財務応援Lite Ver.7 1冊目 - 税務会計情報ねっ島TabisLand

はじめに
財務応援Liteは、専用オフコン並の機能性、操作性を実現した、パ
ソコン用本格財務ソフトです。
仕訳の入力から決算書の作成はもちろんのこと、実務に即した各
種機能が盛り込まれています。
また、会計事務所とのデータ転送も可能です。
システムを正確に利用するため、システムの導入と運用の前にマ
ニュアルの説明を十分に理解してください。
また、システム運用中にわからない点があるときにも、マニュア
ルを参照してください。
マニュアルは、すぐ取り出せる場所において、大切に保管してく
ださい。
帳表の確認
システムで作成した帳表は、必ず内容をご確認の上、使用してく
ださい。誤った内容で提出/申告等行った場合は、当社では一切
責任を負いかねますのでご了承願います。
申告書専用フォントに関して
システムで使用している以下のフォントは、弊社アプリケーショ
ンの申告書専用フォントです。無断使用を禁止します。
OCR-B申告書【+,−】
OCR-B申告書【+,△】
OCR-B
操作説明書の表記と、実際の画面、操作方法、帳表が異なる場合
には、実際の画面、操作方法、帳表を優先してご覧ください。
1
ライセンス(使用許諾)について
本製品を日本国外へ持ち出す場合のご注意
お客様は、本ソフトウェアを1台のコンピュータ
本製 品は日 本国 内でご 使用い ただ くこと を前
にセットアップして使用することができます。
提に製造/販売しております。したがって、本
製品 の修理 /保 守サー ビスお よび 不具合 など
ご注意
の対応は、日本国外ではお受けできませんので
(1)本書の内容 の一部または全部を無断 で転
載することは、固くお断りいたします。
(2)本書の内容 について、将来予告なし に変
更することがあります。
ご了承ください。
また、日本国外ではその国の法律または規制に
より、本製品 を使用できな いこともありま す。
このような国では、本製品を運用した結果罰せ
(3)本書の内容 は万全を期して作成いた しま
られることがありますが、当社といたしまして
した が、万一誤り/お 気付きの点があ り
は一 切責任 を負 いかね ますの でご 了承く ださ
まし たら、ご連絡くだ さいますようお 願
い。
いいたします。
(4)運用した結果の影響につきましては、
(3)
著作権等について
項に かかわらず責任 を負いかねます ので
当システムではフリーウェア「UNLHA(32).DLL」
ご了承ください。
を使用しています。UNLHA(32).DLL の著作権
(5)本製品がお 客様により不適切に使用 され
は、Micco氏が所有します。
たり、本 書の内容に従 わずに取り扱わ れ
たり、ま たはエプソン およびエプソン 指
商標等について
定の 者以外の第三者 により修理/変 更さ
Microsoft、Windows、 Windows NT、Windows
れた ことなどに起因 して生じた損害 など
Serverは、米国Microsoft Corporationの米国およ
につ きましては、責任 を負いかねます の
びその他の国における登録商標です。
でご了承ください。
Pentiumは、Intel Corporationの登録商標です。
その他記載されている会社名、製品名は、各社
の登録商標または商標です。
NO COPY
無断コピーは違法です!
社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会
2
セイコーエプソン株式会社
2005
マニュアルの表記法
次の表記に従って記述しています。
注意
システム運用に際して特に注意が必要な事柄を説明します。
メモ 本文に関連した補足的な事柄を説明します。
参照先を示します。
「ヘルプ(H)」→「1.トピックの検索」のように書かれている場合は、目的の画面にいたる
までの選択メニューを示しています。
キーボードの操作は、106/109日本語キーボードの表記で説明します。
[Shift]+[F1]を押します、のように書かれている場合は、キーボードのキーを表してい
ます。+が間に入っている場合は、最初のキーを押しながら次のキーを押すことを示して
います。
<印刷>のように<>で囲んであるものは、ボタンを示しています。
<S><1 登録順>のようにボタンを並記してある場合は、<S>モードで<1 登録順>
を押すことを意味しています。モードは<N><S><C>があります。モードの切替は、
モードボタンをクリックします。
Windows の操作は、Windows XPの操作に従って説明します。お客様がメニュースタイ
ルや画面表示を変更している場合は、操作が異なる場合があります。
機器やソフトウェアなどの名称を次のように省略して呼んでいます。
Windows 98
: Microsoft
Windows 98 operating system
Windows Me
: Microsoft
Windows Millennium Edition
Windows NT
: Microsoft
Windows NT operating system Version 4.0
Windows 2000
: Microsoft
Windows 2000 operating system
Windows XP
: Microsoft
Windows XP operating system
Windows Server TM 2003 : Microsoft
Windows ServerTM 2003 operating system
Windows
: Windows 98、Windows Me、Windows NT 、
Windows 2000、Windows XP、
または Windows Server TM 2003
HD :ハードディスク
MO :光磁気ディスク
FD
:フロッピーディスク
CD :コンパクトディスク
3
マニュアルの構成
マニュアルは次のように分かれています。
1冊目
1.導入編
システムの紹介
システムの考え方
環境設定
セットアップから起動まで
基本操作
2.準備作業編
会社データの作成
マスターを変更する
残高を設定する
3.会計処理編
仕訳入力(伝票形式)
仕訳入力(帳簿、単一振替)
手形台帳画面入力・訂正
チェックリストの表示・印刷
元帳・試算表等作成
資金繰管理
期日管理
さまざまな管理帳表
A4帳表
分析グラフ
決算時の処理
青色申告決算書
更新処理
4.消費税編
消費税の基本的な考え方
消費税 設定
消費税 仕訳入力、元帳等
消費税計算書の作成
5.部門別管理編
部門別管理
6.予算管理編
予算管理
4
2冊目
7.合併処理編
合併処理
8.ツール編
会社のバックアップ・リストア・削除
ユーティリティ
テキストファイル作成
他システム連動
請求応援連動
9. データ通信編
データ通信
10.こんなときには
合計科目変更
こんなときには
12.付
録
エラーメッセージ一覧表
各種一覧表
目次
マニュアルの表記法.............................. 3
比率の計算 ....................................... 1-30
マニュアルの構成 ................................. 4
個人の処理 ....................................... 1-31
勘定科目 ........................................... 1-31
1.導入編
元入金への振り替え ....................... 1-31
期末更新前の翌期 3 カ月間の
帳表について ............................... 1-31
試算表について ............................... 1-31
システムの紹介
処理の流れ ......................................... 1-2
青色申告決算書について ............... 1-32
環境設定
当システムの特長 .............................. 1-4
処理能力............................................. 1-8
動作環境 ........................................... 1-34
メニュー一覧 ................................... 1-10
プリンタについて ............................. 1-36
使用できるプリンタ ....................... 1-36
ツールボタンのメニュー ................. 1-11
その他のメニュー ............................ 1-19
作成できる帳表 ................................ 1-20
カラー表示、カラー印刷について . 1-37
プリンタの組み込み ....................... 1-38
プリンタの選択 ............................... 1-38
バックアップ .................................... 1-39
システムの考え方
バックアップの重要性 ................... 1-39
バックアップの概要 ....................... 1-39
フロッピーと機器の取り扱い ....... 1-40
日付について ................................... 1-24
期首年月日と期末年月日 ................ 1-24
データ通信 ....................................... 1-41
期首年月日と設立年月日 ................ 1-25
環境設定のしかた ............................. 1-43
月度と仕訳の管理 ............................ 1-26
設定項目 ........................................... 1-43
損益の自動算出と利益処分 .............. 1-27
操作手順 ........................................... 1-45
当期純利益 ........................................ 1-27
システム管理情報の設定 .................. 1-46
当期未処分利益 ................................ 1-27
設定項目 ........................................... 1-46
利益処分 ............................................ 1-28
操作手順 ........................................... 1-48
棚卸計算........................................... 1-29
年 1 回棚卸を行う場合 .................... 1-29
月々棚卸を行う場合 ........................ 1-29
5
セットアップから起動まで
メニューバーの機能 ........................ 1-78
ヘルプ .............................................. 1-79
セットアップの前に確認すること ... 1-50
ヘルプ画面の使い方 ........................ 1-79
セットアップの操作......................... 1-52
トピック検索画面の使い方 ............ 1-81
アンインストールを行う場合は....... 1-56
プレビュー画面の使い方 ................. 1-83
プレビュー画面の構成 .................... 1-83
起動と終了 ....................................... 1-57
システムの起動 ................................1-58
表示内容をファイルに保存する
場合は ........................................... 1-84
システムの終了 ................................1-59
印刷メニュー .................................... 1-87
プレビュー画面の機能 .................... 1-94
基本操作
印刷の実行 ...................................... 1-108
ドキュメントストレージに
帳表イメージを登録する ......... 1-109
会社選択画面.................................... 1-60
お気に入り..................................... 1-111
基本メニュー.................................... 1-65
画面のみかた .................................. 1-111
メニューの使い方 ............................ 1-67
「お気に入り」のメニューバー ....1-112
ポップアップメニュー .................. 1-115
入力画面の操作 ................................ 1-70
操作一覧 .......................................... 1-117
画面の見方 ........................................1-70
キーガイド ........................................1-71
実行 ....................................................1-72
印刷 ....................................................1-72
2.準備作業編
Ver 表示 .............................................1-72
アイコン化 ........................................1-72
会社データの作成
終了 ....................................................1-72
データ入力のしかた......................... 1-73
新規会社データ作成時に設定する内容 . 2-2
項目間の移動 ....................................1-73
業種 ...................................................... 2-2
文字項目の入力 ................................1-73
勘定科目コード体系の選択 .............. 2-3
金額の入力 ........................................1-73
勘定科目の呼出コードの種類 .......... 2-3
日付の入力 ........................................1-74
会社情報 .............................................. 2-3
データを取り消す ............................1-74
新規会社データの作成手順 ............... 2-6
ラジオボタンを押す ........................1-75
参照ウィンドウの使い方 ................1-75
呼出コードの使い方 ........................1-76
メモ .................................................. 1-77
メモの画面 ........................................1-77
6
マスターを変更する
マスター変更の概要 ........................ 2-10
勘定科目を変更する......................... 2-12
はじめに ............................................ 2-12
伝票辞書一覧表を印刷する ........... 2-43
棚卸科目情報の設定 ......................... 2-44
勘定科目マスターで設定する項目 . 2-13
操作手順 ............................................ 2-15
消費税区分参照ウィンドウを
変更する ....................................... 2-16
残高を設定する
勘定科目マスター一覧表を
印刷する ....................................... 2-17
残高設定の概要 ................................ 2-48
補助科目を追加・変更する .............. 2-18
残高を設定する時期 ....................... 2-49
はじめに ............................................ 2-18
各残高のつながり ........................... 2-49
補助科目マスターで設定する項目 2-20
設定メニューを表示する ............... 2-51
補助科目登録の操作手順 ................ 2-21
補助科目変更・削除の操作手順 .... 2-22
補助科目マスター一覧表を
印刷する ....................................... 2-23
残高の種類 ....................................... 2-48
期末残高・期首残高を設定する ....... 2-52
勘定科目の残高設定 ....................... 2-52
補助科目/摘要科目の残高設定 ... 2-53
摘要語句を登録する......................... 2-24
前期各月発生高を設定する .............. 2-54
摘要マスターで設定する項目 ........ 2-25
勘定科目前期発生高設定 ............... 2-54
摘要マスターの追加・変更・
削除手順 ....................................... 2-26
補助科目/摘要科目前期発生高
設定 ............................................... 2-55
摘要マスター一覧表を印刷する .... 2-27
摘要分類の登録・変更・削除手順 . 2-28
前期期末残高を当期期首残高へ
移行する ....................................... 2-56
仕訳辞書を作成する......................... 2-30
予算を設定する ................................ 2-57
仕訳辞書の使用例 ............................ 2-30
各種残高一覧表を印刷する .............. 2-58
仕訳辞書に登録する内容 ................ 2-31
仕訳辞書の登録・変更・削除手順 . 2-32
仕訳辞書一覧表を印刷する ............ 2-33
3.会計処理編
仕訳辞書分類の登録・変更・
削除手順 ....................................... 2-34
帳簿を変更・追加する ..................... 2-36
仕訳入力(伝票形式)
帳簿マスターの内容 ........................ 2-37
帳簿の登録・変更手順 .................... 2-38
入力形式の紹介 .................................. 3-2
帳簿マスター一覧表を印刷する .... 2-39
入力例 ................................................. 3-3
伝票辞書を作成する......................... 2-40
複合伝票画面の場合 ......................... 3-3
伝票辞書の使用例 ............................ 2-40
入金伝票画面の場合 ......................... 3-3
伝票辞書に登録する内容 ................ 2-41
基本操作 ............................................. 3-4
伝票辞書の登録・変更・削除手順 . 2-42
各入力項目の説明 ............................... 3-8
7
入力済み伝票の訂正・取消 .............. 3-15
入力した仕訳の印刷......................... 3-17
仕訳入力中の便利な機能.................. 3-18
キーガイドの概要 ............................3-18
使用できるキーの一覧 ....................3-19
摘要参照ウィンドウの表示切替
< 1 摘要切替> ...........................3-21
入力モードを切り替える
< 1 伝票呼出>< 1 追加> .......3-22
伝票を一覧表示・選択する
< 1 伝票一覧> ...........................3-23
摘要語句を登録する
< 2 摘要登録> ...........................3-24
チェックリストを表示・印刷する
< 3 帳表> ...................................3-25
伝票日付にカーソル移動する
< 3 日付修正> ...........................3-25
伝票辞書を呼び出す
< 4 辞書呼出> ...........................3-26
仕訳を検索・表示する
< 4 仕訳検索>、
< 5 個別元帳> ...........................3-26
伝票辞書を登録する
< 5 辞書登録> ...........................3-27
単一振替画面を起動する
< 6 単一振替> ...........................3-27
帳簿の選択入力画面を起動する
< 7 帳簿> ...................................3-27
前後の伝票に移動する
< 8 前の伝票>< 9 次の伝票> 3-28
伝票を呼び出す
< 0 仕訳呼出> ...........................3-28
伝票の並び順を切り替える
< S >< 4 順切替> ................... 3-30
マスターを変更する
< S >< 6 マスター保守> ....... 3-30
各種残高を設定する
< S >< 7 残設定> ................... 3-31
消費税の仕訳を自動作成する
< S >< 7 消税仕訳> ............... 3-31
勘定科目の説明を表示変更する
< S >< 8 科目説明> ............... 3-32
科目参照ウィンドウの変更
< S >< 9 窓登録> ................... 3-33
仕訳件数を確認する
< S >< 0 仕訳件数> ............... 3-34
伝票を発行する
< C >< 1 伝票印刷> ............... 3-35
帳簿を印刷する
< C >< 2 帳簿印刷> ............... 3-35
仕訳日記帳を印刷する
< C >< 3 日記帳> ................... 3-35
元帳を印刷する
< C >< 4 元帳印刷> ............... 3-35
手形台帳を印刷する
< C >< 5 手形帳> ................... 3-35
付箋機能(右クリック).................. 3-36
参照ウィンドウの表示有無を
設定する(右クリック)............. 3-37
カレンダー機能を利用する
<右クリック> ........................... 3-38
電卓機能を利用する
<右クリック> ........................... 3-39
仕訳入力(帳簿、単一振替)
伝票を保存する
< 0 記帳> ...................................3-28
他の伝票画面を起動する < S >
< 1,2 入金/出金/振替伝票> 3-29
伝票の明細行を移動する
< S >< 1 最初>、
< S >< 2 最後> .......................3-29
借方/貸方入力をスキップ
< S >< 3 借入力有無>
< 4 貸入力有無> .......................3-29
8
入力形式の紹介 ............................... 3-40
入力例 .............................................. 3-42
帳簿入力画面の場合 ........................ 3-42
単一振替画面の場合 ........................ 3-42
基本操作 .......................................... 3-43
各入力項目の説明 ............................ 3-45
入力済み仕訳の訂正・取消 .............. 3-52
伝票形式で入力した伝票を
表示すると ................................... 3-55
複合仕訳の入力例 ............................ 3-57
取引が分解できるとき .................... 3-57
取引が分解できないとき ................ 3-57
貸借バランスチェック .................... 3-58
入力した仕訳の印刷......................... 3-59
複合伝票で入力した仕訳の印刷....... 3-60
仕訳入力中の便利な機能 ................. 3-61
キーガイドの概要 ............................ 3-61
使用できるキーの一覧 .................... 3-62
摘要参照ウィンドウの表示切替
< 1 摘要切替> ........................... 3-64
科目参照ウィンドウの表示切替
< 1 科目切替> ........................... 3-65
仕訳辞書を呼び出す
< 1 辞書呼出> ........................... 3-66
選択した仕訳の伝票入力画面に
切り替える < 1 伝票呼出> ... 3-66
摘要語句を登録する
< 2 摘要登録> ........................... 3-67
チェックリストを表示・印刷する
< 3 帳表> ................................... 3-68
仕訳を検索して修正する
< 4 仕訳検索> ........................... 3-69
個別元帳を表示する
< 5 個別元帳> ........................... 3-72
複合伝票画面を起動する
< 6 複合振替> ........................... 3-77
単一振替画面を起動する
< 6 単一振替> ........................... 3-77
帳簿の選択入力画面を起動する
< 7 帳簿> ................................... 3-77
仕訳辞書を登録する
< 8 辞書登録> ........................... 3-77
伝票形式の画面を起動する
< 9 伝票> ................................... 3-78
仕訳入力する月度を変更する
< 0 月変更> ............................... 3-79
入力済み仕訳の間をジャンプする
< S >< 1 最初>、
< S >< 2 最後> ....................... 3-79
仕訳入力項目を固定する
< S >< 3 固定> ....................... 3-80
摘要先行/科目先行型入力、
入力順/日付順の切替
< S >< 4 順切替> ................... 3-81
個別元帳で、前後の科目を表示する
< S >< 4 前科目>
< S >< 5 次科目> ................... 3-81
諸口残高を一覧表示する
< S >< 5 諸口残高> ............... 3-81
消費税額の表示を切り替える
< S >< 5 消費税替> ............... 3-82
マスターを変更する
< S >< 6 マスター保守> ....... 3-82
各種残高を設定する
< S >< 7 残設定> ................... 3-83
勘定科目の説明を表示変更する
< S >< 8 科目説明> ............... 3-83
科目参照ウィンドウの変更
< S >< 9 窓登録> ................... 3-84
仕訳件数を確認する
< S >< 0 仕訳件数> ............... 3-85
伝票を印刷する
< C >< 1 伝票印刷> .............. 3-86
帳簿を印刷する
< C >< 2 帳簿印刷> .............. 3-86
仕訳日記帳を印刷する
< C >< 3 日記帳> .................. 3-86
元帳を印刷する
< C >< 4 元帳印刷> .............. 3-86
手形台帳を印刷する
< C >< 5 手形帳> .................. 3-86
消費税区分・税率・業種の表示切替
< C >< 7 税率>
< 8 業種> ................................... 3-86
仕訳入力単位を切り替える
< C >< 9 月入力/年入力> . 3-87
付箋機能(右クリック)................. 3-87
9
参照ウィンドウを設定する
(右クリック)...............................3-90
伝票形式の画面を起動する
< 9 伝票> ................................. 3-126
カレンダー機能を利用する
<右クリック> ...........................3-91
仕訳入力する月度を変更する
< 0 月変更> ............................. 3-126
電卓機能を利用する
<右クリック> ...........................3-92
入力済み仕訳の間をジャンプする
< S >< 1 最初>、
< S >< 2 最後> ..................... 3-127
手形台帳画面入力・訂正
入力形式の紹介 ................................ 3-94
仕訳入力項目を固定する
< S >< 3 固定> ..................... 3-127
マスターを変更する
< S >< 6 マスター保守> ..... 3-128
基本操作........................................... 3-95
各種残高を設定する
< S >< 7 残設定> ................. 3-129
各入力項目の説明 ............................ 3-97
勘定科目の説明を表示変更する
< S >< 8 科目説明> ............. 3-129
手形仕訳の記帳 .............................. 3-104
科目参照ウィンドウの変更
< S >< 9 窓登録> ................. 3-130
入力済み仕訳の訂正・取消 ............ 3-105
仕訳件数を確認する
< S >< 0 仕訳件数> ............. 3-131
入力した仕訳の印刷....................... 3-108
仕訳入力中の便利な機能................ 3-109
キーガイドの概要 ..........................3-109
使用できるキーの一覧 ..................3-110
摘要参照ウィンドウの表示切替
< 1 摘要切替> .........................3-112
仕訳辞書を呼び出す
< 1 辞書呼出> .........................3-114
選択した仕訳の伝票入力画面に
切り替える < 1 伝票呼出> .3-114
伝票を印刷する
< C >< 1 伝票印刷> ............. 3-131
帳簿を印刷する
< C >< 2 帳簿印刷> ............. 3-132
仕訳日記帳を印刷する
< C >< 3 日記帳> ................. 3-132
元帳を印刷する
< C >< 4 元帳印刷> ............. 3-132
手形台帳を印刷する
< C >< 5 手形帳> ................. 3-132
摘要語句を登録する
< 2 摘要登録> .........................3-115
消費税区分・税率・業種の表示切替
< C >< 7 税率>
< 8 業種> ................................. 3-132
チェックリストを表示・印刷する
< 3 帳表> .................................3-116
仕訳入力単位を切り替える
< C >< 9 月入力/年入力> . 3-133
仕訳を検索して修正する
< 4 仕訳検索> .........................3-117
付箋機能(右クリック)................ 3-133
個別元帳を表示する
< 5 個別元帳> .........................3-121
単一振替画面を起動する
< 6 単一振替> .........................3-124
帳簿の選択入力画面を起動する
< 7 帳簿> .................................3-124
仕訳辞書を登録する
< 8 辞書登録> .........................3-125
10
参照ウィンドウを設定する
(右クリック)............................. 3-135
カレンダー機能を利用する
<右クリック> ......................... 3-136
電卓機能を利用する
<右クリック> ......................... 3-137
チェックリストの表示・印刷
元帳・試算表等作成
チェックリストの種類 ................... 3-138
複合伝票の仕訳の場合は ................ 3-165
Excel 用データの作成 .................... 3-140
元帳 ................................................ 3-167
個別元帳の表示 .............................. 3-141
振替伝票発行 .................................. 3-171
個別元帳表示中の機能 .................. 3-141
入金伝票発行、出金伝票発行 ......... 3-173
消費税金額の表示 .......................... 3-142
複合伝票の表示と印刷 .................. 3-143
仕訳日記帳 ..................................... 3-176
個別元帳の表示手順 ...................... 3-144
帳簿印刷 ......................................... 3-179
合計表 ............................................ 3-145
証憑綴り ......................................... 3-181
試算表 ............................................ 3-146
試算表 ............................................. 3-184
試算表(補助科目含む)................. 3-147
推移表 ............................................. 3-189
試算表(摘要科目含む)................. 3-148
年間日別展開表 .............................. 3-193
要約試算表 ..................................... 3-149
残高一覧表 ..................................... 3-195
日計表 ............................................ 3-151
売掛金・買掛金集計表 ................... 3-197
資金日計表 ..................................... 3-152
科目別補助科目展開表 ................... 3-199
預金・借入金対比表....................... 3-153
残高一覧表 ..................................... 3-154
資金繰管理
期日一覧表 ..................................... 3-156
資金繰帳表を作成するまで ......... 3-205
消費税関連帳表 .............................. 3-157
明細資金繰実績表 ......................... 3-207
日別資金繰入力シート ................. 3-211
売掛金・買掛金集計表 ................... 3-158
売掛金・買掛金集計表の
作成手順 ..................................... 3-159
資金残高入力シート ..................... 3-214
短期資金繰入力シート ................. 3-216
概略資金繰実績表 ......................... 3-219
仕訳データチェックリスト ............ 3-160
明細資金繰実績表 .......................... 3-162
科目別日別残高一覧表、
科目別月別残高一覧表 ............... 3-163
期日管理
期日管理の手順 ............................. 3-222
手形台帳 ......................................... 3-227
手形満期日一覧表 ......................... 3-229
指定科目期日一覧表 ..................... 3-232
11
さまざまな管理帳表
期末月について .............................. 3-267
決算書の種類と用途 ...................... 3-268
摘要別残高管理 .............................. 3-235
決算書の種類 .................................. 3-268
摘要科目を表示できる帳表 ..........3-236
決算メニュー .................................. 3-268
摘要別残高管理の手順 ..................3-237
決算書印刷時の設定項目 ............... 3-269
預金・借入金管理 .......................... 3-239
預金・借入金対比表を作成する
まで .............................................3-239
預金・借入金対比表銀行の変更
追加 .............................................3-240
預金・借入金に関する仕訳を
入力する .....................................3-241
預金・借入金対比表を表示・
印刷する .....................................3-241
A4 帳表
経費一覧表 ..................................... 3-244
科目残高確認表 .............................. 3-246
決算書のサンプル .......................... 3-277
税務代理権限証書・添付書面.......... 3-279
印刷時の指定項目 .......................... 3-279
操作手順 .......................................... 3-288
印刷サンプル .................................. 3-289
青色申告決算書
概要 ............................................... 3-290
申告書印刷科目割付 ...................... 3-293
青色申告書の入力 .......................... 3-296
操作方法 .......................................... 3-297
要約比較帳表.................................. 3-248
経営分析表 ..................................... 3-250
分析グラフ
主要損益科目図表 .......................... 3-255
青色申告書の入力 入力項目説明:
一般用 ......................................... 3-298
青色申告書の入力 入力項目説明:
不動産用 ..................................... 3-305
青色申告書の入力 入力項目説明:
農業用 ......................................... 3-308
青色申告決算書の印刷................... 3-313
プレビュー画面の操作 .................. 3-316
指定科目月別推移図表 ................... 3-257
印刷画面の操作 .............................. 3-317
指定科目5期比較図表 ................... 3-259
両面印刷 .......................................... 3-322
損益分岐点図表 .............................. 3-261
青色申告決算書作成時の Q&A....... 3-323
青色申告決算書作成の流れ .......... 3-323
決算時の処理
手順 1. 作成業種等を設定するとき
のこんなときには ..................... 3-326
精算表を印刷する .......................... 3-265
手順 2. 科目割付 のこんなとき
には ............................................. 3-327
決算整理仕訳の入力....................... 3-266
手順 3. 青色申告決算書を入力する
のこんなときには ..................... 3-327
12
手順 4. 青色申告決算書を印刷する
のこんなときには ..................... 3-330
消費税区分(コード)....................... 4-12
税率コード、業種コード .................. 4-15
更新処理
仕訳入力時の消費税に関するコード
設定のしくみ................................ 4-16
更新処理で行われること ............... 3-334
消費税情報の設定 ............................. 4-18
通常期末更新の手順....................... 3-337
科目マスターの変更 ......................... 4-23
翌期期首残高の補正....................... 3-338
消費税
仕訳入力、元帳等
残高補正処理の手順....................... 3-339
「当期→翌期残高移行」⇒
「残高取り込み」......................... 3-339
仕訳入力 ........................................... 4-24
仕訳の入力操作 ............................... 4-24
4.消費税編
消費税区分、税率、業種の一括
変換 ............................................... 4-26
仕訳例 ............................................... 4-27
売上・仕入・費用の仕訳例 ........... 4-27
消費税の基本的な考え方
申告区分の検討 .................................. 4-4
複数事業を兼業する簡易課税事業
者の管理 ......................................... 4-4
売上の返品・値引・割戻し ........... 4-29
仕入の返品・値引・割戻し ........... 4-29
貸し倒れ ........................................... 4-30
有価証券の譲渡 ............................... 4-30
限界控除制度の経過措置 .................. 4-4
輸入取引 ........................................... 4-31
事業者の申告区分 .............................. 4-5
有形固定資産の購入・売却の
仕訳例 ........................................... 4-32
通常課税............................................. 4-6
消費税を確定する仕訳 ................... 4-33
課税売上割合が 95%以上の場合 ..... 4-6
課税売上割合が 95%未満の場合 ..... 4-6
仕訳に設定された消費税区分等の
確認 .............................................. 4-34
簡易課税............................................. 4-7
元帳 .................................................. 4-35
みなし仕入割合 .................................. 4-7
原則に基づく消費税額の計算 .......... 4-7
75%基準の特例による消費税額の
計算 ................................................. 4-8
消費税
設定
消費税額の入力チェック .................. 4-38
入力消費税金額チェックリスト
のみかた ....................................... 4-38
消費税計算書の作成
作成できる帳表 ................................ 4-40
処理の流れ ....................................... 4-10
13
消費税計算書〜計算基礎表の作成
手順 .............................................. 4-42
部門別補助・摘要展開表 ................ 5-22
部門なし仕訳チェックリスト ........ 5-23
差額の調整 ....................................... 4-47
端数処理の差額 ................................4-47
課税売上割合 95%未満の場合の
差額 ...............................................4-47
6.予算管理編
予算管理
5.部門別管理編
予算を設定する ................................. 6-2
部門別管理
部門別管理の概要 .............................. 5-2
部門の種類 ..........................................5-2
部門の設定のしかた ..........................5-3
途中から部門別管理を始めた
場合は .............................................5-4
処理の流れ ......................................... 5-5
部門の設定 ......................................... 5-6
個別部門変更追加、合計部門変更
追加 .................................................5-6
合計部門の集計指定 ..........................5-8
部門別印刷順序指定 ..........................5-9
残高設定........................................... 5-10
各残高のつながり ............................5-11
部門別期末残高・部門別期首残高
を設定する ...................................5-12
部門別前期各月発生高を設定する 5-13
部門別前期期末残高を部門別当期
期首残高へ移行する ...................5-14
部門別予算高設定 ............................5-15
部門別帳表 ....................................... 5-16
月別と累計の違い ............................5-17
共通費の自動配賦額の印刷 ............5-17
部門の指定に関して ........................5-18
部門別総括表 ....................................5-19
14
予算管理帳表の種類と概要 ............... 6-4
1.導入編
1
導
入
編
1-1
システムの紹介
処理の流れ
会計処理の目的は、毎日の売上や仕入、現金の出し入れなどを分類、計算、整理して財務
諸表を作成することです。各種伝票の作成、仕訳、帳簿の記帳、計算、転記、集計など、
会計処理は機械的で単純作業の繰り返しが大部分です。これらを手作業で行う場合、誤記
や計算間違いが必ずつきまといます。その点、コンピュータは単純で繰り返しの多い作業
を、早く、正確に行うのが得意です。単純で機械的な作業はコンピュータに任せることで、
多くの作業を軽減することができます。
◆コンピュータへ仕訳を入力する
現金出納帳などの帳簿に記帳するのと同じ感覚で、日付、科目、金額、摘要をコンピュー
タに入力します。定型仕 訳を選ぶだけで仕訳を 自動的に作成するといっ た機能もありま
すので、勘定科目や借方・貸方がわからない人でも簡単に作業を進められます。
◆帳表はいつでも作成可能
仕訳の入力と同時に元帳や補助簿などへ自動的に転記されます。つまり、入力済みの仕訳
はいつでも元帳や補助簿で確認することができます。
試算表、決算書なども自動的に集計・計算しますので、印刷指示の操作をするだけできれ
いな帳表ができあがります。
1-2
導入編
手入力
システムが行う作業
シ
ス
テ
ム
の
紹
介
初回のみ
会社データ入力
会社作成
今年度
今年度会社データ
取引発生
仕訳入力
元帳
補助簿も自動作成
・現金出納帳
・銀行帳
など
その他の帳表も自動作成
試算表作成
決算時
・財務諸表
・消費税
・各種管理帳表
決算整理仕訳入力
・予算管理
・部門管理
など
決算書作成
各種資料作成
・比較財務諸表
など
翌期更新
更新処理
翌年度の処理へ
翌年度会社データ
導入編 1-3
当システムの特長
■充実した入力画面
財務専用オフコンで採用されている貸借 1対 1の高速入力画面により、熟練したオペレー
タの入力スピードに遅れることなく、仕訳の入力訂正が行えます。現金出納帳など、帳簿
をつける感覚で入力する形式や、コクヨ伝票と同じイメージで入力する形式もあります。
仕訳の入力は、自分に合った入力方法を自由に選択できます。
・科目や部門、消費税区分を貸借ごとに入力する単一振替入力
・摘要から入力する摘要先行型帳簿入力
・相手科目から入力する科目先行型帳簿入力
・コクヨ伝票と同じイメージの伝票入力
複合伝票入力
入金伝票/出金伝票入力
■必要な帳簿入力画面も簡単作成
当システムでは、あらかじめ現金出納帳、銀行帳、売掛帳、買掛帳、受取/支払手形帳の
帳簿入力画面を用意しており、帳簿として印刷もできます。このほかに、今まで使ってい
る売上帳や仕入帳、得意先元帳などの帳簿も簡単に増やすことができます。全部で15帳簿
まで増やすことができます。
1-4
導入編
■仕訳辞書/伝票辞書による仕訳自動入力
科目や貸借 等の簿記の基礎知識がな い人でも帳簿入力をで きるようにしたのが、仕訳辞
書機能と伝票辞書機能です。あらかじめ仕訳取引を辞書に登録しておきます。取引を選択
するだけで、仕訳が自動的にセットされます。必要に応じて金額などを入力します。
■仕訳の検索も簡単
入力した仕訳を確認するときは、仕訳の検索機能を使うと簡単です。仕訳の検索機能は、
すべての仕訳入力画面で使用できます。簡単な操作で仕訳を探し出すことができます。
■仕訳入力画面からダイレクトに必要な処理画面へ
仕訳入力画面では、処理を終了することなく、ファンクションキーを押すだけで、いつで
もダイレクトに帳表プレビュー・印刷、マスターの変更、残高の設定などの処理画面へ移
ることができます。
■試算表等の画面から即時元帳表示・訂正が可能
試算表等を 表示した画面で残高の間 違いに気づいた場合に は、試算表上の訂正したい科
目にカーソルを合わせて、<5 個別元帳>を押します。その科目の元帳が表示されます。
その場で仕訳を訂正できます。
訂正した内 容は即時に帳表に反映さ れます。帳表のチェックを より実践的かつ効率的に
行うことができます。
■科目の呼び出しも簡単
コンピュー タ会計を始めたばかりの ときは、勘定科目や補助科 目などのコードがわから
ず、思うように仕訳入力ができないものです。
当システムでは、呼出コードという機能を利用することで、コードがわからなくても勘定
科目などを簡単に呼び出すことができます。
たとえば、入力中の仕訳に「現金」を入力したくてもコードがわからない場合は、科目コー
ド入力欄に「ゲン」と入力して[Enter]を押します。勘定科目参照ウィンドウには「現金」
「小口現金」
「原材料」
「減価償却費」など同じ読みをする科目のみ表示され、科目を絞り
込むことができます。
導入編 1-5
シ
ス
テ
ム
の
紹
介
■親切なガイド表示
システムの使い始めは、何かと不安なものです。そこで、当システムでは、各処理ごとに
「何を行うための処理なのか」という説明を付けています。各入力項目では「この項目で
は何をどのように入力するのか」をガイド表示します。また、各画面で有効なボタンは該
当するファンクションキーの形式で表示します。したがって、操作ではマニュアルを見な
くても十分処理を進めることができます。
ガイド表示
キーガイド
■確定した月に仕訳を入力させない数字確定月設定機能
すでに数字が確定した月については月締め処理が行えます。数字確定を行えば、誤って仕
訳を入力しないように、仕訳の入力および修正を禁止することができます。
■税務署に提出できる青色申告決算書
税務署用紙(OCR用紙)に、直接印刷することができます。またA4白紙に、フォームも含
めて印刷することもできます。
■5期分の残高や予算を元に豊富な経営管理・分析資料を作成
過年度の残高を4 期前まで保存できます。ま た、来期の予算案も設定する ことができま
す。それらのデータを元にして、財務諸表を作成できます。
■消費税にも完全対応
入力した仕訳データから、消費税申告書と付表のイメージで帳表を表示・印刷することが
できます。また、売上・仕入取引の集計明細として、
「消費税計算基礎表」を表示・印刷
することができます。
■摘要ごとに残高管理が可能
交際費や仮払い等を担当者ごとに把握したい、旅費交通費の内訳を見たいなど、経費の節
減にあたっては、科目の詳細な部分まで見たいものです。そのような場合、摘要残高管理
を利用すると便利です。摘要残高管理を使うと、残高一覧表や摘要元帳等で摘要の残高を
確認できます。仕訳に入力した摘要、たとえば「担当者」ごと、あるいは交通費の「内訳」
ごとに残高を管理することが可能です。
■期日一覧表、預金・借入金対比表、売掛金・買掛金集計表等の作
成が可能
手形などの満期日を 管理できる期日一覧表、銀 行ごとに預金残高や預貸 率を管理できる
預金・借入金対比表、売掛金・買掛金の回収・支払状況を把握できる売掛金・買掛金集計
表など、日々の経営に必要な各種帳表を作成できます。
1-6
導入編
■合併機能で本店の合併処理を支援
支店で入力したデータを本店(財務応援Super )に送って合併することができます。
合併処理には、試算表合併と仕訳合併の2つの種類があります。試算表合併では、それぞ
れで入力したデータを残高レベルで合併します。本店では、全体の財務諸表、消費税申告
書等を作成することができます。仕訳合併では、それぞれで入力した仕訳だけを合併しま
す。仕訳レベルの帳表を作成できます。
■パスワードによる利用者管理
パスワードを設定して、大切な会社データの機密保持を行うことができます。システムの
起動を制限 するためのパスワードと、会 社データの利用者を制 限するためのパスワード
の2種類がありますので、より柔軟で確実な機密保持が行えます。
■財務応援 Super とのデータの送受信機能
当システムには、財務応援Superとの間でデータの送受信を行う機能があります。
会計事務所 と顧問契約している場合 や本支店間で使用する 場合などに、相手側の財務応
援Superシステムにデータを送り、相手側で試算表や経営資料等を作成することができま
す。
転送の方法には、会社データ全体をやりとりする「会社送受信」と仕訳を日単位でやり取
りする「仕訳送受信」があります。
■請求応援 Lite との連動処理
請求応援Liteをお使いいただく場合は、請求応援Liteで連動科目等を設定することにより、
入力した売上データ・入金データを財務応援の仕訳として取り込むことができます。入力
処理の手間を省き、効率よく処理を進めることができます。
導入編 1-7
シ
ス
テ
ム
の
紹
介
処理能力
当システムの処理能力は、次のとおりです。
業種
法人(販売業、製造業または建設業)、
個人(一般所得、不動産所得、農業所得)
会社
1,000 社
仕訳
基
本
仕 勘定科目
様
部
門
別
管
理
4,096 科目まで
摘要科目
4,096 科目まで
1摘要あたり、12 科目まで登録可能
明細部門
10 部門
合計部門
10 部門
共通部門
1部門(財務応援 Super を使用している場合のみ使用可能)
部門管理対象科目
P/L 科目だけまたは全科目
部門名称
正式名称:全角 15 文字(半角 30 文字)
表示名称:全角5文字(半角 10 文字)
金額
11 桁
伝票番号
6桁までの英数字
入力方法
帳簿入力(現金出納帳、銀行帳、その他 13 種類の補助簿)
伝票形式(入金伝票、出金伝票、複合伝票)
単一振替入力、手形台帳入力
仕訳辞書
4,096 仕訳まで登録可能
仕 仕訳辞書分類
訳
入
力 伝票辞書
摘要
20 件まで登録可能
1件につき、180 の仕訳辞書を設定可能
分類名称:全角 10 文字(半角 20 文字)
摘要分類
20 件まで登録可能
1件につき、180 の摘要を設定可能
分類名称:全角 10 文字(半角 20 文字)
科目残高
5期分を保持(当期、前期、2期前、3期前、4期前)
補助科目残高
5期分を保持(当期、前期、2期前、3期前、4期前)
予算高
消
費
税
計
算
導入編
法人 613 科目、個人 574 科目
正式名称:全角 10 文字(半角 20 文字)
表示名称:全角5文字(半角 10 文字)
補助科目
残 摘要科目残高
高 部門別科目残高
1-8
当期および翌期3カ月分まで入力可能
1社あたり、999,999 件まで入力可能
100 伝票まで登録可能(1伝票 99 行まで)
4,096 件まで登録可能
正式名称:全角 10 文字(半角 20 文字)
表示名称:全角5文字(半角 10 文字)
仕訳では、全角 48 文字(半角 96 文字)まで入力可能
5期分を保持(当期、前期、2期前、3期前、4期前)
5期分を保持(当期、前期、2期前、3期前、4期前)
勘定科目、補助科目、摘要科目、部門別科目について、
当期、翌期分を設定可能
税抜き/税込み会計方式
通常課税/簡易課税方式
仕入税額控除方式
全額控除方式、比例配分方式、個別対応方式
簡易課税のみなし仕入割合
第1種〜第5種事業
所得税システムへの残高出力
請求応援からの売上/入金データ取込
請求応援への入金データ出力
連 減価償却応援、減価償却・資産管理顧問からの伝票データ取込
動 給与応援 Super、給与応援 Lite からの伝票データ取込
テキストファイルの出力
試算表、推移表、部門別試算表、部門別総括表、
部門別推移表、科目残高、仕訳
テキストファイルの取込
合 合併の種類
併
処 通信方法
理
*1
仕訳
試算表合併(残高レベルの合併)
仕訳合併(仕訳レベルの合併)
電話回線、フロッピー、送出ファイルの保存、
インターネット
*1 : 合併データの取り込みを行うためには、財務応援 Super が必要です。
導入編 1-9
シ
ス
テ
ム
の
紹
介
メニュー一覧
よく使う処理は、ツールボタンで選択できます。
1-60
3-2
→<会社>
→<入力>
→<帳表>
→<消費税>
→
→
→
→
→<決算>
→ 3-264
→<設定>
→ 2-2
→<部門>
→ 5-2
3-138
4-2
→ 7-2
→<合併>
→<転送>
→ 9-2
→<ユーティリティ >
→ 8-48
→<バックアップ>
→ 8-2
8-84
→<連動>
→
→ 2-2
→ 8-28
→ 8-2、8-29
→ 1-43
→ 9-23
→ 1-59
→ 1-111
→ 1-79
1-10 導入編
ツールボタンのメニュー
シ
ス
テ
ム
の
紹
介
ツールボタンを押して開くメニューは、次のとおりです。
◆<基本>→ 1-65
◆<入力>→ 3-2
3-145、3-265
3-138
3-94
3-40
3-2
3-204
3-26、3-69、3-117
3-141
4-42
3-34、85
10-53
チェックリスト→ 3-138
消費税の仕訳
→ 4-24
決算時の仕訳
→ 3-266
帳表に印刷される消費税区分等→ 4-34
導入編 1-11
◆<帳表>→ 3-164
3-184
3-189
3-244
3-167
3-171
3-173
3-176
3-179
3-181
◆<消費税>→ 4-2
4-40、11-58
4-38
4-18
1-12 導入編
3-193
3-195
3-197
3-199
3-254
◆<決算>→ 3-264
3-290
3-268
3-337
3-339
3-279
10-36
10-25
◆<設定>→ 2-2
2-48、6-2
2-2
4-18
2-12、4-23、11-21
2-18
2-24
2-30
2-36
3-240
2-40
導入編 1-13
シ
ス
テ
ム
の
紹
介
◆<部門>→ 5-2
5-16
◆<合併>→ 7-2
7-6
7-15
7-21
7-4
1-14 導入編
5-6
5-10、6-2
◆<転送>(会社送受信)→ 9-2
9-30
9-53
9-20
◆<転送>(仕訳送受信)→ 9-2
9-30
9-53
9-20
導入編 1-15
シ
ス
テ
ム
の
紹
介
◆<ユーティリティ>→ 8-48
8-49
8-51
8-53、10-38
8-68
8-55
8-57
8-58
8-60
8-74
8-77
8-61
◆<バックアップ>→ 8-2
8-10
8-11
8-12
8-14
8-17
8-19
8-21
8-24
8-26
1-16 導入編
◆<連動>→ 8-84、8-92
シ
ス
テ
ム
の
紹
介
8-92
8-86
8-87
◆<メモ>→ 1-77
導入編 1-17
◆<
>
詳細は別冊「財務応援
い。
1-18 導入編
インターネットデータ通信サービス
操作説明書」をご覧くださ
その他のメニュー
会社選択画面で<6 バックアップ>、<8 サポート>を押して表示するメニューは、次の
とおりです。
◆< 6 バックアップ>
◆< 8 サポート>
導入編 1-19
シ
ス
テ
ム
の
紹
介
作成できる帳表
当システムでは、次の帳表を作成できます。
B4サイズの帳表は縮小してA4用紙に印刷することもできます。
処
理
帳
表
名
会社選択
→ 1-60
登録会社一覧表
A4
設定
勘定科目マスター一覧表
補助科目マスター一覧表
摘要名マスター一覧表
摘要分類窓一覧表
仕訳辞書マスター一覧表
仕訳辞書分類窓一覧表
伝票辞書マスター一覧表
帳簿マスター一覧表
銀行支店名登録一覧表
合計科目マスター一覧表
勘定科目当期期首、前期期末残高一覧表
補助科目当期期首、前期期末残高一覧表
摘要科目当期期首、前期期末残高一覧表
勘定科目別前期発生高設定チェックリスト
補助科目別前期発生高設定チェックリスト
摘要科目別前期発生高設定チェックリスト
勘定科目別予算高設定チェックリスト
補助科目別予算高設定チェックリスト
摘要科目別予算高設定チェックリスト
A4
A4
A4
A4
A4
A4
A4
A4
A4
A4
A4
A4
A4
B4
B4
B4
B4
B4
B4
→ 2-10
入力、チェックリスト 仕訳検索チェックリスト
→ 3-2
個別元帳チェックリスト
合計表チェックリスト
試算表
試算表(補助科目含む)
試算表(摘要科目含む)
要約試算表
日計表
資金日計表
預金・借入金対比表
科目別日別残高一覧表
科目別月別残高一覧表
残高一覧表
売掛金・買掛金集計表
仕訳チェックリスト
付箋二重仕訳コピーチェックリスト
明細資金繰実績表
手形台帳
手形満期日一覧表
指定科目期日一覧表
1-20 導入編
サイズ
A4*1
A4*1
A4*1*2
A4*1*2
A4*1*2
A4*1*2
A4*1
A4*1*2
A4*1*2
B4 *2
A4*1*2
A4*1*2
A4*1
A4
B4
B4
B4
A4
B4
B4
処
理
帳
表
名
サイズ
入力、チェックリスト 日別資金繰入力シート
→ 3-2
調達後残高 3 カ月展開表
日別資金繰入力準備シート
資金残高入力シート
短期資金繰入力シート
概略資金繰実績表
A4
A4
A4
A4
A4
B4
消費税
→ 4-2
入力消費税金額チェックリスト
転記用消費税計算書、転記用付表、基礎表
売上科目の明細表
仕入科目の明細表
A4
A4
A4
A4
帳表
総勘定元帳
補助元帳
摘要元帳
損益勘定
振替伝票発行
入金伝票/出金伝票発行
仕訳日記帳
帳簿印刷
証憑綴り
L 型 B4 試算表
全科目印刷試算表
B4 試算表
L 型 B4 推移表
全科目印刷推移表
B4 推移表
年間日別展開表
補助/摘要/部門残高一覧表
売掛金・買掛金集計表
科目別補助科目展開表
経費一覧表
科目残高確認表
要約比較帳表
経営分析表
主要損益科目図表
指定科目月別推移図表
指定科目5期比較図表
損益分岐点図表
A4*1
→ 3-164
決算
→ 3-264
B5 通常決算書(商法規則)
A4 決算書(商法規則)
青色申告書科目割付一覧表
提出用青色申告決算書
税務代理権限証書・添付書面
A4*1
A4*1
A4*1
A4*3
A4*4
A4*1
A4*1
A4
B4
B4*5
B4*5
B4
B4*5
B4*5
B4
B4
B4
B4
A4
A4
A4
A4
A4
A4
A4
A4
B4
A4
A4
A4
A4*6
導入編 1-21
シ
ス
テ
ム
の
紹
介
処
理
部門処理
→ 5-2
帳
表
名
部門別元帳
部門別補助元帳
部門別 L 型 B4 試算表
部門別全科目試算表
部門別 L 型 B4 総括表
部門別全科目総括表
部門別 L 型 B4 推移表
部門別全科目推移表
部門別 B4 試算表
部門別 B4 総括表
部門別 B4 推移表
部門別補助科目展開表
部門別摘要科目展開表
部門マスター一覧表
合計部門マスター一覧表
合計部門集計指定一覧表
部門別印刷順序一覧表
部門別勘定科目当期期首残高一覧表
部門別前期期末残高一覧表
部門別勘定科目別前期発生高設定チェックリスト
部門別予算高設定チェックリスト
部門なし仕訳チェックリスト
サイズ
A4*1
A4*1
B4
B4 *5
B4
B4 *5
B4
B4 *5
B4 *5
B4 *5
B4 *5
B4
B4
A4
A4
A4
A4
A4
A4
B4
B4
B4
受信 → 9-27
受信ファイル一覧表
A4
サポート
勘定科目体系表
勘定科目リンク情報リスト
A4
B4
*1 : レーザープリンタまたはインクジェットプリンタをお使いの場合は、専用単票用紙
( 型番:AZ09) での印刷も可能です。
インクジェットプリンタで印刷する場合は、プリンタの印字領域をご確認の上お使
いください。印字領域がレーザープリンタより狭い場合があります。また、一部の
インクジェットプリンタでは、パンチ穴空き用紙をお使いの場合に印字不良を起こ
す場合がありますのでご注意ください。
シリアルプリンタをお使いの場合は、専用連続用紙(型番:PZ-2)での印刷も可能
です。その場合の印刷方法については、10. こんなときには「専用連続用紙に印刷
する場合は」をご覧ください。
*2 : Excel ファイルへの出力も可能です。
3-140 ページ
*3 : 専用単票用紙(型番:AZ42P)での印刷も可能です。
インクジェットプリンタで印刷する場合は、プリンタの印字領域をご確認の上お使
いください。印字領域がレーザープリンタより狭い場合があります。また、一部の
インクジェットプリンタでは、パンチ穴空き用紙をお使いの場合に印字不良を起こ
す場合がありますのでご注意ください。
*4 : 専用単票用紙(型番:AC24、AC24S)での印刷も可能です。
インクジェットプリンタで印刷する場合は、プリンタの印字領域をご確認の上お使
いください。印字領域がレーザープリンタより狭い場合があります。
*5 : テキストファイルへの出力も可能です。
*6 : 提出先にご確認のうえ、ご使用ください。
1-22 導入編
8-68 ページ
シ
ス
テ
ム
の
紹
介
導入編 1-23
システムの考え方
日付について
日付は、システムの基本データのひとつです。システムでは、残高や仕訳などのデータを
日付によって管理します。
期首年月日と期末年月日
期首年月日は、期の開始日であり、期末年月日は決算日の日付です。
当システムでは、指定した決算年月日から計算して期首年月日を自動的に設定します。
例) 決算年月日(決算日)
期首年月日
X 年 3 月 31 日
X-1 年 4 月 1 日
期首年月日
決算年月日
期
↑
X-1年4月1日
↑
X年3月31日
■決算年月日の変更
決算年月日は、会社情報として会社作成時に設定します。設定した決算日は、仕訳入力後
に変更することはできません。
1-24 導入編
期首年月日と設立年月日
会社設立の年で、会社設立の日が本来の期首年月日と異なる場合だけ、設立年月日を設定
します。設立年月日は、仕訳を入力する前に設定してください。仕訳入力後は、設定・変
更できません。
本年設立した会社は、決算年月日を入力後、設立日を次のように設定します。
例) 決算年月日・・・決算日の日付 A を設定
設立年月日・・・設立日または経営活動開始日 B を設定
1年間
経営活動
↑
期首年月日
↑
設立年月日B
↑
決算日A
設立年月日を設定すると、試算表、財務帳表、決算書等は、期首年月日ではなく設立年月
日を印刷します。
例) 期首年月日:X 年 4 月 1 日、設立年月日:X 年 7 月 1 日の場合、決算書表紙に
は、次のように印刷されます。
自 X 年 7 月 1 日 〜 至 X + 1 年 3 月 31 日
↑
↑
設立年月日
決算年月日
設定した設立年月日は、次年度からは無視されます(前期の帳表を印刷するときなどを除く)。
導入編 1-25
シ
ス
テ
ム
の
考
え
方
月度と仕訳の管理
仕訳は、暦の月ではなく、月度で管理されます。
例)A 社は月末締め、B 社は 20 日締めの場合
会社
期首年月日
4 月度
5 月度
6 月度
A社
X 年 4月 1日
4/1 〜 4/30
5/1 〜 5/31
6/1 〜 6/30
B社
X 年 4月 1日
4/1 〜 4/20
4/21 〜 5/20
5/21 〜 6/20
仕訳入力月は、16カ月あります。1〜12カ月は、通常の当期分仕訳を入力する月です。13
カ月目は、期末の決算整理仕訳を入力する月です。14〜16カ月目は、決算が確定するまで
の間、翌期分の仕訳を入力する月です。
各月度が何カ月目に当たるかは、期首年月日から判断します。
例)期首年月日 X 年 4 月 1 日
1 カ月目
2 カ月目
3 カ月目
4 カ月目
5 カ月目
6 カ月目
4 月度
5 月度
6 月度
7 月度
8 月度
9 月度
7 カ月目
8 カ月目
9 カ月目
10 カ月目
11 カ月目
12 カ月目
10 月度
11 月度
12 月度
1 月度
2 月度
3 月度
13 カ月目
14 カ月目
15 カ月目
16 カ月目
期末整理
翌期 4 月度
翌期 5 月度
翌期 6 月度
期末の決算整理仕訳を含む帳表を表示・印刷したいときは、期末月(13カ月)を指定します。
■仕訳を入力するときの日付の指定
仕訳入力時の日付の訂正は月度により、異なります。
仕訳の日付
1-26 導入編
入力方法
通常月
月日をそれぞれ 2 桁で入力する
決算整理仕訳を入力する月
月度・・期末月を指定する
日・・・決算終了日を入力する
翌期 3 カ月分(先行仕訳)
月度・・入力月指定で翌期の月を指定する
日・・・2 桁で入力する
損益の自動算出と利益処分
当システムでは、決算書作成時に、当期未処分利益と当期純利益が算出されます。
また、期末更新時には、前期繰越利益と算出された当期未処分利益が、前期繰越未処分利
益へ振り替えられます。
当期純利益
当期純利益は損益科目から自動的に算出されます。
(1) 9580 売上総利益 = 9530 純売上高 − 9570 売上原価
(2) 9640 営業利益 = 9580 売上総利益 −9630 販売費及び一般管理費
(3) 9700 経常利益 = 9640 営業利益 + 9660 営業外収益 − 9680 営業外費用
(4) 9730 税引前当期純利益 = 9700 経常利益 + 9710 特別利益− 9720 特別損失
(5) 9440 (うち当期純利益)= 9730 税引前当期純利益 − 9740 法人税等充当額等
メモ 9580、9530 など 9000 番台のコードが付けられた科目は、合計科目です。
合 計科目とは、勘定科目残 高が集計される科目 のことです。仕訳入力で は
使用できません。
当期未処分利益
9430 当期未処分利益は、次のように計算されます。
9430 当期未処分利益 = 9440 (うち当期純利益)+ 802 積立金目的取崩額
− 803 中間配当金 − 804 利益準備金積立額
+ 9435 前期繰越利益− 806 過年度税効果調整額等
− 807 自己株式処分差損− 808 自己株式消却額等
+ 809 利益準備金取崩額等− 2174 〜 2178 未処分利益調整1〜5
導入編 1-27
シ
ス
テ
ム
の
考
え
方
利益処分
9430 当期未処分利益の期末残高は、期末更新により、翌期期首残高の 331 前期繰越未処分
利益に、前期から繰り越されます。前期から繰り越された 331 前期繰越未処分利益は、利
益処分確定時に利益処分の仕訳を入力して、残高を0にしなければなりません。
例) 331 前期繰越未処分利益 10,000,000 円を次のとおり処分する。
311 利益準備金
1,000,000
324 別途積立金
3,000,000
330 前期繰越利益
6,000,000
このときの利益処分の仕訳は、次のように入力します。
借方科目
1-28 導入編
貸方科目
金
額
331 前期繰越未処分利益
311 利益準備金
1,000,000
331 前期繰越未処分利益
324 別途積立金
3,000,000
331 前期繰越未処分利益
330 前期繰越利益
6,000,000
棚卸計算
棚卸は年1回行う場合と月々行う場合があります。年1回行うか、月々行うかによって仕訳
の入力方法が異なります。
以降では、商品勘定を例にして説明しますが、商品以外の材料、仕掛品等の棚卸資産の勘
定についても同様の仕訳を入力してください。
年 1 回棚卸を行う場合
棚卸を年1回、期末に行う場合は、次のような仕訳を期末月(13月)に入力します。
例)商品の棚卸
日
付
借方科目
貸方科目
入力する金額
期末月
期首棚卸高
商品
期首の在庫金額
期末月
商品
期末棚卸高
期末の在庫金額
月々棚卸を行う場合
月々棚卸を行う場合は、科目の使い方に注意してください。
「期首棚卸高」は、年1回、最
初の棚卸の時だけ使用します。2回目以降は、月初・月末ともに期末棚卸高を使用します。
例)商品の棚卸(3/31 決算の場合)
1回目
日
付
借方科目
4/30
4/30
貸方科目
期首棚卸高
商品
商品
期末棚卸高
入力する金額
期首の在庫金額
月末の在庫金額
2回目
日
付
借方科目
5/31
5/31
貸方科目
期末棚卸高
商品
商品
期末棚卸高
入力する金額
月初の在庫金額
月末の在庫金額
・
・
・
12 回目(期末)
日
付
期末月
期末月
借方科目
期末棚卸高
商品
貸方科目
商品
期末棚卸高
入力する金額
月初の在庫金額
月末の在庫金額
月々棚卸を行う場合は、棚卸科目情報の設定により、推移表の期首棚卸高・期末棚卸高の
発生高の出力方法が変わります。詳しくは、「棚卸科目情報の設定」をご覧ください。
2-44 ページ
導入編 1-29
シ
ス
テ
ム
の
考
え
方
比率の計算
システムでは、各種帳表の前期比・予算比、構成比・売上比について、次のように計算し
ます。
◆前期比・予算比
・求めた前期比は、小数点第 2 位で四捨五入する。
・分母と分子がマイナスの場合は、分母と分子を入れ換えて計算する。
前期比= 0 かつ前期が「0」の場合
前期比≦ 0
0 <前期比≦ 9999.9
前期比> 9999.9
0.0
「−」
(ハイフン)
ZZZ9.9
「.」ピリオド
◆構成比・売上比
・ある基準値 B に対する自分の値 A の比率を示す。
・構成比の合計が 100%にならない場合がある。
・小数点第 2 位まで計算して、四捨五入する。
A < 0 または B ≦ 0
結果=「0」
0.0
0 <結果≦ 999.9
ZZ9.9
結果> 999.9
1-30 導入編
「−」
(ハイフン)
「.」ピリオド
個人の処理
個人向け経理処理の機能は、法人向け経理処理とほとんど同じです。ここでは、個人向け
処理のうち、個人向け特有の機能について説明します。
勘定科目
次の科目については、勘定科目マスターの変更追加で科目を「使用する」になっているこ
とを確認してください。
コード
科目名
KX 準拠
その他
11
301
事業主貸
12
401
事業主借
300
511
元入金
13
620
家事消費等
500
811
専従者給与
元入金への振り替え
期末更新処理により、次の事業主勘定の残高が元入金に振り替えられます。
当期
・事業主貸 ¥10,000
・事業主借 ¥20,000
・損益勘定 ¥30,000
翌期
期末更新処理
元入金 ¥40,000
期末更新前の翌期 3 カ月間の帳表について
当システムでは、期末更新処理を行わずに翌期 1〜 3月までの仕訳を先行仕訳として入力
できます。ただし、期末更新処理を行わずに翌期1〜3月までの帳表を印刷しても、事業主
貸、事業主借、損益勘定の元入金への振り替え処理が行われていないため、これらの帳表
は正しく印刷されません。翌期の正しい帳表が必要な場合は、期末更新処理を行ったあと
に作成してください。
試算表について
試算表は、法人用の形式で印刷され、集約方法も法人と同じです。
「
(うち当期純利益)」を「特別控除前所得金額」に読み替えてください。
導入編 1-31
シ
ス
テ
ム
の
考
え
方
青色申告決算書について
一般用・不動産所得用・農業所得用の3種類の青色申告決算書を印刷できます。
青色申告決算書の種類は、印刷時に変更することができます。
■税務署に提出できる青色申告決算書
税務署用紙(OCR用紙)に、直接印刷することができます。A4白紙に、フォームも含めて
全体を印刷することもできます。
1-32 導入編
シ
ス
テ
ム
の
考
え
方
導入編 1-33
環境設定
システムを使う前に、動作環境を確認し、環境設定を行ってください。
動作環境
動作環境
細
基本ソフト *1
Microsoft
Microsoft
Microsoft
Microsoft
Microsoft
CPU
Windows 98、Windows NT:
Pentium 100 MHz 以上(233 MHz 以上を推奨)
Windows Me、Windows 2000:
Pentium Ⅱ以上(400 MHz 以上を推奨)
Windows XP:
Pentium Ⅱ 400 MHz 以上(Pentium Ⅲ 500 MHz 以上を推奨)
メモリ
Windows 98、Windows NT:32 MB 以上(64 MB 以上を推奨)
Windows Me、Windows 2000 Professional:
64 MB 以上(128 MB 以上を推奨)
Windows 2000 Server:128 MB 以上(256 MB 以上を推奨)
Windows XP:128 MB 以上(256 MB 以上を推奨)
ディスプレイ
1024 × 768(小さいフォント)を推奨
800 × 600(小さいフォント)も使用可能
・大きいフォントでは正常に表示できません。
・Windows XP の場合は、標準のフォントを使用してください。
・お気に入りメニューを使用する場合は 1024 × 768 以上。
表示色
(画面の色)
1-34 導入編
詳
Windows 98 operating system 日本語版
Windows NT operating system Version 4.0 日本語版 *2
Windows Millennium Edition 日本語版
Windows 2000 operating system 日本語版
Windows XP operating system 日本語版
Windows 2000/NT 4.0:High Color(16 ビット)以上
Windows XP:中(16 ビット)以上
Windows Me/98:
256 色以上、High Color(16 ビット)以上を推奨
青色申告決算書の印刷プレビューをカラー表示する場合、256 色
では鮮明になりません。High Color の設定にすることをおすすめ
します。
フロッピードライブ
3.5 型(3.5 インチ)フロッピードライブ
CD-ROM ドライブ
セットアップ時に必要
ハードディスクの
空き容量
90 MB 以上
動作環境
ブラウザ
モデム
ターミナルアダプタ
(ISDN 使用時)
プリンタ
詳
細
Internet Explorer 6.0 SP1 以降
(インターネットでデータ通信を行う場合に必要。別途インター
ネットプロバイダとの契約が必要になります。)
電話回線によるデータ通信をする場合に必要
お使いの基本ソフトで使用可能なもの
環
境
設
定
電話回線によるデータ通信をする場合に必要
お使いの基本ソフトで使用可能なもの
非同期方式でご使用ください
前述の対応基本ソフト(OS)で使用可能なレーザープリンタお
よびカラーインクジェットプリンタ。カラーレーザープリンタ
はエプソン製のみ対象。
ポストスクリプト対応プリンタは除きます。
カラーインクジェットプリンタは、ADF(自動給紙装置)付き
のプリンタをご使用ください。
*1 : Windows Server 2003 は、使用できません。
*2 : WindowsNT は、Microsoft のサポートが終了しています。
したがって、基本ソフト(OS)に起因する不正動作等のうちアプリケーションで回
避できない問題については、サポートできません。
導入編 1-35
プリンタについて
当システムで使用できるプリンタや使用するときの注意事項などを説明します。
使用できるプリンタ
お使いの基本ソフトに対応しているレーザープリンタであれば、通常は、当システムで使
用することができます。しかし、いくつかの制限事項や注意事項があります。プリンタを
使用する前に、また、印刷が正常にできない場合は、次の点を確認してください。
◆使用できるプリンタは
使用できるプリンタであるかどうか、次の点を確認してください。
・プリンタが、コンピュータの基本ソフトに対応していることを確認してください。
・ポストスクリプト対応プリンタは、使用できません。
・カラーのレーザープリンタについては、エプソン製だけが使用できます。
・インクジェットプ リンタで単票用紙 に印刷するときは、ADF(自動 給紙装置)付き
のプリンタをご使用ください。
◆最新のプリンタドライバを使用してください
最新のプリンタドライバを使用してください。プリンタドライバが古いと、破線が実線と
なってしまったり、印刷の一部が欠けてしまう場合があります。
お使いの基本ソフト に対応した最新のドラ イバでないと、印刷が正常に できないことが
あります。ご注意ください。
◆専用連続用紙に印刷する場合は
専用連続用紙(型番:PZ-2)に印刷する場合は、印刷方法等が通常と異なります。10.こん
なときには「専用連続用紙に印刷する場合は」をご覧ください。専用連続用紙に印刷する
場合は、次のEPSON製プリンタを使用してください。
・VP-1100
・VP-1700
・VP-1200
・VP-1850
◆白紙が余分に出力される場合は
印刷のときに白紙が 1枚余分に出力される 場合は、プリンタ側の白紙節 約機能の設定を
確認してください。白紙節約機能を設定できるプリンタでは、白紙節約機能が有効になる
ように設定すれば、白紙(印字データがないページ)の出力を回避できる場合があります。
◆「はじめに(財務応援 Lite7 )」をご覧ください
「はじめに(財務応援Lite7)」には、プリンタの設定に関する注意事項等が詳しく掲載されて
います。プリンタを使い始めるとき、印刷が正常にできないときなどにご覧ください。
「はじめに(財務応援Lite7)
」は、タスクバーの<スタート>から「プログラム(P)」→「エ
プソン応援シリーズ」→「はじめに(財務応援Lite7)」を実行すれば開きます。
1-36 導入編
◆ Windows 2000 をお使いの場合は
Windows 2000側の問題により、表示および印刷時に、文字が枠外にはみ出したり欠けたり
してしまう ことがあります。マイクロソ フト社より提供されて いるサービスパックの登
録を行ってください。
環
境
設
定
カラー表示、カラー印刷について
青色申告決算書をカラー表示、カラー印刷することができます。
印刷時に「カラー印刷」を選択すると、印刷プレビュー画面がカラー表示されます。また、
A4判白紙用紙にカラー印刷できます。
◆カラー表示する場合
・256 色では鮮明になりません。High Color の設定にすることをおすすめします。
・カラーの印刷 イメージを表示するに は、プリンタドライバが 設定されている必要が
あります。表示 が欠けたりする場合は、正 しいプリンタドライ バが設定されていな
いか、ドライバの仕様によりうまく印刷できない場合等が考えられます。
◆カラー印刷する場合
カラー印刷の配色は、次の条件で調整しています。
・EPSON 製カラーレーザープリンタを使用
・プリンタドライバの設定で印刷品質を「推奨」に設定
プリンタに よりカラー印刷の配色が 異なります。カラー出力し た申告書の提出に際して
は、あらかじめ提出先の税務署にご確認ください。
インクジェットプリンタ等では、印刷が2枚になる場合があります。
◆カラーレーザープリンタ
次のEPSON製カラーレーザープリンタを使用して、カラー印刷の印字調整をしています。
・LP-M5500 シリーズ
・LP-S5500 シリーズ
・LP-9200C
・LP-9800C
・LP-9000C
・LP-9500CZ
・LP-9500C
・LP-8800C
対応プリンタの最新情報は、専用ホームページでご確認ください。
http://www.i-love-epson.co.jp/products/oen/
右側のタブで「OCRカラー白紙印刷」のページをクリックします。
導入編 1-37
プリンタの組み込み
プリンタの組み込みについては、当システムで特に設定することはありません。お使いの
コンピュータのWindowsに組み込まれたプリンタであれば、当システムでも使用すること
ができます。また、ネットワーク上のプリンタも使用することができます。
これからWindowsにプリンタを組み込む場合は、Windowsやプリンタのマニュアルをご覧
になって行ってください。
プリンタの選択
当システムで印刷するときに使用されるプリンタは、Windowsで「通常使うプリンタ」に
設定されているプリンタです。使用するプリンタを変更するときは、デスクトップから、
または当システムの印刷実行画面から行うことができます。
◆デスクトップからプリンタを変更する場合
デスクトップからプリンタを変更すると、当システムだけなく、Windows上の他のアプリ
ケーションで使用す るプリンタも変更され ます。デスクトップからプリ ンタを変更する
場合は、次のように操作します。
① <スタート>→「プリンタと FAX」または、<スタート>→コントロールパネル→
「プリンタと FAX」を実行します。
② 使用するプリンタのアイコンを右クリックします。
ショートカットメニューが表示されます。
③ ショートカットメニューの「通常使うプリンタに設定」を選択します。プリンタの
アイコンにマークが表示されます。
◆印刷の実行画面からプリンタを変更する場合
プレビュー画面で印刷を実行すると、印刷の実行画面が開きます。印刷の実行画面で、プ
リンタを変更することができます。ここでの変更は、その印刷のときだけ有効です。
1-38 導入編
バックアップ
データのバックアップについて説明します。
環
境
設
定
バックアップの重要性
会社情報等のマスターや仕訳などのデータは、ハードディスク内に格納されます。万一、
ハードデ ィスクが壊れてしまっ たときなどは、大切なデータが 使えなくなってしまい ま
す。そのようなときに備えて、データの控えを作成しておくことが必要です。ハードディ
スクの中の処理データを別の場所に複写することを「バックアップ」といいます。逆に、フ
ロッピーなどから控えのデータをハードディスクに戻すことを「リストア」といいます。
バックアップの概要
バックアップ用のフロッピーは、必ず、2組以上用意してください。
1組目
バックアップ
1日目、3日目、5日目・・・のバックアップ
2組目
バックアップ
2日目、4日目・・・のバックアップ
これは、1組の管理だけの場合は、バックアップ作成中に元データが壊れてしまうと、元
データ、バックアップ先のデータともに壊れてしまい、復旧できるデータがなくなってし
まうからです。
◆バックアップ先
バックアップ先は、次の3種類あります。
・フロッピー(圧縮可、複数枚にバックアップ可)
・CD(CD-R または CD-RW)
パケットライト方式に対応した書込ソフトが起動していないと使用できません。
・ハードディスク(MO、USB メモリ等を含む)
バックアッ プ先によって作成手順が 異なりますが、どの場合も バックアップメニューか
ら処理できます。詳しくは、8.ツール編をご覧ください。
導入編 1-39
◆フロッピーにバックアップする場合の注意事項
フロッピーにバックアップを作成する場合は、次の点にご注意ください。
・1枚のフロッピーに複数の会社をバックアップすることはできません。
・バックアップ用のフロッピーは、空きフロッピーを使用してください。データが入っ
ているフロッピーを使用すると、バックアップ作成時に上書きされます。
・フロッピーは、1.4 MB で初期化したものをご使用ください。
・フロッピードライブは、
「環境設定」で指定したフロッピードライブを使います。詳
しくは、以降の「環境設定のしかた」をご覧ください。
フロッピーと機器の取り扱い
フロッピーと機器の取り扱いを説明します。
◆フロッピーの取り扱い
フロッピーの取り扱いに注意して、次の点を守ってください。
・フロッピーは「フロッピ ーをセットしてくだ さい」などのメッセージ に従ってセッ
トしてください。
・処理の途中でフロッ ピーを抜かないでくだ さい。フロッピーの内容が 壊れる場合が
あります。
・処理の途中でフロッ ピーを入れ替えないで ください。フロッピーの内 容が壊れる場
合があります。
・フロッピーは、消耗品 です。バックアップ用 のフロッピーにつ いては、定期的(目
安約半年)に新しいフロッピーと交換してください。
◆機器の取り扱い
操作の途中で電源を切ったり、リセットボタンを押すことはおやめください。
電源を切ったり、リセットボタンを押すと、処理途中のデータが失われます。また、操作
途中に電源を切ると、ハードディスクの故障の原因になります。
1-40 導入編
データ通信
データ通信の方法は、次の4種類あります。
1.FD 転送
フロッピーを経由してデータをやり取りします。
1.4 MB で初期化したフロッピーをご用意ください。
2.電話回線
電話回線を経由してデータをやり取りします。
モデムを Windows に組み込み、
「環境設定」で選択してくだ
さい。
3.送出ファイルの保存
ファイル をハードディス ク上に保存し て、電話回線を経由
してデータをやり取りします。
モデムを Windows に組み込み、
「環境設定」で選択してくだ
さい。
4.インターネット
インターネットを使用して、データをやり取りします。
財務応援 でのインターネ ットとは、データ 通信サービスの
ことを意 味します。インター ネットを使用 できる環境が必
要で す。詳細 は、
「財 務応 援
サービス
インタ ーネ ット デー タ通信
操作説明書」をご覧ください。
メモ ・Windows へのモデムの組み込み方法については、Windows およびモデムの
説明書をご覧く ださい。
「環境設 定」の操作については、以降の「環境 設
定のしかた」をご覧ください。
・インターネットを使用する場合は、快適にご使用いただくために、次の動
作環境を推奨しています。
・ブラウザ
Internet Explorer 6 SP1 以降
文字表示サイズ
:小
・その他、ブラウザの設定
ブラウザの設定で次の機能が制限されている場合は、
「有効」にしてく
ださい。初期設定は「有効」です。
・SSL 2.0・3.0
・JavaScript
・Cookie
・Active X コントロール
・Windows 2000 をお使いの場合は、SP2 以降を登録してください。
データ通信には、次の種類があります。
◆会計事務所等(センター)とのデータのやりとり
こちらで伝票入力、会計事務所で決算処理、というような使い方が可能です。詳しくは、
9.データ通信編をご覧ください。
◆合併処理
本店への合併データの送出ができます。詳しくは、7.合併処理編をご覧ください。
導入編 1-41
環
境
設
定
◆会社データやファイルの送受信
会社データやファイルを他のコンピュータの財務応援 Super または財務応援 Liteに送付す
ることができます。詳しくは、8.ツール編をご覧ください。
1-42 導入編
環境設定のしかた
プログラム のセットアップが終わ りましたら、システムを起 動して、環境設定を行いま
す。あらかじめ初期設定されていますので、必要に応じて変更してください。
設定項目
環境設定では、次の項目を設定します。
◆財務データ格納フォルダ
会社データを格納する¥USER7フォルダを、他のハードディスクに変更できます。<2 参
照>を押すと、フォルダを簡単に指定することができます。
システムの セットアップ時にデータ 格納先フォルダ名を変 更した場合は、フォルダ名は
セットアップ時に指定した名前になります。
メモ ・ネットワークドライブは指定できません。
◆受信データ格納フォルダ
受信データを格納するフォルダを指定します。<8 同データ>を押すと、財務データ格納
フォルダの設定をコピーすることができます。
受信データ格納フォルダとして任意のフォルダを指定する場合に限り、変更します。通常
は財務データ格納フォルダと同じフォルダを指定します。
◆フロッピードライブ
使用するフ ロッピードライブを変更 できます。フロッピーの操 作画面からはドライブ変
更できません。ここであらかじめ設定しておいてください。
フロッピードライブのないコンピュータをお使いの場合は、空白(スペース)を設定して
ください。
◆画面表示色モード
画面イメージを、次の3種から選択できます。
・標準カラー
タイトルとメッセージガイダンスのバックカラーが濃い青色てす。
単一振替や合 計表等の一覧表示画面 は、一行置きにバックカ ラーが薄い青色になり
ます。
・ペーパーホワイト
・モノクロ
導入編 1-43
環
境
設
定
◆画面サイズの変更
メニュー画面のサイ ズを縮めた場合、各処理画 面もそのサイズに合わせ て縮めるかどう
かを指定します。
メニューサイズは、メニュー画面右下をマウスでドラッグすると変更できます。
←この部分をマウスでドラッグ
してサイズを変更する。
「1.変更しない」を選択した場合は、メニュー画面のサイズを縮めても各処理画面のサイズ
は変わりません。
「2.変更する」を選択した場合は、メニュー画面のサイズに合わせて各処
理画面が表示されます。
注意
変更されたサイズによっては、文字が適切に表示されません。サイズを調
整してお使いください。
◆ F11・F12 キーへの割付
F11・F12キーにPageUp・PageDownの機能を割り付けることができます。
「1.PageUp・PageDown機能を割り付ける」を選択すると、
[F11]で「PageUp」、
[F12]で
「PageDown」として使用できます。ただし、伝票入力の摘要入力での借方連想摘要、貸方
連想摘要の切り替えができなくなりますのでご注意ください。
メモ F11・F12 への機能の割り付けをすると、省スペースキーボード等で、
[F11]
[F12]キーを使って画面のスクロールができるので便利です。
◆< 0 モデム設定>
モデムを使用する場合は、モデムを組み込み後、ここでも使用するモデムを選択してくだ
さい。
データ受け渡しの処理を自動受信する場合は、
「ログオン時受信待機する」を選択してく
ださい。
「ログオン時受信待機する」の設定を変更した場合は、Windowsを再起動してくだ
さい。
メモ モデムを選択して、<モデムの設定 (M) >を押すと、モデムのプロパティ
設定もできます。ここでのモデムのプロパティ設定は、Windows の「コン
トロールパネル」の「モデム」設定と同じです。
1-44 導入編
◆ Windows 2000、Windows XP をお使いの場合は
・Windows 2000 で外付けモデム・TA(ターミナルアダプタ)を設定してある場合は、
Windows 2000 起動時にそれらの電源が入っていないと、財務応援で表示されない場
合があります。この現象は、Windows 2000 の仕様によるものです。外付けモデム・
TA を設定してある場合は、Windows を立ち上げる前に、これらの電源を ON にして
ください。
・TA(ターミナルアダプタ)を Windows 2000 または Windows XP で設定する場合は、
TA のドライバのプロパティで、「非同期」を選択してください。
メモ Windows 98、Windows NT では、通信方式(同期/非同期)ごとにドライバ
が用意されています。
操作手順
操
作
1
メニューバーから「環境設定 (E)」→「1. 環境設定」を選択します。
または、会社選択画面で< 9 環境設定>を選択します。
環境設定画面になります。
2
設定する項目を選択して、環境にあった内容を設定します。
< 2 参照>
フォルダを参照する
< 8 同データ>
受信 デー タ格 納フ ォ ルダ 指定 時に 押す と、財務
データ格納フォルダの設定をコピーすることがで
きます。
< 0 モデム設定>
モデムを選択する
3
環境設定を終了するときは、
[ESC]を押します。
導入編 1-45
環
境
設
定
システム管理情報の設定
仕訳の展開方法など、入力や表示についての詳細設定をします。
設定項目
システム管理情報の設定では、次の項目を設定します。
◆複合から単一仕訳の展開方法
複合伝票で入力した 仕訳を単一振替入力で 表示したときの展開方法 を選択します。詳し
くは、仕訳入力の「伝票形式で入力した伝票を表示すると」を参照してください。
3-55 ページ
諸口展開する
: 相手科目がすべて(諸口)と表示される
同一金額は展開しない : 同一行の貸借金額が同じ場合は諸口展開しない
貸借金額が違う行は諸口展開する
メモ 記帳時に 上記設定により仕訳を 展開します。記帳済みの仕 訳の展開方法に
ついては変更できません。
◆元帳等の相手科目編集
複合伝票で入力した仕訳の相手科目を、元帳等でどのように表示するか選択します。詳し
くは、元帳・試算表等作成の「複合伝票の仕訳の場合は」を参照してください。
3-165 ページ
相手グループ先頭科目 : 複合伝票の 中の相手側 の一番上の 明細行の科 目が、相手科
目になる
同一行の相手科目
(金額が違えば諸口)
: 同一行で貸借の金額が同じ場合に相手科目になる
貸借の金額が違う場合や相手科目が空白の場合は(諸口)
になる
全て諸口
: 相手科目がすべて(諸口)になる
◆摘要窓選択モード
摘要を参照ウィンドウから選択する場合の入力方法を選択します。
[.
]+[Enter]で選択
: 参照ウィンドウの項目番号の後に[.]か[。]を入力し
[Enter]のみで選択
: 参照ウィンドウの項目番号を入力して[Enter]を押す
て[Enter]を押す
◆摘要入力時の Pause(F15)キーモード
摘要で[Pause]を押したときに、上の項目から内容をコピー後、摘要の入力を継続する
か完了するかを選択します。
入力継続:[Pause]を押すと、カーソルが摘要の末尾に移動する
入力完了:[Pause]を押すと、カーソルが次の項目に移る
1-46 導入編
◆会社選択後の仕訳件数表示
会社選択後の仕訳件数表示を「する」と設定している場合は、会社選択後、選択した会社
の仕訳入力件数が表示されます。
◆アイウエオ順の順序
補助科目、摘要、仕訳辞書の登録画面で、呼出コードをアイウエオ順に並び替えるときの
条件を選択します。
ローマ字読み
:アルファベットをローマ字読みにして、アイウエオ順に並べる
アルファベット順 :アルファベット順に並べる
例.ローマ字読み
アルファベット順
TANKI(たんき)
TANKI(たんき)
TUCHI(つうち)
TEIKI(ていき)
TEIKI(ていき)
TUCHI(つうち)
◆専用連続用紙(プレプリント用紙)
専用連続用紙(型番:PZ-2)を使用する場合は、「2.使用する」を選択します。
メモ 専用連続用紙に印刷する場合は、印刷時に< C >< ESCP 印刷>を押しま
す。詳しくは、10. こんなときには「専用連続用紙に印刷する場合は」をご
覧ください。
導入編 1-47
環
境
設
定
操作手順
操
作
1-48 導入編
1
メニューバーから「環境設定 (E)」→「2. システム管理情報の設定」を選択
します。
2
システム管理情報の設定画面になります。
3
設定する項目を選択して、内容を設定します。
4
設定を終了するときは、[ESC]を押します。
環
境
設
定
導入編 1-49
セットアップから起動まで
本製品のセットアップ、起動と終了のしかたを説明します。また、アンインストールの方
法についても説明します。
セットアップの前に確認すること
セットアップを行う前に、次のことを確認してください。
■動作環境等
本製品をセットアップするコンピュータの仕様を確認してください。前章「環境設定」の
「動作環境」をご覧ください。
■セットアップ先の確認
当システムは、ひとつの コンピュータのハード ディスクにセットアップ して使用するこ
とができます。
ネットワークドライブやMO、USBメモリなどへのセットアップはできません。
◆セットアップ先のフォルダ名等はセットアップのときに
セットアップのとき には、プログラムと会社デ ータのセットアップ先を それぞれ指定し
ます。
プログラムのセット アップ先のドライブお よびフォルダは、セットアッ プの後に変更す
ることはできません。
会社データのセットアップ先のフォルダは、セットアップの後、当システムの環境設定メ
ニューで変更することができます。
1-50 導入編
◆セットアップ先フォルダを変更する場合
セットアップ先フォルダの名前等を変更する場合は、次の点にご注意ください。
・プログラムお よび会社データのセッ トアップ先には、必ずフ ォルダを指定してくだ
さい。ルートに直接セットアップしないでください。 (誤った例)C:¥
・他のフォルダを経由しないでください。たとえば、C ドライブにプログラムのセッ
トアップ先フォルダ「WINKE7」を指定する場合は、次の(正しい例)のように指定
してください。
(正しい例)C:¥WINKE7
(誤った例)C:¥XXXXX¥WINKE7
(誤った例)C:Program Files¥WINKE7
・フォルダ名を変更するときは、次の制限に従ってください。
プログラムのセットアップ先フォルダ:半角の英数字で6文字(推奨)
会社データのセットアップ先フォルダ:半角の英数字で5文字(推奨)
・フォルダ名の中には、スペースを入れないでください。
・旧 Ver のフォルダと同じフォルダは指定しないでください。
■ Windows NT、Windows 2000、Windows XP の場合は
Windows NT、Windows 2000をお使いの場合は、Administrators権限のあるユーザーがログ
オンしていることを確認してください。Administrators権限のあるユーザーでないと、セッ
トアップを行うことができません。
Windows XPをお使いの場合は、コンピュータの管理者(Administrators権限)のユーザー
でログオンして、セットアップを行ってください。
◆再起動が必要なときがあります
セットアップを開始したとき、またはセットアップ中に、Windowsの再起動を行うための
メ ッセ ー ジが 表 示さ れ る場 合 があ り ます。こ の 場合 は、< 再起 動 >ボ タ ンを 押 して
Windowsを再起動してください。再起動を回避することはできません。
■セットアップ中は他のアプリケーションを実行しない
セットアッ プ中は、他のアプリケーシ ョンを実行しないでく ださい。セットアップの前
に、他に実行しているアプリケーションがないことを確認してください。
セットアッ プ中に実行しているアプ リケーションがあると、セ ットアップが正常に終了
しない場合があります。
Windows XPをお使いの場合は、別ユーザーが使用しているアプリケーションも終了する
必要があります。
導入編 1-51
セ
ッ
ト
ア
ッ
プ
か
ら
起
動
ま
で
セットアップの操作
以上のことを確認できたら、セットアップを始めます。
操
作
1
CD-ROM をセットします。
しばらくすると、セットアッププログラムが CD-ROM から自動的に起動します。
メモ 自動的に起 動しない場合は、次 の手順に従って お客様が起動し てくだ
さい。
① タスクバーの<スタート>から[ファイル名を指定して実行 (R)]
を選択します。
②「名前」の内容を削除してから、<参照 (B) >を押します。
③ 次の順番でファイルを選択します。
「マイコンピュータ」→「CD-ROM のドライブ」→
「OUEN̲LITE」→「Setup.exe」
④ 実行するファイルの名前が次のように表示されます。
D:¥OUEN̲LITE¥Setup.exe
(ドライブ D には、CD-ROM のドライブ名が入る)
確認してから< OK >を押します。
操作に慣れ た方はファイル 名を直接入力し てもかまいませ んが、この
場合ファイル名は必ず半角で入力してください。
2
確認画面(ようこそ)が表示されます。
内容を確認して、<次へ (N) >を押します。
の画面が表示されます。内容を確認してください。
3 「ライセンス体系について」
1 台のコンピュータにセットアップして使用することができます。
「ライセンス体系について同意します」を選択すると、<次へ (N) >を押して
処理を進めることができます。
4 「名前」と「所属」の入力画面が表示されます。
「名前」と「所属」を変更することができます。
「名前 (U)」の入力後「所属 (O)」に進むときは、
[Tab]を押します。
「所属 (O)」から「名前 (U)」に戻るときは、[Shift]+[Tab]を押します。
<次へ (N) >を押すと、確認画面が表示されます。
内容を確認して、<はい (Y) >を押します。
1-52 導入編
5
次の画面が表示されます。
アプリケーション(プログラム)のセットアップ先フォルダを指定します。
次のように初期表示されます。
(例) C:¥WINKE7
セットアップ先のドライブを確認してください。
セットアップ先のドライブが正しいときは、<次へ (N) >を押します。
→操作 7 へ
6
セットアップ先のドライブを変更するときは、<変更 (C) >を押します。
次の画面になります。
ドライブ名を「C」から「D」に変更する操作例
①クリックするか[HOME]を押して、ドライブ名「C」の前にカーソルを
移動する
②Dと入力し、Cを削除する
③D:¥WINKE7 となる
セットアップ先のドライブを変更したら、< OK >を押します。
前の画面(操作 5 )に戻ります。
メモ フォルダはなるべく変更しないでください。フォルダを変更する必要
がある場合は、制限事項に従ってください。
1-51 ページ
導入編 1-53
セ
ッ
ト
ア
ッ
プ
か
ら
起
動
ま
で
7
次の画面が表示されます。
データの格納先フォルダを指定します。
次のように初期表示されます。
C:¥USER7
セットアップ先のドライブを確認してください。
セットアップ先のドライブが正しいときは、<次へ (N) >を押します。
→操作 9 へ
8
セットアップ先のドライブを変更するときは、<参照 (C) >を押します。
次の画面になります。
ドライブ名を「C」から「D」に変更する操作例
①クリックするか[HOME]を押して、ドライブ名「C」の前にカーソルを
移動する
②Dと入力し、Cを削除する
③D:¥USER7 となる
セットアップ先のドライブを変更したら、< OK >を押します。
前の画面(操作 7 )に戻ります。
メモ フォルダはなるべく変更しないでください。フォルダを変更する必要
がある場合は、制限事項に従ってください。
1-54 導入編
1-51 ページ
9
ファイルコピーの開始を確認する画面が表示されます。
内容を確認して、<次へ (N) >を押します。
変更が必要な場合は、<戻る (B) >を押して設定し直します。
10 セットアップが始まります。
セットアップの状況が画面表示されます。
「セットアップが完了しました」が表示されます。
11 セットアップが終了すると、
CD-ROM を取り出し、<完了 (F) >を押します。
の再起動の選択メッセージが表示される場合があります。
12 Windows
<はい (Y) >を押すと、Windows が再起動します。
Windows が再起動したら、当システムを使用できます。
導入編 1-55
セ
ッ
ト
ア
ッ
プ
か
ら
起
動
ま
で
アンインストールを行う場合は
当シス テム をコン ピュー タから アンイ ンスト ール する方 法を説 明しま す。アンイ ンス
トールとは、ハードディスクから当システムを削除することです。
■アンインストールするときの注意
アンインストールするときの注意点を説明します。
アンインストールの前に、次の点を確認してください。
・アンインストールは、Windows のコントロールパネルの「プログラムの追加と削除」
で行います。フォルダを直接削除しないでください。
・データの削除は、当システムのデータの削除機能を使用して削除してください。
・データを削除する場 合は、データを削除する前 に当システムをアンイ ンストールし
ないようにご注意ください。
・データを残す場合は、当 システムをアンイン ストールする前に、万一 に備えてデー
タのバックアップがあることを確認してください。
・当システムをアンイ ンストールしても、一部 のフォルダやファイ ルについては、削
除されないでそのま ま残ります。これらのフォ ルダやファイルも削除 する必要があ
るときは、削除する前に、弊社までお問い合わせください。これらのフォルダやファ
イルを削除すると、他のアプリケーションが影響を受けるおそれがあります。
■アンインストールの操作
操
作
1 [マイコンピュータ]→[コントロールパネル]→[プログラムの追加と削
除]を選択します。
2 「財務応援 Lite7」を選択して<削除>を押します。
3
1-56 導入編
削除の確認画面が表示されます。
<はい (Y) >を押します。
起動と終了
セットアップが終了すると、Windowsのデスクトップに、当システムのショートカットが
作成されます。ショートカットをダブルクリックすると、当システムが起動します。
メモ Windows NT、Windows 2000、Windows XP では、ALL-USERS のデスクトッ
プに当システムが登録されます。
「エプソン応援シリーズ」プログラムフォルダには、当システムが次のように登録されます。
・
「はじめに(財務応援 Lite7)
」
使用できるプリンタに関する補足説明や最新情報を提供します。
・
「財務応援 Lite7 」
当システムを起動します。
■ Windows XP の場合は
◆ユーティリティ・ツールを実行してください
システムをWindows XPで使用するには、ユーティリティ・ツールの実行が必要です。シ
ステムを起動する前に、セットアップCD-ROMに同梱のユーティリティ・ツールを一度実
行してください。実行のしかたについては、セットアップCD-ROMの手順書を参照してく
ださい。
ユーティリティ・ツールのフォルダ名 :XP̲Util
手順書のファイル名
:Readme.htm
メモ CD-ROM をセットすると、セットアッププログラムが自動起動します。
セットアッププログラムを終了させてから、ユーティリティ・ツールのフォ
ルダ等を開いてください。
・ユーティリティ ツールは、他システム等 で実行済みの場合、再度実 行
する必要はありません。
◆ユーザーの切り替えによる応援シリーズの二重起動はしないでください。
エプソン応援シリーズのアプリケーションは、ユーザーの切り替え(ログオフせずにユー
ザーを切り替えること)により、複数ユーザーで切り替えることはできません。ご了承く
ださい。
たとえば、あるユーザーが、応援シリーズのアプリケーションAを使用しているとき、別
のユーザーが、同一コンピュータでアプリケーションA(または応援シリーズの他のアプ
リケーションB)を使用することはできません。
導入編 1-57
セ
ッ
ト
ア
ッ
プ
か
ら
起
動
ま
で
■ Windows XP SP2 の場合は
◆「Windows セキュリティの重要な警告」の画面が表示された場合
Windows XP Service Pack 2セキュリティ強化機能搭載(Windows XP SP2)で当システムを
起動した場合、起動時に次のような画面が表示されることがあります。
<ブロックを解除する(U)>をクリックして、処理を続けてください。
メモ 財務応援 Lite の画面のうしろに表示されている場合があります。
■ Windows NT、Windows 2000 で NTFS をご利用の場合は
Windows NTまたはWindows 2000でNTFSをご利用の場合は、当システムを使用するユー
ザーに次の権限を与えてください。
・プログラムのコピー先フォルダの読取権限および書込権限
・会社データのコピー先フォルダの読取権限および書込権限
システムの起動
当システムのショートカットをダブルクリックすると、当システムが起動します。
プログラムフォルダから起動する場合は、タスクバーの<スタート>から、
[プログラム(P)]→[エプソン応援シリーズ]→[財務応援Lite7]を選択します。
メモ セットアップのときに、「エプソン応援シリーズ」以外のフォルダに変更し
た場合は、お客様が指定したフォルダを選択してください。
■当システムを起動できないときは
当システムを起動できないときは、次の点を確認してください。
・当システムを同時に 複数起動することはで きません。すでに当システ ムが起動して
いないか、タスクバーなどを見て確認してください。
・セットアップ後、Windows の再起動をしてください。
・当システムを CD-ROM から起動することはできません。必ずハードディスクにセッ
トアップしてください。
1-58 導入編
システムの終了
当システムを終了するときは、終了の操作の前に、当システムの帳表や入力画面をすべて
終了してください。
メニューバーから[終了(X)]、または[経理処理(K)]→[X.業務終了]を選択すると、当
システムが終了します。
セ
ッ
ト
ア
ッ
プ
か
ら
起
動
ま
で
導入編 1-59
基本操作
基本操作について説明します。
会社選択画面
会社選択画面で処理する会社を選択します。会社を選択すると、選択した会社の会社コー
ド、会社名、事業年度がタイトルバーに表示されます。
メモ 会社選択画面は、次の動作で開きます。
・システムの処理を開始したとき
・会社未選択のとき
・会社選択メニューを選択したとき
会社が未登録の場合は、会社を新規登録してください。
システムのバージョン表示
処理マーク
1-60 導入編
・< Ver >をクリックすると、システムのバージョンが表示されます。
・<コード>< 事業年度>をクリック すると、会社データを昇 順に並べ替えることが
できます。
・会社名の前半の半角 30 文字までが表示されます。30 文字を超える場合は「…」と表
示されます。
30 文字を超えている場合は、
[Ctrl]+[→]を押すと、後半の文字を確認できます。
[←]で前半の表示に戻ります。
◆処理マークと色
処理マーク
旧 Ver.
意味
色
旧バージョンで作成され、まだ当バージョンに変換さ
れていない会社
赤
警告
異常終了した会社
赤
決算
決算が終了した会社(更新処理が行われた会社)
青
会社送受信で転送中の会社
黒
複写
サポート処理によって、複製された会社
青
無し
通常の会社
転送中
[PageUp][PageDown]
[↑][↓]で、会社一覧の表示を切り替えます。
<コード>
会社コード順に会社一覧が表示される
< 1 コード順>
〃
< 2 年度降順>
事業年度の降順に会社一覧が表示される
<事業年度>
事業年度の昇順に会社一覧が表示される
< 3 年度昇順>
〃
< 5 新規作成>
新規会社作成画面が表示される
< 6 バックアップ>
バックアップメニューが表示される
2-2 ページ
< 7 再表示>
処理中会社の情報を最新の状態で表示します。
< 8 サポート>
サポートメニューが表示される
< 9 環境設定>
環境設定の画面が表示される
1-19 ページ
1-19 ページ
1-43 ページ
< S >< 1 最初>
会社一覧の先頭へカーソルが移動する
< S >< 2 最後>
会社一覧の最後へカーソルが移動する
< S >< 3 登録順>
登録順に並べ替えて昇順に表示される
< S >< 8 メモ>
メモ入力画面が表示される
1-77 ページ
<財務応援の終了>
財務応援の処理を終了する
< ESC >
会社選択をしないでメニュー画面を表示する
< S >< 9 FD 保存>
カー ソル位 置の 会社デ ータ をフロ ッピ ーへ保 存し ます。
バックアップメニューの「バックアップ (HD → FD)」と
同様の処理です。詳しくは、10. こんなときにはをご覧く
ださい。
< S >< 0 ファイル保存> カー ソル 位置 の会 社 デー タの 送出 ファ イ ルを 作成 しま
す。サポートメ ニューの「会社 送り出し(送 出ファイル
の保存)」と同様の処理です。詳しくは、10. こんなとき
にはをご覧ください。
導入編 1-61
基
本
操
作
メモ 旧バ ージョンで 作成した 会社データ には、「旧 ver」と表示されま す。「旧
ver」データを選択すると、当バージョンで使用できるように自動的にコン
バートされます。
◆選択のしかた
次のどちらかの方法で選択してください。
・表示されている会社をダブルクリックします。
・選択したい会社を 1 回クリック、または選択したい会社にカーソルを移動して、
[Enter]または< 0
1-62 導入編
会社選択>を押します。
◆会社を検索して選択するときは
会社を検索して選択することもできます。
<4 検索>を押すと、次の画面になります。
基
本
操
作
・検索会社コード
検索したい会社コードを半角 8 文字以内で入力します。入力した文字列を会社コー
ドに含む会社を検索できます。
・検索会社名
検索したい会社名を半角 40 文字以内で入力します。入力した文字列を会社名に含む
会社を検索できます。
・検索決算開始年月
検索したい決 算開始年月の範囲を入 力します。入力した範囲 に決算開始年月日を含
む会社を検索できます。
検索決算開始年月を消去したいときは<消去>を押します。
次回 の会社 選択 画面で も検索 決算 開始処 理年 月を有 効にし たい 場合は、チ ェック
ボックスを オンにしてください。次回 以降の会社選択画面 には、検索決算開始年月
の条件で絞り込んだ会社が表示されます。
・検索バージョン
検索したいバージョンを選択します。
・旧のみ:Ver.3 〜 Ver.6 で作成された会社
・新のみ:新バージョンで作成された会社
・両方
:新・旧両方の会社を表示する。
・入力した条件を未設定の状態に戻すときは、<検索解除(F1)>を押してください。
必要な情報を入力して<検索開始(F10)>を押してください。指定条件にすべて一
致する会社を表示したい場合は、
「全ての条件が一致する会社を対象とします。
(AND
条件)」チェックボックスをオンにしてから<検索開始(F10)>を押して、その中
から該当の会社を選択してください。
導入編 1-63
◆仕訳件数の表示
環境設定メニューのシステム管理情報の設定で、会社選択後の仕訳件数表示を「する」と
設定している場合は、会社選択後、選択した会社の仕訳入力件数が表示されます。
<0 実行>を押すと、選択した会社の処理を実行します。[ESC]を押すと、会社選択画
面に戻ります。仕訳入力件数画面の表示内容は、次のとおりです。
仕訳件数:入力済み仕訳を月度ごとに合計した件数
累計件数:入力済み仕訳を期首から累計した件数
開始番号:該当月度の開始仕訳番号
終了番号:該当月度の終了仕訳番号
◆登録会社一覧表の表示
会社選択画面で<印刷>を押すと、登録会社一覧表が表示されます。
会社の表示順は、会社選択画面に表示されている順番です。会社選択画面で<1 コード順>
<2 年度降順><3 年度昇順>で並び順を選択してから、一覧表を出力してください。
データ通信サービス(インターネット)を利用して通信している会社の場合、左上のデータ
フォルダ名の下と、会社名の下に次の情報が出力されます。
・左上のデータフォルダ名の下
転送用
ユーザ名:XX 〜 XX XX 〜 XX
受信用
ユーザ名:XX 〜 XX XX 〜 XX
転送 /受信用 のどちら か片方、また は両方と も同じ 場合は、「ユーザ名:XX 〜
XX XX 〜 XX」と出力されます。
ユーザ名とは、「会社アクセス名+個人アクセス名」です。
・会社名の下
合併・転送用
ユーザ名:XX 〜 XX XX 〜 XX
会社アクセス名:XX 〜 XX
会社送受信用
ユーザ名:XX 〜 XX XX 〜 XX
会社アクセス名:XX 〜 XX
プレビュー用
ユーザ名:XX 〜 XX XX 〜 XX
会社アクセス名:XX 〜 XX
ユーザ名と会社名が 1 種類だけか 3 種類とも同じ場合は、「ユーザ名:XX 〜 XX
XX 〜 XX
会社アクセス名:XX 〜 XX」と出力されます。
ユーザ名とは、「会社アクセス名+個人アクセス名」です。
1-64 導入編
基本メニュー
システムを起動後、会社を選択すると、次のような画面が開きます。
タイトルバー
画面のタイトルや処理中の会社名
などを表示します。
アイコン化ボタン(最小化ボタン)
ここを押すと、全体がアイコン化さ
れて、タスクバーに表示されます。
メニューバー
ここを押して機能を実行します。
ここを押すと、画面が
拡大/縮小されます。
「×」ボタン
ここを押すと、全体が
閉じ、終了します。
ツールバー
よく使うメニュー項目を
ボタンで実行できます。
ファンクションキーで選
択することもできます。
現在実行中の画面
一度に実行できる処理は
ひとつです。他の処理を
起動、または終了すると、
画面が切り替わります。
コメント行
メモ ・会社が未作成の場合は、最初に会社を作成してください。会社の作成方法
については、2. 準備作業編「会社データの作成」をご覧ください。
・基本メニューは、お客様の使用方法に合わせてカスタマイズすることがで
きます。詳しくは、10. こんなときにはをご覧ください。
導入編 1-65
基
本
操
作
■会社選択の流れ
会社選択画面
他の会社の処理を行うときは、メニューから
<会社選択>を選択する。
現在の会社の処理は終了する。
選択した会社
に関する処理
データを変更した場合は、その会社の処理を終了する前に、
必ずバックアップをとってください。
終了
環境設定メニューなどのように、メニューを選択したときに、現在の会社の処理が自動的
に終了する場合もあります。
■複数の処理を同時に実行することはできません
・当システムを複数起動することはできません。
・複数の会社を同時に選択することはできません。
・システム内で、複数の画面を同時に開くことはできません。
1-66 導入編
メニューの使い方
メニューの選択方法は、次の2通りあります。
・メニューバーからの選択
・ツールバーからの選択
■メニューバーからの選択
基
本
操
作
メニュー選択例
「経理処理(K)」
→「4.消費税」
→「3.仕入科目の明細表」
選択のしかたは、マウスで選択する方法と、キーボードで選択する方法があります。
上図の例で説明します。
◆マウスで選択するときは
①「経理処理」をクリックします。
②マウスを動かして、「4.消費税」に反転表示を移動させます。
③マウスを動かして、「3.仕入科目の明細表」をクリックします。
◆キーボードで選択するときは
①[Alt]を押しながら[K]を押します。
「経理処理 (K)」メニューが表示されます。
②「4.消費税」の[4]を入力します。メ ニュー項目の頭に付い ている番号を入力す
ると、選択したことになります。
または、上下の矢印キーで選択する項目まで反転を移動して[→]を押します。
③「3.仕入科目の明細表」の[3]を入力します。
または、上下の矢印キーで選択する項目まで反転を移動して[Enter]を押します。
◆表示したメニューを閉じるときは
表示したメニューを閉じるときは、メニュー以外の場所をクリックするか、
[ESC]を押
してください。メニューが閉じます。
導入編 1-67
■ツールバーからの選択
次のように、ツールバーのボタンを押して、対応するメニュー画面または入力画面を表示
することができます。
ツールバー
ツールバー上のボタンをツールボタンといいます。
マウスをボタン上において停止すると、ボタンの内容と対応
するファンクションキーが近くに表示されます。
(例)設定メニュー
ツールバー上の<設定>
ボタンを押すと、開きます。
◆マウスで選択するときは
処理をするツールボタンをマウスでクリックします。
メニュー画面が表示されるので、ボタンをクリックして処理を選択します。
◆キーボードで選択するときは
ツールボタンは、左からファンクションキーの[F1〜12]
、
[Shift]+[F1〜F2]
[End]
に対応しています。
<設定>を選択してみます。
①[F6]を押します。設定メニューが表示されます。
現在カーソルがおかれている処理はオレンジ色で表示されます。
② 選択したい処理にカーソルを移動します。
順方向に移動:[↓]
、[→]
、または[Tab]
逆方向に移動:[↑]
、[←]
、または[Shift]+[Tab]
③ 次のように処理を選択します。
マウスでクリックするか、スペースキーまたは[Enter]を押します。
◆他のメニューを選択するときは
他のメニュー画面を表示するときは、そのまま他のツールボタンを押してください。また
は、そのままメニューバーから選択することもできます。メニュー画面を閉じるときは、
メニュー画面右上の「×」をクリックします。
1-68 導入編
◆メニュー画面の文字サイズを変更するときは
メニュー画面の文字サイズを変更したいときは、メニュー画面を右クリックします。
大きいフォントまたは標準フォントを選択できます。
・大きいフォント
メニュー画面とツールボックスを 20% 大きく表示します。
高解像度の ときに、メニュー画面が 小さくなることを 防ぎます。ただし、画像が多
少崩れる場合がありますので、表示を確認してご使用ください。
・標準フォント
標準サイズです。
導入編 1-69
基
本
操
作
入力画面の操作
入力画面の操作について説明します。
画面の見方
(例)単一振替画面
画面タイトル
期首年月日〜期末年月日
会社名
参照ウィンドウ
選択できる項目
を一覧表示
現在のカーソル位置
コメント部
現在のカーソル
位置の項目に関
する説明を表示
「単一振替画面」アイコン
キーガイド
使用できるファンクションキーおよび
その他のキーの機能をボタン表示
ここをマウスでクリックするか、該当
するファンクションキーを押す
カーソル位置の説明がコメント部に表示されます。項目を選択する場合には、参照ウィン
ドウが表示されます。
1-70 導入編
キーガイド
キーガイドでは、マウスで実行したいキーガイド上のボタンをクリックするか、対応する
キーを押します。キーガイド上のボタンに対応するキーは、以下のとおりです。
<N>初期状態([Shift]も[Ctrl]も押していない)
<S>([Shift]を押した状態)
<C>([Ctrl]を押した状態)
基
本
操
作
対応するファンクションキーの番号
モード
N S C
ESC
1 辞書呼出
HELP
次頁
2 摘要登録
前頁
3 帳表
印刷
INS
DEL
Ver表示
[Page Down][Page Up][Print Screen][Insert][Delete]
[Esc]
モードによって、表示されるキーガイドが異なります。
モードの切り替えは、マウスでモードをクリックして切り替えるか、対応する[Shift]や
[Ctrl]を押した状態にします。
操作説明書では、たとえば次のように記載しています。
<1 辞書呼出>
:<N>モードの<1 辞書呼出>を押す
<S><1 最初>
:<S>モードの<1 最初>を押す
<C><1 伝票印刷>:<C>モードの<1 伝票印刷>を押す
メモ 実 行できないキーは、淡 色表示されています。モ ードも、現在のモード 以
外は淡色表示です。
■例:< S >< 1 最初>を押す
操作方法を、<S><1 最初>を押す場合の例で説明します。
まず、画面のキーガイドで現在のモードを確認します。
◆< 1 最初>が表示されている場合
現在のモードは<S>です(<S>以外は淡色表示されている)。
マウスで<1 最初>をクリックします。
キーボードから選択するときは、[F1]を押します。
◆< 1 最初>の場所に別の項目名が表示されている場合
現在のモードは<N>か<C>です(<S>は淡色表示されている)。
マウスで<S>をクリックしてください。<1 最初>に表示が切り替わります。
<1 最初>をクリックします。
キーボードから選択するときは、[Shift]を押しながら[F1]を押します。
導入編 1-71
実行
処理を実行する場合や次の処理に移る場合などは、通常<0 実行>を押します。
たとえば、画面に「実行キーを押してください」と表示されている場合は、キーガイドを
見て、<0 実行>を押してください。
印刷
データを入力後、そのチェックリストを印刷するような場合は、<印刷>を押すとチェッ
クリストを印刷できます。印刷できるかわからない場合は、画面でキーガイドを見てくだ
さい。<印刷>と表示されているときは、印刷が可能です。
メモ ・仕訳入力のように何種類かの帳表が印刷できる場合や、印刷が目的の画面
では、< 0 実行>等が印刷に割り当てられています。
・画面に「印刷する場合は、COPY キーを押してください」と表示される場
合があります。[Print Screen]または<印刷>が使用できます。
・キーガイドの< C >< 0 印刷>は、<印刷>と同じです。
Ver 表示
処理中画面の下に表示されている<Ver表示>を押すと、当システムのバージョンと処理
中の会社のフォルダ名等を確認することができます。確認が終わったら、<OK>を押し
てください。
アイコン化
画面のアイコン化ボタンを押すと、当システムをアイコン化することができます。
アイコン化された当システムは、タスクバーのところにボタン表示されます。当システム
のボタンをクリックすると、アイコン化したときの画面が開きます。
終了
特に説明がない場合は、
[ESC]または画面右上の「×」を押すと処理が終了するか前の
画面に戻ります。
1-72 導入編
データ入力のしかた
データ入力の基本操作を説明します。
項目間の移動
基
本
操
作
データを入力する項目をマウスでクリックします。
キーボードでは、次のキーを使ってカーソルを移動します。
・データ入力後、次の項目に移動・・・・・・
[Enter]
・項目選択時、上下に 1 項目ずつ移動 ・・・・[↑]
[↓]
・項目選択時、左右に 1 項目ずつ移動 ・・・・[←]
[→]
・1 画面後へ移動 ・・・・・・・・・・・・・
[Page Down]
・1 画面前へ移動 ・・・・・・・・・・・・・
[Page Up]
文字項目の入力
文字項目の入力が完了したら、
[Enter]を押してください。住所や摘要など文字を入力す
る文字項目の場合は、修正したい部分にカーソルを移動して変更することができます。
日本語入力 のしかたについては、使用す る日本語入力システム のマニュアルをご覧くだ
さい。
外字の入力はできません。
金額の入力
・金額を入力したら、
[Enter]を押してください。
・残高や、仕訳などの金額入力欄では、0 を次のように入力できます。
[.]・・・・ 000 の入力と同じ
[,]・・・・ 00 の入力と同じ
・入力済みの 金額を修正するときは、カ ーソルを金額欄に移 動して、そのまま上書き
入力します。
導入編 1-73
日付の入力
・日付の入力形式(和暦 /西暦)は、会社情報で設定 した形式に従って 入力してくだ
さい。
・先頭の 0 は、入力してもしなくても構いません。
(例)4 月の場合:04 または 4[Enter]を入力
・年、月、日を入力後[Enter]を押さないと先に進まない場合と、数字を2桁入力す
ると自動的に先に進む場合があります。
(例)入力欄「
年
月」に平成 17 年 4 月と入力するには:
[1]
[7][0]
[4]・・・・・・・・・・・・・・・・・・・[Enter]を入力しなくてもいい場合
[1]
[7][Enter]
[0]
[4][Enter]・・・・[Enter]を入力する場合
・仕訳日付は、次のように入力します。
(例)平成 17 年 4 月 20 日:
170420[Enter]
、420[Enter]
、20[Enter]*1、
[Enter]*2
*1 すでに同月の仕訳が入力済みの場合、または月単位入力の場合は、日だ
けの入力でも可能。
*2 直前の仕訳が同日の場合は、[Enter]だけの入力で可能。
・入力済みの日付を修 正するときは、カーソル が日付項目に移動し たら、そのまま上
書き入力できます。
データを取り消す
金額や文字(日本語、英数字、年月日等)を取り消す場合は、
[Back space]や[Delete]
などを使います。
・
[Back space]で、カーソル位置の金額全体や直前の文字を 1 文字取り消す。
・
[Delete]で、カーソル位置の文字を取り消す。
・
[Home]で、項目全体を空白にする。
・マウスで変更範囲を ドラッグ選択してから 文字を入力すると、ドラッ グした範囲を
上書き入力することができる。
メモ ファンクションキーで空白にしたり、削除する場合もあります。
1-74 導入編
ラジオボタンを押す
複数項目の中からひとつを選択するボタンをラジオボタンといいます。
選択する項目をマウスでクリックします。または、矢印キーで選択します。
選択されている項目(黒丸がつく)
↓
基
本
操
作
参照ウィンドウの使い方
科目などの入力項目では、参照ウィンドウから次のように選択して入力できます。
・参照ウィンドウに表示されている番号を入力します。
・仕訳入力時に 摘要を参照ウィンドウ から選択するときは、参 照ウィンドウの番号を
入力して[Enter]を押します。
メモ ・ 環 境設定メニュー のシステム管理 情報の設定で、摘要 窓の選択モード を
「[.
]+[Enter]
」で選択している場合は、番号のあとに「.」か「。」を
入力してから[Enter]を押します。
・ 摘 要に参照ウィン ドウと同じ番号 の数字を入力す るときは、数字のあ と
に[Shift]+[Enter]を押します。
・マウスで参照ウィンドウ上をクリックすることでも選択できます。
・
[Page Down]・・・・・ 1 画面後へ移動
・
[Page Up]・・・・・・・ 1 画面前へ移動
・呼出コードを 入力すると、参照ウィンド ウに該当項目のみを 表示させることができ
ます。
・消費税区分 や、仕訳入力時の科目など の参照ウィンドウに 表示する項目は、あらか
じめ絞り込んで設定しておくことができます。
・摘要、仕訳辞書 は、分類を設定して選択 することで、参照ウィ ンドウに表示する項
目を絞り込むことができます。
導入編 1-75
呼出コードの使い方
科目などには、呼出コードを設定できます。
呼出コードを入力欄 で入力すると、入力した文 字を含む項目を検索して 参照ウィンドウ
に表示することができます。
同じ名称のものや同 じ種類のものごとに、名称 の頭の文字を共通のカタ カナ/英字で設
定するとよいでしょう。
例)ローマ字の場合
勘定科目
現金
例)カナの場合
呼出コード
GENK
勘定科目
呼出コード
現金
ゲン キ
当座預金
TOUZ
当座預金
トウサ ゙
商品
SYOU
商品
ショウ ヒ
賞与引当金
SYOU
賞与引当金
ショウ ヨ
■コード入力欄での呼出コード検索手順
呼出コードを使った検索手順を、科目コードの検索を例に説明します。
操
作
1
勘定科目コード入力欄にカーソルを移動します。
例)減価償却費を検索して、入力する
2
呼出コードを入力します。呼出コードはすべて入力する必要はありません。呼
出コードがわからない場合は、最初の文字をローマ字またはカナで入力します。
例)
「GEN」と入力する(ローマ字の場合)
「ゲン」と入力する(カナの場合)
3 [Enter]を押します。
参照ウィンドウに呼出コードで検索された科目が表示されます。
例)
4
科目コードを入力して、[Enter]を押します。
入力欄に科目が入ります。
例)
「528」と入力して、[Enter]を押す
メモ 呼出コードに該当する科目がひとつしかない場合は、その科目が入
力欄に自動セットされます。
1-76 導入編
メモ
ツールバーの< SF1メモ>から、メモ機能を開始することができます。処理中の会社につ
いて記録しておきたいことをメモに入力しておくと便利です。
メモ メ モ機能は、会社選択画面の 右クリックや仕訳入 力中の右クリックから も
開始できます。
・文字数は、無制限に入力できます。
・メモは、会社データごとに処理中の財務データ格納フォルダに「Memo.rtf」として保
存されます。
・メモの内容は、出先に上書きで転送されます。
仕訳送受信の場合、新規送り出し時にコピーされます。以降、センターと出先は別々
の管理になります。
・期末更新では、翌期のデータにコピーされます。
・会社データのバックアップ、リストアでも対象となります。
メモの画面
会社情報
メモ入力域
カレンダー
◆メモ入力域
メモの内容を入力します。入力文字数は無制限です。
◆カレンダー
表示する月を変更できます。
< << 前月>
前月
<今月>
処理年月
<翌月 >> >
翌月
カレンダー 上の日付をマウスでクリ ックすると、選択した日付 をメモ入力域のカーソル
位置に貼り付けることができます。
導入編 1-77
基
本
操
作
メニューバーの機能
◆ファイル
・保存
メモの内容を保存する
・印刷
メモ帳をプレビュー表示する
・メモ帳を閉じる
メモを終了する。
◆編集
・切り取り
選択範囲の文字列を切り取る
・コピー
選択範囲の文字列をコピーする
・貼付
切り取り、コピーした文字列をカーソル位置に貼り付
ける
・元に戻す
操作を1回前に戻す
・選択範囲を削除
選択範囲の文字列を削除する
・全部を削除
メモの内容を全部削除する
・会社コード、会社名のコピー 会社コードと会社名をカーソル位置に貼り付ける
・処理名のコピー
次 の各メニ ューにあ る全処 理名をカ ーソル位 置に貼
り付ける
基 本、入 力、帳 表、消費 税、決 算、設定、部 門、合
併、転送、ユーティリティ、バックアップ、連動
◆文字色
選択範囲の文字列の文字色を黒、赤、青にそれぞれ変更します。
文字列が選択されていない場合は、カーソル位置以降に入力する文字色を黒、赤、青にし
ます。
◆終了
メモを終了します。
1-78 導入編
ヘルプ
メニューバーの「ヘルプ(H)」で、ヘルプ画面を表示することができます。
メモ 各画面のキーガイドの< Help >を押した場合も、メニューバーの「ヘルプ
(H)」→「1. トピックの検索」と同じ画面が表示されます。
「ヘルプ (H)」メニュー
「ヘルプ(H)」メニューから、次のことができます。
・
「ヘルプ (H)」→「1. トピックの検索」で、ヘルプのトピック検索画面が開きます。
・
「ヘルプ (H)」→「2. バージョン情報の表示」で、当システムのプログラムバージョ
ンおよび処理中の会社の内容を表示することができます。
ヘルプ画面の使い方
これらのボタンの使い方については
次ページの説明をご覧ください。
ヘルプ画面のメニューバー
最大表示ボタン
最小表示ボタン
閉じるボタン
メインウィンドウ:
クリックすると、関連
する説明が表示されます。 最初に開くヘルプ画面です。
ヘルプ実行中は常に開いて
います。
タブページ:
ヘルプの検索のしかたをタブページを切り替えて選択します。
タブページは、上部のタブをクリックして切り替えます。
<目次(C)><キーワード(I)><検索(S)>のどれかを選択できます。
「緑色+下線」の項目をクリックすると、その項目に関するヘルプを表示することができ
ます。カーソルを置いたときに、カーソルの形状が手の形に変わるので、そこでクリック
してください。
導入編 1-79
基
本
操
作
<トピック (T) >
ヘルプのトピック検索画面が開きます。画面は、トピック検索画面です。
<戻る (B) >
直前に表示していた ヘルプ画面に戻ります。ヘ ルプウィンドウが2画面 以上表示されて
いる場合は、それぞれのウィンドウで直前に表示していた画面に戻ります。
<印刷 (P) >
現在表示しているヘルプの内容を印刷します。
<オプション (O) >
ヘルプの文字の大きさなどを変更したりすることができます。次の、
「<オプション(O)>」を
ご覧ください。
<終了 (X) >
ヘルプを終了します。
■<オプション (O) >
オプションボタンの一部の機能について説明します。
◆ヘルプを印刷する
表示中のヘルプを印刷します。ヘルプ画面の<オプション(O)>→「トピックの印刷(P)」を
選択すると、印刷画面が表示されます。プリンタを確認して<OK>を押してください。
◆ヘルプの文字の大きさを変える
ヘルプ の文 字を大 きくし たり小 さくし たりす るこ とがで きます。ヘ ルプ画 面の< オプ
ション(O)>→「文字のサイズ(F)」を選択して、文字の大きさを選択してください。
一回変更すると、次回からも有効です。
■ヘルプを起動してエラーが表示された場合
システムのヘルプを起動してエラーが表示された場合は、一度、Administrators権限(コン
ピュータの管理者)のユーザーでヘルプを表示させてください。
また、テキスト検索が正常に動作しない場合も、同様の操作を行ってください。
1-80 導入編
トピック検索画面の使い方
「ヘルプ(H)」→「1.トピックの検索」、または各画面の<ヘルプ(H)>を押すと、ヘルプの
トピック検索画面が開きます。この画面から、目的のヘルプ画面を探して表示することが
できます。検索のしかたは、次の2種類あります。タブで選択できます。
■目次画面
基
本
操
作
ダブルクリックすると、
関連項目が下の階層に現
れます。
クリックすると、ヘルプ
画面が表示されます。
探している項目をクリックしてください。関連する項目が表示されます。
■キーワード画面
検索する語句を直接入力
して指定する場合の入力
フィールドです。
また、一覧でクリックし
たキーワードも表示され
ます。
キーワード
導入編 1-81
キーワード画面でヘルプを検索する方法は、次の2種類あります。
◆検索する語句をクリックする
スクロ ール バーで キーワ ードの 一覧を スクロ ール して目 的のヘ ルプを 探しま す。キー
ワードをクリックすると、ヘルプが表示されます。
◆検索する語句を入力する
入力フィールドに 検索する語句を入力し て検索する方法です。検索で きる語句は、キー
ワードの先頭の文字から始まる語句です。
操作手順は次のとおりです。
① 入力フィールドに検索する語句を入力して[Enter]を押します。
キーワードの一覧で該当するキーワードが反転表示されます。
・ 該当するキーワードがない場合は、画面の表示は変わりません。
・ 該当するキーワードが複数みつかった場合は、最初のキーワードが反転表示され
ます。
② キーワード画面下部の<表示 (D) >を押します。
反転表示のキーワードのヘルプが表示されます。
■テキスト検索画面
「検索(S)」タブを選択すると、テキスト検索画面に切り替わります。テキスト検索画面で
は、語句でヘルプの内容全体を検索し、その語句が使われているヘルプ画面を表示するこ
とができます。Windows 98 、および Windows Meの場合には、テキスト検索のタブはあ
りますが機能しません。
1-82 導入編
プレビュー画面の使い方
帳表の印刷を実行すると、帳表のプレビュー画面が開きます。
帳表のプレビュー画面の使い方について説明します。
メモ 提出 用青色申告決算書については、3. 会計処理編「青色申告決算 書」の説
明をご覧ください。
基
本
操
作
プレビュー画面の構成
次の画面は、試算表の印刷を実行したときに開く画面です。
この画面を例に、ボタンやメニューの使い方を説明します。
<F6 頁指定>:ページを指定して移動
<F5 最後>:最後のページに移動
「手書きモード」メニュー
<F7 マーク設定>:マーク設定
<F8 拡大>:表示の拡大
<F9 縮小>:表示の縮小
<F10 保存>:プレビュー内容をファイルに保存
「印刷(P)」メニュー
<F11
>:手のひらカーソル
<ESC 閉じる> :処理の終了
<F1 印刷>:印刷の実行
用紙サイズ、方向、字体、
表示ページ/全体ページ数、
倍率を表示
スクロールバー
<F2 前頁>:前ページに移動
<F3 次頁>:次ページに移動
<F4 先頭>:最初のページに移動
導入編 1-83
以降では、
「印刷(P)」メニューとプレビュー画面の機能について説明します。
◆「印刷 (P)」メニュー
「印刷 (P)」メニューで、印刷の実行と印刷に関するさまざまな設定ができます。このメ
ニューで設定変更した結果は、表示画面に反映されます。印刷の設定についての詳細は、
以降の「印刷メニュー」をご覧ください。
1-87 ページ
表示画面で設定内容を確認したら、印刷を実行します。印刷の実行画面が開きます。印刷
の実行についての詳細は、以降の「印刷の実行」をご覧ください。
1-108 ページ
◆プレビュー画面の機能
プレビュー画面の機能について、次の2種類のモードに分けて説明します。
・表示モード
: 帳表の角丸め処理、指定ページ移動、文字検索等の機能があります。
・手書きモード : フリーハンドや直線、蛍光ペン等の機能があります。メニューバー
の「手書きモード」をクリックすると、手書きモードになります。
■拡大と縮小に関して
最初に表示される倍率は、100%です。<拡大>と<縮小>を押すと、50%ずつ拡大/縮小
します。ここでの拡大と縮小は表示上の倍率です。印刷には影響しません。印刷するとき
に倍率を変更する場合は、
「印刷(P)」メニューから行ってください。
■ページ内の移動に関して
ページ内の表示移動は、スクロールバーで移動します。スクロールバーをマウスでクリッ
クすると、それぞれの方向にページ内の表示移動をすることができます。マウスの代わり
に、次のキーを使用することもできます。
・矢印キー
: 矢印の方向に移動
・
[Page Down]: 下方向に移動
・
[Page Up] : 上方向に移動
・
[Home]
: 表示ページの左上に移動
・
[End]
: 表示ページの右下に移動
表示内容をファイルに保存する場合は
プレビュー画面の<保存>を押すと、表示内容をファイルに保存することができます。保
存したファイルをフ ロッピーなどで会計事 務所などに送付して、会計事 務所などでファ
イルを起動すると、帳表を表示・印刷することができます。
保存したファイルは、次のシステムで表示できます。
・財務応援 Lite Ver.7 以降
・財務応援 Lite Ver.7 以降
・請求応援 Lite Ver.2.02 以降
1-84 導入編
保存方法は、次の3種類あります。
・フロッピー
プレビューファイルをフロッピーに保存して、相手先に送付し
ます。
・ファイルに保存
プレ ビュー ファ イルを 一旦 ハード ディ スク等 に保 存して、サ
ポートメニューの「電話回線によるファイル送出」で、送付先
の財務応援 Lite 、財務応援 Lite 、または請求応援 Lite に送信し
ます。
送付先では、サポートメニューの「電話回線によるファイル受
取」でファイルを受信します。
・インターネット *
プレビューファイルを、インターネットを使用して、送信します。
送付先では、
「受信 (R)」でファイルを受信します。
メモ * 財務応援でのインターネットとは、データ通信サービスのことを意味しま
す。インターネットを使用できる環境が必要です。詳細は、
「財務応援
ンターネットデータ通信サービス
イ
操作説明書」をご覧ください。
■注意事項
次の点に注意してください。
・ファイルをハ ードディスクに保存す る場合は、お客様が作成 したフォルダに保存し
てください。
・画面に初期表示されるファイルの種類(XXXXX.pcl)は、変更しないでください。
・ファイルの受取側では、コンピュータに「財務応援 Super」または「財務応援 Lite」
または「請求応援 Lite」がないと、保存したファイルを起動することはできません。
■操作手順
この機能を利用して別のコンピュータで帳表を印刷する場合は、次のように操作します。
操
作
1
プレビュー画面で、<保存>を押します。
2
保存する場所とファイル名を指定します。
ファイルの種類(.pcl)は変更しないでください。
3
圧縮保存をするときは、
「圧縮保存する」にチェックを付けます。
メモ ・圧縮保存すると、保存したときの容量が少なくなります。
・パスワードを設定したときは、チェッ クの有無に関わらず必ず圧縮保
存されます。
導入編 1-85
基
本
操
作
4
パスワードが必要な場合は、パスワードとパスワードの確認入力をします。パ
スワードを設定すると、保存したファイルを開くときにパスワードを入力しな
いと帳表が表示されません。
5
フロ ッピーまた はハードデ ィスク等に ファイルを 保存する場 合は、設定が終
わったら<保存>を押します。指定した場所にファイルが保存されます。
保存したファイルをフロッピー等で、財務応援 Super、財務応援 Lite 、または
請求応援 Lite を使用している会計事務所や顧問先、支店に送付します。送付先
では、送付されたファイルをダブルクリックすると、帳表が表示されます。印
刷も可能です。
インターネットで送信する場合は、<送信>を押します。データセンターアッ
プロード画面が表示されますので、各項目を入力して< OK >を押します。
送付先では、
「受信 (R)」で< 5 インターネット>を押します。データセンター
ダウ ンロードの 画面が表示 されます。ユーザ ー名とパス ワードを入 力して<
OK >を押して、ファイルを受信します。< 1 受信一覧>を押して、送付され
たファイルを選択します。
メモ ユーザー名 には、「会社ア クセス名+半 角スペース+個 人アクセス名」
を入力します。
< 1 ファイル保存> 帳表が表示されます。印刷も可能です。
< 2 プレビュー>
ファイルの保存先を指定します。ファイルを保存する
と、受信一覧には表示されなくなります。
1-86 導入編
印刷メニュー
プレビュー画面の「印刷(P)」メニューから、次のことができます。
1. 印刷
印刷を実行します。表示画面で<印刷>ボタンを押した場合と同じ画面が開きます。
詳しくは、以降の「印刷の実行」をご覧ください。
1-108 ページ
基
本
操
作
2. 縮小拡大、網掛、強調印字の設定
縮小印刷や拡大印刷、網掛濃度や強調印字の設定を行います。
3. フォント、印字位置の設定
字体の選択、印字位置の調整を行います。
4. 色の設定
文字や罫線の色を設定します。
5. タイムスタンプの設定
帳表の右下に印字する印刷日付時刻やコメント等を設定します。
6. 各種印刷情報の初期化
このメニューでの設定内容を初期状態に戻します。
X. 閉じる
プレビュー画面を閉じます。処理が終了します。
◆設定の単位
ここでの設定変更は、基本的にはお使いのコンピュータごとに保存されています。
ただし、以下の項目に関しては、さらに帳表ごとまたは帳表サイズごとに設定することが
できます。
・縮小・拡大
:帳表サイズごと
・印字位置
:帳表ごと
・色番号
:帳表ごと
・タイムスタンプの有効・無効:帳表ごと
(タイムスタンプの設定内容はコンピュータごと)
導入編 1-87
設定できる内容をメニュー順に説明します。
■ 2.縮小拡大、網掛、強調印字の設定
「2.縮小拡大、網掛、強調印字の設定」を選択すると、次の画面が開きます。
次の内容を設定することができます。
◆ A4 帳表の縮小・拡大
A4サイズの帳表が対象です。等倍=A4サイズです。
B5に縮小、またはB4に拡大することができます。
◆ B4 帳表の縮小・拡大
B4サイズの帳表が対象です。等倍=B4サイズです。
A4に縮小、またはA3に拡大することができます。
◆網掛 1(淡)の設定、網掛 2(濃)の設定
合計行などの網掛の濃度を設定できます。
初期状態では、網掛1が淡い網掛、網掛2が濃い網掛になっています。
画面と印刷物では網掛のイメージに差があります。プリンタによっても異なります。印刷
して確認するようにしてください。
◆強調印字の設定
網掛1と2の設定の行について、強調印字の有無を指定することができます。
1-88 導入編
◆角の丸め
四角形の罫線の角を丸くすることができます。「直角」に戻すこともできます。
注意
罫線が完全な四角形でない次の帳表では、角を丸くすることはできません。
・消費税計算書
・税務代理権限証書・添付書面 関係の帳表
■ 3.フォント、印字位置の設定
「3.フォント、印字位置の設定」を選択すると、次の画面が開きます。
次の内容を設定することができます。
◆フォントの選択
ゴシック体と明朝体のどちらかを選択することができます。すべての帳表で共通です。
◆印字位置の設定
印字位置を右方向と下方向にずらすことができます。単位は㎜です。
たとえば、左印字位置=8 mm、上印字位置=5 mmと設定すると、右方向に8 mm、下方向
に5 mmずれて印刷されます。
・左印字位置に マイナス値を入力する と、初期状態よりも左方 向に印字位置をずらす
ことができます。
・上印字位置 には、マイナス値は入力で きません。初期状態より も上方向に印字位置
をずらすことはできません。
・拡大や縮小 を設定している場合は、設 定値の倍率分が印刷 に反映されます。たとえ
ば、10 mm で設定した場合には「10 mm ×印刷倍率」が実際にずれる長さです。
メモ 印字位置は、帳表ごとに設定します。
導入編 1-89
基
本
操
作
■ 4.色の設定
「4.色の設定」を選択すると、次の画面が開きます。
色の印字はカラープリンタのみ対応します。カラー対応でないプリンタは、白以外が黒に
なります。
プリンタドライバにより階調印字になることがあります。階調印字になると、薄い色が印
刷されなかったり、色の濃さに応じて点線になったりします。階調印字を避ける場合は、
<カラー印刷を有効にする>をオフにします。
次の内容を設定することができます。
・色番号
・システム情報
◆色番号の選択
色番号とは帳表の種 類ごとに割り振られた 色情報の番号のことで、色の 体系で分類して
います。1から9まであります。
画面の色番号は、表示中の帳表に割り振られている色番号です。通常は変更する必要はあ
りませんが、別の色番号に変更することができます。色番号の内容と割り振られている帳
表は、以降の表のとおりです。
メモ 表示され ている帳表の色番号の みが変更されます。他の帳 表の色番号は変
更されません。
1-90 導入編
設
色番号
1、4、5、6、7
2
定
値
文 横 横 横 縦 縦 縦 網
字 太 細 点 太 細 点 掛
色 線 線 線 線 線 線 色
該当帳表
(初期状態)
黒 黒 黒 黒 黒 黒 黒 黒 以下の色番号以外の帳表
黒 赤 水 水 赤 赤 水 黒 個別元帳
色 色
色
合計表
試算表
日計表
資金日計表
総勘定元帳
仕訳日記帳
帳簿印刷
部門別元帳/部門別補助元帳
3
黒 緑 緑 緑 緑 緑 緑 緑 L 型/全科目/ B4 試算表
L 型/全科目/ B4 推移表
部門別 L 型 B4 / B4 試算表
部門別 L 型 B4 / B4 推移表
科目別補助科目展開表
日別資金繰入力シート
調達後残高3カ月展開表
資金残高入力シート
短期資金繰入力シート
概略資金繰実績表
経費一覧表
科目残高確認表
要約比較帳表
経営分析表
8
黒 赤 赤 赤 赤 赤 赤 黒 入金伝票
9
黒 青 青 青 青 青 青 黒 出金伝票
お好みの色を各番号に設定できます。設定手順は、次のとおりです。
① 色を変更する帳表を表示します。
② 設定する色番号を1〜9の中から選択します。
③ <色の変更>を押して色の設定をします。
④ こ こで設定した色番号 を他の帳表でも使用す る場合は、それらの帳表 を表示して、
この色番号を選択します。
導入編 1-91
基
本
操
作
◆システム情報
<カラー印刷を有効にする>がオフの場合は、すべての色を黒で印刷します。階調印字は
されません。モノクロプリンタで印刷する場合は、ここがオフの方がきれいに印刷されま
す。初期状態はオフです。カラー印刷する場合は、ここをオンにしてください。
<色の変更>を押すと、表示中の色番号の設定内容を変更できます。
次の画面が開きます。
変更する文字や罫線、網掛けのボタンを押すと、色の選択リストが開きます。該当する色
を選択します。
■ 5.タイムスタンプの設定
「5.タイムスタンプの設定」を選択すると、次の画面が開きます。
タイムスタンプとは、印刷物の右下に印刷される日付時刻のことです。
次の内容を設定することができます。
メモ タイムス タンプの有効・無効は、帳 表ごとに設定します。初 期値はすべて
「タイムスタンプを印刷しない」です。タイムスタンプのパターンおよびコ
メント等は、すべての帳表で共通です。
◆タイムスタンプの有効・無効
タイムスタンプまたはコメント等を印刷する場合は、ここをオンにしてください。
1-92 導入編
◆タイムスタンプのパターン
パターンがいくつかあります。その中からひとつを選択します。サンプル欄にサンプルが
表示されます。何も選択しない場合は、コメント等だけが印刷されます。
◆コメント等
タイムスタンプの後に印刷されるコメント等を入力します。40文字(漢字で20文字)まで
入力できます。ここを空白にすると、コメント等は印刷されません。
◆色の設定
タイムスタンプを印刷するときの色を選択します。カラー対応以外のプリンタでは、白以
外は黒になります。プリンタドライバにより階調印字(色の濃さに応じたグレー)になる
ことがあります。
■ 6.各種印刷情報の初期化
「6.各種印刷情報の初期化」を選択すると、次の画面が開きます。
<OK>を押すと、設定内容をすべて初期状態に戻します。設定を変更している場合はご
注意ください。特にタイムスタンプ情報は、全帳表が「印刷しない」になります。
導入編 1-93
基
本
操
作
プレビュー画面の機能
プレビュー画面には、次の2種類のモードがあります。
・表示モード
帳表の角丸め処理、指定ページ移動、文字検索等の機能があります。
・手書きモード
フリーハンド、直線、蛍光ペン等の機能があります。メニューバー
の「手書きモード」を選択すると、手書きモードになります。
■表示モード
帳表の角丸め処理、指定ページ移動、文字検索等の機能があります。
表示モード中、または手 書きモードで描画機能 がオフのときにマウスの 右ボタンを押す
と、拡張メニューが表示されます。
拡張メニューには「印刷(P)」メニューに加えて、以下の機能が表示されます。
機
1-94 導入編
能
説
明
手のひらカーソル
マウスの左ボタンを押したままドラッグすると、帳表を動か
すことができます。
ページも移動できます。
点線の太さ指定
印刷時の点線の太さを指定できます。
指定ページ移動
ページを指定して、直接移動できます。
文字列検索
検索したい文字を入力して、該当ページに移動します。
ページのマーク設定
ページにマークを設定して、設定マークのページへ移動する
ことができます。マークは、10 カ所まで設定できます。
グラフ設定
グラフのある帳表で、グラフの色の指定等ができます。
◆手のひらカーソル
プレビュー画面が表示されたときは、
「手のひらカーソル」モードです。手のひらカーソ
ルモードの場合、カーソルの形状が
と
になります。この状態でマウスの左ボタンを押す
になります。そのままドラッグすると、次のように画面がスクロールします。
基
本
操
作
画面の最上段で下に移動すると、前ページの最下段を表示します。画面の最下段で上に移
動すると、次ページの最上段を表示します。
ツールバーの<
>を押すと、手のひらカーソルモードは解除されます。
◆点線の太さ指定
点線の太さ を調整します。帳表の点線が 非常に細く印刷されて 見にくい場合等にご使用
ください。
点線の太さ は印刷した帳表に反映さ れるものです。表示されて いる帳表には反映されま
せん。点線の太さは、印刷してご確認ください。
点線の太さを指定するときは、拡張メニューの<点線の太さ指定>を選択します。次の画
面が表示されます。
初期設定は「1(細い)」です。点線の太さを「1」から「10」の数値で指定して、
<OK>を押してください。数値が大きくなるほど、点線は太くなります。
ここで設定した点線の太さは、すべての帳表に反映されます。
導入編 1-95
◆指定ページ移動
ページを指定して、該当ページに直接移動します。
指定ページ移動を するときは、ツールバーの <頁指定>、または拡張メニ ューの<指定
ページを表示>を選択します。次の画面が表示されます。
スライダ
ページ番号を入力して<OK>を押すと、該当ページに移動することができます。
スライダをドラッグしても、該当ページに移動することができます。スライダの左端が先
頭ページ、右端が最終ページです。スライダは、帳表の全ページ数が3ページ以上の帳表
の場合に表示されます。
◆文字列検索
文字列を検索して、該当ページを表示します。検索する文字列は全角15文字まで入力でき
ます。
・最終ページがみつかるまでこの機能は使用できません。
・半角文字の大文字/小文字は、同一文字とみなします。
・全角文字の大文字/小文字は、別の文字とみなします。
・検索文字列に該当す る文字がみつからない 場合は、現在表示中のペー ジを表示した
ままです。
・手書きモードで入力した文字は、検索の対象外です。
文字列検索をするときは、拡張メニューの<文字列検索>を選択します。次の画面が表示
されます。
検索する文字列を入力して<OK>を押すと、検索が始まります。現在表示しているペー
ジの次ページから、検索が始まります。
1-96 導入編
◆ページのマーク設定
ページにマークを設定して、該当ページに移動します。
・マークは 10 ページ分設定できます。
・マークしたページだけを印刷することもできます。
・最終ページがみつかるまでこの機能は使用できません。
例.ある帳表の 5 ページ目、8 ページ目、12 ページ目が重要であるとした場合
「ページのマーク設定」で、5 ページ目をマーク①、8 ページ目をマーク②、12 ペー
ジ目をマーク③と設定します。その後、
「ページのマーク設定」で、該当マークを
選択して<移動>を押すと、該当ページを表示することができます。
注意
設定内容は、保存されません。プレビュー画面を終了すると、消え
てしまいますのでご注意ください。
ページのマーク設定は、ツールバーの<マーク>、または拡張メニューの<ページのマー
ク設定、解除>を選択します。次の画面が表示されます。
マークの設定
操
作
1
登録したいページをプレビュー表示します。
2
ツールバーの<マーク>、または拡張メニューの<ページのマーク設定、解除>
を選択します。
3
マーク①〜⑩までのどれかをマウスで選択します。設定済みマークを選択した
場合は、上書きされます。
4
<設定>を押します。
同一ページを複数のマークに設定することもできます。
導入編 1-97
基
本
操
作
マークの解除
操
作
1
設定済みマーク①〜⑩をマウスで選択します。
2
<解除>を押すと、空欄に戻ります。
マークしたページへ移動
操
作
1
設定済みマークをマウスで選択します。
2
<移動>を押すと、該当ページが表示されます。
印刷で「選択した部分」を指定したときマークページを印刷する
マークしたページだ けを印刷することがで きます。同一ページが複数マ ークされている
場合は、複数枚印刷されます。
操
作
1 「印刷で「選択した部分」を指定したときマークページを印刷する」のチェッ
クボックスをオンにします。
2
印刷条件画面の「マークされたページのみ」をオンにして印刷します。
メモ 当チェック ボックスをオン にすると、印刷条件 画面に表示され る「表
示ページのみ」という名称が「マークされたページのみ」に変わります。
1-98 導入編
◆グラフ設定
グラフのある帳表で、グラフの色や縦軸、横軸の色、平面・立体の切り替えができます。
グラフ設定は、表示モード中にマウスの右ボタンを押して拡張メニューを表示します。そ
の中にある<グラフ設定>を選択すると、次の画面が表示されます。
基
本
操
作
グラフのパターン
平面、立体の選択を行います。
グラフの色
各項目について色を設定します。
設定した色をグラフに反映するためには、メニューバーの「印刷(P)」の「4.色の設定」で、
「□カラー印刷を有効にする」をオンにしてください。
導入編 1-99
■手書きモード
フリーハンドや直線、蛍光ペン等の機能があります。メニューバーの「手書きモード」を
クリックすると、手書きモードになります。
フリーハンド
マウスでドラッグすると、移動した軌跡通りに線を描きます。
直線
始点からマウスでドラッグした先までの直線を引きます。
円
指定した矩形範囲内に内接する円(楕円)を描きます。
蛍光ペン
指定した矩形領域内を塗りつぶします。文字の下地を塗りつぶし
ますので文字は消えません。
色の指定
手書きモードの各機能で使用する色を指定します。
消しゴム
手書きモードで描画した内容を消去します。ページ単位の消去も
できます。
文字入力
指定した矩形内に文字を書き込みます。文字色、背景色、外枠色
を指定できます。背景は、四角と円の 2 種類があります。
フリーハンドや直線、蛍光ペン等の指示は、このツールバーから行います。ボタンを押す
と、その機能のオン/オフが切り替わります。
表示モードに戻るときは
を押すか、またはメニューバーの「手書きモード」をクリッ
クします。手書きモー ド中でも印刷やページ の移動、拡大縮小表示の機能 は使用できま
す。
色を変更したいときは
手書き例
1-100
導入編
を押して、各機能での色を設定しておいてください。
◆フリーハンド
マウスでドラッグすると、移動した軌跡通りに線を描きます。
操
作
1
2
手書き用ツールバーの
3
左ボタンを離すと、描画を終了します(線分の確定)
。
を選択します。
マウスカーソルを描画の始点に移動して、左ボタンを押したままドラッグする
と、移動した軌跡の通りに描画します。
メモ 描画中に右ボタンをクリックすると、描画中の線分を消去して、始点
の指定に戻ります。
◆直線
マウスでドラッグした始点から終点までを直線で描きます。
操
作
1
2
3
手書き用ツールバーの
4
左ボタンを離すと、直線が確定します。ドラッグ中の直線の色は黒ですが、左
ボタンを離して確定すると、指定した色になります。
を選択します。
マウスカーソルを直線の始点に移動して、左ボタンを押します(始点決定)
。
そのままドラッグすると、始点からマウスカーソルまでを直線で結びます。ド
ラッグ中は常に始点から現在位置までを直線で結びます。
メモ 描画中に右ボタンをクリックすると、描画中の線分を消去して始点の
指定に戻ります。
導入編 1-101
基
本
操
作
◆円
指定した矩形領域内に内接する円を描きます。内部は塗りつぶしません。
操
作
1
2
3
手書き用ツールバーの
4
左ボタンを離すと円が確定します。ドラッグ中の直線の色は黒ですが、左ボタ
ンを離して確定すると、指定した色になります。
を押します。
マウスカーソルを矩形の始点に移動して、左ボタンを押します。
そのままドラッグすると、始点からマウスカーソルまでの矩形領域内に円を描
きます。
メモ 描画中に右ボタンをクリックすると、描画中の線分を消去して始点の
指定に戻ります。
◆蛍光ペン
指定した矩形領域内を塗りつぶします。文字の下地を塗りつぶしますので、文字は消えま
せん。
操
作
1
手書き用ツールバーの
2
マウスカーソルを矩形の始点 ( 通常は左上 ) に移動して、左ボタンを押します。
3
そのままドラッグすると、始点からマウスカーソルまでの矩形領域内を塗りつ
ぶします。
を押します。
メモ 画面の端までマウスカーソルが移動すると、自動的にスクロールします。
4
左ボタンを離すと矩形領域が確定します。
メモ 描画中に右ボタンをクリックすると、描画中の矩形領域を消去して始
点の指定にもどります。
1-102
導入編
◆色の指定
手書きモードの各機能で使用する色を設定します。
設定した色は、他の帳表にも反映されます。すでに描画した線分等については、変更され
ません。
操
作
1
手書き用ツールバーの
2
変更したい機能のボタンまたは色をクリックします。色の選択画面が表示され
ます。
3
色を選択して、< OK >を押します。
<キャンセル>を押すと、変更内容を破棄します。
を押します。現在の各機能の色が表示されます。
導入編 1-103
基
本
操
作
◆消しゴム
手書きモードで描画した線分や文字を消します。線分単位での消去以外に、ページ単位で
の消去もできます。
線分の途中を消すことはできません。
操
作
1
手書き用ツールバーの
・フリーハンド
・直線、円
・蛍光ペン
・文字
・ページ単位の消去
を押します。
→
→
→
→
→
2
3
4
5
6
メモ 手書きデータがないときは、消しゴム機能は無効です。
2
フリーハンドの場合は、その線分上をマウスの左ボタンを押したままドラッグ
します。線分単位で消去できます。
3
直線、円の場合は、その線分上でマウスの左ボタンを押したままドラッグします。
4
蛍光ペンの場合は、塗りつぶされている矩形領域内で左ボタンを押したままド
ラッグします。矩形全部が消去されます。
5
手書きモードで入力した文字は、文字の矩形領域内で左ボタンを押したままド
ラッグします。設定した文字領域が消去されます。
メモ 消しゴムで消した線分 ( 文字 ) の復活
消しゴム機能中にマウスの右ボタンをクリックすると、最後に消した
線分 ( 文字 ) から順次復活することができます。復活できるのは消し
ゴム 機能を開 始した ときか らのデ ータです。他 の機能 を実行 したあ
と、およびページを変更したあとでは復活できません。
6
1-104
導入編
ページ単位の消去をする場合は、< Shift >を押しながら、手書き用ツールバー
の
を選択します。次の画面が表示されます。
7
消去したいページのオプションを選択して< OK >を押します。ページ内の
手書きデータ ( フリーハンド、直線、円、蛍光ペン、文字 ) をすべて消去します。
ページ単位で消去した場合、右ボタンでの復活はできません。
◆文字入力
指定した矩形内に文字を書き込みます。文字色、背景色、外枠色を指定できます。
・背景
四角と円があります。
・吹き出し
マウスが通過した時だけ表示する吹き出し機能があります。
・ フォント種類
メニューバーの「印刷 (P)」の「3. フォント、印字位置の設定」
で指定しているフォント ( 明朝体、ゴシック体 ) です。
・フォントサイズ
操
作
1
2
帳表の通常サイズの文字です。
手書き用ツールバーの
を押します。
マウスカーソルを始点に移動して、左ボタンを押したまま終点までドラッグし
ます。左ボタンを離すと、次の文字入力画面が表示されます。
メモ ・ 右ボタンをクリックすると、始点の指定に戻ります。
・ 確定前は、枠の色が黒、背景色が白の四角形が表示されます。
確定後は、色の設定で設定済みの色になります。
3
文字を入力します。画面上の指定した領域内にも入力文字が表示されます。矩
形領域をオーバーする文字は表示されませんが、登録後に矩形サイズを変更し
て表示することができます。
文字入力画面のメニューバーの機能
文字入力画面のメニューバーの機能について説明します。
・ファイル (F)
ファイル機能を使用すると、帳表の備考欄に記入する内容の引用ができます。
テキストファイルを読み込む : テキストファイルを指定して、入力内容を取り込み
ます。
テキストファイルに保存する : 入力内容をテキストファイルに保存します。
保存先の初期設定は、システム格納ドライブのルー
トです。
導入編 1-105
基
本
操
作
・色の設定 (C)
表示領域の文字色、背 景色、外枠色の色を設定 します。文字入力画面 の色は変わり
ません。
・オプション (O)
次の画面で、形、吹き出し口、印刷の有無を指定します。
・ 楕円
背景と外枠が、指定した矩形領域に内接する円 ( 楕円 ) になります。入力した文
字が楕円の外にはみ出してしまう場合は、改行や空白で調整してください。
・ 吹き出し口
吹き出し口は、外枠から四方向に対して設定します。
・ 印刷しない
このチェックボックスをオンにすると、吹き出しは表示されるだけで、印刷され
ません。
・保存・終了 (X)
手書きデータがある場合は、終了時に確認メッセージが表示されます。
保存して閉じる
: 設定内容を保存して、登録画面を閉じます。
保存しないで閉じる : 設定内容を破棄して、登録画面を閉じます。
削除して閉じる
: 文字情報を削除して、登録画面を閉じます。
・右上の[×]で終了するとき
手書きデータがある場合は、終了時に確認メッセージが表示されます。
1-106
導入編
はい
: 設定内容を保存して、登録画面を閉じます。
いいえ
: 設定内容を破棄して、登録画面を閉じます。
キャンセル
: 文字入力に戻ります。
登録済みの文字領域の移動・サイズ変更をする場合
登録済みの文字領域の移動・サイズ変更をする場合は、登録した文字の上でマウスの左ボ
タンをクリックします。矩形領域の移動やサイズ変更ができるようになります。
・移動
: 移動先までドラッグします。
・サイズ変更
: 8 点に表示されているポインタをドラッグすると、各方向へ伸縮変
更できます。
基
本
操
作
文字の入力ができます。
・変更作業の中断 : 移動やサイズ変更中に[ESC]かまたはマウスの右ボタンを押し
ます。
・変更終了
: マウスの左ボタンをクリックします。
登録文字の変更
登録した文 字を変更する場合は、登録し た文字の上でマウスの 右ボタンをクリックしま
す。次の文字操作メニューが表示されます。
入力文字を変更するときは<登録画面を
開く>をクリックします。登録画面が表
示されます。
導入編 1-107
印刷の実行
プレビュー画面で<印刷>を押すと、次の画面が開きます。
内容を確認して、<OK>を押すと印刷が始まります。
印刷中は、帳表名とページ番号、プリンタ機種が表示されます。
印刷を中断するときは<キャンセル>を押します。
この画面で設定できる内容は、次のとおりです。
◆プリンタ
現在設定されているプリンタが表示されます。
複数のプリンタを使用できる場合は、出力先のプリンタを変更できます。
注意
プロ パティを クリッ クすると、用 紙のサイ ズや向き などが設 定でき ます
が、プロパティでは変更しないでください。帳表の縮小・拡大印刷は、プ
レビュー画面の「印刷」→「2. 縮小拡大、網掛、強調印字の設定」であら
かじめ変更しておいてください。
◆印刷範囲
・全ページ (A)
: 全ページを印刷します。
・ページ指定 (G)
: 印刷するページを範囲指定します。
・表示ページのみ (S) : 現在表示しているページだけを印刷します。
ページのマーク設定で、
「マークページを印刷する」チェック
をオンにした場合、表示が「マークされたページのみ (S)」に
変わります。マークしたページ だけを印刷したい場合にご利
用ください。
◆印刷部数
印刷部数を指定します。
1-108
導入編
1-97 ページ
◆手書き印刷
手書きデータを印刷するかどうかを選択します。手書きペン描画とは、フリーハンド、直
線、円を指します。
入力した文字を印刷したい場合は、当画面の「文字入力を印刷する」のチェックマークを
オンにするとともに、文字入力のオプションメニューにある「印刷しない」チェックマー
クをオフにしてください。
1-106 ページ
ドキュメントストレージに帳表イメージを登録する
弊社の「ドキ ュメントストレージ
と、プレビュー画面に
過年 度帳表電子保存システ ム」をセットアップする
が表示されます。
印刷 の対象とな っている 帳表をイメ ージデー タのファイ ルにして、「ドキュ メントスト
レージ」に登録(ファイリング)できます。
・イメージデー タのファイルを登録す るために、ファイルの出 力先として次のどちら
かが必要です。
Microsoft Office Document Image Writer
Adobe PDF
・登録先(FileBox)
、出力先の設定は、「ドキュメントストレージ」で行います。
登録先について
登録先のFileBoxは、ドキュメントストレージの[設定]メニュー→[環境設定]で設定し
ます。
「初期登録先」で選択したFileBoxに登録されます。当システムで指定することはで
きません。
出力先について
ドキュメントストレージの[設定]メニュー→[アプリケーション連携設定]で設定します。
「過年度帳表電子保存システムで使用するイメージプリンタ」を選択してください。
注意
イメージデータの出力先を監視中にしてください。監視中にしておかない
と、ファイリングができません。
登録先、出力先等について詳しくは、ドキュメントストレージのマニュアルをご覧ください。
■ファイリングの操作方法
操
作
1
プレビュー画面で<ファイリング (F) >をクックすると、次のファイリング
画面が表示されます。
導入編 1-109
基
本
操
作
2
必要に応じて、コメント欄に入力します。
メモ ・コメントには、期首年月日が初期表示されます。
・コメ ントは、「ドキュメ ントスト レージ」の「コメン ト」欄に登録、
表示されます。
3
1-110
導入編
<登録 (R) >を押します。
お気に入り
メニューバーの「お気に入り(F)」をクリックすると、お気に入りメニューが表示されます。
お気に入りメニューの使い方を説明します。
画面のみかた
基
本
操
作
「お気に入り」のメニューバー
「お気に入り」一覧表の切り替え
財務応援
:財務応援の各処理を登録・
実行できます。
他ソフト
:ワープロや表計算、他ソフ
トを実行できます。
ホームページ:登録済みのURLからホーム
ページを開きます。
お気に入り一覧表
クリックすると実行できます。各ペー
ジ100個まで登録できます。
処理項目選択中に右ボタンをクリック
すると、追加・移動・削除ができます。
クリックすると、該当ホームページが
開きます。
お気に入りの表示状態や登録内容は、常に保存されます。次回起動時も前回設定した状態
で表示されます。
導入編 1-111
「お気に入り」のメニューバー
メニューバーには、次のメニューがあります。
・お気に入りメニュー
「財務応援」
「他ソフト」「ホームページ」についての追加登録、インポート、エクス
ポートができます。
・閉じる
お気に入りを閉じます。メニューバーの「お気に入り (F)」を押しても閉じることが
できます。
■お気に入りメニュー
「財務応援」「他ソフト」
「ホームページ」についての追加登録、インポート、エクスポー
トができます。
◆ 1. 財務応援の追加登録
財務応援のカテゴリーに処理を追加します。追加順に表示されます。
操
作
1
< 1. 財務応援の追加登録>を選択します。
2
メッセージが表示されます。< OK >を押してから、財務応援の処理を選択
します。
メモ 追加登録中は、お気に入り画面の背景色が青緑表示に変わります。
3
選択した処理が、お気に入り一覧表の最後に追加されます。
メモ ・選択した処理は実行されません。
・処理の並び順は、あとで変更できます。後述の説明をご覧ください。
4
1-112
導入編
登録を続けて行うときは<はい>、登録を終了するときは<いいえ>を選択し
ます。
◆ 2. 他ソフトの追加登録
他ソフトのカテゴリーに処理を追加します。追加順に表示されます。
他ソフトの選択は、次の方法で行います。
スタートメニューから登録
操
作
1
< 2. 他ソフトの追加登録>を選択します。
2
メッセージが表示されます。<はい>を押します。
基
本
操
作
メモ 追加登録中は、お気に入り画面の背景色が青緑表示に変わります。
3
タスクバーの[スタート]を押します。メニューが表示されます。
4
登録したい処理が含まれるメニューを表示します。
5
登録したいメニューを、マウスの左ボタンを押したまま「お気に入り」一覧表
までドラッグします。
。
6 「お気に入り」一覧表まできたら、マウスの左ボタンを離します(ドロップ)
お気に入り一覧表の最後に追加されます。
7
メッセージが表示されます。処理の追加を続けるときは<はい>を押して、処
理を続けてください。
ドラッグ&
ドロップ
導入編 1-113
マイコンピュータから登録(ファイルの関連付けを応用)
操
作
1
< 2. 他ソフトの追加登録>を選択します。
2
メッセージが表示されます。<はい>を押します。
3
財務応援メニューを最小化します。または、デスクトップ表示を押します。
4
マイコンピュータからワープロや表計算などのファイルを選択 ( ドラッグ )
します。タスクバーの「財務応援 Lite」と表示されているところまでドラッグ
してください。
5
1 〜 2 秒後、財務応援メニューの最小化が解除されて表示されます。
。
6 「お気に入り」一覧表まできたら、マウスの左ボタンを離します(ドロップ)
お気に入り一覧表の最後に追加されます。
メモ ・ドラッグしたファイルに関連付けがされていない場合は、登録できま
せん。
・処理の並び順は、あとで変更できます。後述の説明をご覧ください。
7
メッセージが表示されます。処理の追加を続けるときは<はい>を押して、処
理を続けてください。
◆ 3. ホームページの追加登録
ホームページは、インターネットが使用できる環境でのみ登録できます。
操
作
1
< 3. ホームページの追加登録>を選択します。名前と URL を入力する画面
が表示されます。
2
名前と URL を入力して、< OK >を押します。お気に入り一覧表の最後に
追加されます。
メモ ・
「IE のお気に入り選択」を押すと、インターネットエクスプローラに
登録しているお気に入りから選択することができます。
フォルダは選択できません。
・
「http://www」を押すと、
「http://www」の文字を入力できます。
・処理の並び順は、あとで変更できます。後述の説明をご覧ください。
1-114
導入編
◆ 4. 登録の終了
財務応援の追加登録、他ソフトの追加登録を途中で中止したいときに選択します。
◆ 5. インポート ( 戻し )
エクスポートしたお気に入り一覧表を取り込みます。
インポートする処理項目は選択することができます。
他ソフトからインポートした項目が実行できないときは、アイコンが「?」となります。
基
本
操
作
◆ 6. エクスポート ( 保存 )
お気に入り一覧表をエクスポート(保存)します。
拡張子をtxtにすると、メモ帳等でみることができます。
◆ 7. 選択している一覧表の全削除
選択しているカテゴリー内に登録している処理をすべて削除します。
◆ 8. サイドチェンジ
お気に入り一覧表内の表示方法を指定します。左側に表示している場合は右側に、右側に
表示している場合は左側に表示します。
■閉じる
お気に入りを閉じます。メニューバーの「お気に入り(F)」を押しても閉じることができます。
ポップアップメニュー
項目選択中に、マウスの右ボタンを押すと、ポップアップメニューが表示されます。
◆財務応援、他ソフト
・上に挿入
選択中の項目の上に、処理を1つ挿入することができます。
・下に挿入
選択中の項目の下に、処理を1つ挿入することができます。
・削除
選択中の項目を削除します。
・上に移動
選択中の処理項目を1つ上と入れ替えます。
・下に移動
選択中の処理項目を1つ下と入れ替えます。
導入編 1-115
◆ホームページ
・内容の変更
選択中のホームページ項目の内容 ( 名称、URL) を変更します。
登録時と同様の画面が表示されます。内容を修正後< OK >を押します。
・上に挿入
選択中の項目の上に、ホームページを1つ挿入することができます。
登録時と同様の画面が表示されます。内容を修正後< OK >を押します。
・下に挿入
選択中の項目の下に、ホームページを1つ挿入することができます。
登録時と同様の画面が表示されます。内容を修正後< OK >を押します。
・削除
選択中の項目を削除します。
・上に移動
選択中の処理項目を1つ上と入れ替えます。
・下に移動
選択中の処理項目を1つ下と入れ替えます。
1-116
導入編
操作一覧
お気に入りを表示したい
メインメニューの「お気に入り (F)」を押します。
お気に入りを消したい
お気に入りの「閉じる」を押します。またはメインメ
ニューの「お気に入り (F)」を押します。
財務応援の処理を登録したい ① お気に入りメニューの「財務応援の追加登録」を押
します。
② メッセージ確 認後、財務応援の処 理をメニューボ ッ
クス、メニューバーから選択します。
③ 財務応援一覧表の最後に追加されます。
④ 追加登録したいときは<はい>、終了するときは
<いいえ>をクリックします。
財務応援の処理を特定の位置 ① 挿入したい項目にマウスカーソルを移動します。
に挿入したい
② 青色に表示されたらマウスの右ボタンを押します。
③ 上に挿入または下に挿入をクリックします。
④ メッセージ確 認後、財務応援の処 理をメニューボ ッ
クス、メニューバーから選択します。
⑤ 選択した項目の上 ( 下 ) に挿入されます。
登録した内容を削除したい
(財務応援、他ソフト、ホー
ムページ共通)
① 削除したい項目にマウスカーソルを移動します。
② 青色に表示さ れたらマウスの 右ボタンを押し て、削
除をクリックします。
順序を入れ替えたい
(財務応援、他ソフト、ホー
ムページ共通)
① 入れ替えたい項目にマウスカーソルを移動します。
② 青色に表示さ れたらお気に入 りメニューの「上に 移
動」または「下に移動」を押します。
上(下)の項目と入れ替わります。
他ソフトの処理を登録したい ① お気に入りメ ニューの「他ソフ トの追加登録」を 押
します。
② メッセージ確 認後、次の方法で他 ソフトを選択し ま
す。
・ス タ ート を 押し て 登録 し たい 処 理を 選 択し て マ
ウ ス の左 ボ タン を 押し た まま 一 覧表 で ドロ ッ プ
する。
・財 務 応援 を 最小 化 して マ イコ ン ピュ ー タか ら 登
録す るファイ ルを選択し、マ ウスの左 ボタンを 押
したまま一覧表でドロップする。
③ 追加登録したいときは<はい>、終了するときは
<いいえ>を押します。
他ソフトを特定の位置に挿入 ① 挿入したい項目にマウスカーソルを移動します。
したい
② 青色に表示されたらマウスの右ボタンを押します。
③ 上に挿入または下に挿入をクリックします。
④ メッセージ確認後他ソフトの登録を行います。
選択した項目の上(下)に挿入されます。
ホームページを登録したい
① お気に 入り メニュ ーの「ホ ームペ ージの 追加 登録」
を押します。
② ホームページ 登録画面が表示 されますので、名称 お
よび URL を入力します。
③ < OK >でホームページ一覧表の最後に登録します。
<キャンセル>で登録処理を中止します。
導入編 1-117
基
本
操
作
ホームページを特定の位置に ① 挿入したい項目にマウスカーソルを移動します。
挿入したい
② 青色に表示されたらマウスの右ボタンを押します。
③ 上に挿入または下に挿入をクリックします。
④ メッセージ確認後他ソフトの登録を行います。
選択した項目の上 ( 下 ) に挿入されます。
ホームページの内容を変更し ① 変更したい項目にマウスカーソルを移動します。
たい
② 青色に表示されたらマウスの右ボタンを押します。
③ 内容の変更をクリックします。
④ 登録内容が表示されますので、修正後< OK >を押
します。
インターネットエクスプローラ ① ホームページの登録画面表示中に「IE のお気に入り
のお気に入りから登録したい
選択」を押します。
IE のお気に入りファイルが画面に表示されます。
② 名称から登録したいホームページを選択します。
③ 名称と URL に内容が登録されます。
< OK >で登録されます。
すべての内容を削除したい
① 削除したい一覧表を選択します。
(財務応援、他ソフト、ホームページ)
② お気に入りメニューの「選択している一覧表の全
削除」をクリックします。
③ 確認メッセージ表示後、<はい>で削除されます。
登録している内容のバック
アップをとりたい
① お気 に入りメニュ ーの「イクスポー ト」をクリック
します。
② イクスポートするファイル名を入力します。
③ < OK >でそのファイルに登録内容を書き込みます。
④ 拡張子を TXT にすると、メモ帳等でみることができ
ます。( 登録内容は変更しないでください )
バックアップした内容から戻 ① お気 に入りメニュ ー「インポート」をク リックしま
したい
す。
② イン ポート画面が表 示されます。イクス ポートした
ファイル名を入力して< OK >を押します。
③ 内容が表示されます。最初は全部選択された状態
(チェックマークがついている)になっています。
特定 の項目のみイン ポートしたいと きは「全部非対
象」を押してチェックマークを解除します。
その後インポートしたい項目のみクリックします。
④ 財務 応援、他ソフト、ホー ムページをク リックする
と、その下にある項目が全部切り替わります。
⑤ 選択後< OK >を押します。指定した項目がすでに
登録済みの場合は処理されません。
追加登録を中断したい
お気に入りメニューの「登録の終了」をクリックしま
す。
表示位置を左右切り替えたい 表示形式メニューの「サイドチェンジ」をクリックし
ます。左右に切り替わります。
1-118
導入編
2.準備作業編
2
準
備
作
業
編
2-1
会社データの作成
新規会社データ作成時に設定する内容
法人、個人ともに、会社データの作成は、メニューバーの「会社新規作成」で行います。
ここでは、会社データを作成するときに登録する内容について説明します。
メモ ユーティリティメニューの「12. 処理会社より新規作成」を利用すると、既
存の会社 と同じ科目体系の会社 を簡単に新規作成する ことができます。詳
しくは、8. ツール編「ユーティリティ」をご覧ください。
■あとから変更できない会社情報は
会社データ作成時に入力する会社情報は、あとから変更することができます。ただし、次
の情報の変更はできません。
・個人⇔法人の変更
・科目コード体系の選択
・科目の呼出コードの種類
仕訳入力を開始すると、決算年月日と設立日の変更ができなくなります。
業種
はじめに業種を選択します。
業種には、次の種類があります。該当する業種を選択してください。
業
種
販売業
業
法人
製造業・建設業
法人
一般所得
個人
不動産所得
個人
農業所得
個人
種
の
特
長
原価科目を使用しない
原価科目を使用する
個人用の科目を使用する
青色申告決算書作成時の所得の種類です
(作成時に変更可)
メモ 法人の販 売業を選択した場合 は、原価科目を使用でき ません。原価科目を
使用する 場合は、製造業・建設業 を選択してくださ い。なお、あとから変
更することもできます。
2-2
準備作業編
勘定科目コード体系の選択
勘定科目コード体系を、「KX準拠」にするか、
「その他」にするかを選択します。
「KX準
拠」とは、エプソン財務専用機(KX)の科目コード体系をそのまま実現したものです。エ
プソン財 務専用機(KX)をご使用の場 合で同じ科目コー ドをそのまま使いた い場合は、
「KX準拠」を選択してください。そうでない場合は、
「その他」を選択してください。
メモ ・どちらのコード体系でも、機能的な違いはありません。
・
「KX 準拠」を選択した場合で科目を追加するときは、KX 準拠科目の空き
コード(3桁)の不 足により、3桁(KX 準拠科目)と4 桁(追加科目)
の混在形式になる場合があります。
・具体的な勘定科目コードについては、11. 付録「各種一覧表 勘定科目一
覧表」をご覧ください。
勘定科目の呼出コードの種類
勘定科目の呼出コードをローマ字で使用するか、カナで使用するか選択します。
呼出コードは、科目名などの読みをキーにして、目的の科目を探し出すためのものです。
たとえば、入力中の仕訳に「現金」を入力したいがコードがわからない場合、科目コード
入力欄に「gen」と入力して、
[Enter]を押します。勘定科目参照ウィンドウには、
「現金」
「小口現金」
「原材料」
「減価償却費」など同じ読みをする科目だけが表示されます。呼出
コードを利 用することで、コードがわか らなくても勘定科目を 簡単に探し出すことがで
きます。
会社情報
会社情報とは、会計処理を行うための基本的な情報です。
*:仕訳入力画面でファンクションキーにより切り替えられます。
項目
入力内容
説明
仕訳入力後
の変更可否
会社コード
コードを入力
半角 8 桁以内の英数字を入力
する。
可
業種
1. 販売
2. 製造
3. 個人
法人の場合、販売業または製
造業のどちらかを必要に応じ
て変更する。
法人の業種
だけ可
会社名
会社名を入力
会社名を全角 20(半角 40)文 可
字以内で入力する。
処理歴
1. 和暦
2. 西暦
仕訳入力や帳表作成時の処理
年月日を西歴にするか、和歴
にするかを選択する。
可
決算年月日
決算年月日を入力
決算年月日を各 2 桁で入力す
る。
不可
準備作業編 2-3
会
社
デ
ー
タ
の
作
成
項目
2-4
入力内容
説明
導入年が設立年であり、期首
年月日と設立日が異なる場合
のみ入力する。
仕訳入力後
の変更可否
設立日
設立日を入力
不可
補助簿計算
1. する
2. しない
補助科目を設定したい時は
「する」を、必要なければ「し
ない」を選択する。
「しない」
を選択すると、補助科目の設
定はできない。
部門別計算
1. B/S,P/L
2. P/L のみ
3. しない
可
部門別管理をしない場合は
「しない」を、する場合は「B/ (入力済み仕
訳の見直し
S,P/L」または「P/L のみ」の
どちらかを選択する。
「P/L の が必要)
み」を選択すると、P/L 科目の
み部門別管理を行う。
帳簿入力順*
1. 科目→摘要
2. 摘要→科目
帳簿入力形式の仕訳入力画面 可
を科目先行型(科目→摘要)
にするか、摘要先行型(摘要
→科目)にするかを選択する。
仕訳表示順*
1. 入力
2. 日付順
単一振替画面、複合伝票、入
金/出金伝票画面に表示され
る入力済仕訳または伝票の順
番を、入力順にするか、日付
順にするか選択する。
伝票番号の入力
1. する
2. しない
仕訳入力時に伝票番号を入力 可
する/しないを選択する。
(入力済み仕
訳の見直し
が必要)
可
可
当初摘要モード* 1. 登録順摘要
2. 連想摘要
仕訳入力時の摘要入力で、最 可
初に表示する摘要参照ウィン
ドウの内容を指定する。
・登録順摘要
摘 要マ ス ター の 登 録画 面
と 同じ 順 で摘 要 を 表示 す
る。
・連想摘要
入 力し た 科目 の 連 想摘 要
を表示する。連想摘要につ
いて は、
「マス ターを 登録
する」を参照。
部門表示
画面に部門コードを表示する
か、部門名の先頭 2 文字を表
示するかを選択する。
準備作業編
1. ユーザコード
2. 表示名先頭 2 文字
可
項目
入力内容
説明
仕訳入力後
の変更可否
月単位入力*
1. する
2. しない
単一振替画面、帳簿入力画面 可
で、仕訳を月単位で入力する
か、年間一括して入力するか
を指定する。
・月単位の場合(1. する)
仕 訳 は処 理 月度 ご と に入
力する。
・年間一括の場合(2.しない)
仕訳は当期分と翌期 3カ月
分 の 仕訳 を 連続 し て 入力
できる。
入出金伝票行数
1. 4 行
2. 99 行
入金伝票または出金伝票の画
面で、新規入力する 1 伝票あ
たりの明細行数を選択する。
摘要残管理語句
1. 空白を無効
2. 空白を有効
摘要語句に含まれる空白の扱 不可
いを選択する。無効とした場
合は、空白を詰めて処理する。
出先データ転送
1. 仕訳送受信
2. 会社送受信
出先では
・仕訳送受信の場合
センターと出先の間で、仕訳 変更不可
データ単位で送受信する。
・会社送受信の場合
センターと出先の間で、会社
単位で送受信をする。
< 2 日付変更>
月度の開始・
終了日
各処理月の開始日〜終了日を 可
変更する。たとえば、20 日締
めの場合は、終了日を 20 日に
変更する。開始月や他の月の
終了日が自動変更される。
可
準備作業編 2-5
会
社
デ
ー
タ
の
作
成
新規会社データの作成手順
法人、個人ともに、新規会社データの作成は、お気に入りメニュー、またはメニューバー
の「会社新規作成」で行います。
メモ 既存の会 社と同じ科目体系の会 社を新規作成する場合 は、ユーティリティ
メニ ューの「12. 処理会社 より新 規作成」を 利用で きます。詳 しくは、8.
ツール編「ユーティリティ」をご覧ください。
操
作
1
お気に入りメニュー、またはメニューバーの「会社新規作成」を選択します。
次の画面になります。
2
各項目を設定して、< 0 実行>を押します。
確認画面になります。
メモ ここで、[ESC]を押すと、会社は作成されません。
次の操作
3 を行うと、会社が作成されます。
設定内容を確認して、< 0 実行>を押します。
3 「只今、会社マスターを生成中です。しばらくお待ち下さい。
」と表示されたあ
と、会社情報設定の画面になります。
2-6
準備作業編
4
会社情報を入力してください。
キーガイドのボタンで、画面を切り替えることができます。
< 1 基本>:基本項目(最初に表示される画面)
< 2 日付変更>:月度情報
終了年月日をひ
とつ変更すると、
変更した年月日
に合わせて、開
始年月日や他の
終了年月日が自
動変更される
< 3 処理>:処理関連項目
準備作業編 2-7
会
社
デ
ー
タ
の
作
成
5
設定が終了したら、[ESC]を押します。
メモ 会社選択で決算期間が絞り込まれて いる状態で、期間外の会社を登録
しようとした場合は、
「期首年月(設立年月)」が検索決算開始年月の
範囲外になり、次回の会社選択の会社一覧に表示されなくなります。」
のメッセージが表示されます。会社一 覧に表示したい場合は、絞込条
件の範囲を変更してください。
2-8
準備作業編
1-63 ページ
会
社
デ
ー
タ
の
作
成
準備作業編 2-9
マスターを変更する
会社情報や、勘定科目など、処理するために設定しておく情報を総称して、マスターと呼
びます。ここでは、各マスターの設定について説明します。通常必要な内容は、あらかじ
め設定済みです。お客様の必要に応じて、マスターを変更してください。
マスター変更の概要
ツールボタンの<設定>を押してください。
設定メニューが表示されます。
◆設定メニュー
以降は、このメニュー項目に沿って説明していきます。
このメニューから設定できる内容は、次のとおりです。
◆会社情報の変更
会社全体に関する情報を変更します。詳しくは、前章「会社データの作成」をご覧ください。
◆消費税情報の変更
消費税処理に関する情報を変更します。詳しくは、4.消費税編をご覧ください。
◆勘定科目マスターの変更追加
勘定科目に関する設定変更ができます。
2-10 準備作業編
◆補助科目マスターの変更追加
補助科目の登録、変更、削除ができます。
◆摘要マスターの変更追加
摘要の登録、変更、削除ができます。
◆仕訳辞書マスターの変更追加
単一振替画面、帳簿入力画面で使用できる定型仕訳を登録します。
◆帳簿マスターの変更追加
帳簿を登録して、帳簿入力画面の形式を設定できます。
◆預・借対比表銀行の変更追加
預金・借入金管理する銀行を登録して、口座の種類ごとに勘定科目を割り当てます。詳し
くは、3.会計処理編「さまざまな管理帳表
預金・借入金管理」をご覧ください。
◆伝票辞書マスタ−の変更追加
複合伝票、入金伝票、出金伝票の画面で使用できる定型仕訳を登録します。
◆棚卸科目情報の設定
月々棚卸を 行っている場合に、前月の期 末棚卸高の借方発生高 を当月の期首棚卸高の借
方発生高に振り替えて出力することができます。棚卸科目情報を設定することで、出力の
しかたが変わります。
◆残高設定
勘定科目等の当期、前期、予算の各残高を設定します。詳しくは、当編の「残高を設定す
る」をご覧ください。
◆合計(明細)科目変更
試算表や決算書などの帳表に印刷する科目の名称を変更できます。詳しくは、
10.こんなときには「合計科目変更」をご覧ください。
準備作業編 2-11
マ
ス
タ
ー
を
変
更
す
る
勘定科目を変更する
当システムでは、あらかじめ標準的な勘定科目が設定済みです。
これまでの試算表や 決算書を元に科目体系 を検討後、必要に応じて勘定 科目を変更して
ください。
はじめに
勘定科目を変更する前に、次のことを確認してください。
◆勘定科目を追加する場合
システムでは、標準で法人が613科目、個人が574科目使用できる設定になっています。
使用する科目を追加する場合は、次のように操作します。
勘定科目マスターの変更追加画面で、追加する勘定科目と同じ性質の、未使用(使用区分
「0」)の勘定科目を選び、使用区分を「1」に変更します。必要に応じて、勘定科目名称
や各項目を変更します。
このように、科目を追加する場合は、未使用同種の科目を変更して使用するため、科目の
種類ごとに追加できる数に制限があります。
たとえば、
「売上高」の科目数が足りないからといって、
「売上値引・戻り高」を「売上高」
として使用することはできません。
◆預金・借入金対比表を作成する場合
当システムでは、銀行別に預金残高や預貸率を確認できる預金・借入金対比表を用意して
います。預金・借入金対比表を作成する場合は、当座預金、短期借入金、長期借入金など
の科目を銀行別に割り当てる必要があります。詳しくは、3.会計処理編「さまざまな管理
帳表」をご覧ください。
◆参照ウィンドウの設定に関して
科目入力時に表示される勘定科目参照ウィンドウは、
「使用区分」=1(使用する)の科
目をすべて表示します。仕訳入力時に表示される勘定科目参照ウィンドウについては、仕
訳入力時に<S><9 窓登録>で変更することができます。詳しくは、3.会計処理編「仕訳
入力」をご覧ください。
メモ 消費税区 分入力時に表示される 消費税区分参照ウィン ドウには、すべての
消費税区分が表示されます。消費税区分参照ウィンドウは、会社ごとに、勘
定科 目の変更追 加画面で< 8 消費税窓> を押して変 更すること ができま
す。以降の説明をご覧ください。
2-12 準備作業編
勘定科目マスターで設定する項目
勘定科目マスターで設定する項目は、次のとおりです。各項目の内容は、必要に応じて変
更することができます。
設定した内容は、勘定科目マスター一覧表を印刷して確認できます。
項
目
内
容
留
意
点
コード *1
仕訳入力などで使用する勘定 科目コードの重複を避ける。
科目コード。
4 桁までの 1 以上の数字で設定
できる。
正式勘定科目名
帳表に印刷する勘定科目の名
称。
全角 10(半角 20)文字以内で
設定する。
表示科目名
入力画面や科目表示ウィンド
ウに表示する名称。
全角 5(半角 10)文字以内で
設定する。
使用区分
科目を使用する場合は「1」
、使 仕訳入力済みの勘定科目は、
用しない場合は「0」を指定す
使用区分を「0」にしてはなら
る。
「0」の科目は使用できない。 ない。正しい帳表が作成でき
なくなる。
呼出コード *2
参照ウィンドウに表示する勘
定科目を絞り込むコード。
読み方などを半角 4 文字以内
の英数字、またはカナで設定
する。
科目コードがわからないとき
に、このコードで科目を呼び
出せる。したがって、科目を
連想するような名称を設定す
る。科目の読み方や頭文字な
どを設定しておくと便利。
消費税区分コード *3
左側:借方
右側:貸方
勘定科目に付随する借方/貸
方消費税区分。仕訳入力時、
この消費税区分が自動的に入
力される(仕訳伝票入力時に
変更も可能)
。
仕訳入力の際、消費税区分の
入力を省略するために、勘定
科目に消費税区分を設定する。
ここで適正な消費税区分を設
定しておくと、仕訳入力が簡
単になる。基本的な取引を想
定して初期設定されているが、
輸出入関連、非課税取引など
が多いときは、変更した方が
よい場合がある。
科目の意味や性質が異なる科
目名称へは変更してはならな
い。正しい帳表が作成できな
くなる。
準備作業編 2-13
マ
ス
タ
ー
を
変
更
す
る
項
目
期日管理 *4
内
容
留
意
点
手形満期日一覧表や指定科目
期日一覧表などで期日管理を
したい勘定科目に「1: 期日管
理をする」を設定する。
「1:期日管理をする」に設定
した科目は、仕訳入力時に期
日と手形番号を入力できる。
初期設定は、すべて「0:期日
別管理をしない」に設定され
ている。
摘要残管理 *5
この科目が入力された仕訳に
ついて、摘要別に残高管理を
する/しないを指定する。
摘要残高管理する/しないの
指定は、摘要残高を管理する
時点で設定しても構わない。
借方/貸方資金繰
コード *6
勘定科目に付随する資金繰区
分を設定する。仕訳入力時、
この資金繰区分が自動的に入
力される。
ここで設定した資金繰区分に
従って、資金繰実績表などを
作成する。
補助科目を設定して、内訳を
管理する/しないを指定する。
「1: 管理する」とした勘定科目
にだけ補助科目を設定できる。
この設定を利用すると、勘定
科目別に補助科目の追加を禁
止することができる。担当者
が異なる場合、むやみに補助
科目を設定してしまうことを
防止できる。
消費税参照ウィンドウを変更
する。
会社ごとに、必要な消費税区
分だけ表示させることができ
る。
補助簿管理 *7
< 8 消費税窓>
*1 : 科目コードを変更しても、画面や帳表などの科目の並び順は変わりません。
すでに仕訳で使用済みの科目コードを変更した場合は、仕訳データ上の科目コード
も変更されます。
*2 : 呼出コードを英数字にするか、カナにするかは、会社データ作成時に選択していま
す。会社データを再作成しないと変更することはできません。
*3 : 消費税区分に関して詳しくは、4. 消費税編をご覧ください。
*4 : 期日管理について詳しくは、3. 会計処理編「さまざまな管理帳表」をご覧ください。
*5 : 摘要による残高管理について詳しくは、3. 会計処理編「さまざまな管理帳表」をご
覧ください。
*6 : 資金繰 管理について詳しくは、「資金繰管理」をご覧くだ さい。資金繰区分につい
ては、11. 付録「資金繰区分一覧表」をご覧ください。
*7 : 補助科目を設定するためには、会社情報の「補助簿管理」を「する」にしておく必
要があります。すべての勘定科目について補助科目の登録を禁止する場合は、会社
情報の「補助簿管理」を「しない」にしておくと、ここでの設定は必要ありません。
2-14 準備作業編
操作手順
勘定科目マスターの変更追加手順を説明します。
操
作
1
お気に入りメニュー、または設定メニューで「13. 勘定科目マスターの変更
追加」を選択します。
勘定科目の変更・追加画面になります。
2
変更する勘定科目の項目にカーソル移動して、変更します。
< 1 資産先頭> 最初の資産科目へカーソル移動
< 2 負債先頭> 最初の負債科目へカーソル移動
< 3 損益先頭> 最初の損益科目へカーソル移動
< 4 原価先頭> 最初の原価科目へカーソル移動
< 6 順切替>
科目の表示順を、元帳印刷順と科目マスター順で切り替
える。
< 7 呼出>
参照ウィンドウから選択した科目にカーソル移動
< 8 消費税窓> 消費税区分参照ウィンドウの設定(次ページ参照)
< 9 する>
「1: する」を入力
< 0 しない>
「0: しない」を入力
< S >< 1 最初> 最初の勘定科目へカーソルを移動
< S >< 2 最後> 最後の勘定科目へカーソルを移動
<印刷>
勘定科目マスター一覧表
3
終了するときは、
[ESC]を押します。
準備作業編 2-15
マ
ス
タ
ー
を
変
更
す
る
消費税区分参照ウィンドウを変更する
消費税区分参照ウィンドウを、会社ごとに変更することができます。
メモ 変更しない場合は、消費税区分がすべて表示されます。
操
作
1
勘定科目の変更・追加画面で、< 8 消費税窓>を押します。
消費税区分参照ウィンドウ設定画面になります。
設定テーブル
消費税区分参照
ウィンドウ
(全表示)
消費税区分参照ウィンドウは、3ページに分かれています。設定テーブル上の
番号と、参照ウィンドウのページは、次のように対応しています。
番号 0 〜 25 → 最初のページ
26 〜 50 → 2番目のページ
51 〜 75 → 3番目のページ
2-16 準備作業編
2
設定テーブル上で、消費税区分を表示させたい場所にカーソル移動して、消費
税区分を入力します。
最初から登録し直す場合は、< 2 全削除>ですべてを削除してから入力します。
< 1 コピー>
すべてを初期状態に戻す
< 2 全削除>
すべてをクリアする
< 8 空白>
カーソル位置を空白にする
< INS >
カーソル位置に空白を挿入する。挿入位置以降は、ひと
つずつ繰り下がる
< DEL >
カーソル位置の項目を削除する。削除項目以降は、ひと
つずつ繰り上がる
3
終了するときは、[ESC]を押します。
勘定科目の変更・追加画面に戻ります。
勘定科目マスター一覧表を印刷する
勘定科目マスターの内容は、勘定科目マスター一覧表で確認できます。
操
作
1
勘定科目の変更・追加画面で<印刷>を押します。
次の画面になります。
2
印刷を開始および終了する勘定科目を指定します。何も指定しない場合は、最
初の勘定科目から最後の勘定科目まで印刷されます。
3
全部を印刷するか、使用区分 1 の科目だけを印刷するかを指定します。
4
< 0 実行>を 2 回押します。
プレビュー画面になります。
印刷を実行します。
操作について詳しくは、1. 導入編「基本操作」をご覧ください。
準備作業編 2-17
マ
ス
タ
ー
を
変
更
す
る
補助科目を追加・変更する
たとえば、勘定科目の「売掛金」に補助科目を追加すると、得意先ごとに売掛金を管理す
ることができます。
勘定科目
補助科目
売掛金
A商店
B商店
C商店
総勘定元帳では、各得意先の補助元帳を作成することができます。また、試算表でも得意
先別の残高を表示・印刷することができます。そのほか残高一覧表などの帳表でも出力時
の指定により、補助科目別に帳表を作成することができます。
メモ 補助科目は、仕訳を入力し始めてからでも追加・変更できます。しかし、補
助科目で 管理する科目があらか じめわかっている場合 は、仕訳入力前に補
助科目を設定しておくことをお勧めします。
はじめに
補助科目を設定する前に、次のことを確認してください。
◆補助科目を登録するときは
登録できる補助科目の数は、全体で4,096個までです。また、補助科目を登録するときは、
次のように設定されていることが必要です。補助科目を設定できないときは、次の点を確
認してください。
・会社情報の設定が、
「補助簿計算:する」となっていること
・主科目について、勘定科目マスターの設定が、
「補助簿管理:する」となっていること
◆補助科目を削除するときは
補助科目の削除は、当期期首残高が0で、仕訳に使われていない場合だけ行うことができ
ます。補助科目を削除できないときは、10.こんなときには「補助科目が削除できないとき
は」をご覧ください。
◆途中から補助科目を追加した場合は
仕訳入力後に補助科 目を設定した場合は、入力 済みの仕訳に補助科目を 設定してくださ
い。補助科目が未入力の仕訳は、帳表等では、
「0:その他」という補助科目に集計されま
す。
「0:その他」を、設定した補助科目に変更してください。詳しくは、10.こんなときに
は「仕訳入力後に補助科目を設定する場合は」をご覧ください。
2-18 準備作業編
◆補助科目の並び順
補助科目設定画面の補助科目の並び順が、帳表での並び順や、仕訳入力画面などの補助科
目参照ウィンドウでの並び順にもなります。補助科目設定画面では、登録順、コード順、
アイウエオ 順に並び替えることがで きます。帳表や参照ウィン ドウなどの補助科目の並
び順を変更したいときは、補助科目設定画面で並び順を変更してください。
◆初期設定されている補助科目
補助科目が 初期設定されている勘定 科目がいくつかありま す。仕訳入力画面などの補助
科目参照ウィンドウに表示されます。不要な場合は削除してください。補助科目が初期設
定されている勘定科目は、次の科目です。科目を指定しないで補助科目マスターを印刷す
ると確認できます。
・受取手形
・支払手形
・従業員預り金
・租税公課
・源泉預り金
・社保預り金
・損金不算入租税公課
マ
ス
タ
ー
を
変
更
す
る
準備作業編 2-19
補助科目マスターで設定する項目
補助科目の追加・変更は、
「14.補助科目マスターの変更追加」で行います。
補助科目マスターで設定する項目は、次のとおりです。各項目の内容は、必要に応じて変
更することができます。
補助科目マスターの内容は、補助科目マスター一覧表を印刷して確認できます。
項
目
内
容
留
意
点
主科目*1
補助科目を設定する勘定科目の 勘定科目マスターの補助簿管理が
コードを入力する。
「2:補助簿管理しない」の科目は
指定できない。
補助科目コード
補助科目コードを、4 桁までの
1 以上の数字で設定する。
正式補助科目名
帳表に印刷する補助科目の名称。 科目の意味や性質が主科目と同じ
全角 10(半角 20)文字以内で設 になるように設定する。
定する。
表示科目名
入力画面や補助科目参照ウィン
ドウに表示する名称。全角 5( 半
角 10) 文字以内で設定する。
使用区分
変更不可。
常に 1(使用する)になる。
呼出コード
参照ウィンドウに表示する補助
科目を絞り込むコード。読み方
などを半角 4 文字以内の英数字
で設定する。
補助科目コードがわからないとき
に、このコードで科目を呼び出せ
る。したがって、科目を連想する
ような名称を設定する。科目の読
み方や頭文字などを入力しておく
と便利。
消費税区分コード 補助科目に付随する借方 / 貸方
*2
消費税区分。仕訳入力時、この
消費税区分が自動的に入力され
左側:借方
る
右側:貸方
(仕訳入力時に変更も可能)。
仕訳入力の際、消費税区分の入力
を省略するために、補助科目に消
費税区分を設定する。
ここで適正な消費税区分を設定し
ておくと、仕訳入力が簡単に行え
る。
基本的な取引を想定して初期設定
されているが、輸出入関連、非課
税取引などが多いときは、変更し
た方がよい場合がある。
2-20 準備作業編
同一主科目の補助科目について、
コードの重複はできない。
*1 : 仮受消費税、仮払消費税、消費税資産売却勘定、消費税資産購入勘定、不明勘定、諸
口、資金複合の科目には、補助科目を登録できません。
*2 : 消費税区分について詳しくは、4. 消費税編をご覧ください。
補助科目登録の操作手順
補助科目の登録手順は、次の通りです。
操
作
1
設定メニューで「14. 補助科目マスターの変更追加」を選択します。
補助科目の登録・変更画面になります。
マ
ス
タ
ー
を
変
更
す
る
2
主科目欄で補助科目を登録する主科目コードを指定します。
< 4 前科目>
前の勘定科目を選択
< 5 次科目>
次の勘定科目を選択
3
補助科目の各項目を入力します。
登録した補助科目の変更、削除については、次ページをご覧ください。
< 1 登録順>
補助科目を登録した順に表示
< 2 コード順>
補助科目コード順に表示
< 3 アイウエオ順> 呼出コードアイウエオ順に表示
< 6 主科目>
主科目を変更(
[ESC]
)
< 7 呼出>
選択した補助科目にカーソル移動
< 8 消費税窓>
消費税区分参照ウィンドウの設定
手順は、
「勘定科目を変更する」の場合と同様
< S >< 1 最初> 最初の補助科目へカーソルを移動
< S >< 2 最後> 最後の補助科目へカーソルを移動
他の科目に設定された補助科目を次のようにコピーすることができます。
< S >< 0 参照コピー>を押します。
コピー元の主科目を指定します。
コピー元の主科目の補助科目が、青字で追加表示されます。
< 0 実行>を押すと、補助科目がコピーされます。
[ESC]を押すと、コピーが中止されます。
準備作業編 2-21
メモ 同じコードの補助科目が存在する場合は、そのコードの補助科目はコ
ピーされません。
4
終了するときは、[ESC]を押します。
補助科目変更・削除の操作手順
補助科目の変更・削除の手順は、次のとおりです。
操
作
1
2
補助科目の登録・変更画面を表示します。
3
変更する場合は、各項目を変更します。
< 1 登録順>
補助科目を登録した順に表示
< 2 コード順>
補助科目コード順に表示
< 3 アイウエオ順>
呼出コードアイウエオ順に表示
< 6 主科目>
主科目を変更([ESC]
)
< 7 呼出>
選択した補助科目にカーソル移動
< 8 消費税窓>
消費税区分参照ウィンドウの設定
手順は、「勘定科目を変更する」の場合と同様
< S >< 1 最初>
最初の補助科目へカーソルを移動
< S >< 2 最後>
最後の補助科目へカーソルを移動
< S >< 0 参照コピー> 他の科目の補助科目をコピー追加
主科目欄で変更、削除する補助科目の主科目コードを指定します。
登録済みの補助科目が表示されます。
削除する場合は、< 9 削除>を押してから< 0 実行>を押します。
なお、< 9 削除>は、削除できる補助科目にカーソルを合わせたときだけ表
示されます。また、補助科目に前期残高がある場合は、< 9 削除>を押した
際に確認のメッセージが表示されます。
2-22 準備作業編
メモ ・すでに仕訳 で入力済みの補助 科目についてコード や名称を変更する
と、仕訳の内容も自動的に変更されます。
・補助科目を 削除できないと きは、補助科目に期首 残高または仕訳が
あります。この場合に補助科目を削除する方法については、10. こん
なときには「補助科目が削除できないときは」をご覧ください。
4
終了するときは、
[ESC]を押します。
補助科目マスター一覧表を印刷する
補助科目マスターの内容は、補助科目マスター一覧表で確認できます。
操
作
1
補助科目の登録・変更画面で、<印刷>を押します。
次の画面になります。
マ
ス
タ
ー
を
変
更
す
る
2
印刷を開始する主科目と補助科目をそれぞれ指定します。
何も指定しない場合は、最初から最後の科目まで印刷されます。
3
< 0 実行>を 2 回押します。
プレビュー画面になります。
印刷を実行します。
操作について詳しくは、1. 導入編「基本操作」をご覧ください。
準備作業編 2-23
摘要語句を登録する
摘要語句は、仕訳入力において摘要を簡単に入力するためのものです。
また、摘要語句を登録すると、補助科目のように摘要で残高管理をしたり、銀行別の手形
期日管理をすることもできます。摘要で残高管理する科目を、摘要科目と呼びます。
メモ 摘要による残高管理について は、3. 会計処理編「さまざまな管理帳表 摘
要別残高管理」をご覧ください。支払 手形の期日管理については、3. 会計
処理編「さまざまな管理帳表
期日管理」をご覧ください。
摘要語句を設定する前に、次のことを確認してください。
・設定できる摘要語句の数は、4,096 です。
・摘要の追加・変更は、仕訳 入力・訂正画面からも 起動することがで きます。日常の
仕訳を入力しながら 摘要を登録していくこ とで、数カ月後には自社に 合った摘要語
句が登録できます。
・摘要語句はいつでも変更・削除することができます。ただし、
「残高管理する」摘要
語句の連想科目に当 期期首残高または仕訳 がある場合は、変更や削除 のあとで決算
メニューの「摘要残高 更新」を行ってくださ い。摘要科目の残高に、変 更や削除が
反映されます。
■摘要語句と勘定科目の関連付け
摘要語句と勘定科目を関連付けるために、連想勘定科目を設定します。
連想勘定科目の設定を行っておくと、仕訳入力の際に、入力した科目に関する摘要だけを
参照ウィンドウに表示することができます。摘要先行型の帳簿入力画面では、入力した摘
要に関する科目を表示、自動でセットすることができます。仕訳入力のスピードアップが
はかれます。
メモ 摘要残高 管理をする場合も、連想 勘定科目で、摘要語句と 科目を関連づけ
ます。詳しくは、3. 会計処理編「さまざまな管理帳表
ご覧ください。
2-24 準備作業編
摘要別残高管理」を
摘要マスターで設定する項目
摘要語句の登録・変更は、「摘要マスターの変更追加」で行います。
摘要マスターの内容は、次のとおりです。必要に応じて変更することができます。
摘要マスターの内容は、摘要マスター一覧表を印刷して確認できます。
項
目
内
容
留
意
点
摘要名
帳表等に印刷する摘要語句の名称。 外字は不可。
全角 12(半角 24)文字以内で設定
する。
表示名
入力画面や摘要語句参照ウィンド
ウに表示する名称。
全角 5(半角 10)文字以内で設定
する。
呼出コード
参照ウィンドウに表示する摘要語
句を絞り込むコード。
読み方などを 4 文字以内で設定する。
漢字は使用できない。
最初の文字には数字は使用できない。
摘要語句の名称がわからない
ときに、このコードで摘要語
句を呼び出せる。したがって、
摘要語句を連想するような名
称を設定する。摘要語句の読
み方や頭文字などを入力して
おくと便利。
残高管理の指定
摘要語句について、残高管理の有
無を指定する。
残高管理の有無の指定は、あ
とですることも可能。
連想勘定科目
1 〜 12
連想勘定科目に設定したい勘定科
目コードを入力する。
12 科目まで設定できる。
任意の科目を連想勘定科目と
して設定すると、仕訳入力時
の摘要語句の絞り込みができ
る。摘要残管理する科目を指
定する。
メモ 摘要 科目の設定のしかたについて詳しくは、3. 会計処理編「さまざま な管
理帳表
摘要別残高管理」をご覧ください。
準備作業編 2-25
マ
ス
タ
ー
を
変
更
す
る
摘要マスターの追加・変更・削除手順
摘要マスターの追加・変更・削除手順は次のとおりです。
操
作
1
設定メニューで「15. 摘要マスターの変更追加」を選択します。または、仕
訳入力画面から< 2 摘要登録>を押します。
摘要の登録・変更画面になります。
摘要表示欄
摘要入力欄
2
2-26 準備作業編
摘要を追加する場合は、カーソル位置はそのままで、摘要入力欄の摘要名から
各項目を入力します。
登録済み摘要を変更する場合は、変更する摘要を選択します。選択した摘要が
摘要入力欄に移動します。各項目を変更します。
削除する場合は、カーソルを摘要名に移動して< 8 削除>を押してから< 0
実行>を押します。
< 1 登録順>
摘 要マ スター に登 録さ れてい る順 に並 べ替
える
< 2 アイウエオ順>
呼出コードの 50 音順に並べ替える
< 3 連想順>
連想勘定科目 1 の勘定科目順に並べ替える
< 4 窓登録>
摘要の分類を登録する
< 5 摘残更新>
摘要残高を更新する
< 7 呼出>
選択した摘要にカーソル移動
< 8 削除>
摘要入力欄の摘要、または連想科目を削除す
る
カ ーソ ルを合 わせ た摘 要また は連 想科 目が
削除できるときだけ、この機能が表示される
< 9 連想 1-6 >
連想科目 1 〜 6 を表示する
< 10 連想 7-12 >
連想科目 7 〜 12 を表示する
< S >< 1 最初>
最初の摘要科目へカーソルを移動
< S >< 2 最後>
最後の摘要科目(摘要を登録できる状態)
< S >< 5 全削除>
登録済みの摘要をすべて削除する
< S >< 6 基本>
登録済みの摘要を削除して、一般的な摘要語
句をコピーする
< S >< 7 ファイル保存> 摘要をファイルに保存する
< S ><8 ファイル取込> 保存された摘要をファイルから取り込む
<印刷>
摘要マスター一覧表
3
終了するときは、
[ESC]を押します。
メモ 仕訳入力済みの摘要残管理する摘要を変更した場合は、メッセージが
表示されます。<はい (Y) >を押すと、仕訳の内容も自動的に変更さ
れます。
摘要マスター一覧表を印刷する
摘要マスターの内容は、摘要マスター一覧表を印刷して確認できます。
操
作
1
摘要の登録・変更画面で、摘要の並び順を印刷したい順にします。
以降の操作 3、4 で表示される参照ウィンドウの並び順もここでの指定順に
なります。
2
<印刷>を押します。
次の画面になります。
3
印刷を開始する摘要を指定します。
何も指定しない場合は、最初から最後までの摘要語句が印刷されます。
4
< 0 実行>を 2 回押します。
プレビュー画面になります。
印刷を実行します。
操作について詳しくは、1. 導入編「基本操作」をご覧ください。
準備作業編 2-27
マ
ス
タ
ー
を
変
更
す
る
摘要分類の登録・変更・削除手順
摘要の分類を登録・変更・削除する手順は次のとおりです。分類を登録することで、仕訳
の摘要入力時に選択する摘要を絞り込むことができます。
操
作
1
設定メニューで「15. 摘要マスターの変更追加」を選択します。または、仕
訳入力画面から< 2 摘要登録>を押します。
摘要の登録・変更画面になります。
2
摘要の登録・変更画面で、< 4 窓登録>を押します。
摘要分類窓の設定画面になります。
3
摘要分類の名称を全角 10(半角 20)文字以内で入力します。
1 入力窓>を押します。
4 [Enter]または<
摘要入力窓の設定画面になります。
2-28 準備作業編
摘要参照窓 から、設定する 摘要を指定 します。摘要参 照窓の番号 を入力して
5 [Enter]を押すか、摘要参照窓で指定する摘要をクリックします。
設定済みの摘要を変更する場合は、摘要入力窓で変更する摘要を選択して指定
し直します。
削除する場合は、< DEL >を押します。
< 5 全削除>
選択している分類に登録した摘要をすべて削除する
< 9 前画面>
前画面を表示する
< 0 次画面>
次画面を表示する
< DEL >
摘要入力窓で選択している行を削除する
<印刷>
摘要分類窓一覧表を出力する
6 [ESC]を押すと、摘要分類名称の設定に戻ります。
7
摘要分類の登録を終了するときは、
[ESC]を押します。
マ
ス
タ
ー
を
変
更
す
る
準備作業編 2-29
仕訳辞書を作成する
よく使用する定型仕訳を仕訳辞書に登録しておくと、仕訳入力の手間が省けます。簿記の
知識のあまりない人でも、仕訳辞書を使うと、仕訳を簡単に入力することができます。
メモ 仕訳辞書は、次の仕訳入力画面で使用することができます。
単一振替、現金出納帳、銀行帳、帳簿の選択入力、手形台帳画面入力
複合伝票、入金伝票、出金伝票の画面では、仕訳辞書は使用できません。伝
票辞書を使用します。
仕訳辞書の使用例
仕訳辞書の使い方を帳簿入力画面を例に説明します。
カーソルが日付入力欄に移動したときに<1 辞書呼出>を押します。帳簿科目に関連した
仕訳辞書参照ウィンドウが表示されます。仕訳辞書を選択します。
仕訳辞書参照ウィンドウ
選択した仕訳辞書に登録されている摘要、相手科目、消費税区分などが自動セットされま
す。必要に応じて変更します。金額等を入力します。
2-30 準備作業編
仕訳辞書に登録する内容
仕訳辞書の追加・変更は、「16.仕訳辞書マスターの変更追加」で行います。
メモ 仕訳入力中に、入力した仕訳を仕訳辞書に登録することもできます。
仕訳辞書マスターの内容は、次のとおりです。
仕訳辞書の内容は、仕訳辞書一覧表で確認できます。
項
目
内
容
留
意
点
参照窓表示
仕訳辞書参照ウィンドウに表示
する仕訳辞書の名称。
取引内容を全角 10(半角 20)
文字以内で入力する。
仕訳の内容がわかる名称を設定
する。
呼出コード
参照ウィンドウに表示する仕訳
辞書を絞り込むコード。
読み方など を 4 文字以内で設定
する。
漢字は使用できない。最初の文
字に数字は使用できない。
仕訳辞書名称がわからないとき
に、このコードで仕訳辞書を呼
び出せる。したがって、仕訳辞
書を連想するような名称を設定
する。仕訳辞書の内容の頭文字
などを入力しておくと便利。
摘要
仕訳入力時の各項目を貸方/借
方それぞれに設定する。
すべてを入力する必要はない。
省略も可能。
勘定科目
補助科目
部門
消費税区分、
消費税率、
業種
準備作業編 2-31
マ
ス
タ
ー
を
変
更
す
る
仕訳辞書の登録・変更・削除手順
仕訳辞書の登録手順は、次のとおりです。
操
作
2-32 準備作業編
1
設定メニューで「16. 仕訳辞書マスターの変更追加」を選択します。
仕訳辞書の登録・変更画面になります。
2
登録する仕訳辞書の名称を入力して、
[Enter]を押します。この名称は、仕訳
入力時に仕訳辞書参照ウィンドウに表示されるものです。
3
登録する仕訳辞書の呼出コードを入力して、[Enter]を押します。
4
摘要と借方/ 貸方の各項目を設定します。これらは省略することもでき ます。
変更したい項目にカーソル移動すると、内容を変更することができます。
削除するときは、仕訳辞書の名称(参照窓表示)にカーソルを移動して< 9 削
除>を押したあと、< 0 実行>を押します。
< 1 借科目順>
借方科目順
< 2 貸科目順>
貸方科目順
< 3 アイウエオ順> 呼出コードの 50 音順
< 4 登録順>
仕訳辞書の登録順
< 7 呼出>
選択した仕訳辞書にカーソル移動
< S >< 1 最初>
最初の仕訳辞書へカーソルを移動
< S >< 2 最後>
最後の仕訳辞書へ(仕訳辞書登録の状態)
< S >< 5 全削除> 登録済みの仕訳辞書をすべて削除する
< S >< 6 基本>
登録済みの仕訳辞書を削除して、基本的な仕訳辞書
をコピーする
5
終了するときは、[ESC]を押します。
仕訳辞書一覧表を印刷する
登録されている仕訳辞書は、仕訳辞書一覧表を印刷して確認できます。
操
作
1
仕訳辞書の登録・変更画面で<印刷>を押します。
次の画面になります。
2
印刷を開始する仕訳を指定します。
何も指定しない場合は、最初から最後までの仕訳辞書が印刷されます。
3
< 0 実行>を押します。
プレビュー画面になります。
印刷を実行します。
操作について詳しくは、1. 導入編「基本操作」をご覧ください。
準備作業編 2-33
マ
ス
タ
ー
を
変
更
す
る
仕訳辞書分類の登録・変更・削除手順
仕訳辞書の分類を登録・変更・削除する手順は次のとおりです。分類を登録することで、
仕訳の入力時に選択する仕訳辞書を絞り込むことができます。
操
作
1
設定メニューで「16. 仕訳辞書マスターの変更追加」を選択します。
仕訳辞書の登録・変更画面になります。
2
仕訳辞書の登録・変更画面で、< 5 窓登録>を押します。
仕訳辞書分類窓の設定画面になります。
3
仕訳辞書分類の名称を全角 10(半角 20)文字以内で入力します。
1 入力窓>を押します。
4 [Enter]または<
仕訳辞書入力窓の設定画面になります。
2-34 準備作業編
5
仕訳辞書参照窓から、設定する仕訳辞書を指定します。仕訳辞書参照窓の番号
を入力して[Enter]を押すか、仕訳辞書参照窓で指 定する仕訳辞書をクリッ
クします。
設定済みの仕訳辞書を変更する場合は、仕訳辞書入力窓で変更する仕訳辞書を
選択して指定し直します。
削除する場合は、< DEL >を押します。
< 5 全削除>
選択している分類に登録した仕訳辞書をすべて削除する
< 9 前画面>
前画面を表示する
< 0 次画面>
次画面を表示する
< DEL >
仕訳辞書入力窓で選択している行を削除する
<印刷>
仕訳辞書分類窓一覧表を出力する
6 [ESC]を押すと、仕訳辞書分類名称の設定に戻ります。
7
仕訳辞書分類の登録を終了するときは、
[ESC]を押します。
マ
ス
タ
ー
を
変
更
す
る
準備作業編 2-35
帳簿を変更・追加する
帳簿マスターで、帳簿入力画面の設定変更ができます。
帳簿マスターに登録 されている各帳簿と仕 訳の入力メニューの帳簿 選択は、以下のよう
に対応しています。
入力メニュー
No.1
No.2
全帳簿から選択
帳簿マスターの変更画面
No.
帳簿名
金額欄のタイトル
1
現金出納帳
入金額
出金額
残
高
2
銀行帳
預入金額
引出金額
残
高
3
売掛金帳簿
売上発生
回
収
残
高
4
買掛金帳簿
支
払
買掛発生
残
高
5
受取手形帳
手形受入
決 済 等
残
高
6
支払手形帳
決
済
手形発行
残
高
7
元帳
借方発生
貸方発生
残
高
8
9
帳簿を
新規登録する
10
11
12
13
14
15
帳簿マスター変更画面の No.1と 2 は、上図のように入力メニューから直接起動できます。
メニュー上の帳簿名は固定です。変更することはできません。新規に帳簿を登録する場合
は、No.8〜15に登録してください。
「13.帳簿選択入力」から選択・実行できるようになり
ます。
2-36 準備作業編
帳簿マスターの内容
帳簿マスターの内容は、次のとおりです。
帳簿マスターの内容は、帳簿マスター一覧表を印刷して確認できます。
項
帳簿名
目
内
容
帳簿の名称。全角 10(半角 20)文字以内で入力する。参
照ウィンドウ内の表示順は、帳簿マスターでの No. 順に
従う。
金 借方金額欄のタイトル 帳簿入力画面の借方金額欄のタイトル。
額
全角 6(半角 12)文字以内で入力する。
欄
貸方金額欄のタイトル
帳簿入力画面の貸方金額欄のタイトル。
の
全角 6(半角 12)文字以内で入力する。
タ
イ
帳簿入力画面の残高欄のタイトル。
ト 残高欄のタイトル
全角
6(半角 12)文字以内で入力する。
ル
< 1 科目窓>*1
帳簿の科目を指定する(200 個まで)。帳簿入力時の帳簿
科目参照ウィンドウは、この登録内容になる。何も登録
しないときは、全科目が登録されたものとみなされる。
*1 : 帳簿科目参照ウィンドウの設定は、帳簿入力画面からも行うことができます。
マ
ス
タ
ー
を
変
更
す
る
準備作業編 2-37
帳簿の登録・変更手順
帳簿の登録・変更手順は、次のとおりです。
操
作
2-38 準備作業編
1
設定メニューで「17. 帳簿マスターの変更追加」を選択します。
帳簿マスターの登録・変更画面になります。
2
帳簿を新規登録する場合は空欄に、変更する場合は各項目に入力します。
< 8 入替>
選択した帳簿を移動する。
< 9 削除>
選択した帳簿を削除する。帳簿名にカーソルを置いて押
す。
(現金出納帳、銀行帳、元帳は削除不可)
3
選択した帳簿の帳簿科目を指定するときは、< 1 科目窓>を押します。
次の画面が表示されます。
設定テーブル
科目参照ウィンドウ
設定テーブルの 25 項目が、参照ウィンドウの 1 ページにあたります。
設定テーブル上で、帳簿科目を表示する場所にカーソル移動して、勘定科目の
コードを入力します。1 科目も指定しないときは、全科目が登録されたことに
なります。
< 1 コピー>
勘定科目マスターの使用科目を先頭から 200 個登録する
< 2 全削除>
登録済みの帳簿科目をすべて削除する
< 8 空白>
カーソル位置の帳簿科目を削除し、空白にする
< 9 前頁窓>
設定テーブルを前ページに切り替える
< 0 次頁窓>
設定テーブルを次ページに切り替える
< INS >
カーソル位置をスペースにして、
以降の帳簿科目を繰り下
げる
< DEL >
カーソル位置の帳簿科目を削除し、
以降の帳簿科目の順番
を繰り上げる
4
終了するときは、
[ESC]を押します。
帳簿マスター一覧表を印刷する
帳簿マスター一覧表では、登録してある帳簿名、金額欄のタイトル、帳簿科目などを確認
できます。
操
作
1
帳簿マスターの登録・変更画面で<印刷>を押します。
2
< 0 実行>を押します。
プレビュー画面になります。
印刷を実行します。
操作について詳しくは、1. 導入編「基本操作」をご覧ください。
準備作業編 2-39
マ
ス
タ
ー
を
変
更
す
る
伝票辞書を作成する
よく使う伝票の内容を伝票辞書に登録しておくと、伝票入力の手間が省けます。簿記の知
識のあまりない人でも、伝票辞書を使えば、伝票を簡単に入力することができます。
メモ 伝票辞書は、次の仕訳入力画面で使用することができます。
複合伝票、入金伝票、出金伝票
単一振替、現 金出納帳、銀行帳、帳簿 の選択入力、手形台帳 画面入力の画
面では、伝票辞書は使用できません。仕訳辞書を使用します。
伝票辞書の使用例
伝票辞書の使い方を複合伝票を例に説明します。
カーソルが伝票明細行の最初の項目に移動したときに、<4 辞書呼出>を押します。伝票
辞書の参照ウィンドウが表示されます。
伝票辞書参照ウィンドウ
(伝票辞書が登録順に並ぶ)
伝票辞書参照ウィンドウから、伝票辞書を選択します。
選択した伝票辞書に登録されている明細行が、カーソルのある行に挿入されます。
必要に応じて入力を加えれば、伝票ができあがります。
2-40 準備作業編
伝票辞書に登録する内容
伝票辞書の追加・変更は、「19.伝票辞書マスターの変更追加」で行います。
メモ 伝票入力中に、入力した伝票明細を伝票辞書に登録することもできます。た
だし、登録済みの伝票辞書の変更はできません。
伝票辞書マスターの内容は、次のとおりです。
伝票辞書の内容は、伝票辞書一覧表で確認できます。
◆呼出コード
伝票辞書を呼出コードで検索・表示することができます。4文字以内で設定します。漢字
は使用できません。最初の文字に数字は使用できません。
◆参照窓表示
伝票辞書参 照ウィンドウに表示され る名称です。取引内容がわ かるような名称を設定し
ます。全角10文字(半角20文字)以内で設定します。
◆伝票明細
複合伝票の形式で、伝票明細を入力します。
登録できる明細数(行数)は、1伝票あたり99行までです。登録できる伝票数は、100伝
票までです。
入金伝票と 出金伝票の画面では、それぞ れの伝票形式に合った 伝票辞書だけが表示され
ます。たとえば、入金/出金伝票の画面では、入力した現金科目と異なる科目が使用され
ている伝票辞書は表示されません。借方に現金科目がある場合は入金伝票画面に、貸方に
現金科目がある場合は出金伝票画面に表示されます。複合伝票入力画面では、すべての伝
票辞書が表示されます。
準備作業編 2-41
マ
ス
タ
ー
を
変
更
す
る
伝票辞書の登録・変更・削除手順
伝票辞書は次のように設定します。
メモ 仕訳入力時の参照ウィンドウには、登録順に伝票辞書が並びます。
操
作
1
設定メニューで「19. 伝票辞書マスターの変更追加」を選択します。
伝票辞書の登録・変更画面になります。
< 1 新規辞書>
伝票辞書を新規登録できる状態になります。
< 2 前の辞書>< 3 次の辞書> 登録済みの伝票辞書は、登録順に並んでい
ます。前の/次の伝票辞書を表示します。
< 6 辞書呼出>
伝票辞書参照ウィンドウから選択することができます。
< 8 辞書削除>
表示中の伝票辞書を削除します。
< 0 記帳>
次の伝票辞書の処理に移ります。
メモ < 1 新規辞書>< 2 前の辞書>< 3 次の辞書>< 6 辞書呼出>
< 0 記帳>を押したときは、表示中の伝票辞書の内容が保存されます。
2-42 準備作業編
2
最初は、伝票辞書を新規登録できる状態です。
No. は、これから登録する伝票辞書の並び順の番号です。
3
4
5
伝票を新規登録する場合は、呼出コードと名称を入力します。→
6
伝票明細を入力します。最低ひとつの項目を入力すると、伝票辞書を登録する
ことができます。
< 5 タイトル修正> 呼出コードと参照窓表示にカーソル移動
< S >< 1 最初>
最初の明細行にカーソル移動
< S >< 2 最後>
最後の明細行にカーソル移動
6へ
登録済みの伝票辞書を変更する場合は、変更する伝票辞書を呼び出します。
伝票辞書が表示されます。
必要な場合は、呼出コードと参照窓表示を変更します。
7
< 0 記帳>を押します。入力した内容が保存されます。
伝票辞書の新規登録時には、伝票辞書の新規登録画面になります。
伝票辞書の変更時には、次の登録済みの伝票辞書が表示されます。
8
終了するときは、
[ESC]を押します。
このとき表示されている内容は保存されます。
伝票辞書一覧表を印刷する
登録した伝票辞書の内容を、伝票辞書一覧表を印刷して確認することができます。
操
作
1
伝票辞書の登録・変更画面で、<印刷>を押します。
次の画面になります。
マ
ス
タ
ー
を
変
更
す
る
2
印刷する伝票辞書の開始と終了を範囲指定します。
何も指定しない場合は、最初から最後までが印刷されます。
3
< 0 実行>を押します。
プレビュー画面になります。
印刷を実行します。
操作について詳しくは、1. 導入編「基本操作」をご覧ください。
準備作業編 2-43
棚卸科目情報の設定
月々棚卸を行ってい る場合に、前月の期末棚卸 高の借方発生高を当月の 期首棚卸高の借
方発生高に振り替えて出力することができます。棚卸科目情報を設定することで、出力の
しかたが変わります。
■注意事項
棚卸の振替仕訳は、次のように入力してください。
前月棚卸の振戻
期首○○棚卸/棚卸科目情報設定で設定した棚卸資産
または、期末○○棚卸/棚卸科目情報設定で設定した棚卸資産
当月棚卸の計上
棚卸科目情報設定で設定した棚卸資産/期末○○棚卸
■操作手順
このように出力できる帳表は次のとおりです。
B4 試算表、B4 推移表
部門別 B4 推移表
部門別 B4 試算表、
部門別 B4 総括表、
試算表では、
「2期比較」「予算比較」のときで、種別が「一括」で処理年月日を単月で指
定したときに棚卸印刷が行われます。
「予算比較」の場合は、当期のみ棚卸対応を行い、予算側は設定値のまま表示します。
操
作
1
設定メニューで「22. 棚卸科目情報設定」を選択します。
棚卸科目情報の設定画面になります。
2
各棚卸に該当する勘定科目のコードを入力します。
メモ ・会社を新規作成した場合は、棚卸科目情報が初期設定されています。
・各棚卸に該当する勘定科目はすべて設定します。
・
(予備)は、初期設定の棚卸科目以外で棚卸高の振替を行う科目があ
るときに設定します。
2-44 準備作業編
< 1 基本>
期首棚 卸高〜(予備)期 末棚卸高で、初 期設定を
コピーします。
メニュー画面に戻ります。
[ESC]
■推移表の場合の設定例
例.3/31決算の会社で月々棚卸を行う場合を例にして、科目の設定、仕訳と帳表の関係を
説明します。
◆棚卸の仕訳
日付
借方科目
貸方科目
金額
4/30
期首棚卸高
商品
100,000
4/30
商品
期末棚卸高
110,000
5/31
期末棚卸高
商品
110,000
5/31
商品
期末棚卸高
125,000
6/30
期末棚卸高
商品
125,000
6/30
商品
期末棚卸高
105,000
7/31
期末棚卸高
商品
105,000
7/31
商品
期末棚卸高
90,000
棚卸科目情報未設定の場合の推移表
推
勘定科目
XX 年 04 月
移
表
XX 年 05 月
XX 年 06 月
XX 年 07 月
15,000
-20,000
-15,000
・・・
:
期首棚卸高
100,000
⁚
期末棚卸高
110,000
準備作業編 2-45
マ
ス
タ
ー
を
変
更
す
る
◆棚卸科目情報の設定
棚卸科目情報の設定画面で、各棚卸に該当する勘定科目をすべて設定します。
期首棚卸高
460 期首棚卸高
期末棚卸高
466 期末棚卸高
期首材料棚卸高
400 期首材料棚卸高
期末材料棚卸高
405 期末材料棚卸高
期首仕掛品棚卸高
450 期首仕掛品棚卸高
期末仕掛品棚卸高
451 期末仕掛品棚卸高
(予備)期首棚卸高
(予備)期末棚卸高
棚卸科目情報を設定した場合の推移表
2カ月目以降の(借方)期末棚卸高
推
勘定科目
XX年04月
移
表
XX年05月
XX年06月
XX年07月
・・・
:
期首棚卸高
100,000
110,000
125,000
105,000
110,000
125,000
105,000
90,000
:
期末棚卸高
上記のように借方の期末棚卸高を期首棚卸高に振り替えるのは、次の場合です。
・毎月の棚卸仕訳を次のようにしている場合
期首月
期首棚卸高/商品 ・・・ 期首の棚卸高
商品/期末棚卸高 ・・・ 当月の棚卸高
2カ月目以降
期末棚卸高/商品 ・・・ 前月の棚卸高
商品/期末他卸高 ・・・ 当月の棚卸高
・印刷条件の区分を「発生」とした場合
・棚卸科目情報の設定で正しい勘定科目を設定した場合
棚卸科目情報の設 定では、期首棚卸高、期末棚 卸高の勘定科目を 設定します。商品
等の棚卸資産や関係のない科目を設定すると、正しく出力されません。
2-46 準備作業編
マ
ス
タ
ー
を
変
更
す
る
準備作業編 2-47
残高を設定する
残高設定の概要
システムを導入する時点の期首残高を入力します。次年度からは、期末更新処理により、
自動的に残高が繰り越されますので、導入時だけの作業になります。
部門別管理をする 場合は、部門別残高も設定 してください。部門別残高の 設定について
は、5.部門別管理編をご覧ください。
残高の種類
システムでは、次の残高を設定します。
残高を設定する科目
勘定科目
補助科目
摘要科目
部門別勘定科目
残高の種類
当期期首残高、前期期首残高、前期〜 4 期前期末残高
前期期首残高、各月発生高*1
2 期〜 4 期前期首残高、各月発生高 *1(勘定科目のみ)
当期/翌期予算各月発生高
*1 :借方・貸方それぞれの発生高を設定します。
残高設定では、これらの残高について設定します。ただし、すべての残高を設定する必要
はありません。
補助科目、摘要科目まで残高管理したい場合は、補助、摘要の残高まで設定します。また、
前期との対比、前々期との対比を行いたい場合は、前期の残高、前々期の残高まで設定し
ます。このように、管理したい科目、対比したい期の残高を必要に応じて設定します。
2-48 準備作業編
残高を設定する時期
勘定科目の残高は、仕訳入力後でも随時変更できます。ただし、帳表を作成する前までに
正しい残高を設定してください。
補助科目や摘要科目の残高は、補助科目や摘要科目追加時に設定してください。
補助科目別、摘要別、部門別管理を行わない場合は、それらの残高設定は不要です。
メモ 摘 要科目とは、補助科目 のように、摘要ごとに残 高管理する科目で す。摘
要科 目について詳しくは、3. 会計処理編「さまざまな管理帳表」をご 覧く
ださい。
各残高のつながり
4期前:期首残+各月発生高→期末残
3期前:期首残+各月発生高→期末残
2期前:期首残+各月発生高→期末残
前期:期首残+各月発生高→期末残
残
高
を
設
定
す
る
当期期首残
・「前期末→当期期首残移行」
・手入力
■各期の期末残高、期首残高、各月発生高の整合性
・各月発生高 を入力した場合は、その 期の期末残高は、自動 計算されます。あとで期
末残高だけを修正することはできません。
・各月発生高を 入力しないで期末残高 を手入力で設定した 場合は、その期の期末月の
発生高に期末残高が自動転記されます。
・前期期首残 高の入力については、各月 発生高の入力画面と、各 期の期末/期首残高
の入力画面 の2カ所から入力でき ます。どちらから入力し ても、最後に入力した値
が最新の値として保存されます。
準備作業編 2-49
■前期末→当期期首残移行
「54.前期末→当期期首残移行」を実行すると、次のように当期期首残高が自動計算されま
す。
・対象となる科目は、勘定科目、補助科目、および摘要科目です。
・B/S 科目の当期期首残高が、次のように計算されます。
前期期首残+前期各月発生高
・前期繰越未処分利益の当期期首残高が、次のように計算されます。
前期利益(前期 P/L 勘定の差額)+前期繰越利益
・すでに当期期首残高が入力されている科目については、計算値で上書されます。
メモ 4 期前〜前期期首残高は、手入力で設定します。
「54.前期末→当期期首残移行」を実行する場合は、次のように操作します。
① 勘定科目、補助科目、摘要科目の、前期期首残高と前期各月発生高、または前期期
末残高を設定する。
②「54. 前期末→当期期首残移行」を実行する。
③ 必要に応じて、手入力で、当期期首残を設定・変更する。
■科目間の残高の整合性
ここで設定された残高は、科目間では連動していません。補助科目、摘要科目、部門科目
の残高を設定した場合は、勘定科目(主科目)の残高とそれに連なる各科目の残高合計が
一致していることをご確認ください。
補助科目/摘要科目の期首・期末残高設定画面には、主科目の残高およびそれに連なる補
助科目/摘要科目の合計残高が表示されます。主科目の残高を先に設定しておくと、補助
科目/摘要科目の残高入力時に、主科目との残高の一致をその場で確認できます。
メモ 仕訳入力によって発生した残高は連動しています。
2-50 準備作業編
設定メニューを表示する
ツールボタンの<設定>を押してください。設定メニューになります。
◆設定メニュー
以降、このメニューに沿って操作方法等を説明します。
残
高
を
設
定
す
る
準備作業編 2-51
期末残高・期首残高を設定する
期末残高は、決算書の貸借対照表、損益計算書をもとに金額を設定します。期首残高は、
決算書の貸借対照表をもとに金額を設定します。
勘定科目、補助科目、摘要科目について、当期期首残高、前期期首残高、および前期期末
残高、2〜4期前の期末残高を設定することができます。
勘定科目の残高設定
勘定科目ごとに、各期期末残高、当期/前期期首残高を設定します。
操
作
1
お気に入りメニュー、または設定メニューで「41. 勘定科目の残高設定」を
選択します。
勘定科目当期期首残高設定画面になります。
科目の貸借はシステムが
自動的に判断します。
異なる側に残高を設定す
る場合は、マイナスで設
定してください(貸倒引
当金、債権償却勘定等)
。
2-52 準備作業編
2
各勘定科目の残高を設定します。設定する残高の期を変更するときは、キーガ
イドで切り替えます。
< 1 資産先頭>
最初の資産科目にカーソル移動
< 2 負債先頭>
最初の負債科目にカーソル移動
< 5 登録処理>
勘定科目の登録変更をする
< 7 呼出>
指定科目にカーソル移動
< 9 前期>
前期期首残高を設定する
< 0 当期>
当期期首残高を設定する
< S >< 1 最初>
先頭の勘定科目にカーソル移動
< S >< 2 最後>
最後の勘定科目にカーソル移動
< S >< 6 前期末>
前期期末残高を設定する
< S >< 7 2期前末> 2期前期末残高を設定する
< S >< 8 3期前末> 3期前期末残高を設定する
< S >< 9 4期前末> 4期前期末残高を設定する
<印刷>
残高一覧表を印刷する
3
終了するときは、[ESC]を押します。
補助科目/摘要科目の残高設定
補助科目/摘要科目ごとに、各期期末残高、当期/前期期首残高を設定します。補助科目
/摘要科目の残高は、主科目には加算されません。主科目の残高も必ず設定してください。
操
作
1
設定メニューで「42. 補助科目の残高設定」または「43. 摘要科目の残高設
定」を選択します。
補助科目/摘要科目当期期首残高設定画面になります。
(例)補助科目の場合
2
主科目を指定します。参照ウィンドウには、補助科目/摘要科目が設定されて
いる勘定科目が表示されます。主科目を指定すると、設定されている補助科目
/摘要科目が表示されます。
3
補助科目/摘要科目ごとに残高を設定します。設定する残高の期や主科目を変
更するときは、キーガイドで切り替えます。
< 5 登録処理>
補助科目/摘要の登録変更をする
< 6 主科目>
主科目を変更する
< 7 呼出>
指定科目にカーソル移動
< 9 前期>
前期期首残高を設定する
< 0 当期>
当期期首残高を設定する
< S >< 1 最初>
先頭の科目にカーソル移動
< S >< 2 最後>
最後の科目にカーソル移動
< S >< 6 前期末>
前期期末残高を設定する
< S >< 7 2期前末> 2期前期末残高を設定する
< S >< 8 3期前末> 3期前期末残高を設定する
< S >< 9 4期前末> 4期前期末残高を設定する
<印刷>
残高一覧表を印刷する
4
主科目の残高と、補助科目/摘要科目の合計額が一致していることを確認します。
5
< 6 主科目>、[ESC]
、
[↑]で主科目にカーソル移動できます。ひきつづき
他の科目の設定ができます。
準備作業編 2-53
残
高
を
設
定
す
る
前期各月発生高を設定する
期首残高は、決算書の貸借対照表、損益計算書などをもとに金額を設定します。各月発生
高は、試算表等をもとに各月の発生高を設定します。
勘定科目前期発生高設定
勘定科目ごとに前期〜4期前期首残高および前期〜4期前各月発生高を設定できます。
操
作
2-54 準備作業編
1
設定メニューで「51. 勘定科目前期発生高設定」を選択します。
勘定科目別前期発生高設定画面になります。
2
各月発生高を設定する勘定科目を指定します。
< 9 次科目>
勘定科目を次の科目に切り替える
< 0 前科目>
勘定科目を前の科目に切り替える
< 1 前期>
前期期首残高および発生高を設定する
< 2 2期前>
2期前
〃
< 3 3期前>
3期前
〃
< 4 4期前>
4期前
〃
< 6 主科目>
主科目を変更する
<印刷>
残高一覧表を印刷する
3
期首残高を設定します。
4
各月度ごとの発生高をそれぞれ設定します。
5
< 6 主科目>、[ESC]
、
[↑]で主科目にカーソル移動できます。ひきつづき
他の科目の設定ができます。
補助科目/摘要科目前期発生高設定
補助科目/摘要科目ごとに、前期期首残高、前期各月発生高を設定します。補助科目/摘
要科目の残高は、主科目には加算されません。勘定科目別前期発生高等も必ず設定してく
ださい。
操
作
1
設定メニューで「52. 補助科目前期発生高設定」または「53. 摘要科目前期
発生高設定」を選択します。
補助科目/摘要科目別前期発生高設定画面になります。
(例)補助科目の場合
2
主科目を指定します。参照ウィンドウには、補助科目/摘要科目が設定されて
いる勘定科目が表示されます。
< 9 次科目>
主科目を次の科目に切り替える
< 0 前科目>
主科目を前の科目に切り替える
3
補助科目/摘要科目を選択します。参照ウィンドウには、指定した主科目に設
定されている補助科目/摘要科目が表示されます。
< 6 主科目>
主科目を変更する
< 7 次補助>
補助/摘要科目を次の科目に切り替える
< 8 前補助>
補助/摘要科目を前の科目に切り替える
4
期首残高を設定します。
5
各月発生高を設定します。
<印刷> 残高一覧表を印刷する
6
< 6 主科目>、
[ESC]
、
[↑]で科目指定欄にカーソル移動できます。ひきつ
づき他の科目の設定ができます。
準備作業編 2-55
残
高
を
設
定
す
る
前期期末残高を当期期首残高へ移行する
前期期末残高を自動的に当期の期首残高へ移行する操作手順を説明します。
注意
操
作
2-56 準備作業編
当期期首残高がすでに設定されていても、この処理を行うと前期期末残高
に置き替えられますので注意してください。
1
設定メニューで「54. 前期末→当期期首残移行」を選択します。
前期末→当期期首残移行画面になります。
2
残高移行する会社の内容を確認して、< 0 実行>を押します。
終了すると設定メニューに戻ります。
予算を設定する
当期、および翌期の予算金額を月別に設定できます。
操
作
1
設定メニューで、予算を設定したい科目(勘定科目/補助科目/摘要科目)
を選択します。次の画面になります。
(例)61. 勘定科目の予算高設定
残
高
を
設
定
す
る
2
予算を設定する科目コードを入力します。
< 9 次科目>
次の科目コードに変更
< 0 前科目>
前の科目コードに変更
3
設定する月度にカーソル移動して、予算金額を入力します。
< 1 当期>
当期の予算設定欄にカーソル移動
< 2 翌期>
翌期の予算設定欄にカーソル移動
< 3 以下同上> 前行より、金額をコピーする
<印刷>
予算高設定チェックリストを印刷
4
他の科目の 予算を設定 する場合は、矢 印キーまた は[ESC]で科目入力欄に
カーソル移動して、設定する科目を変更します。
5
終了するときは、
[ESC]を押します。
準備作業編 2-57
各種残高一覧表を印刷する
残高を正しく設定できたかどうか、残高一覧表を印刷して確認します。
操
作
2-58 準備作業編
1
一覧表を印刷する残高の設定画面を表示します。
2
<印刷>を押します。
印刷範囲指定が表示されます。印刷範囲を指定します。
何も指定しない場合は、最初から最後までの残高を印刷します。
3
プレビュー画面になります。
印刷を実行します。
操作について詳しくは、1. 導入編「基本操作」をご覧ください。
3.会計処理編
3
会
計
処
理
編
3-1
仕訳入力(伝票形式)
複合伝票、入金伝票、出金伝票の画面からの仕訳入力を説明します。
メモ 複合伝票 画面から入力した仕訳 は、元帳などに表示される 相手科目が伝票
の最初の明細行の科目になります。詳しくは、当編「元帳・試算表等作成」
をご覧ください。
入力形式の紹介
仕訳の入力は、以下のメニューから行います。仕訳の入力画面の形式によって、メニュー
のボタンが分かれています。仕訳を入力する画面や帳簿は何種類もありますが、1度入力
すれば、同じ仕訳を他の画面や帳簿から入力する必要はありません。
◆入力メニュー
入力メニューは、システムを起動すると最初に表示されるメニューです。ツールボタンの
<入力>を押して表示することもできます。このメニューから仕訳を入力します。
各種チェックリスト→以降の章で説明
帳簿入力形式
→次の章で説明
伝票形式
単一振替形式
→次の章で説明
3-2
会計処理編
入力例
仕訳(伝票)の入力例を簡単に説明します。次の例で説明します。
例) 現金
/商品売上高
税込
1,050 円
複合伝票画面の場合
複合伝票画面から入力する場合は、借方、貸方それぞれに科目と金額を入力します。科目
はコードで入力します。消費税区分等は自動的にセットされます。変更が必要な場合は、
カーソルを戻して、消費税区分等を入力します。
右下には差額が表示されます。
入金伝票画面の場合
入金伝票画面から入力する場合は、現金科目に「現金」を入力します。そして、相手科目
に「商品売上高」を入力します。消費税区分等は自動的にセットされます。変更が必要な
場合は、カーソルを戻して、消費税区分等を入力します。
仕
訳
入
力
︵
伝
票
形
式
︶
会計処理編 3-3
基本操作
仕訳(伝票)を新規入力するときの基本操作を説明します。複合伝票画面を例に説明します。
メニューから「15.複合伝票」を選択すると、次の画面になります。
以下の①から⑤の順に入力します。
①日付を入力してから[Enter]を押す
F100.bmp
②伝票番号を入力してから
[Enter]を押す
③明細を入力する
各項目を入力し
たら[Enter]を
押す
④借方と貸方それぞれ
の合計が表示される
ここに、簡単な説明が表示されます。この説明を参考に入力を進めてください。
0 記帳
ESC
⑤ 明細を入力したら、<0 記帳>([F10])を押す
入力した伝票が保存されて、次の伝票を入力できるようになる
入力した伝票を保存しない場合は、[ESC]を押す
差額表示
(借方−貸方)
■基本操作のまとめ
・項目を入力したら、
[Enter]を押す。
・何も入力しないで、次の キーのどちらかを押 すと、すぐ上の項目から 内容がコピー
される。
[Tab]
、
[Pause]
メモ 摘要で[Pause]を押した場合は、コピー後カーソルが摘要の末尾に移動する。
[Pause]は、環境設定メニュ ーのシステ ム管理情報の 設定で「入力完 了」
にしていると、コピー後カーソルが次の項目に移る。
・複合伝票の貸方金額で[/]を押すと、借方金額をコピーして次の項目に移動する。
・伝票辞書から明細 行を挿入することが できる。借方金額欄(複合 伝票の場合)か相
手科目欄(入金/出金伝票の場合)で、< 4 辞書呼出>を押す。取引を選択すると、
その内容が直前に追加挿入される。
3-4
会計処理編
・摘要を参照 ウィンドウから選択す る場合は、マウスで項目 をクリックするか、番号
を入力して[Enter]を押す。
摘要に参照ウィンドウと同じ番号の数字を入力するときは、番号のあとに[Shift]+
[Enter]を押す。
メモ 環 境設 定メ ニュー のシ ステム 管理 情報 の設定 で、摘要 窓の選 択モ ード を
「[.]+[Enter]で選択」に設定している場合は、マウスで項目をクリッ
クするか、番号のあとに「.」か「。
」を入力してから[Enter]を押す。
・消費税の振替仕訳を自動挿入するときは、< S >< 7 消税仕訳>を押す。複合伝票
画面の場合は、本体仕訳の直後の明細行の借方金額欄で< S >< 7 消税仕訳>を押
す。入金/出金伝票画面の場合は、本体仕訳の直後の明細行の相手科目欄で< S >
< 7 消税仕訳>を押す。本体仕訳の金額から消費税額が自動計算される。
メモ 消 費税基本情報の消費 税仕訳自動生成区分 を「しない」に設定している 場
合は、このキーは機能しない。
・明細行の 項目間のカー ソル移動では、[Enter]を押す。または矢印キ ーやマウスで
自由に移動できる。
・明細行の最初/最後の行に移動するときは、< S >< 1 最初>または< S >< 1 最
後>を押す
・明細行の入力中に、伝票日付や伝票番号欄に移動するときは、< 3 日付修正>を押
すか[↑]で移動する。
・複合伝票画面では、不要な場合は、明細行の借方と貸方の片方を入力しなくてもよい。
・< S >< 3 借方入力有>または< S >< 4 貸方入力有>を押すと、借方/貸方の入
力欄をスキップすることができる。
・
「999 諸口」「1241 資金複合」科目を入力することはできない。
・入力した科目コードを削除するときは、0 を入力する。
・補助科目コ ード、部門コード、期日管理 する場合の期日と 番号を、意図的に入力し
ない場合は、0 を入力する。未入力の状態のまま< 0 記帳>を押すと、エラーメッ
セージが表示される。
・入力済みの 明細行の間に行を挿 入するときは、借方金 額欄(振替伝票の場合)か相
手科目欄(入 金/出金伝票の 場合)で、
[Insert]を押す。明細行が 直前に追加挿入
される。
・明細行を削 除するときは、削除する 明細行の借方金額 欄(振替伝票の場合)か相手
科目欄(入金/出金伝票の場合)で、
[Delete]を押す。
伝票を新規に入力している場合は、その行が削除される。
伝票の保存 済みの明細行を削 除した場合は、赤い文 字で「取消」と表示される。こ
の場合には、再度[Delete]を押すと、取消を解除することができる。
・複合伝票の明細行は、99 行まで入力できる。
・入金伝票と出金伝票の明細行は、4 行または 99 行まで入力できる。会社情報の設定
により異なる。
会計処理編 3-5
仕
訳
入
力
︵
伝
票
形
式
︶
・前後の入力済み伝票に移動するときは、< 8 前の伝票>、< 9 次の伝票>を押す。
このとき、
「入力中/修正中の伝票を破棄します。よろしいですか。」というメッセー
ジが表示された場合は、次のように対処する。
現在の伝票で入力した内容を保存する場合は、<いいえ (N) >を押してから< 0 記
帳>を押す。そのあとで< 8 前の伝票>または< 9 次の伝票>を押す。
現在の伝票で入力した内容を保存しない場合は、<はい (Y) >を押す。
メモ < 8 前の伝票>、< 9 次の伝票>などのキーを押して入力済みの伝票を表
示すると、モードが修正モードに変わる。伝票を新規入力するときは、モー
ドを追加 モードに変更する必 要がある。モードに関し て詳しくは、次の説
明を参照してください。
■追加モードと修正モード
伝票形式の入力画面には、追加モードと修正モードの2種類の入力モードがあります。
・追加モード:伝票を新規に追加するときのモード
・修正モード:入力済みの伝票を修正するときのモード
メニューから入力画面を起動した直後のモードは、追加モードです。入力済みの伝票を表
示すると、修正モードに切り替わります。現在のモードは、以下のように確認できます。
伝票の日付と伝票 番号を入力する前に、必ず 現在のモードを確認して ください。操作に
合ったモードに切り替えてください。
修正モードの場合は、このように(修正)と表示される
追加モードの場合は、ここに何も表示されない
◆モードを切り替える場合は
伝票を新規に追加するときは、追加モードで操作を行います。修正モードから追加モード
に変更するときは、<1 追加>または[ESC]を押してください。
入力済みの伝票を 修正するときは、修正モー ドで操作を行います。追加モ ードから修正
モードに変更するときは、<1 伝票呼出>を押してください。
メモ 明細行の 入力中にモードを切り 替えることはできませ ん。明細行の入力を
終了して からモードを切り替え てください。明細行の入力 を終了するとき
は、< 0 記帳>または[ESC]を押します。
3-6
会計処理編
■複合伝票で期日を入力する場合は
借方と貸方の両方に期日や手形番号を入力する場合で、借方科目と貸方科目の期日や手形
番号が異なるときには、明細行を分けて入力してください。同じ明細行に入力した場合は、
<0 記帳>で伝票を保存するときに、貸方科目の期日が借方科目の期日に変更されます。
(例)伝票を保存するときに貸方科目の期日が借方科目の期日に変更されてしまう
借方
支払手形
貸方
期日:17/02/13
受取手形
保存前
保存後
期日:17/02/05→ 17/02/13
これを避けるためには、以下のように明細行を分けて入力してください
借方
支払手形
貸方
期日:17/02/13
受取手形
期日:17/02/05
仕
訳
入
力
︵
伝
票
形
式
︶
会計処理編 3-7
各入力項目の説明
■複合伝票
借方期日
手形番号
入力モード
修正モードのときに(修正)
と表示される
F100.bmp
貸方期日
借方部門
貸方部門
手形番号
付箋
伝票の貸方合計
(自動計算)
伝票の借方合計
(自動計算)
借方消費税区分
税率コード
業種コード
行番号(青字)
借方仕訳番号
貸方仕訳番号
貸方消費税区分
税率コード
業種コード
■入金伝票
入力モード
修正モードのときに(修正)と表示される
F103.bmp
相手科目の部門
現金科目の部門
付箋
期日
手形番号
行番号(青字)
仕訳番号
3-8
会計処理編
相手科目の消費税区分
税率コード
業種コード
伝票合計
(自動計算)
仕訳の各入力(表示)項目を説明します。
■日付
前回入力した日付が初期表示されます。伝票の日付(年月日)を入力します。
(入力例)平成17年5月2日を入力:
[170502]
[Enter]
、[502]
[Enter]
、[2]
[Enter]など
メモ ・表示 されてい る日付 と同じ 日付の場 合は、[Enter]を押すだけ で日付 が
セットされます。また、たとえば日だけ異なるような場合は、日を入力す
るだけで日付がセットされます。
・日付の入力形式(和暦/西暦)は、会社情報で設定します。西暦入力の場
合は、たとえば[050502]のように、年の下2桁で入力します。2000 年
の場合は、年の部分に 00 を入力します。
■伝票番号
会社情報の設定が「伝票番号入力:する」の場合は、伝票番号を入力できます。伝票番号
は、6桁までの英数字で入力します。入力が不要の場合は、何も入力しないで[Enter]を
押します。
メモ ・会社情報の設定が「伝票番号入力:しない」の場合は、ここはカーソルが
スキップします。
・同一日付内で、JIS コード順に表示されますので、「1< 10 <2」の順に
なります。この場合は、1を 001、2を 002 等と入力すると、番号順に表
示することができます。
■現金科目、その補助科目(入金/出金伝票画面のみ)
科目参照ウィンドウから現金科目を選択します。科目コードを入力して[Enter]を押し
ます。選択した科目に補助科目が設定されている場合は、カーソルが補助科目入力欄に移
動します。補助科目コードを入力して[Enter]を押します。科目コードがわからない場
合の探し方については、次の勘定科目の説明をご覧ください。
■勘定科目
勘定科目は、科目コードで入力します。入力した科目コードを削除するときは、0を入力
します。
(入力例)「100
現金」を入力する場合:[100]
[Enter]
削除する場合
:[0]
[Enter]
科目コードがわからない場合は、次の方法で探すことができます。
会計処理編 3-9
仕
訳
入
力
︵
伝
票
形
式
︶
◆呼出コードで探す
呼出コードを入力す ると、該当する呼出コード の科目だけが参照ウィン ドウに表示され
ます。たとえば、減価償却費(呼出コード=GENK)の場合、
[G][Enter]で、
現金、小口現金、原材料、減価累計1、源泉預り金、減資差益、減価償却費など「G」で
始まる呼出コードの 科目が参照ウィンドウ に表示されます。その中から 減価償却費の科
目コードを選択する ことができます。該当する 呼出コードの科目がひと つしかない場合
は、その科目が科目入力欄に自動セットされます。
◆科目参照ウィンドウから探す
科目参照ウィンドウは、スクロールバー([Page Up/Down])でページが変わります。
参照ウィンドウから目的の科目を探して選択します。
メモ 科目参照 ウィンドウには、使用可能 な科目がコード順にす べて表示されま
す。使用可能 な科目とは、科目マ スターで「使用する」に設 定されている
科目のことです。< S >< 9 窓登録>を押すと、科目参照ウィンドウに表
示する科目を設定することができます。よく使う科目を最初に表示したり、
通常使わない科目は表示させないようにすることができます。
■補助科目
補助科目は、補助科目コードで入力します。先に入力した勘定科目に補助科目が設定され
ていない場合は、ここはカーソルがスキップします。
補助科目コードが未定で入力を回避したい場合は、0を入力します。
「補助なし」と表示
されます。0を入力した仕訳は、帳表などで「その他」として集計されます。
補助科目コードがわからない場合は、科目と同様の方法で探すことができます。
メモ ・参照ウィンドウに表示される補助科目の順番は、補助科目の登録画面の表
示順です。
・補助科目が未入力のままで< 0 記帳>を押した場合は、エラーメッセージ
が表示されます。
■部門
部門コードを入力します。
「部門管理をしない」場合は、ここはカーソルがスキップしま
す。部門コードは、あらかじめ設定しておく必要があります。部門コードが未定で入力を
回避したい場合は、0を入力します。
「部門なし」と表示されます。0を入力した仕訳は、
帳表などで「その他」として集計されます。
メモ ・部門管理の有無は、会社情報で設定します。
・部門管理について詳しくは、5. 部門別管理編をご覧ください。
・部門が未入力のままで< 0 記帳>を押した場合は、エラーメッセージが表
示されます。
3-10 会計処理編
■消費税区分、税率、業種コード
消費税区分、税率、業種コード(簡易課税の場合)は、新規仕訳入力時には自動セットさ
れ、カーソルもスキップします。自動セットされる値は、科目マスターや消費税情報で設
定済みの値です。自動セットされた値を変更する場合は、カーソルを戻して変更してくだ
さい。画面下部に現在のカーソル位置の説明が表示されます。表示に従って変更してくだ
さい。
メモ ・消費税に関する詳しい内容は、4. 消費税編をご覧ください。
・消費税区分の参照ウィンドウの内容は変更可能です。科目マスター変更画
面で、< 9 窓登録>を押して変更します。詳しくは、2. 準備作業編「マス
ターを変更する」をご覧ください。
・
[Tab]などを押して、直前の仕訳から科目をコピーした場合は、その科目
マスターに設定されている消費税の値が自動セットされます。直前の仕訳
の消費税欄の値からはコピーされません。
・科目マスターに設 定されている消費税区分 が「90:随時入力」の場合は、
カーソルが自動的に消費税区分に移動します。入力してください。
・業種コードは、簡易課税で、科目別に業種コードが設定されている科目に
対してだけ入力できます。各科目の業種コードの初期値は、消費税情報で
設定します。
■金額
金額(11桁以内)を入力します。マイナスの金額は入力できません。
金額入力欄にカーソルがあるときには、次のキーが使用できます。
[.]を押すと、000 が入ります。
[,]を押すと、00 が入ります。
[Back space]を金額入力中に押すと、カーソル位置の数字を削除します。
[Home]を押すと、金額をクリアします。
金額修正中に[End]を押すと、修正前の値に戻ります。
[→]
[←]で金額内の桁をカーソル移動することはできません。
[/]を複合伝票の貸方金額入力時に押すと、借方金額を入力します。
■期日、手形番号
手形など「期日管理:する」と設定した科目の場合は、期日と手形番号(8桁以内)を入
力します。
「期日管理:しない」設定の科目の場合は、ここはカーソルがスキップします。
期日や手形番号の入力を回避するときは、0を入力します。
メモ ・ < C >< 5 手形帳>で手形台帳を印刷できます。
・ 手形番号を表 示印刷する必要の ない場合は、入力しな くても問題あり ま
せん。
・ 手形や売掛金・買掛金の期日管理のしかたについては、当編「期日管理」
をご覧ください。
・ 期日や番号が未入力のままで< 0 記帳>を押した場合には、エラーメッ
セージが表示されます。
会計処理編 3-11
仕
訳
入
力
︵
伝
票
形
式
︶
■摘要
摘要(全角48文字)は、直接入力することもできますが、摘要語句から選択することもで
きます。
メモ ・直前 の行から摘要をコピ ーして修正を加える 場合は、[Pause]を押して
ください。カーソルが摘要の中で止まります。
ただし、環境設定メニューのシステム管理情報の設定で「入力完了」にし
ていると、コピー後カーソルが次の項目に移ります。
・
[Insert]で、挿入と上書モードが切り替わります。
・JIS コード入力を行う場合は、お使いの日本語入力システムの方法に従っ
てください。
・外字を入力することはできません。
・ 参照ウィ ンドウの番号と同じ数 字または呼出コードに設 定している文字
を入力するときは、数字や文字のあとに[Shift]+[Enter]を押します。
たとえば「1」を入力する場合は、
[1]
[Shift]+[Enter]と入力します。
3-12 会計処理編
◆摘要語句から選択するときは
カーソルが摘要欄に移動すると、参照ウィンドウが表示されます。そこに表示されている
摘要の番号を入力して[Enter]を押します。またはマウスでクリックすると選択できます。
メモ 環 境設 定メ ニュー のシ ステム 管理 情報 の設定 で、摘要 窓の選 択モ ード を
「
[.]+[Enter]で選択」に設定している場合は、摘要の番号のあとに「.
」
または「。」を入力して[Enter]を押します。
参照ウィンドウの内容は、<1 摘要切替>で連想摘要、分類摘要、登録順のモード切り替
えができます。
摘要分類を登録している場合は、最初に分類が表示されます。分類を選択すると、選択し
た分類に設定されている摘要が参照ウィンドウに表示されます。
・連想摘要モード : 入力した借方および貸方科目に関する摘要だけを表示する。
た だ し、環境 設定 メ ニュ ーの 環 境設 定で、F11・F12 キー への
PageUp・PageDown 機能の割付をしているときは、連想摘要の切
り替えはできない。
キー
複合伝票
入金伝票
出金伝票
[F11]
借方科目
現金科目
相手科目
[F12]
貸方科目
相手科目
現金科目
・分類摘要モード : 摘要分類を選択すると、設定されている摘要を表示する。
摘要マスターの< 4 窓登録>で摘要分類を登録した場合に表示さ
れる。
・登録順モード
: 摘要登録画面の表示順で全摘要を表示する。
現在表示されている摘要モードは、画面下に表示されるコメントで確認できます。
科目と同様に、呼出コードを入力して、参照ウィンドウに表示させることもできます。
メモ ・ 会社情報で、最初に表示される摘要モードを設定することができます。た
だし、摘要分類を 登録している場 合は、分類摘要モー ド優先で表示さ れ
ます。
・ 日本語入力モ ードの状態でない ときは、摘要番号を入 力して摘要語句 を
選択することはできません。
◆入力した摘要を摘要語句に登録するときは
<2 摘要登録>を押してください。摘要登録画面になります。摘要語句の登録・変更のし
かたについては、2.準備作業編「マスターを変更する」をご覧ください。
◆摘要欄内のカーソル移動
摘要欄内でのカーソル移動は、
[←]
[→]かマウスを使ってください。上下の矢印キーで
は摘要内を移動できません。。
◆摘要の桁数が多く、摘要入力欄に入りきらない場合は
摘要が入り きらない場合でも、備考科 目を使えば、複数行に渡っ て摘要の入力ができま
す。備考科目の使い方については、10.こんなときにはをご覧ください。
会計処理編 3-13
仕
訳
入
力
︵
伝
票
形
式
︶
◆摘要で残高管理する場合は
残高管理するように 設定された摘要語句を 入力すると、補助科目のよう に残高管理する
ことができます。詳しくは、当編「さまざまな管理帳表」をご覧ください。
◆摘要の色
残高管理している摘要かどうかは、摘要の色で識別できます。
メモ ・保存前の伝票明細の摘要は、すべて黒字で表示されます。
・摘要の色は、環境設定の「画面表示色モード」により、異なります。
摘要の色
摘要と科目の関係
標準カラー・
ペーパーホワイト
モノクロ
摘要残管理していない
黒
白
借方科目が摘要残管理している
青
黄
貸方科目が摘要残管理している
緑
緑
借方・貸方両方とも摘要残管理している
赤
赤
3-14 会計処理編
入力済み伝票の訂正・取消
複合伝票、入金伝票、出金伝票の画面で入力した伝票を修正する場合は、伝票を入力した
画面を起動して行います。次のように操作します。
操
作
1
修正する伝票を入力した画面を起動します。
2
最初は、追加モードの状態です。
< 1 伝票呼出>を押して修正モードに変更します。
なお、
伝票を新規入力するときは、< 1 追加>を押して追加モードに戻します。
3
修正する伝票を、次のように呼び出します。
・日付と伝票番号がわかっている場合は、日付と伝票番号を入力します。
・伝票番号だけがわかる場合は、日 付に[0]を入力してから伝票番号を入
力します。
・日付だけがわかる場合は、日付を 入力してから伝票番号に[0]を入力し
ます。
・< 0 仕訳呼出>を押してから< 1 伝票一覧>を押すと、日付と伝票番号の
一覧の中から修正する伝票を選択することができます。ただし、他の画面
で入力された伝票は表示されません。
・修正する仕訳番号がわかる場合は、< 0 仕訳呼出>を押してから仕訳番号
を入力します。
ただし、その仕訳が他の画面から入力した仕訳の場合は、機能しません。
・< 4 仕訳検索>を押すと、仕訳検索画面になります。条件を指定して仕訳
を検索します。
・< 5 個別元帳>を押すと、個別元帳画面になります。
・< 8 前の伝票>や< 9 次の伝票>を押すと、前後の伝票を呼び出すことが
できます。
4
伝票が表示されます。
修正する項目に[Enter]や矢印キーで移動して修正します。
明細行を挿入するときは、借方金額欄(振替伝票の場合)か相手科目欄(入金
/出金伝票の場合)
で、
[Insert]
を押します。明細行が直前に追加挿入されます。
日付や伝票番号を修正するときは、< 3 日付修正>を押します。
明細行を取り消すときは、取り消す行の借方金額欄(振替伝票の場合)か相手
科目欄(入金/出金伝票の場合)で、
[Delete]を押します。
伝票を取り消すときは、伝票の日付入力欄で[Delete]を押します。その伝票
の全明細行に「取消」が表示されます。
削除を解除するときは、もう一度[Delete]を押します。
会計処理編 3-15
仕
訳
入
力
︵
伝
票
形
式
︶
メモ 取り消した仕訳を画面に表示しないようにするときは、取消仕訳を削
除してください。入力メニュー「72. 挿入仕訳の整理」、ユーティリ
ティメニ ュー「11. 各マス ターの再 生」等を、
「取 消仕訳デー タの削
除:する」の設定で実行すると、取消仕訳が削除されます。なお、削
除した仕訳は復旧できません。削除の前に取消仕訳をよく確認してく
ださい。
5
呼び出した伝票の修正が終了したら、< 0 記帳>を押します。修正内容が保
存されます。
伝票の修正を取り消す場合は、
[ESC]
を押します。修正内容は保存されません。
6
他の伝票を呼び出すことができます。→操作
3
■訂正・取消を一度に行う機能
次の機能を利用すると、訂正や取消を一度に行うことができます。
・同じ 訂 正を 複 数の 仕 訳に 対 して 一 度に 行 うこ と がで き ます。ユ ー ティ リ ティ メ
ニューの「16. 入力済仕訳 データ項目変換」を利 用します。詳しくは、8. ツール編
「ユーティリティ」をご覧ください。
・一括取消を行うことができます。仕訳の入力画面で< 4 仕訳検索>を押して、取り
消す仕訳だけを検索します。< C >< 1 全削除>で、検索したすべての仕訳を一括
取消することができます。
3-16 会計処理編
入力した仕訳の印刷
伝票の入力画面から、入力した仕訳(伝票)や帳簿を印刷することができます。
入力画面のキーガイドを使用します。画面によって、使用するキーが異なります。
◆仕訳チェックリスト
仕訳チェックリストを印刷するときは、<印刷>(または<C><0 印刷>)を押します。
仕訳チェックリストについて詳しくは、
「チェックリストの表示・印刷」をご覧ください。
メモ ・仕訳チェックリストの印刷は、入力メニューから行うこともできます。
・伝票入力画面から仕訳チェックリストを印刷する場合は、各伝票入力画面
で入力した仕訳だけを印刷するように初期設定されています。
◆伝票発行
入力中の伝票を印刷するときは、<C><1 伝票印刷>を押します。
・振替伝票画面の場合は、
「振替伝票発行」が起動されます。
・入金伝票画面の場合は、
「入金伝票発行」が起動されます。
・出金伝票画面の場合は、
「出金伝票発行」が起動されます。
詳しくは、「元帳・試算表等作成」の説明をご覧ください。
メモ 伝票発行は、帳表メニューから行うこともできます。
◆仕訳日記帳
仕訳日記帳を印刷するときは、<C><3 日記帳>を押します。詳しくは、
「元帳・試算表
等作成」をご覧ください。
メモ 仕訳日記帳の印刷は、帳表メニューから行うこともできます。
◆その他
その他には、次のキーが印刷のために用意されています。詳しくは、
「元帳・試算表等作
成」「期日管理」をご覧ください。
< 3 帳表>
< C >< 2 帳簿印刷>
「チェックリスト」メニューを起動する
帳簿を印刷する
< C >< 4 元帳印刷>
元帳を印刷する
< C >< 5 手形帳>
手形台帳を印刷する
会計処理編 3-17
仕
訳
入
力
︵
伝
票
形
式
︶
仕訳入力中の便利な機能
仕訳入力画面のキーガイドには、さまざまな便利な機能が用意されています。ここでは、
キーガイドのボタン(ファンクションキー)ごとに実行できる機能を説明します。最後に、
科目や摘要などの参照ウィンドウ表示を省く方法についても説明します。
キーガイドの概要
キーガイド
キーガイドでは、マウスで実行したいキーガイド上のボタンをクリックするか、対応する
キーを押します。キーガイドの各ボタンに対応するキーは、以下のとおりです。
<N>初期状態([Shift]も[Ctrl]も押していない)
<S>([Shift]を押した状態)
<C>([Ctrl]を押した状態)
対応するファンクションキーの番号
モード
N S C
ESC
[Esc]
1 辞書呼出
HELP
次頁
2 摘要登録
前頁
3 帳表
印刷
INS
DEL
Ver表示
[Page Down][Page Up][Print Screen][Insert][Delete]
モードによって、表示されるキーガイドが異なります。
モードの切り替えは、マウスでクリックして切り替えるか、対応するキーを押した状態に
します。
操作説明書では、たとえば次のように記載しています。
< 1 辞書呼出>
:< N >モードの< 1 辞書呼出>を押す
< S >< 1 最初>
:< S >モードの< 1 最初>を押す
< C >< 1 伝票印刷>
:< C >モードの< 1 伝票印刷>を押す
3-18 会計処理編
使用できるキーの一覧
次の表は、使用できるキーガイドやその他のキーの一覧です。
伝票日付や伝票番号を入力しているときと、明細行を入力しているときとでは、使用でき
るキーが異なります。
「伝票」
「明細」に分けて、キーを使用できる場合に●をつけました。
キー
伝票
明細
機
能
< N >モード(
[Shift]や[Ctrl]を使用しないファンクションキー)
< 1 摘要切替>
●
摘要参照ウィンドウを切り替える
< 1 伝票呼出>
●
追加モードから修正モードに切り替える
< 1 追加>
●
修正モードから追加モードに切り替える
< 1 伝票一覧>
●
< 2 摘要登録>
●
< 3 帳表>
●
登録済みの伝票を一覧表示する
(< 0 仕訳呼出>を押したあとで使用で
きる)
●
摘要語句を登録する
「チェックリスト」メニューの起動
< 3 日付修正>
●
伝票日付にカーソルを移動する
< 4 辞書呼出>
●
伝票辞書から仕訳を挿入する
< 4 仕訳検索>
●
仕訳を入力項目で検索する
< 5 個別元帳>
●
個別元帳を表示する
< 5 辞書登録>
●
伝票辞書に現在表示している伝票の仕訳を
登録する
< 6 単一振替>
●
単一振替画面を起動する
< 7 帳簿>
●
帳簿の選択入力画面を起動する
< 8 前の伝票>
●
●
前の伝票に移動する
< 9 次の伝票>
●
●
次の伝票に移動する
< 0 仕訳呼出>
●
●
入力した伝票を保存する
< 0 記帳>
仕訳番号で伝票を呼び出す
< S >モード(
[Shift]を使用するファンクションキー)
< S >< 1,2 入金/出金/複合>
●
他の伝票入力画面を起動する
< S >< 1 最初>
●
その伝票の最初の仕訳に移動する
< S >< 2 最後>
●
その伝票の最後の仕訳に移動する
< S >< 3 借入力有 / 無>
●
借方の入力をスキップする/しない
< S >< 3 貸入力有 / 無>
●
貸方の入力をスキップする/しない
< S >< 4 順切替>
●
伝票の並び順(日付順/入力順)を切り
替える
< S >< 6 マスター保守>
●
マスター登録メニューの起動
< S >< 7 残設定>
●
< S >< 7 消税仕訳>
残高設定メニューの起動
●
消費税振替仕訳を自動生成する
< S >< 8 科目説明>
●
●
科目に関する説明を表示する(変更可)
< S >< 9 窓登録>
●
●
勘定科目参照ウィンドウに表示する科目
を設定する
< S >< 0 仕訳件数>
●
●
入力済み仕訳数を月度ごとに表示する
会計処理編 3-19
仕
訳
入
力
︵
伝
票
形
式
︶
キー
伝票
明細
機
能
< C >モード(
[Ctrl]を使用するファンクションキー)
< C >< 1 伝票印刷>
●
伝票を発行する
< C >< 2 帳簿印刷>
●
帳簿を印刷する
< C >< 3 日記帳>
●
仕訳日記帳を印刷する
< C >< 4 元帳印刷>
●
元帳を印刷する
< C >< 5 手形帳>
●
手形台帳を印刷する
< C >< 0 印刷>
(<印刷>と同じ)
●
●
仕訳チェックリストを印刷する
その他
付箋位置のクリック
●
マウスの右クリック
●
●
●
[Enter]
仕訳に付箋をつける
仕訳入力時の参照ウィンドウの表示の有
無などを設定できる
他の画面を起動することができる
●
項目を入力したら、必ず押す
[Tab]
●
未入力で押すと、直前の仕訳の項目をコ
ピーする
[Pause]
●
未入力で押すと、直前の仕訳の項目をコ
ピーする
摘要で押した場合は、摘要の末尾にカー
ソルがとどまる
[Insert]
●
明細行を挿入する
[F11]
●
摘要参照ウィンドウが連想摘要モードの
ときに、借方科目の連想摘要だけを表示
する *1
[F12]
●
摘要参照ウィンドウが連想摘要モードの
ときに、貸方科目の連想摘要だけを表示
する *1
[.]
●
金額入力時に押すと、000 が挿入される
摘要参照ウィンドウの番号を入力すると
きに使用する。
[3.]のように入力する
[。]
●
摘要参照ウィンドウの番号を入力すると
きに使用する。
[3。]のように入力する
[,]
●
金額入力時に押すと、00 が挿入される
[End]
●
金額を修正中に押すと、修正前の金額に
戻る
摘要欄で押すと、各行の摘要の末尾に
カーソルが移動する
[/]
●
複合伝票の貸方金額入力時に押すと、借
方金額をコピーする
*1 : ただし、環境設定メニューの環境設定で、F11・F12 キーへの PageUp・PageDown 機能
の割付をしているときは、連想摘要の切り替えはできません 。
3-20 会計処理編
摘要参照ウィンドウの表示切替 < 1 摘要切替>
摘要入力欄で表示される参照ウィンドウの内容を次のように切り替えます。
カーソルが摘要欄にあるときに、<1 摘要切替>を押して切り替えます。現在の摘要モー
ドは、画面下部のコメント欄に表示されます。
登録摘要モード
(すべての摘要を摘要登録画面と
同じ順に表示)
<1 摘要切替>
連想摘要モード
(借方および貸方科目の
連想摘要)
分類摘要モード
(摘要分類を選択後、摘要を表示)
・最初に登録摘 要モードと連想摘要モ ードのどちらで表示 するかは、会社情報で設定
できます。ただ し、摘要分類を登録して いる場合は、分類摘要 モード優先で表示さ
れます。
・連想摘要モー ドの場合は、次のキーで借 方科目または貸方科 目だけの連想摘要に絞
り込むことができます。画面によって次の科目の連想摘要を表示します。
ただし、環境設定メニューの環境設定で、F11・F12 キーへの PageUp・PageDown 機
能の割付をしているときは、連想摘要の切り替えはできません。
キー
複合伝票
入金伝票
出金伝票
[F11]
借方科目
現金科目
相手科目
[F12]
貸方科目
相手科目
現金科目
・摘要分類を登録している場合は、最初に分類が表示されます。分類を選択すると、選
択した分類に設定されている摘要が参照ウィンドウに表示されます。
◆連想摘要とは
それぞれの摘要語句に対して、関係する勘定科目を12科目まで設定することができます。
これらの科目を連想科目と呼びます。逆に、連想科目が設定されている摘要語句を、連想
摘要と呼びます。
連想摘要モ ードでは、入力した科目に該 当する連想摘要だけが 摘要参照ウィンドウに表
示されます。入力した科目が連想科目として摘要語句に登録されていない場合は、連想摘
要モードへは切り替わりません。
仕
訳
入
力
︵
伝
票
形
式
︶
会計処理編 3-21
◆摘要分類とは
摘要分類を登録すると、参照ウィンドウに表示する摘要を絞り込むことができます。
すべての摘要を表示すると数が多すぎる場合などは、分類を登録して摘要を設定すると、
分類ごとに摘要が表示されます。
摘要分類が登録されていないと、分類摘要モードへは切り替わりません。
全摘要
摘要分類
摘要参照ウィンドウ
(摘要マスターで登録)
(仕訳入力画面)
1月分
2月分
1月分
月度
2月分
3月分
3月分
A銀行
A銀行
B銀行
銀行
B銀行
C銀行
東京営業所
大阪営業所
C銀行
経費(出張費)
1月分
2月分
3月分
東京営業所
大阪営業所
入力モードを切り替える
< 1 伝票呼出>< 1 追加>
入力モードを切り替えることができます。
◆入力モードとは
入力モードには、追加モードと修正モードがあります。
・追加モード:伝票を新規に追加する
・修正モード:入力済みの伝票を修正する
現在のモードを確認してから伝票を入力してください。現在のモードは、伝票の日付と伝
票番号を入力するときに確認します。以下のように確認できます。
修正モードの場合は、このように(修正)と表示される
追加モードの場合は、ここに何も表示されない
3-22 会計処理編
◆キーの使い方
追加モードから修正モードに変更するときは、<1 伝票呼出>を押してください。
修正モードから追加モードに変更するときは、<1 追加>または[ESC]を押してください。
メモ 伝票明細の入力中は、< 1 伝票呼出>、< 1 追加>は使用できません。伝
票 明細の入力を終了す ると、使用できるように なります。伝票明細の入 力
は、< 0 記帳>で保存するか、または[ESC]で入力を取り消すと、終了
します。
伝票を一覧表示・選択する
< 1 伝票一覧>
このキーは、<0 仕訳呼出>を押したあとに使用できるようになります。
<1 伝票一覧>を押すと、次の画面になります。
< 5 前月>
<
<
<
<
カ ーソル を合わ せた伝 票の前 月の 最初の 伝票に カーソ
ルが移動する
6 翌月>
カ ーソル を合わ せた伝 票の翌 月の 最初の 伝票に カーソ
ルが移動する
8 前画面>< 9 次画面> 画面が複数ページにわたるときにページを移動する
S >< 1 最初>
最初の伝票に移動する
S >< 2 最後>
最後の伝票に移動する
日付順および伝票番号順に、入力済み伝票の日付と伝票番号が表示されます。
合計欄には、カーソルを合わせた伝票の金額が表示されます。
*のついた伝票は、貸借がバランスしていない伝票です。
呼び出す伝票にカーソルを合わせて2回クリックするか、<0 呼出>または[Enter]を押
します。伝票が表示されます。
会計処理編 3-23
仕
訳
入
力
︵
伝
票
形
式
︶
メモ ・他の画面から入力した伝票は、この画面に表示されません。該当する伝票
がみつからない場合は、他の伝票入力画面から探してください。
・複合伝票画面では、貸借がバランスしていなくても記帳ができるように設
定することができます。次のように操作します。複合伝票画面でマウスを
右クリックして選択リストを表示します。
「科目・摘要窓表示 On / Off」
を選択します。設定画面が開きます。
設定を変更することができます。
摘要語句を登録する
< 2 摘要登録>
仕訳入力中に、摘要語句を登録・変更することができます。仕訳を入力しながら摘要語句
を登録・変更することにより、数カ月後には会社に最適な摘要マスターができあがります。
操
作
1
摘要を入力したら、< 2 摘要登録>を押します。
摘要登録・変更画面になります。
伝票の明細行の
摘要
2
登録・変更の操 作方法は、摘要マスターの追加・変更と同じです。詳し くは、
2. 準備作業編「マスターを変更する」をご覧ください。
メモ 仕訳入力中に< 2 摘要登録>で摘要の登録・変更画面を起動したとき
は、< S >< 5 全削除>機能は実行できません。
3
3-24 会計処理編
摘要の登録・変更画面を終了すると仕訳入力画面に戻ります。
チェックリストを表示・印刷する
< 3 帳表>
仕訳入力中に、入力メニューのチェックリストを表示・印刷することができます。
操
作
1
伝票日付や伝票番号を入力しているときに、< 3 帳表>を押します。
選択リストが表示されます。帳表を選択してください。
マウスでクリックするか、[↓]
[↑]で
選択後[Enter]を押す
2
このあとの操作は、通常のチェックリストを表示・印刷するときと同じです。
当編「チェックリストの表示・印刷」をご覧ください。
3
選択した帳表画面になります。
4
帳表画面を終了すると仕訳入力画面に戻ります。
伝票日付にカーソル移動する
< 3 日付修正>
明細行の入力中にこのキーを押すと、カーソルが伝票日付に移動します。入力中の伝票の
日付、伝票番号、現金科目を変更することができます。他の伝票を呼び出したり入力した
りすることにはなりませんので、ご注意ください。
メモ 明細行から伝票日付には、[↑]で移動することもできます。
会計処理編 3-25
仕
訳
入
力
︵
伝
票
形
式
︶
伝票辞書を呼び出す
< 4 辞書呼出>
伝票辞書に登録されている定型仕訳を挿入することができます。
次のように操作します。
操
作
1
伝票日付、伝票番号、現金科目(入金/出金伝票の場合)を入力します。
伝票の明細行にカーソルが移動します。
2
伝票辞書の仕訳を挿入する位置にカーソルを移動します。たとえば、伝票の2
行目と3行 目の間に挿入する場合は、3行目の借方金額欄(振替伝票の 場合)
か相手科目欄(入金/出金伝票の場合)にカーソル移動します。
3
< 4 辞書呼出>を押します。
伝票辞書の参照ウィンドウが表示されます。
メモ 入金伝票と出金伝票の場合には、伝票の形式に合わない伝票辞書は表
示されません。現金科目が異なる場合も表示されません。
4
使用する伝票辞書の番号または呼出コードを入力します。
伝票辞書に登録されている仕訳が追加挿入されます。
仕訳を検索・表示する
< 4 仕訳検索>、
< 5 個別元帳>
伝票日付や伝票番号を入力しているときに、<4 仕訳検索>、<5 個別元帳>を押すと、仕
訳を検索表示して修正することができます。他の画面から入力した仕訳も表示されます。
表示された仕訳の右側には、どの入力画面から登録した仕訳かわかるように、次のマーク
が付いています。
・複:複合伝票画面
・入:入金伝票画面
・出:出金伝票画面
修正する仕訳を選択してから<1 伝票呼出>を押すと、修正を行うことができます。
<4 仕訳検索>、<5 個別元帳>について詳しくは、次章「仕訳入力(単一振替・帳簿)」
の「仕訳を検索して修正する<4 仕訳検索>」
「個別元帳を表示する<5 個別元帳>」をご
覧ください。
また、次章「仕訳入力(単一振替・帳簿)」の「伝票形式で入力した伝票を表示すると」
もご覧ください。
3-26 会計処理編
伝票辞書を登録する
< 5 辞書登録>
現在表示している伝票の明細行全体を、伝票辞書に登録できます。
次のように操作します。
操
作
1
伝票の明細行を入力しているときに、< 5 辞書登録>を押します。
次の画面が表示されます。
辞書名称か ら呼出コード にカーソル を戻すとき は、マウスでクリ ックするか
[Shift]+[Tab]を押します。
2
呼出コードと、辞書名称を入力します。
呼出コードの最初の文字に、数字は使用できません。
辞書名称は、< 4 辞書呼出>を押したときの参照ウィンドウに表示されます。
3
<登録>を押します。
その伝票の全明細行が、伝票辞書に登録されます。
メモ 登録した内容を変更するときは、設定メニューの「19. 伝票辞書マス
ターの変更追加」を起動してください。
単一振替画面を起動する
< 6 単一振替>
このキーを押すと、メニューに戻らずに、単一振替画面を起動することができます。
キーを押したときの画面は終了します。
帳簿の選択入力画面を起動する
< 7 帳簿>
このキーを押すと、メニューに戻らずに、帳簿の選択入力画面を起動することができます。
キーを押したときの画面は終了します。
会計処理編 3-27
仕
訳
入
力
︵
伝
票
形
式
︶
前後の伝票に移動する
< 8 前の伝票>< 9 次の伝票>
<8 前の伝票>を押すと、前の並び順の伝票が表示されます。
<9 次の伝票>を押すと、次の並び順の伝票が表示されます。
これらのキーを押すと、入力モードは修正モードに変わります。
・追加モードで< 8 前の伝票>を押した場合は、最後の伝票が表示されます。
・最後の伝票で< 9 次の伝票>を押した場合は、伝票の新規追加画面が表示されます。
入力モードは追加モードに変わります。
・先頭の伝票で< 8 前の伝票>を押した場合は、同じ先頭の伝票を表示します。
◆伝票の並び順について
伝票の並び順には、入力順と日付順があります。
・入力順:各伝票の最初の明細の仕訳番号の順に並びます。
・日付順:伝票日付の順に並びます。同じ日付の伝票は、伝票番号順に並びます。
メモ 現在の並び順は、画面の右上に表示されます。並び順の変更は、
< S >< 4 順切替>で行うことができます。
伝票を呼び出す
< 0 仕訳呼出>
<0 仕訳呼出>を押すと、仕訳番号で伝票を呼び出すことができます。このキーを押してか
ら<1 伝票一覧>を押すと、伝票一覧の中から呼び出す伝票を選択することもできます。
メモ 伝票の明細入力中は、< 0 仕訳呼出>は使用できません。伝票明細の入力を終
了すると、このキーが使用できるようになります。伝票明細の入力は、< 0 記
帳>で保存するか、または[ESC]で入力を取り消すと、終了します。
◆仕訳番号を指定すると
<0 仕訳呼出>を押して仕訳番号を指定すると、その仕訳番号の明細を含む伝票が表示さ
れます。そのときのカーソルは、指定した仕訳番号の明細に移動しています。
なお、他の画面で登録した仕訳の仕訳番号を指定した場合には、その仕訳は表示されません。
伝票を保存する
< 0 記帳>
伝票の明細を入力したら、<0 記帳>を押します。入力内容が保存されます。
メモ 入力内容を保存しない場合は、[ESC]を押します。
3-28 会計処理編
他の伝票画面を起動する < S >< 1,2 入金/出金/振替伝票>
メニューに戻らずに、他の伝票画面を起動することができます。
このキーを押したときの画面は終了します。
伝票の明細行を移動する < S >< 1 最初>、< S >< 2 最後>
伝票の明細行の中を、次のように移動できます。
・< S >< 1 最初>を押すと、その伝票の最初の明細行にカーソルが移動します。
・< S >< 2 最後>を押すと、その伝票の最後の明細行にカーソルが移動します。
借方/貸方入力をスキップ
< S >< 3 借入力有無>< 4 貸入力有無>
このキーは、複合伝票の明細入力をするときに使用できます。
借方の入力または貸方の入力がしばらく不要な場合に、このキーを押します。カーソルが
入力欄をスキップします。
・借方の入力欄をスキップさせる場合は、< S >< 3 借入力有>を押します。
< S >< 3 借入力無>を押すと、再び借方入力ができるようになります。
・貸方の入力欄をスキップさせる場合は、< S >< 4 貸入力有>を押します。
< S >< 3 貸入力無>を押すと、再び貸方入力ができるようになります。
次のように操作します。
操
作
1
伝票日付、伝票番号を入力します。
カーソルが明細行に移動します。
2
明細行を入力します。
途中、借方または貸方の入力が何行か不要になる場合に、< S >< 3 借入力
有>または< S >< 4 貸入力有>を押します。以降の操作で、カーソルがス
キップします。
メモ ・すべて の明細行についてカーソルがス キップします。特定の行だけ
をスキップすることはできません。
・矢印キーでカーソル移動した場合には、カーソルはスキップしません。
3
< S >< 3 借入力無>または< S >< 4 貸入力無>を押すと、再び借方と
貸方の入力ができるようになります。
なお、次の伝票を入力するときには、借方と貸方の入力ができる状態に戻ります。
会計処理編 3-29
仕
訳
入
力
︵
伝
票
形
式
︶
伝票の並び順を切り替える
< S >< 4 順切替>
このキーは、伝票日付や伝票番号を入力しているときに使用することができます。
日付順または入力順(仕訳番号順)に切り替えることができます。
<8 前の伝票><9 次の伝票>で入力済み伝票を呼び出すときの表示順が、切り替わります。
現在どちらの順であるかは、画面の右上に表示されます。
入力順の場合は、伝票の最初の明細の仕訳番号の順に伝票が並びます。
マスターを変更する
< S >< 6 マスター保守>
仕訳入力中に、勘定科目や補助科目などを追加したい場合は、この機能を使ってマスター
の変更を行うことができます。
操
作
1
伝票日付や伝票番号を入力しているときに、< S >< 6 マスター保守>を
押します。
選択リストが表示されます。変更するマスターを選択してください。
マウスでクリックするか、[↓]
[↑]で
選択後[Enter]を押す
3-30 会計処理編
2
以後の操作方法は、通常のマスター変更処理と同じです。2. 準備作業編「マ
スターを変更する」をご覧ください。
3
マスター登録、変更の画面を終了すると、仕訳入力画面に戻ります。
各種残高を設定する
< S >< 7 残設定>
この機能により、仕訳を入力しながら、各種残高や予算の設定ができます。
操
作
1
伝票日付や伝票番号を入力しているときに、< S >< 7 残設定>を押します。
選択リストが表示されます。設定する残高の種類を選択してください。
マウスでクリックするか、[↓]
[↑]で
選択後[Enter]を押す
2
以後の操作方法は、通常の残高設定処理と同じです。2. 準備作業編「残高を
設定する」をご覧ください。
3
残高設定画面を終了すると、仕訳入力画面に戻ります。
消費税の仕訳を自動作成する
< S >< 7 消税仕訳>
このキーを押すと、直前の本体仕訳に対する消費税の仕訳が自動生成されます。
メモ 消 費税基本情報の自動 生成区分を「自動生成し ない」に設定している場 合
は、自動生成されません。
次のように操作します。
操
作
1
本体価格の明細行を入力します。
2
次の行の先頭項目にカーソルが移動したら、
< S>< 7 消税仕訳>を押します。
消費税の振替仕訳が自動挿入されます。
メモ このキ ーは、何度でも押す ことができます。そ のたびに消費 税の振替
仕訳が挿入されます。誤って何度も押さないようにご注意ください。
会計処理編 3-31
仕
訳
入
力
︵
伝
票
形
式
︶
勘定科目の説明を表示変更する
< S >< 8 科目説明>
仕訳入力中に、勘定科目の説明を表示変更できます。
表示される説明内容は、複合伝票、入金伝票、出金伝票、単一振替、手形台帳画面入力の
各画面で共通です。
操
作
1
仕訳入力画面で、< S >< 8 科目説明>を押します。
科目の説明画面が表示されます。
[↑][↓]
1 行ごとに表示を切り替える
<前頁><次頁>
1 ページごとに表示を切り替える
2
説明画面の内容を変更する場合は、< 1 編集>を押します。
説明をすべて書き換えたい場合は、< S >< 3 全削除>を押して既存の説明
をすべて削除してから入力します。
< 1 編集>
科目説明の編集をする
< 2 行挿入>
編集中のカーソル位置行を追加する
< 3 行削除>
編集中のカーソル位置の行を削除する
< S >< 1 最初>
説明の最初を表示する
< S >< 2 最後>
説明の最後を表示する
< S >< 3 全削除>
すべての説明行を削除する
仕訳の入力画面に戻るときは、[ESC]を押します。
3-32 会計処理編
科目参照ウィンドウの変更
< S >< 9 窓登録>
勘定科目参照ウィンドウに表示する勘定科目を絞り込むことができます。
操
作
1
仕訳入力画面で、< S >< 9 窓登録>を押します。
参照テーブル
科目参照
ウィンドウ
(全表示)
2
勘定科目を登録する位置にカーソルを移動します。
参照テーブルの 25 項目が、科目参照ウィンドウの 1 ページ分にあたります。
3
登録する勘定科目のコードを選択します。
< 1 コピー>
勘定科目マスターの内容をすべて上書コピーする
(200 科目まで)
< 2 全削除>
登録内容をすべて削除する(初期状態に戻す)
< 8 空白>
カーソル位置の勘定科目を削除して、空白にする
< 9 前頁窓>
参照テーブルの前ページを表示する
< 0 次頁窓>
参照テーブルの次ページを表示する
< INS >
カーソル位置に空白を挿入して、それ以下に登録されて
いる勘定科目の順番を繰り下げる
< DEL >
カーソル位置に登録されている勘定科目を削除して、そ
れ以下に登録されている勘定科目の順番を繰り上げる
4
登録が終了したら、
[ESC]を押します。
会計処理編 3-33
仕
訳
入
力
︵
伝
票
形
式
︶
仕訳件数を確認する
< S >< 0 仕訳件数>
入力済み仕訳の件数を月度ごとに確認できます。
メモ この機能は、メニューの「入力仕訳件数表示」から実行することもできます。
■表示内容
仕訳入力件数画面の表示内容は、次のとおりです。
項
目
内
容
仕訳件数
入力済み仕訳を月度ごとに合計した件数
累計件数
入力済み仕訳を期首から累計した件数
開始番号
該当月度の開始仕訳番号
終了番号
該当月度の終了仕訳番号
■操作手順
操
作
3-34 会計処理編
1
仕訳入力画面で、< S >< 0 仕訳件数>を押します。
仕訳入力件数画面になります。
2
終了するときは、[ESC]を押します。
仕訳の入力画面に戻ります。
伝票を発行する
< C >< 1 伝票印刷>
入力した伝票を発行することができます。伝票日付や伝票番号を入力しているときに、
<C><1 伝票印刷>を押します。
・振替伝票画面でこのキーを押すと、
「振替伝票発行」が起動されます。
・入金伝票画面でこのキーを押すと、
「入金伝票発行」が起動されます。
・出金伝票画面でこのキーを押すと、
「出金伝票発行」が起動されます。
詳しくは、当編「元帳、試算表等作成」のそれぞれの説明をご覧ください。
帳簿を印刷する
< C >< 2 帳簿印刷>
指定した科目の帳簿を印刷します。伝票日付や伝票番号を入力しているときに、
<C><2 帳簿印刷>を押すと、帳簿印刷の印刷指定画面になります。詳しくは、当編「元
帳・試算表等作成」をご覧ください。
仕訳日記帳を印刷する
< C >< 3 日記帳>
仕訳日記帳を印刷します。伝票日付や伝票番号を入力しているときに、<C><3 日記帳>を
押すと、仕訳日記帳の印刷指定画面になります。詳しくは、当編「元帳・試算表等作成」をご
覧ください。
元帳を印刷する
< C >< 4 元帳印刷>
元帳を印刷します。伝票日付や伝票番号を入力しているときに<C><4 元帳印刷>を押
すと、総勘定元帳作成の印刷指定画面になります。詳しくは、当編「元帳、試算表等作成」
の「元帳」をご覧ください。
手形台帳を印刷する
< C >< 5 手形帳>
手形台帳を印刷できます。伝票日付や伝票番号を入力しているときに<C><5 手形帳>
を押します。入力メニューからも実行できます。詳しくは、当編「期日管理」をご覧くだ
さい。
会計処理編 3-35
仕
訳
入
力
︵
伝
票
形
式
︶
付箋機能(右クリック)
仕訳に付箋を付ける ことによって、付箋のつい た仕訳を検索することが できるようにな
ります。
付箋の色は赤、青、緑の3色あります。複合伝票と入出金伝票は、1伝票につき1付箋を貼
付できます。
メモ ・付箋機能は、すべてマウスで操作します。
・付箋を貼付・削除しても、修正伝票とはなりません。
・付箋の設定・削除は、仕訳入力・訂正だけでなく、仕訳検索、個別元帳か
らもできます。仕訳検索では、付箋の色による検索ができます。仕訳デー
タチェックリストでは、付箋種類を確認できます。
◆貼付・削除
付箋表示位置でマウスを左クリックすると、付箋を貼付・削除できます。
マウスを右クリックすると、次のメニューが表示されます。
付箋の色指定と削除ができます。
3-36 会計処理編
参照ウィンドウの表示有無を設定する(右クリック)
仕訳入力の画面でマウスを右クリックすると、選択リストが表示されます。選択リストの
「科目・摘要窓表示On/Off」を選択すると、次の設定ができます。
・科目や摘要などの参照ウィンドウの表示の有無
・参照ウィンドウに表示する摘要名称(正式名称/表示名称)
・複合伝票画面で伝票の貸借がアンバランスでも記帳を可能にするか
・複合伝票画面で貸借のどちらかの金額が0のときに、再入力して記帳するか、金額 0
の科目をクリアして記帳するか
メモ 窓表示の区分の設定は、すべての仕訳入力画面に反映されます。
操
作
1
仕訳入力の画面でマウスを右クリックします。
選択リストが表示されます。
複合伝票画面の場合
2
入金伝票画面の場合
出金伝票画面の場合
実行したい機能を選択してください。
マウスでクリックするか[↓]
[↑]で選択後[Enter]を押して選択します。
3 「科目・摘要窓表示 On/Off」を選択すると、次の画面になります。
この設定は、複合伝票画面の
場合だけ表示される
各項目を選択して、<登録>を押します。
4 [ESC]を押した場合は、設定を取り消して画面を閉じます。
会計処理編 3-37
仕
訳
入
力
︵
伝
票
形
式
︶
カレンダー機能を利用する
<右クリック>
日付を確認して入力したいときは、カレンダー機能を利用することができます。
操
作
1
月日欄でマウスを右クリックすると、カレンダーが表示されます。
2
<≪前月><今月><翌月>≫[↑]
[↓]
[←]
[→]でカーソルを移動します。
3 [Enter]を押すと、日付を取り込みます。日付を取り込むと、カレンダー機
能は終了します。
4
3-38 会計処理編
カレンダー機能を取り消すときは、[ESC]を押します。
電卓機能を利用する
<右クリック>
仕訳入力中に、まとめて入力したい金額が生じたときは、電卓機能を利用してその場で計
算することができます。
操
作
1
金額欄でマウスを右クリックすると、電卓が表示されます。
2
操作方法は、市販の電卓とほぼ同じです。
3
<転送>をクリックすると、計算結果を伝票の金額にコピーします。コピー時
に小数点以下は切り捨てられます。コピーすると、電卓機能は終了します。
4
電卓機能を取り消すときは、
[ESC]を押します。
仕
訳
入
力
︵
伝
票
形
式
︶
会計処理編 3-39
仕訳入力(帳簿、単一振替)
単一振替、現金出納帳、銀行帳、帳簿の選択入力画面からの仕訳入力を説明します。
入力形式の紹介
仕訳の入力は、以下のメニューから行います。仕訳の入力画面の形式によって、メニュー
のボタンが分かれています。仕訳を入力する画面や帳簿は何種類もありますが、1度入力
すれば、同じ仕訳を他の画面や帳簿から入力する必要はありません。
◆入力メニュー
入力メニューは、システムを起動すると最初に表示されるメニューです。ツールボタンの
<入力>を押して表示することもできます。このメニューから仕訳を入力します。
各種チェックリスト→以降の章で説明
帳簿入力形式
伝票形式
→前の章で説明
単一振替形式
3-40 会計処理編
■単一振替画面と帳簿入力画面
単一振替形式と帳簿入力形式の画面は、以下のとおりです。単一振替形式の画面を単一振
替画面、帳簿入力形式の画面を帳簿入力画面と呼びます。帳簿入力画面では、さらに、科
目先行型と摘要先行型の画面切替ができます。
帳簿入力画面(摘要先行型)
摘要先行型では、摘要−相手科目
の順で仕訳入力をします。
<7 帳簿> 入力帳簿の切り替え
<6 単一振替> 単一振替画面へ
<S><4 順切替>
帳簿入力画面(科目先行型)
科目先行型では、相手科目−摘要
の順で仕訳入力をします。
<7 帳簿> 入力帳簿の切り替え
<6 単一振替> 単一振替画面へ
<6 単一振替>
<7 帳簿>
単一振替画面
仕
訳
入
力
︵
帳
簿
︑
単
一
振
替
︶
日付、伝票番号、借方・貸方科目、
金額(貸借共通)を仕訳単位で
入力します。
<7 帳簿>を押すと、帳簿の選択
入力画面になります。
会計処理編 3-41
入力例
仕訳の入力例を簡単に説明します。次の例で説明します。
例)
現金
/商品売上高
税込
1,050円
帳簿入力画面の場合
帳簿入力画面から入力する場合は、帳簿科目に「現金」を入力します。そして、相手科目
に「商品売上高」を入力します。消費税区分等は自動的にセットされます。変更が必要な
場合は、カーソルを戻して、消費税区分等を入力します。
(例)メニューから現金出納帳を選択した場合
単一振替画面の場合
単一振替画面から入力す5る場合は、借方、貸方それぞれに科目をコードで入力します。消
費税区分等は自動的にセットされます。変更が必要な場合は、カーソルを戻して、消費税
区分等を入力します。
3-42 会計処理編
基本操作
仕訳を新規入力するときの基本操作を説明します。単一振替画面を例に説明します。
メニューから「18.単一振替」を選択すると、次の画面になります。
以下の①から③の順に入力します。
①月単位に入力している場合は、年月度を入力してから[Enter]を押す
入力済みの仕訳
が表示される
② 仕訳を入力する
各項目を入力した
ら[Enter]を押す
日付と伝票番号は、
仕訳ごとに入力
ここに、簡単な説明が表示されます。この説明を参考に入力を進め
する
てください。
③ 最後の項目を入力してから[Enter]を押すと、入力した仕訳が登録される
登録された仕訳は、仕訳入力欄のすぐ上の入力済み仕訳欄に表示される
次の新しい仕訳を入力できるようになる
注意
新規に仕訳を入力しているときに[↑][↓]を押すと、入力中の仕訳が無
効になります。誤って上下の矢印キーを押さないようにご注意ください。
■基本操作のまとめ
・項目を入力したら、
[Enter]を押す。
・新規入力時、何も入力しないで[Enter]を押すと、直前の仕訳から内容がコピーさ
れる。ただし、摘要と金額はコピーされない。
[Tab]、
[Pause]を押した場合も、直前の仕訳の内容がコピーされる。
[Enter]と
は、次の点が異なる。
摘要と金額もコピーされる。
摘要欄で、[Pause]を押すと、カーソルが摘要内 にとどまる。ただし、環境設
定メニューのシステム管理情報の設定で「入力完了」にしていると、カーソルが
次の項目に移る。
入力し た項目にカー ソルを戻して これらのキー を押すと、直前の 仕訳の内容で
上書きされる。
・仕訳辞書から仕訳をコピーすることができる。日付の入力欄で< 1 辞書呼出>を押す。
会計処理編 3-43
仕
訳
入
力
︵
帳
簿
︑
単
一
振
替
︶
・摘要を参照ウィ ンドウから選択する場 合は、マウスで項目をクリ ックするか、番号
を入力して[Enter]を押す。
・摘要に参照ウィンドウと同じ番号の数字を入力するときは、番号のあとに[Shift]+
[Enter]を押す。
メモ 環 境設定 メニ ューの シス テム 管理情 報の 設定で、摘 要窓 の選 択モー ドを
「[.]+[Enter]で選択」に設定している場合は、マウスで項目をクリッ
クするか、番号のあとに「.」か「。
」を入力してから[Enter]を押す。
・消費税基本情報の設 定により、税込み仕訳ま たは税抜き仕訳の入 力後、消費税の振
替仕訳が自動生成される。
・仕訳入力欄の項目間のカーソル移動は、
[Enter]か、左右の矢印キーを使用する。仕
訳入力欄に選択した仕訳が表示される。
・入力済みの仕訳を選 択するときは、マウスで クリックするか、上下の 矢印キーを使
用する。
・登録済み仕訳の先頭行を選択するときは、< S >< 1 最初>を押す。
・< S >< 1 最後>を押すと、仕訳を新規入力する状態に戻る。
・入力済みの仕訳の間に仕訳を挿入するときは、次の操作を行う。
①挿入する仕訳の次に位置することになる仕訳を選択する。
②日付入力欄で、
[Ctrl]+[Insert]を押す。
③仕訳入力欄の左側に「挿入」の表示が付いて、仕訳を新規入力できる状態になる。
④挿入仕訳は、一度に 99 行まで入力できる。
⑤挿入仕訳の入力が終了したら[ESC]を押す。
・キーガイドのボタン< C >< INS >は、< INS >(修正仕訳の呼出)と同じ。
[Ctrl]+[Insert]を押したことにはならない。
・挿入仕訳の間にさらに仕訳を挿入することはできない。その場合は、メニューの「挿
入仕訳の整理」を実行する。詳しくは、10. こんなときには「挿入仕訳にさらに仕訳
を挿入するには」をご覧ください。
・仕訳を取り消すときは、
取り消す仕訳を選択してから日付入力欄で< DEL >を押す。
赤い文字で「取消」と表示される。もう一度< DEL >を押すと、取消が解除される。
3-44 会計処理編
各入力項目の説明
■単一振替画面
年月度
伝票タイトル
仕訳番号
挿:挿入仕訳
複:複合伝票
入:入金伝票
出:出金伝票
付箋
金額
摘要
諸口勘定の
残高を表示
日付
伝票番号
期日
借方科目名
補助科目名
手形番号
貸方消費税区分
税率コード
貸方科目部門
業種コード
貸方科目名
補助科目名
借方科目部門
借方消費税区分
税率コード
業種コード
■帳簿入力画面
帳簿の種類
年月度
仕訳番号
挿:挿入仕訳
複:複合伝票
入:入金伝票
出:出金伝票
付箋
残高を表示
期日
手形番号
日付
伝票番号
帳簿科目部門
摘要
相手科目名
補助科目名
相手科目部門
金額
相手科目消費税区分
税率コード
業種コード
帳簿科目消費税区分
税率コード
業種コード
会計処理編 3-45
仕
訳
入
力
︵
帳
簿
︑
単
一
振
替
︶
仕訳の各入力(表示)項目を説明します。
■年月度
月別入力の場合は、最初に処理年月度を入力します。以降の入力は、ここで指定した年月
度の仕訳を対象とします。年一括入力の場合は、年月度の入力は不要です。
(入力例)平成17年5月の場合:[17][Enter]
[5]
[Enter]
(和暦の場合)
[05][Enter]
[5]
[Enter]
(西暦の場合)
メモ ・途中で処理年月を変更するときは、< 0 月変更>を押します。
・月別入力から年一括入力に切り替えるときは、< C >< 9 年入力>を押
します。または、会社情報で設定します。
・年の入力形式(和暦/西暦)は、会社情報で設定します。
■帳簿の種類(帳簿入力画面)
帳簿の選択入力画面では、まず入力する帳簿の種類を選択します。それ以外の帳簿入力画
面では、帳簿科目の選択時に[ESC]を押すと帳簿の種類の選択ができます。
帳簿参照ウィンドウ中の帳簿をクリックするか、帳簿の番号を入力します。入力する項目
はどの帳簿も同じですが、画面に表示される入力項目の見出しや、次に入力する帳簿科目
の参照ウィンドウの内容が異なります。
メモ 帳簿は帳簿マスターで追加・変更 することができます。2. 準備作業編「マ
スターを変更する」をご覧ください。
■帳簿科目、その補助科目(帳簿入力画面)
科目参照ウィンドウから帳簿科目を選択します。科目コードを入力して[Enter]を押し
ます。選択した科目に補助科目が設定されている場合は、カーソルが補助科目入力欄に移
動します。補助科目コードを入力して[Enter]を押します。科目コードがわからない場
合の探し方については、後述の勘定科目の説明をご覧ください。
メモ ・帳簿科目、またはその補助科目にカーソルがあるときに、< S >< 9 窓
登録>を押すと、現在の帳簿で選択する帳簿科目の参照ウィンドウを設定
することができます。
・帳簿科目が参照ウィンドウにひとつしか設定されていないときは、帳簿を
選択後、自動的にその帳簿科目がセットされます。
■残高(帳簿入力画面)
帳簿入力画面では、1行ごとに残高が表示されます。表示される残高は、設定が年一括入
力の場合は年末残に、月一括入力の場合は月末残になります。
メモ 月別入力から年一括入力に切り替えるときは、< C >< 9 年入力>を押し
てください。または、会社情報で設定します。
3-46 会計処理編
■日付
仕訳の日付(年月日)を入力します。
(入力例)平成17年5月2日を入力:
[170502]
[Enter]
、[502]
[Enter]
、[2]
[Enter]など
メモ ・直前に表示されている入力済み仕訳と同じ日付の場合は、[Enter]を押す
だけで 日付がセ ットされ ます。また、たと えば日だ け異なる ような場 合
は、日を入力するだけで日付がセットされます。
・日付の入力形式(和暦/西暦)は、会社情報で設定します。西暦入力の場
合は、たとえば[050502]のように、年の下2桁で入力します。2000 年
の場合は、年の部分に 00 を入力します。
■伝票番号
会社情報の設定が「伝票番号入力:する」の場合は、伝票番号を入力できます。伝票番号
は、6桁までの英数字で入力します。入力が不要の場合は、何も入力しないで[Enter]を
押します。
メモ ・会社情報の設定が「伝票番号入力:しない」の場合は、ここはカーソルが
スキップします。
・同一日付内で、JIS コード順に表示されますので、「1< 10 <2」の順に
なります。この場合は、1を 001、2を 002 等と入力すると、番号順に表
示することができます。
■勘定科目
勘定科目は、科目コードで入力します。
(入力例)
「100
現金」を入力する場合:[100][Enter]
科目コードがわからない場合は、次の方法で探すことができます。
◆呼出コードで探す
呼出コード を入力すると、該当する呼出 コードの科目だけが参 照ウィンドウに表示され
ます。たとえば、減価償却費(呼出コード=GENK)の場合、
[G]
[Enter]で、現金、小
口現金、原材料、減価累計1、源泉預り金、減資差益、減価償却費など「G」で始まる呼
出コードの 科目が参照ウィンドウに 表示されます。その中から 減価償却費の科目コード
を選択することができます。該当する呼出コードの科目がひとつしかない場合は、その科
目が科目入力欄に自動セットされます。
会計処理編 3-47
仕
訳
入
力
︵
帳
簿
︑
単
一
振
替
︶
◆科目参照ウィンドウから探す
科目参照ウィンドウは、スクロールバー([Page Up/Down])でページが変わります。
参照ウィンドウから目的の科目を探して選択します。
メモ ・ 科目参照 ウィンドウには、使用可 能な科目がコード順に すべて表示され
ます。使用 可能な科目とは、科目 マスターで「使用す る」に設定されて
いる科目のことです。< S >< 9 窓登録>を押すと、 科目参照ウィンド
ウに表示 する科目を設定する ことができます。よく使う 科目を最初に表
示したり、通常使わない科目は表示させないようにすることができます。
・ 摘要先行型の帳簿入力画面では、< 1 科目切替>で、摘要に設定された
連想勘定科目だけを参照ウィンドウに表示することができます。
■補助科目
補助科目は、補助科目コードで入力します。先に入力した勘定科目に補助科目が設定され
ていない場合は、ここはカーソルがスキップします。
補助科目コードが 未定で入力を回避した い場合は、0を入力します。0を 入力した仕訳
は、帳表などで「その他」として集計されます。
補助科目コードがわからない場合は、科目と同様の方法で探すことができます。
メモ ・参照ウィンドウに表示される補助科目の順番は、補助科目の登録画面の表
示順です。
・0を入力した補助科目は、[Enter]を押してもコピーできません。
■部門
部門コードを入力します。
「部門管理をしない」場合は、ここはカーソルがスキップしま
す。部門コードは、あらかじめ設定しておく必要があります。部門コードが未定で入力を
回避したい場合は、0を入力します。0を入力した仕訳は、帳表などで「その他」として
集計されます。
メモ ・部門管理の有無は、会社情報で設定します。
・部門管理について詳しくは、5. 部門別管理編をご覧ください。
・0を入力した部門は、
[Enter]や[Tab]を押してもコピーされません。
■消費税区分、税率、業種コード
消費税区分、税率、業種コード(簡易課税の場合)は、新規仕訳入力時には自動セットさ
れ、カーソルもスキップします。自動セットされる値は、科目マスターや消費税情報で設
定済みの値です。自動セットされた値を変更する場合は、カーソルを戻して変更してくだ
さい。画面下部に現在のカーソル位置の説明が表示されます。表示に従って変更してくだ
さい。
3-48 会計処理編
◆仕訳表示欄の消費税
入力済み仕訳は2行ずつ表示されています。消費税欄は、1行目=消費税区分、2行目=
税率を表示します。簡易課税の場合は2行目の表示を切り替えることができます。
<C><7 税率>で税率を表示します。<C><8 業種>で業種を表示します。
メモ ・消費税に関する詳しい内容は、4. 消費税編をご覧ください。
・消費税区分の参照ウィンドウの内容は変更可能です。科目マスター変更画
面で、< 9 窓登録>を押して変更します。詳しくは、2. 準備作業編「マス
ターを変更する」をご覧ください。
・
[Enter]や[Tab]を押して、直 前の仕訳 から科 目をコピ ーした場 合は、
その科目マスターに設定されている消費税の値が自動セットされます。直
前の仕訳の消費税欄の値からはコピーされません。
なお、消費税欄にカーソルを戻してから[Tab]を押すと、直前の仕訳の
消費税欄の内容をコピーできます。
・科目マスターに設 定されている消費税区分 が「90:随時入力」の場合は、
カーソルが自動的に消費税区分に移動します。入力してください。
・業種コードは、簡易課税で、科目別に業種コードが設定されている科目に
対してだけ入力できます。各科目の業種コードの初期値は、消費税情報で
設定します。
■金額
金額(11桁以内)を入力します。マイナスの金額は入力できません。
新規入力時に直前行の金額をコピーするときは、[Tab]を押してください。
金額入力欄にカーソルがあるときには、次のキーが使用できます。
[.]を押すと、000 が入ります。
[,]を押すと、00 が入ります。
[Back space]を金額入力中に押すと、カーソル位置の数字を削除します。
[Home]を押すと、金額をクリアします。
金額修正中に[End]を押すと、修正前の値に戻ります。
[→]
[←]で金額内の桁をカーソル移動することはできません。
■期日、手形番号
手形など「期日管理:する」と設定した科目の場合は、期日と手形番号(8桁以内)を入
力します。
「期日管理:しない」設定の科目の場合は、ここはカーソルがスキップします。
期日未定などで期日や手形番号の入力を回避するときは、0を入力します。
メモ ・< C >< 5 手形帳>で手形台帳を印刷できます。
・0を入力した期日や手形番 号は、
[Enter]や[Tab]を押してもコピーさ
れません。
・手形番号を表示・印刷する必要のない場合は、入力しなくても問題ありま
せん。
・手形や売掛金・買掛金 の期日管理のしかたにつ いては、当編「期日管理」
をご覧ください。
会計処理編 3-49
仕
訳
入
力
︵
帳
簿
︑
単
一
振
替
︶
■摘要
摘要(全角48文字)は、直接入力することもできますが、摘要語句から選択することもで
きます。
メモ ・ 新規入力時に直前行の 摘要をコピーするときは、[Tab]を押してくださ
い。なお、直前の行から摘要をコピーして修正を加える場合は、
[Pause]
を押してください。カーソルが摘要の中で止まります。
ただし、環 境設定メニューのシ ステム管理情報の 設定で「入力完了」に
していると、コピー後カーソルが次の項目に移ります。
・[Insert]で、挿入と上書モードが切り替わります。
・ JIS コード入力を行う場合は、お使いの日本語入力システムの方法に従っ
てください。
・ 外字を入力することはできません。
・ 参照ウィ ンドウの番号と同じ数 字または呼出コードに設 定している文字
を入力するときは、数字や文字のあとに[Shift]+[Enter]を押します。
たとえば「1」を入力する場合は、
[1]
[Shift]+[Enter]と入力します。
◆摘要語句から選択するときは
カーソルが摘要欄に移動すると、参照ウィンドウが表示されます。そこに表示されている
摘要の番号を入力して[Enter]を押します。またはマウスでクリックすると選択できます。
メモ 環 境設定 メニ ューの シス テム 管理情 報の 設定で、摘 要窓 の選 択モー ドを
「
[.]+[Enter]で選択」に設定している場合は、摘要の番号のあとに「.」
または「。」を入力して[Enter]を押します。
参照ウィンドウの内容は、<1 摘要切替>で連想摘要、分類摘要、と登録順のモード切り
替えができます。
摘要分類を登録している場合は、最初に分類が表示されます。分類を選択すると、選択し
た分類に設定されている摘要が参照ウィンドウに表示されます。
・連想摘要モード
: 入力し た借方および 貸方科目に 関する摘要だ けを表示す る。
ただし、環境設定メニューの環境設定で、F11・F12 キーへの
PageUp・PageDown 機能の割付をしているときは、連想摘要
の切り替えはできない。
[F11] 借方科目または帳簿科目の摘要を表示
[F12] 貸方科目または相手科目の摘要を表示
・分類摘要モード
: 摘要分類を選択すると、設定されている摘要を表示する。
摘要マスターの< 4 窓登録>で摘要分類を登録した場合に表
示される。
・登録順モード
3-50 会計処理編
: 摘要登録画面の表示順で全摘要を表示する。
現在表示されている摘要モードは、画面下に表示されるコメントで確認できます。
科目と同様に、呼出コードを入力して、参照ウィンドウに表示させることもできます。
メモ ・会社情報で、最初に表示される摘要モードを設定することができます。た
だし、摘要分類を登録している場合は、分類摘要モード優先で表示します。
・日本語入力モードの状態でないときは、摘要番号を入力して摘要語句を選
択することはできません。
◆入力した摘要を摘要語句に登録するときは
<2 摘要登録>を押してください。摘要登録画面になります。摘要語句の登録・変更のし
かたについては、2.準備作業編「マスターを変更する」をご覧ください。
◆摘要の桁数が多く、摘要入力欄に入りきらない場合は
摘要が入り きらない場合でも、備考科 目を使えば、複数行に渡っ て摘要の入力ができま
す。備考科目の使い方については、10.こんなときにはをご覧ください。
◆摘要で残高管理する場合は
残高管理す るように設定された摘要 語句を入力すると、補助科 目のように残高管理する
ことができます。詳しくは、当編「さまざまな管理帳表」をご覧ください。
◆摘要の色
残高管理している摘要かどうかは、摘要の色で識別できます。
メモ ・仕訳入力欄の摘要は、すべて黒字で表示されます。
・摘要の色は、環境設定の「画面表示色モード」により、異なります。
摘要の色
摘要と科目の関係
標準カラー・
ペーパーホワイト
モノクロ
摘要残管理していない
黒
白
借方科目が摘要残管理している
青
黄
貸方科目が摘要残管理している
緑
緑
借方・貸方両方とも摘要残管理している
赤
赤
◆摘要の連想科目の自動挿入(摘要先行型帳簿入力画面)
摘要先行型 の帳簿入力画面では、新規仕 訳入力時に摘要を入力 して科目入力欄に移動す
ると、その摘要に設定されている連想科目が相手科目に自動的にセットされます。ひとつ
の摘要に連想科目が複数設定されている場合は、最初の連想科目がセットされます。上書
きで変更できます。
その場合の科目参照ウィンドウには、連想科目だけが表示されます。<1 科目切替>を押
すと、通常の科目参照ウィンドウを表示させることができます。
会計処理編 3-51
仕
訳
入
力
︵
帳
簿
︑
単
一
振
替
︶
入力済み仕訳の訂正・取消
入力済み仕訳の訂正・取消のしかたを説明します。
■ 1.修正する仕訳を仕訳入力欄に表示する
入力済み仕訳を仕訳入力欄に表示させる方法は、次のようにいろいろあります。
先頭
仕訳番号
最後の入力済仕訳
[↑]を押すと、
下にずれて入力欄
に表示される
入力欄
仕訳表示欄をスクロールさせる
[↑]
表示欄の仕訳を1仕訳ずつ下に移動
[↓]
表示欄の仕訳を1仕訳ずつ上に移動
<次頁>
次ページを表示(
[Page Down])
<前頁>
前ページを表示(
[Page Up])
< S >< 1 最初>
先頭の仕訳を入力欄に表示する
< S >< 2 最後>
新規仕訳入力の状態に戻す(最後の仕訳を表示)
< S >< 4 順切替> 単一振替画面で、入力済み仕訳の並び順を切り替える
(日付順/仕訳番号順)
マウスでクリックする
修正したい仕訳の項目をクリックします。クリックした仕訳が入力欄に表示されて、カー
ソルがクリックした項目に移動します。
仕訳番号を選択する
<INS>を押すと、仕訳番号が指定できます。修正したい仕訳の仕訳番号を入力して[Enter]
を押します。
仕訳検索する
<4 仕訳検索>を押すと、仕訳検索画面になります。条件を指定して仕訳を検索します。
個別元帳から
<5 個別元帳>を押すと、個別元帳画面になります。
3-52 会計処理編
■2.仕訳入力欄に目的の仕訳が表示されたら、修正する
修正したい項目にカーソル移動して内容を修正して、[Enter]を押します。
◆仕訳を取り消すときは
仕訳を取り消すときは、カーソルが仕訳年月日にある状態で<DEL>を押します。仕訳年
月日に「取消」と表示されます。もう一度<DEL>を押すと取消が解除されます。
メモ 取 り消した仕訳を画面に 表示しないようにす るときは、取消仕訳を削除 し
てください。入力メニュー「62. 挿入仕訳の整理」、ユーティリティメニュー
「11. 各マスターの再生」等を、
「取消仕訳データの削除:する」の設定で実
行すると、取消仕訳が削除されます。
な お、削除した仕訳は復旧 できません。削除の前に 取消仕訳をよく確認 し
てください。
◆選択した仕訳の直前に仕訳を挿入するときは
選択した仕訳の日付入力欄で[Ctrl]を押しながら[Insert]を押すと、その仕訳の直前に
仕訳を新たに挿入することができます。仕訳入力欄の左側に「挿入」の表示が付き、仕訳
を新規入力できる状態になります。挿入仕訳は、一度に99行まで入力できます。挿入仕訳
の入力が終了したら、[ESC]を押します。
メモ ・キーガイドのボタン< C >< INS >は、< INS >(修正仕訳の呼出)と
同じです。
[Ctrl]を押しながら[Insert]を押したことにはなりません。
・挿入仕訳の間にさらに仕訳を挿入することはできません。その場合は、メ
ニューの「62. 挿入仕訳の整理」を実行します。詳しくは、10. こんなとき
には「挿入仕訳にさらに仕訳を挿入する場合は」をご覧ください。
◆伝票形式の仕訳を修正するときは
伝票形式の画面で登録した仕訳は、右側に次の印が付いています。
・複:複合伝票
・入:入金伝票
・出:出金伝票
伝票形式で登録した仕訳を修正するときは、仕訳を選択してから<1 伝票呼出>を押しま
す。選択した仕訳を登録した画面に切り替わり、伝票が表示されます。カーソルは選択し
た仕訳の明細行に移動しています。修正が終了すると、元の画面に戻ります。
入金伝票と出金伝票で登録した仕訳については、<1 伝票呼出>を押さずに直接変更する
こともできます。ただし、直接変更する場合は、次の制限があります。
・日付または伝票番号を変更した場合は、変更した仕訳が別の伝票として登録されます。
・伝票の最初に指定する現金科目は、他の科目に変更できません。
・貸借が逆になるような変更はできません。
会計処理編 3-53
仕
訳
入
力
︵
帳
簿
︑
単
一
振
替
︶
■ 3.新規仕訳入力の状態に戻す
<S><2 最後>を押すと、新規仕訳入力の状態に戻ります。
個別元帳や仕訳検索画面で修正を行っている場合は、
[ESC]を押すと画面が終了して、新
規仕訳入力画面に戻ります。
■訂正・取消を一度に行う機能
次の機能を利用すると、訂正や取消を一度に行うことができます。
・同じ 訂 正を 複 数の 仕 訳に 対 して 一 度に 行 うこ と がで き ます。ユ ー ティ リ ティ メ
ニューの「16. 入力済仕訳 データ項目変換」を利 用します。詳しくは、8. ツール編
「ユーティリティ」をご覧ください。
・一括取消を行うことができます。仕訳の入力画面で< 4 仕訳検索>を押して、取り
消す仕訳だけを検索します。< C >< 1 全削除>で、検索したすべての仕訳を一括
取消することができます。
3-54 会計処理編
伝票形式で入力した伝票を表示すると
複合伝票、入金伝票、出金伝票で登録した仕訳を、単一振替画面や帳簿入力画面で表示す
ると、次のように表示されます。
メモ 個別元帳や仕訳検索画面でも同様です。
複合伝票で入力した仕訳は、次のどちらかの展開方法で表示されます。複合仕訳から単一
仕訳への展開方法は、環境設定メニューのシステム管理情報の設定で選択します。
諸口展開する
: 相手科目がすべて(諸口)と表示される
同一金額は展開しない : 同一行の貸借金額が同じ場合は諸口展開しない
貸借金額が違う行は諸口展開する
(例)複合伝票画面の場合
借方
摘要
貸方
¥ 1,000 通信費
切手代
現金
28,000 通信費
電話代
当座預金
19,000 図書教育費
新聞購読料
¥1,000
¥47,000
単一振替画面では、以下のように表示されます。
諸口展開する
借方
貸方
金額
摘要
通信費
(諸口)
¥ 1,000
切手代
複
(諸口)
現金
1,000
切手代
複
通信費
(諸口)
28,000
電話代
複
(諸口)
当座預金
28,000
電話代
複
図書教育費 (諸口)
19,000
新聞購読料
複
(諸口)
19,000
新聞購読料
複
当座預金
なお、明細が1行だけの伝票で貸借がバランスしている場合には、
(諸口)ではなく入力
した借方科目と貸方科目が表示されます。
仕
訳
入
力
︵
帳
簿
︑
単
一
振
替
︶
同一金額は展開しない
借方
貸方
金額
摘要
通信費
現金
¥ 1,000
切手代
複
通信費
(諸口)
28,000
電話代
複
(諸口)
当座預金
47,000
電話代
複
図書教育費 (諸口)
19,000
新聞購読料
複
会計処理編 3-55
入金伝票、出金伝票、または明細が1行だけの複合伝票の場合は、次のように仕訳が表示
されます。
(例)出金伝票画面の場合
現金科目:
相手科目
摘要
金額
消耗品費
バインダ20冊
¥8,000
雑費
お茶代
小口現金
1,700
単一振替画面では、以下のように表示されます。
借方
貸方
金額
消耗品費
小口現金
¥8,000
雑費
小口現金
1,700
摘要
バインダ20冊
出
お茶代
出
(例)複合伝票画面の場合
借方
¥13,000
通信費
摘要
貸方
電話代
当座預金
¥13,000
単一振替画面では、以下のように表示されます。
借方
貸方
金額
摘要
通信費
当座預金
¥13,000
電話代
3-56 会計処理編
複
複合仕訳の入力例
複合仕訳は、単一振替画面でも入力できます。入力例で説明します。
取引が分解できるとき
例)
借
方
売掛金
貸
¥315,000
方
商品売上高
¥300,000
仮受消費税
¥15,000
1行目を入力
2行目を入力
取引が分解できないとき
■資金取引でない場合
取引が分解できない場合は、「999 諸口」を使って入力します。
例)
借
方
貸
方
売掛金 A
¥215,000
商品売上高
¥200,000
売掛金 B
¥100,000
製品売上高
¥100,000
仮受消費税
¥15,000
仕
訳
入
力
︵
帳
簿
︑
単
一
振
替
︶
会計処理編 3-57
■資金繰り管理をする場合
明細資金繰実績表 など、資金に関する帳表を 正確に作成するために、資金 取引について
は、
「999 諸口」の代わりに「1241資金複合」を使って入力します。
例)
借
方
貸
方
現金
¥215,000
商品売上高
¥200,000
当座預金
¥100,000
製品売上高
¥100,000
仮受消費税
¥15,000
貸借バランスチェック
複合仕訳の貸借のバランスは、
「諸口残高」の値でわかります。
「諸口残高」には、
「999 諸口」+「1241 資金複合」+「409/1998 不明勘定」の残高が表示
されます。
←残高=0
(バランスしている状態)
←残高≠0
(アンバランスな状態)
諸口残高が0でない場合、または不明勘定に残高がある場合は、終了時に「アンバランス
で終了しています。入力処理を継続しますか。
」というエラーメッセージが表示されます。
<はい(Y)>を押して、入力し直してください。
メモ < S >< 5 諸口残高>で、諸口残高を日別に一覧表示することができます。
3-58 会計処理編
入力した仕訳の印刷
仕訳の入力画面から、入力した仕訳や帳簿を印刷することができます。
入力画面のキーガイドを使用します。画面によって、使用するキーが異なります。
◆帳簿
入力中の帳簿を印刷するときは、帳簿入力画面で、 <印刷>(または<C><0 印刷>、
<C><2 帳簿印刷>)を押します。単一振替画面の場合は、<C><2 帳簿印刷>を押し
ます。詳しくは、「元帳・試算表等作成」をご覧ください。
メモ 帳簿の印刷は、帳表メニューから行うこともできます。
◆仕訳チェックリスト
仕訳チェックリストを印刷するときは、単一振替画面で、<印刷>(または<C><0 印
刷>)を押します。帳簿入力画面からは、<3 帳表>を押してから、
「仕訳チェックリスト」
を選択します。仕訳チェックリストについて詳しくは、
「チェックリストの表示・印刷」を
ご覧ください。
メモ ・仕訳チェックリストの印刷は、入力メニューから行うこともできます。
・仕訳の入力画面から仕訳チェックリストを印刷する場合は、単一振替画面
または 帳簿入力画 面で入力し た仕訳だ けを印刷す るように初 期設定さ れ
ています。
◆仕訳日記帳
仕訳日記帳を印刷するときは、<C><3 日記帳>を押します。詳しくは、
「元帳・試算表
等作成」をご覧ください。
メモ 仕訳日記帳の印刷は、帳表メニューから行うこともできます。
◆その他
その他には、次のキーが印刷のために用意されています。詳しくは、
「元帳・試算表等作
成」「期日管理」をご覧ください。
< 3 帳表>
「チェックリスト」メニューを起動する
< C >< 1 伝票印刷> 振替伝票を印刷する
< C >< 4 元帳印刷> 元帳を印刷する
< C >< 5 手形帳>
手形台帳を印刷する
会計処理編 3-59
仕
訳
入
力
︵
帳
簿
︑
単
一
振
替
︶
複合伝票で入力した仕訳の印刷
複合伝票で入力した仕訳の相手科目は、次のように印刷されます。
環境設定メニューの システム管理情報の設 定で、元帳等の相手科目の編 集方法を次の3
種類から選択します。
相手グループ先頭科目 : 複 合伝票の中の相手側の一番上の 明細行の科目が、相手科
目になります。
同一行の相手科目
: 同一行で貸借の金額が同じ場合に相手科目になります。
貸借の金額が違う場合や相手科目が空白の場合は(諸口)
になります。
全て諸口
: 相手科目がすべて(諸口)になります。
複合伝票の仕訳の場合には、*が相手科目の頭に付きます。
入力メニューまたは仕訳入力画面から、このように印刷される帳表は次のとおりです。
仕訳検索チェックリスト、個別元帳チェックリスト、元帳、帳簿印刷
3-60 会計処理編
仕訳入力中の便利な機能
仕訳入力画面のキーガイドには、さまざまな便利な機能が用意されています。ここでは、
キーガイドのボタン(ファンクションキー)ごとに実行できる機能を説明します。最後に、
科目や摘要などの参照ウィンドウ表示を省く方法についても説明します。
キーガイドの概要
キーガイド
キーガイドでは、マウスで実行したいキーガイド上のボタンをクリックするか、対応する
キーを押します。キーガイドの各ボタンに対応するキーは、以下のとおりです。
<N>初期状態([Shift]も[Ctrl]も押していない)
<S>([Shift]を押した状態)
<C>([Ctrl]を押した状態)
対応するファンクションキーの番号
モード
N S C
ESC
[Esc]
1 辞書呼出
HELP
次頁
2 摘要登録
前頁
3 帳表
印刷
INS
DEL
Ver表示
[Page Down][Page Up][Print Screen][Insert][Delete]
モードによって、表示されるキーガイドが異なります。
モードの切り替えは、マウスでクリックして切り替えるか、対応するキーを押した状態に
します。
操作説明書では、たとえば次のように記載しています。
<1 辞書呼出>
:<N>モードの<1 辞書呼出>を押す
<S><1 最初>
:<S>モードの<1 最初>を押す
<C><1 伝票印刷>:<C>モードの<1 伝票印刷>を押す
会計処理編 3-61
仕
訳
入
力
︵
帳
簿
︑
単
一
振
替
︶
使用できるキーの一覧
次の表は、使用できるキーガイドやその他のキーの一覧です。
キー
機
能
< N >モード([Shift]や[Ctrl]を使用しないファンクションキー)
< 1 摘要切替>
摘要参照ウィンドウを切り替える
< 1 科目切替>
科目参照ウィンドウを切り替える(摘要先行型帳簿入力)
< 1 辞書呼出>
仕訳辞書を呼び出す・参照ウィンドウを切り替える
< 1 伝票呼出>
選択した仕訳の伝票入力画面に切り替える
< 2 摘要登録>
< 3 帳表>
摘要語句を登録する
「チェックリスト」メニューの起動
< 4 仕訳検索>
仕訳を入力項目で検索する
< 5 個別元帳>
個別元帳を表示する
< 6 複合振替>
複合伝票画面を起動する
< 6 単一振替>
単一振替画面を起動する
< 7 帳簿>
帳簿の選択入力画面を起動する
< 8 辞書登録>
入力済み仕訳を仕訳辞書に登録する
< 9 伝票>
伝票形式の入力画面を起動する
< 0 月変更>
仕訳入力する月度を変更する
< S >モード([Shift]を使用するファンクションキー)
< S >< 1 最初>
最初の仕訳に移動する
< S >< 2 最後>
仕訳の新規入力欄へ戻る
< S >< 3 固定>
日付や科目など仕訳の入力項目の内容を固定する
< S >< 4 順切替>
帳簿入力画面では、摘要先行型入力と科目先行型入力を
切り替える
単一振替画面では、仕訳の並び順(日付順と入力順)を
切り替える
< S >< 4 前科目>
個別元帳で前科目を表示する
< S >< 5 次科目>
個別元帳で次科目を表示する
< S >< 5 諸口残高>
諸口残高を日別に一覧表示する(単一振替画面)
< S >< 5 消費税替>
税込仕訳の消費税額の表示切替(帳簿入力画面)
< S >< 6 マスター保守> マスター登録メニューの起動
< S >< 7 残設定>
残高設定メニューの起動
< S >< 8 科目説明>
科目に関する説明を表示する(変更可)
< S >< 9 窓登録>
勘定科目の参照ウィンドウに表示する科目を設定する
< S >< 0 仕訳件数>
入力済み仕訳数を月度ごとに表示する
3-62 会計処理編
キー
機
能
< C >モード([Ctrl]を使用するファンクションキー)
< C >< 1 伝票印刷>
振替伝票を印刷する
< C >< 2 帳簿印刷>
帳簿を印刷する
< C >< 3 日記帳>
仕訳日記帳を印刷する
< C >< 4 元帳印刷>
元帳を印刷する
< C >< 5 手形帳>
手形台帳を印刷する
< C >< 7 税率>
入力済仕訳の消費税欄に税率を表示する
< C >< 8 業種>
入力済仕訳の消費税欄に業種(簡易課税)を表示する
< C >< 9 月入力/年入力> 仕訳の月単位入力と年間一括入力を切り替える
< C >< 0 印刷>
(<印刷>と同じ)
帳簿入力画面では、< C >< 2 帳簿印刷>と同じ
単一振替画面または伝票形式の入力画面では、仕訳
チェックリストを印刷する
その他
付箋位置のクリック
仕訳に付箋をつける
マウスの右クリック
仕訳入力時の参照ウィンドウの表示の有無などを設定で
きる。他の画面を起動することができる
[Enter]
項目を入力したら、必ず押す
未入力で押すと、直前の仕訳の項目をコピーする
[Tab]
未入力で押すと、直前の仕訳の項目をコピーする
[Pause]
未入力で押すと、直前の仕訳の項目をコピーする
摘要で押した場合は、摘要の末尾にカーソルがとどまる
< INS >
仕訳番号を入力して、修正する仕訳を呼び出す
[Ctrl]+[Insert]
入力済み仕訳の間に仕訳を挿入する
[F11]
摘要参照ウィンドウが連想摘要モードのときに、借方科
目の連想摘要だけを表示する *1
[F12]
摘要参照ウィンドウが連想摘要モードのときに、貸方科
目の連想摘要だけを表示する *1
[.
]
金額入力時に押すと、000 が挿入される
摘要参照ウィンドウの番号を入力するときに使用する。
[3.]のように入力する
[。
]
摘要参照ウィンドウの番号を入力するときに使用する。
[3。]のように入力する
[,
]
金額入力時に押すと、00 が挿入される
[End]
金額を修正中に押すと、修正前の金額に戻る
摘要欄で押すと、各行の摘要の末尾にカーソルが移動する
*1 : ただし、環境設定メニューの環境設定で、F11・F12 キーへの PageUp・PageDown 機能
の割付をしているときは、連想摘要の切り替えはできません。
会計処理編 3-63
仕
訳
入
力
︵
帳
簿
︑
単
一
振
替
︶
摘要参照ウィンドウの表示切替 < 1 摘要切替>
摘要入力欄で表示される参照ウィンドウの内容を次のように切り替えます。
カーソルが摘要欄にあるときに、<1 摘要切替>を押して切り替えます。現在の摘要モー
ドは、画面下部のコメント欄に表示されます。
登録摘要モード
(すべての摘要を摘要登録画面と
同じ順に表示)
<1 摘要切替>
連想摘要モード
(借方および貸方科目の
連想摘要)
分類摘要モード
(摘要分類を選択後、摘要を表示)
・最初に登録摘要モー ドと連想摘要モードの どちらで表示するかは、会 社情報で設定
できます。ただし、摘要分 類を登録している場 合は、分類摘要モード 優先で表示さ
れます。
・連想摘要モードの場 合は、次のキーで借方科目 または貸方科目だけの 連想摘要に絞
り込むことができます(摘要先行型帳簿入力では不可)
。
ただし、環境設定メニューの環境設定で、F11・F12 キーへの PageUp・PageDown 機
能の割付をしているときは、連想摘要の切り替えはできません。
[F11]借方科目または帳簿科目の連想摘要
[F12]貸方科目または相手科目の連想摘要
・摘要分類を登録している場合は、最初に分類が表示されます。分類を選択すると、選
択した分類に設定されている摘要が参照ウィンドウに表示されます。
◆連想摘要とは
それぞれの摘要語句に対して、関係する勘定科目を12科目まで設定することができます。
これらの科目を連想科目と呼びます。逆に、連想科目が設定されている摘要語句を、連想
摘要と呼びます。
連想摘要モードでは、入 力した科目に該当する 連想摘要だけが摘要参照 ウィンドウに表
示されます。入力した科目が連想科目として摘要語句に登録されていない場合は、連想摘
要モードへは切り替わりません。
3-64 会計処理編
◆摘要分類とは
摘要分類を登録すると、参照ウィンドウに表示する摘要を絞り込むことができます。
すべての摘要を表示すると数が多すぎる場合などは、分類を登録して摘要を設定すると、
分類ごとに摘要が表示されます。
摘要分類が登録されていないと、分類摘要モードへは切り替わりません。
全摘要
摘要分類
(摘要マスターで登録)
1月分
2月分
摘要参照ウィンドウ
(仕訳入力画面)
1月分
月度
2月分
3月分
3月分
A銀行
A銀行
B銀行
銀行
C銀行
東京営業所
大阪営業所
B銀行
C銀行
経費(出張費)
1月分
2月分
3月分
東京営業所
大阪営業所
科目参照ウィンドウの表示切替
< 1 科目切替>
摘要先行型 帳簿入力の場合は、摘要に設 定されている連想科目 が科目入力欄に自動セッ
トされます。科目参照ウィンドウには、連想科目だけが表示されます。
<1 科目切替>を押すと、科目参照ウィンドウが通常の状態に戻ります。
再度<1 科目切替>を押すと、再び連想科目だけの表示になります。
◆摘要先行型帳簿入力の場合
<1 科目切替>
連想勘定科目
全科目(通常の状態)
会計処理編 3-65
仕
訳
入
力
︵
帳
簿
︑
単
一
振
替
︶
仕訳辞書を呼び出す
< 1 辞書呼出>
仕訳辞書を呼び出して、仕訳入力欄に取り込むことができます。
操
作
1
日付入力欄にカーソルを移動します。
2
< 1 辞書呼出>を押します。
仕訳辞書参照ウィンドウが表示されます。
3
仕訳辞書分類を登録している場合は、分類を選択すると仕訳辞書が参照ウィン
ドウに表示されます。
仕訳辞書の参照ウィンドウの内容は、< 1 辞書切替>を押すと、分類ごとの仕
訳辞書とすべての仕訳辞書の表示を切り替えることができます。
4
呼び出したい仕訳辞書の番号を選択します。
仕訳辞書の内容が仕訳入力欄に入ります。
5
各項目を必要に応じて変更します。
仕訳辞書分類を登録すると、参照ウィンドウに表示する仕訳辞書を絞り込むことができま
す。分類を登録して仕訳辞書を設定すると、最初に分類ごとに仕訳辞書が表示されます。
<1 辞書切替>を押すと、分類ごとの仕訳辞書とすべての仕訳辞書の表示を切り替えます。
仕訳辞書分類は仕訳辞書マスターの<5 窓登録>で登録してください。
選択した仕訳の伝票入力画面に切り替える < 1 伝票呼出>
複合伝票、入金伝票、出金伝票の画面で登録した仕訳を修正するときに、このキーを使用
します。次のように使用します。
仕訳を選択してから<1 伝票呼出>を押します。選択した仕訳を登録した画面に切り替わ
り、伝票が表示されます。カーソルは選択した仕訳の明細行に移動しています。修正が終
了すると、元の画面に戻ります。
メモ 入金伝票と出金伝票で登録した仕訳については、< 1 伝票呼出>を押さず
に直接変 更することもでき ます。ただし、直接変更する 場合は、次の制限
があります。
・日付または伝票番号を変 更した場合は、変更した仕 訳が別の伝票とし
て登録されます。
・伝票の最初に指定する現金科目は、他の科目に変更できません。
・貸借が逆になるような変更はできません。
3-66 会計処理編
摘要語句を登録する
< 2 摘要登録>
仕訳入力中に、摘要語句を登録・変更することができます。仕訳を入力しながら摘要語句
を登録・変更することにより、数カ月後には会社に最適な摘要マスターができあがります。
この機能は、次のような使い方があります。
■入力中の摘要を登録する
摘要を入力後、<2 摘要登録>を押すと、入力中の仕訳の摘要を登録できます。
入力中仕訳の摘要
↓
登録
操
作
1
仕訳入力画面で、< 2 摘要登録>を押します。
摘要登録・変更画面になります。
入力中仕訳
の摘要
2
登録・変更の操作方法は、摘要マスターの追加・変 更と同じです。詳しくは、
2. 準備作業編「マスターを変更する」をご覧ください。
メモ 仕訳入力中に< 2 摘要登録>で摘要の登録・変更画面を起動したとき
は、< S >< 5 全削除>機能は実行できません。
3
摘要の登録・変更画面を終了すると仕訳入力画面に戻ります。
会計処理編 3-67
仕
訳
入
力
︵
帳
簿
︑
単
一
振
替
︶
■直前の仕訳の摘要を登録する
仕訳の摘要をまだ入力していないときに<2 摘要登録>を押すと、入力済み仕訳の最下行
に表示されている仕訳の摘要を登録できます。操作方法は、前述「入力中の摘要を登録す
る」と同じです。
前の仕訳の摘要
↓
登録
チェックリストを表示・印刷する
< 3 帳表>
仕訳入力中に、入力メニューのチェックリストを表示・印刷することができます。
操
作
1
仕訳入力画面で、< 3 帳表>を押します。
選択リストが表示されます。帳表を選択してください。
マウスでクリックするか、[↓]
[↑]で
選択後[Enter]を押します。
3-68 会計処理編
2
このあとの操作は、通常のチェックリストを表示・印刷するときと同じです。
当編「チェックリストの表示・印刷」をご覧ください。
3
選択した帳表画面になります。
4
帳表画面を終了すると仕訳入力画面に戻ります。
仕訳を検索して修正する
< 4 仕訳検索>
仕訳の条件 を指定して、条件にあった 入力済み仕訳を検索し ます。検索した仕訳につい
て、仕訳の修正・取消ができます。
メモ この機能は、メニューの「仕訳検索」から実行することもできます。
■仕訳検索の流れ
仕訳検索機能は、以下の流れになっています。この流れに沿って説明していきます。
仕訳入力画面
<4 仕訳検索>
検索項目入力
メニュー<仕訳検索>
項目指定検索画面
<7 範囲>
<0 実行>
範囲指定検索画面
<0 実行>
検索結果
検索した仕訳の画面 =仕訳の修正、印刷
■項目指定検索の手順
仕訳を入力する手順で検索条件を指定して、検索します。
操
作
1
仕訳入力画面で、< 4 仕訳検索>を押します。
仕訳検索画面になります。
仕
訳
入
力
︵
帳
簿
︑
単
一
振
替
︶
会計処理編 3-69
2
検索条件を仕訳入力と同様の手順で入力します。日付については、開始日付と
終了日付を入力して範囲の指定ができます。
省略した項目については、条件なしとして検索します。日付、科目、消費税区
分、税率、業種については、0 にすると条件なしとして検索します(未入力の
もの、コード 0 のものを検索指定することはできません)
。
< 1 付箋選択>
付箋の色を選択する
< 6 帳簿形式>
仕訳の入力型(帳簿入力/単一振替)を切替える
< 7 範囲>
検索方法を範囲指定検索に切替える
< S >< 8 科目説明> 科目説明を表示する
< S >< 9 仕訳数>
入力済仕訳件数を表示する
メモ < 7 範囲指定>を押して範囲指定検索に切り替えたときは、その前に
入力していた検索条件は無効になります。
3
検索条件の設定が終了したら、< 0 実行>を押します。
検索した仕訳が表示されます。
■範囲指定検索の手順
検索条件を範囲指定して、その範囲内の仕訳を検索します。
なお、伝票番号については、検索する番号を指定することはできますが、範囲指定するこ
とはできません。
操
作
3-70 会計処理編
1
仕訳入力画面で、< 4 仕訳検索>を押します。
仕訳検索画面になります。
2
< 7 範囲>を押します。
仕訳検索条件範囲指定画面になります。
3
各項目の検索開始と検索終了を入力して、検索範囲を設定します。
ブランクは、最初または最後を意味します(未入力のもの、コード 0 のものを
検索指定することはできません)
。
< 1 付箋選択>
付箋の色を選択する
< 9 仕訳数>
入力済み仕訳件数を表示する
< S >< 8 科目説明> 科目説明を表示する
[ESC]
項目指定検索画面に戻る
4
検索条件の設定が終了したら、< 0 実行>を 2 回押します。
検索した仕訳が表示されます。
■検索結果の表示
「項目指定検索」または「範囲指定検索」で検索条件を設定後、<0 実行>を押すと、仕訳
が検索・表示されます。
◆仕訳の修正、取消
仕訳をクリックするか、仕訳番号を入力して[Enter]を押します。選択した仕訳が入力
欄に表示されます。仕訳を修正します。選択した仕訳を取り消すときは、日付欄で
<DEL>を押します。
[↑]
[↓]
1仕訳ごとに表示を切り替える
<前頁><次頁>
1ページごとに表示を切り替える
< INS >
仕訳番号の指定に戻る
< 1 伝票呼出>
選択した仕訳の伝票入力画面に切り替える
< 2 摘要登録>
摘要を登録する
< 8 辞書登録>
仕訳辞書に登録する
< S >< 1 最初>
最初の仕訳に表示を切り替える
< S >< 2 最後>
最後の仕訳に表示を切り替える
< S >< 8 科目説明>
科目説明を表示する
< S >< 9 仕訳数>
入力済み仕訳数を表示する
< SHIFT >を押しながら
付箋の色を一括して変更する、または一括して削除する
マウスを左クリック
会計処理編 3-71
仕
訳
入
力
︵
帳
簿
︑
単
一
振
替
︶
◆表示されている全仕訳の取消
<C><1 全削除>を押すと、画面に表示されているすべての仕訳を取り消すことができ
ます(確認メッセージが表示されます)。<C><1 全削除>で取り消した仕訳を復活さ
せるときは、仕訳ひとつひとつに対して<削除>を押してください。
メモ 複合伝票、入金伝票、出金伝票の画面で登録された仕訳も削除されます。
◆仕訳検索チェックリストの印刷
検索した仕訳を印刷するときは、<印刷>を押します。<印刷>を押した場合は、取消仕
訳は印刷されません。
取り消した仕訳だけを印刷するときは、<C><9 取消印刷>を押します。
個別元帳を表示する
< 5 個別元帳>
入力済み仕訳を個別元帳形式で表示します。表示した仕訳を確認するだけでなく、修正し
たり、取り消したりすることができます。
メモ この機能は、メニューの「個別元帳」から実行することもできます。
■個別元帳を表示する
個別元帳を表示して、各科目の残高を確認できます。
操
作
3-72 会計処理編
1
仕訳入力画面で、< 5 個別元帳>を押します。
個別元帳画面になります。
2
個別元帳の開始日付と終了日付を入力して、[Enter]を押します。
3
元帳科目コードを入力して、[Enter]を押します。
< 1 その他> 未入力の科目を表示する
< 2 補助元帳>〜< 4 部門元帳> 補助元帳、摘要元帳、部門元帳の切替え
4
個別元帳が表示されます。
< 1 科目変更>
元帳の科目を変更する(3 へ戻る)
消費税情報の設定が「課税業者」、
「試算表出力区分 税抜き」で、元帳科目が売
上等の課税対象科目である場合は、次のファンクションキーが使用できます。
< 5 税抜表>
税抜き金額を表示する
< 6 税込表>
税込み金額と消費税金額(逆側に)を表示する
< 7 込一括表>
税込み金額と消費税合計額(月末残)を表示する
< 9 日別残>
日別残高一覧表
< 0 月別残>
月別残高一覧表
メモ 詳しくは、当編「チェックリストの表示・印刷 個別元帳の表示」を
ご覧ください。
仕
訳
入
力
︵
帳
簿
︑
単
一
振
替
︶
会計処理編 3-73
■仕訳の修正・取消・個別元帳チェックリスト
個別元帳に表示した仕訳を修正したり、取り消したりすることができます。
入力済み仕訳を修正する方法は、仕訳入力時と同様です。
操
作
3-74 会計処理編
1
個別元帳画面で、修正したい仕訳番号を入力して、[Enter]を押します。
[↑][↓]
1 仕訳ごとに表示を切り替える
<前頁><次頁>
1 ページごと表示を切り替える
< S >< 1 最初>
最初の仕訳に表示を切り替える
< S >< 2 最後>
最後の仕訳に表示を切り替える
< S >< 4 前科目> 前の科目を表示する
< S >< 5 次科目> 次の科目を表示する
2
指定した仕訳が入力欄に表示されます。
3
訂正する項目にカーソルを移動して、仕訳を修正します。
< DEL >
仕訳を取り消す
< INS >
仕訳番号の指定に戻る
< 1 伝票呼出>
選択した仕訳の伝票入力画面に切り替える
< 2 摘要登録>
摘要を登録する
< S >< 8 科目説明> 科目説明を表示する
< S >< 9 仕訳数>
入力済仕訳数を表示する
4
個別元帳チェックリストを印刷するときは、<印刷>を押します。
■日別残高一覧表を表示・印刷する
日別残高を各月ごとに確認できます。また、日別残高一覧表を印刷することもできます。
操
作
1
個別元帳画面で、< 9 日別残>を押します。
日別残高表示画面になります。
2
次の操作で日別残高の確認ができます。
< 6 貸借表示>
貸借の発生残高を表示する
< 7 差額表示>
貸借の差額を表示する
[↑][↓]
1 行分画面の表示をスクロールする
<前頁><次頁> 1 ページごと表示を切り替える
[ESC]
表示年月、科目を変更する
3
日別残高一覧表を印刷するときは、<印刷>を押します。
4
個別元帳表示画面に戻るときは、
[ESC]を 2 回押します。
仕
訳
入
力
︵
帳
簿
︑
単
一
振
替
︶
会計処理編 3-75
■月別残高一覧表を表示・印刷する
月ごとに残高を確認できます。また、月別残高一覧表を印刷することもできます。
操
作
3-76 会計処理編
1
個別元帳画面で、< 0 月別残>を押します。
月別残高表示画面になります。
2
次の操作で日別残高の確認ができます。
< 6 貸借表示>
貸借の発生残高を表示する
< 7 差額表示>
貸借の差額を表示する
< 8 予算>
当期の予算金額を表示する
< 9 前期残>
前期の月別残高を表示する
< 0 当期残>
当期の月別残高を表示する
[ESC]
科目を変更する
3
月別残高一覧表を印刷するときは、<印刷>を押します。
4
個別元帳表示画面に戻るときは、[ESC]を 2 回押します。
複合伝票画面を起動する
< 6 複合振替>
単一振替画面でこのキーを押すと、メニューに戻らずに、複合伝票画面を起動することが
できます。単一振替画面は終了します。
単一振替画面を起動する
< 6 単一振替>
帳簿入力画面でこのキーを押すと、メニューに戻らずに、単一振替画面を起動することが
できます。
帳簿入力画面は終了します。
帳簿の選択入力画面を起動する
< 7 帳簿>
このキーを押すと、メニューに戻らずに、帳簿の選択入力画面を起動することができます。
キーを押したときの画面は終了します。
仕訳辞書を登録する
< 8 辞書登録>
使用頻度が高い仕訳を仕訳辞書に登録できます。仕訳辞書を利用すると、仕訳入力の迅速
化が図れます。
参照ウィンドウの設定画面で設定する「仕訳辞書登録方法」によって、操作が異なります。
仕訳入力の画面でマウスを右クリックして、「科目・摘要窓表示On/Off」を選択して次の
どちらかを設定します。
・入力行のみ
・マスター登録
「マスター登録」を選択すると、仕訳辞書マスターの追加変更画面が表示されます。詳し
い操作手順は、2.準備操作編「マスターを変更する」を参照してください。
「入力行のみ」を選択したときの操作手順は、以降のとおりです。
仕
訳
入
力
︵
帳
簿
︑
単
一
振
替
︶
会計処理編 3-77
操
作
1
仕訳入力欄で、仕訳辞書に登録したい入力済み仕訳を入力欄に表示させます。
[↑][↓]
1 仕訳ごとに表示を切り替える
<前頁><次頁> 1 ページごとに表示を切り替える
2
< 8 辞書登録>を押します。
仕訳辞書登録画面が表示されます。
辞書 名称から呼 出コードに カーソルを戻 すときは、マウ スでクリッ クするか
[Shift]+[Tab]を押してください。
3
呼出コードと辞書名称を入力して、<登録>を押します。
仕訳辞書に登録されます。
メモ 呼出コードを入力しないと登録されません。必ず入力してください。
・呼出コードの最初の文字に、数字は使用できません。
・< 1 辞書呼出>を押したときの参照ウィンドウには、辞書名称が
表示されます。
伝票形式の画面を起動する
< 9 伝票>
このキーを押すと、伝票形式の入力画面を起動することができます。次のように操作します。
操
作
1
仕訳入力画面で、< 9 伝票>を押します。
2
選択リストが表示されます。起動する画面を選択します。
マウスでクリックするか、[↓][↑]で選
択後[Enter]を押します
3
3-78 会計処理編
選択した伝票入力画面が起動します。
このキーを押したときの画面は終了します。
仕訳入力する月度を変更する
< 0 月変更>
仕訳を月単 位で入力している場合は、入 力する月度をワンタッ チで切り替えることがで
きます。
操
作
1
仕訳入力画面で、< 0 月変更>を押します。
カーソルが年月入力画面へ移動します。
カーソル
2
仕訳を入力する年月度をそれぞれ 2 桁で入力して、[Enter]を押します。
処理年月が変更されます。
入力済み仕訳の間をジャンプする
< S >< 1 最初>、< S >< 2 最後>
入力済み仕訳の間をジャンプします。
< S >< 1 最初> 1 番目の入力済み仕訳へジャンプする
< S >< 2 最後> 仕訳の新規入力欄へ戻る
仕
訳
入
力
︵
帳
簿
︑
単
一
振
替
︶
会計処理編 3-79
仕訳入力項目を固定する
< S >< 3 固定>
仕訳を新規入力するときに同じ日付、科目、摘要などが続くときは、固定機能を使うと、
入力の迅速化が図れます。
メモ 仕訳入力処理を終了すると、すべての固定項目は解除されます。
■固定する項目の内容は
固定する項目の内容は、仕訳入力時に、直前の入力済み仕訳から参照します。
最後の入力済み仕訳、または現在入力中の仕訳の内容を以降の仕訳でも使用するときは、
<S><3 固定>を押します。
メモ 消費税情 報の設定が「消費税仕 訳を自動生成する」の場 合は、本体価格の
仕訳で内 容を固定することは できません。次のように、消 費税の仕訳で内
容が固定されてしまいます。
①本体価格の仕訳を入力する
②消費税の仕訳が自動生成される
③< S >< 3 固定>を押して固定項目を設定する
④自動生成された消費税の仕訳(=②の仕訳)で内容が固定される
■操作手順
操
作
3-80 会計処理編
1
仕訳入力画面で、< S >< 3 固定>を押します。
固定入力項目指定画面になります。
2
初期状態はすべて「2. しない」になっています。
固定入力する項目を「1. する」に変更します。
マウスでクリックして選択するか、上下左右の矢印キーで選択します。番号を
入力して選択することもできます。
3
固定項目の設定が終了したら、
[ESC]を押します。
仕訳の入力画面に戻ります。
摘要先行/科目先行型入力、入力順/日付順の切替
< S >< 4 順切替>
帳簿入力画面では、科目先行型と摘要先行型の入力形式を切り替える事ができます。
単一振替画面では、入力済み仕訳の表示順を日付順・入力順で切り替えることができます。
メモ 会社情報でも同様の切り替えができます。
個別元帳で、前後の科目を表示する
<S >< 4 前科目><S ><5 次科目>
個別元帳の表示で、前の科目、次の科目を表示します。
諸口残高を一覧表示する
< S >< 5 諸口残高>
諸口残高を日別に一覧表示します。単一振替画面のときに有効です。
操
作
1
< S >< 5 諸口残高>を押します。
諸口残高一覧表示画面になります。
仕
訳
入
力
︵
帳
簿
︑
単
一
振
替
︶
2 [ESC]を押すと、単一振替画面に戻ります。
会計処理編 3-81
消費税額の表示を切り替える
< S >< 5 消費税替>
消費税情報の設定が「課税業者」「試算表出力区分
税抜き」で、帳簿科目が売上等の課
税課目の帳簿入力画面で使用することができます。このキーを押すと、金額の表示が次の
ように切り替わります。
・税込み金額と消費税額(逆側に)を表示する。
・税抜き金額を表示する。
メモ 印刷を実行した場合は、この選択に関係なく、税抜き金額が印刷されます。
マスターを変更する
< S >< 6 マスター保守>
仕訳入力中に、勘定科目や補助科目などを追加したい場合は、この機能を使ってマスター
の変更を行うことができます。
操
作
1
仕訳入力画面で、< S >< 6 マスター保守>を押します。
選択リストが表示されます。変更するマスターを選択してください。
マウスでクリックするか、[↓]
[↑]で
選択後[Enter]を押す
3-82 会計処理編
2
以後の操作方法は、通常のマスター変更処理と同じです。2. 準備作業編「マ
スターを変更する」をご覧ください。
3
マスター登録、変更の画面を終了すると、仕訳入力画面に戻ります。
各種残高を設定する
< S >< 7 残設定>
この機能により、仕訳を入力しながら、各種残高や予算の設定ができます。
操
作
1
仕訳入力画面で、< S >< 7 残設定>を押します。
選択リストが表示されます。設定する残高の種類を選択してください。
マウスでクリックするか、[↓]
[↑]
で選択後[Enter]を押します
2
以後の操作方法は、通常の残高設定処理と同じです。2. 準備作業編「残高を
設定する」をご覧ください。
3
残高設定画面を終了すると、仕訳入力画面に戻ります。
勘定科目の説明を表示変更する
< S >< 8 科目説明>
仕訳入力中に、勘定科目の説明を表示変更できます。
操
作
1
2
仕訳入力画面で、< S >< 8 科目説明>を押します。
科目の説明画面が表示されます。
[↑][↓]
1 行ごとに表示を切り替える
<前頁><次頁> 1 ページごとに表示を切り替える
説明画面の内容を変更する場合は、< 1 編集>を押します。
説明をすべて書き換えたい場合は、< S >< 3 全削除>を押して既存の説明
をすべて削除してから入力します。
< 1 編集>
科目説明の編集をする
< 2 行挿入>
編集中のカーソル位置行を追加する
< 3 行削除>
編集中のカーソル位置の行を削除する
< S >< 1 最初>
説明の最初を表示する
< S >< 2 最後>
説明の最後を表示する
< S >< 3 全削除>
すべての説明行を削除する
仕訳の入力画面に戻るときは、
[ESC]を押します。
会計処理編 3-83
仕
訳
入
力
︵
帳
簿
︑
単
一
振
替
︶
科目参照ウィンドウの変更
< S >< 9 窓登録>
勘定科目参照ウィンドウに表示する勘定科目を絞り込むことができます。
次の勘定科目参照ウィンドウの表示内容を変更できます。
・帳簿科目選択時の参照帳簿科目ウィンドウ
・仕訳入力時の参照科目ウィンドウ(プレビュー・印刷メニューと共通)
■操作手順
帳簿選択時に<S><9 窓登録>を押すと帳簿科目ウィンドウの変更ができます。仕訳入
力時に<S><9 窓登録>を押すと科目ウィンドウの変更ができます。
操
作
1
仕訳入力画面で、< S >< 9 窓登録>を押します。
(例)仕訳入力時の科目ウィンドウ変更
参照テーブル
科目参照
ウィンドウ
(全表示)
3-84 会計処理編
2
勘定科目を登録する位置にカーソルを移動します。
参照テーブルの 25 項目が、科目参照ウィンドウの 1 ページ分にあたります。
3
登録する勘定科目のコードを選択します。
<前頁><次頁> 科目参照ウィンドウのページ切り替え
< 1 コピー>
勘定科目マスターの内容を上書コピーする
(200 科目まで)
< 2 全削除>
登録内容をすべて削除する(初期状態に戻す)
< 8 空白>
カーソル位置の勘定科目を削除して、空白にする
< 9 前頁窓>
参照テーブルの前ページを表示する
< 0 次頁窓>
参照テーブルの次ページを表示する
< INS >
カーソル位置に空白を挿入して、それ以下に登録されて
いる勘定科目の順番を繰り下げる
< DEL >
カーソル位置に登録されている勘定科目を削除して、そ
れ以下に登録されている勘定科目の順番を繰り上げる
4
登録が終了したら、[ESC]を押します。
仕訳件数を確認する
< S >< 0 仕訳件数>
入力済み仕訳の件数を月度ごとに確認できます。
メモ この機能は、メニューの「入力仕訳件数表示」から実行することもできます。
■表示内容
仕訳入力件数画面の表示内容は、次のとおりです。
項
目
内
容
仕訳件数
入力済み仕訳を月度ごとに合計した件数
累計件数
入力済み仕訳を期首から累計した件数
開始番号
該当月度の開始仕訳番号
終了番号
該当月度の終了仕訳番号
■操作手順
操
作
1
2
仕訳入力画面で、< S >< 0 仕訳件数>を押します。
仕訳入力件数画面になります。
仕
訳
入
力
︵
帳
簿
︑
単
一
振
替
︶
終了するときは、
[ESC]を押します。
仕訳の入力画面に戻ります。
会計処理編 3-85
伝票を印刷する
< C >< 1 伝票印刷>
振替伝票を印刷します。<C><1 伝票印刷>を押すと、
「振替伝票発行」の印刷指定画面
になります。ただし、現金出納帳または帳簿(現金指定の時)で<C><1 伝票印刷>を
押した場合は選択リストが表示され、発行伝票が選択できます。詳しくは、当編「元帳、
試算表等作成」の「振替伝票発行」をご覧ください。
帳簿を印刷する
< C >< 2 帳簿印刷>
指定した科目の帳簿を印刷します。<C><2 帳簿印刷>を押すと、帳簿印刷の印刷指定
画面になります。詳しくは、当編「元帳・試算表等作成」をご覧ください。
仕訳日記帳を印刷する
< C >< 3 日記帳>
仕訳日記帳を印刷します。<C><3 日記帳>を押すと、仕訳日記帳の印刷指定画面にな
ります。詳しくは、当編「元帳・試算表等作成」をご覧ください。
元帳を印刷する
< C >< 4 元帳印刷>
元帳を印刷します。<C><4 元帳印刷>を押すと、総勘定元帳作成の印刷指定画面にな
ります。詳しくは、当編「元帳、試算表等作成」の「元帳」をご覧ください。
手形台帳を印刷する
< C >< 5 手形帳>
手形台帳を印刷できます。入力メニューからも実行できます。詳しくは、当編「期日管理」
をご覧ください。
消費税区分・税率・業種の表示切替
< C >< 7 税率>< 8 業種>
入力済み仕訳に、消費税 の税率と簡易課税の場 合の業種のどちらを表示 するかを次のよ
うに切り替えます。
< C >< 7 税率>
税率を表示
< C >< 8 業種>
業種コードを表示
1仕訳=2行で表示されます。初期表示は、消費税区分と税率です。消費税区分は、
1行目に必ず表示されます。2行目の表示を切り替えることができます。
3-86 会計処理編
仕訳入力単位を切り替える < C >< 9 月入力/年入力>
仕訳入力単位(仕訳を入力できる範囲)を切り替えます。仕訳入力単位には、月単位入力
と年間一括入力があります。次のような違いがあります。
■月単位の場合
< C >< 9 月入力>
仕訳は処理月度ごとに入力します。入力済み仕訳には、該当月度の仕訳だけが表示されます。
帳簿入力画面では、月末残高が表示されます。
■年間一括の場合
< C >< 9 年入力>
当期分と翌期3カ月分の仕訳を連続して入力できます。したがって、月度が変わるごとに
月度を切り替える必要がありません。
帳簿入力画面では、当期期末残高が表示されます。
付箋機能(右クリック)
仕訳に付箋を付けることによって、付箋のついた仕訳を検索したり、コピーしたりするこ
とができるようになります。
毎月定期的に発生する賃借料支払い、保険料支払い等に付箋を付けておくと、次月からは
簡単な操作で仕訳を入力することができます。
付箋の色は赤、青、緑の3色あります。1仕訳につき1付箋を貼付できます。
・表示域では、仕訳番号の下行に付
箋が表示されます。マウスをク
リックすると、付箋の貼付・削除
ができます。
・入力域の左側でマウスをクリック
すると、付箋の貼付・削除ができ
ます。
メモ ・付箋機能は、すべてマウスで操作します。
・付箋を貼付・削除しても、修正伝票とはなりません。
・付箋の設定・削除は、仕訳入力・訂正だけでなく、仕訳検索、個別元帳か
らもできます。仕訳検索では、付箋の色による検索ができます。仕訳デー
タチェックリストでは、付箋種類を確認できます。
会計処理編 3-87
仕
訳
入
力
︵
帳
簿
︑
単
一
振
替
︶
◆貼付・削除
付箋表示位置でマウスを左クリックすると、付箋を貼付・削除できます。マウスの右ボタ
ンで色指定をした場合は、指定した色の付箋が貼付されます。
マウスを右クリックすると、次のメニューが表示されます。
←単一振替入力の場合のみ表示されます。
付箋の色指定、削除、付箋移動(色指定なし)、付箋仕訳コピーができます。
◆付箋仕訳コピー
付箋のついた仕訳の 入力年月および付箋色 を指定して、該当する処理年 月にコピーしま
す。付箋仕訳コピーができるのは、単一振替入力だけです。
操
作
1
付箋位置でマウスを右クリックすると、メニューが表示されます。
2
<付箋仕訳コピー>を選択すると、次の画面が表示されます。
< 8 仕訳数>
3-88 会計処理編
付箋の色別に仕訳件数を表示する。
3
コピー元仕訳の処理年月を指定します。期末整理月は指定できません。
4
コピー先の処理年月を指定します。 3 と同一年月は指定できません。期末整
理月も指定できません。
5
コピーしたい付箋の色を指定します。
6
コピーした仕訳に付箋を貼付するかどうかを指定します。
7
< 0 実行>を 2 回押すと、付箋仕訳がコピーされます。
◆付箋仕訳コピー時の注意
次の事項に注意してください。
・会社情報の< 2 日付変更> で各月度の決算年月日を変更している会社 ( 例 . 決算は
末日締め、期中は 20 日締め等 ) は処理できません。
・コピー元に付箋付き仕訳が存在しない場合は、メッセージが表示されます。
・取消仕訳はコピーされません。
・コピーする仕訳の年月日は、次のように変換されます。
・大の月の末日から小の月にコピーするときは小の月の末日に変換する。
1月 31 日
→
2月 28 日 ( うるう年は 29 日 )
・小の月の末日から大の月にコピーするときは、変換しない。
2月 28 日
→
3月 28 日 ( 3月 31 日にはしない )
・伝票番号は変更されません。
・摘要文字列内にある「X 月度」等の月度を表す文字はそのままコピーされます。
・複合伝票と入出金伝票は伝票単位に付箋がつくため伝票ごとにコピーされます。
・日付変換後、コ ピー先年月に同一仕訳 が存在する場合は、確認 メッセージが表示さ
れます。
同一仕訳とは、次の項目がすべて同一の仕訳です。
・複写元の取引日付を複写先用に変換した取引年月日
・伝票番号
・借方項目 ( 勘定科目、消費税コード、消費税率、業種、補助科目、部門 )
・貸方項目 ( 勘定科目、消費税コード、消費税率、業種、補助科目、部門 )
・金額 ( 借方金額、貸方金額 )
・摘要
・手形番号、期日
コピーを中断 するときは<いいえ> を押します。付箋仕訳二 重コピーチェックリス
トが出力されます。
<はい>を押すと、コピーされます。
仕
訳
入
力
︵
帳
簿
︑
単
一
振
替
︶
会計処理編 3-89
参照ウィンドウを設定する(右クリック)
仕訳入力の画面でマウスを右クリックすると、選択リストが表示されます。
選択リストの「科目・摘要窓表示On/Off」を選択すると、次の設定ができます。
・科目や摘要などの参照ウィンドウの表示の有無
・参照ウィンドウに表示する摘要名称(正式名称/表示名称)
・仕訳入力のときに仕訳辞書の参照ウィンドウを自動的に表示するか
・< 8 辞書登録>で、入力行のみ登録するか、仕訳辞書マスターの登録画面での登録
にするか
メモ 窓表示の区分の設定は、すべての仕訳入力画面に反映されます。
操
作
1
仕訳入力の画面でマウスを右クリックします。
選択リストが表示されます。
単一振替画面の場合
2
帳簿入力画面の場合
実行したい機能を選択してください。
マウスでクリックするか[↓][↑]で選択後[Enter]を押して選択します。
3 「科目・摘要窓表示 On/Off」を選択すると、窓表示設定の画面になります。
各項目を選択して、<登録>を押します。
4 [ESC]を押した場合は、設定を取り消して画面を閉じます。
3-90 会計処理編
カレンダー機能を利用する
<右クリック>
日付を確認して入力したいときは、カレンダー機能を利用することができます。
操
作
1
月日欄でマウスを右クリックすると、カレンダーが表示されます。
2
<≪前月><今月><翌月>≫[↑]
[↓]
[←]
[→]でカーソルを移動します。
3 [Enter]を押すと、日付を取り込みます。日付を取り込むと、カレンダー機
能は終了します。
4
カレンダー機能を取り消すときは、
[ESC]を押します。
仕
訳
入
力
︵
帳
簿
︑
単
一
振
替
︶
会計処理編 3-91
電卓機能を利用する
<右クリック>
仕訳入力中に、まとめて入力したい金額が生じたときは、電卓機能を利用してその場で計
算することができます。
操
作
3-92 会計処理編
1
金額欄でマウスを右クリックすると、電卓が表示されます。
2
操作方法は、市販の電卓とほぼ同じです。
3
<転送>をクリックすると、計算結果を伝票の金額にコピーします。コピー時
に小数点以下は切り捨てられます。コピーすると、電卓機能は終了します。
4
電卓機能を取り消すときは、[ESC]を押します。
仕
訳
入
力
︵
帳
簿
︑
単
一
振
替
︶
会計処理編 3-93
手形台帳画面入力・訂正
受取手形、支払手形、設備支払手形の仕訳を手形台帳形式で入力することができます。
入力形式の紹介
仕訳の入力は、次のメニューから行います。仕訳の入力画面の形式によって、メニューの
ボタンが分かれています。仕訳を入力する画面や帳簿は何種類もありますが、1度入力す
れば、同じ仕訳を他の画面や帳簿から入力する必要はありません。
◆入力メニュー
入力メニューは、システムを起動すると最初に表示されるメニューです。ツールボタンの
<入力>を押して表示することもできます。
このメニューから仕訳を入力します。
帳簿入力形式
単一振替形式
伝票形式
→前の章で説明
3-94 会計処理編
手形台帳画面入力
基本操作
仕訳を新規入力するときの基本操作を説明します。入力メニューで「51.手形台帳画面入
力」を選択すると、次の画面になります。
以下の①から⑤の順に入力します。
②月単位に入力している場合は、年月
手形-1.bmp
度を入力して[Enter]を押します。
①帳簿科目、補助科目を入力します。
③入力済みの仕訳が表示
されます。
④仕訳を入力します。
各項目を入力したら
[Enter]を押します。
日付と伝票番号は、仕
訳ごとに入力します。
ここに、簡単な説
明が表示されます。
この説明を参考に
入力を進めてくだ
さい。
⑤最後の項目を入力して[Enter]を押すと、入力した仕訳が登録されます。
登録された仕訳は、仕訳入力欄のすぐ上の入力済み仕訳欄に表示されま
す。次の新しい仕訳を入力できるようになります。
注意
新規に仕訳を入力しているときに[↑][↓]を押すと、入力中の仕訳が無
効になります。誤って上下の矢印キーを押さないようにご注意ください。
■基本操作のまとめ
・項目を入力したら、
[Enter]を押す。
・新規入力時、何も入力しないで[Enter]を押すと、直前の仕訳内容がコピーされる。
ただし、額面と摘要はコピーされない。
[Tab]
、[Pause]を押した場合も、直前の仕訳内容がコピーされる。
[Enter]とは、次の点が異なる。
・額面と摘要もコピーされる。
・摘要欄で、[Pause]を押すと、カーソルが摘要内 にとどまる。ただし、環境設
定メニューのシステム管理情報の設定で「入力完了」にしていると、カーソルが
次の項目に移る。
・入力した項目にカーソルを戻してこれらのキーを押すと、直前の仕訳内容で上書
きされる。
・仕訳辞書から仕訳をコピーすることができる。日付の入力欄で< 1 辞書呼出>を押す。
・摘要を参照 ウィンドウから選択す る場合は、マウスで項目 をクリックするか、番号
を入力して[Enter]を押す。
会計処理編 3-95
手
形
台
帳
画
面
入
力
・
訂
正
・摘要に参照ウィンドウと同じ番号の数字を入力するときは、番号のあとに[Shift]+
[Enter]を押す。
メモ 環 境設定 メニ ューの シス テム 管理情 報の 設定で、摘 要窓 の選 択モー ドを
「[.]+[Enter]で選択」に設定している場合は、マウスで項目をクリッ
クするか、番号のあとに「.」か「。
」を入力してから[Enter]を押す。
・仕訳入力欄の項目間のカーソル移動は、
[Enter]か、左右の矢印キーを使用する。仕
訳入力欄に選択した仕訳が表示される。
・入力済みの仕訳を選 択するときは、マウスで クリックするか、上下の 矢印キーを使
用する。
・登録済み仕訳の先頭行を選択するときは、< S >< 1 最初>を押す。
・< S >< 1 最後>を押すと、仕訳を新規入力する状態に戻る。
・入力済みの仕訳の間に仕訳を挿入するときは、次の操作を行う。
①挿入する仕訳のあとに位置することになる仕訳を選択する。
②日付入力欄で、
[Ctrl]+[Insert]を押す。
③仕訳入力欄の左側に「挿入」の表示が付き、仕訳を新規入力できる状態になる。
④挿入仕訳は、一度に 99 行まで入力できる。
⑤挿入仕訳の入力が終了したら< ESC >を押す。
・キーガイドのボタン< C >< INS >は、< INS >(修正仕訳の呼出)と同じ。
[Ctrl]
+[Insert]を押したことにはならない。
・挿入仕訳の間にさらに仕訳を挿入することはできない。その場合は、メニューの「挿
入仕訳の整理」を実行する。詳しくは、10. こんなときには「挿入仕訳にさらに仕訳
を挿入するには」をご覧ください。
・仕訳を取り消すときは、
取り消す仕訳を選択してから日付入力欄で< DEL >を押す。
赤い文字で「取消」と表示される。もう一度< DEL >を押すと、取消が解除される。
3-96 会計処理編
各入力項目の説明
帳簿および補助科目名
年月度
仕訳番号
付箋
入力形式の表示
空白:単一振替、
帳簿入力
複 :複合伝票入力
入 :入金伝票入力
出 :出金伝票入力
日付
手形番号
帳簿補助科目
消費税コード、
消費税率
帳簿部門
額面 期日
摘要
相手科目
相手部門
仕訳の各入力(表示)項目を説明します。
■帳簿および補助科目
手形台帳を入力する勘定科目を入力します。
指定できる勘定科目は、「受取手形」、「設備支払手形」、「支払手形」です。使用区分が1の
科目が、参照窓に表示されます。
メモ 指定した勘定科目の期日管理区分が「0」の場合は、「この科目は期日管理
を行わないようになっています。処理を継続しますか。
」のメッセージが表
示 されます。<はい> を押すと、期日管理 区分を「1」にして、入力を 継
続することができます。<いいえ>を押すと、帳簿科目の指定に戻ります。
補助科目を登録している勘定科目が入力された場合は、補助科目も入力します。補助科目
を[0][Enter]と入力した場合は、仕訳入力時に補助科目を入力します。
・帳簿科目、またはその補助科目にカーソルがあるときに、< S >< 9 窓登録>を押
すと、現在の帳簿で選択する帳簿科目の参照ウィンドウを設定することができます。
・帳簿科目が参照ウィンドウに1つしか設定されていないときには、帳簿を選択後、自
動的にその帳簿科目がセットされます。
会計処理編 3-97
手
形
台
帳
画
面
入
力
・
訂
正
■年月度
手形台帳を入力する年月度を指定します。
月別入力の場合は、最初に処理年月度を入力します。以降の入力は、ここで指定した年月
度の仕訳を対象とします。年一括入力の場合は、年月度の入力は不要です。
例 . 平成 17 年 10 月の場合:[17]
[Enter]
[10][Enter]
(和暦の場合)
[05]
[Enter]
[10][Enter]
(西暦の場合)
メモ ・途中で処理年月を変更するときは、< 0 月変更>を押します。
・月別入力から年一括入力に切り替えるときは、< C >< 9 年入力>を押
します。または、会社情報で設定します。
・年の入力形式(和暦/西暦)は、会社情報で設定します。
■日付
仕訳の日付(年月日)を入力します。
例 .平成 17 年 10 月 2 日を入力:
[171002][Enter]
、
[1002][Enter]
、
[2][Enter]など
メモ ・直前に表示されている入力済み仕訳と同じ日付の場合は、[Enter]を押す
だけで日付が入力されます。日だけ異なるような場合は、日を入力するだ
けで日付が入力されます。
・日付の入力形式 ( 和暦/西暦 ) は、会社情報で設定します。西暦入力の場
合は、たとえば[051002]のように、年の下2桁で入力します。2000 年
の場合は、年の部分に 00 を入力します。
■手形番号
受取手形または支払手形の番号(8桁以内)を入力します。
番号未定などで手形番号の入力を回避するときは、
[0]を入力します。
メモ ・0を入力した手形番号は、
[Enter]や[Tab]を押してもコピーされません。
・手形番号を表示印刷する必要のない場合は、入力しなくても問題ありません。
3-98 会計処理編
■額面
受取手形または支払手形の額面金額(11桁以内)を入力します。決済等の逆仕訳を入力する
場合は、マイナス金額を入力します。
新規入力時に直前行の金額をコピーするときは、[Tab]を押してください。
金額入力欄にカーソルがあるときには、次のキーが使用できます。
[.]を押すと、000 が入ります。
[,]を押すと、00 が入ります。
[Back space]を金額入力中に押すと、カーソル位置の数字を削除します。
[Home]を押すと、金額をクリアします。
金額修正中に[END]を押すと、修正前の値に戻ります。
[→]
[←]で金額内の桁をカーソル移動することはできません。
■期日
受取手形または支払手形の期日を入力します。
期日未定などで期日の入力を回避するときは、[0]を入力します。
メモ ・0を入力した期日は、[Enter]や[Tab]を押してもコピーされません。
・期日を表示印刷する必要のない場合は、入力しなくても問題ありません。
■帳簿補助科目
帳簿科目の入力で、補助科目を登録している勘定科目を入力して、かつ補助科目なし([0]
[Enter]
)としている場合は、補助科目を入力します。
■帳簿部門
部門計算をB/Sまで行っている場合は、帳簿科目に関するの部門コードを入力します。
「部
門管理をしない」場合は、ここはカーソルがスキップします。部門コードは、手形台帳画
面入力前に設定しておいてください。
部門コードが未定で入力を回避したい場合は、0を入力します。0を入力した仕訳は、帳
表などで「その他」として集計されます。
メモ ・部門管理の有無は、会社情報で設定します。
・部門管理について詳しくは、5. 部門別管理編をご覧ください。
・0を入力した部門は、
[Enter]や[Tab]を押してもコピーされません。
会計処理編 3-99
手
形
台
帳
画
面
入
力
・
訂
正
■摘要
摘要(全角48文字以内)は、直接入力することもできますが、摘要語句から選択することも
できます。
メモ ・新規入力時に 直前行の摘 要をコピーす るときは、[Tab]を押してくださ
い。直前の行から摘 要をコピーし て修正を加え る場合は、[Pause]を押
してください。カーソルが摘要欄で止まります。ただし、環境設定メニュー
のシステム管理情報の設定 で「入力完了」にしている場合は、コ ピー後、
カーソルが次の項目に移ります。
・
[Insert]で、挿入と上書モードが切り替わります。
・JIS コード入力を行う場合は、お使いの日本語入力システムの方法に従っ
てください。
・外字を入力することはできません。
・参照ウィ ンドウの番号 と同じ数字ま たは呼出コー ドに設定し ている文字
を入力するときは、数字や文字のあとに[Shift]+[Enter]を押します。
たとえば「1」を入力する場合は、
[1]
[Shift]+[Enter]と入力します。
◆摘要語句から選択するときは
カーソルが摘要欄に移動すると、参照ウィンドウが表示されます。そこに表示されている
摘要の番号を入力して[Enter]を押します。またはマウスでクリックすると選択できます。
メモ 環 境設定 メニ ューの シス テム 管理情 報の 設定で、摘 要窓 の選 択モー ドを
「
[.]+[Enter]で選択」に設定している場合は、摘要の番号のあとに「.」
または「。」を入力して[Enter]を押します。
参照ウィンドウの内容は、<1 摘要切替>で連想摘要、分類摘要、と登録順のモード切り
替えができます。
摘要分類を登録している場合は、最初に分類が表示されます。分類を選択すると、選択し
た分類に設定されている摘要が参照ウィンドウに表示されます。
・連想摘要モード
: 入力した借方および貸方科目に関する摘要だけを表示する。
ただし、環境設定メニューの環境設 定で、F11・F12 キーへの
PageUp・PageDown 機能の割付をしているときは、連想摘要の
切り替えはできない。
[F11]借方科目または帳簿科目の摘要を表示
[F12]貸方科目または相手科目の摘要を表示
・分類摘要モード
: 摘要分類を選択すると、設定されている摘要を表示する。
摘要マスターの< 4 窓登録>で摘要分類を登録した場合に表
示される。
・登録順モード
: 摘要登録画面の表示順で全摘要を表示する。
現在表示されている摘要モードは、画面下に表示されるコメン
トで確認できる。
科目と同様に、呼出コードを入力して、参照ウィンドウに表示
させることもできる。
3-100
会計処理編
メモ ・会社情報で、最初に表示される摘要モードを設定することができます。た
だし、摘要分類を登録している場合は、分類摘要モード優先で表示します。
・日本語入力モードの状態でないときは、摘要番号を入力して摘要語句を選
択することはできません。
◆入力した摘要を摘要語句に登録するときは
<2 摘要登録>を押してください。摘要登録画面になります。摘要語句の登録・変更のし
かたについては、2.準備作業編「マスターを変更する」をご覧ください。
◆摘要の桁数が多く、摘要入力欄に入りきらない場合は
摘要が入り きらない場合でも、備考科 目を使えば、複数行に渡っ て摘要の入力ができま
す。備考科目の使い方については、10.こんなときにはをご覧ください。
◆摘要で残高管理する場合は
残高管理す るように設定された摘要 語句を入力すると、補助科 目のように残高管理する
ことができます。詳しくは、当編「さまざまな管理帳表」をご覧ください。
◆摘要の色
残高管理している摘要かどうかは、摘要の色で識別できます。
メモ ・仕訳入力欄の摘要は、すべて黒字で表示されます。
・摘要の色は、環境設定の「画面表示色モード」により、異なります。
摘要の色
摘要と科目の関係
標準カラー・
ペーパーホワイト
モノクロ
摘要残管理していない
黒
白
借方科目が摘要残管理している
青
黄
貸方科目が摘要残管理している
緑
緑
借方・貸方両方とも摘要残管理している
赤
赤
■相手科目
相手勘定科目を入力します。
勘定科目は、科目コードで入力します。
例.「100
現金」を入力する場合:
[100][Enter]
科目コードがわからない場合は、次の方法で探すことができます。
◆呼出コードで探す
呼出コード を入力すると、該当する呼出 コードの科目だけが参 照ウィンドウに表示され
ます。該当する呼出コードの科目が1つしかない場合は、その科目が科目入力欄に表示さ
れます。
会計処理編 3-101
手
形
台
帳
画
面
入
力
・
訂
正
◆科目参照ウィンドウから探す
科目参照ウィンドウは、スクロールバー([Page Up/Down])でページが変わります。参
照ウィンドウから目的の科目を探して選択します。
メモ ・科目参照ウィンドウには、使用可能な科目がコード順にすべて表示されま
す。使用可能な科目とは、科目マスターで「使用する」に設定されている
科目のことです。< S >< 9 窓登録>を押すと、科目参照ウィンドウに
表示する科目を設定することができます。よく使う科目を最初に表示した
り、通常使わない科目は表示させないようにすることができます。
■補助科目
補助科目は、補助科目コードで入力します。先に入力した勘定科目に補助科目が設定され
ていない場合は、ここはカーソルがスキップします。
補助科目コードが 未定で入力を回避した い場合は、0を入力します。0を 入力した仕訳
は、帳表などで「その他」として集計されます。
補助科目コードがわからない場合は、科目と同様の方法で探すことができます。
メモ ・参照ウィンドウに表示される補助科目の順番は、補助科目の登録画面の表
示順です。
・0を入力した補助科目は、
[Enter]を押してもコピーできません。
■相手部門
相手部門を入力します。
3-102
会計処理編
■消費税コード、消費税率
相手科目の消費税コードおよび消費税率を入力します。
消費税区分、税率、業種コード(簡易課税の場合)は、新規仕訳入力時には自動セットされ、
カーソルもスキップします。自動セットされる値は、 科目マスターや消費税情報で設定済
みの値です。自動セットされた値を変更する場合は、カーソルを戻して変更してください。
画面下部に現在のカーソル位置の説明が表示されます。表示に従って変更してください。
◆仕訳表示欄の消費税
入力済み仕訳は2行ずつ表示されています。消費税欄は、1行目=消費税区分、2行目=
税率を表示します。簡易課税の場合は2行目の表示を切り替えることができます。
<C><7 税率>で税率を表示します。<C><8 業種>で業種を表示します。
メモ ・消費税に関する詳しい内容は、4. 消費税編をご覧ください。
・消費税区分の参照ウィンドウの内容は変更可能です。科目マスター変更画
面で、< 9 窓登録>を押して変更します。詳しくは、2. 準備作業編「マス
ターを変更する」をご覧ください。
・
[Enter]や[Tab]を押して、直前の 仕訳から 科目をコ ピーした 場合は、
その科目マスターに設定されている消費税の値が表示されます。直前の仕
訳の消費税欄の値からはコピーされません。なお、消費税欄にカーソルを
戻してから[Tab]を押すと、直前の仕訳の消費税欄の内容をコピーでき
ます。
・科目マスターに設定されている消費 税区分が「90:随時入力」の場合は、
カーソルが消費税区分に移動します。入力してください。
・業種コードは、簡易課税で、科目別に業種コードが設定されている科目に
対してだけ入力できます。各科目の業種コードの初期値は、消費税情報で
設定します。
手
形
台
帳
画
面
入
力
・
訂
正
会計処理編 3-103
手形仕訳の記帳
必要事項を入力すると自動記帳して、次のように仕訳を生成します。
◆受取手形
額面金額により仕訳の生成方法が変わります。
・額面がプラス金額
受取手形/相手科目
額面金額
・額面がマイナス金額
相手科目/受取手形
−額面金額
◆支払手形
額面金額により仕訳の生成方法が変わります。
・額面がプラス金額
相手科目/支払手形
額面金額
・額面がマイナス金額
支払手形/相手科目
−額面金額
◆設備支払手形
額面金額により仕訳の生成方法が変わります。
・額面がプラス金額
相手科目/設備支払手形
額面金額
・額面がマイナス金額
設備支払手形/相手科目
3-104
会計処理編
−額面金額
入力済み仕訳の訂正・取消
すべての入力形式で入力した仕訳のうち、帳簿科目(受取手形、支払手形、設備支払手形)
に該当する仕訳が表示されます。
発生は額面金額がプラス、回収や取消等の逆仕訳は額面金額がマイナスで表示されます。
手形期日の月度に*または#が表示されます。
* 当期
# 翌期
■ 1.修正する仕訳を仕訳入力欄に表示する
入力済み仕訳を仕訳入力欄に表示する方法は、次のようにいろいろあります。
先頭
仕訳番号
最後の入力済仕訳
[↑]を押すと、
下にずれて入力欄
に表示される
入力欄
仕訳表示欄をスクロールさせる
[↑]
表示欄の仕訳を1仕訳ずつ下に移動
[↓]
表示欄の仕訳を1仕訳ずつ上に移動
<次頁>
次ページを表示([Page Down])
<前頁>
前ページを表示([Page Up]
)
< S >< 1 最初>
先頭の仕訳を入力欄に表示する
< S >< 2 最後>
新規仕訳入力の状態に戻す(最後の仕訳を表示)
マウスでクリックする
修正したい仕訳の項目をクリックします。クリックした仕訳が入力欄に表示されて、カー
ソルがクリックした項目に移動します。
仕訳番号を選択する
<INS>を押すと、仕訳番号が指定できます。修正したい仕訳の仕訳番号を入力して[Enter]
を押します。
仕訳検索する
<4 仕訳検索>を押すと、仕訳検索画面になります。条件を指定して仕訳を検索します。
個別元帳から
<5 個別元帳>を押すと、個別元帳画面になります。
会計処理編 3-105
手
形
台
帳
画
面
入
力
・
訂
正
■2.仕訳入力欄に目的の仕訳が表示されたら、修正する
修正したい項目にカーソル移動して内容を修正後、
[Enter]を押します。
◆仕訳を取り消すときは
仕訳を取り消すときは、カーソルを日付入力欄に移動して<DEL>を押します。仕訳入力
欄の左側に「取消」と表示されます。もう一度<DEL>を押すと取消が解除されます。
メモ 取り消し た仕訳を画面に表示し ないようにするときは、取 消仕訳を削除し
てください。入力メニュー「62. 挿入仕訳の整理」
、ユーティリティメニュー
「11. 各マスターの再生」等を、
「取消仕訳データの削除:する」の設定で実
行すると、取消仕訳が削除されます。
削除した 仕訳は復旧できません。削 除の前に取消仕訳をよ く確認してくだ
さい。
◆選択した仕訳の直前に仕訳を挿入するときは
選択した仕訳の日付入力欄で[Ctrl]を押しながら[Insert]を押すと、その仕訳の直前に
仕訳を新たに挿入することができます。仕訳入力欄の左側に「挿入」の表示が付き、仕訳
を新規入力できる状態になります。挿入仕訳は、一度に99行まで入力できます。挿入仕訳
の入力が終了したら、
[ESC]を押します。
メモ ・挿入仕訳の間にさらに仕訳を挿入することはできません。その場合は、入
力メニューの「72. 挿入仕訳の整理」を実行します。詳しくは、10. こんな
ときには「挿入仕訳にさらに仕訳を挿入する場合は」をご覧ください。
◆伝票形式の仕訳を修正するときは
伝票形式の画面で登録した仕訳は、右側に次の印が付いています。
・複:複合伝票
・入:入金伝票
・出:出金伝票
伝票形式で登録した仕訳を修正するときは、仕訳を選択してから<1 伝票呼出>を押しま
す。選択した仕訳を登録した画面に切り替わり、伝票が表示されます。カーソルは選択し
た仕訳の明細行に移動しています。修正が終了すると、元の画面に戻ります。
■ 3.新規仕訳入力の状態に戻す
<S><2 最後>を押すと、新規仕訳入力の状態に戻ります。
個別元帳や仕訳検索画面で修正を行っている場合は、
[ESC]を押すと画面が終了して、新
規仕訳入力画面に戻ります。
3-106
会計処理編
■訂正・取消を一度に行う機能
次の機能を利用すると、訂正や取消を一度に行うことができます。
・同 じ訂 正 を複 数 の仕 訳 に対 し て一 度 に行 う こと が でき ま す。ユー テ ィリ テ ィメ
ニューの「16. 入力済 仕訳データ一括 変換」を利用します。詳し くは、8. ツール編
「ユーティリティ」をご覧ください。
・一括取消を行うことができます。仕訳の入力画面で< 4 仕訳検索>を押して、取り
消す仕訳だけを検索します。< C >< 1 全削除>で、検索したすべての仕訳を一括
取消することができます。
手
形
台
帳
画
面
入
力
・
訂
正
会計処理編 3-107
入力した仕訳の印刷
入力画面から、入力した仕訳を印刷することができます。
入力画面のキーガイドを使用します。画面によって、使用するキーが異なります。
◆手形台帳
手形台帳を印刷するときは、<印刷>(または<C><5 手形帳>)を押します。手形台
帳について詳しくは、
「期日管理」をご覧ください。
◆仕訳日記帳
仕訳日記帳を印刷するときは、<C><3 日記帳>を押します。詳しくは、
「元帳・試算表
等作成」をご覧ください。
メモ 仕訳日記帳の印刷は、帳表メニューから行うこともできます。
◆その他
その他には、次のキーが印刷のために用意されています。詳しくは、
「チェックリストの
表示・印刷」
「元帳・試算表等作成」をご覧ください。
< 3 帳表>
「チェックリスト」メニューを起動する
< C >< 1 伝票印刷> 振替伝票を印刷する
< C >< 2 帳簿印刷> 帳簿を印刷する
< C >< 4 元帳印刷> 元帳を印刷する
3-108
会計処理編
仕訳入力中の便利な機能
仕訳入力画面のキーガイドには、さまざまな便利な機能が用意されています。ここでは、
キーガイドのボタン(ファンクションキー)ごとに実行できる機能を説明します。最後に、
科目や摘要などの参照ウィンドウ表示を省く方法についても説明します。
キーガイドの概要
キーガイド
キーガイドでは、マウスで実行したいキーガイド上のボタンをクリックするか、対応する
キーを押します。キーガイドの各ボタンに対応するキーは、以下のとおりです。
<N>初期状態([Shift]も[Ctrl]も押していない)
<S>([Shift]を押した状態)
<C>([Ctrl]を押した状態)
対応するファンクションキーの番号
モード
N S C
ESC
[Esc]
1 辞書呼出
HELP
次頁
2 摘要登録
前頁
3 帳表
印刷
INS
DEL
Ver表示
[Page Down][Page Up][Print Screen][Insert][Delete]
モードによって、表示されるキーガイドが異なります。
モードの切り替えは、マウスでクリックして切り替えるか、対応するキーを押した状態に
します。
操作説明書では、たとえば次のように記載しています。
< 1 辞書呼出>
:< N >モードの< 1 辞書呼出>を押す
< S >< 1 最初>
:< S >モードの< 1 最初>を押す
< C >< 1 伝票印刷>
:< C >モードの< 1 伝票印刷>を押す
会計処理編 3-109
手
形
台
帳
画
面
入
力
・
訂
正
使用できるキーの一覧
次の表は、使用できるキーガイドやその他のキーの一覧です。
キー
機
能
< N >モード([Shift]や[Ctrl]を使用しないファンクションキー)
< 1 摘要切替>
摘要参照ウィンドウを切り替える
< 1 辞書呼出>
仕訳辞書を呼び出す・参照ウィンドウを切り替える
< 1 伝票呼出>
選択した仕訳の伝票入力画面に切り替える
< 2 摘要登録>
摘要語句を登録する
< 3 帳表>
「チェックリスト」メニューの起動
< 4 仕訳検索>
仕訳を入力項目で検索する
< 5 個別元帳>
個別元帳を表示する
< 6 単一振替>
単一振替画面を起動する
< 7 帳簿>
帳簿の選択入力画面を起動する
< 8 辞書登録>
入力済み仕訳を仕訳辞書に登録する
< 9 伝票>
伝票形式の入力画面を起動する
< 0 月変更>
仕訳入力する月度を変更する
< S >モード([Shift]を使用するファンクションキー)
< S >< 1 最初>
最初の仕訳に移動する
< S >< 2 最後>
仕訳の新規入力欄へ戻る
< S >< 3 固定>
日付や科目など仕訳の入力項目の内容を固定する
< S >< 6 マスター保守>
マスター登録メニューの起動
< S >< 7 残設定>
残高設定メニューの起動
< S >< 8 科目説明>
科目に関する説明を表示する(変更可)
< S >< 9 窓登録>
勘定科目の参照ウィンドウに表示する科目を設定する
< S >< 0 仕訳件数>
入力済み仕訳数を月度ごとに表示する
< C >モード(
[Ctrl]を使用するファンクションキー)
< C >< 1 伝票印刷>
振替伝票を印刷する
< C >< 2 帳簿印刷>
帳簿を印刷する
< C >< 3 日記帳>
仕訳日記帳を印刷する
< C >< 4 元帳印刷>
元帳を印刷する
< C >< 5 手形帳>
手形台帳を印刷する
< C >< 7 税率>
入力済仕訳の消費税欄に税率を表示する
< C >< 8 業種>
入力済仕訳の消費税欄に業種(簡易課税)を表示する
< C >< 9 月入力/年入力>
仕訳の月単位入力と年間一括入力を切り替える
< C >< 0 印刷>
(<印刷>と同じ)
3-110
会計処理編
手形台帳を印刷する
キー
機
能
その他
付箋位置のクリック
仕訳に付箋をつける
マウスの右クリック
仕訳入力時の参照ウィンドウの表示の有無などを設定
できる
他の画面を起動することができる
[Enter]
項目を入力したら、必ず押す
未入力で押すと、直前の仕訳の項目をコピーする
[Tab]
未入力で押すと、直前の仕訳の項目をコピーする
[Pause]
未入力で押すと、直前の仕訳の項目をコピーする
摘要で押した場合は、摘要の末尾にカーソルがとどま
る
< INS >
仕訳番号を入力して、修正する仕訳を呼び出す
[Ctrl]+[Insert]
入力済み仕訳の間に仕訳を挿入する
[F11]
摘要参照ウィンドウが連想摘要モードのときに、借方
科目の連想摘要だけを表示する *1
[F12]
摘要参照ウィンドウが連想摘要モードのときに、貸方
科目の連想摘要だけを表示する *1
[.
]
金額入力時に押すと、000 が挿入される
摘要参照ウィンドウの番号を入力するときに使用する。
[3.]のように入力する
[。
]
摘要参照ウィンドウの番号を入力するときに使用する。
[3。]のように入力する
[,
]
金額入力時に押すと、00 が挿入される
[End]
金額を修正中に押すと、修正前の金額に戻る
摘要欄で押すと、各行の摘要の末尾にカーソルが移動
する
*1 : ただし、環境設定メニューの環境設定で、F11・F12 キーへの PageUp・PageDown 機能
の割付をしているときは、連想摘要の切り替えはできません。
手
形
台
帳
画
面
入
力
・
訂
正
会計処理編 3-111
摘要参照ウィンドウの表示切替 < 1 摘要切替>
摘要入力欄で表示される参照ウィンドウの内容を次のように切り替えます。
カーソルが摘要欄にあるときに、<1 摘要切替>を押して切り替えます。現在の摘要モー
ドは、画面下部のコメント欄に表示されます。
登録摘要モード
(すべての摘要を摘要登録画面と
同じ順に表示)
<1 摘要切替>
連想摘要モード
(借方および貸方科目の
連想摘要)
分類摘要モード
(摘要分類を選択後、摘要を表示)
・最初に登録摘要モー ドと連想摘要モードの どちらで表示するかは、会 社情報で設定
できます。ただし、摘要分 類を登録している場 合は、分類摘要モード 優先で表示さ
れます。
・連想摘要モードの場 合は、次のキーで借方科目 または貸方科目だけの 連想摘要に絞
り込むことができます。
ただし、環境設定メニューの環境設定で、F11・F12 キーへの PageUp・PageDown 機
能の割付をしているときは、連想摘要の切り替えはできません。
[F11] 借方科目または帳簿科目の連想摘要
[F12] 貸方科目または相手科目の連想摘要
・摘要分類を登録している場合は、最初に分類が表示されます。分類を選択すると、選
択した分類に設定されている摘要が参照ウィンドウに表示されます。
◆連想摘要とは
それぞれの摘要語句に対して、関係する勘定科目を12科目まで設定することができます。
これらの科目を連想科目と呼びます。逆に、連想科目が設定されている摘要語句を、連想
摘要と呼びます。
連想摘要モードでは、入 力した科目に該当する 連想摘要だけが摘要参照 ウィンドウに表
示されます。入力した科目が連想科目として摘要語句に登録されていない場合は、連想摘
要モードへは切り替わりません。
3-112
会計処理編
◆摘要分類とは
摘要分類を登録すると、参照ウィンドウに表示する摘要を絞り込むことができます。
すべての摘要を表示すると数が多すぎる場合などは、分類を登録して摘要を設定すると、
分類ごとに摘要が表示されます。
摘要分類が登録されていないと、分類摘要モードへは切り替わりません。
全摘要
摘要分類
(摘要マスターで登録)
1月分
2月分
摘要参照ウィンドウ
(仕訳入力画面)
1月分
月度
2月分
3月分
3月分
A銀行
A銀行
B銀行
銀行
C銀行
東京営業所
大阪営業所
B銀行
C銀行
経費(出張費)
1月分
2月分
3月分
東京営業所
大阪営業所
手
形
台
帳
画
面
入
力
・
訂
正
会計処理編 3-113
仕訳辞書を呼び出す
< 1 辞書呼出>
仕訳辞書を呼び出して、仕訳入力欄に取り込むことができます。
操
作
1
日付入力欄にカーソルを移動します。
2
< 1 辞書呼出>を押します。
受取手形、支払手形、設備支払手形に関する仕訳辞書参照ウィンドウが表示さ
れます。
3
仕訳辞書分類を登録している場合は、分類を選択すると仕訳辞書が参照ウィン
ドウに表示されます。
仕訳辞書の参照ウィンドウの内容は、< 1 辞書切替>を押すと、分類ごとの仕
訳辞書とすべての仕訳辞書の表示を切り替えることができます。
4
呼び出したい仕訳辞書の番号を選択します。
仕訳辞書の内容が仕訳入力欄に入ります。
5
各項目を必要に応じて変更します。
仕訳辞書分類を登録 すると、参照ウィンドウに 表示する仕訳辞書を絞り 込むことができ
ます。分類を登録して 仕訳辞書を設定すると、最 初に分類ごとに仕訳辞書 が表示されま
す。<1 辞書切替>を押すと、分類ごとの仕訳辞書とすべての仕訳辞書の表示を切り替え
ます。
仕訳辞書分類は仕訳辞書マスターの<5 窓登録>で登録してください。
選択した仕訳の伝票入力画面に切り替える < 1 伝票呼出>
複合伝票、入金伝票、出金伝票の画面で登録した仕訳を修正するときに、このキーを使用
します。次のように使用します。
仕訳を選択してから<1 伝票呼出>を押します。選択した仕訳を登録した画面に切り替わ
り、伝票が表示されます。カーソルは選択した仕訳の明細行に移動しています。修正が終
了すると、元の画面に戻ります。
3-114
会計処理編
摘要語句を登録する
< 2 摘要登録>
仕訳入力中に、摘要語句を登録・変更することができます。仕訳を入力しながら摘要語句
を登録・変更することにより、数カ月後には会社に最適な摘要マスターができあがります。
摘要を入力後、<2 摘要登録>を押すと、入力中の仕訳の摘要を登録できます。
仕訳の摘要をまだ入力していないときに<2 摘要登録>を押すと、
入力済み仕訳の最下行
に表示されている仕訳の摘要を登録できます。
操
作
1
仕訳入力画面で、< 2 摘要登録>を押します。
摘要登録・変更画面になります。
入力中仕訳の
摘要
2
登録・変更の操作方法は、摘要マスターの追加・変 更と同じです。詳しくは、
2. 準備作業編「マスターを変更する」をご覧ください。
メモ 仕訳入力中に< 2 摘要登録>で摘要の登録・変更画面を起動したとき
は、< S >< 5 全削除>機能は実行できません。
3
摘要の登録・変更画面を終了すると仕訳入力画面に戻ります。
手
形
台
帳
画
面
入
力
・
訂
正
会計処理編 3-115
チェックリストを表示・印刷する
< 3 帳表>
仕訳入力中に、入力メニューのチェックリストを表示・印刷することができます。
操
作
1
仕訳入力画面で、< 3 帳表>を押します。
選択リストが表示されます。帳表を選択してください。
マウスでクリックするか、[↓][↑]で
選択後[Enter]を押します。
3-116
会計処理編
2
このあとの操作は、通常のチェックリストを表示・印刷するときと同じです。
当編「チェックリストの表示・印刷」をご覧ください。
3
選択した帳表画面になります。
4
帳表画面を終了すると仕訳入力画面に戻ります。
仕訳を検索して修正する
< 4 仕訳検索>
仕訳の条件 を指定して、条件にあった 入力済み仕訳を検索し ます。検索した仕訳につい
て、仕訳の修正・取消ができます。
メモ この機能は、メニューの「仕訳検索」から実行することもできます。
■仕訳検索の流れ
仕訳検索機能は、以下の流れになっています。この流れに沿って説明していきます。
仕訳入力画面
<4 仕訳検索>
検索項目入力
メニュー<仕訳検索>
項目指定検索画面
<7 範囲>
<0 実行>
範囲指定検索画面
<0 実行>
検索結果
検索した仕訳の画面 =仕訳の修正、印刷
■項目指定検索の手順
仕訳を入力する手順で検索条件を指定して、検索します。
操
作
1
仕訳入力画面で、< 4 仕訳検索>を押します。
仕訳検索画面になります。
手
形
台
帳
画
面
入
力
・
訂
正
会計処理編 3-117
2
検索条件を仕訳入力と同様の手順で入力します。日付については、開始日付と
終了日付を入力して範囲の指定ができます。
省略した項目については、条件なしとして検索します。日付、科目、消費税区
分、税率、業種については、0 にすると条件なしとして検索します(未入力の
もの、コード 0 のものを検索指定することはできません)
。
< 1 付箋選択>
付箋の色を選択する
< 6 振伝形式>
仕訳の入力型を切替える
< 7 範囲>
検索方法を範囲指定検索に切替える
< S >< 8 科目説明> 科目説明を表示する
< S >< 9 仕訳数>
入力済仕訳件数を表示する
メモ < 7 範囲指定>を押して範囲指定検索に切り替えたときは、その前
に入力していた検索条件は無効になります。
3
検索条件の設定が終了したら、< 0 実行>を押します。
検索した仕訳が表示されます。
■範囲指定検索の手順
検索条件を範囲指定して、その範囲内の仕訳を検索します。
なお、伝票番号については、検索する番号を指定することはできますが、範囲指定するこ
とはできません。
操
作
3-118
会計処理編
1
仕訳入力画面で、< 4 仕訳検索>を押します。
仕訳検索画面になります。
2
< 7 範囲>を押します。
仕訳検索条件範囲指定画面になります。
3
各項目の検索開始と検索終了を入力して、検索範囲を設定します。
ブランクは、最初または最後を意味します(未入力のもの、コード 0 のものを
検索指定することはできません)
。
< 1 付箋選択>
付箋の色を選択する
< 9 仕訳数>
入力済み仕訳件数を表示する
< S >< 8 科目説明> 科目説明を表示する
[ESC]
項目指定検索画面に戻る
4
検索条件の設定が終了したら、< 0 実行>を 2 回押します。
検索した仕訳が表示されます。
■検索結果の表示
「項目指定検索」または「範囲指定検索」で検索条件を設定後、<0 実行>を押すと、仕訳
が検索・表示されます。
◆仕訳の修正、取消
仕訳をクリックするか、仕訳番号を入力して[Enter]を押します。選択した仕訳が入力欄
に表示されます。仕訳を修正します。選択した仕訳を取り消すときは、日付欄で<DEL>を
押します。
[↑]
[↓]
1仕訳ごとに表示を切り替える
<前頁><次頁>
1ページごとに表示を切り替える
< INS >
仕訳番号の指定に戻る
< 1 伝票呼出>
選択した仕訳の伝票入力画面に切り替える
< 2 摘要登録>
摘要を登録する
< 8 辞書登録>
仕訳辞書に登録する
< S >< 1 最初>
最初の仕訳に表示を切り替える
< S >< 2 最後>
最後の仕訳に表示を切り替える
< S >< 8 科目説明>
科目説明を表示する
< S >< 9 仕訳数>
入力済み仕訳数を表示する
< S >マウスを左クリック
付箋の色を変更する、または削除する
会計処理編 3-119
手
形
台
帳
画
面
入
力
・
訂
正
◆表示されている全仕訳の取消
<C><1 全削除>を押すと、画面に表示されているすべての仕訳を取り消すことができ
ます(確認メッセージが表示されます)。<C><1 全削除>で取り消した仕訳を復活さ
せるときは、仕訳ひとつひとつに対して<削除>を押してください。
メモ ・ 複合伝票、入金伝票、出金伝票の画面で登録された仕訳も削除されます。
・ 該当す る仕訳が複合伝 票の一部である 場合に全削除を実 行すると、貸借
がアンバランスになることがあります。
◆仕訳検索チェックリストの印刷
検索した仕訳を印刷するときは、<印刷>を押します。<印刷>を押した場合は、取消仕
訳は印刷されません。
取り消した仕訳だけを印刷するときは、<C><9 取消印刷>を押します。
3-120
会計処理編
個別元帳を表示する
< 5 個別元帳>
入力済み仕訳を個別元帳形式で表示します。表示した仕訳を確認するだけでなく、修正し
たり、取り消したりすることができます。
メモ この機能は、メニューの「個別元帳」から実行することもできます。
■個別元帳を表示する
個別元帳を表示して、各科目の残高を確認できます。
操
作
1
仕訳入力画面で、< 5 個別元帳>を押します。
個別元帳画面になります。
2
個別元帳の開始日付と終了日付を入力して、
[Enter]を押します。
3
元帳科目コードを入力して、
[Enter]を押します。
< 1 その他> 未入力の科目を表示する
< 2 補助元帳>〜< 4 部門元帳> 補助元帳、摘要元帳、部門元帳の切替え
4
個別元帳が表示されます。
< 1 科目変更>
< 9 日別残>
< 0 月別残>
元帳の科目を変更する(3 へ戻る)
日別残高一覧表
月別残高一覧表
メモ 詳し くは、当編「チェック リストの表 示・印刷 個別元帳 の表示」を
ご覧ください。
会計処理編 3-121
手
形
台
帳
画
面
入
力
・
訂
正
■仕訳の修正・取消・個別元帳チェックリスト
個別元帳に表示した仕訳を修正したり、取り消したりすることができます。
入力済み仕訳を修正する方法は、仕訳入力時と同様です。
操
作
3-122
会計処理編
1
個別元帳画面で、修正したい仕訳番号を入力して、[Enter]を押します。
[↑][↓]
1 仕訳ごとに表示を切り替える
<前頁><次頁>
1 ページごと表示を切り替える
< S >< 1 最初>
最初の仕訳に表示を切り替える
< S >< 2 最後>
最後の仕訳に表示を切り替える
< S >< 4 前科目>
前の科目を表示する
< S >< 5 次科目>
次の科目を表示する
2
指定した仕訳が入力欄に表示されます。
3
訂正する項目にカーソルを移動して、仕訳を修正します。
< DEL >
仕訳を取り消す
< INS >
仕訳番号の指定に戻る
< 1 伝票呼出>
選択した仕訳の伝票入力画面に切り替える
< 2 摘要登録>
摘要を登録する
< S >< 8 科目説明> 科目説明を表示する
< S >< 0 仕訳数>
入力済仕訳数を表示する
4
個別元帳チェックリストを印刷するときは、<印刷>を押します。
■日別残高一覧表を表示・印刷する
日別残高を各月ごとに確認できます。また、日別残高一覧表を印刷することもできます。
操
作
1
個別元帳画面で、< 9 日別残>を押します。
日別残高表示画面になります。
2
次の操作で日別残高の確認ができます。
< 6 貸借表示>
貸借の発生残高を表示する
< 7 差額表示>
貸借の差額を表示する
[↑][↓]
1 行分画面の表示をスクロールする
<前頁><次頁> 1 ページごと表示を切り替える
[ESC]
表示年月、科目を変更する
3
日別残高一覧表を印刷するときは、<印刷>を押します。
4
個別元帳表示画面に戻るときは、
[ESC]を 2 回押します。
手
形
台
帳
画
面
入
力
・
訂
正
会計処理編 3-123
■月別残高一覧表を表示・印刷する
月ごとに残高を確認できます。また、月別残高一覧表を印刷することもできます。
操
作
1
個別元帳画面で、< 0 月別残>を押します。
月別残高表示画面になります。
2
次の操作で日別残高の確認ができます。
< 6 貸借表示>
貸借の発生残高を表示する
< 7 差額表示>
貸借の差額を表示する
< 8 予算>
当期の予算金額を表示する
< 9 前期残>
前期の月別残高を表示する
< 0 当期残>
当期の月別残高を表示する
[ESC]
科目を変更する
3
月別残高一覧表を印刷するときは、<印刷>を押します。
4
個別元帳表示画面に戻るときは、[ESC]を 2 回押します。
単一振替画面を起動する
< 6 単一振替>
メニューに戻らずに、単一振替画面を起動することができます。
手形台帳画面入力は終了します。
帳簿の選択入力画面を起動する
< 7 帳簿>
メニューに戻らずに、帳簿の選択入力画面を起動することができます。
手形台帳画面入力は終了します。
3-124
会計処理編
仕訳辞書を登録する
< 8 辞書登録>
使用頻度が高い仕訳を仕訳辞書に登録できます。仕訳辞書を利用すると、仕訳入力の迅速
化が図れます。
参照ウィンドウの設定画面で設定する「仕訳辞書登録方法」によって、操作が異なります。
仕訳入力の画面でマウスを右クリックして、「科目・摘要窓表示On/Off」を選択して次の
どちらかを設定します。
・入力行のみ
・マスター登録
「マスター登録」を選択すると、仕訳辞書マスターの追加変更画面が表示されます。詳し
い操作手順は、2.準備操作編「マスターを変更する」を参照してください。
「入力行のみ」を選択したときの操作手順は、以降のとおりです。
操
作
1
仕訳入力欄で、仕訳辞書に登録したい入力済み仕訳を入力欄に表示させます。
[↑][↓]
1 仕訳ごとに表示を切り替える
<前頁><次頁> 1 ページごとに表示を切り替える
2
< 8 辞書登録>を押します。
仕訳辞書登録画面が表示されます。
辞書名称か ら呼出コード にカーソル を戻すとき は、マウスでクリ ックするか
[Shift]+[Tab]を押してください。
3
呼出コードと辞書名称を入力して、<登録>を押します。
仕訳辞書に登録されます。
メモ 呼出コードを入力しないと登録されません。必ず入力してください。
・呼出コードの最初の文字に、数字は使用できません。
・< 1 辞書呼出>を押したときの参照ウィンドウには、辞書名称が
表示されます。
会計処理編 3-125
手
形
台
帳
画
面
入
力
・
訂
正
伝票形式の画面を起動する
< 9 伝票>
このキーを押すと、伝票形式の入力画面を起動することができます。次のように操作します。
操
作
1
仕訳入力画面で、< 9 伝票>を押します。
2
選択リストが表示されます。起動する画面を選択します。
マウスでクリックするか、[↓]
[↑]で選択後
[Enter]を押します
3
選択した伝票入力画面が起動します。
このキーを押したときの画面は終了します。
仕訳入力する月度を変更する
< 0 月変更>
仕訳を月単位で入力 している場合は、入力する 月度をワンタッチで切り 替えることがで
きます。
操
作
1
仕訳入力画面で、< 0 月変更>を押します。
カーソルが年月入力画面へ移動します。
カーソル
2
3-126
会計処理編
仕訳を入力する年月度をそれぞれ 2 桁で入力して、
[Enter]を押します。
処理年月が変更されます。
入力済み仕訳の間をジャンプする
< S >< 1 最初>、< S >< 2 最後>
入力済み仕訳の間をジャンプします。
< S >< 1 最初>
1 番目の入力済み仕訳へジャンプする
< S >< 2 最後>
仕訳の新規入力欄へ戻る
仕訳入力項目を固定する
< S >< 3 固定>
仕訳を新規入力するときに同じ日付、科目、摘要などが続くときは、固定機能を使うと、
入力の迅速化が図れます。
メモ 仕訳入力処理を終了すると、すべての固定項目は解除されます。
■固定する項目の内容は
固定する項目の内容は、仕訳入力時に、直前の入力済み仕訳から参照します。
最後の入力済み仕訳、または現在入力中の仕訳の内容を以降の仕訳でも使用するときは、
<S><3 固定>を押します。
■操作手順
操
作
1
仕訳入力画面で、< S >< 3 固定>を押します。
固定入力項目指定画面になります。
手
形
台
帳
画
面
入
力
・
訂
正
会計処理編 3-127
2
初期状態はすべて「2. しない」になっています。
固定入力する項目を「1. する」に変更します。
マウスでクリックして選択するか、上下左右の矢印キーで選択します。番号を
入力して選択することもできます。
設定を初期状態に戻すときは< 9 全削除>を押します。
3
固定項目の設定が終了したら、[ESC]を押します。
仕訳の入力画面に戻ります。
マスターを変更する
< S >< 6 マスター保守>
仕訳入力中に、勘定科目や補助科目などを追加したい場合は、この機能を使ってマスター
の変更を行うことができます。
操
作
1
仕訳入力画面で、< S >< 6 マスター保守>を押します。
選択リストが表示されます。変更するマスターを選択してください。
マウスでクリックするか、[↓]
[↑]で
選択後
[Enter]を押します
3-128
会計処理編
2
以後の操作方法は、通常のマスター変更処理と同じです。2. 準備作業編「マ
スターを変更する」をご覧ください。
3
マスター登録、変更の画面を終了すると、仕訳入力画面に戻ります。
各種残高を設定する
< S >< 7 残設定>
この機能により、仕訳を入力しながら、各種残高や予算の設定ができます。
操
作
1
仕訳入力画面で、< S >< 7 残設定>を押します。
選択リストが表示されます。設定する残高の種類を選択してください。
マウスでクリックするか、[↓]
[↑]で選択後
[Enter]を押します
2
以後の操作方法は、通常の残高設定処理と同じです。2. 準備作業編「残高を
設定する」をご覧ください。
3
残高設定画面を終了すると、仕訳入力画面に戻ります。
勘定科目の説明を表示変更する
< S >< 8 科目説明>
仕訳入力中に、勘定科目の説明を表示変更できます。
操
作
1
仕訳入力画面で、< S >< 8 科目説明>を押します。
科目の説明画面が表示されます。
[↑][↓]
1 行ごとに表示を切り替える
<前頁><次頁> 1 ページごとに表示を切り替える
2
説明画面の内容を変更する場合は、< 1 編集>を押します。
説明をすべて書き換えたい場合は、< S >< 3 全削除>を押して既存の説明
をすべて削除してから入力します。
< 1 編集>
科目説明の編集をする
< 2 行挿入>
編集中のカーソル位置行を追加する
< 3 行削除>
編集中のカーソル位置の行を削除する
< S >< 1 最初>
説明の最初を表示する
< S >< 2 最後>
説明の最後を表示する
< S >< 3 全削除> すべての説明行を削除する
仕訳の入力画面に戻るときは、
[ESC]を押します。
会計処理編 3-129
手
形
台
帳
画
面
入
力
・
訂
正
科目参照ウィンドウの変更
< S >< 9 窓登録>
勘定科目参照ウィンドウに表示する勘定科目を絞り込むことができます。
■操作手順
科目ウィンドウの変更ができます。
操
作
1
仕訳入力画面で、< S >< 9 窓登録>を押します。
(例)仕訳入力時の科目ウィンドウ変更
参照テーブル
科目参照ウィンドウ
(全表示)
3-130
会計処理編
2
勘定科目を登録する位置にカーソルを移動します。
参照テーブルの 25 項目が、科目参照ウィンドウの 1 ページ分にあたります。
3
登録する勘定科目のコードを選択します。
<前頁><次頁> 科目参照ウィンドウのページ切り替え
< 1 コピー>
勘定科目マスターの内容を上書コピーする
(200 科目まで)
< 2 全削除>
登録内容をすべて削除する
< 8 空白>
カーソル位置の勘定科目を削除して、空白にする
< 9 前頁窓>
参照テーブルの前ページを表示する
< 0 次頁窓>
参照テーブルの次ページを表示する
< INS >
カーソル位置に空白を挿入して、それ以下に登録されて
いる勘定科目の順番を繰り下げる
< DEL >
カーソル位置に登録されている勘定科目を削除して、そ
れ以下に登録されている勘定科目の順番を繰り上げる
4
登録が終了したら、[ESC]を押します。
仕訳件数を確認する
< S >< 0 仕訳件数>
入力済み仕訳の件数を月度ごとに確認できます。
メモ この機能は、メニューの「入力仕訳件数表示」から実行することもできます。
■表示内容
仕訳入力件数画面の表示内容は、次のとおりです。
項
目
内
容
仕訳件数
入力済み仕訳を月度ごとに合計した件数
累計件数
入力済み仕訳を期首から累計した件数
開始番号
該当月度の開始仕訳番号
終了番号
該当月度の終了仕訳番号
■操作手順
操
作
1
仕訳入力画面で、< S >< 0 仕訳件数>を押します。
仕訳入力件数画面になります。
2
終了するときは、
[ESC]を押します。
仕訳の入力画面に戻ります。
伝票を印刷する
< C >< 1 伝票印刷>
振替伝票を印刷します。<C><1 伝票印刷>を押すと、
「振替伝票発行」の印刷指定画面
になります。詳しくは、当編「元帳、試算表等作成」の「振替伝票発行」をご覧ください。
会計処理編 3-131
手
形
台
帳
画
面
入
力
・
訂
正
帳簿を印刷する
< C >< 2 帳簿印刷>
指定した科目の帳簿を印刷します。<C><2 帳簿印刷>を押すと、帳簿印刷の印刷指定
画面になります。詳しくは、当編「元帳・試算表等作成」をご覧ください。
仕訳日記帳を印刷する
< C >< 3 日記帳>
仕訳日記帳を印刷します。<C><3 日記帳>を押すと、仕訳日記帳の印刷指定画面にな
ります。次の項目を指定して、詳しくは、当編「元帳・試算表等作成」をご覧ください。
元帳を印刷する
< C >< 4 元帳印刷>
元帳を印刷します。<C><4 元帳印刷>を押すと、総勘定元帳作成の印刷指定画面にな
ります。詳しくは、当編「元帳、試算表等作成」の「元帳」をご覧ください。
手形台帳を印刷する
< C >< 5 手形帳>
手形台帳を印刷できます。入力メニューからも実行できます。詳しくは、当編「期日管理」
をご覧ください。
消費税区分・税率・業種の表示切替
< C >< 7 税率>< 8 業種>
入力済み仕訳に、消費税 の税率と簡易課税の場 合の業種のどちらを表示 するかを次のよ
うに切り替えます。
< C >< 7 税率>
税率を表示
< C >< 8 業種>
業種コードを表示
1仕訳=2行で表示されます。初期表示は、消費税区分と税率です。消費税区分は、1行
目に必ず表示されます。2行目の表示を切り替えることができます。
3-132
会計処理編
仕訳入力単位を切り替える < C >< 9 月入力/年入力>
仕訳入力単位(仕訳を入力できる範囲)を切り替えます。仕訳入力単位には、月単位入力
と年間一括入力があります。次のような違いがあります。
■月単位の場合
< C >< 9 月入力>
仕訳は処理月度ごとに入力します。入力済み仕訳には、該当月度の仕訳だけが表示されます。
■年間一括の場合
< C >< 9 年入力>
当期分と翌期3カ月分の仕訳を連続して入力できます。したがって、月度が変わるごとに
月度を切り替える必要がありません。
付箋機能(右クリック)
仕訳に付箋を付けることによって、付箋のついた仕訳を検索したり、コピーしたりするこ
とができるようになります。
毎月定期的に発生する賃借料支払い、保険料支払い等に付箋を付けておくと、次月からは
簡単な操作で仕訳を入力することができます。
付箋の色は赤、青、緑の3色あります。1仕訳につき1付箋を貼付できます。
・表示域では、仕訳番号の下行
に付箋が表示されます。マウ
スをクリックすると、付箋の
貼付・削除ができます。
・入力域の左側でマウスをク
リックすると、付箋の貼付・
削除ができます。
メモ ・付箋機能は、すべてマウスで操作します。
・付箋を貼付・削除しても、修正伝票とはなりません。
・付箋の設定・削除は、仕訳入力・訂正だけでなく、個別元帳からもできま
す。仕訳検索では、付箋の色による検索ができます。仕訳データチェック
リストでは、付箋種類を確認できます。
会計処理編 3-133
手
形
台
帳
画
面
入
力
・
訂
正
◆貼付・削除
付箋表示位置でマウスを左クリックすると、付箋を貼付・削除できます。マウスの右ボタ
ンで色指定をした場合は、指定した色の付箋が貼付されます。
マウスを右クリックすると、次のメニューが表示されます。
付箋の色指定、削除、付箋移動(色指定なし)ができます。
3-134
会計処理編
参照ウィンドウを設定する(右クリック)
仕訳入力の画面でマウスを右クリックすると、選択リストが表示されます。
選択リストの「科目・摘要窓表示On/Off」を選択すると、次の設定ができます。
・科目や摘要などの参照ウィンドウの表示の有無
・参照ウィンドウに表示する摘要名称(正式名称/表示名称)
・仕訳入力のときに仕訳辞書の参照ウィンドウを自動的に表示するか
・< 8 辞書登録>で、入力行のみ登録するか、仕訳辞書マスターの登録画面での登録
にするか
メモ 窓表示の区分の設定は、すべての仕訳入力画面に反映されます。
操
作
1
仕訳入力の画面でマウスを右クリックします。
選択リストが表示されます。
2
実行したい機能を選択してください。
マウスでクリックするか[↓]
[↑]で選択後[Enter]を押して選択します。
3 「科目・摘要窓表示 On/Off」を選択すると、窓表示設定の画面になります。
各項目を選択して、<登録>を押します。
4 [ESC]を押した場合は、設定を取り消して画面を閉じます。
会計処理編 3-135
手
形
台
帳
画
面
入
力
・
訂
正
カレンダー機能を利用する
<右クリック>
日付を確認して入力したいときは、カレンダー機能を利用することができます。
操
作
1
月日欄でマウスを右クリックすると、カレンダーが表示されます。
2
<≪前月><今月><翌月>≫[↑]
[↓]
[←]
[→]でカーソルを移動します。
3 [Enter]を押すと、日付を取り込みます。日付を取り込むと、カレンダー機
能は終了します。
4
3-136
会計処理編
カレンダー機能を取り消すときは、[ESC]を押します。
電卓機能を利用する
<右クリック>
仕訳入力中に、まとめて入力したい金額が生じたときは、電卓機能を利用してその場で計
算することができます。
操
作
1
金額欄でマウスを右クリックすると、電卓が表示されます。
2
操作方法は、市販の電卓とほぼ同じです。
3
<転送>をクリックすると、計算結果を伝票の金額にコピーします。コピー時
に小数点以下は切り捨てられます。コピーすると、電卓機能は終了します。
4
電卓機能を取り消すときは、
[ESC]を押します。
手
形
台
帳
画
面
入
力
・
訂
正
会計処理編 3-137
チェックリストの表示・印刷
ツールボタンの<入力>を押すと、入力メニューになります。
チェックリストの種類
試算表、日計表、残高一覧などを画面に表示・印刷して確認できます。また、その場で仕
訳の訂正をすることもできます。仕訳の訂正に関しては、
「個別元帳の表示」をご覧くだ
さい。作成できる帳表は、次のとおりです。
補助科目がある場合、部門別管理をしている場合、摘要科目がある場合は、補助科目別、
部門別、摘要科目別に作成できる帳表があります。
補・・・補助科目別帳表が作成できる
部・・・部門別帳表が作成できる
摘・・・摘要科目別帳表が作成できる
3-138
会計処理編
帳表名
解
説
備
考
補
部
摘
合計表
残高がある科目ごとに合計残
高一覧を表示・印刷する。期
末月を選択すると精算表を印
刷できる。
前期と当期の
対比ができる
−
−
−
試算表
通常試算表を表示・印刷する。 前期と当期の
対比ができる
−
○
−
試算表(補助科目含む) 補助科目も含んだ試算表を表
示・印刷する。
前期と当期の
対比ができる
−
−
−
試算表(摘要科目含む) 摘要科目も含んだ試算表を表
示・印刷する。
前期と当期の
対比ができる
−
−
−
要約試算表
B/S、P/L を 1 画面または 1 枚
にまとめた試算表を表示・印
刷する。また、任意の原価率
を入力して、概算棚卸計算を
表示・印刷できる。
前期と当期の
対比ができる
−
−
−
日計表
任意の期間を指定して、日計
表を表示・印刷する。
−
−
−
−
資金日計表
現金・預金だけの日計表を表
示・印刷する。
補助科目も表
示する
−
−
−
預金・借入金対比表
→「さまざまな管理
帳表」
銀行別に、現金・預金および
借入金の残高一覧を表示・印
刷する。
−
−
−
−
残高一覧表
補助科目や摘要科目といった
内訳の残高一覧を科目ごとに
表示・印刷する。
−
−
−
−
仕訳日付単位
に集計する
−
−
−
消費税計算書、付表(転記
用)、および消費税計算基礎表
1、5 を表示・印刷する。
−
−
−
−
消費税計算基礎表 1、5 を作成
する
−
−
−
−
売掛金・買掛金集計表
売掛金・買掛金の補助科目ま
たは摘要科目の内訳を表示・
印刷する。
入金/支払の
内訳の表示・
印刷可
−
−
−
仕訳データチェックリ
スト
仕訳の一覧を印刷する。
−
−
−
−
明細資金繰実績表
→「資金繰管理」
勘定科目ごとに 12 カ月分の収
支状況の推移を表示・印刷す
る。
−
−
−
−
科目別日別残高一覧表
1カ月内で毎日の残高合計を
科目ごとに表示・印刷する。
前期残高の表
示・印刷可
○
○
○
科目別月別残高一覧表
各月の残高合計を科目ごとに
表示・印刷する。前期実績や
予算の表示・印刷もできる。
前期残高の表
示・印刷可
○
○
○
入力消費税金額チェック 手入力した税抜取引の消費税
→ 4. 消費税編
額とシステムの計算値が異な
る場合に表示・印刷する
消費税計算書
→ 4. 消費税編
(消)売上科目明細表
(消)仕入科目明細表
→ 4. 消費税編
会計処理編 3-139
チ
ェ
ッ
ク
リ
ス
ト
の
表
示
・
印
刷
Excel 用データの作成
次の帳表は、表示画面で <S><0 Excel>を押すと、Microsoft Excel for Windows(以降
Excel)のシート上に取り込むことができます。取り込んだデータは、Excelで加工するこ
とができます。
・合計表
・試算表 ( 摘要科目含 )
・預金・借入金対比表
・試算表
・日計表
・科目別日別残
・試算表 ( 補助科目含む )
・資金日計表
・科目別月別残
■制限事項
・Excel がセットアップされていないコンピュータでは、処理できません。
Excel のバージョンは「Excel97」以上のものをご使用ください。
・10,000 行を超えるデータは作成できません。
・Windows98 または WindowsMe で使用する場合は、次の制限事項にもご注意ください
・セルの数が 16,000 個を超えるデータは作成できません。
・Excel ファイルを同時に 2 つ以上処理することはできません。異なる帳表を作成する
場合は、作成中の Excel を終了してから処理してください。
・システム上1行を1セルとして扱います。ただし、文字列 ( ダブルコートで囲まれた
文字 ) がすべて数字のセルおよび年月が含まれるセルは1セルとして扱います。
例.推移表のタイトル行は科目等と 12 カ月で 13 セルとなります。
[勘定科目,前年同月,構成比,当期累計,構成比,増減,前期比,XX年1月・・・XX年12月]
└──────────┬───────────┘ └─┬─┘・・ └─┬─┘
1セル
3-140
会計処理編
1セル
1セル
個別元帳の表示
帳表を表示中に、勘定科目残高の間違いに気づいたときなどは、該当する科目にカーソル
を合わせて<5 個別元帳>を押すことにより、この科目の個別元帳を表示できます。仕訳
の誤りに気 づいたときは、個別元帳から その場で入力済みの仕 訳を訂正することができ
ます。個別元帳で訂正した内容は、表示している帳表へすぐに反映されます。
個別元帳を表示できるのは、次の帳表です。
・合計表
・試算表
・試算表(補助科目含む)
・試算表(摘要科目含む)
・要約試算表
・日計表
・資金日計表
・残高一覧表
・売掛金・買掛金集計表
メモ この機能は、メニューの「22. 個別元帳」から実行することもできます。
個別元帳表示中の機能
個別元帳の表示中には、次の機能が使えます。
方
法
<1科目変更>
機
能
概
要
元帳科目を変更する
仕訳番号を入力
表示した仕訳を修正したり、取り消したりする
<1伝票呼出>
複合伝票、入金伝票、出金伝票で入力した仕訳を訂正する
<2摘要登録>
摘要を登録する。仕訳入力時と同様の機能
<8辞書登録>
修正中の仕訳を仕訳辞書に登録する
<9日別残>
日別残高一覧表を表示・印刷する
<0月別残>
月別残高一覧表を表示・印刷する
< S ><4前科目>
前の科目を表示する
< S ><5次科目>
次の科目を表示する
<印刷>
画面に表示された個別元帳を印刷する
なお、1つの科目が補助別、摘要別、部門別に管理されている場合は、それぞれの個別元
帳に切り替えることができます。
指定した科目が、それらの管理に該当する場合は、<2 補助元帳>、<3 摘要元帳>、<4 部
門元帳>を表示します。帳簿科目を指定する際に、これらを押して、表示したい補助元帳、摘
要元帳、部門元帳を指定します。
会計処理編 3-141
チ
ェ
ッ
ク
リ
ス
ト
の
表
示
・
印
刷
消費税金額の表示
■試算表出力区分=税抜きの場合
消費税情報で、
「試算表出力区分=税抜き」とした場合は、次のように個別元帳の種類を
切り換えることができます。
◆< 5 税抜表>税抜個別元帳の場合
税込みで入力した金額から、消費税額分を差し引いた金額が表示されます。
◆< 6 税込表>税込個別元帳の場合
税込み金額がそのまま表示されます。また、その金額に対する消費税額が逆側の金額欄に
表示されます。なお、この金額は、表示だけでほかの帳表には影響しません。
3-142
会計処理編
◆< 7 込一括表>税込一括個別元帳の場合
税込み金額がそのまま表示されます。また、各月度の最終行に、その月度の消費税額(自
動集計)、税抜金額(税抜計)が表示されます。
■試算表出力区分=税込みの場合
消費税情報で、
「試算表出力区分=税込み」とした場合は、次のように、税込み金額がそ
のまま表示された個別元帳になります。
複合伝票の表示と印刷
複合伝票は、仕訳入力の「伝票形式で入力した伝票を表示すると」のとおり、諸口を相手
科目とする仕訳に分解されます。分解された仕訳のまま表示されます。
個別元帳の印刷では、表示とは異なり、次章「元帳・試算表等作成
合は」のように印刷されます。
3-55 ページ
複合伝票の仕訳の場
3-165 ページ
会計処理編 3-143
チ
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リ
ス
ト
の
表
示
・
印
刷
個別元帳の表示手順
個別元帳を表示する手順は次のとおりです
操
作
1
帳表を表示します。
2
個別元帳を表示したい科目へ、カーソルを移動します。
3
< 5 個別元帳>を押します。
指定した科目の個別元帳が表示されます。
入力済み仕訳を訂正する操作方法は、仕訳入力時と同じです。詳しくは、当編
4 「仕訳の入力(帳簿、単一振替)
仕訳入力中の便利な機能」をご覧ください。
3-61 ページ
3-144
会計処理編
合計表
合計表では、入力済み仕訳の合計金額を確認することができます。
精算表としても印刷できます。
メニューから「31.合計表」を選択します。
開始年月と終了年月を入力すると、該当データが一覧表示されます。
◆キーガイド
< 5 個別元帳>
個別元帳を表示する
< 7 科目呼出>
参照ウィンドウから選択した科目にカーソル移動
< S >< 1 最初>
最初の科目を表示する
< S >< 2 最後>
最後の科目を表示する
< S >< 0 Excel > Excel 用データの作成
<印刷>
印刷を実行する
◆印刷時の指定
合計表を印刷する際、次の指定ができます。
・当期分だけを印刷する
・前年実績と対比して印刷する
・精算表として印刷する
貸借対照表と損益計算書に分けて、精算表形式で印刷します。
メモ ・精算表として印刷する場合は、期間の指定を期首〜(12 カ月目/ 13 カ月
目)で指定してください。13 カ月目で指定すると、決算整理仕訳を含 む
残高を表示します。12 カ月目で指定すると、決算整理仕訳を含まない 残
高を表示します。決算整理仕訳について 詳しくは、当編「決算時の処理」
をご覧ください。
・
「資金複合」「不明勘定」の発生高が最終行に出力されます。
・
「諸口」の残高は、貸借アンバランス時に最終行に出力されます。
会計処理編 3-145
チ
ェ
ッ
ク
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ス
ト
の
表
示
・
印
刷
試算表
月次の試算表を表示・印刷できます。
メニューから「32.試算表」を選択します。
部門別の試算表を出力する場合は、次のキーガイドボタンを押します。
< 1 個別部門> 任意の明細部門の試算表
< 2 合計部門> 合計部門の試算表
開始年月と終了年月を入力すると、該当データが一覧表示されます。
◆キーガイド
< 5 個別元帳>
個別元帳を表示する
< 7 科目呼出>
参照ウィンドウから選択した科目にカーソル移動
< S >< 1 最初>
最初の科目を表示する
< S >< 2 最後>
最後の科目を表示する
< S >< 0 Excel > Excel 用データの作成
<印刷>
印刷を実行する
◆印刷時の指定
試算表を印刷する際、次の指定ができます。
・当期分のみを印刷する
・前年実績と対比して印刷する
・予算と対比して印刷する
3-146
会計処理編
試算表(補助科目含む)
補助科目を含めた試算表を表示・印刷できます。
メニューから「33.試算表(補助科目含)」を選択します。
開始年月と終了年月を入力すると、該当データが一覧表示されます。
補助科目名の先頭には、「*」が表示されます。
◆キーガイド
< 5 個別元帳>
個別元帳を表示する
< 7 科目呼出>
参照ウィンドウから選択した科目にカーソル移動
< S >< 1 最初>
最初の科目を表示する
< S >< 2 最後>
最後の科目を表示する
< S >< 0 Excel > Excel 用データの作成
<印刷>
印刷を実行する
◆印刷時の指定
試算表(補助科目含む)を印刷する際、次の指定ができます。
・当期分のみを印刷する
・前年実績と対比して印刷する
会計処理編 3-147
チ
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の
表
示
・
印
刷
試算表(摘要科目含む)
摘要科目を含めた試算表を表示・印刷できます。
メニューから「34.試算表(摘要科目含)」を選択します。
開始年月と終了年月を入力すると、該当データが一覧表示されます。
摘要科目名の先頭には、
「*」が表示されます。
◆キーガイド
< 5 個別元帳>
< 7 科目呼出>
個別元帳を表示する
参照ウィンドウから選択した科目にカーソル移動
< S >< 1 最初>
最初の科目を表示する
< S >< 2 最後>
最後の科目を表示する
< S >< 0 Excel > Excel 用データの作成
<印刷>
印刷を実行する
◆印刷時の指定
試算表(摘要科目含む)を印刷する際、次の指定ができます。
・当期分だけを印刷する
・前年実績と対比して印刷する
3-148
会計処理編
要約試算表
通常の試算表をおもな合計科目に要約して、B/S、P/Lを1枚に収めた試算表を表示・印刷
できます。必要に応じて、勘定科目の内訳を表示できます。
メニューから「35.要約試算表」を選択します。
年月度を入力すると、その月度時点の要約試算表が一覧表示されます。
・資産の部計を 100 とする B/S 勘定科目の構成比が表示されます。
・純売上高を 100 とする P/L 勘定科目の構成比が表示されます。
・印刷時には、当期/前期の残高対比も印刷されます。
◆画面の使い方
・原価率を入力して[Enter]
、概算棚卸による損益計算を行うことができます。
任意の原価 率を入力すると、商品、製品 の概算棚卸による 損益計算を行い、計算結
果を表示・印刷できます。
概算棚卸は、次の計算式により算出されます。
期首棚卸高 = 期首棚卸高
売上原価
= 純売上高 × 原価率
期末棚卸高 = 期首棚卸高 + 純仕入高 + 製品製造原価 − 売上原価
売上総利益 = 純売上高 − 売上原価
・原価率を入力 できる状態のときに上 下の矢印キーを押す と、要約科目間のカーソル
移動ができます。また、<印刷>で印刷を実行できます。
・要約科目をクリックするかカーソルを移動して[Enter]を押すことにより、勘定科
目の内訳を表示することができます。要約試算表をクリックするか、
[ESC]を押す
と要約試算表にカーソルが戻ります。
・カーソルが勘定科目の内訳にあるときに次のキーガイドボタンが使えます。
< 5 個別元帳>
個別元帳を表示する
< S >< 1 最初> 最初の勘定科目を表示する
< S >< 2 最後> 最後の勘定科目を表示する
会計処理編 3-149
チ
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ス
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の
表
示
・
印
刷
◆要約科目名を変更するには
要約科目の名前を変更することができます。変更結果は、会社ごとに保存されます。
次のように操作します。
操
作
3-150
会計処理編
1
メニューから「35. 要約試算表」を選択します。
要約試算表の画面が開きます。
2
作成年月を入力する前に、< S >< 1 科目名変>を押します。
要約試算表の科目名変更画面になります。
3
変更する科目に[↓][↑]で移動して、名前を変更します。
< 5 マスター名称>を押すと、要約試算表の印刷順序情報から科目名全体をコ
ピーすることができます。
< 9 基本>を押すと、全体が最初の状態に戻ります。
4
変更が終了したら、[ESC]を押します。
要約試算表の画面に戻ります。
日計表
指定した期間内の発生高および残高を勘定科目別に表示・印刷できます。
メニューから「36.日計表」を選択します。
開始年月日と終了年月日を入力すると、該当データが一覧表示されます。
指定期間内に前日残高または発生高のある勘定科目だけが表示・印刷されます。
◆キーガイド
< 5 個別元帳>
個別元帳を表示する
< 7 科目呼出>
参照ウィンドウから選択した科目にカーソルを移動
< 9 補助有>
補助科目を主科目に続けて出力する(補助簿計算をする場合のみ)
< 0 補助無>
補助科目を出力しない(補助簿計算をする場合のみ)
< S >< 1 最初>
最初の科目を表示する
< S >< 2 最後>
最後の科目を表示する
< S >< 0 Excel >
Excel 用データの作成
<印刷>
印刷を実行する
会計処理編 3-151
チ
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の
表
示
・
印
刷
資金日計表
指定した期間内の発生高および残高を、
「現金及び預金」科目について表示・印刷できます。
メニューから「37.資金日計表」を選択します。
開始年月日と終了年月日を入力すると、該当データが一覧表示されます。
「現金及び預金」科目について、指定期間内に前日残高または発生高のある、勘定科目お
よび補助科目だけが表示・印刷されます。
◆キーガイド
< 5 個別元帳>
個別元帳を表示する
< S >< 1 最初>
最初の科目を表示する
< S >< 2 最後>
最後の科目を表示する
< S >< 0 Excel > Excel 用データの作成
<印刷>
3-152
会計処理編
印刷を実行する
預金・借入金対比表
預金および借入金について、指定した処理年月日現在の残高を銀行別に表示・印刷できます。
適切な資金 管理を行うために、銀行ごと の預金や借入金残高を 常に確認することができ
ます。
預金・借入金対比表を作成するためには、銀行名・支店名の登録や預金・借入金科目の対
応づけが必要です。詳しくは、
「さまざまな管理帳表
預金・借入金管理」をご覧ください。
チ
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表
示
・
印
刷
会計処理編 3-153
残高一覧表
勘定科目の内訳別に、残高一覧を表示・印刷できます。
メニューから「39.残高一覧表」を選択します。
開始年月と終了年月を入力して、勘定科目(主科目)を指定します。
該当データが一覧表示されます。
次の内訳の残高を表示・印刷できます。キーガイドボタンで切り替えます。
補助科目内訳、摘要科目内訳、部門内訳
メモ ・内訳が勘定科目に設定されていない場合は、表示・印刷できません。
・内訳の合計と主科目の残高 が一致していないときは、差額分 を「その他」
として表示します。
◆キーガイド
3-154
< 1 登録順>
マスターに登録されている順序に内訳を並べ替える
< 2 コード順>
コードの小さい順に内訳を並べ替える
< 3 アイウエオ順>
呼出コードの小さい順に内訳を並べ替える
< 4 金額順>
金額が大きい順に内訳を並べ替える
< 5 個別元帳>
個別元帳を表示する
< 6 貸借表示>
貸借の発生残高を表示する
< 7 差額表示>
貸借の差額を表示する
< 8 補助残高>
補助科目内訳を表示する
< 9 摘要残高>
摘要科目内訳を表示する
< 0 部門残高>
部門別内訳を表示する
<印刷>
印刷を実行する
< S >< 1 最初>
最初の科目を表示する
< S >< 2 最後>
最後の科目を表示する
会計処理編
◆印刷時の指定
残高一覧表を印刷する際、次の指定ができます。
・当期分だけを印刷する
・前年実績と対比して印刷する
・予算と対比して印刷する
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の
表
示
・
印
刷
会計処理編 3-155
期日一覧表
受取手形や支払手形などの満期日を管理するために、満期日の一覧表を作成します。手形
については手形満期 日一覧表を、手形科目以外 については指定科目期日 一覧表を実行し
ます。期日一覧表についての詳しい説明は、
「期日管理」をご覧ください。
3-156
会計処理編
消費税関連帳表
「消費税額チェック」では、税抜き仕訳の消費税額の計上漏れや桁数違いなどをチェック
できます。
「消費税計算書」では、消費税計算基礎表などの消費税関連帳表を作成できます。
「
(消)売上科目明細表」では、売上科目の取引が科目別消費税区分別に集計されます。本
体価格と仮受消費税額が計算されます。消費税計算基礎表1と同じ帳表です。
「
(消)仕入科目明細表」では、仕入科目の取引が科目別消費税区分別に集計されます。本
体価格と仮払消費税額が計算されます。消費税計算基礎表5と同じ帳表です。簡易課税の
場合でも、作成することができます。
これらのメニューは、消費税メニューにもあります。詳しくは、4.消費税編をご覧ください。
チ
ェ
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リ
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の
表
示
・
印
刷
会計処理編 3-157
売掛金・買掛金集計表
売掛金、買掛金に設定されている補助科目または摘要科目別の残高一覧表を表示・印刷で
きます。
売掛金、買掛金に、得意先、仕入先などの補助科目または摘要科目が設定されている場合
は、売掛金・買掛金を得意先、仕入先ごとに管理できます。
B332.BMP
カーソル行に関する
入金/支払内訳
3-158
会計処理編
売掛金・買掛金集計表の作成手順
操
作
1
入力メニューで、
「45. 売掛買掛集計表」を選択します。
次の画面になります。
2
作成する集計表の番号を、次の中から選択します。
1. 売掛金 補助科目
2. 売掛金 摘要科目
3. 買掛金 補助科目
4. 買掛金 摘要科目
3
処理期間を入力して、
[Enter]を押します。
集計表が表示されます。
< 1 登録順>
マ スタ ーに 登録さ れて いる 順序に 内訳 を並 べ替え
る
< 2 コード順>
コードの小さい順に内訳を並べ替える
< 3 アイウエオ順> 呼出コードの小さい順に内訳を並べ替える
< 4 金額順>
金額が大きい順に内訳を並べ替える
< 5 個別元帳>
個別元帳を表示する
< S >< 1 最初>
最初を表示
< S >< 2 最後>
最後を表示
4
集計表を印刷する場合は、<印刷>を押します。
プレビュー画面になります。
印刷を実行します。
操作について詳しくは、1. 導入編「基本操作」をご覧ください。
会計処理編 3-159
チ
ェ
ッ
ク
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の
表
示
・
印
刷
仕訳データチェックリスト
入力した仕訳を日付順または入力順に印刷できます。入力内容がすべて印刷されます。借
方、貸方それぞれの合計額、付箋も印刷されます。
仕訳チェックリストを使って、伝票の入力内容をチェックすることができます。
■印刷時の指定項目
印刷の対象となる仕訳の条件や印刷のしかたを、次のように指定することができます。
・日付の範囲
・仕訳番号の範囲
・仕訳の種別:指定なし/新規入力分及び修正分のみ
「新規入力分及び修正分のみ」を選択すると、仕訳チェックリストでまだ印刷してい
ない仕訳および印刷 後に修正が入った仕 訳だけが印刷されま す。なお、表示しただ
けでは、まだ印刷してい ない状態とみなされ ます。印刷時に印刷範囲 をページ指定
して印刷した場合も、まだ印刷していない状態とみなされます。
・< 2 未到来>
手形などを期日管理 している場合に、前期に発 生した仕訳でまだ決済 されていない
仕訳を印刷します。期 日管理について詳 しくは、
「さま ざまな管理帳表
期日管 理」
をご覧ください。
・出力区分
仕訳の並び順を、日付順と入力順のどちらかに選択することができます。
・科目コードの印刷の有無
・日付単位の小計の印刷の有無
・伝票番号単位の小計の印刷の有無
・取消仕訳の印刷の有無
3-160
会計処理編
・対象仕訳の指定
仕訳を登録した画面によって、印刷の有無を指定することができます。
「2. なし」は、すべての画面が対象になります。印刷対象から除外したい画面がある
場合は、
「1. あり」を選択して[Enter]を押します。
印刷の有無を、次の画面ごとに選択することができます。
単一振替画面、帳簿入力画面、複合伝票画面、入金伝票画面、出金伝票画面
選択が終了したら、
[ESC]を押します。元の画面に戻ります。
■操作手順
操
作
1
入力メニューで、
「46. 仕訳データチェックリスト」を選択します。
次の画面になります。
2
各項目を指定します。
3
< 0 実行>を押します。
プレビュー画面になります。
印刷を実行します。
操作について詳しくは、1. 導入編「基本操作」をご覧ください。
会計処理編 3-161
チ
ェ
ッ
ク
リ
ス
ト
の
表
示
・
印
刷
明細資金繰実績表
収支状況を、勘定科目ごとに12カ月分の推移表で印刷します。
詳しくは、
「資金繰管理」をご覧ください。
3-162
会計処理編
科目別日別残高一覧表、科目別月別残高一覧表
科目ごとに、日別/月別の残高および発生高を表示・印刷できます。
日別残高を見る場合は「48.科目別日別残」を、月別残高を見る場合は「49.科目別月別残」
をメニューから選択します。
「科目別日別残」の場合は、年月度を指定します。
科目を指定すると、該当データが一覧表示されます。
補助科目、摘要科目、部門の指定もできます。次のキーガイドボタンで指定対象の切替が
できます。
< 1 その他>
画面に表示されている補助/摘要/部門に関して、コードが指定され
ていないもの(コード= 0)
< 2 補助残高> 補助科目を指定する
< 3 摘要残高> 摘要科目を指定する
< 4 部門残高> 部門を指定する
・借/貸の発生高表示と差額表示の切り替えができます。
・前期残高と当期残高の切り替えができます。
(科目別月別残高一覧表のみ)
◆キーガイド
< 5 個別元帳>
個別元帳を表示する
< 6 貸借表示>
貸借の発生残高を表示する
< 7 差額表示>
貸借の差額を表示する
< 8 予算>
予算を表示する
< 9 前期残>
前期残高を表示する
< 0 当期残>
当期残高を表示する
< S >< 0 Excel > Excel 用データの作成
<印刷>
印刷を実行する
会計処理編 3-163
チ
ェ
ッ
ク
リ
ス
ト
の
表
示
・
印
刷
元帳・試算表等作成
元帳、試算表等の印刷は、帳表のメニューから始めます。帳表メニューを表示するときは、
ツールボタンの<帳表>を押します。以降、メニュー項目に沿って説明していきます。
◆帳表メニュー
メモ ・部門別の元帳、試算表、および推移表については、部門メニューから作成
してください。詳しくは、5. 部門別管理編 をご覧ください。
・試 算表と推移 表について は、テキスト ファイルに 出力でき ます。詳しく
は、8. ツール編「テキストファイル作成」をご覧ください。
■税込み・税抜きの選択
元帳と試算表に印刷する金額について、税込み/税抜きのどちらかを選択できます。この
選択は、消費税情報の変更で行います。詳しくは、4.消費税編をご覧ください。
3-164
会計処理編
複合伝票の仕訳の場合は
複合伝票で入力した仕訳の相手科目は、次のように印刷されます。環境設定メニューのシ
ステム管理 情報の設定で、元帳等の相手 科目の編集方法を次の 3種類のうちから選択し
ます。
相手グループ先頭科目 : 複合伝票の中の相手側の一番上の明細行の科目が、
相手科
目になります。
同一行の相手科目
: 同一行で貸借の金額が同じ場合に相手科目になります。
貸借の金額が違う場合や相手科目が空白の場合は(諸口)
になります。
全て諸口
: 相手科目がすべて(諸口)になります。
複合伝票の仕訳の場合には、*が相手科目の頭に付きます。
このように表示される帳表は次のとおりです。
総勘定元帳、部門別元帳、帳簿印刷、個別元帳チェックリスト、手形台帳、証憑綴り
(例)複合伝票
借方
貸方
¥10,000
仕入
買掛金
¥10,000
25,000
売掛金
売上
¥40,000
15,000
普通預金
総勘定元帳では、相手科目が以下のように表示されます。
相手グループの先頭科目
仕入
*買掛金
¥10,000
売掛金
*買掛金
買掛金
*仕入
¥10,000
¥25,000
普通預金
*買掛金
¥15,000
売上
*仕入
¥25,000
同一行の相手科目
仕入
*買掛金
¥10,000
売掛金
*諸口
買掛金
*仕入
¥10,000
¥25,000
普通預金
*諸口
¥15,000
売上
*諸口
¥25,000
全て諸口
仕入
*諸口
¥10,000
売掛金
*諸口
買掛金
*諸口
¥10,000
¥25,000
普通預金
*諸口
¥15,000
売上
*諸口
¥25,000
会計処理編 3-165
元
帳
・
試
算
表
等
作
成
◆入出金伝票の仕訳の場合は
入金伝票または出金伝票で入力した仕訳の相手科目は、次のように印刷されます。
(例)出金伝票
現金科目:小口現金
相手科目
金額
雑費
¥
図書教育費
12,350
8,500
総勘定元帳では、相手科目が、以下のように印刷される
小口現金
雑費
図書教育費
3-166
会計処理編
¥12,350
8,500
雑費
小口現金
¥12,350
図書教育費
小口現金
¥8,500
元帳
総勘定元帳、補助元帳、摘要元帳、損益元帳の印刷ができます。
■印刷時の指定項目
◆印刷帳表
印刷する帳表を次の中から選択します。
1.総勘定元帳、 2.補助元帳、 3.摘要元帳、 4.損益勘定
◆処理年月
対象となる処理年月を指定します。決算仕訳を含めたくない場合は、13月ではなく期末月
を指定してください。
◆印刷行数の指定
1. 枠内 2 仕訳印刷
: 元帳のひとつの行枠に2件の仕訳を印刷します。1ページ内
にたくさんの仕訳が入るので、印刷するページ数が少なくな
ります。部門、業種コードは印刷されません。摘要は全角 10
文字まで印刷します。
2. 枠内 1 仕訳印刷
: 元帳のひとつの行枠に1件の仕訳を印刷します。
部門、摘要全角 48 文字を印刷します。
24 文字を超える場合は、2行に印刷されます。
3. 枠内 2 仕訳印刷
(摘要圧縮有)
: 元帳のひとつの行枠に2件の仕訳を印刷します。
摘要が全角 10 文字を超える場合、全角 20 文字までを圧縮し
て印刷します。1文字が半分の幅に圧縮されます。
◆印刷条件の指定
対象となる科目を次の中から選択します。
1. 発生科目分のみ
: 指定処理年月内に仕訳の発生した科目だけを印刷する。
2. 残のある科目全部
: 残高のある科目をすべて印刷する。
◆印刷科目の指定
特定の科目だけを印刷したい場合は、
「2.有り」を選択してください。科目を指定できます。
◆初期設定の変更
「1.する」を選択すると、初期設定入力画面が表示されて、次の項目を入力できます。
会計処理編 3-167
元
帳
・
試
算
表
等
作
成
以下、初期設定入力画面の項目
◆科目別数字設定
「1.無」を選択すると、すべての仕訳を印刷します。
「2.有」を選択すると、設定画面が表示されて、科目別に次の中から選択できます。
< 1 明細>:すべての仕訳を印刷する。
< 2 日計>:日付ごとに仕訳発生高を集計して、
「日計」として1行で印刷する。
< 3 月計>:月ごとに仕訳発生高を集計して、
「月計」として1行で印刷する。
メモ 設定画面では、< S >< 1 資産先頭>〜< S >< 5 最後>で、カーソル移
動ができます。
◆月計印刷の設定
「月計」の印刷行の前後の空白について、次のように指定します。
1.無 : 印刷行の前後に空白行を挿入しない。
2.有 : 印刷行の前後に空白行を挿入する。前後、それぞれに対して挿入する空白行数
を指定する。
◆頁の印刷
ページ番号の印刷の有無を指定します。ページ番号は、科目ごとに振られます。
◆仕訳番号の印刷
仕訳番号の印刷有無を指定します。仕訳番号は、左側に印刷されます。
3-168
会計処理編
■操作手順
操
作
1
帳表メニューで、
「11. 総勘定元帳」を選択します。
次の画面になります。
2
各項目を指定します。
印刷科目の指定
「印刷科目の指定」で「2. 有り」を選択すると、元帳印刷科目指定画面が表示
されて、印刷する科目を指定できます。
[ESC]で戻ります。
初期設定の変更
「初期設定の変更」で「1. する」を選択すると、元帳初期設定画面が表示され
て、初期設定を変更できます。
[ESC]で戻ります。
3
< 0 実行>を押します。
プレビュー画面になります。
印刷を実行します。
操作について詳しくは、1. 導入編「基本操作」をご覧ください。
会計処理編 3-169
元
帳
・
試
算
表
等
作
成
■印刷サンプル
メモ 同一日付 内の仕訳は、単一振替 入力画面と同じ順に 並びます。ただし、伝
票番号を入力している場合は、日付順、伝票番号順に並びます。
3-170
会計処理編
振替伝票発行
入力した仕訳を振替伝票の形式で印刷できます。日付、仕訳番号、未発行分を指定して、
印刷する仕訳を限定することができます。
・複合伝票、入金 伝票、出金伝票画面で登 録した仕訳につい ては、伝票ごとに印刷さ
れます。
・同一の伝票番号が振られた仕訳は、まとめて印刷されます
・伝票番号がない場合は、同一日付の仕訳がまとめて印刷されます。
・A4 用紙 1 ページに 3 枚の伝票が印刷されます。
■印刷時の指定項目
◆日付の範囲
印刷する仕訳の日付範囲を指定します。
◆仕訳番号の範囲
印刷したい仕訳番号の範囲を指定できます。開始番号に入力しない場合は最初から、終了
番号に入力しない場合は最後までが対象になります。
◆出力範囲
すでに振替伝票を発行(印刷)した仕訳の印刷の有無を指定します。
1. 指定全データ
: 発行済みの仕訳も印刷されます。
2. 未発行分(今回修正分含む): 発 行済み仕 訳は印 刷されま せん。ただし、発 行後、
修正の入った仕訳は印刷されます。
◆仕訳番号の印刷
伝票への仕訳番号の印刷の有無を指定します。印刷する場合は、仕訳の枠外右側に印刷さ
れます。
会計処理編 3-171
元
帳
・
試
算
表
等
作
成
◆入金伝票入力分、出金伝票入力分
入金伝票画面または出金伝票画面から登録した仕訳も印刷の対象とする場合は、
「1.出力する」を選択します。
「3.全入金(出金)取引分出力しない」を選択すると、入金(出金)伝票の仕訳、単一振替また
は帳簿入力で入力した入金(出金)仕訳はすべて出力されません。複合伝票で入力した入金
(出金)仕訳は出力されます。
入金伝票または出金伝票画面から登録した仕訳については、
「入金伝票発行」
「出金伝票発
行」の各処理で印刷することもできます。
◆出力帳表
ミシン目の入った用紙に印刷する場合は、
「2.専用紙」を選択します。そうでない場合
は、
「1.白紙」を選択します。
■操作手順
操
作
3-172
会計処理編
1
帳表メニューで、「12. 振替伝票発行」を選択します。
次の画面になります。
2
各項目を指定します。
3
< 0 実行>を押します。
プレビュー画面になります。
印刷を実行します。
操作について詳しくは、1. 導入編「基本操作」をご覧ください。
入金伝票発行、出金伝票発行
「入金伝票発行」では、入金伝票画面で登録した仕訳の伝票を印刷できます。
「出金伝票発行」では、出金伝票画面で登録した仕訳の伝票を印刷できます。
・A4 用紙1ページに4枚印刷されます。
・伝票の控えを印刷することもできます。
◆印刷サンプル(入金伝票の場合)
■印刷時の指定項目
◆日付の範囲
印刷する伝票の日付範囲を指定します。
◆仕訳番号の範囲
印刷したい仕訳番号の範囲を指定できます。開始番号に入力しない場合は最初から、終了
番号に入力 しない場合は最後までが 対象になります。指定範囲 に含まれる仕訳のある伝
票の全仕訳が印刷されます。
◆出力範囲
すでに伝票を発行(印刷)した仕訳の印刷の有無を指定します。
1. 指定全データ
: 発行済みの伝票も印刷します。
2. 未発行分(今回修正分含む) : 発行済み伝票は印刷されません。ただし、発行後
に修正の入った伝票は印刷されます。
◆仕訳番号の印刷
伝票への仕訳番号の印刷の有無を指定します。印刷する場合は、仕訳の枠外右側に印刷さ
れます。
会計処理編 3-173
元
帳
・
試
算
表
等
作
成
◆現金出納帳仕訳
現金出納帳で入力した仕訳について、伝票の発行の有無を指定します。
1仕訳が1伝票で印刷されます。
・入金伝票の場合は、借方が現金科目の仕訳だけが対象になります。
・出金伝票の場合は、貸方が現金科目の仕訳だけが対象になります。
「3.全入金(出金)取引分出力する」を選択すると、入金(出金)伝票の仕訳、単一振替または
帳簿入力で入力した入金( 出金) 仕訳はすべて出力されます。複合伝票で入力した入金 (出
金)仕訳は出力されません。
◆控の印刷
伝票の控えの印刷の有無と、控えの印刷位置を、次の中から選択します。
1.下段が控
3-174
2.右側が控
3.出力しない
正①
正②
正①
控①
正①
正③
控①
控②
正②
控②
正②
正④
会計処理編
■操作手順
操
作
1
帳表メニューで、
「13. 入金伝票発行」または「14.. 出金伝票発行」を選択し
ます。
次の画面になります。
(例)入金伝票の場合
2
各項目を入力します。
3
< 0 実行>を押します。
プレビュー画面になります。
印刷を実行します。
操作について詳しくは、1. 導入編「基本操作」をご覧ください。
会計処理編 3-175
元
帳
・
試
算
表
等
作
成
仕訳日記帳
仕訳日記帳を印刷できます。
■印刷時の指定項目
◆日付の範囲
印刷する日付の範囲を指定します。期末月は「13」と入力します。<2未到来>を押すと、
前期までの未到来仕訳が印刷対象となります。
◆仕訳番号の範囲、勘定科目の範囲
開始と終了の範囲をそれぞれ指定します。ブランクは、最初から、または最後までを意味
します。
◆仕訳の種別
新規に入力した仕訳と修正した仕訳だけを印刷することができます。
◆出力区分
印刷順序を、日付順にするか入力順にするか指定します。
◆日付の小計
1日ごとの日付合計の印刷の有無を指定します。
◆伝票番号の小計
伝票番号が変わるごとに、伝票合計を印刷するか指定します。
◆仕訳番号の印刷
仕訳番号の印刷の有無を指定します。
3-176
会計処理編
■操作手順
操
作
1
帳表メニューで、
「15. 仕訳日記帳」を選択します。
次の画面になります。
2
< 0 実行>を押します。
プレビュー画面になります。
印刷を実行します。
操作について詳しくは、1. 導入編「基本操作」をご覧ください。
元
帳
・
試
算
表
等
作
成
会計処理編 3-177
■印刷サンプル
3-178
会計処理編
帳簿印刷
基本帳簿、補助帳簿、摘要帳簿を印刷できます。
メモ 複 合伝票の仕訳には、相手 科目の頭に*がつき ます。相手科目の表示方 法
は、環 境設定メニューのシ ステム管理情報の設 定で選択できます。詳し く
は、この章の始めの「複合伝票の仕訳の場合は」をご覧ください。
■印刷時の指定項目
◆印刷帳表
基本帳簿・・・勘定科目別の日別元帳を印刷します。
補助元帳・・・補助科目別の日別元帳を印刷します。
摘要帳簿・・・摘要科目別の日別元帳を印刷します。
◆処理年月日
印刷する日付の範囲を指定します。期末月は「13」と入力します。期末年月日を指定した
とき、繰越の印字方法を「次月繰越」にするか「次期繰越」にするか選択できます。
◆印刷範囲
印刷する帳簿科目の範囲を指定できます。印刷帳簿の種類に応じて補助科目や摘要の
指定ができます。
元
帳
・
試
算
表
等
作
成
会計処理編 3-179
■操作手順
操
作
1
帳表メニューで、「16. 帳簿印刷」を選択します。
次の画面になります。
2
< 0 実行>を押します。
プレビュー画面になります。
印刷を実行します。
操作について詳しくは、1. 導入編「基本操作」をご覧ください。
■印刷サンプル
3-180
会計処理編
証憑綴り
領収書や請 求書などの証憑を貼り付 けるための台紙を印刷 できます。証憑類を貼り付け
るための間隔を空けて各仕訳が印刷されます。
■印刷時の指定項目
◆対象仕訳の絞り込み
次のように、対象となる仕訳を絞り込むことができます。
・収入支出の指定
「1. 支出のみ」を選択すると、次の仕訳が印刷の対象となります。
貸方科目が、現金、流動性預金、資金複合の仕訳
ただし、借方科目が、資金複合、不明勘定、諸口、備考科目の場合は、対象外とな
る(複合伝票の場合は、伝票の借方すべての明細行が、資金複合、諸口、不明勘定
の場合に対象外となる)
「2. 収入・支出両方」を選択すると、次の仕訳が印刷の対象となります。
貸方科目または借方科目が、現金、流動性預金、資金複合の仕訳
ただし、借方科目および貸方科目が、資金複合、不明勘定、諸口、備考科目の場合
は、対象 外となる(複合 伝票の場合は、伝 票のすべての 明細行の借 方および貸方
が、現金、流動性預金、資金複合、諸口、不明勘定の場合に対象外となる)
・日付の範囲
会計処理編 3-181
元
帳
・
試
算
表
等
作
成
・仕訳番号の範囲
複合伝票の場合は、指定範囲に含まれる仕訳のある伝票の全仕訳が対象となります。
・証憑(自)科目出力範囲
出力する現金、流動性預金の範囲を指定します。
・支出(相手)科目除外範囲
現金、流動性預金、資金複合の相手科目で対象外とする科目の範囲を指定します。
複合伝票の場合は、すべての相手科目が除外されたときのみ出力しません。
メモ 複合伝票の仕訳には、現金、流動性預金の相手科目の頭に*がつきます。相
手科目の 表示方法は、環境設定メニ ューのシステム管理情 報の設定で選択
できます。詳 しくは、この章の始 めの「複合伝票の仕訳 の場合は」をご覧
ください。
◆印刷順序の指定
「2.科目順」を選択すると、現金、流動性預金、資金複合の科目コード順に並びます。これらの
科目が変わるごとに改ページが行われます。同じ科目コード内では、日付順に並びます。
◆頁内の印刷順序
ページ内の仕訳の並び順を、次のどちらかにすることができます。
(例)下から上(古い順に貼る)
上から下(新しい順に貼る)
XX.04.03
XX.04.01
XX.04.02
XX.04.02
XX.04.01
XX.04.03
お客様の貼り方に応じて選択してください。
◆仕訳番号の印刷
仕訳番号の印刷の有無を指定できます。
◆改頁指定
改ページのタイミングを、次の中から選択できます。
毎日/週毎/月毎
◆頁内印刷仕訳数
1ページに印刷する仕訳の数を指定できます。1〜10の範囲で指定できます。
3-182
会計処理編
■操作手順
操
作
1
帳表メニューで、
「17. 証憑綴り」を選択します。
次の画面になります。
2
各項目を指定します。
3
< 0 実行>を押します。
プレビュー画面になります。
印刷を実行します。
操作について詳しくは、1. 導入編「基本操作」をご覧ください。
元
帳
・
試
算
表
等
作
成
会計処理編 3-183
試算表
L型B4試算表、全科目印刷試算表、B4試算表を印刷できます。
◆ L 型 B4 試算表
貸借対照表、損益計算書、原価報告書をそれぞれ1枚で印刷できるように、一部の科目が
集約されます。B4試算表とは次の点が異なります。
・原価報告書のあとに、科目対比表を印刷することができます。
・合計欄のタイトルが明細行を包むように L 型に表示されます。
・科目コードを印刷することができます。
◆全科目印刷試算表
前期残高、当月残高、当期借方/貸方発生高がある科目がすべて印刷されます。
◆ B4 試算表
貸借対照表、損益計算書、原価報告書をそれぞれ1枚で印刷できるように、一部の科目が
集約されます。
■印刷時の指定項目
◆< 1 タイトル>タイトル変更
試算表の各部のタイトルを変更できます。タイトルは、会社ごとに試算表ごとに保存され
ます。
全科目印刷試算表の場合は、各種別のページごとにタイトルを設定できます。1ページか
ら10ページまで設定できます。月ごとに印刷をする場合は、月が変わるごとに1ページ目
のタイトルに戻ります。
メモ 部門別の試算表のタイトルと共通に設定します。
◆印刷順序
印刷で使用する印刷順序情報を選択します。通常、次のように選択してください。
・L 型 B4 試算表の場合は、「L 型 B4 試算表順序」を選択してください。
・全科目試算表の場合は、
「試算表(全科目)順序」を選択してください。
・B4 試算表の場合は、「B4 規定科目順序」を選択してください。
3-184
会計処理編
◆種別
印刷する試算表の種類を、次の中から選択します。
1.通常
:当期残高のみ
2.2期比較 :当期、および前期残高(次の、区分= 4 は選択不可)
3.3期比較 :当期、および前期、2 期前残高(次の、区分= 2 だけ選択可)
4.5期比較 :当期〜 4 期前残高(次の、区分= 2 だけ選択可)
5.予算比較 :当期残高、および予算金額(次の、区分= 4 は選択不可)
◆区分、処理年月
試算表を作成する期間と印刷する残高について、次の中から選択します。
1.各月
: 月度ごとの試算 表を印刷する。処理年月が複数月になるよう指定した場
2.累計
: 指定月現在の試算表を印刷する。処理年月は、期首月〜指定月で指定する。
3.一括
: 処理年月で指定 した範囲の借方・貸方の発生高を集計した形の試算表を
合は、各月の試算表をそれぞれ印刷する。
印刷する。
通常の試算表については、前月残高=処理年月の残とする。
4.四半期
: 第1〜第4四半 期の中から指定した四半期現在の試算表を印刷する。処
理年月で、第何期かを指定する。
◆単位
金額の単位を選択します。
◆科目コード印刷
L型B4試算表、全科目印刷試算表では、科目名の前に科目コードを印刷することができま
す。不要な場合は、「2.不要」を選択します。
◆貸借対照表、損益計算書、原価報告書、科目対比表
L型B4試算表とB4試算表の場合は、それぞれの印刷の有無を指定できます。
科目対比表については、L型B4試算表の場合に印刷の有無を指定できます。
◆横罫線
印刷
全科目印刷試算表とB4試算表では、横罫線の印刷の有無を指定します。
◆網掛印刷
合計行などの網掛印刷の有無を指定します。
◆改頁指定(全科目試算表だけ)
それぞれの部ごとに、改頁などの指定ができます。
1.連続
:部の頭で改頁はしません。
2.改頁
:部の頭で改頁します。
3.頁挿入
:前の部との間に左右どちらか1ページ分白紙挿入します。
会計処理編 3-185
元
帳
・
試
算
表
等
作
成
◆行均等(全科目試算表だけ)
全科目印刷試算表の場合は、行均等の有無を指定できます。
行均等とは、1ページ の行数により、1行の高 さを広げて見やすくす るものです。レー
ザープリンタまたはインクジェットプリンタをお使いの場合にだけ有効です。
・試算表は、B4 用紙に左右2ぺージ印刷されます。左右の行数の多い方に合わせて
1行の高さが決め られます。行の高さは、最大、行 均等しない場合の 3行分まで広
がります。
・たとえば、資産の部の行 数が多いため、左側1ペ ージに収まらず続い て右側にも印
刷されるような場合で、右側の行数≧ 40 行の場合は、左右両ページの全行数が半分
ずつ左右に割り振られ行均等されます。
メモ 行均等したほうが良いかどうかは、実際に印刷してからお決めください。行
均等した方が見やすくなる場合とそうでない場合があります。たとえば、貸
借対照表 が数ページに渡るとき に行均等すると、貸借対照 表の印刷ページ
によって 行の高さが違ってし まう場合があります。な お、行均等の初期値
は、「する」になっています。
3-186
会計処理編
■操作手順
操
作
1
帳表メニューで、
「31.L 型 B4 試算表」、
「33. 全科目印刷試算表」、
「35.B4
試算表」を選択します。
次の画面になります。
(例)L 型 B4 試算表の場合
2
各項目を指定します。
3
< 0 実行>を押します。
プレビュー画面になります。
印刷を実行します。
操作について詳しくは、1. 導入編「基本操作」をご覧ください。
メモ 金額が 出力可能桁数を オーバーする場 合は、メッセージが 表示されま
す。金額単位を変更してから印刷してください。
会計処理編 3-187
元
帳
・
試
算
表
等
作
成
■印刷サンプル
3-188
会計処理編
L 型 B4 試算表
推移表
L型B4推移表、全科目印刷推移表、B4推移表を印刷できます。
◆ L 型 B4 推移表
貸借対照表、損益計算書、原価報告書の形式で印刷されます。B4推移表とは、次の点が異
なります。
・合計欄のタイトルが明細行を包むように L 型に表示されます。
・科目コードを印刷することができます。
◆全科目印刷推移表
前期残高、当月残高、当期借方/貸方発生高があるすべての科目について、各月推移表が
印刷されます。
◆ B4 推移表
貸借対照表、損益計算書、原価報告書の各月推移表の形式で印刷されます。
毎月棚卸を行っている場合は、前月の期末棚卸の借方発生を、当月の期首棚卸の借方発生
に入れ替えて印刷することができます。印刷前に、
「棚卸科目情報」を設定してください。
2-44 ページ
条件
・毎月、以下の棚卸仕訳を入力している場合に出力できます。
期首月
: 期首棚卸高 / 商品
2 カ月目以降
: 期末棚卸高 / 商品
商品
商品
/ 期末棚卸高
/ 期末棚卸高
期首の棚卸額
当月の棚卸額
前月の棚卸額
当月の棚卸額
・印刷条件で 出力を「発生」と設定した 場合に出力できま す。ただし、期首月だけを
出力する場合は、出力できません。累計欄も出力できません。
・「棚卸科目情報設 定」で設定する勘定科目 は、期首(材料・仕掛)棚卸高、期末(材
料・仕掛)棚卸高です。他の科目を設定すると、正しく出力できません。
■印刷時の指定項目
◆< 1 タイトル>タイトル変更
推移表の各部のタイトルを変更できます。タイトルは、会社ごとに、次の2グループに分
けて保存されます。
・L 型 B4 推移表
・全科目印刷推移表および B4 推移表
メモ 部門別の推移表のタイトルと共通に設定します。
会計処理編 3-189
元
帳
・
試
算
表
等
作
成
◆印刷順序
印刷で使用する印刷順序情報を選択します。通常、次のように選択してください。
・L 型 B4 推移表の場合は、「L 型 B4 試算表順序」を選択してください。
・全科目印刷推移表の場合は、
「推移表 ( 全科目 ) 順序」を選択してください。
・B4 試算表の場合は、「B4 規定科目順序」を選択してください。
◆処理年月、月展開範囲
推移表では、処理年月を基準に各月の残高が12カ月分印刷されます。基準となる処理年月
と、月展開範囲を次の中から選択します。
1.事業年度内
:処理年月のある事業年度の期首から期末まで
2.指定月から過去 1 年 :処理年月からさかのぼって過去 12 カ月分
◆区分
各月度残高について、次の中から選択します。
1.発生
:月々の発生金額
2.累計
:期首からその月までの発生金額の合計
◆単位
金額の単位を選択します。
◆科目コード印刷
L型B4推移表、全科目印刷推移表では、科目名の前に科目コードを印刷することができま
す。不要な場合は、
「2.不要」を選択します。
◆罫線印刷
罫線の印刷の有無を指定します。
◆行均等(全科目推移表だけ)
全科目推移表の場合は、行均等の有無を指定できます。
行均等とは、1ページ の行数により、1行の高 さを広げて見やすくす るものです。レー
ザープリンタまたは インクジェットプリン タをお使いの場合にだけ 有効です。行の高さ
は、最大、行均等しない場合の3行分まで広がります。
メモ 行均等したほうが良いかどうかは、実際に印刷してからお決めください。行
均等した 方が見やすくなる場 合とそうでない場合 があります。なお、行均
等の初期値は、「する」になっています。
◆貸借推移表、損益推移表、原価推移表の印刷の有無
それぞれの印刷の有無を指定できます。
◆網掛印刷
合計行などの網掛印刷の有無を指定します。
3-190
会計処理編
■操作手順
操
作
1
帳表メニューで、
「32.L 型 B4 推移表」、
「34. 全科目印刷推移表」、
「36.B4
推移表」を選択します。
次の画面になります。
(例)L 型 B4 推移表の場合
2
各項目を指定します。
棚卸科目情報を設定するときは、< S >< 1 棚卸科目>を押します。
3
< 0 実行>を押します。
プレビュー画面になります。
印刷を実行します。
操作について詳しくは、1. 導入編「基本操作」をご覧ください。
メモ 金額が出力可能桁数をオーバーする場合は、メッセージが表示されま
す。金額単位を変更してから印刷してください。
会計処理編 3-191
元
帳
・
試
算
表
等
作
成
■印刷サンプル
3-192
会計処理編
L 型 B4 推移表
年間日別展開表
勘定科目、補助科目、摘要科目、および部門ごとに、当期365日分の日々の発生高を印刷
できます。
・決算整理仕訳については、集計する/しないを選択することができます。
・集計する場合は、期末月の最終日付に集計されます。
■印刷時の指定項目
◆期末整理
13月で入力した仕訳を含むか含まないか選択します。
◆種別
対象科目の種類を、次の中から選択します。
通常科目、補助科目、摘要科目、部門科目
◆単位
金額の単位を、「1.円」
「2.千円」
「3.万円」の中から選択することができます。
◆< S >< 1 科目単位>
備考科目の単位を設定することができます。たとえば、備考科目で来客数などを管理する
場合には、単位を「人」と指定します。次の画面が表示されます。
単位を2桁(漢字1文字)で入力できます
元
帳
・
試
算
表
等
作
成
この設定は、指定科目月別推移図表/5期比較図表と共通です。
◆印刷科目の指定
印刷する科目を、16科目まで指定できます。
< 1 合計>・・・合計科目/合計部門を指定できる
< 2 明細>・・・明細科目/個別部門を指定できる
会計処理編 3-193
■操作手順
操
作
1
帳表メニューで、「41. 年間日別展開表」を選択します。
次の画面になります。
2
3
各項目を指定します。
< 0 実行>を押します。
プレビュー画面になります。
印刷を実行します。
操作について詳しくは、1. 導入編「基本操作」をご覧ください。
メモ 金額が出力可能桁数をオーバーする場合は、メッセージが表示されま
す。金額単位を変更してから印刷してください。
■印刷サンプル
3-194
会計処理編
残高一覧表
補助科目、摘要科目、および部門別に、勘定科目の内訳を印刷できます。
■印刷時の指定項目
◆印刷帳表
印刷する帳表を、次の中から選択します。
1.補助残高一覧表
2.摘要残高一覧表
3.部門残高一覧表
◆項目区分の指定、処理年月
印刷する項目を、次の中から選択して、処理年月を指定します。
1.一括(前期比較)
: 指定月度の残高と、前年同月残高を比較。
2.一括(予算対比)
: 指定月度の残高と、同月予算金額を対比。
3.年間推移
: 期首から指定月までの各月発生高を推移表形式(横軸=月)
で印刷。この場 合、以下の「出力区分の指定」は、自動的
に発生高になる。
4.年間推移(当残のみ): 期首から指定月ま での各月の発生または累計残高を推移表
(横軸=月)で印刷。
◆出力区分の指定
残高について、次の中から選択します。
1.発生:その月の発生金額
2.累計:期首からその月までの発生金額の合計
◆単位
金額単位を指定します。
◆印刷科目の指定
「2.有り」を選択すると、残高一覧表印刷科目指定画面が表示されて、印刷する科目を指定
できます。
◆印刷順序の指定
印刷順序を指定します。
・金額順
: 当月残高の多い順に出力する。
・コード順
: 科目コード順に出力する。
・アイウエオ順 : 呼出コードのアイウエオ順で出力する。登録処理のアイウエオ順と
同じ順序。
・登録順
: 各マスターの設定画面で指示した表示順で出力する。
会計処理編 3-195
元
帳
・
試
算
表
等
作
成
■操作手順
操
作
1
帳表メニューで、「42. 残高一覧表」を選択します。
次の画面になります。
2
各項目を指定します。
3
< 0 実行>を押します。
プレビュー画面になります。
印刷を実行します。
操作について詳しくは、1. 導入編「基本操作」をご覧ください。
■印刷サンプル
3-196
会計処理編
売掛金・買掛金集計表
売掛金、買掛金に設定されている、補助科目または摘要科目別の内訳を、月ごとに印刷で
きます。入力メニューの「売掛買掛金集計表」の内容を、1枚の用紙に3カ月分印刷したも
のと同じです。
売掛金、買掛金に得意先、仕入先などの補助科目または摘要科目を設定してある場合は、
売掛金・買掛金集計表によって、得意先、仕入先の管理を行うことができます。
■印刷時の指定項目
◆印刷帳表
印刷する帳表を、次の中から選択します。
1.売掛(補助):売掛金(補助科目内訳)
2.売掛(摘要):売掛金(摘要科目内訳)
3.買掛(補助):買掛金(補助科目内訳)
4.買掛(摘要):買掛金(摘要科目内訳)
◆印刷順序
内訳の印刷順序を、次の中から選択します。
1.登録順
:補助科目/摘要科目がマスター登録された順
2.コード順
:補助科目/摘要科目のコード順
3.アイウエオ順 :補助科目/摘要科目の呼出コードのアイウエオ順
4.金額順
:金額の大きい順
◆処理年月
印刷対象とする年月範囲を指定してください。
1ページにつき、一度に3カ月分まで印刷できます。
◆単位
金額の単位を、「1.円」
「2.千円」
「3.万円」の中から選択することができます。
◆印刷科目の指定
「2.有り」を選択すると、印刷科目指定画面が表示され、印刷する科目を20科目まで指定で
きます。補助科目または摘要科目を指定することもできます。
会計処理編 3-197
元
帳
・
試
算
表
等
作
成
■操作手順
操
作
1
帳表メニューで、「43. 売掛買掛集計表」を選択します。
次の画面になります。
2
各項目を指定します。
3
< 0 実行>を押します。
プレビュー画面になります。
印刷を実行します。
操作について詳しくは、1. 導入編「基本操作」をご覧ください。
■印刷サンプル
売掛金の入金および買掛金の支払については、その内訳として、現金小切手、手形、相殺
その他に分けて印刷します。
3-198
会計処理編
科目別補助科目展開表
補助科目ごとに、各科目の残高を印刷できます。
・補助科目は、補 助科目コード別に展開 します。各勘定科目の補 助科目コードを合わ
せてください。補助科目登録の< S ><参照コピー>で補助科目をコピーすること
ができます。
・20 帳表まで作成できます。
・1 帳表に 6 科目まで指定できます。
・指定した勘定科目に設定されている補助科目の残高が展開されます。
・補助科目は、補助コード別に展開します。
■帳表作成
帳表作成について説明します。
科目別補助科目展開表では、最初に、帳表タイトルと勘定科目の指定をして帳表作成をし
ます。20帳表まで作成できます。
帳表メニューで「44.科目別補助科目展開表」を選択すると、帳表作成画面になります。印
刷条件の指定画面が表示されたときは<1 帳表作成>を押すと、次の画面になります。
元
帳
・
試
算
表
等
作
成
帳表のタイトルと勘定科目を設定します。
例.当座預金、普通預金、定期預金で帳表を作成する。
当座預金
1 AAA 銀行
2 BBB 銀行
3 CCC 銀行
普通預金
80,000
50,000
40,000
1 AAA 銀行
2 BBB 銀行
5 ZZZ 銀行
定期預金
60,000
30,000
20,000
1 AAA 銀行
2 BBB 銀行
3 CCC 銀行
50,000
70,000
30,000
会計処理編 3-199
帳表No.1にタイトルと科目を設定します。
帳表を出力すると、次のようになります。
①
②
④
③
⑤
①帳表作成画面で入力した「タイトル」
②帳表作成画面で設定した「科目」①当座預金・②普通預金・③定期預金
③「科目」に登録されている補助科目
・補助科目名は1番目に設定した勘定科目の補助科目名を印刷します。
1番目にないときは2番目(次に設定した勘定科目)の補助科目を印刷します。
・補助科目は、補助科目コード別に展開します。各勘定科目の補助科目コードを合
わせてください。補助科目登録の<S><参照コピー>で補助科目をコピーする
ことができます。
④補助科目の残高
⑤「科目」の残高を100とした場合の構成比
■印刷時の指定項目
◆処理年月
展開表を作成する年月を入力します。当期+翌期3カ月が指定できます。
◆項目区分
作成する区分を選択します。
1.通常
:当期分を作成する。
2.前期比較 :前期比較で作成する。
3.予算比較 :予算比較で作成する。
3-200
会計処理編
◆出力区分
印刷する残高について選択します。
1.月計 : 処理年月のみの残高で作成する。
2.累計 : 処理年月までの累計残高で作成する。
◆印刷帳表の指定
作成した帳表の指定の有無を選択します。
1.無
: 作成した帳表全部を印刷する。
2.有
: 作成した帳表の中から選択して印刷する。
帳表の選択画面になります。
◆単位
金額の単位を選択します。
■操作手順
操
作
1
帳表メニューで、
「44. 科目別補助科目展開表」を選択します。
次の画面になります。帳表作成済みのときは、作成条件の指定の画面になり
ます。
元
帳
・
試
算
表
等
作
成
会計処理編 3-201
2
タイトルの入力、勘定科目の設定をして、[ESC]を押します。
次の画面になります。
3
各項目を指定します。
< 1 帳表作成> 帳表作成画面を表示する
4
< 0 実行>を押します。
プレビュー画面になります。
印刷を実行します。
操作について詳しくは、1. 導入編「基本操作」をご覧ください。
■印刷サンプル
3-202
会計処理編
元
帳
・
試
算
表
等
作
成
会計処理編 3-203
資金繰管理
会社は、短期的には翌月、長期的には半年から1年先の現金の収入と支出を計画して、資
金不足にならないようにする必要があります。資金繰表で、収入と支出の動きを把握する
ことができます。
■明細資金繰実績表
明細資金繰実績表は、資金の収支状況を勘定科目に展開して把握するための計算書です。
資金繰実績が勘定科目ごとに、12カ月の推移表形式で印刷されます。
■日別資金繰入力シート
日単位の資金繰表作成のための入力画面と印刷です。入力画面は、入金1画面、出金2画
面、調達1画面の計4画面にわかれます。
受取手形、支払手形の仕訳を期日管理している時は、決済日を期日から判定して集計でき
ます。
請求応援Liteを導入している場合は、得意先ごとの売掛金の入金予定日を判定して集計で
きます。
■資金残高入力シート
支払手形、短期借入金、長期借入金、固定性預金の入出金月計表作成のための3カ月ごと
の入力画面と印刷です。日別資金繰入力シートで入力した金額から集計できます。
■短期資金繰入力シート
月単位の資金繰表作成のための3カ月ごとの入力画面と印刷です。受取手形、支払手形の
仕訳を期日管理している時は、決済月を期日から判定して集計できます。
請求応援 Lite を導入している場合は、得意先ごとの売掛金の入金予定月日別資金繰入力
シートで入力した金額から集計できます。
■概略資金繰実績表
日々の仕訳から資金繰の実績を集計して、12カ月展開した帳表です。資金繰入力シー
ト作成の参考としてご利用ください。
3-204
会計処理編
資金繰帳表を作成するまで
資金繰帳表を作成するまでの手順は次のとおりです。
日付範囲は、当期と翌期3カ月です。期末整理月(13月)は処理できません。
資金繰区分を確認する(必要時) 勘定科目マスターの変更追加
仕訳・伝票を入力する
仕訳入力
資金高を設定する(初年度のみ*) 「資金繰入力シート」
資金繰帳表を作成する
「明細資金繰実績表」「概略資金繰実績表」
* 翌期更新処理で値が繰り越されるので、次年度からは不要です。
資
金
繰
管
理
会計処理編 3-205
■資金繰区分を確認する
資金繰実績は、入力した仕訳の科目に付随する資金繰区分を元に集計されます。各科目に
は、あらかじめ標準の資金繰区分が設定されています。通常は、資金繰区分を変更する必
要はありませんが、必要 に応じて勘定科目マス ターの変更追加で変更す ることができま
す。設定できる資金繰区分については、11.付録「資金繰区分一覧表」をご覧ください。
借方にこの科目を入力した
ときに集計される資金繰区分
貸方にこの科目を入力した
ときに集計される資金繰区分
998
◆資金繰区分参照ウィンドウ
資金繰区分の欄にカーソルを合わせると、資金繰区分参照ウィンドウが表示されます。資
金繰区分を変更するときは、この表示を参照して、資金繰コードを入力します。
■仕訳を入力する
仕訳を入力すると、科目に付随している資金繰区分が自動的に設定されます。仕訳入力で
は、資金繰区分を意識する必要はありません。
メモ 資金取引に「999 諸口」を使うと、正確な資金繰実績表 を作成できません。
基本的には取引を分解して、「999 諸口」を使わないように入力してくださ
い。相手科目が不明な場合は、
「999 諸口」の代わりに「1241 資金複合」を
使用してください。
資金繰区分は、科目に対して設定します。したがって、同一の科目について、仕訳ごとに
資金繰区分を変更することはできません。
■資金繰帳表を作成する
各資金繰帳表を印刷して、資金収支の計画を立てます。
3-206
会計処理編
明細資金繰実績表
明細資金繰実績表は勘定科目ごとに、12カ月分の収支状況を推移表形式で印刷できます。
また、金額欄を空白にした資金繰表を作成して、資金繰予定表のワークシートとして利用
することもできます。
■印刷する期間
月度の範囲は、次のような指定ができます。
指定項目
設定内容
説
明
処理年月
年月を入力
設定した月度までの資金繰実績を集計する。
月展開範囲
1. 事業年度内
期首から処理年月で指定した月度までの資金
繰実績を印刷する。
2. 指定月から過去 1 年
処理年月で指定した月度からさかのぼって、
12 カ月分の資金実績を印刷する。
■その他の指定
指定項目
設定内容
説
明
区分
1. 実績出力(金額あり) 資金繰予定表をワークシートとしてお使いの
2. 白紙出力(金額なし) 場合は、白紙出力を選択してください。
単位
1. 円
2. 千円
3. 万円
印刷する金額の単位を選択できます。
横罫線印刷
1. 要
2. 不要
横罫線の印刷の有無を選択できます。
資
金
繰
管
理
会計処理編 3-207
■複合伝票の場合は
複合伝票の場合は、資金の源泉を把握するために、内部計算上次のように仕訳が分解され
て資金区分ごとに集計されます。
(例)
借方
貸方
¥2,300,000
商品仕入れ高
900,000
材料仕入れ高
当座預金 ¥3,200,000
¥2,300,000
商品仕入れ高
当座預金 ¥2,300,000 → 16:仕入出金
900,000
材料仕入れ高
当座預金
900,000 → 17:原材料出金
次に説明する、資金繰実績チェックリストで確認することができます。
■資金繰実績チェックリスト
< S >< 1 チェックリスト>
明細資金繰実績表の印刷設定画面で<S><1 チェックリスト>を押すと、資金繰実績
チェックリストを印刷することができます。資金繰実績チェックリストで、複合伝票の明細
行がどのような仕訳に分解されたのかを確認することができます。また、資金繰区分によっ
てどのように資金が増減したのかがわかります。
◆印刷される内容
次の項目が印刷されます。
・仕訳:仕訳番号、日付、伝票番号、借方金額、借方科目、貸方科目、貸方金額
複合伝票の仕訳は、分解前の伝票明細が印刷される
・展開借方金額、展開借方科目、展開貸方科目、展開貸方金額
複合伝票の場合は、伝票の明細行ごとの仕訳に分解したものが表示される
複合伝票以外の仕訳は、仕訳の内容と同じ内容が表示される
・資金繰項目名、資金繰実績金額
資金繰区分による資金項目名と資金の増減額が表示される
3-208
会計処理編
■明細資金繰実績表
明細資金繰実績表は、次の手順で作成します。
操
作
1
入力メニューで、
「47. 明細資金繰実績表」を選択します。
印刷指定画面になります。
2
資金繰実績チェックリストを印刷する場合は、< S >< 1 チェックリスト>
を押します。
資金繰実績チェックリストの印刷指定画面になります。
出力する仕訳の日付の範囲、仕訳番号の範囲、印刷順を指定することができます。
< 0 実行>を押して印刷を行います。
印刷が終了すると、明細資金繰実績表の印刷指定画面に戻ります。
3
明細資金繰実績表の印刷指定が終了したら、< 0 実行>を 2 回押します。
プレビュー画面になります。
印刷を実行します。
操作について詳しくは、1. 導入編「基本操作」をご覧ください。
資
金
繰
管
理
会計処理編 3-209
■印刷サンプル
◆明細資金繰実績表
3-210
会計処理編
日別資金繰入力シート
日単位の資金繰表作成のための入力画面と印刷です。入力画面は、入金1画面、出金2画
面、調達1画面の計4画面にわかれます。
受取手形、支払手形の仕訳を期日管理している時は、決済日を期日から判定して集計でき
ます。
請求応援Liteを導入している場合は、得意先ごとの売掛金の入金予定日を判定して集計で
きます。
日付変更で決算年月日を変更している会社は、対象外です。
■請求応援 Lite との連動
請求応援Liteを使用している場合は、請求応援Liteの会社から売掛金を集計して「売掛金回
収」欄に表示することができます。連動すると、
「売掛金回収」欄に入力済みの金額はク
リアされます。
メモ ・ 請求応援 Lite との連動を行う場合は、請求応援 Lite のバージョンが
Ver2.02 以上であることを確認してください。
◆集計期間
処理月度だけです。
◆連動できる会社
請求応援の会社データのうち、会社コードと決算期間が一致している財務応援の会社です。
◆売掛金の集計
得意先の請求金額(売上 − 値引返品 + 消費税)を入金予定日別に集計して、処理月度の開
始日から終了日に該当する請求金額を「売掛金回収」欄の回収予定日に表示します。
例.
得意先 A
20 日締
翌月 20 日回収
H17.09.20
請求額 10,000
得意先 B
末日締
翌月末日回収
H17.09.30
請求額 20,000
17 年 10 月
日付
売上入金
売掛金回収
・・・
資
金
繰
管
理
:
20
10,000
:
31
20,000
計
30,000
会計処理編 3-211
■操作手順
操
作
1
入力メニューで、「61. 日別資金繰入力シート」を選択します。
2
処理年月を入力して< 0 実行>を押します。
次の画面になります。
作成年月日には、本日日付が表示されます。変更する場
合は、<9 作成日>を押してから入力してください。
前月の資金繰残高が表示されます。入力する場合は、<8 前月残>
を押してから設定してください。前月残高が未入力の月度は、前月
からの繰越金額が計算表示されます。期首月度が未入力の場合は、
流動性現預金残高の前期繰越額が表示されます。
入力済みの月度を前月からの繰越額に戻す場合は、[0]を入力して
から<C>+[Enter]を押してください。
資金の当月残高が表示されます。
資金当月残 = 資金前月残 + 当月入金合計 − 当月出金合計 + 当月調達合計
< 1 入金>
< 2 出金 1 >
< 3 出金 2 >
< 4 調達>
< 5 月残展開>
< 6 手形連動>
3-212
会計処理編
「入金」の入力画面を表示する。
「出金 1」の入力画面を表示する。
「出金 2」の入力画面を表示する。
「調達」の入力画面を表示する。
調達後残高3カ月間を日別展開した「調達後残高3カ月
展開表」を作成する。
処理月度の仕訳から集計した金額を「受取手形落ち」
「支
払手形決済」欄に表示する。
「受取手形落ち」
「支払手形
決済」へ入力済みの金額はクリアされる。
・「受取手形落ち」
:「受取手 形」を借 方に 入力 した 仕訳
のうち、期日の年月日が処理月度と
一致している仕訳から集計される。
・「支払手形決済」
: 「支払 手形」「 設備 支払 手形」を 貸方
に入力している仕訳のうち、期日の
年月 日が 処理 月度と 一致 して いる
仕訳から集計される。
< 7 請求連動>
< 8 前月残>
< 9 作成日>
< 0 全印刷>
< S >< 1 全クリア>
< S >< 5 準備シート>
< S >< 7 ファイル保存>
< S >< 8 ファイル取込>
< S >< 0 Excel >
< C >< 0 印刷>
請求応援の会社から、
処理月度の売掛金を集
計して「売掛金回収」欄に表示する。
「売掛金回収」欄に入力済みの金額はクリア
される。
前月残高を入力する。
前月繰越残高を試算表
の流動性現預金から集 計する場合は< 4 科
目連動>を押す。
作成日を入力する。
入金、出金1、出金2、調達のすべてのシー
トを印刷する。
処理月度の入力データをすべてクリアする。
「資金 前月残」は 前月か らの繰 越額に なる。
期首月度は、
流動性現預金残高の前期繰越額
が表示される
日別資金 繰入力の ために 必要事項 を記入す
る
「日別資金繰入力準備シート」を出力する。
資金繰入力シートを保存する。
資金繰入力シートを取り込む。
入力中シートからExcel用のデータを作成する。
現在入力 中の日別 資金繰 入力シー トを印刷
する。
3
各欄の金額を入力します。
4
<0 全印刷>または<C>< 0 印刷>を押します。プレビュー画面になります。
印刷を実行します。
操作について詳しくは、1. 導入編「基本操作」をご覧ください。
資
金
繰
管
理
会計処理編 3-213
資金残高入力シート
支払手形、短期借入金、長期借入金、固定性預金の入出金月計表作成のための3カ月ごと
の入力画面と印刷です。
日別資金繰入力シートで入力した金額から集計できます。
■操作手順
操
作
1
入力メニューで、「62. 資金残高入力シート」を選択します。
2
処理年月を入力して< 0 実行>を押します。
次の画面になります。
作成年月日には、本日日付が表示されます。変更する場合は、
<9 作成日>を押してから入力してください。
前月繰越残高が表示されます。前月繰越残高が未入力の月度は、前月
からの繰越金額が計算表示されます。期首月度が未入力の場合は、次
の科目の前期繰越額が表示されます。
・支払手形 :支払手形+設備支払手形
・短期借入金:短期借入金〜短期借入金9+1年内長期借入金
・長期借入金:長期借入金〜長期借入金10
・固定性預金:定期預金〜その他固定性預金5
処理年月の前期繰越残高は、入力することができます。自動繰越と違
う金額が入力された場合は、以降、自動繰越は行われません。
入力済みの月度を前月からの繰越額に戻す場合は、[0]を入力して
<C>+[Enter]を押してください。
3-214
会計処理編
< 4 科目連動>
前月繰越残高を試算表の該当科目(支払手形、
短期 借入金、長 期借入 金、固定性 預金)から
連動する。前月繰越の入力時のみ有効。
< 5 日別連動>
日別 資金繰入力 シートの 処理月度 から3カ月
間の月計データを連動する。
・支払手形の当月決済: 「出金」支払手形決済計
・短期借入金の当月返済:「出金」短期借入返済計
・短期借入金の当月借入:「調達」短期借入発生計
・長期借入金の当月返済:「出金」長期借入返済計
・長期借入金の当月借入:「調達」長期借入発生計
+他借入金発生計
・固定性預金の当月預金:「出金」固定性預金計
・固定性預金の当月解約:「調達」固定預金取崩計
決算年月日を変更している会社では無効。
< 6 手形連動>
仕訳 から集 計した金 額を「支払 手形」の当月
決済 欄に表示 する。入力済 みの金額 はクリア
される。
・
「支払手形決済」
:「支払 手形」「設備支払 手形」
を貸方に入力している仕訳
のうち、期日の年月日が処理
月度から3カ月間と一致して
いる仕訳から集計される。
< 7 請求連動>
請求 応援の 会社から、売 掛金を 集計して「売
掛金回収」欄に表示する。
「売掛金回収」欄に入力済みの金額はクリアさ
れる。
< 9 作成日>
作成日を入力する。
< 0 印刷>
資金残高入力シートを印刷する。
< S >< 1 全クリア>
処理 月度から3 カ月間の 入力デー タをすべて
クリアする。
各科 目の「前月 繰越」に処理 年月度 の前月の
「翌月繰越」が設定される。期首月度の場合は、
該当科目の前期繰越残高が設定される。
< S >< 7 ファイル保存> 資金繰入力シートを保存する。
< S >< 8 ファイル取込> 資金繰入力シートを取り込む。
< S >< 0 Excel >
資金残高入力シートからExcel用のデータを作
成する。
< C >< 0 印刷>
資金残高入力シートを印刷する。
3
各欄の金額を入力します。
4
< 0 印刷>または< C >< 0 印刷>を押します。プレビュー画面になります。
印刷を実行します。
操作について詳しくは、1. 導入編「基本操作」をご覧ください。
会計処理編 3-215
資
金
繰
管
理
短期資金繰入力シート
月単位の資金繰表作成のための3カ月ごとの入力画面と印刷です。受取手形、支払手形の
仕訳を期日管理している時は、決済月を期日から判定して集計できます。
請求応援 Lite を導入している場合は、得意先ごとの売掛金の入金予定月日別資金繰入力
シートで入力した金額から集計できます。
■請求応援 Lite との連動
請求応援Liteを使用している場合は、請求応援Liteの会社から売掛金を集計して「売掛金回
収」欄に表示することができます。連動すると、
「売掛金回収」欄に入力済みの金額はク
リアされます。
メモ ・請求応援 Liteとの連動を行う場合は、請求応援 Lite のバージョンが Ver2.02
以上であることを確認してください。
◆集計期間
処理月度から3カ月間です。
◆連動できる会社
請求応援の会社データのうち、会社コードと決算期間が一致している財務応援の会社です。
◆売掛金の集計
得意先の請求金額(売上 − 値引返品 + 消費税)を入金予定日別に集計して、処理月度から
3カ月間に該当する請求金額を「売掛金回収」欄の回収予定月に表示します。
例. 得意先A
20日締
翌月20日回収
H17.09.20
請求額10,000
得意先B
末日締
翌月末日回収
H17.09.30
請求額20,000
項
目
1. 売上売掛回収
:
3-216
会計処理編
17 年 09 月
17 年 10 月
30,000
17 年 11 月
■操作手順
操
作
1
入力メニューで、
「63. 短期資金繰入力シート」を選択します。
2
処理年月を入力して< 0 実行>を押します。
次の画面になります。
作成年月日には、本日日付が表示されます。変更する
場合は、<9 作成日>を押してから入力してください。
資金-5.bmp
前月残高が未入力の月度は、前月からの繰越金額が計算表示されます。
期首月度が未入力の場合は、流動性現預金残高の前期繰越額が表示され
ます。
入力済みの月度を前月からの繰越額に戻す場合は、[0]を入力して
<C>+[Enter]を押してください。
< 1 予想連動>
< 4 科目連動>
< 5 日別連動>
資 金繰シミュ レーショ ンファイル の処理月 度から3カ
月間のデータを連動する。集計方法は「概略資金繰実績
表」と同様です。
7-221 ページ
前月繰越残高を試算表の流動性預金から連動する。前月
繰越の入力時のみ有効。
日 別資金繰入 力シート の処理月度 から3カ 月間の月計
データを同一月度に連動する。次の項目は合算する。
・
「入金」1. 売上売掛回収 :「入金」売上入金 +
売掛金回収
・
「調達」3. 借入金発生 :「調達」短期借入発生
+ 長期借入発生 + 他
借入発生
決算年月日を変更している会社では無効。
会計処理編 3-217
資
金
繰
管
理
< 6 手形連動>
期日入力済みの手形関連の仕訳から集計した金額を「受
取手形落ち」「支払手形決済」に表示する。入力済みの
金額はクリアされる。処理月度から3カ月間の仕訳が集
計対象。
・
「受取手形落ち」:「受取手形」を借方に入力している
仕訳のうち、期日 の年月日が処理
月度から3カ月 間と一致している
仕訳から集計される。
・
「支払手形決済」: 「支払手形」「設備支払 手形」を貸 方
に入力している仕訳のうち、期日の
年月日が処理月度から 3 カ月間と一
致している仕訳から集計される。
< 7 請求連動>
請求応援の会社から、売掛金を集計して「売掛 金回収」
欄に表示する。
「売掛金回収」欄に入力済みの金額はクリアされる。
< 8 資残連動>
資金残 高入力シ ートの処理 月度から 3カ月間の データ
を対応する項目の同一月度に表示する。表示内容は、次
のもの。
・「出金」2. 手形決済
: 支払手形の当月決済
・「出金」
10. 固定性預金
: 固定性預金の当月預金
・「出金」
11. 短期借入金返済 : 短期借入金の当月返済
・「出金」
12. 長期借入金返済 : 長期借入金の当月返済
・「調達」2. 借入金発生
: 短期借入金の当月借入
+長期借入金の当月借入
・「調達」3. 固定性預金取り崩し等:固定性預金の当
月解約
< 9 作成日>
作成日を入力する。
< 0 印刷>
短期資金繰入力シートを印刷する。
< S >< 1 全クリア>
処理 月度から3カ月間の入力 データをすべて
クリアする。
「前月繰越残高」は、処理年月度の前月から自
動的 に繰り越される。処理 年月度が、期首月
度の 場合は、流動性現預金残高 の前期繰越残
高が設定される。
< S >< 7 ファイル保存> 資金繰入力シートを保存する。
< S >< 8 ファイル取込> 資金繰入力シートを取り込む。
< S >< 0 Excel >
短期資金繰入力シートから Excel 用のデータ
を作成する。
< C >< 0 印刷>
短期資金繰入力シートを印刷する。
3-218
会計処理編
3
各欄の金額を入力します。
4
< 0 印刷>または< C >< 0 印刷>を押します。プレビュー画面になります。
印刷を実行します。
操作について詳しくは、1. 導入編「基本操作」をご覧ください。
概略資金繰実績表
日々の仕訳から資金繰の実績を集計して、処理月から過去1年間を展開した帳表です。資
金繰入力シート作成の参考としてご利用ください。
■印刷時の指定項目
◆処理年月
月度を指定します。
◆単位
単位を指定します。
■操作手順
操
作
1
入力メニューで、
「64. 概略資金繰実績表」を選択します。
次の画面になります。
2
各項目を指定します。
資
金
繰
管
理
会計処理編 3-219
3
< 0 実行>を押します。プレビュー画面になります。
印刷を実行します。
操作について詳しくは、1. 導入編「基本操作」をご覧ください。
3-220
会計処理編
■集計方法
概略資金繰実績表の各項目の集計方法については、次の表をご覧ください。式中の数字は
資金区分コードです。資金繰区分コードについては、11.付録「資金繰区分一覧表」をご覧
ください。
項
目
合計
12カ月展開
集計方法(数値は資金コード)
A
【前月繰越残高】
01+05
1 売上売掛回収
入 2 受取手形落ち
07
金 3 損益科目入金
02+03+04
06+08+09+10+11+12+13+14+15
4 貸借科目入金
( 入金合計)
B
1 仕入外注買掛支払
16+17+18+43
2 支払手形決済
41+42
3 人件費( 法定等含む)
19+25+20+26
21+22+23+24
出 4 製造経費
5 営業経費
27+28+29+30+31
6 営業外特別損失
32+33
7 税金
34+35
8 設備等支払
39
金 9 他貸借科目支払
36+37+38+40+44+45+46+47+48
10 固定性預金
61+62+63
11 短期借入金返済
64
12 長期借入金返済
65
13 支払利息
66
( 出金合計)
(参
考)
C
B-C
[過不足仮計]A+B+C+D
調
1 手形の割引
51+52
2 借入金発生
56+57
達 3 固定性預金取り崩し等
[ 調達合計]
53+54+55
E
【翌月繰越残高】 D+E
1 流動性現預金残
2 固定性預金残
参
3 手持手形残
(受取手形+割引手形+裏書手形)
4 売掛金残
考
5 未収入金残
6 支払手形残
額
7 買掛金残
8 未払金残
9 短期借入金+1年内返済長期借入金
10 長期借入金残
会計処理編 3-221
資
金
繰
管
理
期日管理
手形の仕訳を入力す る際に満期日を入力す ると、その期日を元に手形満 期日一覧表を作
成して、支払期日や取り立て期日を管理することができます。預金残高が不足していて、
手形が不渡り処分になってしまうようなことを防ぐことができます。
また、買掛金や売掛金などの勘定科目については、仕訳入力時に支払日や受取日などの期
日を入力することで、指定科目期日一覧表で確認することができます。
期日管理の手順
期日管理は、次のような手順で行います。
支払手形、買掛金、売掛金などの勘定科目を
「期日別管理をする」に設定する
勘定科目マスターの
変更追加
支払手形を決済する銀行名を登録する *
チェックリストの作成
(摘要語句へも同時登録)
「手形満期日一覧表」
* 支払手形を管理する必要のない場合は、この処理は不要
銀行名を登録しない場合は、その他として集計される
仕訳伝票入力で期日を入力する
(支払手形は摘要に銀行名を入力する)
3-222
手形台帳
入力メニュー
手形満期日一覧表、指定科目期日一覧表
入力メニュー
会計処理編
■勘定科目の設定
支払手形や受取手形、買掛金や売掛金など、期日管理を行う勘定科目を設定します。勘定
科目マスターの変更追加で、期日管理したい勘定科目の期日管理欄を「1:期日別管理をす
る」に変更します。
メモ 補助科目の場合、期日管理する/しないは主科目の設定に従います。
◆勘定科目マスターの変更画面
期日管理欄
■支払手形を決済する銀行名を登録する
支払手形の支払い先の銀行を5銀行まで登録できます。支払手形満期日一覧表では、登録
した銀行別 の期日一覧表を作成しま すので、銀行ごとの預金残 高とつけ合わせることに
より、該当口座における資金状況を確認できます。
銀行名を登録しない場合は、その他として集計されます。
次ページに操作手順を説明します。
期
日
管
理
会計処理編 3-223
支払手形を決済する銀行名の登録手順を説明します。
操
作
1
ツールボタンの<入力>を押します。
入力メニューが表示されます。
2 「53. 手形満期日一覧表」を選択します。
3
月度を指定すると、手形満期日一覧表画面になります。< 1 銀行>を押すと、
支払手形集計銀行登録画面になります。
摘要科目ウィンドウ
銀行が摘要に登録済みの
場合は、銀行名をここの
番号または呼出コードで
入力できます。
< 8 削除>
4
3-224
会計処理編
登録した銀行を削除します。
(< DEL >では削除できません)
銀行名を全角 10(半角 20)文字で入力して、
[Enter]を押します。
次の画面になります。
5
銀行名は、摘要語句へも登録されます。摘要語句としての呼出コードを入力し
て、
[Enter]を押します。
引き続き、銀行名を登録できます。
6
銀行名を登録したら、
[ESC]を押します。
手形別月別満期一覧表表示画面になります。
期
日
管
理
会計処理編 3-225
■仕訳入力で期日を入力する
仕訳入力時、期日管理する科目を入力すると、期日入力欄が表示されます。
期日入力欄
期日の年月日をそれぞれ2桁ずつ(合計6桁)で入力します。
メモ 仕訳に期日を入力すると、手形満期日一覧表や指定科目期日一覧表に計上され
ます。期日を入力しない仕訳は、これらの帳表には計上されません。
◆複合伝票で期日や手形番号を入力する場合は
複合伝票画面で借方 と貸方の両方に期日や 手形番号を入力する場合 で、借方科目と貸方
科目の期日や手形番号が異なるときは、明細行を分けて入力してください。同じ明細行に
入力した場合は、<0 記帳>で伝票を保存するときに、貸方科目の期日が借方科目の期日
に変更されます。
(例)伝票を保存するときに貸方科目の期日が借方科目の期日に変更されてしまう
借方
支払手形
貸方
期日:XX/02/13
受取手形
保存前
保存後
期日:XX/02/05→XX/02/13
これを避けるためには、以下のように明細行を分けて入力してください
借方
支払手形
貸方
期日:XX/02/13
受取手形
期日:XX/02/05
◆手形の場合
手形の場合は、決済を行う銀行名を摘要欄に入力してください。手形満期日一覧表で、摘
要欄に入力した銀行名を元にして銀行別の期日一覧表を作成することができます。
なお、摘要に銀行名が入力されていない仕訳、または手形満期日一覧表に未登録の銀行の
仕訳については、
「その他」として集計されます。
■手形台帳を印刷する
仕訳入力画面で<C><5 手形帳>を押すと、手形台帳を印刷できます。または、入力メ
ニューから印刷できます。詳しくは、3.会計処理編「元帳、試算表等作成」をご覧ください。
3-164 ページ
■満期日一覧表、期日一覧表を作成する
手形の場合は、手形満期日一覧表を作成できます。
買掛金や売掛金など手形以外の科目の場合は、指定科目期日一覧表を作成できます。
3-226
会計処理編
手形台帳
手形台帳を印刷できます。
メモ 複 合伝票の仕訳には、相手 科目の頭に*がつき ます。相手科目の表示方 法
は、環 境設定メニューのシ ステム管理情報の設 定で選択できます。詳し く
は、この章の始めの「複合伝票の仕訳の場合は」をご覧ください。
■印刷時の指定項目
◆印刷帳表
基本手形台帳・・・手形科目の手形台帳を印刷します。
補助手形台帳・・・手形科目に設定されている補助科目の手形台帳を印刷します。
◆発生または決済
発生
手形の発生仕訳を仕訳日付順に印刷します。
期日のみ
発行分(受取手形の場合は受取分)だけを印刷します。
決済
手形の決済仕訳を仕訳日付順に印刷します。
期日及び決済
期日が入力されている手形の発生/決済仕訳を期日順に印刷します。
決済仕訳は、マイナスの金額で表示されます。
期日未入力
期 日が入力され ていない手 形の発生/決 済仕訳を仕訳 日付順に印刷
します。決済仕訳は、マイナスの金額で表示されます。
メモ システムでは、手形科目の残高を増加させる仕訳を「発生仕訳」、減少させ
る仕訳を「決済仕訳」とみなします。
◆処理年月
対象となる仕訳の仕訳日付の範囲を年月で指定します。
「期日」順に印刷する場合は、手形期日で範囲を指定します。
◆印刷範囲
対象となる科目の範囲を指定します。
補助手形台帳の場合は、補助科目で範囲指定ができます。
期
日
管
理
会計処理編 3-227
■操作手順
操
作
1
入力メニューで、「52. 手形台帳」を選択します。
次の画面になります。
2
< 0 実行>を押します。
プレビュー画面になります。
印刷を実行します。
操作について詳しくは、1. 導入編「基本操作」をご覧ください。
■印刷サンプル
3-228
会計処理編
手形満期日一覧表
期日入力した手形の仕訳の満期日一覧表を印刷できます。
操
作
1
ツールボタンの<入力>を押します。
入力メニューが表示されます。
2 「53. 手形満期日一覧表」を選択します。
3
処理月度を入力して[Enter]を押してください。
入力した処理月度から1年先までに期日が到来する手形が表示・印刷されます。
手形の種類別(受取、割引・裏書、支払、設備支払)に月別残高が表示されます。
< 1 銀行>
4
支払手形集計銀行の設定
印刷を実行するときは、< 0 印刷>を押してください。
印刷する手形の種類と金額の単位を次の中から選択します。
< 1 円>< 2 千円>< 3 万円>< 4 百万円>
< 8 受手印刷>< 9 手持印刷>< 0 支手印刷>
プレビュー画面になります。
印刷を実行します。
操作について詳しくは、1. 導入編「基本操作」をご覧ください。
メモ 金額が出力可能桁数をオーバーする場合は、メッセージが表示されま
す。金額単位を変更してから印刷してください。
会計処理編 3-229
期
日
管
理
■支払手形満期日一覧表
期日入力した支払手 形の仕訳が決済銀行ご とに集計されます。摘要に銀 行名が入力され
ていない支払手形の仕訳は、
「その他」の銀行に集計されます。
3-230
会計処理編
■手持手形満期日一覧表
期日を入力した受取手形の仕訳が、月度ごとに集計されます。手持残高を確認できます。
受取手形、割引裏書、手持欄の集計方法は次のとおりです。
受取手形欄
= 受取手形の借方発生金額
割引裏書等欄
= 割引・裏書手形の発生金額
手持欄
= 受取手形 − 割引裏書等
■受取手形満期日一覧表
期日を入力した受取手形の仕訳の満期日が、一覧表で印刷されます。
印刷内容は、「手持手形満期日一覧表」と同じです。
期
日
管
理
会計処理編 3-231
指定科目期日一覧表
「期日管理する」と設定した科目の金額が、仕訳で入力した期日ごとに集計されます。
操
作
1
入力メニューで、「54. 指定科目期日一覧表」を選択します。
2
期日一覧表を作成する処理月度を入力して、[Enter]を押します。
入力した処理月度から 1 年先までに期日が到来する仕訳の残高が、表示・印刷
されます。
3
期日一覧表を作成する科目のコードを入力して、
[Enter]を押します。科目は、
6 科目まで指定できます。入力した科目を取り消す場合は、< 8 解除>を押し
ます。
4
< 0 実行>を押します。
期日一覧表が表示されます。
5
期日一覧表を印刷するときは、< 0 印刷>を押してください。
印刷する金額の単位を次の中から選択して< 0 実行>を押します。
< 1 円>< 2 千円>< 3 万円>< 4 百万円>
プレビュー画面になります。
印刷を実行します。
操作について詳しくは、1. 導入編「基本操作」をご覧ください。
メモ ・印刷は、「手持手形満期日一覧表」と同様の形式です。
・金額が 出力可能桁数をオーバ ーする場合は、メッセージ が表示され
ます。金額単位を変更してから印刷してください。
3-232
会計処理編
期
日
管
理
会計処理編 3-233
さまざまな管理帳表
ここでは、次の管理帳表について説明します。
◆摘要別残高管理
◆預金・借入金管理
3-234
会計処理編
摘要別残高管理
仕訳に入力した摘要語句ごとに、残高を管理できます。
(例)試算表(摘要科目含)
交際費や仮払い等を担当者ごとに把握したい、旅費交通費の内訳を見たいなど、経費の節
減にあたっては、科目の詳細な部分まで見たいものです。そのような場合、摘要残高管理
を利用すると便利です。摘要残高管理を使うと、残高一覧表や摘要元帳等で、科目別に摘
要語句ごとの残高を確認できます。これを「摘要科目」と呼びます。
さ
ま
ざ
ま
な
管
理
帳
表
会計処理編 3-235
摘要科目を表示できる帳表
摘要科目を表示できる帳表は、次のとおりです。
◆入力メニューから
・試算表(摘要科目含)
主科目の下に摘要科目が表示・印刷されます。
・科目別日別残高一覧表
指定した「主科目−摘要科目」の日別残高が表示・印刷されます。
・科目別月別残高一覧表
指定した「主科目−摘要科目」の月別残高が表示・印刷されます。
・残高一覧表
指定した主科目の指定月度残高が、摘要科目別に表示・印刷されます。
・売掛金・買掛金集計表
売掛金または買掛金の残高が、摘要科目別に表示・印刷されます。
◆帳表メニューから
・総勘定元帳(摘要、補助)
摘要元帳を印刷できます。
・年間日別展開表
指定した「主科目−摘要科目」の年間日別展開表が印刷されます。
・残高一覧表
主科目の下に摘要科目が印刷されます。
・売掛金・買掛金集計表
売掛金または買掛金の残高が、摘要科目別に印刷されます。
・指定科目月別推移図表
・指定科目5期比較図表
◆部門メニューから
・部門別補助・摘要展開表
3-236
会計処理編
摘要別残高管理の手順
摘要別残高管理は、次のような手順で行います。例で説明します。
◆例.
「営業担当者」ごとに「交際費」を管理したい
各担当者名の摘要語句を、次のように追加する
摘要マスターの変更追加
・摘要名称=担当者名
・残高管理区分=「1.残高管理する」
・連想科目に「交際費」を登録する
勘定科目マスターの変更追加
科目「交際費」の摘要残高管理区分を
「1.摘要別残高管理をする」にする。
仕訳入力
「交際費」仕訳の入 力時に、設定した担当者名の摘
要を入力する。
メモ ・仕訳入 力時に、残高 管理す る摘要語 句(摘要科目)を 摘要欄に 入力す る
と、通常の 摘要語句 と区別で きるよう に、次のよう に文字色 が変わり ま
す。借方と貸方で文字色が異なるので、摘要語句が借方/貸方のどちらの
科目に関連しているのかわかります。
・仕訳入力欄の摘要は、すべて黒字で表示されます。
・摘要の色は、環境設定の「画面表示色モード」により、異なります。
摘要の色
摘要と科目の関係
標準カラー・
ペーパーホワイト
モノクロ
摘要残管理していない
黒
白
借方科目が摘要残管理している
青
黄
貸方科目が摘要残管理している
緑
緑
借方・貸方両方とも摘要残管理している
赤
赤
さ
ま
ざ
ま
な
管
理
帳
表
会計処理編 3-237
■期中からの摘要別残高管理
摘要残高の管理はいつでも始めることができます。ただし、摘要残高の管理を始める前に
入力した仕訳については、そのままでは残高に反映されません。そこで、摘要残高の管理
を始める場合は、摘要残高更新処理(決算メニューまたはから)を行ってください。摘要
残高管理を始める前に入力した仕訳に、該当する摘要語句が入力されていると、その仕訳
も含めて摘要残高が再集計されます。
メモ ・途中で摘要に関する設定を変更した場合も、摘要残高更新処理を行ってく
ださい。
・摘要による残高管理を解除す る場合も、マスターの設定を変更し たあと、
摘要残高更新処理を行ってください。残高が 0 になります。
・途中から摘要残高管理を始める場合について詳しくは、10. こんなときに
は「仕訳入力後に摘要残高管理を行う場合は」をご覧ください。
3-238
会計処理編
預金・借入金管理
預金の残高は、より多くある方が安全ですが、そのために余分な借入れをしたのではムダ
な金利を払うことになります。必要最小限の預金で、しかも支払に困らないように預金残
高をコントロールして、適切な資金残高を得ることが大切です。
また、法人の場合、預金残高を全部思いどおりに使えるとは限りません。
銀行に協力する意味で、借入金の一部を預金しておかなければならないこともあります。
預金・借入金対比表を利用して、適切な預金・借入金管理を行うことができます。
預金・借入金対比表を作成するまで
預金・借入金対比表の作成は、次の手順になります。
銀行名・支店名を登録する
設定メニュー
銀行別に預金・借入金科目を設定する
「18.預・借対比表銀行の変更追加」
預金・借入金に関する仕訳を入力する
仕訳入力
預金・借入金対比表を表示・印刷する
入力メニュー
「38.預金借入金対比表」
さ
ま
ざ
ま
な
管
理
帳
表
会計処理編 3-239
預金・借入金対比表銀行の変更追加
預金・借入金対比銀行の変更追加は、次の操作で行います。
操
作
1
ツールボタンの<設定>を押します。
設定メニューが表示されます。
2
設定メニューで、「18. 預・借対比表銀行の変更追加」を選択します。
預金・借入金対比表用銀行・支店名登録画面になります。
3
銀行名または支店名のコードを数字 4 桁以内で入力して、
[Enter]を押します。
4
銀行名または支店名を全角 7(半角 14)文字以内で入力して、[Enter]を押
します。
「普通預金」
「通知預金」
「定期預金」
「定期積金」
「その他預金」
「受
5 「当座預金」
取利息」
「短期借入金」
「割引手形」
「長期借入金」
「支払利息」
「1 年内長借」ご
と に、入力し た銀行 名また は支店 名に該 当する 勘定科 目コ ードを 入力し て、
[Enter]を押します。必要に応じて、補助科目も入力できます。
< 1 科目①>
「当座預金」
「普通預金」
「通知預金」
「定期預金」の設定
画面を表示する
< 2 科目②>
「定期積金」
「その他預金」
「受取利息」
「短期借入金」の
設定画面を表示する
< 3 科目③>
「割引手形」
「長期借入金」
「支払利息」
「1 年内長借」の
設定画面を表示する
< 5 明細科目>
明細科目を入力する
< 6 合計科目>
合計科目を入力する
< 7 呼出>
入力したコードの銀行にカーソルを移動する
< 9 削除>
登録した銀行を削除する
<印刷>
銀行支店名登録一覧表
6
3-240
会計処理編
銀行名・支店名と各科目の設定が終了したら、[ESC]を押します。
預金・借入金に関する仕訳を入力する
銀行別に預金・借入金を把握するためには、
「預・借対比表銀行の変更追加」で銀行別に
登録した勘定科目を使い分けて仕訳を入力してください。
預金・借入金対比表を表示・印刷する
操
作
1
ツールボタンの<入力>を押します。
入力メニューが表示されます。
2 「38. 預金借入金対比表」を選択します。
3
作成年月日を入力して[Enter]を押してください。
銀行別に設定した科目の作成年月日現在の残高が、次のように分類・集計され
ます。
流動性預金、固定性預金、受取利息、借入金、割引手形、支払利息
印刷を実行するときは、<印刷>を押してください。預金・借入金対比表が印
刷されます。
メモ < S >< 0 Excel >を押すと、Excel 用データを出力します。詳しく
は、「チェックリストの表示・印刷」をご覧ください。
会計処理編 3-241
さ
ま
ざ
ま
な
管
理
帳
表
■印刷例
流動性預金と借入金の内訳が印刷されます。また、預貸率A、Bも印刷されます。
平均残高={月初残高 +(1日〜月末日の毎日の残高を足した金額)}÷(該当月の日数 + 1)
(端数は四捨五入)
預貸率A(%)= 預金合計 ÷ 借入金合計
預貸率B(%)= 固定性預金 ÷ 借入金合計
3-242
会計処理編
さ
ま
ざ
ま
な
管
理
帳
表
会計処理編 3-243
A4 帳表
A4帳表には、次の帳表があります。
経費一覧表
経費科目について、当月発生および当月まで累計を一覧表形
式で作成した帳表。
発生高と累計高それぞれで売上比を出力。コメント記載が可
能な備考欄がある。
科目残高確認表
月々の科目残高確認用の試算表。照合欄、備考欄がある。
要約比較帳表
科目を要約した A4 L 型タイプの前年対比試算表。全体の把
握が容易。
経営分析表
中小企業の経営指標に準じた経営分析計数を算出。建設業、
製造業、販売業、サービス業に対応して、当期/前期/ 2
期・3 期比較を分析する。
経費一覧表
経費科目について、当月発生および当月まで累計を一覧表形式で作成した帳表です。発生
高と累計高それぞれで売上比を出力します。コメント記載が可能な備考欄があります。
■印刷時の指定項目
◆処理年月
月度を指定します。当期と翌期3カ月を指定できます。
◆金額単位
金額の単位を選択します。端数は四捨五入します。
◆科目コード印刷
科目名の前に科目コードを印刷することができます。不要な場合は「2.しない」を選択し
ます。
◆網掛印刷
網掛指定されている科目欄では、金額に網掛印刷することができます。不要な場合は「2.
しない」を選択します。
3-244
会計処理編
■操作手順
操
作
1
帳表メニューで、
「51. 経費一覧表」を選択します。
次の画面になります。
2
各項目を指定します。
3
< 0 実行>を押します。
プレビュー画面になります。
印刷を実行します。
操作について詳しくは、1. 導入編「基本操作」をご覧ください。
■印刷サンプル
経費一覧表
A
4
帳
表
会計処理編 3-245
科目残高確認表
月々の科目残高確認用の試算表です。照合欄、備考欄があります。
■印刷時の指定項目
◆処理年月
月度を指定します。当期と翌期3カ月を指定できます。
◆集計区分
各月度残高について、次の中から選択します。
1. 発生:月々の発生金額
2. 累計:期首から処理月までの発生金額の合計
◆金額単位
金額の単位を選択します。端数は四捨五入します。
◆科目コード印刷
科目名の前に科目コードを印刷することができます。不要な場合は「2.しない」を選択し
ます。
◆網掛印刷
網掛指定されている科目欄では、金額に網掛印刷することができます。不要な場合は「2.
しない」を選択します。
3-246
会計処理編
■操作手順
操
作
1
帳表メニューで、
「52. 科目残高確認表」を選択します。
次の画面になります。
2
各項目を指定します。
3
< 0 実行>を押します。
プレビュー画面になります。
印刷を実行します。
操作について詳しくは、1. 導入編「基本操作」をご覧ください。
■印刷サンプル
科目残高確認表
A
4
帳
表
会計処理編 3-247
要約比較帳表
科目を要約したA4 L型タイプの前年対比試算表です。全体の把握が容易に行えます。
■印刷時の指定項目
◆処理年月
月度を指定します。当期と翌期3カ月を指定できます。
◆金額単位
金額の単位を選択します。端数は四捨五入します。
◆科目コード印刷
科目名の前に科目コードを印刷することができます。不要な場合は「2.しない」を選択し
ます。
◆行均等
行均等の有無を指定できます。
行均等とは、1ページ の行数により、1行の高 さを広げて見やすくす るものです。レー
ザープリンタまたは インクジェットプリン タをお使いの場合にだけ 有効です。行の高さ
は、最大、行均等しない場合の3行分まで広がります。
メモ 行均等したほうが良いかどうかは、実際に印刷してからお決めください。行
均等した 方が見やすくなる場 合とそうでない場合 があります。なお、行均
等の初期値は、「する」になっています。
◆網掛印刷
網掛指定されている科目欄では、金額に網掛印刷することができます。不要な場合は「2.
しない」を選択します。
3-248
会計処理編
■操作手順
操
作
1
帳表メニューで、
「53. 要約比較帳表」を選択します。
次の画面になります。
2
各項目を指定します。
3
< 0 実行>を押します。
プレビュー画面になります。
印刷を実行します。
操作について詳しくは、1. 導入編「基本操作」をご覧ください。
■印刷サンプル
要約比較帳表
A
4
帳
表
会計処理編 3-249
経営分析表
中小企業の経営指標に準じた経営分析計数を算出します。建設業、製造業、販売業、サー
ビス業に対応して、当期/前期/2期・3期比較を分析することができます。
経営分析表の経営指数については、11.付録「経営分析表
算式一覧」をご覧ください。
■印刷時の指定項目
◆処理年月
月度を指定します。計数は、期首から指定した月度の累計額を対象に算出されます。
◆分析業種
該当する業種を選択します。帳表には、該当業種の計数項目や計算式が使用されます。
1. 建設業
2. 製造業
3. 販売業
4. サービス業
◆入力値設定
「1.する」を選択すると、従業員、面積入力画面になります。月別に全社従業員数、専従役
員数、売場面積を設定できます。これらの数値は「1人あたりの×××」
「面積当たりの×
××」の計数計算で使用されます。
◆平均値出力
「1.する」を選択すると、平均値設定画面になります。経営分析計数の平均値を設定できま
す。平均値設定画面では、業種に応じた計数項目が表示されます。中小企業の経営指標な
どを入力できます。
◆傾向出力
期の分析値と比較して、良い(↑)、変わらず(→)、悪い(↓)を判定して、傾向欄に出力します。
3-250
・前期比較
前期の分析値と比較して傾向を判定する。
・平均値比較
平均値設定で設定した平均値と比較して傾向を判定する。
・出力しない
傾向欄は出力しない。
会計処理編
■操作手順
操
作
1
帳表メニューで、
「54. 経営分析表」を選択します。
次の画面になります。
2
各項目を指定します。
◆入力値設定
「入力値設定」を「1. する」に変更すると、従業員、面積入力画面になります。
月別に「全社従事員数」
「専従役員数」
「売場面積」を入力できます。入力した
い項目へカーソルを移動後、数値を入力して、
[Enter]を押します。
◆平均値設定
「平均値設定」を「1. する」に変更すると、平均値設定画面になります。経営
分析計数の平均値を設定できます。入力したい項目へカーソルを移動後、数値
を入力して、[Enter]を押します。
3
< 0 実行>を押します。
プレビュー画面になります。
印刷を実行します。
操作について詳しくは、1. 導入編「基本操作」をご覧ください。
A
4
帳
表
会計処理編 3-251
■印刷サンプル
3-252
会計処理編
経営分析表
A
4
帳
表
会計処理編 3-253
分析グラフ
分析グラフには、次の種類があります。
3-254
主要損益科目図表
純売上高、売上原価、売上総利益、人件費など、損益計算書
の主要科目について、前期/当期、または予算/当期の対比
棒グラフを作成します。
指定科目月別推移図表
指定科目(勘定・補助・摘要・部門)の発生・累計につい
て、12 カ月展開の棒グラフまたは折線グラフを作成します。
指定科目5期比較図表
指定科目(勘定・補助・摘要・部門)の5年間の推移を比較
するグラフを作成します。
損益分岐点図表
売上高、限界利益率、損益分岐点売上、損益分岐点比率を確
認できます。
会計処理編
主要損益科目図表
純売上高、売上原価、売上総利益、人件費など、損益計算書の主要科目について、前期/
当期、または予算/当期の対比棒グラフを作成します。
■印刷時の指定項目
◆処理年月
月度を指定します。計数は、期首から指定した月度の累計額を対象に算出されます。
◆種別
会社全体かまたは部門ごとのどちらかを選択します。
◆比較区分
当期と比較する対象を、前期または予算のどちらかにするか選択します。
■操作手順
操
作
1
帳表メニューで、
「61. 主要損益科目図表」を選択します。
次の画面になります。
2
各項目を指定します。
分
析
グ
ラ
フ
会計処理編 3-255
3
< 0 実行>を押します。プレビュー画面になります。
印刷を実行します。
操作について詳しくは、1. 導入編「基本操作」をご覧ください。
3-256
会計処理編
指定科目月別推移図表
指定科目(勘定・補助・摘要・部門)の発生、累計について、12カ月展開の棒グラフまた
は折線グラフを作成します。
■印刷時の指定項目
◆処理年月
当期1年間分を作成するため、期首月〜期末月が表示されます。
決算整理仕訳を含む場合は「1.含む」を選択してください。12カ月目の残高に期末月の残
高が加算されます。
◆科目種別
グラフを作成する科目を選択します。
1. 通常科目
2. 補助科目
3. 摘要科目
4. 部門科目
◆発生高グラフ、累計高グラフ
グラフの種別を選択します。
◆比較区分
当期と比較する対象を選択します。
・前期比較
・予算比較
・売上比較
・売上総利益比較
◆出力科目の指定
種別で指定した科目の中から、グラフを作成したい科目を指定します。科目コードまたは
部門コードを入力してください。
通常科目と部門科目では、勘定科目だけでなく、合計科目も指定できます。
◆平均値分母
平均値を算出するときの分母となる月数を入力します。
◆< S >< 1 科目単位>
分
析
グ
ラ
フ
備考科目の単位を2桁で設定します。
この設定は、年間日別展開表、指定科目5期比較図表と共通です。
会計処理編 3-257
■操作手順
操
作
1
帳表メニューで、「62. 指定科目月別推移図表」を選択します。
次の画面になります。
2
各項目を指定します。
3
< 0 実行>を押します。プレビュー画面になります。
印刷を実行します。
操作について詳しくは、1. 導入編「基本操作」をご覧ください。
3-258
会計処理編
指定科目5期比較図表
指定科目(勘定・補助・摘要・部門)の5年間の推移グラフを作成します。
■印刷時の指定項目
◆科目種別
グラフを作成する科目を選択します。
1. 通常科目
2. 補助科目
3. 摘要科目
4. 部門科目
◆グラフ種別
グラフの種別を選択します。
◆出力科目の指定
種別で指定した科目の中から、グラフを作成したい科目を指定します。科目コードまたは
部門コードを入力してください。
通常科目と部門科目では、勘定科目だけでなく、合計科目も指定できます。
◆平均値分母
平均値を算出するときの分母となる年数を入力します。
◆< S >< 1 科目単位>
備考科目の単位を2桁で設定します。
この設定は、年間日別展開表、指定科目月別推移図表と共通です。
分
析
グ
ラ
フ
会計処理編 3-259
■操作手順
操
作
1
帳表メニューで、「63. 指定科目5期比較図表」を選択します。
次の画面になります。
2
各項目を指定します。
3
< 0 実行>を押します。プレビュー画面になります。
印刷を実行します。
操作について詳しくは、1. 導入編「基本操作」をご覧ください。
3-260
会計処理編
損益分岐点図表
売上高、限界利益率、損益分岐点売上、損益分岐点比率を確認できます。
■固定比率と変動比率の設定
損益分岐点図表を作成するときに、損益分岐点の計算に必要な固定比率(総費用に対する
固定費の比率)を設定します。固定比率の設定方法には、次の2つの方法があります。
・費用に関する勘定科目ごとに固定比率を設定する
・総費用に対して一定の固定比率を設定する
■印刷時の指定項目
◆処理年月
月度を指定します。
前会計年度の期首から当会計年度の期末の間で指定します。
◆区分
会社全体かまたは部門ごとのどちらかを選択します。
◆種別
「1.通常」を選択した場合は、費用に関する勘定科目ごとに固定比率を設定します。
「2.総費用固定比率」を選択した場合は、総費用に対して一定の固定費を設定します。
◆個別固定比率変更
この項目は、種別で「1.通常」を選択した場合に設定できます。
「1.する」を選択した場合は、固定比率設定画面になり、費用に関する勘定科目ごとに固定
比率を設定できます。
「2.しない」を選択した場合は、前回設定した比率、または標準設定
の比率が使用されます。
◆総費用固定比率
この項目は、種別で「2.総費用固定比率」を選択した場合に設定できます。
総費用に対する固定比率を設定します。1〜100%で設定してください。
分
析
グ
ラ
フ
会計処理編 3-261
■操作手順
操
作
1
帳表メニューで、「64. 損益分岐点図表」を選択します。
次の画面になります。
2
各項目を指定します。
3
< 0 実行>を押します。プレビュー画面になります。
印刷を実行します。
操作について詳しくは、1. 導入編「基本操作」をご覧ください。
3-262
会計処理編
分
析
グ
ラ
フ
会計処理編 3-263
決算時の処理
決算処理は、次の流れで行います。
精算表を印刷する
入力メニューの「31.合計表」
決算整理仕訳の入力
仕訳入力(13月)
決算書を作成する
決算メニュー
メモ ・個人の場 合の青色申告決算書の作成については、「青色申告決算書」をご
覧ください。
3-290 ページ
・部門別に決算書を作成することはできません。
3-264
会計処理編
精算表を印刷する
決算整理仕訳を入力するために、精算表を印刷します。
■操作手順
精算表は、合計表の印刷時に指定して作成できます。月度の指定を1〜12カ月目にして、記
入用の精算表を印刷してください。
操
作
1
ツールボタンの<入力>を押します。
入力メニューが表示されます。
2 「31. 合計表」を選択します。
3
月度の指定は、期首〜 12 カ月目を指定して、当期の合計表を表示します。
4
<印刷>を押します。
印刷指定のメッセージが表示されます。
[Enter]を押します。
5 「3:精算表として印刷」を指定して、
プレビュー画面になります。
印刷を実行します。
操作について詳しくは、1. 導入編「基本操作」をご覧ください。
メモ 決算整理仕訳を入力後、月度の指定で 13 カ月目を指定して精算表を
印刷すると、決算整理仕訳を含んだ残高が確認できます。
決
算
時
の
処
理
会計処理編 3-265
決算整理仕訳の入力
決算整理事項に基 づいて、次のような決算整 理仕訳を入力してくださ い。決算整理仕訳
は、13月で入力します。
■棚卸し(商品の場合)
◆年 1 回棚卸を行う場合
(借) 期首棚卸高
(借) 商品
50,000 (貸) 商品
80,000 (貸) 期末棚卸高
50,000 期首の在庫金額
80,000 期末の在庫金額
■現金過不足の整理
決算において10,000円の原因不明の現金の不足額が生じた。
(借) 雑損失
10,000 (貸) 現金
10,000
■消耗品費勘定の整理
消耗品費として処理した消耗品が決算時に30,000円分残っていた。
(借) 貯蔵品
30,000 (貸) 消耗品費
30,000
■各種引当金の設定
売掛金100,000円に対して1%の貸倒引当金を設定した。
(借) 貸倒引当金繰入
1,000 (貸) 貸倒引当金
1,000
■固定資産の減価償却の計上
購入価格400,000円のパソコンの今期分の減価償却費は20,000円であった。
(借) 減価償却費
20,000 (貸) 減価償却累計額
20,000
■費用・収益の繰延と見越
支払保険料(半年分12,000円)のうち、3カ月分は未経過である。
(借) 前払費用
3-266
会計処理編
6,000 (貸) 支払保険料
6,000
期末月について
決算整理仕訳を通常の仕訳として入力すると、12 カ月目の残高に影響を与えてしまいま
す。たとえば、月次比較の帳表を作成しても、12カ月目だけは純粋な比較ができなくなっ
てしまいます。
決算整理仕訳は、期末月として「13月目」に入力します。仕訳入力では、次のように日付
を指定してください。
◆月単位入力をしている場合
月度に「13月」と入力します。
◆年間一括入力をしている場合
月度を「13月」で決算年月日を入力します。
例)「平成 17 年 13 月 31 日」
G387.BMP
[171331]と入力して[Enter]を押すと、
「末整理」と表示されます。
決
算
時
の
処
理
会計処理編 3-267
決算書の種類と用途
当システムでは、さまざまな用途に合わせた決算書を、各種用意しています。
決算書の種類
次の決算書を作成できます。
種
類
概
要
B5 決算書*1
通常決算書(商法規則)
商法規則に準じた科目体系で、B4 サ
イズの用紙に印刷する。
A4 決算書
決算書(商法規則)
商法規則に準じた科目体系で、A4 サ
イズの用紙に印刷する。
*1 : B4 用紙を左右 2 ページに分けて印刷されます。A4 プリンタでは、B4 → A4 サイズ
に縮小して印刷されます。
決算メニュー
ツールボタンの<決算>を押してください。
決算メニュー
青色申告決算書
をご覧ください。
税務代理権限証書・添付書面をご覧ください。
作成したい決算書を選択してください。決算書作成時の設定項目については、次の説明で
まとめてあります。
3-268
会計処理編
決算書印刷時の設定項目
作成する決 算書をメニューから選択 すると、決算書作成のため の各種項目設定画面にな
ります。
ここでは、B5通常決算書(商法規則)を例にとり、設定項目を順番に説明します。
メニューからB5決算書「21.通常決算書(商法規則)」を選択すると、次の画面になります。
「1.入力する」を選択
すると、その項目の設
定画面になります。項
目設定後、[ESC]で
この画面に戻ります。
<1 タイトル>決算書のタ
イトル変更の画面になりま
す。タイトル変更後、
[ESC]でこの画面に戻り
ます。
<0 実行>決算書の出力
順設定画面になります。
設定後、<0 実行>で印
刷します。
■決算書種類
決算書の書式を選択します。
・報告式 : 貸借対照表の資産と負債が上下に印刷されます。
罫線はつきません。行均等割はできません。
・勘定式 : 貸借対照表の資産と負債が左右に印刷されます。
罫線がつきます。行均等割ができます。
■決算期、出力期区分、決算年月日
出力期区分では、通常は当期を選択します。前期の決算書を出す場合は、前期を選択して
ください。
決算期と決算年月日は、決算書の表紙に印刷されます。決算期を0期とした場合は、決算
期は印刷されません。決算年月日の和暦/西暦の選択は、会社情報で行ってください。
会計処理編 3-269
決
算
時
の
処
理
■決算書会社情報
「1.入力する」を選択すると、設定画面になります。次の項目を設定できます。
項
目
設
定
内
容
本店所在地−1
2
表紙に印刷される。住所をそれぞれ、全角 20(半角 40)
文字以内で入力する。
電話番号
印刷されない。半角 20 文字以内。
役職名、役職者姓名
(代表取締役社長)
利益処分計算書に印刷される。代表取締役社長などの役
職名称と役職者姓名を入力する。役職名は全角 7(半角
14)文字以内、役職者姓名は全角 10(半角 20)文字以内
で、10 個まで登録できる。
役職名、役職者姓名
(監査役)
利益処分計算書に印刷される。監査役などの役職名称と
役職者姓名を入力する。役職名は全角 7(半角 14)文字
以内、役職者姓名は全角 10(半角 20)文字以内で、5 個
まで登録できる。
■利益処分案
「1.入力する」を選択すると、利益処分案の設定・変更画面になります。次の項目を設定で
きます。この画面で設定した内容に従って利益処分計算書が印刷されます。
<1 形式変更>で、これら
明細行の表示および印刷
の有無を切り替えること
ができます
項
目
積立金取崩科目名
積立金取崩額
利益処分科目名
設
定
内
容
取崩科目名を最大 5 個まで、全角 10(半角 20)文字以内で設
定する。金額は、11 桁以内(マイナスも可能)。
利益処分金額
利益処分科目名を最大 8 個まで、全角 10(半角 20)文字以内
で設定する。金額は、11 桁以内(マイナスも可能)。
報告年月日*1
報告年月日を入力する。
監査年月日 *1
監査年月日を入力する。
*1 : 和暦/西暦は、会社情報で選択してください。< 8 削除>を押すとブランク(入力
前の状態)に戻ります。
3-270
会計処理編
ユーティリティメニューの「商法改正科目への変換」の処理を行った会社の場合は、
<2 資剰余金>を押すと、次の「その他資本剰余金処分設定・変更」の画面になります。
次の項目を設定できます。
項
目
設
定
内
容
その他資本剰余金
9417:その他資本剰余金の金額が表示される。
11 桁以内で入力できる。マイナス入力可能。
その他資本剰余金処分科目名
全角 10 文字以内で入力する。4 科目まで入力できる。
その他資本剰余金処分金額
11 桁以内で入力できる。マイナス入力可能。
決
算
時
の
処
理
会計処理編 3-271
■脚注表示
「1.入力する」を選択すると、決算書脚注情報の登録・変更画面になります。貸借対照表や
損益計算書などの最下行に印刷する脚注の内容を変更できます。脚注は、1行に全角48(半
角96)文字まで入力できます。
脚注の印刷位置については、次のとおり、脚注Noごとにどのページに印刷するか決まって
います。
脚注 No
印刷する帳表
01
通常決算書の貸借対照表の最下部に印刷
02
なし
03
04
通常決算書の損益決算書の最下部に印刷
05
06
07 〜 30
まとめて脚注表示ページに印刷
31 〜 39
なし
40
なし
41
42
なし
43 〜 50
なし
< 9 行削除> : カーソル行を削除します。削除行以降の行は、脚注 No が繰り上がり
ます。
< 0 行挿入> : カーソル位置に行を挿入します。挿入行以降の行は、脚注 No が繰り
下がります。全体の行数が 50 行を超える挿入を実行すると、最後の
行が自動的に削除されます。
3-272
会計処理編
■繰越利益増減書
「1.入力する」を選択すると、剰余金増減計算書の設定・変更画面になります。次の項目を設定
できます。ここで設定した内容に従って、繰越利益剰余金増減計算書が印刷されます。
項
目
設
定
内
容
期首繰越利益剰余金額
期首繰越利益剰余金額を、11 桁以内で入力する(マイナス
も可能)
。
積立金取崩科目名
取崩科目名を最大 5 個まで、全角 10(半角 20)文字以内で
設定する。金額は、11 桁以内(マイナスも可能)。
積立金取崩額
利益処分金額
利益処分科目名
利益処分科目名を最大 8 個まで、全角 10(半角 20)文字以
内で設定する。金額は、11 桁以内(マイナスも可能)。
報告年月日*1
報告年月日を入力する。
臨時総会名
臨時総会名を全角 10(半角 20)文字以内で入力する。
*1 : 和暦/西暦は、会社情報で選択してください。< 8 削除>を押すとブランク(入力
前の状態)に戻ります。
■ ( うち当期純利益 )
貸借対照表の(うち当期純利益)の出力有無を指定してください。
決
算
時
の
処
理
会計処理編 3-273
■行均等
行均等とは、1ページの行数により、1行の高さを広げて見やすくするものです。
・1ページが左右2つのグループに分かれている場合は、行数の多い方に合わせて
1行の高さが決め られます。行の高さは、最大、行 均等しない場合の 3行分まで広
がります。
・印刷されるページ(左右2ページ)単位に行均等が行われます。
メモ 行均等したほうが良いかどうかは、実際に印刷してからお決めください。行
均等した 方が見やすくなる場 合とそうでない場合 があります。なお、行均
等の初期値は、「する」になっています。
◆行均等されない場合
行均等できない表が あります。行均等できる表 とできない表が同じペー ジに左右に印刷
される場合は、両表ともに行均等されません。行均等できる表は以下の通りです。
・貸借対照表:勘定式の場合だけ
・貸借対照表(資産の部)
・貸借対照表(負債の部)
・損益計算書:勘定式の場合だけ
・販売費及び一般管理費:勘定式の場合だけ
・原価報告書:勘定式の場合だけ
・利益処分計算書
・脚注表示頁
■名称変更
科目残高が本来の属性(借方/貸方)と逆になった場合の科目名称を変更することができ
ます。選択のしかたで、次の例のように異なります。
(例)当期純利益が借方残になった場合
「1.する」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 当期純損失
100,000
「2.しない」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 当期純利益
△100,000
「3.する(サインチェンジなし)」・・・・・・・・ 当期純損失
△100,000
メモ 逆残のときの科目名称は、あらかじめ設定されています。「合計(明細)科
目変更」で名称の選択ができます。詳しくは、10. こんなときには「合計科
目変更」をご覧ください。
■金額単位
円単位、千単位、万単位、百万単位の中から、印刷する金額単位を選択します。
■端数処理
切り捨て、四捨五入、切り上げの中から選択します。
3-274
会計処理編
■勘定式空白位置
貸借対照表「負債および資本の部」の空白行位置を、
「資本の部の上」または「資本の部
計の上」のどちらかから選択します。
対応する帳表は、次の帳表です。
・A4 決算書 : 決算書(商法規則)勘定式
・B5 決算書 : 通常決算書(商法規則)勘定式
■< 1 タイトル>タイトル変更
タイトルおよびサブタイトルは、会社別に全決算書共通です。変更されたタイトルは、更
新処理で翌期に繰り越されます。
■< 0 実行>決算書出力レイアウト
決算書印刷指定画面での指定が終わり、<0 実行>を押すと、決算書出力レイアウト指定
画面になります(株主送付用決算書、外部提出用決算書は除く)。
決算書出力 レイアウト指定画面では、決 算書の印刷レイアウト を必要に応じて変更でき
ます。
B5決算書の場合は、袋とじ様式で印刷されます。用紙の左側または右側に印刷する内容を
指定します。
メモ 報告式の B5 決算書の場合は、印刷開始位置だけを指定できます。途中をブ
ランクに設定しても、間が詰められて印刷されます。
表紙に会計事務所名を印刷する場合は、表紙(事務所名付き)を設定します。表紙の下方
に、税務代理権限証書(事務所の名称及び所在地の1行目)の画面で入力した事務所名が
印刷されます。また、プレビュー画面の設定メニュー「5.タイムスタンプの設定」で、事
務所名等を 印刷するように設定する こともできます。プレビュ ー画面の設定メニューに
ついて詳しくは、1.導入編「基本操作」をご覧ください。
決
算
時
の
処
理
会計処理編 3-275
◆操作方法
・印刷内容を変更する ときは、変更したい場所 にカーソルを移動し て、印刷内容の番
号を入力します。
・印刷不要な内容を外 すときは、外したい印刷内 容にカーソルを移動し て<削除>を
押します。
・最初の状態に戻すときは、< 2 初期値>を押します。
・次回もここでの内容を使用するためには、< 1 記憶>を押します。設定した内容が
保存されます。
メモ 決算書出力レイアウトの内容を保存するときは、印刷前に< 1 記憶>を押
してください。
出力レイアウトを設定したら、<0 実行>を押してください。印刷が実行されます。印刷
が終了すると、決算メニューに戻ります。
メモ ・A4 決算書 ( 商法規則 ) と B5 通常決算書 ( 商法規則 ) では、印刷前に、当
期と前期の「資産の部」と「負債・資本部」に登録されている科目の残高
の貸借バランスをチェックします。
「資産の部」と「負債・資本の部」が一致し ている場合は、印刷処理が始
まります。一致していない場合は、メッセージが表示されます。
貸借バランスエラーのまま処理を続けるときは、< OK >を押します。
印刷を中断するときは[ESC]を押して、中断確認の画面を表示して
<はい>を押します。
貸借バランスチェックのある決算書は、次の決算書です。
・決算報告書(勘定式)では、資本の部または負債の部が印刷可能行数を超
えていて「その他合計」として集計される場合にメッセージが表示されま
す。そのまま続けるときは<はい>、中断するときは<いいえ>を押して
ください。
3-276
会計処理編
決算書のサンプル
■B5通常決算書(商法規則)報告式
■A4決算書(商法規則)報告式
報告式は次の形式で印刷されます。
A4決算書については、左右の内容はそれぞれ1枚ずつ印刷されます。
決
算
時
の
処
理
会計処理編 3-277
■B5通常決算書(商法規則)勘定式
■A4決算書(商法規則)勘定式
勘定式は次の形式で印刷されます。
A4決算書については、左右の内容はそれぞれ1枚ずつ印刷されます。
3-278
会計処理編
税務代理権限証書・添付書面
税務代理権限証書と添付書面(第33条の2第1項、第33条の2第2項)を作成できます。
印刷時の指定項目
メニューから「51.税務代理権限証書・添付書面」を選択すると、各種項目設定画面になり
ます。
「1.入力する」を選択
すると、その項目の設定
画面になります。
項目設定後、[ESC]を
押すと、この画面に戻り
ます。
「出力:1.する」を選
択後、<0 実行>を押す
と、プレビュー表示され
ます。
決
算
時
の
処
理
会計処理編 3-279
■税務代理権限証書
「1.入力する」を選択すると、次の画面になります。
< 2 連動>
連動項目を上書きする
< 5 削除>
年月日を削除する
< 8 前画面>< 9 次画面>
画面を切り替える
次の項目を設定できます。
項目
年月日
文字数
連動
連動元
出力年月日を各 2 桁で入力す
る。
全角 12 文字以内で入力する。
殿
税理士又は税理士法人
氏名又は名称
全角 20 文字以内で入力する。
事務所の名称及び所在地 全角 20 文字以内で入力する。
3 行分登録できる。
電話
半角 20 文字以内で入力する。
連絡先
全角 20 文字以内で入力する。
2 行分登録できる。
電話
半角 20 文字以内で入力する。
税理士会
全角 5 文字以内で入力する。
支部
全角 8 文字以内で入力する。
登録番号等
半角 8 文字以内で入力する。
代理人
「税理士」
「税理士法人」のど
ちらかを選択する。
年月日
委任年月日を各 2 桁で入力す
る。
依頼者
氏名又は名称
全角 20 文字以内で入力する。
2 行分登録できる。
住所又は事務所の所在地 全角 20 文字以内で入力する。
2 行分登録できる。
電話
半角 20 文字以内で入力する。
○
会社情報
(個人は青色決算書)
○ 会社情報
(個人は青色決算書*1)
○
〃
*1 : 青色申告決算書の 種別が「不動産」または「農業」の場合、事業所の住所と電話番
号の項目は存在しません。空白になります。
3-280
会計処理編
項目
1.税務代理の対象に関す
る事項
税目
平成
(
文字数
連動
3 列設定できる。
連動元
2 ・ 3 列目は税目入力
時のみ連動
全角 8 文字以内で入力する。
年分(年度)
年度を 2 桁で入力する。
年月日 ( 自 )
開始年月日を各 2 桁で入力す
る。
年月日 ( 至 )
終了年月日を各 2 桁で入力す
る。
)
2.その他の事項
全角 10 文字以内で入力する。
○ 会社情報
○ (年度、自、至がす
べて未入力の場合の
み)
○
○
< 3 相続開始>を押
すと、
「年 月 日相続
開始」の文字を設定
する。
全角 40 文字以内で入力する。
8 行分入力できる。
連動に○印がある項目は、<2 連動>を押すと、連動元のデータを設定することができます。
決
算
時
の
処
理
会計処理編 3-281
■添付書面(第 33 条の 2 第 1 項)
「1.入力する」を選択すると、次の画面になります。
< 2 連動>
連動項目を上書きする
< 5 削除>
年月日を削除する
< 8 前画面>< 9 次画面>
画面を切り替える
< S >< 1 1 面上>〜< S >< 6 3 面下>
指定画面に切り替える
次の項目を設定できます。
◆画面 1(1 面上 )
項目
税
文字数
全角 8 文字以内で入力する。
連動
連動元
○
税務代理権限証
書の税目
申告書
全角 8 文字以内で入力する。
平成
年を 2 桁で入力する。
○
税務代理権限証
書
年月日 ( 自 )
開始年月日を各 2 桁で入力する。
○
〃
年月日 ( 至 )
終了年月日を各 2 桁で入力する。
○
〃
空欄
全角 10 文字以内で入力する。
○
税務代理権限証
書の(
)
氏名又は名称
全角 20 文字以内で入力する。
○
税務代理権限証
書
事務所の所在地
全角 20 文字以内で入力する。
2 行分登録できる。
○
〃
電話
半角 20 文字以内で入力する。
○
〃
全角 20 文字以内で入力する。
○
税務代理権限証
書「税理士又は
税理士法人」と
同内容が連動さ
れる。
年分(年度)
税理士又は税理士法人
書面作成に係る税理士
氏名
3-282
会計処理編
連動
連動元
事務所の所在地
項目
全角 20 文字以内で入力する。
2 行分登録できる。
文字数
○
〃
電話
半角 20 文字以内で入力する。
○
〃
税理士会
全角 5 文字以内で入力する。
○
〃
支部
全角 8 文字以内で入力する。
○
〃
登録番号等
半角 8 文字以内で入力する。
○
〃
税務代理権限証書の提出
有・無
(
「有」「無」のどちらかを選択する。
印刷では、選択した方の文字を○
で囲む。
)
有の場合、全角 16 文字以内で入力
する。
依頼者
氏名又は名称
全角 20 文字以内で入力する。
2 行分登録できる。
○
税務代理権限証
書
住所又は事務所の
所在地
全角 20 文字以内で入力する。
2 行分登録できる。
○
〃
電話
半角 20 文字以内で入力する。
○
〃
◆画面2 (1 面下 )
項目
文字数
連動
連動元
1.自ら作成記入した帳簿書類に記載されている事項
7 行分登録できる。
帳簿種類の名称
全角 20 文字以内で入力する。
作成記入の基礎となった書類 全角 20 文字以内で入力する。
2.提示を受けた帳簿書類に記載されている事項
6 行分登録できる。
帳簿種類の名称
全角 20 文字以内で入力する。
備考
全角 20 文字以内で入力する。
◆画面3 (2 面上 )
項目
文字数
連動
連動元
3.計算し、整理した主な事項
(1)
20 行分登録できる。
区分
全角 6 文字以内で入力する。
事項
全角 24 文字以内で入力する。
備考
全角 8 文字以内で入力する。
会計処理編 3-283
決
算
時
の
処
理
◆画面4 (2 面下 )
項目
(2)
文字数
連動
連動元
連動
連動元
連動
連動元
10 行分登録できる。
(1) のうち顕著な増減事項
増減理由
(3)
全角 12 文字以内で入力する。
全角 26 文字以内で入力する。
10 行分登録できる。
(1) のうち会計処理方法に
変更等があった事項
全角 12 文字以内で入力する。
変更等の理由
全角 26 文字以内で入力する。
◆画面5 (3 面上 )
項目
4.相談に応じた事項
文字数
23 行分登録できる。
事項
全角 14 文字以内で入力する。
相談の要旨
全角 26 文字以内で入力する。
◆画面6 (3 面下 )
項目
5.その他
文字数
全角 40 文字以内で入力する。
23 行分登録できる。
連動に○印がある項目は、<2 連動>を押すと、連動元のデータを設定することができます。
3-284
会計処理編
■添付書面(第 33 条の 2 第 2 項)
「1.入力する」を選択すると次の画面になります。
< 2 連動>
連動項目を上書きする
< 5 削除>
年月日を削除する
< 8 前画面>< 9 次画面>
画面を切り替える
< S >< 1 1 面上>〜< S >< 6 3 面下>
指定画面に切り替える
次の項目を設定できます。
◆画面 1(1 面上 )
項目
文字数
連動
備考
○
税務代理権限証書の
税目
税務代理権限証書
税
全角 8 文字以内で入力する。
申告書
全角 8 文字以内で入力する。
平成 年分 ( 年度 )
年を 2 桁で入力する。
○
年月日 ( 自 )
開始年月日を各 2 桁で入力する。
○
〃
年月日 ( 至 )
終了年月日を各 2 桁で入力する。
○
〃
空欄
全角 10 文字以内で入力する。
○
税務代理権限証書の
税目 ( )
税理士又は税理士法人
氏名又は名称
全角 20 文字以内で入力する。
○
事務所の所在地
全角 20 文字以内で入力する。
2 行分登録できる。
○
税務代理権限証書
〃
電話
半角 20 文字以内で入力する。
○
〃
氏名
全角 20 文字以内で入力する。
○
事務所の所在地
全角 20 文字以内で入力する。
2 行分登録できる。
○
〃
電話
半角 20 文字以内で入力する。
○
〃
書面作成に係る税理士
税務代理権限証書
税理士会
全角 5 文字以内で入力する。
○
〃
支部
全角 8 文字以内で入力する。
○
〃
登録番号等
半角 8 文字以内で入力する。
○
〃
会計処理編 3-285
決
算
時
の
処
理
項目
文字数
連動
備考
税務代理権限証書の提出
有・無
(
「有」
「無」のどちらかを選択
する。
印刷では、選択した方の文字
を○で囲む。
)
有の場合、全角 16 文字以内で
入力する。
依頼者
氏名又は名称
全角 20 文字以内で入力する。
2 行分登録できる。
○
税務代理権限証書
住所又は事務所の所在地 全角 20 文字以内で入力する。
2 行分登録できる。
○
〃
電話
半角 20 文字以内で入力する。
○
〃
文字数
連動
◆画面 2(1 面下 )
項目
1.相談を受けた事項
7 行分登録できる。
事項
全角 20 文字以内で入力する。
相談の要旨
全角 20 文字以内で入力する。
2.審査に当たって提示を
受け〜
備考
6 行分登録できる。
帳簿書類の名称
全角 20 文字以内で入力する。
確認した内容
全角 20 文字以内で入力する。
◆画面 3(2 面上 )
項目
文字数
連動
備考
連動
備考
3.審査した主な事項
(1)
20 行分登録できる。
区分
全角 6 文字以内で入力する。
事項
全角 24 文字以内で入力する。
備考
全角 8 文字以内で入力する。
◆画面 4(2 面下 )
項目
(2)
文字数
10 行分登録できる。
(1) のうち顕著な増減事項 全角 12 文字以内で入力する。
増減理由
(3)
全角 26 字以内で入力する。
10 行分登録できる。
(1) のうち会計処理方法〜 全角 12 文字以内で入力する。
変更等の理由
3-286
会計処理編
全角 26 字以内で入力する。
◆画面 5(3 面上 )
項目
4. 審査結果
文字数
連動
備考
連動
備考
全角 40 文字以内で入力する。
23 行分登録できる。
◆画面 6(3 面下 )
項目
5. その他
文字数
全角 40 文字以内で入力する。
23 行分登録できる。
連動に○印がある項目は、<2 連動>を押すと、連動元のデータを設定することができます。
決
算
時
の
処
理
会計処理編 3-287
操作手順
操
作
1
決算メニューの「51. 税務代理権限証書・添付書面」を選択します。
次の画面になります。
2 「1.入力する」を押してから、各項目を設定します。
3
3-288
会計処理編
< 0 実行>を押します。
プレビュー画面になります。
印刷を実行します。
操作について詳しくは、1. 導入編「基本操作」をご覧ください。
印刷サンプル
決
算
時
の
処
理
会計処理編 3-289
青色申告決算書
税務署に提出できる青色申告決算書を作成します。
青色申告決算書を提出する前には、必ず内容をご確認ください。
概要
青色申告決算書は、決算メニューで作成します。
ツールボタンの<決算>を押すと、決算メニューが開きます。
◆決算メニュー
青色申告決算書の作成
青色申告決算書
I-3-123.bmp
損益計算書や貸借対照表などの科目割付変更
3-290
会計処理編
青色申告書の入力
印刷(提出用・控え用)
< 8 科目割付> : 損益計算書や貸借対照表などの科目割付変更
< 9 入力>
: 青色申告決算書の入力
< 0 印刷>
: 印刷 ( 提出用・控え用 )
■入力
青色申告決算書の次の部分は、財務データの科目残高が集計されて作成されます。
「青色
申告書入力」で各項目の値を確認、変更することもできます。
「申告書印刷科目割付」で
は、集計する財務データの科目割付を変更できます。
(一般用)
損益計算書
月別売上(収入)金額及び仕入金額
貸借対照表、製造原価の計算
(不動産所得用)
損益計算書
貸借対照表
(農業所得用)
損益計算書
貸借対照表
青色申告決算書のその他の部分、および青色申告特別控除額等は、
「青色申告書入力」で
入力します。
メモ 青色申告特別控除額は、損益計算書に自動的に反映されます。
■印刷
青色申告決算書(OCR用紙)または白紙に印刷します。
■指定項目
青色申告決算書では、次の項目を設定します。各項目の設定が終了したら、<8 割付>
<9 入力><0 印刷>のいずれかの処理を行ってください。<8 割付><9 入力>
<0 印刷>のいずれかの処理を行わずにこの画面を終了すると、入力内容が保存されま
せん。
◆決算書種別
青色申告決算書の種別を指定してください。以降の処理は、ここで指定した種別に基づく
ものになります。
途中で種別を変更すると、基本情報(氏名、住所等)および減価償却費の計算、不動産所得
の収入の内訳以外の内容が初期化(クリア)されます。
(確認メッセージが表示されます。
)
◆事業期間
事業期間は、会社情報から値が設定されています。必要に応じて、事業期間(至)を変更
することができます。事業期間(至)の初期値は、13月です。
会計処理編 3-291
青
色
申
告
決
算
書
◆納税者番号
納税者番号を入力してください。半角8文字の数字を入力します。
◆提出日
提出日は、青色申告書の1ページ目に出力されます。和暦で入力してください。
提出日を空白にしたいときは、<5 クリア>を押してください。
◆残高集計
残高集計の方法を指定してください。
1.する
: 事業期間の残高を集計します。印刷または入力処理が 2 回目以降のときは、
データを更新する旨のメッセージが表示されます。
2.しない : 入力済みの場合は、前回の金額を出力します。
残高を集計しませんので、青色申告決算書の全項目について、手書きのイ
メージでデータを入力できます。
残高集計の選択方法は、期末更新後の残高にも反映されます。
・
「1. する」で期末更新した場合
翌年度の青色申告決算書には、残高は未設定の状態です。
・
「2. しない」で期末更新した場合
翌年度の青色申告決 算書の全項目に、前年度と まったく同じ金額が設 定済みの状態
になります。
◆減価償却費端数、償却可能限度額端数
減価償却費の計算での端数処理方法を、
「1.切捨/2.四捨五入/3.切上」から選択します。
注意
3-292
会計処理編
償却可能限度額端数の設定を変更して年次繰越を行うと、償却可能限度額
の資産の償却費が 1 円で計上される場合があります。年次繰越後に償却費
の見直しを行っていただくよう、お願いいたします。
申告書印刷科目割付
「申告書印刷科目割付」では、損益計算書や貸借対照表などに集計・印刷する科目に関し
て、次の設定ができます。
・集計する財務データ科目の割付の変更
・申告書に印刷される科目名称の変更
メモ 科目割付の画面で、<印刷>を押すと、「青色申告書科目割付一覧表」を印
刷できます。
青色申告決算書入力画面で<8 科目割付>を押します。次の画面になります。
例.一般用
青文字の欄は合計欄です。印刷用科目名称を変更しても、帳表には反映されません。科目
割付はできません。紫文字の欄は、空行の科目名称です。任意の科目名称の設定、印刷用
科目名称の変更ができます。黒文字の欄は、科目割付の変更ができます。
< 3 基本>
: すべて(全科目の名称および科目割付)を初期値に戻します(確認
メッセージが表示されます)
。
< 5 名称複写> : 印刷科目名称すべてに、割付科目の科目名称を複写します。
< 6 B/S >
: 貸借対照表および製造原価の画面へ。
< 7 P/L >
: 損益計算書の画面へ。
< 8 月別表>
: 月別売上(収入)金額及び仕入金額の画面へ(一般用のみ)
。
<印刷>
:「青色申告書科目割付一覧表」を印刷します。
会計処理編 3-293
青
色
申
告
決
算
書
◆科目名称を変更する
変更したい科目名称にカーソルを合わせて、変更します。
印刷用科目名称すべてに、割付科目の科目名称を複写したい場合は<5 名称複写>を押し
てください。すべての空行に、割付科目の科目名称を複写します。割付科目が複数の場合
は、空白行になります。元の状態に戻すときは、<3 基本>を押してください。
青文字の欄は合計欄です。印刷用科目名称を変更しても、帳表には反映されません。科目
割付はできません。紫文字の欄は、税務署用紙で空白の明細行にあたる科目名称です。任
意の科目名称の設定、印刷用科目名称の変更ができます。黒文字の欄は、科目割付の変更
ができます。
◆科目割付を変更する
変更したい科目をクリックするか、カーソルを合わせて[Enter]を押します。カーソル
が科目割付一覧表に移動します。
(例)「経費1」の割付変更
カーソル位置
科目割付一覧表
(割付の変更)
科目参照ウィンドウ
割付科目の追加 : 次のスペース行にカーソル移動して、割付ける科目コードを入力し
ます。< 1 合計>< 2 明細>で入力する科目の種類(合計/明細
科目)を切り替えられます。
割付科目の変更 : 変更(置き換え)する科目にカーソル移動して、そのまま科目コー
ドを上書き入力します。
割付科目の削除 : 削除する科目にカーソル移動して、< 9 取消>を押します。
科目割付一覧表から左側の科目割付表にカーソルを戻すときは、
[ESC]を押すか、マウ
スで科目割付表をクリックします。
3-294
会計処理編
■留意事項
・税務署用紙で 空白の明細行にあたる 部分の科目名は、残高が ある場合だけ印刷され
ます。たとえば、前述の画面の 25 〜 30(経費1〜6)が空白の明細行にあたります。
・損益計算書の青色申告特別控除額等は、以降の「青色申告書の入力」で変更できます。
◆青色申告決算書のアンバランスチェックと印刷科目割り付けチェック
印刷時に、
「青色申告決算書科目割付」で青色申告決算書用に割付した内容に問題がない
かどうかをチェックします。割付に問題がある場合は、メッセージが表示されます。
ただし、残高のバランスエラーがある場合は表示されません。
チェックする内容
・二重指定
明細科目や合計科目が 2 カ所以上に設定されている場合は、問題の
ある科目名と二重指定科目が最大 10 科目まで表示される。11 科目
目からは「:」と表示される。合計科目はその加算先とする明細科
目でチェックが行われるため、明細科目で表示される。
・指定漏れ
残高のある明細科目が設定されていない場合は、問題のある科目名
と指定漏れ科目が最大 10 科目まで表示される。11 科目目からは「:」
と表示される。合計科目はその加算先とする明細科目でチェックが
行われるため、明細科目で表示される。
・貸借バランス
貸借バランスエラー。二重指定または指定漏れがある場合、貸借バラ
ンスエラーでも貸借バランスエラーのメッセージは表示されない。
決算書表別チェック対象科目
・貸借対照表
全科目の二重指定、指定漏れのチェックを行う。一般用は、貸借対
照表 に原価 科目 が割り 付けら れてい ても、二重 指定、指定 漏れの
チェックを行わない。
・損益計算書
全科目の二重指定、指定漏れのチェックを行う。一般用は、損益計
算書 に原価 科目 が割り 付けら れてい ても、二重 指定、指定 漏れの
チェックを行わない。
・原価報告書
全科目の二重指定、指定漏れのチェックを行う。
・月別内訳表
二重指定、指定漏れのチェックは行わない。
標準の青色申告決算書科目割付で、個人のデータでは使用しない科目に残高がある場合、
指定漏れのメッセージが表示されます。割付を見直してください。
青
色
申
告
決
算
書
会計処理編 3-295
青色申告書の入力
「青色申告書の入力」では、基本情報、損益計算書、給料賃金の内訳など青色申告決算書
に印刷する項目を入力します。青色申告特別控除額も入力します。
青色申告決算書入力画面で<9 入力>を押します。残高集計が「1.する」の場合は、再度
<0 実行>を押します。次の画面になります。
例.一般用
3-296
会計処理編
操作方法
青色申告書の入力画面の操作方法を説明します。
■画面の移動
< 8 前画面>
:直前の画面に戻ります。
< 9 次画面>
:次の画面に移動します。
< S >< 1 基本情報>〜< 0 製造原価> ( 一般用 ):他の入力画面に直接移動できます。
< S >< 1 基本情報>〜< S >< 8 貸借対照> ( 不動産用 )
< S >< 1 基本情報>〜< S >< 0 貸借対照>< C >< 1 特殊事情> ( 農業用 )
■明細行のカーソル移動、明細行の挿入/削除
減価償却費、不動産所得収入の内訳画面のように多数の明細行を入力する画面では、次の
キーを使用できます。
矢印キー
: 明細行のスクロールが可能です。
<前頁><次頁> : 前後3、または5明細ごと移動できます。
< 1 最初>
: 最初の明細行に移動できます。
< 2 最後>
: 最後の明細行に移動できます。
< 7 合計へ>
: 合計行に移動できます。
< 7 明細へ>
: 明細行に移動できます。
<挿入>
: カーソルのある明細行(列)の直前に空白行(列)を挿入します。
<削除>
: カーソルのある明細行(列)を削除します(確認メッセージが
表示されます)。
メモ < 前頁><次頁>を、複数 表で構成される画面 で使用すると、前後の表 に
カーソルが移動します。
■項目の色
項目のタイトルの色が、次のように分かれています。
・黒:入力項目
・黄:計算項目(上書き入力できる場合/できない場合ともに)
メモ 上 書き入力できる計算項 目へはカーソルが移 動できますが、上書き入力 で
きない計算項目にはカーソルが移動できません。
会計処理編 3-297
青
色
申
告
決
算
書
青色申告書の入力
入力項目説明:一般用
表中の項目の桁数は、半角入力時の桁数です。日本語入力(全角)の場合は、半分の桁数
になります。
◆一般用
基本情報
入力項目
住所
事業所所在地
48 × 2 行
業種名
18 × 2 行
屋号
18 × 2 行
考
28
16
電話番号
(自宅)
(事業所)
20
20
加入団体名
24 × 2 行
依 事務所所在地
頼 氏名
税
電話番号
理
士
24 × 2 行
◆一般用
備
48 × 2 行
フリガナ
氏名
区切り文字も入力してください
18 × 2 行
20
区切り文字も入力してください
損益計算書
入力項目
半角桁数
売上収入金額
11
売上原価
11
差引金額 (1 − 6)
11
経費
11
差引金額 (7 − 32)
11
各種引当金・準備金等
11
備
考
計算項目:上書き入力可
計算項目:上書き入力可
青色申告特別控除前の所得金額
11
青色申告特別控除額
11
計算項目:上書き入力可
所得金額 (43 − 44)
11
計算項目:上書き入力可
◆一般用
月別売上(収入)金額および仕入金額
入力項目
3-298
半角桁数
半角桁数
売上 ( 収入 ) 金額
11
仕入金額
11
会計処理編
備
考
◆一般用
専従者給与の内訳
入力項目
半角桁数
備
考
氏名
16
続柄
6
年齢
3
従事月数
2
支 給料
給 賞与
額 合計
8
合計行は、9 桁
8
合計行は、9 桁
源泉徴収税額
8
◆一般用
9
合計行は、9 桁
給料賃金の内訳
入力項目
半角桁数
備
考
氏名
16
年齢
3
従事月数
2
支 給料
給 賞与
額 合計
8
合計行は、9 桁
8
合計行は、9 桁
源泉徴収税額
8
◆一般用
9
合計行は、9 桁
貸倒引当金繰入額の計算
入力項目
半角桁数
個別評価による繰入額
備
考
11
繰入の対象となる貸金の合計額
11
繰入限度額 ((2) ×限度率
11
%)
繰入額
11
貸倒引当金繰入額 (1 + 4)
11
< 1 限度率>を押すと、5.5%
と 3.3% を切り替えることが
できる。
端数切捨。
青
色
申
告
決
算
書
会計処理編 3-299
◆一般用
青色申告特別控除額の計算
入力項目
半角桁数
備
考
不動産所得の金額
(6)
11
左列の値がマイナスの場合は
0 印字、ゼロの場合は空白。
右列は、入力したままを印刷
青色申告特別控除前の所得金額
(7)
11
計算項目 ( 損益計算書より表
示 ):上書き入力可
控除種別 1 .55 万円 2 .45 万円
3 .10 万円と (6) のいずれか少ない金額
(8)
11
控除種別(1/2/3)を選
択
青色申告特別控除額
11
計算項目:上書き入力可
自動計算は、{55 万円(また
は 45 万円または 10 万円)−
(8)}と (7) のどちらか少ない
金額を表示
◆一般用
(9)
減価償却費の計算
合計欄の金額は11桁まで有効です。
最大99明細まで入力できます。入力明細数が多数の場合は、別紙明細印刷してください。
一般用または農業用では12資産(13明細から)、不動産用では14資産を超えた明細(15明
細から)については、別紙明細を印刷します。
空白の明細行は、保存されません。
入力項目
半角桁数
減価償却資産の
名称等
考
16 × 2 行 < F3 >を押して、償却方法を切り替えます。
「普通償
却」→「一括償却」→「少額資産」→「普通償却」の順
に切り替わります。
普通償却、少額資産: 1 行目と 2 行目に資産の名称を
入力する
一括償却資産
:「一括償却」と表示される。
上書き入力可
償却方法を切り替えると、名称等の設定内容がクリアさ
れる
少額資産は、明細行のみ入力可
面積又は数量
5+2
半角 5 桁。単位(全角 1 桁)も入力可
一括償却資産と少額資産の場合は、入力できない
取得年月
年月
資産を取得した年月を和暦で入力する
一括償却資産の場合は、ここを未入力にすると一括償却
資産の償却費の計算が行われない
取得価額
イ
償却基礎額
3-300
備
会計処理編
ロ
10
少額資産の場合は、
「合計」と表示される
10
次の値がセットされる(上書可)
定額法
:取得価額−取得価額× 0.1
定率法
:期首簿価
一括償却資産:取得価額
少額資産
:
「(明細は別途保管)
」と表示される
その他
:0
*計算時に生じた円未満の端数は、< C >< 2 基礎端数>
を押して設定する。
入力項目
半角桁数
備
考
期首薄価
10
未償却残高の計算などに使用される。印刷はされない。
期中取得資産の場合は、取得価額を入力する
少額資産の場合は、入力不可
償却方法
6
< 1 定額法>または< 2 定率法>を押して、償却方法を
指定する。
定額法または定率法の場合は、必ず< 1 定額法>< 2 定
率法>のボタンを押してください。
一括償却資産と少額資産の場合は、入力不可。ここは空
白になる。
その他の場合は、償却方法を直接入力する。一括、少額
の文字は入力不可。
耐用年数
2
耐用年数を入力する
一括償却資産と少額資産の場合は、入力不可。ここは空
白になる
償却率
ハ
9.999
耐用年数、償却方法より該当する償却率がセットされ
る。(上書き可)
一括償却資産と少額資産の場合は、入力不可。一括償却
資産の場合は 1/3 と表示される
償却期間
ニ
2
12 カ月の中の償却月数を入力する
一括償却資産と少額資産の場合は、入力不可。ここは空
白になる
普通償却費
ホ
10
次のように計算される(上書可)
普通償却の場合
普通償却費=償却基礎額×償却率×償却期間の月数÷ 12
一括償却資産の場合
普通償却費=取得価額÷ 3
* 計算時に生じ た円未満の 端数は、青色申 告決算書入
力の「減価償却費端数」の設定に従います。
一括償却資産 で端数を残 さず償却す るためには、端
数を含めた金額を上書き入力してください。
少額資産の場合は、入力不可
割増等償却費 ヘ
10
少額資産の場合は、入力不可
償却費合計
ト
事業専用割合 チ
経費算入額
リ
10
999.9%
10
償却費合計=普通償却費+割増等償却費
不動産の場合は、貸付割合
次のように計算される(上書可)
普通償却と一括償却資産の場合
経費算入額=償却費合計×事業専用割合…円未満切り捨て
* 計算時に生じた 円未満の端数は、青 色申告決算書入
力の「減価償却費端数」の設定に従います。
少額資産の場合は、取得価額が表示される
会計処理編 3-301
青
色
申
告
決
算
書
入力項目
未償却残高
半角桁数
ヌ
± 10
摘要
備
考
未償却残高=期首簿価−償却費合計
期首簿価または償却費合計を変更すると、変更後の値で
再計算される。ただし、計算値と異なる値を上書き入力
した場合は、入力した値が保持される。
未償却残高を算出後、償却可能限度額のチェックを行う。
・定額法・定率法のとき、
未償却残高 < 償却可能限度額(取得価額の 5%( 選択
した「償却可能限度額端数」の設定に従う ))の場合
普通償却費 = 期首簿価 − 償却可能限度額
(普通償却費 < 0 の場合は、普通償却費 = 0)
割増償却費 = 0
償却費合計、経費算入額、未償却残高を再計算する
未償却残高 ≦ 0 の場合は、再計算しない
・一括償却資産のとき、
未償却残高 ≦ 0 の場合、または 3 年目(取得年で判
定)の一括償却のとき
普通償却費 = 期首簿価
割増償却費 = 0
償却費合計、経費算入額、未償却残高を再計算
少額資産の場合は、入力不可
16
◆年次繰越
年次繰越を行うと、前期の値を当期の値として取り込むことができます。
年次繰越を行う場合は、減価償却資産の 1個目の資産名称の 1行目にカーソルを移動して
<6 年次繰越>を押します。メッセージを確認して<はい(Y)>を押します。
償却方法が「定額法」
「定率法」
、
「一括償却資産」以外の資産、未償却残高≦0の資産は、
年次繰越しません。
各項目の値は、次のようになります。
定額法・定率法の年次繰越
・期首簿価 = 未償却残高
・償却期間 = 12
・償却基礎額(定率法の場合のみ)= 未償却残高
・普通償却費の計算
算出普通償却費 = 償却基礎額 × 償却率 / 償却期間
( 端数処理は、減価償却費端数に従う )
償却可能限度額 = 取得価額 × 5%( 端数処理は、償却可能限度額端数に従う )
未償却残高 = 期首簿価 − (算出普通償却費 + 割増償却費)
未償却残高 < 償却可能限度額のとき、
普通償却費 = 期首簿価 − 償却限度額
割増償却費 = 0(普通償却費<0の場合は、普通償却費 = 0)
未償却残高 ≧ 償却可能限度額のとき
普通償却費 = 算出普通償却費
3-302
会計処理編
・償却費合計 = 普通償却費 + 割増償却費
・経費算入額 = 償却費合計 × 事業専用割合 ( 円未満切り捨て )
・未償却残高 = 期首簿価 − 償却費合計
一括償却資産の年次繰越
・期首簿価 = 未償却残高
・普通償却費の計算
算出普通償却費 = 取得価額 / 3 ( 端数処理は、減価償却費端数に従う )
・未償却残高 = 期首簿価 − (算出普通償却費 + 割増償却費)
未償却残高 < 0 のとき、または 3 年目(取得年で判定)の一括償却のとき
普通償却費 = 期首簿価
割増償却費 = 0
未償却残高 ≧ 0 のとき、
普通償却費 = 算出普通償却費
・償却費合計 = 普通償却費 + 割増償却費
・経費算入額 = 償却費合計 × 事業専用割合 ( 円未満切り捨て )
・未償却残高 = 期首簿価 − 償却費合計
取得してから3年を超えた資産の明細は繰り越されません。削除されます。
少額資産の年次繰越
少額資産の明細は、繰越されません。削除されます。
◆一般用
利子割引料の内訳(金融機関を除く)
入力項目
支払先の住所、氏名
半角桁数
考
備
考
40 × 2 行
期末現在の借入金等の金額
10
利子割引料
10
左のうち必要経費算入額
10
◆一般用
備
地代家賃の内訳
入力項目
半角桁数
支払先の住所・氏名
40 × 3 行
賃借物件
12 × 3 行
賃借料、権利金等
10
左のうち必要経費算入額
10
権(権利金)と更(更新料)は、
どちらかを入力する
両方を入力した場合は、先に入力
した方がクリアされる
会計処理編 3-303
青
色
申
告
決
算
書
◆一般用
税理士・弁護士等の報酬・料金の内訳
入力項目
支払先の住所、氏名
10
左のうち必要経費算入額
10
源泉徴収税額
10
本年中における特殊事情
半角桁数
76 × 6 行
半角桁数
期首
11
期末
11
会計処理編
考
入力イメージで印刷されます
備
考
備
考
製造原価の計算
入力項目
金額
備
貸借対照表
入力項目
◆一般用
考
本年中における特殊事情
入力項目
◆一般用
備
40 × 2 行
報酬等の金額
◆一般用
3-304
半角桁数
半角桁数
11
青色申告書の入力
入力項目説明:不動産用
表中の項目の桁数は、半角入力時の桁数です。日本語入力(全角)の場合は、半分の桁数
になります。
◆不動産用
基本情報
入力項目
半角桁数
住所
48 × 2 行
職業
36
フリガナ
氏名
28
16
電話番号
20
依 事務所所在地
頼 氏名
税
理 電話番号
士
◆不動産用
備
考
区切り文字も入力してください
24 × 2 行
18 × 2 行
20
区切り文字も入力してください
損益計算書
入力項目
半角桁数
収入金額
11
必要経費
11
差引金額 (4 − 18)
11
専従者給与
11
備
考
計算項目:上書き入力可
青色申告特別控除前の所得金額
(21)
± 11
青色申告特別控除額
(22)
11
所得金額 (21) − (22)
(23)
± 11
計算項目:上書き入力可
± 11
(23) が赤字の人で該当額がある場
合に入力してください
土地等を取得するために要した負債
の利子の額(23 の内書)
計算項目:上書き入力可
(55 万円または 45 万円または 10
万円)と (21) のうち、少ない金額
を入力する
控除種別は、< 1 55 万円>< 2
45 万円>< 3 10 万円>を押して
選択してください。
会計処理編 3-305
青
色
申
告
決
算
書
◆不動産所得の収入の内訳
入力項目
半角桁数
貸家・貸地
24 × 2 行
賃借人の住所・氏名
24 × 2 行
自
至
年月
年月
貸付面積
99999.99
月額賃貸料
月
2
月額
単位=㎡
年の途中で賃貸料の変更があった
場合には、変更前と変更後のそれ
ぞれを入力してください
マイナス入力可
10
年額賃貸料
礼金等
考
< 6 自動入力>を押すと、次の文
字を表示することができます。
貸家→貸店舗→アパート→貸間→
貸地→〃
8
不動産の所在地
賃貸契約期間
備
10
マイナス入力可
月額賃借料の月数×月額:上書き
入力可
区分
選択入力
金額
10
区分は、次の中から選択(0選択
は空白)
<1 礼金><2 権利金>
<3 更新料><4 礼・権>
<5 礼・更><6 権・更>
名義書換料等
10
保証金・敷金(期末残高)
10
合計欄の金額は、11桁まで有効です。
最大99明細まで入力できます。16明細以上の場合は、別紙明細に印刷します。
空白の明細行は、保存されません。
◆減価償却費の計算
一般用の減価償却費の計算をご覧ください。
◆不動産用
借入金利子の内訳(金融機関を除く)
入力項目
支払先の住所、氏名
半角桁数
10
借入金利子
10
左のうち必要経費算入額
10
3-303 ページ
税理士・弁護士等の報酬・料金の内訳
一般用の税理士・弁護士等の報酬・料金の内訳をご覧ください。
3-306
会計処理編
考
地代家賃の内訳
一般用の地代家賃の内訳をご覧ください。
◆不動産用
備
40 × 2 行
期末現在の借入金等の金額
◆不動産用
3-300 ページ
3-304 ページ
◆不動産用
専従者給与の内訳
入力項目
半角桁数
氏名
16
続柄
6
年齢
3
従事月数
2
支 給料
給 賞与
額 合計
8
源泉徴収税額
8
備
考
8
9
◆不動産用
計算項目:上書き入力可
給料賃金の内訳
入力項目
半角桁数
備
考
氏名
16
年齢
3
従事月数
2
支 給料
給 賞与
額 合計
8
合計行は、9 桁
8
合計行は、9 桁
9
計算項目:上書き入力可
源泉徴収税額
8
合計行は、9 桁
◆不動産用
本年中における特殊事情
入力項目
本年中における特殊事情
◆不動産用
半角桁数
32 × 18 行
備
考
入力イメージで印刷されます
貸借対照表
入力項目
半角桁数
期首
11
期末
11
備
考
青
色
申
告
決
算
書
会計処理編 3-307
青色申告書の入力
入力項目説明:農業用
表中の項目の桁数は、半角入力時の桁数です。日本語入力(全角)の場合は、半分の桁数
になります。
◆農業用
基本情報
入力項目
住所
フリガナ
氏名
28
16
業種名
36
農園名
32
20
依 事務所所在地
頼
税 氏名
理 電話番号
士
◆農業用
備
考
48 × 2 行
電話番号
区切り文字も入力してください
24 × 2 行
18 × 2 行
20
区切り文字も入力してください
損益計算書
入力項目
収入金額
3-308
半角桁数
半角桁数
備
考
11
経費
11
経費から差し引く果樹牛馬等の育
成費用
11
計 (31 + 32 + 33 − 34)
11
計算項目:上書き入力可
差引金額 (7 − 35)
11
計算項目:上書き入力可
各種引当金・準備金等
11
青色申告特別控除前の所得金額
11
計算項目:上書き入力可
青色申告特別控除額
11
計算項目:上書き入力可
所得金額 (46 − 47)
11
計算項目:上書き入力可
会計処理編
◆農業用
収入金額の内訳
入力項目
田畑(果樹以外)
区 果樹
分 特殊施設
半角桁数
備
考
10
8
10
畜産物その他
10
99999. 99
6
6
単位=アール
単位=㎡
畜産物の単位は、全角1文字で入力可
畜産物以外
畜産物
7
5
単位= Kg
畜産物の単位は、全角1文字で入力可
数量
7
金額
8
合計行は、9 桁
販売金額
9
合計行は、10 桁
家事事業消費金額
7
合計行は、8 桁
農産物期末棚卸
数量
7
金額
8
作付面積
田畑
特殊施設
畜産物
収穫量
農産物期首棚卸
合計行は、9 桁
農産物計
作付面積(田畑)欄は、入力してくだ
さい
農産物期首/期末棚卸高の金額、販売
金額、家事事業消費金額については、
田畑から特殊施設までの縦計が表示さ
れます
合計
販売金額、家事事業消費金額の畜産物
を加えた総合計が表示されます
◆農業用
雑収入
入力項目
半角桁数
区分
32
金額
9
◆農業用
考
合計行は、10 桁
農産物以外の棚卸高の内訳
入力項目
区分
期首棚卸高
期末棚卸高
◆ 農業用
備
半角桁数
備
考
10
数量
6
単位を全角1文字で入力可
金額
9
合計行は、10 桁
数量
6
単位を全角1文字で入力可
金額
9
合計行は、10 桁
減価償却費の計算
一般用の減価償却費の計算をご覧ください。
3-300 ページ
会計処理編 3-309
青
色
申
告
決
算
書
◆農業用
果樹・牛馬等の育成費用の計算
入力項目
果樹・牛馬等の名称
備
考
16
取得日等
年月日
前繰越額
8
育
成
費
用
の
明
細
種苗費等
8
種苗費、種付料、素畜費
肥料等
8
肥料、農薬等
小計
9
計算項目=種苗費等+肥料等:上書
き入力可
収入金額
8
育成中の果樹等からの収入
加算金額
9
取得額に加算する金額。
計算入力項目=収入−小計
成熟物の取得価額
8
翌年への繰越額
9
種苗費等・肥料等・収入金額の欄
の計算方法
◆農業用
支払先の住所、氏名
40 × 4 行
半角桁数
12
面積・数量
5
支払額
10
支払先の住所、氏名
単位=全角1文字で入力可
半角桁数
備
考
備
考
20 × 2 行
期末現在の借入金等の金額
10
利子割引料
10
左のうち必要経費算入額
10
税理士・弁護士等の報酬・料金の内訳
入力項目
支払先の住所、氏名
半角桁数
20 × 2 行
報酬等の金額
10
左のうち必要経費算入額
10
源泉徴収税額
10
会計処理編
考
利子割引料の内訳(農協・金融機関を除く)
入力項目
◆農業用
備
32 × 2 行
小作料・賃耕料等の別
◆農業用
計算項目=前繰越額+加算額−成熟
物の取得価額
地代・賃貸料の内訳
入力項目
3-310
半角桁数
◆農業用
雇人費の内訳
入力項目
半角桁数
氏名・住所又は作業名
備
考
20
延日数(日)
4
合計行は、5 桁
支 現金
給 現物
額 合計
8
合計行は、9 桁
8
合計行は、9 桁
9
計算項目:上書き入力可
源泉徴収税額
8
合計行は、9 桁
その他(
◆農業用
)人分には、入力しきれない人の合計人数と合計金額を入力してください。
専従者給与の内訳
入力項目
半角桁数
備
考
氏名
16
続柄
6
年齢
3
従事月数
2
支 給料
給 賞与
額 合計
8
合計行は、9 桁
8
合計行は、9 桁
9
計算項目:上書き入力可
源泉徴収税額
8
合計行は、9 桁
◆農業用
貸倒引当金繰入額の計算
入力項目
半角桁数
個別評価による繰入額
繰入の対象となる貸金の合計額
11
11
繰入限度額 (( ロ ) ×限度率
11
%)
繰入額
11
貸倒引当金繰入額 ( イ+ニ )
11
◆農業用
備
考
端数切捨
青色申告書特別控除額の計算
入力項目
半角桁数
備
考
不動産所得の金額
ヘ
± 10
値がマイナスの場合は 0 印字、
ゼロの場合は空白。
青色申告特別控除前の所得金額
ト
± 10
計算項目:上書き入力可
控除種別 1 .55 万円 2 .45 万円
3 .10 万円と ( ヘ ) のいずれか少な
い金額
チ
11
控除種別(1/2/3)を選択
青色申告特別控除額
11
計算項目:上書き入力可
自動計算は、{55 万円(または
45 万円または 10 万円)−チ}と
トのどちらか少ない金額を表示
リ
会計処理編 3-311
青
色
申
告
決
算
書
◆農業用
本年中における特殊事情
入力項目
本年中における特殊事情
◆農業用
40 × 10 行
半角桁数
期首
11
期末
11
会計処理編
備
考
入力イメージで印刷されます
貸借対照表
入力項目
3-312
半角桁数
備
考
青色申告決算書の印刷
青色申告決算書の入力が終了したら、青色申告決算書を印刷します。
青色申告決算書入力画面で<0 印刷>を押します。残高集計が「1.する」の場合は、再度
<0 実行>を押します。次の画面になります。
例.一般用
白紙かOCR用紙かを選択する
納税者番号(P.1、2)と氏名(P.2)の印
刷の有無を選択する
「白紙」の場合は、設定しないが印刷される
事業終了年月日が期末月の場合に、青色申
告決算書1ページ目の右上に「(期末)」を出
力するかどうかを指定できる
すべての用紙が対象
出力する場合は、チェックボックスにチェッ
クがついていることを確認してください。
モノクロ印刷か、カラー印刷かを選択する
カラー印刷を選択した場合は、印刷カラー
の選択が可能となる
印刷を実行する
印刷の実行画面になる
申告書を画面表示する
表示画面から印刷を実行することもで
きる
「OCR用紙」の場合はこの機能はない
リストボックスにより、カラーを選択する
印刷カラー名の初期値は「EPSON OCR
カラー1」となる
その他のカラーは、「ユーザ定義1〜ユー
ザ定義5」までとする
印刷カラーで選択されている色の設定を変
更する
印刷カラーで「ユーザ定義1〜ユーザ定義5」
が選択されている場合に有効になる
青
色
申
告
決
算
書
会計処理編 3-313
◆<設定変更 (C) >
「印刷カラー」で「ユーザ定義」(初期値は「ユーザ定義1〜5」
)を選択すると、
<設定変更(C)>が有効になります。<設定変更(C)>を押すと、色変更の画面が表示され
ます。
注意
ユーザ定義で設定する配色については、お客様の責任でご使用ください。
この画面で、カラー印刷の配色を設定することができます。
「印刷カラー」は、プレビュー
画面には反映されません。
・印刷カラー
・設定対象
全角 16 文字以内で変更できます。
「OCR 枠」と「文字」の色を設定できます。赤、緑、青の値を
入力すると、作成した色が右側に表示されます。
・<カラー参照 (C) > 現在の ユーザ定義に、選 択したユーザ 定義の色の設 定値がコ
ピーされます。
・<テスト印字 (T) >
注意
作成した色で青色申告決算書を印刷します。
設定した内容はコンピュータごとに保存され、色変更ができる当社のすべ
てのアプリケーションに反映されます。当システムで変更すると、他シス
テムで設定した内容に上書きされますので、ご注意ください。
メモ 設定したユーザ定義の値は、メニューバーの「経理処理」→「D. 印刷カラー
バックアップ」または「E. 印刷カラーリストア」でバックアップとリスト
アができます。ユーザ定義内容の保存、バックアップ時点の設定に戻す、他
のコンピュータの設定を変更する等にご利用いただけます。
設定が終わったら、<OK>を押します。
3-314
会計処理編
■印刷パターン
次の4種類の印刷パターンがあります。
・OCR 用紙の印刷をする場合
・白紙カラー印刷をする場合
・減価償却費や不動産収入の内訳が複数ページに渡る別紙明細を印刷する場合
・控え用の印刷をする場合
◆ OCR 用紙の印刷をする場合
出力区分は「OCR用紙」を選択します。税務署印字項目の印刷の有無を指定して、<印刷>を
押します。
用紙は、OCR用紙(税務署用紙)をプリンタのトレイ(手差し、オートシートフィーダ)
に1枚ずつセットします。
メモ 初 めて印刷する場合は、印 刷位置の調整が必要 です。印刷位置の調整の た
めに印刷する場合は、OCR 用紙の代わりに白紙をトレイ(手差し、オート
シートフィーダ)にセットして使うことができます。
◆白紙カラー印刷をする場合
出力区分は「白紙」を選択します。色の設定で「カラー印刷」を指定して、<印刷>を押
します。
用紙は、白紙をプリンタのトレイ(手差し、オートシートフィーダ)に1枚ずつセットし
ます。
カラー印刷の配色は、次の条件で調整しています。
・EPSON 製カラーレーザープリンタを使用
1-37 ページ
・プリンタドライバの設定で印刷品質を「推奨」に設定
プリンタに よりカラー印刷の配色が 異なります。カラー出力し た申告書の提出に際して
は、あらかじめ提出先の税務署にご確認ください。
◆減価償却費や不動産収入の別紙明細を印刷する場合
出力区分は「白紙」を選択します。
申告書を画 面表示する場合は<表示 >を、画面表示する必要の ない場合は<印刷>を押
します。印刷時に、減価償却費または不動産収入の申告書のページ番号を指定します。
3-317 ページ
用紙は、A4サイズの白紙に印刷します。
◆控え用の印刷をする場合
出力区分は「白紙」を選択します。
申告書を画 面表示する場合は<表示 >を、画面表示する必要の ない場合は<印刷>を押
します。用紙は、A4サイズの白紙に印刷します。
会計処理編 3-315
青
色
申
告
決
算
書
プレビュー画面の操作
<表示>を押すと、次のような画面になります。色の設定で「カラー」を選択すると、プ
レビュー画面もカラーで表示されます。
印刷の実行(印刷画面へ)
終了(前の画面に戻る)
前ページ・次ページの表示切り替え
表示倍率を次の中から指定
10、40、70、100、
150、200%
3-316
会計処理編
印刷画面の操作
<印刷>を押すと、次のような画面になります。印刷に使用する用紙によって、表示され
る画面が異なります。
■白紙の場合
現在選択されているプリンタ
印刷する申告書のページ番号
「別紙明細を印刷する場合は」を
参照
印刷面を設定する
印刷部数
必要に応じて、印刷位置を調整
します。
印刷位置の上下左右のずれを、
2カ所で調整します。用紙の左と
上の余白の大きさを、0.1mm単
位で調整できます。
印刷するプリンタの変更
プリンタ設定の変更
この画面で、印刷ページ、印刷部数、印刷位置、印刷するプリンタの確認をしてください。
白紙をプリンタにセットしてください。
<OK>を押すと印刷が実行されます。印刷が終わると、前の画面に戻ります。
印刷を中止して前の画面に戻るときは、<キャンセル>を押します。
◆別紙明細を印刷する場合は
減価償却費の別紙明細を印刷するときは、次のようにページ指定を行います。
プレビュー画面では、「別紙明細」は最後に表示されます。
プレビュー画面の表示順
P.1
P.2
P.3
減価償却費
の計算
P.4
P.5
減価償却費
の別紙明細
別紙明細を印刷するときは、「減価償却費の別紙明細」のページ番号を指定します。
上の例では、P.5〜P.5と指定します。
会計処理編 3-317
青
色
申
告
決
算
書
■白紙(両面)の場合
現在選択されているプリンタ
印刷する申告書のページ番号
(一度に2ページずつ印刷)
別紙明細がない場合は、
選択することができません。
印刷部数
必要に応じて、印刷位置を調整
します。
印刷位置の上下左右のずれを、
2カ所で調整します。用紙の左と
上の余白の大きさを、0.1mm単
位で調整できます。
印刷するプリンタの変更、
プリンタ設定の変更
この画面で、印刷ページ、印刷面、印刷部数、印刷位置、印刷するプリンタを確認してく
ださい。白紙をプリンタにセットしてください。
<OK>を押すと印刷が実行されます。印刷が終わると、前の画面に戻ります。
印刷を中止して前の画面に戻る時は、<キャンセル>を押します。
3-318
会計処理編
■ OCR 用紙の場合
印刷する申告書のページ番号
(A3の場合は一度に2ページずつ印刷。
A4の場合は1ページずつ印刷)
現在選択されているプリンタ
A3サイズで印刷するかA4サイズ
で印刷するか選択する
申告書の2または3ページを指定したと
きに別紙明細印刷の有無を指定する
(A3の場合)
1ページ目の印字位置
2ページ目の印字位置(A3の場合)
必要に応じて、印刷位置を調整します。
印刷位置の調整(詳しくは次ページ)
値を減らす=左方向、上方向へ
値を増やす=右方向、下方向へ
A4の場合、下半分上下は選択できません
印刷するプリンタの変更
プリンタ設定の変更
この画面で、印刷ページ、印刷位置、印刷するプリンタの確認をしてください。
印刷するOCR用紙をプリンタのトレイ(手差し、オートシートフィーダ)にセットしてく
ださい。
<OK>を押すと印刷が実行されます。印刷が終わると、前の画面に戻ります。
印刷を中止して前の画面に戻るときは、<キャンセル>を押します。
◆ OCR 印刷時のプリンタ設定
給紙装置をトレイ(手差し、オートシートフィーダ)に設定してください。
◆ OCR 用紙のセット
プリンタの種類によって、挿入方向が異なります。用紙挿入方向が不明な場合は、OCR用
紙をコピーした用紙を使って印刷してみてください。
注意
A3 サイズで印刷する場合は、OCR 用紙は切り離さずに、トレイ ( 手差し、
オートシートフィーダ ) にセットしてください。
A4 サイズで印刷する場合は、OCR 用紙は切り離して、トレイ ( 手差し、
オートシートフィーダ ) にセットしてください。
会計処理編 3-319
青
色
申
告
決
算
書
■ OCR 印刷位置の調整のしかた
印刷位置の上下左右のずれを、2カ所で調整します。0.1mm単位で調整可能です。用紙の
左と上の余白の大きさを変更するしくみです。
・値を小さく(マイナス)すると、左、上方向に印刷位置が移動します。
・値を大きく(プラス)すると、右、下方向に印刷位置が移動します。
全体左右
0.0 mm
全体上下
0.0 mm
1ページ目のずれを調整します。
下半分上下0.0 mm
2ページ目の上下のずれを調整します。
メモ 入力した印刷位置調整値は、印刷を実行したときに保存されます。
左右のずれは、全体左右で調整します。
・印刷が左側にずれている場合
値を大きく(プラス)する
・印刷が右側にずれている場合
値を小さく(マイナス)する
上下のずれは、全体上下と下半分上下の2カ所の上下調整で調整します。
・印刷が上側にずれている場合
値を大きく(プラス)する
・印刷が下側にずれている場合
値を小さく(マイナス)する
◆ OCR 文字が正しく印刷されない場合
OCR 用紙に印刷したときに数字がひとつの枠に 2 つ入ってしまうような場合は、ハード
ディスクのOCR文字(
「OCRフォント」といいます)をセットアップし直します。当シス
テムのセットアップCD-ROMをご用意ください。詳しくは、12.こんなときには「OCR文字
が正しく印刷されない場合は」をご覧ください。
3-320
会計処理編
◆調整手順
操
作
1
白紙を 1 枚トレイ(手差し、オートシートフィーダ)にセットします。
2
印刷を実行します。
3
OCR 用紙と印刷した白紙を重ねます。用紙の上辺と左辺を合わせてください。
4
印刷位置のずれ見て、まず、
(位置1)で 1 ページ目の上下左右のずれを調整
してください。適切な位置にくるまで、白紙に印刷して調整してください。
(位置2)で 2 ページ目の上下
5 (位置1)の調整ができたら、必要に応じて、
のずれを調整してください。
メモ ここで設定した値は、お使いのコンピュータごとに保存されます。一
度設定すると、共通に使用できます。ただし、プリンタを変更した場
合は、設定し直してください。また、プリンタの状態(ローラーの摩
耗具合等)などによって多少の調整が必要になる場合もあります。必
要に応じて再調整してください。
青
色
申
告
決
算
書
会計処理編 3-321
両面印刷
両面印刷をする場合は、次のような設定のプリンタドライバを登録後、プリンタを切り替
えて印刷してください。
■両面印刷用プリンタドライバの設定
両面印刷をする場合は、あらかじめ両面印刷用のプリンタドライバを登録して、印刷時に
選択してください。両面印刷用のプリンタドライバでは、次の設定をしてください。
・レイアウト
:両面印刷
・用紙サイズ
:A4
・印刷方向
:横
・とじる位置
:左
両面印刷は、両面印刷に対応しているレーザープリンタで、両面印刷の設
定が正しく行われている場合に行うことができます。
両面印刷に対応していないプリンタの場合は、<両面>を選択しても片面
印刷されます。
注意
■両面印刷の実行
両面印刷を行う場合は、システムで<両面>を選択するとともに、プリンタドライバでも
<両面>に設定しておく必要があります。
システム、プリンタドライバ両方で設定されていない場合は、すべて片面に印刷されます。
3-322
会計処理編
システム
プリンタドライバ
申告書
明細書
両面
両面
両面
両面
両面
片面
片面
片面
片面
両面
片面
片面
片面
片面
片面
片面
青色申告決算書作成時の Q&A
青色申告決算書作成の流れに沿って、運用方法、困ったときの対処法、参考事項などを説
明します。
青色申告決算書作成の流れ
1年間の仕訳入力が終了したら、以降の手順で青色申告決算書を作成します。
◆手順 1. 青色申告決算書の作成業種等を設定する
・青色申告決算書の決算書種別を選択します。
・仕訳から残高を集計するかしないか、減価償却計算の端数処理の方法を選択します。
決算書種別を選択します。
選択した種別に応じた決
算書が作成できます。
残高集計、減価償却計
算の端数処理を選択し
ます。
処理に応じたメニュー
を選択します。
青
色
申
告
決
算
書
会計処理編 3-323
◆手順 2. 青色申告決算書の科目割付の見直し
・損益計算書や貸借対照表などに集計される財務科目の割付を見直します。
・青色申告決算書に印刷される科目名を見直します。
申告書科目
選択された科目に割
り付いている科目
申告書に使用される
科目の一覧
申告書科目の色は、次のように分類されます。
・黒文字の科目
申告書にプレプリン トされている科目で す。割付を変更すること はできますが、名
称を変更しても反映されません。
・青文字の科目
合計欄の科目です。科目名称は変更できません。割付もできません。
・紫文字の科目
空行(未使用)の科目です。科目名称、および割付を変更することができます。
3-324
会計処理編
◆手順 3. 青色申告決算書を入力する
・事業所所在 地等の基本情報、損益計 算書、給料賃金の内訳 など、青色申告決算書に
印刷する項目を入力します。
画面は、選択した業種・決算書種別によって異なります。
例.一般の画面
◆手順 4. 青色申告決算書を印刷する
・青色申告決算 書の入力が終わったら、税 務署に提出する青色 申告決算書を印刷しま
す。白紙または OCR 用紙に印刷できます。
青
色
申
告
決
算
書
会計処理編 3-325
手順 1. 作成業種等を設定するとき のこんなときには
Q. 1 件の会社で、複数業種の決算書を作成することはできますか。
A. できません。1件の会社につき、業種はひとつしか設定できません。
個人が複数の業種を営んでいる場合は、会社データを分割して、業種ごとに仕訳を入
力してください。
注意
種別を変更すると、基本情報以外のデータはクリアされます。ご注意くだ
さい。
Q.「残高集計」とは何ですか。
A. 残高集計「する」を選択すると、事業期間の最新残高を集計して青色申告決算書を作
成できます。「しない」を選択した場合は、前回作成した金額が表示されます。
特例の適用などで、最新残高そのままで決算書を作成できない場合等でも、初回は残
高集計「する」を選択すると便利です。集計された残高と異なる部分を修正して、決
算書を作成します。
金額修正後は、必ず残高集計「しない」を選択してから、入力画面の表示や印刷をし
てください。初回の残高集計「する」の設定値が保存されていますので、「しない」
に変更せずに処理を行うと、修正した金額が削除されて、最新残高から集計されてし
まいます。
・ 修正した金額が元に戻っている場合
残高集計「する」を選択しています。修正後は「しない」を選択して処理を行い
ます。すでに「する」を選択してしまった場合は、金額を再度修正してください。
・ 前年度の残高が表示されている場合
残高集計「しない」を選択しています。前年、残高集計「しない」を選択してい
た場合は、前回の設定が保存されています。残高集計「する」を選択し直してく
ださい。
3-326
会計処理編
手順 2. 科目割付
のこんなときには
Q. 決算書の入力画面や印刷処理を選択すると、次のメッセージが表示されてしまいます。
A. 科目の割付が正しくありません。
・二重指定
同じ科目が、2 カ所以上の申告書科 目に設定されています。
「いいえ」を押して
から、メッセージに表示されている科目を見直してください。
・指定漏れ
残高のある明細科目が、申告書科目 に設定されていません。
「いいえ」を押して
から、メッセージに表示されている科目を見直してください。
Q. 損益計算書の外注工賃に金額が表示されません。
A. 損益計算書の外注工賃には、初期設定では科目が割り付いていません。科目割付を見
直して、該当科目を設定してください。
手順 3. 青色申告決算書を入力する
のこんなときには
Q. 減価償却費の取得年月は、どのように入力するのですか。
A. 和暦で入力します。平成17年1月の場合は、1701と入力します。
Q. 普通償却額はどのように計算されるのですか。
A. 次のように計算されます。上書きすることもできます。
普通償却の場合:償却基礎額×償却率×償却期間の月数÷ 12
一括償却の場合:取得価額÷ 3
計算時に生じた円未満の端数は、青色申告決算書入力画面の「減価償却費端数」の設
定に従います。
Q. 無形固定資産や繰延資産で、「残存価額」が取得金額の 5%より小さくなる場合はど
うすれば良いのですか。
A. 普通償却費、未償却残高を上書きしてください。
会計処理編 3-327
青
色
申
告
決
算
書
Q. 一括償却資産、少額資産を入力したいときはどのようにするのですか。
A. 資産入力欄の名称等にカーソルを移動して[F3]を押します。
「一括償却」→「少額
資産」→「普通償却」と切り替わりますので、該当の償却方法を設定してください。
一括償却資産の場合
3-328
会計処理編
少額資産の場合
Q. 前年の償却費計算を繰り越したいときは、どのようにしたら良いですか。
A. 資産名称にカーソルがある状態で、<6 年次繰越>を押します。年次繰越のメッセー
ジが表示されますので、「はい」を選択してください。
メモ すでに繰越済みの場合は、「既に年次繰越済ですので、再度行う必要はあり
ません。年次繰越を行いますか。」のメッセージが表示されます。
Q. 不動産所得の収入の内訳で、年の途中で賃貸料が変更になった場合はどのように入力
するのですか。
A. 変更前の月と賃貸料、変更後の月と賃貸料を入力すると、年額が自動計算されます。
上書きすることもできます。
青
色
申
告
決
算
書
100,000 円× 6 カ月+ 105,000 円× 6 カ月= 1,230,000 円
変更後の「何月から、月額賃貸料」を入力
変更前の「何月まで、月額賃貸料」を入力
会計処理編 3-329
手順 4. 青色申告決算書を印刷する
のこんなときには
Q. プリンタの両面印刷機能を使って、青色申告決算書 OCR 用紙を両面印刷できますか。
A. できません。表面・裏面をそれぞれ印刷してください。
両面印刷すると印字ずれがおきやすくなりますので、動作対象外とさせていただいて
います。
Q. 青色申告決算書を、A3 用紙に白紙印刷できますか。
A. できません。白紙印刷はA4サイズのみです。
Q. マイナスが発生した場合、「−」ではなく「△」を印字できますか。
A. できません。
Q. 申告書を印刷しようとすると、「資産の部合計と負債・資本の部合計が一致しません」
と表示されてしまいます。
A. 青色申告書の入力画面の貸借対照表の内容を確認してください。
Q. OCR 用紙に納税者番号が印刷されません。
A. 次の設定を確認してください。
・ 青色申告決算書の種別・区分設定画面で納税者番号が入力されていることを確認
してください。
・ OCR 用紙印刷設定画面で「税務署印字項目」が「有り」に設定されていること
を確認してください。
Q. 青色申告決算書 OCR 用紙を、A4 レーザープリンタで印刷するにはどうすれば良い
ですか。
A. 次のようにしてください。
① A3 サイズの OCR 決算書を切り離して A4 サイズにします。
② OCR 用紙設定画面で印刷範囲を指定して、
「印刷用紙」で A4 を選択します。
③ A4 にした OCR 用紙を「横」にセットして、用紙トレイから印刷します。
メモ ・プ リンタによ っては、ツマ ミなどで 用紙サイ ズを設定 する場合も ありま
す。取扱説明書を確認してください。
・印字面はプリンタによって異なります。事前に確認して用紙をセットして
ください。
3-330
会計処理編
Q. 使用しているプリンタに用紙トレイがありません。OCR 用紙への直接印刷はどうす
れば良いのですか。
A. MPカセット(EPSON製の場合)を使用して印刷してください。印字ずれが起こりや
すくなりますので、標準カセットや増設カセット等からは印刷しないようにしてくだ
さい。
メモ ・プリン タによっ ては、ツマミな どで用紙 サイズを設 定する場 合もあり ま
す。取扱説明書を確認してください。
・印字面はプリンタによって異なります。事前に確認して用紙をセットして
ください。
Q. 青色申告決算書の白紙印刷は、両面印刷できますか。
A. 両面印刷できます。
・青色申告決算書印刷時の設定で、印刷面を「両面」に設定してください。
・プリンタの設定で、「印刷方向:横」、
「両面印刷」、
「とじる位置:左」を指定し
てください。
Q. 青色申告決算書を白紙両面印刷すると印字が切れてしまいます。どうすれば良いですか。
A. プリンタの設定で、印刷方向が「横」になっていることを確認してください。
会計処理編 3-331
青
色
申
告
決
算
書
Q. 償却資産や不動産収入の内訳に別紙明細がある場合は、どのように印刷するのですか。
A. OCR用紙にA3サイズで印刷する場合と、A4白紙に印刷する場合にわけて説明します。
・ OCR 用紙に A3 サイズで印刷する場合
印刷範囲で「3・4 頁」を指定 すると、別紙明細印刷の有無が指定できるように
なります。
「する」を指定して印刷すると、OCR 用紙印刷に続けて A4 サイズで
別紙明細が印刷されます。
・ A4 サイズで印刷する場合
OCR 用紙印刷画面では出力設定できません。白紙印刷設定画面から、別紙明細
のページを指定して印刷します。
Q. 青色申告決算書の右上の「(期末)
」の文字を印刷したくありません。
A.「
(期末)」の文字を印刷したくない場合は、印刷設定画面の「
(期末)印字」の指定
チェックボックスをオフにします。
3-332
会計処理編
青
色
申
告
決
算
書
会計処理編 3-333
更新処理
当会計年度の処理が 終了したら、当会計年度の データから翌会計年度の データを作成し
ます。これを更新処理といいます。更新処理は、次の処理の終了後に行ってください。
・当会計年度の取引の入力
・決算書の作成
・消費税関連帳表の作成
・更新処理の前に、必ず当期会社のバックアップを作成してください。
メモ ・システムでは、当会計年度中に翌期3カ月分の仕訳入力ができます。決算
が確定するまでは、更新処理は行わずに、当期会社に翌期仕訳を入力して
ください。翌期仕訳は、仕訳日付を翌期のもの(14 月〜 16 月)にするだ
けで、通常の仕訳入力と同様に入力できます。
ただし、翌期 3 カ月分の仕訳(伝票)番号は仮の番号になります。
更新処理後は仕訳(伝票)番号が付け直されるため、仕訳番号を元にチェッ
クする場合は、注意してください。
・会社送受信の会社で、相手先で処理中の場合は、期末更新はできません。
更新処理で行われること
更新処理では、次のことが行われます。
当期会社
翌期会社
■当期会社に対して行われること
・当期会社データは仕訳も含めてそのまま残ります。
・更新処理後の当期 会社データは、会社選 択画面では、頭に「決」と付け られて表示
されます。
・各月の数字が確定され、仕訳入力ができなくなります。なお、決算メニュー「81. 数
字確定月設定・解除」で、確定を解除すると入力が可能になります。
3-334
会計処理編
■翌期会社に対して行われること
・翌期会社が作成されます。
・当期会社の 会社情報や科目、摘要、仕訳 辞書など、各マスター の内容が当期会社か
らコピーされます。
・当期会社で入力した翌期3カ月分の仕訳が、翌期会社に移行されます。
・資金繰入力シ ートで入力した翌期3 カ月分のデータが、翌期 の期首月から3カ月に
移行されます。
・残高が当期会社から繰越されます。以降をご覧ください。
◆勘定科目の場合
当期期末B/S科目残高を期首残高に転送(P/L科目は0クリア)
翌期
期首残高
当期
期首残高
1カ月目
2カ月目
3カ月目
発生高
発生高
発生高
発生高
↓
↓
↓
↓
↓
・・・・・
前期
2期前
3期前
期首残高
1カ月目
2カ月目
3カ月目
発生高
発生高
発生高
発生高
↓
↓
↓
↓
↓
期首残高
1カ月目
3カ月目
・・・・・
発生高
発生高
2カ月目
発生高
↓
↓
↓
↓
↓
期首残高
1カ月目
2カ月目
3カ月目
・・・・・
発生高
発生高
発生高
発生高
↓
4期前
・・・・・
12カ月目
↓
期末残高
↓
12カ月目
↓
期末残高
↓
12カ月目
期末残高
発生高
↓
↓
↓
↓
期首残高
1カ月目
2カ月目
3カ月目
・・・・・
発生高
発生高
発生高
発生高
↓
↓
12カ月目
↓
期末残高
↓
12カ月目
期末残高
更
新
処
理
会計処理編 3-335
◆補助科目、摘要科目、部門科目の場合
当期期末B/S科目残高を期首残高に転送(P/L科目は0クリア)
翌期
期首残高
当期
期首残高
1カ月目
2カ月目
3カ月目
発生高
発生高
発生高
発生高
・・・・・ 12カ月目
期末残高
発生高
↓
前期
期首残高
↓
期末残高
↓
2期前
期首残高
↓
期末残高
↓
3期前
期首残高
↓
期末残高
↓
4期前
期首残高
↓
期末残高
◆当期未処分利益
「9430当期未処分利益」の残高が、「331前期繰越未処分利益」に繰越されます。
◆個人の場合は
個人の場合は、
「事業主貸」「事業主借」
「損益勘定」が「元入金」に振り替えられます。
3-336
会計処理編
通常期末更新の手順
更新処理の操作手順を説明します。万一に備えて、更新処理を実行する前に、必ず当期会
社のバックアップを作成してください。
操
作
1
ツールボタンの<決算>を押します。
決算メニューが表示されます。
2
決算メニューで、
「71. 通常期末更新」を選択します。
次の画面になります。
メモ 会社選択の決算開始年月を絞り込んでいる場合で、新しく作成される
会社の決算開始年月が絞り込みの範囲外になる場合は、メッセージが
表示されます。絞込条件を変更してください。
3
< 0 実行>を押します。
更新処理が始まり、しばらくすると、自動的に再生処理が行われます。
再生処理が終わると、翌期の会社が起動して、決算メニューに戻ります。その
まま、翌期の処理を行うことができます。
当期の会社はそのまま残ります。不要な場合は削除してください。
会計処理編 3-337
更
新
処
理
翌期期首残高の補正
更新処理には、通常の更新処理のほかに、残高の補正処理も用意されています。残高の補
正処理とは、更新済みの当期会社に対して仕訳入力が発生した場合に、翌期会社の期首残
高を最新の状態にするための処理です。
通常の更新処理
残高補正処理
■更新後、仕訳入力が生じた場合は
当期会社データから 翌期会社データへの更 新処理実行後、当期会社デー タに仕訳入力が
必要になった場合は、次のように操作してください。
1. 当期会社データを起動します。更新処理後の当期会社データには、左側に「決」が
付けられています。
2. ツールボタンの<決算>を押して、決算メニューを表示します。
3.「81. 数字確定月設定・解除」を実行します。
仕訳入力する月について、確定→未定に変更します。
4. 必要な仕訳を入力して、当期会社の処理を完了します。
5. 決算メニューの「72. 当期→翌期残高移行」を実行します。
6. 翌期会社を起動します。
7. 決算メニューの「73. 残高取り込み」を実行します。
メモ ・更新処理前 の当期会社 のバック アップデー タをリスト アして使 用する場
合は、上の操作の 2. と 3. は不要です。
・補助科目を追加した場合は、
「73. 残高取り込み」を行うと、追加した補助
科目が翌期の会社に自動作成されます。
3-338
会計処理編
残高補正処理の手順
当期の仕訳 入力が完了する前に期末 更新を行ってしまった 場合などは、必要な仕訳入力
後、次の手順で翌期会社の期首残高を正しい残高に更新してください。
当期の会社で「72. 当期→翌期残高移行」処理を行う
↓
翌期の会社で「73. 残高取り込み」処理を行う
「当期→翌期残高移行」⇒「残高取り込み」
当期→翌期残高移行、および残高取り込みは、次の手順で行います。
操
作
1
当期の会社を起動して、決算メニューで「72. 当期→翌期残高移行」を選択
します。
当期→翌期残高移行の画面になります。
2
残高を送出するファイル名を指定します。
メモ < 2 参照>を押すと、ファイルを指定することができます。
3
画面の指示に従い、< 0 実行>を何度か押します。
4
< OK >を押すと、「72. 当期→翌期残高移行」処理が終了します。
5
翌期の会社を起動して、決算メニューを表示します。
会計処理編 3-339
更
新
処
理
残高取り込み」を選択します。
6 「73.
残高取り込みの画面になります。
7
当期の会社の「72. 当期→翌期残高移行」処理で送出したファイル名を指定し
ます。
メモ ・
「72. 当期→翌期残高移行」処理で指定したファイル名が初期表示さ
れます。必要 に応じて変更してください。ファイ ル名は、残高取り
込み後にクリアされます。
< 2 参照>を押すと、ファイルを指定することができます。
3-340
会計処理編
8
画面の指示に従い、< 0 実行>を何度か押します。
残高取り込み処理が始まります。
9
残高取り込み処理が終了したら、[Enter]を押します。
再生処理が始まります。
再生処理が終わると、決算メニューに戻ります。
翌期の会社で、翌期の処理を行うことができます。
4.消費税編
4
消
費
税
編
4-1
消費税の基本的な考え方
システムでは、次のように消費税区分(コード)を設けて管理しています。
◆売上に関する消費税区分(コード)
<消費税区分>
売上等
課税
国内売上
01:売上(税抜)
02:売上(税込)
04:22条適用分
08:役員贈与等(税抜)
09:役員贈与等(税込)
輸出
05:輸出売上
06:非課税資産の輸出
07:海外支店等への輸出
20:非課税売上
(10:有価証券)*1
非課税
売上返還
課税
非課税
売上貸倒れ
国内売上
11:売上(税抜)返還
12:売上(税込)返還
14:22条適用分返還
輸出
15:輸出売上返還
16:非課税資産の輸出返還
17:海外支店等への輸出返還
21:非課税売上返還
23:貸倒損失(税抜)
24:貸倒損失(税 込)
25:22条適用分貸倒損失
貸倒れ回収
26:貸倒回収(税抜)
27:貸倒回収(税込)
28:22条適用分貸倒回収
不課税
課税対象外
80:不課税売上
0:無し
*1 消費税法上は、非課税売上を有価証券とその他に分ける必要はありません。この
区分を使うと、有価証券売却時、売却金額の5%を非課税に自動計上することが
できます。
4-2
消費税編
◆仕入に関する消費税区分(コード)
<消費税区分>
仕入等
課税
国内仕入
31:課税売上用仕入(税抜)
32:課税売上用仕入(税込)
33:課税売上用仕入(22条適用)
41:共通売上用仕入(税抜)
42:共通売上用仕入(税込)
43:共通売上用仕入(22条適用)
51:非課税売上用仕入(税抜)
52:非課税売上用仕入(税込)
53:非課税売上用仕入(22条適用)
輸入
(34:課税売上用仕入(税抜) )
(44:共通売上用仕入(税抜) )
(54:非課税売上用仕入(税抜))
(61:課貨物割抜1%
)
(62:共貨物割抜1%
)
(63:非貨物割抜1%
)
(64:課税貨物込4%
)
(65:共通貨物込4%
)
(66:非課貨物込4%
)
(67:課貨物割込1%
)
(68:共貨物割込1%
)
(69:非貨物割込1%
)
(71:課税貨物抜5%
)
(72:共通貨物抜5%
)
(73:非課貨物抜5%
)
(74:課税貨物込5%
)
(75:共通貨物込5%
)
(76:非課貨物込5%
)
30:非課税仕入
非課税
仕入等返還
課税
非課税
不課税
課税対象外
国内仕入
35:課税売上用仕入(税抜)返還
36:課税売上用仕入(税込)返還
37:課税売上用仕入(22条適用)返還
45:共通売上用仕入(税抜)返還
46:共通売上用仕入(税込)返還
47:共通売上用仕入(22条適用)返還
55:非課税売上用仕入(税抜)返還
56:非課税売上用仕入(税込)返還
57:非課税売上用仕入(22条適用)返還
輸入
(38:課税売上用仕入(税抜)返還)
(48:共通売上用仕入(税抜)返還)
(58:非課税売上用仕入(税抜)返還)
30:非課税仕入
81:不課税仕入
0:無し
消費税編 4-3
消
費
税
の
基
本
的
な
考
え
方
申告区分の検討
消費税を計算するために、仕訳には消費税区分をつけて管理しなければなりません。基本
的には、全仕訳に、取引に応じた消費税区分を入力して分類しておく必要がありますが、
事業者の申告区分によっては、分類が不必要な取引があります。
申告区分をもとに、取引の分類方法を検討します。申告区分に合った消費税区分を科目に
設定してください。
分類
(消費税区分)
売上の分類
課税/非課税/
輸出/対象外
仕入の分類
課税/非課税/
対象外*1
課税仕入の分類
対課税売上/対非
課税売上/共通 *1
全額控除方式
必要
必要
必要
個別対応方式
必要
必要
必要
比例配分方式
必要
必要
不要
必要
必要
不要
不要
不要
不要
申告区分
課税
通常
事業者 課税
簡易課税
免
税
*1 : 課税売上割合が 95%未満になる可能性があり、かつ、95%未満になったときに個別
対応方式を選択したい場合は分類が必要。分類していなければ比例配分方式しか選
択できない。
複数事業を兼業する簡易課税事業者の管理
複数の事業を営む簡 易課税者の場合は、売上に 関する取引を業種区分ご とに分けて管理
する必要があります。
業種区分コードは、消費税情報の科目別業種コード設定で、勘定科目ごとに設定します。
あらかじめ、売上に関する勘定科目に、該当する業種コードを設定してください。
限界控除制度の経過措置
限界控除制度は、平成9年4月1日以降に開始される課税期間から廃止されます。ただし、課
税期間が4月1日以前に開始され、課税期間の課税売上高が5,000万円未満の事業者には、経
過措置が適用されます。システムでも経過措置を加味して限界控除制度を計算します。
4-4
消費税編
事業者の申告区分
基準期間および課税期間の課税売上高によって、事業者の申告区分は次のようになります。
事業年度の売上はいつも
1,000万円以下か
YES
免税業者
NO
基準期間の売上は 1,000
万円以下か
YES
NO
基準期間の課税売上高は
5,000万円以下か
NO
YES
課税売上割合が 95%以上 か
通常課税・全額控除方式
NO
YES
簡易課税制度の適用を選 択 NO
しているか
通常課税・個別対応方式
または一括比例方式
YES
YES
事業の種類は 1種類か
簡易課税・特例なし
NO
各事業の課税売上高のう
ち、1つの事業の課税売
上高が75%以上か
YES
YES
特例1を選択するか
簡易課税・特例 1を適用
NO
NO
各事業の課税売上高のう YES
ち、2つの事業の課税売
上高が75%以上か
YES
特例2を選択するか
簡易課税・特例2を適用
NO
簡易課税・特例なし
事業ごとの課税売上高に
ついて、それぞれのみな
し仕入率を適用する
メモ ・基準期間
個人事業者の場合は、その年の前前年を、法人はその事 業年
度の前前事業年度をいいます。
・課税売上高(課税取引の売上高−課税取引の対価の返還)−(免税売上−
免税売上の対価の返還)
・課税期間
納付する消費税額の計算の基礎となる期間。
消費税編 4-5
消
費
税
の
基
本
的
な
考
え
方
通常課税
通常課税を選択した 事業者は、売上等に係る消 費税額と仕入等に係る消 費税額をそれぞ
れ求めて、売上等に係る消費税額から仕入等に係る消費税額を控除して税額を求めます。
課税仕入等に係る消費税額の計算方法は、課税売上割合が95%以上であるか、それ未満で
あるかによって異なります。課税売上割合は、次の式で計算します。
課税売上割合 = 課税期間の課税売上高 ÷ 課税期間の総売上高
課税売上割合が 95%以上の場合
課税売上割合が95%以上の場合は、課税仕入等に係る消費税額を全額控除できます。
課税売上割合が 95%未満の場合
課税売上割合が 95%未満の場合は、課税仕入等に係る消費税額を全額控除することはで
きません。
「個別対応方式」「一括比例配分方式」のどちらかの方法を選択します。
◆個別対応方式
個別対応方式では、課税仕入等に関する取引をその用途先によって区分して、それぞれの
消費税額を求めます。
課税売上に用した仕入等の消費税額
非課税売上に用した仕入等の消費税額
課税売上・非課税売上共通に用した仕入等の消費税額
上記の税額を元にして、次の式で仕入等の控除額を計算します。
A
=
課税売上に用した仕入等の
−
消費税額
B
=
消費税額
課税・非課税共
通に用した仕入 × 課税売上 −
等の消費税額
割合
仕入控除税額
=
課税売上に用した仕入等の返還の
課税・非課税共通
に用した仕入等の × 課税売上
返還の消費税額
割合
A + B
◆一括比例配分方式
控除する消費税額と 控除できない消費税額 を課税売上割合であん分 する方法です。一括
比例配分方式では、仕入等に関する取引をその用途先によって分類する必要がないため、
事務手続きの簡素化が図れます。
仕入控除税額
4-6
消費税編
=
課税仕入
等に係る
消費税額
×
課税売上
割合
−
課税仕入等
の返還に係
る消費税額
×
課税売上
割合
簡易課税
基準期間の課税売上高が 5,000万円以下の事業者は、簡易課税制度を選択することができ
ます。
みなし仕入割合
みなし仕入割合は、事業の種類ごとに異なります。それぞれの仕入割合は、次のとおりです。
第一種事業(卸売業)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 90%
第二種事業(小売業)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 80%
第三種事業(製造業等)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 70%
第四種事業(加工業等)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 60%
第五種事業(サービス業等)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 50%
原則に基づく消費税額の計算
■ 1 つの事業を営む事業者
1つの事業だけを営む簡易課税事業者の場合は、消費税額を次のように計算します。
◆仕入等に係る消費税額
控除対象仕入
税額
=
課税売上等に
係る消費税額
−
売上の返還等に
係る消費税額
×みなし仕入割合
◆納付税額
課税売上高
納付税額
=
等に係る
消費税額
−
控除対象
仕入税額
売上の返還等
+
に係る消費
税額
貸倒に
+
係る消
費税額
消費税編 4-7
消
費
税
の
基
本
的
な
考
え
方
■複数事業を営む事業者
複数の事業を営む簡易課税事業者の場合は、原則に基づいて、消費税額を計算すると次の
ようになります。
控除対象仕入税額 = 第一種事業の消費税額× 90%+第二種事業の消費税額× 80%+
第三種事業の消費税額× 70%+第四種事業の消費税額× 60%+
第五種事業の消費税額 × 50%
注意
上記算式のそれぞれの事業の消費税額について、売上対価の返還等の金額
に係る消費税額がある場合には、その事業の消費税額から控除します。
75%基準の特例による消費税額の計算
複数の事業を営む簡易課税事業者が、次のどちらかに該当する場合は、75%基準の特例を
受けることができます。
・複数の事業のうち、1 つの事業の課税売上高が全課税売上高の 75%以上の場合
・複数の事業のうち、2 つの事業の課税売上高の合計が全課税売上高の 75%以上の場合
◆ 1 事業で 75%以上の場合
1つの事業の課税売上高が、その課税期間の全課税売上高の75%以上を占める場合は、そ
の事業のみなし仕入割合を使って、消費税額を計算できます。
例)卸売業(全売上高の 80%)と小売業(全売上高の 20%)を兼業する場合は、全課
税売上高に対して、みなし仕入割合 90%を使って消費税を計算できます。
◆ 2 つの事業で 75%以上の場合
2 つ以上の事業を兼業している事業者で、2 つの事業の課税売上高がその課税期間の全課
税売上高の75%以上を占める場合は、その2事業のみなし仕入割合のうち、低い方のみな
し仕入割合を、そのほかの事業に対しても適用できます。
例)卸売業(全課税売上高の 45%)
、小売業(35%)、サービス業(20%)を兼業する
場合は、卸売業と小売業で全課税売上の 75%以上になるため、卸売業以外につい
ては、小売業のみなし仕入割合 80%を適用できます。
控除対象仕入税額=
4-8
消費税編
第一種事業の
消費税額
各事業の
× 90%+ 消費税額 −
の合計額
第一種事業の
消費税額
×80%
消
費
税
の
基
本
的
な
考
え
方
消費税編 4-9
消費税 設定
消費税計算に必要な設定について説明します。
処理の流れ
消費税に関する基本情報の設定
「消費税情報の変更」
科目ごとに借方/貸方消費税区分を設定
仕訳入力
「勘定科目マスターの変更追加」
「補助科目マスターの変更追加」
仕訳ごとに、消費税区分、消費税率、業種が設定される
仕訳データ
消費税区分、消費税率、業種で集計
通常課税用
4-10 消費税編
簡易課税用
消費税計算書、付表(転記用)
消費税計算書、付表(転記用)
計算基礎表
計算基礎表
■消費税計算のための設定
◆消費税情報
まず、
「消費税情報」を設定してください。
「消費税情報」は、課税方法(通常課税/簡易
課税)の選択、簡易課税の場合の業種設定、端数処理のしかた、試算表の出し方など、会
社全体に関する設定です。
◆勘定科目
次に、
「勘定科目マスターの変更追加」
「補助科目マスターの変更追加」で、各科目に設定
されている 消費税区分を確認して ください。必要に応じて変 更してください。科目ごと
に、借方入力時、貸方入力時、別々に消費税区分を設定できます。また、消費税区分入力
時に表示される参照ウィンドウの内容を設定できます。
■仕訳入力(→「消費税
仕訳入力、元帳等」参照)
消費税を集計するための最小単位は仕訳です。仕訳入力時に、仕訳ごとに、消費税に関す
るコードを付加します。
・消費税区分
・税率コード
・業種コード(簡易課税用)
メモ こ れらのコードは、先 に設定した「消費税情 報」「勘定科 目マスター」「補
助 科目マスター」から、自動 的にセットされます。入 力の手間がかかり ま
せん。変更することもできます。
■入力の確認(→「消費税
仕訳入力、元帳等」参照)
仕訳に消費税区分等が正しく設定されていることを確認します。元帳や、チェックリスト
などには、取引ごとに消費税区分、税率、業種がすべて印刷されます。また、消費税チェッ
クリストで、税 抜き仕訳の消費税額の計 上漏れや金額の桁数違 いなどについて確認する
ことができます。
■消費税計算書の作成(→「消費税計算書の作成」参照)
消費税申告書に転記するための消費税計算書および付表(転記用)を作成します。
◆消費税申告書への転記用資料
消費税計算書、付表(転記用)、消費税計算基礎表1、5
消費税編 4-11
消
費
税
設
定
消費税区分(コード)
◆表の見方
税率コード :「前」は平成 9 年 3 月 31 日以前、「後」は平成 9 年 4 月 1 日以降、に適
用される税率です。仕訳日付で、どちらの税率コードを自動的にセット
するか判断します。
税抜
: 税抜き仕訳です。
自動
: この消費税区分が入力されているとき、消費税を計上する仕訳の自動生
成が可能です。
(自動生成の有無は、消費税情報で選択)
●売上げに関する消費税区分(コード)
区分
01
02
04
05
06
07
08
09
10
11
12
14
15
16
17
20
21
23
24
25
26
27
28
80
4-12 消費税編
表示名称
内容
売上税抜き
税抜き
売上税込み
課税売上げ
税込み
売上 22 条
22 条適用分
売上輸出等
輸出売上等の免税
売上非資輸出
輸出等
非課税資産の輸出
売上海外支店
海外支店等への輸出等
売上みなし抜 その他役員への贈与等を税抜きで処理
売上みなし込 その他役員への贈与等を税込みで処理
売上有価証券 有価証券等の売却。5% 非課税を自動計
算
売上返還税抜
課税売上の税抜き売上
売上返還税込 値引き、返品等 課税売上の税込み売上
売上返還 22 条
22 条適用分の課税売上
売上返還輸出
免税売上
対価の返還等
売上返還非資
非課税資産輸出等
(輸出等)
売上返還海支
海外支店等輸出等
非課税売上
非課税売上
非課税売返還 非課税売上に係る対価の返還等
貸倒損失税抜
税抜き
貸倒損失税込
貸倒損失
税込み
貸倒損失 22 条
22 条適用分
貸倒回収税抜
税抜き
貸倒回収税込
貸倒回収
税込み
貸倒回収 22 条
22 条適用分
不課税売上
不課税売上
税率コード
税抜
自動
仕訳
前
後
3
3
3
0
0
0
3
3
0
5
5
5
0
0
0
5
5
0
税抜 自動
自動
税抜
税抜
税抜
税抜
税抜 自動
自動
税抜
3
3
3
0
0
0
0
0
3
3
3
3
3
3
0
5
5
5
0
0
0
0
0
5
5
5
5
5
5
0
税抜 自動
自動
税抜
税抜
税抜
税抜
税抜
税抜
税抜 自動
自動
税抜
税抜 自動
自動
税抜
●仕入れに関する消費税区分(コード)
区分
表示名称
内容
税率コード
税抜
前
後
0
3
3
3
0
5
5
5
課税貨物(輸入)仕入の仮払消
費税
税抜き課税仕入の値引、返品等
税込み課税仕入の値引、返品等
22 条適用分の課税仕入の値引、
返品等
3
4
税抜
3
3
3
5
5
5
税抜
税抜
30
31
32
33
非課税仕入
非課税仕入
税抜き課税仕入
課税仕入税抜
課税仕入税込
税込み課税仕入
課税仕入 22 条
22 条適用分の課税仕入
34
課税貨物抜 4%
35
36
37
課仕入返還抜
課仕入返還込
課仕入返 22 条
38
課貨物返抜 4%
課税貨物(輸入)の仕入の仮払
消費税の返還等
3
4
税抜
41
42
43
44
税抜き課税仕入
共通仕入税抜
共通仕入税込
税込み課税仕入
共通仕入 22 条 共 22 条適用分の課税仕入
共通貨物抜 4% 通 課税貨物(輸入)の税抜仕入の
売 仮払消費税
共仕入返還抜 上 税抜き課税仕入の値引、返品等
共仕入返還込 に 税込み課税仕入の値引、返品等
共仕入返 22 条 対 22 条適用分の課税仕入の値引、
応 返品等
共貨物返抜 4%
課税貨物(輸入)仕入の仮払消
費税の返還等
税抜き課税仕入
非課仕入税抜
非課仕入税込
税込み課税仕入
非課仕入 22 条 非 22 条適用分の課税仕入
課
非課貨物抜 4%
課税貨物(輸入)の税抜仕入の
税
仮払消費税
売
非仕返還税抜
税抜き課税仕入の値引、返品等
上
非仕返還税込 に 税込み課税仕入の値引、返品等
非仕入返 22 条 対 22 条適用分の課税仕入の値引、
応 返品等
非貨物返抜 4%
課税貨物(輸入)仕入の仮払消
費税の返還等
課貨物割抜 1% 仕入れた輸入貨物 課税売上用
共貨物割抜 1% を引き取る際に支 共通売上用
非貨物割抜 1% 払う地方消費税
非課税売上用
課税貨物抜 5% 仕入れた輸入貨物 課税売上用
共通貨物抜 5% を引き取る際に支 共通売上用
非課貨物抜 5% 払う地方消費税と 非課税売上用
国税
課税貨物込 4% 課税貨物(輸入) 課税売上用
共通貨物込 4% の仕入の輸入消費 共通売上用
非課貨物込 4% 税
非課税売上用
3
3
3
3
5
5
5
4
税抜
3
3
3
5
5
5
税抜
3
4
税抜
3
3
3
3
5
5
5
4
税抜
3
3
3
5
5
5
税抜
3
4
税抜
0
0
0
3
3
3
1
1
1
5
5
5
税抜
税抜
税抜
税抜
税抜
税抜
3
3
3
4
4
4
45
46
47
48
51
52
53
54
55
56
57
58
61
62
63
71
72
73
64
65
66
課
税
売
上
に
対
応
税抜
自動
仕訳
自動
自動
税抜
設
定
自動
自動
自動
自動
税抜
税抜
税抜
自動
自動
自動
自動
税抜
税抜
税抜
消
費
税
自動
自動
消費税編 4-13
区分
表示名称
税率コード
内容
67 課貨物割込 1% 仕入れた輸入貨物 課税売上用
68 共貨物割込 1% を引き取る際に支 共通売上用
69 非貨物割込 1% 払う輸入地方消費 非課税売上用
税
74 課税貨物込 5% 課税貨物(輸入) 課税売上用
75 共通貨物込 5% の仕入の輸入消費 共通売上用
76 非課貨物込 5% 税 4% と輸入地方 非課税売上用
消費税 1%
81 不課税仕入
不課税仕入
前
後
0
0
0
1
1
1
3
3
3
5
5
5
0
0
税抜
自動
仕訳
●売上、仕入共通の消費税区分(コード)
区分
0
90
4-14 消費税編
表示名称
無
随時入力
内
容
消費税無し(仕訳入力時に変更不可)
仕訳入力時に消費税区分、税率を設定する(必須入力)
税率コード、業種コード
消
費
税
●税率コード
税率コード
税
率
3
3%課税
5
5%課税
0
消費税無し、非課税等
設
定
* 税率コードの「1」「4」は、便宜上の税率コードです。
消費税計算には関係ありません。
●簡易課税用
業種コード
業種コード
表示名称
みなし税率
内容、留意点
0
無し
1
第1種事業
90
卸売業
2
第2種事業
80
小売業
3
第3種事業
70
製造業等
4
第4種事業
60
加工業等
5
第5種事業
50
サービス業等
9
随時入力
消費税情報で設定した会社の業種
仕訳入力時に業種コードを設定する
(必須入力)
消費税編 4-15
仕訳入力時の消費税に関するコード設定のしくみ
仕訳入力を能率的にするため、以下のように消費税区分、税率コード、業種コードが自動
的にセットされます。仕訳入力や訂正時に変更することもできます。
■消費税区分と税率コード
科目マスターの設定
借方消費税区分
表示科目名
貸方消費税区分
使
呼出
消
消
車両運搬具 1
SYAR
31
01
科目マスターに設定された
消費税区分が自動的にセッ
トされる。仕訳入力時に変
更できる。
仕訳入力
日付
XX0401
借
方
車両運搬具
貸
31
方
現金
5
XX0405
現金
0
0
金
0
額
2,000,000
0
車両運搬具
01
1,000,000
5
税率コード
税率コードは、消費税区分と、仕訳日付が消費税改正前(3%)か改正後
(5%)かによって自動的にセットされる。仕訳入力時に変更できる。
4-16 消費税編
■簡易課税の場合の業種コード
消費税情報の設定
消
費
税
①「簡易課税」を選択
②会社の業種区分を選択する
③業種が複数に分類される場合は、科目別に業種区分を設定する
設
定
(例1)車両運搬具に業種「 4」を設定した場合
(例2)車両運搬具に業種を設定しなかった場合
業種コード
・消費税情報で設定した業種コードが自動挿入される
・業種コードを個別に設定した科目だけ、仕訳入力時
に業種を変更できる
仕訳入力
日付
(例1)
XX0401
借
方
車両運搬具
貸
31
方
現金
5
金
0
額
2,000,000
0
4
(例2)
XX0401
車両運搬具
31
現金
0
2,000,000
0
0
消費税編 4-17
消費税情報の設定
免税業者/課税業者、通常課税/簡易課税などの、消費税計算を行うための基本的な情報
を設定します。次のどちらかの方法で処理をします。
・ツールボタン<消費税>の「31. 消費税情報の変更」
・ツールボタン<設定>の「12. 消費税情報の変更」
■設定項目
「消費税情報」で設定する項目について説明します。
◆会計処理区分
免税業者か課税業者か選択します。
◆簡易課税区分
通常課税か簡易課税か選択します。
◆業種区分
簡易課税の場合は、業種を選択します。この業種のみなし仕入率に従って消費税計算を行
います。仕訳入力時に自動挿入される業種コード「0」は、ここで設定した業種を意味し
ます。複数事業を兼業している場合は、売上科目について、科目別にも業種を設定してく
ださい。1業種しか事業を行なっていない場合は、科目別の設定は不要です。個別に業種
を設定した科目に対してだけ、仕訳入力時に業種を変更することができます。科目別の業
種設定については、次の<2 業種科目>の説明をご覧ください。
◆< 2 業種科目>
科目別に簡易課税の業種コードを設定します。仕訳入力時に、ここで設定した業種コード
が自動的にセットされます。仕訳入力時に変更することもできます。業種コード中の「9.個
別入力科目」は、仕訳入力時に業種コードを決めて入力するためのコードです(必須入力)。
メモ 仮受消費 税科目についても、主と なる業種を設定して ください。業種を設
定しないと、仕訳入力時に業種コードの変更ができません。
4-18 消費税編
◆外税売上税額計算区分、外税仕入税額計算区分
消費税額を計算する際の計算方法を、売上・仕入それぞれ次の中から選択します。
1.原則方式
千円未満切捨
課税標準額
={税込分+(税抜分本体価格+税抜分仮受消費税)}×
100
+22条分本体価格
105
消費税額
={税込分+(税抜分本体価格+税抜分仮受消費税)}×
+22条分仮受消費税×
100
4
×
105
100
4
5
2.合計積上方式
課税標準額
=(税込分×
100
)+税抜分本体価格+22条分本体価格
105
消費税額
4
)+税抜分仮受消費税×
100
4
+22条分 仮受消費税×
5
=(税込分×
100
105
×
4
5
3.個別積上方式:取引ごとに課税標準額と消費税額を計算して合計する
課税標準額
=(税込仕訳×
100
100
+・・・・・・+税込仕訳×
)+税抜分本体価格+22条分本体価格
105
105
消費税額
4
100
100
+・・・・・・ +税込仕訳×
)×
100
105
105
4
4
+税抜分仮受消費税×
+22条分仮受消費税×
5
5
=(税込仕訳×
メモ 税 抜き元帳や税抜き試算 表などの仮受/仮払 消費税額と、消費税計算書 上
の値が一致します。
◆端数処理(仮受消費税)(仮払消費税)
システムが仮受、仮払消費税を計算する際の端数処理のしかたを選択します。
(仮受消費税)1. 切捨
/
2. 切上
/
(仮払消費税)1. 切捨
/
2. 四捨五入
3. 四捨五入
消費税編 4-19
消
費
税
設
定
◆試算表出力区分
試算表形式の帳表において、税込み仕訳の金額をそのまま残高に加算するか、消費税分を
差し引いた本体価格だけを加算するか選択します。なお、税抜き仕訳については、ここで
の選択に関わらず、仕訳の金額(=本体価格)だけを残高に加算します。
1. 税込み:税込み仕訳の金額をそのまま残高に加算します。
2. 税抜き:消費税分を差し引いた本体価格だけを加算します。
試算表出力区分を変更すると、処理終了時に、次のようなメッセージが表示されます。
→ 試算表出力 区分が変更されま した。勘定科目マスタ ーに設定されてい る税込み消
費税コードを税抜き消費税コードに置き換えます。
【はい:置換実行(損益科目のみ)後終了
いいえ:置き換えせずに実行】
このメッセージは、科目マスターに設定されている勘定科目と補助科目の消費税コードの
変更の手間を省くためのものです。科目マスターの消費税コードを自動変更する必要のな
い場合は、<いいえ>を押してください。<はい>で自動変更した場合は、処理終了後、科
目マスターの消費税コードをご確認ください。
メモ 科目マス ターの消費税コードは、仕 訳入力時の消費税コー ドの初期値にな
るだけで、試 算表の出力方法や入力 済み仕訳の消費税コー ドには関係あり
ません。
◆月末税抜元帳出力区分
元帳形式の帳表において、税込み仕訳の印刷方法を指定します。なお、税抜き仕訳につい
ては、ここでの選択に関わらず、仕訳の金額(=本体価格)をそのまま表示・印刷します。
試算表出力区分=税込みの場合は、
「1.税込み」が自動選択されます。試算表出力区分=税
抜きの場合は、
「2. 取引毎の税抜元帳」か「3.月末税抜元帳」のどちらかを選択できます。
1. 税込み
: 仕訳に入力した税込み金額がそのまま表示・印刷されます。
2. 取引毎の税抜元帳
: 取引ごとに、税込み仕訳から消費税額を差し引いた本体価格
が表示・印刷されます。
3. 月末税抜元帳
: 取引ごとには、税込み仕訳の金額がそのまま表示・印刷され
ます。月末残で、取引ごとに計算された消費税額が、税込み
金額合計から一括して差し引かれます。
メモ 元帳のそ れぞれの方式の 印刷例については、当 編「消費税 仕訳入力、元
帳等」をご覧ください。
◆消費税仕訳自動生成区分
消費税の仕訳の自動生成の有無を選択します。
メモ ・ 消費税区分によって、消費税の振替仕訳が自動生成される場合とされない場
合があります。詳しくは、前述の消費税区分の一覧表をご覧ください。
・ 振替伝票、入金伝票、出金伝票では、直後の明細行の入力欄で、< S >
< 7 消税仕訳>を押さないと消費税の振替仕訳が自動生成 (挿入)され
ません。
4-20 消費税編
税抜仕訳自動生成区分
ここを「する」に設定すると、税抜仕訳を入力したときに消費税の仕訳が自動生成されま
す。消費税の仕訳を入力する手間が省けます。ここを「しない」に設定した場合は、消費
税の仕訳は自動生成されません。お客様が消費税の仕訳を入力してください。
(例)税抜き仕訳 売上(消費税区分:01) ¥1,000,000
消
費
税
売上(消費税区分:01) ¥1,000,000
設
定
仮受消費税(01)
50,000
・・・自動生成
税込仕訳自動生成区分
ここを「する」に設定すると、入力した税込仕訳が本体価格と消費税分に自動的に分解さ
れます。
(例)税込み仕訳 売上(消費税区分:02)
売上(消費税区分:01)
仮受消費税(01)
¥1,050,000
¥1,000,000 ・・・ 変更される
50,000 ・・・ 自動生成
◆科目指定
消費税を計算するための科目です。変更することはできません。
仮受消費税
:売上に係る消費税額を集計する科目
仮払消費税
:仕入に係る消費税額を集計する科目
消費税編 4-21
■操作手順
消費税情報の設定の操作手順を説明します。
操
作
1
ツールボタンの<消費税>または<設定>を押します。
それぞれのメニューが開きます。
2 「消費税情報の変更」を選択します。
次の画面になります。
3
必要な項目を入力します。
簡易課税で、複数業種を兼業している場合は、科目別に業種設定します。
< 2 業種科目>を押します。次の画面になります。
メモ 仮受消費税についても設定してください。
< 1 消費税>
< 9 削除>
4
4-22 消費税編
消費税情報設定画面に戻ります。
カーソル位置の科目を設定対象から外します。
科目別に業種を設定したら、< 1 消費税>で消費税情報設定画面に戻ります。
消費税情報の設定を終了するときは、[ESC]を押します。
科目マスターの変更
仕訳入力において、消費税区分の入力をより効率的に行うため、科目ごとに消費税区分が
設定されています。必要な場合は、科目マスターの消費税区分を変更してください。
操作方法について詳しくは、2.準備作業編「マスターを変更する」をご覧ください。
設
定
◆科目マスターの変更画面
借方消費税
消
費
税
貸方消費税
*消費税区分参照ウィンドウを設定するときは、< 8 消費税窓>を押します。
消費税編 4-23
消費税 仕訳入力、元帳等
仕訳入力時の消費税 区分等の変更のしかた、帳 表上の入力済み仕訳のみ かたなどについ
て説明します。
仕訳入力
消費税に関する、仕訳入力時の操作等について説明します。
仕訳の入力操作
仕訳入力・訂正時の、消費税区分、税率コード、業種(簡易課税の場合)の変更操作につ
いて説明します。
◆(例)単一振替画面
消費税欄
・仕訳入力時には、科目を 入力すると、その科目に 設定されている消費 税区分等が自
動的にセットされま す。カーソルは消費税欄 をとばして次の入力 欄に移ります。仕
訳入力時に、消費税区分等を変更したい場合は、[←]で、消費税欄にカーソルを戻
して変更することができます。なお、仕訳訂正時には、科目欄の次に消費税欄にカー
ソルが移動します。
・業種区分は、消費税情報で、「簡易課税」を選択して、個別に業種区分を設定した科
目に関してのみ変更可能です。なお、業種コード「0」は、消費税情報で設定した会
社の業種を意味します。
・単一振替や帳簿入力 画面の仕訳表示欄の 消費税欄は、1行目に消 費税区分が、2行
目に税率コードが表 示されます。簡易課税の 場合は、2行目に業種を 表示すること
ができます。次のように切り替えることができます。
< C >< 7 税率> 税率コードを表示
< C >< 8 業種> 業種コードを表示
4-24 消費税編
◆消費税仕訳を自動生成するときは
消費税仕訳を自動生成するときは、次のように設定します。
・消費税情報の「消費税自動生成区分」を「する」に設定します。
・消費税自動生成の対象となる仕訳は、消費税区分によります。
「消費税
設定」の消
費税区分一覧表をご覧ください。
消
費
税
◆消費税仕訳の自動生成例(単一振替の場合)
仕訳を入力します。
設
定
[Enter]を押します。次のように自動生成されます。
■帳簿入力画面の場合は
帳簿入力画面では、次のようになります。
相手科目の消費税欄
帳簿科目の消費税欄
帳簿入力画面では、現金、預金、流動資産、流動負債など、帳簿科目の消費税区分が0に
設定されている場合にだけ、消費税仕訳の自動生成が行われます。
消費税情報の設定が「課税業者」
「試算表出力区分
税抜き」で、帳簿科目が課税課目の
場合は、税込み金額および消費税額が表示されます。<S><5 消費税替>を押すと、税
抜き金額だけの表示に切り替わります。
消費税編 4-25
■複合伝票、入金伝票、出金伝票の場合は
伝票形式の入力画面では、次のようになります。
◆複合伝票画面
消費税
消費税振替仕訳を自動生成するときは、次行の借方金額欄で
<S><7 消税仕訳>を押す
◆入金伝票画面
消費税欄
消費税振替仕訳を自動生成するときは、ここで<S><7 消税仕訳>を押す
消費税区分、税率、業種の一括変換
ユーティリティメニューの「入力済仕訳データ項目変換」を使うと、入力済み仕訳の消費
税区分等を一括変換 することができます。誤っ た設定で大量に入力して しまった場合に
便利です。詳しくは、8.ツール編「ユーティリティ」をご覧ください。
4-26 消費税編
仕訳例
仕訳の入力例を紹介します。参考にしてください。
消
費
税
売上・仕入・費用の仕訳例
設
定
■売上
商品を現金で売り上げた。
◆税抜き仕訳
借
方
消費税区分
貸
方
消費税区分
金
額
現金
0: 無
商品売上高
01: 課税売上税抜
700,000
現金
0: 無
仮受消費税
01: 課税売上税抜
35,000
◆税込み仕訳
借
方
現金
消費税区分
0: 無
貸
方
商品売上高
消費税区分
金
02: 課税売上税抜
額
735,000
◆ 22 条の例
借
方
現金
現金
消費税区分
0: 無
0: 無
貸
方
商品売上高
仮受消費税
消費税区分
金
04: 売上 22 条
04: 売上 22 条
額
700,000
35,000
■仕入
商品を現金で仕入れた。
◆税抜き仕訳
借
方
消費税区分
貸
方
消費税区分
金
額
商品仕入高
31: 課税仕入税抜
現金
0: 無
500,000
仮払消費税
31: 課税仕入税抜
現金
0: 無
25,000
◆税込み仕訳
借
方
商品仕入高
消費税区分
32: 課税仕入税抜
貸
現金
方
消費税区分
0: 無
金
額
525,000
消費税編 4-27
◆ 22 条の例
借
方
消費税区分
貸
方
消費税区分
金
額
商品仕入高
33: 課税仕入 22 条
現金
0: 無
500,000
仮払消費税
33: 課税仕入 22 条
現金
0: 無
25,000
■費用
課税売上の事業のために、消耗品を1,000円で購入、また非課税売上の事業のために事務消耗
品を2,000円で購入、課税・非課税の共通の事業に使用する機械の修理費3,000円を支払う。
◆税抜き仕訳
借
方
消費税区分
貸
方
消費税区分
金
額
消耗品費
31: 課税仕入税抜
現金
0: 無
1,000
仮払消費税
31: 課税仕入税抜
現金
0: 無
50
事務消耗品
51: 非課仕入税抜
現金
0: 無
2,000
仮払消費税
51: 非課仕入税抜
現金
0: 無
100
修理費
41: 共通仕入税抜
現金
0: 無
3,000
仮払消費税
41: 共通仕入税抜
現金
0: 無
150
◆税込み仕訳
借
方
消費税区分
貸
方
消費税区分
金
額
消耗品費
32: 課税仕入税込
現金
0: 無
1,050
事務消耗品
52: 非課仕入税込
現金
0: 無
2,100
修理費
42: 共通仕入税込
現金
0: 無
3,150
◆ 22 条の例
借
方
消費税区分
貸
方
消費税区分
金
額
消耗品費
33: 課税仕入 22 条
現金
0: 無
1,000
仮払消費税
33: 課税仕入 22 条
現金
0: 無
50
事務消耗品
53: 非課仕入 22 条
現金
0: 無
2,000
仮払消費税
53: 非課仕入 22 条
現金
0: 無
100
修理費
43: 共通仕入 22 条
現金
0: 無
3,000
仮払消費税
43: 共通仕入 22 条
現金
0: 無
150
4-28 消費税編
売上の返品・値引・割戻し
売り上げた商品のうち、105,000円が返品となった。
メモ 返 品・値引き勘定として「売 上高」を使う場合も 消費税区分は、以下の よ
うに「11: 売上返還税抜」または「12: 売上返還税込」を入力します。
消
費
税
◆税抜き仕訳
借
方
消費税区分
貸
方
消費税区分
金
額
売上値引・戻り高 11: 売上返還税抜
売掛金
0: 無
100,000
仮受消費税
売掛金
0: 無
5,000
11: 売上返還税抜
◆税込み仕訳
借
方
消費税区分
貸
売上値引・戻り高 12: 売上返還税込
方
売掛金
消費税区分
0: 無
金
額
105,000
◆ 22 条の例
借
方
消費税区分
貸
方
消費税区分
金
額
売上値引・戻り高 14: 売上返還 22 条
売掛金
0: 無
100,000
仮受消費税
売掛金
0: 無
5,000
14: 売上返還 22 条
仕入の返品・値引・割戻し
仕入れた商品のうち、105,000円を返品した。
借
買掛金
方
消費税区分
0: 無
貸
方
消費税区分
仕入値引・戻し高 36: 課仕入返還込
金
額
105,000
消費税編 4-29
設
定
貸し倒れ
売掛金105,000円について貸し倒れが発生したときは、次のように入力します。
借
方
貸倒損失
消費税区分
貸
24: 貸倒損失税込
方
売掛金
消費税区分
0: 無
金
額
105,000
■貸倒回収
前の例で、貸倒損失の一部を回収できた場合は、次のように入力します。
借
方
現金
消費税区分
0: 無
貸
方
貸倒損失
消費税区分
金
27: 貸倒回収税込
額
21,000
有価証券の譲渡
有価証券を譲渡した場合は、その対価の額の5%は非課税、95%は課税対象外となります。
消費税区分「10:売上有価証券」を使用すると、入力金額の5%が非課税売上として自動集
計されます。
◆簿価 80,000 円の有価証券を 100,000 円で売却、売却益 20,000 円が発生
借
方
消費税区分
貸
方
消費税区分
金
額
当座預金
0: 無
有価証券
10: 売上有価証券
80,000
当座預金
0: 無
有価証券売却益
10: 売上有価証券
20,000
◆簿価 80,000 円の有価証券を 50,000 円で売却、売却損 30,000 円が発生
借
方
消費税区分
貸
方
消費税区分
金
額
当座預金
0: 無
有価証券
10: 売上有価証券
50,000
有価証券売却損
80: 不課税売上
有価証券
80: 不課税売上
30,000
4-30 消費税編
輸入取引
輸入取引については、国内取引とは区別して、次のように入力します。
◆税抜き仕訳(課税売上用仕入の場合)
消
費
税
A.国税分と地方税分を分けて入力する場合
借
方
消費税区分
貸
方
消費税区分
金
額
仕入高
34: 課税貨物仕入
当座預金
0: 無
1,000,000 ←取引発生時
仮払消費税
34: 課税貨物仕入
現金
0: 無
40,000 ←国税
仮払消費税
61: 課貨物割地税
現金
0: 無
10,000 ←地方税
B.国税分と地方税分の合計額を入力する場合
借
方
消費税区分
貸
仕入高
34: 課税貨物仕入
仮払消費税
71: 課税貨物抜 5% 現金
方
当座預金
消費税区分
金
額
0: 無
1,000,000 ←取引発生時
0: 無
50,000 ←国税+地方税
Bの場合、消費税申告書や関係帳表では、国税分と地方税分が次のように自動計算されます。
国税分(4%)
= (仮払消費税の金額× 4)÷ 5
(小数点以下四捨五入)
地方税分(1%) = 仮払消費税の金額−国税分
◆税込み仕訳(課税売上用仕入の場合)
A.国税分と地方税分を分けて入力する場合
借
方
消費税区分
貸
方
当座預金
消費税区分
0: 無
金
額
仕入高
34: 課税貨物仕入
仕入高
64: 課税貨物込 4% 現金
0: 無
1,000,000 ←取引発生時
40,000 ←国税
仕入高
67: 課貨物割込 1% 現金
0: 無
10,000 ←地方税
B.国税分と地方税分の合計額を入力する場合
借
方
消費税区分
貸
仕入高
34: 課税貨物仕入
仕入高
74: 課貨物税込 5% 現金
方
当座預金
消費税区分
金
額
0: 無
1,000,000 ←取引発生時
0: 無
50,000 ←国税+地方税
Bの場合、消費税申告書や関係帳表では、国税分と地方税分が次のように自動計算されます。
国税分(4%)
= (仮払消費税の金額× 4)÷ 5
(小数点以下四捨五入)
地方税分(1%) = 仮払消費税の金額−国税分
消費税編 4-31
設
定
有形固定資産の購入・売却の仕訳例
乗用車の購入・売却例で説明します。
■購入
乗用車を購入した。当座預金から引き落とした。
借
方
消費税区分
貸
方
消費税区分
金
額
車輌運搬具
33: 課税仕入 22 条 当座預金
0: 無
2,000,000
仮払消費税
33: 課税仕入 22 条 当座預金
0: 無
100,000
■売却
乗用車を売却した。固定資産売却益が発生した。
借
方
消費税区分
貸
方
消費税区分
金
額
当座預金
0: 無
車輌運搬具
01: 売上税抜
当座預金
0: 無
仮受消費税
01: 売上税抜
50,000
当座預金
0: 無
固定資産売却益
01: 売上税抜
300,000
当座預金
0: 無
仮受消費税
01: 売上税抜
15,000
4-32 消費税編
1,000,000
消費税を確定する仕訳
仮払消費税・仮受消費税で処理した消費税については、課税期間の消費税額が確定した時
点で、次のような仕訳を入力してください。
消
費
税
■申告前・納付
◆税抜き処理(仮受消費税 880,000、仮払消費税 800,000)
借
方
消費税区分
貸
方
消費税区分
仮受消費税
80: 不課税売上
仮払消費税
81: 不課税仕入
仮受消費税
80: 不課税売上
未払金
0: 無
金
額
800,000
80,000
◆税込み処理
借
方
租税公課
消費税区分
81: 不課税仕入
貸
方
未払金
消費税区分
金
0: 無
額
80,000
■申告前・還付
◆税抜き処理(仮受消費税 850,000、仮払消費税 1,000,000)
借
方
消費税区分
貸
方
消費税区分
金
額
仮受消費税
80: 不課税売上
仮払消費税
81: 不課税仕入
850,000
未収入金
0: 無
仮払消費税
81: 不課税仕入
150,000
貸
消費税区分
◆税込み処理
借
方
未収入金
消費税区分
0: 無
方
雑収入
80: 不課税売上
金
額
150,000
■申告後・納付
:
借
方
未払金
消費税区分
0: 無
貸
方
現金
消費税区分
0: 無
金
額
80,000
■申告後・還付
借
現金
方
消費税区分
0: 無
貸
方
未収入金
消費税区分
0: 無
金
額
150,000
消費税編 4-33
設
定
仕訳に設定された消費税区分等の確認
仕訳入力で設定した消費税区分、税率コード、業種(簡易課税の場合)は、次の画面表示、
帳表等で確認できます。
■表示画面から
仕訳入力、個別元帳表示等で確認できます。
メモ 消費税情 報の試算表出力区分 =税抜きの場合は、個別 元帳表示画面で、税
込み仕訳 に含まれる消費税額も 表示することができま す。個別元帳につい
て詳しくは、3. 会計処理編「チェックリストの表示・印刷」をご覧ください。
■検索処理
仕訳入力画面の<4 仕訳検索>で、消費税区分、税率コード、業種による検索ができます。
詳しくは、3.会計処理編「仕訳入力(帳簿、単一振替)
」をご覧ください。
■元帳、振替伝票等
複数の税率が混在することから、帳表上でも取引税率の判別ができるよう、次のように、
各行に取引の消費税区分、税率コード、業種コードが印刷されます。
(例)
025(2
消費税区分
業種コード
税率コード
次の帳表に印刷されます。印刷例としては、以降の元帳の説明をご覧ください。
・仕訳検索チェックリスト
・個別元帳チェックリスト
・振替伝票
・仕訳日記帳
・仕訳チェックリスト
・証憑綴り
・現金出納帳等の帳簿
・総勘定元帳、補助元帳、摘要元帳、部門元帳
(印刷行数の指定が「枠内2仕訳印刷」の場合は印刷されない)
■消費税チェックリスト
外税取引で消費税額を手入力した場合は、消費税チェックリストで金額を確認できます。
手入力した消費税額と、システムの計算による消費税額が異なる仕訳の、残高と差異を画
面表示・印刷できます。詳しくは、以降の説明をご覧ください。
4-34 消費税編
元帳
消費税情報の「月末税抜元帳出力区分」によって、元帳上の税込み仕訳の金額に消費税額
を含めるか含めないかが異なってきます。
消
費
税
月末税抜元帳出力区分:税込み/取引毎の税抜き元帳/月末税抜元帳
設
定
■税込み元帳
消費税情報の「試算表出力区分=税込み」
「月末税抜元帳出力区分=税込み」の場合は、次
のようになります。税込み仕訳は、税込み金額のまま印刷されます。
■取引ごとの税抜き元帳
消費税情報の「試算表出力区分=税抜き」
「月末税抜元帳出力区分=取引毎の税抜き元帳」
の場合は、次のようになります。税込み仕訳は、取引ごとに、次のように消費税金額を差
し引いた本体価格が印刷されます。
本体価格=税込み金額−税込み金額× 5/105(端数処理)
・・・・税率 5% の場合
消費税編 4-35
■月末一括税抜き元帳
消費税情報の「試算表出力区分=税抜き」
「月末税抜元帳出力区分=月末税抜元帳」の場
合は、次のようになります。税込み仕訳は、取引ごとには税込み金額のまま印刷されます。
月末残のところで、各税込み仕訳の消費税額が集計されます。
仕訳全体の合計金額「税込月計」−「消費税額」が、
「税抜計」となります。
4-36 消費税編
■輸入取引の税込仕訳を入力した場合の元帳
輸入取引を税込み仕訳で入力する場合は、試算表出力区分を「税込み」にして出力してく
ださい。
試算表出力区分を「税抜き」にして、月末税抜元帳の出力区分を変更すると、次のように
出力されます。
消
費
税
伝票
設
定
月末税抜元帳
出力区分「月末税抜元帳」
入力した仕訳のとおりに出力されます。
月末税抜元帳
出力区分「取引毎の税抜元帳」
取引ごとに税を抜くので、国税分と地方税分は、仕入の元帳には出力されません。
消費税編 4-37
消費税額の入力チェック
税抜き仕訳の消費税 額を手入力する場合、消費 税額を誤って入力してし まうおそれがあ
ります。税抜き入力した本体価格と消費税額が合っているかチェックできます。
入力消費税金額チェックリストのみかた
入力メニューで、
「41.消費税額チェック」を選択します。入力消費税金額チェックの画面
が表示されます。入力消費税金額チェックでは、仕訳が日別・消費税区分・税率で集計さ
れます。税抜き入力した本体価格と消費税額を元に消費税額が計算されます。入力した消
費税額との間に誤 差がある場合は、入力消費 税金額チェックリストに 表示・印刷されま
す。誤差がない場合は、入力消費税金額チェックリストに何も表示されません。
入力消費税金額チェックリストには、次の内容が表示・印刷されます。
項
目
意
味
日付
仕訳の日付。
区分
仕訳の消費税区分。同一消費税区分ごとに集計される。
税率
仕訳の消費税税率。同一税率ごとに集計される。
抜件数
その日の税抜仕訳件数。
税抜仕訳金額
入力した本体価格の合計。
消費税額
入力した消費税額の合計。
再計算消費税
誤差
4-38 消費税編
税抜仕訳金額を元にして、システムが算出した消費税額。
5
(税抜仕訳金額+消費税額)×
・・・5%の場合
105
入力した消費税額とシステムが算出した再計算消費税の差額
消
費
税
設
定
消費税編 4-39
消費税計算書の作成
「消費税計算書」画面から、消費税に関する帳表を作成できます。
作成できる帳表
次の帳表が作成できます。
◆消費税計算書(=転記用)
消費税申告書に転記する金額を確認できます。申告書形式で印刷されます。
◆付表(=転記用)
付表に転記する金額を確認できます。税務署用紙のイメージで印刷されます。課税期間、
経過措置の有無、限界控除の有無によって必要な帳表が判断されます。
◆消費税計算基礎表 1、5(=確認資料)
消費税計算基礎表は、消 費税計算書や付表の金 額がどのような計算過程 で求められたか
を確認するためのものです。
◆売上科目の明細表、仕入科目の明細表
売上科目の明細表では、売上科目の取引が科目別消費税区分別に集計されます。本体価格
と仮受消費税額が計算されます。消費税計算基礎表1と同じ帳表です。
仕入科目明細表では、仕入科目の取引が科目別消費税区分別に集計されます。本体価格と
仮払消費税額が計算されます。消費税計算基礎表5と同じ帳表です。なお、簡易課税の場
合でも、作成することができます。
計算基礎表等のみかたについては、
●通常課税の場合
帳
表
11.付録「各種一覧表」をご覧ください。
名
内
容
消費税申告書
付表 1
旧・新税率別、消費税額試算表
付表 2
課税売上割合・控除対象仕入額等の計算書
付表 2-(2)
課税売上割合・控除対象仕入額等の計算書
付表 3
消費税申告書「差額税額⑨」欄の計算表
計算基礎表 1
売上科目の明細表
計算基礎表 5
仕入科目の明細表
4-40 消費税編
●簡易課税の場合
帳
表
名
内
容
消費税申告書
付表 4
旧・新税率別、消費税額試算表
付表 5
控除対象仕入税額の計算表
付表 5-(2)
控除対象仕入税額の計算表
付表 3
消費税申告書「差額税額⑨」欄の計算表
計算基礎表 1
消
費
税
計
算
書
の
作
成
売上科目の明細表
消費税編 4-41
消費税計算書〜計算基礎表の作成手順
消費税計算書、付表(確認用)
、計算基礎表は、以下の流れで作成します。
◆画面の流れ
「消費税計算書」を選択
消費税メニュー、または
入力メニューから
シミュレーション
計算方法の選択
作成条件指定
金額の変更
[ESC]
<0 実行>
<6 金額変更>
<5 全印刷>
印刷帳表指定
消費税計算書
<0 画面指定>
表示画面指定
<印刷>
指定帳表
マウスでクリック、
またはカーソルを
合わせて [Enter]
<1〜4 付表X>
付表(確認用)
計算基礎表 1、5
<9 次画面><8 前画面>を使って、次のように画面を切り替えることもできます。
消費税計算書
<9 次画面>
<8 前画面> <8 前画面>
<9 次画面>
<8 前画面>
付
表
計算基礎表 1、5
<9 次画面>
・消費税計算書の画面 と同様に、付表、計算基礎表 画面からも印刷やシ ミュレーショ
ンなどの画面を表示することができます。
・付表、計算基礎表画面で[ESC]を押すと、消費税計算書の画面に戻ります。
・消費税計算書 の画面で、項目をク リックするかカ ーソルを項目に 合わせて[Enter]
を押すと、その項目に関連した計算基礎表画面が表示されます。
・<印刷>で、画面に表示中の帳表を印刷できます。
4-42 消費税編
■消費税計算書のシミュレーション表示
プレビュー・印刷メニューから消費税計算書を実行すると、作成条件の指定画面になりま
す。この画面から、次の内容を指定することができます。控除対象仕入税額計算方法や金
額などは、途中で簡単に変更・計算表示できます(前ページのシミュレーション画面)。
◆通常課税の場合
・処理期間
・申告区分:確定/中間/修正確定/修正中間
・控除対象仕入税額計算方法:個別対応方式/一括比例配分方式
(課税売上割合が95%以上の場合は、自動的に全額控除方式になる)
・中間納付税額
・修正申告既確定税額
・中間納付譲渡割額
消費税計算書に反映
・修正申告既確定譲渡割額
・納税義務免除調整税額(3%)(4%)
・固定資産の税額調整額(3%)(4%)
付表2、2-(2)に反映
・課税業務用転用調整額(3%)(4%)
・基準期間の課税売上高
消費税計算書に反映
・その他割合 課税分A
非課税分B
付表2、2-(2)に反映
割合(A/A+B)%計算値
メモ その他の割合の「課税分 A」「非課税分 B」のどちらかに入力がある場合、
その他の割合は、付表 2、付表 2-(2) の「個別対応方式により控除する課税
仕入れ等の税額⑯」の計算、および「基礎表 9」で、課税売上割合の代わり
に使用されます。
その他の割合入力値
課税分 A
0
計算値
非課税分 B
割合 (A/A + B)%
0
課税売上割合を使用
正
負
正
負
0%
0
100%
正
計算値
負
100%
0
正
0%
負
消費税編 4-43
消
費
税
計
算
書
の
作
成
◆簡易課税の場合
・処理期間
・申告区分:確定/中間/修正確定/修正中間
・控除対象仕入税額計算式:原則計算/特例計算1/特例計算2
・中間納付税額
・修正申告既確定税額
・中間納付譲渡割額
消費税計算書に反映
・修正申告既確定譲渡割額
・基準期間の課税売上高
メモ 控除対象仕入税額計算式については、最初は、最も有利な計算式で消費税計算
書が表示されます。シミュレーション画面から変更することができます。
■操作手順
消費税計算書を作成する操作手順を説明します。課税方法(通常課税/簡易課税)によっ
て作成帳表や画面の内容が異なりますが、操作方法は同じです。ここでは、通常課税の場
合を例にとって説明します。
操
作
1
消費税メニューで「11. 消費税計算書」、または入力メニューで「42. 消費税
計算書」を選択します。
消費税計算書の作成条件画面になります。処理期間、計算方法、納付税額等
を設定します。
通常課税の場合
課税売上割合が95%未満
の場合は、個別対応方式
か一括比例配分方式を選
択できます。95%以上の
場合は、自動的に全額控
除方式になります。
簡易課税の場合
最も有利な計算式が自動
設定されます。
4-44 消費税編
2
3
必要な項目を入力したら、< 0 実行>を押します。
作成条件画面の内容に基づいて、仕訳データから消費税金額が集計・計算され
ます。集計・計算が終了すると、消費税計算書の表示画面になります。
消
費
税
計
算
書
の
作
成
4
画面の内容を確認します。
確認したい項目をクリ ックするか、確認したい項目に 移動して[Enter]を押
すと、その項目に関する計算基礎表が表示されます。また、次のキーガイドボ
タンで、他のプレビュー画面になります。
< 1 〜 4 付表 X > キーガイドに表示されている付表へ
< 8 前画面>
現在表示中の画面の前の画面になります。消費税計算書
画面でこのキーを押した場合は、最後の計算基礎表画面
になります。
< 9 次画面>
現在表示中の画面の次の画面になります。消費税計算書
画面でこのキーを押した場合は、最初の付表画面になり
ます。
< 0 画面指定> 表示する画面を選択する画面になります。
メモ 各画面で<印刷>を押すと、表示中の帳表の印刷ができます。
5
作成条件画面で入力した計算方法や金額などを変更する場合は、< 6 金額変
更>を押します。シミュレーション画面になります。作成条件画面と同様の内
容ですが、指定期間の変更はできません。
メモ 簡易 課税の 場合は、シミ ュレーシ ョン画 面の次の キーガイ ドボタ ン
で、控除対象仕入税額の計算式を変更できます。
< 1 原則>
< 2 特例1>
< 3 特例2>
原則方式
特例計算 1
特例計算 2
消費税編 4-45
6
印刷します。< 5 全印刷>を押します。印刷帳表指定画面になります。
課税期間、経過措
置、限界控除の有
無により印刷の必
要のない帳表は
「不要」に初期設定
されています。
< 1 全必要>
< 2 全不要>
すべての帳表を選択する(すべて要になる)
すべての帳表を選択しない(すべて不要になる)
印刷する帳表を、帳表名の右側の、要/不要で選択します。
< 0 実行>を押します。印刷が始まります。
印刷が終了すると、前の画面に戻ります。
4-46 消費税編
差額の調整
消費税計算 書に印刷される消費税申 告書上の消費税額と試算表 等に印刷される会計処理
上の消費税額において、次の場合に差額が生じます。
端数処理の差額
「消費税情報」の「試算表出力区分」を「税抜き」に指定している場合は、指定期間に発
生した税込 み取引について、各税込み仕 訳の金額に消費税率を 乗じて消費税額が計算さ
れます。計算時に発生する端数は、仕訳ごとに四捨五入、切り上げ、切り捨てのどれかで
処理されます。
このため、端数処理による差額が発生して、消費税計算書上の税額と試算表上の仮受・仮
払消費税科目の残高とが異なります。この差額は、決算時に修正仕訳を入力して、雑収入、
雑損失に振り替えてください。
課税売上割合 95%未満の場合の差額
課税売上割合が95%未満の場合は、非課税売上のための仕入等、課税売上・非課税売上共
通の仕入等については全額控除できません。この場合、仕訳から計算した消費税計算書の
消費税額と、税抜き処理をした結果の税抜試算表の消費税額に、差額が生じます。差額は、
決算時に会計処理上認められた方式で雑収入、雑損失に振り替えて調整してください。
消費税編 4-47
消
費
税
計
算
書
の
作
成
4-48 消費税編
5.部門別管理編
5
部
門
別
管
理
編
5-1
部門別管理
部門別管理について説明します。
部門別管理の概要
部門別管理では、入力済みの仕訳を部門ごとに集計して、部門ごとの業績を管理すること
ができます。
メモ 部門別管理を行う場合は、会社情報の「部門別計算」で、「1.B/S,P/L」また
は「2.P/L のみ」のどちらかを必ず選択しておいてください。
「3. しない」を選択している場合は、部門別管理の各処理を始めることがで
きません。
部門の種類
部門には、個別部門、合計部門、共通部門があります。
個別部門とは、実際に取引が発生する部門のことです。仕訳入力では、個別部門の部門コー
ドを入力します。部門コードを入力した仕訳の残高は、個別部門ごとに集計されます。
合計部門は、複数の個別部門の残高を集計するための部門です。複数の合計部門を集計す
ることもできます。合計部門には、仕訳を入力することはできません。
個別部門と合計部門は、それぞれ10部門まで設定できます。
共通部門とは、共通費が発生する部門のことです。共通部門は、個別部門の中から1部門
だけ選ぶことができます。共通部門の仕訳は、設定済みの配賦方法に従って配賦額が自動
計算されて、各個別部門に自動配賦されます。
メモ 当システムでは、共通費の配賦方法は設定できません。共通部門の設定、共
通費の配賦方法の設定は、財務応援 Super で行います。
5-2
部門別管理編
全社
営業部
第
一
営
業
課
合計部門
製造部
第
二
営
業
課
第
一
製
造
課
第
二
製
造
課
総
務
課
個別部門
共通部門
共通費を配賦
部門の設定のしかた
部門は、部門別 管理を行う目的に合わ せて設定します。合計部門 の設定のしかたによっ
て、会社の組織図に合わせた管理、プロジェクト管理などを行うことができます。
たとえば、次のように部門を設定します。
全社
(会社組織)
営業部
第
一
営
業
課
第
二
営
業
課
製造部
第
一
製
造
課
第
二
製
造
課
合計部門
個別部門
(プロジェクト)
第二プロジェクト
第一プロジェクト
合計部門
■部門別印刷順序情報
部門別管理の目的に合わせて、帳表に印刷する部門を設定します。
「部門別印刷順序情報」
で設定します。15パターンまで設定できます。部門別印刷順序情報を使って印刷できる帳
表は、部門メニューにある帳表です。
部門別管理編 5-3
部
門
別
管
理
■合計部門コードの付け方
合計部門をさらに別の合計部門に集計することができます。その場合は、集計先の合計部
門のコードは、集計す る合計部門のコードよ り大きいコードを付けて ください。自らの
コードより大きいコードの合計部門を集計することはできません。
メモ 個別部門を合計部門に集計する場合は、コードの付け方に制約はありません。
例)合計部門コード「100」のB部門と合計部門コード「200」のA部門の場合
設定できる
200 A 部門
設定できない
100 B部門
加算する
加算する
100 B部門
200 A部門
途中から部門別管理を始めた場合は
途中から部門別管理を始めた場合は、それまでの仕訳には部門が指定されていません。部
門が指定されていない仕訳残高は、部門コード0「その他」にすべて集計されます。仕訳
に部門を入力してください。仕訳入力後に部門管理を始める場合について詳しくは、10.こ
んなときには「期中から部門別管理する場合は」をご覧ください。
■部門コード 0「その他」の使い方
仕訳入力時に、部門コード0を入力すると、次のような場合に便利です。
・部門管理対象外の場合
・仕訳入力時点では、どの部門に属するのか決まっていない場合
メモ 部門コー ド 0「その他」残高は、他の合計 部門に集計するこ とはできませ
ん。また、部門別印刷順序情報で設定することはできません。
5-4
部門別管理編
処理の流れ
ツールボタンの<部門>を選択します。部門メニューが表示されます。
残高設定
個別部門別科目別に残高を設定します。ここで設
定した残高は、部門別帳表で使用されるだけです。
科目残高には影響しません。
部門の設定
部門コードの設定、集計先の設定、印刷順の設定
を行います。
帳表作成
部門別帳表を作成します。
部門の設定
→
残高設定
→
帳表作成の順に、処理を行います。
部門別管理編 5-5
部
門
別
管
理
部門の設定
部門の設定は、部門メニューの「マスター登録」で行います。
「マスター登録」の各処理を説明します。
処
理
名
設
定
内
容
個別部門変更追加
個別部門を設定する。
合計部門変更追加
合計部門を設定する。
合計部門の集計指定
各合計部門に集計する部門を設定する。
部門別印刷順序指定
部門別管理の帳表で印刷する部門の順序を指定する。
(部門別 B4 試算表は除く)
個別部門変更追加、合計部門変更追加
部門メニューの「31.個別部門変更追加」「32.合計部門変更追加」について説明します。
■設定項目
項
目
設
定
内
容
コード
部門コードを 4 桁までの数字で入力する。先頭から 0 を入力した
場合は、空白として扱われる。
正式個別部門名
正式合計部門名
帳表に印刷する部門の名称を全角 15(半角 30)文字以内で入力
する。
表示部門名
入力画面や部門表示ウィンドウに表示される名称を入力する。
全角 5(半角 10)文字以内で設定する。
使用区分
部門を登録すると自動的に 1 が設定され、
「使用する」の設定に
なる。変更することはできない。
呼出コード
仕訳の入力や部門表示ウィンドウに部門名を表示させる呼出コード。
読み方などを半角 4 文字以内の英数字で設定する。
■注意事項
・自らのコードより大きいコードの合計部門を集計することはできません。
合計部門のコードを付ける際には、そのことを考慮してください。
・変更追加画面の部門の並び順がそのまま部門参照ウィンドウの並び順になります。
5-6
部門別管理編
操
作
1
部門メニューで、
「31. 個別部門変更追加」または「32. 合計部門変更追加」
を選択します。部門登録・変更画面になります。
(例)個別部門登録・変更画面
2
部門コード、正式個別部門名、表示部門名、呼出コードを入力します。設定済
みの部門を変更する場合は、部門を選択して、各項目を変更します。
< 1 登録順>
登録した順番に部門を表示する
< 2 コード順>
部門コード順に部門を表示する
< 3 アイウエオ順> 呼出コード順に部門を表示する
< 7 呼出>
部門コードを指定する
< 9 削除>
部門 を削除する。仕訳に部門が 入力されていない場
合だけ表示
< S >< 1 最初>
最初の部門へカーソルを移動する
< S >< 2 最後>
最後の部門へカーソルを移動する
< S >< 9 前頁>
前ページを表示する
< S >< 0 次頁>
次ページを表示する
<印刷>
部門マスター一覧表/合計部門マスター一覧表
メモ 登録できる部門数は、個別部門、合計部門、それぞれ 10 部門です。
3
部門の設定が終了したら、
[ESC]を押します。
部門メニューに戻ります。
部門別管理編 5-7
部
門
別
管
理
合計部門の集計指定
合計部門に集計する 部門を指定します。個別部 門および合計部門のどち らでも指定でき
ます。また、同じ部門を複数の合計部門に集計設定することも可能です。
ただし、集計する部門に合計部門を指定する場合は、集計先の合計部門の部門コードは集
計元より大きいコードでなければなりません。
操
作
1
部門メニューで、「33. 合計部門の集計指定」を選択します。合計部門の集計
指定画面になります。
集計先
2
集計指定する場所にカーソルを移動します。
< 7 呼出>
集計先部門コードを指定してカーソル移動する
< 9 前頁>
前ページを表示する
< 0 次頁>
次ページを表示する
< S >< 1 最初> 設定した最初の部門へカーソルを移動する
< S >< 2 最後> 設定した最後の部門へカーソルを移動する
3
集計部門の部門コード入力欄に、部門コードを入力して、
[Enter ]を押します。
< 1 合計>
合計部門を入力する
< 2 個別>
個別部門を入力する
< DEL >
集計から除外する
<印刷>
合計部門集計指定一覧表
4
入力した部門が集計元に追加挿入されます。
部門を変更する場合は、挿入後、削除をしてください。
5 「合計部門の集計指定」を終了するときは、[ESC]を押します。
5-8
部門別管理編
集計元
部門別印刷順序指定
部門別管理の帳表で印刷する部門の順序を指定します(部門元帳と部門別 B4試算表は除
く)。
全部で15パターンの印刷順を設定できます。
操
作
1
部門メニューで、
「34. 部門別印刷順序指定」を選択します。
部門印刷順序の設定画面になります。
部
門
別
管
理
2
部門印刷順序の番号を選択します。新規に部門印刷順序を設定する場合は、部
門印刷順序が登録されていない番号を入力します。
10(半角 20)文字以内で入力して、
[Enter]を押します。
3 「帳票名」を全角
「帳票名」は、部門印刷順序の名称になります。
4
部門コードを入力します。部門の印刷順は、
「No.」の順になります。次のキー
が使えます。
< INS >
部門を挿入する
< DEL >
部門を削除する
< 1 合計>
合計部門を入力する
< 2 個別>
個別部門を入力する
< 3 全コピー>
すべての個別部門をマスターの登録順でコピーする
< 5 空白部門>
空白部門を入力する。空白欄となる
< 7 帳票名>
設定中の内容を登録して、部門印刷順序を切り替える
< 9 前頁>
前ページを表示する
< 0 次頁>
次ページを表示する
< S >< 1 最初> 設定した最初の部門へカーソルを移動する
< S >< 2 最後> 設定した最後の部門へカーソルを移動する
<印刷>
部門別印刷順序一覧表
5
設定が終了したら、
[ESC]を押します。
部門別管理編 5-9
残高設定
部門別管理を始める期の期首残高を入力します。次年度からは、期末更新処理により自動
的に残高が繰り越されます。導入する年だけの作業です。
■部門別残高の種類
部門別残高設定では、次の残高を設定します。
科目
当期/翌期予算
各月発生高
当期期首
残高
前期期末
残高
前期各月
発生高
前期期首
残高
2 〜 4 期前
期末残高
部門別勘定科目
○
○ *1
○
○ *2
○ *1
○
*1 B/S科目についてだけ設定します。
*2 借方、貸方それぞれの発生高を設定します。
すべての残高を設定する必要はありません。前期との対比、2期前との対比をする場合は、
前期分の残高、2期前の残高を設定します。このように、対比する期の残高を必要に応じ
て設定します。また、前期末残または前期各月発生高を設定した場合は、当期期首残に残
高移行することができます。
■残高を設定する時期
残高は、仕訳入力後でも随時変更できます。ただし、帳表を作成する前までに正しい残高
を設定してください。
■整合性のチェック
ここで設定した部門別残高と全社の残高とは、連動していません。部門別残高の合計と全
社の勘定科目残高が一致していることを確認してください。
5-10 部門別管理編
各残高のつながり
4期前:期末残
3期前:期末残
2期前:期末残
前期:期首残+各月発生高→期末残
当期期首残
・「前期末→当期期首残」
・手入力
■前期の期首残高、各月発生高、期末残高の整合性
・前期期首残 高の入力については、各月 発生高の入力画面と、各 期の残高入力画面の
2カ所から 入力できます。どちらから 入力しても、最後に入力 した値が最新の値と
して保存されます。
・前期各月発 生高を入力した場合 は、その期の期末残高 は、自動計算されます。手入
力で期末残高だけを修正することはできません。
・前期各月発生 高を入力しないで期末 残高を入力した場合 は、前期の期末月の発生高
に期末残高が自動転記されます。
■前期末→当期期首残
B/S科目についても部門管理する場合(会社情報「部門別計算」で設定)は、
「前期末→当
期期首残」を実行すると、次のように当期期首残高が自動計算されます。
・B/S 科目の当期期首残高が、次のように計算されます。
前期期首残+前期各月発生高
・前期繰越未処分利益の当期期首残高が、次のように計算されます。
前期純利益(前期 P/L 勘定の差額)+前期繰越利益
・すでに当期期 首残高が入力されてい る科目については、計算 結果の値で上書きされ
ます。
「前期末→当期期首残」を実行する場合は、次のように操作します。
①前期期首残高、前期各月発生高または前期期末残高を設定する。
②「前期末→当期期首残」を実行する。
③必要に応じて、手入力で、当期期首残を設定・変更する。
部門別管理編 5-11
部
門
別
管
理
部門別期末残高・部門別期首残高を設定する
部門別期末残高については、部門別の貸借対照表・損益計算書を元に設定します。部門別
期首残高については、貸借対照表を元に設定します。操作方法は、部門を指定すること以
外は全社の場合と同様です。
操
作
1
部門メニューで、「51. 部門別科目別残設定」を選択します。
部門別残高設定画面になります。
2
残高を設定する部門の部門コードを指定します。
勘定科目が表示されます。以降は、全社の場合と同様です。
3
各勘定科目の残高を設定します。
< 1 資産先頭>
最初の資産科目にカーソルを移動する
< 2 負債先頭>
最初の負債科目にカーソルを移動する
< 3 損益先頭>
最初の損益科目にカーソルを移動する
< 4 原価先頭>
最初の原価科目にカーソルを移動する
< 6 部門>
部門を切り替える
< 7 呼出>
指定した科目コードにカーソル移動する
< 9 前期>
前期期首残高を設定する
< 0 当期>
当期期首残高を設定する
< S >< 1 最初>
最初の勘定科目にカーソルを移動する
< S >< 2 最後>
最後の勘定科目にカーソルを移動する
< S >< 6 前期末>
前期期末残高を設定する
< S >< 7 2期前末> 2 期前期末残高を設定する
< S >< 8 3期前末> 3 期前期末残高を設定する
< S >< 9 4期前末> 4 期前期末残高を設定する
<印刷>
表示中の残高一覧表
5-12 部門別管理編
部門別前期各月発生高を設定する
各月発生高については、試算表を元に設定します。操作方法は、部門を指定すること以外
は全社の場合と同様です。
操
作
1
部門メニューで、
「52. 部門別科目別前期発生高」を選択します。部門別科目
別前期発生高設定画面になります。
部
門
別
管
理
2
残高を設定する部門の部門コードを指定します。
< 7 次部門>
部門を次の部門に切り替える
< 8 前部門>
部門を前の部門に切り替える
3
残高を設定する勘定科目の科目コードを指定します。
< 9 次科目>
勘定科目を次の科目に切り替える
< 0 前科目>
勘定科目を前の科目に切り替える
4
前年度の期首残高を入力して、
[Enter]を押します。
5
前年度の月度ごとの発生高を入力して、
[Enter]を押します。
<印刷>
前期発生高設定チェックリスト
6
設定が終了したら、
[ESC]を押します。
勘定科目名欄にカーソルが移動します。
7
引き続き、他の勘定科目の残高を設定できます。
8
部門を切り替える場合は、
[ESC]でカーソルを部門名欄に移動させて、部門
コードを入力します。
部門別管理編 5-13
部門別前期期末残高を部門別当期期首残高へ移行する
会社情報の「部門別計算」で「1.B/S,P/L」を選択している場合は、B/S科目の前期期末残
高を当期の期首残高へ移行できます。前期期末残高または前期各月発生高を設定後、この
処理を利用すると、当期期首残高を手入力する必要がなくなります。
この処理では、期首残高が次のように計算されます。
・当期期首残高=前期期末残高=前期期首残高+前期発生残高
・前期繰越未処分利益=前期純利益(前期 P/L 勘定の差額)+前期繰越利益
操
作
1
部門メニューで、「53. 前期末→当期期首残」を選択します。次の画面になり
ます。
2
< 0 実行>を押します。
残高の移行処理が行われます。処理が終わると、メニューに戻ります。
5-14 部門別管理編
部門別予算高設定
部門別に当期と翌期の予算を設定して、部門別に予算管理を行うことができます。
操
作
1
部門メニューで、
「54. 部門別科目別予算設定」を選択します。
部門別科目別予算設定の画面になります。
部
門
別
管
理
2
予算を設定する部門の部門コードを指定します。
< 7 次部門>
部門を次の部門に切り替える
< 8 前部門>
部門を前の部門に切り替える
3
予算を設定する勘定科目の科目コードを指定します。
< 9 次科目>
勘定科目を次の科目に切り替える
< 0 前科目>
勘定科目を前の科目に切り替える
4
月度ごとの予算をそれぞれ入力して、
[Enter]を押します。
< 1 当期>
当期の予算を設定する(カーソル移動)
< 2 翌期>
翌期の予算を設定する(カーソル移動)
< 3 以下同上>
前行の金額をコピーする
<印刷>
予算高設定チェックリスト
5
設定が終了したら、
[ESC]を押します。
勘定科目名欄にカーソルが移動します。
6
引き続き、他の勘定科目の予算を設定できます。
7
部門を切り替える場合は、
[ESC]でカーソルを部門名欄に移動させて、部門
コードを入力します。
部門別管理編 5-15
部門別帳表
部門別管理用の帳表として、次の帳表があります。
種
類
概
要
部門元帳*
部門別、科目別の元帳が印刷される。
部門別補助元帳*
部門別、補助科目別の元帳が印刷される。
部門別 L 型 B4 試算表*
指定部門の貸借対照表、損益計算書、原価報告書が
1 枚ずつ印刷される。合計行の見出しが L 型になって
いる。科目対比表を印刷することができる。
部門別 L 型 B4 総括表
部門印刷順に従って、部門が横展開して、貸借対照
表、損益計算書、原価報告書の形式で印刷される。
合計行の見出しが L 型になっている。
部門別 L 型 B4 推移表*
部門印刷順に従って、部門別に貸借対照表、損益計
算書、原価報告書が各月推移表の形式で印刷される。
合計行の見出しが L 型になっている。
部門別全科目試算表*
部門印刷順に従って、前期残高、当月残高、当期借
方/貸方 発生高がある科目がすべて印刷される。
部門別全科目総括表
部門印刷順に従って、部門が横展開して、前期残高、
当月残高、当期借方/貸方発生高がある科目が印刷
される。貸借対照表、損益計算書、原価報告書の印
刷要/不要を指定できる。
部門別全科目推移表*
部門印刷順に従って、部門別に前期残高、当月残高、
当期借方/貸方発生高があるすべての科目について、
各月推移表が印刷される。
部門別 B4 試算表*
指定部門の貸借対照表、損益計算書、原価報告書が
1 枚ずつ印刷される。
部門別 B4 総括表
部門印刷順に従って、部門が横展開して、貸借対照
表、損益計算書、原価報告書の形式で印刷される。
部門別 B4 推移表*
部門印刷順に従って、部門別に貸借対照表、損益計
算書、原価報告書が各月推移表の形式で印刷される。
貸借推移表、損益推移表、原価推移表の印刷要/不
要を指定できる。
部門別補助・摘要展開表
部門印刷順に従って、部門が横展開して、補助科目
または摘要科目明細帳表が印刷される。
部門なし仕訳チェックリスト
部門未入力の仕訳チェックリストが印刷される。
* 元帳、試算表、推移表については、基本的には全社の場合と同様です。3. 会計処
理編「元帳、試算表等作成」をご覧ください。ただし、一部の機能は部門別帳表
にありません。また、部門別帳表特有な印刷時の指定については、次ページの説
明をご覧ください。
メモ 部門別試 算表・総括表・推移表は、テキ ストファイルに出力 することがで
きます。8. ツール編「テキストファイル作成」をご覧ください。
5-16 部門別管理編
月別と累計の違い
印刷時の指定において、印刷金額を指定月度内の発生高として印刷するか、指定月度まで
の累計高として印刷するか選択できます。
共通費の自動配賦計算をしている場合に「累計」を指定したときには、各月の累計残高は、
次のように計算されます。
まず、期首月から指定月まで月ごとに月次で配賦額が計算されます。次に、月次の配賦額
が積算され、指定月の累計配賦額が求められます。ただし、配賦区分の指定が売上比率(月
別)と売上比率(累計)とでは、計算方法が異なります。
・売上比率(月別)・・・ 他の配賦 区分と同様に、月々の配賦額が積算されて、指定月
の累計配賦額が求められる。
・売上比率(累計)・・・ まず、期首月から指定月までの発生残高が累計される。
次に、その計 算結果に指定月の配賦率を乗じて、累計配賦額
が求められる。
財務応援Superで配賦設定を行った場合に、有効な機能です。
共通費の自動配賦額の印刷
共通費の自動配賦を行っている場合は、自動配賦額の印刷について次の3つから選択でき
ます。ただし、当期と前期の実績に対してだけ自動配賦ができます。3〜5期比較および予
算比較帳表では、配賦額は残高に加算されません。
・配賦前
・・・共通費の自動配賦額を加算しない金額を印刷する
・配賦後
・・・共通費の自動配賦額を加算した金額を印刷する
・配賦のみ ・・・共通費の自動配賦額だけを印刷する
財務応援Superで配賦設定を行った場合に、有効な機能です。
部門別管理編 5-17
部
門
別
管
理
部門の指定に関して
部門別帳表では、部門に関して、印刷時に次の指定ができます。
・部門印刷順
: 部門元帳、B4 試算表以外の全帳表で最初に指定
・印刷部門
: 部門元帳以外の全帳表で指定
・印刷部門+科目コード: 部門元帳で指定
◆印刷部門+科目の指定
「印刷部門の指定」で「2. 有り」を選択すると、元帳印刷科目指定画面が表示
されます。印刷する部門と科目を指定できます。
◆印刷部門の指定
「印刷部門の指定」で「2. 有り」を選択すると、印刷部門の指定画面が表示さ
れます。印刷する部門を指定できます。
5-18 部門別管理編
< 1 個別>
個別部門を指定
< 2 合計>
合計部門を指定
部門別総括表
部門別L型B4総括表、部門別全科目総括表、部門別B4総括表を印刷できます。
部門別L型B4総括表
部門が横展開して、貸借対照表、損益計算書、原価部門別
部門別B4総括表
報告書の形式で印刷されます。
1枚に5部門まで印刷できま
す。
6部門以上あるときは、部門数に応じた枚数分が印刷さ
れます。
部門別全科目印刷総括表
部門が横展開して、前期残高、当月残高、当期借方/貸方
発生高がある科目がすべて印刷されます。
部
門
別
管
理
■比較総括表
部門別総括表では、通常総括表のほかに、前期比較総括表、予算比較総括表を印刷できます。
また、各総括表では、資産、負債、純売上高についての部門比や売上比などを科目ごとに
確認できます。
部門別管理編 5-19
■印刷手順
総括表の印刷手順を説明します。部門別L型B4総括表を例に説明します。
操
作
1
部門メニューで、「14. 部門別 L 型 B4 総括表」を選択します。
次の画面になります。
2
指定項目を選択して、各項目を指定します。
メモ「共通費自動配賦」は、財務応援 Super で共通費の配賦をしている場合
に選択した内容が反映されます。
◆比率印刷の指定と 1 ページあたりの部門数
項目区分が「1. 通常」のときは、部門比および構成比の印刷の有無を指定でき
ます。
「2. 不要」を選択すると、比率が印刷されない分、1 ページに 10 部門までが印
刷されます。「1. 要」の場合は、1 ページに 5 部門までが印刷されます。
◆印刷部門の指定
「印刷部門の指定」で「2. 有」を選択すると、印刷部門の指定画面が表示され
ます。印刷する部門を指定できます。
3
< 0 実行>を押します。
プレビュー画面になります。
印刷を実行します。
操作について詳しくは、1. 導入編「基本操作」をご覧ください。
メモ 金額が出力可 能桁数をオーバ ーする場合は、メッ セージが表示され ま
す。金額単位を変更してから印刷してください。
5-20 部門別管理編
◆科目コード印刷
部門別全科目総括表、部門別全科目推移表では、科目名の前に科目コードを印刷すること
ができます。不要な場合は、「2.不要」を選択します。
部
門
別
管
理
部門別管理編 5-21
部門別補助・摘要展開表
各部門を横展開して、補助科目または摘要科目明細帳表を印刷できます。1枚に5部門まで
印刷できます。6部門以上あるときは、部門数に応じた枚数分が印刷されます。
印刷する部門と科目については、すべて印刷するか、指定して印刷するか選択することが
できます。
■印刷手順
部門別補助・摘要展開表は、次の手順で印刷します。
操
作
1
部門メニューで、「22. 部門別補助・摘要展開表」を選択します。次の画面に
なります。
2
指定項目を選択して、各項目を指定します。
◆印刷部門の指定
「印刷部門の指定」で「2. 有」を選択すると、印刷部門の指定画面が表示され
ます。[ESC]で前の画面に戻ります。
◆印刷科目の指定
「印刷科目の指定」で「2. 有」を選択すると、印刷科目の指定画面が表示され
ます。[ESC]で前の画面に戻ります。
3
5-22 部門別管理編
< 0 実行>を押します。
プレビュー画面になります。
印刷を実行します。
操作について詳しくは、1. 導入編「基本操作」をご覧ください。
部門なし仕訳チェックリスト
部門未入力の仕訳チェックリストが印刷されます。
■印刷順序
部門なし仕訳チェックリストの印刷順序を説明します。
操
作
1
部門メニューで、
「40. 部門なしチェックリスト」を選択します。
次の画面になります。
部
門
別
管
理
2
各項目を指定します。
3
< 0 実行>を押します。
プレビュー画面になります。
印刷を実行します。
操作について詳しくは、1. 導入編「基本操作」をご覧ください。
部門別管理編 5-23
5-24 部門別管理編
6.予算管理編
6
予
算
管
理
編
6-1
予算管理
システムでは、当期予算または来期予算を設定することができます。
実績と予算を比較して、予算の編成、実施、評価といった予算管理を行うことができます。
予算を設定する
設定できる予算は、次のとおりです。それぞれ、当期予算と翌期予算を月度ごとに設定し
ます。設定した予算は、チェックリストを印刷して、確認できます。
種
類
概
勘定科目の予算高設定
勘定科目別に当期/翌期の各月度予算を設定する。
補助科目の予算高設定
補助科目別に当期/翌期の各月度予算を設定する。
摘要科目の予算高設定
摘要科目別に当期/翌期の各月度予算を設定する。
部門別科目別予算高設定
部門ごとに勘定科目別の各月度予算を設定する。
当期/翌期それぞれ設定できる。
予算の設定は、次のメニューで行います。
6-2
要
予算管理編
■設定メニュー(ツールバーの<設定>)から
予算設定
■部門別に設定する場合:部門メニュー(ツールバーの<部門>)から
部門科目の予算設定
予
算
管
理
予算管理編 6-3
予算管理帳表の種類と概要
次の帳表では、予算と実績を比較して印刷ができます。
帳
6-4
表
概
要
L 型 B4 試算表
B4 試算表
予算と実績を比較した貸借対照表、損益計算書、原価報
告書を 1 枚ずつ印刷する。実績と予算の差額や予算比な
ど、科目ごとに予算と実績の比較ができる。
全科目印刷試算表
当期・前期に発生のあるすべての科目残高と予算を比較
した試算表を印刷する。実績と予算の差額や予算比など、
科目ごとに予算と実績の比較ができる。
残高一覧表
指定月度におけるの実績と当期同月度予算の比較残高一
覧表を印刷する。
部門別 L 型 B4 試算表
部門別 B4 試算表
部門ごとに予算と実績を比較した B4 試算表を印刷する。
部門別全科目試算表
当期・前期の発生のあるすべての科目について、部門ご
とに予算と実績を比較した試算表を印刷する。
部門別 L 型 B4 総括表
部門別 B4 総括表
部門別に予算と実績を比較した B4 総括表を印刷する。
部門別全科目総括表
当期・前期に発生のあるすべての科目について、部門ご
とに予算と実績を比較した総括表を印刷する。
主要損益科目図表
純売上高、営業利益、経常利益など、損益計算書の主要
科目について、予算と当期を比較してグラフ表示・印刷
する。
指定科目月別推移図表
指定した科目の月別残高の推移を予算と当期を比較して
グラフ表示・印刷する。
勘定科目別予算高設定
チェックリスト
設定した勘定科目ごとの予算を一覧表にして印刷する。
補助科目別予算高設定
チェックリスト
設定した補助科目別の予算を一覧表にして印刷する。
摘要科目別予算高設定
チェックリスト
設定した摘要科目別の予算を一覧表にして印刷する。
部門別科目別予算高設定
チェックリスト
指定した部門ごとの予算を一覧表にして印刷する。
予算管理編
A
A4 帳表 .......................................................... 3-244
会社選択.......................................................... 1-60
会社データ作成................................................ 2-2
概略資金繰実績表............................. 3-204, 3-219
月度.................................................................. 1-26
E
Excel 用データの作成 .................................. 3-140
科目コード体系................................................ 2-3
科目参照ウィンドウ........ 3-33, 3-65, 3-84, 3-130
科目残高確認表............................................ 3-246
科目説明................................................. 3-32, 3-83
科目別補助科目展開表................................ 3-199
K
KX 準拠 ............................................................. 2-3
科目割付........................................................ 3-293
カラー表示・印刷.......................................... 1-37
カレンダー................................. 3-38, 3-91, 3-136
環境設定................................................. 1-34, 1-43
O
勘定科目の変更.............................................. 2-12
OCR 用紙....................................................... 3-315
き
あ
期日管理........................................................ 3-222
期首年月日...................................................... 1-25
アイウエオ順の順序 ...................................... 1-47
青色申告決算書 ............................................ 3-290
業種.................................................................... 2-2
金額の入力...................................................... 1-73
青色申告決算書の印刷 ................................ 3-313
青色申告書
一般用 .................................................... 3-298
け
農業用 .................................................... 3-308
不動産用 ................................................ 3-305
経営分析表.................................................... 3-250
経費一覧表.................................................... 3-244
い
色の設定 .......................................................... 1-90
印字位置の設定 .............................................. 1-89
決算時の処理................................................ 3-264
決算書............................................................ 3-268
決算書会社情報............................................ 3-270
決算整理仕訳................................................ 3-266
印刷メニュー .................................................. 1-87
こ
う
売掛金・買掛金集計表 .................... 3-158, 3-197
合計部門変更追加............................................ 5-6
合計表............................................................ 3-145
合計部門............................................................ 5-8
更新処理........................................................ 3-334
か
会社情報 ............................................................ 2-3
個人.................................................................. 1-31
個別部門変更追加............................................ 5-6
索引 -1
個別元帳........................................................ 3-141
処理能力 ........................................................... 1-8
仕訳検索 ..................................... 3-26, 3-69, 3-117
さ
仕訳件数 ..................................... 3-34, 3-85, 3-131
財務データ格納フォルダ.............................. 1-43
仕訳辞書分類 ................................................. 2-34
差額の調整...................................................... 4-47
仕訳データチェックリスト ....................... 3-160
参照ウィンドウ.............................................. 1-75
仕訳日記帳 ................................................... 3-176
参照ウィンドウの表示............. 3-37, 3-90, 3-135
仕訳入力 ......................................................... 3-40
残高一覧表............................. 3-154, 3-163, 3-195
仕訳入力単位 ...................................... 3-87, 3-133
残高設定.......................................................... 2-48
仕訳入力(伝票形式)..................................... 3-2
残高補正処理................................................ 3-339
仕訳の印刷 ................................. 3-17, 3-60, 3-108
仕訳辞書 ......................................................... 2-30
仕訳の訂正・取消 ..................... 3-15, 3-52, 3-105
し
す
事業者の申告区分............................................ 4-5
資金繰管理.................................................... 3-204
推移表 ........................................................... 3-189
資金繰区分.................................................... 3-206
資金繰実績チェックリスト........................ 3-208
せ
資金残高入力シート......................... 3-204, 3-214
資金日計表.................................................... 3-152
精算表 ........................................................... 3-265
試算表................................................. 3-146, 3-184
税務代理権限証書・添付書面 ..................... 3-279
辞書登録..................................... 3-27, 3-77, 3-125
前期期末残高を当期期首残高へ移行 ......... 2-56
辞書呼出..................................... 3-26, 3-66, 3-114
専用連続用紙 ................................................. 1-47
システム管理情報.......................................... 1-46
指定科目期日一覧表.................................... 3-232
指定科目月別推移図表................................ 3-257
指定科目5期比較図表................................ 3-259
そ
損益分岐点図表 ........................................... 3-261
集計指定............................................................ 5-8
受信データ格納フォルダ.............................. 1-43
出金伝票発行................................................ 3-173
主要損益科目図表........................................ 3-255
消費税................................................................ 4-2
消費税区分...................................................... 4-12
消費税区分等の確認...................................... 4-34
た
タイムスタンプ ............................................. 1-92
棚卸科目情報の設定 ..................................... 2-44
棚卸計算 ......................................................... 1-29
短期資金繰入力シート .................... 3-204, 3-216
消費税計算書......................................... 4-42, 4-40
消費税情報...................................................... 4-18
消費税仕訳自動作成...................................... 3-31
証憑綴り........................................................ 3-181
諸口残高.......................................................... 3-58
索引 -2
ち
チェックリスト ........................................... 3-138
帳表の縮小・拡大 ......................................... 1-88
帳簿 .................................................................. 2-36
帳簿印刷 ........................................................ 3-179
は
バックアップ.................................................. 1-39
つ
通常期末更新 ................................................ 3-337
ツールボタン .................................................. 1-11
ひ
日付の入力...................................................... 1-74
日別資金繰入力シート..................... 3-204, 3-211
て
手形台帳 ..................................... 3-35, 3-86, 3-227
ふ
手形台帳画面入力 .......................................... 3-94
ファイル保存.................................................. 1-84
手形満期日一覧表 ........................................ 3-229
複合から単一仕訳の展開方法...................... 1-46
摘要語句 .......................................................... 2-24
複合仕訳の入力.............................................. 3-57
摘要参照ウィンドウ ................. 3-21, 3-64, 3-112
複合伝票の展開方法...................................... 3-55
摘要登録 ..................................... 3-24, 3-67, 3-115
部門の設定........................................................ 5-6
摘要分類 .......................................................... 2-28
部門別印刷順序指定........................................ 5-9
摘要別残高管理 ............................................ 3-235
部門別管理........................................................ 5-2
摘要窓選択モード .......................................... 1-46
部門別残高設定.............................................. 5-10
電卓 ............................................. 3-39, 3-92, 3-137
部門別帳表...................................................... 5-16
伝票一覧 .......................................................... 3-23
振替伝票発行................................................ 3-171
伝票辞書 .......................................................... 2-40
プリンタ.......................................................... 1-36
伝票発行 .......................................................... 3-35
プリンタの選択.............................................. 1-38
伝票呼出 ................................................ 3-22, 3-66
プレビュー画面.............................................. 1-83
分析グラフ.................................................... 3-254
と
動作環境 .......................................................... 1-34
ほ
補助科目.......................................................... 2-18
に
日計表 ............................................................ 3-151
ま
入金伝票発行 ................................................ 3-173
マスター変更.................................................. 2-10
入力のしかた .................................................. 1-73
マスター保守............................. 3-30, 3-82, 3-128
ね
め
年間日別展開表 ............................................ 3-193
明細資金繰実績表................. 3-204, 3-207, 3-209
メニュー一覧.................................................. 1-10
索引 -3
メモ.................................................................. 1-77
も
モデム設定...................................................... 1-44
元帳................................................................ 3-167
元帳等の相手科目.......................................... 1-46
元帳・試算表等作成.................................... 3-164
よ
要約試算表.................................................... 3-149
要約比較帳表................................................ 3-248
預金・借入金管理........................................ 3-239
預金・借入金対比表.................................... 3-239
翌期期首残高................................................ 3-338
予算管理............................................................ 6-2
予算設定.......................................................... 2-57
呼出コード...................................................... 1-76
呼出コードの種類............................................ 2-3
り
利益処分.......................................................... 1-28
索引 -4