UNIX からの設定

UNIX からの設定
ここでは、UNIX 環境で利用する場合の設定方法や、制限事項などを掲載しています。
下記一覧から該当する環境をお選びください。
▼ SYSTEMV 系 UNIX Solaris 2.6
▼ SYSTEMV 系 UNIX Solaris 2.5x 以下
▼ SYSTEMV 系 UNIX HP-UX 9.x
▼ SYSTEMV 系 UNIX AIX 4.1.5
▼ BSD 系 UNIX 及び Linux
▼ SYSTEMV 系 UNIX Solaris 2.6 の設定
Sun Microsystems 社の Solaris2.6 から印刷するための設定を行います。システムによっては、コ
マンドの絶対パスや設定方法が異なることがあります。 ご使用のワークステーションのマニュアル
をご覧ください。
■ リモートプリンタは通常 OpenWindows 上より Admintool を使って登録を行いますが、
Admintool を使って登録する方法は、出力先とキューの名称が同一になるため本製品では利
用できません。 リモートプリンタの登録を行う場合は、以下の方法で行ってください。
1. プリントキューを作成します。
(1) UNIX マシンに root でログインします。
# login root
(2) プリントサーバを登録します。
例)プリントキュー名を「pboxlp」という名前で登録する場合
# lpadmin -p pboxlp -m netstandard -o protocol=bsd -o dest=pbox:lp -v /dev/null
「:」の後ろに続く「lp」は、本製品の論理プリンタ名になります。
漢字フィルタをご利用になる場合は、下記を参考にして指定してください。
< 論理プリンタ機能 >
lp
直接出力用
sjis
シフト JIS 漢字出力用
euc
EUC 漢字変換出力用
※ EUC 漢字テキストデータを印刷する場合は下記のように設定する事で、直接 EUC 漢字
テキストデータを印刷することができます。
# lpadmin -p pboxeuc -m netstandard -o protocol=bsd -o dest=pbox:euc -v /dev/null
Copyright silex technology, Inc. All rights reserved
(3) プリントキューを有効にします。
# /usr/sbin/accept pboxlp
# /usr/bin/enable pboxlp
▼ SYSTEMV 系 UNIX Solaris 2.5x 以下の設定
Sun Microsystems 社の Solaris2.5x 以下から印刷するための設定を行います。
以下の説明は Sun Solaris2.4 を例にしています。OS のバージョンによっては、コマンドの絶対パ
スや設定方法が異なることがあります。 ご使用のワークステーションのマニュアルをご覧ください。
■ リモートプリンタは通常 OpenWindows 上より Admintool を使って登録を行いますが、
Admintool を使って登録する方法は、出力先とキューの名称が同一になるため本製品では利
用できません。リモートプリンタの登録を行う場合は、以下の方法で行ってください。
■ Solaris 2.x はシステムの仕様上、リモートプリンタとの接続が長期間滞った場合にエラーとみな
し、強制切断するようになっています。従って、印刷中に紙切れやオフラインなどのエラーによっ
て待ち時間が発生した場合には印刷が打ち切られてしまいます。
1. 本製品をプリントサーバとして登録します。
例:プリントサーバ「silex」を登録する場合
※「silex」は/etc/hosts で登録されたホスト名
(1) プリントスケジューラを停止します。
# /usr/sbin/lpshut
(2) プリントサーバを登録します。
# /usr/sbin/lpsystem -t bsd silex
2. プリントキューを設定し有効にします。
例:プリントキュー「silex_lp」、ホスト「silex」で、プリントキューを作成する場合
※「silex_lp」は任意の名前:印刷時に指定する出力先の名前 「silex」は/etc/hosts で登録され
たホスト名
(1) プリントキューを作成します。
# /usr/sbin/lpadmin -p silex_lp -s silex!lp
csh をご使用の場合は、「!」の代わりに「¥!」または「\!」としてください。
「!」の後ろに続く「lp」は、JC-CONNECT の論理プリンタ名になります。
漢字フィルタをご利用になる場合は、下記を参考にして指定してください。
Copyright silex technology, Inc. All rights reserved
< 論理プリンタ機能 >
lp
直接出力用
sjis
シフト JIS 漢字出力用
euc
EUC 漢字変換出力用
※ PowerPrint M-2500 の場合は、プリンタポートが 3 つありますので、論理プリンタは以下
の通りとなります。ご注意ください。
lp_p1
sjis_p1
シフト JIS 漢字出力用(パラレルポート 1)
euc_p1
EUC 漢字変換出力用(パラレルポート 1)
lp_p2
直接出力用(パラレルポート 2)
sjis_p2
シフト JIS 漢字出力用(パラレルポート 2)
euc_p2
EUC 漢字変換出力用(パラレルポート 2)
lp_s1
(2)
直接出力用(パラレルポート 1)
直接出力用(シリアルポート 1)
sjis_s1
シフト JIS 漢字出力用(シリアルポート 1)
euc_s1
EUC 漢字変換出力用(シリアルポート 1)
プリントスケジューラを起動します。
# /usr/bin/sh /etc/init.d/lp start
(3) プリントキューを稼働させます。
# /usr/sbin/accept silex_lp
(4) プリントキューを有効にします。
# /usr/bin/enable silex_lp
▼ SYSTEMV 系 UNIX HP-UX 9.x の設定
ヒューレットパッカード社の HP-UX から印刷するための設定を行います。以下の説明は、
HP-UX9.03 を例にしています。OS のバージョンによっては、コマンドの絶対パスや設定方法が異
なることがあります。ご使用のワークステーションのマニュアルをご覧ください。
1. 使用している HP-UX マシンに、リモートスプーラが設定されていない時は以下の設定を行って
ください。
(1) プリンタスプーラを停止します。
# /usr/lib/lpshut
Copyright silex technology, Inc. All rights reserved
(2) /etc/inetd.conf ファイルに以下の行を追加し、リモートスプーラを登録します。
# printer stream tcp nowait root /usr/lib/rlpdaemon -i
(3) inetd を再起動します。
# /etc/inetd -c
2. リモートプリンタを登録します。
例:プリントキュー「silex_lp」、ホスト「silex」で、プリントキューを作成する場合
※ 「silex_lp」は任意の名前:印刷時に指定する出力先の名前
「silex」は/etc/hosts で登録されたホスト名
(1) プリモートプリンタを登録します。
# /usr/lib/lpadmin -psilex_lp -mrmodel -ormsilex -orplp -ocmrcmodel -osmrsmodel
-ob3 -v/dev/null
「-orp」の後ろに続く「lp」は、JC-CONNECT の論理プリンタ名になります。
漢字フィルタをご利用になる場合は、下記を参考にして指定してください。
< 論理プリンタ機能 >
lp
直接出力用
sjis
シフト JIS 漢字出力用
euc
EUC 漢字変換出力用
※ PowerPrint M-2500 の場合は、プリンタポートが 3 つありますので、論理プリンタは以下
の通りとなります。ご注意ください。
lp_p1
直接出力用(パラレルポート 1)
sjis_p1
シフト JIS 漢字出力用(パラレルポート 1)
euc_p1
EUC 漢字変換出力用(パラレルポート 1)
lp_p2
直接出力用(パラレルポート 2)
sjis_p2
シフト JIS 漢字出力用(パラレルポート 2)
euc_p2
EUC 漢字変換出力用(パラレルポート 2)
lp_s1
直接出力用(シリアルポート 1)
sjis_s1
シフト JIS 漢字出力用(シリアルポート 1)
euc_s1
EUC 漢字変換出力用(シリアルポート 1)
Copyright silex technology, Inc. All rights reserved
(2) プリントキューを稼働します。
# /usr/lib/accept silex_lp
(3) プリントキューを有効にします。
# /usr/bin/enable silex_lp
(4) プリンタスプーラを起動します。
# /usr/lib/lpsched
▼ SYSTEMV 系 UNIX AIX 4.1.5 の設定
IBM 社の AIX から印刷するための設定を行います。以下の説明は、AIX4.1.5 を例にしています。
OS のバージョンによっては、コマンドの絶対パスや設定方法が異なることがあります。ご使用のワ
ークステーションのマニュアルをご覧ください。
1. 本製品をプリントサーバとして登録します。
例:プリントサーバ「silex」を登録する場合
※「silex」は/etc/hosts で登録されたホスト名
(1) プリントサーバを追加します。
# ruser -a -p silex
(2) リモートプリンタデーモンを起動します。
# startsrc -s lpd
# mkitab 'lpd:2:once:startsrc -s lpd'
2. :smit コマンドを利用してプリントキューの追加を行います。
(1) smit コマンドを起動し、「印刷待ち行列の追加」の項目へ移行します。
# smit mkrque
(2) 「接続タイプ」から「remote」(リモートホストに接続されたプリンタ)を選択します。
(3) 「リモート印刷のタイプ」から「標準処理」を選択します。
(4) 「標準リモート印刷待ち行列の追加」で以下の項目を設定します。
(下記以外の設定はご利用環境に応じて変更してください。)
例:プリントキュー「silex_lp」、プリントサーバ「silex」で、プリントキューを作成する場合
※ 「silex_lp」は任意の名前:印刷時に指定する出力先の名前
「silex」は/etc/hosts で登録されたホスト名
Copyright silex technology, Inc. All rights reserved
追加する待ち行列
[ silex_lp ]
リモートサーバのホスト名
[ silex ]
リモートサーバ上の待ち行列名
[ lp ]
リモートサーバ上の印刷スプーラのタイプ
[ BSD ]
リモートサーバ上のプリンタ名記述
[任意のコメント]
リモートサーバ上の待ち行列名の「lp」は、JC-CONNECT の論理プリンタ名になります。
漢字フィルタをご利用になる場合は、下記を参考にして指定してください。
< 論理プリンタ機能 >
lp
直接出力用
sjis
シフト JIS 漢字出力用
euc
EUC 漢字変換出力用
※ PowerPrint M-2500 の場合は、プリンタポートが 3 つありますので、論理プリンタは以下
の通りとなります。ご注意ください。
lp_p1
直接出力用(パラレルポート 1)
sjis_p1
シフト JIS 漢字出力用(パラレルポート 1)
euc_p1
EUC 漢字変換出力用(パラレルポート 1)
lp_p2
直接出力用(パラレルポート 2)
sjis_p2
シフト JIS 漢字出力用(パラレルポート 2)
euc_p2
EUC 漢字変換出力用(パラレルポート 2)
lp_s1
直接出力用(シリアルポート 1)
sjis_s1
シフト JIS 漢字出力用(シリアルポート 1)
euc_s1
EUC 漢字変換出力用(シリアルポート 1)
▼ BSD 系 UNIX 及び Linux 設定
Sun OS 4.x.x 等の BSD 系 UNIX から印刷するための設定を行います。
以下の説明は、SunOS4.1.3 を例にしています。OS のバージョンによっては、コマンドの絶対パス
や設定方法が異なることがります。ご使用のワークステーションのマニュアルをご覧ください。
Linux の設定は、基本的に BSD 系 UNIX と同様の設定方法になりますが、若干、異なる場合もご
ざいます。詳細については、Linux のマニュアルをご覧ください。
Copyright silex technology, Inc. All rights reserved
1. /etc/printcap ファイルに本製品を登録します。
例:プリントキューポート「silex_lp」 を登録する場合
silex_lp:¥ ・・・ <A>
:lp=:rm=silex:rp=lp:¥ ・・・ <B>
:sd=/usr/spool/silex_lp:¥ ・・・ <C>
:lf=/usr/spool/silex_lp/silex_lp_errs: ・・・ <D>
<各変数の意味>
<A>: プリンタ名を記述します。
<B> lp
: プリンタを接続するためのデバイスファイル名。
ネットワークの場合は指定する必要はありません。
rm : リモートプリンタのホスト名。
/etc/hosts ファイルに登録したホスト名を入力します。
rp
: リモートプリンタのプリンタ名。
本製品の論理プリンタ名で、lp、sjis、euc のいずれかを選択。
通常は、lp を指定します。
<C>: sd : スプールディレクトリ。絶対パスで指定します。
<D>: lf
: エラーログファイル。絶対パスで指定します。
<B>:"rp"で指定する、リモートサーバ上の待ち行列名の「lp」は JC-CONNECT の論理プリン
タ名になります。
漢字フィルタをご利用になる場合は、下記を参考にして指定してください。
< 論理プリンタ機能 >
lp
直接出力用
sjis
シフト JIS 漢字出力用
euc
EUC 漢字変換出力用
Copyright silex technology, Inc. All rights reserved
※ PowerPrint M-2500 の場合は、プリンタポートが 3 つありますので、論理プリンタは以下
の通りとなります。ご注意ください。
lp_p1
直接出力用(パラレルポート 1)
sjis_p1
シフト JIS 漢字出力用(パラレルポート 1)
euc_p1
EUC 漢字変換出力用(パラレルポート 1)
lp_p2
直接出力用(パラレルポート 2)
sjis_p2
シフト JIS 漢字出力用(パラレルポート 2)
euc_p2
EUC 漢字変換出力用(パラレルポート 2)
lp_s1
直接出力用(シリアルポート 1)
sjis_s1
シフト JIS 漢字出力用(シリアルポート 1)
euc_s1
EUC 漢字変換出力用(シリアルポート 1)
2. /etc/printcap ファイルに登録したスプールディレクトリとエラーログファイルを作成します。
例:スプールディレクトリ「silex_lp」及び、エラーログファイル「silex_lp_errs」を作成する場合
# mkdir /usr/spool/silex_lp ←スプールディレクトリ作成
# touch /usr/spool/silex_lp/silex_lp_errs ←エラーログファイル作成
# chown -R daemon /usr/spool/silex_lp ←オーナーを daemon に変更
# chgrp -R daemon /usr/spool/silex_lp ←グループを daemon に変更
3. lpd(プリンタデーモン)が起動しているかどうかを調べます。
# ps aux | grep lpd
lpd が動作していない場合、スーパーユーザのアカウントで下記のコマンドを実行してください。
# /usr/lib/lpd&
Copyright silex technology, Inc. All rights reserved