北富士組合有地林業整備計画策定業務仕様書 1 目的 北富士組合有地林業整備計画策定業務(以下「本業務」という。)は、森林を 取り巻く社会状況等の変化に対応するため、平成 17 年度に実施した北富士組合 有地林業整備計画基本調査業務(以下「現計画」という。)における施策の成果 及び課題の整理、分析並びに見直しを行い、現状に即した計画に改定すること を目的とする。 2 業務期間 契約締結の日から平成 29 年 3 月 31 日まで 3 業務内容 (1) 現計画の見直し準備に伴う分析等 ア)これまでの本組合の取り組みの成果や課題を分析し、想定されていな かった新たな課題や重点施策等について抽出すること。 イ)基礎資料の分析 本組合の個別計画、国、山梨県、富士吉田市、山中湖村、忍野村の関 連計画及び施策等を整理し分析すること。 (必要に応じて有識者及び関係団体等へのヒアリングを行う。) (2) 北富士組合有地林業整備計画策定 ア)現況調査、分析 (1)の現計画の見直し準備に伴う分析等の結果を踏まえ、北富士組合有 地 181.06 ヘクタールを本整備計画区域とし、入会住民の福祉の向上に 資するための整備計画の立案に向けての自然的環境要素(樹木、植生、 景観等)の現況、森林法等の法規制、その他地域特性等に関する調査を 行い、基本計画の策定、主たる歩道及び管理道等の基本設計に資するデ ータを収集するとともに、そのデータについての分析を行う。 イ)整備計画区域を 5 つの地区(梨ヶ原東地区、梨ヶ原地区、緩衝林地区、 檜丸尾地区、土丸尾地区)に分け目指すべき将来像と目標年次の検討 及び目指すべき将来像に向けた植栽及び間伐等の指標などを地区ごと の森林管理計画として策定する。 ※参考 〇本業務地区別面積 梨ヶ原東地区 39.97 ヘクタール 梨ヶ原地区 66.56 ヘクタール 緩衝林地区 8.87 ヘクタール 檜丸尾地区 20.54 ヘクタール 土丸尾地区 45.12 ヘクタール 〇考慮すべき関連法令及び計画等 森林法 森林・林業基本法 自然公園法 文化財保護法 国の森林に関する施策 山梨県の森林関連施策 富士吉田市、山中湖村、忍野村の構想及び計画 恩賜林組百年の森づくり構想、基本計画 北富士国有地払下げ事業計画書 北富士組合有地林業整備計画 基本調査業務 等 (3) 主たる歩道及び管理道等の基本設計 (2)で策定した北富士組合有地林業整備計画に基づき、現計画の歩道及 び管理道路の整備計画を見直し檜丸尾地区における主要ルート及び主要 整備箇所の基本設計を行う。 (4) 中間報告書の提出 受託者は、平成 28 年 11 月末までにそれまでの検討結果、進捗状況を 中間報告書として提出するものとする。 (5) 庁内会議への出席、指導 本業務に係る庁内会議(月 1 回程度)に出席し、必要とされる情報の 提供、指導等を行う。 4 成果品の提出 成果品は、報告書(A4 縦、一部 A3 版横使い)10 部、概要版 200 部及び 関連する電子データとする。電子データについては、Word 等のアプリケー ションから直接変換したPDFファイル及び当該報告書の Word 文書ファ イルを CD-R 等の記録媒体に納めたものとする。 5 その他 受注者は業務遂行上必要と認められるものであって、本仕様書の解釈に疑義 を生じた事項及び本仕様書に明記していない事項については、本組合と協議し、 本組合の指示に従うこと。
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