Tele thermo - 株式会社イージーメジャー

Tele thermo
Wireless Thermocouple Measurement System
WTM-05
User’s Manual
Sensor is source of technology
株式会社
イージーメジャー
-2-
安全にご使用いただくために
正しく安全に使用していただくために、下記の注意事項を
必ずお守りください
! 警告
●異常時の処置
次のような場合には、すぐACアダ
プタをコンセントから抜いて使用を
中止し、販売代理店もしくは当社の
営業所に直接ご連絡ください。
・本体内部に水その他の異物が入っ
た場合。
・本体から炎や煙が出たり、変な臭
いがする場合。
・ケースその他に破損を見つけた場
合。
! 注意
●使用環境・保管環境
装置を安全かつ正常に使用していた
だくため、次のような場所での使用
や保管はしないでください。
・湿気の多い場所。
・ほこり・粉塵の多い場所。
・直射日光のあたる場所。
・高温になる場所。
・振動・衝撃の加わる場所。
・水・油・薬品などのかかる場所。
・腐食・可燃・爆発性ガスのある場所。
・電気的ノイズが多く飛び交う場所。
本製品はなりべく温度変化の少ない
常温に近い場所を選んで運用・保管
してください。
●配線
ノイズによる誤動作防止や計測誤差
を少なくするため、装置本体および
それに接続されるケーブル類は、高
電圧や動力ケーブルなどのノイズ源
から、できるだけ離してご使用くだ
さい。
■本書に使用する記号の意味は次のとおりです。
ここに記載された事項を守らない場合、
! 警告 人体に危害を被る危険があります。
! 注意
ここに記載された事項を守らない場合、
物的損害の発生する危険があります。
■注意事項
! 警告
●ガス中での使用
可燃性・爆発性のガスまたは蒸気な
どのある場所で、機器を動作または
保管しないでください。
●ACアダプタ
感電や火災防止のためACアダプタ
は、必ず製品に付属のものをご使用
ください。
●電源
供給電源の電圧が、機器の電源電圧
に合っていること確認した上で、機
器の電源を接続してください。
●電源コード
電源コードの上に重いものを乗せた
り、熱源に触れたりしないように、
十分に注意してください。コードに
傷がつくと感電や火災の原因となり
ます。
●接続
感電や機器の故障を防止するために、
測定対象や外部機器との接続は、必
ず本体および本体に接続している機
器の電源を切った状態で行ってくだ
さい。
●短絡
信号入力およびその他のコネクタ、
端子のグランドやコモンは共通にな
っているものがあります。複数の信
号源や機器を接続する場合には、こ
れらの端子を介したショートに注意
してください。
●過大入力
入力端子などに、それぞれの仕様の
範囲を超える過大な電圧・電流を加
えないでください。故障および火災、
感電の原因となります。
●分解・改造
本体を分解したり・改造したりしな
いでください。感電・火災・故障の
原因となります。
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はじめに
この度は Tele thermo をお買い上げいただきありがと
うございます。
本書は、Tele thermo 本体の機能、運用方法、取り扱
い上の注意点などについて説明しています。この製品の性
梱包内容を確認してください
本製品を開封したら、ご使用前に別途添付梱包品一覧表
の本体・付属品類がすべて揃っていることを確認してくだ
さい。万一、お届けした品の間違いや不足、外観に異常が
あった場合には、ご購入先にご連絡ください。
能を十分に活用していただくために、ご使用前によくお読
みください。また、本書をいつでもご利用いただけるよう
大切に保管してください。
■一般的な注意事項
・この製品を持ち運ぶときは、必ずACアダプタおよび
その他のケーブル類を外したことを確認して行ってく
ださい。
・運搬や運用の際、本製品に衝撃を与えないでください。
故障の原因となります。
・この製品を運用する場合には、あらかじめ機能および
性能が正常であることを確認した上でご使用ください。
・仕様に記された規格を外れて使用された場合や改造さ
れた場合には、機能および性能の保証はできません。
・使用条件や環境などにより、本製品の機能および性能
が満足できない場合もありますので、十分にご検討の
上で運用してください。
・本製品が万一故障した場合、さまざまな損害を防止す
るための安全対策を十分に施してご使用ください。
■保証
この製品は厳重な品質管理と製品検査を経て出荷して
おりますが、万一故障や不具合がありましたら、販売代理
店もしくは当社の営業所へ直接ご連絡ください。
なお、本製品の保証期間は 12 ヶ月です。この間に発生し
た故障および不具合で、原因があきらかに当社の責任と判
定された場合には無償で修理いたします。
■その他
・お客様または第三者による使用の誤り、使用中に生じ
た故障、その他の不具合またはこの製品の使用によっ
て被られた損害(事業利益の損失・事業の中断・記憶
内容の変化や消失その他)については、当社は一切責
任を負いませんのであらかじめご了承ください。
・本書に記載した仕様・意匠・価格などは、改良のため
予告なしに変更することがあります。
・本書に記した社名・商品名などは各社の商標または登
録商標です。
・本書の内容の全部または一部を無断で転載あるいは複
製することはお断りします。
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― 目 次 -
仕 様
概 要
1.本体仕様(親機)……………………………… 26
1.システム構成………………………………… 6
2.本体仕様(子機)……………………………… 26
2.概略的な機能と特長………………………… 6
・入力部……………………………………… 26
・無線通信…………………………………… 6
・その他……………………………………… 26
・温度測定…………………………………… 6
・無線部(親機、子機共通)……………… 26
・パソコン側ソフトの機能と特長………… 6
3.コントロール・ソフトウェア仕様………… 26
3.本体各部説明………………………………… 7
4.本体外形図(親機)………………………… 26
・親機の説明………………………………… 7
5.本体外形図(子機)………………………… 26
・子機の説明………………………………… 7
・パソコン側ソフトの機能と特長………… 7
ソフトウェアのインストール
…………
8
ネットワークの設定
・パソコンとの接続………………………… 9
本体との接続
1.コネクタ及び端子台の結線………………… 11
2.熱電対の結線………………………………… 11
3.ACアダプタ・DC12V電源接続………… 12
ソフトウェアの操作
1.親機の登録設定……………………………… 13
2.親機の高度な設定…………………………… 13
・グループの使用周波数変更……………… 14
・グループの固定 IP アドレスの変更……… 15
3.子機の設定…………………………………… 16
・子機の登録………………………………… 16
・子機の登録解除…………………………… 16
・子機の詳細設定…………………………… 17
4.子機の設定…………………………………… 18
・計測の実行………………………………… 18
・設定の保存・読込み……………………… 18
・計測データの保存………………………… 19
5.計測画面の説明……………………………… 20
・リスト表示………………………………… 20
・数値モニタ表示…………………………… 22
・波形モニタ表示…………………………… 23
・オフライン表示…………………………… 24
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概 要
温度測定
Tele thermo は熱電対を使用した温度測定が可能で
1.システム構成
す。子機1台で測定できる点数は5点でそれぞれ別の種類
Tele thermo は無線通信技術を応用した遠隔地の温度
を収集、モニタリングするシステムです。受信機となる親
の熱電対が接続できます。
使用できる熱電対、温度範囲については以下に示します。
機と、送信機となる子機及びそれらを制御するパソコン側
熱電対種類
N
K
E
J
T
R
B
S
のコントロール・ソフトウェアにより下図のような構成に
なります。
測定可能温度範囲
-200~1300℃
-200~1372℃
-200~1000℃
-200~1200℃
-200~400℃
0~1750℃
600~1820℃
0~1750℃
Local Area Network
パソコン側ソフトの機能と特長
◆登録・設定
使用グループの親機・子機の登録。無線周波数の設定
テレサーモ親機(受信機)
変更、計測条件(開始・停止、計測周期)設定が可能です。
◆測定表示
無線通信
無線通信
無線通信
測定中はリスト表示画面上に全ての子機の測定データ
が表示されます。またリスト表示画面上で選択した子機の
チャンネルを波形表示、
デジタル数値表示で表示できます。
◆データの保存
テレサーモ子機(送信機)
テレサーモ子機(送信機)
測定中のデータを保存することができます。
テレサーモ子機(送信機)
保存方法は計測停止毎保存と日毎保存の2つの保存方法が
図1.システム構成図
設定できます。
また、ソフト上で保存したデータを再表示、CSV 形式への
また、親機と子機の構成は1対 N になり親機1台に対して
変換もできます。
子機20台を1グループとして構成でき、グループは最大
◆上下限監視設定
16グループまでのシステムが構成できます。
子機毎に予め、上下限値の設定ができ、リスト表示画
面、デジタル数値表示画面上でチェックができます。
2.概略的な機能と特長
無線通信
Tele thermo は、前述のように無線通信を使用して
います。無線通信技術は 2.4GHzSS(スペクトラム拡散)
無線方式を使用しており、高い耐ノイズ性があります。
(通信距離は、おおよそで屋内60m 屋外300m)
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3.本体各部の説明
子機の説明
親機の説明
1
1
2
2
3
4
5
CH1
CH2
INPUT
CH3 CH4
CH5
ON
LAN
POWER
AC ADAPTER
DC IN
図3-1.子機本体前面
OFF
①
図2.親機本体前面
②
アンテナ
INPUT:
熱電対信号入力用のコネクタです。専用のソケット
に熱電対線を結線し、このヘッダと接続して下さい。
①
アンテナ
②
LAN コネクタ:
ネットワーク接続用コネクタです。ネットワークを介
したパソコンとの接続に使用します。
③
AC ADAPTER:
2
AC アダプタ接続用コネクタ。AC アダプタは、必ず
付属品を使用して下さい。
1
DC IN:
OPEN
④
DC 電源入力用端子。AC100V が供給されていない
環境で使用する際にはこの端子に DC12V の直流電源
DC 5V IN
を接続してください。
⑤
電源スイッチ:LED が点灯中は ON 状態です。
図3-2.子機本体背面と底面
①
DC5VIN:
AC アダプタ接続用コネクタ。AC アダプタは、必ず付属
品を使用して下さい。
②
電池 BOX:
単3電池3本を電源として使用する場合に使用します。
-7-
ソフトウェアのインストール
Tele thermo 用コントロール・ソフトウェア
『Tele thermo - Suite』のインストールは下記の手順で
行います。
①Windows 上のアプリケーションを全て終了させ、付属の
CD をパソコンに挿入します。
②Windows の『スタート』メニューの『ファイル名を指定
して実行』をクリックし、CD の『Setup.EXE』を実行
してください。
③Setup が起動すると図4のような画面が表示されます。
『次へ』ボタンをクリックしてください。
④図5の画面が表示されます。
『インストール』ボタンを
クリックするとインストールが開始され図6の画面
図6.インストール画面3
が表示されます。
⑤正常にインストールを完了すると図7の画面が表示
されますので『完了』ボタンをクリックして下さい。
図7.インストール画面4
図4.インストール画面1
図5.インストール画面2
-8-
ネットワーク設定
パソコンとの接続準備
Tele thermo をパソコンとルーター等既存の
ネットワークを介さず直接LANケーブルで接続又は、
HUBを使用した複数接続をする場合、以下に説明する
パソコンのネットワーク設定が必要になります。
Windows2000 の場合
①Windows のヘルプや LAN カードの取扱い説明書を参照
して『Microsoft ネットワーク共有サービス』が使用で
きる状態にパソコンを設定して下さい。
図8.ネットワーク設定画面1
②Windows の『コントロールパネル』⇒『ネットワークと
ダイヤルアップ接続』⇒『ローカルエリア接続』を開
きます。図8の画面が表示されますので『プロパティ』
ボタンをクリックして下さい。
③図9の画面が表示されたら、次のサービスが
インストールされていることを確認して下さい。
・Microsoft ネットワーク用クライアント
・インターネットプロトコル(TCP/IP)
・Microsoft ネットワーク用ファイルとプリンタ共有
これらがインストールされていない場合はうまく動作
しません。①の手順を確認して下さい。
④図9の『インターネットプロトコル(TCP/IP)
』を
クリックして『プロパティ』ボタンを押すと、
図10のような『インターネットプロトコル(TCP/IP)のプロパティ』
が表示されます。これを次のように設定し、
『OK』
図9.ネットワーク設定画面2
ボタンをクリックして下さい。
・
『次の IP アドレスを使う』をチェック
・IP アドレス
= 192.168.1.2
・サブネットマスク
= 255.255.255.0
・デフォルトゲートウェイ
= 192.168.1.0
*1
*1:親機の IP アドレス以外であえれば任意
⑤図9のネットワークの画面に戻りますので、ここでも
『OK』ボタンをクリックします。その後パソコンを
再起動して下さい。これで準備(ネットワーク設定)
は終了です。
図10.ネットワーク設定画面3
-9-
Windows XP の場合
①Windows のヘルプや LAN カードの取扱い説明書を参照
して『Microsoft ネットワーク共有サービス』が使用で
きる状態にパソコンを設定して下さい。
②LANケーブルを外した状態でWindowsのデスクトップの
『マイネットワーク』を開き(図11)
『ネットワークタスク』の『ネットワーク接続を表示
する』をダブルクリックします。
図11.ネットワーク設定画面1
③図12の画面が表示されますので、
『ローカルエリア
接続』をダブルクリックして下さい。
④図13の画面が表示されたら、次のサービスが
インストールされていることを確認して下さい。
・Microsoft ネットワーク用クライアント
・インターネットプロトコル(TCP/IP)
・Microsoft ネットワーク用ファイルとプリンタ共有
これらがインストールされていない場合はうまく動作
しません。①の手順を確認して下さい。
図12.ネットワーク設定画面2
⑤図13の『インターネットプロトコル(TCP/IP)
』を
クリックして『プロパティ』ボタンを押すと、
図14のような『インターネットプロトコル(TCP/IP)のプロパティ』
が表示されます。これを次のように設定し、
『OK』
ボタンをクリックして下さい。
・
『次の IP アドレスを使う』をチェック
・IP アドレス
= 192.168.1.2
・サブネットマスク
= 255.255.255.0
・デフォルトゲートウェイ
= 192.168.1.0
*1
*1:親機の IP アドレス以外であえれば任意
⑥図13のネットワークの画面に戻りますので、ここでも
『OK』ボタンをクリックします。その後パソコンを
再起動して下さい。これで準備(ネットワーク設定)
は終了です。
図13.ネットワーク設定画面3
図14.ネットワーク設定画面4
- 10 -
不用意な引き抜きによる誤動作を避けるため、単線の場合
本体の接続
はφ1.2、撚線の場合には1.25m㎡の電線を使用
されることを推奨します。また、撚線を使用される場合
には、先端を必ず撚って挿入して下さい。
1.コネクタ及び端子台の結線方法
2.熱電対の接続
Tele thermo は熱電対信号入力部、及び電源の DC 入
◆入力コネクタピンアサイン
力部に、ネジ止めコネクタを使用しています。コネクタの
結線方法を説明します。
熱電対線の入力コネクタのピン表記と入力信号の関係
は下表のようになります。
表記
信号
CH1 +
Ch1 +
CH1 CH2 +
Ch1 Ch2 +
CH2 CH3 +
Ch2 Ch3 +
CH3 CH4 +
Ch3 Ch4 +
被覆を5mm程度取り除く
CH4 -
Ch4 -
ようにして下さい。
CH5 +
Ch5 +
CH5 -
Ch5 -
◆入力信号線及び電線とソケット側
コネクタの結線方法
①小型のドライバーを使用してソケット上部のネジを
反時計方向に廻し、電線挿入部を十分に開きます。
②右図のように、熱電対線を
挿入し、上部のネジを
時計方向に廻して電線
回す
をしっかり固定します。
電線に被覆がある場合は
③固定後、電線を
軽く引っ張って
5mm
抜けないことを
確認して下さい。
また、ソケット内部の固定金属が電線の
被覆を挟み込んでいないことを確認して下さい。
◆入力信号線とソケット側コネクタの結線方法
下図のように、ソケットのネジ部が上になるように
本体側のコネクタへ差し込んで下さい。
差し込んだ後、本体側コネクタ上部のスリットが
ソケット側の突起を咬み込んで、軽く引っ張っても
抜けないことを確認して下さい。
本体側ソケット
! 警告
熱電対線側ソケット
◆接続可能な信号入力線のサイズ
入力端子の-側は、出力端子の
-側も含めて、全チャンネル電気的
に短絡しています。 複数の計測装置を接続
する場合には、本体の-側端子によるショートに注意
してください。
単線:φ0.4~φ1.2
撚線:0.3~1.25m㎡
- 11 -
3.AC アダプタ・DC12V 電源の接続
子機電源入力部の回路構成
Tele thermo は、専用 AC アダプタまたは、
ACアダプタおよび電池電源入力部の回路構成は
DC12V(親機)電池(子機)を電源として動作します。
親機を使用する場合で AC100V の供給されない環境で使
図17のとおりです。
用する場合のみ DC12V の電源入力端子を使用してくださ
電池電源
い。
DC12V 電源の接続
内部電源回路へ
外部のDC12V電源装置と本体は、図 15のように結
線してください。
DC 12V 電源
AC ADAPTER
Power DC IN
+
+
-
-
図17.子機 AC アダプタ・電池電源入力部の回路構成
図15.DC12V電源の接続例
電源入力ラインのスパイク・ノイズなどの影響をさける
ため、図 15のようにツイストケーブルの使用を推奨しま
す。また、ケーブルの抵抗分による電圧降下を少なくする
ために、電源装置と本体間の距離(電源ケーブルの長さ)
は極力短くしてご使用ください。
親機電源入力部の回路構成
ACアダプタおよびDC電源入力部の回路構成は図16
のとおりです。
Power DC IN
+
+
-
AC Adpter
-
内部電源回路へ
図16.本体 AC アダプタ・DC 電源入力部の回路構成
! 警告
図 16 に記したように。ACアダプタと
DC入力端子は本体内部で電気的に
短絡しています。絶対にACアダプタとDC電源の両方
を接続しないでください。
- 12 -
ソフトウェアの操作
ここでは、Tele thermo 用
コントロール・ソフトウェア
『Tele thermo - Suite』の使用方法について説明します。
1.親機の登録設定
親機を『Tele thermo - Suite』に登録するための
説明を以下に示します。
・親機を登録する場合
①『Tele thermo - Suite』を起動させます。
②メニューの『設定』の『親機設定』を選択するか
図18の画面にある『親機設定』ボタンをクリック
図18.Tele thermo – Suite 標準画面
して下さい。
③図19のような画面が表示されます。
『親機検索』ボタンをクリックしパソコンに接続され
ている親機を検索します。
④『検索された親機』というリスト欄に検索された
IP アドレスが表示されます。
その中から登録したい IP アドレスを『登録先グルー
プ』リスト欄よりグループ番号を選択し『登録』ボタ
ンをクリックして登録します。
⑤登録内容表に選択した IP アドレスが表示されれば
『メインへ戻る』というボタンをクリックして終了し
ます。
・親機を登録から解除する場合
①『Tele thermo - Suite』を起動させます。
②メニューの『設定』の『親機設定』を選択するか
図18の画面にある『親機設定』ボタンをクリック
して下さい
③図19のような画面が表示されます。
登録を解除したいグループを『登録先グループ』
図19.親機設定画面
リスト欄より選択し『取消し』というボタンを押せば
登録は解除されます。
『全登録取消し』ボタンを押すと登録されている全て
のグループの登録が解除されます。
- 13 -
2.親機の高度な設定
ここでは、親機の高度な設定を説明します。
以下の内容は操作を誤ると最悪の場合、親機の操作ができ
なくなってしまう恐れがありますので操作は慎重に行って
下さい。
グループの使用周波数変更
Tele thermo は親機と子機からなるグループ
単位で周波数を持っています。
この周波数は使用する環境で電子レンジ、インバーター
等から出ている電磁波と同じ周波数になることがあります。
そのような場合、以下に説明する手順で周波数を変更でき
ます。
*事前に子機の電源が入っていることを確認して下さい。
また、子機はなるべく親機のすぐ近くに置いて以下の
図20.高度な設定画面
作業を行って下さい。
①親機の登録は既に『ソフトウェアの操作』の
『1.親機の登録設定』の手順説明により登録されて
いることを確認して下さい。
登録されていない場合は操作できません。
②メニューの『設定』の『親機設定』を選択するか
図18の画面にある『親機設定』ボタンをクリック
して下さい。
③図19のような画面が表示されます。
『高度な設定』のタブボタンをクリックしてください。
④図20のような画面が表示されたら『現在の周波数設定
を読込む』というボタンをおして登録されているグル
ープの現在の周波数設定を読み込みます。
⑤登録済みのグループ全ての周波数設定を読み込んだら
『変更するグループ』のリスト欄から変更したいグル
ープを選択します。
⑥周波数番号、周波数帯を任意に選択し
『周波数を変更する』というボタンを押してください。
グループ内の全ての周波数が変更できれば完了です。
Tele thermo に使用している無線周波数 2.4GHz
帯は無線 LAN、Bluetooth と同じ周波数帯です。本機
の周辺にそのような機器がある場合は電波干渉しあ
い通信ができなくなる場合があります。
そのような場合、本機の周波数変更機能により通信
状況を改善することが可能です。
また 2.4GHz 帯を使用したその他の無線機器でも同
! 注意
じように、本機の周波数変更を行って通信状況を改
上記の作業は操作を誤ると復旧困
難な状態になりかねません。
慎重に操作を行って下さい。
善することが可能です。
- 14 -
グループの固定 IP アドレスの変更
Tele thermo をパソコン、ルーターを介した既存の
ネットワークに接続する場合、そのネットワーク内で
決められた IP アドレスを使用することが決められている
ことがあります。その時、親機の固定 IP アドレス等を
変更しなければなりません
下記に説明する方法は親機の固定 IP アドレスを変更する
手順を示します。
*変更する IP アドレス等はネットワーク管理者に指示
された内容に従って下さい。
①親機の登録は既に『ソフトウェアの操作』の
図21.インターネットブラウザ上の設定画面1
『2.親機の登録設定』の手順説明により登録されて
いることを確認して下さい。
登録されていない場合は操作できません。
②メニューの『設定』の『親機設定』を選択するか
図18の画面にある『親機設定』ボタンをクリック
して下さい。
③図19のような画面が表示されます。
『高度な設定』のタブボタンをクリックしてください。
④図20のような画面が表示されたら『親機の固定 IP 変
更機能』にあるリスト欄の中から変更したい親機の IP
アドレスを選択し、
『固定 IP アドレスの設定』を
押して下さい。
図22.インターネットブラウザ上の設定画面2
⑤自動的『Tele thermo - Suite』がインストールされてい
るパソコンで使用されているインターネットブラウザ
が起動します。
⑥インターネットブラウザ上に図21のような画面が表示
されます。
『MENU』の『Server Propeties』というボタ
ンを押して下さい。
⑦インターネットブラウザ上に図22のような画面が表示
されます。
下記の3項目をネットワーク管理者より許可、発行
されたものに変更して下さい。
・IP Address:IP アドレス
図23.インターネットブラウザ上の設定画面3
・Subnet Mask:サブネットマスク
・Gateway Addres:ゲートウェイアドレス
*上記の3箇所意外絶対に変更しないで下さい。
⑧変更後『Update Settings』というボタンを押して下さい。
図23の表示がでたら起動しているインターネットブ
ラウザを終了し下さい。
⑨親機の LAN コネクタのランプが緑色で安定して点灯して
! 注意
いれば変更完了です。
上記の作業は操作を誤ると復旧困
難な状態になりかねません。
慎重に操作を行って下さい。
- 15 -
3.子機の設定
『Tele thermo - Suite』に子機を登録・設定
するためについて説明します。
子機の登録
子機を登録するには既に親機が登録したいグループに
登録されていることが必要です。親機の登録がされている
かご確認下さい。登録されていない場合は13ページを参
照に親機を登録してください。
図24.子機設定画面1
①13ページの図18の標準画面より『メニュー』の
『設定』の『子機設定』を選択するか、
『子機設定』
というボタンをクリックして下さい。
②図24のような『子機設定画面』が表示されます。
登録済みのグループを『検索したいグループを選択』
というリスト欄から選択し『検索』ボタンをクリック
し検索を開始します。
③図25のような『検索中メッセージ』の表示が消えた
ら検索は完了済みです。
図25.検索中メッセージ画面
④『子機設定画面』の『検索された子機を登録』
(参照図
26)の項目にある『検索された ID』リスト欄から登
録したい ID を選択し、
『登録先』リスト欄から登録し
たい子機番号を選択して『登録』というボタンを
クリックします。
⑤『子機設定画面』の表に登録した ID が表示されれば登録
は完了です。
子機の登録解除
登録済み子機の登録解除を以下に説明します。
①図24の『子機設定画面』より『検索された子機を登録』
とうい項目にある『登録先』より登録を解除したい
子機番号を選択します。
②『登録取消し』ボタンをクリックし登録解除の確認画面
図26.子機設定画面2
が表示されたら『はい』を選べば登録解除され
『子機設定画面』の表からも登録 ID が消去されて
いれば完了です。
③グループ内全ての子機を登録解除したい場合は、
『一括取消し』ボタンをクリックすると確認画面が表
示されますので『はい』を選択すれば、グループ内
すべの子機の登録が解除されます。
- 16 -
子機の詳細設定
子機の詳細設定(使用チャンネル、熱電対種類、
上下限警報設定、信号名)の説明をします。
①登録したい子機が全て登録完了したら『子機設定画面』
にある『子機設定』というタブボタンをクリックする
か、
『子機設定画面へ』というボタンをクリックします。
②図27のような画面が表示されたら『設定する子機の選
択』項目より設定したい子機を『グループ』の『設定
する子機』のリスト欄より選択します。
*ここで何も選択せず設定を変更した後、選択すると
設定データはクリアされてしまうので注意が必要
です。
③設定したい子機を選択後、詳細設定を行います。
図27.子機設定画面3
以下に詳細設定の内容を示します。
・使用チャンネル:
使用するチャンネルにはチェックをつけ、使用しない
チャンネルはチェックを外してください。
リスト画面上では使用しないチャンネルは『OFF』
と表示されます。
・熱電対:
チャンネル毎に使用する熱電対(8種類)の種類を選
択できます。
・信号名:
リスト画面上に信号名で記入されたものが表示されま
す。計測チャンネルが何を測っているかなどわかりや
すくなります。
・警報設定:
警報機能を使用する場合はチャンネル毎にチェックを
つければ使用できます。
任意の上限値、下限値を入力して下さい。
④設定が済んだら『設定を登録』というボタンをクリック
して下さい。
*設定を登録せずに『設定する子機の選択』の項目を
*使用チャンネルのチェックを外さず計測すると
変更すると設定が消されてしまうので注意してく
使用していないチャンネルには計測とは無関係な
ださい。
データが表示されますのでご注意下さい。
⑤子機の登録・設定が全て完了したら『メインへ戻る』
*ここで設定した信号名はリスト画面上での計測して
というボタンをクリックすれば標準画面にもどり
いる信号をわかりやすくするためのもので
登録・設定終了です。
保存データには保存されませんのでご注意下さい。
- 17 -
4.計測の操作
設定の保存・読込み
計測の実行
親機、子機の登録設定を設定ファイルとして保存し、
再度設定データを読込むことができます。
計測の実行は、下記のような手順で実行します。
保存できる設定内容は
・親機の登録設定
①親機LANケーブルの接続、子機の熱電対の入力を確認
・子機の登録設定
し、電源が投入されていることを確認します。
②パソコン側のコントロール・ソフトウェア『Tele thermo
- Suite』を起動すると図28のような画面が表示
・波形、数値モニタ登録設定
の以上です。
保存、読込み方法の手順を説明します。
されます。
③前項を参照に親機の登録設定、子機の登録設定を行いま
・保存方法について
す。
①図28の画面の『メニュー』の『ファイル』の『設定デ
④図28の画面の計測機能という項目にある
ータ』の『保存』を選択するか、
『設定を保存』ボタン
『サンプリング時間』のリスト欄より計測周期を選択
します。
をクリックします。
②保存先を任意で選択します。
⑤計測開始ボタンをクリックすれば『サンプリング時間』
③『保存』ボタンをクリックすれば保存完了です。
で選択した周期でサンプリングを開始します。
⑥停止する場合は計測停止ボタンを押せば停止します。
・読込み方法について
①図28の画面の『メニュー』の『ファイル』の『設定デ
ータ』の『読込み』を選択するか、
『設定読込み』
ボタンをクリックします。
②設定ファイルを保存した保存先を選択します。
③『開く』ボタンをクリックすれば読込み完了です。
* 設定ファイルの拡張子は ”.SWT” となります。
図28.起動表示画面1
- 18 -
計測データの保存
Tele thermo コントロール・ソフトウェアは『Tele
thermo - Suite』は計測中のデータをパソコン上の任意の
場所に保存することができます。
パソコンに保存するための方法を説明します。
・計測データ保存先設定
①コントロール・ソフトウェア『Tele thermo - Suite』を
起動し、図28の起動画面を表示します。
②図28の画面の『取得データ保存設定』という項目の
『取得データを保存する』ボタンをクリックします。
③図29のような画面が表示されたら保存先を任意で
選択します。
新しい保存先を作成する場合は図29の画面の
図30.保存方法及びファイル名設定画面
『新しいフォルダの作成』ボタンをクリックしフォル
ダを作成します。
④保存先を選択して『はい』を選ぶと確認画面が表示され
ますので良ければ『OK』を選んでください。
⑤図30のような画面が表示されたら保存方法を
『日付毎に保存』か『測定毎に保存』を選択して下さ
い。
『測定毎に保存』を選択した場合は『保存先』項目
の『保存ファイル名』に任意のファイル名を記入して
ください。
* 拡張子を付加する必要はありません。
⑥保存先の確認画面が表示されますのでよければ『OK』
を選択すれば計測データの保存先設定は完了です。
・計測データ保存先設定の解除
保存先設定の解除は図28の画面の『取得データ保存
設定』という項目の『保存設定のキャンセル』ボタン
をクリックすれば解除完了となります。
図29.保存先フォルダ選択画面
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5.計測画面の説明
・温度:
計測データが表示されます。警報設定がONの場合
計測画面は主に、リスト表示、数値モニタ表示、
予め設定されている上限値を超えると赤くなり、
波形モニタ表示の3つの表示から構成されています。
また、計測保存したデータを再度表示させるオフライン表
下限値を超えていると青くなります。
・状態:
示とうい表示画面があります。
子機の現在の状態が表示されます。
ここでは各表示の説明と操作方法を説明します。
◎:子機通信状態良好
×:子機通信状態不良、
Low Battery:電池残量が減っている状態
リスト表示
リスト表示は『Tele thermo - Suite』のなかで標準画
面とされています。このリスト表示の画面で数値モニタ表
示の設定、波形モニタ表示の設定、計測周期、保存形式
*リスト表示画面の表示は子機番号順に表示されますで
『グループ1の子機1』と『グループ2の子機1』
の設定ができます。
と登録した場合。
『グループ1の子機1』の設定表示は
リストの一番上に表示されますが。
◆リスト表示の表示内容
親機、子機の登録・設定が完了していれば、下図28
『グループ2の子機1』に登録した子機の設定表示は
のようにリスト画面上に設定されたグループの子機が表示
『グループ1の子機20』の次の位置に表示されるこ
されます。
とになり、リスト表の101番目に表示されることに
なることを注意してください。
図29.リスト表示画面1
・子機番号:
グループ数、子機数により番号が付けられます。
例)グループ1の子機2の場合 ⇒ 102
グループ16の子機20の場合 ⇒ 1620
・CH:
チャンネル番号が表示されます。
・信号名称:
子機設定画面で設定した信号名が表示されます。
・波形モニタ:
! 注意
ここに表示されている番号が波形モニタ表示での番号
になります。登録できる台数は1~10台までです。
状態表示に ”Low Battery” が表示
された場合はできるだけ速やかに
新しい電池と交換してください。
・数値モニタ:
ここに表示されている番号が数値モニタ表示での番号
になります。登録できる台数は1~10台までです。
- 20 -
◆波形モニタの設定登録
波形モニタ表示に子機を登録設定する場合はリスト表
示画面上で次のような手順で登録設定します。
①18ページの図29の画面上に登録した子機が表示され
図32.数値モニタ項目の選択
ていることを確認します。
②図30のようにリスト表示の『波形モニタ』という項目
を選択し、ダブルクリックをします。
③図31のように選択したチャンネルの『波形モニタ』の
項目に番号が表示されれば登録設定完了です。
図33.数値モニタの登録設定
波形モニタが登録できる最大数は10個までです。
また、選択時に付けられる番号はモニタ番号を指しており
波形モニタ上での番号として扱われます。
番号は空いている番号の若い順から選択されていきます。
◆リスト表示上での上限下限警報の表示
子機設定登録時に警報設定をしておくとリスト表示画
面上で上限値、下限値を超えた場合、以下のように表示さ
図30.波形モニタ項目の選択
れます。
図34.上限値を超えた時の表示
図31.波形モニタの登録設定
◆数値モニタの設定登録
数値モニタ表示に子機を登録設定する場合はリスト表
図35.下限値を超えた時の表示
示画面上で次のような手順で登録設定します。
①18ページの図29の画面上に登録した子機が表示され
ていることを確認します。
②図32のようにリスト表示の『数値モニタ』という項目
を選択し、ダブルクリックをします。
③図33のように選択したチャンネルの『数値モニタ』の
項目に番号が表示されれば登録設定完了です。
数値モニタが登録できる最大数は10個までです。
また、選択時に付けられる番号はモニタ番号を指しており
数値モニタ上での番号として扱われます。
番号は空いている番号の若い順から選択されていきます。
- 21 -
数値モニタ表示
◆数値モニタ表示上での上限下限警報の表示
数値モニタ表示はリスト表示の『数値モニタ』項目で
子機設定登録時に警報設定をしておくと数値モニタ表
設定登録されたチャンネルが表示される画面です。
示画面上で上限値、下限値を超えた場合、以下のように表
表示される順番はリスト表示で登録設定された順番で表示
示されます。
されます。
◆数値モニタ表示の表示内容
数値モニタの登録設定が完了していれば、下図36
のように数値モニタに登録設定された子機のチャンネルの
計測データが表示されます。
図37.上限値を超えた時の表示
図36.数値モニタ表示画面
・子機番号 - チャンネル:
選択子機の子機番号とチャンネルの表示
・状態:
子機の現在の状態が表示されます。
◎:子機通信状態良好
×:子機通信状態不良、または省電力モードにより
図38.下限値を超えた時の表示
スリープ状態
Low Battery:電池残量が減っている状態
・温度データ:
計測温度データの表示
! 注意
状態表示に ”Low Battery” が表示
された場合はできるだけ速やかに
新しい電池と交換してください。
- 22 -
波形モニタ表示
『温度レンジ設定』項目に表示されている6種類の
レンジを選択することで温度グラフの温度軸の初期設
定が行えます。
波形モニタ表示はリスト表示の『波形モニタ』項目で
『オートレンジ』を選択した場合は、計測された温度
設定登録されたチャンネルが表示される画面です。
データの現在値にあわせて温度軸が変更されます。
表示される順番はリスト表示で登録設定された順番で表示
・温度軸スライドバー:
されます。
図40で示す温度グラフの右横にあるスライドバーを
動かすことで温度軸を手動で操作できます。
◆波形モニタ表示の表示内容
スライドバー両端の
波形モニタの登録設定が完了していれば、下図39
計測データが時系列の波形として表示されます。
を押すことでも操作で
きます。移動差分は0.1℃です。
のように波形モニタに登録設定された子機のチャンネルの
・時間軸操作ボタン:
図40で示す温度グラフの下にある
ボタンを
押すことで時間軸を移動させることができます。
移動差分は1秒です。
・マウス操作による温度グラフの移動:
マウス操作により自由に温度グラフを移動させること
が可能です。
操作方法は温度グラフ上でマウスの右ボタンを押しな
がら温度グラフを任意の位置に移動させます。
図39.波形モニタ表示画面
・現在値表示:
登録設定されているチャンネルの波形データの現在値
を表示する
・温度グラフ:
登録設定されているチャンネルの温度データより波形
図40.波形モニタの温度グラフ
を表示する
・凡例:
表示されている波形データの色線に対応するチャンネ
ルを表示
◆波形モニタ表示の補助機能
波形モニタ表示画面の表示補助機能について説明しま
す。
・温度軸ズーム機能:
『温度軸』項目の『拡大』ボタンをクリックすると
温度軸が拡大
『温度軸』項目の『縮小』ボタンをクリックすると
温度軸が縮小
・時間軸ズーム機能:
『時間軸』項目の『拡大』ボタンをクリックすると
時間軸が拡大
『時間軸』項目の『縮小』ボタンをクリックすると
時間軸が縮小
・温度レンジ設定:
- 23 -
オフライン表示
◆保存データの読み込み
オフライン表示画面では保存した計測データの読み込
オフライン表示画面は保存した計測データを読込むた
みができます。読み込みのための手順を説明します。
めの機能があります。以下に画面と機能の説明をします。
①『保存データ処理』項目の『保存データの読み込み』
ボタンをクリックします。
◆オフライン表示の表示内容
表示画面は図41のようになっています。
②図42のような画面が表示されます。保存先を検索し
計測中はオフライン表示画面は使用できませんので
保存データを選択して下さい。選択後自動的に保存デ
ご注意下さい。
ータが読込まれます。
*保存データの拡張子は“.WTD”となっています。
図42.保存データ読み込み画面1
図41.オフライン表示画面
・保存データが多い場合
保存データが多い場合メモリ使用量を制限するため
・子機番号:
計測データ保存時に登録設定されている子機番号を表
読み込み点数が10000点を超える場合、読み込み
示します。
制限がされます。
以下に読み込み制限時の読み込み方法を説明します。
・CH:
子機のチャンネルを表示します。
・波形表示:
ここに表示されている番号が波形モニタ表示での番号
①通常の保存データと同じ操作をします。
②図43のような画面が表示されたら、読み込みたい点数
の範囲を『読込み開始ポイント』と『読込み終了ポイ
になります。登録できる数は1~10個までです。
ント』に入力して『読込み開始』ボタンをクリックし
・日時:
たら。自動的に保存データが読込まれます。
計測時の日時を表示します。
・計測データ:
保存した温度データを表示します。
子機の設定登録で使用チャンネルのチェックを外して
いるチャンネルは“- - - -”と表示されます。
図43.保存データ読み込み画面2
- 24 -
◆CSV形式ファイルへの変換
オフライン表示画面で読込んだ計測データをCSV形
式のファイルに変換できる機能の説明をします。
*CSV形式のファイルは Microsoft 社製の表計算ソフト
Excel 等で読込み可能なテキストファイルです。
図45.波形表示設定画面1
①22ページの『保存データ読込み』を参照にデータを
読込みます。
②データの読込みができたら『CSV 変換機能』項目の『C
SVファイルへの変換』ボタンをクリックします。
③保存したい任意の場所を選択し、ファイル名をつけたら
保存を選択し、確認画面で『はい』を選べば保存完了
図46.波形表示設定画面2
です。
計測データの表示が“- - - -”という表示のチャンネルを
選択した場合、温度データはオーバーフロー扱いになりま
◆読込んだデータを波形表示させる
オフライン表示画面で読込んだ計測データを波形表示
画面に表示させる手順を説明します。
すので、波形モニタ表示の温度レンジ設定を『オートレン
ジ』に設定しますと表示波形が極端に小さくなることがあ
りますのでご注意下さい。
①22ページの『保存データ読込み』を参照にデータを
読込みます。
②データを読込むと下図のようにデータが表示されます。
図44.保存データ読み込み画面3
③図45のように波形表示させたいチャンネルの
『波形表示』の項目を選択しダブルクリックします。
④図46のように選択したチャンネルの『波形表示』項目
に番号が表示されれば設定完了です。
波形モニタが登録できる最大数は10個までです。
また、選択時に付けられる番号はモニタ番号を指しており
波形モニタ上での番号として扱われます。
番号は空いている番号の若い順から選択されていきます。
- 25 -
無線部(親機、子機共通)
仕 様
1.本体仕様(親機)
LAN
10BASE-T/100BASE-TX
電源
DC8~32Vまたは付属 AC アダプタ
消費電流
DC12V 200mA (typ)
使用温度範囲
0~50℃
使用湿度範囲
10~85%RH(結露しないこと)
外形寸法
100(W)×70(D)×40(H)
質量
約 330g以内
電波形式
スペクトラム拡散規格直線拡散方式
周波数帯域
2400~2495MHz帯
空中線電力
5mW/MHz以下
通信可能距離
屋内60m 屋外(見通し)300m *2
(電気通信事業法端末設備等規則技術基準適合)
3.コントロール・ソフトウェア仕様
DOS/V互換機
対応パソコン
2.本体仕様(子機)
CPU :Pentium4 φ1GHz 以上
RAM : 256MB
対応OS
Win20000 / Win XP
リスト表示
入力部
波形データ表示
主な機能
デジタル数値表示
チャンネル数
5CH
計測データの保存
使用可能熱電対
N,K,E,J,T,R,B,S
保存データのファイル変換
N: -200~1300℃
K: -200~1372℃
E: -200~1000℃
測定可能温度範囲
測定確度
(1.0℃以内)
J: -200~1200℃
T: -200~400℃
R: 0~1760℃
B: 600~1820℃
S: 0~1768℃
最高サンプリング周期
1回/1秒 *1
その他
電源入力
電池 単3×3本
DC3.6~6Vまたは付属ACアダプタ
消費電流
DC 5V 通信時 40mA
電池寿命
単3電池で40時間以上
使用湿度範囲
10~85%RH(結露しないこと)
使用温度範囲
0~50℃
外形寸法
100(W)×70(D)×40(H)
質量
約 330g以内
*1:ただし親機1台、子機5台の構成時とする。
*2:ただし設置環境による。
- 26 -
4.本体外形図(親機)
5.本体外形図(子機)
70
100
T e le t h e r m o
118.1
70
100
T e le t h e r m o
CH1
CH2
INPUT
CH3 CH4
CH5
40
1
100
118.1
2
3
4
5
ON
DC IN
OPEN
70
POWER
118.1
OFF
DC 5V IN
- 27 -
40
AC ADAPTER
40
LAN
ご注意
(1)本書の内容の一部または全部を無断で転載するこ
とは固くお断りします。
(2)本書の内容については、将来予告なしに変更する
Tele thermo 取扱い説明書
ことがあります
(3)本書の作成にあたっては万全を期しておりますが、
2006 年 3 月 31 日 初版
内容に起因して発生した損害などについては、責
任を負いかねますのでご了承ください。
もし、ご不審な点や誤り・記載もれなど、お気付
(c)株式会社 イージーメジャー 2013
きの点がありましたらご連絡ください。
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株式会社
イージーメジャー
本社
〒802-0071 北九州市 小倉北区 黄金町 2-6-3
TFF-9323(1)
Tel 093-952-0226
Fax 093-952-0216
2006.3.30