ヒストリー History 2009 年 6 月フェラーリの沿革 History of Ferrari S.p.A フェラーリ（Ferrari S.p.A ）は、1947 年にエンツォ・フェラーリによって創立されました。 1988 年にエンツォ・フェラーリが他界、その後 1991 年には、モンテゼーモロが代表取締役に就任し、フェラーリの歴史における新たな時代がスタートしました。「跳ね馬」の愛称で知られるフェラーリは、レーシング・スポーツカーとして、そして高級車として、常に自動車業界の先端をリードしています。現在のフェラーリフェラーリの年間収益 170 万ユーロ、総生産台数は約 6,500 台となり、現在 6 モデル：4 つの 8 気筒エンジン・モデル（F430、F430 スパイダー、430 スクーデリア、フェラーリ・カリフォルニア）、2 つの 12 気筒エンジン・モデル（612 スカリエッティ、599GTBフィオラノ）を生産しています。90％の生産はイタリア・モデナ県マラネッロで行われ、世界 52 市場で販売されています。北米本部は、中南米、アジア太平洋、ヨーロッパ、中東、アフリカの各地支部を代表し、その他の地域や国々では高い水準をもつ輸入販売会社や販売代理店があり、全世界で約 200 のディーラーがあります。2004 年からは、中国、ロシア、ハンガリー、スロベニア、ルーマニアなどへの市場拡大を行いました。レーシング 1947 年に、フェラーリ 125 スポーツが初レースに参戦。マラネッロで誕生した 12 気筒エンジンの｢跳ね馬｣、フェラーリに乗ったフランシスコ・コルテーゼが、5 月 25 日に開催されたローマ・グランプリにて優勝。以来、世界中のサーキットやロードレースにて、5,000 勝以上をおさめ、伝説のカー・ブランドとなりました。2007 年には、60 周年を迎えました。フェラーリ・グランツーリズモ（GT）フェラーリにおける車造りの歴史の中、レースカーの技術は一般走行車にも活かされています。パフォーマンスに重きを置いた技術の革新は、初代気筒エンジンのフェラーリから F1 ギアボックスや現在の 599GTB フィオラノにいたるまで受け継がれています。「跳ね馬」 History of Ferrari S.p.A Page 1 of 4 の活躍は、技術に裏付けられ、他に類をみない足跡を残す鮮烈のパフォーマンスを支えています。 1950 年代のフェラーリ・カリフォルニアや SWB、1960 年代の 250GTO、250GT ベルリネッタ SWB、275GTB4 やデイトナ、1970 年代の 512BB や 512 テスタロッサ、1980 年代の F40 や 1990 年代の F50 や 456GT、近年のエンゾ、FXX、そして 21 世紀に入り、599GTB フィオラノなど、歴史に残る数々の名車を生みだし、多くのファンやコレクター達に高い支持を得ています。 1962 年の 250GTO は、現在 1 千万ユーロを越える価値があるといわれています。会社組織・運営形態 1969 年、エンツォ・フェラーリは、イタリアの自動車メーカー、フィアットに所有株の 50％を売却、1988 年には、フィアットの所有株は 90％となりました。現在は 85％がフィアット、10％がピエロ・フェラーリ、残り 5％はアラブ首長国連邦アブダビのムバダラ・ファンドが所有しています。 1997 年には、フィアットがマセラティの株式 50％をフェラーリに投与し、往年のライバルが傘下に入り、1999 年には、フェラーリが全面的にマセラティの生産に取り組み、生産工場の改装などを行いました。2005 年、マセラティはフィアットの直轄経営となりました。 1991 年、ルカ・ディ・モンテツェモロがプレジデントとなり、2008 年 3 月には、アメデオ・フェリーサがジャン・トッドの後任として CEO に就任。ジャン・トッドは、現在もフェラーリ S.p.A の相談役を務めています。本部・生産施設マラネッロ本部は、フェラーリ GT のデザインと生産のメイン生産工場です。アルミ・シャシと車体外枠のみ、イタリア・モデナにあるフェラーリ直営カロッツェリア・スカリエッティで生産されています。 1972 年：フィオラノ・サーキットを F1 車と GT 車のテスト走行および開発のために開設。 1996 年に、コーストラックの改装を実施 1977 年：1950 年代よりスポーツ車原型と GT 車の生産を行う、モデナ伝説のカロッツェリア・スカリエッティを買収 History of Ferrari S.p.A Page 2 of 4 1988 年：アウトドロモ・インテルナツィオナーレ・デル・ムジェロを買収し、改装。開発テスト走行や完成品の走行を行う。ムジェロは、世界有数トップレベルのカーレースやモーターバイクレースが開催されるサーキットとして知られている 1990 年：｢跳ね馬｣の愛称で知られるスポーツカー、フェラーリの歴史を展示公開する「ギャレリア・フェラーリ」をマネッロに創設 1997 年：エアロダイナミックスの研究のためにレンツォ・ピアノがデザインしたウィンドトンネルをもつ、F1-フォーミュラ・ウォモとして知られる施設を開設。最新メカニックス、理論、開発、塗装技術など新しい時代を構築。ジャン・ヌーベルによる新たな生産ライン、レストラン経営にも着手エンブレムイタリア語で「カヴァッリーノ・ランパンテ」と呼ばれる、フェラーリのエンブレムは、日本では「跳ね馬」としてファンのみならず、多くの人に親しまれています。この紋章は、金メダルも授与された第一次世界大戦のイタリア空軍エースパイロット、フランチェスコ・バラッカ操縦の戦闘機に使われていたもので、この英雄の両親より使用許可を得て、フェラーリの象徴となりました。背景に使われたシンボルカラーの黄色は、イタリア・モデナのイメージカラーです。ブランド拡大と活動フェラーリは多分野においてライセンス提携をしています。ライセンス提携企業：Mattel （モデルカー／玩具）、Microsoft（ビデオゲーム）、セガ（ビデオゲーム）、Mafrat（衣料）、 Colnago（自転車）、Tod’s（靴／皮革小物）、Panerai（時計）、Lego（玩具ブロック）、 Acer（コンピューター）、Motorola（携帯電話）、Vertu（携帯電話）など。フェラーリ関連ブランド商品の全世界での売り上げは約 10 億ユーロとなっています。フェラーリ商品を展開するリテールストア第一号店は、2002 年にマラネッロにオープンしました。フェラーリ・ストアは、世界各地に拡大し、シンガポール、マカオ、マイアミ、ホノルル、ヨハネスブルグなどにもオープンし、現在では、20 軒以上となっています。＃＃＃ History of Ferrari S.p.A Page 3 of 4 お問合せフェラーリ・ストアホノルルマーク・ウェスト（Mark West） [email protected] 日本語アシスタンスイリア・カワバタ（Iria Kawabata）ロイヤル・ハワイアン・センターC館1・2階 Royal Hawaiian Center, 2301 Kalakaua Avenue Honolulu 96815 Hawaii 営業時間：10:00～22:00（年中無休）電話：924-3131 History of Ferrari S.p.A Page 4 of 4