製品安全性データシート

[PMG/Lysate][][R2] [2016/10/07][1/7]
作成日:2016 年 10 月 07 日
製品安全性データシート
1.【製品及び会社情報】
カタログ番号
製品名
611447
BD Transduction Laboratories™ A431 Cell Lysate
611448
BD Transduction Laboratories™ A431 + EGF Cell Lysate
611449
BD Transduction Laboratories™ HeLa Cell Lysate
611450
BD Transduction Laboratories™ Human Endothelial Cell Lysate
611451
BD Transduction Laboratories™ Jurkat Cell Lysate
611452
BD Transduction Laboratories™ NIH 3T3 Cell Lysate
611454
BD Transduction Laboratories™ PC12 Cell Lysate
611455
BD Transduction Laboratories™ Mouse Cerebrum Lysate
611456
BD Transduction Laboratories™ Mouse Heart Lysate
611457
BD Transduction Laboratories™ Mouse Kidney Lysate
611458
BD Transduction Laboratories™ Mouse Liver Lysate
611462
BD Transduction Laboratories™ Mouse Spleen Lysate
611463
BD Transduction Laboratories™ Rat Cerebrum Lysate
611464
BD Transduction Laboratories™ Rat Cerebellum Lysate
611466
BD Transduction Laboratories™ Rat Kidney Lysate
611467
BD Transduction Laboratories™ Rat Liver Lysate
611471
BD Transduction Laboratories™ Rat Spleen Lysate
611473
BD Transduction Laboratories™ Mouse Macrophage + IFNγ/LPS Lysate
611474
BD Transduction Laboratories™ HCT-8 Cell Lysate
611475
BD Transduction Laboratories™ SW-13 Cell Lysate
611476
BD Transduction Laboratories™ WI-38 Cell Lysate
611478
BD Transduction Laboratories™ SL-29 Cell Lysate
611479
BD Transduction Laboratories™ Mouse Macrophage Lysate
611546
BD Transduction Laboratories™ EB1 Cell Lysate
611548
BD Transduction Laboratories™ MCF7 Cell Lysate
611550
BD Transduction Laboratories™ K-562 Cell Lysate
611555
BD Transduction Laboratories™ HepG2 Cell Lysate
611635
BD Transduction Laboratories™ MDCK Cell Lysate
611667
BD Transduction Laboratories™ Human Endothelial + Pervanadate Cell Lysate
611673
BD Transduction Laboratories™ P19 Cell Lysate
611692
BD Transduction Laboratories™ HeLa + Anisomycin Lysate
611755
BD Transduction Laboratories™ Jurkat + Pervanadate Lysate
611942
BD Transduction Laboratories™ PFSK-1 Cell Lysate
612015
BD Transduction Laboratories™ HeLa + Pervanadate Lysate
612069
BD Transduction Laboratories™ NIH 3T3 + Vanadate + PDGF Lysate
612591
BD Transduction Laboratories™ A431+CAL A/OKA ACID (2HR) Lysate
会社名
日本ベクトン・ディッキンソン株式会社
住所
東京都港区赤坂 4 丁目 15 番 1 号
連絡先
0120-8555-90
利用可能時間:9:00 - 17:00(土曜、日曜、祝日、弊社指定休日を除く)
使用上の制限
研究用試薬
2.【危険有害性の要約】
GHS 分類
物理化学的危険 火薬類
分類対象外
-1-
[PMG/Lysate][][R2] [2016/10/07][2/7]
可燃性・引火性ガス
可燃性・引火性エアゾール
支燃性・酸化性ガス
高圧ガス
引火性液体
可燃性固体
自己反応性化学品
自然発火性液体
自然発火性固体
自己発熱性化学品
水反応可燃性化学品
酸化性液体
酸化性固体
有機過酸化物
金属腐食性物質
健康に対する有害性 急性毒性(経口)
急性毒性(経皮)
急性毒性(吸入:ガス)
急性毒性(吸入:蒸気)
急性毒性(吸入:粉じん、ミスト)
皮膚腐食性・刺激性
眼に対する重篤な損傷・眼刺激性
呼吸器感作性
皮膚感作性
生殖細胞変異原性
発がん性
生殖毒性
授乳に対する影響
特定標的臓器・全身毒性(単回曝露)
特定標的臓器・全身毒性(反復曝露)
吸引性呼吸器有害性
環境に対する有害性 水生環境急性有害性
水生環境慢性有害性
シンボル
注意喚起語
危険有害性情報
分類対象外
分類対象外
分類対象外
分類対象外
分類できない
分類対象外
分類できない
分類できない
分類対象外
分類できない
分類対象外
分類対象外
分類対象外
分類できない
分類できない
区分 4
区分 3
区分外
区分外
分類できない
区分 3
区分外
分類できない
区分外
区分外
分類できない
分類できない
区分外
区分外
区分 2(腎臓)
分類できない
区分 3
区分外
危険
飲み込むと有害(経口)
皮膚に接触すると有毒(経皮)
軽度の皮膚刺激
長期または反復曝露による腎臓の障害
水生生物に有害
注意書き
安全対策
・熱、火花、裸火、高温のもののような着火源から遠ざけること。-禁煙
・静電気的に敏感な物質を積みなおす場合、容器を接地すること、アースを取
ること。
・防爆型の電気機器、換気装置、照明機器等を使用すること。
・この製品を使用する時に、飲食又は喫煙をしないこと。
-2-
[PMG/Lysate][][R2] [2016/10/07][3/7]
応急処置
保管
廃棄
3.【組成、成分情報】
単一製品・混合物の区別
化学名または一般名
ドデシル硫酸ナトリウム
4.【応急措置】
吸入した場合
皮膚に付着した場合
目に入った場合
飲み込んだ場合
医師に対する特別注意事項
5.【火災時の措置】
消火剤
使ってはならない消火剤
特有の危険有害性
特有の消火方法
消火を行う者の保護
6.【漏出時の措置】
人体に対する注意事項
・適切な保護手袋、保護衣、保護眼鏡、保護面を着用すること。
・汚染された衣類を再使用する前に洗濯すること。
・屋外または換気の様場所でのみ使用すること。
・ミスト、蒸気、スプレーを吸入しないこと。
・取扱い後はよく手を洗うこと。
・環境への放出を避けること。
・飲み込んだ場合、口をすすぐこと。気分が悪い時は、医師に連絡すること。
・皮膚付着した場合、ただちに、汚染された衣類をすべて脱ぎ又は取り除くこ
と。皮膚を流水又はシャワーで洗うこと。気分が悪い時は医師に連絡すること。
・吸入した場合、被災者を新鮮な空気のある場所に移動し、呼吸しやすい姿勢
で休息させること。
・眼に入った場合、水で数分間注意深く洗うこと。次に、コンタクトレンズを着用
していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。
・眼に入った場合、眼の刺激が続く場合は、医師の診断、手当てを受けること。
・吸入した場合、空気の新鮮な場所に移し、呼吸しやすい姿勢で休息せるこ
と。
・漏出物を回収すること。
・換気の良い冷所で保管すること。容器を密閉しておくこと。
・内容物、容器を都道府県知事の許可を受けた専門の廃棄物処理業者に業務
委託すること。
混合物
濃度(%)
CAS番号
2.1
151-21-3
官報公示整理番号
化審法・安衛法
(2)-1679
医師に連絡すること。
空気の新鮮な場所に移し、呼吸しやすい姿勢で休息させること。
多量の水と石鹸で洗うこと。
ただちに、汚染された衣類をすべて脱ぐこと、又は取り去ること。
汚染された衣類を再使用する前に洗濯すること。
ただちに医師に連絡すること。
水で数分間注意深く洗うこと。次に、コンタクトレンズを着用していて容易に
外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。
眼の刺激が続く場合は、医師の診断、手当てを受けること。
口をすすぐこと。
ただちに医師に連絡すること。
データなし
泡消火剤、粉末消火剤、炭酸ガス、乾燥砂類
棒状注水、水噴霧
熱、火花及び火災で発火するおそれがある。
激しく加熱すると燃焼する。
火災時に刺激性、腐食性及び毒性のガスを発生するおそれがある。
危険でなければ火災区域から容器を移動する。
安全に対処できるならば着火源を除去すること。
適切な空気呼吸器、防護服(耐熱性)を着用する。
作業者は適切な保護具(『8.曝露防止措置及び保護措置』の項を参照)を着
-3-
[PMG/Lysate][][R2] [2016/10/07][4/7]
保護具および緊急措置
用し、眼、皮膚への接触や吸入を避ける。
全ての着火源を取り除く。
直ちに、全ての方向に適切な距離を漏洩区域として隔離する。
関係者以外の立入りを禁止する。
立ち入る前に、密閉された場所を換気する。
環境に対する注意事項
環境中に放出してはならない。
回収・中和
不活性材料(例えば、乾燥砂又は土等)で流出物を吸収して、化学品廃棄容器
に入れる。
封じ込め及び浄化の
方 危険でなければ漏れを止める。
法・機材
二次災害の防止策
すべての発火源を速やかに取除く(近傍での喫煙、火花や火炎の禁止)。
排水溝、下水溝、地下室あるいは閉鎖場所への流入を防ぐ。
7.【取扱い及び保管上の注意】
取扱い
技術的対策 『8.曝露防止及び保護措置』に記載の設備対策を行い、保護具を着用する。
所排気装置・全体換気 『8.曝露防止及び保護措置』に記載の局所排気、全体換気を行う。
安全取扱注意事項 炎や高温のものから遠ざけること。-禁煙。
取扱後はよく手を洗うこと。
この製品を使用する時に、飲食又は喫煙をしないこと。
眼、皮膚、または衣類に付けないこと。
ミスト、蒸気、スプレーを吸入しないこと。
飲み込まないこと。
皮膚と接触しないこと。
眼に入れないこと。
接触回避 『10.安定性及び反応性』を参照。
保管
技術的対策 消防法の規制に従う。
混触禁止物質 『10.安定性及び反応性』を参照。
保管条件 容器を密閉して冷乾所にて保存すること。
炎や高温のものから離して保管すること。-禁煙。
容器包装材料 データなし
8.【曝露防止及び保護措置】
製品としての情報がないため、ドデシル硫酸ナトリウムの情報を以下に記載する。
管理濃度(作業環境評価基準) 未設定
許容濃度
日本産業衛生学会 未設定(2008 年度)
ACGIH 未設定(2008 年度)
設備対策
この物質を貯蔵ないし取扱う作業場には洗眼器と安全シャワーを設置する
こと。
曝露を防止するため、装置の密閉化又は局所排気装置を設置すること。
保護具
呼吸器の保護具 適切な呼吸器保護具を着用すること。
手の保護具 適切な保護手袋を着用すること。
眼の保護具 適切な眼の保護具を着用すること。
皮膚及び身体の保護具 適切な保護衣を着用すること。
衛生対策
取扱い後はよく手を洗うこと。
9.【物理的及び化学的性質】
物理的状態、形状、色など
臭い
pH
融点・凝固点
液体、無色
無臭
7.2
データなし
-4-
[PMG/Lysate][][R2] [2016/10/07][5/7]
沸点、沸騰範囲
引火点
自然発火温度
燃焼又は爆発範囲
蒸気圧
蒸気密度(空気=1)
比重(密度)
溶解度
n-オクタノール/水分配係数
データなし
データなし
データなし
データなし
データなし
データなし
データなし
データなし
データなし
10.【安定性及び反応性】
製品としての情報がないため、ドデシル硫酸ナトリウムの情報を以下に記載する。
安定性
法規制に従った保管及び取扱においては安定と考えられる。
危険有害反応可能性
燃焼すると分解し、一酸化炭素やイオウ酸化物を含む有毒で腐食性のガスを
生じる。強酸化剤や強酸と反応する。
避けるべき条件
燃焼
混触危険物質
強酸化剤や強酸
危険有害な分解生成物
一酸化炭素やイオウ酸化物を含む有毒で腐食性のガス
11.【有害性情報】
製品としての情報がないため、ドデシル硫酸ナトリウムの情報を以下に記載する。
急性毒性
経口 ラットを用いた経口投与試験の LD50 値 1,200 mg/kg (SIDS(1991))、
2,730 mg/kg (EHC 169(1996))のうち、低い値 1,200 mg/kg から区分 4
とした。
経皮 ウサギを用いた経皮投与試験の LD50 値 約 600 mg/kg (SIDS(1991))、
580 mg/kg (EHC 169(1996))から、区分 3 とした。
吸入 吸入(ガス):GHS 定義上の固体であるため、ガスでの吸入は想定され
ず、分類対象外とした。
吸入(蒸気):データがないので分類できない。
吸入(粉じん):データがないので分類できない。
皮膚腐食性・刺激性
ウサギを用いた皮膚刺激性・腐食性試験(OECD TG 404、GLP)におい
て 、 PII : 6.0, 6.78 か ら 「 highly irritating 」 (ECETOC TR66(1995) 、
IUCLID(2000))と記述されているが、回復性に関する記述がないので区
分 2 とした。
眼に対する重篤な損傷・刺激性
ウサギを用いた眼刺激性・腐食性試験(OECD TG 405、GLP)におい
て、「Modified Maximum Average Scores:16.00;moderately irritating、
59.17 ; irritating 、 60.50 ; irritating 」 (ECETOC TR48(1992) 、
IUCLID(2000))と記述されているので区分 2 とした。
呼吸器感作性
データがないので分類できない。
皮膚感作性
モ ル モ ッ ト を 用 い た Maximization 試 験 で 皮 膚 感 作 性 を 示 さ な い
(ECETOC TR77(1999))と記述されているので区分外とした。
生殖細胞変異原性
生殖細胞 in vivo 変異原性試験の小核試験で陰性(SIDS(1991)、EHC
169(1996))と記述されているので区分外とした。
発がん性
主要な国際的評価機関による評価がなされておらず、データが不十分
なので分類できない。なお、「長期試験は行われているが、発がん性評
価には不十分である。動物に混餌投与した試験では、アルキルサルフ
ェイトの発がん性の証拠は得られなかった」(EHC 169(1996))旨の記述
がある。
生殖毒性
EHC 169(1996)に記載の一次文献(東京衛研年報 (1976))によると、
「マウス皮膚塗布による催奇形性試験において、母動物の体重増加が
抑制された用量で、受胎率の低下、胎仔重量が低下し、発育遅延を認
めた。口蓋裂や骨化遅延もみられるが有意なものではなく、本実験の
口蓋裂の発生や着床の問題も含め、経口投与での試験の必要性があ
る」旨の記述があり、データ不足から分類できない。
-5-
[PMG/Lysate][][R2] [2016/10/07][6/7]
特定標的臓器/全身毒性(単回)
特定標的臓器/全身毒性(反復)
吸引性呼吸器有害性
マウス、ウサギ、モルモットでのエアロゾル曝露で気道刺激性がみられ
る(IUCLID(2000))、短期曝露で気道刺激性がみられる(ICSC(1997))と
の記述から区分 3(気道刺激性)とした。
ラットを用いた 2 週間混餌投与試験において「肝臓重量増加がみられ
たラットの病理組織検査で、肝細胞がわずかに腫脹し分裂肝細胞数が
増加していた。これらは本物質の投与に順応したものと考えられる。ま
た、腎尿細管の上皮細胞の空胞変性、腎糸球体の萎縮がみられた」
(EHC 169(1996))旨の記述がある。これらの症状は区分 2 のガイダンス
値の範囲内で見られているが、肝臓における症状は、本物質の投与に
よる有害影響とは考えられないので採用せず、区分 2(腎臓)とした。な
お、ウサギを用いた 3 ヶ月間経皮投与試験では「用量依存性の皮膚刺
激性がみられた」(EHC 169(1996))旨のみ記述されている。
データがないので分類できない。
12.【環境影響情報】
製品としての情報がないため、ドデシル硫酸ナトリウムの情報を以下に記載する。
水生環境急性有害性
甲殻類(アメリカンロブスター)の 96 時間 LC50=0.72mg/L(SIDS, 1997)から区分 1
とした。
水生環境慢性有害性
急 速 分 解 性 が 有 り ( SIDS, 1997 ) 、 生 物 蓄 積 性 が 無 い ( LogKow=1.6,
PHYSPROP)と推測されることから、区分外とした。
13.【廃棄上の注意】
残余廃棄物
汚染容器及び包装
廃棄の前に、可能な限り無害化、安定化及び中和等の処理を行って危険有害
性のレベルを低い状態にする。
廃棄においては、関連法規並びに地方自治体の基準に従うこと。
容器は清浄にしてリサイクルするか、関連法規並びに地方自治体の基準に従
って適切な処分を行う。
空容器を廃棄する場合は、内容物を完全に除去すること。
14.【輸送上の注意】
国際規制
特別安全対策
国連番号 該当なし
国連分類 該当なし
輸送に際しては、直射日光を避け、容器の破損、腐食、漏れのないように積み
込み、荷崩れの防止を確実に行う。
重量物を上積みしない。
15.【適用法令】
労働安全衛生法
労働基準法
化学物質排出把握
管理促進法(PRTR法)
毒物及び劇物取締法
大気汚染防止法
水質汚濁防止法施行令
第2条有害物質
海洋汚染防止法
消防法
船舶安全法
航空法
港則法
該当なし
該当なし
第一種指定化学物質(ドデシル硫酸ナトリウム(政令番号:1-275))
該当なし
該当なし
該当なし
該当なし
危険物非該当
該当なし
該当なし
該当なし
16.【その他の情報】
-6-
[PMG/Lysate][][R2] [2016/10/07][7/7]
参考文献
製品評価技術基盤機構 GHS 混合物分類ツール(GHS 改定 2 版対応版)
厚生労働省 職場のあんぜんサイト モデル MSDS
記載内容は、一般に入手可能な情報及び自社情報に基づいて作成しておりますが、現時点における科学又
は技術に関する全ての情報が検討されているわけではありませんので、いかなる保証をなすものではありませ
ん。又、注意事項は、通常の取り扱いを対象としたものであります。特殊な取り扱いの場合には、この点のご配
慮をお願いいたします。
改訂履歴
新規作成
改訂第一版
2008年10月01日
2014年10月01日
改訂第二版
2016年10月07日
-7-
 様式の変更
 組成として、ドデシル硫酸ナトリウムを追加。
 毒物及び劇物指定令の一部改正により、2-メル
カプトエタノールを削除。