O K A M O T O S T U D I O Dream Weaver 幸せを感じる「瞬間(とき)」いつもそこには写真がある ! News Letter 〒581-0867 大阪府八尾市山本町1-8-27 Issue No.33 フリーダイアル 0120-88-3766 (株)岡本スタジオ オーナーフォトグラファー 岡本昇 ! お久しぶりです! 皆さん、こんにちは!(株)岡本スタジオの岡本昇 です。このお便りは私の大切なお客様と友人の皆 様に不定期で送らせていただいているニュースレ ターです。 さて、リオでのパラリンピックも閉幕しましたが、 先に行われたオリンピックと共に世界中を熱中さ せましたね。その国の代表として世界の人たちと 競い合うってすばらしいですよね。 実は写真の世界にもオリンピックスタイルを採用 した国別の写真コンテストがあるのですよ。WPC ワールド・フォトグラフィック・カップといいま す。スポーツと違ってゲーム(試合)を観戦するこ とはできませんが、インターネット上で、審査発 表をしています。そして授賞式は毎年開催国を変 えながら盛大に行われています。一昨年はアメリ カのフェニックス、昨年はフランスのモンペリエ 今年はポルトガルのポルトで開催されました。私 はここ数年チームジャパンのキャプテンとして参 加しています。あっさりと書きましたが、日本代 表チームの認定書を頂いたときに自分の名前がキャ プテンとして記載されているのを見たときはとて も嬉しかったです。やったぁ∼!という感じです ね。(笑) 1 2016/09/18 D R E A M W E A V E R 授賞式ではまず最初にワールドフォトグラフィッ ロッパ時間CETで表記されます。例えば今月9月 クカップを運営している、WPC国際委員会のメ のWPC国際委員会は、9月28日水曜日の午後10 ンバー紹介から始まります。世界5大陸の内アフ 時開催予定です。但し中央ヨーロッパ時間です。 リカを除く4大陸から国際委員8名が選出されて 日本時間はマイナス8時間ですが現在サマータイ います。今回は2名欠席で6名が壇上で紹介され ムが適用され7時間の時差となり、9月29日木 ました。左の白いジャケットの男性がオランダ代 曜日午前5時になります。最初の会議に出るとき 表のヨーゲン・ブランド氏、続いてベルギー代表 は、日にちがまたがるので1日間違えないかとて ブルーノ・ フェッター氏そしてなんとアジア代表 も心配でした。しかも最初の頃はCET8時開催で、 は私が務めています。その隣の背の高い男性がカ 日本時間だと午前3時になります。1時間前には ナダ代表のドン・マックレガー氏そして紅一点の 準備もしておきたいと思うとなんと午前2時にな オーストラリア代表のカイル・リオン氏、最後に ります。これって前の日からそのまま起きてたら アメリカ代表のデニス・クラフト氏です。 いいの?それとも早く寝て2時に起きたほうがい い?と悩みましたが、早めに寝て2時に起きるこ とにしました。半年ほど皆勤で出席していると私 に気をつかってくれて、開催時間をあと2時間遅 らせてくれることになりました。現在の5時スター トになり、かなり助かっています。毎月この国際 会議をかれこれ3年も続けるとかなり慣れてきま したけどね。(笑) 私達8名の国際委員以外に委員会を代表する立場 でイタリアのジョセッペ・スコッチ氏がC.E.O.を アメリカのデービット・トラスト氏がチーフアド バイザーを務め合計10名で運営しています。3 年前にこのWPC国際委員会に任命されたときに 私でつとまるのだろうか?国際会議ってどのよう 話をWPC世界大会に戻します。私達国際委員の に開催されるのか?と不安だらけでした。その国 紹介が終わるといよいよ授賞式です。ポートレー 際会議は毎月インターネット上のテレビ会議で開 トや風景、ウェディングなど6つの部門に分かれ 催されています。これだと交通費かかりませんか 世界のベスト10の発表です。そして続いて上位 らね。しかし世界同時に開催されるので時差があっ 3賞つまり金銀銅メダルの発表授与と続きます。 て大変です。会議の議長をつとめる私達の代表が 私達国際委員はこのときのメダル授与をするプレ イタリアローマ在住なので時間指定は全て中央ヨー ゼンテイターを努めさせていただきました。私は 2 2016/09/18 D R E A M W E A V E R ポートレート部門の担当。なかなかできない経験 それでも翌日は午前9時から午後5時まで各国代 をさせていただき緊張の連続でした。いよいよウィ 表と国際会議が開催され、もちろん私も出席しま ナーの発表。結果国別1位のワールドフォトグラ した。ワールド・フォトグラフィック・カップを フィックカップを受賞したのはなんと開催国ポル 盛り上げていくために各国代表の意見を聞き、コ トガルでそれはもう盛り上がりました。 ンテストのルール改正や開催時期の希望など協議 し一日びっしりの会議でかなり疲れました。言語 は英語なのであらためて英語力の必要性を感じもっ ともっと英語力をつけないといけないと痛感して います。ヨーロッパでは英語圏以外の国が多いに もかかわらず、英語をしゃべる人口は大変多く国 際コミュニーションの手段として改めてその必要 性を認識しました。会議終了後の集合写真です。 その日のガラパーティーはカジノで開かれ、着席 のディナーでしたが、デザートが運ばれる頃から 出席者が踊り出し楽しさいっぱいでとっても盛り 上がってきました。時間の経つのも忘れて、なん その後はみんなで楽しく懇親会。翌日はポルト市 と私が会場を後にしたのは午前2時でした。 内観光をして国際親善をはかりました。私は写真 を通して民間外交ができることが本当に嬉しく名 誉に感じています。そして来年はアジアで初めて 日本でワールド・フォトグラフィック・カップが 開催されます。私は主催者のWPCワールド・フォ トグラフィック・カップ国際委員として、又ホス トカントリーのWPC世界大会開催実行委員長と して現在大忙しで準備をしています。大会が成功 して日本の写真業界がますます活性化して若手の 人たちに希望を与えることができたらとても嬉し く思います。そして写真を通して世界の人達が幸 せを感じ、お互いの価値観を認めて暮らしていけ れば本当に素晴らしい事だなと思っています。「幸 せを感じる瞬間(とき)いつもそこには写真がある」 をモットーにこれからも楽しく撮影をしていきま いやぁ∼、ヨーロッパの夜は長いです。(笑) す。最後まで読んで頂きありがとうございます。 3 2016/09/19
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