平成27年度 県立みなみのかぜ支援学校 学校評価報告書

平成27年度
県立みなみのかぜ支援学校
学校評価報告書
◎ 学校経営ビジョン
ノーマライゼーションの理念に基づき、全ての教職員が鋭い人権感覚を持ち、一人一人の児童生徒に対して専門的な教育を充実させ、将来
の自立や社会参加の基礎となる力を育てることで、保護者や地域から信頼され、笑顔あふれる学校を目指す。
また、共生社会(誰もが相互に人格と個性を尊重し合い、人々の多様な在り方を相互に認め合える全員参加型の社会)の形成に向けたイン
クルーシブ教育システム構築のための特別支援教育の推進を全職員で進めていく。
【本年度の重点目標】
学校関係者評価の視点
1笑顔あふれる学校作り
2子どもが変わる確かな指導
3組織体制を重視した教育活動「組織(チーム)を意識した
指導体制」
4ひまわり学園等関係機関との連携
目
標
具体的取組事項(P)
評価基準
・自己評価項目や指標等の妥当性 A:大変良い
・自己評価結果の妥当性
必要
・成果と改善策の設定の妥当性
実際の取組と成果(D)
自己
評価
① ①教師自ら笑顔でのあいさつの ・児童生徒会役員のほとんどが挨
笑
顔
あ
ふ
れ
る
学
校
作
り
励行に努める。
拶運動や清掃の放送当番に責任を
持って取り組むことができた。
②明るく元気で、主体的に取り ・交流教育は小中とも計画どおり
組める授業の工夫に努める。
実施できた。
・居住地校交流は相手校との連携
③楽しいコミュニケーションを増 が取れて全員実施できた。
やせる場の設定に努める。
・PTA懇親会は163名が参加し
た(昨年比7名増。小56名、中45
名、高63名)。美化作業も141名
の保護者が参加し実施した。
・虹色祭のバザーにおいて、販売や
買い物の経験ができ好評だった。
②
子
ど
も
が
変
わ
る
確
か
な
指
導
①「個別の指導計画」「個別の教
育支援計画」「個別の移行支援計
画」を十分に活用できるような
取組を行う。
③
組
織
体
制
を
重
視
し
た
教
育
活
動
①学部・学年会や校務分掌部会
を基盤とした組織力を意識した
取組を行う。
④
関
係
機
関
と
の
連
携
①隣接するひまわり学園を保護
者同様の意識のもとで連携を図
る。
・個別の指導計画や学級経営案の書
式の見直しや個別面談の実施時期に
ついて検討しつつある。
・参観日の福祉事業所説明会に62
名の参加があった(小6名、中14名、
②小・中・高12年間を見渡し、 高42名)。また、中学部や高等部保
計画的にキャリア教育を推進し、 護者を対象に進路研修を実施するこ
勤労観・職業観を育成する。
とができた。
・
「進路学習計画」が完成し、各年
③「ほめる教育」を充実させ、
計画的に実施している。
児童生徒が自信を持って自主的
・校内研修において、各学部で大
に取り組めるよう支援する。
学との連携を行い、有意義な研修が
実施できた。
②組織(チーム)で児童生徒を
育てることを意識する。
②ケース会や連絡会を設けるこ
とで、福祉と教育の連携共通理
解を図る。
・全国障害者スポーツ大会や「めざ
パラ」に職員の協力により参加し、
生涯スポーツにつながる取組ができ
た。
・地域への理解啓発を目的としたフ
ォーラムやセンター的機能充実事業
により、有意義な研修が実施でき、
示唆を与えていただいた。
・小中学部PTAの視察研修は同じ
法人の生活介護や就労移行を見学
し、各の違いが分かり好評だった。
・各種作品展は、学部で協力しなが
ら計画的に進めることができた。展
示内容も見応えがあったとの感想が
あった。
・各学期ごとにひまわり学園と連絡
会を実施し、児童生徒の情報交換が
できた。
・ひまわり学園生について、1学期
当初下校経路や衣類返却などで混乱
が見られた。
・関係機関と連携しながらケース会
を随時開催し、共通理解を図ること
ができた。
・虹色祭やエイサー鑑賞会をはじ
め、教育アシスタントと連携し、様
々な行事等を運営することができ
た。
B
B
B
B
B:良い
改善策(A)
C:努力が必要 D:改善が
関係者
具 体 的 意 見
評価
・これまで以上に学級
担任との連携を密にし、
忘れることがないよう
な手立てを講じる。
・交流教育については、
相手校の負担にならな
いよう進めていく。
A
・あいさつは、子どもと
関わる時間が長い先生方
の態度が影響する。玄関
を入ったところで様子が
分かるが、この学校はそ
れが実践されている。
・居住地校交流は、地域
とのつながる貴重な機会
である。今後とも育てて
いってほしい。
・長期休業中に各種書
式の検討を行う。
・進路学習計画の系統
性について、学部内で
見直しや改訂を進める。
・本年度の校内研修を B
次年度どのようにつな
げていくか検討する必
要がある。
・個別の指導計画等を見
直していく中で、学校全
体で共通理解することが
必要になる。今後は、評
価を保護者にこまめに伝
える工夫が必要である。
・事業所説明会や研修会
等、良機があるにもかか
わらず、保護者の出席率
がふるわない。学級担任
の先生からも一押しして
ほしい。
・センター的機能充実
事業などで得た助言を
整理して教育活動に活
かしていく。
・今後もPTA視察研
修においては、進路指
導主事と連携し情報収
集に努める。
・作品展では、今後も
清武文化会館や市立図
書館など関係機関と連
携しつつも、諸機関が
負担とならないよう配
慮しながら進める。
B
・数年前は担当の先生だ
けが取り組んでいたこと
が、組織的な関わりとし
て充実してきている。
・外部に子どもたちの活
躍の場を増やそうとして
いることが分かる。各成
果の裏付けととらえる。
・作品展は子どもたちの
励みになる。作品を見に
行くと家庭とは違う我が
子の様子が感じられ、成
長を感じる。
・教務主任が返却衣類
の伝票を準備したり、
校内LANを活用した
り工夫することで改善
した。学園との行き違
いが生じないように気
を付ける。
B
・今後も必要に応じて
ケース会を実施し、情
報交換しながら児童生
徒の支援に当たりたい。
・事業所としては、進路
選択の際、相談事業所が
中間に入るため、子ども
の様子が分かりにくい。
ひまわり学園との連携は
今後もお願いしたい。
・多種多様なケース会を
開きながら子どもの指導
ができている。今後も臨
機応変なケース会を実施
してほしい。