと来た人もいるかもしれない
て来たミニチュア、様々な資料等々が、この
要が減ったことで、これまでに作り、保管し
︰︰特撮を作ってきた人、そして、会社も需
野秀明が唐突に、こんなことを言い出した。
以 下 鈴 木 氏 の 記 述 よ り 抜 粋、
﹁古い友人の庵
木敏夫氏に相談したことが始まりのようだ。
展覧会の企画は、2010年の夏に庵野氏
がスタジオジプリのプロデューサーである鈴
が開始され、現在も映画にて新作が放映され
秀明
特撮博物館
ミニチュアで見る昭和平
成の技﹂︵2012年夏︶である。まず館長
るほど社会的にも話題となったアニメだ。そ
にも、そういう人はじつに数多くいると思う。
ままだと雲散霧消してしまう危険性が出てき
特撮を使ったテレビシリーズや映画を見て、
の 監 督 の 庵 野 氏 が 館 長 と い う の は、 プ ロ
次に特撮とは﹁ゴジラ﹂﹁ガメラ﹂﹁ウルト
ラマン﹂﹁仮面ライダー﹂もう少し古い物で
子供の時に、明るい未来を夢見た人は一杯い
た。多くの人にとって、それらは、ほとんど
は﹁海底軍艦﹂など、実写では撮影不能な画
デューサーとしてネームバリューを狙ったの
面を特殊撮影により表現した映像作品の通
た は ず、 い や、 い る は ず だ ﹂ こ れ を 契 機 に、
意味のないものかもしれないが、特撮ファン
称。CGなど無かった頃から、多彩な撮影技
2003年夏からスタジオジプリの企画協力
であろう。
術や現場での創意工夫で現実離れした映像表
のもと、アニメーションに関連する企画展を
の自分としては、やり切れないし、自分以外
現をしていた。庵野氏は大阪芸術大学の芸術
− 22 −
25
する運びとなったようだ。
私は特撮に対して、
していた東京都現代美術館での展覧会を開催
の緊迫した状況を見ることができた。
のだが、宮崎氏の締め切りを迫るメモに当時
この当時の原画などがこの展覧会で見られた
を操作する過程や、ビルの倒壊シーンの技術
術者達が知恵を絞り、
人体サイズの﹁巨神兵﹂
によって制作された。今回の撮影のために技
影響を受けて生まれたことを踏まえると、映
れた展覧会であり、この先に本当の意味での
を知ることで関連し、彼の人脈によって生ま
特撮博物館の展示は、一見すると繋がりが
見えないように思えるのだが、庵野氏の歴史
して、CGを使わずにこれだけの映像が作れ
像もまた違った意味合いに見えてきて面白
また今回の﹁巨神兵﹂は、デザインも少し
オリジナルから変更されている。本来の宮崎
的な手法なども紹介されていた。本編を鑑賞
世代的にもそれほどの思い入れは無いのだ
が、大学の絵の先生がマニアであったことか
ら、弟子のようなことしていた時分に特撮の
そしてこの展覧会では﹁巨神兵東京に現わ
る﹂という短編映像作品を公開した。これは
い。そして映像のナレーションは﹁新世紀エ
ることに驚嘆すると共に、特撮技術者達の意
スタジオジプリの宮崎駿氏の許可を得て、劇
特撮博物館の誕生を予感させるものであっ
氏の絵よりもスリムになり、まるで﹁エヴァ
場アニメ﹁風の谷のナウシカ﹂に登場する﹁巨
ヴァンゲリオン﹂の代表的な登場人物である、
た。芸術として語られることが少ない特撮の
知識も教わった。
神兵﹂という兵器を用いたスピンオフ作品で
綾波レイの声優の林原めぐみさんが担当して
世界ではあるが、良いものを作ろうとする創
地とプライドを見たように思う。
ある。内容はネタバレになるので詳しくは書
いる。これもまた庵野氏によって、自己作品
作 の 熱 意 は、 ジ ャ ン ル を 問 わ ず 不 変 で あ り、
ンゲリオン﹂のようなプロポーションである。
けないが、もう少し言うならばナウシカの世
との関連づけがなされている。
年かけて完結した大作であ
る。卓越したデッサン力による緻密な線画と
カ﹂徳間書店︿ ANIMEGE COMICS
ワイド版﹀
全7巻︶、劇場アニメは序章程度の内容であ
漫画が原作であり︵宮崎駿﹁風の谷のナウシ
ちなみに﹁風の谷のナウシカ﹂は宮崎駿氏の
それはまるで﹁最後の審判﹂のようであった。
ブメントが生まれた分、彼は成功者であるが。
向性なのかもしれない。そこから新たなムー
ティーの欠如を自覚した制作者の行き着く方
に引用の複合体となった作品は、オリジナリ
リオン﹂もそうだが、まるで理論武装のよう
ニア向けの手法がある。﹁新世紀エヴァンゲ
引用元を発見できるか視聴者を試すようなマ
ことがある。アニメでは引用を逆手に取り、
芸術に限らないが、創作の世界において過
去の名作から引用し、自己の作品に取り込む
ばれる模型︵難易度の高いプラモデルの用な
である。この人の作ったガレージキットと呼
クスチャーはグロテスクに感じるほど生物的
骨など様々な素材を部分的に使い、表面のテ
作を仕事とし、彼の造型物はサメの歯や鳥の
る。彼は主に模型雑誌の作例や玩具の原型制
余談だが﹁巨神兵﹂の立体物の造型を担当
した竹谷隆之という造型師の私はファンであ
− 23 −
﹁ エ ヴ ァ ン ゲ リ オ ン ﹂ が﹁ ウ ル ト ラ マ ン ﹂ の
界観にある﹁火の7日間﹂と呼ばれる最終戦
る。庵野氏とジプリとの関わりは、彼がアニ
観覧者に一定の感動を与えていたと思う。
メーターの頃、劇場アニメ﹁風の谷のナウシ
の状態で完成されていて塗装する気にならな
争に登場する﹁巨神兵﹂を題材としていて、
カ﹂の制作に途中参加していた。そして宮崎
次に﹁巨神兵東京に現わる﹂の撮影技術に
関して、現在であればフルCGで制作するで
い。それはまるで白い画用紙の状態が最も美
壮大な物語で
氏に腕を見込まれ、クライマックスの不完全
あろうところを、あえて昔ながらの特殊撮影
もの︶を私は幾つか所有しているが、キット
な﹁巨神兵﹂の登場シーンを担当している。
12
しく、人の手が入ることによってその美しさ
が損なわれるかのような錯覚に似ている。だ
がそれでは何も始まらないので、造型に負け
ない塗装技術がつく日がくるのを待っている
ことにしておこう。とにかくこの人の造型物
を直に見ることが、今回の私の﹁美術館ヘ行
こう﹂の動機づけとなり、そこからまた新た
な興味へと繋がった。
美術館にて展示物を直に見る行為は、画集
には写らない画家の絵筆の後や質感、その作
品を含めた展示空間も重要視することであ
る。芸術作品が作り出す特殊な空間の中で、
代美術館編集 東京国立近代美術館
︶
2000
T723-FT-Ka
﹃西武美術館・セゾン美術館の活動﹄︵セゾ
ン 美 術 館 編 集・ 制 作
1999
セゾン美術館
︶
T706.9-JM-Se
チベットの思い出
︱平山郁夫
﹁西蔵布達拉宮﹂
に寄せて︱
鉄道に乗り、チベットのラサを目指した。こ
の鉄道は標高4000メートルを超える地帯
を通るが、4日目に昼食を済ませた後に、英
の缶を2本飲んだ。普段のわたしなら
語科のR先生から缶ビールをすすめられ、3
55
ばこの程度ならば飲んだうちにも入らないく
らいである。しかし、高地でそのようなこと
をしたために、飲んでから 分ほどして気持
ちが悪くなり、尾籠な話で恐縮であるが、嘔
吐してしまったのである。アルコールのせい
で酔っ払ったという感覚は全くない。酒を飲
んで酔うより前に嘔吐するというのは後に先
ギャラリーでは、昨年はゲームの﹁ドラゴン
も あ る は ず だ。 六 本 木 の 森 ア ー ツ セ ン タ ー
る。調べれば、自分の趣味嗜好にあった展示
の新規開拓を狙い、いろいろな試みをしてい
り、興味をもてるだろう。美術館側も来客層
いた﹁西蔵布達拉宮﹂という絵があった。そ
た。するとその中にチベットのポタラ宮を描
フェアを機に、そのカタログを手に取ってみ
見 た こ と は な か っ た。 し か し 今 回 の ブ ッ ク
とで名前だけは知っていたが、絵をまじめに
ルクロードを日本に紹介した人物だというこ
平山郁夫は、仏教画やシルクロードを題材
とした絵画を多く残している画家である。シ
1段昇るだけでもものすごく負荷がかかり、
上はあるおもりをつけられているようであり、
階段が異様につらかった。まるで足に5㎏以
た。 チ ベ ッ ト 博 物 館 と 大 昭 寺 を 見 た の だ が 、
そしてラサに着いた翌日︵5日目︶は午前
中ホテルで休養して午後から観光に出かけ
国語科︵漢文 ︶ 鈴木
弘一郎
クエスト展﹂
、今年は漫画の﹁尾田栄一郎監
の絵を見ていると、2006年8月に同僚の
1階上に着くと息が切れる。本当に別世界だ
にもこの時しかない。その後は車両に備え付
修
展﹂を開催していた。こう
ONE PIECE
いった見やすい展覧会を入り口に、ついでに
方々及び麻布の教員OBの方々とチベットへ
と感じた。
介したいと思う。
徒の諸君に美術の授業で役立ちそうな物を紹
最後に、故田中亮三氏の奥様より寄贈して
いただいた国内の展覧会の画集の中から、生
ように少しずつ標高を上げていった。そして
まず西安に入り、2日目青海省の西寧という
旅行は7泊8日、いきなりチベットのよう
な高地に行くと高山病に罹るので、日本から
目︶も気分が悪く、本当は1日中観光の予定
が結局一睡もできなかった。その翌朝︵6日
頭痛がし、熱っぽくなり、ベッドへ直行した
そしてその日はホテルに帰って夕食を取る
ところまではまだよかったのだが、夕食後に
ずっと横になっていた。
けてある酸素マスクをつけ、ラサに着くまで
森美術館へ足を運ぶのも良いかも知れない。
行ったときのことを思い出した。
素直に作品と向き合えれば自然と感動した
30
3日目の夜に当時開通したばかりだった青蔵
︵東京国立近
﹃顔
絵画を突き動かすもの﹄
− 24 −
ml
だったのだが、わたしは昼食以外はずっと寝
しんどい。
は簡単だけれど、入館するのも実際見るのも
今から 年近く前のこと、コミックス﹁ギャ
ラリーフェイクVOL2﹂を読んで、その名
アンチ美術館展︵ ︶
がはっきり記憶された。その革新的技法、真
﹁ 何 だ、 こ の 表 題 は ﹂ と 思 う で し ょ う が、
美術館・美術一般について云々しているわけ
数学科
池澤
芳夫
ていた。眠れたわけではなかったのだが、午
前中に頭痛はよくなった。しかし、午後から
はそのかわりにひどい下痢に悩まされた。つ
いには夜に医者に来てもらって、点滴を打っ
た。それで、ようやく安らかな眠りにつくこ
とができた。
明くる日︵7日目︶の午前中にポタラ宮を
見に行った。平山郁夫の絵の中のポタラ宮は
贋の判別法⋮などを読んで、機会があれば一
度は実物を見たいと思った。その機会は一度
ならずあったと思うが、二の足を踏んだ。結
局2007年、意を決して会場に足を運んだ。
が多いので中を見て回るにも息が切れる。し
コンビニやらでごったがえしているし、階段
化されたために、宮殿の下には土産物屋やら
の時は御舟が展示されていたためか、相当な
ら、2年ほど前に一度行ったのだけれど、そ
が気に入っていた。その後恵比寿に移ってか
る。比較的ゆったり落ち着いて鑑賞できるの
以前、日本橋蛎殻町にあった山種美術館な
どにたまに出向いて行ったりしたものであ
いた。
○○時間待ち﹂という表示板を見て諦めがつ
れど、結局パスした。9月
- 日両日別の
用で上野に行く機会があったが駅前の﹁只今
珠の首飾りの少女﹂も!︶が見られたのだけ
耳飾りの少女﹂︵同時期、他の美術展では﹁真
今年は件の画家フェルメールの当たり年
︵?︶ で、 最 も 人 気 の 作 品 で あ ろ う﹁ 真 珠 の
が案の定だった。
かも、かなり広いのにも拘わらず1時間以内
賑いであった。かつては、美術展にも結構足
ではない。
で出なければならないので、休憩を取りなが
を運んだりしたものである。しかし、あの人
美しい。しかし、現実のポタラ宮は絵に描か
らのんびり見るというわけにはいかないので
このように、この時チベットではせっかく
来 た の に 高 山 病 に 苦 し ん で 大 部 分 過 ご し た。
ケットを購入する事が出来さえすれば、︵実
そ れ を 考 え る と 気 が 重 く な る。 音 楽 会 は チ
17
くり鑑賞といくのだろうか。
チャンスがあれば、彼の地におもむいてご
対面できたらいいなと思うのだけれど、ゆっ
16
4
4
れているように美しい世界ではない。観光地
20
ある。ある意味﹁天国的﹂であった。
もう一度リベンジしたい気もするが、しばら
際はいろいろあるけれど、︶後は何とかなる。
。﹁ゆっくりと鑑賞﹂とは程遠い環境。
くは平山郁夫の絵を時々見てポタラ宮のすば
本 当 は、﹁ 予 習 ﹂ が 理 想 な の だ け れ ど、 多 く
混み
らしさのみを想うことにしたい。
きちんとしない。結果、ぶっつけ本番で試験
を受けて追試を受ける羽目になる如く、追視
︵?︶ す る こ と に な る。 美 術 展 は、 海 外 の 人
気作家・作品だったりすると、入場券の入手
− 25 −
?!
の生徒諸君と同じで分かってはいるがあまり
!!
展覧会図録である。価格は展覧会にもよるが
室内を歩いてみる。ちなみに私は他人と比べ
の鑑賞者の邪魔にならない程度に︶その展示
も良い、ただふらふらっと順番も気にせず︵他
つこと。じっくり時間をかけて鑑賞しなくと
展覧会を鑑賞する際、楽しみは三度ある。
まずはじめは、予備知識無しで作品の前に立
なんせ個展でなく展覧会となれば気に入った
お気に入りのファイルにしても良いだろう。
この図録をコピーやスキャニングして自分の
して利用しても構わない。冗談はさておき、
間を埋めてくれる。場合によっては鍋敷きと
らの楽しみとなり、また本棚の一部と化し隙
ならば渋々支払う。この図録は家に帰ってか
るとなると話は変わってくる。
て鑑賞時間が短いと思う、それぞれ作品に気
作品が全てとは限らないだろうから。私の場
たいがい二千円程で購入できる、三千円以上
をひかれなければ数秒、あっという間に出口
合は生徒に参考にしてもらおうと他の画集同
すぐそばに美術館がある
の看板にあたる。こんなことは稀だが、まず
芸術科
相羽
琢也
美術館に行くようになったのはいつからだ
ろう、子供の頃に親に連れられて、また学校
は第一印象も大切にということである。
れてしまうので大切なものは学校に持って行
様に美術室に置いたりもするが、絵の具で汚
の行事で寄ることはあったが、自ら美術鑑賞
そして次は︵もちろん出口を越えたら再入
場できません︶入口付近で音声ガイドを借り
を目的に行くようになったのは高校生の頃か
らだとおもう。印象的な展覧会を挙げるなら
ば、当時池袋にあったセゾン美術館で開催さ
て美術作品をみる楽しみとは作家独自の作風
私からすると今でも不思議︶
。
当時の私にとっ
は新人とされていたようである。画壇に疎い
歳未満が対象であり、かつて画壇では五十歳
の登竜門とされていた︵新人といっても五十
安井賞とは故安井曾太郎氏の画業を記念し
て創設された美術賞であり、当時は新人画家
ど第一印象で落選したはずの作品が突然輝い
るわけではないが、このガイドによって先ほ
説明が流れてくる。全ての作品の説明が流れ
い。ガイドからはとても親切でわかりやすい
ガイドを聞きながら作品の前に立つだけでよ
特に混雑したパネルの前で説明を読まずとも
とのある方も多いと思う。これは大変便利で、
光地や他の施設等で音声ガイドを利用したこ
取り上げたのかと思いを巡らしても面白い。
な企画展ではその美術館がなぜこの作家達を
て鑑賞できるので得である。加えてこのよう
れぞれ作品の意図や作家の活動履歴がまとめ
式で展示される。個展形式の展示のため、そ
展覧会は数名の現代作家を取り上げ、個展形
度までの図録があるのでご覧頂きたい。この
の作家たち﹂である。図書館にも2011年
る﹁アーティスト・ファイル20×× 現代
最後に一つお勧めしたい展覧会を紹介して
おく。ここ数年国立新美術館で開催されてい
かない。自宅で隙間を埋めている。
や技法だった。安井賞は具象的な作品が評価
てみえることもしばしば。むしろ作品の意図
て展覧会のコンセプトや作品の見所を聞きな
対象だったため応募作家の技術たるや高校生
はアートでは最重要事項と言えるので、是非
れた﹁安井賞展﹂である。
の私にとっては驚愕の一言。単純に、自分に
がら鑑賞すること。美術展覧会のみならず観
は想像すら出来ないその手技に魅せられてい
ちなみに大学時代に教わった、現在若手とさ
のを見て妙に嬉しかった記憶がある。
れる教授の展示スペースに人が集まっている
一度試して欲しい。
三つ目は、もはや展覧会に行かずとも行っ
た 気 に な れ な く も な い あ れ を 購 入 す る こ と。
た。これは絵を描くことが好きで、美大進学
を目指していた高校生の私にとって素直な感
情だったと思うが、いま人に美術鑑賞を勧め
− 26 −
をそこから見いだしても面白いと思う︵多少
視点に注目し、現代がどう変わっているのか
てみるのも良いし、同じ現代を生きる作家の
わっていったのか、その変わった要因を考え
はない。例えば、数年後に同じ作家がどう変
後どう活動していくのか気にしておいても損
さて、このアーティスト・ファイル展は作
家の世代が様々であるが、若い作家などは今
です。
まち評判の浴場技師となっていくストーリー
ら日本の風呂文化をローマで再現して、たち
現代日本をタイムスリップして行き来しなが
文化に驚愕し、打ちのめされ、古代ローマと
リップしてしまう。ルシウスは、日本の風呂
公衆浴場で突然、現代日本の銭湯にタイムス
落ち込むルシウスは、友人に誘われて訪れた
のものとともに、その中に出てくる建造物の
に夢をふくらせたものです。そして、物語そ
と こ ろ で、 私 は、 ギ リ シ ャ 神 話 が 好 き で、
幼少の頃に本を読んで、神々にまつわる物語
度その時を想い出してみてください。
しょうから、この図録を手にとって、もう一
皆さんの中にも実際に観に行った人もいるで
で︵ 東 京 以 外 で も 開 催 さ れ た そ う で す が ︶、
映画の中では、ローマ帝国の街の風景や建
造物が巧みに映し出されていましたが、この
マルス・ウルトル神殿︵軍神マルスの神殿︶
は、
てきたアウグストゥス・フォルム︵広場︶の
広大さが好きでした。ですから、映画にも出
図 録・﹃ 古 代 ロ ー マ 帝 国 の 遺 産 ﹄ に は、 実 際
いつか行ってみたいところです。
大袈裟だが︶
。
の展覧会に出品された117点の彫刻、工芸
この展覧会の予定は、2013年1月 日
∼4月1日。学校から徒歩 数分、もちろん
生徒諸君は観覧無料。放課後たまには散歩気
ローマの一大ショツピングストリートとなっ
ですが、そのお墓︵アウグストゥス帝墓廟︶
は、
アウグストゥス・フォルム︵広場︶の主人
は、言うまでもなく、この展覧会の一人の主
国の誕生﹂というのが最初のテーマになって
て い る コ ル ソ 通 り の 裏 手 に あ る そ う で す。
ロマエ﹂では、ハドリアヌス帝時代がその舞
いて、初代ローマ皇帝アウグストゥスの若き
ていて、廃墟という感じがしました。まさに
ネット上にその写真が出ていましたが、寂れ
頃の胸像が図録の最初に載っています。
人公でもある初代ローマ皇帝アウグストゥス
品、壁画などが紹介されています。﹁テルマエ・
だろうか。
﹃古代ローマ帝国の遺産﹄
ロ ー マ 帝 国 絶 頂 期 の 西 暦 年 に、 ヴ ェ ス
ヴィオ火山が噴火し、南麓のポンペイが一瞬
それはともあれ、この図録の中の展示物か
ら、﹁ テ ル マ エ・ ロ マ エ ﹂ の 舞 台 で も あ る、
栄枯盛衰でしょうかね。
が、この展覧会には、ポンペイからの出土品
壮大な古代ローマ帝国の都市、そしてその生
トルと言われています︶はあまりに有名です
この春に﹁テルマエ・ロマエ﹂という映画
を観ました。
活を思い描いてみてください。
展覧会そのものは、3年前の2009年の
秋に上野の国立西洋美術館で開かれましたの
す。
である壁画や銀食器なども展示され、図録か
す。古代ローマ帝国の浴場設計技師ルシウス
︵阿部 寛︶は、生真面目すぎる性格が時代の
変化に合わず、
職場を解雇されてしまいます。
紹介された図録とは直接関係はありませ
*図書館より
らも当時の豊かな暮らしを知ることができま
体育科
島
宏明
台となっていましたが、この展覧会では、
﹁帝
分で、重い図録を持って帰ってみてはいかが
23
大ヒットした映画なので、皆さんも知って
いるとは思いますが、簡単に紹介しておきま
にしての火山灰に埋まったこと︵厚さ5メー
79
− 27 −
10
を旅する
︵西村書
永遠の都ローマ物語﹄
店、2009年︶という本で、読む本とい
んありますが、ここで紹介するのは﹃地図
す。ローマ帝国に関する本はとてもたくさ
れていたので、一冊の本を紹介しておきま
んが、島先生が﹁建造物の広大さ﹂と書か
マ帝国通︵生活・文化通︶になれるのでは
りますので、見て、読んでいるうちに、ロー
す。写真も多く、しっかりとした解説もあ
ラーであることも楽しさを増してくれま
にローマの都が感じられます。鳥瞰図がカ
国版という感じで、写真よりもずっと身近
画が紹介され、驚くと同時に、ようやく作者
げられ、その番組を見ていたら、この絵の原
に、NHK教育テレビの日曜美術館で取り上
表題の図録の展覧会の会期は、2011年
3月1日から5月8日までで、その終わり頃
た。
何とも心がなごやかになる雰囲気の構図でし
す。古い話ですが、真鍋博というイラスト
まさに手書きであるが故の楽しさがありま
とあります。著者はフランスのイラスト
レーターであるジル・ジャイエという人で、
知らなかったようで、兄弟間で伝えられてき
しかし、原画が誰の作品であるのかは、父も
物 心 つ く 頃 か ら 日 頃 見 な れ て き た 絵 で し た。
た 父 が、 戦 前 の 若 い 頃 模 写 し た 絵 で、 私 は、
年展﹄
と い う も の が あ り ま し た。 そ の 展 覧 会 は、
いた図録の中に﹃NHK日曜美術館
本間先生が言及されていた﹁NHK日曜
美術館﹂についてですが、今回寄贈いただ
*図書館より
参考までに、父が模写して、家に飾られて
いた絵を載せておきます。
ていず、ルーブル美術館にあります。
が判明しました。その絵は、今回は出品され
ないでしょうか。
この展覧会の中心となっているヴィジェ・
芸術科︵音楽科 ︶ 本間
貞史
﹃マリー ア
= ントワネットの
画家ヴィジェ・ルブラン
︱華麗なる宮廷を描いた
女性画家たち﹄
うよりは、見る本です。出版社の宣伝をそ
のまま載せると、
﹁ い つ か 古 代 ロ ー マ を 再 現 す る ﹂ と い
う夢を抱き続けた著者が、 年もの歳月
をかけて研究を重ね、ほかに類を見ない
ルブランは、マリー ア
= ントワネット王妃お
抱えの代表的な女性画家です。
レーターがいて︵2000年没︶
、﹁鳥の眼﹂
た話は、当時洋酒の宣伝ポスターで見たもの
35
− 28 −
緻密な地図で、4世紀ローマを見事によ
みがえらせた。読者は歴史的事実に基づ
いた物語を読みながら、主人公とともに
地図の中の世界を歩き回り、活気ある都
市のざわめきやにおい、人々の興奮や喜
び、 悲 し み を も 体 験 す る こ と が で き る。
この画家については、個人的に特に印象に
残ることがあり、取り上げました。私の家に
というタイトルで精密なたくさんの鳥瞰図
を模写したものらしいということでした。絵
地名や人物に関する注釈付。
は、私が生まれる以前から飾られてきた1枚
を書いていました︵図書館には真鍋博の本
の内容は、母親に子どもが寄りそっている、
の絵がありました。それは、 年前に亡くなっ
が あ り ま す ︶。 そ の﹁ 鳥 の 眼 ﹂ の ロ ー マ 帝
30
50
二〇〇六年九月∼二〇〇七年八月まで、全
国六カ所で行われたもので、
その図録の
﹁ご
あいさつ﹂
には次のように書かれています。
﹁ 日 曜 美 術 館 ﹂ は、 美 術 番 組 の 草 分 け
的存在として、多くの視聴者の皆さまに
親しまれてきた長寿番組です。一九七六
年四月の放送開始から放送回数は
一五〇〇回を超え、その規模は世界に類
を見ないものです。二〇〇六年に放送開
始三〇周年を迎えるにあたり、記念展を
開催することになりました。
﹁ 日 曜 美 術 館 ﹂ の 大 き な 特 色 は、 多 彩
な出演者にあります。文化人、著名人は
もちろん、時には作家自身も出演して語
るユニークな美術案内は、一般的な美術
鑑賞とは異なる斬新な視点が魅力とな
り、視聴者の皆さまに支持されてきまし
た。
ち な み に、﹁ 日 曜 美 術 館 ﹂ は、 毎 週 日 曜
日の朝九時から十時に、教育テレビ︵Eテ
レ︶で放送されています。
− 29 −
“美術館”の本
図書館(鳥居明久)
図書館にある“美術館”の本について、「美術館」を検索語にして検索した結果をセレクトして、そ
の内容によっていくつかに区分して紹介します。なお、“美術館”の本は参考図書となっているものも
多く、それらは貸し出し禁止になっていますが、ブックフェアですので、本によっては貸し出しもしま
す。貸し出ししてほしい場合は、カウンターに申し出てください。
以下に紹介する資料は、あくまでも“美術館へ行こう”というテーマに合わせて抽出したものです。
芸術・美術に関する資料として図書館が所蔵するものは、学校図書館としては自負できる質と量があり
ます。この機会に、ぜひ 2 階および 3 階の芸術・美術書のコーナーに行ってみてください。とりわけ 3
階には、洋の東西の絵画(素描)のみならず、彫刻、版画、写真、工芸品などの豪華本(たとえば限定
1000 部の『デューラー版画集』など)や作品集がたくさん揃っていますので、ぜひ鑑賞に来てください。
(美術書・芸術書のうち、2 階の本はほぼすべて貸し出し可能ですが、3 階の本は参考図書、豪華本であっ
て原則的には貸し出し禁止になっています)
。
なお、故田中理事長の奥様からご寄贈いただいた図録・カタログを 3 階の参考図書、豪華本コーナー
に配架するに際して、そのコーナーの 700 番台の資料をまとめて移動しました。資料の配架棚が従来
とは違っていますので、参考図書、豪華本の資料を探すときには注意してください。
1.美術館についてのガイドブック、紹介・案内本(刊行の新しい順です)
*日本の美術館ベスト240完全案内/ぴあmook/ 706.9-P
*TOKYO美術館 2012-2013 東京アートの今がかわる、完全ガイド/枻出版社/ 706.9-To
・上記の 2 冊は、美術館についての簡便なガイドブックです。今年の 2 月と 8 月に出版されたものなので、デー
タは新しいでしょうが、美術館に行くときはそれぞれの HP で確かめておきましょう。 *個人美術館の愉しみ/光文社新書/赤瀬川原平/ 706.9-A
*関東周辺個人美術館めぐり/日本出版社/ 706.9-Ni
・個人美術館とは、一個人が設立した美術館、もしくは1人作家の作品だけを展示する美術館を指すようですが、
個人が設立したと言っても、たとえば大原美術館のように大実業家が設立したものから、無名と言ってもよい
ような個人がひっそりと運営してものまで千差万別です。けれども、そこにある美術への思いは、それぞれに
篤いものがあるのでしょう。
*作家名でわかる逆引き美術館手帖/家庭画報BOOKS/世界文化社/ 706.9-Se
・タイトルが示すように、作家名をキーにして、その作家の主要な作品が日本のどこの美術館にあるかを知るこ
とのできる、美術館ガイドブックです。
*英語でめぐる世界の美術館 ルーヴル美術館/池上英洋ほか/ジャパンタイムズ/ 837.7-I-01,02
*英語でめぐる世界の美術館 大英博物館 & ナショナル・ギャラリー/田中久美子ほか/ジャパンタイムズ/ 837.7-I-01,02
・上記の 2 冊では、それぞれの美術館における英語の現地ガイドツアーが紙上体験できます。英語と美術鑑賞の
一石二鳥です。
*日本全国いちおしユニーク美術館・文学館/新人物往来社/ 706.9-Sh
*週末を楽しむ東京の小さな美術館・博物館 2004 年版/成美堂出版/ 069-Se
*日本の美術館と写真コレクション/松本徳彦/淡交社/ 740.2-Ma
・写真コレクションをもつ 48 館を取材し、主要な作品を選んで、その鑑賞のポイントや美術館情報をガイドブッ
クの形式で紹介しています。
*東京の美術館 都内でみられる世界の名品/講談社カルチャーブックス/ 706.9-Ko
*名画と出会う美術館 全 10 巻/小学館/ 706.9-Me-01 ∼ 10
・古い本ですが、テーマ別の各巻(「20 世紀の巨匠たち」とか「現代日本の美術」など)において、美術館別に
作品が紹介されています。
*アメリカ、ヨーロッパ美術館紀行 私の美術館学入門/中尾太郎/平凡社/ 706.9-Na
− 30 −
* ART TRIP 世界美術の旅 全 12 巻/世界文化社/ 706.9-Se-01 ∼ 12
・古い本ですが、地域別に世界のさまざまな美術館について紹介しています(主要な美術館についてはページを
割いて作品とともに紹介)
。 *ユニークな美術館めぐり/朝日新聞社/新潮選書/ 706.9-A
・日本の多くの美術館について紹介しています。古い本なので、もうなくなってしまった美術館も含まれていて、
かえってそれが一興です。
2.特定の美術館の所蔵作品集(美術館別に並べてあります)
*ルーヴルとパリの美術 全 8 巻/ルーヴル美術館/吉川逸治/小学館/ R706.9-L-01 ∼ 08
・第 1 巻∼第 4 巻がルーヴル美術館についてで、第 5 巻はルーヴル美術館とオルセー美術館、第 6 巻はオルセー
美術館、第 7 巻は国立近代美術館、第 8 巻はルーヴル美術館を除くパリの美術館という構成になっています。
* NHK ルーブル美術館 全 6 巻/日本放送出版協会/ 1985.5 / 28cm / 191p / 706.9-L-01 ∼ 06
*フィレンツェの美術 全 6 巻/吉川逸治/小学館/ R723-F-01 ∼ 06
・第 1 巻と第 2 巻はそれぞれサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂やサンタ・マリア・デル・カルミネ聖堂
などの作品集、第 3 巻は、サン・ロレンツォ聖堂・メディチ家礼拝堂などの作品とともに、考古博物館、ウフィー
ツィ美術館 ( 彫刻 )、サン・ロレンツォ聖堂、メディチ家礼拝堂、カーサ・ブォナルローティ、国立美術館 ( バ
ルジェルロ )、アカデミア美術館、ホーン美術館、ホーン美術館ベレンソン・コレクションの作品集、第 4 巻と
第 5 巻はウフィーツィ美術館の作品集、第 6 巻はピッティ美術館の作品集という構成になっています。また、
各巻に収められている作品などについての詳しい解説巻がそれぞれに別巻としてあります。
*ウフィツィ美術館/ルチアーノ・ベルチィ/みすず書房/ 1994 / 28cm / 224p / R706.9-U
*ウフィツィ美術館 その歴史とコレクション/ルチアーノ・ベルティ/岩波書店/ R706.9-I-U
* NHK プラド美術館 全 5 巻/日本放送出版協会/ 1992.8 / 29cm / 135p / 706.9-N-3
*プラド美術館/ホセ・アントニオ・デ・ウルビノ編/みすず書房/ 1990.7 / R706.9-P
* NHK オルセー美術館 全 6 巻/日本放送出版協会/ 1990.1 / 28cm / 175p / R706.9-O-1
* NHK エルミタージュ美術館 全 5 巻/日本放送出版協会/ 1989.7 / 28cm / 194p / 706.9-E- 別
*エルミタ−ジュ美術館/ボリス・B. ピオトロフスキー/岩波書店/ R706.9-I-E
*ウィ−ン美術史美術館/マンフレ−ト・ライテ = ヤスパー/みすず書房/ R706.9-W
*ベルリン美術館 その歴史とコレクション/ギュンダー・シャ−デ/岩波書店/ R706.9-I-B
*ベルリン美術館 西/アンドレアス・グロ−テほか/岩波書店/ R706.9-I-B-W
*アルテ・ピナコテ−ク ミュンヘン/エ−リッヒ・シュタイングレーバー/みすず書房/ R706.9-P
*ボストン美術館東洋美術名品集/ボストン美術館/日本放送出版協会/ R706.9-B
*メトロポリタン美術全集 全 11 巻、別巻 2 巻/メトロポリタン美術館/福武書店/ R706.9-M-01 ∼ 12、別 1、別 2
3.特定の美術館についての本(所蔵作品が中心となるものは除く)
(刊行の新しい順です)
*ロシア絵画の旅 はじまりはトレチャコフ美術館/群像社/ウラジーミル・ポルドミンスキイ/ 706.9-B
*夢みる美術館計画 ワタリウム美術館の仕事術/日東書院本社/和多利志津子ほか/ 706.9-Wa
*東京都美術館ものがたり/鹿島出版会/東京都美術館/ 706.9-Ka
*名品流転 ボストン美術館の 「日本」 /堀田謹吾/日本放送出版協会/ 706.9-Ho
*活字でみるオルセー美術館 近代美の回廊をゆく/小島英煕/丸善ライブラリー/ 080-M-335
*幻の美術館/石田修大/丸善ライブラリー/ 080-M-179
*プラド美術館 絵画が語るヨーロッパ盛衰史/中丸明/新潮選書/ 723.3-Na
*ルーヴル美術館の楽しみ方/赤瀬川原平/新潮社/ 706.9-A
*絵画の見方・ル−ヴル美術館/アネッテ・ロビンソン/福武書店/ 723.2-Ka-R
*プラド美術館の三時間/エウヘーニオ・ドールス/美術出版社/ 706.9-D
*謎の十字架 メトロポリタン美術館はいかにして世紀の秘宝を得たか/トマス・ホ−ヴィング/文藝春秋/ 706.9-H
4.美術館というものについての本(特定の美術館についてではなく)
(刊行の新しい順です)
*「戦場」としての美術館 日本の近代美術館設立運動・論争史/朴昭炫/ブリュッケ/ 706.9-Pa
− 31 −
*東京ミュージアム50/プレジデント社/日本放送協会/ 706.9-Pu
・東京国立博物館や国立近代美術館など、日本を代表するミュージアム業界で働く裏方さんたち 50 人の知られざ
る仕事を紹介し、博物館・美術館の裏側に迫ります。
*美術館活用術 鑑賞教育の手引き/美術出版社/ヘレン・チャーマンほか/ 707.9-C
*「盗まれた世界の名画」美術館/創元社(大阪)/サイモン・フープト/ 706.9-H
・つい最近も、オランダの美術館からピカソやモネなどの名画が盗まれましたが、美術品窃盗の数々の手口と歴史、
それを操る闇の世界について書かれた本です。
*美術館という幻想 儀礼と権力/水声社/キャロル・ダンカン/ 706.9-D
・原題は「Civilizing Rituals : Inside Public Art Museums 」で、「文明化のための儀礼」もしくは「洗練させるた
めの儀礼」ということで、美術館の内にある権力性を問うています。
*美術館を知るキーワード 美術検定/美術出版社/美術検定実行委員会/ 706.9-Bi
・
「成熟した美術鑑賞者」のための「美術検定」というものがあるそうで、その検定と、美術館をめぐるさまざま
な実務について解説しています。
*ミュージアムの仕事/太陽レクチャーブック編集部/平凡社/ 706.9-Ta
・企画展を生み出す学芸員6人が、裏方の 表現者 としての仕事の醍醐味を語ったインタビュー集です。作品修
復などの舞台裏の紹介や学芸員になるノウハウも解説。
*美術館の政治学/暮沢剛巳/青弓社/ 706.9-Ku
・文化装置としての美術館をめぐるさまざまな問題群を取り上げ、美術館という 場 における政治的力学を読み
解こうとしています。
*美術館商売 美術なんて…と思う前に/安村敏信/勉誠出版/ 706.9-Ya
・美術館は何を考え、どんな工夫をして来館者を誘っているのか。美術館通から、学芸員志望者や美術館初心者
までが、なるほどと思える美術館の裏側を紹介しています。
*富山県立近代美術館問題・全記録 裁かれた天皇コラージュ/富山県立近代美術館問題を考え る会/桂書房/ 316.1-To
・昭和天皇の肖像をコラージュに用いた作品をめぐって、美術館における「表現の自由」
、
「鑑賞する権利」など
や、美術館行政の在り方が問われた裁判についての記録です。
*ニューヨーク午前 0 時美術館は眠らない/岩淵潤子/朝日新聞社/ 704-I
・国からの援助を嫌い、企業と個人からの資金で支えられるアメリカ文化の実情を、ニューヨークの名門美術館
で日本人初の特別研修員となった著者が描いています。
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︿図書館より﹀
美術館へ行こ
に つ い て ﹂ に 書 き ま し た よ う に、 時 期 も 含 め て 例 年 と は 趣 が 異
◆ 今年度のブックフェアは、本文の﹁ブックフェア・
う!
なるものとなりました。図録・カタログの紹介を中心としたため、生
徒諸君からの投稿を呼びかけませんでしたが︵毎年投稿を呼びかけて
いるのですが、なかなか投稿してくれないのが残念です︶、寄贈資料の
リストを掲載しましたので、大いに図録・カタログを借りてください。
そして、借りていった図録・カタログの感想を寄せてくれることを願っ
ています。
◆ 図書館部の先生からだけでなく、テーマに合わせて芸術科の先生か
ら も 原 稿 を い た だ く こ と が で き ま し た。 芸 術 科 の 先 生 か ら の 原 稿 は、
やはり専門家であるので、ひと味違う気もしましたが、原稿をいただ
いた先生方にそれぞれの持ち味を出していただけて、ありがたく思い
ました。
◆ 今回の寄贈資料によるブックフェアを契機に、三階の豪華本・参考
図書コーナーの本の並べ方を変えて︵今まで暗かったところに照明も
つけました︶、芸術系の本をまとめたことで、資料がより有機的に関係
美術館へ行こう!
という
づけられ、閲覧の面白さが増したのではないかと自賛しています。
◆ 三学期には、芸術科の先生を囲んで、
加してください。
︵鳥居︶
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”
テ ー マ で の 座 談 会︵ フ リ ー ト ー ク ︶ を 企 画 し ま す の で 、 皆 さ ん ぜ ひ 参
”