無線機器の型式検定に係る試験の方法等 (検定規則第4条第1項) 平成十一年三月三十日 郵政省告示第二百四十六号 最終改正 平成二十二年六月三十日総務省告示第二百五十八号 無線機器型式検定規則(昭和三十六年郵政省令第四十号)第四条第一項の規定により、 平成十一年郵政省告示第二百四十六号(無線機器の型式検定に係る試験の方法等を定める 件)の一部を改正する。 検定規則第四条第一項ただし書の試験は、測定に十分な精度を有する測定器その他 の設備を使用して検定規則別表第一号及び別表第二号に定める条件に適合していること の確認を行うものとし、測定回路及び測定方法については、別表に定めるところにより 行うものとする。 別表 機器の測定回路及び測定方法 以下の測定回路における、標準信号発生器、スペクトル分析器等にあっては、原則とし て、1×10-8以上の精度を有する基準信号を入力するものとする。 1 周波数測定装置 標準信号発生器 受検機器 受検機器の動作が十分に安定な状態において、周波数を測定し、標準信号発生器の周 波数に対する偏差の最大値を求める。 2 双方向無線電話 試験を行う周波数は、使用可能な周波数とする。 (1) 周波数の偏差 受検機器 擬似空中線回路 -1- 周波数計 受検機器を無変調状態で動作させ、周波数が安定するまでの間測定し、試験周波数に 対する偏差の最大値を求める。 (2) 占有周波数帯幅 低周波発振器 受検機器 擬似空中 スペクトル 線回路 分析器 擬似音声発生器 変調度計 受検機器に変調信号で、最大周波数偏移の70%により変調したときの入力より10dB高 い擬似音声入力を加えたときの占有周波数帯幅を測定する。 (3) 空中線電力の偏差 受検機器 擬似空中線回路 電力計 受検機器を無変調状態で動作させたときの平均電力を測定する。 (4) 総合歪及び雑音 低周波 受検 擬似空中 発振器 機器 線回路 検波器 歪 率 雑音計 変調度計 1,000Hzの変調周波数によって最大周波数偏移の70%の変調をした場合において、受検 機器の全出力とその中に含まれる不要波成分との比を測定する。 (5) 周波数偏移 低周波 受検 擬似空中 発振器 機器 線回路 レベル計 -2- 変調度計 300Hz、1,000Hz及び3,000Hzの変調周波数で変調入力を変化させたときの正負の最大周 波数偏移を測定する。 (6) 上記以外の測定項目 測定回路は、測定項目に対応して、標準信号発生器、擬似空中線回路、スペクトル 分析器等、適切な測定器を適宜組み合わせて設定し、測定するものとする。 測定方法は、機器の構造及び性能の条件並びに機械的及び電気的条件を測定するた めの適切な方法によるものとする。 3 衛星非常用位置指示無線標識 試験を行う周波数は、406MHzから406.1MHzまで及び121.5MHzとする。 (1) 周波数の偏差 受 検 方向性結 機 器 合器 帯域ろ波器 減衰器 周波数 計 擬似空中 線回路 (2) 送信立ち上がり時間、送信繰り返し周期 受 検 方向性結 機 器 合器 減衰器 包絡線検波器 周波数 計 擬似空中 線回路 (3) 空中線電力、スプリアス発射又は不要発射の強度 受 検 方向性結 機 器 合器 スペクトル分析器又は尖頭電力計 擬似空中 線回路 -3- (4) 空中線の指向特性 受検機器 空中線回路 スペクトル分析器 (回転台) この測定は、電波無反射室内において行うこと。 (5) 変調特性 受 検 方向性結 機 器 合器 帯域ろ波器 変調度計 周波数 偏移計 擬似空中 オシロスコープ 線回路 (6) 上記以外の測定項目 受 検 機 器 方向性結 検波器 合器 周波数計又は (包絡線及び オシロスコープ 位相検波) 擬似空中 線回路 4 捜索救助用レーダートランスポンダ 試験を行う周波数は、使用可能な周波数とする。 この測定は、電波無反射室内において行うこと。 (1) 指定周波数帯 受検機器 空中線回路 スペクトル分析器 受検機器を動作させたときの指定周波数帯を測定する。 -4- (2) 掃引周波数 受検機器 空中線回路 直線検波器 オシロスコープ 標準信号発生器 受検機器を動作させたときの掃引周波数を測定する。 (3) 1回の周波数掃引の時間 測定回路は、(2)に同じ。 受検機器を動作させたときの1回の周波数掃引時間を測定する。 (4) 周波数掃引の復帰時間 測定回路は、(2)に同じ。 受検機器を動作させたときの周波数掃引の復帰時間を測定する。 (5) 1回の応答送信時間 測定回路は、(2)に同じ。 受検機器を動作させたときの1回の電波発射時間を測定する。 (6) 1回の応答送信回数 測定回路は、(2)に同じ。 受検機器を動作させたときの1回の応答送信回数を測定する。 (7) 応答遅延時間 測定回路は、(2)に同じ。 受検機器を動作させたときの応答遅延時間を測定する。 (8) 応答回復時間 測定回路は、(2)に同じ。 受検機器を動作させたときの応答回復時間を測定する。 (9) 最大輻射方向における等価等方輻射電力 受検機器 空中線回路 尖頭電力計 (回転台) 受信機器を動作させたときの最大輻射方向における等価等方輻射電力を測定する。 (10) 最大輻射方向における実効受信感度 測定回路は、(8)に同じ。 -5- 受検機器を動作させたときの最大輻射方向における実効受信感度を測定する。 (11) 空中線の指向特性 測定回路は、(8)に同じ。 受検機器を動作させ、空中線の指向特性を測定する。 5 捜索救助用位置指示送信装置 (1) 周波数の偏差 受検機器 擬似空中線回路 周波数計 スイッチ投入1分後の受検機器が、無変調状態で搬送波のみを出力したときの試験 周波数に対する偏差の最大値を求める。 (2) 変調指数 受 検 機 器 トリガ回路 擬似空中線回路 高周波信号分析器 又は 受検機器 トリガ回路 擬似空中線回路 ① 検波器 ストレージオシロスコープ メッセージの構造のデータに 010101 を連続して使用する信号により変調したとき の周波数偏移を測定する。 ② メッセージの構造のデータに 00001111 を連続して使用する信号により変調したと きの周波数偏移を測定する。 (3) 等価等方輻射電力 試験方法は、次のとおりとする。 -6- ① 測定サイトの条件 直径3m以上の導電性大地を有していること。 ② 測定回路 受検機器 ア 空中線回路 尖頭電力計 受検機器は、木その他の絶縁材料により作られた高さ1mの台の上に、通常の 使用状態に近い状態で設置すること。 イ 受検機器と測定用空中線の距離は5m以上とすること。 ウ 測定用空中線は、木その他の絶縁材料により作られた台の上に垂直に設置する こと。 エ 測定用空中線は、受検機器からの仰角が0度以上 30 度以下、かつ、尖頭電力計 の受信レベルが最大となるように高さを調整すること。 ③ 測定手順 90 度毎に受検機器を回転させ、異なる4方向での受信レベルを測定し、最小の受 信レベル、測定用空中線の空中線利得、受信側減衰器と接続ケーブルの損失及び送 信用空中線と測定用空中線との間の伝搬損失を記録する。 (4) 送信電力の立ち上り時間 受検機器 擬似空中線回路 スペクトル分析器 送信を開始後、送信出力が安定状態の80%に達するまでの時間を測定する。 (5) 送信電力の立ち下り時間 測定回路は、(4)に同じ。 送信を終了後、送信出力が 50dB 以下となるまでの時間を測定する。 (6) 上記以外の測定項目 2の(6)に同じ。 6 設備規則第45条の3の5に規定する無線設備 試験を行う周波数は、406MHzから406.1MHzまで及び121.5MHzとする。 測定回路及び測定方法は、3に同じ。 -7- 7 船舶航空機間双方向無線電話 試験を行う周波数は、使用可能な周波数とする。 (1) 周波数の偏差 受検機器 擬似空中線回路 周波数計 受検機器を無変調状態で動作させ、周波数が安定するまでの間測定し、試験周波 数に対する偏差の最大値を求める。 (2) 占有周波数帯幅 低周波発振器 受検機器 擬似空中 スペクトル 線回路 分析器 擬似音声発生器 変調度計 受検機器に1,000Hzの変調信号で、変調度60%となる入力より10dB高い擬似音声入 力を加えたときの占有周波数帯幅を測定する。 (3) 空中線電力の偏差 受検機器 擬似空中線回路 電力計 受検機器を無変調状態で動作させたときの平均電力を測定する。 (4) 上記以外の測定項目 測定回路は、測定項目に対応して、標準信号発生器、擬似空中線回路、スペクト ル分析器等、適切な測定器を適宜組み合わせて設定し、測定するものとする。 測定方法は、機器の構造及び性能の条件並びに機械的及び電気的条件を測定する ための適切な方法によるものとする。 -8- 8 デジタル選択呼出装置等による通信を行う海上移動業務の無線局の用に供する送信装 置及び受信装置の機器 試験を行う周波数は、使用可能な周波数とする。 (1) 周波数の偏差 受検機器 擬似空中線回路 周波数計 試験周波数に対する偏差の最大値を求める。 (2) 占有周波数帯幅 擬似音声発生器 受検機器 擬似空中 スペクトル 線回路 分析器 低周波発振器 レベル計 電力計 擬似音声発生器により変調したときの占有周波数帯幅を測定する。 擬似音声発生器の変調入力レベルは、次のとおりとする。 ① J3E電波の場合は、1,500Hzの正弦波により変調したときの受検機器の送信出力が 定格の80%となる変調入力電圧と同一となるようにする。 ② F1B電波の場合は、100bpsのドット信号を加え、受検機器の周波数偏移が(±)85Hz となるようにする。 (3) スプリアス領域における不要発射の強度 受検機器の状態は、(2)占有周波数帯幅の測定と同じ状態とし、上側波帯電波の尖 頭電力に対する各不要発射の平均電力の比を測定する。 -9- (4) 帯域外領域における不要発射の強度 試験装置 スペクトル分析器 電力計 低周波発振器1 受検機器 擬似空中線回路 周波 数計 低周波発振器2 オシロスコープ ① J3E電波の場合は、低周波発振器2を断とし、低周波発振器1を1,500Hzとして、受 検機器の出力が定格の25%となる変調入力レベル(以下「1,500Hz、25%変調入力」 という。)に設定する。 次に低周波発振器1を700Hz、低周波発振器2を2,500Hzとして、1,500Hz、25%変調 入力と等しくし、全尖頭電力(700Hz及び2,500Hz)に対する比率を求める。 ② F1B電波の場合は、試験装置により(±)85Hzの周波数偏移を生じさせる100bpsのド ット信号を加え、尖頭電力に対する比率を求める。 (5) 空中線電力 測定回路は、(4)に同じ。 低周波発振器1を700Hz又は1,100Hzとし、低周波発振器2を1,700Hz又は2,500Hzと して、2つの送信スペクトルが等しくなるように入力を調整する。この状態で変調周 波数を加え、包絡線の尖頭電圧及び平均電力を測定し、尖頭電力を求める。 (6) 搬送波電力(J3E) 低周波 受検 擬似空中 発振器 機器 線回路 スペクトル分析器 1信号の場合は、1,500Hzの変調周波数により受検機器の送信出力が定格の80%に なる変調入力を加えたときの上側波帯電波の平均電力と搬送波電力との比を測定す る。 2信号の場合は、(4)の測定回路とし、上側波帯電波の平均電力と搬送波電力との - 10 - 比を測定する。 (7) 総合歪及び雑音 低周波 受検 擬似空中 発振器 機器 線回路 電力計 検波器 歪率計 1,000Hzの変調周波数により定格出力の80%の状態における音響出力中の総合歪 及び雑音を測定する。 (8) 総合周波数特性 測定回路は、(6)に同じ。 1,500Hzの変調周波数により定格出力の25%の状態における側波帯の振幅が搬送 波の振幅の25%となる変調入力時において、350Hz、1,000Hz、2,000Hz及び2,700Hz の各変調周波数における出力を測定する。 (9) 上記以外の測定項目 2(6)に同じ。ただし、無線通信規則付録第18号の表に掲げる周波数の電波を使用 する機器のスプリアス発射又は不要発射の強度の測定は、次のとおりとする。 ア スプリアス領域における不要発射の強度 受検機器の状態は、2(2)占有周波数帯幅の測定と同じ状態とし、基本波の平均 電力に対する各不要発射の平均電力の比を測定する。 イ 帯域外領域におけるスプリアス発射の強度 無変調状態における基本波の平均電力に対する各スプリアス成分の平均電力の 比を測定する。 9 デジタル選択呼出装置の機器 (1) DSC信号の送信 受検機器 試験装置 ① 受検機器により試験信号を1回分作成し、試験装置に入力する。 ② 受検機器により作成された内容と試験装置に入力された内容を比較する。 - 11 - ③ 受検機器により遭難警報を試験装置に入力する。 ④ 試験装置により遭難警報が連続5回繰り返し送信されたことを確認する。 ⑤ 試験装置より④の連続5回の繰り返し送信を5度にわたって送信させ、その時間間 隔を測定する。 (2) DSC信号の受信 試験装置 受検機器 ① 試験装置より試験信号を1回分作成して受検機器に定格レベルで入力し、受信の表 示内容を確認する。 ② 試験装置により作成された内容と、受検機器に印字された内容を比較する。 ③ 試験装置より遭難警報及び緊急通信の通報を受検機器(印字できない状態にセッ ト)に入力し、警報について確認する。 ④ ③の完了後、受検機器を印字できる状態に復帰させ、印字された内容を確認する。 (3) マーク及びスペース周波数 受検機器 ① 周波数計 受検機器をマーク符号の連続送信状態にセットし、受検機器の出力信号の周波数 を測定する。 ② 受検機器をスペース符号の連続送信状態にセットし、受検機器の出力信号の周波 数を測定する。 (4) 信号伝送速度 測定回路は、(1)に同じ。 受検機器より試験信号を発生させ、信号伝送速度を測定する。 10 船舶自動識別装置の機器 (1) 時分割多元接続方式送信部 ① 周波数の偏差 測定回路 受検機器 擬似空中線回路 - 12 - 周波数計 スイッチ投入2分後の受検機器が、無変調状態で搬送波のみを出力したときの試験 周波数に対する偏差の最大値を求める。 ② 送信電力 測定回路 受検機器 擬似空中線回路 電力計 スイッチ投入2分後の受検機器が、無変調状態で搬送波のみを出力したときの平均 電力を測定する。 ③ スプリアス発射又は不要発射の強度 測定回路 受検機器 擬似空中線回路 スペクトル分析器 150kHzから2GHzの範囲においてスプリアス発射及び不要発射の強度を測定する。 ④ 送信立ち上がり時間 測定回路 受検機器 トリガ 回路 擬似空中 レベル 線回路 検波器 標準信号 発生器 ストレージオシロスコープ 検波器 送信の開始後、送信出力が安定状態の80%に達するまでの時間を測定する。 ⑤ 送信立ち下がり時間 測定回路は④に同じ。 - 13 - 送信を終了後、送信出力が50dB以下となるまでの時間を測定する。 (2) デジタル選択呼出装置送信部 ① 周波数偏差 測定回路 受検機器 擬似空中線回路 FM 復調器 B信号(2,100Hz)及びY信号(1,300Hz)を連続送信状態とし、FM復調器で受信した周 波数を測定する。 ② 変調速度 測定回路は①に同じ。 連続したドットパターンを出力し、FM復調器で受信した出力の変調速度を測定す る。 (3) 時分割多元接続方式受信部 ① 感度 測定回路 メッセージ発 標準信号 生器 発生器 受検機器 メッセージ測定試 験装置 チャネル間隔が25kHzの場合は(-)107dBm、チャネル間隔が12.5kHzの場合は (-)98dBmの入力レベルで信号を受信したときのパケット誤り率を測定する。 ② 高レベル入力時の誤り特性 測定回路は①に同じ。 (-)7dBmの入力レベルで信号を1,000回受信したときのパケット誤りの回数と (-)77dBmの入力レベルで信号を1,000回受信したときのパケット誤りの回数の差を 確認する。 - 14 - ③ 同一チャネル除去比 測定回路 標準信号発生器1 整合器 受検機器 メッセージ 測定試験装置 標準信号発生器2 感度測定状態より3dB高い希望波の信号と400Hz(周波数偏移はチャネル間隔の 12%とする。)で変調された希望波と同一の周波数である妨害波を加え、当該信号の 80%が正常に受信できるときの希望波と妨害波の比を求める。 ④ 隣接チャネル除去比 測定回路は③に同じ。 感度測定状態より6dB高い希望波の信号隣接チャネルの周波数である無変調の妨 害波を加え、当該信号の80%が正常に受信できるときの希望波と妨害波の比を求め る。 ⑤ スプリアス・レスポンス 測定回路は③に同じ。 感度測定状態より3dB高い希望波の信号と400Hz(周波数偏移はチャネル間隔の 12%とする。)で変調された妨害波を加え、当該信号の80%が正常に受信できるとき の希望波と妨害波の比を求める。 - 15 - ⑥ 相互変調特性 測定回路 信号発生器1 (TDMAトランシーバ) 信号発生器2 整合器 受検機器 PC 信号発生器3 信号発生器4 (-)101dBmの希望波の信号と希望波から(±)500kHz離れた(-)27dBmの妨害波 (400Hz変調で周波数偏移は(±)3kHzとする。)、希望波から(±)1MHz離れた(-)27dBm の妨害波(無変調)及び希望波から(±)5.725MHz離れた(-)15dBmの妨害波(無変調) を同時に加え、当該信号のパケット誤り率を測定する。 ⑦ 送受信切替時間 測定回路は③に同じ。 送信出力12.5Wで送信した直後のタイムスロットにおいて、受信入力が(-)107dBm であるときのパケット誤り率を測定する。 (4) デジタル選択呼出装置受信部 ① 感度 測定回路 試験信号発生器 受検機器 ビットエラー測定器 156.525MHzから(±)1.5kHz離れた試験信号を受信し、ビット誤り率が1%となると きの試験信号入力レベルを測定する。 - 16 - ② 高レベル入力時の誤り特性 測定回路は①に同じ。 (-)7dBmの入力レベルの試験信号を受信したときのビット誤り率を測定する。 ③ 同一チャネル除去比 測定回路は(3)③に同じ。 (-)104dBmの希望波の信号と400Hz(周波数偏移は(±)3kHzとする。)で変調された 希望波と同一の周波数である妨害波を加え、ビット誤り率が1%となるときの希望波 と妨害波の比を求める。 ④ 隣接チャネル除去比 測定回路は(3)③に同じ。 (-)104dBmの希望波の信号と400Hz(周波数偏移は(±)3kHzとする。)で変調された 希望波の上下チャネル((±)25kHz)の妨害波を加え、ビット誤り率が1%となるとき の希望波と妨害波の比を求める。 ⑤ スプリアス・レスポンス 測定回路は(3)③に同じ。 (-)104dBmの希望波の信号と希望波の隣接チャネルを除いて100kHzから2GHzまで の周波数範囲で変化させた妨害波を加え、ビット誤り率が1%となるときの希望波と 妨害波の比を求める。 ⑥ 相互変調特性 測定回路 標準信号発生器1 標準信号発生器2 整合器 受検機器 ビットエラー測定器 標準信号発生器3 (-)104dBmの希望波の信号と希望波より50kHz高い無変調の妨害波及び希望波よ り100kHz高い400Hz(周波数偏移は(±)3kHzとする。)で変調された妨害波を同時に加 え、ビット誤り率が1%となるときの妨害波入力レベルを測定する。 ⑦ 感度抑圧効果 測定回路は(3)③に同じ。 - 17 - (-)104dBmの希望波の信号と希望波の(±)1MHzから(±)10MHz離れた妨害波を同 時に加え、ビット誤り率が1%となるときの妨害波入力レベルを測定する。 (5) 上記以外の測定項目 2の(6)に同じ。 11 狭帯域直接印刷電信装置の機器 (1) マーク及びスペース周波数 測定回路及び測定方法は、9(3)に同じ。 (2) 信号伝送速度 測定回路及び測定方法は、9(4)に同じ。 12 インマルサット高機能グループ呼出受信機の機器 試験を行う周波数は、1,530MHzから1,545MHzまでの5kHz間隔のうちの1波とする。 この測定は、電波無反射室内において行うこと。 (1) 同調特性及びパケット誤り率 受検機器 測定用結合回路 試験装置 周波数計 試験周波数を受信し、その同調特性、パケット誤り率を測定する。 (2) 上記以外の測定項目 2の(6)に同じ。 13 デジタル選択呼出専用受信機の機器 試験を行う周波数は、使用可能な周波数とする。 (1) 副次的に発する電波等の限度 受検機器 電界強度測定器又はスペクトル分析器 受検機器を動作状態とし、電界強度測定器又はスペクトル分析器により測定する。 (2) 上記以外の測定項目 2の(6)に同じ。 - 18 - 14 ナブテックス受信機の機器 試験を行う周波数は、使用可能な周波数とする。 測定回路及び測定方法は、13に同じ。 15 インマルサット船舶地球局の無線設備の機器 試験を行う周波数は、使用可能な周波数とする。 この測定は、電波無反射室内において行うこと。 (1) 周波数の偏差 受検機器 測定用結合回路 周波数計 受検機器を動作させ、周波数が安定するまでの間測定し、周波数に対する偏差の 最大値を求める。 (2) スプリアス発射の強度 受検機器 測定用結合回路 スペクトル分析器 受検機器を動作させ、低周波発振器からの信号を加えた状態で、スプリアス発射 の強度を測定する。 (3) 空中線電力 受検機器 測定用結合回路 電力計 受検機器を動作させ、空中線電力を測定する。 (4) 空中線利得 標準信号発生器 標準空中線 受検機器の空中線 標準空中線 - 19 - 試験受信機 既知の標準空中線により発射された電波を、受検機器の空中線で受信した値と標 準空中線で受信した値を比較し、空中線利得を求める。 (5) 上記以外の測定項目 2の(6)に同じ。 16 地上無線航法装置の機器 測定回路 ロランC信号シュミレー タ ロランC空間波シュミレータ 加算ネットワーク ロランCクロスレータシュミレータ フィルター 受検機器 測定器具(電圧 計、オシロスコー プ等) 干渉シュミレータ 広帯域雑音シュミレータ (1) 信号の受信と処理能力 シミュレータ等によって信号を発生させ、自動追尾までの時間、結合タイミング 精度を測定する。 (2) 表示 少なくとも2以上の時間差表示を逐次又は同時いずれかの方法で表示できること を確認する。 (3) 警報 正常な信号を供給した後、シミュレータによって各種警報機能を確認する。 (4) 上記以外の測定項目 2の(6)に同じ。 - 20 - 17 衛星無線航法装置の機器 (1) 信号受信及び表示 測定回路 GPSアンテナ 受検機器 ディファレンシャルアンテナ 受検機器を動作させ、信号を受信し表示していることを確認する。 (2) DGPSデータ入力 測定回路は(1)に同じ。 ディファレンシャルデータを受検機器に入力する場合は、データを用いて補正し ている旨の表示を確認する。 (3) 測位誤差 ① 定点測位誤差 測定回路は(1)に同じ。 アンテナを真の座標位置とのX・Y・Z軸のずれが合計5m(DGPSの場合は0.1m)以内と なるように定点アンテナサイトに据え付け、2時間以上測位及び8秒周期で±22.5度 の横揺れをアンテナに与えながら、2時間以上測位を行い、その測位結果と真の座標 位置との誤差を求める。 ② 動点測位誤差 測定回路は(1)と同じ。 衛星を捕そく追尾している受検機器を速力48±2ノットで直線方向に72秒以上移 動させ、その後、同じ直線方向のまま、減速開始後5秒で静止させて測位を行い、そ の測位結果と静止点座標位置との誤差を求める。この時、静止点に受検機器と同一 型式の機器を置き、その測位結果を静止点座標位置とすること(DGPSの場合は、精度 1m以内で得られた真の座標位置とし、また、最終測位結果は静止後10秒経過直後の 連続15回の測位結果の平均値とする。)。 - 21 - (4) 衛星捕そく追尾 測定回路 受検機器 GPSアンテナ 減衰器 レベル計 ディファレンシャルアンテナ 信号を(-)125±5dBmまで減衰させた状態で捕そくさせ、測位誤差を測定し、その 後、信号を(-)133dBmまで減衰させ、簡易測位誤差を測定する。 (5) 測位更新速度及び分解能 測定回路は(1)に同じ。 受検機器を5±1ノットの速力で直線方向に10分間以上移動させ、2秒ごとに測位結 果を確認する。次に50±5ノットの速力で直線方向に10分間以上移動させ、2秒ごと に測位結果を確認する。 (6) 警報機能 測定回路は(1)に同じ。 設定された状況において警報機能を確認する。 (7) 保護機能 測定回路は(1)に同じ。 受検機器のアンテナ入力を5分間接地し、その後、アンテナを含むすべての入出力 を接続し、測位誤差を測定する。 (8) 上記以外の測定項目 2の(6)に同じ。 18 船舶に設置する無線航行のためのレーダー 試験を行う周波数は、使用可能な周波数とする。 (1) 指定周波数帯幅 受検機器 擬似負荷 スペクトル分析器 受検機器を動作させたときの指定周波数帯幅を測定する。 - 22 - (2) 帯域外領域におけるスプリアス発射の強度 測定回路は、(1)に同じ。 受検機器を動作させたときの各スプリアス成分の平均電力を測定する。 (3) スプリアス領域における不要発射の強度 試験方法は、次のとおりとする。 ① 測定サイトの条件 ア 屋外サイトで遠方界条件を満足すること。 イ 大地及び周囲からの反射を抑圧すること。 ウ 受信アンテナを上下左右それぞれについてλD/2H移動した場合でも受信レベ ルの変動幅は3dB以内であること。 λ:送信波長 D:送受信間距離 H:送信アンテナ高 (単位はすべてm) ② 測定回路 測定回路は、次のとおりとし、較正されたアンテナ及びスペクトル分析器を使用 すること。 - 23 - ③ 測定手順 受検機器を動作させ、スペクトル分析器により、測定周波数範囲の1MHzごとに受 信レベルの最大値を測定する。 ア 測定周波数範囲は、次のとおりとする。 送信機及び送信アンテナに使用される導波管等のカットオフ周波数の0.7倍から 送信周波数の5倍までとする。ただし、26GHzを超える場合は、26GHzまでとする。 イ スペクトル分析器の設定は、次のとおりとする。 掃引スパン:0Hz 分解能帯域幅(最大1MHz):1/(送信パルス幅) ビデオ帯域幅:分解能帯域幅以上 掃引時間:送信アンテナが回転する場合は、1回転に要する時間以上 (4) 空中線電力の偏差 受検機器 擬似負荷 電力計 受検機器を動作させたときの尖頭電力を測定する。 (5) 上記以外の測定項目 2の(6)に同じ。 参考 ○ 平成 22 年 6 月 30 日総務省告示第 258 号(一部改正) ○ 平成 18 年 11 月 20 日総務省告示第 609 号(一部改正) ○ 平成 17 年 12 月 27 日総務省告示第 1376 号(一部改正) ○ 平成 14 年 6 月 28 日総務省告示第 391 号(一部改正) 平成 14 年 7 月 1 日から施行する。 ○ 平成 13 年 12 月 13 日郵政省告示第 746 号(一部改正) ○ 平成 11 年 3 月 30 日郵政省告示第 246 号 無線機器型式検定規則(昭和三十六年郵政省令第四十号)第五条第一項第三号(第 四条第一項ただし書:17.12.27 告示第 1376 号)の規定により、無線機器の型式検定に 係る試験の方法等について次のとおり定める。 (以下省略) - 24 -
© Copyright 2026 Paperzz