■高地・低酸素トレーニングの効果 ■高地・低酸素トレーニングの効果 ○高地に滞在し、訓練は平地で行う「Living high and Training low」というトレーニング方法が 注目を集めているが、これを平地で実現したのが、本センターの常圧・低酸素環境施設 ↑2001年3月30日 東京読売夕刊 自転車エルゴメータこぎによるパワーの変化→ 「超空気質環境」への挑戦 ■世界に類を見ない大規模施設 ■世界に類を見ない大規模施設 ○低酸素宿泊室の規模は、シングル72室と世界に類がないほど大規模で、センターの代表的施設 ↑宿泊室内部 ↑操作監視盤、酸素濃度指示調節器 「超空気質環境」への挑戦 ■低酸素環境室の性能仕様 ■低酸素環境室の性能仕様 区分 酸素濃度制御範囲 宿泊室 16.8%∼14.4% 高度 1800m∼3000m 相当 16.4%∼14.4% 高度 2000m∼3000m 相当 0.1% 高度 50m 相当 酸素濃度最小設定値 酸素濃度制御幅 トレーニング室 ±0.3% UB 使用時、出入り時は除く ±0.3% 出入り時は除く 20.9%→14.4%まで 4 時間以内 高度 0m→3000m まで 4 時間以内 酸素濃度降下時間 炭酸ガス許容濃度 0.1%以内 0.15%以内 対象人員 1 名×72 室 10 名 室容積 26m3/室×72 室 60 ㎡、115m3 注)1.低酸素宿泊室は一般の居室仕上げ。但し、窓や扉及びユニットバスは高気密仕様 2.空調は低酸素系統と一般空調系統の併用方式 「超空気質環境」への挑戦 ■低酸素宿泊室の概要 ■低酸素宿泊室の概要 ○宿泊室レイアウト ○概略システムイメージ 排気 低酸素室宿泊室 外気 外気処理空調機 低酸素空気 発生装置 排気ファン 空気圧縮機 コントロール スイッチ ミキシングチャンバー 高酸素空気 ・低酸素空気発生装置でつくった低酸素空気と平常空気を所定の 濃度にミキシングチャンバーで混合し、宿泊室に供給 ・温度調整は室内ファンコイルによるが、低酸素運転時は一般空 調系統はユニットバス経由で排気 ・各宿泊室はコントロールスイッチにより、任意の高所と同等の 濃度に各部屋ブロック毎に制御可能 「超空気質環境」への挑戦 ■低酸素濃度制御システム ■低酸素濃度制御システム 外部空気の漏洩量 ○概略システムフロー 室内気積の約1%以下 圧縮空気 2.3CMH 20.93%O2 室内表示機 ユニットバスより 14.8CMH 13%O2 ファンコイルユニット ↑ 外気処理空調機より 26m3/室 14.4%O2(3000m時) 常時プラス圧を維持 ○主要機器 ・空気圧縮機及び冷凍式ドライヤー ;空冷式 ・低酸素空気発生装置;高分子膜酸素分離方式 各ガス分子の膜材質に対する透過速度の違いを利用した分離膜を用い、空気を連続して酸素と窒素に分離。 圧力、流量、温度の調整が可能で、酸素を減じた分以上に窒素が付加されることがなく安全なシステム ・操作監視盤;運転SW、酸素濃度指示調節器(警報器)、トラブルブザー、記録計 ・室内表示器;高度指示器、非常連絡SW、運転異常ランプ ・外気処理空調機及び室内ファンコイルユニット ・ノンリークダクト仕様、ダンパー等は高気密タイプ 「超空気質環境」への挑戦 ■室内陽圧・ノンリーク性能の確保 ■室内陽圧・ノンリーク性能の確保 ファンコイルからの漏洩 ドレンパンシール 照明器具類からの漏洩 高気密器具の採用、シール ダクトからの漏洩 高気密ダンパーの採用ダクトシール 配管、ダクト貫通部からの侵入 埋め戻し処理 排気チャンバー 天井裏 廊下 ドア隙間からの侵入 高気密仕様A-3等級 UB 個室 間仕切り、シャフトからの漏洩 埋め戻し、シール 天井周囲見切り、 天井取付器具の隙間シール バルコニー 外風圧による外気侵入 窓 高気密仕様A-4等級 外壁隙間 シール 注)・低酸素区画の適性設定 ・個室内は如何なる場合でも陰圧状態にならないこと(エアーバランス調整、換気量の定風量化) 「超空気質環境」への挑戦 ■運転性能データ ■運転性能データ 25.0 20.0 18.0 16.0 14.0 12.0 10.0 8.0 6.0 4.0 2.0 0.0 20.0 15.0 10.0 5.0 低酸素室(合) 低酸素室(否) 7:00 6:00 5:00 4:00 3:00 2:00 1:00 0:00 23:00 22:00 21:00 20:00 19:00 18:00 0.0 17:00 酸素濃度(%) 4時間以内 外部風速 「超空気質環境」への挑戦 外 部 風 速 ( m/s) 低酸素環境室の酸素濃度推移 「超空気質環境」を実現するサポート技術 ●豊富な特殊環境設備の施工実績 ●半導体スパークリーンルームの施工技術 ○工業用クリーンルーム、バイオクリーンルーム <分子汚染対策> ○バイオハザード、ケミカルハザード施設 ○建築及び設備材料の選定・評価技術(発生抑制) ○実験動物・植物環境施設 ○汚染物質除去技術(除去) ○放射線実験施設 ○空気質分析・評価技術(性能評価) ○自動車用エンジンテストルーム(人工環境室) <クリーン化微細化対策> ○病院用気圧制御室(陰陽圧ユニット) ○温湿度・気流・静電気・微振動などの制御技術 ○クリーンアップ施工法 ●品質を保証するエンジニアリング技術 ○シミュレーション技術 温度・気流・濃度・圧力分布、換気効率 ○模型実験・実スケール実験技術 流体・環境試験室(上尾工場内) ○コミッショニング(性能検証)技術 温熱環境測定、分析評価、性能改善提案、調整 「超空気質環境」への挑戦
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