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「笑顔の輪プロジェクト」
東北被災地ボランティアバスツアー報告
実施日程 2011 年 10 月 21 日(金)~24 日(月)
場 所 宮城県石巻市 牡鹿半島沖小渕浜
参加者 14 歳から 72 歳までの福井県民 34 名
石川県民 5 名 合計 39 名
10 月のボランティア活動は、前回訪れた、牡鹿半島にある小渕浜での漁業地支援を再度実施。
メインの作業は、現地の方が気になってもなかなか出来ない草刈り作用や地区の美化活動を行わせて
頂きました。また、癒し部隊を結成、仮設住宅でお住まいの方へのマッサージや踊り、音楽の提供を行
いました。また、福井県民を中心に支援頂いている越前水仙の畑をつくらせて頂きました。来春に綺麗
な水仙の花と香りを楽しんで頂きたいと思います。
今回のボランティアは、小渕浜に全泊し、この地区のみの支援に特化した活動を行いました。この小
渕浜は、震災前は 500 人ほどの住民がいましたが、震災後一時期 200 人ほどに縮小。現在は、300 人ほ
どにまで戻ってきています。現在 90 世帯が仮設住宅に身を寄せています。
仮設住宅から、浜までの地区のメイン通り2Km 程の草刈り、ゴミ集めを中心に作業しました。ボラ
ンティア参加者の中には、もっと漁業の作業がしたい等の声もありましたが、今回は、地元の方が気に
なっても出来ていないことをメインに実施。実は、こういったいつでも出来そうで出来ないことが重要
だとも感じました。地区の区長さんからもお礼の言葉を頂きました。
また、癒し部隊によるマッサージや踊りなどの披露で、心や体を癒してもらえればと仮設住宅集会場を
お借りして実施。初日は、少し来てくれた程度でしたが、翌日には、沢山の方に参加頂け、最後は、住
民とボランティア全員で踊ることもできました。この時期の大切ことは、重労働や作業だけではなく、
被災地の方々繋がり、心を通わせることも大切だと実感しました。
「久しぶりに踊りを観たよ」 「体が
らくになったよ」
などの嬉しい声もたくさん聞くことができました。定期的な交流を起こしていきた
いと感じた今回のボランティア活動でした。
漁師さんたちとの食事で交流を深めることもできました。感謝と感動がたくさんあった活動となりまし
た。必ず福井にも行くよ!って言ってもらえたことも嬉しかったです。
活動の様子は、次ページに写真添付。
災害支援チーム 未来ビレッジ JAPAN
ふくい未来ビレッジ・ネットワーク
http://fmvn.org/
宮城県石巻市 牡鹿半島(おしかはんとう)小渕浜(こぶちはま)にて草刈り作業
荒れた土地を水仙畑に・・・
津波で枯れた木を取り除き、草や根、石、柱を撤去し整地して畑に・・・
来年の春に綺麗な水仙が咲くと思います。
荒れた大地に、少しでも希望の花が満開になればと・・・
癒し隊が仮設住宅に住む方々に音楽、マッサージ、踊りを・・・
9 月の時よりゴミの量は増えています。宅地は近く嵩上げされる予定。
津波で打ち上げられ瓦礫と共に放置される帆立貝・・・
被災地への支援として、絵馬に活用する。
福井県内イベントにて絵馬として販売、金華山に奉納 売上金は餅にして年末仮設住宅へ届ける
最終日に大川小学校を訪問、献花台が新設されていました。
大川阿小学校付近 左が津波被害の前 右が現在 全てが流されている・・・
未だに見つからない子どもさんに 親からの手紙
福井県民生協さまから支援頂いた草刈り機 2 台は、小渕浜実業団へ提供
団員の後藤晴人さんが管理してくれます。