( howto No.22 ) Blaster ウィルスの駆除と予防 AzbyClub 通信 ( 号外 ) 2003 年 8 月 14 日号より Blaster ウイルス(ワーム)は Windows XP、Windows 2000 を搭載したパソコンを ネットワークに接続しているだけで感染するため、対策を行わないと非常に危険です。 下記[1]の症状が発生する場合は、下記[3]をご参照いただけば Blaster ウイルス(ワーム) の駆除が出来ます。 また、感染症状が見られない場合でも、下記[3]の方法で予防することをお薦めいたします。 [1] 感染した場合の症状事例 ・パソコンが勝手に再起動する。シャットダウンする。 ・起動時に「RPC サービスが異常終了しました。」というメッセージが表示され、 再起動する。 [2] 該当機種 下記の OS を搭載した全ての FMV シリーズが対象となります。 ・Windows XP Professional ・Windows XP Home Edition ・Windows XP Tablet PC Edition ・Windows2000 Professional ※Windows 98、Windows 98 SE、Windows Me はこのウイルスの影響を受けま せん。 [3] Blaster ウイルス(ワーム)に感染した場合の復旧方法/予防方法 ※更に詳しい説明はマイクロソフト社のホームページをご覧ください。 ・Windows XP 用 http://www.microsoft.com/japan/technet/security/virus/blasterE_xp.asp ・Windows 2000 用 http://www.microsoft.com/japan/technet/security/virus/blasterE_nt4w2k.asp 1. パソコンに接続されている通信回線(LAN ケーブル、電話線)を外します。 ⇒Windows XP の場合 2. Windows XP 標準のファイアウォール機能を使用し、必要なポートだけを開放する 設定を行います。 (1)[スタート]ボタンをクリックし、[コントロールパネル]を開きます。 (2)[ネットワーク接続]を開きます。 (3) 利用しているネットワークアイコン(標準はローカルエリア接続)を 右クリックし、[プロパティ]を開きます。 (4)[詳細設定]タブをクリックし、[インターネットからこのパソコンへの アクセスを制限したり防いだりして、パソコンとネットワークを保護する] チェックボックス(□)をクリックし、チェックを入れて[OK]ボタンを クリックします。 ⇒Windows 2000 の場合 2. 分散 COM(DCOM)を一時的に無効にします。 (1) [スタート] から[ファイル名を指定して実行]を開きます (2) 名前欄に dcomcnfg と入力し[OK]ボタンをクリックします。 (3) [規定のプロパティ] タブを表示し、 [このコンピュータ上で分散 COM を有効にする]チェックボックス(□)を オフにして、[OK]ボタンをクリックします。 3. Ctrl キー、Shift キーを押しながら Esc キーを押し、[タスクマネージャ] を起動します。 4.[プロセス]タブを開きます。[イメージ名]の欄に、"msblast.exe" プログラムがある場合、そのファイル名"msblast.exe"をクリックし、 [プロセスの終了]ボタンをクリックします。 5. 4.で"msblast.exe"がなく、[1]の症状が該当しない方は、[×]ボタンを クリックし、[タスクマネージャ]を終了して、8.に進んでください。 6.[タスクマネージャの警告]が表示されますので、[はい]をクリックします。 7. "msblast.exe"プログラムが消えたことを確認し、 [×]ボタンをクリックして、[タスクマネージャ]を終了します。 8. 通信回線(LAN ケーブル、電話線)をパソコンに接続し、インターネットに接続 します。 9. ウイルスの駆除を実行します。 セキュリティソフト会社より駆除ソフトをダウンロードして、駆除を行います。 セキュリティソフトの使用方法につきましては、「使用上の注意」をよく読み、 自己の責任において使用してください。 ・主な修復ツール提供サイト 日本ネットワークアソシエイツ社: http://www.nai.com/japan/virusinfo/stinger.asp トレンドマイクロ社: http://www.trendmicro.co.jp/esolution/solutionDetail.asp?solutionId=4700 シマンテック社: http://www.symantec.com/region/jp/sarcj/data/w/w32.blaster.worm.removal.t ool.html 10. マイクロソフト社の Windows Update にアクセスし、修正モジュールを ダウンロードして、画面の指示にしたがってインストールを行います。 Windows Update にアクセスするには、[スタート]ボタンをクリックし、 [すべてのプログラム](Windows XP のみ)→[Windows Update]を クリックしてください。 (サーバーの混雑状況によってはダウンロードに時間がかかる時があります) 11. Windows XP では、全ての作業が終了しましたら、2.のファイアウォールの 設定を元にもどしてください。 Windows 2000 では、[このコンピュータ上で分散 COM を有効にする] チェックボックス(□)をオンにして、[OK]ボタンをクリックします。
© Copyright 2024 Paperzz