PDF版 - ワーカーズコープ・センター事業団

一般社団法人 日本社会連帯機構 参加グループ
かながわフロンティア・ネットワーク 活動のご案内
〒231-0045 神奈川県横浜市中区伊勢佐木町2-66 満利屋ビル8F 労協センター事業団神奈川事業本部内
電話番号: 045-341-4192 fax: 045-260-5558 担当: 高成田(たかなりた)
かながわフロンティア・ネットワークとは?
かながわフロンティア・ネットワークは、コミュニティ・ビジネスの発展を担う交流ネットワークです。
いま、あらためて問われる、地域の大切さ
リーマンショック以降の不安定な経済状況、そして千年に一度といわれる大震災。日本社会は次々と来る厳しい試練に立たされ続けています。特に今
回の震災がもたらした最大の教訓として、地域の結束、その力やネットワークの大切さが、あらためて強く問われているのではないでしょうか。
新しい公共、きめの細かい地域サービスの担い手としてのコミュニティ・ビジネス
この地域が抱える諸問題を解決するために、いま注目されているのが「コミュニティ・ビジネス」という考え方です。コミュニティ・ビジネスは、地域(コミュニ
ティ)のさまざまなニーズや課題に対応するための事業の総称で、地域の活性化や雇用の創出、住民の生き甲斐づくりに大きな効果を発揮します。そ
して地方自治体の財政が厳しさを増す中、自治体のさまざまなサービスを補完するコミュニティ・ビジネスは、地域にとって必要不可欠なものとなりつつ
あります。
コミュニティ・ビジネスを研究する、開発する、事業化する、かながわフロンティア・ネットワーク
『かながわフロンティア・ネットワーク』は、神奈川県に根ざしたコミュニティ・ビジネスを確立するために、調査や研究を行い、持続可能なしくみ(ビジネス
モデル)をつくり、具体的な事業化へと結びつける、地域の企業と市民による交流ネットワークです。
2010年5月に設立。すでに職業訓練や買い物サポート、耕作放棄地の活用など、さまざまな成果を上げつつあります。
ぜひ、多くの団体・個人の方々のご参加をお待ちしています。
団体でのご参加・・・コミュニティ・ビジネスや地域の活動を支援したい、協力したい、ビジネスとして連携したいとお考えの企業・法人
個人でのご参加・・・コミュニティ・ビジネスや地域の活動に興味がある方々、これからしたいと考えている方々、学術的・実践的に研究している方々
現在、年会費は6,000円とさせていただいております。詳しい情報、知りたいことなど、どうぞお気軽にお問合せください。
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コミュニティ・ビジネスの活動分野と役割
地域に根ざした活動を持続的、安定的に行うための枠組み、それがコミュニティ・ビジネスです。
コミュニティ・ビジネスは、地域の持つ資産(人材、産業、施設、自然など)を活用し、ビジネスの手法を用いて運営される、地域(市民)の、地域(市
民)による、地域(市民)のための活動です。
主な活動分野は一般的なボランティア活動とも重なりますが、根本的に異なる点は、原則として寄付や援助に頼ることがないこと。そして安定した
活動を展開するために、独立した事業体として活動の原資を自らの事業活動を通じて確保することにあります。
主な活動分野
① 福祉、介護、医療
② 仕事づくり、就業支援
期待される役割・効果
地域課題解決
福祉、介護への対応など、地域が抱える
諸問題解決に民間レベルで貢献する
行政コストの削減
行政のパートナーとして市民への行政
サービスを補完、行政のコストを削減する
地域の活性化
新たな産業や雇用を創出するなど、地域
の経済を活性化し、地域力を高める
地域意識の高まり
市民が自ら起業し、多くの市民が参加す
る事業により、地域に対する意識を高める
市民生活の向上
市民の生活の質的向上、生きがいづくり、
居場所づくりへの貢献
③ まちづくり、まちおこし
④ 災害支援
⑤ 地域内・地域間交流
⑥ 文化、芸術、スポーツ
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かながわフロンティア・ネットワークのご案内 ①主な活動と実績
起業(仕事おこし)のための実践的な研究開発、事業化を支援する活動を推進しています。
かながわフロンティア・ネットワーク(以下かながわFN)では、現在「職業訓練からの仕事おこし」「買物サポートなど生活総合支援事業」「耕作放棄
地を活用した食・農・環境の仕事おこし」の3テーマに重点を置いた活動を展開しています。
また隔月で定例会と幹事会を交互に開催し、最新の情報交換を基に、コミュニティ・ビジネスに関する新しいプロジェクトを推進しています。
主な活動(活動区分)と今後のビジョン
現地視察などを通じて、コミュ
ニティ・ビジネスに関する最新
事例の研究。将来的には多く
の学識者をまじえ、同ビジネス
の研究拠点、データベース化
を目指す。
コミュニティ・ビジネスにおける
新たなビジネスモデルの開発。
及び既存の活動に対する経
営、管理、経理面などでのアド
バイス、コンサルティング。
調査研究
モデル開発
コンサルティング
事業化
(仕事おこし)
新たなコミュニティ・ビジネスの事業化。主要会員である『労協センター事業団』のメン
バーによる既存の仕事おこしの実績・ノウハウを駆使して、起業を全面的に支援。
実績・成果
職業訓練
公的な職業訓練基金等を活用
し、「農」や「介護」など地域ニー
ズに応じた職業訓練の事業化
生活総合支援
買物サポートなど、高齢者世帯
の急増に対応する生活総合支
援の事業化
耕作放棄地
の活用
耕作放棄地を活用した食・農・環
境の総合的事業化。地域内はも
とより域外からの交流拠点づくり
【定例会の主な活動状況】
『表丹沢菩提里山づくりの会』耕作放棄地活用事業視察
『相模原若者サポートステーション』津久井におけるニート
など若者による農作業視察
「かながわ田園福祉構想」の研究、事業化の検討
『藤沢育成会』の障がい者芸術、農の就労活動を視察
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かながわフロンティア・ネットワークのご案内 ②役割と位置づけ
コミュニティ・ビジネスのパイオニア『ワーカーズ・コープ』と地域経済を結ぶ役割を担っています。
かながわFNは、働く人市民が出資し、経営し、仕事をおこなう協同組合『ワーカーズコープ(労働者協同組合)』と密接に連携しながら、地域のニー
ズに応える「コミュニティ・ビジネス=仕事おこし(協同労働による起業化)」に積極的に取り組んでいます。
かながわFN、ワーカーズコープは、ともに連帯の力で人が助け合い、支え合う地域づくりをめざす『日本社会連帯機構』の主要メンバーです。
また、かながわFNにはさまざまな地元企業が参加しており、地域の経済や産業界とワーカーズコープを結び、提携や協業によりコミュニティ・ビジネス
の新たなビジネス・モデルを創り出す橋渡し役としての役割を担っています。
かながわFNと関連する組織の役割、位置づけ
一般社会・地域社会
日本社会連帯機構
日本労働者協同組合連合会センター
事業団が中心となり、2004年11月に
発足した、非営利・協同のネットワークを
広げるためにつくられた全国組織。連帯
の力で地域の絆、活力を取り戻す、地
域の課題を解決する取り組みを行う。
2010年10月に一般社団法人化。
参加
働く人市民が出資し、経営し、仕事をおこなう
「協同労働の協同組合」。地域のニーズに応え
る仕事おこしを通じて安心して暮らせるまちづく
りを目指す。コミュニティ・ビジネスにおいて日
本のパイオニアであり、その主導的役割を担う。
市民層(地域住民)
地域経済(各企業)
参加
日本
参加
参加
全国の各自治会、NPO、
ボランティア団体
参加
密接な連携
参加~提携
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かながわフロンティア・ネットワークのご案内 ③会員一覧
役 職
氏名/企業名
所属/担当者名など
会長
安村碩之
元・日本大学教授
(生物資源科学部食品経済学科)
副会長
小池経二
株式会社 東宣
副会長
加藤和子
企業組合ワーカーズコープキュービック
幹事
秋山恭利
株式会社 山武
幹事
綿引幸代
よこはま若者サポートステーション
幹事
横山草太
株式会社 神奈川機関紙印刷所
幹事
田中秀昭
労協センター事業団 神奈川事業本部
川崎エリア
幹事
須山裕見子
労協センター事業団 神奈川事業本部
横浜エリア
幹事
原 久雄
労協センター事業団 神奈川事業本部
三浦湘南エリア
幹事
斉藤弘明
労協センター事業団 神奈川事業本部
県央エリア
事務局長
高成田 健
労協センター事業団 神奈川事業本部
監事
田中雅子
労協センター事業団 神奈川事業本部
監事
小守秀夫
株式会社 POMFAS
相談役
島田圭一郎
相談役
面
相談役
富田孝好
氏名/企業名
所属/担当者名など
会員
株式会社 山武
榎本雅行
会員
株式会社 東急コミュニティー
氏家英成
会員
株式会社 清光社
鈴木 真
会員
社会福祉法人藤沢育成会
小川 陽
(2011年5月末現在)
協同総合研究所
消費生活アドバイザー
日本労働者協同組合連合会
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