ファンケル ニュースレターvol.11 「日本と中国、女性

美 容 と 健 康 の 最 新 情 報 を お届 けしま す
株式会社ファンケル
フ ァ ンケ ル ニ ュ ース レ タ ー
ご質問・お問合せ(担当 広報・大塚)
TEL
045-226-1230
FAX
045-226-1202
HP
www.fancl.co.jp
〒231-8528 横浜市中区山下町 89-1
2 0 0 9 . 3 .1 3
Vo l. 1 1
今月の特集
日本・中国化粧品調査から
女性なら普段当たり前のようにしているスキ
ンケアやメークアップ。でもちょっと待って!
どの場面で何のアイテムを使用するかって、
万国共通?
今月の特集では、ファンケルが日本・中国で
実施した化粧品意識調査から、化粧品の使
用実態や美容と健康に関する意識について
比較、検証してみました。
写真はファンケル銀座スクエアに勤
務している中国人スタッフ。
二人へのインタビューは最終ページ
に掲載しています。
エイセン
(左)馬 玉妹 (右)王 頴璇
特 集
日本と中国、女性の美容に関する意識を
徹底的に調査してみました。
〜両国間の意識の違いが浮き彫りに〜
著しい経済成長を遂げてきた中国。ここへきて景気は減速しているとはいえ、都市部の高収入な女性たちの間で
は、ファッションやコスメへの関心は高まるばかり。そこで、ファンケルでは彼女たちの美容と健康に関する意識や、コ
スメ・スキンケア事情を徹底調査してみました。同時に調査した日本と比べると、意外な点が違うことに驚かされたり、
基本は同じと納得したり。都会で暮らすおしゃれな中国女性のライフスタイルを垣間見る手がかりとなりそうです。
調査は両国の女性の化粧品に関する価値観や、普段使用するアイテム、化粧品ブランド別のイメージ調査など、
186 項目について実施しました。今回のニュースレターでは、その中から回答に特徴があった設問を抜粋してご紹介
します。
なお、アンケートの対象条件として、両国とも比較的美容に関心の高い層を抽出するため、1ヶ月のスキンケア化
粧品支出額が日本女性は 1,001 円以上、中国女性は 101 人民元以上の方としています。
それでは、詳細は次頁以降をご覧ください!
日本と中国、女性の美容に関する意識を徹底的に調査してみました
特 集
調査概要
調査期間:2008 年 11 月
調査方法:インターネット
調査対象:日本 416 名
中国 476 名
日本女性と中国女性の美容意識を徹底調査!
アンケートから見えた日中の意識差とは!?
【価値観篇】
☆都会派中国女性は情報収集に積極的? 美と健康に出費はおしまない
Q28-1 「美容や健康に関する情報を取り入れることに積極的だ」
Q28-2 「キレイ・健康でいるために時間やお金を費やしている」
美容や健康に関する情報収集に関しては、中国女性の方が日本女性よりも意欲的。「美容に関する情報を
取り入れることに積極的だ」という質問項目に対して、中国では「非常にあてはまる」「ややあてはまる」合わせて
77.8%が肯定的だったのに、日本であてはまると回答したのは 40.6%。健康に関しても、積極的に情報を取り入
れているのは、中国の 84.7%に対して、日本では 41.6%と大きく差がつきました。
また、「キレイでいるために時間やお金を費やしている」という質問では、中国人女性は「やや」「非常に」合わ
せて 57.5%があてはまると回答。日本ではその半分以下の 25.9%でした。「健康の維持・増進に時間やお金を費
やしている」との質問にも、中国では 60.3%があてはまるとしているのに対し、日本ではわずか 24.1%と好対照をな
し、美と健康のためには努力も出費も惜しまない都会派中国女性の姿が浮かび上がりました。
キレイ・健康でいるために時間やお金を費やしている
美容や健康に関する情報を取り入れることに積極的だ
日本
40.6%
中国
84.7%
日本
41.6%
47.9
29.9
31.1
9.5
ややあてはまる
非常にあてはまる
48.1
36.6
34
0
10
健康
健康
77.8%
7.6
20
30
40
50
60
キレイ
美容
中国
70
80
90
中国
57.5%
日本
25.9%
中国
60.3%
日本
24.1%
100 (%)
☆都会派中国女性は高級ブランドがお好き?
Q42-5 「名前が知られているブランドなら安心できる」
Q42-6 「高級ブランド品が好きな方だ」
「名前が知られているブランドなら安心できる」には
「やや」「非常に」合わせて 84.1%(日本は 40%)が、「高
級ブランド品が好きな方だ」という設問では 51.5%(日
本は 20%)があてはまると回答しました。情報収集は怠
りなく、自分の価値観とじっくり照らし合わせて、でも最
終的には信頼あるブランドを選ぶという都会派中国女
性の高級品志向が見えてくるようです。
49.1
日本
ややあてはまる
非常にあてはまる
4.3
44.2
20.4
10
16.1
3.7
20
30
40
50
60
16.8
0
10
100 (%)
日本の女性にとってはいまや当たり前ともいえる美
白ケア。「やや」「非常に」合わせて 46.4%の方が様々
な努力をされているようです。中国女性でも「やや」「非
常に」合わせて 47.2%の方が何らかの対策をとられて
おり、アジア人女性にとって美白は美しさにとって必要
不可欠な要素になっています。「健康的な小麦色の
肌」なんてもはや死語!?
美白のために、さまざまな努力をしている
32.7
14.5
3.8
35.2
20%
90
Q28-8 「美白のために、様々な努力をしている」
ややあてはまる
非常にあてはまる
ややあてはまる
非常にあてはまる
日本
80
☆美白への意識は両国とも同水準
中国 47.2%
中国 51.5%
70
35
36.2
40%
18.6
21.6
0
(上)名前が知られているブランドなら安心できる
(下)高級ブランド品が好きな方だ
中国 84.1%
38.9
日本 46.4%
16.3
37.2
9.2
3.2
20
30
40
50
60
70
80
90
100 (%)
0
10
20
30
40
50
60
70
80
(%)
【利用化粧品アイテム篇】
☆素肌美にはパック・マスクがマストアイテム? ファンデーション利用は意外と少ない
Q3 「利用スキンケアアイテム」、Q4 「利用メークアップアイテム」
都会派中国女性はプライベートタイムにゆったり優雅にスキンケア―。「スキンケアは至福な時間」と
の問いには「やや」「非常に」合わせて 62.2%の中国人女性があてはまると回答しています(日本女性
はわずか 25.2%)。スキンケアアイテムでは、日本では 41.8%しか使っていないパック・マスクを、中
国では 88.5%が利用。一方で、美容液の利用は、日本が 70.1%なのに対し、中国は 57.3%でした。仕事
に家事にと忙しい日本女性は、スペシャルケアにも時間のかからないアイテムを選びがち?美しくなる
には、時にはゆっくり時間をかけてスキンケアを楽しむ心のゆとりも必要なのかも。
一方、メークアップのアイテムでは、日本では 95%が利用しているファンデーションを中国では 64.8%しか使っ
ていないという意外な結果が出ています。ただし、中国では口紅・グロスは 92.9%が利用し、アイシャドーやアイブ
ロウの利用率も 70%以上と日本と同水準。ファンデーション不使用は、素肌美へのこだわりか?
利用メークアップアイテム
利用スキンケアアイテム
上記以外のスキンケア化粧品
13
19.1
マスカラ
日焼け止め・UVケア
86.1
70.8
パック・マスク
41.8
57.3
美容液
86.2
94.4
76
クレンジング
10
20
30
40
50
60
70
80
54.5
72.2
75.1
アイシャドー・アイカラー
39
67
64.8
コントロールカラー・コンシーラー
100
(%)
中国
日本
60.4
ファンデーション
85.5
90
71.1
71.4
アイライナー
フェースパウダー
96.8
93.5
洗顔料
69.3
アイブロウ
中国
日本
70.1
化粧水/化粧液
92.9
89.1
52.3
チーク
95.9
83.4
69.6
63
口紅・グロス
88.5
乳液・クリーム
0
6.7
4.3
上記以外のメイクアップ化粧品
35.2
95.1
48.6
79.1
78.8
化粧下地
0
10
20
30
40
50
60
70
80
90
100
【その他】
Q.スキンケア化粧品の購入場所は?
日本:1 位 ドラッグストア 53.7% 、2 位 通信販売 38.2% 、3 位 百貨店 34.4%
中国:1 位 ショッピングモール 79.1% 、2 位 百貨店 71.7% 、3 位 スーパー 53.2%
Q.メークアップ化粧品の購入場所は?
日本:1 位 ドラッグストア 60.4% 、2 位 百貨店 35.4% 、3 位 通信販売 23.6%
中国:1 位 ショッピングモール 68.1% 、2 位 百貨店 60.5% 、3 位 化粧品専門店 42.9%
Q,スキンケアの時間は至福のときである (「やや」「非常に」と答えた方の割合)
日本:25.2% 中国:62.2%
Q.美容のためにサプリメントも取り入れたい (「やや」「非常に」と答えた方の割合)
日本:47.8% 中国:62.5%
〜調査を実施して〜
日本・中国それぞれのお国柄が見えて、非常に面白い調査結果になった
と思います。中国のユーザーは日本に比べ、化粧品のブランドを選ぶにも、
自分はなぜそのブランドがいいのか、メーカーのメッセージを明確に受け取っ
て購入しているようです。自分はこうだ、とはっきりと言語化する国民性も関係
しているのではないでしょうか。
また、詳細はご紹介できませんが、化粧品ブランド別に、ユーザーのブラン
ドに求めるイメージや美容意識を調査したところ、ブランド間の違いよりも国に
よる価値観の違いの方が大きく出て、大変興味深い結果となっています。
矢崎 光子
株式会社ファンケル
営業戦略ユニット 副ユニット長
兼 ブランド戦略グループ マネージャー
(%)
特 集
日本と中国、女性の美容に関する意識を徹底的に調査してみました
〜実際に中国人女性に話を聞きました〜
今回の調査結果を見て、私たち日本人がこれまで持っていた中国の女性に対するイメージとかけ離れていると感
じた方もいるかもしれません。
そこで、実際に中国人女性の生の声を聞いてみようと、銀座五丁目にあるファンケル銀座スクエアのスタッフとし
エイセン
て働く王 頴璇、馬 玉妹に、中国人女性のオシャレやメーク、美しさに対する意識について話を聞きました。
Q1:オシャレやメークはどんな時にしますか?常に?特別な時だけ?
王:特別な時です。
馬:出掛ける時に、いつもします。
Q2:一日でスキンケアとメークにかける時間はどのくらいですか?
王:スキンケアは 2 分で、メークは 30 分くらいです。
馬:スキンケアは 15 分で、メークは 30 分くらいです。
Q3:メークは何歳から始めましたか?それは中国では早い方?遅い方?
王:17 歳から始めました。ちょっと早い方です。
馬:19 歳から始めました。ちょっと早い方だと思います。
Q4:中国の男性は女性の化粧についてどう思っていますか?
王:大体は気にしてないです。
馬:もちろん化粧をしている女性はキレイだと思っていますが、素っぴんでも平気です。特に友達や家族など
は、あまり気にしてないです。
Q5:日本人と中国人で化粧についての意識の違いはありますか?
王:中国人の化粧意識は自然、素肌美を追求することです。
馬:中国では、職場でも、プライベートでも化粧をしない女性が多いので、メークよりスキンケアを重視していると
思います。
メークでは、あまり時間がかからないポイントメークが人気ですが、最近では、時間をかけてきちんとメーク
する若い女性も増えています。
Q6:美しさのために一番心がけていることは?
王:お肌の透明感と美白、体型維持ということです。
馬:スキンケアとメークはもちろん心がけていますが、それよりやはり健康が美しさの基本だと思いますので、
食事のバランスや睡眠、ストレスのケア、運動などを常に心掛けています。
Q7:あなたが思う キレイ とは何ですか?
王:メークをきれいにすることだけではなく、自分に合った装い、さらには優しさなどの内面の美しさも、本当の
キレイ だと思います。
馬:オシャレなメークや服装だけではなく、心の強さや優しさを持っている女性は キレイ だと思います。
常に笑顔でいる明るい女性と出会った時などは、「美人ではないが、キレイな人だ。」と思うことがあります。
今月のトピックス
おとなの女性のためのアンチエイジングサプリメント『美時』が
発売 3 ヶ月半で計画に対して 2 倍の売上げを達成!
〜アラフィフ世代を虜にする、ヒット商品の予感〜
2008 年 11 月 20 日から発売している、大人の女性のためのアンチ
エイジングサプリメント『美時』が、発売 3 ヶ月半で計画に対して 2 倍
の売上げを達成しました。これは、近年のファンケルサプリメント製品
でも異例の販売状況で、 たんぱく質代謝サイクル に着目した製品
コンセプトと、確かな効果実感がお客様から支持をいただき、すでに
お客様からは 600 件を超える反響が寄せられています。
アラフィフ(around 50)世代を虜にする『美時』から、今後も目が離
せません!
本件に関するお問合せ先
株式会社ファンケル 広報グループ
担当:大塚 肇
TEL:045-226-1230
FAX:045-226-1202
HP:www.fancl.co.jp