Vol. 34 2008年 11月20日発行 ENB提言 プラスチックのリサイクル方法 ―― 環境の観点から比較評価する ―― 東京大学大学院教授、ENB副理事長・柳沢 幸雄 <上> 私たちの日常生活は数多くのプラスチック製品に 安く、軽く、加工しやすい必需品であるプラスチック よって支えられています。 プラスチック製品をまった のリサイクルを、環境の観点から考えてみましょう。 く使わない生活を想像することができますか。 プラ 1、プラスチックの基礎知識 スチック製品が日本の家庭で初めて身近な存在に なったのは1960年頃に流行ったフラフープです。 こ の50年間の間にプラスチック製品は生活必需品に なりました。生活必需品として使われたプラスチッ ク製品は、役目を終えるとゴミとして廃棄されます。 【図1】 に示すように、 日本では1年間に約1,400 万トンのプラスチックが生産され、約1,100万トン が国内で消費されています。1年間の1人当りの消 費量は約100キログラム、体重の2倍程度のプラス チックを消費していることになります。 【2面に続く】 【図1】日本のプラスチック生産量と排出量の推移(1990∼2006) Chienowa・net Vol.34 2008 年11月20日発行 ENB提言 【図2】からポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩 らない熱硬化性の樹脂には、耐熱性、耐久性を必要 化ビニル、ポリスチレンの生産量が多く、全体の約 とする製品やエポキシ樹脂のようにA液(基剤) とB 70%を占めていることが分かります。多量に使われ 液(硬化剤) を混ぜて使う接着剤などがあります。 ているこれらのプラスチックは家庭用品、電気製品 ここでバレンタインデーに手作りのお菓子をプレ のケース、雨樋などの建築資材、 フィルムなどの梱包 ゼントする場面を思い浮かべてみましょう。 あなた 資材などに使われ、汎用プラスチックと呼ばれてい はどんな材料を使ってハート型のお菓子を作ります ます。汎用プラスチックは100℃以下の比較的低温 か。 チョコレートを選んだ人は、塊を温めて柔らかく で柔らかくなり、望みの形に加工して、冷やすとその して望みの形にするわけですから、熱可塑性の素材 ままの形で硬くなる性質から (このような性質を熱 を選ぶことになります。 ハート型のクッキーを作ろう 可塑性と呼びます)、 いろいろな製品に使われてい とする人は、熱硬化性の素材を選びました。 ます。 お菓子の出来上がり具合に満足しましたか。 もし 柔らかくなる温度が100℃以上のポリエチレンテ あなたの愛の大きさに比べて、 ハートの形が小さす レフタレート (ペット) はエンジニアリングプラスチッ ぎる場合には、 もっと大きいお菓子に作り直す必要 クと呼ばれる熱可塑性のプラスチックです。 プラスチ があります。熱可塑性のチョコレートの場合にはも ックの全生産量の90%は熱可塑性のプラスチック う一度溶かして、大きなハートに直すことが出来ま です。 このように温めると柔らかくなり、冷やすと硬 す。 でも熱硬化性のクッキーは直しようがありませ くなる性質は英語ではPlasticity(プラスティシティ ん。再利用を考えるときには、熱可塑性と熱硬化性 ー) と呼ばれ、 プラスチックの語源になっています。 の素材には大きな違いがあります。 熱可塑性に対して、複数の素材を混ぜたり、加熱 手間と工夫を凝らして中にキャラメルの入ったチ したりすると重合と呼ばれる化学反応を起こして高 ョコレートを作った場合、再利用することが出来る 分子の網目構造を作り、固くなる性質のプラスチッ でしょうか。 キャラメル入りの小さなハート型のチョ クを熱硬化性樹脂と呼びます。温めても柔らかくな コレートを溶かして、大きな物に作り変えることが 【図2】 樹脂別生産比率 2008 年11月20日発行 Chienowa・net Vol.34 ENB提言 出来ますか。溶かすとキャラメルとチョコレートが混 【図3】に示したように、 プラスチックのルーツは ざってしまいます。2種類以上の素材が使われてい 石油です。原油を蒸留して得られるナフサ(粗製ガ る混合物の場合には、熱可塑性の素材を使っても ソリンとも呼ばれます) からモノマーであるエチレン 再利用が難しくなります。 などを作り、重合してポリエチレンなどのプラスチッ プラスチックの素材は何でしょうか。生産量全体 クを年間1,405万トン作っています。国内で1年間 の70%近くを占める汎用プラスチックはポリエチレ に消費される原油は23,391万キロリットル、重さ ン、 ポリプロピレン、 ポリ塩化ビニル、 ポリスチレンで にして約20,000万トンですから、 プラスチック生産 した。 どの名前もポリから始まります。ポリ (Poly-) 量は原油消費量の約7%です。 は沢山という意味で、 ポリエチレンはエチレンという ルーツが原油、 モノマーを素材とし、重合反応に 分子が沢山繋がった巨大な分子という意味です。沢 よってポリマーとなったプラスチックから、品質の良 山繋がった巨大分子をポリマーと呼び、巨大分子を いプラスチック製品を作るには、更にいろいろな添 作っている一つ一つの分子をモノマーと呼ぶことが 加物を必要としています。柔らかさを調節するため あります。モノマーからポリマーを作る化学反応が に可塑剤、燃えにくくするために難燃剤、耐久性を 重合反応と呼ばれます。 増すために酸化防止剤や紫外線吸収剤などの安定 熱硬化性の樹脂は素材を混ぜたり、加熱したり 剤をはじめ充填剤、補強剤、発泡剤、色材、滑剤が することにより重合反応が進み、 たとえばエポキシ 必要に応じて加えられています。 樹脂のような硬い巨大分子、ポリマーになります。 以上がプラスチックの基礎知識です。 キーワード 熱可塑性の樹脂は温めれば柔らかくなり加工でき は熱可塑性、熱硬化性、石油、 モノマー、重合反応、 るので、加工工場では重合済みの米粒くらいの大き ポリマー、素材、混合物、ペレット、添加物です。 この さのポリマーの粒(ペレットと呼ばれます) を使って 基礎知識をもとに、次号からいよいよプラスチック 製品を作っています。 のリサイクルを環境の観点から考えて見ましょう。 【図3】プラスチックの素材 (出展はいずれもプラスチックリサイクルの基礎知識2008、社団法人プラスチック処理促進協会) Chienowa・net Vol.34 2008 年11月20日発行 ★ ●★ ●★ ●★ ●★ ●★ ●★ ●★ ●★ ●★ ●★ ●★ ●★ ●★ ●★ ●★ ●★ ●★ ●★ ●★ ●★ ●★ ●★ ●★ ●★ ●★ ●★ ●★ ●★ ●★ ●★ ●★ ●★ ●★ 秋の夜長におすすめの環境映画特集 10 月 18 日から 9 日間、第 21 回東京国際映画祭(TIFF)が行われました。「エコロジー」をテーマに開かれ た今回から、新たに「自然と人間との共生」を根底のメッセージに持つ作品を扱う「natural TIFF」という部門 が設置されました。そこで、 「知恵の環 ねっと」でも「環境映画特集」と題して、私たちお茶の水女子大学インター ン生が秋の夜長にもピッタリなおすすめ映画を紹介します。今回は「Natural TIFF」にも紹介された映画も含め、 3 作品用意しました。環境問題をまずは「映画」を通じて考えてみませんか? パスポートの要らない壮大な生命の旅――。北極に始まり、 1 南下しながら地球上の様々な生命の現状を見つめる。フィク ECO MOVIE ECO MOVIE 2 ションのないリアルな映像に、時に笑いがこみあげ、時に涙 earth を誘われ、息を飲むような美しさに地球の偉大さを改めて感 じさせられる。この母なる大地と、その上に存在する多くの 生命を守るために、私たち人間は今なにをすべきなのか。環 境問題をストレートに伝えるメッセージが、言葉ではなく映 像にぎっしりと詰まった「現在の地球」を魅せる作品。 ダーウィンの悪夢 アフリカのヴィクトリア湖は、かつて「ダーウィンの箱庭」 と言われるほど豊かな生態系を誇っていた。しかし、50 年 前に放流されたバケツ 1 杯のナイルパーチにより、湖の環 ECO MOVIE 3 ゴジラ対ヘドラ 今回の東京国際映画祭の「natural TIFF」部門で上 境のみならず、湖畔の人々の生活は大きく変えられてしまう。 映された作品だが、こちらは 1971 年公開と多少年 この映画は、グローバリゼーションの生み出 代物の作品。汚染された海のヘドロから生まれた悪 した影の部分に焦点をあて、南北問題を問う 役怪獣ヘドラが人間を襲うといった皮肉な内容は、 硬派のドキュメンタリーであり、環境問題が、 当時日本で大きな問題となっていた公害を背景とし、 貧困、AIDS、ストリートチルドレン等、あら 人類の身勝手な行為に警鐘を鳴らしている。数ある ゆる問題と密接に関連していることを痛感さ ゴジラシリーズの中でも、メッセージ性の強い斬新な せられる。先進国によりもたらされたと言っ 作品である。 ても過言ではない、途上国のひどい現実から、 私たちは決して目をそむけてはならない。 (この欄は、お茶の水女子大学インターンシップ生の田中日奈子、松本香菜子、 峯村遥、小城夕季さんが担当しました) ★ ●★ ●★ ●★ ●★ ●★ ●★ ●★ ●★ ●★ ●★ ●★ ●★ ●★ ●★ ●★ ●★ ●★ ●★ ●★ ●★ ●★ ●★ ●★ ●★ ●★ ●★ ●★ ●★ ●★ ●★ ●★ ●★ ●★ 文京区「環境学習リーダー育成講座」から 持続可能な社会とエネルギー 一概に環境問題といっても、何をもって環境問題というのか、 大きな問題を身近で「楽しく」解決する方法として、経験的 難しい問題が横たわっている。まず因果関係を証明したり、未 いうと「市民風車」の取り組みがある。ここでは市民からの直 来を予測することが難しい。従来の公害問題とは異なり、因果 接出資と利益の分配、出資者への付加価値の提供があり、見学ツ 関係にかかわる人やモノが薄く広く拡がっており、問題が発生 アーや特産品の開発などの波及効果もみられる。 した後で対応することが不可能な場合がある、などの特徴がある。 環境問題は、 「よくわからない部分はあるが、今のうちに手を打っ そうかといって、人々の環境に対する意識は決して低いもの ておかないと、取り戻しがつかないことが起こる可能性がある」 ではない。ちなみに地球温暖化に関する世論調査をみると、 「関 ことだ。重要なのは意識より行動であって、「環境のため」という 心がある」が 92.3%、 「関心がない」はわずか 7.3%という。 理由付けにこだわ 環境行動への意識では、例えば「スイッチをこまめに消して省 る必要は全くない。 電力」とかは低くはないが、自分に見返りのないものへは相対 いろいろな知恵や 的に消極的だという調査結果がある。一方で、環境問題は誰か アイデアを重ねる が解決してくれると思っている人が多い。大事なことは、一人 ことが重要である。 一人の責任は相対的に少ないので、 「やらなければならないこ 【東京大学教養学部 と」 、 「やった方がよいこと」 、 「やりたくなるような動機付け」 丸山康司特任准教 のバランスが重要である。 授の講座(要旨) から】 2008 年11月20日発行 Chienowa・net Vol.34 文京区環境対策課のページ 開催日 時 入選作品展 12/12(金)∼12/17(水) 7:30∼22:00 (金賞・銀賞・銅賞・佳作 40 点) ※12/12(金)は 10 時 から 12/17(水)は 14 時 まで 会 場 文京シビックセンタ―地下 2 階 区民ひろば ※12/12 (金)は、リサイクル清掃課主催のステージ・ エコ イン区民ひろば(フリーマーケット)会場内に 展示します。 21 年 優秀作品展 (金賞・銀賞・銅賞 8 点) 1/16(金)∼1/23(金) 9:00∼21:00 男女平等センタ―1 階 ロビー ※1/16(金)は 正午 から 1/23(金)は 14 時 まで 平成20年度 エコ・リサイクルフェア事業報告 Chienowa・net Vol.34 2008 年11月20日発行 南半球からの環境リポート④ 日本学術振興会海外特別研究員 石川 紫 厳しい検疫検査 … やっかいなもの? いえいえ、それは生態系への愛なのです! 早いもので来月はもう 12 月。 「年末年始の長期休暇は海外へ」と している可能性があり、こうした微生物や虫がオーストラリアの生態 旅行の計画を立てている方も多いのではないでしょうか? 渡航前 系に入り込むと、本来そこに生息していたはずの生物の数が減少もし にあらかじめ知っておきたいのが渡航先の検疫対象物。ここオース くは著しく増加するなどし、生態系のバランスが崩れてしまうのです。 トラリアは検疫検査が厳しいことで有名です。オーストラリアには また、植物や食品としてのナッツ類・種などにも注意が必要です。 《常 多くの固有種(地球上でその場所にしか生息しない動植物のこと) 日頃好んで食べているナッツを旅のお供に渡豪。実はこのナッツは が存在します。オーストラリアに生息する動植物のうち、実に オーストラリアにとって外来種。登山の際にポケットからポロリと落 80% は固有種だとか! 下。それが発芽、成長したことによってコアラ(オーストラリアの固 厳しい検疫は、これら固有種を含むオーストラリアのすばらしい 有種)の食料であるユーカリの木が減少。コアラの大量餓死が発生!》 生態系が外来種(その国に本来存在しない動植物のこと)の持ち込 なんてことになったら大変です。 みによって崩れることのないよう、保護するためでもあります。検 オーストラリアに限らず、海外旅行を計画中の皆さん、渡航先の検 疫対象物としては、食品、植物、動物製品などがあります。食品、 疫項目と固有種を今一度確認してみませんか。その国が持つ生態系へ 動物製品にはオーストラリアに存在しない微生物や虫が寄生・付着 の大きな愛に気づかされるかも ?! 自主企画 「ZOO レンジャー」が大成功 9 月 20 日、上野動物園で「ZOO レンジャー」が行われました。内容は動物園を インターン生 リポート 回りながら子どもたちにクイズに答えてもらう「クイズラリー」です。天候にも恵 まれ、多くの小学生と保護者に参加していただきました【写真】。 上野動物園には何回も来たことがあっても、普段はあまり気にすることのないゾ ウのしっぽ、レッサーパンダの色模様などをじっくり観察。午後は飼育員の原田さ んに協力していただき、オプションプログラムを行いました。カバの歯やバーバリー シープのツノを触るなど貴重な体験に、私たちインターンシップ生も親子と一緒に なって楽しみました。 参加者のアンケートや子どもたちの笑顔から、「ZOO レンジャー」に満足しても らえたことがうかがえました。多くの方々のご協力をいただき、私たちは自主企画 成功の達成感を共有することができました。 (お茶の水女子大学・赤坂美紀) シリーズ ◆情報コーナー 人間の環 ④ ― 楽しさなくして 持続なし ― 毎年 10 月に行われるエコリサイクルフェアに、お茶の水女子大学環境 科学倶楽部はここ数年ブースを出している。今年は、家庭に残っている 墨汁と半紙で墨流しを写し取り、不要になった CD-ROM を加工して虹 を作った。墨流しは専門的な界面化学のお話であるが、 「フェアで界面化 学の話しでは楽しくないだろうな」と思っていたところ、ENB の会員で もあるリサイクルイン 文京の和田真澄さんが、その写し取った半紙と枯 れ枝を組み合わせてミニ掛け軸を作ったらどうかと提案してくれた。 環境科学倶楽部とリサイクルイン 文京のコラボだ。そのアイデアは評 判がよく、ブースの前面に飾った完成品は多くの人の足を止めた。ちょっ としたアイデアで科学が楽しくなることを知った。 文京区の環境学習リーダー育成講座で東大の丸山康司先生も言ってい た。行動が大切なことは分かっている。でも、 それを続ける一つの方法に、 楽しさを持ち込むことだ。日頃、科学世界にいると、楽しさを考える機 会は少ない。科学が環境に利用されるとき、ただ技術がすばらしいだけ でなく、やはりそれを使うのは人間なので、そこに楽しさがきっと必要 なのだろう。 (お茶の水女子大学大学院 准教授・森 義仁) 編 集 雑 感 ○… 10 月からごみの分け方が変わりました。中でも、これまで不燃ごみとして出してき たプラスチックが可燃ごみに変更になりました。今や生活必需品となったプラスチック(製 品)のリサイクルについて、ENB 副理事長の柳沢幸雄・東大大学院教授に環境の視点か ら考察していただきます。 ○…今年は北海道洞爺湖サミットが開催されるなど、「環境」が大きくクローズアップさ れた年でした。「知恵の環 ねっと」も、いよいよ今年最終号。学校や読者への配布など、 毎号ご協力いただいた皆さんに感謝します。 (花) 2008 年11月20日発行 ● みんな集まれ !! 子どもの広場 ● *第 29 回 不忍池 渡り鳥観察会(担当:田邉) ◆ 日時:12 月 6 日(土)10:00 ∼ 12:30 ◆ 会場:不忍池周辺 *第 30 回 ひげ博士の環境科学教室 ( 担当:金井) ◆ 日時:12 月 13 日(土)10:00 ∼ 12:00 ◆ 会場:お茶の水女子大学 *第 34 回 こども環境教室(担当:田邉) ◆ 日時:1 月 17 日(土)10:00 ∼ 12:30 ◆ 会場:文京アカデミー(予定) *第 36 回 冬の自然観察会(担当:田邉) ◆ 日時:2 月 7 日(土)10:00 ∼ 12:30 ◆ 会場:小石川植物園 【お申し込み】ENB(それぞれの担当) * メール:[email protected] * 詳細は http://www.en-bunkyo.org をご覧下さい ● この星のエコロジストたちの詩 ∼松本英揮 スライド講演会∼● ◆ 日時:12 月 14 日(日)10:00 ∼ 12:30 ◆ 会場:お茶の水女子大学理学部 1 号館 415 教室 ◆ 会費:500 円 【お申し込み】ENB(担当:田邉) * メール:[email protected] ◆ENB伝言板 ● 文京アカデミーで「都市と農村の共生」講座 5 回シリーズで行われる文京アカデミー講座( 「共生」の光と影―環境・文化・ 地域社会の問題点から)の第 1 回講座「都市と農村の共生」が 10 月 25 日(土) に東洋大学白山キャンパスで開かれました。澤谷精・ENB 理事長が都市の共生 で今後重要となる NPO 活動について、東洋大学・青木辰司教授が農村の共生 で重要なグリーン・ツーリズムの理念と実践について担当し報告しました。 ● 田口静香さんが詩集を発刊 ENB 会員の田口(本名:静子)さんが、このたび自身 5 作目となる「詩集☆一つ星」 【写真】を発刊しました 。 Ⅰ部 いま、 Ⅱ部 ささやき、 Ⅲ部 みらいへ、の 3 部構成で、 激動の昭和時 代から書きとめた作品には、 「生・死」 「家族」「平和」への深い思いが込められています。 本のタイトルにもなった「一つ星」は本郷に移り住み、 都会の夜空の情景をうたった最新作。 Chienowa・net Vol.34
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