白色申告が「申告納税制度」にもとづく、自主計 世田谷民商・相談マニュアル(税金・記帳編) 税金申告 個人の白色申告 記帳相談 算(自分の所得は自分で計算する制度)の本来の姿 民商作成の 所得計算書な です。しかし、白色申告者にも記帳義務が課せられ ど、本人の責任で所得を計 ています。 算します。 *収支内訳書の提出は法律上の義務ではありませ ん。しかし、融資の申し込みの際には、収支内訳 書が要求されます。 民商作成の所得計算書などで 無申告 個人の青色申告 売上・仕入・経費を集計します。 無申告の状態で税務調査 パソコン会計 を受けると、納付税額に 15%の無申告加算税が賦 課されるので要注意です。 *専従者控除が配偶者86万円、その他の家族は5 0万円しか認められません。民商は「家族労働者 への給与を認めよ」と運動しています。 パソコン会計のメリット *個人の青色申告の場合、通常は 10 万円の控除です 法人設立 法人の申告 が、パソコン会計など複式簿記だと 65 万円の青色 振替伝票を起こすなど「複式簿 記」で、売上・仕入・経費・現金・ 預金・売掛・買掛などを集計します。 経験がないと難しいでしょう。 申告特別控除が受けられます。 *民商のアドバイスがあれば、法人の決算書が自分 で作成できるようになります。 *減価償却費の計算、消費税の申告書作成などはボ タンひとつで簡単にできるようになります。 法人設立のメリットは? 個人の所得が一定額以上ある場合、法人にす ることで社長に役員報酬(給与所得控除あ り)を支払い、節税できます。 取引先との関係で、法人でないと信用を得 られない業種もあります。 法人設立の手続き 税理士依頼について 株式会社の場合、公証人役場に9万円、法務局 一定規模の売上や所得のある方で、税金の専門家で に15万円が必要です。書類作成は民商にご相談 ある税理士さんに依頼している方はいます。しかし、 下さい。「資本金1円でも会社ができる」ように 税理士を依頼しても日常の記帳は自分で行なうこと なりましたが、設立後の諸経費支払いを考える が原則です。税理士を依頼すれば、何もやらなくて良 と、現実に「1円」では無理です。 いと考えるのは誤りです。
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