おもしろそうな OSS プロジェクト金城佑典 055717A 提出日：2007 年 1 月 11 日 1 Cabos Cabos は LimeWire と Acquisition を基にした Gnutella ファイル共有プログラム。ユーザはインターネットを通じて相互に接続され、互いに自分の持っているファイルのうち、他のユーザと共有してもよいファイルのリストを公開する。Gnutella で検索を行なうと自分以外のユーザの持っているファイルの中から条件に合うものを探し出し、そのユーザのコンピュータから直接ダウンロードすることができる。中央サーバを必要とせず、すべてのデータが各ユーザ間を直接流れる P ２ P 方式。障害に強く、データ更新が早い。シンプルなインターフェースや、多言語対応、iTunes+iPod 統合機能、ファイアウォール設置同士の転送機能などを備えており、Windows/MacOSX の両方に対応している。開発言語は Java。ライセンスは GNU General Public License (GPL) で、自由にソースコードを修正することができ、修正したソースコードを同梱するという条件で再配布もできる。 sourceforge で「iTunes」をキーに検索したら引っかかった、インターネット上でファイル共有を行うアプリケーションのようだが、アクセス制御を行って外部のユーザの接続を規制し、ローカルネットワーク内だけでファイル共有を行う機能を追加すれば友人と共有したいファイルをわざわざサーバに転送する手間が省けてとても便利だ。またメール機能や掲示板機能をつけて面識のないユーザともファイルを共有しやすいようにしれば、学内の情報共有に非常に役立つと考えられる。このようなアプリケーションは著作権の問題がついてまわるが、学内で行う分には教授などの目もあるので問題ない。問題は大きなサイズのファイルの共有によるネットワークの負荷だが、転送可能サイズの上限を指定し、それを超えるサイズのファイルは共有者に直接メールなどでお願いすればよいと思う。 1 参考文献 [1] Cabos http://sourceforge.jp/projects/cabos/ 2