付録 A: 前文 付録Aに含まれている特定の疾患のそれぞれの病原体の伝播の様式と危険性が再検討された。付録Aの疾患特異的な勧告を制作するために参考にした原理の 情報源には、感染症マニュアルや教科書が含まれる(833, 1043, 1044)。既に報告されている集団感染に焦点を合わせて、医療および医療外の状況でのヒ ト-ヒト伝播のエビデンスを求めて、既に公開されている文献が検索されたが、これは医療が提供されるすべての環境における勧告の制作を援助するであろ う。感染経路別予防策カテゴリーの指定に用いられた基準を下記に示す: ・ 医療または医療外の状況で飛沫、接触、空気感染を介するヒトーヒト間の伝播の強力なエビデンスがある場合や患者要因(オムツの幼児、下痢、排膿創など) が伝播の危険性を増大させている場合に、感染経路別予防策カテゴリーが指定された。 ・ 感染経路別予防策カテゴリーの指定は優勢な伝播様式を反映したものとなっている。 ・ 飛沫、接触、空気感染によるヒトーヒト間伝播のエビデンスがなければ、標準予防策が指定された。 ・ ヒトーヒト間伝播の危険性が低く、医療関連感染のエビデンスがなければ、標準予防策が指定された。 ・ 1988年に公開された普遍的予防策のCDC勧告のように、血液媒介病原体(B型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルス、HIVなど)には標準予防策が指定された (780)。引き続く経験は感染した血液や体液への曝露を予防するために、標準予防策が効果的であったことを確認した(778, 779, 866)。 ケア提供者の判断を援助するために、予防策の使用について妥当な追加情報がコメント欄に追加された。付録Aに追加された特定の疾患や新しい感染性微生 物(SARS-CoVやトリインフルエンザなど)についての勧告の変更をサポートしたり、追加のエビデンスを提供するために、必要に応じて引用が追加された。 読者は伝播の様式や新しい微生物に関するさらに詳細な議論を背景原文やMDRO制御から参照できる。 1 付録A 特定の感染症と状態に推奨される予防策の種類と期間 感染症/状態 予防策 種類 * 期間 † コメント あ アクチノミセス症 S アスペルギルス症 S ヒト-ヒト伝播はない 大きな軟部組織感染があり、大量の排膿や洗浄の繰り返しが必要な らば、接触予防策と空気予防策をおこなう 圧迫潰瘍(褥瘡性潰瘍、圧迫痛)、感染性 大きい病変 C 小さい病変または限局病変 S DI 排膿がドレッシングされていないか封じ込められていないならば、 排膿が止まりドレッシングにて封じ込められるまで接触予防策を実 施する ドレッシングカバーがされていて、排膿が封じ込められいる場合 アデノウイルス感染症(⇒胃腸炎、結膜炎、肺炎下の病原体特異的 ガイダンスを参照) アデノウイルス アメーバ症 RSウイルス感染, 幼児、年少小児、免疫不全成人 D,C DI 小児および施設環境での集団感染が報告されている(376,10841086)。免疫不全の宿主では、ウイルス排出が遷延しているの で、飛沫および接触予防策の期間を延長する(931) S ヒト-ヒト伝播は稀である。精神障害者のための環境や家族での伝 播が報告されている(1045)。おむつの幼児や精神障害の人々の取 り扱い時には注意する(1046) C 標準予防策に従ってマスクを装着する(24,116,117)。免疫不全患 者では、排出が遷延するので接触予防策の期間を延長する(928)。 長期入院の患者の接触予防策をいつ解除するかを決定するための抗 原検査の信頼度は不確かである DI い 胃腸炎 S オムツまたは便失禁の人々では罹患期間は接触予防策を実施する。 下記の微生物によって引き起こされる胃腸炎の施設での集団感染の 制御にも接触予防策を実施する アデノウイルス S オムツまたは便失禁の人々では罹患期間は接触予防策を実施する。 施設での集団感染の制御にも接触予防策を実施する ウイルス性 (他の箇所でカバーされていなければ) S オムツまたは便失禁の人々では罹患期間は接触予防策を実施する。 施設での集団感染の制御にも接触予防策を実施する エルシニア・エンテロコリティカ S オムツまたは便失禁の人々では罹患期間は接触予防策を実施する。 施設での集団感染の制御にも接触予防策を実施する キャンピロバクター属 S オムツまたは便失禁の人々では罹患期間は接触予防策を実施する。 施設での集団感染の制御にも接触予防策を実施する クリプトスポリジウム属 S オムツまたは便失禁の人々では罹患期間は接触予防策を実施する。 施設での集団感染の制御にも接触予防策を実施する クロストリジウム・ディフィシレ C コレラ(Vibrio cholerae ) S サルモネラ属 (チフス菌を含む) S シゲラ属(細菌性赤痢) S ジアルジア・ランブリア S DI 適切ならば、抗菌薬を中止する。電子体温計を共有しない (853,854)。一貫した環境の洗浄と消毒を確実に実施する。伝播 が継続するならば、次亜塩素酸塩溶液が掃除に必要となるかもしれ ない(847)。水を用いない擦式手指消毒でのアルコールには殺芽胞 活性がないので、石鹸と水による手洗いが好まれる(983) オムツまたは便失禁の人々では罹患期間は接触予防策を実施する。 施設での集団感染の制御にも接触予防策を実施する オムツまたは便失禁の人々では罹患期間は接触予防策を実施する。 施設での集団感染の制御にも接触予防策を実施する オムツまたは便失禁の人々では罹患期間は接触予防策を実施する。 施設での集団感染の制御にも接触予防策を実施する オムツまたは便失禁の人々では罹患期間は接触予防策を実施する。 施設での集団感染の制御にも接触予防策を実施する 大腸菌 腸管出血性 O157:H7および志賀毒素産生株 S オムツまたは便失禁の人々では罹患期間は接触予防策を実施する。 施設での集団感染の制御にも接触予防策を実施する その他の菌種 S オムツまたは便失禁の人々では罹患期間は接触予防策を実施する。 施設での集団感染の制御にも接触予防策を実施する S オムツまたは便失禁の人々では罹患期間は接触予防策を実施する。 施設での集団感染の制御にも接触予防策を実施する 腸炎ビブリオ ノロウイルス S ロタウイルス C DI オムツまたは便失禁の人々では罹患期間は接触予防策を実施する。 施設での集団感染の制御にも接触予防策を実施する。糞便や吐物に 激しく汚染した区域を掃除する人々は、ウイルスがこれらの体物質 からエアロゾル化する可能性があるので、マスクを装着するのが有 益である(142,147,148)。例え、明らかな汚れがなくても、トイ レに焦点を当てて一貫した環境洗浄や消毒を確実におこなう (273,1064)。伝播が継続していれば次亜塩素酸塩溶液が必要とな るかもしれない(290-292)。アルコールの活性は低いが、擦式ア ルコール手指消毒薬が手指の除染に効果がないというエビデンスは ない(294)。感染した患者を別の空間やトイレの施設にコホートす ることは集団感染の期間は伝播を止めるのに役立つかもしれない 環境の洗浄と消毒、および汚れたオムツを頻繁に取り除くことを確 実に実施する。小児(免疫が正常および免疫不全のどちらも)および 高齢者ではウイルス排出が遷延しているかもしれない (932,933)。 インフルエンザ ヒトインフルエンザ(季節性インフルエンザ) D 現 在 の ト リ イ ン フ ル エ ン ザ の 手 引 き は www.cdc.gov/flu/avian/professional/infect-control.htm を 参考にする トリインフルエンザ(H5N1, H7, H9株など) パンデミックインフルエンザ(ヒトインフルエンザウイルスも) D インフルエンザ菌(⇒疾患特異的な勧告を参照) う ウイルス性呼吸器疾患(他の箇所でカバーされない場合) 成人 幼児または年少小児(⇒「呼吸器感染症,急性」を参照) 患者を個室入室(可能ならば)またはコホートし、ハイリスク患者と の同室は避け、病室外に移動するときには患者はマスクを装着し 5日間(免疫 て、集団感染を制御/防御するために化学予防/ワクチン接種をおこ 不全者での罹 なう(611)。標準予防策に従ってガウンと手袋を使用することは、 患期間を除 小児科現場では特に重要である。免疫不全患者での予防策の期間は く) 確定しておらず、長期のウイルス排出(数週間)が観察されている が、伝播への関連は不明である(930) S 症状発現から 現 在 の パ ン デ ミ ッ ク イ ン フ ル エ ン ザ の 手 引 き は 5日間 http://www.pandemicflu.govを参考にする ウイルス性出血熱(ラッサ、エボラ、マールブルグ、クリミアーコ ンゴ熱ウイルスによる) S,D,C DI 個室病室が好まれる。下記を強調する:①鋭利物の安全器具の使用 と安全な業務行為、②手指衛生、③病室への入室時での血液および 血性体液に対するバリア予防策(手袋および耐水性または不浸透性 のガウン、マスク、ゴーグル、フェースシールドによる顔面/眼防 御)、④廃棄物の適切な取り扱い。エアロゾル産生処置をするとき は、N95もしくはそれ以上のレスピレータを用いる。出血がみら れたとき、疾患の末期ではウイルス量が最大となる。特に、掃除や 洗濯のオプションが限られていて財源が限定されている状況では PPEの追加(二重手袋、脚と脚のカバー)が用いられるかもしれな い。エボラが疑われたら迅速に保健所に届ける (212,314,740,772)。バイオテロ微生物としてのエボラについ ては表3も参照する え HIV感染 エキノコックス症 エコーウイルス (⇒「腸管ウイルス感染」を参照) S S 壊死性腸炎 S 壊 疸 (ガス壊疸) エプスタイン・バーウイルス感染(伝染性単核症を含む) エボラウイルス出血熱(⇒「ウイルス性出血熱」を参照) エルシニア胃腸炎(⇒「胃腸炎」を参照) S S 血液曝露の一部では曝露後の化学療法をおこなう(866) ヒトからヒトへの伝播はみられない 症例が集団でみられれば一時的に接触予防策をおこなう(10801083) ヒトからヒトへの伝播はみられない お オウム病(鳥類病)(オウム病クラミジア) S ヒトからヒトへの伝播はみられない か 回帰熱 疥癬 回虫症 川崎病 肝炎、ウイルス性 A型 S C S S S ヒトからヒトへの伝播はみられない U24時間 ヒトからヒトへの伝播はみられない 感染状態ではない 勧告されているように、曝露後のA型肝炎ワクチンを提供する おむつあるいは便失禁状態 C B型(HBs抗原陽性);急性および慢性 C型と他の特定されていない非A非B型 D型(B型肝炎ウイルスの合併感染のみにみられる) S S S E型 S 幼児および3歳未満の小児では、入院中は接触予防策を継続する。 3・14歳の小児では症状発現後2週間、14歳を越えると症状発現後 1週間、接触予防策を実施する(833,1066,1067) 透析センターの患者のケアには特別な勧告がある(778) 透析センターの患者のケアには特別な勧告がある(778) オムツまたは便失禁の人々には罹患期間は接触予防策をおこなう (1068) G型 S カンジダ症(皮膚粘膜型を含むすべての型) S 感染性海綿状脳症(⇒「クロイツフェルト-ヤコブ病,CJD, vCJD」を参照) き Q熱 キャンピロバクター胃腸炎 (⇒「胃腸炎」を参照) S 狂犬病 S 蟯虫症 ギランバレー症候群 S S ヒトからヒトへの感染は稀である。角膜、組織、臓器移植を介して の伝播が報告されている(539,1088)。患者が他の人を咬んだなら ば、または唾液が開放創や粘膜を汚染したならば、曝露部分を徹底 的に洗浄して、曝露後予防を実施する(1089) 感染状態ではない く クラミジア・トラコマティス 結膜 性器(性病性リンパ肉芽腫) 呼吸器(生後3ヶ月未満の乳児) S S S クラミジア肺炎 S 収容されている人々における集団感染が稀に報告されている (1051,1052) クリプトコッカス症 S 組織や角膜移植にて稀に感染する以外は、ヒトからヒトへの伝播は みられない(1062,1063) クリプトスポリジオーシス(⇒「胃腸炎」を参照) クリミア-コンゴ熱(⇒「ウイルス性出血熱」を参照) クループ(⇒乳幼児では「呼吸器感染症」を参照) S クロイツフェルトヤコブ病 CJD, vCJD S CJDやvCJDが疑われているか除外されていなければ、使い捨ての 器具を用いるか、神経組織で汚染された表面や物には特別な滅菌/ 消毒を行う。特別な埋葬法はない(1061) S ヒトからヒトへの伝播は稀であり、外科現場での集団感染が1件報 告されている(1053)。創部排膿が大量ならば接触予防策を用いる S ヒトからヒトへの伝播はみられない クロストリジウム属 ウェルシュ菌 ガス壊疸 食中毒 クロストリジウム・ディフィシレ (⇒「胃腸炎、クロストリジウム・ディフィシレ」を参照) ボツリヌス菌 C S DI ヒトからヒトへの伝播はみられない け 結核 肺または喉頭疾患、確定 A 肺または喉頭疾患、疑い A 肺外, 排膿病変はない、髄膜炎 S 肺外, 排膿病変 現在肺病変はないが皮膚テスト陽性 結膜炎 クラミジア A,C S S 効果的な治療がおこなわれている患者が臨床的に改善し、異なる日 に採取された抗酸菌の喀痰検査が3回連続で陰性になった場合に 限 っ て 、 予 防 策 を 中 止 で き る (MMWR 2005; 54: RR-17 http://www.cdc.gov/mmwr/preview/mmwrhtml/rr5417a1. htm?_cid=rr5417a1_e)(12) 感染性結核症の可能性が無視できるほどであり、かつ1)臨床症候群 を説明する他の疾患がある、2) 抗酸菌の3回の喀痰塗沫の結果が 陰性である、のどちらかの場合に限って、予防策を中止できる。3 回の喀痰検査のおのおのは8∼24時間空けて採取され、少なくと も1回は早朝の採取でなければならない 肺結核のエビデンスの検査をおこなう。幼児および小児では面会家 族での活動性肺結核が除外されるまで空気予防策をおこなう(42) 患者が臨床的に改善し、排膿がなくなるか、継続する排膿が3回の 連続培養で陰性になった場合に限って、予防策を中止できる (1025,1026)。活動性肺結核のエビデンスの検査をおこなう 急性ウイルス性(急性出血性) 急性細菌性 淋菌性 下痢,急性感染性病因が疑われる (⇒「胃腸炎」を参照) DI アデノウイルスが最も多い。エンテロウイルス70(1056)、コク サッキーウイルスA24(1054)もまた市中の集団感染に関連してい る。感染力が強く、眼科クリニック、小児科および新生児の施設環 境での集団感染が報告されている。眼科クリニックでは結膜炎の患 者を取り扱う場合には標準予防策に従う。器具や機器の取り扱いに おいて感染制御策を日常的に用いれば、このような状況などでの集 団 感 染 の 発 生 を 防 ぐ で あ ろ う (460,814,1058,1059,461,1060) S C DI 表2にリストされた症候群や状態も参照する S D U24時間 C S S こ 呼吸器感染症, 急性(もし、他の箇所でカバーされていない場合) 成人 幼児および年少小児 抗菌薬関連大腸炎 (⇒「クロストリジウム・ディフィシレ」を参照) 鉤虫症 喉頭蓋炎, インフルエンザ菌による コクシジオイデス症(渓谷熱) 他の病因による喉頭蓋炎のそれぞれの微生物を参考にする Coccidioides immitis の感染性の分節分生子はヒトの中で作り出さ 肺炎 れないので、特別な環境(感染肺の剖検や移植のときのエアロゾル 化した組織相の内生胞子の吸い込みなど)を除いてヒトからヒトに 伝播することはない(1054,1055) S 排膿病変 S コックサッキーウイルス (⇒「腸管ウイルス感染」を参照) コレラ(⇒「胃腸炎」を参照) コロラドダニ熱 S SARSに関連したコロナウイルス(SARS-CoV)(⇒「重症呼吸器症候群」を参照) ヒト-ヒト伝播はみられない さ 細気管支炎 (⇒乳幼児では「呼吸器感染症」参照) C DI 標準予防策に従ってマスクを使用する 細菌性赤痢(⇒「胃腸炎」を参照) サイトメガロウイルス感(新生児または免疫不全者を含む) サル痘 サルモネラ症(⇒「胃腸炎」を参照) 塹壕性口腔炎 (ワンサン・アンギーナ) S 妊娠しているHCWへの追加予防策はない A(サル痘が確 定されて、天 然痘が除外さ 最も最新の勧告にはwww.cdc.gov/ncidod/monkeypoxを参照す A,C れるまで) る。病院環境での伝播はなさそうである(269)。曝露したHCWに C(病変が痂 は曝露後の天然痘ワクチンが推奨される 皮化するま で) S し ジアルジア鞭毛虫症(⇒「胃腸炎」を参照) 子宮内膜炎 ジフテリア 喉頭 皮膚 重症急性呼吸器症候群(SARS) S D C CN CN 罹患期間に加 えて、吸器症 状がみられな いか改善して A,D,C いれば発熱が 改善してから 10 日 を プ ラ スする 空気予防策が好まれる。AIIRが利用できなければ、飛沫予防策をお こなう。N95またはそれ以上の呼吸器防御(N95が利用できなけれ ば外科用マスク)を用いる。眼防御(ゴーグル、フェースシールド)を おこなう。エアロゾル産生処置および「超排出者」は飛沫核および 大きな飛沫を介する伝播について最もハイリスクである (93,94,96)。注意深い環境消毒をおこなう (www.cdc.gov/ncidod/sars) ワクチンが接種されたHCWのみが活動性接種部位に接触したり種 痘疹副反応の人をケアをしてもよい。未接種であれば、ワクチンが 禁忌でないHCWのみがケアを提供してもよい 種痘疹(接種部位、ワクチン接種に引き続く副反応)* 接種部位のケア(自家接種部位を含む) 24時間空けて採取された2回の培養が陰性になるまで 24時間空けて採取された2回の培養が陰性になるまで S ワクチン接種担当者には接種が推奨される。新しく接種された HCWには、痂皮が剥がれ落ちるまでガーゼの上に半透過性のド レッシングをおこない、体液が溜まればドレッシングを交換し(3∼ 5日)、ドレッシングの交換には手袋装着と手指衛生を行う。接種し たHCWまたはワクチンが禁忌ではないHCWがドレッシング交換を おこなう(205,221,225) 種痘性湿疹 C 致死的種痘疹 C 全身性種痘疹 C 進行性種痘疹 C 接種後脳炎 S 眼瞼炎または結膜炎 S/C 虹彩炎または角膜炎 S 種痘疹関連多形性紅斑(スティーヴンズ‐ジョンソン症候群) 住血吸虫病 (ビルハルツ吸虫病) 条虫病 有鉤条虫(豚肉) 小型条虫 その他 褥創性潰瘍(⇒「圧迫潰瘍」を参照) 小児バラ疹(HHV-6によってひきおこされる) 食中毒 ウェルシュ菌 ブドウ球菌性 ボツリヌス中毒 虱症 頭部 病変が乾燥す ウイルスを含んでいる病変や滲出性物質に接触するときには接触予 るまで 防策を実施する 大量排膿があれば接触予防策をおこなう S S 感染状態ではない S S S ヒト-ヒト伝播はみられない S S S S C ヒト-ヒト伝播はみられない ヒト-ヒト伝播はみられない ヒト-ヒト伝播はみられない U24時間 体部 S 外寄生した衣類を介して、ヒトからヒトに伝播する。衣類を脱がせ るときには、ガウンと手袋を装着する。CDCの手引きに従って、 衣類をバッグにいれて洗う 陰部 S 性的接触にてヒトからヒトに伝播する す 水痘 A,C 免疫のあるケア提供者がいれば、感受性のあるHCWは病室に入る べきではない。免疫のあるHCWの顔面防御についての勧告はな い。感受性のあるHCWへの防御の種類(外科用マスクまたはレスピ レータ)についての勧告はない。水痘肺炎のある免疫不全の宿主で は罹患期間中の予防策の期間は延長する。曝露後予防:曝露後ワク 病変が乾燥し チンは迅速または120時間以内に接種する。ワクチンが禁忌の感 て痂皮化する 受性のある曝露者(免疫抑制者、妊婦、出産前5日以内または出産後 まで 48時間以内に母親が水痘を発症した新生児)にはVZIGを96時間以 内に提供する。VZIGが入手できなければ、IVIGを使用する。曝露 した感受性のある人には空気予防策をおこない、曝露した感受性の あるHCWは最初の曝露後8日から最後の曝露後21日(VZIGが接種 されたら28日)は曝露後ワクチンの有無に拘わらず、休務させる 髄膜炎 インフルエンザ菌タイプB, 確定または疑い D 結核菌 S 細菌性, グラム陰性, 新生児 S 真菌性 S 髄膜炎菌,確定または疑い D U24時間 活動性肺疾患または排膿皮膚病変が合併していれば、接触予防策や 空気予防策を追加する必要がある。小児では、面会家族で活動性結 核が除外されるまで空気予防策をおこなう(⇒「結核」を参照) (42) U24時間 ⇒「髄膜炎菌疾患」を参照 肺炎球菌 無菌性(非細菌性またはウイルス性)(⇒「腸管ウイルス感 染」も参照) S リステリア菌(⇒「リステリア症」を参照) S 他の同定された細菌 S 髄膜炎菌疾患:敗血症、肺炎、髄膜炎 D スポロトリクス症 S 幼児および年少小児では接触予防策 U24時間 呼吸器分泌物に曝露した家族接触者やHCWには曝露後化学予防を 実施する。曝露後ワクチンは集団感染の制御のみに限定する (15,17) せ 性病性リンパ肉芽腫 S せつ、黄色ブドウ球菌性 S 幼児および年少小児 C 排膿が制御されないならば、接触予防策を実施する。MRSAなら ば施設の指針に従う DI 節足動物媒介ウイルス性脳炎(東,西,ベネズエラ馬脳脊髄炎,セント ルイス・カルフォルニア脳炎、ウエストナイルウイルス)およびウ イルス熱(デング熱, 黄熱,コロラドダニ熱) S ヒトからヒトへの伝播はみられないが、例外としては輸血によって 稀に感染することがある(ウエストナイルウイルスでは、臓器移 植、母乳、経胎盤にて稀に感染することがある)(530,1047)。流 行地域では窓や扉にスクリーンを設置する 接合真菌症 S ヒトからヒトには伝播しない 先天性風疹 C 旋毛虫症 S 1歳になるま 生後3ヶ月以降に鼻咽頭および尿の培養が繰り返し陰性になれば標 で 準予防策を実施する そ 創部感染 大きい 局所、限定 鼡径部肉芽腫(ドノヴァン症、性病性肉芽腫) 鼡咬熱 C DI S S S ドレッシングされていないか、ドレッシングが排膿を適切に包んで いない ドレッシングが排膿を適切に覆って包み込んでいる ヒト-ヒト伝播はみられない た 帯状疱疹 すべての患者において、播種性病変がみられる場合 免疫不全患者において、限局性病変がみられる場合(播種性病 変が除外されるまで) A,C DI 免疫のあるケア提供者がいれば、感受性のあるHCWは病室に入る べきではない。免疫のあるHCWの防御についての勧告はない。感 受性のあるHCWへの防御の種類(外科用マスクまたはレスピレー タ)についての勧告はない 免疫システムが正常な患者において、限局性病変(病変が覆わ れている)がある場合 S DU 免疫のあるケア提供者が他にいれば、感受性のあるHCWは患者の 直接ケアをおこなうべきではない 大腸菌胃腸炎(⇒「胃腸炎」を参照) 多剤耐性菌(MDRO)、発症または保菌 (MRSA、VRE、VISA/VRSA、ESBL、耐性肺炎球菌など) MDROは地区、州、地域、全米の勧告に基づいた感染制御プログ ラムにて判断され、臨床的および疫学的に重要である。伝播が進行 しているエビデンスのある環境、伝播の危険性が高い急性期現場、 ドレッシングで覆うことができない創には接触予防策が推奨され る。2006年の医療ケア環境における多剤耐性菌の管理ガイドライ ンの管理オプションのための勧告を参照する(870)。新しいまたは 新興MDROに関する手引きについては州の保健所に連絡する S/C 単純ヘルペス 新生児 C 脳炎 皮膚粘膜, 再発性(皮膚,口,性器) S S 皮膚粘膜, 播種または原発性,重症 C 炭疸病 肺 皮膚 経膣または帝王切開で出産した新生児に曝露があれば、無症状でも 病変が乾いて 接触予防策を実施する。母親に活動性感染症であり、粘膜に4・6時 痂皮化するま 間以上の亀裂があれば、生後24・36時間で施行した乳児の表面培 で 養が48時間培養したあとで陰性と判明するまで接触予防策を実施 する(1096,1070) 病変が乾いて 痂皮化するま で S S 一般的に、感染者は伝播のリスクを有していない ヒト-ヒト伝播はみられない S 排膿のある病変に創のある皮膚が接触して伝播する可能性はある。 それ故、大量の封じ込められていない排膿があるならば、接触予防 策を用いる。アルコールは芽胞への活性を有していないので、水の ないアルコールベースの消毒薬の使用よりも石鹸と水による手洗い の方が好まれる 環境の除染が完了するまで(203)、レスピレータ(N95マスクまた はPAPR)、防御着を装着する;粉末がついている人々を除染する (http://www.cdc.gov/mmwr/preview/mwrhtml/mm5135a 3.htm) 環境:エアロゾル化する芽胞を含んだ粉末やその他の物質 手指衛生:芽胞に接触したあとは石鹸と水、または2%グルコン酸 クロルヘキシジンにて30-60秒間、手洗いする(擦式アルコール製 剤は芽胞に活性がない) 環境曝露に引き続く曝露後予防:60日の抗菌薬(ドキシサイクリ ン、シプロフロキサシン、レボフロキサシン)およびIND下の曝露 後ワクチン接種 ち 腸炎、クロストリジウム・ディフィシレ(⇒「クロストリジウム・ディフィシレ、胃腸炎」を参照) 腸炎ビブリオ(⇒「胃腸炎」を参照) 腸管ウイルス感染(A群およびB群コクサッキーウイルスおよびエ コーウイルス)(ポリオウイルス以外) オムツまたは便失禁の小児では罹患期間、接触予防策を用いる。施 設での集団感染の制御でも接触予防策を用いる S 腸球菌属(⇒疫学的に重大またはバンコマイシン耐性ならば「多剤耐性菌」を参照) 腸チフス(チフス菌) (⇒「胃腸炎」を参照) て 手足口病 (⇒「腸管ウイルス感染」を参照) デング熱 伝染性紅斑 (⇒「パルボウイルスB19」を参照) 伝染性単核症 伝染性軟属腫 伝染性膿痂疹(オルフウイルス) 天然痘(⇒ワクチン接種された人々の管理には「種痘疹」を参照) S ヒトからヒトへの感染はみられない S S S A,C DI すべての瘡蓋が痂皮化して剥がれ落ちるまで(3∼4週間)。免疫の あるHCWがいるなら、ワクチン未接種のHCWはケアを提供すべき ではない。感受性がある人およびワクチン接種が成功している人は N95またはそれ以上の呼吸器防御をおこなう。曝露4日以内の曝露 後ワクチンには防御能がある(108,129,1038-1040) と トキシックショック症候群(ブドウ球菌疾患、連鎖球菌疾患) S A群連鎖球菌が病因である可能性があれば、抗菌薬治療の開始後の 最初の24時間は飛沫予防策を実施する トキソプラズマ症 S ヒトからヒトへの伝播は稀である。母親から子供への垂直伝播、臓 器および輸血による伝播は稀である トラコーマ、急性 トリコモナス症 S S トリインフルエンザ(⇒「インフルエンザ、トリ」を参照) な 軟性下疳(H.ducreyi ) S ヒトからヒトへ性的に伝播する に 尿路感染 (腎盂腎炎を含む),尿カテーテルあり, またはなし S 二次性細菌感染(黄色ブドウ球菌、A群β溶血連鎖球菌) S/C 病原体特異的な勧告(連鎖球菌とブドウ球菌が最も多い)に従い、排 膿の程度を考慮する ね 猫ひっかき病(良性接種性リンパ細網症) 熱傷皮膚症候群, ブドウ球菌性 S C DU C U24時間 C DI ヒトからヒトへの感染はみられない ⇒「ブドウ球菌疾患」を参照 の 膿痂疹 脳炎もしくは脳脊髄膜炎 (⇒それぞれの起因菌を参照) 膿瘍 排膿,大量 排膿,少量または限局 ノカルジア症, 排膿病変もしくは他の症状 ノロウイルス胃腸炎(⇒「胃腸炎」を参照) S S ドレッシングも封じ込めもしていない排膿; 排膿が止まるかド レッシングで封じ込めるまで ドレッシングカバーして排膿を封じ込める ヒトからヒトへの感染はみられない は 肺炎 アデノウイルス D,C DI 小児および施設環境での集団感染が報告されている(376,10841086)。免疫不全の宿主では、ウイルス排出が遷延しているの で、飛沫および接触予防策の期間を延長する(931) インフルエンザ菌、タイプb 成人 幼児と小児(どの年齢も) ウイルス S D U24時間 成人 幼児と年少小児(⇒「呼吸器感染症,急性,特定のウイルス」を参照) クラミジア S 水痘‐帯状疱疹ウイルス(⇒「水痘」を参照) ブルクホルデリア・セパチア 嚢疱性線維症の患者.気道への定着を含む 嚢胞性線維症のない患者(⇒「多剤耐性菌」を参照) ニューモシスティス・イロベジー(ニューモシスティス・カリ ニ) C 不明 S 嚢胞性線維症の他の患者に接触することを避ける。個室が好まれ る。D/C予防策の基準は確定していない。CF基金ガイドラインを 参照する(20) 免疫不全の患者との同室は避ける A型連鎖球菌 成人 D U24時間 幼児と年少小児 黄色ブドウ球菌 真菌 髄膜炎菌性 D S S D U24時間 肺炎球菌 S 多剤耐性 (⇒「多剤耐性菌」を参照) マイコプラズマ(原発性非定型肺炎) レジオネラ属 D S U24時間 DI 連鎖球菌疾患(A群連鎖球菌)を参照する。皮膚病変があれば接触予 防策を実施する 皮膚病変があれば接触予防策を実施する ⇒MRSAについては、「多剤耐性菌」を参照 ⇒「髄膜炎菌疾患」を参照 患者ケア病棟や施設で伝播のエビデンスがあれば飛沫予防策を使用 する(196-198,1087) 他に列挙されていない細菌 (グラム陰性菌を含む) S 潜在性, 梅毒反応陽性で無症状 皮膚と粘膜, 先天性, 原発性, 二次性 S S 白癬(皮膚糸状菌症、皮膚真菌症、白癬) S 破傷風 S バベジア症 S パラインフルエンザ感染症, 幼児と年少小児の呼吸器 C 梅毒 稀に、医療ケア現場(NICU(1093)、リハビリテーション病院 (1094)で集団感染が発生する。集団感染には接触予防策を実施 する 輸血にて稀に感染する以外はヒトからヒトへの感染はみられない DI 免疫抑制患者ではウイルス排出が遷延するかもしれない (1009,1010)。長期入院患者をいつ接触予防策から解放するかを 決定するための抗原検査の信頼度は不確かである パルボウイルスB19(伝染性紅斑) D 免疫不全患者で慢性疾患が発生したときは、入院期間中は予防策を 継続する。一時的な無形成発作や赤血球発作の患者では、7日間予 防策を継続する。PCRが持続的に陽性の免疫不全患者での予防策 の期間は確定していないが、伝播が発生したことはある(929) ハンタウイルス肺症候群 ハンセン病(⇒「らい病」を参照) S ヒトからヒトへの感染はみられない ひ 非結核性抗酸菌 肺 創部 ヒストプラズマ症 S S S ヒト-ヒト伝播はみられない ヒトメタニューモウイルス C DI D U5日 ヒトからヒトへの感染はみられない HAIは報告されているが(1071)、伝播経路は確定していない (823)。このウイルスはRSVに密接に関連しており、臨床所見や 疫学が類似しているため、RSVと同様に接触予防策がよいと思わ れる。標準予防策に従って、マスクを装着する ビブリオ・パラヘモリティクス(⇒「胃腸炎」を参照) 百日咳 個室病室が好まれる。コホートはオプションである。呼吸器分泌物 に長期曝露している家族およびHCWには曝露後化学予防をおこな う(863)。成人でのTdapワクチンの勧告は制作中である ふ 風疹 (⇒「先天性風疹」も参照) D 免疫のあるケア提供者がいれば、感受性のあるHCWは病室に入る べきではない。免疫のあるHCWの顔面防御 (外科用マスク)につい ての勧告はない。免疫のない妊婦はこれらの患者をケアしてはなら 発疹が始まっ ない(17,33)。非妊婦の感受性のある人が曝露したら3日以内にワ たあとU7日 クチンを接種する。曝露した感受性のある患者は飛沫予防策下にお き、感受性のある医療従事者は曝露後ワクチンの接種の有無に拘わ らず、「最初の曝露から5日目」より「最後の曝露から21日目」 までは休務する ブドウ球菌疾患(黄色ブドウ球菌) 皮膚、創部、熱傷 大きい C 小さい、または限局している 腸炎 多剤耐性(⇒「多剤耐性菌」を参照) 肺炎 S S 熱傷様皮膚症候群 C DI ドレッシングされていない、またはドレッシングが排膿を適切に封 じ込めていない ドレッシングが排膿を覆って、適切に封じ込めている オムツまたは便失禁の小児には罹患期間中は接触予防策を実施する S トキシックショック症候群 ブラストミセス症(北アメリカ、皮膚、肺) プリオン病(⇒「クロイツフェルトーヤコブ病」を参照) S S ブルセラ病 (波状熱,マルタ熱,地中海熱) S 糞線虫症 S DI 託児所やNICUの集団感染の感染源として医療従事者が考慮されて いる(1095) ヒトからヒトへの感染はみられない 精子銀行や性的接触にて稀に感染する以外は、ヒトからヒトへの感 染はみられない(1048,1049)。検査室での曝露後は予防抗菌薬を 提供する(1050) へ 閉鎖腔感染症 開放ドレーンが留置され、排膿が限局性または少量である 排膿がないか、閉鎖式ドレーンシステムが留置されている ペスト 腺ペスト S S S 封じ込められていない大量排膿があれば、接触予防策を行う 肺ペスト ヘモフィルス・インフルエンザ(⇒疾患特異的な勧告を参照) ヘルパンギーナ(⇒「腸管ウイルス感染」を参照) 鞭毛虫病 D U48時間 曝露したHCWには抗菌薬予防をおこなう(207) S ほ 蜂巣炎 胞虫症 ボツリヌス中毒 発疹チフス 発疹チフスリケッチア(流行性またはシラミ発疹チフス) 発疹熱リケッチア ポリオ(灰白髄炎) S S S ヒトからヒトへの感染はみられない ヒトからヒトへの感染はみられない S S C 濃厚なヒトまたは衣類の接触を通じて、ヒトからヒトに伝播する ヒトからヒトへの感染はみられない DI D DI ま マイコプラズマ肺炎 麻疹 A マラリア マールブルグ病(⇒「ウイルス性出血熱」を参照) S 免疫のあるケア提供者がいれば、感受性のあるHCWは病室に入る べきではない。免疫のあるHCWの顔面防御についての勧告はな い。感受性のあるHCWへの顔面防御の種類(外科用マスクまたはレ 発疹が出てか スピレータ)についての勧告はない(1027,1028)。感受性のある ら4日間、免 ヒトが曝露したら、72時間以内に曝露後ワクチンを接種するか、 疫不全患者で 6日以内に免疫グロブリンを投与する(17,1032,1034)。曝露し は罹患期間 た感受性のある患者は空気予防策下におき、感受性のある医療従事 者は曝露後ワクチンの接種の有無に拘わらず、最初の曝露から5日 目より最後の曝露から21日目までは休務する(17) む ムコール症 S ムンプス(感染性耳下腺炎) D U9日 腫脹が始まったあとに予防策を実施する。免疫のあるケア提供者が いるならば、感受性のあるHCWはケアを提供すべきではない。 注意: (健康な18・24歳での集団感染の最近の評価では唾液腺のウ イルス排出は疾患経過の早期に起こっていて、耳下腺炎の発症後の 5日の隔離が市中では適切であることが示された。しかし、医療従 事者およびハイリスク患者集団への影響はまだ明確ではない) や 野兎病 肺 排膿病変 S S ヒトからヒトへの感染はみられない ヒトからヒトへの感染はみられない S S 感染状態ではない ら ライ症候群 らい病 ライノウイルス D ライム病 ラッサ熱(⇒「ウイルス出血熱」を参照) ランブル鞭毛虫症(⇒「胃腸炎」を参照) S 飛沫が最も重要な伝播経路である(104,1090)。NICUおよび LTCFでは集団感染が発生した(413,1091,1092)。湿性分泌物が 大量であったり、濃厚な接触(幼児など)が発生しそうならば接触予 防策を追加する(111,833) ヒトからヒトへの感染はみられない リウマチ熱 リケッチア痘瘡(小胞性リケッチア症) リケッチア熱, ダニ伝播(ロッキー山紅斑熱, 発疹チフス) S S S 感染性状態ではない ヒトからヒトへの感染はみられない 輸血を介して稀に感染する以外はヒトからヒトへの伝播はない リステリア症(リステリア菌) S ヒトからヒトへの伝播は稀である。新生児環境での交差感染の報告 はある(1072,1073,1074,1075) リッター病(ブドウ球菌性熱傷皮膚症候群) 淋菌性新生児眼炎(淋菌性眼炎, 新生児の急性結膜炎) リンパ球性脈絡髄膜炎 淋病 C S S S DI り DI ⇒「ブドウ球菌疾患、熱傷様皮膚症候群」を参照 ヒトからヒトへの感染はみられない る 類鼻疸, すべての型 S ヒトからヒトへの感染はみられない S S ヒトからヒトへの感染はみられない ヒトからヒトへの感染はみられない れ レジオネラ症 レプトスピラ症 連鎖球菌疾患(A群連鎖球菌) 皮膚、創部、熱傷 大きい C,D U24時間 小さい、または限局している S 子宮内膜炎(産褥性敗血症) 幼児および年少小児での咽頭炎 S D U24時間 幼児および年少小児での猩紅熱 D U24時間 D U24時間 肺炎 重症侵襲性疾患 連鎖球菌疾患(B群連鎖球菌)、新生児 連鎖球菌疾患(A群でもB群でもない)、他にリストされていない 多剤耐性(⇒「多剤耐性菌」を参照) D ドレッシングされていない、またはドレッシングが排膿を適切に封 じ込めていない ドレッシングが排膿を覆って、適切に封じ込めている U24時間 重症侵襲性疾患の集団感染が患者と医療従事者の間の伝播に引き続 いて発生した(162,972,1096-1098)。排膿している創部には接 触予防策を実施する。特定の状態では抗菌薬予防についての推奨に 従う(160) S S ろ ロタウイルス感染(⇒「胃腸炎」を参照) ロッキー山紅斑熱 S わ ワンサン・アンギーナ(⇒「塹壕性口内炎」を参照) S 稀に、輸血を介して伝播する以外は、ヒトからヒトへの伝播はない 1. 予防策の種類:A, 空気予防策;C, 接触予防策;D, 飛沫予防策;S, 標準予防策;A,C,Dが指定されているときには、Sも使用す る。 †. 予防策の期間:CN, 抗菌薬治療が終了して培養が陰性となるまで;DI, 罹患期間(創病変では、DIは「創部が排膿しなくなるま で」を意味する);DE, 環境が完全に除染されるまで;U, 効果的な治療の開始後に指定された時間が経過するまで;不明,病原体の駆 逐を確認する基準が決定していない
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