事 業 報 告 書

平 成 21 年 度
事 業 報 告 書
財団法人 馬事文化財団
目
Ⅰ
次
根岸競馬記念公 苑の事業
1
馬の博物館
1
1
⑴
特別展示等
1
⑵
テーマ展
1
⑶
常設展示
1
⑷
馬事博物資 料等の調査・研究
2
⑸
馬事博物資 料等に関する印刷物の編集及び刊行
2
⑹
馬事博物資 料の収集
2
①
購入した 資料
2
②
寄贈を受 けた資料
3
⑺
資料の貸出
3
⑻
資料の管理 ・保管
3
⑼
普及イベン ト
3
①
「夏休み 自由研究相談」、「工作 教室」
3
②
クリスマ ス特別企画「おはなし クリスマス 2009」
4
⑽
2
馬に関する 講習等
習
4
①
講
②
学芸員課 程学生の博物館実習等
4
③
外国人研 修生のインターンシップへの協力
4
馬展示事業
4
4
⑴
馬等の展示
4
⑵
馬による体 験学習
5
①
乗馬デー の開催
5
②
体験学習 講座の開催
5
③
にんじん タイムの開催
5
④
その他の 協力
5
⑶ 春秋特別催 物の開催
5
⑷ 展示馬及び 厩舎の管理等
6
3
入館者・入苑者
6
4
施設の管理運 営及び公苑の整備
7
5
馬文化の保存
7
⑴ 馬事伝統行 事保存事業
7
⑵
6
Ⅱ
伝統馬事芸 能紹介事業
その他の協力
7
7
JRA競馬博物 館の事業
7
展示及び調査 ・研究
7
1
⑴
ギャラリー
7
⑵
テーマコー ナー
8
⑶
特別展示室
8
⑷
エントラン スホール
8
⑸
移動展示
8
⑹
常設展示の 改修
9
⑺
映像ホール
9
⑻
競馬博物資 料等の調査・研究
10
⑼
寄贈を受け た主な資料
10
⑽
資料の収集 及び収蔵物の管理・保存
10
⑾
その他の協 力
11
2
案内業務及び 入館者
11
Ⅲ
広報活動
12
Ⅳ
JRA賞馬事文 化賞候補作品の情報収集
13
Ⅴ
庶
13
1
務
役員等に関す る事項
13
⑴
役
員
13
⑵
評議員
13
⑶
参
13
⑷
職員及び組 織図
14
理事会及び評 議員会
14
2
与
⑴
理事会
14
⑵
評議員会
14
平成21年度
事
業
報
告
平成 21 年度における事業の実施については、事業計画に基づき当財団寄附
行為第3条の目的を達成するため、根岸競馬記念公苑 馬の博物館においては、
博物館法による登録博物館として馬に関する学術や文化の発展に寄与するよ
うに努め、また、JRA競馬博物館においては、競馬ファンの期待に応え、
競馬の社会的また文化的発展のため、積極的な活動を行いました。
Ⅰ 根岸競馬記念公苑の事業
1 馬の博物館
⑴ 特別展示等
春の特別展示では、横浜開港 150 周年に併せて、開港の翌年から横浜
で始まった洋式競馬を中心に、日本の近代化とともに発展・成長した
明治期の日本競馬事情を紹介しました。
秋の企画展示では、サーカスの原点である曲馬に焦点を当て、わが
国古来の伝統曲馬と西洋から移入したサーカス、やがて和洋が融合し
たサーカスの歴史を紹介、特別編としてシャガールが描いたサーカス
の絵画を展示しました。
展示期間
展示タイトル
展示場所
春
横浜開港 150 周年記念
4.25∼6.7
第2・3展示室
文明開化と近代競馬
季
秋
10.10∼11.29 馬のサーカス・大曲馬
第2・3展示室
季
⑵
テーマ展
展示期間
展示タイトル
(第3展示室)
1
1. 6∼2.22
古式競馬
馬券発行 120 年の歩み
2
2.25∼4.19
狩野派の描く馬
馬の切手
3
4
5
⑶
展示タイトル
(第2展示室)
平治の乱 850 年
馬の紙幣
伊勢平氏の栄華と滅亡
平治の乱 850 年
8.12∼10.4
馬の工芸
源氏の栄光と影
絵から飛び出す白い馬
12.5∼12.25 馬具が語る東アジア
6.13∼8.9
∼ジェリコーから東山魁夷まで∼
常設展示
1
展示場所
1
2
3
第1展示室
第2展示室
第4展示室
展 示 物
根岸競馬の歴史・皇室と競馬等
曲がり家・明治天皇御料馬車
ウマの進化・馬と人との関わり
⑷
馬事博物資料等の調査・研究
目
的
場
所
特別展「馬に関わる展覧会
1 (平成 22 年)」開催に関する
九州国立博物館
調査協力
2 中川コレクション・馬のコイン調査 当館・古代オリエント博物館
平成 22 年度特別展に関する
3
行田市郷土博物館他
調査・出品交渉
甲府城山手御門
中世城館跡出土馬骨に関する
4
駿府城跡発掘事務所
資料撮影
葛飾区郷土と天文の博物館
⑸
馬事博物資料等に関する印刷物の編集及び刊行
種
類
印 刷 物
1
2
3
図
図
図
録
録
録
文明開化と近代競馬
馬のサーカス・大曲馬
中川コレクションⅡ コイン編
⑹
馬事博物資料の収集
資料の購入は、財団法人日本中央競馬会弘済会から助成を受け、行
いました。
① 購入した資料(1点 50 万円以上)
資
料
名
1
2
3
4
5
東海道図屏風 6曲1双
野馬図屏風 6曲1双
刀装具「馬具図小柄」 1本
刀装具「二疋馬図二所物」 1具
線刻早馳明神鏡像 1面
6
7
8
9
10
レリーフ「供養者とペガサス」 1点
リトグラフ シャガール画「明るい花束」 1点
リトグラフ シャガール画「青い横顔」 1点
リトグラフ 東山魁夷画「芒野」 1点
掛軸 久隅守景筆「王昭君図」 1幅
2
②
寄贈を受けた資料
1
2
3
4
5
⑺
資
料
名
風呂敷「セントライト号三冠達成記念品」 1点
渋谷競馬振興会館(プラザエクウス)所蔵の一部資料 1式
心斎橋競馬振興会館(Gate J.)所蔵の一部資料 1式
全国の馬頭観音写真一覧アルバム 1式
シルクハット(馬場馬術用) 5点
資料の貸出
貸出資料名
1
賤ヶ岳合戦図屏風
2
埴輪馬、騎馬傭、轡等他 13
貸 出 先
貸出期間
米沢市上杉博物館
2.18∼3.29
MIHO MUSEUM
岡山市立オリエント美術館
2.25∼9.18
古代オリエント博物館
3
流鏑馬図巻
4
釈迦出城図レリーフ他 2
5
ウェスタン鞍
6
厩坂図会他 12
7
北海道和種ブロンズ像他 7
広島県立美術館
4.8∼6.10
MIHO MUSEUM
日本中央競馬会
馬事公苑
南相馬市博物館
7.2∼8.27
9.17∼9.26
東京農業大学
「食と農」の博物館
11.13∼11.27
9.25∼12.9
⑻
資料の管理・保管
新規登録の図書・写真・博物資料を資料管理情報システムに入力し
ました。
害虫対策として、収蔵庫の燻蒸消毒及び展示室の床面消毒を実施し
ました。(9月 27・28 日)
所蔵資料を種別に整理・保管するため収納棚を制作し、収蔵庫内に
設置しました。
⑼
普及イベント
① 「夏休み自由研究相談」、「工作教室」
夏休み期間中の子供向け企画として、下記の3つの行事を実施
しました。
○ 「自由研究相談」の時間を設け、馬に関する質問や宿題等の
相談に応じました。(7月 26 日、8月 2,9,16,23 日)
○ 馬のペーパークラフトを組み立てる「工作教室」を計3回実
施しました。(7月 26 日、8月 2,16 日)
3
○
粘土で馬の置物をつくる「工作教室∼馬の置物をつくろう∼」
を2回実施しました。(8 月 9,23 日)
② クリスマス特別企画「おはなし クリスマス 2009」
12 月 20 日に、加藤みどり氏(声優)他による子供向けのよみ
きかせのイベントを実施しました。
⑽
2
馬に関する講習等
① 講 習
地方競馬の騎手養成機関や装蹄師教育センター研修生などの教
育カリキュラムの中に「財団の見学」が組み込まれており、来苑
の際は馬文化や競馬の歴史・博物資料等について講義を実施しま
した。
一方、畜産・獣医学などの専攻科目を有する大学(東京農業大
学・日本獣医生命科学大学)の校外学習の受け入れに積極的に応
じ、見学学生の専門分野に合わせた適宜説明、案内に努めました。
② 学芸員課程学生の博物館実習等
6大学より6名の実習生を受け入れました。(8月 7 日∼16 日)
③ 外国人研修生のインターンシップ(職業体験・研修)への協力
とちぎ日独協会の依頼によりドイツからの研修生 1 名のインタ
ーンシップに協力しました。(8月 25 日∼9月 10 日)
馬展示事業
⑴ 馬等の展示
博物館活動の一環として、実馬展示を実施しました。
① 多品種の馬を繋養し、馬場・芝生広場での放牧や騎乗等の他、馬
の飼養管理を公開し、馬の行動を観察できる環境を整えました。
繋 養 馬 一 覧 表 (平成 21 年 12 月 31 日現在)
馬
名
品
種
性
別
毛色
体高
生年月日
ウィリアムテル
サラブレッド
騸
鹿
毛
162cm
2005.4.29
ペルニー
ダルタニアン
ジャスミン
中半血
サラブレッド
セルフランセ
アメリカン・
ミニチュアホース
騸
騸
牝
茶
鹿
鹿
斑
毛
毛
102cm
162cm
160cm
1998
1997.3.28
1995.3.22
牝
栗
毛
76cm
1993.6.22
マーカス
ハフリンガー
騸
1992.5.4
中半血
騸
花
毛
毛
141cm
ブラムストーカー
尾
栗
鹿
169cm
1990
ロビンフッド
アングロアラブ
騸
鹿
毛
162cm
1990.4.11
マロン
4
⑵
⑶
馬による体験学習
児童、生徒等に対する教育普及活動の一環として、馬事知識の普及
を図るとともに、動物愛護の精神をかん養することを目的に、展示馬
を活用して、以下の体験学習を実施しました。
① 乗馬デーの開催
毎月第3日曜日(4∼10 月は第1日曜日も実施)を『乗馬デー』
とし、引き馬による体験乗馬と馬車の試乗会を開催しました。
なお、『乗馬デー』は、当日に馬の博物館へ入館した方を対象とし、
博物館の入館者増加を期することとしました。
② 体験学習講座の開催
成人を対象とした生涯学習『馬総合講座』
(3日間)を開催しまし
た。内容は、馬房の清掃、乗馬、馬の手入れ等の体験学習と『馬の
博物館』『JRA競馬博物館』での博物資料講義の他、競馬観戦(東
京競馬場)と多岐にわたり実施しました。
また、小学校高学年を対象に、馬に関する基礎的な知識の学習や
馬房の清掃、体験乗馬、馬の手入れ等を行う『夏休み一日愛馬教室』
を夏休み期間中に3回実施しました。
③ にんじんタイムの開催
毎週土曜日給餌体験を通して、馬に親しむ機会を提供しました。
④ その他の協力
保育園・小学校等からの要請により、にんじん給餌及び触れ合い
等を実施しました。
また、神奈川県立相原高等学校から依頼を受け、生徒1名のイン
ターンシップに協力しました。(7月 29 日∼8月2日)
さらに、横浜市立立野小学校個別支援学級に対しては、7月∼12
月の間に、計7回の触れ合い体験を実施しました。
春秋特別催物の開催
春季は『馬とあそぼうこどもの日』、秋季には『馬とのつどい 2009』
を開催しました。このイベントに春季は、日本中央競馬会競馬学校の
協力を得て『装蹄の実演』の他、日本の馬にちなんだ伝統馬事芸能の
紹介として岐阜県の坂下花馬保存会による『花馬祭り』の披露を、秋季は、
日本中央競馬会馬事公苑の協力を得てアンダルシアンの演技『ホース
ダンス』と弦巻騎道スポーツ少年団による『軽乗』の他、岩手県のチ
ャグチャグ馬コ保存会による『チャグチャグ馬コ』を披露しました。
5
月日
催
5.5
物
内
容
花馬祭りの披露、装蹄の実演、馬・馬車
の試乗会、大道芸、野点体験 他
ホースダンス・軽乗・チャグチャグ馬
コの披露、馬・馬車の試乗会 他
馬とあそぼうこどもの日
10.17 馬とのつどい 2009
⑷
3
展示馬及び厩舎の管理等
展示馬の伝染病予防接種など防疫管理や健康管理を行うとともに、
厩舎の定期消毒・害虫駆除を行うなど衛生管理に努めました。
入館者・入苑者
平成 21 年度の総入館者数は、入苑者数はやや減少したものの、前年に
比べ約8%の増加となりました。
これは特に、展示内容はもとより、体験乗馬の参加者を入館者限定と
したことや、団体見学が増加したことなどが主な要因とみられます。
区分
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
月
月
月
月
月
月
月
月
月
月
月
月
平成
21 年
計
平成
20 年
計
対前年
比(%)
開館
日数
馬 の 博 物 館
入 館 者 数
根岸競馬記念公苑
開苑
日数
入苑者数
(概数)
1日
平均
24
23
28
26
28
25
28
26
27
28
26
24
12,230
17,680
20,400
41,080
23,650
13,700
12,610
11,010
21,440
28,670
18,730
12,030
510
769
729
1,580
845
548
450
423
794
1,024
720
501
大人
小人
団体
24
22
28
22
28
21
28
25
27
24
26
18
616
1,047
1,477
2,190
2,291
560
858
866
1,088
1,808
966
568
268
351
489
629
1,241
212
267
439
448
934
331
184
10
286
356
2,226
734
266
165
111
70
1,175
526
183
894
1,684
2,322
5,045
4,266
1,038
1,290
1,416
1,606
3,917
1,823
935
1日
平均
37
77
83
229
152
49
46
57
59
163
70
52
293
14,335
5,793
6,108
26,236
90
313
233,230
745
298
13,703
5,184
5,362
24,249
81
317
247,860
782
98.3
104.6
111.7
113.9
108.2
111.1
98.7
94.1
95.3
*1日最高入館者
*1日最高入苑者(概数)
合計
2,284 人(5月5日)
6,010 人(4月4日)
○教育団体等の見学者数について
6
4
保育園
幼稚園
338
940
児童
団体
44
小学校
中学校
1,204
166
高校
大学
416
特別支援
学校
107
一般
2,832
競馬
関係
61
施設の管理運営及び公苑の整備
公苑内の警備や建物の総合管理業務等は各業者に委託し実施しました。
また、草花の植栽や樹木の剪定などを行い公苑の美化に努めました。
5
馬文化の保存
⑴ 馬事伝統行事保存事業
我が国に古くから伝わる馬に係わる伝統行事等の保存並びに振興を
図るため、馬事伝統行事を行う 43 団体に対して助成金交付を予定して
いましたが、1団体休止したため最終的に 42 団体に交付しました。
また、馬事伝統行事で使用する馬具等の修理・更新を行う4団体に
助成金を交付しました。
⑵ 伝統馬事芸能紹介事業
競馬場などの競馬関連施設において、全国各地の馬に係わる伝統芸
能の上演を中心とした各種催しを全国 24 箇所で行いました。
6
その他の協力
6月 13 日に、秋篠宮殿下が役員を務める「生き物文化誌学会」が、馬
をテーマにしたシンポジウムを横浜開港記念会館で開催し、準備から当
日の出演も含め積極的に協力しました。
Ⅱ JRA競馬博物館の事業
1 展示及び調査・研究
春季は、ファン投票によって上半期の競馬を締めくくり、50 回を数え
た「宝塚記念」を題材にして「第 50 回アニバーサリー 宝塚記念展」
を開催しました。開催期間中は特に競馬歴の長いファンを中心に 、多く
の来館者が観覧しました。
一方秋季は、今年開場 40 周年を迎えた栗東・昨年 30 周年を迎えた美
浦両トレーニング・センターの永年の蹄跡をたどり、その意義と功績を
伝える「強い馬作りの拠点∼トレーニング・センター展」を開催、貴重
な資料を展示しました。競馬ファンの興味をひく内容とあって、多くの
来館者の関心が集まりました。
⑴
ギャラリー
7
展示期間
⑵
1
H20.12.11∼4.19
2
4.25∼7.5
3
7.18∼10.4
4
10.10∼11.29
5
12.5∼H22.4.18
テーマコーナー
展示期間
H20.10.8
1
∼2.5
2
2.7∼3.29
3
4.1∼10.4
4
10.7∼H22.2.4
⑶
⑷
⑸
展示タイトル
より やす
有馬頼 寧 と有馬記念展
第 50 回アニバーサリー 宝塚記念展
第6回ホースフォトグラフ展
今井壽惠さん追悼展
強い馬作りの拠点∼トレーニング・センター
展 (社)中央競馬振興会と当財団共催
第7回ホースフォトグラフ展
石山勝敏・浜野祐子・橋本健の世界
展示タイトル
競馬に携わる人たち パート9
ゼッケン製作編
2008 年度JRA賞展
競馬に携わる人たち パート 10
レーシングプログラム・競馬雑誌編
競馬に携わる人たち パート 11 競馬中継編
特別展示室
展示期間
1
4.25∼7.5
2
10.10∼11.29
展示タイトル
第 50 回アニバーサリー 宝塚記念展
強い馬作りの拠点∼トレーニング・センター
展 (社)中央競馬振興会と当財団共催
エントランスホール
展示期間
展示タイトル
H20.11.22
1
第 28 回ジャパンカップ展
∼1.29
2009 年度新人騎手紹介展 & 2008 年度 JRA 賞
2
2.14∼5.21
最多勝利新人騎手受賞 三浦皇成展
3
4.25∼ 7.5
第 50 回アニバーサリー 宝塚記念展
4
5.24∼ 7.5
第 76 回日本ダービー展
5 10.10∼11.15
史上初の 1000 勝騎手・保田隆芳追悼展
6 10.10∼11.29
強い馬作りの拠点∼トレーニング・センター展
7 11.21∼12.27
第 29 回ジャパンカップ展
移動展示
8
展示期間
展示タイトル
1
4.25∼10.18
JRA 競馬 博 物館 所蔵 資 料
展GⅠ(JpnⅠ)プレイ
バック 2008 年 春競馬編
2
10.24
∼H22.4
GⅠ(JpnⅠ)プレイ
バック 2008 年 秋競馬編
3
12.5
∼H22.1.24
強い馬作りの拠点
∼トレーニング・センター展
展示場所
東京競馬場
フジビュースタン
ド3F (ウェストホ
ール両脇)
東京競馬場
フジビュースタン
ド3F (ウェストホ
ール両脇)
阪神競馬場
アメニティホール
⑹
常設展示の改修
第 76 回日本ダービー優勝馬ロジユニヴァース号の展示パネル及び
第 29 回ジャパンカップ優勝馬ウオッカ号の優勝者関係資料、平成 21
年度リーディングサイアー等を更新改修しました。
また、常設展示機器「重賞競走ビデオ BOX」には、平成 21 年度分の
重賞競走映像を、「よみがえる名馬」には、平成 20 年に新たに顕彰馬
に選出されたディープインパクト号の映像を追加しました。
なお、1階メモリアルホールの顕彰馬展示ケース内の経師等の更新、
2階第1・第2・第3展示室の展示解説英文キャプション等の追加、
2階第2展示室の各種展示解説パネルの更新、発馬機の部分改修
(「JSS95 型」から「JSS30 型」に)、ライディングビジョンの改修(機
器更新)、サラブレッドサイアーライン(機器更新・年度代表馬および
英文追加)、勝負服作成装置(機器更新・英文追加)を日本中央競馬会本
部工事によって行いました。
⑺
映像ホール
映像設備整備事業として、第3作となる立体全周映像「チャッピー
とエミの大冒険∼サラブレッドの始祖を求めて∼」を制作し、東京競
馬秋季開催中の 11 月 21 日より上映を開始しました。
① 1月4日∼11 月 15 日(ただし、金曜日は3月6日∼11 月 13 日)
立体全周映像作品第2作「未来への絆」とプロジェクターによるビ
デオを上映しました。
水・木・金曜日・祝日―――――立体全周映像上映
場外発売日―――午前立体全周映像、午後プロジェクター上映
東京開催土・日曜日――――立体全周映像上映
② 11 月 21 日∼12 月 27 日(ただし金曜日は 11 月 27 日まで)
立体全周映像作品第3作とプロジェクターによるビデオを上映しま
9
した。
水・木・金曜日・祝日――――立体全周映像上映
場外発売日―――午前立体全周映像、午後プロジェクター上映
東京開催土・日曜日―――――立体全周映像上映
○上映品目
[立体全周映像]
上映期間
タイトル
1.4∼11.15 未来への絆(2008 年作品)
チャッピーとエミの大冒険
11.21∼12.27
∼サラブレッドの始祖を求めて∼(2009 年作品)
[プロジェクター]
上映期間
タイトル
名馬物語
①グラスワンダー、タニノチカラ、エアグルーヴ、ヒカルイマイ
1.4
②エルコンドルパサー、カブラヤオー&テスコガビー、ライスシャワー、テイエムオペラオー
∼12.27
③スペシャルウィーク、キタノカチドキ、ミホノブルボン、サイレンススズカ
※場外発売日のみ①∼③作品のうち2作品を選定し上映
⑻
⑼
競馬博物資料等の調査・研究
○ 一昨年より、日本各地に散在している貴重な競馬資料及び日本中
央競馬会の競馬場など各事業所や、馬産地の郷土資料館などが所有
している競馬関連資料(絵画、彫刻、書籍等文化資産)の情報を調
査し、体系的にまとめる「競馬等関係資料調査」を進めてきました
が、本年は、日本中央競馬会の7事業所(京都・阪神・中京・小倉
各競馬場、栗東トレーニング・センター、日高・宮崎両育成牧場)
の競馬等資料調査を実施しました。
○ 『第 50 回アニバーサリー 宝塚記念展』、『強い馬作りの拠点∼ト
レーニング・センター展』など特別展示開催のため、日本中央競馬
会各事業所・厩舎等、日本中央競馬会図書室、馬の博物館において
調査を行いました。
○ 『競馬に携わる人たち展』開催のため、JRAファシリティーズ
㈱〔レーシングプログラム製作〕、㈱中央競馬ピーアール・センター
〔『優駿』製作〕、㈱マイ・プラン〔テレビ競馬番組製作〕、ラジオ
NIKKEI〔ラジオ競馬番組製作〕 b、グリーンチャンネル〔競馬番
組製作〕、等で調査を行いました。
寄贈を受けた主な資料
10
資
料
名
1 第 76 回日本ダービー優勝馬馬主服
2 第 76 回日本ダービー優勝騎手使用鞭
3 第 29 回ジャパンカップ優勝馬馬主服
4 第 29 回ジャパンカップ優勝騎手使用鞭
5 渋谷競馬振興会館(プラザエクウス)所蔵資料 179 件
6 心斎橋競馬振興会館(Gate J.)所蔵資料 95 件
7 エイシンデピュティ号宝塚記念優勝馬衣
8 グリーンチャンネル テレビカメラ
9 シンザン号調教用蹄鉄 4点
10 ニューマーケット調教場地図 2点 長嶋晃氏(イギリス)寄贈
上原博之きゅう舎オリジナル携帯電話ストラップ 2点 上原
11
博之氏(茨城県)寄贈
⑽
⑾
2
資料の収集及び収蔵物の管理・保存
○ 英ダービー優勝馬及び英ダービー版画の収集を行いました。
○ 競馬を描いた版画等の収集を行いました。
○ 収蔵資料の燻蒸消毒による保存、整理等を行いました。
○ 図書・博物資料を資料管理情報システムに入力しました。
その他の協力
9 月 28 日、日本中央競馬会広報部による競馬専門紙協会の施設見
学を迎え、「競馬博物館について」というテーマのもと、立体全周映
像上映・館内案内等を実施しました。
案内業務及び入館者
総合案内所をはじめ館内各所にインストラクターを配置し入館者に対
し案内業務を行いました。
月
開 館
日 数
入館者数
1日平均
入館者数
備
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10 月
18 日
16 日
21 日
22 日
23 日
20 日
15 日
22 日
21 日
23 日
4,916 人
9,905 人
5,320 人
7,392 人
17,601 人
8,130 人
2,819 人
3,846 人
4,108 人
10,647 人
273 人
619 人
253 人
336 人
765 人
407 人
188 人
175 人
196 人
463 人
開催日
開催日
開催日
開催日
開催日
開催日
開催日
開催日
開催日
開催日
1日
7日
0日
2日
10 日
4日
0日
0日
0日
7日
場外発売
場外発売
場外発売
場外発売
場外発売
場外発売
場外発売
場外発売
場外発売
場外発売
11 月
21 日
16,538 人
788 人
開催日
9日
場外発売
11
考
2日
平日
平日
平日
平日
平日
平日
平日
平日
平日
平日
9日
8日
12 日
14 日
13 日
12 日
9日
12 日
12 日
14 日
0日
平日
12 日
8日
1日
9日
6日
0日
4日
6日
10 日
9日
入館者数(続き)
開 館
日 数
月
入館者数
1日平均
入館者数
備
12 月
16 日
6,413 人
401 人 開催日
平成 21
年計
238 日
97,635 人
410 人
開催日
平成 20
年計
241 日
100,888 人
419 人
開催日
前年比
98.8%
96.8%
97.9%
0 日 場外発売
考
8日
平日
8日
40 日
場外発売 63 日
平日
135 日
40 日
場外発売 66 日
平日
135 日
*7月7日から7月 18 日までは燻蒸消毒及び館内整備のため臨時休館
*12 月 2 日から 12 月 18 日までは常設展示改修のため展示室一部閉鎖
★1日最高入館者数
開催日
3,934 人 11 月 29 日 (ジャパンカップ)
場外発売日
1,660 人 12 月 27 日 (有馬記念)
平日
471 人 3 月 20 日
★1日平均入館者数/総入館者数
開催日
1,424 人 /56,960 人
場外発売日
426 人 /26,824 人
平日
103 人 /13,851 人
○教育団体等の見学者数について
保育園 幼稚園 児童団体 小学校 中学校
530
239
599
182
29
高校
大学
75
特別支援
学校
516
一般
2,779
競馬関係
982
Ⅲ 広報活動
馬の博物館
〇 日本中央競馬会各事業所、マスコミ関係、教育・文化関係機関、交
通機関や観光案内所などにポスターやパンフレットを配布しました。
特に春秋のイベント開催前には、新聞広告やチラシ広告等もあわせて
実施しました。
○ テレビ、ラジオ、新聞・雑誌等のメディア取材に対応しました。
○ インターネットホームページの最新情報・展示情報を随時更新し、
充実を図りました。
JRA競馬博物館
○ 競馬実況映像メディアや日本中央競馬会発行印刷物に展示案内を掲
出しました。
○ 特別展及び立体全周映像第3作の告知用ポスターとチラシを制作し、
競馬場やウインズ内、JR線及び京王線各主要駅に掲出しました。
また、上映初日から4日間(11 月 21・22 日、28・29 日)、観覧者を
対象にスピードくじを配布し、抽選でオリジナルハンカチを進呈しま
した。
12
○
○
○
○
博物館専用看板を利用し広報活動を展開しました。
テレビ、ラジオ、新聞・雑誌等のメディア取材に対応しました。
旅行業者に展示情報を随時通知し来館誘致に努めました。
インターネットホームページの最新情報・展示情報を随時更新し、
充実を図りました。
○ オリジナルカレンダーを制作し、クイズラリー・アンケート参加記
念品として入館者に配布するとともに、報道関係者・府中市内の各種
機関・競馬関係者等に配布しました。
Ⅳ
Ⅴ
JRA賞馬事文化賞候補作品の情報収集
日本中央競馬会から業務委託を受けて、同会が主催しているJRA賞
馬事文化賞の候補作品の情報収集及び選定補助業務を行いました。
庶
務
1 役員等に関する事項(平成 21 年 12 月 31 日現在)
⑴ 役 員
氏
名
就任日
退任日
理事長
田村 正明 H19.10.1
専務理事 岡田 享介 H18.3.28
常務理事 黒元 重雅 H19.10.1
H21.2.28
理事
末崎 真澄 H19.10.1
理事
小川 欽司 H15.10.1
理事
山
郁夫 H15.10.1
監事
奥
寛
H20.4.23
監事
中島 秀一 H16.4.23
⑵
⑶
評議員
氏
名
井上 謙吾
岡田 之良
齊藤 茂
小畠 薫
佐藤 幸男
弦本 三太
南
雅喜
森
彪
就任日
H21.12.4
H19.10.3
H18.3.28
H21.4.1
H15.4.1
H16.9.29
H11.4.1
H20.2.22
退任日
H21.3.31
参与
13
備
備
非常勤
非常勤
非常勤
非常勤
考
考
氏
名
荒木喜一郎
⑷
就任日
H21.4.16
退任日
備
考
非常勤
職員及び組織図 (平成 21 年 12 月 31 日現在)
職員 19 名、嘱託4名で組織図は以下のとおりです。
事務局長(職員1名)
総 務 部(職員3名、嘱託1名)
経 理 部(職員2名)
学 芸 部(職員5名)
馬 事 部(職員2名、嘱託1名)
競馬博物館部(職員4名、嘱託1名)
調 査 役(職員1名、嘱託1名)
専 門 役(職員1名)
2
理事会及び評議員会
⑴ 理事会
回
数
開催日
1
2.18
2
3.27
議
決
事
項
平成 20 年度事業報告について
平成 20 年度収支決算について
任期満了に伴う評議員の選任につ
いて
役員退任慰労金の支給について
職員就業規則の一部改正について
理
事
現在数
出席数
6名
6名
5名
5名
5名
3
4
⑵
12.4
評議員の選任について
5名
12.4
平成 22 年度事業計画について
平成 22 年度収支予算について
諸規程の改正について
書面表決
含む
5名
5名
書面表決
含む
議決の
結果
全員
賛成
全員
賛成
全員
賛成
全員
賛成
評議員会
回
数
開催日
1
2.18
2
12.4
議
平成
平成
平成
平成
決
事
項
20 年度事業報告について
20 年度収支決算について
22 年度事業計画について
22 年度収支予算について
14
評
議
員
議決の
結果
現在数
出席数
6名
6名
全員
賛成
7名
7名
全員
賛成