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財 務 ハ イ ラ イト
連結 単独
売上高
(億円)
3,500
経常利益
3,190億13百万円
(前期比28.8%増加)
2,800
3,190
1,870
2,100
300
1,521
1,332
1,400
425億51百万円
(前期比96.0%増加)
200
131
04年度
05年度
当期純利益
(億円)
300
127
75
100
03年度
0
03年度
05年度
271億51百万円
(円)
250
271
240
197.23
200
161
180
150
101.14
120
120
116.91
100
72
0
04年度
1株あたり当期純利益
(前期比124.9%増加)
60
254
217
700
0
425
400
2,475
2,205
(億円)
500
72
60.10
50
36
03年度
04年度
05年度
0
60.67
30.62
03年度
04年度
05年度
INDEX
1
財務ハイライト ………………………1
営業の概況 ……………………………9
株主の皆さまへ ………………………2
連結財務諸表 ………………………13
トップインタビュー …………………3
単独財務諸表 ………………………15
トピックス ……………………………7
株式の概況 …………………………17
アンケート結果のご報告 ……………8
会社の概要 …………………………18
株主の皆さまへ
株主の皆さまにおかれましては、ますますご清栄のこととお喜び申しあげます。
日頃より、イビデン株式会社並びにイビデングループ各社をご支援いただきまし
て、誠にありがとうございます。
ここに第153期(2005年4月1日から2006年3月31日まで)営業の概況を
ご報告するにあたりまして一言ご挨拶申しあげます。
当期におけるわが国経済は、原油をはじめとした原材料の高騰などによる影響が
懸念されましたものの、企業収益の改善や設備投資の増加に加え、雇用環境の好転
を背景とした個人消費の拡大により、景気は緩やかに回復を続けました。
このような状況のなかで、当社グループは、連結中期経営計画「RENEWAL
代表取締役社長
(新生)IBIDEN 95 Plan」のもと、品質中心のモノづくりとグローバルな競争力
の強化を重点方針に掲げ、企業価値の向上と永続的に発展できる事業基盤の充実
に全力を注いでまいりました。
今後のわが国経済の見通しにつきましては、景気は緩やかな回復基調で推移する
ものと見込まれますが、原材料価格の高騰の影響やグローバルに展開する企業間の
競争は一層厳しさを増すことが予測され、当社グループを取り巻く収益環境は楽観
視できない状況が続くものと思われます。
このような情勢のもと、当社グループは、徹底したコスト削減を進めるとともに、
引き続き顧客満足度の高い品質の確保とグローバルな競争力の強化に取り組んで
まいります。
株主の皆さまにおかれましては、今後とも変わらぬご愛顧ご支援を賜りますよう
お願い申しあげます。
2006年6月
2
トップインタビュー
成長戦略を加速させることで、
新たな飛躍を目指します。
Q
部門別の状況をお聞かせください。
電子関連部門では、BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)
を中心に携帯電話、パソコンの販売が好調で、主力のプリン
ト配線板やICパッケージ基板の需要が拡大しました。また、
第3世代携帯を中心にFVSS(次世代型ビルドアップ基板)の
採用が進んだことに加え、パッケージ基板では、新製品や付
加価値の高い製品への切り替えも順調に進みました。
セラミック部門では、主力のDPF(ディーゼル車黒煙除去
フィルター)において、環境規制の強化に伴う需要の急拡大に
対応するため、集中して投資を行いましたが、予定より早期
代表取締役社長
Q
岩田 義文
に生産を立上げ、大幅な収益の増加につながりました。
世界の携帯電話端末販売台数(対エンドユーザー)、パソコン出荷台数
2005年度の業績の概略をお聞かせください。
出典:ガートナーデータクエスト
(2006年3月)GJ06231
(百万台)
1,200
携帯電話端末販売台数 パソコン出荷台数
05年度は、前年度に続き売上高、経常利益ともに過去最高
の実績を更新し、中期計画の経営目標を2年前倒しで達成す
897
益に貢献できる姿に近づいてきたことは、ひとつの成果だと
1,025
817
900
674
ることができました。売上、利益額が伸長しただけでなく、利
益率で10%を上回ってきたこと、さらに全ての事業部門が収
956
600
300
183
212
232
254
278
04年
05年
06年
(予想)
07年
(予想)
08年
(予想)
思います。為替が予想より円安にふれた効果もあるのは事実
ですが、基盤活動として進めているコスト低減活動や海外生
産拠点の収益向上が業績に大きく寄与しました。
3
0
建材部門では、メラミン化粧板の製造と販売を統合しまし
たが、利益率の向上など成果が出てきています。国内事業に
つきましても、収益重視で強化をしていきます。
DPF
Q
2006年度における事業環境についての
見通しはいかがですか?
電子関連、DPFともに需要拡大による増収増益を見込ん
でいますが、下半期から経営環境は厳しくなると予想してい
ます。昨年、パッケージ基板では、供給を上回る需要があり
車でも何らかの排ガス浄化装置を搭載することが必要になり
ましたが、今年度には、台湾・韓国、そして日本メーカーも
ます。ですから、DPFの市場が今後も拡大していくことは間
含めて増産体制が整ってきます。需要の総量は心配をしてい
違いありません。しかし、当社が採用する炭化ケイ素以外の
ませんが、価格の面では一層厳しくなることが予測されます。
材料との競争も始まり、価格面では今後厳しくなると考えて
さらに、為替市場の動向や原油をはじめとした原材料高にも
います。
注意が必要です。
DPFにつきましては、現在の欧州環境規制「ユーロ4」では
主に大型車(おおよそ排気量2000cc以上)で搭載が進んで
Q
イビデンが継続的に成長していくために、
どのような戦略で臨みますか?
いますが、2010年に予定されている「ユーロ5」では、小型
お客さまの要求は、価格の引き下げ、供給量や品質の確保、
性能の向上など様々です。そのなかで、お客さまの立場でトー
ディーゼル車排ガス規制動向
欧州
USA
日本
2000年
2005年
2010年
Euro3
PM:0.05g/km
NOx:0.50g/km
Euro4
PM:0.025g/km
NOx:0.25g/km
Euro5
PM:0.005g/km
NOx:0.20g/km
US04(2004∼)
PM:0.038g/km
NOx:0.19g/km
US07(2007∼)Tier2/bin9
PM:0.006g/km
NOx:0.06g/km
国内新長期規制(2005∼)
PM:0.013g/km
NOx:0.14g/km
PM:黒煙などの粒子状物質 NOx:窒素酸化物
※PM量は、Euro2(1995年)の規制に比べ、Euro3では38%減、Euro4では69%減、
Euro5では94%減にする必要があります。
タルなコスト削減につながる提案ができるか、最先端製品の開
発を継続できるか、これが当社の生き残る道となります。例え
ば、DPFでは、今後「ユーロ5」対応で、お客さまにどんな提案
ができるかが勝負となります。単に規制に適合しているだけで
なく、燃費改善や触媒量の減少などに役立つDPFを開発、提
供していかねばなりません。一方、電子関連では、FVSSが世
界大手の携帯電話メーカーに採用され、強い増産要請をいた
だいています。これは、当社の提案が、お客さまにトータルな
メリットをもたらしているからです。今後は、FVSSをさらに進
化させるとともに、他の市場にも積極的に展開していきます。
4
トップインタビュー
Q
今年度も前年同様の投資が続きますか?
05年度は、欧州におけるDPFの需要拡大に対応するため、
600億円を超える投資を行いました。ハンガリーでは、現地
社員の努力で2ヶ月ほど生産の立上げが早く進み、収益に大
きく貢献しました。一方、06年度は、電子関連を中心とした
投資を行い、需要の増加に対応していきます。携帯電話向け
のプリント配線板を生産する揖斐電電子(北京)では、FVSS
の専用工場を、また、パッケージ基板を生産するイビデンフ
■ イビデンハンガリー
①第1工場(手前)
:DPF生産4ライン稼働中
②第2工場( 奥 )
:06年度中に生産4ライン稼働予定
ィリピンにおいては、既存工場と同規模の第2工場を建設し
ています。さらに、国内では、最先端の微細配線技術の開発
を担う拠点の建設も進めています。06年度も前年と同規模
の投資を行うことになりますが、最先端の電子関連製品では、
Q
海外拠点も業績拡大が進んでいますが?
海外拠点は、生産量の拡大に加え、基盤の改善活動も活発
に行い、順調に業績は拡大しています。当社のグローバル化の
お客さまの需要や要望に、確実かつタイムリーに対応できな
ければ、それは市場からの退場につながります。業界をリー
ドする地位を確固たるものにするため、周到な需要予測を基
に投資の決定を進めていきます。
基本はお客さまの近くでということであり、カスタマーインと
いう考え方です。電子関連ですとほとんどがカスタマイズされ
た製品であり、お客さまとの連携が最も重要です。また、自動
■ イビデンフィリピン第2工場完成予想図
車関連製品では、ジャスト・イン・タイム方式※に対応するにはお
客さまの近くでデリバリー(配送)しなくてはなりません。しか
し、それだけで上手くいくわけではありません。海外拠点の質
的な能力向上が必要で、品質改善活動(TPM)や現地社員の
教育にも力点を置いています。今後は、生産拠点という位置付
けだけでなく、開発も現地で対応できる体制にしていきたいと
考えています。また、日本人駐在員を従業員の1%以下にとい
う目標も持っていますが、現地社員の資質向上を進めることで、
開発から販売までローカライズを一層進めていきます。
5
第1工場(既設)
共用棟(建設中)
第2工場(建設中)
※ジャスト・イン・タイム方式/部品の在庫を持たずに、指定した時間に部品を納入させる方式
Q
コーポレートガバナンス(企業統治)の
げることで株主に還元し、従業員を雇用することで地域社会
強化が求められていますが。
に貢献する。つまり全てのステークホルダー(利害関係者)
に企業活動を通して貢献することが当社の企業価値なので
昨今の度重なる不祥事により、企業は社会の信頼を確保す
す。そもそも当社は、地元大垣の発展を目指して設立された
ることが大変重要になっています。当社グループにおいても、
会社です。グローバル化が進む中で、地域社会から地球社会
コーポレートガバナンスの強化を図るため、内部統制システ
に、事業を通じて、いかに貢献できるかということが基本だ
ムの構築を本格化させます。コンプライアンス(法令の遵守
と考えています。
及び企業倫理の確立)体制の強化、経営リスクの管理、業務の
効率化や経営の透明性を確保するディスクロージャー(情報の
開示)を柱とした内部統制システムを確立することで、グロー
バル社会から尊敬される誠実で健全な企業グループを目指し
ていきたいと思います。
Q
株主の皆さまに、メッセージをお願いいたします。
この3月末までに株主数が大幅に増えました。当社は最終
商品を手がけてはいませんが、ご理解、ご支援をいただける
方が増えたということは非常に嬉しいことです。一方で、当社
Q
企業の価値をどう考えますか?
に大きな期待をされているわけでもあり、それに応えていか
ねばならない、という責任を強く感じています。1株当たりの
当社が「社会のお役にたてるか」によります。お役にたっ
利益を毎期増加させていくことで、ご期待に応えたいと思っ
ている度合いが企業の価値であると思います。メーカーです
ています。新たに株主になられた方をはじめ、皆さまの変わ
から、モノづくりを通してお客さまのお役に立ち、利益をあ
らぬご支援をお願い申しあげます。
社会貢献・環境問題への取り組み
イビデンでは、循環型社会の構築を目指し、生産活動で発生する廃棄物の低
減を進めています。当社のトータルゼロエミッションは、
「生産工程から発生する
固形廃棄物埋立てゼロ、廃液の中間処理外部委託ゼロ」を定義として、廃棄物
発生源での抑制策を強化するとともに、再資源化、再利用化を推進しています。
当社全事業場では、2003年12月末に固形廃棄物埋め立てゼロを達成し、引
き続き、その維持と廃液の自社処理100%に取り組んできました。その結果、
2006年5月末に当社全事業場において廃液の完全自社処理を行い、目標の
トータルゼロエミッションを達成しました。
大垣事業場 水処理施設
6
トピックス
■「高度微細配線技術開発センター・大垣第2事業場(仮称)
」建設着工
2006年4月18日、
「高度微細配線技術開発センター・
ユーティリティ棟(水処理等)
電
子
関
連
部
門
大垣第2事業場(仮称)
」の地鎮祭を行いました。短いサイ
クルで進化する半導体、電子部品に対応する最先端の精
研究棟(予定)
密微細配線技術を開発、実現していくため、技術開発施設
と、その量産化に結び付けていく生産工場を建設すること
にしました。2007年1月中旬の
建屋完成を目指しています。
●新事業場の概要
所 在 地: 岐阜県大垣市笠縫町100番地の1
(JR大垣駅より北西に1.2km)
生産品目: ICパッケージ基板
投資金額: 約83億円(開発センター・工場棟、他建屋)
、建屋延床面積(約48,000m2)
内 容: 敷地面積(113,000m2)
完成予想図
開発センター・工場棟
■PSA(プジョー・シトロエングループ)より、
「ベストサプライヤー賞」を受賞
2006年3月6日、PSA社より、
「ベストサプライヤー賞・イノ
ベーション部門(開発部門賞)
」を授与されました。同賞は、2004
セ
ラ
ミ
ッ
ク
部
門
年∼05年の成果をもとに、技術提案力の最も高かった企業に授
与されるもので、多くの自動車部品サプライヤーの中から選ばれ
たことは、当社の技術開発力がPSA社に高く評価された結果であ
り、大いなる栄誉となりました。
なお、PSA社には、2000年よ
りDPFを納入しています。
また、当社のDPFは、2006
年2月時点で、全世界の累計生
産出荷数が300万個を超えま
した。
DPF(ディーゼルパティキュレートフィルター)
7
第153期中間報告書に同封しましたはがきにて、株主の皆さまにアンケートを
お願いいたしましたところ、990通ものご回答をいただきました。誠にありがと
うございました。お寄せいただきました貴重なご意見・ご要望を真摯に受けとめ、
事業報告書をはじめ、今後のIR活動の充実につなげてまいります。
株式保有年数
情報開示で強化して欲しいもの
(複数回答可)
336
報告書の内容の充実
5年以上
1年未満
34%
43%
ホームページ/
IRサイトの充実
289
228
会社説明会の実施
79
IR担当窓口の強化
3∼5年未満 7%
1∼3年未満 16%
0
報告書で読まれた点
知りたい情報
(複数回答可)
クローズアップ・
プリント配線板
444
社会貢献・環境対策に
ついて
364
営業の概況
362
100
200
362
317
経営トップのビジョン
208
0
100
200
300
196
業界の情報
227
財務諸表
182
海外事業の情報
400
500(件)
500(件)
464
事業・製品の情報
経営情報
342
400
(複数回答可)
財務業績情報
トピックス・DPF
300
0
100
200
300
400
500(件)
事業報告書につきましては、
「読みやすく、わかりやすい」を基本に、
「情報の充実」になお一層努めてまいります。
8
営業の概況
電子関連部門
■電子関連部門の売上高構成比
主な製品用途
●プリント配線板
49.8%
●パッケージ基板
・携帯電子機器向け
・コンピュータ向け
・情報通信インフラ向け※
・携帯電話向け
・情報家電向け
※情報通信インフラ向け
高速デジタル通信ネットワークを形成するサーバーや
ルーター等に使用されています。
売上高
1,588億54百万円
(前期比23.4%増)
2,000
400
1,588
1,500
1,286
261
300
1,130
営業利益
1,000
261億96百万円
(前期比63.4%増)
自由なビア(穴)
の配置を可能と
した次世代型ビルドアップ基板
です。
売上高 営業利益 (億円)
(億円)
200
160
103
500
0
100
03年度
04年度
05年度
0
プリント配線板では、ビルドアップ高密度配線基板は、新興国を中心とした旺盛な新規需
要を背景に海外携帯電話市場が好調に推移し、また、先進国で増加している高機能携帯電話
に次世代型ビルドアップ基板(FVSS)の採用が拡大したことにより売上増となりました。
パッケージ基板では、高密度・薄型パッケージ基板が、携帯電話やメモリー分野への積極
的な開発、販売活動により売上増となりました。また、高性能・高機能パッケージ基板は、コ
ンピュータ市場の活況や新製品への切り替えが順調に進んだこと、さらに次世代型ゲーム機
9
BOC(ボード・オン・チップ)
器向けに参入したことにより売上増となりました。
DRAMの高速化に伴い開発され
たセンタースリット付きのBGA
基板です。
拡大や高付加価値製品へのシフトを進めたことにより増加しました。
営業利益は、イビデンフィリピン、揖斐電電子(北京)をはじめとした海外生産拠点の収益
セラミック部門
■セラミック部門の売上高構成比
主な製品用途
●環境関連セラミック製品
・DPF
21.9%
●セラミックファイバー製品
・燃焼機器向け
・触媒担体保持・シール材
●特殊炭素製品
●ファインセラミックス製品
・半導体製造装置向け
・半導体製造装置向け
・新エネルギー関連向け
売上高
698億 2百万円
(前期比95.3%増)
営業利益
800
(前期比153.5%増)
ディーゼルエンジンから排出さ
れる黒煙の99%以上を捕集する
ことができる炭化ケイ素製高性
能フィルター。
200
698
600
132
357
400
132億38百万円
DPF
売上高 営業利益 (億円)
(億円)
250
200
0
150
100
52
50
28
03年度
04年度
05年度
0
環境関連セラミック製品では、DPF(ディーゼル車黒煙除去フィルター)は、欧州市場にお
ける搭載車種が急拡大したことや、国内外での生産能力の増強により売上は大幅増となりま
した。また、触媒担体保持・シール材は、欧州顧客を中心とした好調な受注と増産対応によ
り売上増となりました。
特殊炭素製品は、新エネルギー関連製品の需要が減少したことにより売上減となりました。
また、セラミックファイバーは、プラズマディスプレイパネル関連素材の販売が堅調に推移した
触媒担体保持・シール材
ことにより売上増となりました。また、ファインセラミックス製品は、半導体製造装置向け関連
排気ガスを浄化するために用い
る触媒担体を保持し、ガスのリー
クを防ぐシール材。
部材の販売数量が減少したことにより売上減となりました。
営業利益は、環境関連セラミック製品の生産能力増強による増産効果や海外生産拠点の収
益改善により増加しました。
10
営業の概況
建材部門
■建材部門の売上高構成比
15.9%
主な製品用途
売上高
●住宅設備機器
505億76百万円
(前期比12.6%増)
・マンション、集合住宅向け
売上高 営業利益 (億円)
(億円)
600
60
449
445
400
30
・一般住宅向け
営業利益
34億68百万円
●メラミン化粧板
・商業施設、オフィス向け
・システムキッチン扉向け
200
505
34
20
40
20
(前期比11.9%増)
0
0
03年度
04年度
05年度
住宅設備機器は、マンション等の集合住宅向けに商品を増やしたことにより、受注量が拡大
し売上増となりました。メラミン化粧板は、首都圏マンション向けキッチン扉の販売が順調に
推移したことにより売上増となりました。
営業利益は、競争の激化に伴う価格下落の影響はありましたが、継続的なコスト削減に努め
メラミン化粧板施工例
たことにより増加しました。
なお、イビケン株式会社は株式交換により、2006年7月3日付で完全子会社とします。
建設部門
■建設部門の売上高構成比
4.3%
主な製品用途
売上高
●法面工事部門
137億90百万円
・斜面安定、法面保護工事
●造園工事部門
・外構、植栽工事
・ビルの壁面、屋上の緑化工事
●環境関連設備部門
・水質、大気、土壌等の環境測定
売上高 営業利益 (億円)
(億円)
200
20
150
(前期比3.2%増)
100
営業損失
6億79百万円
133
137
10
6
0
0
-0.7
(前期は69百万円の営業損失)
-6
-100
03年度
04年度
-10
05年度
法面工事部門は、依然として公共投資が縮小している影響を受けて受注価格、受注量とも
に減少し売上減となりましたが、環境関連設備部門は、受注が堅調に推移したことにより売上
増となりました。
営業利益は、事業の抜本的な構造改革に伴う費用増により、営業損失を計上しました。
都市緑化事例
11
その他部門
■その他部門の売上高構成比
8.1%
主な製品用途
売上高
●合成樹脂加工部門
259億88百万円
(前期比4.4%増)
●農畜水産物加工部門
●石油製品販売部門
●情報サービス部門
営業利益
13億74百万円
売上高 営業利益 (億円)
(億円)
300
30
259
248
229
20
200
12
14
13
10
100
(前期比2.8%減)
0
03年度
04年度
05年度
石油製品販売部門においては、燃料油の販売価格は上昇しましたが販売量の減少により売上
は前年並みとなりました。農畜水産物加工部門は、消費拡大に伴い販売数量は堅調に推移しま
したが、安価な海外製品との競争の激化により売上は微増となりました。
営業利益は、それぞれの部門においてコスト削減活動を推し進めましたが、原材料コスト高を
補えず減少しました。
樹脂加工製品
連結対象会社
●国内/イビデングリーンテック株式会社
イビデン電子工業株式会社
イビデンケミカル株式会社
イビケン株式会社
イビデングラファイト株式会社
イビデン産業株式会社
イビデン樹脂株式会社
タック株式会社
イビデン物産株式会社
イビデンエンジニアリング株式会社
イビテック株式会社
株式会社イビデンキャリア・テクノ
イビデン建装株式会社
イビケンウッドテック株式会社
中部工材株式会社
株式会社五洋清水工務店
アイビー・スタッフ有限会社
アイビー・グリーン有限会社
●海外/(北米)
(アジア)
イビデンインターナショナル株式会社
揖斐電電子(北京)有限公司
イビデンサーキットオブアメリカ株式会社
揖斐電電子(上海)有限公司
マイクロメック株式会社
揖斐電電子科技(上海)有限公司
イビデンU.S.A. R&D株式会社
南寧大南食品有限公司
イビデンU.S.A. 株式会社
揖斐電(香港)有限公司
(欧州)
台湾揖斐電股 有限公司
イビデンDPFフランス株式会社
イビデンコリア株式会社
イビデンヨーロピアンホールディングス株式会社
イビデンフィリピン株式会社
イビデンハンガリー株式会社
イビデンシンガポール株式会社
イビデンドイツ株式会社
イビデンマレーシア株式会社
イビデンフランス株式会社
イビデンヨーロッパ株式会社
イビデンUK株式会社
12
連結財務諸表
連結貸借対照表
2006年3月31日現在
(単位:百万円)
科目
2005年度末 2004年度末
科目
(資産の部)
流動資産
現金及び預金
有価証券
16,133
19,931
たな卸資産
32,025
20,865
固定資産
有形固定資産
6,632
ー
9,699
45,788
27,410
固定負債
22,669
50,762
社債
12,748
39,988
長期借入金
2,380
5,165
退職給付引当金
1,665
1,702
1,425
1年以内償還の社債及び転換社債
4
その他
4
△ 366
△ 1,182
繰延税金負債
4,209
180,457
115,002
その他
1,665
2,480
負債合計
132,102
137,870
8,064
8,037
27,314
機械装置及び運搬具
47,927
29,840
その他
44,862
26,301
4,158
1,534
投資その他の資産
45,005
30,010
投資有価証券
42,447
27,288
3,599
2,994
△ 1,042
△ 272
368,548
256,104
資産合計
43,366
7,607
8,886
83,456
貸倒引当金
87,108
56,036
11,470
38,504
その他
短期借入金
109,432
2,474
131,294
3
支払手形及び買掛金
3,170
建物及び構築物
無形固定資産
流動負債
32,619
57,506
貸倒引当金
2
50,234
141,101
75,422
その他
1
(負債の部)
188,090
受取手形及び売掛金
繰延税金資産
2005年度末 2004年度末
(少数株主持分)
少数株主持分
(資本の部)
4
資本金
62,779
23,812
4
資本剰余金
63,904
24,287
利益剰余金
89,231
62,546
土地再評価差額金
3
その他有価証券評価差額金
為替換算調整勘定
5
48
63
13,621
6,828
2,155
△ 769
△ 3,358
△ 6,572
資本合計
228,381
110,196
負債、少数株主持分及び資本合計
368,548
256,104
自己株式
注)有形固定資産の減価償却累計額 146,108百万円
13
1
減価償却費を上回る新規設備投資により増加しました。
2
子会社株式の取得により、連結調整勘定を計上したために
増加しました。
3
保有株式の時価が上昇したことにより増加しました。
4
新株予約権の行使(旧転換社債の権利行使を含む)
により
減少し、その権利行使に対して新株式を発行したために、資
本金、資本剰余金は増加しました。
5
新株予約権の権利行使
(ストックオプション分を含む)
に対し、
自己株式の一部を充当したことにより減少しました。
連結損益計算書
2005年4月1日∼2006年3月31日
連結キャッシュ・フロー計算書
2005年4月1日∼2006年3月31日
(単位:百万円)
科目
2005年度
売上高
売上原価
2004年度
科目
319,013
247,593
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
235,634
195,693
39,803
販売費及び一般管理費
43,575
営業利益
2,284
営業外収益
(単位:百万円)
31,809
20,090
2,709
2005年度
2004年度
税金等調整前当期純利益
41,894
19,221
減価償却費
22,341
14,437
△ 10,704
△ 852
たな卸資産の増加額
仕入債務の増減額
その他(売上債権の増減額など)
受取利息配当金
925
430
持分法による投資利益
655
384
702
1,894
1,088
支払利息
452
726
投資活動によるキャッシュ・フロー
2,855
362
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
42,551
21,711
経常利益
特別利益
809
629
特別損失
1,466
3,119
△ 8,730
38,434
23,098
△ 60,331
△20,116
営業活動によるキャッシュ・フロー
3,308
その他
△ 977
△ 26,458
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
営業外費用
その他
11,360
有形固定資産の取得による支出
その他(投資有価証券の取得による支出など)
△ 2,494
△ 2,712
△ 62,826
△22,829
株式の発行による収入
その他(配当金の支払による支出など)
財務活動によるキャッシュ・フロー
現金及び現金同等物に係る換算差額
41,894
税金等調整前当期純利益
法人税、住民税及び事業税
法人税等調整額
少数株主損益
当期純利益
19,221
42,274
−
△ 2,911
6,199
39,362
6,199
1,945
555
現金及び現金同等物の増加額
16,916
7,023
現金及び現金同等物の期首残高
15,414
6,492
46,666
39,597
△ 2,267
△ 218
新規連結に伴う現金及び現金同等物の増加額
486
46
1,596
875
連結子会社の決算期変更に伴う現金及び現金同等物の増加額
1,787
−
27,151
12,071
65,858
46,666
現金及び現金同等物の期末残高
注)1株当たり当期純利益 197円23銭
(億円)
800
600
562
(%)
20
有利子負債の推移
614
544
15
392
400
7.64
5.95
227
8.69
5
01年度
02年度
03年度
04年度
05年度
0
16.04
11.58
10
200
0
ROE/ROAの推移
2.40
01年度
0.76
0.33
02年度
3.36
03年度
ROE(株主資本利益率)
4.99
04年度
05年度
ROA(総資産利益率)
14
単独財務諸表
貸借対照表
2006年3月31日現在
(単位:百万円)
科目
2005年度末 2004年度末
(資産の部)
科目
(負債の部)
124,233
97,520
現金及び預金
26,891
18,285
支払手形及び買掛金
受取手形及び売掛金
41,377
32,013
1年以内償還の社債及び転換社債
有価証券
16,133
19,931
たな卸資産
17,081
12,327
2,183
1,283
20,571
13,681
△4
△3
164,106
101,652
67,111
47,934
建物及び構築物
23,571
20,121
機械装置
21,092
13,364
その他
22,448
14,448
1,396
1,176
投資その他の資産
95,599
52,541
投資有価証券
37,747
関係会社株式
その他
流動資産
72,780
60,374
31,674
23,756
ー
9,699
未払金
17,034
11,850
その他
24,071
15,068
固定負債
19,435
43,568
社債
12,748
39,988
630
959
6,057
2,302
その他
ー
319
負債合計
92,215
103,943
資本金
62,779
23,812
資本剰余金
63,205
24,282
23,179
利益剰余金
60,047
46,976
31,016
21,907
その他有価証券評価差額金
13,436
6,702
26,917
7,513
△ 3,344
△ 6,544
△ 82
△ 59
資本合計
196,124
95,228
288,340
199,172
負債及び資本合計
288,340
199,172
繰延税金資産
その他
貸倒引当金
流動負債
役員退職慰労引当金
固定資産
繰延税金負債
有形固定資産
無形固定資産
貸倒引当金
資産合計
注)有形固定資産の減価償却累計額 109,065百万円
15
2005年度末 2004年度末
(資本の部)
自己株式
損益計算書
利益処分
2005年4月1日∼2006年3月31日
2005年4月1日∼2006年3月31日
(単位:百万円)
科目
(単位:百万円)
2005年度
2004年度
187,091
152,160
139,343
122,457
売上総利益
47,747
29,703
販売費及び一般管理費
25,390
20,149
22,357
9,554
株主配当金
営業外収益
5,568
3,957
取締役賞与金
営業外費用
2,449
767
25,476
12,744
特別利益
78
257
特別損失
1,001
2,357
24,553
10,643
10,049
3,736
△ 1,602
△321
当期純利益
16,106
7,228
前期繰越利益
33,756
28,003
売上高
売上原価
営業利益
経常利益
税引前当期純利益
法人税、住民税及び事業税
法人税等調整額
中間配当金
自己株式処分差損
1,369
589
769
−
科目
当期未処分利益
47,723
合計
47,723
34,642
9
10
47,733
34,653
これを次のとおり処分いたします。
1,473
(1株につき10円)
次期繰越利益
827
(1株につき7円)
115
70
46,144
33,756
注)
2005年11月30日に1株につき10円、総額1,369百万円の中間配当を実施いたしました。
株主配当金
1株につき 20 円(年間)
1. 期末配当金 ………………………………………1株につき金10円
2. 支払い請求権の効力発生日
並びに支払開始日 ………………………………2006年6月26日
(円)
30
配当金推移
20
20
34,642
0
注)1株当たり純利益 116円91銭
2004年度
固定資産圧縮積立金取崩高
10
当期未処分利益
2005年度
10
5
12
7
5
5
03年度
04年度
期末配当金
中間配当金
10
10
05年度
16
株式の概況
2006年3月31日現在
発行する株式の総数
230,000,000株
発行済株式総数
149,437,027株
株
主
数
■ 大株主
株主名
41,208名
持株数(千株)
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
13,792
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口)
13,519
■ 所有者別状況
その他国内法人等
証券会社
11.0%
2.2%
金融機関
45.1%
個人・その他
株式会社豊田自動織機
5,750
株式会社十六銀行
4,000
株式会社大垣共立銀行
3,793
ザ チェース マンハッタン バンク 385036
3,767
三井生命保険株式会社
3,175
資産管理サービス信託銀行株式会社(信託B口)
2,405
株式会社土屋組
2,202
あいおい損害保険株式会社
2,156
16.5%
外国法人等
25.2%
■ 株数別状況
100株以上1,000株未満
1,000株以上10,000株未満
10,000株以上100,000株未
7.4%
100株未満
4.7%
0.1%
7.4%
100,000株以上
1,000,000株未満
1,000,000株以上
55.2%
25.2%
■ 株価の推移
株価(円)
7,500
株価(月足)
出来高(月間合計)
5,000
出来高
(万株)
4,000
2,500
3,000
0
2,000
1,000
2004年
1月 2月
17
3月
4月
5月
6月
7月
8月
2005年
9月 10月 11月 12月 1月 2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
2006年
9月 10月 11月 12月 1月 2月
0
3月
4月
会社の概要
創
資
本
2006年3月31日現在
立
1912年(大正元年)11月25日
金
62,779百万円
従 業 員 数
2,247名(連結10,115名)
■ 主要な営業所
■ 事業場
本 店 〒503‐8604 岐阜県大垣市神田町2‐1
(0584)81‐3111(代)
大垣事業場、青柳事業場、河間事業場
大垣北事業場(以上岐阜県)
衣浦事業場(愛知県)
東京支店 〒100‐6329 東京都千代田区丸の内2‐4‐1
(丸の内ビルディング29階)
(03)3213‐7322(代)
大阪支店 〒532‐0003 大阪市淀川区宮原1‐2‐6
(新大阪橋本ビル3階)
(06)6399‐1671(代)
■ 会計監査人
新日本監査法人
■ 役員 2006年6月23日現在
取締役
監査役
代 表 取 締 役:
岩 田 義 文
常 勤 監 査 役:
代 表 取 締 役:
杉 本 武
代 表 取 締 役:
青 山 好 次
代 表 取 締 役:
藤 川 治
取
締
役:
竹 中 裕 紀
取
締
役:
取
締
役:
取
締
役:
取
締
取
執行役員
高 橋 良 順
社 長:
岩 田 義 文
常 勤 監 査 役:
川 瀬 豊
副 社 長:
杉 本 武
監
査
役:
栗 林 忠 男
副 社 長:
青 山 好 次
監
査
役:
熊 谷 安 弘
副 社 長:
藤 川 治
専務執行役員 :
竹 中 裕 紀
國 嶋 眞 文
専務執行役員 :
國 嶋 眞 文
平 林 佳 郎
常務執行役員 :
平 林 佳 郎
小 高 博 信
常務執行役員 :
小 高 博 信
役:
関 屋 昌 隆
常務執行役員 :
関 屋 昌 隆
締
役:
松 尾 敏 明
常務執行役員 :
松 尾 敏 明
取
締
役:
豊 田 芳 年
常務執行役員 :
馬 渕 勝 美
取
締
役:
高 柳 誠 一
執
行
役
員:
宇 野 孝 博
取
締
役:
佐 藤 則 夫
執
行
役
員:
細 田 耕 治
執
行
役
員:
高 木 隆 行
執
行
役
員:
阪 下 敬 一
執
行
役
員:
坂 井 隆
執
行
役
員:
栗 田 茂 康
18
株 主メモ
決
算
(お知らせ)
■ 単元未満株式の買取請求及び買増請求
期: 毎年3月31日
定 時 株 主 総 会: 毎年6月
株主名簿管理人: 東京都港区芝三丁目33番1号(〒105‐8574)
単元未満株式
(1株から99株の株式)
の買取り
及び買増しについては、左記の事務取扱場所・取次
所でお取扱いいたしております。なお、買増請求に
つきましては、3月31日及び9月30日のそれぞれ12
中央三井信託銀行株式会社
同事務取扱場所: 名古屋市中区栄三丁目15番33号(〒460‐8685)
中央三井信託銀行株式会社 名古屋支店証券代行部
0120‐78‐2031
同 取 次 所: 中央三井信託銀行株式会社 本店及び全国各支店
日本証券代行株式会社 本店及び全国各支店
公 告 方 法: 電子公告によります。ただし電子公告によることがで
営業日前から当該日までの期間お取扱いを停止い
たします。その他、会社が定める一定期間買増請
求のお取扱いを停止する場合がございます。
お手続きなどの詳細につきましては左記株主名簿
管理人あてご照会ください。また、株券保管振替制
度ご利用の株主さまはお取引証券会社あてご照会
ください。
■ 郵便貯金口座配当金受取サービスのご案内 きない事故その他のやむを得ない事由が生じた場合は
銀行口座に加え、郵便貯金口座
(通常貯金口座)
への振込にてお受け取りいただくことができます。
日本経済新聞に掲載いたします。
ご希望の株主さまは、左記株主名簿管理人あて配当
金振込指定書をご請求のうえ、お申し込みください。
■ 諸届出用紙のご請求
公告掲載URL
http://www.ibiden.co.jp/koukoku/index.html
上場証券取引所: 東京、名古屋各証券取引所 第1部
住所変更、単元未満株式買取請求、名義書換請
求及び配当金振替指定に必要な各用紙請求は、株
主名簿管理人のフリーダイヤル0120‐87‐2031で
24時間受付しております。
●2006年1月、
2月に放映されたTVコマーシャル「私はあきらめない」編
イビデンホームページ
http://www.ibiden.co.jp/
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