平成27年度定期監査報告書

平 成 27 年 度
第1
定期監査報告書
監査の種類
地 方 自 治 法 第 199 条 第 1 項 及 び 第 4 項 に 基 づ く 監 査
第2
監査の方法
平 成 27 年 度 ( 平 成 27 年 9 月 30 日 現 在 ) に お け る 予 算 の 執 行 状
況 及 び 事 務 事 業 の 状 況 並 び に 財 産 の 管 理 状 況 等 に つ い て 、監 査 資 料
の 提 供 を 求 め 、関 係 各 課 か ら 説 明 を 聴 取 し 、こ れ ら の 財 務 に 関 す る
事 務 が 、条 例 や 関 係 法 規 に 基 づ き 適 正 か つ 効 率 的 に 行 な わ れ て い る
か 、経 費 に 見 合 っ た 効 果 を 挙 げ て い る か 等 に つ い て 主 眼 を 置 き 監 査
を実施した。
第3
監査の対象
消 防 本 部 ( P2~ 5)
教育部
( P6~ 28)
総 務 課 ( P 6 ~ 8 )、 学 務 課 ( P 9 ~ 1 2 )、 学 校 指 導 課 ( P 1 3 ~ 1 5 )、
い き い き 学 び 課( P 1 6 ~ 1 8 )、文 化 財 課( P 1 9 ~ 2 0 )、市 史 編 集 課( P 2 1
~ 2 2 )、博 物 館( P 2 3 ~ 2 4 )、給 食 セ ン タ ー( P 2 5 ~ 2 6 )、図 書 館( P 2 7
~ 28)
第4
監査の期間
平 成 27 年 10 月 1 日 か ら 平 成 28 年 3 月 22 日 ま で
第5
監査の結果
次のとおりである。
※
文中「指摘事項等」は次の区分によるものとする。
( 1 )指 摘 事 項
重 大 な 違 法 、不 当 及 び 不 正 が 見 と め ら れ る 状 況
への指摘とする。
( 2 )是 正 事 項
違法 性や 不 当性 等は 見ら れ ない が、改善 を 要す
る悪い状況に対し対応を求める。
( 3 )注 意 事 項
好ま しく な い状 況が 見受 け られ るの で、気 をつ
けるよう申し述べること。
( 4 )要 望 事 項
予算 執行 の 効果 や事 業成 績 の見 地か ら、事 態の
向上を求め望むこと。
-1-
≪
消防本部
≫
1
職員の配置状況
総 務 課 の 職 員 の 配 置 状 況 は 、課 長 1 人 、課 長 補 佐 兼 係 長 1 人 、係
長 1 人の計 3 人である。
予 防 課 の 職 員 の 配 置 状 況 は 、課 長 1 人 、係 長 2 人 、士 長 2 人 の 計
5 人である。
消 防 署 の 職 員 の 配 置 状 況 、所 長 1 人 、次 席 兼 係 長 3 人 、所 長 3 人 、
司 令 補 7 人 、士 長 16 人 、副 士 長 6 人 、消 防 士 14 人 、そ の 他 消 防 員
4 人 の 計 54 人 で あ る 。
消 防 本 部 合 計 で 消 防 長 含 め 63 人 が 配 置 さ れ て お り 、 う ち 2 人 に
ついては、沖縄県消防通信指令センターへ派遣されている。
2
主な事務事業
総務 課は 、組 織及 び企 画に 関 する こと 、条例・規則・規程 等の 制
定改廃に関すること、職員及び消防団員の福利厚生に関すること、
消 防 統 計 に 関 す る こ と 、財 産 の 取 得 及 び 処 分 の 手 続 き 並 び に 財 産 の
管 理 に 関 す る こ と 、消 防 施 設 の 整 備 に 関 す る こ と 等 を 所 掌 し て い る 。
予 防 課 に お い て は 、火 災 の 予 防 広 報 及 び 防 火 思 想 の 普 及 及 び 宣 伝
に 関 す る こ と 、防 火 対 象 物 の 査 察・指 導 に 関 す る こ と 、防 火 管 理 者
の 指 導 ・ 教 養 に 関 す る こ と 、幼 年 防 火 ク ラ ブ 及 び 女 性 防 火 ク ラ ブ に
関 す る こ と 、危 険 物 施 設 の 許 認 可 に 関 す る こ と 、危 険 物 施 設 の 査 察
指 導 に 関 す る こ と 、消 防 計 画 に 関 す る こ と 、気 象 及 び 火 災 警 報 に 関
す る こ と 、自 主 防 災 組 織 に 関 す る こ と 、消 防 団 に 関 す る こ と 等 所 掌
している。
消 防 署 に お い て は 、署 員 の 教 養 訓 練 及 び 服 務 に 関 す る こ と 。災 害
の警戒及び防ぎょに関すること、火災調査及び予防に関すること、
救 急 ・ 救 急 活 動 及 び 事 務 に 関 す る こ と 、消 防 職 団 員 の 訓 練 及 び 演 習
の 計 画 実 施 に 関 す る こ と 、火 災 警 報 に 関 す る こ と 、消 防 団 に 関 す る
こと、自主防災組織の訓練指導に関すること等を所掌している。
3
予算の執行状況
(1)歳入について
予 算 現 額 2 億 3 , 9 9 0 万 3 , 0 0 0 円 に 対 し 、調 定 額 は 3 万 4 , 0 0 4 円 で 、
予 算 現 額 に 対 し 0 . 0 1 % 、収 入 済 額 は 2 万 9 , 6 0 4 円 で 、調 定 額 に 対 し
87.1% と な っ て い る 。
-2-
(2)歳出について
予 算 現 額 7 億 7 , 7 0 1 万 1 , 0 0 0 円 に 対 し 、支 出 負 担 行 為 済 額 は 2 億
9 , 5 6 5 万 2 , 7 5 1 円 で 、予 算 現 額 に 対 し 3 8 . 1 % 、支 出 済 額 は 2 億 8 , 1 8 9
万 7,769 円 で 、 支 出 負 担 行 為 済 額 に 対 し 95.3% と な っ て い る 。
4
資金前渡について
資 金 前 渡 資 金 に つ い て は 、小 型 移 動 ク レ ー ン 運 転 技 能 講 習 の 出 席
者 負 担 金 8 万 2,695 円 で あ る 。こ の 前 渡 資 金 に つ い て 、支 出 負 担 行
為 書 兼 支 出 調 書 、精 算 書 、領 収 書 等 を 審 査 し た 結 果 、適 正 に 処 理 さ
れているものと認めた。
5
契約事務の状況について
(1)業務委託契約について
業務 委託 契 約は 、塵芥 処理 業 務委 託(消 防署・伊原 間出 張所・川
平 出 張 所 )( 2 2 万 8 6 4 円 )、 消 防 用 無 線 電 話 設 備 保 守 点 検 業 務 委 託
( 8 6 万 4 , 0 0 0 円 )、 消 防 用 無 線 中 継 設 備 保 守 点 検 業 務 委 託 ( 3 8 万
4 , 4 8 0 円 )、簡 易 型 指 令 シ ス テ ム 保 守 点 検 業 務 委 託 ( 4 2 万 3 , 3 6 0 円 ) 、
自 家 用 電 気 工 作 物 保 安 管 理 業 務 委 託( 消 防 庁 舎 )
( 1 9 万 4 , 4 0 0 円 )、
屎 尿 浄 化 槽 の 維 持 管 理 に 関 す る 委 託 ( 4 万 9,680 円 ) な ど の 契 約 で
ある。
こ れ ら に つ い て 、支 出 負 担 行 為 書 、予 定 価 格 調 書 、契 約 書 等 を 審
査した結果、おおむね適正に処理されているものと認めた。
(2)使用料及び賃借料の契約について
使 用 料 及 び 賃 借 料 の 契 約 に つ い て は 、複 写 機 賃 借( 長 期 継 続 契 約
年 額 3 1 万 5 , 0 0 0 円 )、 貸 室 賃 貸 借 ( 派 遣 職 員 )( 8 2 万 4 , 7 5 0 円 )、
貸 室 賃 貸 借 ( 派 遣 職 員 ) (56 万 7,000 円 )、 貸 室 賃 貸 借 ( 派 遣 職 員 )
(62 万 3,052 円 )等 の 契 約 で あ る 。
これ らに つ いて 、契約 方法 、契 約書 、契約 内容 、履行 状況 等を 審
査した結果、おおむね適正に処理されているものと認めた。
(3)工事請負契約について
( 平 成 27 年 度 分 )
平 成 27 年 度 に お け る 工 事 に つ い て は 、 防 災 倉 庫 設 置 工 事 、 車 庫
屋 根 修 繕 工 事 が 予 算 計 上 さ れ て い る が 、上 半 期 に お い て も な お 、未
契約となっている。
-3-
( 平 成 26 年 度 分 )
平 成 26 年 度 に お け る 工 事 請 負 契 約 に つ い て は 、 救 急 救 助 資 機 材
収 納 庫 整 備 工 事 ( 1 , 1 2 4 万 6 , 0 4 0 円 )、 消 防 庁 舎 改 修 工 事 ( 1 , 9 9 0 万
4,400 円 ) で あ る 。
これらについて、入札書、改札調書、契約書、予定価格調書、採
点 制 限 価 格 調 書 、支 出 負 担 行 為 書 、履 行 状 況 等 を 審 査 し た 結 果 、お
おむね適正に処理されているものと認めた。
6
財産の管理状況について
(1)借用財産について
借 用 財 産 に つ い て は 、庁 舎( 消 防 本 部 )敷 地 及 び 救 急 搬 送 ヘ リ ポ
ー ト 敷 地 用 の 土 地 の 賃 借 と し て 、 国 有 地 ( 7 , 3 2 4 . 0 2 ㎡ )、 沖 縄 県 有
地 2,736.56 ㎡ ) を そ れ ぞ れ 賃 借 し て い る 。 国 有 財 産 の 借 入 れ に つ
い て は 、 平 成 2 6 年 4 月 11 日 か ら 平 成 2 9 年 3 月 3 1 日 ま で の 契 約
である。
ま た 、 伊 原 間 出 張 所 に お い て は 、 伊 原 間 公 民 館 の 土 地 ( 495 ㎡ )
を賃借している。
こ れ ら の 土 地 の 賃 貸 借 に つ い て 、契 約 書 、支 出 負 担 行 為 書 等 を 審
査 し た 結 果 、 伊 原 間 公 民 館 と の 土 地 賃 貸 借 契 約 に お い て 、「 土 地 賃
貸 借 契 約 書 」は 課 税 文 書 に 該 当 す る が 、契 約 金 額 に 応 じ た 収 入 印 紙
が未貼付であった。
(2)車両の管理について
車 両 の 管 理 に つ い て は 、 33 台 の 車 両 等 を 管 理 し て い る 。 こ れ ら
の 車 両 等 の う ち 、 沖 縄 8 2 8 は 6 6 ( 水 槽 付 ポ ン プ 車 )、 沖 縄 8 2 8 さ
3 6 5 ( ジ ー プ 車 )、 沖 縄 8 2 8 さ 3 9 4 ( 消 防 団 救 助 資 機 材 車 )、 石 垣 市
1 9 0 0 ( 原 動 機 付 自 転 車 )、 沖 縄 8 2 8 さ 3 0 1 ( 救 急 車 ) の 車 両 に つ い
て 、運 行 日 誌 、自 動 車 検 査 証 、任 意 保 険 等 を 確 認 し た 結 果 、お お む
ね良好に管理されている。
7
補助金の交付について
補 助 金 に つ い て は 、 平 成 26 年 度 石 垣 市 防 火 委 員 会 補 助 金 ( 19 万
5 , 0 0 0 円 )、 平 成 2 7 年 度 石 垣 市 防 火 委 員 会 補 助 金 ( 1 9 万 5 , 0 0 0 円 )
である。
これらの補助金について、支出負担行為書、補助金交付申請書、
補 助 金 交 付 決 定 通 知 書 、 決 算 書 等 を 審 査 し た 結 果 、 平 成 26 年 度 の
防 火 委 員 会 補 助 金 に お い て 、概 算 払 い で 補 助 金 を 交 付 さ れ て い る が 、
未精算のままであった。
-4-
8
服務の管理状況
(1)夏期休暇の取得について
一 部 の 職 員 に お い て 、夏 期 休 暇 の 取 得 を「 日 単 位 」で な く「 時 間
単位」での取得が見受けられた。
9
指摘事項等
(1)借用財産について(是正事項)
伊原間公民館との土地賃貸借契約において、
「土地賃貸借契約書」
は 課 税 文 書 に 該 当 す る た め 、契 約 金 額 に 応 じ た 収 入 印 紙 を 貼 付 さ れ
たい。
(2)補助金の交付について(是正事項)
平 成 26 年 度 の 防 火 委 員 会 補 助 金 に お い て 、 概 算 払 い で の 補 助 金
交付に対し未精算であったため、改められたい。
(3)夏期休暇の取得について(注意事項)
一部 の職 員 にお いて 、夏期 休 暇の 取得 を「日 単 位」でな く「時 間
単 位 」で の 取 得 が 見 受 け ら れ た の で 、夏 期 休 暇 付 与 の 目 的 を 認 識 の
う え 、「 日 単 位 」 で の 取 得 に 改 め ら れ た い 。
( 4 ) 平 成 27 年 度 工 事 請 負 契 約 に つ い て ( 要 望 事 項 )
上 半 期 に お い て も な お 、未 契 約 と な っ て い た こ と か ら 上 半 期 で の
執行率の向上に努めていただきたい。
(5)補助金の交付について(要望事項)
「 石 垣 市 補 助 金 等 交 付 規 則 の 運 用 に つ い て 」の「 1
補助金等交
付 規 程 等 の 制 定 に つ い て 」の 規 定 に 基 づ き 、個 別 の「 石 垣 市 防 火 委
員会補助金交付要綱」等の制定の必要性がないか検討されたい。
-5-
教
育
部
≪
総務課
≫
1
職員の配置状況
総 務 課 の 職 員 配 置 状 況 は 、職 員 6 名( 課 長 1 名 、総 務 係 3 名 、企
画 調 整 2 名 )、 賃 金 職 員 2 名 ( 総 務 係 ) と な っ て い る 。
2
主な事務事業
総 務 課 は 奨 学 基 金 に 関 す る こ と 、教 育 事 務 点 検 評 価 に 関 す る こ と 、
大 濱 信 泉 記 念 館 に 関 す る こ と 、教 育 委 員 会 会 議 に 関 す る こ と 、八 重
山 地 区 市 町 教 育 委 員 会 協 議 会 に 関 す る こ と 、学 校 職 員 安 全 衛 生 管 理
に 関 す る こ と 、ス ク ー ル バ ス に 関 す る こ と 、県 費 負 担 教 職 員 の 服 務
に 関 す る こ と 等 を 含 む 45 の 事 務 を 所 掌 し て い る 。
3
予算の執行状況
(1)歳入の執行について
予 算 現 額 2,998 万 8 千 円 に 対 し 、 調 定 額 は 3,394 万 2,251 円 で 、
執 行 率 は 11 3 % で あ る 。 ま た 、 調 定 額 に 対 す る 収 入 済 額 は 3 9 7 万
4,903 円 で 、 収 納 率 は 12%と な っ て い る 。 調 定 額 が 予 算 現 額 を 上 回
っ て い る 理 由 は 、奨 学 貸 付 金 滞 納 繰 越 金 の 予 算 現 額 1 2 0 万 円 に 対 し 、
調 定 額 が 1,853 万 2,000 円 と な っ て い る こ と に よ る 。
(2)歳出の執行について
予 算 現 額 10 億 8,774 万 6,000 円 に 対 し 、 支 出 負 担 行 為 額 は 5 億
4 , 3 0 4 万 2 , 0 3 8 円 で 、執 行 率 は 5 0 % で あ る 。ま た 、支 出 負 担 行 為 額
に 対 す る 支 出 済 額 は 4 億 9,097 万 736 円 で 、 執 行 率 は 90%と な っ
ている。
支 出 に 関 す る 財 務 会 計 事 務 に つ い て 審 査 し た 結 果 、適 正 に 処 理 さ
れていることを認めた。
(3)収入未済額及び滞納整理状況について
平 成 27 年 9 月 末 現 在 、 奨 学 金 貸 付 金 元 利 収 入 に お い て 2,994 万
8,000 円 の 収 入 未 済 額 が 発 生 し て い る 。
現 年 度 分 : 1,203 万 7,000 円 、 過 年 度 分 : 1,791 万 1,000 円 ( 内
平 成 25 年 度 以 前 分 : 1,379 万 6,000 円
22 件 ) と な っ て い る 。
-6-
(4)資金前渡について
1 件 の 出 席 者 負 担 金 に つ い て 支 出 が 行 な わ れ 、後 日 戻 入 さ れ て い
る 。そ の こ と も 踏 ま え た う え で 審 査 し た 結 果 、適 正 に 処 理 さ れ て い
ることを認めた。
4
契約事務の状況
(1)業務委託契約について
今 年 度 の 業 務 委 託 契 約 と し て 、ご み 収 集 処 理 業 務 委 託( 9 万 9 , 6 0 0
円 )、 大 濱 信 泉 記 念 館 指 定 管 理 委 託 ( 4 0 0 万 円 )、 ス ク ー ル バ ス 運 行
委 託 ( 228 万 円 ×2 名 ) に つ い て 契 約 が 締 結 さ れ て お り 、 入 札 、 契
約 、支 出 な ど に つ い て 審 査 を 行 っ た 結 果 、お お む ね 適 正 に 行 な わ れ
ていることを認めた。
(2)使用料及び賃借料の契約について
主な使用料及び賃借料の契約として、複写機賃貸借契約(年額
56 万 2,399 円 ) や 印 刷 機 賃 貸 借 契 約 ( 年 額 13 万 2,300 円 ) な ど の
契 約 が 締 結 さ れ て お り 、こ れ ら の 契 約 に つ い て 、入 札 、契 約 、支 出
な ど に 係 る 書 類 の 審 査 を 行 っ た 結 果 、適 正 に 処 理 さ れ て い る こ と を
認めた。
5
財産の管理状況
(1)行政財産の管理について
教 育 委 員 会 庁 舎 ( 土 地 ・ 建 物 )、 大 濱 信 泉 記 念 館 ( 土 地 ・ 建 物 )
を管理している。
大 濱 信 泉 記 念 館 は 指 定 管 理 者 に よ り 管 理 運 営 さ れ て お り 642 件
244 万 7,500 円 の 利 用 料 収 入 が 見 ら れ 、 収 納 未 済 金 は 見 ら れ な い 。
(2)車両の管理について
5 台 の 車 輌 を 管 理 し て お り 、う ち 4 台 が リ ー ス で あ る 。関 係 台 帳
や リ ー ス 契 約 書 等 を 審 査 し た 結 果 、お お む ね 適 正 に 管 理 さ れ て い る
が 、 沖 縄 46 ろ 3715 ラ イ ト エ ー ス に つ い て 、 運 行 日 誌 に 多 く の 誤
記、未記載が見受けられる。
6
補助金の交付状況について
八 重 山 地 区 小 中 学 校 校 長 会 、八 重 山 地 区 公 立 小 中 学 校 教 頭 会 、八
重山地区小学校体育連盟など 9 団体に対して補助金の交付を行な
っ て お り 、交 付 申 請 、交 付 額 決 定 、実 績 報 告 、交 付 額 確 定 、概 算 払
い な ら ば 精 算 な ど の 処 理 に つ い て 審 査 を 行 っ た 結 果 、一 部 精 算 が 行
な わ れ て い な い 補 助 金 が 見 ら れ た が 、お お む ね 適 正 に 処 理 さ れ て い
-7-
ることを認めた。
7
服務の管理状況
際 立 っ た 残 業 や 欠 勤 な ど 見 ら れ ず 、適 正 に 管 理 が 行 な わ れ て い る
ことを認めた。
8
指摘事項等
(1)奨学貸付金償還金の徴収事務について(是正事項)
過 年 度 分 の 奨 学 貸 付 金 償 還 金 の 滞 納 に つ い て 、督 促 状 の 送 付 が 行
なわれていない状況が見られた。
未 収 金 が 発 生 し た 場 合 、石 垣 市 債 権 管 理 条 例 第 7 条 第 1 項 で は「 市
長 は 、市 の 債 権 に つ い て 、履 行 期 限 ま で に 履 行 し な い 者 が あ る と き
は 、法 令 の 定 め る と こ ろ に よ り 、期 限 を 指 定 し て こ れ を 督 促 し な け
れ ば な ら な い 。」と 規 定 さ れ て お り 、石 垣 市 財 務 規 則 第 3 8 条 及 び 石
垣 市 債 権 管 理 条 例 施 行 規 則 第 3 条 に お い て「 督 促 は 、原 則 と し て 履
行 期 限 後 2 0 日 以 内 に 督 促 状 に よ り 行 う 。」と 規 定 さ れ て い る こ と か
ら、規定に沿った徴収事務を行なうよう改善を求める。
( 2 )「 ス ク ー ル バ ス 運 行 委 託 契 約 」 の 業 務 委 託 に つ い て ( 注 意 事 項 及
び要望事項)
業 務 委 託 者 2 名 の 選 定 は 、学 校 長 よ り 提 出 さ れ た 推 薦 書 に 従 い 行
わ れ て い る が 、そ の 内 容 は コ ピ ー & ペ ー ス ト で 作 成 さ れ 、ミ ス に よ
り同じ文言が繰り返されるなど公文として不適切な部分が見受け
られた。
ま た 児 童 を 乗 せ て 運 行 す る バ ス で あ る こ と か ら 、運 転 手 の 雇 用 に
あ た っ て は 健 康 診 断 書 の 提 出 を 求 め 、安 全 な 運 行 管 理 に つ い て の 要
綱などを作成する必要があると考える。
(3)補助金(概算払い)の精算について(注意事項)
八 重 山 中 学 校 体 育 連 盟 補 助 金 と 私 立 学 校 助 成 金 に つ い て 、概 算 払
いにより支出されているが、精算が行なわれていない。
石 垣 市 財 務 規 則 第 55 条 に お い て 「 支 払 事 務 の 完 了 後 7 日 以 内 に
精算書に
債権者から徴した領収書又は支払いを証明するに足り
る書類を添えて精算しなければならない。」と規定されているが、
補助金については財政援助団体の決算報告を以て補助金額が確定
した段階で精算を行うことが適当であると考える。
-8-
≪
学務課
≫
1
職員の配置状況
学 務 課 の 職 員 配 置 状 況 は 、 職 員 11 名 ( 課 長 1 名 、 施 設 係 5 名 、
学 務 係 5 名 )、 臨 時 的 任 用 職 員 1 名 ( 学 務 係 )、 賃 金 職 員 1 名 ( 学 務
係)となっている。
2
主な事務事業
学 務 課 は 、学 校 割 当 て 予 算 の 編 成 及 び 執 行 に 関 す る こ と 、学 校 の
環 境 衛 生 に 関 す る こ と 、学 校 施 設 使 用 及 び 使 用 料 に 関 す る こ と 、児
童 、生 徒 の 就 学 及 び 就 学 猶 予 並 び に 転 入 学 、退 学 そ の 他 学 籍 に 関 す
ること、園児、児童、生徒、教職員の健康診断に関すること 、幼稚
園児の入園、中途入園、再入園、退園、転園、園籍に関すること、
幼稚園入園料及び保育料並びに預かり保育料徴収事務に関するこ
と 、教 科 書 給 与 事 務 、教 師 用 教 科 書 及 び 教 師 用 指 導 書 に 関 す る こ と 、
へ き 地 児 童 生 徒 援 助 費 等 補 助 金 (修 学 旅 行 費 ・ 保 健 管 理 費 )に 関 す る
こ と 、遠 距 離 児 童 生 徒 通 学 費 補 助 に 関 す る こ と 、学 校 施 設 の 整 備 計
画 に 関 す る こ と 等 を 含 む 39 の 事 務 を 所 掌 し て い る 。
3
予算の執行状況
(1)歳入の執行について
予 算 現 額 1 3 億 2 , 0 5 2 万 8 , 0 0 0 円 に 対 し 、調 定 額 は 4 , 1 9 8 万 5 , 5 4 6
円 で 、執 行 率 は 3 % で あ る 。ま た 、調 定 額 に 対 す る 収 入 済 額 は 2 , 8 6 0
万 9,196 円 で 、 執 行 率 は 68%と な っ て い る 。
ま た 、学 校 施 設 環 境 改 善 交 付 金 8,246 万 7,000 円 、義 務 教 育 施 設
整 備 事 業 債 ( 小 学 校 債 ) 8,040 万 円 が 明 許 繰 越 費 と し て 計 上 さ れ て
いる。
(2)歳出の執行について
予 算 現 額 19 億 7,540 万 9,000 円 に 対 し 、 支 出 負 担 行 為 額 は 6 億
1 , 2 8 8 万 4 , 4 8 8 円 で 、執 行 率 は 3 1 % で あ る 。ま た 、支 出 負 担 行 為 額
に 対 す る 支 出 済 額 は 3 億 9,058 万 8,104 円 で 、 執 行 率 は 63%と な
っている。
地 域 消 費 喚 起 ・ 生 活 支 援 事 業 4 , 0 5 2 万 9 , 0 0 0 円 、明 石 小 学 校 屋 内
運 動 場 新 増 改 築 事 業( 小 学 校 費 )2 億 244 万 6,000 円 、登 野 城 小 学
校 校 舎 新 増 改 築 事 業( 小 学 校 費 )3 , 2 8 3 万 9 , 0 0 0 円 、合 計 で 2 億 7 , 5 8 1
万 4 , 0 0 0 円 が 明 許 繰 越 費 と し て 計 上 さ れ て お り 、支 出 負 担 行 為 済 額
は 2 億 1,954 万 3,779 円 で 執 行 率 は 80% で あ る 。 ま た 、 支 出 負 担
行 為 額 に 対 す る 支 出 済 額 は 4,596 万 7,124 円 で 執 行 率 は 21% と な
-9-
っている。
(3)収入未済額及び滞納整理状況について
○
現年度分
9 月 末 時 点 で の 現 年 度 分 の 収 納 未 済 額 は 1,257 万 1,650 円 と な っ
ている。
〇
過年度分
①
市 立 幼 稚 園 預 か り 保 育 料 滞 納 繰 越 分 ( 平 成 24~ 25 年 度 )
26 万 円 ( 52 件 )
②
市 立 幼 稚 園 保 育 料 滞 納 繰 越 分 ( 平 成 13~ 25 年 度 )
220 万 6,500 円 ( 514 件 )
③
市 立 幼 稚 園 入 園 料 滞 納 繰 越 分 ( 平 成 24 年 度 )
7 万 3,000 円 ( 9 件 )
上 記 の と お り 調 定 が 行 な わ れ て お り 、② に お い て 9 月 末 ま で に 計
10 万 円 が 収 納 さ れ た の み と な っ て い る 。 ま た 、 生 活 困 窮 な ど を 主
な理由として法的措置(強制執行等)は執られていない。
4
契約事務の状況
(1)業務委託契約について
主 な 業 務 委 託 契 約 と し て 、学 校 ネ ッ ト ワ ー ク シ ス テ ム 保 守 管 理 委
託 ( 5 1 万 5 , 1 6 0 円 )、 小 学 校 機 械 及 び 巡 回 警 備 業 務 ( 2 9 1 万 6 , 0 0 0
円 )、 小 学 校 プ ー ル 監 視 補 助 業 務 委 託 ( 2 件 : 1 3 8 万 8 , 6 2 0 円 ・ 1 9 2
万 9 , 3 1 2 円 )、登 野 城 小 学 校 校 舎 新 増 改 築 事 業 実 施 設 計 業 務 委 託( 平
成 26 年 度 よ り 継 続 ・ 3,186 万 円 ) な ど が 締 結 さ れ て お り 、 入 札 、
契 約 、支 出 な ど に つ い て 審 査 を 行 っ た 結 果 、適 正 に 処 理 さ れ て い る
ことを認めた。
(2)使用料及び賃借料の契約について
主 な 使 用 料 及 び 賃 借 料 の 契 約 と し て 、 パ ソ コ ン 賃 借 料 ( 12 件 :
合 計 7 4 6 万 4 , 2 1 9 円 )、複 写 機 賃 借 料( 1 6 件:合 計 3 0 4 万 9 , 5 6 6 円 )、
学 校 図 書 館 シ ス テ ム 賃 借 料 ( 2 件 : 合 計 679 万 7,700 円 ) な ど が 締
結されており、入札、契約、支出などについて審査を行った結果、
適正に処理されているものと認めた。
5
工事の施工状況
主 な 工 事 と し て 、明 石 小 学 校 屋 内 運 動 場 改 築 工 事 、公 立 幼 小 中 学
校 扇 風 機 取 替 工 事 、登 野 城 小 学 校 仮 校 舎 設 置 工 事 な ど が 行 な わ れ て
お り 、こ れ ら の 工 事 の 施 工 状 況 に つ い て 、入 札 、契 約 、支 出 な ど に
- 10 -
係 る 書 類 か ら 審 査 を 行 っ た 結 果 、お お む ね 適 正 に 管 理 さ れ て い る こ
とを認めた。
6
財産の管理状況
(1)行政財産について
幼 稚 園 18 園 、 小 学 校 20 校 、 中 学 校 9 校 に つ い て 、 損 害 保 険 に
加入するなど適正に管理されていることを認めた。
(2)借用財産について
名 蔵 小 中 学 校 用 地 と し て 、石 垣 島 製 糖 株 式 会 社 と 土 地 賃 貸 借 契 約
を 締 結 し て い る 。 広 さ は 約 1 万 8,655 平 方 メ ー ト ル ( 5,643 坪 ) で
年 額 191 万 8,691 円 と し て い る 。 賃 貸 借 契 約 に つ い て 審 査 し た 結
果、適正に処理されていることを認めた。
(3)目的外使用について
9 月 末 時 点 で の 行 政 財 産 目 的 外 使 用 件 数 は 小 学 校 71 件 ( 使 用 料
収 入 6 8 万 9 , 5 0 0 円 )、中 学 校 5 5 件( 使 用 料 収 入 4 9 万 8 , 0 5 0 円 )と
なっている。
申 請 書 な ど に つ い て 審 査 し た 結 果 、お お む ね 適 正 に 処 理 さ れ て い
ることを認めた。
7
補助金の交付状況について
(1)石垣市遠距離通学費補助金
石 垣 市 遠 距 離 通 学 費 補 助 金 に つ い て 、 小 学 校 ( 平 成 26 年 度 : 14
万 3 , 3 8 5 円 ・ 平 成 2 7 年 度 : 1 4 万 7 8 8 円 )、 中 学 校 ( 平 成 2 6 年 度 :
8 4 万 8 , 6 4 6 円・平 成 2 7 年 度:11 2 万 1 , 3 6 4 円 )が 交 付 さ れ て お り 、
申 請 や 交 付 決 定 な ど の 事 務 に つ い て 審 査 し た 結 果 、適 正 に 処 理 さ れ
ていることを認めた。
8
指摘事項等
( 1 ) 消 耗 品 費 「 図 書 カ ー ド ( 第 38 回 デ ン タ ル フ ェ ア 作 品 の 部
賞品
として)について(注意事項)
物品を購入し賞品とするならば消耗品費からの支出が適当であ
る と 考 え る が 、図 書 カ ー ド は 金 券 で あ る こ と か ら 、消 耗 品 費 か ら で
はなく報償費からの支出が適当ではないかと考える。
(2)幼稚園保育料の徴収について(是正事項)
石 垣 市 立 幼 稚 園 保 育 料 の 未 納 者 に 対 し 、督 促 状 の 送 付 が 行 な わ れ
ていない状況が見られた。
- 11 -
石 垣 市 債 権 管 理 条 例 第 7 条 第 1 項 で は「 市 長 は 、市 の 債 権 に つ い
て 、履 行 期 限 ま で に 履 行 し な い 者 が あ る と き は 、法 令 の 定 め る と こ
ろ に よ り 、 期 限 を 指 定 し て こ れ を 督 促 し な け れ ば な ら な い 。」 と 規
定 さ れ 、 続 く 第 2 項 で は 「 督 促 状 (私 債 権 に 係 る も の を 除 く 。 )を 発
し た と き は 、督 促 手 数 料 と し て 1 通 に つ き 1 0 0 円 を 徴 収 し な け れ ば
な ら な い 。た だ し 、や む を 得 な い 理 由 が あ る と 認 め る 場 合 に お い て
は 、 こ れ を 徴 収 し な い 。」 と 規 定 さ れ て い る 。
ま た 、 石 垣 市 財 務 規 則 第 38 条 及 び 石 垣 市 債 権 管 理 条 例 施 行 規 則
第 3 条 に お い て は 「 督 促 は 、 原 則 と し て 履 行 期 限 後 20 日 以 内 に 督
促 状 に よ り 行 う 。」 と 規 定 さ れ て い る 。
幼 稚 園 保 育 料 は 非 強 制 徴 収 公 債 権 で あ る こ と か ら 、 納 期 限 後 20
日 以 内 に 督 促 状 と 督 促 手 数 料 1 0 0 円( や む を 得 な い 理 由 を 認 め た 場
合は免除)を加えた納付書を発送しなければならない。
以上のことから規定に沿った徴収事務を行なうよう改善を求め
る。
(3)修繕費と工事請負費について(注意事項)
幼 稚 園 及 び 小 学 校 の 天 井 扇 風 機 修 繕 に つ い て 、修 繕 費 と 工 事 請 負
費 両 方 か ら の 支 出 が 見 ら れ る 。請 負 内 容 は 教 室 に 設 置 さ れ て い る 故
障した天井扇風機の取替であることから修繕費からの支出が適当
ではないかと考える。
校舎全体の天井扇風機を全て取り換えるような大規模改修請負
や 、新 た に 増 設 す る 場 合 で あ れ ば 工 事 請 負 費 か ら の 支 出 と し て 差 し
支えないと考える。
(4)服務の管理状況(注意事項)
お お む ね 適 正 に 管 理 さ れ て い る が 、出 勤 簿 に 欠 勤 が 2 件 見 受 け ら
れた。
当 該 職 員 の 年 次 休 暇 は 残 っ て い た こ と か ら 、休 暇 届 が 提 出 さ れ な
い ま ま で あ っ た と 考 え ら れ る 。出 退 勤 管 理 シ ス テ ム の エ ラ ー に つ い
て 、日 々 チ ェ ッ ク を 行 い 、発 生 し た 場 合 は 迅 速 に 処 理 す る べ き で あ
る。
- 12 -
≪
学校指導課
≫
1
職員の配置状況
総 務 課 の 職 員 配 置 状 況 は 、 職 員 8 名 ( 課 長 1 名 、 指 導 係 7 名 )、
嘱託職員
11 名( 学 校 図 書 事 務 ア ド バ イ ザ ー 1 名 、学 校 I C T 支 援
員 3 名 、外 国 語 学 習 支 援 員 4 名 、教 育 研 究 所 1 名 、適 応 指 導 教 室 指
導 員 2 名 )、 賃 金 職 員 2 名 ( 幼 稚 園 教 諭 ) と な っ て い る 。
2
主な事務事業
学 校 指 導 課 は 、学 校 管 理 職・教 職 員 の 研 修 に 関 す る こ と 、県 費 負
担 教 職 員 の 定 期 人 事 異 動 事 務 に 関 す る こ と 、学 力 向 上 推 進 に 関 す る
こと、教員評価システムに関すること、学校評議員に関すること、
学 校 安 全 ・ 防 災 計 画 及 び 危 機 管 理 に 関 す る こ と 、教 科 書 の 採 択 に 関
す る こ と 、就 学 支 援 委 員 会 に 関 す る こ と 、教 育 研 究 所 に 関 す る こ と 、
幼 稚 園 長 の 委 嘱 に 関 す る こ と 、 外 国 語 学 習 支 援 員 ( A LT ) に 関 す る こ
と 、学 び の 基 礎 力 育 成 支 援 ア ド バ イ ザ ー に 関 す る こ と 地 域 交 流 子 育
て 相 談 員 に 関 す る こ と 等 を 含 む 56 の 事 務 を 所 掌 し て い る 。
3
予算の執行状況
(1)歳入の執行について
予 算 現 額 106 万 9,000 円 に 対 し 、 調 定 額 及 び 収 入 済 額 は 0 円 で 、
執 行 率 は 0%で あ る 。
これは本年度の歳入である「学びの基礎力育成支援事業補助金
( 予 算 現 額 7 6 万 9 , 0 0 0 円 )」と「 沖 縄 県 教 育 委 員 会 研 究 指 定 校 事 業
研 究 委 託 料 ( 予 算 現 額 3 0 万 円 )」 の 2 件 に つ い て 、 9 月 末 の 時 点 で
収納されていない事による。
(2)歳出の執行について
予 算 現 額 2 億 1,376 万 4,000 円 に 対 し 、 支 出 負 担 行 為 額 は 1 億
152 万 5,939 円 で 、 執 行 率 は 48% で あ る 。 ま た 、 支 出 負 担 行 為 額
に 対 す る 支 出 済 額 は 8,364 万 3,593 円 で 、 執 行 率 は 82%と な っ て
いる。
(3)資金前渡について
「 通 級 指 導 教 室 に か か る 児 童 の 学 級 担 任 研 修 会 講 師 謝 礼 」、
「特別
支 援 教 育『 子 育 て 講 演 会 』講 師 旅 費 」な ど に つ い て 行 な わ れ て お り 、
これらについて審査の結果、適正に処理されていることを認めた。
- 13 -
4
契約事務の状況
(1)業務委託契約について
住 民 訴 訟 の 弁 護 に 係 る 業 務 委 託 契 約 ( 契 約 額 108 万 5,370 円 )
が 締 結 さ れ て お り 、契 約 、支 出 な ど に つ い て 審 査 を 行 っ た 結 果 、適
正に処理されているものと認めた。
(2)使用料及び賃借料の契約について
主 な 使 用 料 及 び 賃 借 料 契 約 と し て 、教 育 機 関 巡 回 等 車 両 リ ー ス 契
約 ( 3 台 : 年 額 合 計 7 0 万 1 2 8 円 )、 ホ ー ム ペ ー ジ 専 用 サ ー バ ー 使 用
料( 年 額 4 万 5 , 0 3 1 円 )な ど の 契 約 が 締 結 さ れ て お り 、入 札 、契 約 、
支 出 な ど に つ い て 審 査 を 行 っ た 結 果 、お お む ね 適 正 に 処 理 さ れ て い
るものと認めた。
5
財産の管理状況
(1)車両の管理について
3 台の車輌を管理しており、すべてリースである。
運 行 日 誌 、自 動 車 検 査 証 、保 険 料 の 支 出 等 に 係 る 書 類 を 審 査 し た
結果、おおむね適正に管理されていることを認めた。
6
服務の管理状況
勤務状況など適正に管理が行なわれていることを認めた。
7
指摘事項等
(1)集合学習に係るバス賃貸借契約について(注意事項)
へ き 地 教 育 対 策 費 よ り 支 出 さ れ た 「 北 部 地 区 集 合 学 習 5/22 バ ス
賃 借 料 」 及 び 「 西 部 地 区 集 合 学 習 ( 川 平 小 ) 9/8 バ ス 賃 借 料 」 に つ
い て 、 見 積 書 の 添 付 が 1 通 し か 見 ら れ な い 。 こ れ は 10 万 円 未 満 の
契 約 で あ る か ら と 考 え る が 、 相 見 積 書 を 省 略 で き る の は 10 万 円 以
下 の「 物 品 の 購 入 又 は 修 繕 」の 場 合 で あ り 、使 用 料 及 び 賃 借 料 は こ
れに該当しない。
(2)補助金の交付状況について(注意事項)
石 垣 市 学 力 向 上 推 進 委 員 会 補 助 金 ( 平 成 26 年 度 及 び 平 成 27 年
度 : 5 0 万 円 )の 支 出 に つ い て 、平 成 2 6 年 度 の 決 算 額 は 4 9 万 9 , 2 5 1
円 で あ る が 、 50 万 円 で 確 定 ・ 精 算 さ れ て い る 。 こ の よ う な 精 算 は
剰 余 金 額 を 発 生 さ せ る こ と か ら 、決 算 額 を 確 定 額 と し て 精 算 す る べ
きであると考える。
- 14 -
(3)支出負担行為書の備考欄について(是正事項)
今 回 審 査 し た 随 意 契 約 に 係 る 複 数 の 支 出 負 担 行 為 書 に お い て 、備
考欄の未記入が多く見られた。
支 出 負 担 行 為 書 の 備 考 欄 は 、随 意 契 約 締 結 の 根 拠 法 令 や 、請 書 や
相 見 積 書 省 略 の 根 拠 規 則 な ど を 記 入 す る 仕 様 と な っ て お り 、財 務 会
計行為の正当性を裏付ける為にもこれらの記載は省かれるべきで
はないと考える。
- 15 -
≪
いきいき学び課
≫
1
職員の配置状況
職員配置状況は、職員 8 名(課長 1 名、学び係 6 名、青少年係 2
名 )、 嘱 託 職 員 8 名 ( 社 会 教 育 指 導 員 1 名 、 教 育 相 談 員 1 名 、 生 活
指 導 員 2 名 、 ユ ー ス ア ド バ イ ザ ー 3 名 、 子 ど も 若 者 相 談 員 1 名 )、
賃金職員 1 名(学び係)となっている。
2
主な事務事業
い き い き 学 び 課 は 、生 涯 学 習 の 普 及 、啓 発 及 び 振 興 に 関 す る こ と 、
青 少 年 の 社 会 奉 仕 体 験 活 動 、自 然 体 験 活 動 、そ の 他 の 体 験 活 動 の 機
会を提供する事業の実施及びその奨励に関すること、社会教育委員
に 関 す る こ と 、社 会 教 育 指 導 員 に 関 す る こ と 、市 立 公 民 館 の 管 理 及 び 施
設使用に関すること、市立公民館運営審議会委員の会議に関すること、
文 化 会 館 の 管 理 及 び 施 設 使 用 に 関 す る こ と 、生 涯 学 習 関 連 の デ ー タ バ ン
ク の 整 備 及 び 提 供 に 関 す る こ と 、学 力 向 上 地 域 支 援 に 関 す る こ と 、石 垣
市 青 少 年 セ ン タ ー に 関 す る こ と な ど を 含 む 20 の 事 務 を 所 掌 し て い る 。
3
予算の執行状況
(1)歳入の執行について
予 算 現 額 241 万 1,000 円 に 対 し 、 調 定 額 は 24 万 815 円 で 、 執 行
率 は 10%で あ る 。 ま た 、 調 定 額 に 対 す る 収 入 済 額 は 21 万 7,646 円
で 、 執 行 率 は 90%と な っ て い る 。
(2)歳出の執行について
予 算 現 額 4,232 万 1,000 円 に 対 し 、 支 出 負 担 行 為 額 は 2,020 万
9 , 6 9 2 円 で 、執 行 率 は 4 7 % で あ る 。ま た 、支 出 負 担 行 為 額 に 対 す る
支 出 済 額 は 1,596 万 7,368 円 で 、 執 行 率 は 79%と な っ て い る 。
4
契約事務の状況
(1)業務委託契約について
主 な 業 務 委 託 契 約 と し て 、石 垣 島 天 文 台 運 営 業 務 委 託( 年 額 : 1 4 4
万 5 , 0 4 0 円 )、 平 得 公 民 館 管 理 委 託 ( 年 額 3 4 万 9 , 3 1 2 円 )、 文 化 会
館 管 理 委 託( 年 額 2 9 万 6 , 7 0 0 円 )、公 民 館 学 級 委 託( 年 額 1 0 万 円 )
な ど の 契 約 が 締 結 さ れ て お り 、入 札 、契 約 、支 出 な ど に つ い て 審 査
を行った結果、おおむね適正に処理されているものと認めた。
- 16 -
(2)使用料及び賃借料の契約について
主な使用料及び賃借料の契約として、印刷機賃貸借(2 件:合計
1 6 万 2 , 0 0 0 円 )、 青 色 回 転 灯 車 両 賃 借 ( 年 額 2 6 万 4 , 9 2 4 円 ) な ど
が 締 結 さ れ て お り 、入 札 、契 約 、支 出 な ど に つ い て 審 査 を 行 っ た 結
果、おおむね適正に処理されているものと認めた。
5
財産の管理状況
(1)借用財産の管理について
石 垣 市 立 文 化 会 館 借 地 料 契 約 を 国 と 締 結 し て お り 、石 垣 市 シ ル バ
ー 人 材 セ ン タ ー へ 来 館 者 受 付 業 務 を 委 託 し て お り 、そ れ ら の 手 続 き
について審査を行った結果、適切に処理されていることを認めた。
( 借 地 料 年 額 82 万 7,732 円 )
(2)車両の管理について
3 台 の 車 輌 と 1 台 の 原 動 機 付 き 自 転 車 を 管 理 し て お り 、う ち 車 両
2 台 が リ ー ス で あ る 。保 険 料 の 支 出 や 契 約 に 関 す る 書 類 を 審 査 し た
結果、適正に管理されていることを認めた。
6
服務の管理状況
勤務状況など適正に管理が行なわれていることを認めた。
7
指摘事項等
(1)随意契約の締結に係る事務について(是正事項)
随 意 契 約 の 場 合 、支 出 負 担 行 為 書 の 備 考 欄 に 根 拠 法 令 及 び 規 則 が
記 載 さ れ る が 、今 回 調 査 し た 複 数 の 随 意 契 約 に お い て 、こ れ ら の 記
載は見られなかった。
ま た シ ル バ ー 人 材 セ ン タ ー と 随 意 契 約 を 締 結 す る 際 は 、地 方 自 治
法 施 行 令 第 167 条 の 2 第 1 項 第 3 号 を 適 用 し 、 石 垣 市 財 務 規 則 第
109 条 第 2 項 第 1 号 に 基 づ き 契 約 締 結 の 前 後 に そ の 内 容 を 公 表 し な
け れ ば な ら な い が 、行 な わ れ て い な い 状 況 が 見 ら れ る こ と か ら 改 善
を求める。
( 2 ) 平 成 27 年 度 複 写 機 賃 借 料 及 び 使 用 料 ( 平 成 27 年 6 月 ~ 平 成 28
年 3 月)の契約について(注意事項)
石 垣 市 財 務 規 則 11 0 条 第 2 項「 市 場 価 格 が 一 定 し て い る 場 合 で あ
っ て 、一 般 競 争 入 札 又 は 指 名 競 争 入 札 に 付 す る 必 要 が な い 物 品 を 購
入 す る と き 」を 根 拠 と し て 、見 積 書 の 添 付 を 契 約 相 手 か ら の 1 通 の
みとしている。
し か し 当 該 契 約 は「 物 品 の 購 入 」で は な い こ と か ら 見 積 書 を 1 通
- 17 -
とすることは不適切であると考える。
(3)補助金の精算について(是正事項)
石 垣 市 文 庫 連 絡 協 議 会 や 石 垣 市 自 治 公 民 館 連 絡 協 議 会 な ど 12 の
団体に対して補助金の交付を行なっており、申請受付、交付決定、
実 績 報 告 及 び 確 定 な ど の 事 務 に つ い て 審 査 し た 結 果 、お お む ね 適 正
に 処 理 が 行 な わ れ て い る こ と を 認 め た が 、 平 成 26 年 度 に 支 出 さ れ
た す べ て の 補 助 金 に つ い て 、概 算 払 い に よ っ て 支 出 さ れ て い る が 精
算が行なわれていない状況が見られた。
石 垣 市 財 務 規 則 第 55 条 に お い て 「 支 払 事 務 の 完 了 後 7 日 以 内 に
精算書に債権者から徴した領収書又は支払いを証明するに足りる
書 類 を 添 え て 精 算 し な け れ ば な ら な い 。」と 規 定 さ れ て い る が 、補
助金については財政援助団体からの決算報告を以て補助金額が確
定した段階で精算を行うことが適当ではないかと考える。
- 18 -
≪
文化財課
≫
1
職員の配置状況
文 化 財 課 の 職 員 配 置 状 況 は 、職 員 9 名( 課 長 1 名 、文 化 財 係 4 名 、
記 念 物 係 4 名 )、 嘱 託 職 員 1 名 ( 記 念 物 係 )、 賃 金 職 員 6 名 ( 記 念 物
係)となっている。
2
主な事務事業
文 化 財 課 は 、文 化 財 審 議 会 に 関 す る こ と 、文 化 財 の 基 礎 調 査 に 関
す る こ と 、文 化 財 の 維 持 管 理 と 保 護 整 備 に 関 す る こ と 、文 化 財 の 指
定 に 関 す る こ と 、文 化 財 の 保 護 と 開 発 調 整 に 関 す る こ と 、文 化 財 の
保 存 及 び 教 育 普 及 に 関 す る こ と 、そ の 他 文 化 財 に 関 す る こ と に つ い
て所掌している。
3
予算の執行状況
(1)歳入の執行について
予 算 現 額 8,549 万 4,000 円 に 対 し 、 調 定 額 は 46 万 1,500 円 で 、
執 行 率 は 0 . 5 % で あ る 。ま た 、調 定 額 に 対 す る 収 入 済 額 は 4 0 万 8 , 4 0 0
円 で 、執 行 率 は 8 8 % と な っ て い る 。執 行 率 の 低 い 原 因 は 歳 入 予 算 額
の 大 半 を 占 め る「 フ ル ス ト 原 遺 跡 保 存 修 理 事 業 補 助 金( 7 , 2 0 0 万 円 )」
の調定及び収入が行なわれていないことによる。
(2)歳出の執行について
予 算 現 額 1 億 1 2 5 万 円 に 対 し 、支 出 負 担 行 為 額 は 1 , 2 2 3 万 8 , 9 9 7
円 で 、 執 行 率 は 12% で あ る 。 ま た 、 支 出 負 担 行 為 額 に 対 す る 支 出
済 額 は 739 万 7,044 円 で 、 執 行 率 は 60%と な っ て い る 。
執行率の低い原因は 9 月末時点で平得宇部御嶽遺跡発掘調査事
業( 6 4 3 万 6 , 0 0 0 円 )と 大 浜 地 区 歴 史 遺 産 活 用 事 業( 現 年 度 : 4 , 1 2 5
万 円 、 繰 越 : 2,548 万 4,000 円
※ 沖 振 交 )の 未 着 手 に よ る も の で
ある。
4
契約事務の状況
(1)業務委託契約について
主 な 業 務 委 託 契 約 と し て 、指 定 文 化 財 等 清 掃 業 務 委 託( 1 3 7 万 円 )、
権 現 堂 管 理 委 託 ( 1 8 万 円 )、 旧 宮 良 殿 内 並 び に 宮 良 殿 内 庭 園 管 理 業
務 委 託 ( 198 万 円 ) な ど が 締 結 さ れ て お り 、 入 札 、 契 約 、 支 出 な ど
について審査を行った結果、適正に処理されているものと認めた。
- 19 -
(2)使用料及び賃借料の契約について
主 な 使 用 料 及 び 賃 借 料 の 契 約 と し て 、戦 跡 め ぐ り バ ス 賃 借( 3 万
5 , 1 5 4 円 )、 車 両 賃 借 ( 3 万 5 , 6 4 0 円 ) に つ い て 締 結 さ れ て お り 、 契
約 、支 出 な ど に つ い て 審 査 を 行 っ た 結 果 、適 正 に 処 理 さ れ て い る も
のと認めた。
5
工事の施工状況
平 成 27 年 9 月 末 現 在 で 行 な わ れ た 工 事 は 「 旧 宮 良 殿 内 屋 根 修 復
工 事 」の 1 件 で 、契 約 、施 工 状 況 、支 出 な ど に つ い て 審 査 を 行 っ た
結果、適正に処理されているものと認めた。
6
財産の管理状況
(1)行政財産の管理について
宮 良 殿 内 や 権 現 堂 な ど の 建 物 ( 3 件 )、 フ ル ス ト 原 遺 跡 や ヤ エ ヤ
マ ヤ シ 群 落 な ど の 土 地 ( 16 件 ) に つ い て 管 理 し て お り 、 建 造 物 に
は消火用設備を設置するなど適切に管理が行なわれていることを
認めた。
(2)車両の管理について
現 在 3 台 の 車 輌 を 管 理 し て お り 、損 害 保 険 へ の 加 入 及 び 支 出 等 に
ついて審査の結果、適正に管理されていることを認めた。
7
補助金の交付状況について
八 重 山 上 布 伝 承 者 養 成 補 助 金 ( 平 成 26 年 度 及 び 平 成 27 年 度 : 6
万 円 )を 交 付 し て お り 、補 助 金 の 交 付 申 請 か ら 確 定 ま で を 審 査 し た
結果、適正に処理されていることを認めた。
8
服務の管理状況
勤務状況など適正に管理が行なわれていることを認めた。
9
指摘事項等
特になし
- 20 -
≪
市史編集課
≫
1
職員の配置状況
市 民 生 活 課 の 職 員 の 配 置 状 況 は 、課 長 1 人 、主 任 2 人 の 計 3 人 で
ある。その他再任用職員 1 人、臨時職員 1 人である。
2
主な事務事業
市史編集課は、石垣市史及び関係資料の編集発行に関すること、
史資料の調査・収集・整理及び所蔵資料の情報提供に関すること、
石 垣 市 史 及 び 関 連 資 料 の 出 荷 に 関 す る こ と 、市 民 文 化 の 向 上 に 関 す
る こ と 、行 政 文 書 ・ 公 文 書 の 整 理 及 び 保 管 に 関 す る こ と 等 を 所 掌 し
ている。
3
予算の執行状況
(1)歳入について
予 算 現 額 73 万 8,000 円 に 対 し 、 調 定 額 は 4 万 560 円 で 、 予 算 現
額 に 対 し 5.5% 、 収 入 済 額 も 、 4 万 560 円 で 、 調 定 額 に 対 し 100%
となっている。
(2)歳出について
予 算 現 額 1,638 万 1,000 円 に 対 し 、 支 出 負 担 行 為 済 額 は 、 1,135
万 8,235 円 で 、 予 算 現 額 に 対 し 69.3% 、 支 出 済 額 は 、 90 万 7,289
円 で 、 支 出 負 担 行 為 済 み 額 に 対 し 8.0% と な っ て い る 。
4
契約事務の状況
(1)業務委託契約について
業務委託契約は、いしがきの原風景写真等デジタル化事業委託
( 712 万 3,680 円 ) の 契 約 で あ る 。
こ の 業 務 委 託 契 約 に つ い て 、予 定 価 格 調 書 、契 約 書 、支 出 負 担 行
為 書 等 の 履 行 状 況 を 審 査 し た 結 果 、お お む ね 適 正 に 処 理 さ れ て い る
ものと認めた。
5
発刊物について
発 刊 物 に つ い て は 、「 石 垣 市 史
各 論 編 ( 考 古 )」 を 5 0 0 部 発 刊 、
ま た 、「 石 垣 市 史 叢 書 2 2 参 遣 状 ( 喜 舎 場 永 珣 旧 蔵 史 料 ) 2 」 に つ
いても年度内に刊行予定である。
- 21 -
7
服務の管理状況
勤務状況など適正に管理が行なわれていることを認めた。
8
指摘事項等
特になし
- 22 -
≪
博物館
≫
1
職員の配置状況
博 物 館 の 職 員 の 配 置 状 況 は 、館 長 1 人 、館 長 補 佐 兼 係 長 1 人 、係
長 1 人、主査兼学芸員 1 人の計 4 人である。その他嘱託職員 1 人、
臨時職員 2 人である。
2
主な事務事業
博 物 館 は 、施 設 等 の 維 持 管 理 に 関 す る 。入 館 料 そ の 他 収 入 に 関 す
る こ と 。常 設 展 、企 画 展 、そ の 他 展 示 に 関 す る こ と 。収 蔵 品 の 整 理
保 存 に 関 す る こ と 。市 民 対 象 の 文 化 講 座 開 催 。こ ど も 博 物 館 教 室 の
実 施 。こ ど も 手 作 り 教 室 、博 物 館 体 験 講 座 等 の 開 催 。八 重 山 博 物 館
所 蔵 資 料 修 復 及 び 整 理・活 用 事 業 。喜 舎 場 永 殉 資 料 調 査 事 業 。収 集
資 料 の 調 査 研 究 に 関 す る こ と 。収 集 資 料 の 解 説 書 、目 録 、研 究 報 告
書 等 の 刊 行 に 関 す る こ と 。博 物 館 協 議 会 に 関 す る こ と な ど を 所 掌 し
ている。
3
予算の執行状況
(1)歳入について
予 算 現 額 343 万 3,000 円 に 対 し 、 調 定 額 は 48 万 3,540 円 で 、 予
算 現 額 に 対 し 1 4 . 1 % 、収 入 済 額 は 、4 5 万 2 , 4 4 0 1 円 で 調 定 額 に 対 し
93.4% と な っ て い る 。
(2)歳出について
予 算 現 額 3,444 万 9,000 円 に 対 し 、 支 出 負 担 行 為 済 額 は 、 2,475
万 6,551 円 で 、 予 算 現 額 に 対 し 71.9% 、 支 出 済 額 は 、 625 万 2,742
円 で 、 支 出 負 担 行 為 済 額 に 対 し 25.3% と な っ て い る 。
(3)収入未済額について
収入未済額については、博物館使用料に係る収入未済額が 1 万
6,700 円 、 博 物 館 刊 行 物 売 払 代 金 に 係 る 収 入 未 済 額 が 1 万 4,400 円
生じている。
4
契約事務の状況
(1)業務委託契約について
業 務 委 託 契 約 に つ い て は 、博 物 館 内 展 示 室 等 ガ ス く ん 蒸 消 毒 業 務
( 11 6 万 6 , 4 0 0 円 )、 八 重 山 博 物 館 所 蔵 喜 舎 場 永 殉 コ レ ク シ ョ ン 新
聞 資 料 修 復 保 存 業 務 委 託 ( 沖 縄 振 興 特 別 推 進 交 付 金 事 業 )( 1 , 7 0 7
万 1,657 円 ) な ど の 契 約 で あ る 。
- 23 -
こ れ ら に お い て 、予 定 価 格 調 書 、契 約 書 、支 出 負 担 行 為 書 、検 査
調 書 等 の 履 行 状 況 を 審 査 し た 結 果 、お お む ね 適 正 に 処 理 さ れ て い る
ものと認められた。
5
財産の管理状況
(1)借用財産について
借 用 財 産 に つ い て は 、博 物 館 資 料 及 び 収 蔵 品 の 保 管 室 と し て 鉄 筋
コ ン ク リ ー ト ブ ロ ッ ク 造 ト タ ン 葺 平 屋 ( 330 ㎡ ) を 借 用 し て い る 。
(2)車両の管理について
車両の管理については、1台の車両を管理している。この沖縄
480 ゆ 4835 軽 貨 物 ス バ ル の 車 両 に つ い て 、 運 行 日 誌 、 自 動 車 検 査
証 、任 意 保 険 関 係 な ど を 審 査 し た 結 果 、お お む ね 良 好 に 管 理 さ れ て
いる。
6
服務の管理状況
勤務状況など適正に管理が行なわれていることを認めた。
7
指摘事項等
特になし
- 24 -
≪
給食センター
≫
1
職員の配置状況
給食センターの職員の配置状況は、所長 1 人、所長補佐兼係長 1
人 、ボ イ ラ ー 技 士 1 人 、運 転 士 4 人 、調 理 員 3 人 の 計 1 0 人 で あ る 。
そ の 他 臨 時 職 員 20 人 で あ る 。
2
主な事務事業
給 食 セ ン タ ー は 、施 設 及 び 設 備 等 の 管 理 、物 品 購 入 の 計 画 及 び 管
理 、ボ イ ラ ー の 取 り 扱 い 及 び 機 械 器 具 等 の 維 持 補 修 、学 校 給 食 の 調
理 に 関 す る こ と 、学 校 給 食 の 運 搬 に 関 す る こ と 、施 設 及 び 設 備 等 の
衛 生 管 理 及 び 防 災 管 理 、車 両 管 理 及 び 維 持 補 修 に 関 す る こ と 、学 校
給食会計業務などを所掌している。
3
予算の執行状況
(1)歳入について
予 算 現 額 1,000 円 に 対 し 、 調 定 額 は 180 円 で 予 算 現 額 に 対 し
18.0% 、 収 入 済 額 は 0 円 と な っ て い る 。
(2)歳出について
予 算 現 額 8,268 万 9,000 円 に 対 し 、 支 出 負 担 行 為 済 額 は 、 4,667
万 2 , 6 1 0 円 で 、予 算 現 額 に 対 し 5 6 . 4 % 、支 出 済 額 は 、2 , 8 9 3 万 7 , 7 0 9
円 で 支 出 負 担 行 為 済 額 に 対 し 62.0% と な っ て い る 。
(3)収入未済額について
収 入 未 済 額 に つ い て は 、電 柱 使 用 料( 旧 学 校 給 食 セ ン タ ー 敷 地 内 )
の 180 円 が 収 入 未 済 額 と な っ て い る 。
4
契約事務の状況
(1)業務委託契約について
業 務 委 託 契 約 は 、 汚 水 処 理 施 設 維 持 管 理 業 務 委 託 ( 11 6 万 6 , 4 0 0
円 )、 自 家 用 電 気 工 作 物 保 安 管 理 業 務 委 託 ( 4 9 万 2 , 4 8 0 円 )、 煮 炊
き 室 清 掃 業 務 委 託 ( 4 8 万 6 , 0 0 0 円 )、 消 防 設 備 点 検 業 務 委 託 ( 1 9 万
4 , 4 0 0 円 )、 施 設 衛 生 検 査 業 務 委 託 ( 6 6 万 9 6 0 円 ) な ど で あ る 。
こ れ ら に つ い て 、支 出 負 担 行 為 書 、予 定 価 格 調 書 、契 約 方 法 、契
約 書 、契 約 内 容 、履 行 状 況 等 を 審 査 し た 結 果 、お お む ね 適 正 に 処 理
されているものと認めた。
- 25 -
(2)使用料及び賃借料の契約について
賃借料及び賃借料の契約については印刷機賃借(長期継続契約
年 額 1 8 万 7 , 9 2 0 円 )、 複 合 機 賃 借 ( 長 期 継 続 契 約
年 額 8 万 9,424
円)の契約である。
こ れ ら に つ い て 、予 定 価 格 調 書 、長 期 継 続 契 約 書 等 を 審 査 し た 結
果、おおむね適正に処理されているものと認めた。
( 3 ) 工 事 請 負 契 約 に つ い て ( 平 成 26 年 度 施 工 分 )
工 事 請 負 契 約 に つ い て は 、旧 石 垣 市 給 食 セ ン タ ー 解 体 工 事( 1 , 1 9 9
万 9 , 8 8 0 円 )、 残 飯 プ レ ハ ブ 建 物 設 置 及 び 高 架 水 槽 マ ン ホ ー ル 設 置
工 事 ( 11 8 万 8 , 0 0 0 円 ) の 契 約 で あ る 。
これらについて、入札書、開札調書、契約書、予定価格調書、最
低 制 限 価 格 調 書 、支 出 負 担 行 為 書 、履 行 状 況 等 を 審 査 し た 結 果 、お
おむね適正に処理されているものと認めた。
5
財産の管理状況
(1)車両の管理について
車両の管理については、8 台の車両を管理しており、この内、沖
縄 480 ゆ 4637、 沖 縄 128 さ 989、 沖 縄 128 さ 1005、 沖 縄 128 さ
11 0 4 の 車 両 に つ い て 、 運 行 日 誌 、 自 動 車 検 査 証 、 任 意 保 険 等 を 確
認した結果、おおむね良好に管理されている。
6
服務の管理状況
勤務状況など適正に管理が行なわれていることを認めた。
7
指摘事項等
(1)収入未済額について(注意事項)
電 柱 設 置 土 地 使 用 料 が 収 入 未 済 額 と な っ て い た が 、使 用 料 は 、行
政財産の使用又は公の施設の利用を開始する前に徴収することに
な っ て い る こ と か ら( 使 用 料 条 例 第 6 条 )収 入 未 済 額 を 生 じ さ せ な
いよう努めていただきたい。
- 26 -
≪
図書館
≫
1
職員の配置状況
図 書 館 の 職 員 の 配 置 状 況 は 、館 長 1 人 、副 主 幹 兼 係 長 1 人 、係 長
1 人、主任 1 人、司書 1 人の計 5 人である。その他嘱託職員 4 人、
臨時職員 5 人である。
2
主な事務事業
図 書 館 は 、施 設 及 び 設 備 の 維 持 管 理 ・ 集 会 施 設 等 の 使 用 に 関 す る
こと 、図書 館 資料 の選 定・収 集・整 理及 び保 存 に関 する こと 、図 書
館 資 料 の 除 籍 に 関 す る こ と 、寄 贈 及 び 寄 託 資 料 に 関 す る こ と 、図 書
館 資 料 の 利 用 に 関 す る こ と 、読 書 案 内 ・ 教 育 相 談 及 び 調 査 研 究 に 関
す る こ と 、他 の 図 書 館 と の 相 互 協 力 及 び 図 書 館 資 料 の 相 互 賃 借 に 関
す る こ と 、視 聴 覚 教 育 に 関 す る こ と 、地 元 新 聞 及 び 郷 土 資 料 等 の 総
合 的 検 索 シ ス テ ム 構 築 導 入 事 業 、移 動 図 書 館( 北 西 部 移 動 図 書 館 活
動 )、 ブ ッ ク ス タ ー ト 事 業 ( 乳 幼 児 期 か ら の 絵 本 の 読 み 聞 か せ の 体
験を通した本と読書に親しむ子供の育成)などを所掌している。
3
予算の執行状況
(1)歳入について
予 算 現 額 11 万 円 に 対 し 、 調 定 額 は 2 万 9 , 2 0 0 円 で 予 算 現 額 に 対
し 2 6 . 5 % 、収 入 済 額 も 2 万 9 , 2 0 0 円 で 調 定 額 に 対 し 1 0 0 % と な っ て
いる。
(2)歳出について
予 算 現 額 5,454 万 1,000 円 に 対 し 、 支 出 負 担 行 為 済 額 は 、 2,956
万 512 円 で 、 予 算 現 額 に 対 し 54.2% 、 支 出 済 額 は 、 1,783 万 2,941
円 で 、 支 出 負 担 行 為 済 額 に 対 し 60.3% と な っ て い る 。
4
契約事務の状況
(1)業務委託契約について
業 務 委 託 契 約 に つ い て は 、 エ レ ベ ー タ ー 保 守 点 検 業 務 委 託 (68 万
6 , 8 8 0 円 ) 、 定 期 清 掃 業 務 委 託 ( 1 5 0 万 1 , 2 0 0 円 )、 日 常 清 掃 業 務 委
託 ( 1 3 2 万 円 )、 電 子 計 算 機 の 保 守 委 託 ( 長 期 継 続 契 約
年 額 125
万 7,120 円
図 書 館 シ ス テ ム 及 び 機 器 そ の 他 一 式 )、 電 子 計 算 機 の
保守委託(長期継続契約
年 額 20 万 4,768 円
移動図書館システ
ム及び機器その他一式)などである。
これ らに つ いて 、契約 方法 、契 約書 、契約 内容 、履行 状況 など を
審査した結果、おおむね適正に処理されているものと認めた。
- 27 -
(2)使用料及び賃借料の契約について
使用料及び賃借料の契約については、電子計算機の機器賃貸借
(長期継続契約
年 額 4 4 3 万 2 , 3 2 0 円 )、輪 転 機 賃 貸 借( 1 7 万 4 , 9 6 0
円 )、車 両 賃 貸 借( 長 期 継 続 契 約
年 額 2 8 万 8 , 5 4 0 円 )な ど で あ る 。
こ れ ら に つ い て 、予 定 価 格 調 書 、長 期 継 続 契 約 書 等 を 審 査 し た 結
果、おおむね適正に処理されているものと認めた。
(3)工事請負契約について
〇
平 成 27 年 度 施 工 分
図書館庇改修工事が予算措置されているが 9 月末現在未契約で
ある。
〇
平 成 26 年 度 施 工 分
平 成 26 年 度 の 工 事 請 負 契 約 に つ い て は 、 石 垣 市 立 図 書 館 収 蔵 庫
建 築 工 事( 沖 縄 振 興 特 別 交 付 金 事 業
4 , 2 3 6 万 3 , 0 0 0 円 )、石 垣 市 立
図書館収蔵庫設備工事(沖縄振興特別交付金事業
2,156 万 1,120
円)である。
こ れ ら に つ い て 、入 札 書 、契 約 書 、予 定 価 格 調 書 、最 低 制 限 価 格
調 書 、支 出 負 担 行 為 書 、履 行 状 況 な ど を 審 査 し た 結 果 、お お む ね 適
正に処理されていると認めた。
5
財産の管理状況
(1)車両の管理について
車 両 の 管 理 に つ い て は 、 沖 縄 480 ゆ 5552 の 1 台 の 車 両 を 管 理 し
て お り 、こ の 車 両 に つ い て 、運 行 日 誌 、自 動 車 検 査 証 、任 意 保 険 な
どを確認した結果、運行日誌において決裁漏れが見られた。
6
服務の管理状況
服 務 の 管 理 に つ い て は 、出 退 勤 管 理 シ ス テ ム に よ り 適 正 に 管 理 さ
れている。
7
指摘事項等
(1)車両の管理について(注意事項)
運 行 日 誌 に 決 裁 漏 れ が 見 受 け ら れ た の で 、決 裁 漏 れ の な い よ う 努
めていただきたい。
- 28 -