五條市新庁舎(国・県・市集約型)建設事業 要求水準書(施設整備) 平成

五條市新庁舎(国・県・市集約型)建設事業
要求水準書(施設整備)
平成 29 年 1 月
五條市
目
次
第1
総則 .......................................................................... 1
1
本書の位置づけ .................................................................................................................... 1
2
本要求水準の位置づけ ......................................................................................................... 1
3
本事業の目的 ....................................................................................................................... 1
4
本事業の基本的な考え方 ..................................................................................................... 1
5
事業期間 .............................................................................................................................. 2
6
適用法令及び適用基準 ......................................................................................................... 2
第2
本事業における整備対象施設等 .................................................. 7
1
敷地概要 .............................................................................................................................. 7
2
整備対象施設概要 ................................................................................................................ 8
第3
施設整備の要求水準 ........................................................... 12
1
建築計画の要求水準........................................................................................................... 12
2
庁舎諸室の要求水準........................................................................................................... 19
3
構造計画の要求水準........................................................................................................... 24
4
電気設備計画の要求水準 ................................................................................................... 25
5
機械設備計画の要求水準 ................................................................................................... 28
6
昇降機設備計画の要求水準 ................................................................................................ 31
7
賑わい広場計画の要求水準 ................................................................................................ 31
8
基盤整備の業務要求水準 ................................................................................................... 32
第4
設計に関する特記仕様 ......................................................... 33
1
業務の対象 ......................................................................................................................... 33
2
業務の内容及び範囲........................................................................................................... 33
3
事前調査業務 ..................................................................................................................... 34
4
設計及び関連業務 .............................................................................................................. 34
5
基本設計及び実施設計に関する書類提出 .......................................................................... 34
第1
1
総則
本書の位置づけ
本要求水準書は、五條市(以下「市」という。)が「五條市新庁舎整備(以下「本事業」と
いう。)」の設計を実施する者を募集及び選定するに当たり、本事業を実施する者として選定
された者(以下「設計者」という。
)に要求する業務の水準を示すものである。
2
本要求水準の位置づけ
本要求水準は、市が本事業に求める最低水準を規定するものである。要求水準として具体
的な特記仕様が規定されていない内容については、積極的に創意工夫を発揮した提案を行う
ものとする。
3
本事業の目的
現在の本庁舎は、昭和 36 年(1961 年)4 月に建設され築後 55 年、庁舎別館は昭和 48 年
(1973 年)7 月に建設され築後 43 年が経過し、耐震性能不足の問題があり、更に老朽化や
狭隘化による機能分散、高度情報化への対応、バリアフリー対応等において市民サービスや
行政効率の低下を招いている。
この状況を鑑み、平成 14 年から五條市庁舎整備等調査研究委員会による検討を始め、平
成 23 年に「五條市新庁舎建設基本構想」を策定し、新庁舎建設に向けた具体的な構想をま
とめた。
本事業は、平成 28 年 11 月に策定された新庁舎設計の指針となる「五條市新庁舎(国・県・
市集約型)建設基本計画」に基づき、五條市新庁舎等の整備を行うものである。
4
本事業の基本的な考え方
五條市では、平成 28 年に策定されたまちづくり基本構想において、“ゆたかな自然と歴史
が織りなすなごみとロマンとふれあいの創造都市”をまちづくりの将来像として、まちづく
りに取り組んでいる。新庁舎建設整備にあたってもこの将来像を踏まえ、かつ、市民のニー
ズに的確に応えられるものとする必要がある。新庁舎は、現庁舎の課題や上位計画を踏まえ、
以下の基本方針に基づくものとする。
(1) 市民の賑わいや観光・産業の拠点となる親しまれる庁舎
ア
子育て世代を始めとした市民が集い、憩うことのできる庁舎とするとともに、市民が
気軽に立ち寄り、交流を深めることができるように様々な市民交流や市民活動に開かれた
庁舎とします。
イ
市内及び県南部に位置する国及び県の出先機関との一体的整備により、さらなる賑わ
いを促進するとともに、利用者にとって利便性の高い庁舎とします。
ウ
休祝日を中心に市外利用者をターゲットとした観光案内機能や産業を支援できる特産
品販売を促すアンテナショップ機能等の導入を検討し、観光や産業を支援できる庁舎とし
ます。
(2) 環境にやさしく周辺環境や地域資源と調和した庁舎
ア
太陽光や自然通風等を採り入れ、省資源、省エネルギー対策に配慮するとともに、太
1
陽光発電システムや風力発電システム等の自然エネルギーの導入を検討し、環境負荷の
低減に配慮した庁舎とします。また、周辺の自然環境への影響を考慮し、景観形成にも
配慮した緑化を進め、うるおいのある環境づくりを進めます。
イ
自然環境を庁舎の憩い空間に取り込むことで、周辺環境との調和の図れた庁舎づくり
を進めます。
ウ
地域資源と調和した庁舎を実現するため、森林資源を活用した内外装デザインとする
とともに、木質バイオマスボイラー等の導入を検討し、地域資源を活かした庁舎づくりを
進めます。
(3) いつまでも市民から愛される安全・安心な庁舎
ア
市の中核施設として、市民がたびたび訪れ、施設に親しみながら、地域の誇りを感じ
られる「愛着心」を持てる庁舎づくりを進めます。
イ
新庁舎は、市民サービスの向上を重視した機能の充実を目指すとともに、年齢や障害
の有無等に関わらず、あらゆる人にとって使いやすく、わかりやすいユニバーサルデザイ
ンを基本とします。
ウ
防災拠点にふさわしい安全性・耐久性と高度な機能を確保するとともに、個人情報保
護等の観点から、高いセキュリティ機能を備え、外部からの侵入に対しても万全の対策を
備えた庁舎とします。
(4) 無駄を省いたスリムな庁舎
ア
華美な要素を排除し、機能性・効率性を重視するとともに、人口ビジョン等の関連計
画と整合を図ることで適切な施設規模の設定を行い、建設に要する費用の削減に努めます。
イ
計画策定から建設までの過程において、建設に係る費用、資金の調達方法、将来の財
政予測と新庁舎建設が市財政に与える影響等について詳細に検討し、市民の理解を得なが
ら事業を進めます。
ウ
施設の長寿命化、維持管理の効率性、スペースの汎用性に配慮するとともに、将来の
施設改修・設備更新への対応を容易にする等、ライフサイクルコストにも考慮した長期的
に経済効率の高い庁舎とします。
5
事業期間
本事業の事業期間は、次のとおりである。
6
設計・建設期間
平成29年4月~平成32年12月
新庁舎の竣工
平成32年12月
旧庁舎から新庁舎への移転期間
平成33年1月~平成33年3月
新庁舎供用開始
平成33年4月
適用法令及び適用基準
本事業の実施にあたっては、設計業務の提案内容に応じて関連する関係法令、条例、規則、
要綱等を遵守するとともに、各種基準、指針等についても本事業の要求水準と照らし合わせ
て適宜参考にするものとする。
適用法令及び適用基準は、設計業務の開始時に最新のものを採用すること。なお、本施設
の整備に関して特に留意すべき関係法令、条例、規則、要綱等は次のとおりとする。
2
(1) 法令
・建築基準法
・都市計画法
・高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律(バリアフリー法)
・消防法
・駐車場法
・下水道法
・水道法
・屋外広告物法
・高圧ガス保安法
・ガス事業法
・宅地造成等規制法
・流通業務市街地の整備に関する法律
・液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律
・特定空港周辺航空機騒音対策特別措置法
・自転車の安全利用の促進及び自転車等の駐車対策の総合的推進に関する法律
・浄化槽法
・特定都市河川浸水被害対策法
・都市緑地法
・水質汚濁防止法
・土壌汚染対策法
・地球温暖化対策の推進に関する法律
・騒音規制法
・振動規制法
・電気事業法
・建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律(建設リサイクル法)
・資源の有効な利用の促進に関する法律
・官公庁施設の建設等に関する法律
・建築士法
・建設業法
・地方自治法
・警備業法
・労働基準法
・労働安全衛生法
・労働安全衛生規則
・石綿障害予防規則
・個人情報の保護に関する法律
・労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の就業条件の整備等に関する法律
・建築物における衛生的環境の確保に関する法律(ビル管法)
・建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律
・国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律(グリーン購入法)
・食品衛生法
3
・食品循環資源の再利用等の促進に関する法律
・建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律(H29 年 4 月施工予定)
※H28 年度中は、改正前のエネルギーの使用の合理化に関する法律(省エネルギー法)
に基づく届出も可能であるが、設計時には上記の法律を適用)
・道路運送法
・会社法
・電波法
・健康増進法
・航空法
・その他関連する法令等
(2) 奈良県・五條市条例等
・奈良県住みよい福祉のまちづくり条例
・奈良県都市計画施設等の区域内における建築の規制
・奈良県屋外広告物条例
・奈良県景観条例
・奈良県環境基本条例
・奈良県自然環境保全条例
・奈良県建築基準法施行条例
・奈良県公共事業景観形成指針
・奈良県土木工事共通仕様書
・奈良県建築基準法施行細則
・五條市火災予防条例
・五條市庁舎管理規則
・五條市土砂等の埋立て等の規制に関する条例
・五條市廃棄物の処理及び清掃に関する条例
・五條市廃棄物の処理及び清掃に関する条例施行規則
・五條市自転車等駐車場条例
・五條市都市公園条例
・五條市都市公園条例施行規則
・五條市公園条例
・五條市下水道条例
・五條市下水道条例施行規則
・その他関連する条例、規程等
(3) 官庁営繕関係統一基準等
・新営一般庁舎面積算定基準
・官庁施設の基本的性能基準
・官庁施設の総合耐震計画基準
・官庁施設の環境保全に関する基準(グリーン庁舎基準)
・官庁施設のユニバーサルデザインに関する基準
・公共建築工事標準仕様書
4
・建築物解体工事共通仕様書
・建築保全業務共通仕様書
・公共建築設備工事標準図
・官庁施設の設計業務等積算基準
・建築設計基準
・建築構造設計基準
・建築工事設計図書作成基準
・建築工事標準詳細図
・構内舗装・給排水設計基準
・擁壁設計標準図
・敷地調査共通仕様書
・建築設備計画基準
・建築設備設計基準
・建築設備工事設計図書作成基準
・排水再利用・雨水利用システム計画基準
・公共建築工事積算基準
・公共建築工事標準歩掛り
・公共建築数量積算基準
・公共建築設備数量積算基準
・公共建築工事共通費積算基準
・公共建築工事内訳書標準書式(建築工事編、設備工事編)
・公共建築工事見積標準書式(建築工事編、設備工事編)
・建設リサイクル法関連
・建設リサイクル推進計画 2014
・建設副産物適正処理推進要領
・建設リサイクルガイドライン
・公共建設工事における再生資源活用の当面の運用について
・公共建設工事における分別解体等・再資源化等及び再生資源活用工事実施要領
・建築工事における建設副産物管理マニュアル
・室内空気中化学物質の室内濃度指針値及び標準的想定方法について
・自転車駐車場整備マニュアル(計画・設計・管理・運営)
・自転車等駐車場設置技術の手引き検討調査(報告書)
・路上自転車・自動二輪等駐車場設置指針同解説
・駐車場設計・施工指針 同解説
・その他関連する建築学会等の基準・指針等
(4) 五條市における設計基準・指針等
・五條市新庁舎(国・県・市集約型)建設基本計画
・五條中心市街地地区まちづくり基本構想
・五條市都市計画マスタープラン
・第 5 次五條市総合計画
・新五條市まちづくり計画
5
・新庁舎整備適地選定報告書
・新庁舎整備適地再選定報告書
・五條市宅地開発事業指導要綱
・その他関連する五條市の基準・指針等
6
第2
1
本事業における整備対象施設等
敷地概要
(1) 位置・敷地現況
本事業における建設計画地の位置は、現五條市庁舎の敷地から北東方面へ約 650m の五條
市の中心市街地内にあり、本陣交差点から北へ約 430mのところである。
建設計画地の現況は「別紙 1 案内図」に示すとおりである。建設計画地の設計計画高さ
(G.L)は T.P+120.739mとする。
表
項
建設計画地の状況
目
内
建設予定地
五條市岡口1丁目
敷地面積
21,799 ㎡(里道部分含む)
用途地域
第一種住居地域(変更予定)
建ぺい率
60% (変更予定)
容積率
200% (変更予定)
高度地区
なし
防火指定
なし
日影規制
あり
T.P
※1
TP+120.739m
高さ制限
※1
容
道路斜線
1.25(20m 以内)
隣地斜線
20m+1.25
北側斜線
なし
T.P:東京湾の平均海面を T.P 0mとする。
(2) 周辺インフラ整備状況
ア 接続及び周辺道路状況
・周辺道路の現況は次のとおりである。詳細は「別紙 2
敷地図及びインフラ現状図」に
示すとおりである。
表
接道状況
周辺道路
計画道路の幅員等
北側前面道路(市道岡口 4 号線) 道路幅員
約 1.4m~2.9m
南側前面道路(市道岡口 6 号線) 道路幅員
約 4.0m~5.3m(今後拡幅を検討)
東側前面道路(市道旧岡中線)
約 6.0m~6.5m(縁石含む)
道路幅員
+歩道 2.0m(今後拡幅の予定)
イ 上水道
・現況及び計画は「別紙 2
敷地図及びインフラ現状図」を参照し、関係機関に確認する
こと。
・引き込みについて、給水本管との接続については設計者の提案とする。
7
・上水道の引き込みに係る負担金については、市の負担とする。
ウ 下水道
・現況及び計画は「別紙 2
敷地図及びインフラ現状図」を参照し、関係機関に確認する
こと。
・接続計画については設計者の提案とする。
・下水道の接続に係る負担金については、市の負担とする。
エ 電話・電気・ガス
・現況及び計画は「別紙 2
敷地図及びインフラ現状図」を参照し、各事業者に確認する
こと。
・引き込み方法は設計者の提案とする。
(3) 現況地盤の状況
地盤の状況は、本業務期間内に別途業務で実施予定の地質調査結果を参考とし、液状化対
策(固化処理工法等)の検討等、必要な対策を講じること。また、本施設の設計において追
加的に必要なものは、設計者が地質調査を行うこと。
(4) 基準地盤面の嵩上げ
浸水予測等を踏まえ、必要に応じて基準地盤面の嵩上げを検討すること。
(5) 土壌汚染状況
土壌汚染状況は設計者が土地履歴調査等を行い、評価するとともに、対策が必要な場合は
適宜対策方法を提案すること。
(6) 埋蔵文化財
建設計画地は埋蔵文化調査の結果を踏まえ、適宜対策方法を提案すること。
(7) 既存の建物・構造物及び地下埋設物の状況
現在、建設計画地にある建物・構造物及び地下埋設物は、
「別紙 7
敷地現状図面」を参
考とすること。
なお、地下埋設物は、全て撤去すること。
2
整備対象施設概要
本施設の内容は次のとおりである。
(1) 敷地利用方針
新庁舎は、公共施設の司令塔として中心的な役割を発揮できる位置に配置する。基本的な
配置イメージを「別紙 3 参考基本プラン」に示すとおりである。
敷地全体の利便性を高いレベルで機能発揮できるゾーニングとすること。「別紙 6
測量図」を参照すること。
8
敷地
表
敷地利用方針
配置方針
①建物ゾーン
国、県及び市の庁舎機能の一体化を図ることで利便性が
高まる庁舎機能は、合築することで相乗効果を発揮する。
庁舎は賑わい広場ゾーンとのアクセスが容易となる位置
に配置する。
賑わい広場側に店舗を配置することでセキュリティを確
保しつつ、休祝日の利用を可能とする。
②駐車場等ゾーン
来庁者駐車場は庁舎エントランスへのアクセス性の高い
位置に配置する。
賑わい空間を支援するため、庁舎の近傍にバス停及び
タクシー乗降場等を配置する。
公用車用駐車場を配置するとともに、将来の増築スペ
ースにも配慮する。
道路出入り口付近の交通混雑が予想されるため、左折
IN、OUT となる動線を計画する。
一般車両が利用する時間帯は、車両と歩行者及び自転
車動線の交差を回避できる歩行者等動線を確保する。
③賑わい(防災)広場ゾーン
市民の利便性を高めるため、子育て世代を始めとした市
民が休祝日にも賑わえる施設づくりを行う。
災害発生時に活用する賑わい広場を日頃から認識するた
め、平常時においても賑わい広場を積極的に活用し、防
災啓発や賑わいづくりを行う。
賑わい広場にキッズスペースやオープンカフェ等を配置
することで賑わい創出を強化する。
(2) 市庁舎(本体施設)
ア 施設構成
施設構成は、下表のとおり各階にゾーンを設定し、これに対応した部局及び機能を配置
することを基本とする。
各諸室の詳細は「別紙 3 諸室構成表」、平面・立面計画の考え方は「別紙 4 参考基本
プラン」にそれぞれ示すとする。ただし、
「別紙 4 参考基本プラン」は、ゾーニング・諸
室レイアウトの一例を示したものであり、必ずしもこのとおりに設計することを拘束する
ものではない。
9
表
各階層のゾーン配置方針及び配置部局一覧表
階
ゾーン名
ゾーン配置方針及び配置部局等
屋上
機械設備関係
機械設備関係ゾーンは屋内に配置すると建物の施設整備費用が発生し割
ゾーン
高になるため、コスト削減に配慮し屋上階に配置する。
機械設備関係ゾーンは、設備機器の更新時の設置スペースと搬入出の容易
性に配慮し、屋上階に配置する。
高層
市議会ゾーン
市議会ゾーンは、市政に関心のある市民を対象とする市議会関係業務を行
う部署で、特定の利用者が中心になるとともに、セキュリティを確保する
必要があるため、高層階に配置する。
管理・運営
管理・運営ゾーンは、一部の市民や各種団体・業者を対象とする企画・総
ゾーン
務関係業務を行う部署で、特定の利用者が中心となるため、高層階に配置
する。
中層
市民
市民プライバシーゾーンは、市庁舎に幾度と来て、プライバシーに配慮す
プライバシー
べき市民を対象とした自治会関係業務、生活相談業務、複雑な相談業務を
ゾーン
教育ゾーン
行う部署のため、中層階に配置し、専用の利用者動線を確保する。
教育ゾーンは、特定の市民を対象とする教育関係業務を行う部署のため中
層階に配置する。
特定団体・業者
特定団体・業者ゾーンは、特定の市民や各種団体・業者を対象とする各種
ゾーン
産業育成支援業務、許認可関係業務、開発関係業務を行う部署のため、中
層階に配置する。
下層
店舗・交流
ゾーン
店舗・交流ゾーンは、施設を合理的に利用するため、休祝日においても市
民が利用できる施設整備を行う。
店舗・交流ゾーンは、福利厚生施設としてカフェ(コンビ二等)を導入検
討し、市民の賑わいの創出についても考慮する。
店舗・交流ゾーンは、地元の特産品や観光情報等を提供するコーナーを設
置する。
市民
市民おもてなしゾーンは、市役所に来るのが初めてまたは数回の市民を対
おもてなし
象とする総合案内業務、証明書発行等業務、住民基本台帳関係業務、戸籍
ゾーン
関係業務、保険料・税関係業務、簡易な相談業務を行う部署で、利便性を
高めるため、低層階に配置する。
国の出先機関
奈良労働局五條市ふるさとハローワークは、不特定多数の利用者が利用す
る施設であるため、低層階に配置することで利用者の利用率を高める。
高層
県の出先機関
奈良県医療政策部保健所(出張所)の獣疫衛生における引取、保護及び収
~
容業務は、業務の特性を踏まえ建築施設内の動線を短くする必要があるた
低層
め、低層階に配置する。ただし、低層階に配置できない場合は中層階への
配置も可能とする。
奈良県県土マネジメント部五條土木事務所の道路の維持管理に関する業
務は、業務の特性を踏まえ、低層階に配置する。ただし、低層階に配置で
きない場合は中高層階への配置も可能とする。
奈良県農林部南部農林振興事務所は、専門事業者等の限定的な利用者によ
る利用となるため、低層階に配置できない場合は中高層階に配置する。
10
イ 施設面積の要件
・市庁舎(本体施設)の規模は、延べ面積として 10,300 ㎡程度とすること。
(3) 付帯施設
ア 賑わい広場・緑地
建設計画地内南側に市民の交流スペースや防災対応スペースを兼ね備えた賑わい広場
3,000 ㎡程度、キッズスペース 1,100 ㎡程度、修景・緑地等 5,600 ㎡程度を確保する。
賑わい広場は、周辺公共施設との結節点として認識できるものとする。市庁舎内の店舗・
交流ゾーンと一体的なつながりを持ち、周辺環境を活かした市民交流の場とすること。平
常時の各種イベントや災害時の支援物資の受入れ等、多様な使い方を想定した配置とする。
イ 駐車場
以下の駐車場を配置する。
表
種類
来庁者用
駐車必要台数一覧表
必要台数
普通車 195 台程度
備考
市庁舎へのアクセス性を考慮する。
利用者が雨に濡れることなく市庁舎にアクセス
できるよう、歩行者動線を工夫し、車寄せ等を
計画すること。
身体障害者用駐車場は、利便性に配慮し、玄関
に近い場所に駐車スペースの確保を検討する。
また、電気自動車用の駐車スペースを整備する。
公用車用
普通車 80 台程度
議員・報道用
普通車 15 台程度
議員・報道用駐車場は、車庫として整備する。
(車庫棟)
その他
普通車 5 台程度
ウ バス停
観光バスや市バス等を駐車できるようにするとともに、公共交通の利用を促進するた
め、バス停の配置を検討する。
エ タクシー乗降場
タクシー乗降場は、庁舎エントランスへのアクセス性の高い位置に配置する。
11
第3
施設整備の要求水準
・本施設の設計の仕様は、設計業務の開始時点で国土交通省から出されている最新版の設計
基準及び仕様書等の官庁営繕関係統一基準による。ただし、設計業務期間中にこれらの設
計基準及び仕様書等が改定された場合は、これに従うものとする。
・本施設は、不特定多数の利用を考慮して、ユニバーサルデザインにより設計を行うこと。
・各諸室の仕様及び設備は、「別紙 3 諸室構成表」に基づき提案すること。
・本施設の工事の仕様は、
「公共工事標準仕様書」
(建築工事編)、
「公共工事標準仕様書」
(電
気設備工事編)、「公共建築工事標準仕様書」(機械設備工事編)によること。
・新工法やトップランナー機器採用等上記適用基準等により難い工法、材料、製品等を採用
する場合は、設計者が当該性能、機能等を満たすことを証明し、市の承諾を得ること。
・外壁、屋根、内壁、床等の主要な仕上げに係る設計は、華美とならないようデザイン、仕
上げ等に十分配慮すること。
1
建築計画の要求水準
(1) 外観計画
・庁舎正面の印象、ボリューム、外壁面の材料等の立面タイプや周辺環境を考慮した素材
の検討やデザインの工夫を行うこと。
・建設計画地西側に位置する一級河川西川の環境を考慮したデザインを具体化する意匠を
工夫すること。
・建設計画地内に緑化を計画し、環境との共生に配慮したデザインにすること。
・外装等の仕上げは、構造躯体の保護を考慮すること。
・建物の表玄関は、日当たりを考慮した位置に配置すること。
・隣接する敷地境界部には第一種住居地域への配慮を行うため、目隠や緩衝帯として
植栽等を配置すること。
・計画地内に繁茂している既存樹木等も積極的に活用すること。
(2) 配置・ボリューム計画
・庁舎は地上 3 階建てを基本とすること。ただし、敷地の高低差を利用した地下階を設け
る提案を妨げるものではない。
・「五條らしさ」を採り入れた、ランドマークとしての景観を創出できる計画とすること。
・建設計画地内に市民が集い交流でき、防災対応スペースを兼ね備えた賑わい広場を確保
すること。
・賑わい広場は、平常時の各種イベントや災害時の支援物資の受け入れ等、多様な使い方
ができるものを想定した配置とすること。
・安全で分かりやすい施設配置とし、避難誘導や救助活動が容易な計画とすること。
・建設計画地内は、造成行為を伴うため、開発行為に関する手続きを踏まえた計画とする
こと。また、計画地内の樹木の扱い、計画地の東側と南側に隣接する住宅等との高さ調
整やプライバシー対策にも配慮すること。
・建設計画地内の西側及び南側は 2.3m 程度の段差となっているほか、西側の隣接地には
一級河川西川が流れているため、敷地の形状や特性を活かした計画とすること。
12
・建設計画地周辺の住居や田畑等に配慮し、建物の圧迫感や日影が生じない配置とするこ
と。
・賑わい広場は建物南側へ配置する等、日当たりを考慮すること。
・国、県及び市で一体的な計画とし、全体としてまとまりのある計画とすること。
・建設計画地東側道路は拡幅整備を踏まえた計画とすること。又、南側道路についても拡
幅について考慮すること。
(3) 動線計画
ア 施設へのアクセス
・周辺への影響に十分配慮して計画すること。
・人と車の動線を分離し、安全な動線計画とすること。
・建設計画地内の市庁舎利用者動線と管理者動線は明確に区分し、適切な動線計画とする
こと。特に、メインエントランスでは市民を、サブエントランスでは議員、職員、サー
ビス動線を考慮して、計画すること。
・駐車場の出入口は来庁者用 1 箇所、公用車用 1 箇所の計 2 箇所以上を設けることを前提
とし、公安協議等の関係機関との調整を行うこと。
・庁舎エントランスへの公共交通機関(バス、タクシー等)の乗り入れを想定したスペー
ス、アクセス及び車両動線を計画すること。
・公用車と来庁者の車の出入りがそれぞれ円滑に行なわれるように工夫すること。
・休祝日等のメンテナンスや運営時間において荷物の搬出入に支障のない動線計画とする
こと。
イ 建物内動線
・利用者の利便性、バリアフリー化、安全性、防災性(避難誘導の容易さ等)を考慮した
動線計画を行うこと。
・運営形態、使用状況及び管理区分に考慮し、セキュリティを守ることのできる計画とす
ること。
・市民交流・協働機能を有するエリアへの動線はイベント開催時の利用者動線と通常の利
用者動線を考慮した計画とすること。また、セキュリティに配慮した計画とすること。
・利用者と職員の動線を考慮し、各階を連絡する昇降機設備を各々設置すること。
・市民おもてなしゾーンと市議会ゾーンの利用を想定した昇降機設備を設置すること。
・市民、職員、議会運営、メンテナンス用、休祝日利用等、諸室構成の特性に応じた利用
者動線を確保すること。
(4) 平面計画
・市庁舎は、各個別空間(機械設備関係ゾーン、店舗・交流ゾーン、市民おもてなしゾー
ン、市民プライバシーゾーン、教育ゾーン、特定団体・業者ゾーン、市議会ゾーン、管
理・運営ゾーン、国の出先機関、県の出先機関)を設け、3階建てを基本とすること。
・店舗・交流ゾーンは、市庁舎の位置、アクセス、利用形態を想定した配置及び形状とす
ることとし、屋外に整備する賑わい広場と各種イベントや災害時の対応等、一体に利用
できる市民ギャラリーやコミュニティールームを配置すること。平常時には、イベント、
各種展示、発表会等、多様な市民活動に対応できる仕様とすること。
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・福利厚生施設の食堂(カフェ、レストラン)等は、地域性に着目した店舗・交流ゾーン
として計画すること。
・市民おもてなしゾーンは、市民の利用頻度の高い窓口を低層階に集約し、利便性に配慮
した計画とすること。各窓口へのわかりやすい動線を示すとともに、来庁者の多い空間
においてもプライバシーへの配慮を意識したエリアの確保を行うこと等、空間特性に応
じた空間構成を確保すること。
・市議会ゾーンは、議会の独立性と開かれた議会として市民が傍聴しやすい計画とするこ
と。
・執務空間を有するエリアは、組織間の近接や隣接の重要度を考慮した計画とすること。
・防災拠点機能を有するエリアは、危機管理の迅速な対応と非常時の組織間の連携がとり
やすい計画とし、コンパクトに集約した配置とすること。
・使用状況及び管理区分を踏まえた明確なゾーニングとすること。特に、(食堂(カフェ、
レストラン)
・コンビニ等)の福利厚生施設は、追加導入検討機能を考慮し明確に区分す
ること。
・平面計画及び階構成にあたっては、各部門、諸室の特性を把握し、利用者の利便性、安
全性、防災性(避難誘導の容易さ等)、プライバシー確保、遮音性能等を考慮し、各部門
を適切に配置すること。
・平面計画にあたっては、中廊下式を基本として計画すること。ただし、より効率的な配
置が実現される場合は、この限りではない。
・平面計画は、余分なスペースを生じないよう工夫するとともに将来の増改築にも配慮し
た計画とすること。
(5) セキュリティ計画
・開庁時には、来庁者は1階出入口を利用できるようにすること。
・閉庁時には、来庁者及び職員は通用出入口から入出を行うこととし、入出者管理を管理
室で行えるようにすること。
・閉庁時の戸籍等の届出は、管理室にて受付するものとし、職員や用務目的での来庁者以
外の者が執務室に立入ができないようにすること。
・閉庁時の職員や用務目的での来庁者には執務室への出入りができるよう、必要な動線と
セキュリティを確保すること。
・市民おもてなしゾーンは、上記にかかわらず閉庁時に選挙での投票会場や、休日検診等
のために開放する場合がある。その場合、来庁者は1階出入口を利用できるようにするこ
と。なお、来庁者の目的場所以外への立入を制限するためのセキュリティを確保すること。
・追加導入検討機能の食堂(カフェ、レストラン)・コンビニ等は、直接外部からアクセス
できる出入口を設けることができるようにすること。コンビニ等を閉庁日に営業するため、
利用者が執務室等に立入ができないようにすること。
・追加導入機能を閉庁日に営業するため、利用者が1階出入口等から昇降機設備を経由し、
アクセスするものとする。その際、利用階以外に停止しない専用の昇降機設備を設ける等、
利用者が追加導入機能の利用に必要な部分以外に立入ができないようにすること。
(6) 仕上げ計画
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・清掃・補修や点検等、日常的な維持管理に配慮した計画とすること。
・仕上げ材は、各部門、諸室の用途、利用内容や形態等、各部署の特性に配慮した組合せ
とすること。
・仕上げ材は、長寿命で耐久性に優れ、かつ、清掃・補修等がしやすい等、維持管理に配
慮したものを選定すること。なお、将来の増改築にも配慮すること。
・地震時の剥落、落下による二次災害抑制に配慮した内外装材とすること。
・使用する材料は、シックハウス対策に配慮したものとし、F☆☆☆☆製品を採用するこ
と。また、使用する材料が市内及び県内において生産されるものについては、優先して
使用するよう配慮すること。
・施設改修時、解体時に環境汚染を引き起こさないよう十分留意すること。
・危険な凹凸を避ける等、怪我をしない素材を使用し、利用者、特に弱者への安全性に配
慮すること。
・執務空間は、必要なスペースの確保、働きやすい動線を考慮したワークスペースのレイ
アウトや機器の配置が可能なものとすること。
・執務空間は、将来的な組織改正や職員の増減におけるレイアウト変更等、フレキシビリ
ティに配慮した内装とすること。
・トイレの床は乾式(ドライ)仕上げとすること。
・各室の用途・機能に応じて、耐久性、メンテナンスの容易さに配慮すること。
・各室の用途・機能に応じて、断熱、吸音材を十分検討して採用すること。特に、相談室
については、隣室、廊下への音漏れに特段の配慮を行うこと。
・階下からの視線等に配慮すること。
・快適で明るい施設となるよう、色彩計画に十分に配慮すること。
(7) 安全・防災・防犯計画
・災害発生時に市の防災拠点として、災害対策活動の司令塔として、行政機能及び災害対
策活動等が機能できる施設とすること。また、災害時以外でも、来庁者及び職員の安全
を確保するとともに、各種重要情報を適切に管理する施設とすること。
・災害時は市長室、災害対策本部室、会議室が防災拠点機能として、応急対応、復旧・復
興の活動拠点としての機能を果たせる計画とすること。災害対策本部室、会議室には、
市内の被災状況を的確に把握することや災害対策本部から情報を発信することを支援す
る情報通信設備機器、専用の電話回線、大型モニター等を設置できるような施設とする
こと。
・避難者や災害対応に従事する職員等に対し、支援・援助が到達するまでの間の非常食や
防災資機材を備蓄する倉庫を設置すること。
・駐車場や賑わい広場は、災害時にも利活用できるものとする。災害時の緊急避難者や救
援物資の受入れ場所、職員等の災害対策活動拠点となる災害対応スペースを計画するこ
と。
・火災等の災害時には、容易かつ安全に避難することができる計画とし、特に障害者、子
ども等、独力で避難が困難な利用者(要介助者)等には十分に配慮すること。
・避難誘導のためのサインを適切に設置すること。
・大規模災害時のライフライン(水・電力等)の確保に配慮した設備計画とすること。電
力供給は、本線・予備電源の2系統化を図ること等、被災時に不通となるリスクを最低
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限に抑える計画とすること。
・受変電設備、自家発電設備等のライフラインに関連する設備機器類は、浸水被害等を受
けないように万全を期し、中層階以上の階層に整備すること。
・災害対策本部室は、個別の電話回線を含む公衆通信網の2系統化を図る計画とすること。
・バルコニー、階段等は、落下防止に配慮した計画とすること。
・建具等のガラスは原則として強化ガラスとすること。なお、人体衝突に対する安全性を
確保すべき箇所については、「ガラスを用いた開口部の安全設計指針(建設省住宅局監
修)」によること。
・建物内外について災害時の避難動線を確保し利用者の安全を守るとともに、緊急車両の
動線や寄付きにも配慮すること。
・地形、地質、気象等の自然的条件による災害を防ぐため、建築構造部材、建築非構造部
材、設備機器等の総合的な安全性を確保した施設とすること。
・施設機能に支障をきたすことのないよう浸水対策を講じること。特に、地下室を設ける
場合や本施設への浸水のおそれのある場所には、浸水・冠水について十分に配慮を行う
こと。
・施設の防犯は、不法侵入の防止、危険の予防、検知、避難の観点等から安全管理に配慮
した施設とすること。
・人の触れる部分の間仕切壁は、破損防止のため、衝撃に対する十分な強度を有する工法・
材料を採用すること。
・不審者等の進入を防ぐための措置を講じられるような施設とすること。なお、機械警備
は、以下に対応した施設を整備すること。
(ア) 本施設の外部から侵入されるおそれのある室及び重要な室にセンサー等を設置し警
備を行うこと(地階部分を設ける場合についても同様)。
(イ) すべての階で、動線規制(廊下や階段にセンサーを設置)を実施し警備を行うこと。
(ウ) 夜間及び閉庁時間は、防犯監視用として防犯カメラを必要な箇所に設置すること。
(エ) 重要エリアと開放エリアを区分し、情報の機密管理、パソコン・資機材等の高価機
材を保護するため不審者の侵入防止、盗難被害の防止を図ること。
(オ) 機械警備設備も建物設備の一部として、動線計画、意匠、他設備との連携について
十分に考慮すること。
(8) 福祉計画
・
「奈良県住みよい福祉のまちづくり条例」の特定施設であることを踏まえた計画とするこ
と。
・施設計画全体を通じて、福祉関係法令を遵守すること。誰もが自力で円滑に目的地まで
到達でき、また、すべての利用者にとって安心、安全かつ快適に利用できるよう、バリ
アフリーやユニバーサルデザインの視点に十分に配慮すること。
・施設内は極力段差や壁の突起物を避け、やむを得ず段差を設ける場合には、車椅子利用
者にとって危険が無いような配慮を行うこと。通路、廊下等は、誰もが安全で歩きやす
いように十分な幅を確保すること。
・点字誘導や点字プレート、外国人に配慮した多言語表示等、誰にも見やすく分かりやす
いサイン計画とすること。
・市民の利用の多い1階、2階には、誘導表示や音声案内を設置し、視覚障害のある人の
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利用に配慮した設備を導入すること。
・相談を伴う窓口には、来庁者が座って相談のできるローカウンターを設置すること。ロ
ーカウンターは、車椅子利用者に配慮した高さと構造とすること。
・筆談器等、聴覚障害者とのコミュニケーション支援設備等を整備すること。
・執務室内も車椅子での移動や杖での歩行を可能とすること。
(9) 環境計画
・事業期間内においてCASBEE(建築物総合環境性能評価システム)による評価を行
い、BEE値(環境性能効率)>1.5(Aランク以上)の確保が確認できるようにするこ
と。
・二酸化炭素排出量に関しては、
「官庁施設の環境保全性に関する基準(グリーン庁舎基準)」
に基づき、できる限りライフサイクルCO2 の削減に努めること。
・木質バイオマスボイラー、太陽光発電、雨水利用、自然採光、自然通風及び自然換気の
有効活用等の自然エネルギーの利用への配慮を行うとともに、耐久性コンクリート、メ
ンテナンスフリー材料及びコージェネレーションシステムの採用等、維持管理経費節減
にも考慮すること。
・木質バイオマスボイラー等の自然エネルギーの利用は、実用性とともに、来庁者へのア
ピール及び環境啓発にも役立つよう配慮すること。
・本敷地内は、維持管理に配慮しながら、総合的な緑化を行うこと。
・本敷地内に雨水流出抑制施設を設け、緑地管理用等として利用すること。
・雨水流出抑制施設の下水本管への接続は自然流下を基本とすること。
・廃棄物の発生を抑制するとともに、資源の再利用、再生利用を促進する資源循環型社会
の構築に向けて、建設工事においてもリサイクル資材の活用に配慮すること。
・風害による歩行者、周辺施設等への影響を最小限とすること。
・駐車場や庁舎の排気の影響を考慮すること。
・ノンアスベスト材料を使用すること。
(10) 維持管理計画
・設計耐用年数 60 年以上にわたる建物利用を考慮し、長期修繕計画に基づいたLCC低減
効果の高い施設とすること。
・大規模修繕工事が最小限となるよう、建築・設備の更新、修繕の容易性に配慮した施設
計画とすること。
・用途変更や改修に対応できるよう、適正な階高、適正な積載荷重の設定、設備や間仕切
り変更が容易なフレキシビリティ等、長期使用に耐え得る十分な性能を確保すること。
・行政ニーズの変化や将来の情報通信技術等への対応が容易な計画とすること。
・建物の冷暖房負荷の低減を図り、電気、ガス、水道等の光熱水費を極力抑えた計画を行
うこと。
・設備更新における搬入経路の確保を行うとともに、維持管理を容易に行うことができる
ものとすること。
(11) 外構計画
ア 敷地境界
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・建設計画地周囲のフェンス、門扉等は必要最小限とし、開かれた施設とすること。
イ 駐輪場
・来庁者用として駐輪場 120 台、職員用として 30 台以上を確保すること。なお、自動2
輪用はそれぞれの 2 割程度の台数を確保する。
・駐輪場には屋根を設置すること。
ウ 植栽
・敷地内に繁茂している既存樹木等は、修景や緑化に活用するとともに、隣接住宅地への
目隠しや緩衝帯等にも積極的に活用すること。
・緑化は、敷地面積の 3%以上の緑化面積を確保すること。
・樹種の配置は、敷地内動線への支障をきたすことのないものとすること。
・樹種の選定は、市の花・木であるキキョウ、クスノキを中心に、四季のうつろいを感じ
られる樹種を選定すること。
エ その他
・構内舗装・排水の設計は、
「構内舗装・排水設計基準(国土交通大臣官房官庁営繕部整備
課監修)」に記載されるものと同等以上を原則とすること。
・舗装の種類の選定は、景観等への配慮、排水負担の軽減等に考慮すること。
・構内排水は、管きょ等による雨水の敷地外排水とあわせて、雨水流出量の抑制と平滑化
を図ること。
・歩行者の安全を考慮し、照明設備を計画すること。
(12) サイン計画
ア 全体サイン計画
・サインは高齢者や子ども等、誰もが分りやすい表示と見やすい位置と高さを設定し、表
示位置、色及び文字サイズ等の標準化を図ったものとすること。
・障害者、子ども、高齢者及び外国人等すべての人に配慮したユニバーサルなサイン計画
とすること。
・視覚障害や聴覚障害のある人の利用に配慮した触知案内図、音声案内及び文字情報端末
等の機器を設置すること。
・高齢者や障害のある人や日本語に不慣れな来庁者等、誰にでもわかりやすく、視認性に
優れたサインとすること。案内表示にはピクトサインを用いるほか、重要な案内は多言
語表記とすること。
・言語は4ヶ国語(日本語、英語、中国語、ハングル)に対応すること。
・聴覚障害のある人にも災害時の緊急事態を知らせるため、トイレ内等に緊急サインを設
置すること。
イ 外部サイン計画
・現在地及び出入口位置等が容易に分かるよう、適切な外部サイン計画を行うこと。
・サイン及びその支持体等のデザインは、周辺環境に配慮したものとすること。
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ウ 内部サイン計画
・庁舎案内、各窓口の業務案内、室名札の設置等容易に分かるように来庁者、職員に対し、
親切でわかりやすい、きめ細かなサイン計画を行うこと。
・来庁者が利用する部分には、情報提供や展示・啓発が行えるように掲示板やピクチャー
レールの設置等、きめ細かな配慮を行うこと。
(13) 木材計画
・地域資源と調和した庁舎を実現するため、五條市が有する森林資源を活用した木質の仕
上げ材を活用した内外装デザインを検討すること。
・CLT(直交集成材)の利用を検討する等の建設費用を削減した木造庁舎が実現できる可
能性もあるため、材料調達や事業スケジュール等の木造庁舎の実現性を検討すること。
(14) その他
・周辺道路等から見やすい壁面に幕の掲示枠を2か所設けること。
・市旗等を掲揚するための旗竿を賑わい広場及び周辺道路等から視認できる位置に 3 本(高
さは 10m程度)設けること。
・市による公告等を行うための、屋外掲示板を来庁者の目に留まりやすい適切な位置に設
置すること。掲示部分の大きさは、高さ約 1,000mm、幅約 2,500mmとし、設置高さは
概ね目線の高さとする。掲示物は磁石、テープ及び画鋲で取り付けることができ、手で
取り替えることができること。掲示板は堅固で、錆の発生がなく、鍵及び照明付きとし、
掲示物は雨等で濡れず、歩行者等に剥がされない構造とする。
2
庁舎諸室の要求水準
(1) 共通事項
・諸室の面積、諸室の仕様及び必要な設備、備品は、「別紙 3 諸室構成表」を基準としつ
つ、使用目的や機能に応じた最適な計画とすること。また、設計者が必要と思われる諸
室を適宜設定すること。
・別紙の用語は、以下の意味を表している。
「室」:天井まである壁で仕切られたもの。
「ローカウンター」
:椅子に座って接客するカウンター。一窓口あたりの幅は特段の記載
のない限り 1,500mm を標準とする。
「ハイカウンター」
:立位で接客するカウンター。一窓口あたりの幅は特段の記載のない
限り 900mm を標準とする。
「インフォメーションカウンター」
:利用者は立って、職員は座って接客するカウンタ
ー。
(2) 各諸室の要求水準
ア 平面計画
・各部署の配置は、課単位で出来るだけ分散しないことを原則とすること。
・ゾーニングは、「別紙 3 参考基本プラン」を参考とすること。
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イ 執務部分
・執務機能、情報通信機能、会議・打合せスペース、書庫・倉庫機能について、機能に即
したゾーニングを設定し、効率の良い動線を確保すること。
・執務空間は、事務の効率化やコミュニケーションの活性化、働きやすい動線を考慮した
ワークスペースのレイアウトを計画すること。組織改正や職員の増減に柔軟に対応でき
るように、ユニバーサルプランのフロアレイアウトとすること。
・日常的に必要となる打合せスペースは、部単位・課単位でのエリア毎に利用しやすい位
置に設置すること。
・利用規模や用途に応じて柔軟に空間を変えることのできる庁舎全体共用の会議室を設置
すること。
・迅速な市民サービスが提供できるよう、効率的な動線計画とするとともに、見通しのよ
い快適な執務空間とすること。
・各部門の役割と来庁者の関係を把握し、利用者が迷うことなく円滑に利用にできるよう
な合理的な動線計画とすること。
・執務室から給湯スペースへの動線及びごみの搬出動線は、待合等の来庁者エリアを通ら
ないように動線計画を行うこと。
・採光、通風、遮音及び吸音等に配慮した良好な執務環境を提供すること。
・電子機器類の設置場所及び作業スペースは、将来のOA化の進展を考慮したフリーアク
セスフロアとすること。
・サーバー室は、情報管理部門のサーバー類を集約する室として、日常のシステムのメン
テナンスと更新のための十分なスペース及び機器の保全のために必要な空調性能を確保
すること。
・窓にはブラインド及びブラインドボックス等を設置すること。ブラインド等は維持管理
コストに配慮するとともに、メンテナンスの容易なもので風通しを妨げないものとする
こと。
・課単位を基本として、プリンタ(小型)の設置スペースを考慮すること。
・各フロア単位を基本とし、分別ごみ置き場を設置すること。
・各フロア単位を基本とし、給湯スペースを設置すること。給湯にはガスは使用せず、電
気ポット等を用いるものとする。
・入退室管理等セキュリティの充実を図ること。
・壁面利用の可動式書架を設置する等、省スペースに配慮したものとすること。
・書庫・倉庫は文書劣化を防ぐための換気・空調方法を備えたものとすること。
ウ 来庁者部分
・庁舎の追加導入機能は、機能に即したゾーニングを設定し、市庁舎のメインの空間とし
て庁舎出入口からわかりやすく全体を見渡せる空間とすること。自然採光や開放感、外
部とのつながりを体感できる豊かな空間構成とすること。
・フリースペースやラウンジ等、市民が活動し憩う環境づくりを工夫すること。
・来庁者の特性に応じて、個人情報やプライバシーの保護に対して適切な配慮及び対策を
行うこと。
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・各窓口に対応する待合ロビーは、各窓口からわかりやすい位置に配置すること。
・各窓口や待合ロビーの規模等は、部署によって業務の特性や混雑時に違いがあることを
考慮して計画すること。
・待合ロビーは、記載台のスペースも配慮すること。
・待合スペースは椅子の配置を工夫するとともに、大型モニターや個別の窓口モニター等
を設置し、案内状況がわかりやすい整備をすること。
・誰にでも分かりやすい配置や誘導表示を行う等、混乱やトラブルが発生しにくい明快な
空間構成とすること。
・公衆電話を設置すること(1台程度)。
・来庁者の多いフロアには、来庁者専用トイレを設置すること。
・相談者のプライバシーを守るため、相談窓口には、相談室を設置する。配慮度合いに応
じてローパーテーションや個室を整備すること。
・子ども連れで相談に訪れた来庁者のために、授乳室を設置すること。
・コンビニ等を庁舎1階のエントランス付近に設けること。コンビニ等は外部から直接ア
クセスできるように計画することができる。
エ 市議会
・市の意思決定機関であることを踏まえ、落ちつきや重厚さに配慮した意匠計画とするこ
と。
・将来の変化(合併等)を見据え、議席の増が容易に行えるレイアウトとすること。
・議場は段差を設けないフラット式とするとともに、講演会や会議室等の多目的な利用を
図るために机・椅子類(議長席含む)を可動式とすること。
・議場は、質疑や答弁等が明瞭に聞き取れるような空間とするとともに、必要な音響機器
類を整備すること。
・議場に採光のための窓を設け、議会開催中には、壁面として閉じられる構造とすること。
・議場の壁面等(議場席の裏面)に市旗、国旗等を掲げられるようにすること。
・インターネット中継関係操作室の整備やパソコン操作可能な議席とする等、情報通信技
術に対応した議場システムを検討すること。
・議場及び一般傍聴席はゆとりのあるものとすること。
・質問残時間表示計や大型スクリーンを設置するとともに、電子表決システムの導入や電
光表示板(表示装置)の設置を検討すること。
・傍聴者の受付(記帳等)ができるように、必要なスペースを確保する等、傍聴者の動線
に配慮すること。
・議場傍聴席は一般傍聴者 35 名、記者席 10 名を確保すること。なお、一般傍聴席で車椅
子利用者が傍聴できるような工夫を行うこと。
・委員会室には録音機器やマイク設備等音響機器の充実を図ること。
・委員会室には将来のインターネットによる外部配信やパソコン操作可能な座席とする等、
情報通信技術に対応した設備機器類の導入を検討すること。
・会派控室には、できる限り窓を設けること。
・議会に関連する諸室は、議会事務局による管理が容易となるような配置計画とすること。
(3) 市民交流・協働機能の計画
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・市民交流・協働機能は、コンビニ・市民ギャラリー・コミュニティールーム・情報公開
室で構成され、各諸室は、「別紙 3
諸室構成表」に従い機能的な配置計画を行うこと。
・市民ギャラリーは、特産品の販売コーナーや観光案内所、図書スペース等の利用を想定
し、エントランスホール等と一体的に利用できるように配置すること。
・様々な機能の室が配置されるので、利用時に騒音や振動により、執務に影響が生じない
計画とすること。
・市民の発表及び展示等、多様な使い方ができるように壁面へのピクチャーレールの設置
等の工夫を行うこと。
・コンビニ等を庁舎1階のエントランス付近に設け、外部から直接アクセスできるように
計画することができる。
(4) 駐車場の計画
ア 駐車場の基本方針
・駐車場法を遵守した計画及び設計とすること。
・本駐車場は、自動車を対象とすること。
イ 駐車場の要求水準
(ア) 設計条件
・建設計画地内南側に、来庁者用の駐車場整備を考慮すること。
・本敷地内北側に、議員・報道用駐車場として、車庫棟 1 棟(普通車 15 台用)を整備
すること。
(イ) 平面計画
・来庁者用の駐車場のうち、1台以上は身体障害者対応駐車場とし、庁舎に近接した計
画とすること。
(ウ) 照明計画
・施設の防犯性・安全性等を考慮した照明計画とすること。
・照明器具は、省エネルギー・高効率タイプを利用すること。
(エ) その他
・駐車及び通路機能に必要な路面表示を行うこと。
・電気自動車用の充電スポット(急速充電)のスペースを来庁者用の駐車場に1台以上
設けること。
(5) 備蓄倉庫、書庫の計画
ア 備蓄倉庫及び書庫の基本方針
・災害時に市民に提供する食料、飲料等を保管する倉庫及び文書類を保管する書庫を整備
する。
イ 備蓄倉庫及び書庫の要求水準
・車庫棟と一体的に整備すること。
・食料品の備蓄及び書類の保管を想定するため、必要な換気性能等を確保すること。
・耐火性を有するものとし、火災、地震及び浸水等の災害への対応を考慮すること。
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(6) 全体共用部分の計画
ア 全体共用部分の基本方針
・本施設を管理・運営するために必要な機能を効率よく配置すること。
イ 全体共用部分の要求水準
(ア) 管理室
・管理室での業務は以下のとおりとする。なお、災害対策本部室においても同様の管理
が可能となる設備を整備すること。
a 建築設備の集中監視
b 防災設備の中央監視
c
主防犯監視装置等による中央監視
d 各室空調・照明の中央管理
e 昇降機設備、トイレ等の呼出し対応
f 停電、故障、災害等の非常時対応
g
鍵の管理
h
通用出入口の入退出管理
i その他
(イ) ごみ置場
・燃えるごみ、資源ごみ、危険物及び産業廃棄物毎の保管場所を設けること。
・ごみ置場はリサイクルや分別収集に配慮し、適切な規模とすること。また、収集、運
搬、回収方法及び回収頻度等を考慮し設置すること。
・市民の目に触れない場所に配置すること。
・車での搬出入が可能な位置に配置すること。
・職員以外(周辺住民等)がごみを捨てることができないように工夫をすること。
・ごみ置き場は、犬、猫、カラス等の小動物により荒らされないように適切な対策を行
うとともに、清潔に維持されるよう配慮すること。また、生ごみ等の保管については
臭気対策を講じること。
(ウ) エレベータホール
・十分な幅員、天井高さを確保すること。
・利用状況にふさわしい内装計画とすること。
・車椅子利用者が転回するための十分なスペースを確保すること。
(エ) 機械室
・維持管理面でアクセスが容易な場所に計画すること。
・電気関連機械室は、トイレや給湯室等の水を利用する室の下階に配置しないこと。
・十分な広さを確保し、メンテナンスに支障のない構造とすること。
・将来の改修及び更新が容易に行える場所に配置し、必要に応じて機器の搬出入用の開
口を設けること。
・機器の騒音や振動が伝わることのないように、構造等の配慮を行うこと。
(オ) 階段室
・十分な幅員と適切な蹴上及び踏面寸法を確保し、各階段室の階段の蹴上及び踏面寸法
は統一し、蹴上部分は塞ぐものとする。
・手摺は原則2段とし、両側に設けること。
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・床は清掃しやすく、滑りにくい材料で計画すること。
(カ) 廊下
・床は清掃しやすく、滑りにくい材料で計画すること。
・十分な幅員と天井高さを確保すること。
(キ) パイプシャフト類
・容易に更新できる広さや配置を考慮すること。
・騒音が発生しない構造や位置とすること。
(ク) その他
・検診車駐車スペース(2 台分)を屋外に設け、各検診車へは各検診室から直接出入り
できるように各検診室に出入口を設けること。なお、各検診室からは雨天時雨に濡れ
ず検診車へアプローチできるよう配慮すること。
3
構造計画の要求水準
(1) 耐震性能
・新庁舎本館及び車庫棟等の耐震安全性の分類は、
「官庁施設の総合耐震計画基準及び同解
説」「建築構造設計基準及び同解説」に基づき以下のとおりとすること。
(ア) 構造体の耐震安全性
:Ⅰ類(新庁舎本館)/Ⅱ類(新庁舎本館以外)
(イ) 非構造部材の耐震安全性:A類(新庁舎本館)/B類(新庁舎本館以外)
(ウ) 設備の耐震安全性
:甲類(新庁舎本館)/乙類(新庁舎本館以外)
・本施設の建築物の構造は、木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造及び鉄骨鉄筋コンクリー
ト造を安全性、経済性及び地質調査結果等を踏まえて検討すること。
・構造設計にあたっては、自重、積載荷重、その他の荷重及び地震荷重、風荷重に対して、
構造耐力上十分に安全な計画とすること。
・本施設に関する構造計算は、設計ルート3により行うこと。ただし、設計ルート3と同
等以上の構造性能を有することを検証することが可能な方法による場合はこの限りでは
ない。
・構造計画上、複雑な形状となる場合は、適切にエキスパンションジョイントを設け、明
解なモデル化により構造解析を行うこと。
・免震構造を採用する場合は、以下のとおりとすること。
(ア) 国土交通大臣認定を取得すること。
(イ) 免震層より下部の階層は、地震動に対して什器備品等の転倒等を防止する措置を講
じる等、配慮を行うこと。
(ウ) 免震層より上部の構造体は、在来型の構造計画による場合と同等以上の耐震性能(耐
震安全性)の確保を検証することにより、重要度係数 1.5 による割り増しを適用しな
いことができるものとする。検証にあたっては、客観性の高い方法によって行うこと。
(エ) 免震部材の交換や残留変形の復元が可能な構造とすること。
(2) 耐久性能
・要求水準書に記載のない事項は、日本建築学会諸基準を参考にすること。なお、適用基
準に示す性能等を満たすことを条件に、適用基準以外の仕様・方法等を選定することを
認めるものとする。
24
・振動を伴う機器、器具及び什器備品に関しては振動障害を検討し、構造体と絶縁する等
必要に応じて十分な対策を講じること。
・外部にさらされる鉄筋コンクリート部分は、鉄筋のかぶり厚さを増す等、耐久性に配慮
すること。
(3) 基礎構造
・基礎構造は良質な地盤に支持させることを基本とし、不同沈下等により建築物に有害な
支障を与えることのない基礎形式及び工法を定めること。
4
電気設備計画の要求水準
(1) 共通事項
・電気工作物の計画、設計、工事に関する事項は、関連する基準等に従うこと。
(2) 電灯設備
・照明器具は、諸室の用途と適性を考慮し、それぞれ適切な照度を確保できる機器選定を
行うこと。
・省エネルギー、高効率及び高寿命タイプを利用するとともに、メンテナンスの容易なも
のとすること。
・器具の種別を最小限とすることにより、維持管理を容易なものとすること。特に高所に
設置するものは、点検用歩廊、電動昇降装置等により保守が行いやすい計画とすること。
・災害対策本部室及び管理室から一括管理ができるようにすること。
・点滅区分を適正に分割し、こまめな消灯ができるようにすること。
・本施設の防犯及び安全等を考慮した屋外照明設備を設置すること。なお、点滅方式は外
光及び人感による自動点滅及び時間点滅が可能な方式とすること。
・トイレや非常階段等の人通りが少ない場所等に関しては人感センサー等を有効に利用す
ることにより消費電力の低減に努めること。
・照度センサー等により昼間の消費電力を低減する工夫を行うこと。
・窓際照明の照度制御、局部照明及び反射式照明器具の設置等による省エネルギーを実現
する工夫を行うこと。
・コンセントは用途に適した形式や容量を確保し、適切な位置に配置すること。
・その他、必要に応じて保安照明を設置すること。
・外灯については光害に配慮すること。また、可能な範囲で色温度の低い落ち着きのある
照明を工夫すること。
(3) 幹線・動力設備
・幹線系統を明確化し、管理を容易に行うことが出来るようにすること。また、各系統別
に消費電力量を把握できるようにすること。
・将来の幹線増設がやりやすくなるように配慮すること。また、増設スペースを見込むこ
と。
・ケーブルラックや配管仕様は、施工場所の耐候性を考慮して選定すること。
(4) 受変電設備
25
・本線及び予備電源の2回線受電方式を基本とすること。切替時間は、10 分以内とするこ
と。なお、予備電源は、電源供給事業者等の関係機関と協議を行い、経済性等を検討し
た上で採用の可否を決定すること。
・高圧引込線は地中化を図った引込経路とすること。
・点検等による停電が短時間となる工夫を行うこと。1施設の点検で他施設に停電が波及
しないこと。
・受変電設備は閉鎖型とし、電気室内に設置すること。
・電気室は保守及び将来の負荷の増設を見込んだ増設スペース等を確保すること。
・負荷系統に適した変圧器構成とすること。
・省エネルギーを考慮した機器を選定すること。
・電源設備は、通信、情報及び音響等に高調波等の影響を及ぼさないこと。
・経済性に配慮し、深夜電力の利用等を検討すること。
(5) 静止形電源設備
・受変電設備の制御用電源として直流電源装置を設けること。
・通信情報機器の停電時保証用の無停電電源装置(30kVA)を設置すること。
(6) 発電設備
・非常用電源供給範囲に加え、「別紙 3 諸室構成表」に対して災害時に 72 時間以上電力
を供給できる自家発電設備を計画すること。
・騒音、振動、排気ガス、燃料、冷却水及びランニングコスト等について検討し、適切な
駆動方式の機器を選定すること。
・非常用電源供給範囲は「建築設備設計基準(国土交通省大臣官房官庁営繕部設備・環境
課監修)」の第 10 章「発電機回路とする負荷(事務庁舎甲類)」(最新版)を基準とする
こと。
(7) 太陽光発電設備
・最大発電電力 10kW程度の太陽光発電設備の設置についてランニングコスト等を検討し、
採用の可否を決定する。
・太陽光発電設備を設置する場合は、災害時及び平常時利用に配慮した整備を行うこと。
また、商用電源との系統連係形(逆潮あり)を基本とし、停電時には自立運転可能で、
必要な負荷に供給するものとする。なお、表示装置等を設置すること。
(8) 雷保護設備
・防災拠点としての機能を確保するため、JIS規格及び建築基準法に基づいた雷保護設
備を設置すること。
(9) 構内情報通信網設備
・庁内システムについては、現状庁内システムを調査の上、移設等の検討を行うこと
施 t の移設等の検討を参照すること。
・本施設に情報回線を引き込み、庁舎内の配管及び配線を行うこと。
・通信情報用幹線として、将来用の増設経路を確保すること。
26
(10) 構内交換設備
・本施設に電話回線を引き込み、各諸室に電話機を設置する等して外部との通信及び本施
設内各諸室との連絡も可能とすること。
・災害対策本部となる諸室の電話回線を含む公衆通信網は2系統化すること。
(11) 情報表示設備
・総合窓口、市民課、保険課には、受付番号処理システム(発券、呼出、表示を行うシス
テム)を設置し、受付順を電光掲示板で表示し、呼び出しのボイスコール設備及び発券
機(総合窓口、市民課、保険課の窓口分)を待合ロビーに設置すること。
・本施設の行事や利用状況等の情報を提供する案内情報設備を設置すること。
・議会用の出退表示器を設定すること。出退表示は、議会事務局、議場入口及び秘書課で
確認できるようにすること。
(12) 映像・音響設備
・コミュニティールーム、会議室及び議場等の映像・音響装置は、使用目的、機能及び性
能を満足したシステムとすること。
・構内情報交換設備、放送設備及びテレビ共同受信設備等とも連携した計画とすること。
(13) 放送設備
・消防法に定める非常放送設備を設置すること。
・放送設備は、災害対策本部室及び管理室から放送できるようにすること。
(14) 誘導支援設備
・出入口に設置する音声誘導案内設備は障害者に対して容易に各課への案内が可能な設備
とすること。また、将来のレイアウト変更を考慮し、安価で変更可能な設備とすること。
・トイレ呼出装置を設置した迅速な対応が可能なシステムとし、表示盤は管理室に設置す
ること。
(15) テレビ共同受信設備
・地上デジタル放送、FM、AM、BS及びCS等の各種テレビやラジオアンテナの設置
又はCATVによる受信設備を設け、映像・音響設備等とも連携した共聴設備を計画す
ること。
(16) テレビ電波障害防除施設
・本施設建設に伴うテレビ電波障害は、事前の机上検討を行い、適宜必要となる対応方法
及び防除施設等を提案すること。
(17) 防災設備
・
「消防法」、
「建築基準法」、
「五條市火災予防条例」及び所轄消防署の指導に従って各種防
災設備を設置すること。
・管理室に主防災監視装置、防災対策本部室に副防災監視装置を設置し、本施設内の防災
情報を統括するシステムを構築すること。
・障害者等に配慮した避難誘導装置を設置すること。
27
・防災設備は、国、県及び市が各々設置すること。
(18) 防犯管理設備
・以下の非常通報を行うことのできる装置(押し釦による警報装置等)を設置すること。
課、室等
通報先
各課等
管理室
市長室、副市長室
秘書課
教育長室
教育総務課
正副議長室
議会事務局
※各 1 箇所設置すること。
・その他、非常通報装置、連絡用インターホン、赤外線センサー等の装置を設置し、施設
内の防犯管理設備を計画すること。
・管理室に主防災監視装置、防災対策本部室に副防災監視装置を設置すること。また、本
施設内の防犯監視情報を統括するシステムを構築すること。
・防犯カメラは少なくとも本施設の各出入口に設置すること。
(19) 防災無線等
・防災無線等、国及び県の既設システムの移設を考慮した設計とすること。
5
機械設備計画の要求水準
(1) 共通事項
・設備方式や使用器機材は、耐久性、信頼性及び耐震性があり、長寿命、維持管理、省資
源及び省エネルギーに配慮したものとすること。
・機器更新時を考慮した配置計画とすること。
・操作や維持管理がしやすいものとすること。
・将来の間仕切り変更や部屋の用途変更等を考慮し、フレキシビリティに配慮したものと
すること。
・地震時等の二次災害防止に配慮した計画とすること。また、ガス、水道、排水管の建物
導入部にも配慮すること。
・給水・給湯設備、排水通気設備、空調設備及び衛生器具設備等について、諸室環境に応
じた適切な計画を行い結露防止、防カビ対策及びクロスコネクション防止を行うこと。
(2) 熱源機器設備
・ガスコジェネレーションシステムの導入を検討すること。使用範囲(発生した温水の利
用方法を含む)は、設計者の提案とする。なお、発生した温水を追加機能施設の熱源と
して利用することができる。
・高効率で管理の容易なシステムとし、経済性に優れた機器とすること。
(3) 空調設備
・空調方式及び空調機の型式は、空調負荷や換気量等を考慮し、適正な室内環境を維持す
28
ることができるものとすること。また用途、使い勝手及び利用時間帯等に配慮した計画
とすること。
・空調システムは、建物全体の空調負荷の概ね1/2を一括制御とし、残り1/2を課単
位、室単位で職員のリモコン操作による個別制御が可能なシステムを採用すること。
・特殊な温湿度条件を必要とする場合や使用時間帯が異なるもの等は、個別に対応するこ
と。「別紙 3 諸室構成表」も参照すること。
(4) 換気設備
・室の用途、換気の目的等に応じて適切な換気方式を選定すること。また、シックハウス
対策に配慮した換気計画とすること。
・省エネルギー性を考慮し、空調換気扇の設置を検討すること。また、可能な限り自然換
気を行えるよう計画し、春秋において環境共存手法を導入すること。
(5) 排煙設備
・各種法規に準拠した排煙設備を設けること。
・諸室環境に応じた適切な排煙方式を選定すること。
(6) 自動制御設備
・エネルギー管理システムBEMS等の導入を検討すること。
・管理室及び災害対策本部室に中央監視装置を設置し、庁舎運営と管理業務及び防災設備
が適切に連携されたシステムとすること。
・管理室及び災害対策本部室において設備機器類の日常運転や維持管理・異常警報等の監
視システムを計画すること(受変電設備を含む)。
・各機能及び用途に応じたゾーンまたは室等で温度管理ができるシステムとすること。
(7) 給排水設備
ア 上水
・給水方式は衛生的かつ合理的で経済性に優れた計画とすること。
・給水負荷変動に考慮した計画とすること。
・受水タンクには、感震器連動の緊急遮断弁及び給水栓を設けること。
イ 雑用水
・災害時の対策や平常時における利用・運用方法(植栽への湛水等)を整理し、雨水利用
設備の導入を検討すること。
ウ 給湯設備
・各個所の給湯量に応じた給湯設備を選定すること。
エ 排水設備
・地震等の被災により排水機能が停止しない排水システムや耐震性向上等を検討するとと
もに、2系統以上の下水放流系統を確保すること。
29
オ 衛生設備
・衛生的で使いやすい器具を採用すること。
・手洗いは自動水栓を使用し、小便器は個別自動洗浄小便器を使用する等、省エネルギー、
省資源に配慮した器具を採用すること。
・大便器は洋式便器を基本とし、シャワー付きトイレとするとともに、女子トイレには擬
音発生装置を設置すること。
・各階に男子用、女子用トイレを1か所以上設置すること。
・トイレの清掃を考慮し、掃除用流しは、男子用、女子用が隣接しているトイレ毎に1つ
設け、男子用、女子用が各階に分かれる等、隣接しない場合は、各トイレに1つ設ける
こと。
・女性用トイレの鏡や手洗い数を男性用よりも多く設置すること。
・各階に多目的トイレを設置すること。なお、多目的トイレには、オストメイトを設置し、
オムツ替え用ベッド等を設置すること。
・衛生陶器は汚れが付きにくく、落としやすいよう表面処理をしたものとする。
・シャワー金具は、サーモスタット付きとすること。
カ 防火水槽設備
・大規模な災害や震災に備え、大震災クラスの大規模な地震に耐えうる耐震性及び必要休
水量を確保した耐震性貯水槽を設置すること。
・耐震性貯水槽の施設管理者、所有者及び運用方法等については関係部署等と調整を行い、
整理すること。
(8) ガス設備
・ガスは、インフラ供給状況や災害時の安全性を踏まえて、採用の可否を検討すること。
・ガス設備を設置する場合、安全対策としてガス遮断装置やガス漏れ感知器等を設けるこ
と。また、ガス漏れ等の緊急事態が起こったとき、管理室や災害対策本部室から遠隔操
作でガスを遮断できるようにすること。
(9) 消火設備
・消防法、建築基準法、五條市火災予防条例及び所轄消防署の指導等に従って各種消防設
備を設置すること。
・上記法等に加えて、設計者が必要と判断する箇所には消火器を適宜設置すること。なお
消火器ボックスは原則として壁埋め込み式とすること。
(10) 厨房設備
・厨芥ごみ等の処理対策及び臭気対策を講じること。
・厨房は、乾式(ドライシステム)を原則とすること。
・運営事業者が異なる異なる可能性のある食堂・カフェの厨房設備は、熱源に個別メータ
ー等を設置し、光熱水費を明確にできるようにすること。
30
6
昇降機設備計画の要求水準
・各種法規に準拠した昇降機設備を設けること。
・庁舎の昇降機設備はエレベーターとする。
・管理室に運転監視盤及びエレベーター用のインターホンを設置すること。
・昇降機設備は交通計画を行い適切な台数を設置し、待ち時間に配慮すること。
・障害者・高齢者や子どもに配慮すること。
・緊急搬送に備え、ストレッチャー等が十分入る広さの昇降機設備を設けること。
7
賑わい広場計画の要求水準
(1) 利用計画
・日当たりの良い位置において市民が集い交流でき、防災対応スペースを兼ね備えた賑わ
い広場を整備すること。
・子供たちが集い、憩うことのできるキッズスペース、カフェ(レストラン)及びコンビ
ニ等を賑わい広場と一体的に利用できる計画とすること。
・様々な市民活動やイベントが開催できる賑わい広場を整備すること。
・賑わい広場の中央部分は、大規模なイベント等に対応できるように平坦なイベント広場
を主体とした計画とすること。
・平坦なイベント広場部分は障害物のない一体的な空間とし、周辺への砂埃等の防止や維
持管理の容易性に配慮した仕上げとすること。
・賑わい広場の周辺部は、一体的に計画された歩行者空間と連携して、行き交う人々の休
息や交流の場となる空間として整備すること。また、これらの趣旨をふまえ、適切な植
樹・植栽を配すること。
・賑わい広場部分の仕上げは、舗装等のメンテナンス性に配慮されたものとし、大型車両
の乗入を想定した構造とすること。
(2) 安全・防災・防犯計画
・歩車道の分離を行い、安全性の高いスペースを確保すること。
・平常時の利用者の安全確保に対する配慮はもとより、夜間のセキュリティ等にも配慮し、
死角や暗がりを生じない計画とすること。
・防災倉庫として整備する付属棟は、賑わい広場との関係を踏まえて設置すること。
・災害対策活動拠点としての利用可能性にも配慮し、「防災ベンチ」及び「マンホールト
イレ」を1カ所設置する。設置位置は、トイレ利用時の視線や景観に配慮した位置とす
る)を設置すること。
(3) 設備計画
・賑わい広場は、平常時の各種イベント等、多様な使い方ができるものを想定するため、
電力、水道及び汚水排水等のインフラが接続できるようにすること。
・平常時に賑わい広場に対して音声を流すことが可能な放送設備を設けること。スピーカ
ーは、適切に配慮した設置形態とし、放送設備は、管理室からの操作に加え、電源盤等
に操作部を併設し、マイクや音源機器を接続して使用できるものとすること。ただし、
大規模イベント等の対応は、運営者やイベント主催者等が別途音響システム等を随時設
31
置するものとする。
・賑わい広場におけるイベント対応の電源盤を1カ所以上設置すること。電源盤は、外構
施設・工作物等に組み込む等、外部空間の設えの中に一体的に計画すること。
(4) その他
・キッズスペースには、子供たちが集い、憩うことのできる遊具を整備すること。
・維持管理の合理化、関連費用の適正化等に配慮した計画とすること。
8
基盤整備の業務要求水準
・造成に係る土砂の搬出入に関しては最小限に抑えること
・敷地東側に隣接する市道旧岡中線は別途道路改良設計との整合を図るとともに、敷地内
に位置する歩道及び公開空地等との調整を行うこと。
・敷地内道路を整備する場合は縦断線形を決め、測点 20m 毎の計画高及び横断詳細構造
を設計すること。
・応力計算を必要としない一般構造物詳細設計構造及び断面等を基本として設計する方針
とするが、応力計算及び安定計算が必要になる場合は適宜計算を行うこと。
・敷地中央の段差処理、敷地北西部の窪地、残土抑制及び処理方法を十分に考慮するとと
もに、敷地周辺部の住宅や田畑等に配慮した造成計画高を決定すること。
・敷地内に国、県及び市の施設が配置されるため、所有区域または占用区域を明示できる
境界杭等を設置すること。
・雨水流出抑制施設は、関係機関と十分に調整を行った上で、駐車場貯留、地下貯留及び
浸透施設等を活用し、合理的な土地利用を図ること。
・雨水流出抑制施設を活用した雨水利用施設についても検討すること。
・敷地外の西側に位置する西川との連続性や水辺空間の活用についても検討を行い、提案
すること。
・敷地内に位置している擁壁等の構造物は、継続利用の可否を検討するとともに利活用の
方針を整理し、利活用の方針を踏まえた基盤整備を行うこと。
・基盤整備に関する協議書、各種許認可及び申請書作成に伴う関係機関協議を行うことも
に、必要となる各種資料を作成すること。
・周辺道路状況、インフラ本管の改修工事及び関連道路計画の事業スケジュールや工事内
容等を踏まえた施工計画を立案するとともに、建築工事と調整の図れた施工計画を作成
すること。
・周辺住民への工事の影響や歩行者等の安全性を踏まえた仮設計画を作成すること。
32
第4
1
設計に関する特記仕様
業務の対象
設計者は、本要求水準の「第2
2 整備対象施設概要」に示す工事に関わる設計業務、事
前調査及び申請業務を行うこと。なお、設計において必要となる関係機関協議についても主
体的に実施すること。本特記仕様に記載されていない事項は、建築設計業務委託共通仕様書、
奈良県土木部土木設計業務等委託必携による。
2
業務の内容及び範囲
(1)一般業務の範囲
a.基本設計
○建築及び外構(総合)基本設計に関する標準業務
○建築及び外構(構造)基本設計に関する標準業務
○電気設備基本設計に関する標準業務
○機械設備基本設計に関する標準業務
b.実施設計
○建築及び外構(総合)実施設計に関する標準業務(設計意図伝達業務を除く。)
○建築及び外構(構造)実施設計に関する標準業務(設計意図伝達業務を除く。)
○電気設備実施設計に関する標準業務(設計意図伝達業務を除く。)
○機械設備(昇降機を含む)実施設計に関する標準業務(設計意図伝達業務を除く。)
(2)追加業務の内容及び範囲
○積算業務
○建築及び外構積算(積算数量算出書の作成、単価作成資料の作成、見積の徴集、
見積検討資料の作成)
○電気設備積算(積算数量算出書の作成、単価作成資料の作成、見積の徴集、
見積検討資料の作成)
○機械設備積算(積算数量算出書の作成、単価作成資料の作成、見積の徴集、
見積検討資料の作成)
○透視図作成
〔種類(・鳥瞰図2面
・外観4面
枚数(・原図1枚 ・複製図2枚
・内観4面
)
) 額の有無(・有
判の大きさ(・A3
)
) 額の材質(・アルミ
)〕
なお、検討過程において作成する透視図は、上記枚数に含みません。
○模型製作
〔縮尺(・1/300 程度
)
ケースの有無(・有
)
主要材料(・プラスチック
材質(・アクリル
)
)〕
○建築確認、申請手続き業務
○関係法令等に基づく各種申請手続き業務(事前協議等を含む)
都市計画法に基づく事前協議及び許可申請
消防等関係機関との協議等
その他必要なもの
○ライフサイクルコストの低減策(施設の耐久性の向上、施設の省資源・省エネルギー化、
環境と調和した施設への転換)の作成
33
○省エネルギー関係計算書の作成及び申請手続き業務
○住民説明等に必要な資料の作成
○概略工事工程表の作成
3
事前調査業務
(1) 電波障害状況
設計者は、周辺家屋への電波障害影響調査を実施し、受信レベル・受像画質等の報告書を
作成し、市に提出を行い、適切な対策を実施すること。
(2) その他調査
その他、設計者が設計・建設にあたって必要となる調査(地盤調査等)を提案すること。
4
設計及び関連業務
○設計者は設計にあたり、設計者の提案を基礎として市の意図を踏まえた必要な変更を加
える等、市と内容について綿密に協議の上設計を進めることとし、定期的に市に検討内
容や進捗状況等を報告すること。
○設計者は、開発行為の許可は建築物設計よりも先行して進めること。なお、基盤整備に
関する工事は平成 30 年 1 月から工事着手予定であるため、基盤整備工事が工事着手でき
るように設計及び各種申請手続きを行うこと。
○設計者は国・県及び市の関係各課と適宜協議を行い調整のうえ、開発行為の許可を得る
こと。
○新庁舎整備に合わせアプローチ道路の整備が行われるため、これらと連携した工事車両
の進入経路等を考え、工事の円滑な進行と近隣の理解及び安全を確保できる施工計画を
立案すること。なお、周辺状況を十分に調査し、騒音・振動や悪臭・粉塵及び地盤沈下
等、周辺環境に及ぼす影響について配慮すること。
○設計者は、上記を踏まえ、別途指示する予算要求時期(平成 29 年 9 月頃を予定)には本
施設の設計から施工(什器備品整備含む)
・引渡し・所有権移転及び必要な許認可の取得
を含む工程を示した設計計画書及び概算工事費を作成すること。
5
基本設計及び実施設計に関する書類提出
設計者は、基本設計及び実施設計時に、「別紙 4 基本設計完了時提出物」「別紙 5 実
施設計完了時提出物」に示す図面等を市に提出し、確認を得ること。
34
五條市新庁舎(国・県・市集約型)建設事業 要求水準書(施設整備)
別紙一覧
別紙 1
案内図
別紙 2
敷地図及びインフラ現状図
別紙 3 参考基本計画プラン
別紙 4 基本設計完了時提出物
別紙 5 実施設計完了時提出物
別紙 6 敷地測量図
別紙 1
案内図
新庁舎建設計画地
建設計画地
(21,
21,799㎡)
国道
国道310号
五条駅
五條市庁舎
本陣交差
国道24号
号
N
国道168
168号
別紙2
敷地図及びインフラ現状図
新庁舎建設計画地
(21,799㎡)
別紙3
参考基本プラン
※「別紙3 参考基本プラン」は、ゾーニング・諸室レイアウトの一例を示したものであり
、下記の考え方及びイメージを参考にし、より良い提案を自由に求めるものとする。
◇新庁舎の敷地利用方針
◇新庁舎の施設機能の階別イメージ図
屋上
3F
2F
1F
表
階
各階層の配置部局(例)
個別空間(ゾーン)
配置部局
屋上
機械設備関係ゾーン
3階
市議会ゾーン
・
・
・
議会事務局
議場
正副議長室、議員控室、会派室、議員資料室、書庫
管理・運営ゾーン
・
・
・
・
・
・
・
・
市長公室(秘書課、企画政策課、監理課)
総務部(地域政策課、財政課、管財課、税務課)
危機統括室(危機管理課)
選挙管理委員会事務局
監査委員事務局
出納室
防災拠点機能
奈良県 農林部 南部農林振興事務所
・
・
・
あんしん福祉部(社会福祉課、介護福祉課、児童福祉課)
窓口機能
教育委員会事務局(教育総務課、学校教育課、生涯学習課)
県の出先機関
2階
市民プライバシーゾーン
教育ゾーン
特定団体・業者ゾーン
県の出先機関
1階
店舗・交流ゾーン
市民おもてなしゾーン
国の出先機関
県の出先機関
・ 都市整備部(地籍調査課、建設課、まちづくり推進課、下水道
課)
・ 産業環境部(生活環境課、農林政策課、企業観光戦略課)
・ 農業委員会事務局
・ 奈良県 県土マネジメント部 五條土木事務所
・
・
・
・
・
・
・
・
・
カフェ(レストラン)
コンビニ
市民ギャラリー
コミュニティールーム―
情報公開室
すこやか市民部(市民課、保険課)
窓口機能
奈良労働局 五條市 ふるさとハローワーク
奈良県
医療政策部
保健所(出張所)
別紙4
基本設計、基盤整備設計完了時提出物
◇表紙・目次
(1) 建築(総合)・基本設計
・ 敷地案内図
・ 計画説明書(基本性能について)
・ 仕様概要書
・ 配置図
・ 各階平面図
・ 立面図(各面)
・ 断面図(2面以上)
・ 矩計図(主要部詳細図)
・ 仕上げ表
・ 面積表及び求積図
・ 工事費概算書
・ 仮設計画概要書
・ 外観パース
(2) 建築(構造)・基本設計
・ 構造計画概要書
・ 構造設計概要書
・ 工事費概算書
(3) 電気設備・基本設計
・ 電気設備計画説明書
・ 電気設備設計概要書
・ 電気設備計画図(系統図、主要機
器配置図)
・ 各種技術資料
・ 工事費概算書
(4) 機械設備・基本設計
・ 機械設備計画説明書「
・ 給排水衛生設備計画概要書
・ 空気調和換気設備計画概要書
・ ガス設備計画概要書
・ 機械設備計画図(系統図、主要機
器配置図)
・ 各種技術資料
・ 工事費概算書
(5) 基盤整備設計
・ 土地利用計画説明書
・ 土地利用計画図
(6)道路設計図
・ 平面図
・ 断面図
・ 構造物詳細図
・ 数量計算書
・ 業務計画書
・ 構造計算書
・ 安定計算書
(7)
・
・
・
・
・
・
・
・
・
整地設計図
造成計画書
断面図
各詳細図
運土計画書
数量計算書
土量計算書
運土計算書
構造計算書
安定計算書
(8)
・
・
・
給水設計図
配管平面図
各種詳細図
数量計算書
(9)
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
排水設計図
排水流域平面図
平面図
縦横断面図
各種詳細図
数量計算書
流量計算書
検討結果報告書
調整池設計書
構造計算書
安定計算書
(11) 公園緑地設計図
・ 全体計画平面図
・ 造成計画図
・ 施設計画図
・ 植栽計画図
・ 各種詳細図
・ 数量計算書
(12) 防災設計図
・ 防災計画書
・ 各種詳細図
・ 数量計算書
・ 仮設調整池排水計算書
・ 仮設排水計算書
(13) 数量計算書
・ 数量明細書
(14) 擁壁設計図
・ 構造物詳細図
・ 構造一般図
・ 配筋図、詳細図
・ 各種詳細図
・ 数量計算書
・ 検討結果報告書
・ 調整池設計書
・ 構造計算書
・ 安定計算書
(15)申請手続き
・関係法令チェックリスト
・建基法、消防法等事前協
議図書
・ 諸官庁等届出一覧表
・ 協議書
・ 申請書
(16) 打合せ等
(10) 汚水設計図
・ 打合せ議事録
・ 全体計画平面図
・ 平面図
(17) 上記(1)~(16)のCADデ
・ 縦横断面図
ータを含む電子データ
・ 各種詳細図
・ 数量計算書
◇模型
・ 構造計算書
※(1)~(16)について、各4部(原本1部、製本3部)提出すること。上記のほか、外観パー
ス(写真カラーキャビネ版)を3部提出すること。
※CAD データは、汎用フォーマット(DXF)及び JW_CAD 形式とする。
別紙5
実施設計完了時提出物
1 実施設計図(第二原図、CAD データCD-ROM1式共)
2 実施設計図(二ツ折製本)
3 構造計算書
4 工事内訳書
5 数量調書
6 実施設計図の縮小版A3判(第二原図)
7 実施設計図の縮小版A3判(二ツ折製本)
8 透視図
9 現場説明用図書(CAD データCD-ROM)
10 打合記録(各関係部所ごとに整理しファイル綴じ)
11 各種申請書類
12 容量計算書
13 CASBEE
14 防災計画書
15 積算数量算出書
16 見積書等関係資料
17 各種技術資料
◇実施設計図の図面等一覧
□建築図
□構造図
・ 表紙図面リスト
・ 仕様書
・ 建築物概要書
・ 標準図
・ 特記仕様書
・ 構造基準図
・ 仕様書
・ 杭打工事特記仕様書
・ 位置図
・ ボーリング位置図
・ 配置図
・ 土質柱状図
・ 面積表及び求積図
・ 杭伏図
・ 内外仕上げ表
・ 基礎伏図
・ 各階平面図
・ 各階伏図
・ 立面図
・ 各階壁伏図
・ 断面図
・ 軸組図
・ 天井伏図
・ 基礎リスト
・ 矩計図
・ 柱リスト
・ 階段詳細図
・ 地中梁リスト
・ 便所詳細図
・ 大梁リスト
・ 各平面詳細図
・ 小梁リスト
・ 各展開図
・ 壁リスト
・ 各詳細図
・ 床版リスト
・ 各家具詳細図
・ その他配筋リスト
・ 建具配置図
・ 架構図
・ 建具リスト
・ その他必要図面
・ 建具参考図
・ 総合仮設計画図
□植栽図
・ 屋外付帯配置図
・ 表紙図面リスト
・ 屋外付帯詳細図
・ 特記仕様書
・ サイン計画図
・ 位置図
・ 外構図
・ 植栽計画図
・ その他必要図面
1式
3部
3部
3部
3部
1式
3部
1式
1式
3部
1式
3部
1式
1部
3部
3部
3部
□電気設備図
・ 表紙図面リスト
・ 特記仕様書
・ 仕様書
・ 位置図
・ 配置図
・ 幹線系統図
・ 各階配線図(幹線、動力、差込
記入、分電盤結線図)
・ 各階配線図(電灯記入、凡例も
含む)
・ 照明器具姿図
・ 弱電系統図
・ 各階配線図(弱電)
・ 弱電姿図
・ 火災報知機系統図
・ 各階配線図(火災報知機)
・ その他の図面
□機械設備図
・空気調和設備設計図
・仕様書
・敷地案内図
・配置図
・機器表
・空気調和設備図
・換気設備図
・排煙設備図
・自動制御設備図
・屋外設備図
・給排水衛生設備設計図
・仕様書
・敷地案内図
・配置図
・機器表
・給水設備図
・屋外設備図
・昇降機設備設計図
・昇降機設備図
・搬送機設備図
・空気調和設備設計計算書
・給排水衛生設備設計計算
書
・昇降機設備設計計算書
・ その他の図面
・ 屋外付帯配置図
□敷地内道路設計図
・ 交通計画図
・ 道路標準横断図
・ 平面図
・ 断面図
・ 構造物詳細図
・ 数量計算書
・ 業務計画書
・ 構造計算書
・ 安定計算書
□整地設計図
・ 造成計画書
・ 断面図
・ 各詳細図
・ 運土計画書
・ 数量計算書
・ 土量計算書
・ 運土計算書
・ 構造計算書
・ 安定計算書
□給水設計図
・ 配管平面図
・ 各種詳細図
・ 数量計算書
□排水設計図
・ 排水流域平面図
・ 平面図
・ 縦横断面図
・ 各種詳細図
・ 数量計算書
・ 流量計算書
・ 検討結果報告書
・ 調整池設計書
・ 構造計算書
・ 安定計算書
□汚水設計図
・ 全体計画平面図
・ 平面図
・ 縦横断面図
・ 各種詳細図
・ 数量計算書
・ 構造計算書
□公園緑地設計図
・ 全体計画平面図
・ 造成計画図
・ 施設計画図
・ 植栽計画図
・ 各種詳細図
・ 数量計算書
□防災設計図
・ 防災計画書
・ 各種詳細図
・ 数量計算書
・ 仮設調整池排水計算書
・ 仮設排水計算書
□数量計算書
・ 数量明細書
□擁壁設計図
・ 構造物詳細図
・ 構造一般図
・ 配筋図、詳細図
・ 各種詳細図
・ 数量計算書
・ 検討結果報告書
・ 調整池設計書
・ 構造計算書
・ 安定計算書
□申請手続き
・ 協議書
・ 申請書
□打合せ等
・ 打合せ議事録
◇工事内訳書作成要領
・ 工事内訳用紙は建築工事内訳書標準式(国土交通大臣官房官庁営繕部監修)に準ずる。
・ 数量拾い出しは建築積算研究会の建築数量積算基準に準じ行うこと。
・ 基本設計にかかる概算書の作成については、工事種別毎の概数を算出し、建設物価、積算資料
等の活用、見積書の徴収等により、積算するものとする。
・ 基本設計にかかる概算書の作成については、「Microsoft Excel 2010」を用いるものとする。なお、
書式等については、あらかじめ、調査職員の承諾を受けるものとする。
・ 実施設計における概算書の作成については、「Microsoft Excel 2010」を用いるものとする。なお、
書式等については、あらかじめ、調査職員の承諾を受けるものとする。
◇容量計算書の内容
□電気設備
・ 電灯、電力の負荷計算書・変圧器容量計算書
・ 幹線容量計算書
・ 短絡容量計算書
・ 照度計算書(非常照明を含む)
・ 放送の増巾器計算書
・ テレビ共聴減衰量計算書
・ 避雷針、テレビアンテナ、ポール等の風圧計算書
・ 機器等耐震検討計算書
□機械設備
・ 給水計算書
・ 排水計算書
・ 消火設備容量計算書
・ 給湯容量計算書
・ 空調負荷計算書及びシステム検討書
・ 騒音・防音計算書
・ 光熱水費計算書
・ 給排水・消防関係事前協議書等
・ 機器等耐震検討計算書
※CAD データは、汎用フォーマット(DXF)及びJW_CAD 形式とする。
※成果物は、監督職員の指示により製本する。
別紙6 敷地測量図
敷地測量図CADデータについては、担当部署にて貸出しいたします。
担当部署:五條市役所 市長公室 企画政策課
敷地測量図について、以下に示す。
Y=-27900
Y=-27950
Y=-28000
Y=-28050
Y=-28100
窪田
藤井
AS
C
水
KBM.3
128.736
バルブ
仕
水
水
止
X=-182150
X=-182150
井川
T
(空)
B
A
C
D
E
F
H
G
I
J
K
M
L
サンモール
フジイ二番館
水
P
B1
A1
127.05
サンモール
フジイ一番館
125.14
AS
1
制
125.88
120.88
D1
C1
F1
125.71
G1
E1
F・交024
127.396
I1
H1
M1
K1
J1
C
L1
4-1
126.770
124.59
(空)
F
水
仕
AS
(空)
X=-182200
117.47
4-3
119.886
G2
F2
H2
I2
M2
L2
K2
J2
125.42
4-2
124.199
A3
3
E2
D2
C2
B2
A2
2
G3
F3
D3
C3
B3
AS
H3
I3
K3 (空)
J3
125.95
126.90
X=-182200
(空)
M3
L3
E3
125.56
水
止
126.58
4
E4
D4
C4
B4
A4
F4
K4
H4
G4
126.42
124.26
125.77 I4
J4
(空)
L4 F04交119
落合
M4
126.290
仕
119.97
仕
水道地下埋
E04F0419-3
119.305
4-12
H5 126.467
=60
115.88
F6
C6 E04F0419-2 D6
B6
井
I5
L5
M5
G
水
水
止
止
遊佐
0
A6
K5
CO
コルゲート管φ=600
CO
物
気地下埋設
J5
設物
水
117.48
HPφ
F5
E5
A5
KBM.5
119.323
6
D5
電
G5
水
バルブ
設物
5
C5
B5
看
電話地下埋
E
水
L6
K6
J6
I6
H6
G6
E6
124.035
M6
AS
A7
X=-182250
7
E7
D7
C7
B7
F7
川崎
M7
L7
K7
J7
I7
H7
G7
X=-182250
122.07
4-19
125.424
125.42
A8
8
E8
D8
C8
B8
F8
C
水
水
L8
K8
J8
I8
H8
G8
止
止
森本
M8
121.85
118.55
9
CO
4-11
122.424
B9
E9
D9
C9
F9
梅田米穀店
M9
L9
K9
J9
I9
H9
G9
4-13
125.346
A9
仕
水
水
C
A10
115.33
E10
D10
C10
B10
F10
L10
K10
J10
I10
H10
G10
M10
井
X=-182300
122.23
D11
F11
E11
H11
G11
A11
I11
J11
K11
L11
I12
J12
K12
L12
124.91
C12
B12
12
F12
E12
D12
よねだ整骨院
H12
G12
物
下埋設
電気地
11
C11
B11
KBM.2
124.485
設物
125.05
4-4
117.851
仕
G
ガス地下埋
10
水
制
10A26
124.815
M11
消防用具
F
A12
M12
X=-182300
ガレージ
E
122.06
A13
13
C13
B13
E13
D13
F13
H13
G13
I13
J13
K13
4-18
123.871
L13
M13
岡口地区
集会場
14
114.82
124.36
4-5
116.737
F14
D14
C14
B14
H14
G14
E14
A14
I14
4-10
122.329
A15
15
D15
C15
B15
F15
M14
L14
124.42
K14
J14
AS
4-14
124.290
C
K15
J15
G15
H15
E15
L15
I15
M15
ガレージ
116.10
16
A16
C16
B16
122.04
121.62
F16
D16
M16
K16
J16
I16
H16
G16
E16
L16
4-17
122.831止
122.03
止
水
水
水
水
止
ガレージ
止
X=-182350
A17
17
F17
E17
D17
C17
B17
M17
L17
K17
J17
I17
H17
G17
ガレージ
止
114.12
18
121.41
A18
C18
B18
F18
E18
D18
J18
I18
H18
G18
K18
L18
M18
K19
L19
M19
X=-182350
水
T
115.52
122.00
C19
B19
A19
19
4-15
122.053
4-6
116.105
HP
20
バルブ
CO
福本
AS
J19
C
水
300
φ=
F20
E20
D20
C20
A20
I19
H19
G19
4-9
122.224
CO
116.13
F19
E19
D19
E04E04-144-1
118.907
M20
L20
K20
J20
I20
H20
G20
井上
B20
121.95
121.99
古川
A21
水
B21
F21
E21
D21
C21
M21
L21
K21
J21
I21
H21
G21
電話地下埋設物
水道地下埋設物
21
止
CO
P
115.41
X=-182400
22
F22
E22
D22
C22
A22
118.04
113.49
B23
古川
115.22
C23
B24
F23
D24
水
F24
E24
F
AS
AS
E04交024
117.036
C
ガレージ
E04交025
117.203
C
HP
φ
CO
CO
112.90
M23
L23
物
下埋設
水道地
AS
I24
=3
00
F04交002
119.869
J24
K24
00
=5
φ
HP
止止
C
L24
消防用具
AS
仕
止
水
F
仕
仕
水
CO
C
水
M24
水 水
吉川
岩井
水
水
仕
KBM.1
120.507
水
村田
水
仕
C
4-7
117.980
10A27
120.739
H24
G24
C24
鶴田
ガレージ
K23
J23
I23
H23
G23
長谷川商店
上芝
ガレージ
KBM.4
117.033
E23
国木
121.20
止
HPφ=300
AS
4-16
121.952
CO
A24
24
X=-182400
4-8
121.878
D23
A23
117.87
鈴木
121.91
E04E04-144-2
117.957
23
M22
L22
K22
J22
I22
H22
G22
B22
AS
凡 例
大徳
下
P
基準線
三好
ガレージ
断面測定線
現地打設点
X=-182450
X=-182450
施
工 年
度
工
事 番
号
工 事 名
平 成
2 8 年 度 第
委 号
旧五條高校跡測量業務委託
路 線 河 川 名
施
工 箇
所
五條市 岡口1丁目 地内
図
面 種
類
断面測定位置図
縮
技
尺
師
照
S =1 :5 00
査
図面番号
設
計
葉中 号
Y=-27900
Y=-27950
Y=-28000
Y=-28050
五 條 市
Y=-28100
製
図
1(G1)
D= 0.000
GH=125.890
FH=
CO
CO
CO
AS
AS
CO
W
CO
T
CO
G
DL=110.000
2(G2)
D= 10.000
GH=125.640
FH=
CO
CO
CO
CO
AS
CO
T
W
CO
G
DL=110.000
3(G3)
D= 20.000
GH=125.540
FH=
CO
CO
CO
AS
CO
W
T
G
1(G1)
3(G3)
2(G2)
施
工 年
度
工
事 番
号
工 事 名
平 成
2 8 年 度 第
委 号
旧五條高校跡測量業務委託
路 線 河 川 名
施
工 箇
所
図
面 種
類
縮
技
五條市 岡口1丁目 地内
断 面 図 ( 1-2 4)
尺
師
照
S = 1: 20 0
査
設
計
製
DL=110.000
図面番号
葉中 号
五 條 市
4(G4)
D= 30.000
GH=126.410
FH=
CO
AS
CO
CO
T
W
CO
G
CO
DL=110.000
5(G5)
D= 40.000
GH=126.217
FH=
CO
CO
AS
AS
CO
W
T
W
AS
G CO
E
CO
DL=110.000
6(G6)
D= 50.000
GH=125.630
FH=
CO
E
CO
CO
AS
AS
CO
CO
W
T
G
6(G6)
5(G5)
4(G4)
施
工 年
度
工
事 番
号
工 事 名
平 成
2 8 年 度 第
委 号
旧五條高校跡測量業務委託
路 線 河 川 名
CO
施
工 箇
所
図
面 種
類
縮
技
五條市 岡口1丁目 地内
断 面 図 ( 1-2 4)
尺
師
照
S = 1: 20 0
査
設
計
製
DL=110.000
図面番号
葉中 号
五 條 市
7(G7)
D= 60.000
GH=125.501
FH=
CO
AS
AS
CO
CO
G
W
T
E
CO
CO
DL=110.000
8(G8)
D= 70.000
GH=125.371
FH=
CO
CO
AS
AS
CO
G
CO
W
T
E
CO
DL=110.000
9(G9)
D= 80.000
GH=125.232
FH=
CO
CO
AS
AS
CO
G
W
CO
E
CO
T
8(G8)
7(G7)
施
工 年
度
工
事 番
号
工 事 名
CO
CO
9(G9)
平 成
2 8 年 度 第
委 号
旧五條高校跡測量業務委託
路 線 河 川 名
施
工 箇
所
図
面 種
類
縮
技
五條市 岡口1丁目 地内
断 面 図 ( 1-2 4)
尺
師
照
S = 1: 20 0
査
設
計
製
DL=110.000
図面番号
葉中 号
五 條 市
10(G10)
D= 90.000
GH=125.091
FH=
CO
AS
CO
W T
CO
G
AS
CO
E
CO
CO
DL=110.000
11(G11)
D=100.000
GH=124.919
FH=
CO
AS
AS
CO
CO
W
CO
G
T
E
CO
CO
DL=110.000
12(G12)
D=110.000
GH=124.744
FH=
CO
AS
AS
CO
CO
E
T W
G
CO
10(G10) 11(G11) 12(G12)
施
工 年
度
工
事 番
号
工 事 名
CO
平 成
2 8 年 度 第
委 号
旧五條高校跡測量業務委託
路 線 河 川 名
施
工 箇
所
図
面 種
類
縮
技
五條市 岡口1丁目 地内
断 面 図 ( 1-2 4)
尺
師
照
S = 1: 20 0
査
設
計
製
DL=110.000
図面番号
葉中 号
五 條 市
13(G13)
D=120.000
GH=124.576
FH=
CO
CO
CO
AS
AS
CO
W
CO
CO
G
T
E
CO
CO
CO
DL=110.000
14(G14)
D=130.000
GH=124.304
FH=
CO
AS
CO
AS
CO
G
W
T
E
CO
CO
CO
DL=110.000
15(G15)
D=140.000
GH=124.390
FH=
CO
CO
CO
AS
AS
13(G13) 14(G14) 15(G15)
CO
CO
W
G
T
施
工 年
度
工
事 番
号
工 事 名
平 成
2 8 年 度 第
委 号
旧五條高校跡測量業務委託
路 線 河 川 名
施
工 箇
所
図
面 種
類
縮
技
五條市 岡口1丁目 地内
断 面 図 ( 1-2 4)
尺
師
照
S = 1: 20 0
査
設
計
製
DL=110.000
図面番号
葉中 号
五 條 市
16(G16)
D=150.000
GH=122.070
FH=
CO
AS
AS
CO
CO
G
W
T
DL=110.000
17(G17)
D=160.000
GH=122.090
FH=
AS
CO
AS
CO
CO
G
W
T
DL=110.000
18(G18)
D=170.000
GH=122.070
FH=
CO
16(G16) 17(G17) 18(G18)
AS
AS
CO
CO
G
W
T
施
工 年
度
工
事 番
号
工 事 名
平 成
2 8 年 度 第
委 号
旧五條高校跡測量業務委託
路 線 河 川 名
CO
施
工 箇
所
図
面 種
類
縮
CO
技
五條市 岡口1丁目 地内
断 面 図 ( 1-2 4)
尺
師
照
S = 1: 20 0
査
設
計
製
DL=110.000
図面番号
葉中 号
五 條 市
19(G19)
D=180.000
GH=122.040
FH=
CO
AS
AS
CO
CO
G
T
W
DL=110.000
20(G20)
D=190.000
GH=122.020
FH=
AS
CO AS
CO
G
T
W
CO
CO
CO
DL=110.000
21(G21)
D=200.000
GH=121.980
FH=
CO AS
CO
AS
W
T
G
19(G19) 20(G20) 21(G21)
CO
CO
CO
施
工 年
度
工
事 番
号
工 事 名
平 成
2 8 年 度 第
委 号
旧五條高校跡測量業務委託
路 線 河 川 名
DL=110.000
施
工 箇
所
図
面 種
類
縮
技
五條市 岡口1丁目 地内
断 面 図 ( 1-2 4)
尺
師
図面番号
照
S = 1: 20 0
査
設
計
製
葉中 号
五 條 市
22(G22)
D=210.000
GH=121.910
FH=
CO
AS
AS
W
CO
CO
G
T
CO
CO
CO
DL=110.000
23(G23)
D=220.000
GH=121.801
FH=
CO
AS
AS
W
CO
G
T
CO
W
CO
CO
DL=110.000
24(G24)
D=230.000
GH=121.730
FH=
CO
CO
CO
CO
CO
CO
CO
CO
W
AS
AS
CO
W
T
G
22(G22) 23(G23) 24(G24)
施
工 年
度
工
事 番
号
工 事 名
CO
平 成
2 8 年 度 第
委 号
旧五條高校跡測量業務委託
路 線 河 川 名
DL=110.000
施
工 箇
所
図
面 種
類
縮
技
五條市 岡口1丁目 地内
断 面 図 ( 1-2 4)
尺
師
図面番号
照
S = 1: 20 0
査
設
計
製
葉中 号
五 條 市
A(A13)
D= 0.000
GH=114.880
FH=
CO
CO
CO
CO
CO
CO
CO
AS
CO
CO
CO
DL=110.000
B(B13)
D= 10.000
GH=122.098
FH=
CO
CO
CO
CO
AS
CO
CO
CO
DL=110.000
C(C13)
D= 20.000
GH=122.220
FH=
AS
CO
CO
A(A13)
B(B13) C(C13)
施 工
年 度
工 事
番 号
工 事 名
CO
W
W
第
委 号
旧五條高校跡測量業務委託
路 線 河 川 名
CO
AS
CO
平 成
2 8 年 度 施 工
箇 所
図 面
種 類
縮
技
五條市 岡口1丁目 地内
断 面 図 ( A -M)
尺
師
照
S= 1 :2 00
査
設
計
製
DL=110.000
図面番号
葉中 号
五 條 市
D(D13)
D= 30.000
GH=122.500
FH=
AS
CO
CO
CO
CO
CO
AS
CO
CO
W
DL=110.000
E(E13)
D= 40.000
GH=124.518
FH=
CO
CO
AS
CO
CO
CO
CO
AS
W
DL=110.000
F(F13)
D= 50.000
GH=124.796
FH=
W
CO
CO
CO
AS
D(D13) E(E13)
施 工
年 度
工 事
番 号
工 事 名
F(F13)
平 成
2 8 年 度 第
委 号
旧五條高校跡測量業務委託
路 線 河 川 名
W
施 工
箇 所
図 面
種 類
縮
技
五條市 岡口1丁目 地内
断 面 図 ( A-M)
尺
師
照
S= 1 :2 00
査
設
計
製
DL=110.000
図面番号
葉中 号
五 條 市
G(G13)
D= 60.000
GH=124.576
FH=
CO
CO
W
CO
CO
CO
AS
W
DL=110.000
H(H13)
D= 70.000
GH=124.577
FH=
CO
CO
W
CO
CO
CO
AS
W
DL=110.000
I(I13)
D= 80.000
GH=124.580
FH=
CO
CO
CO
W
CO
E
CO
CO
AS
CO
W
G(G13) H(H13) I(I13)
施 工
年 度
工 事
番 号
工 事 名
平 成
2 8 年 度 第
委 号
旧五條高校跡測量業務委託
路 線 河 川 名
施 工
箇 所
図 面
種 類
縮
技
五條市 岡口1丁目 地内
断 面 図 ( A-M)
尺
師
照
S= 1 :2 00
査
設
計
製
DL=110.000
図面番号
葉中 号
五 條 市
J(J13)
D= 90.000
GH=124.571
FH=
W
AS
CO
E
CO
CO
AS
W
CO
DL=110.000
K(K13)
D=100.000
GH=124.570
FH=
W
AS
CO
E
CO
CO
AS
CO
W
DL=110.000
L(L13)
D=110.000
GH=124.546
FH=
CO
CO
CO
AS
W
CO
E
CO
CO
CO
AS
W
L(L13)
K(K13)
J(J13)
施 工
年 度
工 事
番 号
工 事 名
平 成
2 8 年 度 第
委 号
旧五條高校跡測量業務委託
路 線 河 川 名
施 工
箇 所
図 面
種 類
縮
技
五條市 岡口1丁目 地内
断 面 図 ( A -M)
尺
師
照
S= 1 :2 00
査
設
計
製
DL=110.000
図面番号
葉中 号
五 條 市
M(M13)
D=120.000
GH=124.465
FH=
CO
CO
CO
AS
CO
AS
AS
CO
G
T
W
CO
E
CO
AS
AS
W
DL=110.000
M(M13)
施 工
年 度
工 事
番 号
工 事 名
平 成
2 8 年 度 第
委 号
旧五條高校跡測量業務委託
路 線 河 川 名
施 工
箇 所
図 面
種 類
縮
技
五條市 岡口1丁目 地内
断 面 図 ( A-M)
尺
師
図面番号
照
S= 1 :2 00
査
設
計
製
葉中 号
五 條 市