耳コピ必勝マニュアル - 初心者でも楽しく上達するギター講座

耳コピ必勝マニュアル
耳コピ必勝マニュアル
はじめに
こんにちは、鈴木雄太です。
この度は、「ギターパート耳コピ道場」のご購入、
どうもありがとうございました。
僕のメルマガでは毎週短いフレーズを耳コピしてもらい、
後日そのタブ譜と解説などをお届けしているのですが、
読者さんから、
「耳コピが全くできないから、耳コピ上達法を教えてくれ!」
このような要望をたくさん頂き、作成したのがこの教材です。
僕自身、もう5年以上タブ譜を見たことがなく、
弾きたい曲は全て耳コピしています。
しかし、耳コピを始めたばかりのころは
1曲コピーするのに1ヶ月くらいかかっていました(汗)
そんな僕が今では耳コピが得意になってますので、
今現在どんなに耳コピが苦手でも訓練次第では必ず出来るようになります。
さらに、耳コピが出来るようになれば
ギターの上達が面白いように早くなります。
ということで、この教材があなたの耳コピマスターの
お役に立てれば大変嬉しく思います。
鈴木雄太
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耳コピ必勝マニュアル
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もくじ
........................................................................................................................... 1
はじめに.............................................................................................................. 2
第1ステップ:耳コピ上達の心構え7ヶ条........................................................5
(1)エアギタリストになろう!...................................................................6
(2)色々な聞き方をしよう!...................................................................... 7
(3)ギタリストのクセを掴め!...................................................................8
(4)短いスパンに区切って集中的に練習!.................................................9
(5)耳コピしやすい曲とは?...................................................................... 9
(6)音源と一緒にギターを弾かない......................................................... 12
(7)チューニングは?............................................................................... 13
第2ステップ:KEYを把握しよう.................................................................14
(1)歌の最後の音をチェック!.................................................................15
(2)ギターソロからKEYを割り出す......................................................17
(3)コードのルート音からKEYを探る方法...........................................17
KEYを把握しよう まとめ........................................................................18
第3ステップ:コード進行の推測.................................................................... 19
第4ステップ:コードフォームとポジションの探り方....................................23
(1)低音と高音を把握しよう!.................................................................24
(2)メジャーかマイナーか?.................................................................... 25
(3)その他の音を察知しよう!.................................................................26
(4)どうしても聞き取れない場合は?......................................................28
第 4 ステップ まとめ...................................................................................29
(1)コードフォームを把握しよう!......................................................... 30
(2)パターンを把握しよう!.................................................................... 31
第6ステップ:リードギターの耳コピ法......................................................... 31
(1)ブロックの把握...................................................................................33
第7ステップ 耳コピ最終手段........................................................................37
最後に................................................................................................................ 38
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第1ステップ:耳コピ上達の心構え7ヶ条
耳コピに慣れてくると、曲を一度聞いただけでどんなコード進行、
スケールなのかを何となくですが把握できるようになります。
(絶対音感などなくても、です)
ただ、耳コピ初心者の方が曲を聞いても
何がなにやらチンプンカンプンだと思います。
先ほども言いましたが、僕も耳コピを始めたばかりの時は
1曲コピーするのに一ヶ月くらいかかってましたから(汗)
ちなみにこの時コピーしたのは、メッチャ簡単な曲でした。
(タブ譜があれば30分でコピーできるような曲)
当時は一音一音、ネックを睨みながら、
「あれ、もしかしてこのポジションで合ってるのかな?」
みたいにクイズ感覚で音探しをしてましたからね。
絶対音感なんてないごく一般のギタリストは
たぶん最初はみんなこんな感じでしょう。
もちろん、初めて耳コピをする場合は
ここまで酷くなくても相当の根気と努力が必要になります。
では、耳コピ初心者がまずどんなことに注意して練習すればいいのかを
いくつかのポイントを絞ってお話ししていきましょう!
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(1)エアギタリストになろう!
まずは耳コピする曲を決めて、それを徹底的に聞き込みましょう。
特に押さえるポジションとかは一切気にする必要はありません。
とにかく何回もリピートして聞き込んで、
頭の中にその曲のギターパートを叩き込むのです。
これは「エアギター」の感覚に似てるかもしれませんね(笑)
僕はエアギターをやったことないのですが、
エアギタリストはたぶんどのポジションで弾いてるとか
全く分かっていないと思います。
でも、手の動きとかリズムはバッチリ曲に合ってたりしますよね。
それ位何度も聞き込んで、バッキング、リードなどの音は
全て頭に入っているのでしょう。
「実際には弾けなくてもいいからギターパートのニュアンスを掴む」
とても重要なのですが、こればかりは何度も聞き込むしかありませんので
飽きるくらい同じ曲をリピートさせて聞き込みましょう。
どの位聞けばいいのかというのは個人差があります。
一回聞いてわかる人もいれば、100回聞いてわかる人もいるので
あなたがわかるまで何度も聞き込んでください。
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(2)色々な聞き方をしよう!
これは実際に耳コピを実践する時の話ですが、
色々な音程、スピーカーなどで聞いてみるのも大事なことです。
再生するスピーカーによって聞き取れる音が全然違うことは
よくあることです。
これは高価なスピーカーの方がいいという話ではなく、
どんなスピーカーでもそれぞれの聞こえ方があります。
低音がクリアなものや、ギターの音がハッキリと聞こえるものなど、
スピーカーを変えるだけで今まで全く聞き取れなかった音が
意外とアッサリ聞こえるようになることもあります。
もちろん、音質を変えて聞くことも重要です。
最近のコンポなどは細かく音質を変化させられるものも多いですので、
色々な設定を試してみることをオススメします。
ちなみに僕の場合、外出する時はMP3プレイヤーで音楽を聞いてるのですが、
そのプレイヤーがギターの音が聞き取りやすかったりします。
なので、家にいる時も耳コピする時はMP3プレイヤーを
ヘッドホンしながら再生させてます。
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(3)ギタリストのクセを掴め!
同じギタリストやバンドの曲を徹底的にコピーすると、
何となくパターンやクセが見えてくることがよくあります。
「このフレーズ、あの曲でも同じようなのが使われてた気が・・・」
「あれ、このコード進行あの曲に似てるな」
このような気づきがたくさんあるんですね。
もちろんたくさんのギタリストをコピーするのは大切なことですが、
耳コピの上達という観点から見ると、
同じギタリストをコピーしまくることをオススメします。
僕の場合、1枚のアルバムをコピーしようと思ったら
大体収録曲全てをコピーします。
もっと言うと、気に入ったギタリストの曲は
全て弾けるくらい徹底してコピーしています。
一枚のアルバムをコピーすれば、
大抵その人のクセなどがよく見えてくるものです。
次に同じギタリストの曲をコピーする時は
とても早くフレーズを捉えることができるんですね。
全く耳コピができない場合は、好きなギタリストのタブ譜を買ってきて
何曲かコピーしてみるのもいいでしょう。
タブ譜を見て何曲かコピーした後に耳コピしてみると、
意外とどこを押さえているのかがわかったりすることもありますよ。
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(4)短いスパンに区切って集中的に練習!
これは曲を覚える時にも同じことが言えるのですが、
1曲通して一気に練習しようとしないことです。
いくつかのブロック、例えば
「Aメロ」「Bメロ」「サビ」「ソロ」みたいに細かく分けて、
その部分を集中して練習した方が効率良くコピーできます。
もちろん、もっと短く分けても構いません。
・ リフ
・ ソロの出だしの部分
・ Aメロの出だし4小節
など、4小節くらいに区切って練習してもいいんですね。
最初はどんなに短いフレーズでも
全く聞き取れなかったりすると思います。
でも、自分で決めた箇所を完全にコピー出来るまでは
出来るだけ次に進まず、根気よくコピーしてください。
諦めてすぐ次に行くクセが出来てしまうと
なかなか耳コピをマスターするのは難しいですので、
是非頑張ってもらいたいところです。
(5)耳コピしやすい曲とは?
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耳コピ初心者がいきなり複雑な曲を耳コピしようとしても
まず間違いなく途中で挫折してしまうでしょう。
特に最近の曲はギターの音色が複雑だったり(エフェクト効果などで)
オーバーダビングしていたり、色々な構成のバンドが多いので
なかなかギターの音を正確に聞き取るのが難しかったりします。
初心者の方にまず必要なのは、
・ 耳コピに慣れること
・ 1曲通して耳コピできたという自信と楽しみ
だと思います。
チョイスする曲がいつも難しく、毎回挫折してしまうと
「あぁ、やっぱり私には耳コピなんて出来ないんだ~」と
モチベーションが下がりますからね。
そこで耳コピするのにオススメなのが、
・ MTVなどのアンプラグド企画
・ 50~70年代のロック
・ ブルース
この3つです。
MTVのアンプラグド企画はその名の通り
アコースティック主体の編成なので、
全ての楽器の音がクリアに聞こえます。
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一応僕が好きでオススメなアンプラグドを3つ紹介しておきますね。
「レイナード・スキナード Endangered Species」
「ニルバーナ MTV Unplugged in New York」
「エリッククラプトン アンプラグド」
興味があれば是非一度聞いてみてください。
そして50~70年代のロックですが、
これらはバンド、曲の構成共にとてもシンプルなものが多いです。
特にトリオのバンドだと、それこそギター一本で
他にはドラムとベースの音しかありませんから、
ギターの音だけを集中して聴くことができます。
名曲や名リフなどがたくさん生まれた年代でもあるので、
古い音楽に興味がない場合でも一度はチェックすることをオススメします。
そして最後にブルースですが、これは既にコード進行が決まっているので
コードを探す必要はありません。
(コードポジションは探す必要がありますが)
さらに、速弾きやトリッキーなテクニックなどもほとんど使われないので、
ギターの音も聞きやすく、耳コピも比較的簡単にできるでしょう。
耳コピ初心者は、まずはこれら3つのジャンルを
耳コピしてみることをオススメします。
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(6)音源と一緒にギターを弾かない
音源を聞きながら同時にギターを弾くと音源の正確な音が聞き取れず、
間違ったままコピーしてしまう原因になります。
簡単なフレーズなどはそれでもいいのですが、
つまづいた時は、
1、 ギターを弾かずに音源を集中してよく聞く
2、 ギターで音を探していく
3、 1,2の繰り返し
このようにコピーしていきましょう。
この手順を踏めば、(1)でお話したように
何度も聞いてフレーズを頭に叩き込む作業が自然にできるので
結果的にコピーするのも早くなりますよ。
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(7)チューニングは?
半音下げやドロップチューニングなど特殊なチューニングは色々ありますが、
とりあえず最初はレギュラーチューニングにセットしておきましょう。
もちろん、チューニングは正確に合わせてくださいね。
(じゃないとどうやっても音源と合いませんので^^;)
ギターで一番低い音は6弦の開放弦ですが、それ以上に低い音が出てきたり、
極端に押さえづらいフレーズなどが出てきた時は
変則チューニングの可能性を疑いましょう。
また、ギタリストやバンドによっては
ほぼ全曲半音下げで弾いてるような場合もあります。
(ジミヘンドリクスやガンズ&ローゼスなどがそうです)
この場合は、最初から変則チューニングを疑って
コピーすると効率的です。
(3)でお話したギタリストのクセとも
若干共通することですので、是非覚えておいてください。
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第2ステップ:KEYを把握しよう
耳コピする際、まずはその曲のKEYが何なのかを
把握しないことには話になりません。
KEYというと難しく聞こえるかもしれませんが、
カラオケでもKEYを上げたり下げたりしますよね?
それと全く一緒ですので、あまり身構える必要はありません。
KEYについての詳しい説明はこのサイトがわかりやすいので
参考にしてみてください。
http://www.musicable.net/seminor/theory/2-04.htm
KEYを把握するための作業は実はたった1つ、
「その曲の主音を探すこと」
これに尽きます。
なぜKEYを把握することが大事なのかは後々解説しますが、
まずはKEYを把握するためのポイントをいくつか紹介しておきましょう。
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(1)歌の最後の音をチェック!
もちろん例外はたくさんありますが、
多くの曲は主音で始まり主音で終わります。
※主音とは、そのKEYの音階の始まりの音。
つまり、KEY=Cなら主音はC。
なぜなら、主音というのはその曲のKEYの中で
一番落ち着く音だからです。
言葉で説明してもわかりづらいと思いますので、
音声を使って解説してみますね。
http://guitar-lick.up.seesaa.net/image/key.MP3
(ファイルとの直リンクですので、右クリックで保存してください)
では実際にやってみましょう。
「絢香 おかえり」
http://www.megavideo.com/?v=JILVEF60
この曲で、フレーズ(歌)が終わって一番しっくり来る音は、
出だしの「ありがとう~」の「う~」の部分です。
(このまま曲が終わっても全く違和感ないですよね?)
ではこの音が何なのかをギターで探してみてください。
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わかりましたか?
答えはDです。(4弦開放弦の音)
つまりこの曲の主音はD、ということはKEY=Dになります。
和音を聞き取るのは難しいかもしれませんが、
単音、しかも歌の最後の一音だけに集中して聞くだけでいいのですから、
比較的簡単に聞き取ることができるでしょう。
ただし、これには例外もたくさんあるので
これだけで判断するのは少し難しいかと思います。
メロディの中で終止感のある音を聞き取ることが出来ればいいのですが、
これは絶対的な慣れが必要ですので、数をこなすしか方法はないんですね。
ですので、次に紹介する方法も合わせてKEYを探ってみましょう。
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(2)ギターソロからKEYを割り出す
まず、その曲のソロを何度も聞き、
・ どのスケールで弾いているのか?(スケールは付属ファイル参照)
・ そのソロで終止感のある音とは?
・ そのソロの最終音は何なのか?
この3点に着目してチェックします。
ではこれも実際にやってみましょう。
「オールマンブラザーズ ソウルシャイン」
http://www.megavideo.com/?v=S34BXNOQ
このイントロソロに注目してください。
「0:17」
「0:31」の時に主音で終わっているのが感じられるでしょうか?
この2つの音は共にA#になっています。
(0:17=3 弦 3 フレット 0:31=2 弦 11 フレット)
つまり、主音=A#なのでKEY=A#ということになります。
後半の長いソロでは主音で終わっていないのでアレなのですが(汗)
このようにソロから主音を見つける機会はたくさんあります。
(3)コードのルート音からKEYを探る方法
トニックコードを見つけることから
KEYを判断することもできます。
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トニックというのは別ファイルでお話しますが、
簡単に言うと1度のコード。
つまり、
KEY=CならCがトニックコードになるということです。
トニックコードのルート音(ベース音)を聞き取ることができれば、
そのKEYが何なのかがわかるわけですね。
ではどんなコードがトニックコードなのか?
またまた音声で解説しますので、聞いてみてください。
http://guitar-lick.up.seesaa.net/image/cord.MP3
では、また実例を出してみましょう。
「ウルフルズ サムライソウル」
http://www.megavideo.com/?v=F0W2SEM9
ちょうど 1 コーラス目が終わる「2:30」の部分がわかりやすいでしょうか。
曲終わりの最終コード(3:55)も同じくわかりやすいと思います。
コードの耳コピ法については後述しますが、
このコードはローポジションでのDになっています。
つまり、KEY=Dというわけですね。
KEYを把握しよう まとめ
KEYを探す3つの方法を紹介してきたわけですが、
「如何に終止感のある音(主音)を見つけられるか?」
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これがKEYを探すための全てだと言えます。
和音(コード)よりも単音の方が音が聞き取りやすいので、
まずは(1)(2)の方法を使って試してみて、
それでもダメなら(3)の方法でKEYを探してみるといいでしょう。
手がかりは多い方がいいですからね!
先ほどから何度も出てきている「終止感のある音」ですが、
こればかりは何度も聞いて、感覚で覚えるしかありません。
ですが、慣れてしまえばいとも簡単に
探し当てられるようになるものです。
耳コピに慣れない内はまずタブ譜を用意して、
タブ譜を見ずにKEYだけを耳コピでチェックするといいでしょう。
まずは自分でKEYを探してみて、
それを後からタブ譜でチェックする。
このようにいつでも答え合わせができるようにしておけば、
少しずつ自信になっていくはずです。
もちろん、タブ譜を用意しなくてもその都度僕に聞いてくれてもいいですよ!
頑張って何度もチャレンジしてみてください。
第3ステップ:コード進行の推測
第2章でまずKEYを把握してもらったわけですが、
それが早速このコード進行の推測に活きてきます。
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付属ファイルでダイアトニックコードを説明していますが、
それがわかるとある程度その曲(KEY)で使われるコードを
推測することができるんですね。
もちろん例外はたくさんありますが、
的外れなポジションを探る機会が極端に減りますので、
効率良く耳コピできるようになるのです。
例えばKEY=Cの場合、ダイアトニックコードは以下のようになります。
[C Dm Em F G Am Bdim]
つまり、これに7 th やテンションが付くことはありますが、
各コードのルート音が変わることはあまりありません。
つまりこの例ですと、C#や D#m7 などのコードは
あまり出てこないということです。
※ しつこいですが、例外はたくさんあります。
しかし、そのようなコードが出てきた場合は聞いただけで
違和感がある場合がほとんどです。
既にKEYは把握しているわけですから、
まずはダイアトニックコードを当てはめて
コードポジションを探ってみましょう。
もちろん初めは闇雲に探すことになりますが、
それでも7分の1で正解のコードに辿り着くことができるわけです。
「大体同じ響きのコードが見つかったんだけど、
何かニュアンスが違うなぁ」
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こんな時は、そのコードに7 th や 6th を入れたり、aug にしてみたりと
色々試してみてください。
そしてもう1つ、ダイアトニックコードの役割から
コード進行をある程度把握することもできます。
コードには大きく分けて、
トニック(T)、サブドミナント(SD)、ドミナント(D)という
3つの役割があります。
またまたKEY=Cの例で言いますと、
T=C Em Am
SD=F Dm
D=G Bdim
このようになります。
C/F/G はスリーコードと呼ばれていますが、
他のコードは代理コードなんて言い方をします。
要は似たような響き、役割をするということです。
つまり、このT、SD、Dの役割、響きが分かれば、
「このコードは何か分からないけど、ドミナントっぽいなぁ」
このように推測することができるのです。
そうなれば、G か Bdim のどちらかのわけですから
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コードを察知するのがとても楽になりますよね!
ちなみにT、SD、Dの役割を簡単に説明すると
T=主和音(安定感のある感じ)
SD=下属和音(ちょっと不安定な感じ)
D=属音(不安定な感じ)
かなり大雑把な例ですが、
大体ニュアンスは掴んでもらえると思います。
試しに、C⇒F⇒Gというコード進行を弾いてみてください。
Cの安定感、Fのちょっと不安定で発展する感じ、
Gの不安定で早く安定させたくなる感じ(Cに行きたくなる感じ)が
わかると思います。
(強引な例えですみません^^;)
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第4ステップ:コードフォームとポジションの探り方
この章では、具体的にコードフォームやポジションなどを
1つずつコピーしていくコツを紹介していきます。
第3章で説明したダイアとニックコードだけで構成されていれば
コピーも楽なのですが、実際問題そんな曲はあまりないですからね(汗)
一瞬だけ(2小節だけとか)転調している場合もよくあります。
しかも、ギターは1つのコードを取っても
たくさんの押さえ方があり、それぞれ響きも違ってくるものです。
和音のコピーは結構難しいですが、
どんどん練習して早くコツを掴んでほしいと思います。
それでは早速行ってみましょう!
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(1)低音と高音を把握しよう!
コードポジションを把握するためには、
まずそのコードの最低音&最高音を聞き取る必要があります。
この2つの音さえ聞き取ることができれば、
大体そのコードがどの辺りのポジションで
押さえられてるのかがわかるようになります。
特に最低音はそのコードのルートになる場合がほとんどですので、
ポジションがわからなくてもコードネームだけは
何となく掴めるようになるものです。
(Dm、D7 などはわからないが、とりあえずDということはわかるはずです)
それでは音声を使って、実際にやってみましょう。
http://guitar-lick.up.seesaa.net/image/form.MP3
この音声ではギターの音で低音を察知しましたが、
もちろんベースの音で低音(ルート)を探す方法もあります。
ベースというのは大抵ルートを忠実に刻んでいますので、
ベース音を聞き取ることができればもうルートはわかったも同然です。
ベースの音は慣れない内はなかなか聞き取りづらいものですが、
コンポなどのイコライザーを調整して、出来るだけ
ベース音を目立たせる設定にしてみましょう。
こればかりはスピーカーなどにもよりますので、
低音を強調すれば必ずしもベース音が聞き取れるというわけではありません。
色々と調整を変えて、あなたの使っている再生プレイヤーの
ベストの状態を探ってみてください。
- 24 –
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(2)メジャーかマイナーか?
低音と高音がわかれば、押さえているポジションも
大体把握出来たと思います。
それでは次は、メジャー or マイナーを決める
3度の音をチェックしてみましょう。
ここでも大事なのが、メジャーかマイナーかのニュアンスです。
単独で聞くとすぐにわかるものでも、
曲中で流れるとなかなかわからなかったりします。
まずはメジャーとマイナーのニュアンスの違いを
実際の音で聞き比べてください。
http://guitar-lick.up.seesaa.net/image/minor.MP3
自分でも様々なコードを弾いて
ニュアンスの違いを確認してみてください。
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(3)その他の音を察知しよう!
さて、最低音&最高音、そしてメジャー or マイナーを決める
3度の音を把握できたら、次は装飾音です。
もちろん今までお話した2つのことを実践したら、
それだけでもう音源通りのコードになってることもよくあります。
ちなみに今のところまで順調に進めば、
○or○m ということまでは把握出来てることになります。 (○にはCやDなど、適当なコードを入れてください)
今からお話する装飾音というのは、
7th/major7/7th(♭5)/6th/aug/dim/#9th
など、コード自体の響きはそこまで大きく変わらないが
若干の変化を作る音達です。
響きが大きく変わらないので、正に聞き取るのが困難です。
まずこれらの音を聞き取るのに一番重要なのは「勘」です(汗)
「ニュアンスはほぼ同じなのに、何かしっくり来ないんだよな・・・」
こういう勘が働くようになれば、
かなり耳コピに慣れてきたと言えるでしょう。
僕がこれらのコードを耳コピするのに実践してきたのは、
そのコード独特の響きを頭に叩き込むということです。
例えば#9th や dim などは他のコードと比べて
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明らかに特殊な響きを持っています。
これらの特殊なコードの響きを覚えておくだけで
耳コピのスピードはかなり早くなります。
「このコードってちょっと変わった響きしてるな?
もしかして dim とか使ってるのかな?」
このような推測ができるようになるんですね。
後はコードブックなどを眺めながらコードフォームを
探っていけばいいのです。
もちろん(1)でお話したことを把握していれば
数種類もあるコードフォームの中から闇雲に探すよりも
ある程度的は絞れますよね。
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(4)どうしても聞き取れない場合は?
「とりあえずルート音だけはわかった!
でもそれがメジャーなのかマイナーなのか?7th は入ってるのか?
さっぱりわからん!!」
こんな時は、
とりあえずパワーコードで乗り切ってしまいましょう!
パワーコードについては付属ファイルで紹介していますが、
要は 1 度と 5 度のみで構成されたコードのことです。
メジャーかマイナーかを決める 3 度の音が入ってないので、
ニュアンスは若干違うものの外すことはほとんどありません。
つまり、どんなコードにでも対応できるということです。
ロックではよくパワーコードのみで作られてることもあるので、
実はそれが正解だったりすることも多々あります。
1 つのコードが聞き取れないばかりに
そこから先に進めなくなるとテンションが思い切り下がりますよね。
なので、とりあえずパワーコードでそこを乗り切り、
後から細かい修正をしていくとモチベーションも下がらずに
楽しく耳コピできると思います。
これは僕が今でもよく使う最終手段ですので、
是非活用してみてください。
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第 4 ステップ まとめ
コードの耳コピは誰もがつまずく大変難しいステップです。
しかし、このステップでお話した4つの項目を実践すれば、
ある程度基本的なコードは聞き取れるようになるはずです。
ちなみに僕もいまだに聞き取れないコードがザラに出てきますし、
プロの人は完璧に耳コピできるのかというとそうでもありません。
以前山崎まさよしとポールマッカートニーの対談を
見たのですが、その時に山崎まさよしがポールの前で
「All My Loving」を弾き語っていました。
その時ポールに、
「そこはマイナーだよ!」と指摘されてましたからね(汗)
なので、最初から完璧を求める必要はありません。
間違ってでもいいから、まずは諦めずに
自力で耳コピしてみることが大事なのです。
・ ルートを探す
・ 大体のコードポジションを探す
この2つをまず把握して、そこから同じニュアンスに近づくように
微調整していく感じで取り組んでみてください。
第5ステップ:アルペジオのコピー方法
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(1)コードフォームを把握しよう!
アルペジオというのは一般的に、
コードトーンをバラして弾く奏法です。
つまり、Cを押さえた時に全弦同時にかき鳴らすのではなく、
5 弦⇒3 弦⇒2 弦⇒3 弦のように一本ずつ弾いていくのです。
(もちろん複数弦同時に弾くアルペジオもありますが)
ということは、コードフォームを察知できれば
もうアルペジオは出来たも同然です。
まずは第 4 章に書かれていることを実践して、
コードポジションを探ってみましょう。
アルペジオは単音の連続ですので、
コード自体を探すよりも比較的簡単だと言えます。
アルペジオからコードフォームを探る場合、
特に重要なのが、「最低音&最高音の察知」です。
開放弦を織り交ぜてることが多いので混乱してしまいがちですが、
この2つの音を聞き取ることができれば
「大体どの辺りで押さえているのか?」
「何のコードが使われているのか?」
がわかるはずです。
まずは低音と高音の両端を把握して、その次に真ん中の音を探していき、
メジャーやマイナー、装飾音などを探していきましょう。
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この手順を踏めば、あまり苦労せずに
コードフォームを掴めるでしょう。
(2)パターンを把握しよう!
コードフォームを把握したら、
次はアルペジオのパターンを確認します。
実はアルペジオで弾かれる弦の順番は
パターン化されていることが多いのです。
そのパターンとは曲によって様々ですが、
5 弦⇒3 弦⇒2 弦⇒3 弦
こんな順で弾いていたとしたら、
ずっとこの順番でただコードだけが変わっていくことが多いのです。
ですので、その曲の中のアルペジオのパターンを掴めれば、
後はコードフォームだけを変えていくだけで
いちいち弾いている弦を考えなくてもいいということです。
これで、アルペジオが効率良くコピーできるようになるので
是非覚えておいてください。
(しつこいですが、例外はたくさんあります^^;)
第6ステップ:リードギターの耳コピ法
それではいよいよ耳コピの最後のステップ、
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リードギターに入っていきましょう。
まず、コードとリードの耳コピは全く別物だと考えてください。
コードがすぐに聞き取れても、リードは全くわからない、
またはその逆の場合もたくさんあります。
ですが、慣れてしまえばリード(単音)の方が
簡単に耳コピ出来てしまうものです。
実際僕はコードは何度も聞き返しますが
リードは2,3回聞けば大抵どこを押さえているかわかります。
(もちろん、絶対音感などありません^^;)
リードギターには法則のようなものがあるので、
それを理解しておけば比較的簡単に聞き取れるようになるので
是非あなたもその法則を覚えてくださいね。
それでは早速行ってみましょう!
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(1)ブロックの把握
リードギターというのは何かしらのスケールに則って弾かれているのですが、
そのスケールは大抵5つのブロックに分けることができます。
スケールについては付属ファイルで説明してるのでここでは割愛しますが、
フレーズはこのブロックを使って弾かれているわけです。
では、ブロックを意識せずにコピーしようとするとどうなるか?
僕がスケールなんてものを全く知らない時に耳コピしていた時は、
よく一本の弦で音を探したりしていました。
例えば 3 弦 5 フレットから次の音に移る時、
3 弦上で探すのでどんどんフレット数を上げていく。
で、気づいたら 3 弦 14 フレットの音に辿り着く。
でも 5 フレットから 14 フレットに瞬時に移動なんて無理なので
2弦で同じ音を探し 2 弦 10 フレットに辿り着く。
それでもまだフィンガリングが大変なので
1弦で同じ音を探して最終的に 1 弦 5 フレットだとわかる。
このように、1 音探すだけでもかなり遠回りしてしまい、
時間が掛かっていました。
しかし、ブロックがわかっていればまずその中の音から
探していけますので、相当時間の短縮にもなり、コピーしやすくなるのです。
ではどうやってそのブロックを把握すればいいのか?
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一番取り組みやすい方法は、
「そのフレーズの一番高い音を探すこと」です。
例えば一番高い音が 1 弦 17 フレットだとしましょう。
この場合、そのKEYの 1 弦 17 フレットを使う
ブロックを使っている可能性が大です。
(ストレッチ、タッピングを使っていて
ブロック外の音の可能性もありますが・・・)
低い音から探すと際限なく低いポジションになってしまうことがあるので、
高い音から探していくのがベストです。
そして僕が現在リードを耳コピする時にやる方法も紹介しましょう。
僕は先ほど2、3回聞いたらすぐに弾けると言いましたが、
なぜそんなに瞬時にわかるのか?
それは、
聞いただけで各ブロックでのフレーズのニュアンスが
わかるようになったからです。
僕は絶対音感などないので、手元にギターがないと
その曲のKEYなどはわかりません。
ただ、何となく聞いたフレーズでも
「このフレーズはあのブロックで弾いてるな」と聞き取れるのです。
僕の場合、まずペンタトニックスケールを中心に考えていきます。
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そして、聞き慣れない音(ペンタトニック以外の音)が出てきた時は
ペンタトニック+α の音として捉えているんですね。
ですので、今は1つずつ音を探すということはなく、
・ KEYを把握する
・ ペンタトニック以外の音を聞き分ける
(大抵ペンタトニックの音の1フレット上か下にあります)
この2つの手順で耳コピしています。
先に大体のポジションを把握して、
後は若干修正していく感じですね。
もちろん曲によっては全く通じないこともありますが、
ポップスやロック、ブルース、ソウル、R&Bなどは大抵これでいけます。
僕がこのようなスキルを身に付けたのは、
徹底的にブルースを耳コピしたからだと思います。
ブルースはほぼペンタトニックしか出てきませんので、
そこでペンタトニックの音使い、ニュアンスなどを完全に頭に叩き込みました。
ペンタトニックをマスターすれば、
それに 1,2 音足すだけでメジャーやマイナーなど
ほとんどの代表的なスケールに応用させることができます。
僕はブルースのコピーを薦めているわけじゃないですよ(汗)
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ただ、60 年代など古い音楽を聴くと、
現代のギタリストの元となっているフレーズがたくさん出てきます。
どんなギタリストでもコピーを積み重ねて
自分のスタイルを築き上げているわけです。
なので、あなたがコピーしたいけど難しいギタリストがいた場合、
そのギタリストが影響を受けたギタリストをコピーしてみるのは
かなり効果的です。
第 1 ステップでも触れましたが、
古い音楽というのは構成がシンプルですので比較的簡単にコピーできます。
(少なくても、現代の音楽よりも数段簡単です)
まず、憧れのギタリストのルーツをコピーしていき、
その人のクセなどを間接的に把握しておくのも立派な耳コピ上達法です。
「あれ?このフレーズどこかで聞いたことあるな?」
こんな気づきがたくさん出てくるようになれば
あなたはかなり耳コピ用の耳?に近づいてきています。
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第7ステップ 耳コピ最終手段
どんなに頑張って繰り返し聞いても
聞き取れない音というのは必ず出てきます。
そんな時に僕がやっていた方法が、
「実際の演奏映像をチェックする」ということです。
今は youtube にたくさんの演奏動画がありますが、
僕が耳コピを始めたばかりの時は youtube なんてなく、
テレビの歌番組を録画して何度もギタリストの手元を
繰り返しチェックしたりしていました(汗)
特にコードポジションなどは、映像を見れば
何となくどこを押さえているのかわかるので、とても参考になります。
肝心な部分が映ってないなんてこともよくあるんですけどね(汗)
さらに、どうしても速すぎて聞き取れない時は
この無料ソフトもオススメです。
『聞々ハヤえもん』(無料ソフト)
音程を変えずにテンポを自由に変更できるソフトですが、
なかなか使いやすいと思います。
動画やツールを使うのは反則かもしれませんが、
大事なのはタブ譜を一切見ずに自分の力で耳コピしてみることです。
その積み重ねが徐々に耳コピに慣れて上達するコツです!
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最後に
ここまで色々と耳コピのコツについてお話してきましたが、
いかがだったでしょうか?
このマニュアルでは、実際に僕がやっている効果的な耳コピのコツを
順を追って紹介してきました。
ただ、残念ながらこのマニュアルを読んだだけで
耳コピがマスターできるわけではありません。
耳コピの上達に欠かせないのは、
絶対的な量をこなすことです。
それを言っては元も子もないような感じもしますが、
こればかりは仕方ありません。
実際、僕は今まで何百、何千という曲をコピーしていますが、
それでも未だに聞き取れない曲などもたくさんあります。
耳コピというのは才能やスキルなどは全く必要なく、
量をこなせば誰にでも必ず出来るようになります。
このマニュアルを参考にしながら、
諦めずに楽しく耳コピを上達していってもらえれば嬉しいです。
最後までお付き合いいただき、どうもありがとうございました。
それではまたサポートの方でお会いしましょう!
今後ともどうぞよろしくお願いします!
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耳コピ必勝マニュアル
作者:鈴木雄太
メールアドレス:[email protected]
ホームページ:http://guitarstyle.net
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