旬の話題・気になるニュースを毎月お届け！モデル・カーズ・ピックアップ NEW PRODUCT スバルサンバーに送る、ファンからのエール photo:model cars （編集部）旧日本陸軍の一式戦闘機「隼」など、数々の名機を生んだ中島飛行機をルーツに持つ富士重工は、自動車製造に着手した当初から、その航空機製造で培った高い技術力に裏打ちされた理想主義的なクルマ作りで知られている。 1958年に登場し、戦後日本のモータリゼーションの発展にはかり知れない恩恵をもたらした歴史的名車・スバル360に始まり、独自の水平対抗エンジンや四輪駆動を備えたレガシィやインプレッサまで、多くのファンに支持されて来たスバルの歴代モデル。しかし、そんな乗用車以外にも忘れてはならない車種がある。そう、スバル・サンバーだ。初代サンバーがデビューしたのはスバル360に遅れる事3年、 1961 年のこと。 360譲りの四輪独立懸架やリア・エンジンなど、他には見ダイヤペットの新作として今回モデル化されたのはスバルサンバー軽トラック、スバルサンバーラーメン屋、スバルサンバーパン屋の 3 バリエーション。いずれもスケールは 1/36 で、価格は軽トラが￥1,680（税込）、ベンチ等の小道具が付属する他の 2 台は各￥1,890 （税込）となっている。問株式会社アガツマ　http://www.agatuma.co.jp られない独自のメカニズムを、現行の最新モデルに至るまで半世紀にわたって連綿と踏襲して来た歴代 ●スバル360 サンバーは、熱烈な信奉者によって支持され続けて来た。フロントアクスル上にドライバーが座るキャブオーバーの採用はクラス最大級の荷室寸法。実際、軽商用車ではサンバーにしか積めない荷 1958年に登場した富士重工初の市販乗用車、スバル360。現行サンバーはこの360の遺伝子を最も色濃く残したスバルといえる。 ●スバル360カスタム ●スバル・物も少なく無い。ショート・ホイールドミンゴベースは農道や狭い路地裏での機の DNAを色濃く今に伝える現行動性に富み、伝統のリアエンジンはサンバーを新車で買えるのは、もし空荷の際にも後輪に十分なトラクかしたら今が最後のチャンスかも知ションがかかる。それら数々の優れれないのだ。た資質に加え、 3代目からはそのバこの度ダイヤペットの新作に加リエーションに同社のお家芸とも言わったのが、そんな現行スバル・サンえる四輪駆動モデルも追加されてバー。御存知の通りダイヤペットはいる。現存するミニカー・ブランドとして長い年月の中で徹底的に磨かれは、我が国最古の歴史を誇る老舗て来たサンバーは、メルセデスのウ中の老舗。昨今のミニカーがオトナニモグやランドローバーに勝るとものコレクターを見据えて年々精密劣らない「日本を代表する良質なに進化していく中で、あえて幼児向ツール」なのだ。けのジャンルにとどまり続けて来たしかし、今後スバルの軽乗用車のはひとつの見識。いずれにせよこが全てダイハツ製のOEMモデルとのサンバーはスバル・ファンならずとなることが決まった今、スバル伝統も、注目の製品といえよう。 ●スバル・サンバー（二代目）左上はスバル360をベースに後部に荷室を設けた貨客兼用車、スバル360カスタム。 1963 年にデビューしている。右上は1966年に登場した二代目サンバー。そして左は四代目サンバーをベースに1983年に登場した派生モデル、スバル・ドミンゴ。 1リッター・エンジンを搭載した3列シート・7人乗りモデル。 ●スバル・サンバー（現行）こちらが今回ダイヤペットでモデル化された現行のスバル・サンバー。 52 mc180_000_Pickup.indd 52 11.3.11 5:00:18 PM