双日プラネット NEWS 2015 年 8 月 双日プラネット株式会社 メキシコに自動車向けエンプラ、電材販売拠点開設 双日グループ会社の双日プラスチックアメリカ(SPA/弊社60%、双日米国会 社40%出資/本社シカゴ)は、本年4月1日付でメキシコのグアナファト州レオン 市に支店を開設しました。同地への進出が相次ぐ自動車部品の1次、2次サプライヤ ー(ティア1、2)向けを中心に、エンジニアリングプラスチックなどの合成樹脂原 料を拡販します。電子材料事業についても、現地のEMS(電子機器の受託製造サー ビス)と連携し、2017年の製品納入開始を目指しています。 同拠点はサンディエゴに続くSPAの第2支店で、レオンは自動車産業が集積する メキシコ中央高原バヒオ地区の中心都市で、日系企業が多数入居する工業団地も整備 されています。日本から駐在員1名を送り、現地雇用社員との2名体制で営業を開始 しました。 合成樹脂分野ではエンジニアリングプラスチック等の原料、設備機械、金型等の販 売、また、電材分野ではEMSを主要事業に育成していきます。合成樹脂は同社の得 意分野である車載用のポリアセタール(POM)、ポリブチレンテレフタレート(PB T)、ポリカーボネート(PC)といったエンプラをはじめ、各種樹脂を販売してまい ります。 さらに、現地ディストリビューターのプロマプラスト社と業務提携しました。プロ マプラスト社は40人近い営業人員を抱え、ローカルや欧米系のティア1、ティア2 に対する多くのアカウントを有し、各地に支店や倉庫を保有しています。弊社と取引 関係にある日系サプライヤーとも連携し、さらなる事業領域の拡大を見込んでおりま す。 電材事業についても、スペイン系EMSの IKOR MEXICO 社と連携し、2017年 からの製品納入を目指します。弊社が部材を現地に持ち込み、顧客からの図面をもと に IKOR MEXICO にて電子ディバイス製品を製造、それをSPAが顧客に販売する委 託加工形態を想定しています。既に弊社は中国でも同様のビジネスモデルで成功を収 めています。 メキシコ自動車工業会によると、2014年のメキシコの自動車生産台数(大型バ ス・トラックを除く)は前年比約1割増の322万台と過去最高を記録し、ブラジル (同315万台)を上回り、中南米最大の自動車生産国に躍り出ました。現地では日 NEWS 産自動車やマツダ、ホンダに加え、今後はトヨタ自動車の進出も予定されており、テ ィア1、ティア2のさらなる進出にも拍車がかかるものと思われます。双日グループ は新支店を軸に有望市場での業容拡大を図ります。 以上
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